JP7431260B2 - 基板処理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、基板処理方法に関し、特に、基板載置部上の被処理基板をプラズマによってエッチングする基板処理方法に関する。
従来、基板載置部上の被処理基板をプラズマによってエッチングする基板処理方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、処理チャンバ内に所定のガスを供給し高周波電力を印加してプラズマ化させるとともに、基板載置台に高周波電力を印加し、プラズマによって生成したラジカルやイオンにより、処理チャンバ内の基板載置台上に載置された被処理基板をエッチングする技術が開示されている。基板載置台は、被処理基板を保持する上面を有する静電チャックと、環内部に静電チャックが配置されるフォーカスリングとを含んでいる。
特開2019-169699号公報
基板載置台に設けられたフォーカスリングは、被処理基板の上方にプラズマを収束させるとともに、被処理基板の外周縁部付近におけるバイアス電位の分布を調整することで、被処理基板の外周部へのイオンの飛来方向を制御するという機能を有する。処理チャンバ内のラジカルやイオンは、被処理基板のエッチングに利用されるが、ラジカルやイオンの一部はフォーカスリングにも衝突するため、フォーカスリングはエッチング処理に伴って少しずつ消耗する。そのため、フォーカスリングは、少なくともその表面の材料に、消耗を低減する目的で、エッチング耐性が高くイオン衝突によっても消耗しにくい酸化アルミニウム(Al)や酸化イットリウム(Y)などが用いられる。
しかしながら、フォーカスリング(リング部材)を用いたエッチングでも、非ボッシュプロセスのドライエッチング処理を行う場合に、被処理基板の中央部付近と被処理基板の外周部付近とで寸法差が生じてしまうことが知られている。すなわち、被処理基板の中央部付近と被処理基板の外周部付近とでエッチング形状が均一にならないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、非ボッシュプロセスのドライエッチング処理において、被処理基板の中央部付近と外周部付近との形状の均一性を改善させることが可能な基板処理方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本願発明者が鋭意検討した結果、SFガスとOガスとを用いてシリコンをエッチングする条件下では、被処理基板の中央部と外周部との位置の相違に起因して、エッチングに関与する物質の分布に不均一が生じることが、エッチング形状の均一性に影響を与えているとの結論に至った。すなわち、被処理基板の中央部のエッチング部(エッチングされる加工箇所)では、周囲に他のエッチング部が密に存在することから、ラジカルと反応するシリコン表面積が相対的に大きいのに対し、被処理基板の外周部のエッチング部では、それよりも外周側に他のエッチング部が少ないかまたは存在しないため、ラジカルと反応するシリコン表面積が相対的に小さい。このため、被処理基板の中央部ではラジカルとの反応生成物が相対的に多く生成され、ラジカルがその分少なくなる。反対に、被処理基板の外周部ではラジカルとの反応生成物が相対的に少なく、ラジカルが相対的に多く分布する。本願発明者は、このようなエッチングに関与する物質の不均一な分布が、エッチング部における保護膜の形成に影響を及ぼし、非ボッシュプロセスのドライエッチング処理における形状の均一性を損なう要因の1つになることを発見した。この要因を解消するため、本願発明者は、下記の発明をするに至った。
すなわち、本発明による基板処理方法は、載置面の外周を取り囲むようにリング部材が設けられた基板載置部の載置面にシリコンからなる被処理基板を配置する工程と、基板載置部を収容する処理チャンバ内にSFガスおよびOガスを導入し、高周波電力を印加してプラズマを形成する工程と、プラズマにより載置面上の被処理基板をエッチングするとともに、プラズマにより、リング部材の表面に設けられたシリコンを含む反応部から反応生成物を生成する工程と、反応部から生成された反応生成物をプラズマと反応させることにより、被処理基板の外周部におけるエッチング部に保護膜を形成する工程と、を備える。
