JP7444085B2 - トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、トレイに関する。
青果物を詰めた容器を収容するための段ボール製のトレイとしては、底板と、底板に連設された前後左右の壁体と、底板の上面に立ち上げられた仕切り壁と、壁体の内面に形成された支持片と、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
前記したトレイでは、容器の開口縁部を仕切り板の上縁部および支持片の上縁部に引っ掛けて、容器を宙吊り状態で収容できる。このように、容器と底板との間に隙間を設けることで、運搬時の振動が容器内の青果物に伝わり難くなる。
実用新案登録第3193465号公報
前記した従来のトレイを組み立てるときには、仕切り壁を壁体の内面に組み付けるとともに、壁体の内面から支持片を引き出す必要がある。したがって、従来のトレイは、構造が複雑で組み立て作業が煩雑になるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、簡単な構造で収容物と底板との間に隙間を設けるとともに、容易に組み立てることができるトレイを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、トレイであって、底板と、前記底板に連設された前後の端壁と、前記底板に連設された左右の側壁と、前記端壁の上縁部に連設され、前記端壁の内面側に折り返された内端壁と、を備えている。前記内端壁の左右方向の側縁部には、折れ線を介して仕切り壁が連設され、前記仕切り壁は、前後方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられている。前記仕切り壁の下縁部には、折れ線を介して段差用突出片が連設されている。前記段差用突出片は、前記仕切り壁の下縁部から左右方向に突出して、前記底板の上面に重ねられている。
本発明のトレイでは、仕切り壁が内端壁に連設されているため、トレイを組み立てるときに、端壁に対して内端壁を折り返すことで、仕切り壁を底板の上面に配置することができる。また、仕切り壁は、内端壁に支持されているため、仕切り壁を底板上に安定させることができる。
さらに、仕切り壁の下縁部に連設された段差用突出片が底板の上面に重なることで、底板の上面に段差部を形成することができる。
このように、本発明では、底板の上面に段差部が形成されたトレイを容易に組み立てることができる。
そして、本発明のトレイに収容物を収容するときに、収容物の一部を段差用突出片に載せることで、収容物の下面と底板の上面との間に隙間を設けることができる。
前記したトレイにおいて、前記仕切り壁の下縁部には、前記底板の上面に当接する第一区間と、前記第一区間よりも上方に配置された第二区間と、を形成し、前記段差用突出片を、前記第二区間に連設することが好ましい。
この構成では、段差用突出片の基端部が底板の上面から離れるため、段差用突出片によって底板上に形成される段差を大きくすることができる。
前記したトレイには、前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を設けることができる。この場合には、前記内側壁の下縁部に折れ線を介して段差用側板を連設し、前記段差用側板を前記内側壁の下縁部から内方に突出させて、前記底板の上面に重ねることが好ましい。
この構成では、内側壁の下縁部に連設された段差用側板が底板の上面に重なることで、底板の上面の左右方向の縁部に段差部を形成することができる。そして、トレイに収容物を収容するときに、収容物の一部を段差用側板に載せることで、容器の下面と底板の上面との間に隙間を設けることができる。
前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を前記トレイに設けてもよい。この場合には、前記側壁の前後方向の側縁部に、前記端壁の内面に重ねられた中間フラップを連設するとともに、前記内側壁の前後方向の側縁部に、前記中間フラップの内面に重ねられた内フラップを連設する。そして、前記端壁の上縁部には、前記中間フラップの内面と前記内フラップの外面との間に差し込まれている差込片を連設し、前記内端壁を前記内フラップの内面に重ねる。
この構成では、差込片を中間フラップと内フラップとの間に差し込むことで、端壁を底板に対して立ち上げた状態に保つことができる。これにより、端壁に対して内端壁および仕切り壁を折り返すときに、端壁を押さえている必要がなくなるため、仕切り壁を組み立て易くなる。
また、前記内側壁と前記内フラップとを傾斜壁を介して連設し、前記傾斜壁を前記内側壁および前記内フラップに対して傾斜させた場合には、トレイの耐荷重を高めることができる。
前記したトレイに、左右方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられた仕切り板を設け、前記仕切り板を前記仕切り壁に組み付けてもよい。また、前記したトレイに、左右方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられた中間板を設け、前記中間板の左右の端部を左右の前記側壁にそれぞれ組み付けてもよい。
