JP7444043B2 - 端子ユニット - Google Patents

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Description

本開示は、端子ユニットに関するものである。
特許文献1には、円柱形状の接点部を有する雄端子と、雄端子の接点部が挿入される円筒部内に配置された複数の弾性接点部を有する雌端子と、を備えた端子ユニットが開示されている。特許文献2には、平板形状の接点部を有する雄端子と、雄側の接点部に圧接されるエンボス状の接点部を有する雌端子と、を備えた端子ユニットが開示されている。
特開2019-003911号公報 特開2017-204396号公報
特許文献1の端子ユニットは、雄端子の円柱形状の接点部に対して円筒部内に配置された複数の弾性接点部を接触させることができ、大きな接触面積を容易に確保することができる。しかしながら、雄端子の円柱形状の接点部を鍛造や切削等により形成する必要があり、製造コストが高くなり易いという問題を内在していた。これに対し、特許文献2の端子ユニットのように、雄端子の接点部を平板形状に変更してコストの低減を図ることも考えられる。しかしながら、平板形状の雄側の接点部に対して、エンボス状の雌側の接点部を点接触させる構造であるため、雄端子の接点部が円柱形状である場合に比べて、雄端子の接点部と雌端子の接点部の接触面積を確保することが難しくなる場合があり、更なる改良が望まれていた。
そこで、製造コストを抑えつつ、雄端子の接点部と雌端子の接点部の接触面積の増大を図ることができる、新規な構造の端子ユニットを開示する。
本開示の端子ユニットは、雄端子と雌端子を備えた端子ユニットであって、前記雄端子は、平板金具を用いて構成されており、前記平板金具が板厚方向に湾曲されてなる雄側湾曲状接点部を有し、前記雌端子は、前記雄端子が挿入される筒状の挿通部と、前記挿通部に設けられており、前記雄側湾曲状接点部に接触する雌側湾曲状接点部を有し、前記雄側湾曲状接点部と前記雌側湾曲状接点部が、前記雄端子の前記雌端子の前記挿通部への挿入方向に延びており前記平板金具が矩形状を有し、前記平板金具の幅方向中央部分に、前記板厚方向の一方側に凸となる前記雄側湾曲状接点部が設けられており、前記挿通部は、前記雄端子を間に挟んで対向する上壁部と下壁部を備え、前記上壁部は、前記雄側湾曲状接点部の外周面に重ね合わされる上壁湾曲部を有し、前記上壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられており、前記挿通部の前記下壁部は、前記雄側湾曲状接点部の内周面に向かって突出する支持突部を有し、前記支持突部は、前記雄側湾曲状接点部の内周面に重ね合わされる下壁湾曲部を有し、前記下壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられている、ものである。
本開示の別の態様に係る端子ユニットは、雄端子と雌端子を備えた端子ユニットであって、前記雄端子は、平板金具を用いて構成されており、前記平板金具が板厚方向に湾曲されてなる雄側湾曲状接点部を有し、前記雌端子は、前記雄端子が挿入される筒状の挿通部と、前記挿通部に設けられており、前記雄側湾曲状接点部に接触する雌側湾曲状接点部を有し、前記雄側湾曲状接点部と前記雌側湾曲状接点部が、前記雄端子の前記雌端子の前記挿通部への挿入方向に延びており、前記平板金具が矩形状を有し、前記平板金具の幅方向中央部分に、前記板厚方向の一方側に凸となる前記雄側湾曲状接点部が設けられており、前記挿通部は、前記雄端子を間に挟んで対向する上壁部と下壁部を備え、前記上壁部は、前記雄側湾曲状接点部の外周面に重ね合わされる上壁湾曲部を有し、前記上壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられており、前記上壁部を前記下壁部側に付勢するばね部材を有しており、前記挿通部が、前記上壁部と、前記下壁部と、前記下壁部の両側から立ち上がる一対の側壁部とを有し、前記上壁部が、前記一対の側壁部の一方側に一体的に連結されており、前記上壁部を前記一対の側壁部の他方側に折り返すことにより形成された折り返し部により、前記ばね部材が構成されている、ものである。
本開示の端子ユニットによれば、製造コストを抑えつつ、雄端子の接点部と雌端子の接点部の接触面積の増大を図ることができる。
図1は、実施形態1に係る端子ユニットを、雌端子へ雄端子を挿通した状態で示す斜視図である。 図2は、図1に示された端子ユニットの要部を拡大して示す側面図である。 図3は、実施形態1に係る端子ユニットを、雄端子と雌端子とが離隔した状態で示す斜視図である。 図4は、実施形態2に係る端子ユニットの要部を拡大して示す側面図であって、図2に対応する図である。
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子ユニットは、
(1)雄端子と雌端子を備えた端子ユニットであって、前記雄端子は、平板金具を用いて構成されており、前記平板金具が板厚方向に湾曲されてなる雄側湾曲状接点部を有し、前記雌端子は、前記雄端子が挿入される筒状の挿通部と、前記挿通部に設けられており、前記雄側湾曲状接点部に接触する雌側湾曲状接点部を有し、前記雄側湾曲状接点部と前記雌側湾曲状接点部が、前記雄端子の前記雌端子の前記挿通部への挿入方向に延びている、ものである。
本開示の端子ユニットによれば、雄端子が平板金具によって構成され、雄側湾曲状接点部は、平板金具を板厚方向に湾曲することで設けることができる。それゆえ、雄端子の接点部が円柱形状を有し、鍛造や切削等により形成する必要がある従来構造に比べて、製造コストの低減を図ることができる。また、雄端子と雌端子の接続は、雄端子に設けられた雄側湾曲状接点部と雌端子に設けられた雌側湾曲状接点部が相互に接触する、曲面同士の接触により達成される。しかも、雄側湾曲状接点部と雌側湾曲状接点部は、雄端子の雌端子の挿通部への挿入方向に延びている。それゆえ、雄側湾曲状接点部と雌側湾曲状接点部を、線接触や面接触の状態で、挿入方向に所定長さで重ね合わせることができる。その結果、平板形状の雄側の接点部に対して雌側のエンボス状の接点部を点接触させていた従来構造に比べて、接点部同士の接触面積の増大を図ることができる。それゆえ、接点部同士の接触抵抗や接点部間の接触圧力を低減することができ、端子ユニットの熱性能の向上や、雄端子と雌端子の挿抜の繰り返しによるめっき剥がれの抑制も、図ることができる。