本発明による基板処理方法では、上記のように、プラズマにより載置面上の被処理基板をエッチングするとともに、プラズマにより、リング部材の表面に設けられたシリコンを含む反応部から反応生成物を生成する工程を備える。これにより、被処理基板の外周部付近では、被処理基板だけでなくリング部材の反応部でも、余剰のラジカルによる反応生成物が生成するので、被処理基板の外周部付近における反応生成物の分布量を増大させることができる。被処理基板も反応部もシリコンを含むため、被処理基板および反応部から生成される反応生成物には、SFガスのプラズマによるフッ素ラジカルと反応部のシリコンとの反応によるフッ化ケイ素(SiF等)が共に含まれる。このフッ化ケイ素が、エッチング部における保護膜の形成に寄与する。そして、反応部から生成された反応生成物をプラズマと反応させることにより、被処理基板の外周部におけるエッチング部に保護膜を形成する工程を備えるので、被処理基板の外周部におけるエッチング部において、十分な反応生成物の分布量が確保される被処理基板の中央部と同様に、保護膜を形成できる。この結果、被処理基板の外周部におけるエッチング部と中央部におけるエッチング部とで保護膜の形成状況を近づけることができるので、非ボッシュプロセスのドライエッチング処理において、被処理基板の中央部付近と外周部付近との形状の均一性を改善させることができる。
上記発明による基板処理方法において、好ましくは、被処理基板の外周部におけるエッチング部に保護膜を形成する工程は、反応部から生成されたシリコンを含む反応生成物をプラズマにより解離させる工程と、解離されたシリコンとプラズマ中の酸素ラジカルとの反応により酸化ケイ素を含む保護膜を形成する工程と、を含む。このように構成すれば、反応生成物であるフッ化ケイ素の一部をプラズマによって解離させ、解離されたシリコンとOガス由来の酸素ラジカルとの反応によって、エッチング部にSiO系の保護膜が形成される。これにより、被処理基板の外周部においても、リング部材の反応部から供給される反応生成物により、エッチング部にSiO系の保護膜を効果的に形成できる。
上記発明による基板処理方法において、好ましくは、反応部の材料はSiOであり、反応生成物は、フッ化ケイ素および酸素ラジカルを含む。このように構成すれば、フッ素ラジカルと反応部との反応により、フッ化ケイ素だけでなく、保護膜を形成するための材料としての酸素ラジカルも反応部から供給できる。また、ラジカルによる反応生成物の他に、反応部からはイオン衝突により酸素原子も生成され、保護膜を形成するための材料となる。なお、反応部の材料としてのSiOには、石英その他のSiO結晶が含まれる。
上記発明による基板処理方法において、好ましくは、反応部から反応生成物を生成する工程において、被処理基板の外周部におけるラジカルおよび反応生成物の分布を、被処理基板の中央部におけるラジカルおよび反応生成物の分布と近づけるように、反応部から反応生成物を生成する。このように構成すれば、エッチング部および反応部の両方を合わせた被処理基板の外周部におけるラジカルおよび反応生成物の分布を、被処理基板の中央部のラジカルおよび反応生成物の分布に、近付けることができる。その結果、被処理基板の中央部と外周部とで保護膜の形成状況を近づけることができるので、被処理基板の中央部および外周部の各エッチング部の形状差を効果的に低減できる。
上記発明による基板処理方法において、好ましくは、反応部は、リング部材の上面のうち、載置面上の被処理基板よりも外周側に少なくとも設けられ、かつ、環状に形成されている。このように構成すれば、反応部による余剰ラジカルの消費および反応生成物の供給を、被処理基板の外周部の全周に亘って均一に行える。
本発明によれば、上記のように、非ボッシュプロセスのドライエッチング処理において、被処理基板の中央部付近と外周部付近との形状の均一性を改善させることができる。
基板処理方法を実施するための基板処理装置の概略構成を示した模式図である。 リング部材を説明するための基板載置部の拡大断面図である。 リング部材を説明するための基板載置部の模式的な平面図である。 本実施形態の基板処理方法を示したフロー図である。 被処理基板の外周部のエッチング部での保護膜の形成を説明する図である。 被処理基板の中央部のエッチング部での保護膜の形成を説明する図である。 酸化アルミニウム製のリング部材を用いた比較例による、被処理基板の外周部および中央部の各エッチング部の断面の全体画像および拡大画像である。 石英製のリング部材を用いた実施例による、被処理基板の外周部および中央部の各エッチング部の断面の全体画像および拡大画像である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を参照して本実施形態の基板処理方法を行う基板処理装置100を説明する。
