JP7438639B2 - 注出キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体の口部に装着される中栓と、中栓に螺合して装着される上蓋とを備える注出キャップに関し、とくに、上蓋を開蓋方向に回動することにより開封状態を一目で確認できる注出キャップに関するものである。
ドレッシングや調味料などを収容する食品容器として、開栓時まで容器本体内を密封状態にし、中栓に螺合して装着される上蓋を開蓋方向に回動することによって、中栓から移行栓体を抜栓し、抜栓した移行栓体を上蓋の係着部に保持して開栓することができるとともに、ねじキャップの外周壁の下端に、破断可能な複数の弱化連結片により連結された封緘バンドを設け、封緘バンドの内周面には、中栓の外周面に形成された切欠き段部に係合可能な縮径段部を設けたことにより、目視で開封状況を確認することができる注出キャップは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-163525号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の注出キャップは、上蓋を開蓋方向に回動することによって、中栓から移行栓体を除去するとともに、封緘バンドの縮径段部が中栓の切欠き段部に係合して、それ以上の上昇が阻止され、弱化連結片が破断して、封緘バンドがねじキャップから分離され、目視で開封されたことがわかるが、開封後にねじキャップを閉蓋すると、封緘バンドとねじキャップが近接するために、一目で未開封なのかわからないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器本体の口部に装着される中栓と、中栓に螺合して着脱自在に装着される上蓋とを備える注出キャップにおいて、上蓋を開蓋方向に回動するだけで、封緘バンドの状態により開封状態であることが容易に視認できる注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、注出キャップとして、容器本体に装着される中栓と、中栓に螺合して装着される上蓋とを備え、中栓は、容器本体の口部に装着される外筒と、外筒の外周に凸設されたロック部材とを有し、上蓋は、中栓に螺合するねじキャップと、ねじキャップの下端に破断可能な弱化連結片を介して連結された封緘バンドとを有し、封緘バンドは、中栓のロック部材と係合する係止リブを内周に有し、ロック部材は、上蓋の開蓋時に、封緘バンドをねじキャップから引き下げて切り離し、保持することを特徴とする構成を採用する。
注出キャップの実施形態として、ロック部材は、開蓋方向に向かって下方に傾斜する傾斜天壁と、傾斜天壁の上始端側から垂設された乗り越え側壁と、傾斜天壁の下終端から垂設された縦側壁と、傾斜天壁の上始端から乗り越え側壁との間に形成され、封緘バンドの係止リブを引き下げる傾斜凸部とを有することを特徴とする構成、また、中栓は、内容物を注出する注出筒を有し、注出筒は、内周面に薄肉弱化部を介して連設され、上蓋の開蓋時に、ねじキャップに係着されて抜栓される移行栓体を有することを特徴とする構成を採用する。
注出キャップのさらなる実施形態として、中栓は、外筒の外周に表示部を有し、封緘バンドは、中栓の表示部を隠さないように薄肉連結部を有することを特徴とする構成、また、中栓は、外筒の下部外周面から径方向に延設された段壁部と、段壁部の外縁から垂設された外周筒部と、容器本体から分離して分別廃棄可能な分別機構とを有し、分別機構は、外周筒部の上部に形成された引っ掛け凹部と、外周筒部の下部に形成された縦切断部と、外筒の内周に形成された周方向切断部とを有することを特徴とする構成を採用する。
本発明の注出キャップは、上記構成を有することにより、上蓋を開蓋方向に回動するだけで、注出キャップの開封後に、ねじキャップを螺合して閉蓋した場合であっても、封緘バンドの状態により開封状態であることが一目で視認できる。
さらに、ロック部材を設けたことにより、封緘バンドをねじキャップから切り離した後に、封緘バンドが内容物の注出中にふらついたり脱落してしまうことを防止できる。
