JP7435251B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、紙おむつやパッド、生理用ナプキンといった吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ、尿パッド、生理用品等の吸収性物品は、尿や体液等の液体を吸収する吸収体を備えている。吸収体には、パルプや高吸収性重合体(Super Absorbent Polymer:SAP)が用いられている。吸収体は薄いシート状、マット状等の形状に形成される。例えば特許文献1には、不織布基材等に、熱可塑性樹脂等の結合剤を用いてSAP粒子を固定させた吸収性複合体が開示されている。
特開2000-24033号公報
吸収体を着用した着用者の尿道口から排出される液体は、通常、尿道口に対向する領域から周囲へ拡散する。そして、吸収体は着用者の股下に装着された状態で使用されるので、尿道口対向領域で吸収された液体は、自重で肛門側へ拡散しやすい。よって、例えば、比較的多量の液体が尿道口から吸収体へ排出され、当該比較的多量の液体が尿道口対向領域から特定の方向へ拡散すると、拡散途中の液体が吸収体の表面に湧出する場合が生じ得る。湧出した液体が着用者の肌に触れると、液体に含まれる成分が着用者の肌へ影響を及ぼす可能性がある。
そこで、本発明は、吸収体の表面に湧出する液体が肌に及ぼす影響を可及的に抑制し得る技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、トップシートの尿道口対向領域と肛門対向領域との間に疎水性の領域を設け、吸収体が濾過領域を有するようにした。
詳細には、本発明は、着用者の股下に装着される吸収性物品であって、吸収体と、吸収体の着用者側の面を覆うトップシートと、を備え、トップシートは、着用者の尿道口に対向する尿道口対向領域及び着用者の肛門に対向する肛門対向領域が透水性を有し、尿道口対向領域と肛門対向領域との間に、吸収体側から着用者側への液体の透過を抑制する疎水性の領域を有し、吸収体は、尿道口対向領域に対応する部位と肛門対向領域に対応する部位との間に、尿を濾過する濾過領域を有する。
なお、疎水性の領域は、トップシートに施された疎水加工によって形成されていてもよい。
また、疎水性の領域は、トップシートと吸収体との間に配置された非透水性のシートによって形成されていてもよい。
また、濾過領域は、尿道口から排出される液体中の成分を分離する濾過機能を有していてもよい。
また、吸収体は、肛門対向領域側から着用者の背中側へ向かって延在する液体の案内経路を有していてもよい。
また、吸収体は、左右方向へ液体を拡散させる液体の拡散経路を有していてもよい。
また、吸収体は、肛門対向領域を含む部分を構成する第1材料と、着用者の肛門に対向する肛門対向領域を含む部分を構成する第2材料と、を有しており、第1材料は、尿道口から排出される液体中の成分を分離する濾過機能を有していてもよい。
また、疎水性の領域は、トップシートに施された疎水性処理によって形成されていてもよい。
また、疎水性の領域は、透水性処理が施された疎水性シートであるトップシートに残る、透水性処理が施されていない領域であってもよい。
また、トップシートは、肛門対向領域を含む部分を構成する第1シート材料と、疎水性の領域を含む部分を構成する第2シート材料と、を有していてもよい。
本発明によれば、吸収体の表面に湧出する液体が肌に及ぼす影響を可及的に抑制可能である。
図1は、実施形態に係るおむつの斜視図である。 図2は、おむつの分解斜視図である。 図3は、非装着状態におけるおむつを、長手方向の中心を幅方向に沿って切断した場合の断面図である。 図4は、トップシートに設けられた疎水性の領域の一例を示した図である。 図5は、マットの領域分布の一例を示した図である。 図6は、マットに形成される溝の形態の第1例を示した図である。 図7は、マットに形成される溝の形態の第2例を示した図である。 図8は、マットに形成される溝の形態の第3例を示した図である。 図9は、マットに形成される溝の形態の第4例を示した図である。 図10は、マットに形成される溝の形態の第5例を示した図である。 図11は、マットに形成される溝の形態の第6例を示した図である。 図12は、試験器具の一例を示した図である。 図13は、測定された沈殿物の量を示した表である。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係る吸収性物品について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
