JP7429150B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関する。
たとえば、特許文献1は、SOI基板内部の活性層であって回路を構成する素子が形成された活性層と、SOI基板内部の埋め込み絶縁層であって活性層に接する埋め込み絶縁層と、平面視において素子の形成領域の周囲全体を取り囲むように活性層に形成され、活性層の表面から裏面に達するDTI(Deep Trench Isolation)領域と、素子の上方に形成された第1の導電膜とを備え、DTI領域はDTI領域の内部に第1の空孔を有し、第1の導電膜の膜厚は活性層の厚さよりも厚い、半導体装置を開示している。
再公表特許WO2018/020713号公報
本発明の一実施形態に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1材料層と、前記第1材料層に形成され、十字パターンを少なくとも含むトレンチと、前記第1材料層と同じ材料を含み、前記十字パターンの交差部に形成された柱状部と、前記トレンチに埋め込まれ、前記第1材料層とは異なる材料からなる第2材料層とを含む。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の模式的な斜視図である。 図2は、図1の第1素子領域を示す前記半導体装置の模式的な平面図である。 図3は、図2から第2層間絶縁膜の上の構造を取り除いて示す前記半導体装置の平面図である。 図4は、図2のIV-IV断面を示す断面図である。 図5は、図2のV-V断面を示す断面図である。 図6は、第1トレンチの第1交差部の構造を示す模式的な斜視図である。 図7は、第1トレンチの第2交差部の構造を示す模式的な斜視図である。 図8は、第1トレンチの第1交差部の構造を示す模式的な平面図である。 図9は、第1トレンチの第2交差部の構造を示す模式的な平面図である。 図10Aおよび図10Bは、それぞれ、図8のXA-XA断面およびXB-XB断面を示す断面図である。 図11Aおよび図11Bは、それぞれ、図9のXIA-XIA断面およびXIB-XIB断面を示す断面図である。 図12は、埋め込みコンタクトのパターンを示す模式的な平面図である。 図13Aおよび図13Bは、それぞれ、図12のXIIIA-XIIIA断面およびXIIIB-XIIIB断面を示す断面図である。 図14Aおよび図14Bは、それぞれ、図12のXIVA-XIVA断面およびXIVB-XIVB断面を示す断面図である。 図15は、図1の第1素子領域の変形例を示す前記半導体装置の模式的な断面図である。
<本発明の実施形態>
まず、本発明の実施形態を列記して説明する。
本発明の一実施形態に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1材料層と、前記第1材料層に形成され、十字パターンを少なくとも含むトレンチと、前記第1材料層と同じ材料を含み、前記十字パターンの交差部に形成された柱状部と、前記トレンチに埋め込まれ、前記第1材料層とは異なる材料からなる第2材料層とを含む。
この構成によれば、十字パターンの交差部に柱状部が形成されているため、第2材料層の埋め込み不良を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記トレンチは、第1の深さDおよび第1の幅Wを有しており、前記トレンチのアスペクト比(D/W)が、5~50であってもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記トレンチの第1の深さDは、20μm~30μmであってもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記トレンチの前記第1の幅Wに対する前記柱状部の第2の幅W(W/W)は、0.2~2.0であってもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記柱状部は、前記十字パターンの前記交差部に臨む前記第1材料層の角部に対向する対向部を有しており、前記対向部から法線を延ばしたときに、前記対向部から前記角部までの前記法線の長さLが、前記トレンチの前記第1の幅Wの50%~100%であってもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記柱状部は、平面視において円形を有していてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記トレンチは、第1の幅Wを有しており、平面視において、前記トレンチ内における任意の第1の点から、前記第1の点から最短距離にある前記トレンチの側面または前記柱状部の側面の第2の点までの距離が、X/W=0.5~1.0を満たすX未満であってもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記第1材料層は、前記半導体基板上に形成された半導体層を含み、前記トレンチは、前記半導体層に素子領域を区画する素子分離用トレンチを含んでいてもよい。
この構成によれば、隣り合う素子領域同士を共通のトレンチで絶縁分離することができるので、素子領域間の距離を縮めることができる。その結果、半導体装置のチップサイズを小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記第1材料層は、単結晶シリコン層を含み、前記第2材料層は、前記トレンチの内面に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の内側に埋め込まれた多結晶シリコンとを含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記第1材料層は、前記半導体基板上に形成された絶縁層を含み、前記トレンチは、前記絶縁層に形成された導電パターン用トレンチを含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記第1材料層は、酸化シリコン層を含み、前記第2材料層は、前記トレンチに埋め込まれた金属層を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記トレンチは、ライン状の第1部分および前記第1部分を起点に延びるライン状の第2部分で形成されたT字パターンを含み、前記第1材料層と同じ材料を含み、前記第1部分と前記第2部分との第2交差部において、前記第1部分の側壁から前記第2交差部に向かって突出した突出部をさらに含んでいてもよい。
