JP7444014B2 - 運搬システム、及び運搬方法 - Google Patents

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Description

本開示は運搬システム、及び運搬方法に関し、特に自律移動ロボットによる運搬に関する。
近年、工場や倉庫などにおいて、自律移動ロボットにより物を運搬するための技術が開発されている。例えば、特許文献1は、物流倉庫において、搬送ロボットを用いて棚を自動的に整列配置する棚配置システムについて開示している。このシステムでは、搬送ロボットが、棚の下の空間に入り込み、下から棚を持ち上げて、棚とともに移動する。
国際公開第2017/090108号
特許文献1に記載されたシステムでは、床の上に置かれた物体を運搬対象としている。このため、ラックに収納される物体を運搬することはできない。
本開示は、上記した事情を背景としてなされたものであり、ラックに収納される物体を運搬することができる運搬システム、及び運搬方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本開示の一態様は、自律移動ロボットにより物体を運搬する運搬システムであって、前記自律移動ロボットが、載置部と、前記載置部から水平方向に出し入れされるアームと、前記アームの動作を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、下から支持され底面に溝を有する物体の当該溝へと前記アームの先端を移動した後、当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を前記載置部に向けて戻す、又は、前記載置部の上に載置され底面に溝を有する物体の当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を、当該物体を下から支持するラックに向けて移動する運搬システムである。
この運搬システムによれば、アームの水平方向の移動により、物体がラックから載置部へ、又は、載置部からラックへと移動する。このため、ラックに収納される物体を自律移動ロボットが運搬することができる。
上記の一態様において、前記アームは、水平方向に延びる軸部と、当該軸部の先端で当該軸部と垂直方向に延びる突起部とを有してもよい。
このようにすることで、簡易な構成で、アームを構成することができる。
上記の一態様において、前記制御部は、前記軸部を回転軸として、前記突起部を回転させてもよい。
このようにすることで、アームの先端を溝に引っ掛けるためのアームの状態と、そうではないアームの状態とを容易に切り替えることができる。
上記の一態様において、前記アームの前記軸部と平行に設けられ、第1のナットギアを有する第1のボールねじと、前記アームの前記軸部及び前記第1のボールねじと平行に設けられ、第2のナットギアを有する第2のボールねじと、前記第1のナットギアと前記第2のナットギアを収容し、前記第1のナットギアと前記第2のナットギアの移動に伴い、前記軸部の方向に移動するスライダとをさらに有し、前記アームの前記軸部は、ギアを有し、前記ギアは、前記スライダ内で、前記第1のナットギア及び前記第2のナットギアのうちの少なくともいずれか一方と噛み合い、前記制御部は、前記第1のボールねじの回転方向と前記第2のボールねじの回転方向とを制御してもよい。
このような構成によれば、簡易な構成により、アームの直線運動及び回転を実現することできる。
上記の一態様において、前記制御部は、前記載置部の高さを変更してもよい。
このようにすることで、ラックから載置部への物体の移動作業又は載置部からラックへの物体の移動作業を任意の高さで行うことができる。
上記の一態様において、前記運搬システムは、容器である前記物体を含み、前記物体の前記底面は、前記アームによる当該物体の移動方向に並んだ複数の前記溝を有していてもよい。
このようにすることで、アームの長さについての設計自由度を向上させることができる。
上記の一態様において、前記運搬システムは、容器である前記物体を含み、前記物体の前記底面の前記溝は、V字形状であってもよい。
このようにすることで、アームの先端を溝に引っ掛けて物体を移動させる際のアームの先端と物体との位置関係が規制される。このため、物体の移動を安定させることができる。
上記の一態様において、前記運搬システムは、容器である前記物体を含み、前記物体の前記底面の前記溝は、円形状、楕円形状、又は菱形形状であってもよい。
このようにすることで、アームの先端を溝に引っ掛けて物体を移動させる際、ラックから載置部への物体の移動であっても、載置部からラックへの物体の移動であっても、アームの先端と物体との位置関係が規制される。このため、ラックから載置部への物体の移動であっても、載置部からラックへの物体の移動であっても、物体の移動を安定させることができる。
上記目的を達成するための本開示の他の一態様は、自律移動ロボットにより物体を運搬する運搬方法であって、載置部と前記載置部から水平方向に出し入れされるアームとを備える前記自律移動ロボットの前記アームの先端を、下から支持され底面に溝を有する物体の当該溝へと移動し、当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を前記載置部に向けて戻す、又は、前記載置部の上に載置され底面に溝を有する物体の当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を、当該物体を下から支持するラックに向けて移動する運搬方法である。
この運搬方法によれば、アームの水平方向の移動により、物体がラックから載置部へ、又は、載置部からラックへと移動する。このため、ラックに収納される物体を自律移動ロボットが運搬することができる。
