JP7444240B2 - 画像処理システム、撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理システム、撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

この開示は、画像処理システム、撮像システム、画像処理方法および非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
眼に含まれる虹彩を用いる生体認証(虹彩認証)が知られている。この生体認証では、対象者の撮像画像に含まれる対象者の虹彩を表す画像領域の特徴量が抽出され、抽出された特徴量がデータベースに登録される。たとえば特許文献1では、カメラを用いて異なる照明条件で撮像した複数の虹彩画像から、相対的に認証性能が高い特徴量を選択して登録する虹彩認証システムが開示されている。
国際公開第2005/109344号
この開示は、上述の技術を改善するためのものである。
この開示の第1の態様に係る画像処理システムは、検出部と、特定部と、特徴抽出部とを備える。前記検出部は、対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する。前記特定部は、検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する。前記特徴抽出部は、特定された前記眼領域の特徴量を抽出する。前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出される。前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される。
この開示の第2の態様に係る撮像システムは、撮像装置と画像処理装置とを備える。前記撮像装置は、対象者を撮像し、第1画像を生成する。前記画像処理装置は、前記第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出部と、検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定部と、特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出部と、を有する。前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出される。前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される。
この開示の第3の態様に係る画像処理方法は、検出ステップと、特定ステップと、特徴抽出ステップとを備える。前記検出ステップは、対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する。前記特定ステップは、検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する。前記特徴抽出ステップは、特定された前記眼領域の特徴量を抽出する。前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出される。前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される。
この開示の第4の態様に係る非一時的なコンピュータ可読媒体は、検出ステップと、特定ステップと、特徴抽出ステップとを備える画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムが格納されている。前記検出ステップは、対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する。前記特定ステップは、検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する。前記特徴抽出ステップは、特定された前記眼領域の特徴量を抽出する。前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出される。前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される。
実施形態1にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 実施形態1にかかる画像処理システムの処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる撮像システムの概略構成図である。 実施形態2にかかる撮像システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる撮像システムの処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる画像処理装置の登録処理を示すフローチャートである。 実施形態3にかかる画像処理装置の登録処理における表示の一例を説明するための図である。 実施形態3にかかる画像処理装置の登録処理における表示の一例を説明するための図である。 実施形態4にかかる撮像システムの構成を示すブロック図である。 実施形態4にかかる画像処理装置の第2評価値算出処理を示すフローチャートである。 実施形態4にかかる画像処理装置の第2評価値算出処理を説明するための図である。 実施形態5にかかる撮像システムの概略構成図である。 実施形態5にかかる撮像システムの構成を示すブロック図である。 実施形態5にかかる画像処理装置の第2評価値算出処理を示すフローチャートである。 実施形態5にかかる画像処理装置の第2評価値算出処理を説明するための図である。 実施形態5にかかる光源アレイの光の照射パターンに対する反射パターンを説明するための図である。 実施形態5にかかる光源アレイの光の照射パターンに対する反射パターンを説明するための図である。 実施形態6にかかる撮像システムの概略構成図である。 実施形態6にかかる撮像システムの構成を示すブロック図である。 実施形態6にかかる撮像システムの処理を示すフローチャートである。 実施形態1~6にかかるコンピュータの構成図である。
以下、実施形態を通じてこの開示を説明するが、請求の範囲にかかる開示を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施形態1>
まず図1~2を用いて、この開示の実施形態1について説明する。図1は、実施形態1にかかる画像処理システム10の構成を示すブロック図である。画像処理システム10は、検出部102と、特定部104と、特徴抽出部107とを備える。
検出部102は、対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、候補領域を検出する。ここで第1評価値は、眼であることの確からしさを示し、第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出される。また候補領域は、対象者の眼を表すと推定される画像領域である。
特定部104は、検出された候補領域から、第2評価値に基づいて、眼を表す画像領域である眼領域を特定する。ここで第2評価値は、眼であることの確からしさを示し、検出された候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される。また眼領域は、眼を表す画像領域である。
特徴抽出部107は、特定された眼領域の特徴量を抽出する。
次に図2を用いて、画像処理システム10の画像処理方法について説明する。図2は、実施形態1にかかる画像処理システム10の処理を示すフローチャートである。
次にステップS10において、検出部102は、第1評価値に基づいて、対象者が撮像された第1画像から候補領域を検出する。
次にステップS12において、特定部104は、第2評価値に基づいて、検出された候補領域から眼領域を特定する。
そしてステップS14において、特徴抽出部107は、特定された眼領域の特徴量を抽出する。