本実施例の注出キャップにおける中栓と上蓋とのセット後の状態を示す図で、(a)は正面一部断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。 本実施例の注出キャップにおける中栓を示す図で、(a)は上面図、(b)は一部断面正面図である。 本実施例の注出キャップにおける上蓋を示す図で、(a)は正面半断面図、(b)は下面図である。 本実施例の注出キャップにおける中栓と上蓋とを一度開蓋した後、閉蓋した状態を示す図で、(a)は正面一部断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。 本実施例の注出キャップにおける開蓋中の封緘バンドの状態を示す説明図で、(a)は封緘バンドの係止リブが中栓のロック部材と当接を始めた状態の正面図、(b)は(a)の上面図、(c)は封緘バンドの係止リブが中栓のロック部材と係合した状態の正面図、(d)は(c)の上面図である。
次に、本発明の注出キャップについて、移行栓体を有する中栓を備える注出キャップとして具体化した実施例を示した図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器本体、Bは容器本体Aに装着される中栓、Cは中栓Bに螺合して装着される上蓋である。
容器本体Aの口部1は、中栓Bに嵌着して抜け止め保持する係止突条2と、係止突条2の下方から径方向に突設されたネックリング3とを備えている。
図1および図2に示すように、中栓Bは、外周側の外筒5、内周側の内筒6、口部1の天面側に位置する上壁7とからなり、口部1が嵌入する環状溝を形成する装着部4と、上壁7に連設して立設されたねじ壁部8と、ねじ壁部8の上端に段部9を介して連設された注出筒10とからなっている。
段部9の外周には、上蓋Cを中栓Bに螺合する際にその終了を知らせるための音出し突部11が配設されている。
注出筒10は、容器本体A内に収容された内容物を注出する注出口を形成し、上部には拡径して外側に湾曲するリップ部12を有する。
注出筒10の下端部内周面には、全周にわたって形成された薄肉弱化部14を介して移行栓体15が一体に連設されている。
移行栓体15は、上方に立設され、円筒状の筒状壁16と、その上面を覆う上部壁17とからなっている。
筒状壁16は、上部外周に第1歯部18が周方向に突設されており、第1歯部18は、後述する上蓋Cの第2歯部47と係合する。
本実施例では、第1歯部18を2個設けているが、2個に限らず、移行栓体15の形状等に合わせて複数設けることができる。
筒状壁16の下部には、外周側に下面から所定の高さを有する拡径部22が設けられ、拡径部22の外周面には第1係合突部19が環状に突設され、さらに、外側に向けて漸次肉薄になるとともに薄肉弱化部14につながるフランジ部23が連設されている。
本実施例では、中栓Bは、注出筒10の内周面に形成された薄肉弱化部14を介して連設された移行栓体15を備えているが、抜栓機構の有無や種類はいずれでもよく、例えば抜栓機構として、プルリングにより隔壁から除去部を引き上げ、開栓する注出キャップであっても構わない。
ねじ壁部8は、注出筒10の下部に内周縁で連設した段部9の外周縁から垂設され、外周面には第1ねじ部(雄ねじ)24が設けられており、第1ねじ部24は、通常のねじ山のように、断面が上下対称ではなく、上面が急傾斜して形成された傾斜上面と、下面が平坦に形成された平坦下面とから構成されている。
図2(a)に示すように、第1ねじ部24は、上端部が180°間隔で始まる2条ねじで形成されている。
なお、本実施例では、第1ねじ部24は、2条ねじとしているが、ねじ壁部8の高さに応じて、3条以上の多条ねじとすることができる。
装着部4は、上壁7が内周縁でねじ壁部8の下部と連設され、上壁7の下部には外筒5と内筒6が垂設されている。
外筒5と内筒6の間には、容器本体Aの口部1が嵌入する嵌合溝が形成され、外筒5の内周には、係止突条2に係合して口部1を抜け止めする係止縮径部27が設けられている。
上壁7の上面には、周方向複数個所にストッパー28が設けられ、図2に示すように、その螺脱方向には略垂直な第1当接面28aと、螺着方向には第1傾斜面28bとが形成されている。
外筒5の外周面には、対向する二カ所にロック部材29が凸設され、ロック部材29から周方向に離れた位置には、「OPEN」や開蓋方向を示す矢印の表示がされた表示部30が刻設されている。なお、ロック部材29は、少なくとも一カ所設けてあればよいが、複数設けた方が好ましい。
外筒5の外周下部には、中栓Bを容器本体Aから分離して分別廃棄する分別機構Dが設けられている。