本開示によれば、ラックに収納される物体を運搬することができる運搬システム、及び運搬方法を提供することができる。
実施形態に係る自律移動ロボットの概略的構成を示す斜視図である。 実施形態に係る自律移動ロボットの概略的構成を示す側面図である。 実施形態に係る自律移動ロボットの概略的なシステム構成を示すブロック図である。 アームの先端が載置部の水平方向の外側に突き出た状態の載置部の平面図である。 アームの先端が載置部側に引き込まれた状態の載置部の平面図である。 駆動機構の構成の一例を示す模式図である。 駆動機構の構成の一例を示す模式図である。 駆動機構の構成の一例を示す模式図である。 駆動機構の構成の変形例を示す模式図である。 ラックと、ラックに収納された運搬対象の物体とを示す模式図である。 物体の正面、底面、及び側面を示す斜視図である。 ラックに収納された物体を載置部に載せる動作を示す模式図である。 ラックに収納された物体を載置部に載せる動作を示す模式図である。 ラックに収納された物体を載置部に載せる動作を示す模式図である。 物体の底面図である。 物体の底面図である。 物体の底面図である。 物体の底面図である。 実施形態に係る自律移動ロボットによるラックから載置部への物体の移動動作の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る自律移動ロボットによる載置部からラックへの物体の移動動作の流れの一例を示すフローチャートである。 物体の上方に内力が発生しない形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生しない形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生しない形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生しない形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生する形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生する形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生する形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生する形状の組み合わせを示す模式図である。 物体の上方に内力が発生する形状の組み合わせを示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る自律移動ロボット10の概略的構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る自律移動ロボット10の概略的構成を示す側面図である。図3は、本実施形態に係る自律移動ロボット10の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る自律移動ロボット10は、例えば、住宅、施設、倉庫、工場、屋外などの移動環境内を自律的に移動するロボットであり、自律移動ロボット10により物体を支持して運搬する運搬システムに属してもよい。本実施形態に係る自律移動ロボット10は、移動可能な移動部110と、上下方向へ伸縮する伸縮部120と、載置された物体を支持するための載置部130と、アーム140と、駆動機構150と、移動部110、伸縮部120、及びアーム140の制御を含む、自律移動ロボット10の制御を行う制御部100と、無線通信部160とを備えている。
移動部110は、ロボット本体111と、ロボット本体111に回転可能に設けられた左右一対の駆動車輪112及び前後一対の従動車輪113、各駆動車輪112を回転駆動する一対のモータ114と、を有している。各モータ114は減速機などを介して、各駆動車輪112を回転させる。各モータ114は、制御部100からの制御信号に応じて、各駆動車輪112を回転させることで、ロボット本体111の前進移動、後進移動、及び回転を可能にする。これにより、ロボット本体111は、任意の位置に移動することができる。なお、上記移動部110の構成は一例であり、これに限定されない。例えば、移動部110の駆動車輪112及び従動車輪113の数は任意でよく、ロボット本体111を任意の位置に移動させることができれば任意の構成が適用可能である。
伸縮部120は、上下方向へ伸縮する伸縮機構である。伸縮部120は、テレスコピック型の伸縮機構として構成されていてもよい。伸縮部120の上端部には、載置部130が設けられており、伸縮部120の動作により、載置部130が上昇又は下降する。伸縮部120は、モータなどの駆動装置121を備えており、駆動装置121の駆動により伸縮する。すなわち、駆動装置121の駆動により、載置部130が上昇又は下降する。駆動装置121は、制御部100からの制御信号に応じて駆動する。なお、自律移動ロボット10において、伸縮部120の代わりに、ロボット本体111の上側に設けられた載置部130の高さを制御する公知の任意の機構が用いられてもよい。
載置部130は、伸縮部120の上部(先端)に設けられている。載置部130は、モータなどの駆動装置121により昇降し、本実施の形態では、載置部130は、自律移動ロボット10により運搬される物体を載せるために使用される。運搬のため、自律移動ロボット10は、物体を載置部130で支持したまま、物体とともに移動する。これにより、自律移動ロボット10は、物体を運搬する。
