JP7434515B1 - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】面倒な操作を必要とせずに、乗場で利用者の乗車階と行先階を含んだコード情報を自動生成して呼び登録を行う。【解決手段】一実施形態に係るエレベータシステムは、携帯端末を利用して呼び登録を行うエレベータシステムであって、エレベータ制御装置と、無線信号装置とを備える。上記携帯端末は、予めインストールされた呼び登録用のアプリケーションソフトの起動により、上記無線信号装置から発信された信号を受信したときのタイミングで、利用者が設定した乗車階と行先階の情報を含んだコード情報を生成する。上記エレベータ制御装置は、乗場に設置されたコード読取り器によって上記コード情報が読み取られたときに、上記乗車階と上記行先階の情報を行先呼びとして登録し、上記行先呼びに対して上記乗りかごを上記乗車階に応答させ、上記行先階に向けて運転する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、携帯端末を利用して呼び登録を行うエレベータシステムに関する。
一般に、建物の各階の乗場には、乗場呼びを登録するための乗場呼びボタンが設置されている。エレベータの利用者が乗場呼びボタンを操作すると、乗りかごが乗場呼びの登録階に応答する。利用者が乗りかごに乗り込み、かご操作盤の行先階ボタンを操作すると、行先階が登録され、乗りかごがその行先階に移動する。
近年、QRコード(登録商標)などの2次元コードを用いて、乗場で呼び登録を行うシステムが考えられている。例えば、利用者がコード生成用のアプリケーションソフト(アプリ)を用いて2次元コードを作成し、これを乗場に設置された読取り器にかざして呼び登録を行う方法がある。また、外部からインターネット経由で2次元コードを取得し、これを乗場に設置された読取り器にかざして呼び登録を行う方法などがある。
特許第6037771号公報 特許第4540348号公報
しかしながら、上述した方法は、利用者が乗場でアプリを起動し、呼び登録に必要な情報を入力して2次元コードを作成したり、あるいは、乗場でインターネットに接続して2次元コードを取得するなどの面倒な操作を必要とする。
本発明が解決しようとする課題は、面倒な操作を必要とせずに、乗場で利用者の乗車階と行先階を含んだコード情報を自動生成して呼び登録を行うことのできるエレベータシステムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、携帯端末を利用して呼び登録を行うエレベータシステムであって、エレベータ制御装置と、無線信号装置とを備える。上記携帯端末は、予めインストールされた呼び登録用のアプリケーションソフトの起動により、上記無線信号装置から発信された信号を受信したときのタイミングで、利用者が設定した乗車階と行先階の情報を含んだコード情報を生成する。上記エレベータ制御装置は、乗場に設置されたコード読取り器によって上記コード情報が読み取られたときに、上記乗車階と上記行先階の情報を行先呼びとして登録し、上記行先呼びに対して上記乗りかごを上記乗車階に応答させ、上記行先階に向けて運転する。
図1は第1の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。 図2は上記エレベータシステムに備えられたエレベータ制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は上記エレベータシステムに備えられた無線信号装置(乗場ビーコン)の構成を示すブロック図である。 図4は上記エレベータシステムに用いられる携帯端末の外観構成の一例を示す図である。 図5は上記携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 図6は上記携帯端末に設けられた物件乗車テーブルの一例を示す図である。 図7は上記携帯端末に用いられる呼び登録用のアプリケーションソフトの機能を概念的に示す図である。 図8は一般的な呼び登録を説明するための図である。 図9は一般的な呼び登録を説明するための図である。 図10は一般的な呼び登録を説明するための図である。 図11は一般的な呼び登録を説明するための図である。 図12は上記エレベータシステムの呼び登録を説明するための図である。 図13は上記エレベータシステムの呼び登録を説明するための図である。 図14は上記エレベータシステムの呼び登録を説明するための図である。 図15は上記エレベータシステムの呼び登録を説明するための図である。 図16は上記エレベータシステムの呼び登録を説明するための図である。 図17は上記エレベータシステムの呼び登録を説明するための図である。 図18は上記第1の実施形態における携帯端末側の処理を示すフローチャートである。 図19は上記第1の実施形態におけるエレベータ制御装置側の処理を示すフローチャートである。 図20は第2の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。 図21は上記エレベータシステムに用いられる時計型端末の機能構成を示すブロック図である。 