JP7437927B2 - 電子マネー送金システム、プログラム、送金人端末、サーバ装置、及び電子マネー送金方法 - Google Patents

電子マネー送金システム、プログラム、送金人端末、サーバ装置、及び電子マネー送金方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子マネーの個人間送金を行う電子マネー送金システム、送金人端末、プログラム、サーバ装置、及び電子マネー送金方法に関する。
電子マネーの急速な普及に伴って、電子マネーの送金を個人間で行うための技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、サーバ装置が生成した取引識別情報に基づいて携帯型端末間で電子マネーを送金するシステムが開示されている。
特開2010-277287号公報
上記の従来技術の場合、電子マネーの送金人及び受取人の両者が携帯電話機などの携帯型端末を所有していることが前提となっている。しかしながら、電子マネーによるキャッシュレス決済が普及している状況においても現金決済のみしか行わない人も少なくなく、そのような人の場合、携帯型端末を所有していなかったり、所有していたとしてもその携帯型端末ではキャッシュレス決済を実行できなかったりするため、上記の従来技術を適用することができない場合がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、受取人が携帯型端末を所有していないような場合であっても、電子マネーの個人間送金を容易に行うことができる電子マネー送金システム、プログラム、送金人端末、サーバ装置、及び電子マネー送金方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一の態様の電子マネー送金システムは、電子マネーの個人間送金を行う電子マネー送金システムにおいて、送金人が所有する送金人端末と、受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置と通信可能に接続されるサーバ装置とを備え、前記送金人端末は、前記受取人の識別情報を取得する識別情報取得手段と、取得した識別情報を前記サーバ装置へ送信する識別情報送信手段とを具備し、前記サーバ装置は、前記識別情報を受信した場合、その識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を、前記口座管理装置から取得する秘密情報取得手段と、取得した秘密情報を前記送金人端末へ送信する秘密情報送信手段とを具備し、前記送金人端末はさらに、前記秘密情報を受信した場合、その秘密情報を出力する出力手段と、出力した秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認された場合に、前記金融機関口座への電子マネーの送金を前記サーバ装置に対して指示する送金指示手段とを具備する、ことを特徴とする。
また、本発明の一の態様のプログラムは、電子マネーの個人間送金に用いられる送金人が所有する送金人端末を、前記受取人の識別情報を取得する識別情報取得手段、取得した識別情報を、受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置と通信可能に接続されるサーバ装置へ送信する識別情報送信手段、前記サーバ装置が、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得する秘密情報取得手段、取得した秘密情報を出力する出力手段、及び、出力した秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認された場合に、前記送金人が所有する電子マネーを管理する電子マネー管理装置に対して、前記金融機関口座への電子マネーの送金指示を送信する送金指示手段として機能させるためのものである。
前記態様において、前記識別情報取得手段は、前記受取人の識別情報として、前記受取人の生体情報を取得するようにしてもよい。
また、前記態様において、前記識別情報取得手段は、前記受取人の生体情報として、前記受取人の発話から、前記受取人の声紋を取得するようにしてもよい。
また、前記態様において、前記送金人端末をさらに、前記受取人に係る秘密の質問を取得する質問取得手段として機能させ、前記識別情報送信手段は、取得した識別情報及び秘密の質問を送信し、前記秘密情報取得手段は、前記サーバ装置が、前記秘密情報として、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記送金人端末から受信した秘密の質問に対する回答を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得するようにしてもよい。
また、前記態様において、前記識別情報取得手段は、前記受取人の発話から、前記受取人に係る秘密の質問及び前記受取人の生体情報としての前記受取人の声紋を取得し、前記識別情報送信手段は、取得した声紋及び秘密の質問を送信し、前記秘密情報取得手段は、前記サーバ装置が、前記秘密情報として、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記送金人端末から受信した秘密の質問に対する回答を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得するようにしてもよい。