ここで上述の特許文献1に記載の方法では、データベースに登録される特徴量の認証性能は、複数の撮像画像から抽出された特徴量の間で相対的に優れていると判定されたものである。しかし対象者とカメラとの距離が長い、カメラの撮像視野が広い、または対象者が移動するなどの条件下で撮影した場合、得られる撮像画像は眼以外の部位を多く含む場合がある。このような場合に上述の特許文献1に記載の方法では、登録される特徴量の認証性能が低下する可能性がある。
しかし本実施形態1の構成によれば、画像処理システム10は、眼であることの確からしさを示す2段階の異なる評価値に基づいて、眼領域を特定する。したがって撮像された第1画像に眼以外の部分を表す画像領域が含まれている場合であっても、誤った特徴量を抽出し、登録することを回避することができる。これにより登録された特徴量を用いて認証処理を行う場合の認証性能を向上させることができる。
<実施形態2>
次に、図3~6を用いて、この開示の実施形態2について説明する。図3は、実施形態2にかかる撮像システム2の概略構成図である。撮像システム2は、生体認証を行うコンピュータシステムであり、対象者Pの眼を含む注視領域を撮像し、撮像された画像に含まれる生体認証情報である特徴量を抽出し、抽出した特徴量を登録する。ここで生体認証は、本実施形態2では虹彩認証である。撮像システム2は、撮像装置20と、画像処理システム(以下、画像処理装置と呼ぶ)12と、データベース30とを備える。
撮像装置20は、対象者Pを撮像し、撮像画像である第1画像I1を生成するコンピュータ等である。撮像装置20は、撮像器200と、制御部206とを有する。
撮像器200は、対象者Pの眼、特に虹彩を撮像し、第1画像I1を生成するためのカメラである。撮像器200は、CCD(電荷結合素子)およびCMOS(相補型金属酸化膜半導体)素子等の撮像素子を有する。撮像器200の撮像面は、対象者Pの光学像を電気信号に変換する不図示の光電変換部が二次元的に配列された画素アレイを含む。本実施形態2で撮像器200は、産業用カメラなどで普及品となりつつある、12M画素(水平4000画素、垂直3000画素)かつ60fpsの汎用カメラで構成されてよい。
撮像器200は、キャプチャボリューム内に位置する対象者Pの眼を含む注視領域を好適に撮像可能なように設置されている。
制御部206は、撮像器200に接続され、撮像器200の撮像動作の制御を行う。また制御部206は、撮像器200から第1画像I1を取得し、第1画像I1を画像処理装置12に供給する。
画像処理装置12は、第1画像I1から対象者Pの眼、特に虹彩にかかる特徴量を抽出するコンピュータ等である。画像処理装置12は、抽出した特徴量をデータベース30に登録する。
ここで本図に示すように、撮像器200により生成された第1画像I1は、対象者Pの眼を含む身体の少なくとも一部が撮像される。たとえば対象者Pと撮像器200との距離が長い、撮像器200の視野が広い、または対象者Pが移動するなどの条件下で撮影した場合、第1画像I1は、眼に加えてまたは代えて、眼以外の部位を表す画像領域を含む場合がある。一例として髪を表す画像領域は、眼の黒目部分と類似する画素値を有する。また鼻の穴を表す画素領域においては、黒目部分と類似する画素値の画素が黒目部分と類似する略円形状を形成している。したがって、画像処理装置12が第1画像I1から眼領域を検出する場合、これらの部位を表す画像領域も眼を表すと推定され、誤検出される場合がある。
本実施形態2では画像処理装置12は、第1画像I1から対象者Pの眼を表すと推定される画像領域である候補領域が検出された場合に、候補領域から対象者Pの眼を表す画像領域である眼領域を特定する。以下では、画像処理装置12が第1画像I1から複数の候補領域(本図に示すC1~C5)を検出した場合について説明するが、画像処理装置12が第1画像I1から1つの候補領域を検出した場合も同様である。
なおデータベース30は、画像処理装置12に接続され、生体認証に用いられる対象者Pの眼、特に虹彩にかかる特徴量を記憶する記憶媒体である。
図4は、実施形態2にかかる撮像システム2の構成を示すブロック図である。上述の通り、撮像システム2は、画像処理装置12と、撮像装置20と、データベース30とを備える。撮像装置20およびデータベース30については説明を省略する。
画像処理装置12は、第1画像取得部120と、検出部122と、特定部124と、特徴抽出部127と、登録処理部128とを有する。
第1画像取得部120は、撮像装置20の制御部206から第1画像I1を取得する。第1画像I1は対象者Pの身体の少なくとも一部が撮像された撮像画像である。第1画像取得部120は、取得した第1画像I1を検出部122に供給する。
検出部122は、評価対象の画像領域である第1評価対象領域の各々に対して、眼であることの確からしさを示す第1評価値を算出する。第1評価対象領域は、第1画像I1に基づいて設定される画像領域である。ここで本実施形態2では第1評価対象領域は、第1画像I1内に設定される画像領域である。しかしこれに代えて、第1評価対象領域は、所定の画素数になるように第1画像I1を変換して生成された画像内に設定される画像領域であってもよい。
ここで検出部122は第1評価対象領域の各々に対して、当該領域に含まれる画素の画素値の分布に基づいて第1評価値を算出する。画素値は、輝度値または明度等を含む。そして検出部122は、第1評価値に基づいて、第1画像I1から複数の候補領域を検出する。検出部122は、検出された複数の候補領域にかかる情報を特定部124に供給する。
特定部124は、検出された複数の候補領域の各々を新たな評価対象とし、評価対象の画像領域である第2評価対象領域の各々に対して、眼であることの確からしさを示す第2評価値を算出する。第2評価対象領域は、検出された候補領域に基づいて設定される画像領域である。第2評価対象領域は、各候補領域であってもよく、第1画像I1に含まれる各候補領域に応じた画像領域である抽出領域であってもよい。また第2評価対象領域は、各候補領域または各抽出領域を所定の画素数になるように変換して生成された画像内に設定される画像領域であってもよい。
ここで特定部124は、第2評価対象領域の各々に対して、当該領域に含まれる画素の画素値の分布に基づいて第2評価値を算出する。したがって第1評価値は、第1画像I1に基づいて設定される画像領域に対して算出される評価値であるのに対して、第2評価値は、検出された候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される評価値である点で相違する。
そして特定部124は、このような第2評価値に基づいて1または複数の候補領域から眼領域を特定する。特定部124は、特定された眼領域にかかる情報を特徴抽出部127に供給する。
特徴抽出部127は、特定された眼領域の特徴量を所定の方法で抽出する。
登録処理部128は、データベース30に接続され、眼領域の特徴量にかかる情報をデータベース30に登録する処理を行う。
図5は、実施形態2にかかる撮像システム2の処理を示すフローチャートである。
まずステップS20において、撮像システム2の撮像装置20の制御部206は、撮像器200を制御し、撮像器200に対象者Pの眼を含む身体の少なくとも一部を撮像する動作を実行させる。撮像器200は撮像画像である第1画像I1を生成し、第1画像I1を制御部206に供給する。そして制御部206は、第1画像I1を画像処理装置12に送信する。
次にステップS22において、画像処理装置12は、第1画像I1に基づいて後述する特徴量の登録処理を実行し、特徴量をデータベース30に登録する。
次にステップS24において、撮像装置20の制御部206は、次の対象者Pがいるか否か、あるいは再登録を行うか否かを判定する。制御部206は、次の対象者Pがいる、または再登録を行うと判断した場合(ステップS24:YES)、処理をステップS20に戻し、そうでない場合(ステップS24でNO)、処理を終了する。