図22は上記エレベータシステムに用いられる呼び登録用のアプリケーションソフトとコード生成用のアプリケーションの機能を概念的に示す図である。 図23は上記時計型端末を使用した場合の呼び登録を説明するための図である。 図24は上記時計型端末を使用した場合の呼び登録を説明するための図である。 図25は上記時計型端末を使用した場合の呼び登録を説明するための図である。 図26は上記時計型端末を使用した場合の呼び登録を説明するための図である。 図27は上記時計型端末を使用した場合の呼び登録を説明するための図である。 図28は上記時計型端末を使用した場合の呼び登録を説明するための図である。 図29は上記第2の実施形態における携帯端末側の処理と時計型端末側の処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。
例えばオフィスビルなどの建物にエレベータ11が設置されている。エレベータ11は、乗りかご12とエレベータ制御装置13を備える。乗りかご12は、昇降路内に立設された一対のガイドレールに昇降自在に支持されており、乗場呼びまたはかご呼びに応答して各階を移動する。
「乗場呼び」とは、各階の乗場で登録される呼びの信号のことであり、登録階と行先方向の情報を含む。「かご呼び」とは、かご室内で登録される呼びの信号のことであり、行先階の情報を含む。なお、「登録階」とは、乗場で利用者が呼び登録した階のことであり、利用者の「乗車階」に相当する。「行先階」とは、利用者が乗りかごに乗車して向かう階のことであり、利用者の「降車階」に相当する。
後述するように、本システムでは、利用者の携帯端末25によって生成される2次元コードを用いて呼び登録を行うことが可能であり、乗場やかご室内でのボタン操作(乗場ボタン23や行先階ボタン17の操作)は不要である。なお、「2次元コード」として、例えばQRコード(登録商標)が用いられる。
乗りかご12の出入口にはかごドア14が開閉自在に取り付けられており、そのかごドア14の近傍にはかご操作盤15が設けられている。かご操作盤15には、乗りかご12の現在位置や運転方向などを表示するための表示器16の他、建物の各階に対応した行先階ボタン17、戸開ボタン18a、戸閉ボタン18bなどを含む各種操作ボタンが配設されている。行先階ボタン17の信号は、かご呼びの信号として、エレベータ制御装置13に送られる。
エレベータ制御装置13は、「制御盤」とも呼ばれ、建物最上部の機械室あるいは昇降路内の上部に設置される。エレベータ制御装置13は、CPU、ROM、RAMなどを備えたコンピュータからなり、乗りかご12の運転制御を含むエレベータ全体の制御を行う。
一方、各階の乗場20において、乗りかご12の到着口に乗場ドア21が開閉自在に取り付けられており、その乗場ドア21の近傍には乗場操作盤22が設けられている。乗場ドア21は、乗りかご12が到着したときに、かごドア14と共に開閉動作する。駆動源(ドアモータ)はかごドア14側にあり、乗場ドア21は、かごドア14に係合して開閉動作する。乗場操作盤22には、乗りかご12を乗場20に応答させるための乗場ボタン23が設けられている。乗場ボタン23は、利用者の行先方向を指定するための上方向ボタンと下方向ボタンからなる(最下階では上方向ボタンのみ、最上階では下方向ボタンのみで構成される)。乗場ボタン23の信号は、乗場呼びの信号として、エレベータ制御装置13に送られる。
ここで、本実施形態において、乗場20の任意の箇所に例えばBluetooth(登録商標)等からなる無線信号装置27が設置されている。無線信号装置27は、「乗場ビーコン(beacon)」として用いられ、所定周波数帯の無線信号を発信する。無線信号装置27の設置箇所は、例えば乗場ドア21付近の壁などであるが、特に限定されるものではなく、乗場20に来た利用者(乗客)が持つ携帯端末25に無線信号が届く範囲であればどこでも良い。
無線信号装置27は、基準階を含む各階の乗場20に設置されている。無線信号装置27は、エレベータ制御装置13と乗場操作盤22に接続されており、エレベータ11(乗りかご12)の運転中は常時ONして、乗場で呼び登録を行うための情報(以下、乗場情報と称す)を所定周波数帯の電波で発信する機能を有する。上記乗場情報には、現在階(現在の乗場階)やコード登録の可否などの情報を含む。さらに、上記乗場情報には、現在の物件を示す物件情報を含む。物件情報は、エレベータが設置された建物を特定するための識別情報(物件ID)を有する。
利用者が所持する携帯端末25は、一般的な携帯電話機やスマートフォンなどである。この携帯端末25には、予め呼び登録用のアプリケーションソフト26がインストールされている。この呼び登録用のアプリケーションソフト26は、エレベータ11の関連企業によって開発されたものであり、携帯端末25のOS(Operating System)に依存するWebサイトから自由にダウンロードできる。
このアプリケーションソフト26を用いて、複数の物件毎に利用者の乗車情報を設定しておくことができる。ここで言う「物件」とは、本システムを有するエレベータが設置された建物のことである。後述するように、利用者の乗車情報には、物件毎に乗車階,行先階の情報が含まれる(図6参照)。