<実施形態>
本実施形態では、テープ型使い捨ておむつ(本願でいう「吸収性物品」の一例であり、以下、単に「おむつ」という)について、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃(長手方向の一側)と後身頃(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、紙おむつが着用者に装着された状態(以下「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着された
状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着された状態で外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
図1は、本実施形態に係るおむつの斜視図である。おむつ1は、装着状態において着用者の陰部を覆う股下領域に対応する部位である股下領域1Bと、股下領域1Bの前側に位置し、着用者の前身頃に対応する部位である前身頃領域1Fと、股下領域1Bの後ろ側に位置し、着用者の後身頃に対応する部位である後身頃領域1Rとを有する。後身頃領域1Rの左右両側の縁には、前身頃領域1Fの非肌面側の面に設けられたフロントパッチ2Fへ貼着可能なテープ2L,2Rが設けられている。よって、おむつ1は、前身頃領域1Fが着用者の腹側に配置され、後身頃領域1Rが着用者の背側に配置された状態でテープ2L,2Rがフロントパッチ2Fに貼着されると、着用者の腹囲と大腿部を取り巻く状態で着用者の身体に固定される。おむつ1がこのような形態で着用者の身体に固定されるので、着用者はおむつ1を着用した状態で立ち歩き可能である。
おむつ1には、液体を吸収して保持することができるマット6が主に股下領域1B付近を中心に配置されている。また、おむつ1には、おむつ1と着用者の肌との間に液体の流出経路となる隙間が形成されるのを抑制するべく、着用者の大腿部を取り巻く部位に立体ギャザー3BL,3BRが設けられ、着用者の腹囲を取り巻く部位にウェストギャザー3Rが設けられている。立体ギャザー3BL,3BRとウェストギャザー3Rは、糸ゴムの弾性力で着用者の肌に密着する。よって、着用者の陰部から***される液体は、おむつ1から殆ど漏出することなくおむつ1のマット6に吸収される。
図2は、おむつ1の分解斜視図である。また、図3は、非装着状態におけるおむつ1を、長手方向の中心を幅方向に沿って切断した場合の断面図である。おむつ1は、装着状態において外表面を形成するカバーシート4を有する。カバーシート4は、長辺に相当する部位に括れ4KL,4KRを設けた略長方形の外観を有するシート状の部材であり、おむつ1の外装面を形成する。括れ4KL,4KRは、着用者の大腿部が位置する箇所に設けられる。カバーシート4は、バックシート5の補強や手触りの向上のために設けられ、例えば、***物の漏れを抑制するために、液不透過性の熱可塑性樹脂からなる不織布をその材料として用いることができる。液不透過性の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等が例示できる。カバーシート4は、単層構造に限らず、インナカバーシートおよびアウターカバーシートを有する多層構造であってもよい。
そして、おむつ1は、カバーシート4の肌面側の面において順に積層されるバックシート5、マット6、トップシート7を有する。バックシート5、マット6、トップシート7は、何れも略長方形の外観を有するシート状の部材であり、長手方向がカバーシート4の長手方向と一致する状態でカバーシート4に順に積層されている。バックシート5は、カバーシート4と同様に、***物の漏れを抑制するために液不透過性の熱可塑性樹脂を材料として形成されたシートである。また、トップシート7は、マット6の吸水面を被覆するように着用者の肌面側に配置される、シート状の部材である。このトップシート7は、一部を除き、基本的に液透過性を有する。そのため、おむつ1が装着された状態において、着用者から***された液体は、着用者の肌に接触し得るトップシート7を通ってマット6に進入し、そこで吸収される。例えば、織布、不織布、多孔質フィルムがトップシート7の材料として材用できる。トップシート7は親水性を有していてもよい。