(2)前記平板金具が矩形状を有し、前記平板金具の幅方向中央部分に、前記板厚方向の一方側に凸となる前記雄側湾曲状接点部が設けられており、前記挿通部は、前記雄端子を間に挟んで対向する上壁部と下壁部を備え、前記上壁部は、前記雄側湾曲状接点部の外周面に重ね合わされる上壁湾曲部を有し、前記上壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられている、ことが好ましい。面積が大きい雄側湾曲状接点部の外周面に重ね合わされる挿通部の上壁湾曲部に雌側湾曲状接点部が設けられていることから、雌雄接点部同士の接触面積を一層有利に確保することができ、雌側湾曲状接点部を高い自由度で設計することができる。
(3)上記(2)において、前記挿通部の下壁部は、前記雄側湾曲状接点部の内周面に向かって突出する支持突部を有し、前記支持突部は、前記雄側湾曲状接点部の内周面に重ね合わされる下壁湾曲部を有し、前記下壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられている、ことが好ましい。雄側湾曲状接点部を上壁湾曲部と下壁湾曲部の間に挟んで安定して保持することができる。しかも、雄側湾曲状接点部の内周面に重ね合わされる下壁湾曲部にも、雌側湾曲状接点部を設けることができることから、雌雄接点部同士の接触面積を一層有利に確保することができる。
(4)上記(3)において、前記雌端子の前記上壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面に沿って湾曲する前記上壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面の周方向中央部分に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっており、前記雌端子の前記下壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面の周方向中央部分から両端部側に離隔した2箇所に設けられた2つの前記下壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面の前記周方向中央部分から前記両端部側に離隔した前記2箇所に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっている、ことが好ましい。
雌端子の上壁部側では、雄側湾曲状接点部の外周面の周方向中央部分に対して、上壁湾曲部に設けられた雌側湾曲状接点部が当接し、雌端子の下壁部側では、雄側湾曲状接点部の内周面の周方向中央部分から両端部側に離隔した2箇所に対して、2つの下壁湾曲部に設けられた2つの雌側湾曲状接点部がそれぞれ当接する。その結果、例えば雄側湾曲状接点部の上下側に分散した3点で、雌側湾曲状接点部を当接させることができ、雌雄の接点部同士をより広い接触面積で一層安定して当接状態に保持することができる。
(5)上記(3)において、前記雌端子の前記下壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面に沿って湾曲する前記下壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面の周方向中央部分に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっており、前記雌端子の前記上壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面の周方向中央部分から両端部側に離隔した2箇所に設けられた2つの前記上壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面の前記周方向中央部分から前記両端部側に離隔した前記2箇所に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっている、ことが好ましい。
雌端子の下壁部側では、雄側湾曲状接点部の内周面の周方向中央部分に対して、下壁湾曲部に設けられた雌側湾曲状接点部が当接し、雌端子の上壁部側では、雄側湾曲状接点部の外周面の周方向中央部分から両端部側に離隔した2箇所に対して、2つの上壁湾曲部に設けられた2つの雌側湾曲状接点部がそれぞれ当接する。その結果、例えば雄側湾曲状接点部の上下側に分散した3点で、雌側湾曲状接点部を当接させることができ、雌雄の接点部同士をより広い接触面積で一層安定して当接状態に保持することができる。
(6)上記(2)から(5)のいずれかにおいて、前記上壁部を前記下壁部側に付勢するばね部材を有している、ことが好ましい。挿通部の上壁部が、下壁部側に付勢されていることから、雄端子の挿入時には、ばね部材の付勢力に抗して上壁部が下壁部から離れる方向に変位することで、雄端子の挿入が可能となる。雄端子の挿入後には、ばね部材の付勢力により、上壁部や下壁部に設けられた雌側湾曲状接点部を、雄側湾曲状接点部に圧接することができ、接点の接触抵抗を有利に低減することができる。
(7)上記(6)において、前記挿通部が、前記上壁部と、前記下壁部と、前記下壁部の両側から立ち上がる一対の側壁部とを有し、前記上壁部が、前記一対の側壁部の一方側に一体的に連結されており、前記上壁部を前記一対の側壁部の他方側に折り返すことにより形成された折り返し部により、前記ばね部材が構成されている、ことが好ましい。上壁部が一対の側壁部の一方側に一体的に連結されていることから、雌端子の取り扱いが容易となる。しかも、挿通部の上壁部を下壁部側に付勢するばね部材を、上壁部を一対の側壁部の他方側に折り返すことにより形成された折り返し部によって構成していることから、雌端子の構造の簡素化や低コスト化を図ることができる。
<本開示の実施形態の詳細>
本開示の端子ユニットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