次に図5に示すステップS22にかかる画像処理装置12の登録処理について、図6を用いて説明する。図6は、実施形態2にかかる画像処理装置12の登録処理を示すフローチャートである。
まずステップS30において、画像処理装置12の第1画像取得部120は、撮像装置20の制御部206から第1画像I1を取得する。第1画像取得部120は、第1画像I1を検出部122に供給する。
次にステップS31において、検出部122は、第1画像I1に基づいて複数の第1評価対象領域を設定し、各第1評価対象領域に対して第1評価値を算出する。第1評価値の算出処理は、物体検出における任意の手法を用いて行われてよい。以下に手法の一例を示す。
(第1評価値算出手法1)
たとえば検出部122は、第1画像I1に対して二値化処理等を行い、第1画像I1に含まれる画素を、画素値が所定閾値以上である画素と、それ以外の画素に分類する。そして検出部122は、各第1評価対象領域について、所定閾値以上の画素値を有する画素に対して細線化処理およびハフ変換等を行い、所定閾値以上の画素値を有する画素が形成する形状と所定の略円形形状との間の一致度を算出する。所定の略円形形状は、人物の黒目、特に瞳孔の形状に従って定められてよい。
(第1評価値算出手法2)
たとえば検出部122は、各第1評価対象領域について、所定の略円形形状の画素値分布を有するテンプレートとの間の一致度を算出する。
(第1評価値算出手法3)
たとえば検出部122は、第1画像I1に対して所定サイズの探索窓を走査させ、探索窓内の明暗差の組み合わせ、輝度分布の組み合わせまたは輝度の勾配方向の分布の組み合わせ等に基づいて、第1評価値を算出する。この場合、第1画像I1上において探索窓と重なり合う画像領域が第1評価対象領域となる。そして第1評価値は、このような第1評価対象領域におけるHaar-Like特徴量、Local Binary Pattern(LBP)特徴量またはHistogram of Oriented Gradients(HOG)特徴量等に基づくものであってよい。
(第1評価値算出手法4)
たとえば検出部122は、第1画像I1または上述の第1画像I1の変換画像を入力とする学習済の畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いて、第1評価対象領域に対する特徴量を予測する。ここでこのCNNは、Single Shot Multibox Detector(SSD)を含んでよい。この場合第1評価対象領域は、入力画像に設定されるデフォルトボックスに相当する。
次にステップS32において、検出部122は、予め定められた閾値(第1閾値)以上の第1評価値を有する第1評価対象領域があるか否かを判定する。検出部122は、当該第1評価対象領域があると判定した場合(ステップS32:YES)処理をステップS33に進め、そうでない場合(ステップS32:NO)処理を終了する。
ステップS33において、検出部122は、第1閾値以上の第1評価値を有する第1評価対象領域を候補領域として決定する。これにより、検出部122は複数の候補領域を検出する。そして検出部122は、複数の候補領域にかかる情報を特定部124に供給する。
次にステップS34において、特定部124は、候補領域の各々についてその候補領域に基づく画像領域を第2評価対象領域として設定し、第2評価対象領域に対して第2評価値を算出する。ここで候補領域に基づく画像領域は、候補領域、抽出領域、あるいは候補領域または抽出領域を所定の画素数となるように変換して生成された画像領域のいずれかであってよい。
たとえば実施形態2で特定部124は、上述のステップS31に示す第1評価値算出手法1~4のうち、ステップS31において検出部122が第1評価値算出処理に採用しなかった手法を用いて第2評価値を算出してよい。ただしこのとき「検出部122」を「特定部124」に、「第1画像I1」および「第1評価対象領域」を「第2評価対象領域」に、「第1評価値」を「第2評価値」に読み替える。
また、特定部124は、第2評価対象領域の各々について、ステップS31~33において検出部122が検出した人物の黒目、特に瞳孔部分に相当する画像領域のピントがどの程度合っているかを第2評価値として算出してもよい。具体的には、特定部124は、第2評価対象領域の各々について、輝度レベルに対して高速フーリエ変換を用いて周波数スペクトル分布を算出し、所定周波数域のスペクトル強度に基づいて第2評価値を算出してよい。また特定部124は、第2評価対象領域の各々について、輝度値をラプラシアン微分して得られた値に基づいて第2評価値を算出してもよい。
次にステップS35において、特定部124は、予め定められた閾値(第2閾値)以上の第2評価値を有する第2評価対象領域があるか否かを判定する。特定部124は、当該第2評価対象領域があると判定した場合(ステップS35:YES)処理をステップS36に進め、そうでない場合(ステップS35:NO)処理を終了する。
次にステップS36において、特定部124は、第2閾値以上の第2評価値を有する第2評価対象領域に対応する候補領域を、眼領域として特定する。そして特定部124は、特定した眼領域にかかる情報を特徴抽出部127に供給する。
次にステップS37において、特徴抽出部127は、眼領域の特徴量を抽出する。たとえば特徴抽出部127は、入力画像から生体認証に用いられる特徴量ベクトルを出力する学習済のCNNを用いて、特定された眼領域の特徴量を算出する。なおこの入力画像は、特定した眼領域の画像であってよい。特徴抽出部127は、算出した眼領域の特徴量にかかる情報を登録処理部128に供給する。
そしてステップS38において、登録処理部128は、眼領域の特徴量にかかる情報をデータベース30に登録する。
なお第2評価値は、検出部122の検出結果が虹彩認証情報を抽出するためにどの程度適した眼であるかを評価する指標であってもよい。ステップS37において、特徴抽出部127が虹彩認証情報にかかる特徴量を抽出する場合、入力画像の中心からできるだけ近い位置に瞳孔部分に相当する画像領域の中心が配置されていることが望ましい。このときステップS34において、特定部124は、第2評価対象領域の各々について、ステップS31~33で検出部122が検出した黒目、特に瞳孔部分に相当する画像領域の中心と第2評価対象領域の中心との間の距離を第2評価値として算出してよい。このとき特定部124は、当該距離を予測する学習済のCNNを用いてよい。このCNNは軽量な構成で実現することができるため、画像処理装置12は、計算コストを削減しつつ、精度の高い特徴量抽出を行うことが可能となる。
また画像処理装置12は、特徴量の登録処理だけではなく、特徴量の更新処理をしてもよい。この場合、ステップS38に代えて、登録処理部128は、データベース30に含まれる対象者Pのレコードの眼領域の特徴量にかかる情報を更新する。また画像処理装置12は、抽出された特徴量に基づいて、認証処理を行ってもよい。この場合、ステップS38に代えて、登録処理部128は、抽出された特徴量とデータベース30に記憶される特徴量との照合を行い、一致する特徴量があるか否かを判定することで認証処理を行う。
このように実施形態2によれば、画像処理装置12は、眼であることの確からしさを示す2段階の異なる評価値に基づいて、眼領域を特定する。したがってカメラの撮像視野が広いなどの条件下で撮影した場合に、撮像された第1画像に眼以外の部分を表す画像領域が含まれているときであっても、誤った特徴量を抽出し、登録することを回避することができる。これにより登録された特徴量を用いて認証処理を行う場合の認証性能を向上させることができる。
また実施形態2の画像処理装置12によれば、2段階の評価値の算出が自動で行われる。このため検出された領域が眼であるか否かをオペレータが確認する必要はなくなり、オペレータの負担を軽減することができる。またこれにより登録処理のリアルタイム性を確保することができる。
<実施形態3>
