JP7444085B2 - トレイ - Google Patents
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Description
さらに、仕切り壁の下縁部に連設された段差用突出片が底板の上面に重なることで、底板の上面に段差部を形成することができる。
このように、本発明では、底板の上面に段差部が形成されたトレイを容易に組み立てることができる。
そして、本発明のトレイに収容物を収容するときに、収容物の一部を段差用突出片に載せることで、収容物の下面と底板の上面との間に隙間を設けることができる。
この構成では、段差用突出片の基端部が底板の上面から離れるため、段差用突出片によって底板上に形成される段差を大きくすることができる。
本発明のトレイでは、内部に複数の収容空間を簡単に形成することができ、さらに、段差用突出片または段差用側板によって、各収容空間の底面に段差部を形成することができる。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態のトレイを説明する上で便宜上設定したものであり、トレイの構成を限定するものではない。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
そして、ブランクシートS、中間板50および両仕切り板60,60によって、一枚の略長方形のシートが構成されている。
底板10の前縁部には、折れ線を介して前側の端壁20が連設されている。前側の端壁20は、四角形の壁板であり、底板10の前縁部から上方に向けて延びている。前側の端壁20は、底板10に対して垂直に形成されている。
底板10の後縁部には、折れ線を介して後側の端壁20が連設されている(図2参照)。後側の端壁20と前側の端壁20とは前後対称に形成されている。
内端壁21の下縁部は、底板10の上面に当接している。内端壁21の下縁部に形成された突起部を、底板10の後縁部に形成された係合穴に差し込むことで、内端壁21の下縁部が底板10の上面に連結されている。
底板10の上面の後部に配置された左右の仕切り壁40,40によって、トレイ1の後部の内部空間が左右三つに略均等に区画されている。
第二区間L2,L2は、仕切り壁40の下縁部の前端部と中間部との二箇所に形成されている。前後の段差用突出片41,41は、折れ線を介して前後の第二区間L2,L2にそれぞれ連設されている。
中間板50および両仕切り板60,60は、左右方向に延びている平板であり、底板10の上面に垂直に立ち上げられている。
そして、中間板50によってトレイ1の内部空間が前後に二等分されている(図3参照)。
前側の仕切り板60は、底板10の前半分の領域の前後方向の中央部に配置されている。また、後側の仕切り板60は、底板10の後半分の領域の前後方向の中央部に配置されている。
これにより、トレイ1の内部空間は、十二個の空間に区画されている。トレイ1では、図4に示すように、一つの空間に一つの容器Pを収容することができる。つまり、トレイ1には、十二個の容器Pを収容することができる。
また、側壁30の内面側に内側壁32を折り返して、段差用側板34を底板10の上面に重ねる。
また、内側壁32に連設された内フラップ35を底板10の前縁部に沿って配置し、左右の内フラップ35,35の先端部同士を連結するとともに、側壁30に連設された中間フラップ31を内フラップ35の外面に重ねる。
このとき、差込片22には、左右方向に延びている折れ線が複数形成されており、差込片22を折り曲げ易いため、差込片22を中間フラップ31と内フラップ35との間に差し込み易くなっている。
このとき、端壁20は、差込片22によって中間フラップ31および内フラップ35に支持されており、底板10に対して立ち上げられた状態に保たれているため、端壁20を手で押さえることなく、端壁20に対して内端壁21および両仕切り壁40,40を容易に折り返すことができる。
これにより、四枚の仕切り壁40,40が底板10上に立ち上げられ、複数の段差用突出片41が底板10の上面に重なる。
また、仕切り壁40は、内端壁21に支持されているため、仕切り壁40を底板10上に安定させることができる。
また、仕切り壁40の下縁部に連設された段差用突出片41が底板10の上面に重なることで、底板10の上面の左右方向の中間部に段差部が形成される。
また、側壁30に対して内側壁32を折り返すと内側壁32の下縁部に連設された段差用側板34が、底板10の上面に重なることで、底板10の上面の左右方向の端部に段差部が形成される。
このように、底板10の上面に複数の段差部が形成されたトレイ1を容易に組み立てることができる。
本実施形態のトレイ1では、図1に示すように、仕切り壁40の下縁部に半円形状および四分円形状の段差用突出片41が形成されているが、段差用突出片41の数や形状は限定されるものではない。
また、本実施形態のトレイ1では、一枚の仕切り壁40の左右一方に段差用突出片41を突出させているが、一枚の仕切り壁40から左右両側に段差用突出片41を突出させてもよい。
また、中間板50の下縁部または仕切り板60の下縁部に、前後方向に突出した段差用突出片を設けてもよい。
10 底板
20 端壁
21 内端壁
22 差込片
30 側壁
31 中間フラップ
32 内側壁
33 通気穴
34 段差用側板
35 内フラップ
36 傾斜壁
40 仕切り壁
41 段差用突出片
50 中間板
60 仕切り板
L1 第一区間
L2 第二区間
P 容器(収容物)
S ブランクシート
Claims (7)
- 底板と、
前記底板に連設された前後の端壁と、
前記底板に連設された左右の側壁と、
前記端壁の上縁部に連設され、前記端壁の内面側に折り返された内端壁と、を備え、
前記内端壁の左右方向の側縁部には、折れ線を介して仕切り壁が連設され、
前記仕切り壁は、前後方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられており、
前記仕切り壁の下縁部には、折れ線を介して段差用突出片が連設され、
前記段差用突出片は、前記仕切り壁の下縁部から左右方向に突出して、前記底板の上面に重ねられていることを特徴とするトレイ。 - 請求項1に記載のトレイであって、
前記仕切り壁の下縁部には、
前記底板の上面に当接する第一区間と、
前記第一区間よりも上方に配置された第二区間と、が形成されており、
前記段差用突出片は、前記第二区間に連設されていることを特徴とするトレイ。 - 請求項1または請求項2に記載のトレイであって、
前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を備え、
前記内側壁の下縁部には、折れ線を介して段差用側板が連設され、
前記段差用側板は、前記内側壁の下縁部から内方に突出して、前記底板の上面に重ねられていることを特徴とするトレイ。 - 請求項1または請求項2に記載のトレイであって、
前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を備え、
前記側壁の前後方向の側縁部には、前記端壁の内面に重ねられた中間フラップが連設されるとともに、
前記内側壁の前後方向の側縁部には、前記中間フラップの内面に重ねられた内フラップが連設されており、
前記端壁の上縁部には、前記中間フラップの内面と前記内フラップの外面との間に差し込まれている差込片が連設され、
前記内端壁は、前記内フラップの内面に重ねられていることを特徴とするトレイ。 - 請求項1または請求項2に記載のトレイであって、
前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を備え、
前記側壁の前後方向の側縁部には、前記端壁の内面に重ねられた中間フラップが連設されるとともに、
前記内側壁の前後方向の側縁部には、前記中間フラップの内面に重ねられた内フラップが連設されており、
前記内側壁と前記内フラップとは、傾斜壁を介して連設され、
前記傾斜壁は、前記内側壁および前記内フラップに対して傾斜していることを特徴とするトレイ。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトレイであって、
左右方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられた仕切り板を有し、
前記仕切り板は、前記仕切り壁に組み付けられていることを特徴とするトレイ。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のトレイであって、
左右方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられた中間板を有し、
前記中間板の左右の端部は、左右の前記側壁にそれぞれ組み付けられていることを特徴とするトレイ。
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JP2007284116A (ja) | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Sharp Corp | 電子機器及びその付属品を収納する収納箱 |
JP2019172286A (ja) | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 王子ホールディングス株式会社 | 箱およびそのブランクシート |
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