以下、本開示の実施形態1の端子ユニット10について、図1から図3を用いて説明する。端子ユニット10は、雄端子12と雌端子14とを備えている。そして、雄端子12が雌端子14に挿入されて相互に接触することで、雄端子12と雌端子14とが電気的に接続されるようになっている。なお、以下の説明において、上下方向とは図2中の上下方向をいい、前後方向とは図2中の左右方向をいう。また、左右方向とは、図2の紙面直交方向であり、紙面の奥手前方向をいう。
<雄端子12>
雄端子12は、図示しない平板金具を用いて構成されている。平板金具は矩形状を有しており、所定の幅寸法(図2中の左右方向寸法)および厚さ寸法(上下方向寸法)を有しており、ストレートに延びている。雄端子12は、導電性を有しており、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の電気抵抗の低い金属により形成される。
そして、この平板金具を板厚方向で湾曲させることで、雄端子12には、板厚方向の一方側(上方)に凸となる雄側湾曲状接点部18が設けられている。実施形態1では、平板金具(雄端子12)の幅方向中央部分に、雄側湾曲状接点部18が設けられている。また、雄端子12の幅方向両端部分には、平坦部20,20が設けられている。これにより、雄端子12の下面において、雄側湾曲状接点部18に対応する幅方向中央には、下方に開口する凹部22が、平板金具の長さ方向に延びて形成されている。
雄端子12において、雄側湾曲状接点部18、平坦部20,20、凹部22は、長さ方向一方の端部から所定の長さに亘って形成されている。雄端子12の長さ方向他方の端部は、例えば雄側湾曲状接点部18が設けられることなく、平板状のままであり、ボルト挿通孔が設けられて機器の端子部に固定されたり、電線が固着される。
また、実施形態1では、雄側湾曲状接点部18が、円弧形状である。特に、実施形態1では、雄側湾曲状接点部18の上面(外周面)の曲率が略一定であるとともに、雄側湾曲状接点部18の下面(内周面)の曲率が略一定である。
<雌端子14>
雌端子14は、雄端子12が挿入される筒状の挿通部24を有している。挿通部24は、側方(左右方向両側)に開口しており、筒状とされた挿通部24の軸方向が左右方向である。すなわち、挿通部24は、左右方向で所定の寸法を有している。雌端子14は、雄端子12と同様に、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の電気抵抗の低い金属により形成される。
実施形態1では、筒状とされた挿通部24が、内孔を挟んで上下方向で分割されており、内孔の上側に位置する上壁部26と内孔の下側に位置する下壁部28とを備えている。そして、図1,2に示されるように、挿通部24における内孔(後述する雄端子挿入隙間46)に雄端子12が挿入された状態では、挿通部24における上壁部26と下壁部28が、雄端子12を間に挟んで上下方向で相互に対向している。
また、実施形態1では、雌端子14が、一定の幅寸法を有する帯状の部材にプレス加工を施すことによって形成されており、帯状の部材の長さ方向中間部分が折り曲げられている。これにより、雌端子14の後端部に折り返し部30が構成されており、折り返し部30を挟んだ一方の側に上壁部26が設けられているとともに、他方の側に下壁部28が設けられている。すなわち、上壁部26と下壁部28は、雌端子14の後端部において折り返し部30を介して連結されているとともに、帯状の部材の長さ方向一端部32および他端部34(それぞれ雌端子14の前端部)はそれぞれ自由端である。そして、後述するように、この折り返し部30により上壁部26を下壁部28側に付勢するばね部材が構成される。なお、雌端子14の挿通部24へ雄端子12が挿入される前の状態において、雌端子14を構成する帯状の部材の長さ方向一端部32および他端部34は、相互に離隔していてもよいし、当接していてもよい。
上壁部26の前後方向中間部分には、上方に凸となる上壁湾曲部36が設けられており、上壁部26において上壁湾曲部36を挟んだ前後方向両側には、平坦部38,38が設けられている。すなわち、上壁湾曲部36の前後方向両端からは、平坦部38,38が前後方向外方に延び出しており、上壁湾曲部36から前方に延びる平坦部38の端部が、雌端子14を構成する帯状の部材の長さ方向一端部32である。また、上壁湾曲部36から後方に延びる平坦部38の端部が、折り返し部30に繋がっている。後述するように、折り返し部30は下壁部28に繋がっていることから、上壁部26は、一対の側壁部42,42の一方側(後方側の側壁部42)に一体的に連結されている。上壁部26に上壁湾曲部36が設けられることで、上壁部26の下面において、上壁湾曲部36と対応する位置には、下方に開口する上側凹部40が形成されている。
実施形態1では、上壁湾曲部36が円弧形状である。特に、実施形態1では、上壁湾曲部36の下面の曲率が略一定である。上壁湾曲部36の下面における曲率は、雄端子12の雄側湾曲状接点部18の上面における曲率以下である。特に、実施形態1では、上壁湾曲部36の下面における曲率と、雄側湾曲状接点部18の上面における曲率とが、略等しくされている。これにより、後述するように、雄端子12が雌端子14の挿通部24に挿入される際には、上壁湾曲部36が、雄側湾曲状接点部18の外周面に重ね合わされるようになっている。すなわち、上壁湾曲部36が、雄側湾曲状接点部18の外周面に沿って湾曲している。そして、上壁湾曲部36に上側の雌側湾曲状接点部41が設けられている。
下壁部28の前後方向両側には、上壁部26に向かって立ち上がる一対の側壁部42,42が設けられている。これら下壁部28および一対の側壁部42,42によって、上方に向かって凹となる下側凹部44が構成されている。そして、上方に凸となる上壁湾曲部36と上方に凹となる下側凹部44とにより形成される空間が、挿通部24の内孔であり、雄端子12が挿入される雄端子挿入隙間46である。すなわち、実施形態1では、挿通部24が、上壁湾曲部36と平坦部38,38の一部と下壁部28と側壁部42,42とを含んで構成されている。また、側壁部42,42の上端からは、平坦部48,48が前後方向外方に延び出している。すなわち、前方の側壁部42から前方に延びる平坦部48の端部が、雌端子14を構成する帯状の部材の長さ方向他端部34である。また、後方の側壁部42から後方に延びる平坦部48の端部が、折り返し部30に繋がっている。すなわち、折り返し部30は、雌端子14を構成する帯状の部材を、長さ方向一端部32と長さ方向他端部34とを相互に接近させる方向に折り返すことによって形成される。換言すれば、長さ方向一端部32側に位置する上壁部26を、長さ方向他端部34側に位置する一対の側壁部42,42の他方側(前方側の側壁部42)に折り返すことで、折り返し部30が構成される。