バックシート5、マット6、トップシート7は、何れも前身頃領域1Fから後身頃領域1Rにまで延在する。よって、バックシート5とマット6とトップシート7が積層されているカバーシート4で着用者の陰部を覆うと、バックシート5とマット6とトップシート7の各長手方向の両端部は、着用者の腹側と背側に位置する状態となる。すなわち、着用
者の陰部は、着用者の腹側から背側までマット6に覆われる状態となる。したがって、着用者が腹を下へ向けた姿勢と背を下へ向けた姿勢の何れの姿勢で液体を体外へ***しても、***された液体はトップシート7を介してマット6に接触することになる。
また、おむつ1は、上述した立体ギャザー3BL,3BRを形成するための細長い帯状のサイドシート8L,8Rを有する。サイドシート8L,8Rは、トップシート7の長辺の部分に設けられる液不透過性のシートである。サイドシート8L,8Rには、おむつ1の立体ギャザー3BL,3BRと同様、着用者の大腿部が位置する箇所に括れ8KL,8KRが設けられる。そして、サイドシート8L,8Rには糸ゴム8EL,8ERが長手方向に沿って編み込まれている。よって、サイドシート8L,8Rは、おむつ1が装着状態の形態、すなわち、おむつ1が側面視U字状の形態になると、糸ゴム8EL,8ERの収縮力で長手方向に引き寄せられてトップシート7から立ち上がり、液体の流出を防ぐ立体ギャザーとなる。
また、上述したウェストギャザー3Rを形成するための糸ゴム9ERは、マット6の端部よりも更に背側の位置において、バックシート5とトップシート7の間に設けられる。糸ゴム9ERは、伸縮方向となる長手方向がおむつ1の左右方向となる向きでバックシート5とトップシート7の間に設けられる。よって、糸ゴム9ERの左右両側に設けられるテープ2L,2Rが、着用者の腹側においてフロントパッチ2Fに貼着されると、糸ゴム9ERは、収縮力を発揮しておむつ1を着用者に密着させ、おむつ1と着用者の腹囲との間に隙間が形成されるのを防ぐ。なお、カバーシート4にも、おむつ1と着用者の腹囲との間に隙間が形成されるのを防ぐ糸ゴム4SL,4SRが長手方向に沿って設けられている。糸ゴム4SL,4SRは、おむつ1において設計上要求される弾性力(収縮力)などに応じて決定された適宜の本数で適宜の位置に設けられる。
マット6は、パルプ繊維、レーヨン繊維、またはコットン繊維のようなセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリエチレンテレフタレート等の合成繊維に親水化処理を施した短繊維の隙間に、水を吸収し保持することのできる架橋構造を持つ親水性ポリマーであるSAP(高吸収性重合体:Super Absorbent Polymer)等の粒状の吸収性樹脂を保持させた構造を有する。よって、マット6では、液体を吸収する前後の吸収性樹脂の体積変動は、基本的には吸収性樹脂を隙間に保持する短繊維内で行われることになる。したがって、マット6全体を俯瞰してみると、液体を吸収したマット6の厚みの膨張率は、吸収性樹脂自体の膨張率ほど大きくはないと言える。
なお、本実施形態のSAP粒子とは、SAPを含む樹脂組成物を粒状としたものを指す。ここで言う「SAPを含む樹脂組成物」とは、SAPのみからなる組成物、SAPを主成分とし、これに吸水性に悪影響を及ぼさない程度に他の物質が含まれた組成物、の双方を包含する概念である。「他の物質」としては、添加剤(粒子表面を疎水化する目的で添加される表面改質剤等)、SAPの合成時に残存した未反応のモノマー等を挙げることができる。
ところで、上記実施形態のマット6は、図3に示すように、粉砕されたパルプ(いわゆる「フラッフパルプ」)にSAPが混合されたコア6C(本願でいう「吸収体」の一例である)をコアラップシート6Wで被包したものである。そして、おむつ1では、コア6Cの肌面側の面(本願でいう「着用者側の面」に相当する)が、コア6Cを包むコアラップシート6Wの一部と、コアラップシート6Wに包まれたコア6Cを覆うトップシート7とを重ねた積層部分によって覆われている。コアラップシート6Wとトップシート7は、何れも液透過性のシートであるため、当該積層部分は液透過性を有する。当該積層部分では、トップシート7とコアラップシート6Wとの間に1又は複数のシート(本願でいう「所
定部材」の一例である)が設けられていてもよい。また、コア6Cは、1層構造であってもよいし、或いは、2以上の層を有する複層構造であってもよく、後者の場合には少なくとも何れかの層がSAP粒子で構成される層であってもよい。このようなSAP粒子で構成される層が設けられていれば、着用者から排出される尿や水様便の水分をマット6が速やかに吸収し、水分が着用者の肌に触れる時間を可及的に抑制することができる。コア6Cが、例えば、粉砕されたパルプによって構成される2つの層と、これらの層の間に配置されるSAP層の計3層構造になっている場合、中間層であるSAP層が上下の層間となるため毛細管現象により水分を拡散させることができ、かつ、当該領域においてSAPによる水分の吸収及び保持が行われることになるので、コア6Cに吸収された水分の逆流による着用者の肌への水分の接触が抑制できる。