(基板処理装置)
基板処理装置100は、処理チャンバ10内にプラズマを形成して被処理基板1のドライエッチングを行うプラズマ処理装置である。被処理基板1は、シリコンにより形成されたシリコンウェハである。
基板処理装置100は、処理チャンバ10と、基板載置部20と、ガス供給装置30と、プラズマ生成装置40と、排気装置50と、高周波電源60とを備える。
処理チャンバ10は閉塞空間を有し、閉塞空間内に基板載置部20を収容している。処理チャンバ10は、相互に連通した内部空間を有する上チャンバ11および下チャンバ12から構成される。
基板載置部20は、被処理基板1が載置される載置面20aを有する。載置面20aは、円形状を有し、たとえば直径300mmの大きさの被処理基板1が載置される。基板載置部20は、昇降シリンダ25により処理チャンバ10内で昇降自在に設けられている。なお、基板載置部20には内部配管(図示せず)が設けられ、この内部配管にガルデン(登録商標)等の所定の冷媒を導入し、冷媒の温度を管理(例えば、5℃に管理)しながら、冷媒を循環させるチラー装置(図示せず)が取り付けられている。これにより、プラズマ処理の実行中、基板載置部20が冷却される。
ガス供給装置30は、処理チャンバ10内にエッチングガスおよび保護膜形成ガスを供給する。ガス供給装置30は、エッチングガスとしてSFガスを供給するSFガス供給部31と、保護膜形成ガスとしてOガスを供給するOガス供給部32とを含む。各ガス供給部は、ガス供給用の分岐した供給管33により、上チャンバ11の上面から処理チャンバ10内に接続している。供給管33を介して、処理チャンバ10内にSFガスおよびOガスが供給される。
プラズマ生成装置40は、処理チャンバ10内に供給されたガスにより誘導結合プラズマ(ICP)を生成する装置である。プラズマ生成装置40は、上チャンバ11の外周に設けられた螺旋状のコイル41と、このコイル41に高周波電力を供給する高周波電源42とを含む。高周波電源42によってコイル41に高周波電力を供給することにより、上チャンバ11内に供給されたガスがプラズマ化される。
排気装置50は、処理チャンバ10内の圧力を減圧する。排気装置50は、処理チャンバ10内のガスを排気する真空ポンプ51と、真空ポンプ51を処理チャンバ10内に接続する排気管52とを含む。排気管52を介して、真空ポンプ51が処理チャンバ10内のガスを排気し、処理チャンバ10内を真空に近い所定の圧力状態とする。
高周波電源60は、基板載置部20にバイアス電位用の高周波電力を供給する。高周波電源60は、基板載置部20の基台21に高周波電力を供給することで、基板載置部20(基台21)とプラズマとの間にバイアス電位を与える。
〈基板載置部の構成〉
基板載置部20は、基台21と、基台21上に設置された静電チャック22(図2参照)と、静電チャック22の周囲を取り囲むリング部材23とを含む。
基台21は、側面視で凸状の円板形状を有する。すなわち、基台21は、図2に示すように、静電チャック22と略同じ直径の小径部21aと、小径部21aの下側に位置し小径部21aよりも大きな直径を有する大径部21bとから構成される。基台21の材料は、たとえばアルミニウムである。
静電チャック22は、小径部21aの上面上に設置され、円板形状を有する。静電チャック22の上面が載置面20aを構成する。静電チャック22は、静電吸着用の電圧を印加する静電吸着用電源(図示せず)と接続されている。静電チャック22に電圧を印加すると、静電誘導により、被処理基板1が静電チャック22の上面である載置面20aに吸着される。プラズマ処理の実行中、被処理基板1の裏面には、所定の冷却ガス供給管(図示せず)から冷却ガス(Heガス等の不活性ガス)が供給され、被処理基板1が冷却される。
リング部材23は、小径部21aおよび静電チャック22の外周側面を囲むように、大径部21bの外周部上面上に設置されている。リング部材23(図3参照)は、載置面20aの外周に沿った円環形状を有し、全周にわたって連続している。
図2に示す例では、リング部材23は、リング部材23の上面が載置面20aと同じかまたは僅かに低い高さに位置するように設けられている。リング部材23の上面の一部は、載置面20aよりも高い位置に配置されてもよい。また、被処理基板1が載置面20aに載置された場合、リング部材23の内周端23bを含む一部が、被処理基板1の外周端と上下に重なる。