実施形態1では、下壁部28の前後方向中間部分において、上方に向かって、すなわち雄端子12が雌端子14の挿通部24に挿入された際に雄端子12の雄側湾曲状接点部18の内周面(凹部22の内面)に向かって突出する支持突部50が設けられている。要するに、下壁部28において上方に突出する支持突部50が、雄端子挿入隙間46の内方に向かって突出している。これにより、下壁部28において支持突部50の前後方向両側には、一対の底壁52,52が形成されている。また、一対の底壁52,52の前後方向内方の端部には、上方に向かって立ち上がる内側縦壁54,54が設けられている。そして、内側縦壁54,54の上端同士が、上方に凸となるように湾曲する下壁湾曲部56により連結されている。すなわち、実施形態1では、支持突部50が、一対の内側縦壁54,54と下壁湾曲部56とを含んで構成されている。そして、底壁52,52の前後方向外方の端部には、前述の側壁部42,42が設けられている。それゆえ、下側凹部44において、支持突部50の前後方向両側には、底壁52と側壁部42と内側縦壁54とにより囲まれた矩形凹部58,58が、上方に開口して形成されている。
特に、実施形態1では、下壁湾曲部56が前後方向で2つ設けられており、すなわち前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bとが設けられている。これら前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bとはそれぞれ円弧形状であり、それぞれが略一定の曲率を有している。これにより、それぞれ円弧形状とされた前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bとが、内側縦壁54,54の上端から前後方向内方に突出して相互に突き合わされている。この結果、実施形態1では、支持突部50の上面における前後方向中央において、前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bとの連結に伴って、下方に向かって僅かに凹む窪み60が形成されている。
下壁湾曲部56の上面(外周面)における曲率は、雄端子12の雄側湾曲状接点部18の下面(凹部22の内面)における曲率以上である。実施形態1では、前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56bの上面(外周面)における曲率が、それぞれ雄側湾曲状接点部18の下面(内周面)における曲率よりも大きくされている。これにより、後述するように、雄端子12が雌端子14の挿通部24に挿入される際には、下壁湾曲部56が、雄側湾曲状接点部18の内周面に重ね合わされるようになっている。すなわち、下壁湾曲部56に下側の雌側湾曲状接点部61が設けられている。特に、実施形態1では、前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bが、雄側湾曲状接点部18の内周面の周方向中央部分から周方向両端部側に離隔した2箇所に設けられている。そして、これら前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bのそれぞれに、下側の雌側湾曲状接点部61が設けられている。
上記の形状とされた雌端子14には、電線62が固着されている。具体的には、電線62は被覆電線であり、芯線64が絶縁被覆66により覆われている。そして、電線62の端部において絶縁被覆66が剥がされることにより露出された芯線64が、雌端子14における折り返し部30の下面に固着されている。なお、芯線64を折り返し部30に固着する方法は限定されるものではなく、例えば圧着や接着、溶着等であってもよい。また、芯線64の固着箇所は折り返し部30でなくてもよく、例えば上壁部26や下壁部28から延びる部分(例えば、平坦部38,48)における適切な箇所に固着することができる。なお、雌端子14は、電線62に代えて、機器の端子部にボルト等で固定されるようになっていてもよい。
<雄端子12と雌端子14との接続>
雌端子14の挿通部24(雄端子挿入隙間46)に対して、側方(例えば、図1に示されるように左方)から雄端子12の長さ方向一端部側が挿入される。ここで、雄端子12の雄側湾曲状接点部18および雌端子14の挿通部24(上側の雌側湾曲状接点部41および下側の雌側湾曲状接点部61)が、雄端子12の雌端子14の挿通部24への挿入方向(左右方向)で所定長さに亘って延びている。そして、雄端子12の雄側湾曲状接点部18の外周面における曲率が、雌端子14の上壁湾曲部36の内周面における曲率よりも大きくされている。それゆえ、上壁湾曲部36により形成される上側凹部40内に雄側湾曲状接点部18が入り込んで、上壁湾曲部36と雄側湾曲状接点部18の外周面とが相互に重ね合わされるようになっている。また、上壁湾曲部36の内周面と雄側湾曲状接点部18の外周面が、いずれも曲率が略一定の円弧状であることから、上壁湾曲部36の内周面と雄側湾曲状接点部18の外周面とが、それぞれ周方向中央部分で当接するようになっている。したがって、上壁湾曲部36において、周方向中央部分が上側の雌側湾曲状接点部41である。特に、実施形態1では、上壁湾曲部36の内周面における曲率が、雄側湾曲状接点部18の外周面における曲率と略等しくされており、上壁湾曲部36において、略全体が上側の雌側湾曲状接点部41である。