携帯端末25が乗場20で無線信号装置27から発信される無線信号を受信すると、アプリケーションソフト26が自動的に起動される。アプリケーションソフト26には、利用者の乗車階と行先階の情報を含んだ2次元コードを生成すると共に、その2次元コードを携帯端末25の画面上に表示する機能が備えられている。この2次元コードを乗場20の無線信号装置27の近くに設置されたコード読取り器28にかざすことで、利用者の乗車階と行先階の情報をDCS(Destination Control System)の行先呼びとして登録することができる。「DCS」とは、利用者が乗場で登録した行先階を有する行先呼びに基づいて、利用者の行先階に向かう乗りかごを乗場に応答させる方式である。DCSでは、同じ行先階の利用者を同じ乗りかごに乗車させることで、輸送効率の向上を図っている。
コード読取り器28は、表示器29と共にエレベータ制御装置13に接続されている。表示器29は、2次元コードをコード読取り器28にかざして行先呼びを登録したときに、その行先呼びに応答する乗りかご(割当かご)の情報を表示する。
図2はエレベータ制御装置13の構成を示すブロック図である。
エレベータ制御装置13は、制御部31と記憶部32とを備える。制御部31は、プログラムの起動によりエレベータ11の運転に必要な各種処理を実行する部分であり、運転制御部31aを有する。運転制御部31aは、2次元コードを用いて登録された行先呼び、あるいは、通常の呼び(乗場呼び/かご呼び)に基づいて、乗りかご12の運転を制御する。記憶部32には、制御部31の動作に必要なプログラムの他、行先呼びの情報や、通常の呼び(乗場呼び/かご呼び)の情報が記憶される。
図3は無線信号装置27の構成を示すブロック図である。
無線信号装置27は、制御部41と通信部42とを備える。通信部42は、予め設定された周波数帯の無線信号の送信/受信処理を行う。制御部41は、無線信号装置27の動作を制御する部分であり、情報発信部41aを有する。情報発信部41aは、エレベータ制御装置13から得られる乗場情報(物件ID,現在階,コード登録の可否など)を無線信号化して発信する。
図4は携帯端末25の外観構成の一例を示す図である。
乗客の携帯端末25は、例えば携帯電話機やスマートフォンなどであり、通信機能を備えた小型の端末装置からなる。携帯端末25には、上述した呼び登録用のアプリケーションソフト26がインストールされている。図中の26aはアプリケーションソフト26がインストールされていることを示すアイコンである。上述したように、乗場20に設置された無線信号装置27から所定周波数帯の無線信号を携帯端末25が受信すると、このアプリケーションソフト26が起動される。
図5は携帯端末25の機能構成を示すブロック図である。
利用者が持つ携帯端末25には、入力部51、表示部52、制御部53、音声入出力部54、記憶部55、GPS(Global Positioning System)モジュール56、通信部57などが備えられている。
入力部51は、各種キーやボタンなどからなり、データの入力や指示を行う。表示部52は、例えばLCDからなり、データの表示を行う。なお、入力部51として、例えば透明のタッチパネルを用い、表示部52の画面上でデータ入力・指示を行う構成でも良い。
制御部53は、CPUからなり、所定のプログラムの起動により各種機能を実行する。制御部53は、呼び登録用のアプリケーションソフト26の起動により、2次元コードの生成・表示に関する処理を実行する機能を備える。音声入出力部54は、音声を入力するためのマイクと、音声を出力するためのスピーカで構成される。記憶部55は、ROMやRAM等のメモリデバイスからなり、アプリケーションソフト26を含む各種プログラムが記憶されている。また、この記憶部55には、物件乗車テーブルT1が設けられている。
図6に示すように、物件乗車テーブルT1には、予めアプリケーションソフト26を使用して、物件毎に任意に設定された利用者の乗車情報が記憶されている。乗車情報には、利用者の乗車階と行先階の情報を含む。図中の物件a,b,cは、例えば住居マンション、本社ビル、支店ビルなどであり、利用者が日常的に利用しているエレベータが設置された物件である。なお、利用者の乗車情報として、物件毎にエレベータの利用時間帯や利用する曜日を含めて設定することでも良い。
GPSモジュール56は、現在位置を検出するために用いられる。通信部57は、外部との間で無線通信を行うための汎用のインタフェフェースであり、公衆回線網を利用した長距離無線通信及びBluetooth(登録商標)、Wi-Fi等の近接無線通信を可能とする。
図7は呼び登録用のアプリケーションソフト26の機能を概念的に示す図である。
呼び登録用のアプリケーションソフト26は、アプリケーションストア61から携帯端末25に任意にダウンロードして、利用可能な状態にイントールすることができる。このアプリケーションソフト26には、物件情報を管理する機能、利用者が選択した物件毎に乗車階と行先階をDCSの行先呼びとして登録するための機能、ビーコン信号を監視する機能、ユーザ情報を管理する機能、2次元コードを生成する機能などが備えられている。「物件情報」は、アプリケーションソフト26を用いてクラウドサーバ62からダウンロードされる。「ユーザ情報」は、車椅子使用などを含み、アプリケーションソフト26を用いて利用者によって登録される。
