JP7433321B2 - 通信装置、通信方法及び集積回路 - Google Patents

通信装置、通信方法及び集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP7433321B2
JP7433321B2 JP2021539071A JP2021539071A JP7433321B2 JP 7433321 B2 JP7433321 B2 JP 7433321B2 JP 2021539071 A JP2021539071 A JP 2021539071A JP 2021539071 A JP2021539071 A JP 2021539071A JP 7433321 B2 JP7433321 B2 JP 7433321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
field
specific
eht
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021539071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022516924A (ja
Inventor
レイ ホァン
嘉夫 浦部
ロジャン チトラカール
イェンイー ディン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Corp of America
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Corp of America
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from SG10201900237SA external-priority patent/SG10201900237SA/en
Priority claimed from SG10201903322TA external-priority patent/SG10201903322TA/en
Priority claimed from SG10201904191QA external-priority patent/SG10201904191QA/en
Priority claimed from SG10201904787RA external-priority patent/SG10201904787RA/en
Application filed by Panasonic Intellectual Property Corp of America filed Critical Panasonic Intellectual Property Corp of America
Publication of JP2022516924A publication Critical patent/JP2022516924A/ja
Priority to JP2024015668A priority Critical patent/JP2024040254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7433321B2 publication Critical patent/JP7433321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/002Transmission of channel access control information
    • H04W74/006Transmission of channel access control information in the downlink, i.e. towards the terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • H04L1/0047Decoding adapted to other signal detection operation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • H04L5/0055Physical resource allocation for ACK/NACK
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/0413MIMO systems
    • H04B7/0452Multi-user MIMO systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

本開示は、パーシステント割当て(Persistent Allocation(PA))(永続的割当て、継続的割当て、静的割当てとも言い換えられる)のための通信装置及び方法に関し、より詳細には、EHT WLAN(Extremely High Throughput Wireless Local Area Network)におけるPAのための通信装置及び方法に関する。
次世代ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)の標準化において、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax技術と後方互換性を有する新規な無線アクセス技術がIEEE 802.11ワーキンググループにおいて議論され、Extremely High Throughput(EHT) WLANと命名された。
EHT WLANでは、802.11ax High Efficiency(HE) WLANを超える有意なピークスループット及び容量の増加を提供するため、最大チャネル帯域幅を160MHzから320MHzに増加させ、空間ストリームの最大数を8から16に増加させ、マルチバンド動作をサポートすることが所望される。
しかしながら、EHT WLANのコンテキストにおいてパーシステント割当て(PA)のための通信装置及び方法に関する議論はされていなかった。
従って、EHT WLANのコンテキストにおいてPAのために実現可能な技術的解決策を提供する通信装置及び方法が必要とされる。さらに、他の望ましい特徴及び特性が、添付の図面及び本開示の背景に関してなされる以下の詳細な説明及び添付された請求項から明らかになるであろう。
非限定的及び例示的な実施例が、EHT WLANのコンテキストにおけるパーシステント割当てのための通信装置及び通信方法を提供することを容易にする。
本開示の実施例によると、動作中にそれぞれがユーザ固有割当てを示すダウンリンクMU-MIMO割当てのための複数のユーザのユーザ情報を含む第1の送信信号を生成し、共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む第2の送信信号を更に生成する回路であって、データフィールドはダウンリンクMU-MIMO割当ての送信を含む、回路と、動作中に第1の送信信号と第2の送信信号とを送信する送信機とを有し、ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有割当てはパーシステントであるか否かであると判定される、通信装置が提供される。
本開示の他の実施例によると、それぞれがユーザ固有割当てを示すダウンリンクMU-MIMO割当てのための複数のユーザのユーザ情報を含む第1の送信信号を生成するステップと、共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む第2の送信信号を生成するステップであって、データフィールドはダウンリンクMU-MIMO割当ての送信を含む、生成するステップと、第1の送信信号と第2の送信信号とを送信するステップとを有し、ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有割当てはパーシステントであるか否かであると判定される、通信方法が提供される。
一般的又は特定の実施例は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体又はこれらの何れか選択的な組み合わせとして実現されうることが留意されるべきである。
開示された実施例の追加的な利益及び効果は、明細書及び図面から明らかになる。利益及び/又は効果は、全てがそのような利益及び/又は効果の1つ以上を取得するために提供されているとは限らない明細書及び図面の各種実施例及び特徴によって個別に取得されてもよい。
本開示の実施例が、単なる例示として以下に記載された説明から、図面と併せて、当業者により良く理解され、容易に明らかになるであろう。
MIMO無線ネットワークにおけるアクセスポイント(AP)とステーション(STA)との間のアップリンク及びダウンリンクシングルユーザ多重入力多重出力(MIMO)通信の概略図を示す。 MIMO無線ネットワークにおけるAPと複数のSTAとの間のダウンリンクマルチユーザMIMO(MU-MIMO)の概略図を示す。 MIMO無線ネットワークにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクMU-MIMO通信の概略図を示す。 HE WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のダウンリンクマルチユーザ通信に用いられるPPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)のフォーマットを示す。 HE-SIG-B(HE SIGNAL B)フィールドをより詳細に示す。 HE WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に用いられるPPDUのフォーマットを示す。 EHT MU PPDUを示す。 EHT TB(Trigger Based) PPDUを示す。 各種実施例による通信装置の概略例を示す。通信装置は、本開示の各種実施例によるAP又はSTAとして実現されてもよく、ユーザ固有パーシステント割当て(PA)のために構成される。 各種実施例による通信方法を示すフロー図を示す。 各種実施例による通信方法を示すフロー図を示す。 各種実施例による通信方法を示すフロー図を示す。 各種実施例による通信方法を示すフロー図を示す。 各種実施例によるTXOP(送信機会)上のアップリンクユーザ固有PAによるAPと複数のSTAとの間の通信を示すフローチャートを示す。 各種実施例による2つのTXOP上のアップリンクユーザ固有PAによるAPと複数のSTAとの間の通信を示すフローチャートを示す。 第1実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に用いられるEHT Basic Triggerフレームのフォーマットを示す。 第1実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に用いられるEHT Basic Triggerフレームのフォーマットを示す。 第1又は第3実施例によるアップリンクマルチユーザ通信に用いられるPA Triggerフレームを示す。 第1又は第3実施例によるアップリンクマルチユーザ通信に用いられるPA Controlサブフィールドを搬送するデータ又は管理フレームを示す。 各種実施例による3つのユーザ固有割当てを有するMU-MIMO割当てを示す。 第1実施例によるSTAにおいて受信されるEHT Basic Triggerフレームの処理を示すフローチャートを示す。 第1実施例によるSTAにおいて受信されるPA Triggerフレームの処理を示すフローチャートを示す。 第1実施例によるSTAにおいて受信されるPA Controlサブフィールドを搬送する受信されたデータ又は管理フレームの処理を示すフローチャートを示す。 第2実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に用いられるEHT Basic Triggerフレームのフォーマットを示す。 第2実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に用いられるEHT Basic Triggerフレームのフォーマットを示す。 第2又は第4実施例によるアップリンクマルチユーザ通信に用いられるPA Triggerフレームを示す。 第2又は第4実施例によるアップリンクマルチユーザ通信に用いられるPA Controlサブフィールドを搬送するデータ又は管理フレームを示す。 第2実施例によるSTAにおいて受信されるEHT Basic Triggerフレームの処理を示すフローチャートを示す。 第2又は第4実施例によるSTAにおいて受信されるPA Triggerフレームの処理を示すフローチャートを示す。 第2又は第4実施例によるSTAにおいてPA Controlフィールドを搬送する受信されるデータ又は管理フレームの処理を示すフローチャートを示す。 各種実施例によるTXOP上のアップリンクユーザ固有PAによるAPと複数のSTAとの間の通信を示すフローチャートを示す。 各種実施例による2つのTXOP上のアップリンクユーザ固有PAによるAPと複数のSTAとの間の通信を示すフローチャートを示す。 第3実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンク又はダウンリンクマルチユーザ通信に用いられるPA Announcementフレームのフォーマットを示す。 第3実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に用いられるEHT Basic Triggerフレームのフォーマットを示す。 第3実施例によるSTAにおいて受信されるEHT Basic Triggerフレームの処理を示すフローチャートを示す。 第4実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンク又はダウンリンクマルチユーザ通信に用いられるPA Announcementフレームのフォーマットを示す。 第4実施例によるSTAにおいて受信されるEHT Basic Triggerフレームの処理を示すフローチャートを示す。 第3又は第4実施例によるダウンリンクユーザ固有PAによるAPとSTAとの間の通信を示すフロー図を示す。 第3又は第4実施例によるダウンリンクユーザ固有PAによるAPとSTAとの間の通信を示すフロー図を示す。 第3又は第4実施例による非MU-MIMO割当てのダウンリンクユーザ固有PAのためのUser Infoフィールドの構成を示す。 第3又は第4実施例によるMU-MIMO割当てのダウンリンクユーザ固有PAのためのUser Infoフィールドの構成を示す。 EHT-SIG-Bコンテンツチャネルの数がチャネル帯域幅(CBW)及びLの値にどのように依存するかのテーブルを示す。 40MHz EHT MU PPDUにおける1つ又は2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのマッピングの図を示す。 80MHz EHT MU PPDUにおける2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのマッピングの図を示す。 80+80MHz又は160MHz EHT MU PPDUにおける2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのマッピングの図を示す。 160+160MHz又は320MHz EHT MU PPDUにおける2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのマッピングの図を示す。 第3又は第4実施例によるEHT-SIG-Bフィールドを示す。 図3Bに示される実施例によるEHT-SIG-Bフィールドを示す。 EHT SIGNAL A(EHT-SIG-A)フィールドにおけるPA Presentサブフィールド、EHT-SIG-BフィールドにおけるRU Allocationサブフィールド、Center 26-Tone RUサブフィールド及びPA Bitmapサブフィールドの間のマッピングを示す。 EHT SIGNAL A(EHT-SIG-A)フィールドにおけるPA Presentサブフィールド、EHT-SIG-BフィールドにおけるRU Allocationサブフィールド、Center 26-Tone RUサブフィールド及びPA Bitmapサブフィールドの間のマッピングを示す。 第3又は第4実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第1の具体例を示す。 第3又は第4実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第2の具体例を示す。 図3Bに示される実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第1の具体例を示す。 図3Bに示される実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第2の具体例を示す。 図3Cに示される実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第1の具体例を示す。 図3Cに示される実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第2の具体例を示す。 図3Cに示される実施例によるUser Specificフィールドオーバヘッドリダクションの図を示す。 図3Cに示される実施例による他の具体例におけるUser Specificフィールドオーバヘッドリダクションの図を示す。 図3Cに示される実施例による他の具体例におけるUser Specificフィールドオーバヘッドリダクションの図を示す。 第3又は第4実施例によるSTAにおいて受信されるEHT MU PPDUの処理を示すフローチャートを示す。 第5実施例によるダウンリンクユーザ固有PAによるAPとSTAとの間の通信を示すフローチャートを示す。 第5実施例によるEHT-SIG-Bフィールドを示す。 第5実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第1の具体例を示す。 第5実施例によるCommonフィールドの符号化構成の第2の具体例を示す。 第5実施例によるUser Specificフィールドオーバヘッドリダクションの図を示す。 第5実施例によるSTAにおいて受信されるEHT MU PPDUの処理を示すフローチャートを示す。 各種実施例によるAPなどの通信装置の構成を示す。 各種実施例によるSTAなどの通信装置の構成を示す。
当業者は、図における要素が簡単化及び簡素化のために示されており、必ずしもスケーリングして示されている必要はないことを認識するであろう。例えば、図、ブロック図又はフローチャートにおける要素の一部のサイズは、本実施例の正確な理解を支援するため他の要素に関して誇張されうる。
本開示のいくつかの実施例が、図面を参照して例示のためにのみ説明される。図面における同様の参照数字及び文字は、同様の要素又は均等物を参照する。
以下の段落において、特定の例示的な実施例が、特にMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)無線ネットワークにおけるアップリンク又はダウンリンクパーシステント割当て(PA)のためのアクセスポイント(AP)及びステーション(STA)を参照して説明される。
IEEE802.11(Wi-Fi)技術のコンテキストにおいて、STAとして互換的に参照されるステーションは、802.11プロトコルを使用する能力を有する通信装置である。IEEE 802.11-2016定義に基づいて、STAは、ワイヤレスメディア(WM)とのIEEE802.11準拠の媒体アクセス制御(MAC)及び物理レイヤ(PHY)インタフェースを含む任意のデバイスでありうる。
例えば、STAは、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)環境におけるラップトップ、デスクトップパーソナルコンピュータ(PC)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、アクセスポイント又はWi-Fi電話機であってもよい。STAは、固定されてもよいし、あるいは、モバイルであってもよい。WLAN環境では、「STA」、「無線クライアント」、「ユーザ」、「ユーザデバイス」及び「ノード」という用語は、しばしば互換的に使用される。
同様に、IEEE802.11(Wi-Fi)技術のコンテキストにおいてワイヤレスアクセスポイント(WAP)と互換的に参照されうるAPは、WLANにおけるSTAが有線ネットワークに接続することを可能にする通信装置である。APは通常、スタンドアローンデバイスとしてルータ(有線ネットワークを介して)に接続するが、それはまた、ルータと統合されたり、あるいは、ルータにおいて使用することもできる。
上述したように、WLANにおけるSTAは、異なる機会においてAPとして動作することができ、逆もまた同様である。これは、IEEE802.11(Wi-Fi)技術のコンテキストにおける通信装置は、STAハードウェアコンポーネントとAPハードウェアコンポーネントとの双方を含んでもよいためである。このようにして、通信装置は、実際のWLAN条件及び/又は要件に基づいて、STAモードとAPモードとの間でスイッチしうる。
MIMO無線ネットワークにおいて、「multiple」とは、無線チャネルを介した送信のために同時に使用される複数のアンテナ及び受信のために同時に使用される複数のアンテナを指す。この点において、「multiple-input」とは、無線信号をチャネルに入力する複数の送信機アンテナを指し、「multple-output」とは、チャネルから受信機への無線信号を受信する複数の受信機アンテナを指す。例えば、N×M MIMOネットワークシステムでは、Nは送信機アンテナの数であり、Mは受信機アンテナの数であり、NはMに等しくてもよし、あるいは、等しくなくてもよい。簡単化のために、送信機アンテナ及び受信機アンテナのそれぞれの数については、本開示では更には議論されない。
MIMO無線ネットワークでは、シングルユーザ通信及びマルチユーザ通信が、AP及びSTAなどの通信装置の間の通信のために配備されうる。
図1Aは、MIMO無線ネットワークにおけるAP102とSTA104との間のシングルユーザMIMO通信100の概略図を示す。図示されるように、MIMO無線ネットワークは、1つ以上のSTA(例えば、STA104、STA106など)を含んでもよい。シングルユーザMIMO通信100では、AP102は、複数のアンテナ(例えば、図1Aに示されるように4つのアンテナ)を使用した複数の空間ストリームを送信し、これら全ての空間ストリームは単一の通信装置、すなわち、STA104に指向される。簡単化のため、STA104に向けられた複数の空間ストリームは、STA104に向けられたグループ化されたデータ送信矢印108として示される。
シングルユーザMIMO通信100は、双方向送信用に構成可能である。図1Aに示されるように、シングルユーザMIMO通信100では、STA104は、複数のアンテナ(例えば、図1Aに示されるような2つのアンテナ)を使用して複数の空間ストリームを送信し、これら全ての空間ストリームがAP102に指向される。簡単化のため、AP102に向けられた複数の空間ストリームは、AP102に向けられたグループ化されたデータ送信矢印110として示される。
また、図1Aに示されるシングルユーザMIMO通信100は、MIMO無線ネットワークにおけるアップリンクシングルユーザ送信とダウンリンクシングルユーザ送信との両方を可能にする。
図1Bは、MIMO無線ネットワークにおけるAP122と複数のSTA124、126、128との間のダウンリンクマルチユーザMIMO(MU-MIMO)通信120の概略図を示す。
MIMO無線ネットワークは、1つ以上のSTA(例えば、STA124、STA126、STA128など)を含んでもよい。ダウンリンクMU-MIMO通信120では、AP122は、空間マッピング又はプリコーディング技術を介して複数のアンテナを使用して、ネットワークにおいてSTA124、126、128に複数のストリームを同時に送信する。例えば、2つの空間ストリームがSTA126に指向されてもよく、別の空間ストリームがSTA124に指向されてもよく、さらに別の空間ストリームがSTA128に指向されてもよい。簡単化のため、STA126に向けられた2つの空間ストリームは、グループ化されたデータ送信矢印132として示され、STA124に向けられた空間ストリームは、データ送信矢印130として示され、STA128に向けられた空間ストリームは、データ送信矢印134として示される。
図1Cは、MIMO無線ネットワークにおけるAP142と複数のSTA144、146、148との間のアップリンクMU-MIMO通信140の概略図を示す。
MIMO無線ネットワークは、1つ以上のSTA(例えば、STA144、STA146、STA148など)を含んでもよい。アップリンクMU-MIMO通信140では、STA144、146、148は、空間マッピング又はプリコーディング技術を介してそれぞれのアンテナを使用して、ネットワークにおいてAP142にそれぞれのストリームを同時に送信する。例えば、2つの空間ストリームがSTA146からAP142に指向され、別の空間ストリームがSTA144からAP142に指向され、さらに別の空間ストリームがSTA 148からAP142に指向されてもよい。簡単化のため、STA146からAP142に向けられた2つの空間ストリームは、グループ化されたデータ送信矢印152として示され、STA144からAP142に向けられた空間ストリームは、データ送信矢印150として示され、STA148からAP142に向けられた空間ストリームは、データ送信矢印154として示される。
パケット/PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)ベースの送信及び802.11WLANにおける分散MAC方式のため、802.11WLANには、時間スケジューリング(例えば、TDMA(Time Division Multiple Access)のようなデータ送信用の周期的タイムスロット割当て)は存在しない。周波数及び空間リソーススケジューリングは、パケットベースで実行される。換言すると、リソース割当て情報はPPDUベースである。
図1Dは、シングルRU(Resource Unit)及び全帯域幅MU-MIMO送信におけるMU-MIMO送信を含むOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)送信などのHE WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のダウンリンクマルチユーザ通信に使用されるPPDU160のフォーマットを示す。このようなPPDU160は、HE MU PPDU160として参照される。
HE MU PPDU160は、non-High Throughput Short Tranining Field(L-STF)、non-High Throughput Long Training Field(L-LTF)、non-High Throughput SIGNAL Field(L-SIG)、Repeated L-SIG(RL-SIG)、HE SIGNAL A(HE-SIG-A)フィールド162、HE SIGNAL B(HE-SIG-B)フィールド166、HE Short Training Field(HE-STF)、HE Long Training Field(HE-LTF)、Dataフィールド170及びPacket Extension(PE)フィールドを含んでもよい。
HE MU PPDU160では、HE-SIG-Bフィールド166は、OFDMA及びMU-MIMOリソース割当て情報を提供し、矢印168によって示されるように、STAがDataフィールド170において使用される対応するリソースを検索することを可能にする。HE-SIG-Aフィールド162は、矢印164によって示されるように、HE-SIG-BのMCS、HE-SIG-Bシンボルの数などのHE-SIG-Bフィールド166を復号化するのに必要な情報を含む。
図1Eは、HE-SIG-Bフィールド166をより詳細に示す。HE-SIG-Bフィールド166は、存在する場合には、一緒にHE-SIG-Bコンテンツチャネルと参照されるUser Specificフィールド174が後に続くCommonフィールド172を含む(又はから構成される)。
HE-SIG-Bフィールド166は、各割当てに対するRU情報を示すRU Allocationサブフィールドを含む。RU情報は、周波数領域におけるRU位置、非MU-MIMO又はMU-MIMO割当てのために割当てられたRUの表示、及びMU-MIMO割当てにおけるユーザ数を含む。Commonフィールド172は、全帯域幅MU-MIMO送信の場合には存在しない。この場合、RU情報(例えば、MU-MIMO割当てにおけるユーザの数)は、HE-SIG-Aフィールド162においてシグナリングされる。
User Specificフィールド174は、非MU-MIMO割当て及び/又はMU-MIMO割当てのための1つ以上のUserフィールドを含む(又はから構成される)。Userフィールドは、ユーザ固有割当て(すなわち、ユーザ固有割当て情報)を示すユーザ情報を含む。図1Eに示される例では、User Specificフィールド174は、5つのユーザフィールド(Userフィールド0、・・・、Userフィールド4)を含み、割当て(Allocation 0)のためのユーザ固有割当て情報は、Userフィールド0によって提供され、さらなる割当て(3つのMU-MIMOユーザによる割当て1)のためのユーザ固有割当て情報は、Userフィールド1、Userフィールド2及びUserフィールド3によって提供され、さらにさらなる割当て(Allocation 2)のためのユーザ固有割当て情報は、Userフィールド4によって提供される。MU-MIMO割当て(Allocation 1)は、それぞれUserフィールド1、Userフィールド2及びUserフィールド3によって示される3つのユーザ固有割当てを備えることに留意されたい。
図1Fは、HE WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に使用されるPPDU180のフォーマットを示す。このようなPPDU180は、HE TB(Trigger Based) PPDU180として参照される。
HE TB PPDU180は、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、HE-SIG-Aフィールド182、HE-STF、HE-LTF、Dataフィールド及びPEフィールドを含んでもよい。
HE TB PPDU180は、トリガ情報を搬送するフレームに応答するアップリンクマルチユーザ送信用に使用される。HE-SIG-Bフィールドを使用する代わりに、1つ以上のSTAからのアップリンクマルチユーザ送信に必要とされる情報は、この送信を要請するフレームによって搬送される。HE TB PPDU180の典型的な送信では、HE-SIG-A関連情報は、トリガ情報を搬送する前のフレームからHE TB PPDU180のHE-SIG-Aフィールド182に複製される。
MIMO無線ネットワークが、EHT WLANなどの極めて高いスループットを備える場合、ダウンリンクマルチユーザ送信に使用されるマルチユーザPPDUは、図2Aに示されるようなEHT MU PPDU200として参照されてもよく、アップリンクマルチユーザ送信に使用されるマルチユーザPPDUは、図2Bに示されるようなEHT TB PPDUとして参照されてもよい。
図2Aは、EHT MU PPDU200を示す。EHT MU PPDU200は、L-STF、L-LTF、L-SIG、Format Identification Field(FIF)201、EHT SIGNAL A(EHT-SIG-A)フィールド202、EHT SIGNAL B(EHT-SIG-B)フィールド206、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールド210及びPEフィールドを含んでもよい。IEEE802.11 Working Groupが、極めて高いスループットを備えた次世代WLANのために、「EHT WLAN」の代わりに新しい名前を使用する可能性がある場合、上記フィールドのプレフィックス「EHT」は、それに応じて変わる可能性があることは理解されたい。FIF201は、主にEHT PPDUのフォーマットを識別するために使用される。EHT-SIG-Aフィールド202は、例えば、矢印204によって示されるようなEHT-SIG-BのMCS、EHT-SIG-Bシンボルの数などのEHT-SIG-Bフィールド206を復号化するのに必要とされる情報を含む。EHT-SIG-Bフィールド206は、OFDMA及びMU-MIMOリソース割当て情報を提供し、矢印208によって示されるように、STAがDataフィールド210において使用される対応するリソースを検索することを可能にする。図1Dと同様に、EHT-SIG-Bフィールド206は、存在する場合には、一緒にEHT-SIG-Bコンテンツチャネルとして参照されるUser Specificフィールドが後に続く、Commonフィールドを含む(又はから構成される)。
16の空間ストリームの最大数、320MHzの最大チャネル帯域幅(CBW)及びEHT WLANにおけるマルチバンド動作のため、EHT MU PPDUにおいてサポートされる割当ての数及び/又はユーザの数は、有意に増加されうる。その結果、EHT MU PPDUは、HE MU PPDUよりもはるかに大きなシグナリングオーバヘッドを有しうる。各種実施例による装置及び方法は、特にCBWが20MHzを超えるとき、シグナリングオーバヘッドを有利に低減しうる。
図2Bは、EHT TB PPDU212のフォーマットを示す。EHT TB PPDU212は、L-STF、L-LTF、L-SIG、FIF、EHT-SIG-Aフィールド214、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールド及びPEフィールドを含んでもよい。
EHT TB PPDU212は、EHT WLANにおいてトリガ情報を搬送するフレームに応答するアップリンクマルチユーザ送信用に使用される。EHT-SIG-Bフィールドを使用する代わりに、1つ以上のSTAからのアップリンクマルチユーザ送信に必要とされる情報は、当該送信を要請するフレームによって搬送される。EHT TB PPDU212の典型的な送信では、EHT-SIG-A関連情報が、トリガ情報を搬送する前のフレームからEHT TB PPDU212のEHT-SIG-Aフィールド214に複製される。
16の空間ストリームの最大数、320MHzの最大CBW及びEHT WLANにおけるマルチバンド動作のため、EHT TB PPDUにおいてサポートされる割当ての数及び/又はユーザの数は、有意に増加されうる。その結果、EHT TB PPDU送信を要請するためのフレームは、HE TB PPDU送信を要請するためのフレームよりもはるかに大きなシグナリングオーバヘッドを有しうる。各種実施例による装置及び方法は、特にCBWが20MHzを超えるとき、シグナリングオーバヘッドを有利に低減しうる。
各種実施例によると、動的割当てに加えて、EHT WLANは、ユーザ固有パーシステント割当て(PA)もサポートする。ユーザ固有PAは、低減された制御シグナリング要件による期間内の繰り返し送信を可能にする。ユーザ固有PAは、VoIP(Voice over Internet Protocol)のようなトラフィックに特に適している。
図3Aは、各種実施例による通信装置300の概略部分断面図を示す。通信装置300は、各種実施例によるAP又はSTAとして実現されてもよい。