載置部130は、例えば、上面となる板材と下面となる板材とで構成されており、上面と下面との間に、アーム140及び駆動機構150を収める空間を有している。本実施の形態では、この板材の形状、すなわち、載置部130の形状は、例えば平らな円盤状であるが、他の任意の形状であってもよい。なお、より詳細には、本実施の形態では、アーム140の移動の際に、アーム140の突起部142が載置部130にぶつからないように、載置部130にはアーム140の動線に沿って切り欠き131が設けられている。なお、切り欠き131は、少なくとも載置部130の上面に設けられている。
載置部130には、載置部130から水平方向に出し入れされるアーム140が設けられている。アーム140は、水平方向に延びる軸部141と、当該軸部141の先端で当該軸部141と垂直方向に延びる突起部142とを有する。すなわち、本実施の形態では、アーム140は、L字形状を有している。また、載置部130には、制御部100からの制御信号に応じて、アーム140の水平方向(すなわち、軸部141に沿った方向、さらに換言するとアーム140の長手方向)の移動及び軸部141の回転を行う駆動機構150が設けられている。駆動機構150は、例えば、モータ及びリニアガイドを含み、アーム140の水平方向の移動及び軸部141の回転を行うが、駆動機構150として、これらの動作を行うための公知の任意の機構が用いられてもよい。なお、本実施の形態における駆動機構150の詳細については後述する。
このように、アーム140は、水平方向に移動可能であるとともに、軸部141の回転に伴い突起部142が回転可能である。すなわち、軸部141を回転軸として、突起部142が回転可能である。
ここで、アーム140の水平方向の移動について図に示す。図4Aは、アーム140の先端が載置部130の水平方向の外側に突き出た状態の載置部130の平面図である。また、図4Bは、アーム140の先端が載置部130側に引き込まれた状態の載置部130の平面図である。なお、載置部130の切り欠き131は、図に示されるように、載置部130の外周端からアーム140の軸に沿って延びた所定の長さの切り欠きである。切り欠き131の終端の位置は、具体的には、例えば、図4Bに示されるように、アーム140が載置部130側に最も引き込まれた際のアーム140の先端(突起部142)の位置に相当する位置である。このように、載置部130に切り欠き131があるため、アーム140の突起部142を載置部130の外周の内側まで引き込むことができる。
次に、本実施の形態の駆動機構150について具体的に説明する。図5Aから図5Cは、駆動機構150の構成の一例を示す模式図である。特に、図5Bは、アーム140の先端が載置部130側に最も引き込まれた状態を示す模式図であり、図5Cは、アーム140の先端が載置部130の水平方向の外側に最も突き出た状態を示す模式図である。
駆動機構150は、モータ151a、151bと、減速機152a、152bと、ボールねじ153a、153bと、スライダ154と、レール155a、155bと、支持枠156を含む。ボールねじ153a、153bと、レール155a、155bと、アーム140の軸部141は、平行に並んでいる。図5Aから図5Cに示した構成例では、2本のレール155a、155bの間に、ボールねじ153a、アーム140の軸部141、ボールねじ153bの順で、ボールねじ153a、153b及び軸部141が配置されている。つまり、アーム140は、ボールねじ153aとボールねじ153bの間に配置されている。
ボールねじ153aは、ねじ軸1531aとナットギア1532aとを含む。ナットギア1532aは、外周面に歯車として機能する歯が形成されている。すなわち、ナットギア1532aは、ねじ軸1531aと螺合するナットであり、かつ、ギアでもある。同様に、ボールねじ153bは、ねじ軸1531bとナットギア1532bとを含む。ナットギア1532bは、外周面に歯車として機能する歯が形成されている。すなわち、ナットギア1532bは、ねじ軸1531bと螺合するナットであり、かつ、ギアでもある。なお、本実施の形態では、ねじ軸1531aとねじ軸1531bのねじの向きは逆向きになっている。
また、アーム140の軸部141の突起部142とは逆側の端部には、ギア143が設けられている。ギア143の回転に伴い軸部141も回転する。スライダ154内で、ナットギア1532aとギア143は噛み合っており、ギア143はナットギア1532a及びナットギア1532bと噛み合っており、ナットギア1532bはギア143と噛み合っている。
スライダ154は、ナットギア1532a、1532b、ギア143を収めており、ボールねじ153a、153bの回転によって、レール155a、155bに沿って直線運動する。スライダ154の直線運動によりアーム140が直線運動を行う。スライダ154には、レール155a、155b、ねじ軸1531a、1531bが貫通している。スライダ154内において、ナットギア1532a、1532b、ギア143は、アーム140の軸部141と垂直な方向に並んで配置されている。このように、スライダ154は、ナットギア1532a、1532bとギア143を収容し、ナットギア1532aとナットギア1532bの移動に伴い、軸部141の方向に移動する。これにより、軸部141も移動する。レール155a、155bは、ボールねじ153a、153bと平行に配置された棒状の部材である。また、支持枠156は、駆動機構150の各構成要素を支持するための枠である。
モータ151a、151bは、それぞれ、制御部100からの制御信号に応じて駆動する。モータ151aの回転により、減速機152aを介してモータ151aと接続されたボールねじ153aが回転する。同様に、モータ151bの回転により、減速機152bを介してモータ151bと接続されたボールねじ153bが回転する。減速機152a、152bは、例えばベルトとプーリーにより構成されている。