このような構成において、乗場20に設置された無線信号装置27から発信される信号(ビーコン信号)を受信したタイミングで、アプリ内の処理によって呼び登録用の2次元コードが生成され、携帯端末25の画面上に表示される。ユーザはこの2次元コードをコード読取り器28にかざすことで、呼び登録を行う。
以下に、2次元コードを用いた呼び登録について、(a)一般的な呼び登録と、(b)本システムの呼び登録とを対比させて説明する。
(a)一般的な呼び登録
図8乃至図11は一般的な呼び登録を説明するための図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。図中のP1は利用者であり、携帯端末1を所持している。この携帯端末1には、本システムで用いられる呼び登録用のアプリケーションソフト26はインストールされていない。
利用者P1が任意の階の乗場20に来たとき、所定の操作によりインターネット2に接続し、利用者P1の乗車階と行先階を乗車情報として入力する(図8参照)。これにより、エレベータ制御装置13からインターネット2経由で利用者P1の乗車階と行先階を含んだ2次元コード3が携帯端末1に送られて来る(図9参照)。この2次元コード3を乗場20に設置されたコード読取り器28にかざすと、利用者P1の乗車階と行先階が行先呼びとしてエレベータ制御装置13に登録される(図10参照)。この行先呼びに対して、例えばA号機の乗りかご12が割当かごとして決定されると、表示器29に「A号機」の情報が表示される(図11参照)。このように、一般的な呼び登録では、インターネット2の接続や、乗車情報の入力など、利用者P1による面倒な操作を必要とする。
(b)本システムの呼び登録
図12乃至図17は本システムの呼び登録を説明するための図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。図中のP2は利用者であり、携帯端末25を所持している。携帯端末25には、呼び登録用のアプリケーションソフト26がインストールされている。
利用者P2が携帯端末25を持って、予め物件毎に設定された乗車階の乗場20に来たとする。このとき、乗場20に設置された無線信号装置27から発信される信号(ビーコン信号)によって、呼び登録用のアプリケーションソフト26が起動される(図12参照)。このビーコン信号には、乗場20で呼び登録を行うための乗場情報(物件ID,現在階,コード登録の可否など)が含まれる。
ここで、アプリケーションソフト26の起動に伴い、図13に示すような呼び登録画面70が携帯端末25に表示される。呼び登録画面70は、第1の表示部71と、第2の表示部72とを有する。第1の表示部71には、予め利用者によって設定された乗車階と行先階の情報が表示される。この乗車階と行先階の情報は、無線信号装置27から発信される物件IDに基づいて、図6に示した物件乗車テーブルT1から読み出される。図13の例では、乗車階:「1F」,降車階:「7F」が表示されている。なお、画面上では、利用者の行先階は「降車階」として表示される。
また、エレベータの利用時間帯が設定されている場合には、その利用時間帯が乗車階と行先階の情報と共に第1の表示部71に表示される。図13の例では、エレベータの利用時間帯として、「14:00~15:00」が表示されている。利用時間帯の他に、当該物件でエレベータを利用する曜日(例えば「月,火,水,木,金」)などが設定されていれば、その曜日の情報を含めて第1の表示部71に表示される。
第2の表示部72には、「バーコード生成」と「ウォッチ表示」の設定項目が表示される。ユーザP2の乗車階がコード登録可能な階であった場合には、「バーコード生成」が自動設定される。コード登録可能な階か否かは、無線信号装置27から発信されるコード登録可否の情報によって判断される。なお、「ウォッチ表示」は、後述する時計型端末を利用する場合に手動操作によって設定される。
ユーザP2の乗車階がコード登録可能な階であった場合、アプリケーションソフト26の処理内でユーザP2の乗車階と行先階を含んだ2次元コード73が生成され、コード読取り器28で読取り可能な形態(画像)で携帯端末25の呼び登録画面70上に表示される(図14および図15参照)。この2次元コード73を乗場20に設置されたコード読取り器28にかざすと、利用者P2の乗車階と行先階が行先呼びとしてエレベータ制御装置13に登録される(図16参照)。この行先呼びに対して、例えばA号機の乗りかご12が割当かごとして決定されると、表示器29に「A号機」の情報が表示される(図17参照)。
このように、本システムでは、乗場でインターネットに接続したり、乗車情報を入力するなどの面倒な操作は不要であり、ビーコン信号をトリガにして、アプリ内の処理だけで呼び登録に必要な2次元コード73を簡単に得ることができる。
ここで、アプリケーションソフト26を用いて次の呼び登録が可能となるタイミングは、2次元コードを生成後(発行後)に、以下のいずれかの条件となった場合である。
(1)乗車階のビーコン信号が未受信となってから一定時間経過後