そして、本実施形態のおむつ1には、着用者が***してマット6に吸収された尿が再びマット6の表面から湧出し、トップシート7を通じて着用者の肌に接触しても、肌に及ぼす影響を可及的に抑制するべく、トップシート7に疎水性の領域が設けられている。
図4は、トップシート7に設けられた疎水性の領域の一例を示した図である。おむつ1のトップシート7には、図4の上面図に示されるように、着用者の尿道口に対向する領域である尿道口対向領域R1よりも着用者の背中側と、着用者の肛門に対向する領域である肛門対向領域R2よりも着用者の腹側との間に、マット6側から着用者側への液体の透過を抑制する疎水性の領域である疎水性領域71が設けられている。また、それ以外の部位には、透水性の領域である透水性領域72が設けられている。このため、着用者の尿道口から排出された尿は、主に尿道口対向領域R1でトップシート7を通じてマット6に吸収された後、以下のような経路を辿る。
すなわち、着用者の尿道口からトップシート7を通じてマット6に吸収された尿は、図4の側面図に示すように、マット6内を拡散する。そして、着用状態にあるおむつ1のマット6では、マット6に吸収された尿が自重により主に肛門対向領域R2側へ移動する。マット6は、上述したように、主に繊維状の素材で構成されているため、マット6内を流れる尿に含まれている尿素等の代謝物を捕獲する。このため、マット6に吸収された尿は、マット6内を移動する過程で濾過され、浄化される。よって、尿道口対向領域R1でマット6に吸収されて疎水性領域71に対応する部分を通過した後の尿は、尿素等の代謝物がある程度除去された状態となっている。
そして、マット6の表面は、疎水性領域71を有するトップシート7に覆われているため、尿道口対向領域R1でマット6に吸収された尿は、仮に疎水性領域71に対応する部分でマット6の表面から湧出しても、トップシート7を通じて着用者の肌へは接触しない。また、透水性領域72に対応する部分でマット6の表面から湧出する尿は、トップシート7を通じて着用者の肌へ接触し得るものの、少なくとも肛門対向領域R2付近でマット6の表面から湧出する尿については、マット6内を移動する過程で尿素等の代謝物がある程度除去され、浄化されている。このため、仮にマット6の表面から尿が湧出してトップシート7を透過し、着用者の肛門付近で着用者の肌に接触しても、当該尿は着用者の肌に影響をあまり及ぼさない。
したがって、マット6は、尿道口対向領域R1に対応する部位と肛門対向領域R2に対応する部位との間に、尿を濾過する濾過領域を有していると言える。そして、疎水性領域71は、この濾過領域から湧出する尿が着用者の肌へ接触するのを防ぐ領域と言える。マット6は、疎水性領域71に対応する部位であると否とを問わず、全体が同質の素材で構成されている。よって、ここでいう濾過領域とは、マット6全体のうち疎水性領域71に対応する部位ということになる。
濾過領域は、濾過性能に鑑みると、マット6の長手方向(おむつ1の前後方向)において、少なくとも、尿道口対向領域R1と肛門対向領域R2との間の長さを有していることが好ましく、具体的な寸法としては、例えば、90~120mmが挙げられる。また、マット6から湧出する尿が着用者の肌へ不用意に接触するのを抑制するためには、尿道口対向領域R1と肛門対向領域R2が疎水性領域71に隣接していることが好ましい。この90~120mmという長さは、20代から60代までの男女の平均的な尿道口から肛門までの距離の最小値と最大値から特定された値である。
また、この濾過領域は、濾過性能に鑑みると、マット6の幅方向(おむつ1の左右方向)において、少なくとも、少なくとも25mm以上であることが好ましく、より好適には、50mm以上であることが好ましい。また、この濾過領域は、左右の下肢へのフィット性に鑑みると、マット6の幅方向において、200mm以下であることが好ましく、通常であれば、マット6の幅方向全域、立体ギャザー3BL,3BRがある場合であればギャザーの基部(取り付け部分)間全域である。この50mm以上という長さは、スリットなどの特殊な拡散構造のないおむつ1において、排尿量150mlの排尿を1回行った場合における拡散距離である。また、この200mm以下という長さは、パルプ目付100~500g/mのおむつを使って装着試験を行った結果、200mmを超える幅方向のマットではフィット感の著しい低下が確認されたことに由来する。