また、本発明の一の態様の送金人端末は、電子マネーの個人間送金に用いられる送金人が所有する送金人端末において、前記受取人の識別情報を取得する識別情報取得手段と、取得した識別情報を、受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置と通信可能に接続されるサーバ装置へ送信する識別情報送信手段と、前記サーバ装置が、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得する秘密情報取得手段と、取得した秘密情報を出力する出力手段と、出力した秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認された場合に、前記金融機関口座への電子マネーの送金を前記サーバ装置に対して指示する送金指示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一の態様のサーバ装置は、電子マネーの送金人が所有する送金人端末と連携して電子マネーの個人間送金を行うサーバ装置において、前記送金人端末から受取人の識別情報を受信した場合に、前記受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置から、その識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を取得する秘密情報取得手段と、取得した秘密情報を前記送金人端末へ送信する秘密情報送信手段と、前記送金人端末から、前記秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認されたことを示す確認情報を受信した場合に、前記送金人が所有する電子マネーを管理する電子マネー管理装置に対して、前記金融機関口座への電子マネーの送金を指示する送金指示手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一の態様の電子マネー送金方法は、電子マネーの個人間送金を行う電子マネー送金方法において、送金人が所有する送金人端末によって受取人の識別情報を取得し、前記受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置から、取得した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を取得し、取得した秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認された場合に、前記送金人が所有する電子マネーを管理する電子マネー管理装置に対して、前記金融機関口座への電子マネーの送金指示を送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、電子マネーによるキャッシュレス決済を利用しないような受取人に対しても、電子マネーの送金を容易に行うことが可能になる。
送金人端末及びサーバ装置並びにその通信先の構成を示すブロック図。 送金人端末の構成を示すブロック図。 電子マネー送金処理の手順を示すフローチャート。 電子マネー送金処理の手順を示すフローチャート。 電子マネー送金処理の手順を示すフローチャート。 電子マネー送金処理の手順を示すフローチャート。 送金額入力画面の一例を示す図。 金融機関入力画面の一例を示す図。 発話入力画面の一例を示す図。 回答出力画面の一例を示す図。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
[電子マネー送金システムの構成]
図1は、本実施の形態の送金人端末及びサーバ装置並びにその通信先の構成を示すブロック図である。図1に示すように、送金人端末1及びサーバ装置2は、インターネットを含む通信ネットワークNTWと通信可能に接続されている。本実施の形態では、これらの送金人端末1及びサーバ装置2によって電子マネー送金システムが構成されている。
送金人端末1は、電子マネーの送金人が所有する携帯型端末である。また、サーバ装置2は、電子マネーの送金サービスを行う事業者(以下「送金サービス事業者」という)によって運用される装置であって、パーソナルコンピュータなどの各種コンピュータを用いて構成されている。後述するように、本実施の形態では、送金人及び受取人の両者が送金人端末1を利用することによって電子マネーの送金が行われる。
通信ネットワークNTWには、金融機関によって運用される口座管理装置3、及び電子マネーサービス業者によって運用される電子マネー管理装置4が通信可能に接続されている。口座管理装置3は、受取人の金融機関口座を管理する装置であって、パーソナルコンピュータなどの各種コンピュータを用いて構成されている。また、電子マネー管理装置4は、送金人が所有する電子マネーを管理する装置であって、同じく各種コンピュータを用いて構成されている。
図1に示すように、口座管理装置3には、受取人に関する各種情報を格納する受取人データベース(DB)31が設けられている。この受取人DB31には、受取人の氏名・連絡先及び受取人の金融機関口座の口座番号などの情報の他、受取人の生体情報である声紋、並びに秘密の質問及びその質問に対する受取人の回答が少なくとも格納されている。ここで、秘密の質問とは、通常は利用者本人しか回答が分からない質問のことであり、例えば「母親の旧姓は?」、「好きな食べ物は?」などのような質問である。