図3Aに示されるように、通信装置300は、回路314、少なくとも1つの無線送信機302、少なくとも1つの無線受信機304及び少なくとも1つのアンテナ312を含んでもよい(簡単化のため、図3Aでは、説明の目的で1つのアンテナのみが示される)。回路314は、MIMO無線ネットワークにおける1つ以上の他の通信装置との通信の制御を含む、少なくとも1つのコントローラ306が実行するよう設計されるタスクのソフトウェア及びハードウェアにより支援される実行における使用のための少なくとも1つのコントローラ306を含んでもよい。回路314は更に、少なくとも1つの送信信号生成器308及び少なくとも1つの受信信号プロセッサ310を含んでもよい。少なくとも1つのコントローラ306は、少なくとも1つの無線送信機302を介し1つ以上の他の通信装置に送信されるPPDU(例えば、通信装置300がAPである場合、PA Announcementフレーム、EHT Basic Triggerフレーム、PA Triggerフレーム、PA Controlサブフィールドを搬送するフレーム又はMulti-STA BlockAckフレームを含むEHT MU PPDU又はPPDUと、例えば、通信装置300がSTAである場合、BlockAckフレームを含むEHT TB PPDU又はPPDU)を生成するための少なくとも1つの送信信号生成器308と、少なくとも1つのコントローラ306の制御の下で少なくとも1つの無線受信機304を介し1つ以上の他の通信装置から受信されるPPDU(例えば、通信装置300がAPである場合、BlockAckフレームを含むEHT TB PPDU又はPPDUと、例えば、通信装置300がSTAである場合、PA Announcementフレーム、EHT Basic Triggerフレーム、PA Triggerフレーム、PA Controlサブフィールドを搬送するフレーム又はMulti-STA BlockAckフレームを含むEHT MU PPDU又はPPDU)を処理するための少なくとも1つの受信信号プロセッサ310とを制御してもよい。少なくとも1つの送信信号生成器308及び少なくとも1つの受信信号プロセッサ310は、図3Aに示されるように、上述した機能のため少なくとも1つのコントローラ306と通信する通信装置300のスタンドアローンモジュールであってもよい。あるいは、少なくとも1つの送信信号生成器308及び少なくとも1つの受信信号プロセッサ310は、少なくとも1つのコントローラ306に含まれてもよい。これらの機能モジュールの構成がフレキシブルであって、実際のニーズ及び/又は要求に応じて変わりうることは当業者に理解できる。データ処理、記憶及び他の関連する制御装置は、適切な回路基板上及び/又はチップセットに設けることができる。各種実施例では、動作時に、少なくとも1つの無線送信機302、少なくとも1つの無線受信機304及び少なくとも1つのアンテナ312が、少なくとも1つの制御装置306によって制御されてもよい。
通信装置300は、動作時に、ダウンリンクユーザ固有PAに必要とされる機能を提供する。例えば、通信装置300はAPであってもよく、回路314(例えば、回路314の少なくとも1つの送信信号生成器308)は、動作中にCommonフィールド(例えば、EHT MU PPDUのEHT-SIG-Bフィールドにおいて)、User Specificフィールド(例えば、EHT MU PPDUのEHT-SIG-Bフィールドにおいて)及びDataフィールド(例えば、EHT MU PPDUにおいて)を含む送信信号を生成してもよく、Commonフィールドは、Dataフィールドにおいて1つ以上のユーザ固有割当てのためのRU情報を含み、User Specificフィールドは、1つ以上のユーザ情報を含み、各々はDataフィールドにおける1つ以上のユーザ固有割当ての間のユーザ固有割当てを示す。無線送信機302は、動作中に生成された送信信号を送信してもよい。User Specificフィールドは、1つ以上のユーザ固有割当ての間の最初又は繰り返しの送信を含むダウンリンクユーザ固有PAのためのユーザ情報がなくてもよい。言い換えれば、1つ以上のユーザ固有割当ての間の最初又は繰り返しの送信を含むダウンリンクユーザ固有PAのためのユーザ情報は、User Specificフィールドに含まれなくてもよい。例えば、ダウンリンク非ユーザ固有PAのためのユーザ情報のみが、User Specificフィールドに含まれてもよい。これは、通信オーバヘッドを有利に減少させうる。
通信装置300はSTAであってもよく、無線受信機304は、動作中にCommonフィールド、User Specificフィールド及びDataフィールドを含む送信信号(例えば、EHT MU PPDU)を受信してもよく、Commonフィールドは、Dataフィールドにおける1つ以上のユーザ固有割当てのためのRU情報を含み、User Specificフィールドは1つ以上のユーザ情報を含み、各々はDataフィールドにおける1つ以上のユーザ固有割当ての間のユーザ固有割当てを示す。回路314は、動作中、受信した送信信号を処理してもよい。User Specificフィールドは、1つ以上のユーザ固有割当ての間の最初又は繰り返しの送信を含むダウンリンクユーザ固有PAのためのユーザ情報がなくてもよい。
通信装置300は、動作時にアップリンクユーザ固有PAに必要とされる機能を提供する。例えば、通信装置300はAPであってもよく、回路314(例えば、回路314の少なくとも1つの送信信号生成器308)は、動作中に1つ以上のSTAからEHT TB PPDU送信を要請するためのフレームを含む送信信号を生成してもよく、フレームは1つ以上のユーザ固有リソース割当て情報を含み、各々は要請されたEHT TB PPDUのDataフィールドにおけるユーザ固有割当てを示す。無線送信機302は、動作中に生成された送信信号を送信してもよい。フレームは、最初又は繰り返しの送信を含むアップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報がなくてもよい。言い換えると、最初又は繰り返しの送信を含むアップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報は、フレームに含まれなくてもよい。例えば、アップリンク非ユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報のみがフレームに含まれてもよい。これは、通信オーバヘッドを有利に減少させうる。
例えば、通信装置300はSTAであってもよく、無線受信機304は、動作中に送信信号(例えば、1つ以上のSTAからのEHT TB PPDU送信を要請するためのフレーム)を受信してもよい。送信信号は、1つ以上のユーザ固有リソース割当て情報を含み、各々は要請されたEHT TB PPDUのDataフィールドにおけるユーザ固有割当てを示す。回路314は、動作中に受信した送信信号を処理してもよい。フレームは、最初又は繰り返しの送信を含むアップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報がなくてもよい。言い換えると、最初又は繰り返しの送信を含むアップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報は、フレームに含まれなくてもよい。例えば、アップリンク非ユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報のみがフレームに含まれてもよい。これは、通信オーバヘッドを有利に減少させうる。
例えば、通信装置300はAPであってもよく、回路314(例えば、回路314の少なくとも1つの送信信号生成器308)は、動作中にダウンリンクMU-MIMO割当てに対して複数のユーザのユーザ情報を含む第1の送信信号を生成し、各々はユーザ固有割当てを示し、ダウンリンクMU-MIMO割当ての送信を含む、Commonフィールド、User Specificフィールド及びDataフィールドを含む第2の送信信号を更に生成してもよい。無線送信機302は、動作中に第1の送信信号及び第2の送信信号を送信してもよく、ここで、ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有割当ては、パーシステントであるか否かが判断される。
図3Bは、各種実施例による通信方法を示すフロー図330を示す。332において、送信信号が生成されうる。送信信号は、Commonフィールドと、User Specificフィールドと、Dataフィールドとを含んでもよく、Commonフィールドは、Dataフィールドにおける1つ以上の割当てのそれぞれのRU情報を含み、User Specificフィールドは、1つ以上のユーザ情報を含み、それぞれは、Dataフィールドにおける1つ以上の割当ての間のユーザ固有割当てを示す。334において、生成された送信信号が送信されてもよい。User Specificフィールドは、1つ以上の割当ての間の繰り返し送信を含むパーシステント割当てのために、少なくとも1つのユーザ情報がなくてもよい。
各種実施例によると、通信方法は、Commonフィールド、User Specificフィールド及びDataフィールドを含む送信信号を受信することを含んでもよく、Commonフィールドは、Dataフィールドにおける1つ以上の割当てのそれぞれのRU情報を含み、User Specificフィールドは、1つ以上のユーザ情報を含み、それぞれは、Dataフィールドにおける1つ以上の割当ての間のユーザ固有割当てを示し、User Specificフィールドは、1つ以上の割当ての間の繰り返し送信を含むパーシステント割当ての少なくとも1つのユーザ情報がなくてもよい。
図3Cは、各種実施例による通信方法を示すフロー図350を示す。ステップ352では、送信信号が生成されてもよい。送信信号は、少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルとデータフィールドとを含んでもよく、少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれは、N個のフィールドとN個のビットマップからなる繰り返し送信ビットマップサブフィールドとを含み(N=1,2,4又は8)、RU割当てサブフィールドのN個のフィールドのそれぞれは、Dataフィールドにおける対応するトーン範囲内の1つ以上の割当てのRU情報を示し、繰り返し送信ビットマップサブフィールドのn番目(n=1、2、・・・、N)のビットマップは、RU割当てサブフィールドのn番目のフィールドによって示される1つ以上の割当てのそれぞれが繰り返し送信を含むか否かを示す。ステップ354において、生成された送信信号が送信される。
図3Dは、各種実施例による通信方法を示すフロー図360を示す。ステップ362において、アップリンクPAを識別する識別情報を含むフレームが生成されてもよい。ステップ364において、生成されたフレームが送信される。
図3Eは、各種実施例による通信方法を示すフロー図390を示す。ステップ392において、各々がユーザ固有割当てを示すダウンリンクMU-MIMO割当てのための複数のユーザのユーザ情報を含む第1送信信号が生成される。ステップ394において、ダウンリンクMU-MIMO割当ての送信を含む、Commonフィールド、User Specificフィールド及びDataフィールドを含む第2の送信信号が生成される。ステップ396において、第1及び第2送信信号が送信され、ここで、ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有割当てがパーシステントであるか否かが判断される。
図4Aは、各種実施例によるTXOP(Transmission Opportunity)を介したアップリンクユーザ固有PAによるAP402と複数のSTA(404,406)との間の通信を示すフローチャート400を示す。競合ベースチャネルアクセス手順、例えば、Enhanced Distributed Channel Access(EDCA)手順はブロック408によって示され、Short Interframe Spacings(SIFS)410が示される。AP402は、STA406に対するアップリンクユーザ固有PAの最初の送信を要請するためのアップリンクユーザ固有PAの完全な情報を含む第1のフレーム412を生成してもよい。完全なPA情報は、識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を含んでもよい。一実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのPA識別子(PAID)であってもよい。他の実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのためのRU割当て情報及びユーザ識別情報であってもよい。更なる他の実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのためのRU割当て情報及び空間ストリーム(SS)割当て情報であってもよい。第1のフレーム412はまた、STA404のためにアップリンクユーザ固有PAの最初の送信を要請するためのアップリンクユーザ固有PAの完全な情報を含んでもよい。AP402は、生成された第1のフレーム412をSTA404及び406に送信してもよい。
414において、STA406は、第1のフレーム412を受信し、アップリンクユーザ固有PAの完全な情報(すなわち、STA406のための意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報)を格納し、それに応じてEHT TB PPDU418をAP402に送信してもよい。STA404はまた、アップリンクユーザ固有PAに関する完全な情報(すなわち、STA404のために意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報)を受信及び格納し、それに応じてEHT TB PPDU416をAP 402に送信してもよい。EHT TB PPDU416及び418は、図2Bに図示されるEHT TB PPDU212と同じフォーマットであってもよい。AP402は、EHT TB PPDU416及び418を受信し、そしてMulti-STA BlockAck(ブロックアクノリッジメント)フレーム420をSTA404及び406に送信してもよい。その後、AP402は、第2のフレーム422を送信することによって、STA404のためのアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信と、STA406のためのアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信とを要請してもよい。第2のフレーム422は、STA404のためのアップリンクユーザ固有PAに関する識別情報と、STA406のためのアップリンクユーザ固有PAに関する識別情報とを搬送してもよい。各種実施例では、アップリンクユーザ固有PAのための識別情報は、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請するために第2のフレーム422のフレーム本体に含まれ、第2のフレーム422は、アップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない。各種実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請するために第2のフレーム422のMACヘッダに含まれ、第2のフレーム422は、アップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない。
424において、STA406は、アップリンクのユーザ固有PAのための格納されたユーザ固有リソース割当てに基づいてEHT TB PPDU428を準備し、EHT TB PPDU428をAP402に送信してもよい。EHT TB PPDU428は、STA406のためのアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を含む。STA404はまた、アップリンクユーザ固有PAのための格納されたユーザ固有リソース割当てに基づいてEHT TB PPDU426を準備し、EHT TB PPDU426をAP402に送信することができる。EHT PPDU426は、STA404のためのアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を含む。EHT TB PPDU426及び428は、図2Bに示されるEHT TB PPDU212と同じフォーマットであってもよい。AP402は、EHT TB PPDU426及び428を受信し、そしてMulti-STA BlockACKフレーム430をSTA404及び406に送信してもよい。図4Aに示されるように、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信は、アップリンクユーザ固有PAの最初の送信と同じTXOP内で行われてもよい。繰り返し送信はまた、図4Bに示すように、アップリンクユーザ固有PAの最初の送信と異なるTXOPで行われてもよい。すなわち、一例では、アップリンクユーザ固有PAは、現在のTXOPの終わりまで存在してもよい。他の例では、アップリンクユーザ固有PAは、決定された回数のサービス期間又はビーコンインターバルの間に存在してもよい。図4Bでは、第2のフレーム422は、第1のフレーム412とは異なるTXOPにおいてAP402によって送信され、従って、第2のフレーム422によって要請される繰り返し送信(例えば、EHT TB PPDU426及び428に含まれるアップリンクユーザ固有PA送信など)もまた、第1のフレーム412と異なるTXOPにおいて行われる。第2のフレーム422の送信は、STA404及び406のためのアップリンクユーザ固有PAが存在する期間内に行われることが理解されうる。
図5A及び5Bは、第1の実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に使用されるEHT Basic Triggerフレーム500のフォーマットを示す。EHT Basic Triggerフレーム500は、既存のTriggerフレームの変形であり、図4A及び4Bにおいて第1のフレーム412として使用されてもよい。EHT Basic Triggerフレーム500は、アップリンクユーザ固有PAのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAを識別する。EHT Basic Triggerフレーム500は、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RA(Recipient STA Address)フィールド、TA(Transmitting STA Address)フィールド、Common Infoフィールド502、User Infoフィールド504などの1つ以上のUser Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCS(Frame Check Sequence)フィールドを含んでもよい。Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド及びTAフィールドは、EHT Basic Triggerフレーム500のMACヘッダにグループ化されてもよい。Common Inforフィールド502、1つ以上のUser Infoフィールド504及びPaddingフィールドは、EHT Basic Triggerフレーム500のフレーム本体にグループ化されてもよい。
図5Aはまた、Common Infoフィールド502をより詳細に示す。Common Infoフィールド502は、EHT Basic Triggerフレーム500によって要請されたEHT TB PPDU送信に関与する全てのSTAのための共通パラメータを含む。Common Infoフィールド502は、Trigger Typeフィールド506、UL(アップリンク) Lengthフィールド、More TF(Trigger Frame)フィールド、CS(Carrier Sense) Requiredフィールド、UL BW(Bandwidth)フィールド、GI(Guard Interval) and LTF Typeフィールド、MU-MIMO LTF Modeフィールド、Number of HE-LTF Symbols and Midamble Periodicityフィールド、UL STBC(Space Time Block Coding)フィールド、LDPC(Low Density Parity Check) Extra Symbol Segmentフィールド、AP TX(Transmission) Powerフィールド、Pre-FEC(Forward Error Correction) Padding Factorフィールド、PE Disambiguityフィールド、Dopplerフィールド、UL HE-SIG-A2 Reservedフィールド及びTrigger Dependent Common Infoフィールド508を含む(又はから構成される)。Trigger Dependent Common Infoフィールド508は、Number of PAIDsフィールド及びPAID Tuplesフィールドを含んでもよい(又は、から構成されてもよい)。Number of PAIDsフィールドは、PAID Tuplesフィールドに含まれるPAIDサブフィールドの数を示す。あるいは、Trigger Dependent Common Infoフィールド508は、Starting PAIDフィールド、PAID Bitmap Sizeフィールド及びPAID Bitmapフィールドを含んでもよい。PAID Bitmap Sizeフィールドは、PAID Bitmapフィールドのビット幅を示す。Starting PAIDフィールドには、PAID Bitmapフィールドの開始PAIDを含む。PAID Bitmapフィールドは、Starting PAIDフィールドと一緒にPAIDを示す。EHT Basic Triggerフレーム500は、Trigger Dependent Common Infoフィールド508に含まれるそれのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請する。Trigger Typeフィールド506には、Triggerフレーム500がEHT Basic Triggerフレームであることを示すための任意の値が割り当てられてもよい。以下の各種実施例では、Trigger Typeフィールド506には、Triggerフレーム500がEHT Basic Triggerフレームであることを示すための任意の値8が割り当てられる。
図5Bは、User Infoフィールド504をより詳細に示す。User Infoフィールド504は、AID12フィールド、RU Allocationフィールド、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCS(Modulation and Coding Scheme)フィールド、UL DCM(Dual Carrier Modulation)フィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSI(Receive Signal Strength Indicator)フィールド及びTrigger Dependent User Infoフィールド512を含む。Trigger Dependent User Infoフィールド512は、1ビットのPA Flagサブフィールド、PAIDサブフィールド516、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID(Traffic Identifier) Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred AC(Access Category)サブフィールドを含んでもよい(又は、から構成されてもよい)。あるいは、Trigger Dependent User Infoフィールド512は、PAIDサブフィールド516、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred AC(Access Category)サブフィールドを含んでもよい(又は、から構成されてもよい)。RU Allocationフィールド、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドは、User Infoフィールド504のユーザ固有リソース割当て情報514を構成する。ユーザ固有リソース割当て情報514は、最初又は繰り返しのアップリンクユーザ固有PA送信のためにSTAによって取得及び格納されてもよく、格納されたユーザ固有リソース割当て情報514に基づくEHT TB PPDUは、アップリンクユーザ固有PA送信を要請するAPに送信される。
上述したように、User Infoフィールド504は、PA Flagサブフィールド及びPAIDサブフィールド516を含んでもよい。PA Flagサブフィールド(例えば、1ビット)は、User Infoフィールド504がアップリンクユーザ固有PAに対応するかを示し、PAIDサブフィールド516(例えば、7ビット)は、アップリンクユーザ固有PAのPAIDを示す。PA Flagサブフィールドが0に設定されたUser Infoフィールドは、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応しないことを示す。この場合、PAIDサブフィールド516は確保されている。一方、PA Flagサブフィールドが1に設定されたUser Infoフィールドは、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応することを示す。この場合、PAIDサブフィールド516は、アップリンクユーザ固有PAのPAIDを示す。さらに、ランダムアクセスのためのUser InfoフィールドのPA Flagサブフィールドは、0に設定される。すなわち、ランダムアクセス用のアップリンクユーザ固有PAは許可されない。
あるいは、User Infoフィールド504は、User Infoフィールド504がアップリンクユーザ固有PAに対応するか、又は、User Infoフィールドに対応するアップリンクユーザ固有PAのPAIDを示すPAIDサブフィールド516(例えば、8ビット)を含んでもよい。PAIDサブフィールド516が0に設定されたUser Infoフィールドは、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応しないことを示す。PAIDサブフィールド516が他の何れかの値(例えば、1~255など)に設定されたUser Infoフィールドは、アップリンクユーザ固有PAのPAIDを示す。さらに、ランダムアクセスのためのUser InfoフィールドのPAIDサブフィールドは、0に設定される。すなわち、ランダムアクセス用のアップリンクユーザ固有PAは許可されない。
EHT Basic Triggerフレームでは、ランダムアクセス用ではない1つだけのUser Infoフィールドが、単一のSTAにアドレス指定される。ランダムアクセス用のUser Infoフィールドは、ランダムアクセス用でないUser Infoフィールドの後に配置される。Common Infoフィールドに示されるアップリンクユーザ固有PAを有するSTAは、ランダムアクセス用でないUser Infoフィールドによってアドレス指定されない。さらに、単一のSTAに割り当てられる1つ以下のアップリンクユーザ固有PAが、Common Infoフィールドに示される。効果的には、これは、STAにおいて受信されたEHT Basic Triggerフレームの処理における複雑さを低減する。
第1のフレーム412は、EHT Basic Triggerフレーム500のフォーマットであってもよい。例えば、414において、STA406は、EHT Basic Triggerフレーム500の形式で第1のフレーム412を受信してもよい。STA406は、STA406に意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。識別情報(例えば、PAID)は、AID12サブフィールド値がSTA406のAID(Association Identifier)と一致するUser InfoフィールドのPAIDサブフィールド516から抽出されてもよい。ユーザ固有リソース割当て情報もまた、User Infoフィールドから抽出されてもよい。そして、STA406は、それに応じてEHT TB PPDU418をAP402に送信してもよく、EHT TB PPDU418は、格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づく。
同様に、STA404はまた、EHT Basic Triggerフレーム500の形式で第1のフレーム412を受信してもよい。STA404は、STA404に意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。識別情報(例えば、PAID)は、AID12サブフィールド値がSTA404のAIDと一致するUser InfoフィールドのPAIDサブフィールドから抽出されてもよい。ユーザ固有リソース割当て情報はまた、User Infoフィールドから抽出されてもよい。そして、STA404は、それに応じてEHT TB PPDU416をAP402に送信してもよく、EHT TB PPDU416は、格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づく。
第2のフレーム422はまた、EHT Basic Triggerフレーム500のフォーマットであってもよい。例えば、STA406は、EHT Basic Triggerフレーム500のフォーマットで第2のフレーム422を受信してもよい。STA406は、EHT Basic Triggerフレーム500のCommon Infoフィールド502から共通パラメータを取得し、414においてSTA406によって記憶されたPAIDが、Common Infoフィールド502のTrigger Dependent Common Infoフィールド508における何れかのPAIDサブフィールド値と一致するか判定してもよい。一致する場合、STA406は、424において、STA406によって414において格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU428を準備し、準備されたEHT TB PPDU428をAP402に送信してもよい。
同様に、STA404は、EHT Basic Triggerフレーム500のフォーマットで第2のフレーム422を受信してもよい。STA404は、EHT Basic Triggerフレーム500のCommon Infoフィールド502から共通パラメータを取得し、414においてSTA404によって格納されたPAIDがCommon Infoフィールド502のTrigger Dependent Common Infoフィールド508における何れかのPAIDサブフィールド値と一致するか判定してもよい。一致する場合、STA404は、414において、STA404によって格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU426を準備し、準備されたEHT TB PPDU426をAP402に送信してもよい。
第2のフレーム422はまた、図5Cに示すように、第1の実施例によるPA Triggerフレーム520の形式であってもよい。PA Triggerフレーム520は、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド、TAフィールド、Common Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい(又は構成されてもよい)。Common Infoフィールドは、Trigger Typeフィールド、More TFフィールド、CS Requiredフィールド及びTrigger Dependent Common Infoフィールド522を含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Trigger Dependent Common Infoフィールド522は、Number of PAIDsフィールド及びPAID Tuplesフィールドを含んでもよい(又は構成されてもよい)。Number of PAIDsフィールドは、PAID Tuplesフィールドに含まれるPAIDサブフィールドの数を示す。あるいは、Trigger Dependent Common Infoフィールド522は、Starting PAIDフィールド、PAID Bitmap Sizeフィールド及びPAID Bitmapフィールドを含んでもよい。PAID Bitmap Sizeフィールドは、PAID Bitmapフィールドのビット幅を示す。Starting PAIDフィールドは、PAID Bitmapフィールドの開始PAIDを含む。PAID Bitmapフィールドは、Starting PAIDフィールドと一緒に、アップリンクユーザ固有PAのPAIDを示す。PA Triggerフレーム520は、Trigger Dependent Common Infoフィールド522に含まれるそれのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請する。PA Triggerフレームでは、単一のSTAに割り当てられた1つ以下のアップリンクユーザ固有PAが、Common Infoフィールドに示される。効果的には、これは、STAにおいて受信されるPA Triggerフレームの処理における複雑さを低減する。
PAトリガフレーム520は、EHT TB PPDU426及び428などの1つ以上のアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請するためにのみ使用される。PA Triggerフレーム520のCommon Infoフィールドには、いくつかの共通パラメータ(例えば、More TFサブフィールド及びCS Requiredサブフィールド)のみが存在し、これは、他の共通パラメータは、1つ以上のアップリンクユーザ固有PAが満了する前には変更されず、第1のフレーム412から取得することができるためである。さらに、1つ以上のアップリンクユーザ固有PAに必要とされるユーザ固有リソース割当て情報は、第1のフレーム412から取得されてもよいため、PA Triggerフレームには含まれない。有利なことに、これは、1つ以上のアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
第2のフレーム422は、図5Dに示すように、第1実施例によるPA Controlサブフィールドを搬送するデータ又は管理フレーム530の形式であってもよい。データ又は管理フレーム530は、Frame Controlフィールド、Duration/IDフィールド、4つのAddressフィールド、Sequence Controlフィールド、QoS(Quality of Service)フィールド、HT Controlフィールド、Frame Bodyフィールド及びFCSフィールドを含んでも(から構成されても)よい。HT Controlフィールドは、VHTフィールド(1に設定される)、HEフィールド(1に設定される)、Control IDフィールド(データ又は管理フレーム530のHT ControlフィールドがPA Controlサブフィールドを含むことを示すよう決定された値、例えば、7に設定される)及び Control Informationフィールド532を含む(又はから構成される)32ビットのHEバリアントのHT Controlフィールドであってもよい。26ビットのControl Informationフィールドは、8ビットのPAIDサブフィールドと、10ビットのUL Lengthサブフィールド、5ビットのDL TX Powerサブフィールド及び3ビットのNumber of HE-LTF Symbolsサブフィールドなどのいくつかの共通パラメータ534とを含んでもよい(又は構成されてもよい)。他の共通パラメータは予め決定可能であるか、又は暗黙的に通知可能であることが理解できる。データ又は管理フレーム530は、Control Informationフィールド532に含まれるそれのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請する。PA Triggerフレーム520と同様に、アップリンクユーザ固有PAに必要とされるユーザ固有リソース割当て情報は、第1のフレーム412から取得されてもよいため、データ又は管理フレーム530には含まれない。有利なことに、これは、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