また、雄端子12の雄側湾曲状接点部18の内周面における曲率が、雌端子14の下壁湾曲部56の外周面における曲率よりも小さくされている。それゆえ、雄側湾曲状接点部18により形成される凹部22内に支持突部50が入り込んで、下壁湾曲部56と雄側湾曲状接点部18の内周面とが相互に重ね合わされるようになっている。実施形態1では、支持突部50において、前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bとが設けられており、前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56bの外周面における曲率が、雄側湾曲状接点部18の内周面における曲率よりも大きくされている。これにより、前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56bの外周面が、雄側湾曲状接点部18の内周面における周方向中央部分よりも周方向両端部側に離隔した位置で当接するようになっている。したがって、雄側湾曲状接点部18の内周面における周方向中央部分よりも周方向両端部側に離隔した2箇所に対して、前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56bに設けられた下側の雌側湾曲状接点部61,61が当接するようになっている。
さらに、雄端子12の凹部22に対して雌端子14の支持突部50が入り込むとともに、雄端子12において凹部22の前後方向両側に位置する平坦部20,20が、雌端子14において支持突部50の前後方向両側に位置する矩形凹部58,58に入り込むようになっている。なお、実施形態1では、平坦部20,20が、上壁湾曲部36の両側に位置する平坦部38,38や、矩形凹部58,58を構成する側壁部42,42、内側縦壁54,54、底壁52,52のいずれにも接触しないようになっている。このように雄端子12の平坦部20,20が雌端子14の矩形凹部58,58に入り込むことで、雄端子12を雌端子14の挿通部24に挿通する際の位置決めの効果が発揮される。
ここで、図3に示されるように、雄端子12を雌端子14の挿通部24へ挿入する前の状態において、上壁湾曲部36と下壁湾曲部56(前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56b)との最小上下方向寸法T(図3参照)は、対応する位置における雄端子12の上下方向寸法T(図3参照)と略同じか僅かに小さくされている。これにより、雄端子12が雌端子14の挿通部24(雄端子挿入隙間46)に挿入された際には、雄端子12により雌端子14の上壁部26と下壁部28とが上下方向に離隔する方向に押し広げられて、上壁部26および下壁部28と平坦部38,48を介して繋がる折り返し部30が、開くように弾性変形するようになっている。この結果、上壁部26および下壁部28には、折り返し部30の弾性的な復元力に基づく付勢力が及ぼされて、上壁部26と下壁部28は、相互に接近する方向に付勢される。すなわち、実施形態1では、上壁部26を下壁部28側に付勢するばね部材が、折り返し部30により構成されている。そして、上壁部26および下壁部28に相互に接近する方向の付勢力が及ぼされることで、雄端子12が、雌端子14の挿通部24(雄端子挿入隙間46)内において、比較的高い接圧をもって、上壁部26と下壁部28に保持されるようになっている。
以上のように、実施形態1では、雄端子12と雌端子14とが、上側においては、雄側湾曲状接点部18の外周面の周方向中央部分で当接するとともに、下側においては、雄側湾曲状接点部18の内周面の周方向中央部分から周方向両端部側に離隔した2箇所で当接するようになっている。これにより、上壁部26により雄端子12を保持する力は、図2中の矢印Aに示すように、上方から下方に向かって作用するとともに、下壁部28(前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56b)により雄端子12を保持する力は、図2中の矢印Bに示すように、上方向に対して前後方向外方へ傾斜する方向に作用する。このように、実施形態1では、雌端子14により雄端子12を保持する上方からの保持力と下方からの保持力とが、相互に対向しないようになっている。
実施形態1の端子ユニット10では、雄端子12における接点部である雄側湾曲状接点部18が所定の長さに亘って設けられている。また、雌端子14が所定の左右方向寸法を有していることから、雌端子14における接点部である雌側湾曲状接点部41,61も所定の長さに亘って設けられている。したがって、雄端子12が雌端子14に挿入される際には、線接触(または雄側湾曲状接点部18および雌側湾曲状接点部41,61が所定の領域に亘って設けられる場合には、面接触)の態様をもって接触することとなる。それゆえ、従来構造のように雄端子と雌端子が点接触の態様をもって接触する場合に比べて、接触面積を増大させることができる。これにより、接点部同士の接触抵抗や接点部間の接触圧力を低減することができて、雄端子12と雌端子14とを繰り返し挿抜することに伴って、雄端子12と雌端子14の表面からめっきが剥がれることも抑制される。また、熱性能を向上させることができて、雄端子12と雌端子14とを備える端子ユニット10の温度上昇を抑制することができる。この結果、端子ユニット10の高温化に伴うめっきの凝着も効果的に防止される。
また、雄端子12は、単に平板金具を湾曲させることで形成することができることから、雄端子12の製造に際して複雑な工程や大掛かりな設備が必要となることがなく、雄端子12、ひいては端子ユニット10の製造コストを低減させることができる。
挿通部24を構成する上壁部26に上壁湾曲部36が設けられて、この上壁湾曲部36に、雄端子12の雄側湾曲状接点部18の外周面と重ね合わされる雌側湾曲状接点部41が設けられている。特に、雄側湾曲状接点部18の外周面と上壁湾曲部36の内周面の曲率を相互に略等しくすることで、雄側湾曲状接点部18に接触する雌側湾曲状接点部41を所定の周方向寸法をもって形成することができて、雄側湾曲状接点部18と雌側湾曲状接点部41とを面接触の態様で接触させることができる。これにより、雄端子12が雌端子14に挿入された際の雄端子12と雌端子14との接触面積を、一層増大させることができる。