上記の声紋、並びに秘密の質問及びその質問に対する回答は、受取人によって予め登録される。具体的には、受取人が、通信端末を用いて口座管理装置3にアクセスし、口座管理装置3からの入力指示にしたがって声紋並びに秘密の質問及びその質問に対する回答を入力することなどによって、登録が行われる。その他にも、受取人が金融機関に出向いて声紋などを提供し、これを受けた金融機関が口座管理装置3の受取人DB31に登録するようにしてもよい。
[送金人端末の構成]
送金人端末1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機又はタブレット端末等の携帯型端末である。以下、送金人端末1の詳細な構成について説明する。
図2は、送金人端末1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、送金人端末1は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、入力部14と、表示部15と、マイク16と、スピーカ17とを備えている。
制御部11は、図示しないCPUと、SRAM又はDRAM等のRAMとを少なくとも備えている。制御部11のCPUが、RAMにロードされた各種のコンピュータプログラムを実行する。
記憶部12は、フラッシュメモリ等で構成されており、制御部11にて実行されるオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等の各種のコンピュータプログラム、並びにその実行の際に用いられるデータ等を記憶する。このコンピュータプログラムには、送金アプリ12Aが含まれる。送金アプリ12Aは、送金サービス事業者によって提供されるアプリケーションプログラムであって、送金人によって事前に送金人端末1にインストールされる。
通信部13は、3G(Generation)、4G、及びLTE(Long Term Evolution)等の長距離無線通信方式、並びにNFC(Near Field Communication)、Wi-Fi(登録商標)、BLUETOOTH(登録商標)等の近距離無線通信方式に対応する通信モジュールで構成されている。送金人端末1は、この通信部13を介して、サーバ装置2との間で通信を行う。
入力部14は、静電容量方式のタッチパネル等で構成されており、利用者からの入力を受け付け、その入力に基づく電気信号を制御部11に出力する。送金人及び受取人は、入力部14を用いることにより、送金人端末1に対して必要な操作を行う。
表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等で構成されており、制御部11から入力された映像信号にしたがって、画像(画面)を表示する。
マイク16は、外部から音声の入力を受け付けて、その入力に基づく電気信号を制御部11に出力する。上記の入力部14による入力に代えて、マイク16による音声入力を行うことも可能である。本実施の形態では、後述するように、マイク16を用いて受取人の発話を取得する。
スピーカ17は、制御部11からの指示にしたがって、外部に音声を出力する。上記の表示部15による表示の代わりに、スピーカ17による音声出力によって各種のメッセージ等を出力することができる。
[各装置の動作]
次に、上述したように構成された本実施の形態の送金人端末1及びサーバ装置2を含む各装置の動作について、フローチャート等を参照しながら説明する。以下では、送金人及び受取人が対面している状況で、送金人から受取人に対して電子マネーが送金される場合について説明する。
図3A乃至3Dは、送金人端末1、サーバ装置2、及び口座管理装置3によって実行される電子マネー送金処理の手順を示すフローチャートである。まず、送金人端末1が、送金人からの指示にしたがって、送金アプリ12Aを起動させる(S101)。これにより、送金人端末1の表示部15に、送金額を入力するための送金額入力画面が表示される(S102)。
図4は、送金人端末1の表示部15において表示される送金額入力画面の一例を示す図である。図4に示すように、送金額入力画面には、送金額を入力するための入力欄101と、入力が完了したことを指示するための完了ボタン102とが設けられている。送金人は、入力部14を用いて、受取人に対して送金する電子マネーの送金額を入力欄101に入力し、完了ボタン102を押下する。
送金人端末1は、上記のようにして送金人によって入力された送金額を取得すると(S103)、受取人が利用している金融機関の名称を入力するための金融機関入力画面を表示部15に表示する(S104)。
図5は、送金人端末1の表示部15において表示される金融機関入力画面の一例を示す図である。図5に示すように、金融機関入力画面には、金融機関の名称を入力するための入力欄111と、入力が完了したことを指示するための完了ボタン112とが設けられている。
金融機関入力画面が表示部15に表示されると、送金人は、送金人端末1を受取人に渡して入力作業を促す。受取人は、送金人端末1を送金人から受け取った後、入力部14を用いて、受取人が電子マネーの受け取りを希望する金融機関口座に係る金融機関の名称を入力欄111に入力し、完了ボタン112を押下する。ここで、この金融機関によって運用される口座管理装置3の受取人DB31には、受取人によって事前に登録された声紋、並びに秘密の質問及びその質問に対する回答を含む各種情報が格納されているものとする。
送金人端末1は、上記のようにして受取人によって入力された金融機関の名称を取得すると(S105)、受取人の発話を入力するための発話入力画面を表示部15に表示する(S106)。