本実施の形態では、制御部100は、モータ151a、151bを用いて、ねじ軸1531a、1531bの回転を制御することにより、アーム140の動作を制御する。具体的には、制御部100は、アーム140を載置部130の外に向かって送り出す場合、ねじ軸1531aを第1の回転方向に回転させ、ねじ軸1531bを第1の回転方向とは逆の第2の方向に回転させる。上述の通り、ねじ軸1531aとねじ軸1531bのねじの向きは互いに逆であるため、このようなねじ軸1531a、1531bの回転により、スライダ154がアーム140を送り出す方向に直線運動する。同様に、制御部100は、アーム140を戻す場合、ねじ軸1531aを第2の回転方向に回転させ、ねじ軸1531bを第1の回転方向に回転させる。このようなねじ軸1531a、1531bの回転により、スライダ154がアーム140を戻す方向に直線運動する。
これに対し、制御部100は、アーム140の突起部142を第1の方向に回転させる場合、ねじ軸1531a、1531bをいずれも第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に回転させる。ねじ軸1531aとねじ軸1531bのねじの向きは互いに逆であるため、ねじ軸1531aとねじ軸1531bが同じ方向に回転する場合、スライダ154の直線運動の代わりに、ナットギア1532a、1532bがねじ軸1531a、1531bの回転方向と同じ方向に回転する。これにより、アーム140のギア143が第1の回転方向に回転し、突起部142も第1の回転方向に回転する。同様に、制御部100は、アーム140の突起部142を第2の方向に回転させる場合、ねじ軸1531a、1531bをいずれも第1の回転方向に回転させる。これにより、アーム140のギア143が第2の回転方向に回転し、突起部142も第2の回転方向に回転する。
なお、本実施の形態では、ねじの向きが互いに逆であるボールねじ153aとボールねじ153bの間にアーム140の軸部141を配置したが、次のような変形例も考えられる。図6は、アーム140の駆動機構150の変形例を示す模式図である。図6に示したアーム140の駆動機構150は、図5A乃至図5Cに示した駆動機構150と次の点で異なっている。図6に示した駆動機構150では、ボールねじ153a、153bの代わりにボールねじ153c、153dが用いられている。そして、図6に示した駆動機構150では、ボールねじ153c、153dとアーム140の軸部141の並び方が、図5A乃至図5Cに示した駆動機構150から変更されている。
ボールねじ153c、153dは、両者のねじの向きが同じである点で、ボールねじ153a、bと異なっている。すなわち、ボールねじ153cは、ねじ軸1531cとナットギア1532cとを含む。同様に、ボールねじ153dは、ねじ軸1531dとナットギア1532dとを含む。そして、ねじ軸1531cとねじ軸1531dのねじの向きは同じ向きになっている。
また、ボールねじ153c、153dとアーム140の軸部141は、ボールねじ153a、ボールねじ153b、アーム140の軸部141の順で、配置されている。
つまり、アーム140は、平行に並んだ2つのボールねじ153c、153dの外側に配置されている。このため、スライダ154内において、ナットギア1532cはナットギア1532dが噛み合っており、ナットギア1532dはナットギア1532cとギア143と噛み合っており、ギア143はナットギア1532dと噛み合っている。
なお、ボールねじ153c、153dは、図5Aから図5Cで示した駆動機構150と同様、アーム140の軸部141と平行に並んでいる。ボールねじ153cは、モータ151aにより回転される。同様に、ボールねじ153dは、モータ151bにより回転される。
このような構成を備える駆動機構150に対して、制御部100は、モータ151a、151bを用いて、ねじ軸1531a、1531bの回転を制御することにより、次のようにアーム140の動作を制御する。具体的には、制御部100は、アーム140を載置部130の外に向かって送り出す場合、ねじ軸1531c、1531dをいずれも第1の回転方向に回転させる。このようなねじ軸1531c、1531dの回転により、スライダ154がアーム140を送り出す方向に直線運動する。同様に、制御部100は、アーム140を戻す場合、ねじ軸1531c、1531dをいずれも第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に回転させる。このようなねじ軸1531c、1531dの回転により、スライダ154がアーム140を戻す方向に直線運動する。
これに対し、制御部100は、アーム140の突起部142を第1の方向に回転させる場合、ねじ軸1531cを第1の回転方向に回転させ、ねじ軸1531dを第1の回転方向とは逆の第2の方向に回転させる。ねじ軸1531cとねじ軸1531dのねじの向きは同じであるため、ねじ軸1531cとねじ軸1531dが互いに逆方向に回転する場合、スライダ154の直線運動の代わりに、ナットギア1532cがねじ軸1531cの回転方向と同じ方向に回転し、ナットギア1532dがねじ軸1531dの回転方向と同じ方向に回転する。これにより、アーム140のギア143が第1の回転方向に回転し、突起部142も第1の回転方向に回転する。同様に、制御部100は、アーム140の突起部142を第2の方向に回転させる場合、ねじ軸1531cを第2の回転方向に回転させ、ねじ軸1531dを第1の方向に回転させる。これにより、アーム140のギア143が第2の回転方向に回転し、突起部142も第2の回転方向に回転する。