ロック部材29は、外筒5に凸設され、開蓋方向に向かって下方に傾斜する下面部31aを形成する傾斜天壁31と、下面部31aの上始端31aaから開蓋方向に下った位置に垂設された乗り越え側壁33と、下面部31aの下終端31abから垂設された縦側壁34と、から略n字状に形成され、傾斜天壁31の上始端31aaから乗り越え側壁33との間は、下面が傾斜する傾斜凸部32となっている。
傾斜天壁31下面部31aの乗り越え側壁33と縦側壁34との間は、ロック部35となっている。
分別機構Dは、拡径筒部として形成され、具体的には、外筒5の下部外周面から径方向に延設された段壁部36と、段壁部36の外縁から外筒5と平行に垂設され、ネックリング3の側面まで延びた外周筒部37とを備えている。
外筒5の下部は、外周筒部37の上端部と同じ高さで、周方向にわたって外周面から径方向に周方向切断部39が設けられ、外周筒部37は、縦切断部38によって外筒5から切り離され外方に展開可能になっている。
外周筒部37の縦切断部38には、上部に指先を入れて引っ掛けるための引っ掛け凹部37aが形成されている。
図1および図3に示すように、上蓋Cは、中栓Bに螺合するねじキャップC1と、ねじキャップC1に破断可能な弱化連結片42を介して連設された封緘バンドC2とから構成されている。
ねじキャップC1は、円盤状の頂壁40と、頂壁40の外周縁から垂設された外周壁41とを備え、頂壁40の内面には、内側から順に、切断筒部43と、ねじ筒部44とが垂設され、さらに、切断筒部43と、ねじ筒部44との間に、音出し部材45が配設されている。
音出し部材45は、先端部に振動片が設けられ、上蓋Cを中栓Bに締め込む際に、中栓Bの音出し突部11に振動片が触れて乗り越えて音を発するため、それによって上蓋Cの締め込みの終了を知ることができる。
切断筒部43の上方内周には、第1歯部18に係合する第2歯部47が第1歯部18と同数で設けられ、また、切断筒部43の下部内周には、中栓Bの第1係合突部19と係合する第2係合突部46が形成されている。
また、切断筒部43の外周は、注出筒10の内周面に当接して注出口を密閉してシールするように形成されている。
ねじ筒部44には、内周に中栓Bの第1ねじ部(雄ねじ)24を上方から乗り越えるとともに螺合する第2ねじ部(雌ねじ)50が設けられている。
ねじ筒部44の下端面には、ストッパー28に係合するくさび状凹部51が周方向に配設されている。
くさび状凹部51には、螺脱方向に略垂直な第2当接面51aが形成され、螺着方向に第2傾斜面51bが形成されており、それぞれストッパー28の第1当接面28a、第1傾斜面28bに対応する形状をなしている。
なお、上記の音出し突部11や音出し部材45による音出し機構や、ストッパー28およびくさび状凹部51は、なくても構わない。
封緘バンドC2は、ねじキャップC1の外周壁41下端から弱化連結片42を介して接続された封緘リング部55を備えている。
封緘リング部55には、上蓋Cを中栓Bに最初にセットした際、表示部30の外方に来る位置に、表示を邪魔しないように、上部が薄肉連結部56によって連結され、封緘リング部55の内周には、ロック部材29と対向する位置に、ロック部材29と係合するロック凹部57が周方向に凹設されている。
ロック凹部57の内方には、所定の位置に、上蓋Cを中栓Bにセット時にロック部材29の傾斜凸部32の上始端31aaの高さより上面が低く、かつ、乗り越え側壁33を乗り越えるとともに、ロック部35内に係合して保持される係止リブ58が突設され、ロック凹部57には、係止リブ58より開蓋方向に、最初にセットした際、ロック部材29の傾斜天壁31の両側が内方に入り案内されるセット凹部57aが形成され、係止リブ58より閉蓋方向に、開蓋した際、乗り越え側壁33が内方に入り係合する係止凹部57bが形成されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
まず、本実施例の注出キャップを容器本体Aに装着するには、中栓Bの上部から上蓋Cを押し込み、中栓Bと上蓋Cをセットしてから、口部1に中栓Bの装着部4をあてがって打栓する。
中栓Bの上部から上蓋Cをセットする際には、中栓Bの外筒5のロック部材29の傾斜天壁31が上蓋Cの封緘バンドC2のロック凹部57のセット凹部57a内に入り込むようにするとともに、中栓Bの注出筒10に上蓋Cの切断筒部43を載せ、切断筒部43の第2歯部47と移行栓体15の筒状壁16の第1歯部18を係合させる。
この状態から、上蓋Cを中栓Bに押し込むと、ねじキャップC1の第2ねじ部(雌ねじ)50は、第1ねじ部(雄ねじ)24を摺接しながら乗り越えて、ねじキャップC1のねじ筒部44は、中栓Bのねじ壁部8に嵌合するようになる。