本実施形態では、リング部材23の表面に、シリコンを含む反応部23aが設けられている。反応部23aの材料は、Si、SiO、SiCなどが選択される。本実施形態の反応部23aの材料は、SiO(石英)である。後述するが、反応部23aは、被処理基板1のエッチングの際に、プラズマ中のラジカルと反応して反応生成物87(図5参照)を生成する機能を有する。
図3に示すように、反応部23aは、リング部材23の上面のうち、載置面20a上の被処理基板1よりも外周側に少なくとも設けられ、かつ、環状に形成されている。本実施形態では、リング部材23は、全体形状が石英で形成された単一部材からなる。そのため、反応部23aは、図2に示すように、リング部材23の上面全体に相当する内周端23bから外周端23cまでの範囲Lに設けられている。反応部23aは、範囲Lのうちの一部のみに形成されていてもよい。リング部材23は、反応部23aと、反応部23aを支持する部材との複数部材の組立体で構成されていてもよい。
(基板処理方法)
次に、本実施形態の基板処理方法について説明する。図4に示すように、本実施形態の基板処理方法は、下記の工程S1~S4を備える。以下、基板処理装置100の各部については、図1~図3を参照するものとする。
工程S1では、載置面20aの外周を取り囲むようにリング部材23が設けられた基板載置部20の載置面20aに被処理基板1を配置する。被処理基板1は、図示しない搬送ロボット等により、基板載置部20の載置面20a上に載置される。静電チャック22により被処理基板1が載置面20aに吸着される。
工程S2において、基板載置部20を収容する処理チャンバ10内にSFガスおよびOガスを導入し、高周波電力を印加してプラズマを形成する。まず、ガス供給装置30により上チャンバ11内にSFガス、Oガスが供給されるとともに、高周波電源42によりコイル41に高周波電力が供給される。これにより、SFガスおよびOガスが高周波電力により励起されてプラズマ80(図5参照)となる。プラズマ80は、SFガス由来のフッ素ラジカル等のラジカル81、SFガス由来のフッ素イオン等のイオン82、Oガス由来の酸素ラジカル85および酸素イオン86、電子などを含む。実際には反応は複雑なので、図5および図6は、代表的な反応例あるいは反応イメージを図示している。
工程S3において、プラズマ80により載置面20a上の被処理基板1をエッチングするとともに、プラズマ80により、リング部材23の表面に設けられた反応部23aから反応生成物87(図5参照)を生成する。まず、高周波電源60により基板載置部20に高周波電力が印加され、これにより、基板載置部20と処理チャンバ10中のプラズマ80との間で電位差(バイアス電位)が生じる。
図5に示すように、バイアス電位によって、プラズマ80中のイオン82が被処理基板1に向けて引き込まれる。イオン82のエッチング部90への衝突により、エッチング部90が物理的にエッチングされる。また、プラズマ80中のラジカル81が、エッチング部90のシリコンとの化学反応により、反応生成物を脱離させてシリコンをエッチングする。生成される反応生成物は、フッ化ケイ素83(SiF等)を含む。他に、図示していないが、酸素ラジカル85や酸素イオン86によるシリコンの表面酸化も行われている。このとき、被処理基板1の外周部1a(図3参照)の外側でも、プラズマ80中のラジカル81の一部がリング部材23の反応部23aをエッチングし、反応部23aからもフッ化ケイ素83(SiF)および酸素ラジカル85を含む反応生成物87が生じる。また、プラズマ80中のイオン82による反応部23aの物理的なエッチングも生じている。なお、本実施形態のエッチング処理は、いわゆる非ボッシュプロセスである。シリコンのエッチング工程と側壁保護膜の形成工程とを繰り返すボッシュプロセスと異なり、非ボッシュプロセスでは、エッチング工程と側壁保護膜形成工程が同時に行われる。ボッシュプロセスはエッチング部の側壁にスキャロップと呼ばれる等方性エッチによる貝殻状の形状(あるいは波状の凹凸)が生じるため、エッチング側壁形状を重視する場合にはスキャロップが生じない非ボッシュプロセスが好ましい。
ここで、本実施形態では、図4の工程S4において、反応部23aから生成された反応生成物87をプラズマ80と反応させることにより、被処理基板1の外周部1a(図3参照)におけるエッチング部90に保護膜91を形成する。