このように、駆動機構150は、2本のボールねじ153a、153b(153c、153d)を有し、アーム140の軸部141に設けられたギア143が、2本のボールねじのナットギアのうちの少なくともいずれか一方と噛み合っている。そして、制御部100は、それぞれのボールねじの回転方向を制御することにより、アーム140の動作を制御する。このような構成によれば、簡易な構成により、アーム140の直線運動及び回転を実現することできる。
無線通信部160は、必要に応じてサーバ又は他のロボットなどと通信するために、無線通信する回路であり、例えば、無線送受信回路及びアンテナを含む。なお、自律移動ロボット10が他の機器と通信を行わない場合には、無線通信部160が省略されてもよい。
制御部100は、自律移動ロボット10を制御する装置であり、プロセッサ101、メモリ102、及びインタフェース103を備える。プロセッサ101、メモリ102、及びインタフェース103は、データバスなどを介して相互に接続されている。
インタフェース103は、移動部110、伸縮部120、駆動機構150、無線通信部160などの他の装置と通信するために使用される入出力回路である。
メモリ102は、例えば、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ102は、プロセッサ101により実行される、1以上の命令を含むソフトウェア(コンピュータプログラム)、及び自律移動ロボット10の各種処理に用いるデータなどを格納するために使用される。
プロセッサ101は、メモリ102からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、制御部100の後述する処理を行う。
プロセッサ101は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processor Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)などであってもよい。プロセッサ101は、複数のプロセッサを含んでもよい。
このように、制御部100は、コンピュータとして機能する装置である。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
次に、制御部100の処理について説明する。
制御部100は、自律移動ロボット10の動作を制御する。すなわち、制御部100は、移動部110、伸縮部120、及びアーム140の動作を制御する。制御部100は、移動部110の各モータ114に制御信号を送信することで、各駆動車輪112の回転を制御し、ロボット本体111を任意の位置に移動させることができる。また、制御部100は、伸縮部120の駆動装置121に対して制御信号を送信することで、載置部130の高さを制御することができる。また、制御部100は、駆動機構150に対して制御信号を送信することで、アーム140の水平方向の移動及び突起部142の回転を制御することができる。
制御部100は、駆動車輪112に設けられた回転センサにより検出された駆動車輪112の回転情報などに基づいて、フィードバック制御、ロバスト制御等の周知の制御を行うことで、自律移動ロボット10の移動を制御してもよい。また、制御部100は、自律移動ロボット10に設けられたカメラや超音波センサなどの距離センサにより検出された距離情報、移動環境の地図情報などの情報に基づいて、移動部110を制御することで、自律移動ロボット10を自律的に移動させてもよい。
ここで、自律移動ロボット10が運搬対象とする物体について具体的に説明する。図7は、ラック80と、ラック80に収納された運搬対象の物体90とを示す模式図である。なお、図7では、ラック80の正面に位置する自律移動ロボット10も図示されている。また、図8は、物体90の正面、底面、及び側面を示す斜視図である。図7に示すように、自律移動ロボット10は、ラック80の物体90を載置部130に移す際、又は、載置部130に置かれた物体90をラック80に移す際、ラック80に近接した位置に移動する。より詳細には、例えば、自律移動ロボット10は、ラック80の正面、かつ、ラック80の対のレール81a、81bの中間地点に移動する。
ラック80は、物体90の両サイドを支持する対のレール81a、81bを有する。対のレール81a、81bは、同じ高さに平行に設けられている。ラック80に収納された物体90は、物体90の一方のサイドがレール81aにより支持され、他方のサイドがレール81bに支持される。レール81a、81bは、いずれも、ラック80の正面から背面にわたって設けられている。
物体90の両サイドには、例えば、図8に示すように、つば91が設けられており、つば91がレール81a、81bに下から支持されることにより、ラック80において物体90が支持される。なお、つば91は、物体90の両サイドに正面から背面にわたって設けられている。図8に示した例では、つば91は、物体90のサイドの上部に設けられているが、例えば下部に設けられてもよく、必ずしも上部でなくてもよい。また、物体90の底面をレール81a、81bが支持する場合には、必ずしもつば91が物体90に設けられていなくてもよい。
このように、ラック80は、物体90の両サイドをレール81a、81bにより下から支持する。そして、物体90は、レール81a、81bに沿って、ラック80内で、前後方向に移動可能である。すなわち、物体90をラック80の背面に向かって押し込むことにより、物体90はラック80に収納される。逆に、物体90をラック80の正面に向かって引き出すことにより、物体90をラック80から取り出すことができる。