上蓋Cを中栓Bに押し込みが進むと、切断筒部43の第2係合突部46は、移行栓体15の第1係合突部19を乗り越えて拡径部22の外周面に嵌合し、また、ねじ筒部44の下部のくさび状凹部51は、中栓Bの上壁7のストッパー28に嵌合し、上蓋Cが中栓BにねじキャップC1のねじ筒部44と中栓Bのねじ壁部8とが螺合した状態でセットされる。
このとき、図1に示すように、封緘バンドC2の薄肉連結部56は、中栓Bの表示部30の表示を隠さないので、表示部30は、封緘バンドC2に邪魔されることなく、見やすい状態となっている。
また、封緘バンドC2は、ロック凹部57のセット凹部57a内に中栓Bのロック部材29が入り込むとともに、係止リブ58の上端がロック部材29の傾斜凸部32の上始端31aaの高さより低い高さでセットされる。
次に、本実施例の注出キャップが装着された容器を使用するには、上蓋CのねじキャップC1を把持し、中栓Bに対して開蓋方向に回動させ、ねじキャップC1のねじ筒部44の第2ねじ部(雌ねじ)50と、中栓Bのねじ壁部8の第1ねじ部(雄ねじ)24との螺合を外すことにより、上蓋Cを上昇させながら開蓋する。
上蓋Cを回動させると、切断筒部43の第2歯部47の回動とともに、当接する中栓Bの第1歯部18を介して上蓋Cの回動力が移行栓体15に加わるようになる。
このとき、切断筒部43の第2係合突部46が筒状壁16の第1係合突部19に係合しているので、回動に伴って移行栓体15を上方に引き上げる力を発生させる。
上蓋Cの回動が進むと、移行栓体15に加わる回動力と引き上げ力により、中栓Bの薄肉弱化部14が破断して注出口が開栓され、注出筒10から分離された移行栓体15は筒状壁16に係合する切断筒部43によって引き上げられて上蓋CのねじキャップC1とともに上昇していく。
また、上蓋Cの回動とともに、ねじキャップC1と弱化連結片42で連結された封緘バンドC2も回動する。
封緘バンドC2が回動すると、まず、図5(a)および(b)に示すように、係止リブ58上端のセット凹部57a側がロック部材29の傾斜天壁31の傾斜凸部32の上始端31aaと当接し、回動が進むと、下面部31aの傾斜により、係止リブ58を下方に引き下げる力が発生するので、封緘バンドC2が引き下げられる。
さらに、回動が進むと、図5(c)および(d)に示すように、係止リブ58は、ロック部材29の乗り越え側壁33に当接して乗り越え、ロック部35内に入るとともに、縦側壁34に当接することで、係止リブ58とともに封緘バンドC2は、回動が止められる。
ねじキャップC1の開蓋の際に、ねじキャップC1が中栓Bに対して上昇するのに対して、封緘バンドC2が回動が止められると同時に、下方に引き下げられるので、弱化連結片42が破断し、封緘バンドC2が下方に落ちる。
さらに、ねじキャップC1が回動すると、ねじキャップC1のねじ筒部44と中栓Bのねじ壁部8との螺合が外れ、ねじキャップC1が開蓋される。
ねじキャップC1とともに、移行栓体15が除去された中栓Bの注出筒10の開口から容器本体A内の内容物を注出することができる。
再度、ねじキャップC1を中栓Bに閉蓋しても、図4に示すように、封緘バンドC2が下に落ちるとともに、中栓Bの表示部30を隠すので、外方から見て、ねじキャップC1の開封を一目で確認可能となる。
本実施例では、封緘バンドC2が下に落ちることで中栓Bの表示部30を隠して開封を確認しているが、表示部30を外筒5の外周上部に配設し、上蓋Cセット時に封緘バンドC2で隠し、封緘バンドC2が下に落ちると、表示部30が現れることで開封を確認できるようにしても構わない。
また、ロック部材29により下方に落ちた封緘バンドC2は、係止リブ58がロック部材29のロック部35内に位置するとともに、係止リブ58の上端が傾斜天壁31の下面部31aの下終端31abに当接または近接して上下の動きが制限されるだけでなく、係止凹部57bが乗り越え側壁33を挟み、左右の動きが制限されることで、中栓Bの段壁部36の上面に保持されるので、封緘バンドC2が内容物の注出中にふらついたり脱落してしまうことを防止できる。
容器を使用した後、ねじキャップC1を中栓Bに螺合することで、ねじキャップC1の切断筒部43の外周が注出筒10内周に当接して再度容器内を密封することができる。
螺合の完了時には、音出し部材45が、音出し突部11に当接して振動し、音が発せられるので、注出キャップの閉蓋完了を知ることができ、また、ねじキャップC1のねじ筒部44の下部のくさび状凹部51が、中栓Bの上壁7のストッパー28に嵌合することで螺合を止めるので、閉めすぎて開蓋できなくなることを防止することができる。