また、濾過領域は、図4に示すような矩形の疎水性領域71に対応する形態に限定されるものではない。濾過領域は、例えば、長手方向中央部がくびれた略ひょうたん型の形状であってもよい。
なお、トップシート7は、透水性のシートに、透水性の部分が残るように疎水性の処理を一部施すことにより、疎水性領域71と透水性領域72を形成したものであってもよい。また、トップシート7は、疎水性のシートに、疎水性の部分が残るように透水性の処理を一部施すことにより、疎水性領域71と透水性領域72を形成したものであってもよい。また、トップシート7は、透水性領域72の部分を透水性のシート材料で形成し、疎水性領域71の部分を疎水性のシート材料で形成したものであってもよい。また、トップシート7は、全体が透水性のシートの一部に疎水性或いは非透水性のシートを重ねて疎水性領域71と透水性領域72を形成したものであってもよい。
また、トップシート7は、尿道口対向領域R1に目印を有していてもよい。目印は、例えば、色、マーク、線、その他各種の形態が挙げられる。尿道口対向領域R1に目印が設けられていれば、着用者は、着用時に尿道口を当該目印へ位置合わせすることで、尿道口が尿道口対向領域R1と対向する位置関係でおむつ1を着用することができる。尿道口が尿道口対向領域R1と対向する位置関係でおむつ1が着用されれば、尿道口から排出された尿が尿道口対向領域R1においてマット6へ吸水され、濾過領域へ流れて濾過される。
尿道口対向領域R1は、幅方向の大きさが10~50mmであることが好ましい。この10~50mmという寸法は、複数人の被験者におむつの装着試験を行った結果、装着状態におけるおむつの長手方向のセンターラインに対する尿道口の左右方向の位置ずれが概ねこの数値範囲の範囲内であったことに由来する。尿道口対向領域R1がこのような寸法を採る場合、尿道口対向領域R1を示す目印は、この寸法に沿った表示物となる。
また、尿道口対向領域R1は、おむつ1の外装の長手方向における中心から前側に30~70mmの範囲にあることが好ましい。おむつ1の外装の長手方向における中心は、着用状態において概ねおむつ1の最下部(股下)に位置する点である。よって、この点から前側に30~70mmの範囲に尿道口対向領域R1が配置されていれば、おむつ1が着用された状態において、着用者の尿道口に対向する位置に尿道口対向領域R1が概ね位置す
ることになる。この30~70mmという寸法は、複数人の被験者におむつの装着試験を行った結果、尿道口が最下部から概ねこの数値範囲内であったことに由来する。
また、マット6は、全領域が均質な素材ではなく、物性が領域毎に異なっていてもよい。図5は、マット6の領域分布の一例を示した図である。例えば、図5に示されるように、マット6は、マット6の長手方向に沿って第1領域6F、第2領域6M、第3領域6Rの3領域に区画されていてもよい。そして、着用者の腹側に位置する第1領域6F、着用者の背中側に位置する第3領域6R、及び、第1領域6Fと第3領域6Rとの間に位置する第2領域6Mは、物性が互いに同じであってもよいし、物性が互いに異なっていてもよい。この場合、第2領域6Mは、疎水性領域71に対応する位置となる。
例えば、尿道口対向領域R1に対応する位置にある第1領域6Fと、疎水性領域71に対応する位置にある第2領域6Mについてはパルプのみで構成し、肛門対向領域R2に対応する位置にある第3領域6RについてはパルプとSAPの混合体としてもよい。マット6がこのように構成されていれば、尿道口対向領域R1においてマット6に吸収された尿は、第1領域6Fと第2領域6MではSAPに吸収されずにマット6内で拡散するので、第1領域6Fと第2領域6Mにおいて尿の濾過機能が効果的に発揮される。また、第3領域6Rでは尿がSAPに吸収されるので、マット6内の尿がマット6の表面に湧出してトップシート7を透過し、着用者の臀部へ接触するのを抑制することができる。