図8に示すように、物体90の底面には、アーム140の突起部142を引っ掛けるための溝92が所定の位置に形成されている。なお、物体90は、例えば、直方体形状の容器であるが、これに限らず任意の物体でもよい。容器としての物体90の中には、他の任意の物体を収納することができる。
自律移動ロボット10の制御部100は、アーム140を操作することにより、ラック80から載置部130へ物体90を移動させ、又は、載置部130からラック80へ物体90を移動させる。図9Aから図9Cは、ラック80に収納された物体90を載置部130に載せる動作を示す模式図である。
図9Aに示すように、まず、制御部100は、アーム140を載置部130から所定の長さ分だけ送り出し、物体90の底面の溝92へとアームの先端(突起部142)を移動する。このとき、運搬対象の物体90の底面側の狭い空間(例えば、運搬対象の物体90の一段下に収納されている物体90と運搬対象の物体90との狭い隙間)にアーム140を挿入するために、突起部142の突起の方向は、水平方向であることが好ましい。
次に、図9Bに示すように、制御部100は、アーム140の軸部141を回転軸として、突起部142を回転させる。具体的には、制御部100は、突起部142が上側を向くように突起部142を回転させる。これにより、突起部142が、物体90の溝92に入る。このように、本実施の形態では、突起部142の回転により、アーム140の先端を溝に引っ掛けるためのアーム140の状態と、そうではないアーム140の状態とを容易に切り替えることができる。
次に、図9Cに示すように、制御部100は、溝92に引っ掛かったアーム140の先端(突起部142)を載置部130に向けて戻す。これにより、物体90がラックから引き出され、ラックから載置部130上へと移動する。
これに対し、制御部100は、載置部130上に載置された物体90の溝92に引っ掛かったアーム140の先端をラックに向けて移動することにより、すなわち、溝92に突起部142が入った状態でアーム140を載置部130から所定の長さ分だけ送り出すことにより、載置部130上の物体90をラックに収納することができる。
なお、本実施の形態では、物体90の溝92の位置は予め定められている。すなわち、ラックの正面に位置した自律移動ロボット10から溝92までの距離は予め定められている。このため、本実施の形態では、制御部100は、この距離に相当する長さだけアーム140を載置部130から送り出す。しかしながら、例えば、自律移動ロボット10は、物体90の溝92の位置を検知するカメラなどのセンサを備えてもよい。この場合、制御部100は、センサによる検出結果に基づいて、アーム140を載置部130から送り出す長さを決定してもよい。
なお、載置部130とラックとの間で物体を移動する際、載置部130の高さは、物体の移動に適した高さに予め調整されている。すなわち、制御部100は、予め載置部130の高さが所定の高さとなるように制御する。このように、本実施の形態では、制御部100は、載置部130の高さを変更する制御を行うため、ラックから載置部130への物体の移動作業又は載置部130からラックへの物体の移動作業を任意の高さで行うことができる。例えば、ラックに収納された物体を載置部130に移動させる場合、制御部100は、載置部130の上面の高さが、第1の高さから第2の高さの間に収まるように、載置部130の高さを調整する。ここで、第1の高さは、ラックに収納された状態の物体の底面の高さであり、第2の高さは、載置部130の上面の高さと物体の底面の高さの差の許容範囲を規定する高さであり、第1の高さから所定の長さだけ下方の高さである。同様に、載置部130上の物体をラックに収納する場合、制御部100は、載置部130の上面の高さが、第3の高さから第4の高さの間に収まるように、載置部130の高さを調整する。ここで、第3の高さは、ラックに収納された場合の物体の底面の高さであり、第4の高さは、載置部130の上面の高さとラックに収納された場合の物体の底面の高さの差の許容範囲を規定する高さであり、第3の高さから所定の長さだけ上方の高さである。なお、第3の高さは、例えば、制御部100にとって既知の高さである。
ところで、物体90の溝92の数は、図8に示したように、一つであってもよいが、図10に示すように複数であってもよい。図10は、物体90の底面図である。具体的には、図10に示し例では、物体90の底面は、つば91が設けられた両サイドを結ぶ方向と垂直な方向、すなわち物体90の移動方向に並んだ複数の溝92を有している。この場合、自律移動ロボット10の制御部100は、ラックに収納された物体90を載置部130に移動させる場合、載置部130側の溝92から順にアーム140の先端を引っ掛けることにより、ラックからの引き出し動作を繰り返してもよい。すなわち、制御部100は、まず、載置部130側から数えて1番目の溝92を用いて、物体90をラックから部分的に引き出して、次に、載置部130側から数えて2番目の溝92を用いて、物体90をラックからさらに部分的に引き出す。このような動作を、対象とする溝92を変更しつつ繰り返すことにより、物体90をラックから完全に引き出してもよい。このような構成によれば、アーム140の長さを短くすることができる。すなわち、物体90の溝を複数設けることにより、アーム140の軸部141の長さについての設計自由度を向上させることができる。同様に、自律移動ロボット10の制御部100は、載置部130上の物体をラックに移動させる場合、ラック側の溝92から順にアーム140の先端を引っ掛けることにより、ラックへの押し入れ動作を繰り返してもよい。