具体的には、工程S4は、反応部23aから生成されたシリコンを含む反応生成物87(図5参照)をプラズマ80により解離させる工程と、解離されたシリコンと酸素ラジカル85との反応により酸化ケイ素を含む保護膜91(図5参照)を形成する工程と、を含む。シリコンを含む反応生成物87は、具体的にはフッ化ケイ素83(SiF等)である。
図5において、被処理基板1のエッチング部90から生成された反応生成物であるフッ化ケイ素83(SiF)も、反応部23aから生成された反応生成物87であるフッ化ケイ素83も、大部分は、排気装置50により処理チャンバ10から排出されることになる。一方で、各部で生成されたフッ化ケイ素83の一部は、プラズマ80によってSi解離種83aとF解離種83bとに解離される。解離されたSi解離種83aは、Oガスに由来する酸素ラジカル85または反応部23aの反応生成物87である酸素ラジカル85と反応して結合し、エッチング部90内に付着することでSiO系(酸化ケイ素)の保護膜91が形成される。エッチング部90の底面に形成された保護膜91はイオン82等により物理的にエッチングされるため、結果としてエッチング部90の側壁に保護膜91が形成される。
フッ化ケイ素83に由来するSiO系の保護膜91の形成は、被処理基板1の外周部1aおよび中央部1bのどちらでも生じる。図5に示す外周部1aでは、上記のようにエッチング部90から生成されたフッ化ケイ素83および反応部23aから生成されたフッ化ケイ素83の両方が、保護膜91の形成に寄与する。図6に示す中央部1bでは、反応部23aからの距離が大きいため、主にエッチング部90から生成されたフッ化ケイ素83が保護膜91の形成に寄与する。
なお、図3に示したように、被処理基板1の「外周部」とは、中央部1bよりも径方向外側の部分であり、たとえば被処理基板1の外周縁から内側へ10mm~20mm程度の範囲である。
次に、本実施形態の基板処理方法の作用を、被処理基板1の中央部1bのエッチング部90と外周部1aのエッチング部90との対比で説明する。
図6に示すように、被処理基板1の中央部1bでは、いずれかのエッチング部90の周囲は、別のエッチング部90によって囲まれている。そのため、中央部1bのある点の周囲(一定半径内の領域)では、外周部1aと比べて、ラジカル81と反応するシリコン表面積(の比率)が大きい。ラジカル81により、多数のエッチング部90の各々でフッ化ケイ素83(SiF)が生成する。中央部1bでは、ラジカル81と反応するシリコン表面積(の比率)が大きいため、外周部1aと比べて反応生成物(フッ化ケイ素83)の生成量が相対的に大きく、ラジカル81が相対的に少なくなる。
図5に示したように、被処理基板1の外周部1aのエッチング部90は、被処理基板1の外周縁に近いので、周囲にある別のエッチング部90の数が少ない。そのため、外周部1aのある点の周囲(一定半径内の領域)では、中央部1bと比較して、ラジカル81と反応するシリコン表面積(の比率)が小さい。したがって、仮に反応部23aが設けられない場合、外周部1aでは、中央部1bと比較して、エッチング部90から生成される反応生成物(フッ化ケイ素83)の生成量が相対的に少なく、シリコン表面積に対してラジカル81が相対的に多い状態となる。なお、図5、図6において、各反応は各々1つの反応として描写しているが、実際には無数に発生しており、図5、図6は、各反応の反応量(あるいは反応比率)を示しているものではない。例えば、図5および図6では、共に、1つのエッチング部90から生成されるフッ化ケイ素83は1つのみ描写されているが、周囲(一定半径内の領域)も含めたエッチング部90の存在数(つまりシリコン表面積)は外周部1aよりも中央部1bの方が多いことから、1つのエッチング部90の周囲も含めたエッチング部90から生成されるフッ化ケイ素83等の反応生成物の量は中央部1bの方が多い。また、図5に示した外周部1a付近に反応部23aが存在しない場合(エッチング部90から生成された反応生成物に由来する保護膜91だけを考慮した場合)、エッチング部90への保護膜91の進入量(つまり生成量)が図5と図6で同数描写されていることになるが、上記の様に、1つのエッチング部90の周囲も含めたエッチング部90から生成される反応生成物の量が中央部1bの方が多いことから、エッチング部90から生成された反応生成物に由来する保護膜91のエッチング部90への進入量(生成量)も中央部1bの方が多い。