本実施例の注出キャップは、容器を使用した後に廃棄する際には、分別機構Dの外周筒部37の引っ掛け凹部37aに指などを掛け、引っ張り、縦切断部38を破断する。
さらに引っ張ることで、外周筒部37を外方に展開し、外周筒部37に連設する外筒5の一部を引っ張り、周方向切断部39を破断させながら、外筒5の下方を切り離していき、中栓Bの係止縮径部27と容器本体Aの係止突条2との嵌合を外すことができ、中栓Bを容器本体Aから容易に離脱させることができるので、分別廃棄することができる。
その際、中栓Bの段壁部36の上に保持された封緘バンドC2を簡単に外すことができる。
本発明の注出キャップは、上蓋を開蓋方向に回動するだけで、封緘バンドの状態により開封状態であることが視認できるから、使用開始前の密封状態を維持する必要がある飲食品や調味料などの容器に広く利用可能であり、とくに、誰でも簡単に開封して利用できる注出キャップとして好適である。
A 容器本体
B 中栓
C 上蓋
C1 ねじキャップ
C2 封緘バンド
D 分別機構
1 口部
2 係止突条
3 ネックリング
4 装着部
5 外筒
6 内筒
7 上壁
8 ねじ壁部
9 段部
10 注出筒
11 音出し突部
12 リップ部
14 薄肉弱化部
15 移行栓体
16 筒状壁
17 上部壁
18 第1歯部
19 第1係合突部
22 拡径部
23 フランジ部
24 第1ねじ部(雄ねじ)
27 係止縮径部
28 ストッパー
28a 第1当接面
28b 第1傾斜面
29 ロック部材
30 表示部
31 傾斜天壁
31a 下面部
31aa 上始端
31ab 下終端
32 傾斜凸部
33 乗り越え側壁
34 縦側壁
35 ロック部
36 段壁部
37 外周筒部
37a 引っ掛け凹部
38 縦切断部
39 周方向切断部
40 頂壁
41 外周壁
42 弱化連結片
43 切断筒部
44 ねじ筒部
45 音出し部材
46 第2係合突部
47 第2歯部
50 第2ねじ部(雌ねじ)
51 くさび状凹部
51a 第2当接面
51b 第2傾斜面
55 封緘リング部
56 薄肉連結部
57 ロック凹部
57a セット凹部
57b 係止凹部
58 係止リブ

Claims (5)

  1. 容器本体に装着される中栓と、中栓に螺合して装着される上蓋とを備え、
    中栓は、容器本体の口部に装着される外筒と、外筒の外周に凸設されたロック部材とを有し、
    上蓋は、中栓に螺合するねじキャップと、ねじキャップの下端に破断可能な弱化連結片を介して連結された封緘バンドとを有し、
    封緘バンドは、中栓のロック部材と係合する係止リブを内周に有し、
    ロック部材は、上蓋の開蓋時に、封緘バンドをねじキャップから引き下げて切り離し、保持することを特徴とする注出キャップ。
  2. ロック部材は、開蓋方向に向かって下方に傾斜する傾斜天壁と、傾斜天壁の上始端側から垂設された乗り越え側壁と、傾斜天壁の下終端から垂設された縦側壁と、傾斜天壁の上始端から乗り越え側壁との間に形成され、封緘バンドの係止リブを引き下げる傾斜凸部とを有することを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 中栓は、内容物を注出する注出筒を有し、
    注出筒は、内周面に薄肉弱化部を介して連設され、上蓋の開蓋時に、ねじキャップに係着されて抜栓される移行栓体を有することを特徴とする請求項1または2に記載の注出キャップ。
  4. 中栓は、外筒の外周に表示部を有し、
    封緘バンドは、中栓の表示部を隠さないように薄肉連結部を有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の注出キャップ。
  5. 中栓は、外筒の下部外周面から径方向に延設された段壁部と、段壁部の外縁から垂設された外周筒部と、容器本体から分離して分別廃棄可能な分別機構とを有し、
    分別機構は、外周筒部の上部に形成された引っ掛け凹部と、外周筒部の下部に形成された縦切断部と、外筒の内周に形成された周方向切断部とを有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の注出キャップ。
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