また、図10に示した例では、それぞれの溝92は、つば91が設けられた両サイドを結ぶ方向に延びる長方形であるが、溝92の形状は他の形状であってもよい。例えば、図11に示すように、物体90の底面の溝92は、所定の幅を有するV字形状の線であってもよい。より詳細には、図11に示した例では、V字の角部分が、つば91が設けられた両サイドを結ぶ方向と垂直な方向、すなわち物体90の移動方向を向くように、溝92が設けられている。このようにすることで、アーム140の先端を溝92に引っ掛けて物体を移動させる際のアーム140の先端と物体90との位置関係が規制される。このため、物体90の移動を安定させることができる。なお、図11に示した例では、V字形状の溝92は物体90の底面に複数設けられているが、溝92は1つでもよい。
また、溝92の形状は図12に示すような楕円形状であってもよいし、図13に示すような菱形形状であってもよい。また、溝92の形状は楕円形状に限らず、円形状であってもよい。このような形状の場合、アーム140の先端を溝92に引っ掛けて物体90を移動させる際、ラックから載置部130への物体の移動であっても、載置部130からラックへの物体の移動であっても、アーム140の先端と物体との位置関係が規制される。このため、ラックから載置部130への物体90の移動であっても、載置部130からラックへの物体の移動であっても、物体90の移動を安定させることができる。なお、楕円形状、円形状、又は菱形形状の溝92は1つでもよい。
次に、自律移動ロボット10によるラックから載置部130への物体の移動動作について、フローチャートを参照して説明する。図14は、自律移動ロボット10によるラックから載置部130への物体の移動動作の流れの一例を示すフローチャートである。なお、自律移動ロボット10は、ラックの正面の所定位置に予め移動しているものとする。
ステップS100において、制御部100は、所定の距離だけアーム140を送り出し、物体の底面の溝92へとアームの先端を移動する。
次に、ステップS101において、制御部100は、アーム140を回転させる。すなわち、制御部100は、アーム140の突起部142が上側を向くように突起部142を回転させる。これにより、突起部142が溝92に入る。
次に、ステップS102において、制御部100は、所定の距離だけアーム140を戻す。すなわち、制御部100は、溝92に引っ掛かったアーム140の先端を載置部130に向けて戻す。
次に、ステップS103において、制御部100は、アーム140を回転させる。すなわち、制御部100は、アーム140の突起部142が上側以外(例えば水平方向)を向くように突起部142を回転させる。これにより、突起部142が溝92から出る。なお、アーム140の突起部142が溝92に入ったままでもよい場合には、ステップS103は省略されてもよい。
以上の動作により、ラックから載置部130への物体の移動が行われる。ただし、上述のように、物体の底面に溝92が複数設けられている場合には、制御部100は、上述したステップS100からステップS103を繰り返すこととなる。載置部130の上に物体を載せた後、制御部100は、目的地に移動するよう移動部110を制御してもよい。
次に、自律移動ロボット10による載置部130からラックへの物体の移動動作について、フローチャートを参照して説明する。図15は、自律移動ロボット10による載置部130からラックへの物体の移動動作の流れの一例を示すフローチャートである。なお、自律移動ロボット10は、ラックの正面の所定位置に予め移動しているものとする。
ステップS200において、制御部100は、アーム140を回転させる。すなわち、制御部100は、アーム140の突起部142が上側を向くように突起部142を回転させる。これにより、突起部142が溝92に入る。なお、溝92の位置に突起部142が位置していない場合には、制御部100は、ステップS200の前に、突起部142の位置を調整してもよい。また、アーム140の突起部142が既に溝92に入った状態である場合には、ステップS200は省略されてもよい。
次に、ステップS201において、制御部100は、所定の距離だけアーム140を送り出す。すなわち、制御部100は、溝92に引っ掛かったアーム140の先端をラックに向けて送り出す。
次に、ステップS202において、制御部100は、アーム140を回転させる。すなわち、制御部100は、アーム140の突起部142が上側以外(例えば水平方向)を向くように突起部142を回転させる。これにより、突起部142が溝92から出る。
次に、ステップS203において、制御部100は、所定の距離だけアーム140を戻す。
以上の動作により、載置部130からラックへの物体の移動が行われる。ただし、上述のように、物体の底面に溝92が複数設けられている場合には、制御部100は、上述したステップS200からステップS203を繰り返すこととなる。
以上、実施の形態について説明した。本実施の形態にかかる運搬システムによれば、アーム140の水平方向の移動により物体が載置部130へと移動する。このため、引き出し可能にラックに収納された物体を自律移動ロボット10の載置部130に載せて運搬を行うことができる。また、アーム140の水平方向の移動により物体を載置部130からラックへと移動させることもできる。このため、物体をラックに収納することができる。特に、自律移動ロボット10とラックとを結ぶ方向におけるアーム140の移動により物体の移動が行われるため、複雑なマニピュレータなどを用いる場合に比べて、簡単な制御で、物体の移動が可能となっている。また、アーム140は、軸部141と突起部142により構成されているため、複雑なマニピュレータなどを用いる場合に比べて、簡易的な構成で、物体の移動が可能となっている。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、溝92は、物体90の底面をくり抜いたものであってもよいし、底面に設けられた枠により形成されるものであってもよい。また、上述した実施の形態では、アーム140は、載置部130の内部に設けられたが、アーム140は、載置部130の下面に設けられてもよい。