次に図7~8を用いて、この開示の実施形態3について説明する。実施形態3は、候補領域または第2評価対象領域を表示部に表示させることに特徴を有する。実施形態3の撮像システム2は、実施形態2の撮像システム2と同様の構成および機能を有し、実施形態3の画像処理装置12は、実施形態2の画像処理装置12と同様の構成および機能を有するコンピュータ等である。ただし実施形態3の画像処理装置12は、登録処理において候補領域または第2評価対象領域を表示する表示部をさらに備える点で実施形態2と相違する。
図7~8は、実施形態3にかかる画像処理装置12の登録処理における表示の一例を説明するための図である。
たとえば図6に示すステップS35で第2閾値以上の第2評価値を有する第2評価対象領域があると判定した場合、特定部124は、ステップS36に代えて、図7に示すように表示部に第2評価対象領域またはこれに対応する候補領域を表示させる。このとき特定部124は、オペレータに対して表示した領域を眼領域の特徴量を登録するか否かについて入力を促してよい。特定部124は登録する旨の入力を受け付けたことに応じて、表示にかかる領域にかかる候補領域を眼領域として特定する。
また特定部124は、図6に示すステップS35に代えて、図8に示すように各候補領域または各第2評価対象領域を、対応する第2評価値の大きさの順番に応じた番号を付して表示部に表示させる。特定部124は番号に代えてまたは加えて、各領域に対応する第2評価値を表示部に表示させてよい。そして特定部124は、オペレータに対して表示した領域のうち特徴量を登録する眼領域の選択を促してよい。特定部124は選択を受け付けたことに応じて、選択された領域にかかる候補領域を眼領域として特定する。
<実施形態4>
次に図9~11を用いて、この開示の実施形態4について説明する。実施形態4は、第2評価値の算出に、候補領域に応じた抽出領域に基づいて生成された第2画像が用いられることに特徴を有する。
図9は、実施形態4にかかる撮像システム3の構成を示すブロック図である。実施形態4にかかる撮像システム3は、実施形態2~3にかかる撮像システム2と基本的に同様の構成および機能を有する。ただし撮像システム3は、画像処理装置12に代えて画像処理装置13を備える。
画像処理装置13は、基本的に画像処理装置12と同様の構成および機能を有するコンピュータ等である。ただし画像処理装置13は、特定部124に代えて特定部134を有する。
特定部134は、特定部124と基本的に同様の機能を有するが、抽出画像生成部135と、評価部136とを含む。
抽出画像生成部135は、第1画像I1から候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された抽出領域に基づいて第2画像I2を生成する。つまり本実施形態4では、第2画像I2が第2評価対象領域となる。第2画像I2は、後続の眼評価モデルに応じて予め定められた画素数を有する。抽出画像生成部135は、第2画像I2を評価部136に供給する。
評価部136は、第2画像I2を入力データとする学習済の眼評価モデルを用いて、第2評価値を算出する。本実施形態4で学習済の眼評価モデルは、第2画像I2から第2評価値を出力する学習済のCNNを含む。評価部136は、算出した第2評価値に基づいて1または複数の候補領域から眼領域を特定する。そして評価部136は、特定された眼領域にかかる情報を特徴抽出部127に供給する。
次に図10を用いて、図11を参照しながら、図6に示すステップS34に対応する特定部134の第2評価値算出処理について説明する。図10は、実施形態4にかかる画像処理装置13の第2評価値算出処理を示すフローチャートである。図11は、実施形態4にかかる画像処理装置13の第2評価値算出処理を説明するための図である。なお、後述するX1、XC1、XE1、XC2、Y1、YC1、YE1およびYC2は、すべて自然数である。
まずステップS40において、画像処理装置13の特定部134の抽出画像生成部135は、第1画像I1から抽出領域を特定し、抽出領域を切り出す。ここで図11に示すように、たとえば第1画像I1は、幅方向の画素数がX1であり、高さ方向の画素数がY1である。また複数の候補領域のうちの1つである候補領域C1は、幅方向の画素数がXC1であり、高さ方向の画素数がYC1である。このとき抽出画像生成部135は、候補領域C1の中心点を中心に、幅方向の画素数がXE1(≧XC1)であり、高さ方向の画素数がYE1(≧YC1)である画像領域を、候補領域C1に応じた抽出領域E1として特定する。抽出画像生成部135は、他の候補領域についても同様に抽出領域を特定する。
次にステップS42において、抽出画像生成部135は、各候補領域について、特定した抽出領域を第1画像I1から切り出し、切り出された抽出領域を用いて予め定められた画素数を有する第2画像I2を生成する。図11に示すように、候補領域C1について生成された第2画像I2は幅方向の画素数がXC2であり、高さ方向の画素数がYC2である画像である。XC2およびYC2は、学習済の眼評価モデルに応じて予め定められた値、たとえば300であってよい。抽出画像生成部135は、画素数がXE1×YE1からXC2×YC2になるように抽出領域E1を変換することによって、第2画像I2を生成する。すなわち抽出画像生成部135は、抽出領域E1を拡大、縮小、伸張、または圧縮変換して、第2画像I2を生成してよい。たとえば抽出領域E1を拡大または縮小する場合、抽出画像生成部135は、抽出領域E1に含まれる所定の画素と周囲の画素との間隔を変更し、その間の画素を補間してよい。また抽出領域E1を伸張する場合、抽出画像生成部135は、引き伸ばす方向の画素について、画素同士の間隔を拡げ、その間の画素を補間してよい。また抽出領域E1を圧縮する場合、抽出画像生成部135は、縮める方向の画素について、画素同士の間隔を狭め、適宜画素を補間してよい。
なお抽出画像生成部135は、生成した第2画像I2に対して、適宜画素値の正規化処理を行ってよい。正規化処理は、二値化処理を含んでよい。そして抽出画像生成部135は、第2画像I2を評価部136に供給する。
次にステップS44において、評価部136は、図11に示すように第2画像I2を学習済の眼評価モデルのCNNの入力層に入力する。
次にステップS46において、評価部136は、図11に示すように学習済の眼評価モデルのCNNの出力層から第2評価値Sを取得する。これにより評価部136は、候補領域に対応する第2評価値Sを算出する。
次にステップS48において、評価部136は、すべての候補領域について第2評価値Sの算出が完了したか否かを判定する。評価部136は、完了したと判定すれば(ステップS48:YES)処理を終了し、そうでなければ(ステップS48:NO)処理をステップS40に戻す。
このように実施形態4によれば、画像処理装置13は、第1画像I1から不要領域が排除された抽出領域に基づく第2画像I2から第2評価値Sを算出する。なお第2画像I2は、候補領域Cの中心、つまり瞳孔を中心とし、予め定められた画像サイズにリサイズされている。したがって第1評価値による検出と比べて計算コストを抑えつつ、より精密な眼評価を行うことができる。これにより実施形態2~3と同様の効果を得ながら、より認証性能の高い特徴量を登録することが可能となる。
<実施形態5>
次に図12~17を用いて、この開示の実施形態5について説明する。実施形態5は、対象者Pに照射した光の照射パターンに基づいて第2評価値を算出することに特徴を有する。
図12は、実施形態5にかかる撮像システム4の概略構成図である。実施形態5の撮像システム4は、実施形態4の撮像システム3と基本的には同様の構成および機能を有する。ただし実施形態5の撮像システム4は、撮像装置20に代えて撮像装置24を、画像処理装置13に代えて画像処理装置14を備える。
撮像装置24は、撮像装置20と基本的に同様の構成および機能を有するが、制御部206に代えて、光源アレイ244および制御部246を有する。