(2)乗車階のビーコン信号が未受信となってから行先階のビーコン信号を受信し、その行先階のビーコン信号が未受信となった後
(3)利用者の操作によりアプリを強制終了した後
上記条件(1),(2),(3)のいずれかを満足する場合には、利用者が現在の2次元コードを使用しないと考えられるため、次の呼び登録に備えて、当該次元コードを携帯端末25から削除しておくことが好ましい。
以下に、第1の実施形態の動作について、携帯端末側の処理と、エレベータ制御装置側の処理に分けて説明する。
図18は携帯端末側の処理を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、携帯端末25に備えられた制御部53によって実行される。
いま、利用者が携帯端末25を持って、予め物件毎に設定された乗車階の乗場20に来たとする。図18に示すように、携帯端末25は、乗場20に設置された無線信号装置27から発信される信号(ビーコン信号)をスキャンする(ステップA11)。ビーコン信号が受信されるまで(ステップA12のNo)、ステップA11の処理を継続する。
ビーコン信号が受信されると(ステップA12のYes)、携帯端末25は、アプリケーションソフト26を起動して、以下のような処理を実行する。
すなわち、まず、携帯端末25は、ビーコン信号から呼び登録に必要な情報を取得する(ステップA13)。「呼び登録に必要な情報」とは、上述した乗場情報のことであり、物件ID,現在階,コード登録の可否などを含む。携帯端末25は、物件IDに基づいて、図6の物件乗車テーブルT1から現在の物件に対応した利用者の乗車情報(乗車階,行先階)を読み出す(ステップA14)。
ここで、利用者の乗車階が現在階と一致し、コード登録可能な階であれば(ステップA15のYes)、携帯端末25は、利用者の乗車情報に基づいて、利用者の乗車階と行先階を含んだ2次元コード73を生成し(ステップA16)、コード読取り器28で読取り可能な形態(画像)にして画面上に表示する(ステップA17)。また、携帯端末25は、上記条件(1),(2),(3)のいずれかのタイミングで、次の呼び登録に備えて、現在の2次元コード73を携帯端末25から削除する(ステップA18)。
なお、アプリケーションソフト26の機能の1つとして、2次元コード73に有効期限を設定し、その有効期限に関する情報を当該2次元コード73に記録する構成としても良い。有効期限は、例えば2次元コードが発行された時間から1時間以内などの任意の期限であっても良いし、上記エレベータの利用時間帯として、ユーザが設定した時間内であっても良い。2次元コードに有効期限を設定しておけば、一度生成された2次元コードを別の端末に転送して、何度も使い回しする行為を防ぐことができる。また、例えばオフィスビルであれば、指定された時間に来訪する顧客には2次元コードに有効期限を設定し、当該ビルの関係者には2次元コードに有効期限を設定しないといった使い方もできる。
一方、利用者の乗車階が現在階と一致しない場合、あるいは、コード登録可能な階でない場合には(ステップA15のNo)、携帯端末25は、2次元コード73を生成せずに、ここでの処理を終える。
図19はエレベータ制御装置側の処理を示すフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、コード読取り器28と連動して、エレベータ制御装置13に備えられた制御部31によって実行される。
利用者が携帯端末25に表示された2次元コード73をコード読取り器28にかざすと、この2次元コード73に記録された情報が読み込まれる(ステップB11)。ここで、2次元コード73に有効期限が設定されていた場合、コード読取り器28は、現在の日時と有効期限とを照らし合わせて、2次元コード73が有効期限内にあるか否かを判断する(ステップB12)。2次元コード73が有効期限内であれば(ステップB12のYes)、コード読取り器28は、2次元コード73から読み取った利用者の乗車階と行先階の情報をエレベータ制御装置13に送信する(ステップB13)。
一方、2次元コード73の有効期限を過ぎていた場合(ステップB12のNo)、コード読取り器28は、当該2次元コード73の使用を禁止し、利用者の乗車階と行先階の情報をエレベータ制御装置13に送らずに、ここでの処理を終える。また、2次元コード73に有効期限が設定されていなければ、上記ステップB12の処理は不要であり、2次元コード73から読み取った利用者の乗車階と行先階の情報がエレベータ制御装置13に送信される。
エレベータ制御装置13は、コード読取り器28から送られてきた利用者の乗車階と行先階の情報をDCSの行先呼びとして登録する(ステップC11)。ここで、例えば複数台の乗りかごを有する群管理システムであれば、エレベータ制御装置13は、所定の評価関数を用いた割当制御により、各乗りかごの中から当該利用者に最適な乗りかごを割当かごとして選出し(ステップC12)、この乗りかごに利用者の乗車階と行先階を割り当て、利用者の乗車階に向かわせる(ステップC13)。