上述したように、第1実施例のチャネルオーバヘッドをさらに低減することができる。第1のフレームでは、MU-MIMO割当ての2つ以上のユーザ固有PAは、同じPAIDを含んでもよく、これは、MU-MIMO割当てに関与する2つ以上のSTAからの繰り返し送信を要請するために第2のフレームで通知可能である。一例では、第1のフレームを使用して、MU-MIMO割当ての2つ以上のユーザ固有PAに同じPAID、同じRU及びそれぞれの空間ストリームを割り当ててもよい。他の例では、2つ以上の第1のフレームを使用して、MU-MIMO割当ての2つ以上のユーザ固有PAに同じPAID、同じRU及びそれぞれの空間ストリームを割り当ててもよい。あるいは、第1のフレームでは、ユーザ固有PAのグループに同じPAIDが割り当てられてもよく、これは、ユーザ固有PAのグループの各ユーザ固有PAの繰り返し送信を要請するため第2のフレームで通知可能である。しかしながら、2つ以上のユーザ固有PAに同じPAIDを割り当てることは、同じPAIDを通知する第2のフレームが同じPAIDを備える全てのユーザ固有PAに対する繰り返し送信を要請するため、スケジューリングの柔軟性が低減させる可能性がある。
上述される第1実施例では、アップリンクユーザ固有PAの最初の送信を要請する第1のフレームが送信された後のある期間に、アップリンクユーザ固有PAが存在してもよい。一例では、アップリンクユーザ固有PAは、現在のTXOPの終わりまで存在してもよい。別の例では、アップリンクユーザ固有PAは、決定された回数のサービス期間又はビーコンインターバルの間に存在してもよい。更なる別の例では、第1のフレームのCommon Infoフィールドは、第1のフレームによって要請された最初の送信が第1のフレームの送信後に存在するアップリンクユーザ固有PAが送信される期間を通知するためのシグナリングを含んでもよい。このような例では、第1のフレームによって要請された最初の送信を有するアップリンクユーザ固有PAは、同じ有効期限を有してもよい。あるいは、第1のフレームにおけるアップリンクユーザ固有PAに対応するUser Infoフィールドは、第1のフレームが送信された後にアップリンクユーザ固有PAが存在する期間を通知するためのシグナリングを含んでもよい。他の例では、最初のフレームによって要請された最初の送信を有するアップリンクユーザ固有PAは、異なる有効期限を有してもよい。
上述される第1実施例では、APは、期限切れになる前にアップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報を更新するために第1のフレームを送信してもよい。アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報が期限切れになる前に更新され、意図されたSTAが更新情報を受信できない場合、APと意図されたSTAとの間のアップリンクユーザ固有PAの情報に不一致があるであろう。APは、送信された第1のフレームに対する応答としてEHT TB PPDUが受信されない場合、そのような不一致を特定することが可能であってもよい。STAが、意図されたSTAのうちの1つであるアップリンクユーザ固有PAに関する完全な情報を含む第1のフレームを受信すると、STAは、アップリンクユーザ固有PAのタイマをスタート又はリセットし、アップリンクユーザ固有PAに関する情報を格納又は更新する。同様に、STAは、この処理によってCommon Infoフィールドに共通パラメータを格納又は更新してもよい。有利なことに、これは、APが情報不一致からのエラー回復を実行することを可能にする。
上記の例では、RU割当ては1つ以上のSTAにアドレス指定される。RU割当ては、それが単一のSTAにアドレス指定される場合には非MU-MIMO割当てであり、それがSTAのグループにアドレス指定される場合にはMU-MIMO割当てである。RU割当て(すなわち、非MU-MIMO割当て、又はMU-MIMO割当て)は、1つ以上のユーザ固有割当てを含む。非MU‐MIMO割当ては、単一のユーザ固有割当てを含む。MU-MIMO割当ては、2つ以上のユーザ固有割当てを含む。
上述されるように、MU-MIMO割当ての個々のユーザ固有割当ては、パーシステント又は非パーシステントにすることができる。MU-MIMO割当ての個々のユーザ固有PAは、異なる有効期限を有してもよく、独立に更新可能である。有利なことに、MU-MIMO割当ての全てのユーザ固有割当てがパーシステント又は非パーシステントであるRUベースPAと比較して、ユーザ固有PAは、スケジューリングの柔軟性を増大させる。
図5Eに示される例では、MU-MIMO割当ては、3つのユーザ固有割当て574(ユーザ固有割当て1、・・・、ユーザ固有割当て3)を含み、ユーザ固有割当て1は、PAID=2を有するユーザ固有PAであり、ユーザ固有割当て2は、PAID=5を有するユーザ固有PAであり、ユーザ固有割当て3は、ユーザ固有PAではない。
図6Aは、第1実施例によるSTAにおける受信されたEHT Basic Triggerフレーム500の処理を示すフローチャート600を示す。処理は602で開始されうる。604において、Common Infoフィールド502からの共通パラメータが取得される。606において、格納されるPAIDがCommon Infoフィールド502において任意のPAIDサブフィールド値と一致するか否かが決定される。格納されるPAIDがCommon Infoフィールド502におけるPAIDサブフィールド値と一致する場合、処理はステップ608に進んでもよい。格納されるPAIDがCommon Infoフィールド502における何れのPAIDサブフィールド値とも一致しない場合、処理はステップ614に進んでもよい。608において、一致したPAIDを有するアップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行されているかどうかが判定される。アップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行されている場合、処理はステップ610に進んでもよい。そうでない場合、処理はステップ636で終了してもよい。610において、STAによって格納されたユーザ固有リソース割当て情報が抽出される。614において、User Infoフィールドの数が計算される。616において、User Infoフィールドカウンタがゼロに初期化される。620において、STAのAIDがEHT Basic Triggerフレーム500におけるUser InfoフィールドのAID12サブフィールド値と一致するか否かが判定される。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致する場合、処理はステップ622に進んでもよい。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致しない場合、処理はステップ628に進んでもよい。622において、PA Flagサブフィールド又はPAIDサブフィールドをチェックすることによって、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応するか否かが決定される。User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応しない場合、処理はステップ626に進んでもよい。User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応する場合、処理は624に進んでもよい。626において、EHT TB PPDUを準備するため、AID12サブフィールド値がSTAのAIDと一致するUser Infoフィールドからユーザ固有リソース割当て情報514が取得される。624において、PAID516及びユーザ固有リソース割当て情報514が、STAによって取得及び格納される。628において、User InfoフィールドのAID12サブフィールド値が、それが適格であるランダムアクセス(RA)のためのUser Infoフィールドを示すか否か決定される。そうである場合、処理はステップ630に進んでもよい。そうでない場合、処理は632に進んでもよい。630において、UORA(UL OFDMA-based Random Access)手順が実行される。632において、User Infoフィールドカウンタが1だけインクリメントされる。634において、User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム500におけるUser Infoフィールドの数と等しいか否かが決定される。User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム500におけるUser Infoフィールドの数と等しくない場合、処理は再びステップ620に戻ってもよい。User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム500におけるUser Infoフィールドの数と等しい場合、処理は636において終了してもよい。ステップ620、628、632及び634は、STAがEHT Basic Triggerフレーム500に存在するすべてのユーザ情報フィールドを循環して読み取るためのループを形成することが理解できる。612において、EHT TB PPDUは、共通パラメータ(例えば、Common Infoフィールド502からの共通パラメータなど)と、ユーザ固有リソース割当て情報(例えば、処理がステップ610又は624からのものである場合にはSTAによって格納されたユーザ固有リソース割当て情報、又は、処理がステップ626からのものである場合にはAID12サブフィールド値がSTAのAIDに一致するUser Infoフィールドから取得されたユーザ固有リソース割当て情報514など)に基づいて準備される。636において、処理は終了する。
図6Bは、第1実施例によるSTAにおいて受信されたPA Triggerフレーム520の処理を示すフローチャート640を示す。処理はステップ642において開始されうる。644において、いくつかの共通パラメータがPA Triggerフレーム520のCommon Infoフィールドから取得される。646において、格納されるPAIDがPA Triggerフレーム520のTrigger Dependent Common Infoフィールド522における何れかのPAIDサブフィールド値と一致するか否かが決定される。格納されるPAIDがPA Triggerフレーム520のTrigger Dependent Common Infoフィールド522におけるPAIDサブフィールド値と一致する場合、処理はステップ648に進んでもよい。格納されるPAIDが何れのPAIDサブフィールド値とも一致しない場合、処理はステップ654において終了してもよい。648において、一致したPAIDを有するアップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行されているか否かが決定される。タイマが実行中であると判定された場合、処理はステップ650に進んでもよい。タイマが実行中でないと判定された場合、処理はステップ654において終了してもよい。650において、STAによって格納されるユーザ固有リソース割当て情報及び他の共通パラメータが抽出される。652において、共通パラメータ及びユーザ固有リソース割当て情報に基づくEHT TB PPDUが準備される。
図6Cは、第1実施例によるフレーム530の意図された受信先であるSTAにおいてPA Controlサブフィールドを搬送する受信されたデータ又は管理フレーム530の処理を示すフローチャート660を示す。処理はステップ662において開始されうる。664において、共通パラメータ534がデータ又は管理フレーム530のPA Controlサブフィールドから取得される。666において、PA Controlサブフィールドにおいて示されたPAIDを有するアップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行されているか否かが判定される。タイマが実行中であると判定された場合、処理はステップ668に進んでもよい。タイマが実行中でないと判定された場合、処理はステップ672において終了してもよい。668において、STAによって格納されたユーザ固有リソース割当て情報が抽出される。670において、データ又は管理フレーム530のPA Controlサブフィールドから取得された共通パラメータ534と、抽出されたユーザ固有リソース割当て情報とに基づくEHT TB PPDUが準備される。
図7A及び図7Bは、第2実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に使用されるEHT Basic Triggerフレーム700の形式を示す。EHT Basic Triggerフレーム700は、既存のTriggerフレームの変形であり、図4A及び図4Bの第1のフレーム412として使用されてもよい。アップリンクユーザ固有PAのPAIDを使用してアップリンクユーザ固有PAを識別するEHT Basic Triggerフレーム500とは異なって、EHT Basic Triggerフレーム700は、識別情報の一部としてアップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報を使用して、アップリンクユーザ固有PAを識別する。一例では、アップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報は、アップリンクユーザ固有PAによってアドレス指定されたSTAのユーザ識別情報(例えば、ユーザのAID)と共に、アップリンクユーザ固有PAを識別するために使用される。他の例では、アップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報は、アップリンクユーザ固有PAのSS割当て情報(例えば、スタート空間ストリーム)と共に、アップリンクユーザ固有PAを識別するために使用される。RU割当て情報は、周波数領域におけるRU位置を含む。EHT Basic Triggerフレーム700は、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド、TAフィールド、Common Infoフィールド702、User Infoフィールド704などの1つ以上のUser Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい。Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド及びTAフィールドは、EHT Basic Triggerフレーム700のMACヘッダにグループ化されてもよい。Common Infoフィールド702、1つ以上のUser Infoフィールド704及びPaddingフィールドは、EHT Basic Triggerフレーム700のフレーム本体にグループ化されてもよい。
図7Aはまた、Common Infoフィールド702をより詳細に示す。Common Infoフィールド702は、EHT Basic Triggerフレーム700によって要請されるEHT TB PPDU送信に関係する全てのSTAのための共通パラメータを含む。Common Infoフィールド702は、Trigger Typeフィールド706、UL Lengthフィールド、More TFフィールド、CS Requiredフィールド、UL BWフィールド、GI and LTF Typeフィールド、MU-MIMO LTF Modeフィールド、Number of HE-LTF Symbols and Midamble Periodicityフィールド、UL STBCフィールド、LDPC Extra Symbol Segmentフィールド、AP TX Powerフィールド、Pre-FEC Padding Factorフィールド、PE Disambiguityフィールド、UL Spatial Reuseフィールド、Dopplerフィールド、UL HE-SIG-A2 Reservedフィールド及びTrigger Dependent Common Infoフィールド708を含む(又はから構成される)。EHT Basic Triggerフレーム500のTrigger Dependent Common Infoフィールド508とは異なって、EHT Basic Triggerフレーム500のTrigger Dependent Common Infoフィールド708は、Number of RU Allocationsフィールド及びRU Allocation/AID12 Tuplesフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Number of RU Allocationsフィールドは、RU Allocation/AID12 TuplesフィールドにおけるRU Allocation/AID12サブフィールドの数を示す。そして、EHT Basic Triggerフレーム700は、Trigger Dependent Common Infoフィールド708に示されたアップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報及びユーザ識別情報を使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請してもよい。あるいは、EHT Basic Triggerフレーム700のTrigger Dependent Common Infoフィールド708は、Number of RU Allocationsフィールド及びRU Allocation/SS Allocation Tuplesフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Number of RU Allocationsフィールドは、RU Allocation/SS Allocation TuplesフィールドにおけるRU Allocation/SS Allocationサブフィールドの数を示す。次に、EHT Basic Triggerフレーム700は、Trigger Dependent Common Infoフィールド708に示されるアップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報及びSS割当て情報を使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請してもよい。Trigger Typeフィールド706には、Triggerフレーム700がEHT Basic Triggerフレームであることを示す任意の値が割り当てられてもよい。以下の各種実施例では、Trigger Typeフィールド706には、Triggerフレーム700がEHT Basic Triggerフレームであることを示す任意の値8が割り当てられる。
図7Bは、User Infoフィールド704をより詳細に示す。User Infoフィールド704は、AID12フィールド、RU Allocationフィールド716、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド及びTrigger Dependent User Infoフィールド712を含む。EHT Basic Triggerフレーム500とは異なって、Trigger Dependent User Infoフィールド712は、1ビットのPA Flagサブフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。RU Allocationフィールド716、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドは、User Infoフィールド704のユーザ固有リソース割当て情報714を構成する。ユーザ固有リソース割当て情報714は、最初の又は繰り返しのアップリンクユーザ固有PA送信のためにSTAによって取得及び格納されてもよく、格納されるユーザ固有リソース割当て情報714に基づくEHT TB PPDUは、アップリンクユーザ固有PA送信を要請するAPに送信される。EHT Basic Triggerフレーム500のTrigger Dependent User Infoフィールド512とは異なって、EHT Basic Triggerフレーム700のTrigger Dependent User Infoフィールド712は、PAIDサブフィールドを含まない。
上述したように、User Infoフィールド704は、PA Flagサブフィールドを含んでもよい。PA Flagサブフィールド(例えば、1ビット)は、User Infoフィールド704がアップリンクユーザ固有PAに対応するかどうかを示す。PA Flagサブフィールドが0に設定されているUser Infoフィールドは、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応しないことを示す。他方、PA Flagサブフィールドが1に設定されているUser Infoフィールドは、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応していることを示す。この場合、User InfoフィールドのRU Allocationフィールド(例えば、User Infoフィールド704のRU Allocationフィールド716)に含まれるRU割当て情報は、User InfoフィールドのAID12フィールド(例えば、User Infoフィールド704のAID12フィールド718)に含まれるユーザ識別情報、又は、User InfoフィールドのSS Allocationフィールド(例えば、User Infoフィールド704のSS Allocationフィールド720)に含まれるSS割当情報と一緒に、アップリンクユーザ固有PAを識別する。さらに、ランダムアクセスのためのUser InfoフィールドのPA Flagサブフィールドは、0に設定される。すなわち、ランダムアクセス用のアップリンクユーザ固有PAは許可されない。
EHT Basic Triggerフレームでは、ランダムアクセス用ではない1つ以下のUser Infoフィールドしか単一のSTAにアドレス指定されない。ランダムアクセス用のUser Infoフィールドは、ランダムアクセス用ではないUser Infoフィールドの後に配置される。Common Infoフィールドにおいて通知されるアップリンクユーザ固有PAを有するSTAは、ランダムアクセス用ではないUser Infoフィールドによってアドレス指定されない。さらに、単一のSTAに割り当てられる1つ以下のアップリンクユーザ固有PAがCommon Infoフィールドにおいて通知される。効果的には、これは、STAにおいて受信されたEHT Basic Triggerフレームの処理における複雑さを低減する。
第1のフレーム412は、EHT Basic Triggerフレーム700の形式であってもよい。例えば、414において、STA406は、EHT Basic Triggerフレーム700の形式で第1のフレーム412を受信してもよい。STA406は、STA406に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。RU割当て情報及びSS割当て情報のようなアップリンクユーザ固有PAの識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報の一部であることに留意されたい。ユーザ固有リソース割当て情報は、AID12サブフィールド値がSTA406のAIDと一致するUser Infoフィールドから抽出されてもよい。そして、STA406は、それに応じてEHT TB PPDU418をAP402に送信してもよく、EHT TB PPDU418は、格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づく。
同様に、STA404はまた、EHT Basic Triggerフレーム700の形式で第1のフレーム412を受信してもよい。STA404は、STA404に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。RU割当て情報及びSS割当て情報のようなアップリンクユーザ固有PAの識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報の一部であることに留意されたい。ユーザ固有リソース割当て情報は、AID12サブフィールド値がSTA404のAIDと一致するUser Infoフィールドから抽出されてもよい。そして、STA404は、それに応じてEHT TB PPDU416をAP402に送信してもよく、EHT TB PPDU416は、格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づく。
第2のフレーム422はまた、EHT Basic Triggerフレーム700の形式であってもよい。例えば、STA406は、EHT Basic Triggerフレーム700の形式で第2のフレーム422を受信してもよい。STA406は、EHT Basic Triggerフレーム700のCommon Infoフィールド702から共通パラメータを取得し、414においてSTA406によって格納されたRU割当て情報及びSTA406のユーザ識別情報が、Common Infoフィールド702のTrigger Dependent Common Infoフィールド708における何れかのRU Allocation/AID12フィールド値と一致するか否か、又は、414においてSTA406によって格納されたRU割当て情報及びSS割当て情報が、Common Infoフィールド702のTrigger Dependent Common Infoフィールド708における何れかのRU Allocation/SS Allocationフィールド値と一致するか否かを判断してもよい。一致する場合、STAは、424において、STAによって414において格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づきEHT TB PPDU428を準備し、準備されたEHT TB PPDU428をAP402に送信してもよい。
同様に、STA404は、EHT Basic Triggerフレーム700の形式で第2のフレーム422を受信してもよい。STA404は、EHT Basic Triggerフレーム700のCommon Infoフィールド702から共通パラメータを取得し、414においてSTA404によって格納されたRU割当て情報及びSTA404のユーザ識別情報が、Common Infoフィールド702のTrigger Dependent Common Infoフィールド708における何れかのRU Allocation/AID12フィールド値と一致するかCommon Infoフィールド702のTrigger Dependent Common Infoフィールド708内の任意のRU Allocation/AID12フィールド値と一致するか否か、又は、414においてSTA406によって格納されたRU割当て情報及びSS割当て情報が、Common Infoフィールド702のTrigger Dependent Common Infoフィールド708における何れかのRU Allocation/SS Allocationフィールド値と一致するか否かを判断してもよい。一致する場合、STAは、STAによって414において格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づきEHT TB PPDU426を準備し、準備されたEHT TB PPDU426をAP402に送信してもよい。
第2のフレーム422はまた、図7Cに示すように、第2の実施例によるPA Triggerフレーム720の形式であってもよい。PA Triggerフレーム720は、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド、TAフィールド、Common Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Common Infoフィールドは、Trigger Typeフィールド、More TFフィールド、CS Requiredフィールド及びTrigger Dependent Common Infoフィールド722を含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Trigger Dependent Common Infoフィールド722は、Number of RU Allocationsフィールド及びRU Allocation/AID12 Tuplesフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Number of RU Allocationsフィールドは、RU Allocation/AID12 TuplesフィールドにおけるRU Allocation/AID12サブフィールドの数を示す。Trigger Dependent Common Infoフィールド522に含まれるそれのPAIDを利用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請するPA Triggerフレーム520とは異なって、PA Triggerフレーム720は、その後、Trigger Dependent Common Infoフィールド722に含まれるそれのRU割当て情報及びユーザ識別情報を使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請してもよい。あるいは、Trigger Dependent Common Infoフィールド722は、Number of RU Allocationsフィールド及びRU Allocation/SS Allocation Tuplesフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Number of RU Allocationsフィールドは、RU Allocation/SS Allocation TuplesフィールドにおけるRU Allocation/SS Allocationサブフィールドの数を示す。そして、PA Triggerフレーム720は、Trigger Dependent Common Infoフィールド722に示されたアップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報及びSS割当て情報を使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請してもよい。PA Triggerフレームでは、単一のSTAに割り当てられた1つ以下のアップリンクユーザ固有PAが、Common Infoフィールドに示される。有利なことに、これは、STAにおいて受信されたPA Triggerフレームの処理における複雑さを低減する。
PA Triggerフレーム720は、EHT TB PPDU426及び428などの1つ以上のPAの繰り返し送信を要請するためにのみ使用される。一部の共通パラメータのみが、PA Triggerフレーム720のCommon Infoフィールドに存在し、他の共通パラメータは、1つ以上のPAが期限切れになる前に変更されず、第1のフレーム412から取得することができる。さらに、1つ以上のPAの識別情報を除いて、1つ以上のPAに必要とされる他のユーザ固有リソース割当て情報は、第1のフレーム412から取得されてもよいため、PA Triggerフレームに含まれない。有利なことに、これは、1つ以上のアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
第2のフレーム422はまた、図7Dに示すように、第2の実施例によるPA Controlサブフィールドを搬送するデータ又は管理フレーム730の形式であってもよい。データ又は管理フレーム730は、Frame Controlフィールド、Duration/IDフィールド、4つのAddressフィールド、Sequence Controlフィールド、QoS Controlフィールド、HT Controlフィールド、Frame Bodyフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。HT Controlフィールドは、VHTフィールド(1に設定される)、HEフィールド(1に設定される)、Control IDフィールド(データ又は管理フレーム730のHT ControlフィールドがPA Controlサブフィールドを含むことを通知するため、例えば、7などの決定された値に設定される)、及びControl Informationフィールドを含む(又はから構成される)32ビットのHEバリアントHT Controlフィールドであってもよい。26ビットのControl Informationフィールドは、8ビットのRU Allocationサブフィールドと、10ビットのUL Lengthサブフィールド、5ビットのDL TX Powerサブフィールド及び3ビットのNumber of HE-LTF Symbolsサブフィールドなどのいくつかの共通パラメータ734とを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。他の共通パラメータは所定であるか、又は暗黙的に通知可能であることが理解されうる。Control Informationフィールド532に含まれるそれのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請するデータ又は管理フレーム530とは異なって、データ又は管理フレーム730は、Control Informationフィールド732に含まれるそれのRU割当て情報と、4つのAddressフィールドの1つに含まれる意図されたSTAのユーザ識別情報(例えば、MACアドレス)とを使用して、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を要請してもよい。PA Triggerフレーム720と同様に、アップリンクユーザ固有PAに必要とされる他のユーザ固有リソース割当て情報は、第1のフレーム412から取得されてもよいため、データ又は管理フレーム530には含まれない。有利なことに、これは、アップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
上述されるような第2の実施例では、アップリンクユーザ固有PAは、アップリンクユーザ固有PAの最初の送信を要請する第1のフレームが送信された後のある期間存在してもよい。一例では、アップリンクユーザ固有PAは、現在のTXOPの終わりまで存在してもよい。他の例では、アップリンクユーザ固有PAは、決定された回数のサービス期間又はビーコンインターバルの間に存在してもよい。更なる他の例では、第1のフレームのCommon Infoフィールドは、第1のフレームによって要請された最初の送信が第1のフレームの後に存在するアップリンクユーザ固有PAが送信される期間を示すためのシグナリングを含んでもよい。このような例では、第1のフレームによって要請された最初の送信が同じ有効期限を有するアップリンクユーザ固有PAである。あるいは、第1のフレームにおけるアップリンクユーザ固有PAに対応するUser Infoフィールドは、第1のフレームが送信された後にアップリンクユーザ固有PAが存在する期間を通知するシグナリングを含んでもよい。他の例では、第1のフレームによって要請された最初の送信が異なる有効期限を有してもよいアップリンクユーザ固有PAである。