光源アレイ244は、対象者Pに対して予め定められた照射パターンを有する光を照射する。光源アレイ244は、近赤外光を照射してよい。光源アレイ244は、対象者Pの眼に反射パターンが形成されるように光を照射する。なお光源アレイ244は、対象者Pの眼のうち、虹彩部分を除く瞳孔部分に反射パターンが形成されるように光を照射することが望ましい。光源アレイ244は、このように対象者Pの眼、特に瞳孔に光を照射するために、想定される対象者Pの立ち位置と、撮像器200が設置される位置とに基づいて定められる位置に設置されてよい。本実施形態5では光源アレイ244は、複数の光源を含む。このとき照射パターンは、光源アレイ244の各光源の配置および各光源の照射方向によって定められてよい。たとえば光源アレイ244は、撮像器200の光軸方向を中心に、光軸方向および高さ方向に直交する方向(つまり、対象者Pの左右方向)に対称に配置された右側光源アレイと左側光源アレイとを有してよい。右側光源アレイおよび左側光源アレイはそれぞれ、対象者Pに対して高さ方向に所定の間隔で光が照射されるように複数の光源が配置されてよい。
制御部246は、制御部206の機能に加えて、光源アレイ244の動作を制御する。光源アレイ244が光を照射したことに応じて、制御部246は、撮像器200の撮像動作を制御し、撮像器200から第1画像I1を取得する。そして制御部246は、第1画像I1を画像処理装置14に供給する。
図13は、実施形態5にかかる撮像システム4の構成を示すブロック図である。上述の通り、撮像システム4は、撮像装置24と、画像処理装置14と、データベース30とを備える。ここでは画像処理装置14の構成についてのみ説明する。
画像処理装置14は、画像処理装置13と基本的に同様の構成および機能を有するコンピュータ等である。ただし画像処理装置14は、特定部134に代えて特定部144を有する。
特定部144は、抽出画像生成部145と、評価部146とを含む。
抽出画像生成部145は、抽出画像生成部135と基本的に同様の機能を有し、第1画像I1から候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された抽出領域に基づいて第2画像I2を生成する。
評価部146は、光源アレイ244の光が対象者Pに照射されたことに応じて候補領域に形成された反射パターンに基づいて、第2評価値を算出する。
次に図14を用いて、図15を参照しながら、図6に示すステップS34に対応する特定部144の第2評価値算出処理について説明する。図14は、実施形態5にかかる画像処理装置14の第2評価値算出処理を示すフローチャートである。なお図10に示すステップと同様のステップについては、同一の記号を付して適宜説明を省略する。また図15は、実施形態5にかかる画像処理装置14の第2評価値算出処理を説明するための図である。
ステップS60において、図10に示すステップS40と同様に、画像処理装置14の特定部144の抽出画像生成部145は、第1画像I1から抽出領域を特定し、抽出領域を切り出す。ここで図15に示すように、抽出画像生成部145は、XC1×YC1の画素数を有する候補領域C1の中心点を中心にXE1×YE1の画素数を有する画像領域を、候補領域C1に応じた抽出領域E1に特定する。XE1およびYE1は、後述するテンプレートの画素数に応じて予め定められてよい。
次にステップS62において、抽出画像生成部145は各候補領域について、特定した抽出領域E1を第1画像I1から切り出し、切り出された抽出領域E1を用いて第2画像I2を生成する。図15に示すように、第2画像I2は、抽出領域E1と同様にXE1×YE1の画素数を有してよい。すなわち抽出画像生成部145は、抽出領域E1の画素の変換を行うことなく、切り出した抽出領域E1を第2画像I2に置き換えてよい。しかしこれに限らず、抽出画像生成部145は、図10に示すステップS42と同様に、抽出領域E1が画素数XC2×YC2となるように画素を変換して第2画像I2を生成してもよい。なおXC2およびYC2は、後述するテンプレートの画素数に応じて予め定められてよい。そして抽出画像生成部145は、第2画像I2を評価部146に供給する。
次にステップS64において、評価部146は、光源アレイ244の照射パターンに対応する角膜の反射パターンに基づいて生成されたテンプレートを取得する。テンプレートは、光源アレイ244の照射パターンに対応する角膜の反射パターンに応じた画素値分布を有してよい。
次にステップS66において、評価部146は第2画像I2に対してテンプレートをマッチングさせ、第2画像I2とテンプレートとの間の一致度を算出する。図15に示すように、候補領域が眼領域である場合には、第2画像I2の瞳孔に相当する領域に角膜の反射パターンに類似する反射パターンRが映し出される。本図では照射パターンは左右対称の形状を有し、反射パターンRは角膜反射により照射パターンに応じた略左右対称の形状を有する。一例として反射パターンRは、左側の反射パターンおよび右側の反射パターンを含み、いずれの反射パターンも高さ方向に互いに略規則的な間隔で配列するスポットを含んでいる。なお候補領域が眼領域以外である場合には、照射した光が散乱するため、このような反射パターンRは得られない。したがって候補領域が眼領域である場合には、テンプレートとの間の一致度が相対的に高くなる。
次にステップS68において、評価部146は候補領域に対応する一致度を第2評価値とする。これにより、評価部146は候補領域に対応する第2評価値を算出する。
なおステップS60に示す処理は省略されてもよい。この場合、ステップS62において「抽出領域」は「候補領域」に、「XE1」は「XC1」に、「YE1」は「YC1」に読み替えられる。
なお実施形態5では評価部146は、テンプレートマッチングを用いて候補領域に対する第2評価値を算出した。しかしこれに限らず、評価部146は第2画像I2を入力データとする学習済の反射パターン評価モデルを用いて、第2評価値を算出してもよい。学習済の反射パターン評価モデルは、反射パターンRが映し出された第2画像I2から第2評価値を出力する学習済のCNNを含む。
なお反射パターンRの検出をより容易にするため、光源アレイ244が照射する光の照射パターンは、非対称形状を有することが好ましい。図16~17は、実施形態5にかかる光源アレイ244の光の照射パターンに対する反射パターンRを説明するための図である。図16および17には、候補領域C1に対応する、反射パターンRが映し出された第2画像I2が示されている。
図16および図17に示すように、候補領域が眼領域である場合には、反射パターンRは角膜反射により照射パターンの非対称形状に応じた非対称形状を有する。なお候補領域が眼領域以外である場合には、照射した光が散乱するため、このような反射パターンRは得られない。
図16は、一例として左側の反射パターンが、高さ方向に互いに不規則的な間隔で配列するスポットを含む場合の第2画像I2を示す。したがって左側の反射パターンおよび右側の反射パターンは、破線で示す第2画像I2の中心軸に対して非対称となる。このとき光源アレイ244は、右側光源アレイおよび左側光源アレイを有し、左側光源アレイは、対象者Pに対して高さ方向に不規則な間隔で光が照射されるように複数の光源が配置されてよい。
図17は、一例として反射パターンRが、スポット形状が非対称形状であるスポットを含む場合の第2画像I2を示す。この場合の照射パターンは、複数の光源の異なるスポット径の光が合成されることによって形成されてよい。
またこの場合の照射パターンは、単一の光源の光に対してフィルタ等によりスポット形状を非対称に成形することで形成されてよい。このとき光源アレイ244は複数の光源に代えて、単一の光源であってもよい。
このように実施形態5によれば、撮像システム4の光源アレイ244が光を照射して、候補領域に対応する対象者Pの身体部分に、予め定められた照射パターンに対応する反射パターンを形成させる。そして画像処理装置14は、候補領域における反射パターンに基づいて第2評価値を算出する。したがって、候補領域が眼領域であるかをより精密に評価することができる。これにより実施形態2~3と同様の効果を得ながら、より認証性能の高い特徴量を登録することが可能となる。
<実施形態6>
次に図18~20を用いて、この開示の実施形態6について説明する。実施形態6は、対象者Pの全体撮像画像に基づいて撮像器および光源アレイが制御されることに特徴を有する。