また、例えば、マット6をプレスで形成する際の加圧力はマット6の全域で均等としつつ、尿道口対向領域R1に対応する位置にある第1領域6Fについては目付を比較的低くした目の粗いマットで構成し、疎水性領域71に対応する位置にある第2領域6Mについては第1領域6Fよりも目付を高くした目の少し細かいマットで構成し、肛門対向領域R2に対応する位置にある第3領域6Rについては第2領域6Mよりも目付を高くした目の更に細かいマットで構成してもよい。マット6がこのように構成されていれば、尿道口対向領域R1においてマット6に吸収された尿は、パルプ同士に隙間がある目の粗い状態の第1領域6F内で拡散するので、第1領域6F内で素早く拡散する。そして、第2領域6Mでは、パルプ同士の隙間が第1領域6Fよりも狭くなるため、第1領域6Fでは濾過されなかったより微細な成分が尿から取り除かれる。そして、第3領域6Rでは、パルプ同士の隙間が第2領域6Mよりも更に狭くなるため、第2領域6Mでは濾過されなかったより微細な成分が尿から取り除かれる。このように、上流側から下流側へ向かうにつれて濾過性能が上がる構造のマット6とすることにより、尿の浄化機能をより高めることができる。また、第3領域6RにSAPを混合しておけば、マット6内の尿がマット6の表面に湧出してトップシート7を透過し、着用者の臀部へ接触するのを抑制することもできる。
また、マット6の表面には、尿の流れを案内する凹状の溝が設けられていてもよい。図6は、マット6に形成される溝の形態の第1例を示した図である。マット6の表面には、例えば、図6に示されるように、マット6の長手方向に沿って形成されることにより、尿道口対向領域R1側から着用者の背中側へ向かって延在する尿の案内経路である溝6K1が設けられていてもよい。溝6K1が設けられていれば、尿道口対向領域R1に***された尿が尿道口対向領域R1から溝6K1を通って速やかに第2領域6Mの方へ拡散するので、尿道口付近で着用者の肌に接触する尿の量を抑制することが可能となる。
図7は、マット6に形成される溝の形態の第2例を示した図である。マット6の表面には、例えば、図7に示されるように、マット6の長手方向に沿って形成される溝(本願でいう「案内経路」の一例である)と、当該溝の端部においておむつ1の左右方向に延在する溝(本願でいう「拡散経路」の一例である)とが組み合わさった形態の溝6K2を設けることにより、尿道口対向領域R1側から着用者の背中側へ向かって流れた後に第2領域6Mの左右方向へ尿を案内させるようにしてもよい。このような溝6K2が設けられてい
れば、尿道口対向領域R1に***された尿が第2領域6Mの全体へ拡散するので、第2領域6Mにおける尿の濾過機能をより効果的に発揮させることが可能となる。
図8は、マット6に形成される溝の形態の第3例を示した図である。マット6の表面は、例えば、図8に示されるように、マット6の長手方向沿いの中心線から左右へ斜め後ろ方向に形成される溝6K3(本願でいう「拡散経路」の一例である)を設けることにより、尿道口対向領域R1側から着用者の背中側へ向かって流れる尿を第2領域6Mの左右方向へ案内させるようにしてもよい。このような溝6K3が設けられていれば、尿道口対向領域R1に***された尿が第2領域6Mの全体へ拡散するので、第2領域6Mにおける尿の濾過機能をより効果的に発揮させることが可能となる。
図9は、マット6に形成される溝の形態の第4例を示した図である。マット6の表面は、例えば、図9に示されるように、マット6の左右方向に延在する溝6K4(本願でいう「拡散経路」の一例である)を設けることにより、尿道口対向領域R1側から着用者の背中側へ向かって流れる尿を第2領域6Mの左右方向へ案内させるようにしてもよい。このような溝6K4が設けられていれば、尿道口対向領域R1に***された尿が第2領域6Mの全体へ拡散するので、第2領域6Mにおける尿の濾過機能をより効果的に発揮させることが可能となる。
図10は、マット6に形成される溝の形態の第5例を示した図である。マット6の表面は、例えば、図10に示されるように、マット6の長手方向沿いの中心線から左右へ斜め前方向に形成される溝6K5(本願でいう「拡散経路」の一例である)を設けることにより、尿道口対向領域R1側から着用者の背中側へ向かって流れる尿の拡散を抑制し、尿が肛門対向領域R2へ到達する時間を遅らせることができる。これにより、尿道口対向領域R1側から着用者の背中側へ向かって流れる尿が、第2領域6Mにおいて左右方向へ拡散するのを促すことができる。このような溝6K5が設けられていれば、尿道口対向領域R1に***された尿が第2領域6Mの全体へ拡散するので、第2領域6Mにおける尿の濾過機能をより効果的に発揮させることが可能となる。