図6は、送金人端末1の表示部15において表示される発話入力画面の一例を示す図である。図6に示すように、発話入力画面には、受取人による発話の認識結果を表示するための表示欄121と、その認識結果が正しいか否かを指示するためのYESボタン122及びNOボタン123とが設けられている。この発話入力画面が表示部15に表示されると、受取人は、マイク16に向かって、口座管理装置3に事前に登録した秘密の質問を話す。
送金人端末1は、受取人による発話を取得すると(S107)、音声認識処理によって、その発話から秘密の質問及び受取人の声紋を認識し(S108)、秘密の質問の認識結果を表示欄121に表示する(S109)。図6に示す例では、その認識結果として「母親の旧姓は?」との文字列が示されている。
受取人は、表示欄121に表示されている秘密の質問の認識結果と、送金人端末1に対して自らが発した秘密の質問とが同一であるか否かを確認し、同一である場合は入力部14を用いてYESボタン122を押下する一方、同一でない場合はNOボタン123を押下する。NOボタン123が押下された場合、送金人端末1は受取人から再度発話を取得して同様の処理を繰り返してもよく、これで処理を終了してもよい。ここでは、YESボタン122が押下されたものとして説明を続ける。
送金人端末1は、ステップS103にて取得した送金額、ステップS105にて取得した金融機関の名称、並びにステップS108にて認識された秘密の質問及び声紋を含む送金要求情報をサーバ装置2に対して送信する(S110)。なお、本実施の形態の場合、送金要求情報に含まれる受取人の声紋が、受取人を識別するための識別情報として機能する。
サーバ装置2は、送金人端末1から送信された送金要求情報を受信した場合(S201)、その送金要求情報によって特定される金融機関が運用する口座管理装置3に対して、送金要求情報に含まれる秘密の質問及び受取人の声紋を含む認証要求情報を送信する(S202)。
口座管理装置3は、サーバ装置2から送信された認証要求情報を受信すると(S301)、受取人DB31を参照して、認証要求情報に含まれる声紋と一致する声紋があるか否かを判定する(S302)。ここで、一致する声紋がないと判定した場合(S302でNO)、口座管理装置3は、認証に失敗したことを示す認証失敗情報をサーバ装置2に対して送信する(S303)。
サーバ装置2は、口座管理装置3から送信された認証失敗情報を受信した場合(S203)、金融機関側にて受取人の登録がなされていないことを示す受取人未登録情報を送金人端末1に対して送信する(S204)。
送金人端末1は、サーバ装置2から送信された受取人未登録情報を受信すると(S111)、金融機関側にて受取人の登録がなされていない旨の受取人未登録メッセージを表示部15に表示する(S112)。この場合、電子マネーの送金は行われずに処理が終了する。
他方、上記のステップS302において一致する声紋があると判定した場合(S302でYES)、口座管理装置3は、その声紋と紐付けられて受取人DB31に記憶されている秘密の質問と認証要求情報に含まれる秘密の質問とが一致していることを確認した上で、受取人DB31に格納されている当該秘密の質問に対する回答及び受取人の口座番号を含む認証成功情報を、サーバ装置2に対して送信する(S304)。
なお、受取人DB31に記憶されている秘密の質問と認証要求情報に含まれる秘密の質問とが一致していない場合、口座管理装置3は、上記のステップS303と同様にして認証失敗情報をサーバ装置2に対して送信してもよい。この場合、受取人によって発せられた秘密の質問が、受取人の声紋と同様に、受取人の識別情報として機能していると捉えることができる。
サーバ装置2は、口座管理装置3から送信された認証成功情報を受信した場合(S205)、その認証成功情報に含まれる秘密の質問に対する回答を含む回答情報を、送金人端末1に対して送信する(S206)。
送金人端末1は、サーバ装置2から送信された回答情報を受信すると(S113)、その回答情報に含まれる秘密の質問に対する回答を出力するための回答出力画面を表示部15に表示する(S114)。
図7は、送金人端末1の表示部15において表示される回答出力画面の一例を示す図である。図7に示すように、回答出力画面には、口座管理装置3の受取人DB31に格納されている秘密の質問に対する回答を表示するための表示欄131と、その回答が正しいか否かを指示するためのYESボタン132及びNOボタン133とが設けられている。
受取人は、表示欄131に表示されている秘密の質問に対する回答と自らが金融機関側に対して事前に登録した回答とが同一であるか否かを確認し、同一である場合は入力部14を用いてYESボタン132を押下する一方、同一でない場合はNOボタン133を押下する。
送金人端末1は、受取人によって秘密の質問に対する回答が正しいものと確認されたか否かを判定する(S115)。受取人によってNOボタン133が押下された場合、送金人端末1は、回答が正しいものと確認されなかったと判定し(S115でNO)、確認に失敗したことを示す確認失敗情報をサーバ装置2に対して送信する(S116)。また、送金人端末1は、回答が正しいものと確認されなかったために送金ができなかった旨の送金不可メッセージを表示部15に表示する(S117)。この場合、電子マネーの送金は行われずに処理が終了する。
なお、サーバ装置2は、送金人端末1から送信された確認失敗情報を受信すると(S207)、その確認失敗情報を口座管理装置3に対して転送する(S208)。転送された確認失敗情報は口座管理装置3によって受信される(S305)。このようにして確認失敗情報を受信することにより、サーバ装置2及び口座管理装置3は、受取人によって秘密の質問に対する回答が正しいものと確認されなかったために電子マネーの送金が行われなかったことを把握することができる。