上述されるような第2の実施例では、APは、期限切れになる前にアップリンクユーザ固有PAの識別情報(例えば、RU割当て情報とSS割当て情報)を除いたユーザ固有リソース割当て情報を更新するため、第1のフレームを送信してもよい。アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報が期限切れになる前に更新され、意図されたSTAが更新情報を受信できない場合、APと意図されたSTAとの間のアップリンクユーザ固有PAの情報に関する不一致があるであろう。APは、送信された第1のフレームに対する応答としてEHT TB PPDUが受信されない場合、そのような不一致を特定可能であってもよい。STAが、それが意図されたSTAであるアップリンクユーザ固有PAに関する完全な情報を含む第1のフレームを受信すると、アップリンクユーザ固有PAのタイマをスタート又はリセットし、アップリンクユーザ固有PAに関する情報を記憶又は更新する。同様に、STAはまた、この処理によってCommon Infoフィールドに共通パラメータを格納又は更新してもよい。有利なことに、これは、APが情報不一致からエラー回復を実行することを可能にする。
図8Aは、第2の実施例によるSTAにおいて受信されたEHT Basic Triggerフレーム700の処理を示すフローチャート800を示す。処理は802においてスタートしてもよい。804において、Common Infoフィールド702からの共通パラメータが取得される。806において、STAに対して意図されたアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信が要請されるか否かが判断される。これは、STAの記憶されたRU割当て情報及びユーザ識別情報がCommon Infoフィールド702における何れかのRU Allocation/AID12サブフィールド値と一致する否か、又は、記憶されたRU割当て情報及びSS割当て情報がCommon Infoフィールド702における何れかのRU Allocation/SS Allocationサブフィールド値と一致するか否かをチェックすることによって実行可能である。STAのために意図されたアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信が要請される場合、処理はステップ808に進んでもよい。そうでない場合、処理はステップ814に進んでもよい。808において、アップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中であるか否かが判定される。アップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中である場合、処理はステップ810に進んでもよい。そうでない場合、処理はステップ836で終了する。810において、STAによって記憶されたユーザ固有リソース割当て情報が抽出される。814において、User Infoフィールドの数が計算される。816において、User Infoフィールドカウンタは、ゼロに初期化される。820において、STAのAIDがEHT Basic Triggerフレーム700におけるUser InfoフィールドのAID12サブフィールド値と一致するか否かが判定される。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致する場合、処理はステップ822に進んでもよい。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致しない場合、処理はステップ828に進んでもよい。822において、PA Flagサブフィールドが1に設定されているか否かが判定される。PA Flagサブフィールドが1に設定されていない場合、すなわち、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応しない場合、処理はステップ826に進んでもよい。PA Flagサブフィールドが1に設定されている場合、すなわち、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応している場合、処理は824に進んでもよい。826において、ユーザ固有リソース割当て情報714がUser Infoフィールドから取得される。824において、ユーザ固有リソース割当て情報714は、User Infoフィールドから取得され、STAによって格納される。828において、User InfoフィールドのAID12サブフィールド値が、それが適格であるRAのためのUser Infoフィールドを示すか否かが決定される。そうである場合、処理はステップ830に進んでもよい。そうでない場合、処理は832に進んでもよい。830において、UORA手順が実行される。832において、User Infoフィールドカウンタが1だけインクリメントされる。834において、User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム700におけるUser Infoフィールドの数と等しいか否かが判断される。User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム700におけるUser Infoフィールドの数と等しくない場合、処理は再びステップ820に進んでもよい。User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム700におけるUser Infoフィールドの数に等しい場合、処理は836で終了してもよい。ステップ820、828、832及び834は、STAがEHT Basic Triggerフレーム700に存在する全てのUser Infoフィールドを循環し、読み取るためのループを形成することが理解されうる。812において、EHT TB PPDUは、共通パラメータ(例えば、Common Infoフィールド702からの共通パラメータ)及びユーザ固有リソース割当て情報(例えば、処理がステップ810又は824からのものである場合には、STAによって記憶されたユーザ固有リソース割当て情報、又は、処理がステップ826からのものである場合には、User Infoフィールドから取得されるユーザ固有リソース割当て情報714)に基づいて準備される。836において、処理は終了する。
図8Bは、第2の実施例によるSTAにおいて受信されるPA Triggerフレーム720の処理を示すフローチャート840を示す。処理はステップ842においてスタートしてもよい。844において、一部の共通パラメータは、PA Triggerフレーム720のCommon Infoフィールドから取得される。846において、STAに対して意図されるアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信が要請されているか否かが判定される。これは、記憶されたRU割当て情報及びSTAのユーザ識別情報がTrigger Dependent Common Infoフィールド722における何れかのRU Allocation/AID12サブフィールド値と一致するか否か、又は、記憶されたRU割当て情報及びSS割当て情報がTrigger Dependent Common Infoフィールド722における何れかのRU Allocation/SS Allocationサブフィールド値と一致するか否かをチェックすることによって実行可能である。STAに対して意図されたアップリンクユーザ固有PAの繰り返し送信が要請される場合、処理はステップ848に進んでもよい。そうでない場合、処理はステップ854で終了してもよい。848において、アップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中であるか否かが判定される。タイマが実行中であると判定された場合、処理はステップ850に進んでもよい。タイマが実行中でないと判定された場合、処理はステップ854で終了してもよい。850において、記憶されたユーザ固有リソース割当て情報及び他の共通パラメータが抽出される。852において、共通パラメータ及びユーザ固有リソース割当て情報に基づくEHT TB PPDUが準備される。854において、処理は終了する。
図8Cは、第2の実施例によるフレーム730の意図された受信者であるSTAにおいてPA Controlサブフィールドを搬送する受信されたデータ又は管理フレーム730の処理を示すフローチャート860を示す。処理は、ステップ862においてスタートされてもよい。864において、共通パラメータ734が、データ又は管理フレーム730のPA Controlサブフィールドから取得される。866において、PA Controlサブフィールドに示されたRU割当て情報を有するアップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中であるか否かが判定される。タイマが実行中であると判定された場合、処理はステップ868に進んでもよい。タイマが実行中でないと判定された場合、処理はステップ872において終了してもよい。868において、STAによって記憶されたユーザ固有リソース割当て情報が抽出される。870において、データ又は管理フレーム730のPA Controlサブフィールドから取得された共通パラメータ734と、抽出されたユーザ固有リソース割当て情報とに基づくEHT TB PPDUが準備される。872において、処理は終了する。
図9Aは、各種実施例によるTXOPを介したアップリンクユーザ固有PAを備えた複数のSTA(904,906)とAP902との間の通信を示すフローチャート900を示す。競合ベースのチャネルアクセス手順、例えば、EDCA手順は、ブロック908によって示され、SIFS910が示される。AP902は、第1のフレーム912を生成してもよい。アップリンクユーザ固有PAのための完全な説明は、最初のフレーム912において通知される。完全なPA情報は、識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を含んでもよい。一実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのPAIDであってもよい。他の実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのためのRU割当て情報及びユーザ識別情報であってもよい。更なる他の実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのためのRU割当て情報及びSS割当て情報であってもよい。各種実施例では、識別情報は、ユーザ固有リソース割当て情報と一緒に、アップリンクユーザ固有PAを識別するためにフレームのフレーム本体に含まれる。図4Aの第1のフレーム412とは異なって、第1のフレーム912は、アップリンクユーザ固有PAの最初の送信を要請しない。AP902は、生成された第1のフレーム912をSTA404及び906に送信してもよい。
914において、STA906は、第1のフレーム912を受信し、アップリンクユーザ固有PAの完全な情報(すなわち、STA906に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報)を格納してもよい。図4Aに示す実施例とは異なって、最初の送信は第1のフレーム912によって要請されないため、STA906は、EHT TB PPDUをAP902に送信しない。STA904はまた、アップリンクユーザ固有PAに関する完全な情報(すなわち、STA904に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報)を受信及び記憶してもよい。
その後、AP902は、第2のフレーム922を送信することによって、STA904のためのアップリンクユーザ固有PAの送信と、STA906のためのアップリンクユーザ固有PAの送信とを要請してもよい。第2のフレーム922は、STA904のためのアップリンクユーザ固有PAの最初又は繰り返し送信を要請するため、STA904のためのアップリンクユーザ固有PAの識別情報と、STA906のためのアップリンクユーザ固有PAの最初又は繰り返し送信を要請するため、STA906のためのアップリンクユーザ固有PAの識別情報とを搬送してもよい。各種実施例では、アップリンクユーザ固有PAのための識別情報は、アップリンクユーザ固有PAの送信を要請するため、第2のフレーム922のフレーム本体に含まれ、フレームは、アップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない。各種実施例では、識別情報は、アップリンクユーザ固有PAの送信を要請するため、第2のフレーム922のMACヘッダに含まれ、フレームは、アップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない。効果的には、アップリンクユーザ固有PAの送信のためのチャネルオーバヘッドは、第2のフレームがアップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報がないため、削減されうる。
924において、STA406は、アップリンクユーザ固有PAのための格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU918を準備し、EHT TB PPDU918をAP902に送信してもよい。EHT TB PPDU918は、STA906のためのアップリンクユーザ固有PAの送信である。STA904はまた、アップリンクユーザ固有PAのための格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU916を準備し、EHT TB PPDU916をAP902に送信してもよい。EHT TB PPDU916は、STA904のためのアップリンクユーザ固有PAの送信である。EHT TB PPDU916及び918は、図2Bに図示されるEHT TB PPDU212と同じ形式であってもよい。AP902は、EHT TB PPDU916及び918の送信を受信し、そして、Multi-STA BlockAckフレーム920をSTA904及び906に送信してもよい。図9Aに示すように、アップリンクユーザ固有PAの最初又は繰り返し送信は、第1のフレーム送信と同じTXOP内で行われてもよい。図9Bに示されるように、最初又は繰り返し送信はまた、第1のフレーム送信とは異なるTXOPにおいて行われてもよい。すなわち、一例として、アップリンクユーザ固有PAは、現在のTXOPの終わりまで存在してもよい。他の例では、アップリンクユーザ固有PAは、決定された回数のサービス期間又はビーコンインターバルの間に存在してもよい。図9Bでは、第2のフレーム922は、第1のフレーム912とは異なるTXOPにおいてAP902によって送信され、従って、第2のフレーム922によって要請される送信(例えば、EHT TB PPDU916及び918のアップリンクユーザ固有PA送信)もまた、第1のフレーム912とは異なるTXOPにおいて行われる。第2のフレーム922の送信は、STA904及び906のためのアップリンクユーザ固有PAが存在する期間内に行われることが理解されうる。
図10Aは、第3の実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンク又はダウンリンクマルチユーザ通信に使用されるPA Announcementフレーム1000の形式を示す。PA Announcementフレーム1000は、1つ以上のPAに関する完全な情報を含み、図9A及び図9Bにおいて第1のフレーム912として使用されてもよい。PA Announcementフレーム1000は、アップリンクユーザ固有PAのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAを識別する。PA Announcementフレーム1000は、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド、TAフィールド、Common Infoフィールド、User Infoフィールド1004のような1つ以上のUser Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい。Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド及びTAフィールドは、PA Announcementフレーム1000のMACヘッダにグループ化されてもよい。Common Infoフィールド、1つ以上のUser Infoフィールド1004及びPaddingフィールドは、PA Announcementフレーム1000のフレーム本体にグループ化されてもよい。
図10Aはまた、User Infoフィールド1004をより詳細に示す。User Infoフィールド1004は、Directionフィールド1006、AID12フィールド、PAIDフィールド1002、RU Allocationフィールド、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドを含む。RU Allocationフィールド、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドは、User Infoフィールド1004のユーザ固有リソース割当て情報1008を構成する。
上述のように、User Infoフィールド1004は、Directionフィールド1006を含んでもよい。Directionフィールド1006は、User Infoフィールド1004がアップリンクユーザ固有PA又はダウンリンクユーザ固有PAの何れに対応するかを示す。例えば、Directionフィールド値1は、ダウンリンクユーザ固有PAを示し、Directionフィールド値0は、アップリンクユーザ固有PAを示す。本実施例では、Directionフィールド1006は、User Infoフィールド1004がアップリンクユーザ固有PAに対応することを示すために0に設定される。User Infoフィールド1004はまた、User Infoフィールド1004に対応するアップリンクユーザ固有PAのPAIDを示すPAIDフィールド1002を含んでもよい。
第1のフレーム912は、PA Announcementフレーム1000の形式であってもよい。例えば、914において、STA906は、PA Announcementフレーム1000の形式で第1のフレーム912を受信してもよい。STA906は、STA906に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。識別情報(例えば、PAID)は、AID12サブフィールド値がSTA906のAIDと一致するUser InfoフィールドのPAIDサブフィールド1002から抽出されてもよい。ユーザ固有リソース割当て情報は、当該User Infoフィールドから抽出されてもよい。
同様に、STA904は、PA Announcementフレーム1000の形式で第1のフレーム912を受信してもよい。STA904は、STA904に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAの識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。識別情報(例えば、PAID)は、AID12サブフィールド値がSTA904のAIDと一致するUser InfoフィールドのPAIDサブフィールド1002から抽出されてもよい。ユーザ固有リソース割当て情報はまた、当該User Infoフィールドから抽出されてもよい。
図10Bは、第3の実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信のために使用されるEHT Basic Triggerフレーム1010の形式を示す。EHT Basic Triggerフレーム1010は、既存のTriggerフレームの変形であり、図9A及び図9Bにおける第2のフレーム922として使用されてもよい。EHT Basic Triggerフレーム1010は、アップリンクユーザ固有PAのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAを識別する。EHT Basic Triggerフレーム1010は、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド、TAフィールド、Common Infoフィールド、User Infoフィールド1016のような1つ以上のUser Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい。Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド及びTAフィールドは、EHT Basic Triggerフレーム1010のMACヘッダにグループ化されてもよい。Common Infoフィールド、1つ以上のUser Infoフィールド1016及びPaddingフィールドは、EHT Basic Triggerフレーム1010のフレーム本体にグループ化されてもよい。EHT Basic Triggerフレーム1010のCommon Infoフィールド(Common Infoフィールドの全てのサブフィールドを含む)は、図5Aに示すように、EHT Basic Triggerフレーム500のCommon Infoフィールド502(Common Infoフィールド502の全てのサブフィールドを含む)と同じである。User Infoフィールド1016は、AID12フィールド、RU Allocationフィールド、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド及びTrigger Dependent User Infoフィールド1012を含んでもよい(又はから構成されてもよい)。Trigger Dependent User Infoフィールド1012は、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドを含んでもよい(又はから構成されてもよい)。RU Allocationフィールド、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドは、User Infoフィールド1016のユーザ固有リソース割当て情報1014を構成する。
EHT Basic Triggerフレームでは、ランダムアクセス用ではない1つ以下のUser Infoフィールドが、単一のSTAにアドレス指定される。ランダムアクセス用のUser Infoフィールドは、ランダムアクセス用ではないUser Infoフィールドの後に配置される。Common Infoフィールドに示されるアップリンクユーザ固有PAを有するSTAは、ランダムアクセス用ではないUser Infoフィールドによってアドレス指定されない。さらに、単一のSTAに割り当てられる1つ以下のアップリンクユーザ固有PAは、Common Infoフィールドで通知される。有利なことに、これは、STAにおいて受信されるEHT Basic Triggerフレームの処理における複雑さを低減する。
第2のフレーム922はまた、EHT Basic Triggerフレーム1010の形式であってもよい。例えば、STA906は、EHT Basic Triggerフレーム1010の形式で第2のフレーム922を受信してもよい。STA906は、EHT Basic Triggerフレーム1010のCommon Infoフィールドから共通パラメータを取得し、914においてSTA906によって記憶されたPAIDが、Trigger Dependent Common Infoフィールドにおける何れかのPAIDサブフィールド値と一致するか否かを判定してもよい。そうである場合、STA 906は、924において、STA906によって914において格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU918を準備し、準備されたEHT TB PPDU918をAP902に送信してもよい。
同様に、STA904は、EHT Basic Triggerフレーム1010の形式で第2のフレーム922を受信してもよい。STA904は、EHT Basic Triggerフレーム1010のCommon Infoフィールドから共通パラメータを取得し、STA904によって記憶されたPAIDが、Trigger Dependent Common Infoフィールドにおける何れかのPAIDサブフィールド値と一致するか否かを判断してもよい。そうである場合、STA 904は、STA904によって格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU916を準備し、準備されたEHT TB PPDU916をAP902に送信してもよい。
第2のフレーム922は、図5Cに示すように、第3の実施例によるPA Triggerフレーム520の形式であってもよい。PA Triggerフレーム520は、EHT TB PPDU916及び918などの1つ以上のPAの送信を要請するためにのみ使用される。一部の共通パラメータのみが、PA Triggerフレーム520のCommon Infoフィールドに存在し、他の共通パラメータは、1つ以上のPAが期限切れになるまで変更されず、最初のフレーム912から取得することができる。さらに、1つ以上のPAに必要とされるユーザ固有リソース割当て情報は、最初のフレーム912から取得されてもよいため、PA Triggerフレームには含まれない。有利なことに、これは、アップリンクユーザ固有PAの送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
第2のフレーム922は、図5Dに示すように、第3の実施例によるPA Controlサブフィールドを搬送するデータ又は管理フレーム530の形式であってもよい。データ又は管理フレーム530は、Control Informationフィールド532に示されるそれのPAIDを使用して、アップリンクユーザ固有PAの送信を要請する。PA Triggerフレーム520と同様に、アップリンクユーザ固有PAに必要とされるユーザ固有リソース割当て情報は、最初のフレーム912から取得されてもよいため、データ又は管理フレーム530には含まれない。有利なことに、これは、アップリンクユーザ固有PAの送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
上述したように、第3の実施例によると、チャネルオーバヘッドをさらに低減することができる。第1のフレームでは、アップリンクMU-MIMO割当ての2つ以上のユーザ固有PAは、アップリンクMU-MIMO割当てに関与する2つ以上のSTAからの送信を要請するため、第2のフレームにおいて通知可能な同じPAIDを含んでもよい。一例では、第1のフレームは、アップリンクMU-MIMO割当ての2つ以上のユーザ固有PAに、同じPAID、同じRU及びそれぞれの空間ストリームを割り当てるために使用されてもよい。他の例では、2つ以上の第1のフレームを使用して、同じPAID、同じRU及びそれぞれの空間ストリームを、アップリンクMU-MIMO割当ての2つ以上のユーザ固有割当てに割り当ててもよい。あるいは、第1のフレームでは、ユーザ固有PAのグループに同じPAIDを割り当ててもよく、これは、ユーザ固有PAのグループの各ユーザ固有PAの送信を要請するため、第2のフレームにおいて通知できる。
上述した第3の実施例では、アップリンクユーザ固有PAは、アップリンクユーザ固有PAを通知する第1のフレームが送信された後の期間において存在してもよい。一例では、アップリンクユーザ固有PAは、現在のTXOPの終わりまで存在してもよい。他の例では、アップリンクユーザ固有PAは、決定された回数のサービス期間又はビーコンインターバルの間に存在してもよい。更なる他の例では、第1のフレームにおけるCommon Infoフィールドは、第1のフレームが送信された後、第1のフレームによって通知されるアップリンクユーザ固有PAが存在する期間を示すためのシグナリングを含んでもよい。このような例では、第1のフレームによって通知されるアップリンクユーザ固有PAは、同じ有効期限を有する。あるいは、第1のフレームのアップリンクユーザ固有PAに対応するUser Infoフィールドは、第1のフレームが送信された後にアップリンクユーザ固有PAが存在する期間を示すためのシグナリングを含んでもよい。他の例では、第1のフレームによって通知されたアップリンクユーザ固有PAは、異なる有効期限を有してもよい。
図11は、第3の実施例によるSTAにおいて受信されるEHT Basic Triggerフレーム1010の処理を示すフローチャート1100を示す。処理は1102においてスタートされてもよい。1104において、EHT Basic Triggerフレーム1010のCommon Infoフィールドから共通パラメータが取得される。1106において、記憶されるPAIDがCommon Infoフィールドにおける何れかのPAIDサブフィールド値と一致するか否かが判断される。記憶されるPAIDがCommon InfoフィールドのPAIDサブフィールド値と一致する場合、処理はステップ1108に進んでもよい。記憶されるPAIDがCommon Infoフィールドにおける何れのPAIDサブフィールド値とも一致しない場合、処理はステップ1114に進んでもよい。1108において、一致したPAIDを有するアップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中であるか否かが決定される。アップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中である場合、処理はステップ1110に進んでもよい。そうでない場合、処理はステップ1130で終了してもよい。1110において、STAによって記憶されたユーザ固有リソース割当て情報が抽出される。1114において、EHT Basic Triggerフレーム1010に存在するUser Infoフィールドの数が計算される。1116において、User Infoフィールドカウンタは、ゼロに初期化される。1118において、STAのAIDがEHT Basic Triggerフレーム1010のUser InfoフィールドのAID12サブフィールド値と一致するか否かが判定される。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致する場合、処理はステップ1120に進んでもよい。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致しない場合、処理はステップ1122に進んでもよい。1120において、EHT TB PPDUを準備するため、User Infoフィールドからユーザ固有リソース割当て情報が取得される。1122において、User InfoフィールドのAID12サブフィールド値が、それが適格であるRAのUser Infoフィールドを示すか否か決定される。そうである場合、処理はステップ1124に進んでもよい。そうでない場合、処理は1126に進んでもよい。1124において、UORA手順が実行される。1126において、User Infoフィールドカウンタが1だけインクリメントされる。1128において、User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム1010におけるUser Infoフィールドの数と等しいか否かが判断される。User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム1010におけるUser Infoフィールドの数と等しくない場合、処理は再びステップ1118に進んでもよい。User InfoフィールドカウンタがEHT Basic Triggerフレーム1010のUser Infoフィールドの数と等しい場合、処理は1130で終了してもよい。ステップ1118、1122、1126及び1128は、STAがEHT Basic Triggerフレーム1010に存在する全てのUser Infoフィールドを循環し、読み取るためのループを形成することが理解されうる。1112において、EHT TB PPDUは、共通パラメータ(例えば、EHT Basic Triggerフレーム1010のCommon Infoフィールドからの共通パラメータ)と、ユーザ固有リソース割当て情報(例えば、処理がステップ1110からである場合、STAによって格納されたユーザ固有リソース割当て情報、又は、処理がステップ1120からである場合、User Infoフィールドから取得されたユーザ固有リソース割当て情報1014)とに基づいて準備される。1130において、処理は終了する。
第3の実施例によるSTAにおいて受信されるPA Triggerフレーム520の処理がまた、図6Bのフローチャート640に示される。
第3の実施例によるフレーム530の意図された受信者であるSTAにおけるPA Controlサブフィールドを搬送する受信されたデータ又は管理フレーム530の処理がまた、図6Cのフローチャート660に示される。
上述されるような第3の実施例では、APは、期限切れになる前にアップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報を更新するため、第1のフレームを送信してもよい。アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報が期限切れになる前に更新され、意図されたSTAが更新情報を受信できない場合、APと意図されたSTAとの間のアップリンクユーザ固有PAの情報に関する不一致があるであろう。APは、送信された第2のフレームに対する応答としてEHT TB PPDUが受信されない場合、そのような不一致を特定することができる。STAは、意図された受信者の1つであるアップリンクユーザ固有PAに関する情報を有する第1のフレームを受信すると、アップリンクユーザ固有PAのタイマをスタート又はリセットし、アップリンクユーザ固有PAに関する情報を記憶又は更新する。同様に、STAはまた、当該処理によってCommon Infoフィールドにおける共通パラメータを格納又は更新してもよい。有利なことに、これは、APが情報不一致からエラー回復を実行することを可能にする。
図12は、第4の実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンク又はダウンリンクマルチユーザ通信に使用されるPA Announcementフレーム1200の形式を示す。PA Announcementフレーム1200は、1つ以上のPAに関する完全な情報を含み、図9A及び図9Bにおける第1のフレーム912として使用されてもよい。PA Announcementフレーム1200は、アップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報と、アップリンクユーザ固有PAによってアドレス指定されたSTAのユーザ識別情報とを使用して、アップリンクユーザ固有PAを識別してもよい。あるいは、PA Announcementフレーム1200は、アップリンクユーザ固有PAのRU割当て情報及びSS割当て情報(例えば、スタート空間ストリーム)を使用して、アップリンクユーザ固有PAを識別してもよい。PA Announcementフレーム1200は、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド、TAフィールド、Common Infoフィールド、User Infoフィールド1204のような1つ以上のUser Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい。Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド及びTAフィールドは、PA Announcementフレーム1200のMACヘッダにグループ化されてもよい。Common Infoフィールド、1つ以上のUser Infoフィールド1204及びPaddingフィールドは、PA Announcementフレーム1200のフレーム本体にグループ化されてもよい。