挿通部24を構成する下壁部28の支持突部50に下壁湾曲部56が設けられて、この下壁湾曲部56に、雄端子12の雄側湾曲状接点部18の内周面と重ね合わされる雌側湾曲状接点部61が設けられている。これにより、雄端子12を雌端子14の上下方向で安定して保持することができる。特に、実施形態1では、支持突部50に前側下壁湾曲部56aと後側下壁湾曲部56bとが設けられており、前側および後側下壁湾曲部56a,56bのそれぞれに雌側湾曲状接点部61,61が設けられている。これにより、上側の雌側湾曲状接点部41と合わせて、雄端子12が挿通部24における3箇所で保持されることから、雄端子12を挿通部24に挿入した後の雄端子12と雌端子14との位置ずれが効果的に防止される。
特に、実施形態1では、上壁部26により雄端子12へ及ぼされる保持力の方向と、下壁部28により雄端子12へ及ぼされる保持力の方向とが、相互に対向しないようになっている。これにより、雄端子12における特定の箇所に保持力が集中することが回避されて、雄端子12と雌端子14を繰り返し挿抜することに伴うめっき削れが効果的に防止される。
端子ユニット10には、ばね部材(折り返し部30)が設けられており、雄端子12が雌端子14に挿入された状態において、上壁部26が下壁部28側に付勢されるようになっている。これにより、雄端子12と雌端子14との接圧を十分に確保することができて、雄端子12と雌端子14との電気的な接続を安定して維持することができる。すなわち、端子ユニット10にばね部材(折り返し部30)を設けることで、雄端子12と雌端子14との接触面積の増大と、雄端子12と雌端子14との接圧の確保とを両立して達成することができる。
特に、上記のばね部材(折り返し部30)が、雌端子14を構成する帯状の部材を折り返すことで構成されることから、端子ユニット10とは別体とされたばね部材を別途設けることがなく、部品点数や製造コストの削減、構造の簡素化等の効果が発揮される。
<実施形態2>
以下、本開示の実施形態2の端子ユニット70について、図4を用いて説明する。実施形態2における端子ユニット70は、実施形態1の端子ユニット10に比べて、雌端子72の構造が異なるのみであることから、図4では、端子ユニット70の要部を拡大して示す。なお、実施形態2の端子ユニット70において、前記実施形態1の端子ユニット10と実質的に同一の部材または部位には、図中に、前記実施形態1と同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
<雌端子72>
雌端子72において、雄端子12が挿通される筒状の挿通部74は、雄端子12を挟んで対向する上壁部76と下壁部78とを含んでいる。上壁部76は、雄端子12の雄側湾曲状接点部18の外周面と重ね合わされる上壁湾曲部80を有している。実施形態2では、上壁湾曲部80が、下方に凸となる態様で設けられている。特に、実施形態2では、上壁湾曲部80が前後方向で2つ設けられており、すなわち前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bとが設けられている。これら前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bとはそれぞれ円弧形状であり、それぞれが略一定の曲率を有している。前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bとは前後方向で相互に離隔しており、平坦部82により相互に連結されている。
また、前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bの前後方向外方端部には、それぞれ傾斜部83が接続されており、後側上壁湾曲部80bの後方に接続される傾斜部83を介して、上壁部76が、折り返し部30に繋がっている。後述するように、雄端子12を雌端子72に挿入する際には、上壁部76は、前側上壁湾曲部80aおよび後側上壁湾曲部80bの2箇所において、雄側湾曲状接点部18の外周面に接触している。要するに、前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bとは、雄側湾曲状接点部18の外周面の周方向中央部分から周方向両端部側に離隔した2箇所に設けられている。そして、これら前側上壁湾曲部80aおよび後側上壁湾曲部80bのそれぞれに上側の雌側湾曲状接点部84,84が設けられている。なお、前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bとの間に位置する平坦部82は、雄側湾曲状接点部18の外周面とは接触しないようになっている。
下壁部78は、実施形態1と同様に支持突部50を有しているが、実施形態2では、支持突部50に設けられる下壁湾曲部86が、略一定の曲率を有する円弧形状として形成されている。特に、実施形態2では、雄側湾曲状接点部18の内周面における曲率と、下壁湾曲部86の外周面における曲率とが略等しくされている。これにより、後述するように、雄端子12を雌端子72に挿入する際には、下壁部78は、下壁湾曲部86の略全体において雄側湾曲状接点部18の内周面に接触している。すなわち、下壁湾曲部86は、雄側湾曲状接点部18の内周面に沿って湾曲している。そして、この下壁湾曲部86に下側の雌側湾曲状接点部88が設けられている。
<雄端子12と雌端子72との接続>
雌端子72の挿通部74に対して、側方から雄端子12の長さ方向一端部側が挿入される。ここで、前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bとは、前後方向で相互に離隔しており、且つ、下側に凸の形状とされている。これにより、前側上壁湾曲部80aと後側上壁湾曲部80bにおける雌側湾曲状接点部84,84は、雄側湾曲状接点部18の外周面に対して、周方向中央部分から周方向両端部側に離隔した2箇所で接触するようになっている。また、下壁湾曲部86の外周面と雄側湾曲状接点部18の内周面が、いずれも曲率が略一定の円弧状であることから、下壁湾曲部86の外周面と雄側湾曲状接点部18の内周面とが、それぞれ周方向中央部分で当接するようになっている。したがって、下壁湾曲部86において、周方向中央部分が下側の雌側湾曲状接点部88である。特に、実施形態2では、下壁湾曲部86の外周面における曲率が、雄側湾曲状接点部18の内周面における曲率と略等しくされており、下壁湾曲部86において、略全体が下側の雌側湾曲状接点部88である。