本願発明者は、このようなラジカル81の分布(粗密)および反応生成物(フッ化ケイ素83)の分布(粗密)が被処理基板1の中央部1bと外周部1aとで異なる場合、中央部1bと外周部1aとで反応生成物に由来するSiO系の保護膜91の形成状況に差異が生じ、エッチング部90の形状差をもたらす要因の1つとなることを発見した。外周部1aにおける保護膜91の形成作用が弱いため、中央部1bと比較して、外周部1aでは深さ方向のエッチングレート、溝幅が増大する傾向にある。
そこで、本実施形態では、被処理基板1の外周部1aのさらに外側に、リング部材23の反応部23aを設けたため、外周部1aにおける余剰のラジカル81は、反応部23aのエッチングに利用され、反応生成物87(フッ化ケイ素83)を生成する。すなわち、本実施形態では、工程S3(図4参照)において、被処理基板1の外周部1a(図5参照)におけるラジカル81および反応生成物(フッ化ケイ素83)の分布を、被処理基板1の中央部1b(図6参照)におけるラジカル81および反応生成物(フッ化ケイ素83)の分布と近づけるように、反応部23aから反応生成物87を生成する。
この結果、本実施形態では、ラジカル81の分布(粗密)および反応生成物(フッ化ケイ素83)の分布(粗密)が被処理基板1の中央部1bと外周部1aとで近付くことにより、中央部1bと外周部1aとの間での反応生成物に由来するSiO系の保護膜91の形成状況の差異が低減され、エッチング部90の形状差が低減される。特に、本実施形態の反応部23aは石英(SiO)からなるため、反応部23aからの反応生成物87にはフッ化ケイ素83だけでなく酸素ラジカル85が含まれ、SiO系の保護膜91の材料となるSiおよびOの両方が反応部23aから供給される。なお、図示を省略するが、反応部23aからは、プラズマ80中のイオン82の衝突による酸素原子(O)も供給される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の基板処理方法では、上記のように、プラズマ80により載置面20a上の被処理基板1をエッチングするとともに、プラズマ80により、リング部材23の表面に設けられたシリコンを含む反応部23aから反応生成物87を生成する工程S3を備える。これにより、被処理基板1の外周部1a付近では、被処理基板1のエッチング部90だけでなくリング部材23の反応部23aでも、余剰のラジカル81による反応生成物87を生成するので、被処理基板1の外周部1a付近における反応生成物(フッ化ケイ素83)の分布量を増大させることができる。被処理基板1および反応部23aから生成される反応生成物には、フッ化ケイ素83(SiF等)が共に含まれる。このフッ化ケイ素83が、エッチング部90における保護膜91の形成に寄与する。そして、反応部23aから生成された反応生成物87をプラズマ80と反応させることにより、被処理基板1の外周部1aにおけるエッチング部90に保護膜91を形成する工程S4を備えるので、外周部1aにおけるエッチング部90において、十分な反応生成物の分布量が確保される中央部1bと同様に、反応生成物(フッ化ケイ素83)に由来する十分な量の保護膜91を形成できる。この結果、被処理基板1の外周部1aにおけるエッチング部90と中央部1bにおけるエッチング部90とで保護膜91の形成状況を近づけることができるので、非ボッシュプロセスのドライエッチング処理において、被処理基板1の中央部1b付近と外周部1a付近との形状の均一性を改善させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、被処理基板1の外周部1aにおけるエッチング部90に保護膜91を形成する工程S4は、反応部23aから生成されたシリコンを含む反応生成物87をプラズマ80により解離させる工程と、解離されたシリコンと酸素ラジカル85との反応により酸化ケイ素を含む保護膜91を形成する工程と、を含む。これにより、反応生成物87であるフッ化ケイ素83(SiF)の一部をプラズマ80によって解離させ、解離されたシリコン(Si)とプラズマ80中の酸素ラジカル85との反応によって、外周部1aにおけるエッチング部90にSiO系の保護膜91が形成される。その結果、被処理基板1の外周部1aにおいても、リング部材23の反応部23aから供給される反応生成物87により、エッチング部90にSiO系の保護膜91を効果的に形成できる。