図12はまた、User Infoフィールド1204をより詳細に示す。User Infoフィールド1204は、Directionフィールド1026、AID12フィールド、RU Allocationフィールド1202、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドを含む。RU Allocationフィールド、UL FEC Coding Typeフィールド、UL MCSフィールド、UL DCMフィールド、SS Allocationフィールド、UL Target RSSIフィールド、MPDU MU Spacing Factorサブフィールド、TID Aggregation Limitサブフィールド及びPreferred ACサブフィールドは、User Infoフィールド1204のユーザ固有リソース割当て情報1208を構成する。
上述したように、User Infoフィールド1204は、Directionフィールド1206を含んでもよい。Directionフィールド1206は、User Infoフィールド1204がアップリンクユーザ固有PA又はダウンリンクユーザ固有PAの何れに対応するかを示す。例えば、Directionフィールド値1は、ダウンリンクユーザ固有PAを示し、Directionフィールド値0は、アップリンクユーザ固有PAを示す。本実施例では、Directionフィールド1206は、User Infoフィールドがアップリンクユーザ固有PAに対応することを示すため、0に設定される。User Infoフィールド1204はまた、RU割当て情報を示すRU Allocationフィールド1202、SS割当て情報を示すSS Allocationフィールド1212、及びユーザ識別情報を示すAID12フィールド1214を含んでもよい。User Infoフィールド1004に対応するアップリンクユーザ固有PAを識別するため、PAIDフィールド1002に示されるPAIDを使用するPA Announcementフレーム1000とは異なって、PA Announcementフレーム1200は、RU Allocationフィールド1202に示されるRU割当て情報と、AID12フィールド1214に示されるユーザ識別情報とを使用して、User Infoフィールド1204に対応するアップリンクユーザ固有PAを識別してもよい。あるいは、PA Announcementフレーム1200は、User Infoフィールド1204に対応するアップリンクユーザ固有PAを識別するため、RU Allocationフィールド1202に示されるRU割当て情報と、SS Allocationフィールド1212に示されるSS割当て情報とを使用してもよい。
第1のフレーム912は、PA Announcementフレーム1200の形式であってもよい。例えば、914において、STA906は、PA Announcementフレーム1200の形式で第1のフレーム912を受信してもよい。STA906は、STA906に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。RU割当て情報及びSS割当て情報のようなアップリンクユーザ固有PAの識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報の一部であることに留意されたい。ユーザ固有リソース割当て情報は、AID12サブフィールド値がSTA906のAIDと一致するUser Infoフィールドから抽出されてもよい。
同様に、STA904はまた、PA Announcementフレーム1200の形式で第1のフレーム912を受信してもよい。STA904は、STA904に対して意図されたアップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報を記憶してもよい。RU割当て情報及びSS割当て情報のようなアップリンクユーザ固有PAの識別情報は、アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報の一部であることに留意されたい。ユーザ固有リソース割当て情報は、AID12サブフィールド値がSTA904のAIDと一致するUser Infoフィールドから抽出されてもよい。
第2のフレーム922は、第4の実施例によるEHT WLANにおけるAPと複数のSTAとの間のアップリンクマルチユーザ通信に使用されるEHT Basic Triggerフレームの形式であってもよい。第4の実施例によるEHT Basic Triggerフレームは、既存のTriggerフレームの変形であり、図9A及び図9Bにおける第2のフレーム922として使用されてもよい。第4の実施例によるEHT Basic Triggerフレームは、RU割当て情報及びユーザ識別情報を用いて、アップリンクユーザ固有PAを識別してもよい。あるいは、第4の実施例によるEHT Basic Triggerフレームは、RU割当て情報及びSS割当て情報を使用して、アップリンクユーザ固有PAを識別してもよい。第4の実施例によるEHT Basic Triggerフレームは、Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド、TAフィールド、Common Infoフィールド、1つ以上のUser Infoフィールド、Paddingフィールド及びFCSフィールドを含んでもよい。Frame Controlフィールド、Durationフィールド、RAフィールド及びTAフィールドは、EHT Basic TriggerフレームのMACヘッダにグループ化されてもよい。Common Infoフィールド、1つ以上のUser Infoフィールド及びPaddingフィールドは、第4の実施例によるEHT Basic Triggerフレームのフレーム本体にグループ化されてもよい。第4の実施例によるEHT Basic TriggerフレームのCommon Infoフィールド(Common Infoフィールドの全てのサブフィールドを含む)は、図7Aに示すように、EHT Basic Triggerフレーム700のCommon Infoフィールド702(Common Infoフィールド702の全てのサブフィールドを含む)と同じである。第4の実施例によるEHT Basic TriggerフレームのUser Infoフィールド(User Infoフィールドの全てのサブフィールドを含む)は、図10Bに示すように、EHT Basic Triggerフレーム1010のUser Infoフィールド1016(User Infoフィールド1016の全てのサブフィールドを含む)と同一である。
例えば、STA906は、第4の実施例によるEHT Basic Triggerフレームの形式で第2のフレーム922を受信してもよい。STA906は、EHT Basic TriggerフレームのCommon Infoフィールドから共通パラメータを取得し、914においてSTA906によって格納されたRU割当て情報とユーザ識別情報とがCommon InfoフィールドのTrigger Dependent Common Infoフィールドにおける何れかのRU Allocation/AID12サブフィールド値と一致する否か、又は、914においてSTA906によって格納されたRU割当て情報とSS割当て情報とがCommon InfoフィールドのTrigger Dependent Common Infoフィールドにおける何れかのRU Allocation/SS Allocationサブフィールド値と一致する否かを判定してもよい。そうである場合、STA906は、924において、STA906によって914において格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU918を準備し、準備されたEHT TB PPDU918をAP902に送信してもよい。
同様に、STA904は、第4の実施例によるEHT Basic Triggerフレームの形式で第2のフレーム922を受信してもよい。STA904は、EHT Basic TriggerフレームのCommon Infoフィールドから共通パラメータを取得し、914においてSTA904によって格納されたRU割当て情報及びユーザ識別情報がCommon InfoフィールドのTrigger Dependent Common Infoフィールドにおける何れかのRU Allocation/AID12サブフィールド値と一致する否か、又は、914においてSTA904によって格納されたRU割当て情報及びSS割当て情報がCommon InfoフィールドのTrigger Dependent Common Infoフィールドにおける何れかのRU Allocation/SS Allocationサブフィールド値と一致するか否かを判定してもよい。そうである場合、STA904は、914においてSTA904によって格納されたユーザ固有リソース割当て情報に基づいてEHT TB PPDU916を準備し、準備されEHT TB PPDU916をAP902に送信してもよい。
EHT Basic Triggerフレームでは、ランダムアクセス用でない1つ以下のUser Infoフィールドが、単一のSTAにアドレス指定される。ランダムアクセス用のUser Infoフィールドは、ランダムアクセス用でないUser Infoフィールドの後に配置される。Common Infoフィールドに示されるアップリンクユーザ固有PAを有するSTAは、ランダムアクセス用でないUser Infoフィールドによってアドレス指定されない。さらに、単一のSTAに割り当てられた1つ以下のアップリンクユーザ固有PAは、Common Infoフィールドにおいて通知される。有利なことに、これは、STAにおいて受信されるEHT Basic Triggerフレームの処理における複雑さを低減する。
第2のフレーム922はまた、図7Cに示すように、第2の実施例によるPA Triggerフレーム720の形式であってもよい。
PA Triggerフレーム720は、EHT TB PPDU916及び918などの1つ以上のアップリンクユーザ固有PAの送信を要請するためにのみ使用される。一部の共通パラメータのみが、PA Triggerフレーム720のCommon Infoフィールドに存在し、他の共通パラメータは、1つ以上のPAが期限切れになる前には変更されず、第1のフレーム912から取得することができる。さらに、1つ以上のPAに必要とされるユーザ固有リソース割当て情報は、第1のフレーム912から取得されてもよいため、1つ以上のPAの識別情報を除いて、PA Triggerフレームには含まれない。有利なことに、これは、1つ以上のアップリンクユーザ固有PAの送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
第2のフレーム922はまた、図7Dに示すように、第4の実施例によるPA Controlサブフィールドを搬送するデータ又は管理フレーム730の形式であってもよい。データ又は管理フレーム730は、Control Infoフィールド732に含まれるそれのRU割当て情報と、4つのAddressフィールドの1つに含まれるユーザ識別情報(例えば、MACアドレス)とを使用して、アップリンクユーザ固有PAの送信を要請する。アップリンクユーザ固有PAに必要とされる他のユーザ固有リソース割当て情報は、最初のフレーム912から取得されてもよいため、データ又は管理フレーム730には含まれない。有利なことに、これは、アップリンクユーザ固有PAの送信のためのチャネルオーバヘッドを低減する。
上述したような第4の実施例では、アップリンクユーザ固有PAを通知する第1のフレームが送信された後の期間において、アップリンクユーザ固有PAが存在してもよい。一例では、アップリンクユーザ固有PAは、現在のTXOPの終わりまで存在してもよい。他の例では、アップリンクユーザ固有PAは、決定された回数のサービス期間又はビーコンインターバルの間に存在してもよい。更なる他の例では、第1のフレームのCommom Infoフィールドは、最初のフレームが送信された後、第1のフレームによって通知されたアップリンクユーザ固有PAが存在する期間を通知するためのシグナリングを含んでもよい。このような例では、第1のフレームによって通知されるアップリンクユーザ固有PAは、同じ有効期限を有する。あるいは、第1のフレームにおけるアップリンクユーザ固有PAに対応するUser Infoフィールドは、最初のフレームが送信された後にアップリンクユーザ固有PAが存在する期間を通知するためのシグナリングを含んでもよい。他の例では、第1のフレームによって通知されたアップリンクユーザ固有PAは、異なる有効期限を有してもよい。
図13は、STAにおける第4の実施例による受信されるEHT Basic Triggerフレームの処理を示すフローチャート1300を示す。処理は、1302においてスタートしてもよい。1304において、EHT Basic TriggerフレームのCommon Infoフィールドから共通パラメータが取得される。1306において、STAに対して意図されるアップリンクユーザ固有PAの送信が要請されているか否かが判定される。これは、記憶されたRU割当て情報及びユーザ識別情報がCommon Infoフィールドにおける何れかのRU Allocation/AID12サブフィールド値と一致する否か、又は、記憶されているRU割当て情報及びSS割当て情報が、Common Infoフィールドにおける何れかのRU Allocation/SS Allocationサブフィールド値と一致するか否かをチェックすることによって実行できる。STAに意図されたアップリンクユーザ固有PAの送信が要請された場合、処理はステップ1308に進んでもよい。そうでない場合、処理はステップ1314に進んでもよい。1308において、アップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中であるか否かが判定される。アップリンクユーザ固有PAのためのタイマが実行中である場合、処理はステップ1310に進んでもよい。そうでない場合、処理はステップ1330で終了してもよい。1310において、STAによって記憶されたユーザ固有リソース割当て情報が抽出される。1314において、受信されたEHT Basic Triggerフレームに存在するUser Infoフィールドの数が計算される。1316において、User Infoフィールドカウンタが、ゼロに初期化される。1318において、STAのAIDが、受信されるEHT Basic TriggerフレームのUser InfoフィールドのAID12サブフィールド値と一致するか否かが判定される。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致する場合、処理はステップ1320に進んでもよい。STAのAIDがAID12サブフィールド値と一致しない場合、処理はステップ1322に進んでもよい。1320において、ユーザ固有リソース割当て情報が、EHT TB PPDUを準備するため、User Infoフィールドから取得される。1322において、User InfoフィールドのAID12サブフィールド値が、それが適格であるRAのためのUser Infoフィールドを示すか否かが決定される。そうである場合、処理はステップ1324に進んでもよい。そうでない場合、処理は1326に進んでもよい。1324において、UORA手順が実行される。1326において、User Infoフィールドカウンタが1だけインクリメントされる。1328において、User Infoフィールドカウンタが、受信されたEHT Basic TriggerフレームにおけるUser Infoフィールドの数と等しいか否かが決定される。User Infoフィールドカウンタが、受信されたEHT Basic TriggerフレームのUser Infoフィールドの数と等しくない場合、処理は再びステップ1318に戻ってもよい。User Infoフィールドカウンタが受信されたEHT Basic TriggerフレームのUser Infoフィールドの数と等しい場合、処理は1330で終了してもよい。ステップ1318、1322、1326及び1328は、受信されたEHT Basic Triggerフレームに存在する全てのユーザ情報フィールドをSTAが循環し、読み取るためのループを形成することが理解されたい。1312において、EHT TB PPDUは、共通パラメータ(例えば、受信されたEHT Basic TriggerフレームのCommon Infoフィールドからの共通パラメータ)と、ユーザ固有リソース割当て情報(例えば、処理がステップ1310からである場合には、STAによって格納されたユーザ固有リソース割当て情報、又は、処理がステップ1320からである場合には、User Infoフィールドから取得されたユーザ固有リソース割当て情報)とに基づいて準備される。1330において、処理は終了する。
第4の実施例によるSTAにおいて受信されるPA Triggerフレーム720の処理がまた、図8Bのフローチャート840に示される。
第4の実施例によるデータ又は管理フレーム730の意図された受信者であるSTAにおけるPA Controlサブフィールドを搬送する受信されるデータ又は管理フレーム730の処理がまた、図8Cのフローチャート860に示される。
上述されるような第4の実施例では、APは、期限切れになる前にアップリンクユーザ固有PAの識別情報(例えば、RU割当て情報及びSS割当て情報)を除いたユーザ固有リソース割当て情報を更新するため、第1のフレームを送信してもよい。アップリンクユーザ固有PAのユーザ固有リソース割当て情報が期限切れになる前に更新され、意図されたSTAが更新情報を受信できない場合、APと意図されたSTAとの間のアップリンクのユーザ固有PAの情報に関する不一致があるであろう。APは、送信された第2のフレームに対する応答としてEHT TB PPDUが受信されない場合、そのような不一致を識別することができる。STAは、意図された受信者の1つであるアップリンクユーザ固有PAのための完全な情報を備えた第1のフレームを受信すると、アップリンクユーザ固有PAのためのタイマをスタート又はリセットし、アップリンクユーザ固有PAに関する情報を記憶又は更新する。同様に、STAはまた、当該処理によって、Common Infoフィールドに共通パラメータを格納又は更新してもよい。有利なことに、これは、APが情報不一致からのエラー回復を実行することを可能にする。
第3又は第4の実施例によると、APは、1つ以上のSTAに対するダウンリンクユーザ固有PAを通知するため、PA Announcementフレームを送信してもよい。ダウンリンクユーザ固有PAのユーザ固有割当て情報は、EHT MU PPDUのEHT-SIG-Bフィールドに含まれないが、ダウンリンクユーザ固有PAのRU情報は、EHT MU PPDUのEHT-SIG-Bフィールドに含まれ、これは、EHT MU PPDUにおけるダウンリンクユーザ固有PAの存在を意図されたSTAが識別するのに利用可能である。すなわち、ダウンリンクユーザ固有PAの最初又は繰り返しの送信は、部分的な制御シグナリング(すなわち、PAのRU情報)を伴う。有利には、EHT-SIG-Bのオーバヘッドを低減しうる。
図14A及び図14Bは、第3又は第4の実施例によるダウンリンクユーザ固有PAを備えたSTA1040とAP1402との間の通信を示すフロー図1400を示す。競合ベースチャネルアクセス手順はブロック1406によって示され、SIFS 1408が示される。AP1402は、1つ以上のSTAのためのダウンリンクユーザ固有PA情報を含んでもよいPA Announcementフレーム1410を送信してもよい。1412において、STA1402は、それ自身のダウンリンクユーザ固有PAのRU情報及びユーザ固有割当て情報を記憶又は更新してもよい。そして、AP1402は、STAのためのダウンリンクユーザ固有PAの送信を含んでもよく、また、対応するRU情報を含んでもよいが、対応するユーザ固有割当て情報を含まないEHT MU PPDU1414を送信してもよい。1416において、STA1404は、ダウンリンクユーザ固有PAのための記憶されたRU情報及びユーザ固有割当て情報を用いて、ダウンリンクユーザ固有PAの送信を受信してもよい。そして、STA1404は、BlockAckフレーム1418を送信してもよい。PA Announcementフレーム及びEHT MU PPDUは、異なるTXOPで送信されてもよい。
PA Announcementフレーム1410は、図12に示されるようなPA Announcementフレーム1200の形式であってもよい。図15Aは、第3又は第4の実施例によるダウンリンク非MU-MIMO割当てのユーザ固有PAのUser Infoフィールドの構成を示す。図15Bは、第3又は第4の実施例によるダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有PAのUser Infoフィールドの構成を示す。双方の図から分かるように、Directionフィールドは、ダウンリンクユーザ固有PAを示すために1に設定される。
第3又は第4の実施例によると、ダウンリンクユーザ固有PAを通知するPA Announcementフレームが送信された後のある期間にダウンリンクユーザ固有PAが存在してもよい。一例では、ダウンリンクユーザ固有PAは、現在のTXOPの終わりまで存在してもよい。他の例では、ダウンリンクユーザ固有PAは、決定された回数のサービス期間又はビーコンインターバルの間に存在してもよい。更なる他の例では、PA AnnouncementフレームのCommon Infoフィールドは、PA Announcementフレームが送信された後にPA Announcementフレームによって通知されたダウンリンクユーザ固有PAが存在する期間を通知するためのシグナリングを備えてもよい。このような例では、PA Announcementフレームによって通知されるダウンリンクユーザ固有PAは、同じ有効期限を有する。あるいは、PA Announcementフレームのダウンリンクユーザ固有PAに対応するUser Infoフィールドは、PA Announcementフレームが送信された後にダウンリンクユーザ固有PAが存在する期間を通知するためのシグナリングを備えてもよい。他の例では、PA Announcementフレームによって通知されるダウンリンクユーザ固有PAは、異なる有効期限を有してもよい。
STAが、当該STAが意図された受信者である1つ以上のダウンリンクユーザ固有PAを通知するPA Announcementフレームを受信するとき(EHT MU PPDUがダウンリンクマルチユーザ送信に使用され、EHT MU PPDUにおける各割当てが1つ以上の意図されたSTAを有することが理解されるであろう)、STAは、1つ以上のダウンリンクユーザ固有PAの各々のためのタイマをスタート又はリセットし、1つ以上のダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及びユーザ固有割当て情報を格納又は更新してもよい。
ダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及び/又はユーザ固有割当て情報がない場合、STAは、ダウンリンクユーザ固有PAの送信を適切に受信できないことがある。また、エラー回復のために、一実施例によると、有利なことに、例示的な規則は、アクノリッジメントを必要とする少なくとも1つのMPDU(MAC Protocol Data Unit)がダウンリンクユーザ固有PAを通知する最も直近に送信されたPA Announcementフレームの直前のダウンリンクユーザ固有PAの送信に含まれてもよい、ということであってもよい。APがダウンリンクユーザ固有PAの送信のための意図されたSTAから肯定的なアクノリッジメントを受信しない場合、APは、ダウンリンクユーザ固有PAのRU情報及び/又はダウンリンクユーザ固有割当て情報が意図されたSTAにないかもしれないことを知り、その後、APは、ダウンリンクユーザ固有PAの他の送信をスケジューリングせず、ダウンリンクユーザ固有のPAを通知するためにPA Announcementフレームを再送してもよい。
第3から第4実施例によると、EHT MU PPDU1414のEHT-SIG-Bフィールドは、各L×20MHzサブチャネル上で別々に符号化され、ここで、L=1又は2である。CBWが20MHzを超える場合、L=2のEHT-SIG-Bフィールドと比較して、L=1のEHT-SIG-Bフィールドは、より良好なEHT-SIG-B復号性能を有しうる。これは、EHT-SIG-Bフィールドを復号するために使用されるチャネル推定が、20MHz帯域幅で送信されるL-LTFに基づくためである。補間によるチャネル推定は、L=2のEHT-SIG-Bフィールドを復号するのに必要であり、これは、L=2のEHT-SIG-Bフィールドを復号する性能を劣化させうる。他方、L=1のEHT-SIG-Bフィールドと比較して、L=2のEHT-SIG-Bフィールドは、特により大きなCBWに対して、より少ないEHT-SIG-Bオーバヘッドを有しうる。さらに、EHT MU PPDU1414の意図されたSTAが少なくとも1つの20MHzで動作するSTAを含む場合、L=2のEHT-SIG-Bフィールドは20MHzで動作するSTAによって復号できないため、L=2のEHT-SIG-Bフィールドは使用されない。この結果、APは、それの裁量でLの値を決定してもよく、Lが1又は2の値をとるか否かを示すため、EHT MU PPDU1414のEHT-SIG-Aフィールドにシグナリングを含めてもよいことが有利である。
図16Aは、各種実施例によるEHT-SIG-Bコンテンツチャネルの数がCBW及びLの値にどのように依存するかの表を示す。図16Aに示されるように、CBWが20MHzである場合、EHT-SIG-Bフィールドは20MHz毎に符号化され、1つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのみが存在するため、Lは単に1とできる。CBWが40MHzである実施例では、Lには1又は2の値がAPによって割り当てられてもよい。Lが1に設定される場合、2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルが存在する。Lが2に設定される場合、EHT-SIG-B コンテンツチャンネルは1つだけになる。CBWが80MHz、80+80MHz、160MHz、160+160MHz又は320MHzである実施例では、Lの値にかかわらず、2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルが存在する。以下、更なる詳細が提供される。
図16Bは、40MHzのEHT MU PPDUにおける1つ又は2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのマッピングの図を示す。EHT-SIG-Bコンテンツチャネルの数は、図16Aに示すように、CBW及びLの値に依存する。40MHzチャネルは、2つの20MHzサブチャネルを含む。L=1であるとき、第1及び第2の20MHzサブチャネルでそれぞれ送信される2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルがある。L=2であるとき、1つのみのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルがある。
図16Cは、80MHzのEHT MU PPDUにおける2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネル(すなわち、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1及びEHT-SIG-Bコンテンツチャネル2)のマッピングの図を示す。L=1であるとき、4つの20MHzサブチャネルを含む80MHzチャネルにおいて、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1は、第1及び第3の20MHzサブチャネルにおいて複製及び送信され、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2は、第2及び第4の20MHzサブチャネルにおいて複製及び送信される。L=2であるとき、2つの40MHzサブチャネルを含む80MHzチャネルにおいて、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1は第1の40MHzサブチャネルで送信され、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2は第2の40MHzサブチャネルで送信される。
図16Dは、80+80MHz又は160MHzのEHT MU PPDUにおける2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのマッピングの図を示す。L=1であるとき、8つの20MHzサブチャネルを含む80+80MHz又は160MHzチャネルでは、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1は、第1、第3、第5及び第7の20MHzサブチャネルで複製及び送信され、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2は、第2、第4、第6及び第8の20MHzサブチャネルで複製及び送信される。L=2であるとき、4つの40MHzサブチャネルを含む80+80MHz又は160MHzチャネルでは、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1は、第1及び第3の40MHzサブチャネルで複製及び送信され、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2は、第2及び第4の40MHzサブチャネルで複製及び送信される。
図16Eは、160+160MHz又は320MHzのEHT MU PPDUにおける2つのEHT-SIG-Bコンテンツチャネルのマッピングの図を示す。L=1であるとき、16個の20MHzサブチャネルを含む160+160MHz又は320MHzチャネルでは、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1は、第1、第3、第5、第7、第9、第11、第13及び第15の20MHzサブチャネルで複製及び送信され、EHT-SIG-B コンテンツチャネル2は、第2、第4、第6、第8、第10、第12、第14及び第16の20MHzサブチャネルで複製及び送信される。L=2であるとき、8個の40MHzサブチャネルを含む160+160MHz又は320MHzチャネルでは、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1は、第1、第3、第5及び第7の40MHzサブチャネルで複製及び送信され、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2は、第2、第4、第6及び第8の40MHzサブチャネルで複製及び送信される。
図17は、第3又は第4の実施例によるEHT-SIG-Bフィールド1700を示す。EHT-SIG-Bフィールド1700は、存在する場合、EHT-SIG-Bコンテンツチャネルと一緒に呼ばれるUser Specificフィールド1704が後続するCommonフィールド1702を含む(又はから構成される)。
Commonフィールド1702は、RU Allocationサブフィールド1706、Center 26-Tone RUサブフィールド1707及びPA Bitmapサブフィールド1708を含む。RU Allocationサブフィールド1706は、ダウンリンクユーザ固有PAを含む各割当てに対するRU情報を示す。RU情報は、周波数領域におけるRU位置、非MU-MIMO又はMU-MIMO割当てのために割り当てられたRUの表示及びMU-MIMO割当てにおけるユーザ数を含む。
RU Allocationサブフィールド1706はN個のフィールドを備え、Nの値はCBW及びLの値に依存する。各種実施例では、Nは、CBW=20MHzに対してのみ1とすることができる。CBW=40MHzに対して、L=1のときN=1であり、L=2のときN=2である。Lの値に関係なく、CBW=80MHzに対してN=2であり、CBW=160MHz又は80+80MHzに対してN=4であり、CBW=320MHz又は160+160MHzに対してN=8である。RU Allocationサブフィールド1706のN個のフィールドの各々は、対応するトーン範囲内におけるRU割当てを通知するための8ビットシグナリングを備える。例えば、L=1及びCBW=80MHzであるとき、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1について、対応するトーン範囲は、RU Allocationサブフィールド1706の第1のフィールド及び第2のフィールドについて、それぞれ[-500:-259]及び[17:258]である。EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2について、対応するトーン範囲は、RU Allocationサブフィールド1706の第1のフィールド及び第2のフィールドについて、それぞれ[-258:17]及び[259:500]である。
他の例では、L=2及びCBW=80MHzであるとき、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1について、対応するトーン範囲は、RU Allocationサブフィールド1706の第1のフィールド及び第2のフィールドについて、それぞれ[-500:-259]及び[-258:17]である。EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2について、対応するトーン範囲は、RU Allocationサブフィールド1706の第1のフィールド及び第2のフィールドについて、それぞれ[17:258]及び[259:500]である。80MHzのPPDUにおける単一のRUがトーン範囲[-500:-259]、[-258:-17]、[17:258]及び[259:500]の2つ以上とオーバラップする場合、当該割当ては、EHT-SIG-Bオーバヘッドを最小化するためRUがオーバラップするトーン範囲の1つに対応する単一のEHT-SIG-BコンテンツチャネルのRU AllocationサブフィールドのN個のフィールドの1つのみによって通知されてもよい。
Center 26-Tone RUサブフィールド1707はMビットを含み、Mの値はCBWに依存する。Center 26-Tone RUサブフィールド1707は、CBWが80MHz以上であるときに存在するため、CBWが20MHz又は40MHzであるとき、M=0である。CBWが80MHz、80+80MHz又は160MHzであるとき、M=1である。CBWが80MHzであるとき、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1及びEHT-SIG-Bコンテンツチャネル2の双方のCenter 26-Tone RUサブフィールドは、ユーザがセンタ26トーンRUに割り当てられているか否かを示す。CBWが80+80又は160MHzであるとき、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1のCenter 26-Tone RUサブフィールド1707は、ユーザがより低い周波数80MHzのセンタ26トーンRUに割り当てられているか否かを示し、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2のCenter 26-Tone RUサブフィールド1707は、ユーザがより高い周波数80MHzのセンタ26トーンRUに割り当てられているか否かを示す。