以上のように、実施形態2では、雄端子12と雌端子14とが、上側においては、雄側湾曲状接点部18の外周面の周方向中央部分から周方向両端部側に離隔した2箇所で当接するとともに、下側においては、雄側湾曲状接点部18の内周面の周方向中央部分で当接するようになっている。これにより、上壁部76(前側上壁湾曲部80aおよび後側上壁湾曲部80b)により雄端子12を保持する力は、図4中の矢印Cに示すように、下方向に対して前後方向内方へ傾斜する方向に作用するとともに、下壁部78により雄端子12を保持する力は、図4中の矢印Dに示すように、下方から上方へ向かって作用する。このように、実施形態2においても、雌端子72により雄端子12を保持する上方からの保持力と下方からの保持力とが、相互に対向しないようになっている。
実施形態2の端子ユニット70においても、雄端子12における接点部である雄側湾曲状接点部18と雌端子14における上側の接点部である雌側湾曲状接点部84,84とが線接触の態様をもって接触するとともに、雄側湾曲状接点部18と雌端子14における下側の接点部である雌側湾曲状接点部88とが面接触の態様をもって接触する。これにより、従来構造のような点接触の場合と比べて、接触面積の増加が図られる。
また、実施形態2の端子ユニット70においても、雄端子12が挿通部74における3箇所で保持されることから、雄端子12を挿通部74に挿入した後の雄端子12と雌端子72との位置ずれが効果的に防止される。特に、上壁部76により雄端子12へ及ぼされる保持力の方向と、下壁部78により雄端子12へ及ぼされる保持力の方向とが、相互に対向しないようになっている。これにより、雄端子12における特定の箇所に保持力が集中することが回避されて、雄端子12と雌端子72を繰り返し挿抜することに伴うめっき削れが効果的に防止される。
<変形例>
以上、本開示の具体例として、実施形態1,2について詳述したが、本開示はこの具体的な記載によって限定されない。本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。例えば次のような実施形態の変形例も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)前記実施形態1では、雄側湾曲状接点部18の外周面と上壁湾曲部36の内周面の曲率が等しくされており、上壁湾曲部36の周方向中央部分から周方向両端部側の所定領域に亘って雌側湾曲状接点部41が面状に設けられていたが、この態様に限定されない。前記実施形態1において、雄側湾曲状接点部の外周面の曲率が上壁湾曲部の内周面の曲率よりも大きくされて、上壁湾曲部の周方向中央部分において雌側湾曲状接点部が線状に設けられてもよい。また、前記実施形態2では、雄側湾曲状接点部18の内周面と下壁湾曲部86の外周面の曲率が等しくされており、下壁湾曲部86の周方向中央部分から周方向両端部側の所定領域に亘って雌側湾曲状接点部88が面状に設けられていたが、この態様に限定されない。前記実施形態2において、雄側湾曲状接点部の内周面の曲率が下壁湾曲部の外周面の曲率よりも小さくされて、下壁湾曲部の周方向中央部分において雌側湾曲状接点部が線状に設けられてもよい。
(2)前記実施形態1,2では、雄側湾曲状接点部18の外周面および内周面に対して、雌端子14における上側および下側の雌側湾曲状接点部41,61,84,88が何れも、線状(または面状)に当接していたが、この態様に限定されない。上側および下側の雌側湾曲状接点部の一方が線状(または面状)に当接する場合、上側および下側の雌側湾曲状接点部の他方は点状に当接してもよい。すなわち、例えば前記実施形態1において、支持突部50(前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56b)は設けられる必要はなく、下壁部における底壁において上方に突出する半球状の突部が設けられて、雄端子の幅方向両端部における平坦部の下面に対して点接触の態様をもって接触してもよい。同様に、前記実施形態2において、上壁部76における前側上壁湾曲部80aや後側上壁湾曲部80bは必要なものではなく、上壁部において下方に突出する半球状の突部を設けて、雄端子に点接触の態様をもって接触するようになっていてもよい。
(3)前記実施形態1,2では、上壁部26,76および下壁部28,78の両方に上壁湾曲部36,80(前側上壁湾曲部80aおよび後側上壁湾曲部80b)および下壁湾曲部56(前側下壁湾曲部56aおよび後側下壁湾曲部56b),86が設けられていたが、これら湾曲部は設けられる必要はない。例えば、上壁部と下壁部の一方に、下方および上方に開口する矩形状の凹部を設けるとともに、上壁部と下壁部の他方に設けられた雌側湾曲状接点部が、線接触(または面接触)の態様をもって雄側湾曲状接点部に当接するようになっていてもよい。
(4)雄側湾曲状接点部の外周面および内周面、上壁湾曲部の内周面、下壁湾曲部の外周面の曲率は限定されるものではなく、雄側湾曲状接点部に対して上側の雌側湾曲状接点部と下側の雌側湾曲状接点部との何れかが、線状に当接すればよい。また、雄側湾曲状接点部の外周面および内周面、上壁湾曲部の内周面、下壁湾曲部の外周面の曲率は、それぞれ一定である必要はなく、部分的に曲率が異なっていてもよいし、平坦に延びる部分が設けられてもよい。
(5)前記実施形態1,2では、雄端子12を構成する平板金具の幅方向中央部分が湾曲されて雄側湾曲状接点部18が形成されるとともに、雄端子12の幅方向両端部分が平坦部20,20とされていたが、平坦部は設けられる必要はなく、雄端子の全体に亘って湾曲形状とされてもよい。
(6)雄端子と雌端子とは3点で接触する態様に限定されるものではなく、上壁部から雄側湾曲状接点部に及ぼされる保持力の方向と、下壁部から雄側湾曲状接点部に及ぼされる保持力の方向は相互に対向していてもよい。
(7)雄端子は、長さ方向の一端から所定長さに亘って雄側湾曲状接点部が設けられるが、少なくとも雌端子に挿入される部分にだけ雄側湾曲状接点部が設けられればよい。
(8)前記実施形態1,2では、挿通部24,74を構成する上壁部26,76と下壁部28,78とが、雌端子14を構成する帯状の部材を折り曲げることで一体的に形成されていたが、上壁部と下壁部は相互に別体の部材によって構成されてもよい。その場合は、上壁部と下壁部を相互に付勢するばね部材が設けられることが好適である。このようなばね部材としては、例えばコイルスプリングや環状の弾性体等が採用されて、挿通部の前後方向両側に装着することができる。そして、ばね部材の付勢力に抗して挿通部に雄端子を挿通することで、雌端子が所定の接圧をもって雄端子と接触することができる。