前後方向に延びている仕切り壁と、左右方向に延びている仕切り板や中間板とによって、トレイの内部空間を前後左右に区画して、トレイの内部に複数の収容空間を設けることができる。なお、トレイの内部に設ける収容領域の数や大きさに応じて仕切り壁、仕切り板および中間壁の数を設定する。
本発明のトレイでは、内部に複数の収容空間を簡単に形成することができ、さらに、段差用突出片または段差用側板によって、各収容空間の底面に段差部を形成することができる。
本発明のトレイでは、簡単な構造で収容物と底板との間に隙間を設けることができ、容易に組み立てることができる。
本発明の実施形態に係るトレイを前方左上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るトレイのブランクシートを示した図である。 本発明の実施形態に係るトレイを示した平面図である。 本発明の実施形態に係るトレイを示した図3のIV-IV断面図である。 本発明の実施形態に係るトレイを組み立てる手順を示した図で、底板に対して側壁を立ち上げた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るトレイを組み立てる手順を示した図で、底板に対して端壁を立ち上げた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るトレイを組み立てる手順を示した図で、仕切り壁を底板上に配置した状態を示した斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態のトレイを説明する上で便宜上設定したものであり、トレイの構成を限定するものではない。
本実施形態のトレイ1は、図4に示すように、ブルーベリーやイチゴなどの青果物を詰めたプラスチック製の容器Pを収容物として収容するものである。本実施形態の容器Pは、上面が開口した有底筒状の本体に上蓋を取り付けたものである。
本実施形態のトレイ1は、図1に示すように、底板10と、底板10に連設された前後の端壁20,20と、底板10に連設された左右の側壁30,30と、を備えている。また、底板10上には、四枚の仕切り壁40と、一枚の中間板50と、二枚の仕切り板60,60と、が立ち上げられている。
本実施形態のトレイ1は、図2に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
本実施形態では、図2におけるブランクシートSの左側の一辺に切断誘導線を介して中間板50が連設され、図2におけるブランクシートSの右側の一辺に切断誘導線を介して二枚の仕切り板60,60が連設されている。二枚の仕切り板60,60は、ブランクシートSの一片に沿って並べられている。
そして、ブランクシートS、中間板50および両仕切り板60,60によって、一枚の略長方形のシートが構成されている。
底板10は、図1に示すように、四角形に形成されている(図2参照)。
底板10の前縁部には、折れ線を介して前側の端壁20が連設されている。前側の端壁20は、四角形の壁板であり、底板10の前縁部から上方に向けて延びている。前側の端壁20は、底板10に対して垂直に形成されている。
底板10の後縁部には、折れ線を介して後側の端壁20が連設されている(図2参照)。後側の端壁20と前側の端壁20とは前後対称に形成されている。
底板10の左縁部には、図5に示すように、折れ線を介して、左側の側壁30が連設されている。左側の側壁30は、四角形の壁板であり、底板10の左縁部から上方に向けて延びている。左側の側壁30は、底板10に対して垂直に形成されている。
左側の側壁30の前後の側縁部には、内方に向けて延びている前後の中間フラップ31,31がそれぞれ連設されている。前側の中間フラップ31は、図6に示すように、前側の端壁20の内面に重ねられている。また、後側の中間フラップ31は、後側の端壁20の内面に重ねられている。
底板10の右縁部には、右側の側壁30が連設されている。右側の側壁30と左側の側壁30とは左右対称に形成されており、右側の側壁30の前後の側縁部にも前後の中間フラップ31,31がそれぞれ連設されている。
右側の側壁30の上縁部には、図5に示すように、二本の折れ線を介して、右側の内側壁32が連設されている。内側壁32は、四角形の壁板であり、側壁30の内面に重ねられている。内側壁32の下縁部は、底板10の上面に当接している。
側壁30および内側壁32には、図2に示すように、複数の通気穴33が形成されている。図1に示すように、トレイ1を組み立てた状態では、側壁30の通気穴33と内側壁32の通気穴33とが連通している。そして、各通気穴33を通じてトレイ1の内部空間と外部空間とが通気するように構成されている。
右側の内側壁32の下縁部には、折れ線を介して段差用側板34が連設されている。段差用側板34は、内側壁32の下縁部に沿って帯状に形成されている(図2参照)。段差用側板34は、内側壁32の下縁部から内方に突出している。図7に示すように、段差用側板34が底板10の上面に重ねられることで、底板10の上面の右縁部に段差部が形成されている。