図18は、実施形態6にかかる撮像システム6の概略構成図である。また図19は、実施形態6にかかる撮像システム6の構成を示すブロック図である。実施形態6にかかる撮像システム6は、実施形態5の撮像システム4と基本的には同様の構成および機能を有する。ただし実施形態6の撮像システム6は、撮像装置24に代えて撮像装置26を備える。
撮像装置26は、撮像装置24と基本的に同様の構成および機能を有するが、撮像器200および制御部246に代えて、複数の個別撮像器260と全体撮像器262と制御部266とを有する。
複数の個別撮像器260は、各々が撮像器200と同様の機能を有するカメラであるが、同じ視野範囲で互いに異なる位置に配置される。
全体撮像器262は、対象者Pの全体を撮像するためのカメラである。全体撮像器262は、対象者Pの身長が高い場合から低い場合までカバーできるように、個別撮像器260の視野範囲より広い視野範囲で対象者Pを撮像する。なお全体撮像器262は、対象者Pの顔、特に眼周辺の位置を推定できる程度の解像度を有しているものとする。そして全体撮像器262は、対象者Pの全体撮像画像を生成する。
制御部266は、制御部246と基本的に同様の機能を有するが、全体撮像器262の画像に基づいて眼に対して好適に光を照射させるように光源アレイ244の動作を制御する。また制御部266は、全体撮像器262から供給される全体撮像画像に基づいて、眼を好適に撮像できる個別撮像器260を選択し、選択した個別撮像器260の撮像動作を制御する。
図20は、実施形態6にかかる撮像システム6の処理を示すフローチャートである。図5に示すステップと同様のステップについては、同一の記号を付して説明を省略する。
まずステップS70において、撮像システム6の撮像装置26の制御部266は、全体撮像器262を制御し、全体撮像器262に対象者Pの全体を撮像する動作を実行させる。全体撮像器262は全体撮像画像を生成し、制御部266に供給する。
次にステップS72において、制御部266は、全体撮像器262によって供給された全体撮像画像における対象者Pの眼周辺の位置を推定する。そして制御部266は、全体撮像器262と各個別撮像器260のカメラパラメータと配置関係とを用いて、全体撮像画像における対象者Pの眼周辺の位置に対応する個別撮像器260を選択する。
ステップS74において、制御部266は、導出された眼周辺の位置と、対象者Pおよび全体撮像器262の間の配置関係とに応じて、光源アレイ244の配置および光軸の向きのうちの少なくとも1つを調整する。そして制御部266は、光源アレイ244に対して対象者Pへの光の照射を実行させる。
次にステップS76において、制御部266は、選択された個別撮像器260を制御し、個別撮像器260に対象者Pの眼を含む身体の少なくとも一部を撮像する動作を実行させる。個別撮像器260は撮像画像である第1画像I1を生成し、第1画像I1を制御部266に供給する。そして制御部266は、第1画像I1を画像処理装置14に送信する。
このように実施形態6によれば、撮像システム6は、全体撮像画像から眼周辺の位置を推定し、推定された位置に基づいて光源アレイ244の位置を調整し、また眼を好適に撮像する個別撮像器260を選択する。これにより実施形態2~5と同様の効果を得ながら、より認証性能の高い特徴量を登録することが可能となる。
上述の実施形態1~6ではコンピュータは、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等を含むコンピュータシステムで構成される。しかしこれに限らず、コンピュータは、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)のサーバ、コンピュータ(パソコン)通信のホスト、インターネット上に接続されたコンピュータシステム等によって構成されることも可能である。また、ネットワーク上の各機器に機能分散させ、ネットワーク全体でコンピュータを構成することも可能である。
なお上述の実施形態1~6では、この開示をハードウェアの構成として説明したが、この開示は、これに限定されるものではない。この開示は、上述の撮像制御処理、登録処理、光源制御処理等の各種処理を、後述するプロセッサ1010にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
図21は、実施形態1~6にかかるコンピュータ1900の構成図の一例である。図21に示すように、コンピュータ1900は、システム全体を制御するための制御処理部1000を備えている。この制御処理部1000には、データバス等のバスラインを介して、入力装置1050、記憶装置1200、記憶媒体駆動装置1300、通信制御装置1400、および入出力I/F1500が接続されている。
制御処理部1000は、プロセッサ1010と、ROM1020と、RAM1030とを備えている。
プロセッサ1010は、ROM1020や記憶装置1200等の各種記憶部に記憶されたプログラムに従って、各種の情報処理や制御を行う。
ROM1020は、プロセッサ1010が各種制御や演算を行うための各種プログラムやデータが予め格納されたリードオンリーメモリである。
RAM1030は、プロセッサ1010にワーキングメモリとして使用されるランダムアクセスメモリである。このRAM1030には、本実施形態1~6による各種処理を行うための各種エリアが確保可能になっている。
入力装置1050は、キーボード、マウスおよびタッチパネル等のユーザからの入力を受け付ける入力装置である。たとえばキーボードは、テンキー、各種機能を実行するための機能キーおよびカーソルキー等の各種キーが配置されている。マウスは、ポインティングデバイスであり、表示装置1100に表示されたキーやアイコン等をクリックすることで対応する機能の指定を行う入力装置である。タッチパネルは、表示装置1100の表面に配置される入力機器で、表示装置1100に画面表示された各種操作キーに対応した、ユーザのタッチ位置を特定し、当該タッチ位置に対応して表示された操作キーの入力を受け付ける。
表示装置1100は、例えばCRTや液晶ディスプレイ等が使用される。この表示装置には、キーボードやマウスによる入力結果が表示されたり、最終的に検索されたイメージ情報が表示されたりするようになっている。また表示装置1100は、コンピュータ1900の各種機能に応じて、タッチパネルから必要な各種操作を行うための操作キーを画像表示する。
記憶装置1200は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータ等の各種情報を読み書きするための駆動装置で構成されている。
この記憶装置1200に使用される記憶媒体は、主としてハードディスク等が使用されるが、後述の記憶媒体駆動装置1300で使用される非一時的なコンピュータ可読媒体を使用するようにしてもよい。
記憶装置1200は、データ格納部1210、プログラム格納部1220および図示しないその他の格納部(例えば、この記憶装置1200内に格納されているプログラムやデータ等をバックアップするための格納部)等を有している。プログラム格納部1220には、本実施形態1~6における各種処理を実現するためのプログラムが格納されている。データ格納部1210には、本実施形態1~6にかかる各種データベースの各種データを格納する。
記憶媒体駆動装置1300は、プロセッサ1010が外部の記憶媒体(外部記憶媒体)からコンピュータプログラムや文書を含むデータ等を読み込むための駆動装置である。
ここで、外部記憶媒体とは、コンピュータプログラムやデータ等が記憶される非一時的なコンピュータ可読媒体をいう。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また各種プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路並びに記憶媒体駆動装置1300を介して、各種プログラムをコンピュータ1900に供給できる。