CBWが160+160MHz又は320MHzであるとき、M=2となる。EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1におけるCenter 26-Tone RUサブフィールド1707の第1のビットは、ユーザが160MHzのより低い周波数内のより低い周波数80MHzのセンタ26トーンRUに割り当てられているか否かを示し、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2におけるCenter 26-Tone RUサブフィールド1707の第1のビットは、ユーザがより低い周波数160MHz内のより高い周波数80MHzのセンタ26トーンRUに割り当てられているか否かを示す。EHT-SIG-Bコンテンツチャネル1におけるCenter 26―Tone RUサブフィールド1707の第2のビットは、ユーザが160MHzのより高い周波数内のより低い周波数80MHzのセンタ26トーンRUに割り当てられているか否かを示し、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル2におけるCenter 26-Tone RUサブフィールド1707の第2のビットは、ユーザがより高い周波数160MHz内のより高い周波数80MHzのセンタ26トーンRUに割り当てられているか否かを示す。
PA Bitmapサブフィールド1708は、RU Allocationサブフィールド1706及びCenter 26-Tone RUサブフィールド1707(適用可能である場合)によって指定されたユーザ固有割当てのそれぞれがパーシステントであるか否かを示す。PA Bitmapサブフィールド1708のビットは、当該ビットに対応するユーザ固有割当てがパーシステントであることを示すため、1に設定される。PA Bitmapサブフィールド1708のビットは、当該ビットに対応するユーザ固有割当てがパーシステントでないことを示すため、0に設定される。
PA Bitmapサブフィールド1708は、同じEHT-SIG-BコンテンツチャネルにおけるRU Allocationサブフィールド1706のNフィールドにそれぞれ対応するN個のビットマップを含む。上述のように、CBW=80、80+80又は160MHzであるとき1ビットのCenter 26-Tone RUサブフィールド1707は、Commonフィールド1702においてパーシステントである。図16Aに示すように、CBW=80MHzについて、PA Bitmapサブフィールド1708における最後のビットマップ(すなわち、第2のビットマップ)は、Center 26-Tone RUサブフィールド1707によって示されるユーザ固有割当てがパーシステントであるか否かを示す。
EHT-SIG-Aフィールドは、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル毎にPA Presenceサブフィールドを含んでもよい。EHT-SIG-BコンテンツチャネルのPA Presenceサブフィールドは、Nビットのビットマップを含み、n番目(N=1,2,...,N)ビットは、EHT-SIG-BコンテンツチャネルのPA Bitmapサブフィールドのn番目のビットマップの存在を示す。EHT-SIG-AフィールドのPA Presenceサブフィールドのn番目のビットは、PA Bitmapサブフィールド1708のn番目のビットマップがEHT-SIG-Bコンテンツチャネルに存在しないことを示すために0に設定され、PA Bitmapサブフィールド1708のn番目のビットマップがEHT-SIG-Bコンテンツチャネルに存在することを示すために1に設定される。図18Aの図1820に示されるように、CBW=80MHzについて、EHT-SIG-AフィールドのPA Presenceサブフィールドの第1及び第2のビットは、PA Bitmapサブフィールド1708の第1及び第2のビットマップがEHT-SIG-Bコンテンツチャネルに存在することを示すため、1に設定される。Commonフィールドのオーバヘッドを最小化するため、RU Allocationサブフィールド1706及びCenter 26-Tone RUサブフィールド1707(適用可能である場合)の対応するフィールドによって示される全てのユーザ固有割当てがパーシステントでない場合、PA Bitmapサブフィールド1708のビットマップは存在しなくてもよい。
CBW=80+80又は160MHzであるとき、EHT-SIG-BコンテンツチャネルのPA Bitmapサブフィールド1708の最後のビットマップ(すなわち、第4のビットマップ)はまた、図18Bの図1840に示すように、1ビットのCenter 26-Tone RUサブフィールド1707によって示されるユーザ固有割当てがパーシステントであるか否かを示す。EHT-SIG-AフィールドのPA Presenceサブフィールドの第1、第2、第3及び第4のビットは、PA Bitmapサブフィールド1708の第1、第2、第3及び第4のビットマップがEHT-SIG-Bコンテンツチャネルに存在することを示すため、1に設定される。PA Bitmapサブフィールド1708のビットマップは、RU Allocationサブフィールド1706及びCenter 26-Tone RUサブフィールド1707(適用可能である場合)の対応するフィールドによって示される全てのユーザ固有割当てがパーシステントでない場合には存在しない。
上述したように、CBW=160+160又は320MHzであるとき、2ビットのCenter 26-Tone RUサブフィールド1707がCommonフィールド1702に存在する。この場合、PA Bitmapサブフィールド1708の第4のビットマップはまた、Center 26-Tone RUサブフィールド1707の第1のビットによって示されるユーザ固有割当てがパーシステントであるか否かを示し、PA Bitmapサブフィールド1708の最後のビットマップは、Center 26-Tone RUサブフィールド1707の第2のビットによって示されるユーザ固有割当てがパーシステントであるか否かを示す。Commonフィールドのオーバヘッドを最小化するため、PA Bitmapサブフィールド1708のビットマップは、RU Allocationサブフィールド1706の対応するフィールド及びCenter 26-Tone RUサブフィールド1707の対応するビット(適用可能である場合)によって示される全てのユーザ固有割当てがパーシステントでない場合、存在しなくてもよい。
Commonフィールド1702は、全帯域幅MU-MIMO送信の場合には存在しなくてもよい。この場合、MU-MIMO割当てのためのRU情報(例えば、MU-MIMO割当てにおけるユーザ数)は、EHT-SIG-Aフィールドで通知されてもよい。MU-MIMO割当てのユーザ固有割当てのそれぞれがパーシステントであるか否かはまた、EHT-SIG-Aフィールドで通知されてもよい。
図19Aは、第3又は第4の実施例によるCommonフィールド1702の符号化構造の第1の例を示す。上述したように、Commonフィールド1702は、RU Allocationサブフィールド1706、Center 26-Tone RUサブフィールド1707及びPA Bitmapサブフィールド1708を含む。第1の例では、Commonフィールド1702の全てのサブフィールドが一緒に符号化される。上述されたように、RU Allocationサブフィールド1706のN個のフィールドの各々は、8ビットシグナリングであり、従って、RU Allocationサブフィールド1706は、N×17ビットを有し、ここで、N=1、2、4又は8である。Center 26-Tone RUサブフィールド1707は、Mビットを有し、ここで、M=0、1又は2である。RU Allocationサブフィールド1706のN個のフィールドの各々は、高々17個のユーザ固有割当てを示すことができる。従って、第1の例では、PA Bitmapサブフィールド1708の各々は、(N×17+M)ビットのサイズを有する。
Commonフィールド1702は、BCC符号化/復号化目的のために付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check)サブフィールド1722と、Tailサブフィールド1724とを有する。CRCサブフィールド1722は4ビットのサイズを有し、Tailサブフィールド1724は6ビットのサイズを有する。すなわち、Commonフィールド1702のサイズは、RU Allocationサブフィールド1706、Center 26-Tone RUサブフィールド1707、PA Bitmapサブフィールド1708、CRCサブフィールド1722及びTailサブフィールド1724のサイズの合計である。従って、第1の例では、Commonフィールド1702のサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドで示されるCBW及びLの値から導出できるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に決定することができる。
図19Bは、第3又は第4の実施例によるCommonフィールド1702の符号化構造の第2の例を示す。Commonフィールド1702は2つのCommon Blockフィールド、すなわち、第1のCommon Blockフィールド1710a及び第2のCommon Blockフィールド1710bに分割され、これらは別々に符号化される。第1のCommon Blockフィールド1710aは、RU Allocationサブフィールド1706及びCenter 26-Tone RUサブフィールド1707を含む。第1のCommon Blockフィールド1710aのサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドで示されるCBW及びLの値から導出できるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に導出することができる。第1のCommon Blockフィールド1702aはまた、BCC符号化/復号化目的のために、4ビットのCRCフィールド1722a及び6ビットのTailフィールド1724aを含む。第2のCommon Blockフィールド1702bは、PA Bitmapサブフィールド1708を含む。第2のCommon Blockフィールド1710bはまた、BCC符号化/復号化目的のために、4ビットのCRCフィールド1722b及び6ビットのTailフィールド1724bを含む。
第2の例では、PA Bitmapサブフィールド1708は、(Σn=1 +Mビット)のサイズを有し、LはRU Allocationサブフィールド1706のn番目のフィールドによって示されるユーザ固有割当ての数に等しい。第2のCommon Blockフィールド1710bのサイズは、第1のCommon Blockフィールド1710aが復号された後に決定できる。
図19Aに示されるような第1の例と比較して、図19Bに示されるような第2の例は、Commonフィールド1702の復号化に関してより高い実装の複雑さを有する。また、第1の例と第2の例とが同じCommonフィールドのオーバヘッドを有する場合、第1の例が好ましい。
図19A及び図19Bに示されるように、比較すると、Σi=n <N×17-10である場合、第2の例は第1の例より少ないCommonフィールドのオーバヘッドを有する。以下が観察可能である。
・N=1であるとき、第2の例は、L<7である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=2であるとき、第2の例は、Σn=1 <24である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=4であるとき、第2の例は、Σn=1 <58である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=8であるとき、第2の例は、Σn=1 <126である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
明らかに、第1の例又は第2の例がEHT MU PPDUのCommonフィールドで使用されるか否かは、EHT MU PPDUのCBW及びRU割当てに応じてAPの裁量にあるべきである。その結果、EHT MU PPDUのEHT-SIG-AフィールドにおいてEHT-SIG-Bコンテンツチャネル毎に1ビットのシグナリングを追加して、第1の例又は第2の例が対応するEHT-SIG-Bコンテンツチャネルで使用されるか否かを示すことが効果的である。
図17において、User Specificフィールド1704は、例えば、Userフィールド0(1710)、Userフィールド1(1712)、Userフィールド2(1714)、Userフィールド3(1716)及びUserフィールド4(1718)など、非MU-MIMO割当て及び/又はMU-MIMO割当てのための1つ以上のUserフィールドを含む(又はから構成される)。
Userフィールドは、ユーザ固有割当て(すなわち、ユーザ固有割当て情報)を示すユーザ情報を含む。非MU-MIMO割当てについて、空間ストリームの数(NSTS)、送信ビームフォーミング(TxBF)情報、MCS、DCM情報及び誤り制御符号化情報が含まれてもよい。MU-MIMO割当てについて、NSTS、スタート空間ストリーム、MCS及び誤り制御符号化情報が含まれてもよい。1つのUserフィールドは、STAにアドレス指定されてもよい(HE MU PPDUと同様に、EHT MU PPDUでは、STAは単一のUserフィールドによってのみアドレス指定可能である。その結果、STAがEHT MU PPDUを受信するとき、それ自身のUserフィールドを識別すると、User Specificフィールドのパーシングを停止する)。例えば、Userフィールド0(1710)は、Allocation 0のためのユーザ固有割当て情報を提供してもよい。例えば、Userフィールド1(1712)、Userフィールド2(1714)及びUserフィールド3(1716)は、3つのMU-MIMOユーザによるAllocation 1のユーザ固有割当て情報を提供してもよい。例えば、Userフィールド4(1718)は、Allocation 2のためのユーザ固有割当て情報を提供してもよい。
図19Cは、図3Bに示される実施例によるCommonフィールド502の符号化構造の第1の例を示す。上述されたように、Commonフィールド1702は、RU Allocationサブフィールド1706、Center 26-Tone RUサブフィールド1707及びPA Bitmapサブフィールド1708を含む。第1の例では、Commonフィールド1702の全てのサブフィールドが一緒に符号化される。上述されたように、RU Allocationサブフィールド1706のN個のフィールドの各々は8ビットのシグナリングであり、従って、RU Allocationサブフィールド1706はN×17ビットを有し、ここで、N=1、2、4又は8である。Center 26-Tone RUサブフィールド1707はMビットを有し、ここで、M=0、1又は2である。RU Allocationサブフィールド1706のN個のフィールドの各々は、高々17個のユーザ固有割当てを通知可能である。従って、第1の例では、PA Bitmapサブフィールド1708の各々は、(N×9+M)ビットのサイズを有する。
Commonフィールド1702は、BCC符号化/復号化目的のために付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check)サブフィールド1722と、Tailサブフィールド1724とを有する。CRCサブフィールド1722は4ビットのサイズを有し、Tailサブフィールド1724は6ビットのサイズを有する。すなわち、Commonフィールド1702のサイズは、RU Allocationサブフィールド1706、Center 26-Tone RUサブフィールド1707、PA Bitmapサブフィールド1708、CRCサブフィールド1722及びTailサブフィールド1724のサイズの合計である。従って、第1の例では、Commonフィールド1702のサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドで示されるCBW及びLの値から導出できるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に決定することができる。
図19Bは、図3Bに示される実施例によるCommonフィールド502の符号化構造の第2の例を示す。Commonフィールド1702は2つのCommon Blockフィールド、すなわち、第1のCommon Blockフィールド1710a及び第2のCommon Blockフィールド1710bに分割され、これらは別々に符号化される。第1のCommon Blockフィールド1710aは、RU Allocationサブフィールド1706及びCenter 26-Tone RUサブフィールド1707を含む。第1のCommon Blockフィールド1710aのサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドで示されるCBW及びLの値から導出できるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に導出することができる。第1のCommon Blockフィールド1702aはまた、BCC符号化/復号化目的のために、4ビットのCRCフィールド1722a及び6ビットのTailフィールド1724aを含む。第2のCommon Blockフィールド1702bは、PA Bitmapサブフィールド1708を含む。第2のCommon Blockフィールド1710bはまた、BCC符号化/復号化目的のために、4ビットのCRCフィールド1722b及び6ビットのTailフィールド1724bを含む。
第2の例では、Persistent Allocation Bitmapサブフィールド508及びRecurring Transmission Bitmapサブフィールド509の各々は、(Σn=1 +M)ビットのサイズを有し、LはRU Allocationサブフィールド506のn番目のフィールドによって示される割当ての数に等しい。第2のCommon Blockフィールド502bのサイズは、第1のCommon Blockフィールド502aが復号された後に決定できる。
図19Cに示されるような第1の例と比較して、図19Dに示されるような第2の例は、Commonフィールド1702の復号化に関してより高い実装の複雑さを有する。また、第1の例と第2の例とが同じCommonフィールドのオーバヘッドを有する場合、第1の例が好ましい。
図19C及び図19Dに示されるように、比較すると、Σi=n <N×9-5である場合、第2の例は第1の例より少ないCommonフィールドのオーバヘッドを有する。以下が観察可能である。
・N=1であるとき、第2の例は、L<4である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=2であるとき、第2の例は、Σn=1 <13である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=4であるとき、第2の例は、Σn=1 <31である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=8であるとき、第2の例は、Σn=1 <67である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
効果的には、繰り返しの送信を含むダウンリンクパーシステント割当てのためのUserフィールドは存在せず、オーバヘッドを低下させうる。
図19Eは、図3Cに示す実施例によるCommonフィールド1702の符号化構造の第1の例を示す。上述されたように、Commonフィールド1702は、RU Allocationサブフィールド1706、Center 26-Tone RUサブフィールド1707及びPA Bitmapサブフィールド1708を含む。第1の例では、Commonフィールド1702の全てのサブフィールドが一緒に符号化される。上述されたように、RU Allocationサブフィールド1706のN個のフィールドの各々は8ビットのシグナリングであり、従って、RU Allocationサブフィールド1706はN×8ビットを有し、ここで、N=1、2、4又は8である。Center 26-Tone RUサブフィールド1707はMビットを有し、ここで、M=0、1又は2である。RU AllocationのN個のフィールドの各々。
Commonフィールド1702は、BCC符号化/復号化目的のために付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check)サブフィールド1722と、Tailサブフィールド1724とを有する。CRCサブフィールド1722は4ビットのサイズを有し、Tailサブフィールド1724は6ビットのサイズを有する。すなわち、Commonフィールド1702のサイズは、RU Allocationサブフィールド1706、Center 26-Tone RUサブフィールド1707、PA Bitmapサブフィールド1708、CRCサブフィールド1722及びTailサブフィールド1724のサイズの合計である。従って、第1の例では、Commonフィールド1702のサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドで示されるCBW及びLの値から導出できるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に決定することができる。
図19Eは、図3Cに示される実施例によるCommonフィールド1702の符号化構造の第2の例を示す。Commonフィールド1702は2つのCommon Blockフィールド、すなわち、第1のCommon Blockフィールド1710a及び第2のCommon Blockフィールド1710bに分割され、これらは別々に符号化される。第1のCommon Blockフィールド1710aは、RU Allocationサブフィールド1706及びCenter 26-Tone RUサブフィールド1707を含む。第1のCommon Blockフィールド1710aのサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドで示されるCBW及びLの値から導出できるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に導出することができる。第1のCommon Blockフィールド1702aはまた、BCC符号化/復号化目的のために、4ビットのCRCフィールド1722a及び6ビットのTailフィールド1724aを含む。第2のCommon Blockフィールド1702bは、PA Bitmapサブフィールド1708を含む。第2のCommon Blockフィールド1710bはまた、BCC符号化/復号化目的のために、4ビットのCRCフィールド1722b及び6ビットのTailフィールド1724bを含む。
第2の例では、PA Bitmapサブフィールド1708は、(Σn=1 +M)ビットのサイズを有し、LはRU Allocationサブフィールド1706のn番目のフィールドによって示される割当ての数に等しい。第2のCommon Blockフィールド1710bのサイズは、第1のCommon Blockフィールド1710aが復号された後に決定できる。
図19Eに示されるような第1の例と比較して、図19Fに示されるような第2の例は、Commonフィールド1702の復号化に関してより高い実装の複雑さを有する。また、第1の例と第2の例とが同じCommonフィールドのオーバヘッドを有する場合、第1の例が好ましい。
図19E及び図19Fに示されるように、比較すると、Σi=n <N×9-10である場合、第2の例は第1の例より少ないCommonフィールドのオーバヘッドを有する。以下が観察可能である。
・N=1であるとき、第1の例がより良好である。
・N=2であるとき、第2の例は、Σn=1 <8である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=4であるとき、第2の例は、Σn=1 <26である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=8であるとき、第2の例は、Σn=1 <62である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
明らかに、第1の例又は第2の例がEHT MU PPDUのCommonフィールドで使用されるか否かは、EHT MU PPDUのCBW及びRU割当てに応じてAPの裁量にあるべきである。その結果、EHT MU PPDUのEHT-SIG-AフィールドにおいてEHT-SIG-Bコンテンツチャネル毎に1ビットのシグナリングを追加して、第1の例又は第2の例が対応するEHT-SIG-Bコンテンツチャネルで使用されるか否かを示すことが効果的である。
図17において、User Specificフィールド1704は、例えば、Userフィールド0(1710)、Userフィールド1(1712)、Userフィールド2(1714)、Userフィールド3(1716)及びUserフィールド4(1718)など、非MU-MIMO割当て及び/又はMU-MIMO割当てのための1つ以上のUserフィールドを含む(又はから構成される)。
Userフィールドは、ユーザ固有割当て(すなわち、ユーザ固有割当て情報)を示すユーザ情報を含む。非MU-MIMO割当てについて、空間ストリームの数(NSTS)、送信ビームフォーミング(TxBF)情報、変調符号化方式(MCS)、デュアルキャリア変調(DCM)情報及び誤り制御符号化情報が含まれてもよい。MU-MIMO割当てについて、NSTS、スタート空間ストリーム、MCS及び誤り制御符号化情報が含まれてもよい。1つのUserフィールドは、STAにアドレス指定されてもよい(HE MU PPDUと同様に、EHT MU PPDUでは、STAは単一のUserフィールドによってのみアドレス指定可能である。その結果、STAがEHT MU PPDUを受信するとき、それ自身のUserフィールドを識別すると、User Specificフィールドのパーシングを停止する)。例えば、Userフィールド0(1710)は、Allocation 0のためのユーザ固有割当て情報を提供してもよい。例えば、Userフィールド1(1712)、Userフィールド2(1714)及びUserフィールド3(1716)は、3つのMU-MIMOユーザによるAllocation 1のユーザ固有割当て情報を提供してもよい。例えば、Userフィールド4(1718)は、Allocation 2のためのユーザ固有割当て情報を提供してもよい。
表1は、非MU-MIMO割当てのUserフィールドの形式を示し、ここで、BCCはBinary Convolutional Codeであり、LDPCはLow Density Parity Codeである。表2は、MU-MIMO割当てのUserフィールドの形式を示す。
Figure 0007433321000001
Figure 0007433321000002
それ自身のパーシステント割当てのためのRU情報及び/又はユーザ固有割当て情報がない場合、STAは、パーシステント割当ての繰り返し送信を適切に受信できなくてもよい。また、エラー回復のために、一実施例によると、一例の規則は、アクノリッジメントを必要とする少なくとも1つのMPDU(MAC(Medium Access Control) Protocol Data Unit)がパーシステント割当ての最初の送信に含まれてもよいことであってもよい。APは、パーシステント割当ての最初の送信のためにSTAから肯定的なアクノリッジメントを受信していない場合、パーシステント割当てのためのRU情報及び/又はユーザ固有割当て情報がSTAになくてもよく、そして、APはパーシステント割当ての繰り返し送信をスケジューリングしなくてもよいことを知っている。
第3又は第4の実施例によると、ダウンリンクユーザ固有PAのUserフィールドはUser Specificフィールドになく、オーバヘッドを低下させうる。
図20Aは、第3から第4の実施例のUser Specificフィールドのオーバヘッド低減の図2000を示す。PA Bitmapサブフィールド2002は、00101として提供される。User SpecificフィールドのUserフィールド0(2006)は、パーシステントでない(第1のビットがPA Bitmapサブフィールド2002において0であることによる)非MU-MIMO割当て0を提供し、また、Userフィールド0(2006)は、User Specificフィールドに提供される。Userフィールド1(2008)、Userフィールド2(2010)及びUserフィールド3(2012)は、MU-MIMO割当て1の3つのユーザ固有割当てを提供する。MU-MIMO割当て1の第1のユーザ固有割当てはパーシステントでなく(第2のビットがPA Bitmapサブフィールド2002において0であることによる)、また、Userフィールド1(2008)は、User Specificフィールドに提供される。MU-MIMO割当て1の第2のユーザ固有割当てはパーシステントであり(第3のビットがPA Bitmapサブフィールド2002において1であることによる)、また、Userフィールド2(2010)は、User Specificフィールドに提供されない。MU-MIMO割当て1の第3のユーザ固有割当てはパーシステントでなく(PA Bitmapサブフィールド2002における第4のビットが0であることによる)、また、Userフィールド3(2012)は、User Specificフィールドに提供される。User SpecificフィールドのUserフィールド4(2014)は、パーシステントである(第5のビットがPA Bitmapサブフィールド2002において1であることによる)非MU-MIMO割当て2を提供し、また、Userフィールド4(2014)は、User Specificフィールドに提供されず、これは有利にオーバヘッドを低減する。
図20Bは、第3から第4の実施例のUser Specificフィールドのオーバヘッド低減の図2200を示す。PA Bitmapサブフィールド2002は、001として提供される。User SpecificフィールドのUserフィールド0(2006)は、パーシステントでない(PA Bitmapサブフィールド2002の第1のビットが0であることによる)Allocation 0を提供し、また、Userフィールド0(2006)がUser Specificフィールドに提供される。Userフィールド1(2008)、Userフィールド2(2010)及びUserフィールド3(2012)は、パーシステントでない3つのMU-MIMOユーザによるAllocation 1を提供し(PA Bitmapサブフィールド2002における第2のビットが0であることによる)、また、Userフィールド1(2008)、Userフィールド2(2010)及びUserフィールド3(2012)が、User Specificフィールドに提供される。PA Bitmapサブフィールド2002の第3のビットは1であり、従って、Allocation 2はPAであり、また、Userフィールド4(2014)はUser Specificフィールドに提供されず、効果的にオーバヘッドを低減する。
図20Cは、第1から第4の実施例の他の例におけるUser Specificフィールドのオーバヘッド低減の図2050を示す。PA Bitmapサブフィールド2002は、010として提供される。User SpecificフィールドのUserフィールド0(2056)は、パーシステントでない(PA Bitmapサブフィールド2052の第1のビットが0であることによる)Allocation 0を提供し、また、Userフィールド0(2056)がUser Specificフィールドに提供される。Userフィールド1(2058)、Userフィールド2(2060)及びUserフィールド3(2062)は、パーシステントである3つのMU-MIMOユーザによるAllocation 1を提供し(PA Bitmapサブフィールド2052における第2のビットが1であることによる)、また、Userフィールド1(2058)、Userフィールド2(2060)及びUserフィールド3(2062)が、User Specificフィールドに提供されず、オーバヘッドを効果的に低下させる。PA Bitmapサブフィールド2052の第3のビットは0であり、従って、Allocation 2はPAであり、また、Userフィールド4(2064)はUser Specificフィールドに提供される。
図21は、第3又は第4の実施例によるSTAにおいて受信されたるEHT MU PPDUの処理を示すフローチャート2100を示す。処理は2102においてスタートしてもよい。2104において、受信されたEHT MU PPDUのEHT-SIG-Aフィールド及びEHT-SIG-Bフィールドは、復調及び復号されてもよい。2106において、割り当てられたRU(複数可)が決定されてもよく、これは、EHT-SIG-BフィールドのRU Allocationサブフィールド及びCenter 26-Toneサブフィールド(存在する場合)をチェックすることによって実行できる。このステップは、全帯域幅MU-MIMO送信の場合にはスキップされてもよい。2108において、User SpecificフィールドのUserフィールドの数が計算されてもよく、EHT-SIG-AフィールドのPA PresenceサブフィールドとEHT-SIG-BフィールドのPA Bitmapサブフィールドとが、ダウンリンクユーザ固有PAに対応するUserフィールドを除外するために考慮されてもよい。2110において、Userフィールドカウンタは、0(ゼロ)に初期化されてもよい。2112において、STAのSTA IDがSTA-IDサブフィールドの値と一致するか否かが判定されてもよい。STAのSTA IDがSTA-IDサブフィールドの値と一致する場合、処理は、ステップ2116に進んでもよい。STAのSTA IDがSTA-IDサブフィールドの値と一致しない場合、処理は、ステップ2122に進んでもよい。2116において、ユーザ固有割当て情報が取得されてもよい。2120において、対応する割当ての送信が、Dataフィールドにおいて受信されてもよい。2122において、Userフィールドカウンタを1だけインクリメントされてもよい。2124において、UserフィールドカウンタがUser SpecificフィールドのUserフィールドの数と等しいか否かが判定されてもよい。UserフィールドカウンタがUser SpecificフィールドにおけるUserフィールドの数と等しいと判定された場合、処理は、ステップ2126に進んでもよい。UserフィールドカウンタがUser SpecificフィールドのUserフィールドの数と等しくないと判断された場合、処理は、ステップ2112に戻ってもよい。2126において、ダウンリンクユーザ固有PAのための何れかのタイマが実行中であるか否かが決定されてもよい。ダウンリンクユーザ固有PAのための少なくとも1つのタイマが実行中であると判定された場合、処理は、ステップ2128に進んでもよい。ダウンリンクユーザ固有PAのための何れのタイマも実行中でないと判定された場合、処理は、ステップ2132で終了してもよい。2128において、ダウンリンクユーザ固有PAのための割り当てられたRUの何れかが、実行中のタイマを備えたダウンリンクユーザ固有PAのための格納されているRU情報と一致するか否かが判定されてもよく、ダウンリンクユーザ固有PAのための割り当てられたRUは、EHT-SIG-AフィールドのPA Presenceサブフィールドと、EHT-SIG-BフィールドのPA Bitmapサブフィールドとをチェックすることによって判定することができる。ダウンリンクユーザ固有PAの割り当てられたRUの1つが、実行中のタイマを備えるダウンリンクユーザ固有PAのために記憶されたRU情報と一致すると判断された場合、処理は、ステップ2130に進んでもよい。ダウンリンクユーザ固有PAに割り当てられたRUの何れも、実行中のタイマを備えた何れのダウンリンクユーザ固有PAの記憶されたRU情報と一致しないと判断された場合、処理は、2132で終了しもよい。ステップ2130において、一致したRUに対する最新の記憶されたユーザ固有割当て情報が抽出され、処理は、ステップ2120に進む。2132において、処理は終了する。