他方、受取人によって回答出力画面中のYESボタン132が押下された場合、送金人端末1は、回答が正しいものと確認されたと判定し(S115でYES)、電子マネーの送金指示をサーバ装置2に対して送信する(S118)。また、送金人端末1は、送金指示が完了した旨の送金指示完了メッセージを表示部15に表示する(S119)。
サーバ装置2は、送金人端末1から送信された送金指示を受信すると(S209)、電子マネーの送金が近いうちに行われることを示す送金予告情報を口座管理装置3に対して送信する(S210)。
口座管理装置3は、サーバ装置2から送信された送金予告情報を受信する(S306)。これにより、口座管理装置3は、受取人の口座宛に電子マネーの送金が行われることを事前に把握することができる。
また、サーバ装置2は、電子マネー管理装置4に対して、ステップS201にて受信した送金要求情報に含まれる送金額、及びステップS205にて受信した認証成功情報に含まれる口座番号を含む送金指示を送信する(S211)。送金指示を受けた電子マネー管理装置4は、その送金指示の内容にしたがって、送金人が所有する電子マネーを受取人の口座宛てに送金する。これにより、電子マネーの個人間送金が完了する。
本実施の形態の場合、電子マネーの送金人が所有する送金人端末1を、送金人のみならず、受取人も使用する。これにより、受取人が携帯型端末を所有していないような場合でも、電子マネーの送金を行うことが可能になる。
また、本実施の形態では、受取人によって金融機関側に事前に登録された情報を受取人自身が確認した場合にのみ、送金処理が行われることになる。そのため、受取人は、他人の携帯型端末を用いたとしても、安心して取引を行うことができる。
また、本実施の形態では、送金人端末1は受取人の口座番号を取得しておらず、したがって送金人は受取人の口座番号を知ることはできない。このことからも、受取人が安心して取引を行うことができるといえる。
また、本実施の形態の場合、受取人の発話から、受取人の識別情報である声紋及び秘密の質問の両方を取得しているため、これらを別々に取得する場合と比べて、簡易な操作で足りるというメリットがある。さらに、声紋の場合、指紋などの生体情報と比べると、他人の携帯型端末に取得させることに抵抗を覚えにくいため、当該送金サービスの利用促進が図られるというメリットもある。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態では、受取人の声紋を識別情報として用いているが、送金人端末1によって取得できるものであれば、声紋以外の生体情報を識別情報として用いるようにしてもよい。具体的には、受取人の指紋、静脈、虹彩、顔などの生体情報を受取人の識別情報として用いてもよい。また、生体情報以外の情報を受取人の識別情報として用いても構わない。例えば、受取人の氏名又は所定の文字列からなるIDなどを受取人の識別情報としてもよい。
また、上記の実施の形態では、受取人が確認する情報として秘密の質問に対する回答が用いられているが、これに限定されるわけではなく、受取人以外の者が通常知り得ないような情報であれば他の情報であってもよい。例えば、受取人の住所、電話番号、生年月日、及び血液型、並びにそれらの組み合わせなど、種々の情報を用いることが可能である。
また、上記の実施の形態の場合、送金人端末1が受取人によって入力された秘密の質問を口座管理装置3へ提供し、これを受けた口座管理装置3がその秘密の質問に対する回答を送金人端末1に対して提供しているが、送金人端末1が受取人の声紋などの識別情報を口座管理装置3に送信するのみで、これを受けた口座管理装置3がその識別情報と紐付けて記憶している秘密の質問に対する回答などの秘密情報を送金人端末1に対して提供するようにしてもよい。
なお、上記の各実施の形態では、サーバ装置2、口座管理装置3、及び電子マネー管理装置4が1台のコンピュータによって構成されているが、これに限定されるわけではなく、これらの装置の少なくとも1つが複数のコンピュータによる分散システムによって構成されていてもよい。
1 送金人端末
11 制御部
12 記憶部
12A 送金アプリ
13 通信部
14 入力部
15 表示部
16 マイク
17 スピーカ
2 サーバ装置
3 口座管理装置
4 電子マネー管理装置
31 受取人データベース
NTW 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 電子マネーの個人間送金を行う電子マネー送金システムにおいて、
    送金人が所有する送金人端末と、
    受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置と通信可能に接続されるサーバ装置と
    を備え、
    前記送金人端末は、
    前記受取人の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    取得した識別情報を前記サーバ装置へ送信する識別情報送信手段と
    を具備し、
    前記サーバ装置は、
    前記識別情報を受信した場合、その識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を、前記口座管理装置から取得する秘密情報取得手段と、
    取得した秘密情報を前記送金人端末へ送信する秘密情報送信手段と
    を具備し、
    前記送金人端末はさらに、