また、エレベータ制御装置13は、利用者の乗車階に設置された表示器29に割当かごの情報を送り、利用者にどの乗りかごが割当かごとして応答するのかを知らせる(ステップC14)。この割当かごには、既に利用者の行先階が割り付けられている。したがって、利用者が乗車したときに、行先階の登録操作は不要であり、そのまま行先階に向かうことができる。
1台の乗りかご12だけが運行している場合には、上記ステップC12の処理は不要であり、エレベータ制御装置13は、行先呼びに対して乗りかご12を利用者の乗車階に応答させた後、利用者の行先階に向けて運転する(ステップC13)。
このように第1の実施形態によれば、乗場20に設置された無線信号装置27の信号(ビーコン信号)をトリガにして、利用者の携帯端末25にインストールされたアプリケーションソフト26の機能により、利用者の乗車階と行先階を含んだ2次元コードが自動生成される。したがって、例えばインターネットに接続し、乗車情報を入力するなどの面倒な操作は不要であり、利用者は特に意識しなくてとも、自分の乗車階に来た時に2次元コードをすぐに得て、呼び登録を行うことができる。
なお、物件によっては、2次元コードで呼び登録できない物件もある。この場合、無線信号装置27からコード登録不可の信号が発信される。携帯端末25がコード登録不可の信号を受信した場合に、アプリケーションソフト26の機能の1つとして、予め設定された利用者の乗車階と行先階の情報をエレベータ制御装置13に送信して、呼び登録を行うこともできる(端末呼びの機能)。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図20は第2の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図1の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
第2の実施形態では、利用者が携帯端末25(第1の携帯端末)とは別に、例えば時計型端末80を第2の携帯端末として用いる。時計型端末80には、コード生成用のアプリケーション81がインストールされている。時計型端末80は、携帯端末25とペアリングされた状態で、携帯端末25からコード生成データを受信することにより、そのコード生成データに基づいて呼び登録用の2次元コードを生成する。
図21は時計型端末80の機能構成を示すブロック図である。
時計型端末80の基本的な構成は携帯端末25と同様であり、入力部82、表示部83、制御部84、音声入出力部85、記憶部86、GPSモジュール87、通信部88などが備えられている。記憶部86には、上述したコード生成用のアプリケーション81が記憶されている。制御部84は、このアプリケーション81の機能により、2次元コードを生成する処理を実行する。
図22は呼び登録用のアプリケーションソフト26とコード生成用のアプリケーション81の機能を概念的に示す図である。
図7で説明したように、呼び登録用のアプリケーションソフト26は、アプリケーションストア61から携帯端末25に任意にダウンロードして、利用可能な状態にイントールすることができる。このアプリケーションソフト26には、物件情報を管理する機能、利用者が選択した物件毎に乗車階と行先階をDCSの行先呼びとして登録するための機能、ビーコン信号を監視する機能、ユーザ情報を管理する機能などが備えられている。
ここで、第2の実施形態では、アプリケーションソフト26に2次元コードの生成に必要なコード生成データを送信する機能が備えられ、時計型端末80側にインストールされたアプリケーション81にコード生成機能が備えられる。このアプリケーション81は、アプリケーションストア61から時計型端末80に任意にダウンロードして、利用可能な状態にイントールすることができる。なお、このアプリケーション81を携帯端末25にダウンロードした後、携帯端末25から時計型端末80に送ることも可能である。
図23乃至図28は時計型端末80を使用した場合の呼び登録を説明するための図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。図中のP2は利用者であり、携帯端末25と時計型端末80を所持している。携帯端末25には、呼び登録用のアプリケーションソフト26がインストールされている。時計型端末80には、コード生成用のアプリケーション81がインストールされている。携帯端末25と時計型端末80とペアリングされ、互いに通信可能な状態にあるものとする。
利用者P2が携帯端末25と時計型端末80を持って、予め物件毎に設定された乗車階の乗場20に来たとする。このとき、乗場20に設置された無線信号装置27から発信される信号(ビーコン信号)によって、呼び登録用のアプリケーションソフト26が起動される(図23参照)。このビーコン信号には、乗場20で呼び登録を行うための乗場情報(物件ID,現在階,コード登録の可否など)が含まれる。
ここで、アプリケーションソフト26の起動に伴い、図24示すような呼び登録画面70が携帯端末25に表示される。呼び登録画面70は、第1の表示部71と、第2の表示部72とを有する。なお、第1の表示部71については、図13と同様であるため、ここではその説明を省略する。