つまりコンピュータ1900は、制御処理部1000のプロセッサ1010が、記憶媒体駆動装置1300にセットされた外部の記憶媒体から各種プログラムを読み込んで、記憶装置1200の各部に格納する。
そして、コンピュータ1900が各種処理を実行する場合、記憶装置1200から該当プログラムをRAM1030に読み込み、実行するようになっている。但しコンピュータ1900は、記憶装置1200からではなく、記憶媒体駆動装置1300により外部の記憶媒体から直接RAM1030にプログラムを読み込んで実行することも可能である。また、コンピュータによっては各種プログラム等を予めROM1020に記憶させておき、これをプロセッサ1010が実行するようにしてもよい。さらに、コンピュータ1900は、各種プログラムやデータを、通信制御装置1400を介して他の記憶媒体からダウンロードし、実行するようにしてもよい。
通信制御装置1400は、コンピュータ1900と他のパーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の各種外部電子機器との間をネットワーク接続するための制御装置である。通信制御装置1400は、これら各種外部電子機器からコンピュータ1900にアクセスすることを可能とする。
入出力I/F1500は、パラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続するためのインターフェースである。
なお、プロセッサ1010として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)、DSP(digital signal processor)およびASIC(application specific integrated circuit)等が用いられてもよい。また、これらのうち複数個を並列に用いてもよい。
請求の範囲、明細書、および図面中において示したシステムおよび方法における各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのではない限り、任意の順序で実現しうる。請求の範囲、明細書および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
以上、実施形態を参照してこの開示を説明したが、この開示は上記によって限定されるものではない。この開示の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出部と、
検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定部と、
特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出部と、
を備え、
前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される、
画像処理システム。
(付記2)
前記特定部は、予め定められた照射パターンを有する光が前記対象者に照射されたことに応じて前記候補領域に形成された反射パターンに基づいて、前記第2評価値を算出する評価部を有する、
付記1に記載の画像処理システム。
(付記3)
前記照射パターンは、非対称形状を有する
付記2に記載の画像処理システム。
(付記4)
前記特定部は、
前記第1画像から前記候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された前記抽出領域に基づいて第2画像を生成する抽出画像生成部と、
前記第2画像を入力データとする学習済の眼評価モデルを用いて、前記第2評価値を算出する評価部と
を有する、
付記1から3のいずれか一項に記載の画像処理システム。
(付記5)
対象者を撮像し、第1画像を生成する撮像装置と、
前記第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出部と、検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定部と、特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出部と、を有する画像処理装置と、
を備え、
前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される、
撮像システム。
(付記6)
前記対象者に対して予め定められた照射パターンを有する光を照射する光源アレイをさらに備える
付記5に記載の撮像システム。
(付記7)
前記照射パターンは、非対称形状を有する
付記6に記載の撮像システム。
(付記8)
前記撮像装置は、
同じ視野範囲で互いに異なる位置に配置される複数の個別撮像器と、
前記個別撮像器の視野範囲より広い視野範囲で撮像する全体撮像器と、
をさらに有する、
付記5から7のいずれか一項に記載の撮像システム。
(付記9)
対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出ステップと、
検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定ステップと、
特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
を備え、
前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される、
画像処理方法。
(付記10)
対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出ステップと、
検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定ステップと、
特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
を備え、
前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出される、
画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムが格納された、
非一時的なコンピュータ可読媒体。
2,3,4,6 撮像システム
10 画像処理システム
12,13,14 画像処理装置
20,24,26 撮像装置
30 データベース
102,122 検出部
120 第1画像取得部
104,124,134,144 特定部
107,127 特徴抽出部
128 登録処理部
135,145 抽出画像生成部
136,146 評価部
200 撮像器
206,246,266 制御部
244 光源アレイ
260 個別撮像器
262 全体撮像器
P 対象者
I1 第1画像
I2 第2画像
C1~5 候補領域
E1 抽出領域
S 第2評価値
1000 制御処理部
1010 プロセッサ
1020 ROM
1030 RAM
1050 入力装置
1100 表示装置
1200 記憶装置
1210 データ格納部
1220 プログラム格納部
1300 記憶媒体駆動装置
1400 通信制御装置
1500 入出力I/F
1900 コンピュータ

Claims (10)

  1. 対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出部と、
    検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定部と、
    特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出部と、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記特定部は、予め定められた照射パターンを有する光が前記対象者に照射されたことに応じて前記候補領域に形成された反射パターンに基づいて、前記第2評価値を算出する評価部を有し、
    前記照射パターンは、非対称形状を有する