図11は、マット6に形成される溝の形態の第6例を示した図である。マット6の表面は、例えば、図11に示されるように、マット6の長手方向沿いの中心線から左右へ斜め後ろ方向に形成される溝6K6(本願でいう「拡散経路」の一例である)を設けることにより、尿道口対向領域R1側から着用者の背中側へ向かって流れる尿を第2領域6Mの左右方向へ案内させるようにしてもよい。そして、溝6K6の前縁側にはマット6を貫通するスリット6Lが設けられ、溝6K6の後縁側にはSAP6Sが設けられていてもよい。このような形態のマット6であれば、尿道口対向領域R1に***された尿がスリット6Lによって左右方向へ拡散される。そして、左右方向へ拡散されたスリット6Lの尿が溝6K6に吸収されるので、尿道口対向領域R1から背中側へ向かう尿の移動が制限される。更に、溝6K6から背中側へ向かう尿はSAP6SでSAPに吸収されるので、SAP6Sから背中側へ向かう尿の移動が更に制限される。これにより、濾過領域における尿の移動に長時間を要することになるため、尿道口対向領域R1から濾過領域を通じて肛門対向領域R2へ流れる尿は、濾過領域において十分に濾過される。したがって、肛門対向領域R2において湧出する尿は、尿中に含まれる成分が十分に除去された状態となる。
なお、マット6に形成される上記の溝6K1~6K6は、例えば、平坦なマットにエンボス加工を施して形成してもよいし、或いは、マットを構成するパルプを積層する際の積層量の調整で形成してもよい。また、溝6K1~6K6が形成する流路に相当するものを、マット6の肌面側に配置されるトップシート7や非透水フィルムに凹凸形状を設けることにより形成してもよい。
また、上記実施形態では、テープ型の使い捨ておむつが例示されていたが、その他の形態の吸収性物品であってもよい。このような吸収性物品としては、例えば、パンツ型の使い捨ておむつ、尿パッド、軽失禁パッド等が挙げられる。
以下、マット6の濾過性能を検証する試験を行ったので、その結果を以下に示す。
図12は、試験器具の一例を示した図である。本検証においては、水分率94%のベントナイト溶液を用意し、当該ベントナイト溶液中に含まれるベントナイト成分がマット6によって除去される様子を確認した。ベントナイトは、水やエタノールに殆ど溶解しない。使用したベントナイトは、富士フイルム和光純薬株式会社製の商品コード029-00555を用いた。
ベントナイト溶液は、純水940gにベントナイト60gを混合したものである。また、マット6を模擬したサンプルは、非透水フィルムにパルプ層を重ねたものであり、パルプの密度を互い違いにしたものを3種類用意した。非透水フィルムの厚みは、本検証では0.05mmのものを用いたが、一般的なフィルム厚である0.01~0.1mmのものであれば何れであってもよい。非透水フィルムとパルプ層のサイズは、何れも長さ110mm、横幅100mmである。
本検証では、図12に示されるように、サンプルを水平面に対し15度に傾けて固定した。そして、サンプルの幅方向中央であり、且つ、サンプルの長手方向の上端から50mmの箇所に目印を設けておき、この目印にベントナイト溶液を注いだ。ベントナイト溶液を注ぐ作業は、1回につき100gの溶液を5g/secの注入速度で注入する作業を、10分間隔で繰り返し行った。そして、サンプルから流出して濾過溶液受けに溜まった濾過後のベントナイト溶液(以下、「濾過溶液」という)を15g採取した。次に、採取した濾過溶液を15分間放置し、放置後に上澄みを除去して沈殿物の量を測定した。図13は、測定された沈殿物の量を示した表である。
図13の表を見ると判るように、サンプルを通して濾過した場合、濾過していない場合に比べて、3割から4割程度のベントナイトが除去できることが確認された。よって、本検証により、マット6は濾過機能を有することが判る。成分が何ら濾過されていない液体が着用者の肌へ触れる場合に比べて、成分が濾過された液体の方が、着用者の肌へ与える影響は当然に低いと推定される。したがって、上記実施形態のおむつ1のように、疎水性領域71によって濾過領域が形成されることにより、マット6において十分に濾過された液体が着用者の肌へ触れる形態であれば、濾過領域が形成されていないおむつに比べて、着用者の肌へ与える影響を抑制できると推察される。
なお、本検証では、パルプが目付260g/mで密度0.37g/cmのサンプルと、パルプが目付390g/mで密度0.56g/cmのサンプルと、パルプが目付520g/mで密度0.74g/cmのサンプルの3種類を用意したが、着用者に与えるフィット性やクッション性に鑑みれば、パルプが目付780g/mで密度1.12g/cmのものがマット6としては実用上の上限と見込まれる。
1・・おむつ
1B・・股下領域
1F・・前身頃領域
1R・・後身頃領域
2F・・フロントパッチ
2L,2R・・テープ
3BL,3BR・・立体ギャザー
3R・・ウェストギャザー
4・・カバーシート