また、本実施形態では、上記のように、反応部23aの材料はSiO(石英)であり、反応生成物87は、フッ化ケイ素83(SiF)および酸素ラジカル85を含む。これにより、ラジカル81と反応部23aとの反応により、フッ化ケイ素83だけでなく酸素ラジカル85も生成できる。そのため、保護膜91を形成するための材料としての酸素ラジカル85も反応部23aから供給できる。この他に、反応部23aからはイオン衝突により酸素原子(O)も生成され、保護膜91を形成するための材料となる。
また、本実施形態では、上記のように、反応部23aから反応生成物87を生成する工程S3において、被処理基板1の外周部1aにおけるラジカル81および反応生成物(フッ化ケイ素83)の分布を、被処理基板1の中央部1bにおけるラジカル81および反応生成物(フッ化ケイ素83)の分布と近づけるように、反応部23aから反応生成物87を生成する。これにより、被処理基板1の外周部1aのエッチング部90および反応部23aの両方を合わせたラジカル81および反応生成物の分布を、中央部1bのラジカル81および反応生成物の分布に、近付けることができる。その結果、被処理基板1の中央部1bと外周部1aとで保護膜91の形成状況に近づけることができるので、中央部1bおよび外周部1aの各エッチング部90の形状差を効果的に低減できる。
また、本実施形態では、上記のように、反応部23aは、リング部材23の上面のうち、半径方向における内周側の所定長さ範囲に亘って少なくとも設けられ、かつ、環状に形成されている。これにより、反応部23aによる余剰ラジカルの消費および反応生成物87の供給を、被処理基板1の外周部1aの全周に亘って均一に行える。
(実験結果)
次に、本実施形態の基板処理方法の効果を確認するために行った実験および実験結果について説明する。
実験は、同一の基板処理装置100を用いて、図2に示したリング部材23の材質を異ならせてそれぞれ同一のエッチング処理を行い、形成されるエッチング形状を比較することで行った。リング部材23の材質として、実施例では石英(SiO)製のリング部材23を使用し、比較例として酸化アルミニウム(Al)製のリング部材を使用した。リング部材の形状および寸法は、実施例と比較例とで同一である。
表1は、エッチング処理の処理条件を示す。
Figure 0007431260000001
表2は、エッチング処理の実験結果を示す。
Figure 0007431260000002
比較例では、深さ方向のエッチングレート、上端部の幅寸法、底部の幅寸法のいずれもが、中央部1bと比較して外周部1aで大きくなっており、エッチングレートの面内均一性が±13.5%となった。図7は、比較例による中央部1bにおけるエッチング部90の画像と、外周部1aにおけるエッチング部90の画像とを並べて示している。
ここで、面内均一性は、被処理基板1上の任意のnカ所で測定した深さ方向のエッチングレートの中の最大エッチングレート(ERMax)及び最小エッチングレート(ERMin)と、nカ所のエッチングレートから算出した平均エッチングレート(ERAve)とを基にして、下式(1)によって算出したものであり、算出した数値が小さいほど均一性が良好であることを意味する。
面内均一性={(ERMax-ERMin)/(2×ERAve)}×100・・・(1)
一方、表2に示す実施例では、深さ方向のエッチングレート、上端部の幅寸法、底部の幅寸法のいずれもが、中央部1bと比較して外周部1aで大きくなっているものの、中央部1bと外周部1aとの差異は比較例と比べて小さくなる傾向が見られた。そして、エッチングレートの面内均一性が±3.8%となり、比較例と比べて約10%小さくなることが確認された。図8は、実施例による被処理基板1の中央部1bにおけるエッチング部の画像と、外周部1aにおけるエッチング部の画像とを並べて示している。図7と比較して、図8からは、エッチング部の形状の均一性に明らかな改善が見られた。また、図7では外周部の保護膜形成不足による側壁荒れが見られていたが、図8では十分な保護膜形成により改善が見られた。
これにより、本実施形態による基板処理方法によって、被処理基板1の中央部1bと外周部1aとの形状の均一性が改善することが確認された。
なお、比較例の酸化アルミニウム製のリング部材の表面に、被処理基板1の周方向に沿って複数のシリコン薄板を設けて同一の実験を行ったところ、実施例と同様に、エッチング形状(深さ方向のエッチングレート、幅寸法)の均一性に改善が見られた。このため、リング部材の表面にシリコンを含む反応部を設けることの効果が確認された。