第2の表示部72には、「バーコード生成」と「ウォッチ表示」の設定項目が表示される。ユーザP2の乗車階がコード登録可能な階であった場合には、「バーコード生成」が自動設定される。コード登録可能な階か否かは、無線信号装置27から発信されるコード登録可否の情報によって判断される。「ウォッチ表示」は、時計型端末80を利用する場合に手動操作によって設定される。「ウォッチ表示」を設定しておくことで、時計型端末80に呼び登録用の2次元コードを表示することができる。
ユーザP2の乗車階がコード登録可能な階であった場合、アプリケーションソフト26の処理内でユーザP2の乗車階と行先階が含んだ2次元コード73が生成される。このとき、上記「ウォッチ表示」が設定されていれば、利用者の乗車階と行先階の情報を2次元でコード化するためのデータ(コード生成データ)が携帯端末25から時計型端末80に送られる(図25参照)。
携帯端末25からコード生成データが送られてくると、コード生成用のアプリケーション81の機能により、呼び登録用の2次元コード74が生成され、コード読取り器28で読取り可能な形態(画像)で時計型端末80の画面上に表示される(図26参照)。この2次元コード74を乗場20に設置されたコード読取り器28にかざすと、利用者P2の乗車階と行先階が行先呼びとしてエレベータ制御装置13に登録される(図27参照)。この行先呼びに対して、例えばA号機の乗りかご12が割当かごとして決定されると、表示器29に「A号機」の情報が表示される(図28参照)。
このように、時計型端末80を使用する場合であっても、乗場でインターネットに接続したり、乗車情報を入力するなどの面倒な操作は不要であり、ビーコン信号をトリガにして、時計型端末80側で2次元コードを生成して呼び登録を行うことができる。
以下に、第2の実施形態の動作について説明する。
図29は携帯端末側の処理と時計型端末側の処理を示すフローチャートである。携帯端末側の処理は、携帯端末25に備えられた制御部53によって実行される。時計型端末側の処理は、時計型端末80に備えられた制御部84によって実行される。
いま、利用者が携帯端末25と、この携帯端末25とペアリングされた時計型端末80を持って、予め物件毎に設定された乗車階の乗場20に来たとする。図29に示すように、携帯端末25は、乗場20に設置された無線信号装置27から発信される信号(ビーコン信号)をスキャンする(ステップA21)。ビーコン信号が受信されるまで(ステップA22のNo)、ステップA21の処理を継続する。
ビーコン信号が受信されると(ステップA22のYes)、携帯端末25は、アプリケーションソフト26を起動して、以下のような処理を実行する。
すなわち、まず、携帯端末25は、ビーコン信号から呼び登録に必要な情報を取得する(ステップA23)。「呼び登録に必要な情報」とは、上述した乗場情報のことであり、物件ID,現在階,コード登録の可否などを含む。携帯端末25は、物件IDに基づいて、図6の物件乗車テーブルT1から現在の物件に対応した利用者の乗車情報(乗車階,行先階)を読み出す(ステップA24)。
ここで、利用者の乗車階が現在階と一致し、コード登録可能な階であれば(ステップA25のYes)、携帯端末25は、利用者の乗車階と行先階の情報を2次元でコード化するためのデータをアプリケーションソフト26から抽出し、これを当該利用者用のコード生成データとして時計型端末80に送信する(ステップA26)。
時計型端末80は、携帯端末25からコード生成データを受信すると(ステップD11)、このコード生成データに基づいて、利用者の乗車階と行先階の情報を含んだ2次元コード74を生成する(ステップD12)。そして、時計型端末80は、この2次元コード74をコード読取り器28で読取り可能な形態(画像)にして画面上に表示する(ステップD13)。このとき表示された2次元コード74は、携帯端末25に表示されていた2次元コード73と同じものである。したがって、この2次元コード74をコード読取り器28にかざすことで、2次元コード73と同様に呼び登録を行うことができる。
また、時計型端末80は、携帯端末25と同様に、無線信号装置27から発信される信号を受信する機能を備えており、上記条件(1),(2),(3)のいずれかのタイミングで、次の呼びに備えて、現在の2次元コード74を時計型端末80から削除する(ステップD14)。なお、2次元コード74を用いて行先呼びが登録されたときのエレベータ制御装置13の処理は、上記第1の実施形態と同様である(図19参照)。
このように第2の実施形態によれば、ビーコン信号をトリガにして、携帯端末25から時計型端末80にコード生成データが送られて、時計型端末80側で呼び登録用の2次元コードが生成される。したがって、利用者は特に意識しなくてとも、時計型端末80上に表示された2次元コードを用いて、呼び登録を簡単に行うことができる。