    画像処理システム。
  2. 前記特定部は、
    前記第1画像から前記候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された前記抽出領域に基づいて第2画像を生成する抽出画像生成部と、
    前記第2画像を入力データとする学習済の眼評価モデルを用いて、前記第2評価値を算出する評価部と
    を有する、
    請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 対象者を撮像し、第1画像を生成する撮像装置と、
    前記第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出部と、検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定部と、特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出部と、を有する画像処理装置と、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記対象者に対して予め定められた照射パターンを有する光を照射する光源アレイをさらに備え、
    前記照射パターンは、非対称形状を有する
    撮像システム。
  4. 前記撮像装置は、
    同じ視野範囲で互いに異なる位置に配置される複数の個別撮像器と、
    前記個別撮像器の視野範囲より広い視野範囲で撮像する全体撮像器と、
    をさらに有する、
    請求項3に記載の撮像システム。
  5. 対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出ステップと、
    検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定ステップと、
    特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記特定ステップは、予め定められた照射パターンを有する光が前記対象者に照射されたことに応じて前記候補領域に形成された反射パターンに基づいて、前記第2評価値を算出する評価ステップを有し、
    前記照射パターンは、非対称形状を有する
    画像処理方法。
  6. 対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出ステップと、
    検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定ステップと、
    特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記特定ステップは、予め定められた照射パターンを有する光が前記対象者に照射されたことに応じて前記候補領域に形成された反射パターンに基づいて、前記第2評価値を算出する評価ステップを有し、
    前記照射パターンは、非対称形状を有する
    画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  7. 対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出部と、
    検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定部と、
    特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出部と、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記特定部は、
    前記第1画像から前記候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された前記抽出領域に基づいて第2画像を生成する抽出画像生成部と、
    前記第2画像を入力データとする学習済の眼評価モデルを用いて、前記第2評価値を算出する評価部と
    を有し、
    前記抽出画像生成部は、
    前記候補領域を中心とし、予め定められた画像サイズにリサイズされた第2画像を生成する
    画像処理システム。
  8. 対象者を撮像し、第1画像を生成する撮像装置と、
    前記第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出部と、検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定部と、特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出部と、を有する画像処理装置と、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記特定部は、
    前記第1画像から前記候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された前記抽出領域に基づいて第2画像を生成する抽出画像生成部と、
    前記第2画像を入力データとする学習済の眼評価モデルを用いて、前記第2評価値を算出する評価部と
    を有し、
    前記抽出画像生成部は、
    前記候補領域を中心とし、予め定められた画像サイズにリサイズされた第2画像を生成する
    撮像システム。
  9. 対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出ステップと、
    検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定ステップと、
    特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記特定ステップは、
    前記第1画像から前記候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された前記抽出領域に基づいて第2画像を生成する抽出画像生成ステップと、
    前記第2画像を入力データとする学習済の眼評価モデルを用いて、前記第2評価値を算出する評価ステップと
    を有し、
    前記抽出画像生成ステップは、
    前記候補領域を中心とし、予め定められた画像サイズにリサイズされた第2画像を生成する
    画像処理方法。
  10. 対象者が撮像された第1画像から、第1評価値に基づいて、前記対象者の眼を表すと推定される画像領域である候補領域を検出する検出ステップと、
    検出された前記候補領域から、第2評価値に基づいて、前記眼を表す画像領域である眼領域を特定する特定ステップと、
    特定された前記眼領域の特徴量を抽出する特徴抽出ステップと、
    を備え、
    前記第1評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、前記第1画像に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記第2評価値は、前記眼であることの確からしさを示し、検出された前記候補領域に基づいて設定される画像領域に対して算出され、
    前記特定ステップは、
    前記第1画像から前記候補領域に応じた抽出領域を切り出し、切り出された前記抽出領域に基づいて第2画像を生成する抽出画像生成ステップと、
    前記第2画像を入力データとする学習済の眼評価モデルを用いて、前記第2評価値を算出する評価ステップと
    を有し、
    前記抽出画像生成ステップは、
    前記候補領域を中心とし、予め定められた画像サイズにリサイズされた第2画像を生成する
    画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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