さらに、比較例において、表1に示したOガス流量を0(sccm)にして、SFガスの単ガスでエッチング処理を行った場合、エッチング形状の面内差がほとんど生じないことが確認された(ただし、エッチング形状自体も所望の形状とはならなかった)。SFの単ガスでの処理では、外周部1aだけでなく中央部1bでもエッチング部90に保護膜91が形成されないことから、SFガスとOガスとによる非ボッシュプロセスでは、保護膜91の形成量のばらつきが、エッチング形状の面内均一性に大きく影響することが確認された。つまり、本実施形態で示した反応メカニズムが確かであることが確認できた。
なお、上記の実験結果から分かるように、あるエッチング処理方法が本実施形態に記載の工程を備えているかどうかを確認するには、(1)実際にリング部材の反応部が消耗しているかどうかを検証すること、および、(2)反応部を他のSiを含まない材質に変えてエッチング形状が悪化するかどうかを検証すること、の2つで特定可能である。つまり、(1)については、例えば、ある一定量のエッチング処理を行い、その前後でのリング部材の重量や厚みの変動によって反応部の消耗度を計測し、同様に従来のエッチング耐性のある材質(酸化アルミニウムなど)によるリング部材の消耗度と比較することで検証可能である。また、(2)については本実施形態で記載の様に、エッチング形状の面内差を確認することで判断可能である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、図1に示した基板処理装置100を用いて基板処理方法を実施する例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明の基板処理方法を実施する基板処理装置の装置構成は特に限定されず、図1の装置構成とは異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、リング部材23において反応部23aが連続した環状に形成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、リング部材23の上面において、複数の反応部23aを周方向に沿って離散的に配置してもよい。
1:被処理基板、10:処理チャンバ、20:基板載置部、20a:載置面、23:リング部材、23a:反応部、80:プラズマ、81:ラジカル、83:フッ化ケイ素、85:酸素ラジカル、87:反応生成物、90:エッチング部、91:保護膜

Claims (5)

  1. 載置面の外周を取り囲むようにリング部材が設けられた基板載置部の前記載置面にシリコンからなる被処理基板を配置する工程と、
    前記基板載置部を収容する処理チャンバ内にSFガスおよびOガスを導入し、高周波電力を印加してプラズマを形成する工程と、
    前記プラズマにより前記載置面上の前記被処理基板をエッチングするとともに、前記プラズマにより、前記リング部材の表面に設けられたシリコンを含む反応部から反応生成物を生成する工程と、
    前記反応部から生成された前記反応生成物を前記プラズマと反応させることにより、前記被処理基板の外周部におけるエッチング部に保護膜を形成する工程と、を備える、基板処理方法。
  2. 前記被処理基板の外周部における前記エッチング部に前記保護膜を形成する工程は、
    前記反応部から生成されたシリコンを含む前記反応生成物を前記プラズマにより解離させる工程と、
    解離されたシリコンと前記プラズマ中の酸素ラジカルとの反応により酸化ケイ素を含む前記保護膜を形成する工程と、を含む、請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記反応部の材料はSiOであり、
    前記反応生成物は、フッ化ケイ素および酸素ラジカルを含む、請求項1または2に記載の基板処理方法。
  4. 前記反応部から前記反応生成物を生成する工程において、前記被処理基板の外周部におけるラジカルおよび反応生成物の分布を、前記被処理基板の中央部におけるラジカルおよび反応生成物の分布と近づけるように、前記反応部から前記反応生成物を生成する、請求項1~3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  5. 前記反応部は、前記リング部材の上面のうち、前記載置面上の前記被処理基板よりも外周側に少なくとも設けられ、かつ、環状に形成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の基板処理方法。
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