図22は、第5の実施例によるダウンリンクユーザ固有PAによるAP2202とSTA2204との間の通信を示すフローチャートを示す。競合ベースチャネルアクセス手順がブロック2206によって示され、SIFS2208が示される。AP2202は、STAのためのダウンリンクユーザ固有PAの最初の送信を含んでもよく、また、対応するRU情報及びユーザ固有割当て情報を含んでもよいEHT MU PPDU2210を送信してもよい。そして、AP2202は、STAのためのダウンリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を含んでもよく、また、対応するRU情報も含んでもよいが、対応するユーザ固有割当て情報を含まないEHT MU PPDU2214を送信してもよい。2216において、STA2204は、ダウンリンクユーザ固有PAの最初の送信を受信し、ダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及びユーザ固有割当て情報を記憶してもよい。そして、STA2204は、BlockAckフレーム2218を送信してもよい。2220において、STA2204は、ダウンリンクユーザ固有PAのための格納されたRU情報及びユーザ固有割当て情報を使用して、ダウンリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を受信してもよい。そして、STA2204は、BlockAckフレーム2222を送信してもよい。
図23は、第5の実施例によるEHT-SIG-Bフィールド2300を示す。EHT-SIG-Bフィールド2300は、一緒にEHT-SIG-Bコンテンツチャネルと呼ばれるCommonフィールド2302と、存在する場合に後続するUser Specificフィールド2304とを含む(又はから構成される)。
Commonフィールド2302は、RU Allocationサブフィールド2306、Center 26-Tone RUサブフィールド2307、PA Bitmapサブフィールド2308及びRecurring Transmission Bitmapサブフィールド2309を含む。RU Allocationサブフィールド2306は、ダウンリンクユーザ固有PAを含むユーザ固有割当ての各々に対するRU情報を示す。
Commonフィールド2302のPA Bitmapサブフィールド2308は、図17に示すように、Commonフィールド1702のPA Bitmapサブフィールド1708と同じである。EHT-SIG-Aフィールドは、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル毎にPA Bitmap Presenceサブフィールドを含んでもよい。
Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309は、RU Allocationサブフィールド2306によって指定されるユーザ固有割当ての各々が最初又は繰り返し送信を含むか否かを示す。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のビットは、当該ビットに対応するユーザ固有割当てが最初の送信を含むことを示すため、0に設定される。最初の送信は、非ユーザ固有PAの送信又はユーザ固有PAの最初の送信を表す。当該ビットに対応するユーザ固有割当てがパーシステントでない場合、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のビットは0に設定される。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のビットは、当該ビットに対応するユーザ固有割当てが繰り返し送信を含むことを示すため、1に設定される。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のビットが1に設定されるとき、当該ビットに対応するユーザ固有割当てのためのUserフィールドは、User Specificフィールド2304に存在しない。
Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309は、同じEHT-SIG-BコンテンツチャネルにおけるRU AllocationサブフィールドのN個のフィールドにそれぞれ対応するN個のビットマップを含む。CBW=80、80+80又は160MHzであるとき、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309の最後のビットマップはまた、1ビットのCenter 26-Tone RUサブフィールド2307によって示されるユーザ固有割当てが繰り返し送信を含むか否かを示す。CBW=160+160又は320MHzであるとき、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309の4番目のビットマップはまた、2ビットのCenter 26―Tone RUサブフィールド2307の第1のビットによって示されるユーザ固有割当てが繰り返し送信を含むか否かを示し、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309の最後のビットマップはまた、2ビットのCenter 26-Tone RUサブフィールド2307の2番目のビットによって示されるユーザ固有割当てが繰り返し送信を含むか否かを示す。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のビットマップは、RU Allocationサブフィールド2306の対応するフィールドとCenter 26―Tone RUサブフィールド2307の対応するビット(適用可能である場合)によって指定される全てのユーザ固有割当てが繰り返し送信を含まない場合は存在しない。
Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309は、図18A及び図18Bに示すように、PA Bitmapサブフィールド2308と同様にして、RU Allocationサブフィールド2306及びCenter 26―Tone RUサブフィールド2307にマッピングされる。
あるいは、RU Allocationサブフィールド2306によって指定されるユーザ固有割当ての各々が最初又は繰り返し送信を含むか否かを示すInitial Transmission Bitmapサブフィールドが、例えば、Commonフィールド2302に提供されてもよい。ビットに対応するユーザ固有割当てが最初の送信を含むことを示すため、当該ビットが1に設定される。ビットに対応するユーザ固有割当てが繰り返し送信を含むことを示すため、当該ビットが0に設定される。
EHT-SIG-Aフィールドは、EHT-SIG-Bコンテンツチャネル毎にRecurring Transmission Presenceサブフィールドを含んでもよい。EHT-SIG-BコンテンツチャネルのためのRecurring Transmission Presenceサブフィールドは、Nビットのビットマップを含み、ここで、n番目(n=1,2,...,N)ビットは、EHT-SIG-BコンテンツチャネルにおけるRecurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のn番目のビットマップの存在を示す。EHT-SIG-AフィールドにおけるRecurring Transmission Presenceサブフィールドのn番目のビットは、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のn番目のビットマップがEHT-SIG-Bコンテンツチャネルにないことを示すため、0に設定され、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のn番目のビットマップがEHT-SIG-Bコンテンツチャネルに存在することを示すため、1に設定される。EHT-SIG-AフィールドのPersistent Allocation Presenceサブフィールドのn番目のビットが0に設定されるとき、同じEHT-SIG-BコンテンツチャネルにおけるRecurring Transmission Presenceサブフィールドのn番目のビットもまた、0に設定される(すなわち、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のn番目のビットマップもまた、同じEHT-SIG-Bコンテンツチャネルには存在しない)。
Commonフィールド2302は、全帯域幅MU-MIMO送信の場合には存在しなくてもよい。この場合、MU-MIMO割当てのRU情報(例えば、MU-MIMO割当てにおけるユーザ数など)は、EHT-SIG-Aフィールドで通知されてもよい。さらに、MU-MIMO割当てのユーザ固有割当てのそれぞれがパーシステントであるか否かと、MU-MIMO割当てのユーザ固有割当てのそれぞれが繰り返し送信を含むか否かとがまた、EHT-SIG-Aフィールドで通知されてもよい。
図24Aは、第5の実施例によるCommonフィールド2302の符号化構造の第1の例を示す。図23で述べたように、Commonフィールド2302は、RU Allocationサブフィールド2306、Center 26-Tone RUサブフィールド2307、PA Bitmapサブフィールド2308及びRecurring Transmission Bitmapサブフィールド2309を含む。第1の例では、Commonフィールド2302の全てのサブフィールドが一緒に符号化される。上述されたように、RU Allocationサブフィールド2306のN個のフィールドの各々は8ビットのシグナリングであり、従って、RU Allocationサブフィールド2306はN×8ビットを有し、ここで、N=1、2、4又は8である。Center 26―Tone RUサブフィールド2307はMビットを有し、ここで、M=0、1又は2である。RU Allocationサブフィールド2306のN個のフィールドの各々は、高々17個の割当てを示すことができる。従って、第1の例では、PA Bitmapサブフィールド2308又はRecurring Transmission Bitmapサブフィールド2309の各々は、(N×17+M)ビットのサイズを有する。
Commonフィールド2302は、BCC符号化/復号化の目的のために付加されるCRCサブフィールド2322及びTailサブフィールド2324を有する。CRCサブフィールド2322は4ビットのサイズを有し、Tailサブフィールド2324は6ビットのサイズを有する。すなわち、Commonフィールド2302のサイズは、RU Allocationサブフィールド2306、Center 26-Tone RUサブフィールド2307、PA Bitmapサブフィールド2308、Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2309、CRCサブフィールド2322及びTailサブフィールド2324のサイズの合計である。従って、第1の例では、Commonフィールド2302のサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドで示されるCBW及びLの値から導出することができるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に決定することができる。
図24Bは、第5の実施例によるCommonフィールド2302の符号化構造の第2の例を示す。Commonフィールド2302は、2つのCommon Blockフィールド、すなわち、第1のCommon Blockフィールド2320aと第2のCommon Blockフィールド2320bに分割され、これらは別々に符号化される。第1のCommon Blockフィールド2320aは、RU Allocationサブフィールド2306及びCenter 26―Tone RUサブフィールド2307を含む。第1のCommon Blockフィールドフィールド2320aのサイズは、N及びMの値がEHT-SIG-Aフィールドに示されるCBW及びLの値から導出することができるため、EHT-SIG-Aフィールドを復号した後に導出することができる。第1のCommon Blockフィールド2320aはまた、BCC符号化/復号化の目的のため、4ビットのCRCフィールド2322a及び6ビットのTailフィールド2324aを含む。第2のCommon Blockフィールド2320bは、PA Bitmapサブフィールド2308及びRecurring Transmission Bitmapサブフィールド2309を含む。第2のCommon Blockフィールド2320bはまた、BCC符号化/復号化の目的のため、4ビットのCRCフィールド2322b及び6ビットのTailフィールド2324bを含む。
第2の例では、PA Bitmapサブフィールド2308及びRecurring Transmission Bitmapサブフィールド2309のそれぞれは、(Σn=1 +M)ビットのサイズを有し、LはRU Allocationサブフィールド2306のn番目のフィールドによって示されるユーザ固有割当ての数に等しい。第2のCommon Blockフィールド2320bのサイズは、第1のCommon Blockフィールド2320aが復号された後に決定できる。
図24Aに示されるような第1の例と比較して、図24Bに示されるような第2の例は、Commonフィールド2302の復号化に関してより高い実装の複雑さを有する。また、第1の例と第2の例とが同じCommonフィールドのオーバヘッドを有する場合、第1の例が好ましい。
図24A及び図24Bに示されるように、比較すると、Σi=n <N×17-5である場合、第2の例は第1の例より少ないCommonフィールドのオーバヘッドを有する。以下が観察可能である。
・N=1であるとき、第2の例は、L<12である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=2であるとき、第2の例は、Σn=1 <29である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=4であるとき、第2の例は、Σn=1 <63である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
・N=8であるとき、第2の例は、Σn=1 <131である場合により良好でありうる。そうでない場合、第1の例がより良好である。
明らかに、第1の例又は第2の例がEHT MU PPDUのCommonフィールドで使用されるか否かは、EHT MU PPDUのCBW及びRU割当てに応じてAPの裁量にあるべきである。その結果、EHT MU PPDUのEHT-SIG-AフィールドにおいてEHT-SIG-Bコンテンツチャネル毎に1ビットのシグナリングを追加して、第1の例又は第2の例が対応するEHT-SIG-Bコンテンツチャネルで使用されるか否かを示すことが効果的である。
User Specificフィールド2304は、非MU-MIMO割当て及び/又はMU-MIMO割当てのための1つ以上のUserフィールドを含む(又はから構成される)。User Specificフィールド2304のUserフィールドは、図17に示されるようなUser Specificフィールド1704のものと同じである。
STAが意図された受信者であるダウンリンクユーザ固有PAの最初の送信を含むEHT MU PPDUを受信すると、STAは、ダウンリンクユーザ固有PAのためのタイマをスタート又はリセットし、ダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及びユーザ固有割当て情報を格納又は更新してもよい。
ダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及び/又はユーザ固有割当て情報がない場合、STAは、ダウンリンクユーザ固有PAの繰り返し送信を適切に受信できないかもしれない。また、エラー回復のために、一実施例によると、有利なことに、例示的な規則は、アクノリッジメントを必要とする少なくとも1つのMPDUが、ダウンリンクユーザ固有PAの最初の送信に含まれてもよいということであってもよい。APがダウンリンクユーザ固有PAの最初の送信のためにSTAから肯定的なアクノリッジメントを受信しない場合、APは、ダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及び/又はユーザ固有割当て情報がSTAにないかもしれないことを知っており、その後、APは、ダウンリンクユーザ固有PAの繰り返し送信をスケジューリングしなくてもよい。
図25は、第5の実施例によるUser Specificフィールドのオーバヘッド低減の図2500を示す。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2504は、00101として提供される。User SpecificフィールドのUserフィールド0(2506)は、非パーシステントである(PA Bitmapサブフィールド2502の2番目のビットが1であることによる)非MU-MIMO割当て0を提供し、また、Userフィールド0(2506)がUser Specificフィールドに提供される。Userフィールド1(2508)は、パーシステントである(PA Bitmapサブフィールド2502の2番目のビットが1であることによる)MU-MIMO割当て1の第1のユーザ固有割当てを提供する。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2504の2番目のビットは0であるため、MU-MIMO割当て1の第1のユーザ固有割当てによる送信は繰り返し送信ではなく、従って、Userフィールド1(2508)は、User Specificフィールドに提供される。Userフィールド2(2510)は、パーシステントである(PA Bitmapサブフィールド2502の3番目のビットが1であることによる)MU-MIMO割当て1の第2のユーザ固有割当てを提供する。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2504の3番目のビットは1であるため、MU-MIMO割当て1の第2のユーザ固有割当てによる送信は繰り返し送信であり、従って、Userフィールド2(2510)は、User Specificフィールドには提供されない。Userフィールド3(2512)は、非パーシステントである(PA Bitmapサブフィールド2502の4番目のビットが0であることによる)MU-MIMO割当て1の第3のユーザ固有割当てを提供し、従って、Userフィールド3(2512)は、User Specificフィールドに提供される。User SpecificフィールドのUserフィールド4(2514)は、パーシステントである(PA Bitmapサブフィールド2502の5番目のビットが1であることによる)非MU-MIMO割当て2を提供する。Recurring Transmission Bitmapサブフィールド2504の5番目のビットは、非MU-MIMO割当て2による送信が繰り返し送信であることを示す1であるため、Userフィールド4(2514)は、User Specificフィールドに提供されず、これは、効果的にオーバヘッドを低減する。
図26は、第5の実施例によるSTAにおいて受信されるEHT MU PPDUの処理を示すフローチャート2600を示す。処理は、2602においてスタートしてもよい。2604において、受信されるEHT MU PPDUのEHT-SIG-Aフィールド及びEHT-SIG-Bフィールドは、復調及び復号されてもよい。2606において、割り当てられたRUが決定されてもよく、これは、EHT-SIG-BフィールドのRU Allocationサブフィールドをチェックすることによって実行でき、当該ステップは、全帯域幅MU-MIMO送信の場合にはスキップされてもよい。2608において、User SpecificフィールドのUserフィールドの数が計算されてもよく、EHT-SIG-AフィールドのRecurring Transmission Presenceサブフィールド及びEHT-SIG-BフィールドのRecurring Transmission Bitmapサブフィールドが、繰り返し送信に対応するUserフィールドを除外するために考慮されてもよい。2610において、Userフィールドカウンタは、0(ゼロ)に初期化されてもよい。2612において、STAのSTA IDがSTA-IDサブフィールドの値と一致するか否かが判定されてもよい。STA IDはSTAの識別子であり、関連付けられているBSS(Basic Service Set)におけるSTA を一意に識別する。STAのSTA IDがSTA-IDサブフィールドの値と一致する場合、処理は、ステップ2614に進んでもよい。STAのSTA IDがSTA-IDサブフィールドの値と一致しない場合、処理は、ステップ2622に進んでもよい。2614において、Userフィールドがダウンリンクユーザ固有PAに対応するか否かが判定されてもよく、これは、EHT-SIG-AフィールドのPA Presenceサブフィールド及びEHT-SIG-BフィールドのPA Bitmapサブフィールドをチェックすることによって実行できる。Userフィールドがダウンリンクユーザ固有PAに対応すると判定された場合、処理は、ステップ2616に進んでもよい。Userフィールドがダウンリンクユーザ固有PAに対応しないと判定された場合、処理は、ステップ2618に進んでもよい。2616において、ユーザ固有割当て情報が取得されてもよく、RU情報及びユーザ固有割当て情報が記憶又は更新されてもよく、ダウンリンクユーザ固有PAのためのタイマがスタート起動又はリセットされてもよい。ステップ2618において、ユーザ固有割当て情報が取得されてもよい。2620において、対応する割当ての送信がDataフィールドにおいて受信されてもよい。2622で、Userフィールドカウンタを1だけインクリメントされてもよい。2624において、UserフィールドカウンタがUser SpecificフィールドのUserフィールドの数と等しいか否かが判定されてもよい。UserフィールドカウンタがUser SpecificフィールドのUserフィールドの数と等しいと判定された場合、処理は、ステップ2626に進んでもよい。UserフィールドカウンタがUser SpecificフィールドのUserフィールドの数と等しくないと判定された場合、処理は、ステップ2612に戻ってもよい。2626において、ダウンリンクユーザ固有PAのための何れかのタイマが実行中であるか否かが判定されてもよい。ダウンリンクユーザ固有PAのための少なくとも1つのタイマが実行中であると判定された場合、処理は、ステップ2628に進んでもよい。ダウンリンクユーザ固有PAのための何れのタイマも実行中でないと判定された場合、処理は、ステップ2632で終了してもよい。2628において、繰り返し送信のために割り当てられたRUの何れかが、実行中のタイマを備える何れかのダウンリンクユーザ固有PAのための最新の格納されたRU情報と一致するか否かが判定されてもよく、繰り返し送信のために割り当てられたRUは、EHT-SIG-AフィールドのRecurring Transmission Presenceサブフィールドと、EHT-SIG-BフィールドのRecurring Transmission Bitmapサブフィールドとをチェックすることによって決定されてもよい。繰り返し送信のために割り当てられたRUの1つが、実行中のタイマを備えたダウンリンクユーザ固有PAのために記憶されたRUと一致すると判定された場合、処理は、ステップ2630に進んでもよい。繰り返し送信のために割り当てられたRUの何れもが、実行中のタイマを備える何れのダウンリンクユーザ固有PAのための記憶されたRU情報と一致しないと判定された場合、処理は2632で終了してもよい。2630において、一致したRUに対する記憶されたユーザ固有割当て情報が抽出され、処理は、ステップ2620に進んでもよい。
図27は、各種実施例による通信デバイス2700、例えば、アクセスポイント(AP)の構成を示す。図3Aに示されるような通信装置の概略例と同様に、図27の概略例における通信装置2700は、少なくとも1つの無線送信機2728、少なくとも1つの無線受信機2704、複数のアンテナ2702(簡略化のために、1つのアンテナのみが図27に示される)及び回路2730を含む。回路2730は、ダウンリンク又はアップリンクユーザ固有PAとの通信の制御を含む、コントローラ2712が実行するように設計されたタスクのソフトウェア及びハードウェアにより支援された実行に使用するための少なくとも1つのコントローラ2712を含んでもよい。回路2730は更に、受信信号プロセッサ2706及び送信信号生成器2720を含んでもよい。コントローラ2712は、受信信号プロセッサ2706及び送信信号生成器2720を制御してもよい。
受信信号プロセッサ2706は、受信信号のデータ部分を復調及び復号しうるデータ復調復号器2710を含んでもよい。受信信号プロセッサ2706は更に、制御復調器および復号器2708を含んでもよく、受信信号の制御シグナリング部分(例えば、EHT TB PPDU又はBlockAckフレーム)を復調及び復号しうる制御復調復号器2708を含んでもよい。
コントローラ2712は、受信信号の制御シグナリング部分を分析しうる制御信号パーサ2714を含んでもよい。コントローラ2712は更に、割り当てのためのRU情報及びユーザ固有割当て情報を決定しうるスケジューラ2716を含んでもよい。スケジューラ2716は、ダウンリンクユーザ固有PAに関連するRU情報及びユーザ固有割当て情報と共に、アップリンクユーザ固有PAに関連する識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を決定するパーシステントスケジューリング回路を含んでもよい。
送信信号生成器2720は、MPDU生成器2722、制御シグナリング生成器2724及びPPDU生成器2726を含んでもよい。MPDU生成器2722は、MPDU又はA-MPDU(Aggregated MPDU)、例えば、PA Controlサブフィールド、EHT Basic Triggerフレーム、PA Triggerフレーム又はPA Announcementフレームを搬送するデータフレーム及び管理フレームなどを生成してもよい。制御シグナリング生成器2724は、制御シグナリングフィールド(例えば、EHT-SIG-Aフィールド及びEHT-SIG-Bフィールド)を生成してもよい。PPDU生成器1826は、PPDU(例えば、EHT MU PPDU)を生成してもよい。
図28は、各種実施例による通信デバイス2800、例えば、端末、例えば、ステーション(STA)の構成を示す。図3Aに示されるような通信装置の概略例と同様に、図28の概略例における通信装置2800は、少なくとも1つの無線送信機2830、少なくとも1つの無線受信機2804、1つ以上のアンテナ2802(簡略化のために、1つのアンテナのみが図28に示される)及び回路2832を含む。回路2832は、ダウンリンク又はアップリンクユーザ固有PAとの通信の制御を含む、コントローラ2812が実行するように設計されたタスクのソフトウェア及びハードウェアにより支援される実行で使用するための少なくとも1つのコントローラ2812を含んでもよい。回路2832は更に、受信信号プロセッサ2806及び送信信号生成器2822を含んでもよい。コントローラ2812は、受信信号プロセッサ2806及び送信信号生成器2822を制御してもよい。
受信プロセッサ2806は、データ復調復号器2810及び制御復調復号器2808を含んでもよい。データ復調復号器2810は、RU情報及びユーザ固有割当て情報に従って、受信信号のデータ部分を復調及び復号してもよい。受信信号のデータ部分は、Multi-STA BlockAckフレーム、PA Announcementフレーム、EHT Basic Triggerフレーム、PA Triggerフレーム又はPA Controlサブフィールドを搬送するフレームを含んでもよい。制御復調復号器2808は、受信信号の制御シグナリング部分(例えば、EHT MU PPDUのEHT-SIG-A及びEHT-SIG-Bフィールド)を復調及び復号してもよい。
コントローラ2812は、制御シグナリングパーサ2814及びスケジューラ2818を含んでもよい。制御シグナリングパーサ2814は、受信信号の制御シグナリング部分を分析し、ダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及びユーザ固有割当て情報を決定してもよい。制御シグナリングパーサ2814は、PAシグナリングパーサ2816を含んでもよい。PAシグナリングパーサ2816は、ダウンリンクユーザ固有PAのためのRU情報及びユーザ固有割当て情報を決定し、格納又は更新するか(例えば、メモリ2820に)、あるいは、ダウンリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有割当て情報を(例えば、メモリ2820から)抽出してもよい。PAシグナリングパーサ2816はまた、アップリンクユーザ固有PAのための識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報を決定し、記憶又は更新するか(例えば、メモリ2820に)、あるいは、アップリンクユーザ固有PAのためのユーザ固有リソース割当て情報を(例えば、メモリ2820から)抽出してもよい。
送信信号生成器2822は、制御シグナリング生成器2824、PPDU生成器2826及びMPDU生成器2828を含んでもよい。制御シグナリング生成器2824は、制御シグナリングフィールド(例えば、EHT-SIG-Aフィールド)を生成してもよい。PPDU生成器2826は、PPDU(例えば、EHT TB PPDU)を生成してもよい。MPDU生成器2828は、(A)-MPDU、例えば、BlockAckフレームを生成してもよい。
上述したように、本開示の実施例は、極めて高いスループットのMIMO WLANネットワークにおけるユーザ固有PAを可能にし、MIMO WLANネットワークにおける物理レイヤスループットを改善する高度な通信システム、通信方法及び通信装置を提供する。
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア又はハードウェアと連動するソフトウェアによって実現することができる。上述した各実施例の説明に用いた各機能ブロックは、集積回路等のLSIによって部分的又は全体的に実現可能であり、各実施例で説明される各処理は、同一のLSI又はLSIの組合せによって部分的又は全体的に制御されてもよい。LSIは、個別にチップとして形成されていてもよいし、あるいは、機能ブロックの一部又は全部を含むように1つのチップが形成されていてもよい。LSIは、それに結合されたデータ入出力を含んでもよい。ここで、LSIとは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIとして呼ばれうる。しかし、集積回路を実現する技術はLSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ又は特定用途向けプロセッサを用いて実現されてもよい。さらに、LSI内部に配置される回路セルの接続及び設定が再設定可能なLSI又はリコンフィギュラブルプロセッサの製造後にプログラミング可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)が利用されてもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現することができる。半導体技術や他の派生技術の進歩の結果として、将来の集積回路技術がLSIに取って代わる場合、機能ブロックは、将来の集積回路技術を用いて集積化することができる。バイオテクノロジーも適用できる。
本開示は、通信装置と呼ばれる、通信機能を有する何れかのタイプの装置、デバイス又はシステムによって実現することができる。
そのような通信装置のいくつかの非限定的な例は、電話機(例えば、携帯(セル)電話、スマートフォン)、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)(例えば、ラップトップ、デスクトップ、ネットブック)、カメラ(例えば、デジタルスチル/ビデオカメラ)、デジタルプレーヤ(デジタルオーディオ/ビデオプレーヤ)、ウェアラブルデバイス(例えば、ウェアラブルカメラ、スマートウォッチ、トラッキングデバイス)、ゲームコンソール、デジタルブックリーダ、遠隔ヘルス/遠隔医療(リモートヘルス及びリモート医療)デバイス、及び通信機能を提供する車両(例えば、自動車、飛行機、船舶)、並びにそれらの各種組み合わせを含む。
通信装置は、携帯型又は可動型であることに限定されず、スマートホームデバイス(例えば、家電、ライティング、スマートメータ、制御パネル)、自動販売機及び「Internet of Things(IoT)」のネットワークにおける他の何れかの「物」など、非携帯型又は固定型である何れかのタイプの装置、デバイス又はシステムを含んでもよい。
通信は、例えば、セルラシステム、無線LANシステム、衛星システムなど、及びそれらの各種組合せを介してデータを交換することを含んでもよい。
通信装置は、本開示に記載された通信の機能を実行する通信デバイスに結合されたコントローラ又はセンサなどのデバイスを含んでもよい。例えば、通信装置は、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスによって使用される制御信号又はデータ信号を生成するコントローラ又はセンサを含んでもよい。
通信装置はまた、基地局、アクセスポイントなどのインフラストラクチャファシリティと、上記の非限定的な例におけるものなどの装置と通信又は制御する他の何れかの装置、デバイス又はシステムを含んでもよい。
各種実施例のいくつかの特徴がデバイスを参照して説明されたが、対応する特徴は各種実施例の方法にも適用され、その逆も同様であることが理解されるであろう。
多数の変形及び/又は改良が、広く説明されている本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、具体的な実施例に示されるような本開示に対して行うことができることが当業者によって理解されるであろう。従って、本実施例は、全ての点で例示的であり、限定的ではないと考えられるべきである。
1.動作中に共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む送信信号を生成する回路であって、前記共通フィールドは前記データフィールドにおける1つ以上の割当てのそれぞれのRU情報を含み、前記ユーザ固有フィールドは1つ以上のユーザ情報を含み、それぞれは前記データフィールドにおける前記1つ以上の割当ての間のユーザ固有割当てを示す、回路と、
動作中に前記生成された送信信号を送信する送信機と、
を有し、
前記ユーザ固有フィールドは、前記1つ以上の割当ての間の繰り返し送信を含むパーシステント割当てのための少なくとも1つのユーザ情報がない、通信装置。
2.前記送信信号は、前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当ての存在を通知するためのシグナリングを含む、請求項1に記載の通信装置。
3.前記共通信号は、前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項1に記載の通信装置。
4.前記送信信号は、繰り返し送信を含む前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当ての存在を通知するためのシグナリングを含む、請求項1に記載の通信装置。
5.前記共通フィールドは、繰り返し送信を含む前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項1に記載の通信装置。
6.前記パーシステント割当ては、前記生成される送信信号の送信後のある期間に存在する、請求項1に記載の通信装置。
7.前記ユーザ固有フィールドは、最初の送信を含むパーシステント割当てのための少なくとも1つのユーザ情報がなく、前記パーシステント割当てのための前記ユーザ情報は、当該通信装置によって以前に送信された制御フレームに含まれる、請求項1に記載の通信装置。