右側の内側壁32の前後の側縁部には、図5に示すように、内方に向けて延びている前後の内フラップ35,35がそれぞれ連設されている。前側の内フラップ35は、前側の中間フラップ31の内面に重ねられている。また、後側の内フラップ35は、後側の中間フラップ31の内面に重ねられている。
本実施形態では、内側壁32と内フラップ35とが傾斜壁36を介して連設されている。内フラップ35を中間フラップ31に重ねた状態では、傾斜壁36が内側壁32および内フラップ35に対して傾斜している。
図2に示すように、右側の側壁30と同様に、左側の側壁30の上縁部にも内側壁32が連設されている。また、左側の側壁30および内側壁32にも複数の通気穴33が形成されている。また、左側の内側壁32にも段差用側板34が連設されるとともに、中間フラップ31が傾斜壁36を介して連設されている。
図5に示すように、左側の内フラップ35の先端部には、上縁部から下向きに延びているスリットが形成されるとともに、右側の内フラップ35の先端部は、下縁部から上向きに延びているスリットが形成されている。左右の内フラップ35,35のスリットを組み合わせることで、左右の内フラップ35,35が連結されている。
後側の端壁20の上縁部の中央部には、図7に示すように、二本の折れ線を介して内端壁21が連設されている(図6参照)。内端壁21は、端壁20の内面側に折り返されている。内端壁21は、左右の内フラップ35,35の内面に重ねられている。
内端壁21の下縁部は、底板10の上面に当接している。内端壁21の下縁部に形成された突起部を、底板10の後縁部に形成された係合穴に差し込むことで、内端壁21の下縁部が底板10の上面に連結されている。
図6に示すように、後側の端壁20の上縁部において、内端壁21が連設されている部位の左右両側には、折れ線を介して左右の差込片22,22がそれぞれ連設されている。差込片22には、左右方向に延びている複数の折れ線が上下方向に間隔を空けて形成されている。
差込片22は、中間フラップ31の内面と、内フラップ35の外面との間に差し込まれている(図3参照)。これにより、端壁20の上縁部が中間フラップ31および内フラップ35に支持されている。
図7に示すように、後側の内端壁21の左右の側縁部には、折れ線を介して左右の仕切り壁40,40が連設されている。仕切り壁40は、後側の内端壁21の側縁部から前方に向けて延びており、底板10の上面に垂直に立ち上げられている。仕切り壁40の先端部は、底板10の前後方向の中央部よりも後方に配置されている。
底板10の上面の後部に配置された左右の仕切り壁40,40によって、トレイ1の後部の内部空間が左右三つに略均等に区画されている。
仕切り壁40の下縁部には、二枚の段差用突出片41,41が前後方向に間隔を空けて連設されている。前側の段差用突出片41は、仕切り壁40の下縁部の先端部に連設されており、四分円形状に形成されている(図3参照)。後側の段差用突出片41は、仕切り壁40の下縁部の中間部に連設されており、半円形状に形成されている(図3参照)。
仕切り壁40の下縁部には、底板10の上面に当接する第一区間L1と、第一区間L1よりも僅かに上方に配置された第二区間L2と、が形成されている(図2参照)。
第二区間L2,L2は、仕切り壁40の下縁部の前端部と中間部との二箇所に形成されている。前後の段差用突出片41,41は、折れ線を介して前後の第二区間L2,L2にそれぞれ連設されている。
左側の仕切り壁40の両段差用突出片41,41は、図3に示すように、左側の仕切り壁40の下縁部から右方に向けて突出している。右側の仕切り壁40の両段差用突出片41,41は、右側の仕切り壁40の下縁部から左方に向けて突出している。
段差用突出片41は、図4に示すように、仕切り壁40の下縁部の第二区間L2から斜め下方に向けて延びている。つまり、段差用突出片41の基端部は、底板10の上面から離れている。そして、段差用突出片41の先端部が底板10の上面に重ねられている。
本実施形態では、底板10の上面において、左右の仕切り壁40,40の間の領域に四枚の段差用突出片41が配置されることで、底板10の上面の左右方向の中間部に段差部が形成されている。
図7に示すように、トレイ1の後半分と前半分とは前後対称に形成されている。つまり、前側の端壁20の上縁部にも内端壁21および左右の差込片22,22が連設されている。また、前側の内端壁21の左右の側縁部から後方に向けて左右の仕切り壁40,40が延びており、仕切り壁40の下縁部には段差用突出片41が連設されている。
本実施形態のトレイ1では、図1に示すように、各仕切り壁40に中間板50および二枚の仕切り板60,60が組み付けられている。
中間板50および両仕切り板60,60は、左右方向に延びている平板であり、底板10の上面に垂直に立ち上げられている。
中間板50は、底板10の前後方向の中央部に配置されている。中間板50の左右の側縁部は、左右の内側壁32,32の上端部に形成されたスリットに差し込まれている。本実施形態では、中間板50の左右の端部は、左右の内側壁32,32を介して、左右の側壁30,30にそれぞれ組み付けられて支持されている。なお、中間板50の左右の端部を左右の側壁30,30にそれぞれ直接組み付けてもよい。
そして、中間板50によってトレイ1の内部空間が前後に二等分されている(図3参照)。