10 端子ユニット(実施形態1)
12 雄端子
14 雌端子
18 雄側湾曲状接点部
20 平坦部
22 凹部
24 挿通部
26 上壁部
28 下壁部
30 折り返し部(ばね部材)
32 一端部
34 他端部
36 上壁湾曲部
38 平坦部
40 上側凹部
41 (上側)雌側湾曲状接点部
42 側壁部
44 下側凹部
46 雄端子挿入隙間
48 平坦部
50 支持突部
52 底壁
54 内側縦壁
56 下壁湾曲部
56a 前側下壁湾曲部
56b 後側下壁湾曲部
58 矩形凹部
60 窪み
61 (下側)雌側湾曲状接点部
62 電線
64 芯線
66 絶縁被覆
70 端子ユニット(実施形態2)
72 雌端子
74 挿通部
76 上壁部
78 下壁部
80 上壁湾曲部
80a 前側上壁湾曲部
80b 後側上壁湾曲部
82 平坦部
83 傾斜部
84 (上側)雌側湾曲状接点部
86 下壁湾曲部
88 (下側)雌側湾曲状接点部

Claims (5)

  1. 雄端子と雌端子を備えた端子ユニットであって、
    前記雄端子は、平板金具を用いて構成されており、前記平板金具が板厚方向に湾曲されてなる雄側湾曲状接点部を有し、
    前記雌端子は、前記雄端子が挿入される筒状の挿通部と、前記挿通部に設けられており、前記雄側湾曲状接点部に接触する雌側湾曲状接点部を有し、
    前記雄側湾曲状接点部と前記雌側湾曲状接点部が、前記雄端子の前記雌端子の前記挿通部への挿入方向に延びており
    前記平板金具が矩形状を有し、前記平板金具の幅方向中央部分に、前記板厚方向の一方側に凸となる前記雄側湾曲状接点部が設けられており、
    前記挿通部は、前記雄端子を間に挟んで対向する上壁部と下壁部を備え、
    前記上壁部は、前記雄側湾曲状接点部の外周面に重ね合わされる上壁湾曲部を有し、
    前記上壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられており、
    前記挿通部の前記下壁部は、前記雄側湾曲状接点部の内周面に向かって突出する支持突部を有し、
    前記支持突部は、前記雄側湾曲状接点部の内周面に重ね合わされる下壁湾曲部を有し、
    前記下壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられている、
    端子ユニット。
  2. 前記雌端子の前記上壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面に沿って湾曲する前記上壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面の周方向中央部分に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっており、
    前記雌端子の前記下壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面の周方向中央部分から両端部側に離隔した2箇所に設けられた2つの前記下壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面の前記周方向中央部分から前記両端部側に離隔した前記2箇所に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっている、
    請求項に記載の端子ユニット。
  3. 前記雌端子の前記下壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面に沿って湾曲する前記下壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記内周面の周方向中央部分に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっており、
    前記雌端子の前記上壁部が、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面の周方向中央部分から両端部側に離隔した2箇所に設けられた2つの前記上壁湾曲部を有し、前記雄側湾曲状接点部の前記外周面の前記周方向中央部分から前記両端部側に離隔した前記2箇所に対して、前記雌側湾曲状接点部が当接するようになっている、
    請求項に記載の端子ユニット。
  4. 前記上壁部を前記下壁部側に付勢するばね部材を有している、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の端子ユニット。
  5. 雄端子と雌端子を備えた端子ユニットであって、
    前記雄端子は、平板金具を用いて構成されており、前記平板金具が板厚方向に湾曲されてなる雄側湾曲状接点部を有し、
    前記雌端子は、前記雄端子が挿入される筒状の挿通部と、前記挿通部に設けられており、前記雄側湾曲状接点部に接触する雌側湾曲状接点部を有し、
    前記雄側湾曲状接点部と前記雌側湾曲状接点部が、前記雄端子の前記雌端子の前記挿通部への挿入方向に延びており、
    前記平板金具が矩形状を有し、前記平板金具の幅方向中央部分に、前記板厚方向の一方側に凸となる前記雄側湾曲状接点部が設けられており、
    前記挿通部は、前記雄端子を間に挟んで対向する上壁部と下壁部を備え、
    前記上壁部は、前記雄側湾曲状接点部の外周面に重ね合わされる上壁湾曲部を有し、
    前記上壁湾曲部に、前記雌側湾曲状接点部が設けられており、
    前記上壁部を前記下壁部側に付勢するばね部材を有しており、
    前記挿通部が、前記上壁部と、前記下壁部と、前記下壁部の両側から立ち上がる一対の側壁部とを有し、
    前記上壁部が、前記一対の側壁部の一方側に一体的に連結されており、前記上壁部を前記一対の側壁部の他方側に折り返すことにより形成された折り返し部により、前記ばね部材が構成されている、
    子ユニット。
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