8.前記パーシステント割当ては、前記制御フレームの送信後のある期間に存在する、請求項7に記載の通信装置。
9.前記期間は、前記制御フレームに含まれるシグナリングによって決定又は通知される、請求項8に記載の通信装置。
10.動作中に共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む送信信号を受信する受信機であって、前記共通フィールドは前記データフィールドにおける1つ以上の割当てのそれぞれのRU情報を含み、前記ユーザ固有フィールドは1つ以上のユーザ情報を含み、それぞれは前記データフィールドにおける前記1つ以上の割当ての間のユーザ固有割当てを示す、受信機と、
動作中に前記受信された送信信号を処理する回路と、
を有し、
前記ユーザ固有フィールドは、前記1つ以上の割当ての間の繰り返し送信を含むパーシステント割当てのための少なくとも1つのユーザ情報がない、通信装置。
11.前記送信信号は、前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当ての存在を通知するためのシグナリングを含む、請求項10に記載の通信装置。
12.前記共通信号は、前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項10に記載の通信装置。
13.前記送信信号は、繰り返し送信を含む前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当ての存在を通知するためのシグナリングを含む、請求項10に記載の通信装置。
14.前記共通フィールドは、繰り返し送信を含む前記データフィールドにおける少なくとも1つのパーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項10に記載の通信装置。
15.前記パーシステント割当ては、前記生成される送信信号の送信後のある期間に存在する、請求項10に記載の通信装置。
16.前記ユーザ固有フィールドは、最初の送信を含むパーシステント割当てのための少なくとも1つのユーザ情報がなく、前記パーシステント割当てのための前記ユーザ情報は、当該通信装置によって以前に送信された制御フレームに含まれる、請求項10に記載の通信装置。
17.前記パーシステント割当ては、前記制御フレームの受信後のある期間に存在する、請求項16に記載の通信装置。
18.前記期間は、前記制御フレームに含まれるシグナリングによって決定又は通知される、請求項17に記載の通信装置。
19.共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む送信信号を生成するステップであって、前記共通フィールドは前記データフィールドにおける1つ以上の割当てのそれぞれのRU情報を含み、前記ユーザ固有フィールドは1つ以上のユーザ情報を含み、それぞれは前記データフィールドにおける前記1つ以上の割当ての間のユーザ固有割当てを示す、生成するステップと、
前記生成された送信信号を送信するステップと、
を有し、
前記ユーザ固有フィールドは、前記1つ以上の割当ての間の繰り返し送信を含むパーシステント割当てのための少なくとも1つのユーザ情報がない、通信方法。
20.共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む送信信号を受信するステップであって、前記共通フィールドは前記データフィールドにおける1つ以上の割当てのそれぞれのRU情報を含み、前記ユーザ固有フィールドは1つ以上のユーザ情報を含み、それぞれは前記データフィールドにおける前記1つ以上の割当ての間のユーザ固有割当てを示す、受信するステップを有し、
前記ユーザ固有フィールドは、前記1つ以上の割当ての間の繰り返し送信を含むパーシステント割当てのための少なくとも1つのユーザ情報がない、通信方法。
21.動作中に少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネル及びデータフィールドを含む送信信号を生成する回路であって、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれは、N個のフィールドから構成されるRU(Resource Unit)割当てサブフィールドと、N個のビットマップから構成される繰り返し送信ビットマップサブフィールドとを含み、N=1,2,4又は8である、回路と、
動作中に前記生成された送信信号を送信する送信機と、
を有し、
前記RU割当てサブフィールドのN個のフィールドのそれぞれは、前記データフィールドにおける対応するトーン範囲内の1つ以上の割当てのためのRU情報を示し、前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドのn番目(n=1,2,...,N)のビットマップは、前記RU割当てサブフィールドのn番目のフィールドによって示される前記1つ以上の割当てのそれぞれが繰り返し送信を含むか否かを示す、通信装置。
22.前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドのn番目(n=1,2,...,N)のビットマップは、前記RU割当てサブフィールドのn番目のフィールドによって示される前記1つ以上の割当てが前記繰り返し送信を含まない場合、存在しない、請求項21に記載の通信装置。
23.前記送信信号は、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれのNビットの繰り返し送信存在サブフィールドを含み、前記繰り返し送信存在サブフィールドのn番目(n=1,2,...,N)のビットは、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれにおける繰り返し送信ビットマップサブフィールドのn番目のビットマップの存在を示す、請求項21に記載の通信装置。
24.前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれは、N個のビットマップから構成されるパーシステント割当てビットマップサブフィールドを含み、前記パーシステント割当てビットマップサブフィールドn番目(n=1,2,...,N)のビットマップは、前記RU割当てサブフィールドのn番目のフィールドによって示される前記1つ以上の割当てのそれぞれがパーシステントであるか否かを示す、請求項21に記載の通信装置。
25.前記パーシステント割当てビットマップサブフィールドのn番目(n=1,2,...,N)のビットマップは、前記RU割当てサブフィールドのn番目のフィールドによって示される前記1つ以上の割当てがパーシステントでない場合、存在しない、請求項24に記載の通信装置。
26.前記送信信号は、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれのNビットのパーシステント割当て存在サブフィールドを含み、前記Nビットのパーシステント割当て存在サブフィールドのn番目(n=1,2,...,N)のビットは、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれにおける前記パーシステント割当てビットマップサブフィールドのn番目のビットマップの存在を示す、請求項24に記載の通信装置。
27.前記RU割当てサブフィールド及び前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドは別々に符号化され、前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドのn番目(n=1,2,...,N)のビットマップのサイズは、前記RU割当てサブフィールドのn番目のフィールドによって示される前記1つ以上の割当ての数に依存する、請求項21に記載の通信装置。
28.前記RU割当てサブフィールド及び前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドは一緒に符号化され、前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドの各ビットマップのサイズは、前記RU割当てサブフィールドの何れかのフィールドによって通知可能な前記1つ以上の割当ての最大数に依存する、請求項21に記載の通信装置。
29.前記送信信号は、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれの前記RU割当てサブフィールド及び前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドが別々に又は一緒に符号化されるか否かを通知するためのシグナリングを含む、請求項21に記載の通信装置。
30.前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれは、Mビットのセンタ26-トーンRUサブフィールドを含み、CBW=80,80+80又は160MHzに対してM=1であり、CBW=160+160又は320MHzに対してM=2であり、Mビットのセンタ26-トーンRUサブフィールドの各ビットは、対応するセンタ26-トーンRUが割り当てられているか否かを示す、請求項21に記載の通信装置。
31.M=1であるとき、前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドの最後のビットマップは、前記Mビットのセンタ26-トーンRUサブフィールドによって示される割当てが繰り返し送信を含むか否かを示す、請求項30に記載の通信装置。
32.M=2であるとき、前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドの4番目のビットマップは、前記Mビットのセンタ26-トーンRUサブフィールドの1番目のビットによって示される割当てが繰り返し送信を含むか否かを示し、前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドの最後のビットマップは、前記Mビットのセンタ26-トーンRUサブフィールドの2番目のビットによって示される割当てが繰り返し送信を含むか否かを示す、請求項30に記載の通信装置。
33.前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれは、L=1又は2による各L*20MHz上で符号化され、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルの数は、チャネル帯域幅(CBW)及びLの値に依存する、請求項21に記載の通信装置。
34.前記送信信号は、前記Lの値を通知するためのシグナリングを含む、請求項33に記載の通信装置。
35.少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネル及びデータフィールドを含む送信信号を生成するステップであって、前記少なくとも1つの信号フィールドコンテンツチャネルのそれぞれは、N個のフィールドから構成されるRU(Resource Unit)割当てサブフィールドと、N個のビットマップから構成される繰り返し送信ビットマップサブフィールドとを含み、N=1,2,4又は8である、生成するステップと、
前記生成された送信信号を送信するステップと、
を有し、
前記RU割当てサブフィールドのN個のフィールドのそれぞれは、前記データフィールドにおける対応するトーン範囲内の1つ以上の割当てのためのRU情報を示し、前記繰り返し送信ビットマップサブフィールドのn番目(n=1,2,...,N)のビットマップは、前記RU割当てサブフィールドのn番目のフィールドによって示される前記1つ以上の割当てのそれぞれが繰り返し送信を含むか否かを示す、通信方法。
36.動作中にアップリンクパーシステント割当て(PA)を識別する識別情報を含むフレームを生成する回路と、
動作中に前記生成されたフレームを送信する送信機と、
を有する通信装置。
37.前記識別情報は、前記アップリンクPAのPA識別子(PAID)である、請求項36に記載の通信装置。
38.前記識別情報は、前記アップリンクPAのRU(Resource Unit)割当て情報である、請求項36に記載の通信装置。
39.前記識別情報は、前記アップリンクPAの送信を要請するため、前記フレームのフレーム本体に含まれ、前記フレームは、前記アップリンクPAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない、請求項36に記載の通信装置。
40.前記識別情報は、前記アップリンクPAの送信を要請するため、前記フレームのMACヘッダに含まれ、前記フレームは、前記アップリンクPAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない、請求項36に記載の通信装置。
41.前記識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報は、前記アップリンクPAを識別するため、前記フレームのフレーム本体に含まれる、請求項36に記載の通信装置。
42.前記識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報は、前記アップリンクPAの最初の送信を要請するため、前記フレームのフレーム本体に含まれる、請求項36に記載の通信装置。
43.アップリンクパーシステント割当て(PA)を識別する識別情報を含むフレームを生成するステップと、
前記生成されたフレームを送信するステップと、
を有する通信方法。
44.前記識別情報は、前記アップリンクPAのPA識別子(PAID)である、請求項43に記載の通信方法。
45.前記識別情報は、前記アップリンクPAのためのRU(Resource User)割当て情報である、請求項43に記載の通信方法。
46.前記識別情報は、前記アップリンクPAの送信を要請するため、前記フレームのフレーム本体に含まれ、前記フレームは、前記アップリンクPAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない、請求項43に記載の通信方法。
47.前記識別情報は、前記アップリンクPAの送信を要請するため、前記フレームのMACヘッダに含まれ、前記フレームは、前記アップリンクPAのためのユーザ固有リソース割当て情報がない、請求項43に記載の通信方法。
48.前記識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報は、前記アップリンクPAを識別するため、前記フレームのフレーム本体に含まれる、請求項43に記載の通信方法。
49.前記識別情報及びユーザ固有リソース割当て情報は、前記アップリンクPAを識別するため、前記フレームのフレーム本体に含まれる、請求項43に記載の通信方法。
50.動作中にそれぞれがユーザ固有割当てを示すダウンリンクMU-MIMO割当ての複数のユーザのユーザ情報を含む第1の送信信号を生成し、
共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む第2の送信信号を更に生成し、前記データフィールドは前記ダウンリンクMU-MIMO割当ての送信を含む、回路と、
動作中に前記第1の送信信号及び前記第2の送信信号を送信する送信機と、
を有し、
前記ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有割当ては、パーシステントであるか否かであると判定される、通信装置。
51.前記第2の送信信号の前記データフィールドにおける前記ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有パーシステント割当てが、前記第1の送信信号における前記ユーザ情報によって通知される、請求項50に記載の通信装置。
52.前記第2の送信信号の前記データフィールドが前記MU-MIMO割当てのユーザ固有パーシステント割当ての繰り返し送信を含むとき、前記ユーザ固有フィールドは、前記ユーザ固有パーシステント割当てのためのユーザ情報がない、請求項50に記載の通信装置。
53.前記第2の送信信号の前記共通フィールドは、前記第2の送信信号の前記データフィールドにおける少なくとも1つのユーザ固有パーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項50に記載の通信装置。
54.前記第2の送信信号の前記共通フィールドは、繰り返し送信を含む前記第2の送信信号の前記データフィールドにおける少なくとも1つのユーザ固有パーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項50に記載の通信装置。
55.前記ユーザ固有パーシステント割当ては、前記第1の送信信号の送信後のある期間に存在する、請求項50に記載の通信装置。
56.前記期間は、前記第1の送信信号に含まれるシグナリングによって決定又は通知される、請求項55に記載の通信装置。
57.それぞれがユーザ固有割当てを示すダウンリンクMU-MIMO割当ての複数のユーザのユーザ情報を含む第1の送信信号を生成するステップと、
共通フィールド、ユーザ固有フィールド及びデータフィールドを含む第2の送信信号を生成するステップであって、前記データフィールドは前記ダウンリンクMU-MIMO割当ての送信を含む、生成するステップと、
前記第1の送信信号及び前記第2の送信信号を送信するステップと、
を有し、
前記ダウンリンクMU-MIMO割当ての前記ユーザ固有割当ては、パーシステントであるか否か判定される、通信方法。
58.前記第2の送信信号の前記データフィールドにおける前記ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有パーシステント割当ては、前記第1の送信信号における前記ユーザ情報によって通知される、請求項57に記載の通信方法。
59.前記第2の送信信号の前記データフィールドが前記ダウンリンクMU-MIMO割当てのユーザ固有パーシステント割当ての繰り返し送信を含むとき、前記ユーザ固有フィールドは、前記ユーザ固有パーシステント割当てのユーザ情報がない、請求項57に記載の通信方法。
60.前記第2の送信信号の前記共通フィールドは、前記第2の送信信号の前記データフィールドにおける少なくとも1つのユーザ固有パーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項57に記載の通信方法。
61.前記第2の送信信号の前記共通フィールドは、繰り返し送信を含む前記第2の送信信号の前記データフィールドにおける少なくとも1つのユーザ固有パーシステント割当てを通知するためのシグナリングを含む、請求項57に記載の通信方法。
62.前記ユーザ固有パーシステント割当ては、前記第1の送信信号の送信後のある期間に存在する、請求項57に記載の通信方法。
63.前記期間は、前記第1の送信信号に含まれるシグナリングによって決定又は通知される、請求項62に記載の通信方法。

Claims (6)

  1. 第1のステーション及び第2のステーションに送信機会(TXOP)を割り当てるトリガフレームの第1のフレームを送信前記トリガフレームは、アップリンクユーザ固有パーシステント割当てを含み、前記アップリンクユーザ固有パーシステント割当ては、識別情報及びユーザ固有リソース割当てを含む、送信機と、
    前記TXOP内に、前記第1のステーション及び前記第2のステーションの各々から第1の複数の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を受信する、受信機と、を含
    前記送信機は、前記ユーザ固有リソース割当ての繰り返し送信を要請する第2のフレームを送信し、前記受信機は、前記TXOP内に、前記第1のステーション及び前記第2のステーションの各々から第2の複数のPPDUを受信し、
    前記第2のフレームは、前記識別情報を含むが、前記ユーザ固有リソース割当てを含まない、
    通信装置。
  2. 前記通信装置が前記TXOPに関するエラー回復を行う、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記トリガフレームは前記TXOPに関する期間情報を含む、
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記期間情報は、前記第1のステーションでの前記期間情報の受信から前記TXOPの終了までの期間を示す、
    請求項に記載の通信装置。
  5. 通信装置が、第1のステーション及び第2のステーションに送信機会(TXOP)を割り当てるトリガフレームの第1のフレームを送信前記トリガフレームは、アップリンクユーザ固有パーシステント割当てを含み、前記アップリンクユーザ固有パーシステント割当ては、識別情報及びユーザ固有リソース割当てを含む、処理と、
    前記通信装置が、前記TXOP内に、前記第1のステーション及び前記第2のステーションの各々から第1の複数の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を受信する、処理と、を含
    前記通信装置が、前記ユーザ固有リソース割当ての繰り返し送信を要請する第2のフレームを送信する処理と、前記通信装置が、前記TXOP内に、前記第1のステーション及び前記第2のステーションの各々から第2の複数のPPDUを受信する処理と、を含み、
    前記第2のフレームは、前記識別情報を含むが、前記ユーザ固有リソース割当てを含まない、
    通信方法。
  6. 第1のステーション及び第2のステーションに送信機会(TXOP)を割り当てるトリガフレームの第1のフレームを送信前記トリガフレームは、アップリンクユーザ固有パーシステント割当てを含み、前記アップリンクユーザ固有パーシステント割当ては、識別情報及びユーザ固有リソース割当てを含む、処理と、
    前記TXOP内に、前記第1のステーション及び前記第2のステーションの各々から第1の複数の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を受信する、処理と、を制御
    前記ユーザ固有リソース割当ての繰り返し送信を要請する第2のフレームを送信する処理と、前記TXOP内に、前記第1のステーション及び前記第2のステーションの各々から第2の複数のPPDUを受信する処理と、を制御し、
    前記第2のフレームは、前記識別情報を含むが、前記ユーザ固有リソース割当てを含まない、
    集積回路。
JP2021539071A 2019-01-10 2019-11-29 通信装置、通信方法及び集積回路 Active JP7433321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024015668A JP2024040254A (ja) 2019-01-10 2024-02-05 通信装置、通信方法及び集積回路

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SG10201900237SA SG10201900237SA (en) 2019-01-10 2019-01-10 Communication apparatus and communication method for persistent allocation
SG10201900237S 2019-01-10
SG10201903322TA SG10201903322TA (en) 2019-04-12 2019-04-12 Communication apparatus and communication method for downlink persistent allocation
SG10201903322T 2019-04-12
SG10201904191QA SG10201904191QA (en) 2019-05-09 2019-05-09 Communication Apparatus and Communication Method for Persistent Allocation
SG10201904191Q 2019-05-09
SG10201904787R 2019-05-27
SG10201904787RA SG10201904787RA (en) 2019-05-27 2019-05-27 Communication apparatus and communication method for persistent allocation
PCT/SG2019/050590 WO2020145890A1 (en) 2019-01-10 2019-11-29 Communication apparatus and communication method for persistent allocation

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024015668A Division JP2024040254A (ja) 2019-01-10 2024-02-05 通信装置、通信方法及び集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022516924A JP2022516924A (ja) 2022-03-03
JP7433321B2 true JP7433321B2 (ja) 2024-02-19

Family

ID=71521328

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021539071A Active JP7433321B2 (ja) 2019-01-10 2019-11-29 通信装置、通信方法及び集積回路
JP2024015668A Pending JP2024040254A (ja) 2019-01-10 2024-02-05 通信装置、通信方法及び集積回路

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024015668A Pending JP2024040254A (ja) 2019-01-10 2024-02-05 通信装置、通信方法及び集積回路

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220095347A1 (ja)
EP (1) EP3909344A4 (ja)
JP (2) JP7433321B2 (ja)
CN (1) CN113261364A (ja)
SG (1) SG11202107196PA (ja)
WO (1) WO2020145890A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11638238B2 (en) * 2020-01-04 2023-04-25 Nxp Usa, Inc. Trigger frame based method and device for communications
US20210266386A1 (en) * 2020-02-22 2021-08-26 Nxp Usa, Inc. Method and apparatus for communications
US11677498B2 (en) * 2020-02-22 2023-06-13 Nxp Usa, Inc. Method and apparatus for communications
US11496926B2 (en) * 2020-05-12 2022-11-08 Nxp Usa, Inc. EHT padding and packet extension method and apparatus
US11722354B2 (en) 2020-07-27 2023-08-08 Nxp Usa, Inc. EHT capability design for PPE threshold
WO2022021369A1 (en) 2020-07-31 2022-02-03 Huawei Technologies Co., Ltd. Eht-sig detection with various diversity schemes
CN114071581A (zh) * 2020-08-07 2022-02-18 华为技术有限公司 带宽模式指示方法及装置
CN117202366A (zh) * 2020-12-02 2023-12-08 Oppo广东移动通信有限公司 用于在wlan中请求ppdu传输的方法和装置
US20220182881A1 (en) * 2020-12-09 2022-06-09 Jung Hoon SUH Defining source of bits in trigger frame for disregard bits and releasing redundant beamformed bit
WO2023077476A1 (en) * 2021-11-05 2023-05-11 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Access point and wireless communication method

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511238A (ja) 2010-06-29 2013-03-28 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線lanシステムにおけるデータフレーム送信方法及び装置
JP2017539179A (ja) 2015-07-31 2017-12-28 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおけるデータ送信方法及びこのための装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2195945A4 (en) * 2007-09-11 2012-05-30 Wi Lan Inc PERMANENT RESOURCE ALLOCATION
JPWO2011024474A1 (ja) * 2009-08-28 2013-01-24 パナソニック株式会社 無線通信装置及び応答制御方法
KR102051028B1 (ko) * 2014-08-21 2019-12-02 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 데이터 전송 방법 및 이를 위한 장치
WO2016028125A2 (ko) * 2014-08-21 2016-02-25 엘지전자(주) 무선 통신 시스템에서 상향링크 전송 방법 및 이를 위한 장치
US10524201B2 (en) * 2015-05-14 2019-12-31 Lg Electronics Inc. Method for operating in power saving mode in wireless LAN system and apparatus therefor
US10116361B2 (en) 2015-06-02 2018-10-30 Newracom, Inc. Methods for uplink multiuser signaling and transmission
US10194468B2 (en) 2016-03-04 2019-01-29 Apple Inc. Wireless channel reservation
US10251199B2 (en) * 2016-03-29 2019-04-02 Lg Electronics Inc. Method for transmitting frame in wireless local area network and wireless device using the same
US10397955B2 (en) * 2016-07-06 2019-08-27 Frontside Uplink PPDU transmission
WO2019182267A1 (ko) * 2018-03-23 2019-09-26 엘지전자 주식회사 무선랜 시스템에서 fdr을 기반으로 ppdu를 송신하는 방법 및 장치
US11290955B2 (en) * 2018-09-28 2022-03-29 Apple Inc. Low latency wireless protocol
US11405164B2 (en) * 2019-10-10 2022-08-02 Qualcomm Incorporated Coordinated access point time division multiple access

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511238A (ja) 2010-06-29 2013-03-28 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線lanシステムにおけるデータフレーム送信方法及び装置
JP2017539179A (ja) 2015-07-31 2017-12-28 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 無線通信システムにおけるデータ送信方法及びこのための装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Lei Huang (Panasonic),Enabling persistent allocation for EHT,IEEE 802.11-19/0806r0,米国,IEEE mentor,2019年05月10日

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020145890A1 (en) 2020-07-16
SG11202107196PA (en) 2021-07-29
WO2020145890A8 (en) 2021-05-27
US20220095347A1 (en) 2022-03-24
JP2024040254A (ja) 2024-03-25
CN113261364A (zh) 2021-08-13
EP3909344A1 (en) 2021-11-17
JP2022516924A (ja) 2022-03-03
EP3909344A4 (en) 2022-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7433321B2 (ja) 通信装置、通信方法及び集積回路
JP6453426B2 (ja) マルチユーザフレーム交換のためのプロトコル
US10819471B2 (en) Protocols for multiple user frame exchanges
CN107667497B (zh) 用于传送高效率控制信息的方法和装置
US10057806B2 (en) Multi-user communication in wireless networks
CN102388561B (zh) 用于wlan的确认资源分配和调度
JP5733847B2 (ja) 無線通信システムの制御チャネルにおける、無線リソース割当方法のための装置
CN111726203B (zh) 回复确认帧的方法及装置、数据传输***
CN114073027A (zh) 用于混合自动重复请求操作的通信装置和通信方法
CN113661675B (zh) 用于网络协作通信的基于重复的数据传输的方法和装置
CN113994614A (zh) 用于混合自动重复请求传输的通信装置和通信方法
CN114303335B (zh) 用于混合自动重复请求操作的通信装置和通信方法
JP2023514490A (ja) 制御シグナリングを行う通信装置および通信方法
CN116134738A (zh) 用于基于多接入点的空数据分组反馈报告的通信装置和通信方法
US10149296B1 (en) Signal field encoding and decoding
CN116458129A (zh) 通信装置及通信方法
CN107534863B (zh) 资源调度的方法、装置和设备
JP2023500042A (ja) 制御シグナリングのための通信装置、および通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7433321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150