二枚の仕切り板60,60は、中間板50の前後両側に配置されている。仕切り板60は、左右の仕切り壁40,40の上端部に形成されたスリットに差し込まれている。
前側の仕切り板60は、底板10の前半分の領域の前後方向の中央部に配置されている。また、後側の仕切り板60は、底板10の後半分の領域の前後方向の中央部に配置されている。
図3に示すように、トレイ1では、底板10上に配置された中間板50および二枚の仕切り板60,60によって、トレイ1の内部空間が前後四つに略均等に区画されている。
これにより、トレイ1の内部空間は、十二個の空間に区画されている。トレイ1では、図4に示すように、一つの空間に一つの容器Pを収容することができる。つまり、トレイ1には、十二個の容器Pを収容することができる。
本実施形態のトレイ1を組み立てるときには、まず、図2に示すブランクシートSから、図5に示すように、底板10に対して左右の側壁30,30を立ち上げる。
また、側壁30の内面側に内側壁32を折り返して、段差用側板34を底板10の上面に重ねる。
また、内側壁32に連設された内フラップ35を底板10の前縁部に沿って配置し、左右の内フラップ35,35の先端部同士を連結するとともに、側壁30に連設された中間フラップ31を内フラップ35の外面に重ねる。
続いて、図6に示すように、底板10に対して前後の端壁20,20を立ち上げて、左右の中間フラップ31,31の外面に重ねる。また、差込片22を中間フラップ31と内フラップ35との間に差し込む。
このとき、差込片22には、左右方向に延びている折れ線が複数形成されており、差込片22を折り曲げ易いため、差込片22を中間フラップ31と内フラップ35との間に差し込み易くなっている。
端壁20の上縁部に連設された差込片22を、中間フラップ31と内フラップ35との間に差し込むことで、端壁20の上縁部が中間フラップ31および内フラップ35に支持されるため、端壁20を底板10に対して立ち上げられた状態に保つことができる。
続いて、図7に示すように、内端壁21に対して仕切り壁40を折り曲げるとともに、端壁20に対して内端壁21および仕切り壁40を折り返す。
このとき、端壁20は、差込片22によって中間フラップ31および内フラップ35に支持されており、底板10に対して立ち上げられた状態に保たれているため、端壁20を手で押さえることなく、端壁20に対して内端壁21および両仕切り壁40,40を容易に折り返すことができる。
これにより、四枚の仕切り壁40,40が底板10上に立ち上げられ、複数の段差用突出片41が底板10の上面に重なる。
図1に示すように、底板10上に四枚の仕切り壁40を立ち上げた後に、中間板50を左右の内側壁32,32に組み付けるとともに、前後の仕切り板60,60を各仕切り壁40に組み付けて、トレイ1の組み立て作業を完了する。
以上のようなトレイ1では、図7に示すように、仕切り壁40が内端壁21に連設されている。そのため、トレイ1を組み立てるときに、端壁20に対して内端壁21を折り返すことで、複数の仕切り壁40を底板10の上面に配置することができる。
また、仕切り壁40は、内端壁21に支持されているため、仕切り壁40を底板10上に安定させることができる。
また、仕切り壁40の下縁部に連設された段差用突出片41が底板10の上面に重なることで、底板10の上面の左右方向の中間部に段差部が形成される。
また、側壁30に対して内側壁32を折り返すと内側壁32の下縁部に連設された段差用側板34が、底板10の上面に重なることで、底板10の上面の左右方向の端部に段差部が形成される。
このように、底板10の上面に複数の段差部が形成されたトレイ1を容易に組み立てることができる。
そして、図4に示すように、本実施形態のトレイ1に容器Pを収容するときに、容器Pの一部を段差用突出片41または段差用側板34の上面に載せることで、容器Pの下面と底板10の上面との間に隙間を設けることができる。このように、容器Pと底板10との間に隙間を設けることで、運搬時の振動が容器P内の青果物に伝わり難くなる。
また、本実施形態のトレイ1では、段差用突出片41の基端部が底板10の上面から離れるため、段差用突出片41によって底板10上に形成される段差が大きくなるとともに、段差用突出片41が上下方向に撓むため、運搬時の振動を効果的に吸収することができる。
本実施形態のトレイ1では、前後左右の壁体が二重壁であるとともに、四隅に傾斜壁36が配置されるため、トレイ1の耐荷重を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態のトレイ1では、図1に示すように、仕切り壁40の下縁部に半円形状および四分円形状の段差用突出片41が形成されているが、段差用突出片41の数や形状は限定されるものではない。
また、本実施形態のトレイ1では、一枚の仕切り壁40の左右一方に段差用突出片41を突出させているが、一枚の仕切り壁40から左右両側に段差用突出片41を突出させてもよい。
本実施形態のトレイ1では、内側壁32の下縁部に帯状の段差用側板34が連設されているが、段差用側板34の形状は限定されるものではない。例えば、内側壁32の下縁部に複数の段差用側板を前後方向に間隔を空けて設けてもよい。更には、内側壁32の下縁部に段差用側板34を設けなくてもよい。