また、例えば、突起部142の形状と溝92の形状は、溝92に突起部142が入った状態でアーム140が水平方向に移動した際に、物体90の上方に内力が発生しない形状の組み合わせとしてもよい。図16Aから図16Dは、物体90の上方に内力が発生しない形状の組み合わせを示す模式図であり、図16Eから図16Iは、物体90の上方に内力が発生する形状の組み合わせを示す模式図である。図16Aから図16Dに示すように、例えば、突起部142と溝92の形状(より詳細には、アーム140の移動方向(すなわち物体90の移動方向)を通る鉛直面の断面の形状)が、いずれも、長方形、又は、上底が下底に比べて長い台形などである場合、物体90の上方に内力が発生しない形状の組み合わせとなる。このような形状によれば、物体90をアーム140で移動させる際に、突起部142が溝92から外れてしまうことを抑制できる。
10 自律移動ロボット
80 ラック
81a、81b レール
90 物体
92 溝
100 制御部
101 プロセッサ
102 メモリ
103 インタフェース
110 移動部
111 ロボット本体
112 駆動車輪
113 従動車輪
114 モータ
120 伸縮部
121 駆動装置
130 載置部
140 アーム
141 軸部
142 突起部
143 ギア
150 駆動機構
151a、151b モータ
152a、152b 減速機
153a、153b、153c、153d ボールねじ
1531a、1531b、1531c、1531d ねじ軸
1532a、1532b、1532c、1532d ナットギア
154 スライダ
155a、155b レール
156 支持枠
160 無線通信部

Claims (7)

  1. 自律移動ロボットにより物体を運搬する運搬システムであって、
    前記自律移動ロボットが、
    載置部と、
    水平方向に延びる軸部と、当該軸部の先端で当該軸部と垂直方向に延びる突起部とを有し、前記載置部から水平方向に出し入れされるアームと、
    前記アームの動作を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    下から支持され底面に溝を有する物体の当該溝へと前記アームの先端を移動した後、当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を前記載置部に向けて戻す、
    又は、
    前記載置部の上に載置され底面に溝を有する物体の当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を、当該物体を下から支持するラックに向けて移動し、
    前記制御部は、前記軸部を回転軸として、前記突起部を回転させる
    運搬システム。
  2. 前記アームの前記軸部と平行に設けられ、第1のナットギアを有する第1のボールねじと、
    前記アームの前記軸部及び前記第1のボールねじと平行に設けられ、第2のナットギアを有する第2のボールねじと、
    前記第1のナットギアと前記第2のナットギアを収容し、前記第1のナットギアと前記第2のナットギアの移動に伴い、前記軸部の方向に移動するスライダと
    をさらに有し、
    前記アームの前記軸部は、ギアを有し、
    前記ギアは、前記スライダ内で、前記第1のナットギア及び前記第2のナットギアのうちの少なくともいずれか一方と噛み合い、
    前記制御部は、前記第1のボールねじの回転方向と前記第2のボールねじの回転方向とを制御する
    請求項に記載の運搬システム。
  3. 前記制御部は、前記載置部の高さを変更する
    請求項1又は2に記載の運搬システム。
  4. 前記運搬システムは、容器である前記物体を含み、
    前記物体の前記底面は、前記アームによる当該物体の移動方向に並んだ複数の前記溝を有している
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の運搬システム。
  5. 前記運搬システムは、容器である前記物体を含み、
    前記物体の前記底面の前記溝は、V字形状である
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の運搬システム。
  6. 前記運搬システムは、容器である前記物体を含み、
    前記物体の前記底面の前記溝は、円形状、楕円形状、又は菱形形状である
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の運搬システム。
  7. 自律移動ロボットにより物体を運搬する運搬方法であって、
    載置部と前記載置部から水平方向に出し入れされるアームであって水平方向に延びる軸部と当該軸部の先端で当該軸部と垂直方向に延びる突起部とを有するアームとを備える前記自律移動ロボットの前記アームの先端を、下から支持され底面に溝を有する物体の当該溝へと移動し、当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を前記載置部に向けて戻す、
    又は、
    前記載置部の上に載置され底面に溝を有する物体の当該溝に引っ掛かった前記アームの先端を、当該物体を下から支持するラックに向けて移動する
    前記アームの移動制御ステップと、
    前記軸部を回転軸として、前記突起部を回転させる前記アームの回転制御ステップと
    を行う運搬方法。
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