    前記秘密情報を受信した場合、その秘密情報を出力する出力手段と、
    出力した秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認された場合に、前記金融機関口座への電子マネーの送金を前記サーバ装置に対して指示する送金指示手段と
    を具備する、
    ことを特徴とする電子マネー送金システム。
  2. 電子マネーの個人間送金に用いられる送金人が所有する送金人端末を、
    前記送金人と対面している受取人の識別情報を取得する識別情報取得手段、
    取得した識別情報を、受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置と通信可能に接続されるサーバ装置へ送信する識別情報送信手段、
    前記サーバ装置が、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得する秘密情報取得手段、
    取得した秘密情報を出力し、その秘密情報の正否の確認を前記受取人に促す出力手段、
    前記受取人によって前記秘密情報が正しいことが確認されたか否かを判定する判定手段、及び、
    前記秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認されたと判定した場合に、前記金融機関口座への電子マネーの送金を前記サーバ装置に対して指示する送金指示手段
    として機能させるためのプログラム。
  3. 前記識別情報取得手段は、前記受取人の識別情報として、前記受取人の生体情報を取得する、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記識別情報取得手段は、前記受取人の生体情報として、前記受取人の発話から、前記受取人の声紋を取得する、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記送金人端末をさらに、前記受取人に係る秘密の質問を取得する質問取得手段として機能させ、
    前記識別情報送信手段は、取得した識別情報及び秘密の質問を送信し、
    前記秘密情報取得手段は、前記サーバ装置が、前記秘密情報として、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記送金人端末から受信した秘密の質問に対する回答を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得する、
    請求項2乃至4の何れかに記載のプログラム。
  6. 前記識別情報取得手段は、前記受取人の発話から、前記受取人に係る秘密の質問及び前記受取人の生体情報としての前記受取人の声紋を取得し、
    前記識別情報送信手段は、取得した声紋及び秘密の質問を送信し、
    前記秘密情報取得手段は、前記サーバ装置が、前記秘密情報として、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記送金人端末から受信した秘密の質問に対する回答を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得する、
    請求項3に記載のプログラム。
  7. 電子マネーの個人間送金に用いられる送金人が所有する送金人端末を、
    前記送金人と対面している受取人の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    取得した識別情報を、受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置と通信可能に接続されるサーバ装置へ送信する識別情報送信手段と、
    前記サーバ装置が、前記送金人端末から受信した識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を前記口座管理装置から取得した場合に、前記サーバ装置から、その秘密情報を取得する秘密情報取得手段と、
    取得した秘密情報を出力し、その秘密情報の正否の確認を前記受取人に促す出力手段と、
    前記受取人によって前記秘密情報が正しいことが確認されたか否かを判定する判定手段と
    前記秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認されたと判定した場合に、前記金融機関口座への電子マネーの送金を前記サーバ装置に対して指示する送金指示手段と
    を備えることを特徴とする送金人端末。
  8. 電子マネーの送金人が所有する送金人端末と連携して電子マネーの個人間送金を行うサーバ装置において、
    前記送金人端末から受取人の識別情報を受信した場合に、前記受取人の金融機関口座を管理する口座管理装置から、その識別情報と紐付けて前記口座管理装置に記憶されている前記受取人しか知り得ない秘密情報を取得する秘密情報取得手段と、
    取得した秘密情報を前記送金人端末へ送信する秘密情報送信手段と、
    前記送金人端末から、前記秘密情報が正しいことが前記受取人によって確認されたことを示す確認情報を受信した場合に、前記送金人が所有する電子マネーを管理する電子マネー管理装置に対して、前記金融機関口座への電子マネーの送金を指示する送金指示手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
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