本実施形態のトレイ1では、四つの仕切り壁40が設けられているが、仕切り壁40の数や形状は限定されるものではない。例えば、内端壁21の一方の側縁部のみに仕切り壁40を連設してもよい。また、トレイ1の前後一方の端壁20のみに内端壁21および仕切り壁40を連設してもよい。
本実施形態のトレイ1では、一枚の中間板50および二枚の仕切り板60,60が設けられているが、仕切り板の数や形状は限定されるものではない。更には、仕切り板を設けなくてもよい。
また、中間板50の下縁部または仕切り板60の下縁部に、前後方向に突出した段差用突出片を設けてもよい。
本実施形態のトレイ1は、図7に示すように、青果物を詰めた容器Pを収容物として収容しているが、本発明のトレイに収容される収容物は限定されるものではない。
本実施形態のトレイ1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によってトレイを形成してもよい。
1 トレイ
10 底板
20 端壁
21 内端壁
22 差込片
30 側壁
31 中間フラップ
32 内側壁
33 通気穴
34 段差用側板
35 内フラップ
36 傾斜壁
40 仕切り壁
41 段差用突出片
50 中間板
60 仕切り板
L1 第一区間
L2 第二区間
P 容器(収容物)
S ブランクシート

Claims (7)

  1. 底板と、
    前記底板に連設された前後の端壁と、
    前記底板に連設された左右の側壁と、
    前記端壁の上縁部に連設され、前記端壁の内面側に折り返された内端壁と、を備え、
    前記内端壁の左右方向の側縁部には、折れ線を介して仕切り壁が連設され、
    前記仕切り壁は、前後方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられており、
    前記仕切り壁の下縁部には、折れ線を介して段差用突出片が連設され、
    前記段差用突出片は、前記仕切り壁の下縁部から左右方向に突出して、前記底板の上面に重ねられていることを特徴とするトレイ。
  2. 請求項1に記載のトレイであって、
    前記仕切り壁の下縁部には、
    前記底板の上面に当接する第一区間と、
    前記第一区間よりも上方に配置された第二区間と、が形成されており、
    前記段差用突出片は、前記第二区間に連設されていることを特徴とするトレイ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のトレイであって、
    前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を備え、
    前記内側壁の下縁部には、折れ線を介して段差用側板が連設され、
    前記段差用側板は、前記内側壁の下縁部から内方に突出して、前記底板の上面に重ねられていることを特徴とするトレイ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のトレイであって、
    前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を備え、
    前記側壁の前後方向の側縁部には、前記端壁の内面に重ねられた中間フラップが連設されるとともに、
    前記内側壁の前後方向の側縁部には、前記中間フラップの内面に重ねられた内フラップが連設されており、
    前記端壁の上縁部には、前記中間フラップの内面と前記内フラップの外面との間に差し込まれている差込片が連設され、
    前記内端壁は、前記内フラップの内面に重ねられていることを特徴とするトレイ。
  5. 請求項1または請求項2に記載のトレイであって、
    前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面側に折り返された内側壁を備え、
    前記側壁の前後方向の側縁部には、前記端壁の内面に重ねられた中間フラップが連設されるとともに、
    前記内側壁の前後方向の側縁部には、前記中間フラップの内面に重ねられた内フラップが連設されており、
    前記内側壁と前記内フラップとは、傾斜壁を介して連設され、
    前記傾斜壁は、前記内側壁および前記内フラップに対して傾斜していることを特徴とするトレイ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトレイであって、
    左右方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられた仕切り板を有し、
    前記仕切り板は、前記仕切り壁に組み付けられていることを特徴とするトレイ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のトレイであって、
    左右方向に延びて前記底板の上面に立ち上げられた中間板を有し、
    前記中間板の左右の端部は、左右の前記側壁にそれぞれ組み付けられていることを特徴とするトレイ。
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