4KL,4KR・・括れ
5・・バックシート
6・・マット
6C・・コア
6F・・第1領域
6M・・第2領域
6R・・第3領域
6K1,6K2,6K3,6K4,6K5,6K6・・溝
6L・・スリット
6S・・SAP
6W・・コアラップシート
7・・トップシート
71・・疎水性領域
72・・透水性領域
8L,8R・・サイドシート
8KL,8KR・・括れ
4SL,4SR,8EL,8ER,9ER・・糸ゴム
R1・・尿道口対向領域
R2・・肛門対向領域

Claims (9)

  1. 着用者の股下に装着される吸収性物品であって、
    吸収体と、
    前記吸収体の前記着用者側の面を覆うトップシートと、を備え、
    前記トップシートは、
    前記着用者の尿道口に対向する尿道口対向領域及び前記着用者の肛門に対向する肛門対向領域が透水性を有し、
    前記尿道口対向領域と前記肛門対向領域との間に、前記吸収体側から前記着用者側への液体の透過を抑制する疎水性の領域を有し、
    前記吸収体は、前記尿道口対向領域に対応する部位と前記肛門対向領域に対応する部位との間に、尿を濾過する濾過領域を有し
    前記疎水性の領域は、前記トップシートと前記吸収体との間に配置された非透水性のシートによって形成される、
    吸収性物品。
  2. 着用者の股下に装着される吸収性物品であって、
    吸収体と、
    前記吸収体の前記着用者側の面を覆うトップシートと、を備え、
    前記トップシートは、
    前記着用者の尿道口に対向する尿道口対向領域及び前記着用者の肛門に対向する肛門対向領域が透水性を有し、
    前記尿道口対向領域と前記肛門対向領域との間に、前記吸収体側から前記着用者側への液体の透過を抑制する疎水性の領域を有し、
    前記吸収体は、前記尿道口対向領域に対応する部位と前記肛門対向領域に対応する部位との間に、尿を濾過する濾過領域を有し、
    前記疎水性の領域は、透水性処理が施された疎水性シートである前記トップシートに残る、前記透水性処理が施されていない領域である、
    吸収性物品。
  3. 着用者の股下に装着される吸収性物品であって、
    吸収体と、
    前記吸収体の前記着用者側の面を覆うトップシートと、を備え、
    前記トップシートは、
    前記着用者の尿道口に対向する尿道口対向領域及び前記着用者の肛門に対向する肛門対向領域が透水性を有し、
    前記尿道口対向領域と前記肛門対向領域との間に、前記吸収体側から前記着用者側への液体の透過を抑制する疎水性の領域を有し、
    前記吸収体は、前記尿道口対向領域に対応する部位と前記肛門対向領域に対応する部位との間に、尿を濾過する濾過領域を有し、
    前記トップシートは、前記肛門対向領域を含む部分を構成する第1シート材料と、前記疎水性の領域を含む部分を構成する第2シート材料と、を有する、
    吸収性物品。
  4. 前記疎水性の領域は、前記トップシートに施された疎水加工によって形成される、
    請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記濾過領域は、前記尿道口から排出される液体中の成分を分離する濾過機能を有する、
    請求項1からの何れか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収体は、前記肛門対向領域側から前記着用者の背中側へ向かって延在する液体の案内経路を有する、
    請求項1からの何れか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収体は、左右方向へ液体を拡散させる液体の拡散経路を有する、
    請求項1からの何れか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収体は、前記肛門対向領域を含む部分を構成する第1材料と、前記着用者の肛門に対向する肛門対向領域を含む部分を構成する第2材料と、を有しており、
    前記第1材料は、前記尿道口から排出される液体中の成分を分離する濾過機能を有する、
    請求項1からの何れか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記疎水性の領域は、前記トップシートに施された疎水性処理によって形成される、
    請求項1からの何れか一項に記載の吸収性物品。
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