なお、上記第2の実施形態では、第2の携帯端末として時計型端末80を例にして説明したが、携帯端末25とペアリング可能な携帯端末であれば、どのような携帯端末であっても良い。ただし、呼び登録時に2次元コードをコード読取り器28にかざすことを考慮すると、時計型端末80のように、利用者の腕などに装着可能なタイプの携帯端末が好ましい。また、呼び登録に用いるコード情報は、2次元コードに限られず、例えば1次元コード(帯状のバーコード)であっても良い。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、面倒な操作を必要とせずに、乗場で利用者の乗車階と行先階を含んだコード情報を自動生成して呼び登録を行うことのできるエレベータシステムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…エレベータ、12…乗りかご、13…エレベータ制御装置、14…かごドア、15…かご操作盤、16…表示器、17…行先階ボタン、18a…戸開ボタン、18b…戸閉ボタン、20…乗場、21…乗場ドア、22…乗場操作盤、23…乗場ボタン、25…携帯端末、26…呼び登録用のアプリケーションソフト、26a…アイコン、27…無線信号装置(乗場ビーコン)、28…コード読取り器、29…表示器、80…時計型端末、81…コード生成用のアプリケーション。

Claims (9)

  1. 携帯端末を利用して呼び登録を行うエレベータシステムであって、
    乗りかごの運転を制御するエレベータ制御装置と、
    任意の階の乗場に設置された無線信号装置とを備え、
    上記携帯端末は、
    予めインストールされた呼び登録用のアプリケーションソフトの起動により、上記無線信号装置から発信された信号を受信したときのタイミングで、利用者が設定した乗車階と行先階の情報を含んだコード情報を生成し、

    上記コード情報を生成後、上記利用者の乗車階で上記無線信号装置の信号が未受信となってから上記利用者の行先階で別の無線信号装置の信号を受信し、その信号が未受信となった場合に、次の呼び登録に備えて、当該コード情報を削除し、
    上記エレベータ制御装置は、
    上記乗場に設置されたコード読取り器によって上記コード情報が読み取られたときに、上記乗車階と上記行先階の情報を行先呼びとして登録し、上記行先呼びに対して上記乗りかごを上記乗車階に応答させ、上記行先階に向けて運転することを特徴とするエレベータシステム。
  2. 上記無線信号装置の信号には現在階の情報を含み、
    上記携帯端末は、
    上記利用者の乗車階と行先階を記憶した記憶手段を備え、
    上記無線信号装置の信号に含まれる上記現在階の情報が上記記憶手段に記憶された上記利用者の乗車階と一致する場合に、上記コード情報を生成することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 上記無線信号装置の信号には物件の情報を含み、
    上記記憶手段には、物件毎に上記利用者の乗車階と行先階が記憶され、
    上記携帯端末は、
    上記無線信号装置の信号に含まれる物件の情報に基づいて、上記記憶手段から当該物件に対応した上記利用者の乗車階と行先階を読み出して、上記コード情報を生成することを特徴とする請求項2記載のエレベータシステム。
  4. 上記携帯端末は、
    上記コード情報を生成後、上記利用者の乗車階で上記無線信号装置の信号が未受信となってから一定時間経過した場合に、次の呼び登録に備えて、当該コード情報を削除することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  5. 上記携帯端末は、
    上記コード情報を生成後、上記利用者の操作により、上記アプリケーションソフトが強制終了された場合に、次の呼び登録に備えて、当該コード情報を削除することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  6. 上記携帯端末は、
    第1の携帯端末として用いられ、上記第1の携帯端末とペアリングされた第2の携帯端末に、上記利用者の乗車階と行先階の情報をコード化するためのコード生成データを送信し、
    上記第2の携帯端末は、
    予めインストールされたコード生成用のアプリケーションの起動により、上記第1の携帯端末から受信した上記コード生成データに基づいて、上記コード情報を生成することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  7. 上記第2の携帯端末は、
    上記コード情報を生成後、上記利用者の乗車階で上記無線信号装置の信号が未受信となってから一定時間経過した場合に、次の呼び登録に備えて、当該コード情報を削除することを特徴とする請求項記載のエレベータシステム。
  8. 上記第2の携帯端末は、
    上記コード情報を生成後、上記利用者の乗車階で上記無線信号装置の信号が未受信となってから上記利用者の行先階で別の無線信号装置の信号を受信し、その信号が未受信となった場合に、次の呼び登録に備えて、当該コード情報を削除することを特徴とする請求項記載のエレベータシステム。
  9. 上記第2の携帯端末は、
    上記コード情報を生成後、上記利用者の操作により、上記アプリケーションソフトが強制終了された場合に、次の呼び登録に備えて、当該コード情報を削除することを特徴とする請求項記載のエレベータシステム。
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