本発明の他の実施形態に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1材料層と、前記第1材料層に形成され、ライン状の第1部分および前記第1部分を起点に延びるライン状の第2部分で形成されたT字パターンを少なくとも含むトレンチと、前記第1材料層と同じ材料を含み、前記第1部分と前記第2部分との交差部において、前記第1部分の側壁から前記交差部に向かって突出した突出部と、前記トレンチに埋め込まれ、前記第1材料層とは異なる材料からなる第2材料層とを含む。
この構成によれば、T字パターンの交差部に突出部が形成されているため、第2材料層の埋め込み不良を抑制することができる。
本発明の他の実施形態に係る半導体装置では、前記トレンチは、第1の深さDおよび第1の幅Wを有しており、前記トレンチのアスペクト比(D/W)が、5~50であってもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記トレンチの第1の深さDは、20μm~30μmであってもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置では、前記突出部は、前記T字パターンの前記交差部に臨む前記第1材料層の角部に対向する対向部を有しており、前記対向部から法線を延ばしたときに、前記対向部から前記角部までの前記法線の長さLが、前記トレンチの前記第1の幅Wの50%~100%であってもよい。
<本発明の実施形態の詳細な説明>
次に、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
≪半導体装置1の全体構成≫
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置1の模式的な斜視図である。
半導体装置1は、たとえば、チップ状の集積回路(IC:Integrated Circuit)装置を含む。半導体装置1は、集積される回路素子の数に基づいて、SSI(Small Scale IC)、MSI(Middle Scale IC)、LSI(Large Scale IC)、VLSI(Very Large Scale IC)、ULSI(Ultra Large Scale IC)と称してもよい。
半導体装置1は、回路素子が形成された複数の素子領域2,3を有している。複数の素子領域2,3は、後述する共通の半導体層5に形成されている。
複数の素子領域2,3は、第1素子領域2と、複数の第2素子領域3とを含む。第1素子領域2は、回路素子としてLDMOS(Lateral double-diffusedMOS)が形成された素子領域であってもよい。複数の第2素子領域3は、たとえば、その他の機能素子(たとえば、LDMOS用の保護ダイオード、抵抗、コンデンサ等)が形成された領域であってもよい。なお、図1では、4つの素子領域2,3が示されているが、半導体装置1は、より多数の素子領域を有していてもよい。
図2は、図1の第1素子領域2を示す半導体装置1の模式的な平面図である。図3は、図2から第2層間絶縁膜17の上の構造を取り除いて示す半導体装置1の平面図である。図4は、図2のIV-IV断面を示す断面図である。図5は、図2のV-V断面を示す断面図である。
半導体装置1は、半導体基板4と、半導体層5と、絶縁層6と、素子分離部7と、フィールド絶縁膜8と、ボディ領域9と、ソース領域10と、ボディコンタクト領域11と、ドレイン領域12と、ゲート絶縁膜13と、ゲート電極14と、第1層間絶縁膜15と、第1配線層16と、第2層間絶縁膜17と、第2配線層18とを含んでいてもよい。
半導体基板4は、この実施形態では単結晶シリコン(Si)基板で形成されているが、他の素材(たとえば、炭化シリコン(SiC)等)で形成された基板であってもよい。半導体基板4は、この実施形態ではn型である。半導体基板4は、たとえば、1×1019cm-3~5×1021cm-3の不純物濃度を有していてもよい。また、半導体基板4の厚さは、たとえば、研削前で500μm~800μmであってもよい。
半導体層5は、たとえば、絶縁層6を介して半導体基板4に貼り合わせた層であってもよい。半導体層5は、絶縁層6に接しており、かつ絶縁層6に積層されている。半導体層5は、素子主面19と、半導体層5の厚さ方向において素子主面19の反対側を向く接合面20とを有する。素子主面19は、素子領域2,3が形成された面である。素子主面19を有する半導体層5は、活性層と称してもよい。一方、接合面20は、絶縁層6に接する面である。
半導体層5は、半導体基板4と同じ導電型を有しており、この実施形態ではn型である。半導体層5は、たとえば、5×1014cm-3~1×1017cm-3の不純物濃度を有していてもよい。また、半導体層5の厚さは、たとえば、3μm~20μmであってもよい。
絶縁層6は、半導体基板4と半導体層5との間に挟まれていてもよい。絶縁層6は、この実施形態では、酸化シリコン(SiO)で形成されており、たとえば、5μm~20μmの厚さを有していてもよい。また、絶縁層6は、半導体基板4と半導体層5との境界部に埋め込まれた埋め込み層と称してもよい。この場合、絶縁層6は、BOX(Buried Oxide)層と称してもよい。また、半導体基板4、絶縁層6および半導体層5の積層構造によって形成された基板は、SOI(Silicon On Insulator)基板と称してもよい。
素子分離部7は、この実施形態では、DTI(Deep Trench Isolation)構造が適用されているが、たとえば、素子主面19から絶縁層6にまで達するp型ウェルによる素子分離ウェル構造が採用されてもよい。
素子分離部7は、第1トレンチ21と、第1絶縁膜22と、第1埋め込み層23とを含んでいてもよい。第1トレンチ21は、素子領域2,3を区画するトレンチであるので、素子分離用トレンチと称してもよい。
第1トレンチ21は、半導体層5の素子主面19から絶縁層6に達するまで形成されていてもよい。また、第1トレンチ21は、絶縁層6において底部を有していてもよい。
第1トレンチ21は、図2および図3に示すように、第1方向Aに延びるライン状の第1部分24と、第1方向Aに直交する第2方向Bに延びるライン状の第2部分25とを含み、第1部分24と第2部分25とが互いに交差している。「ライン状」とは、素子領域2,3を区画する細長いトレンチであれば特に制限されず、図2および図3に示すような直線状や、曲線状を含む意味であってもよい。
第1トレンチ21は、第1部分24と第2部分25との交差部として、第1交差部26および第2交差部27を有していてもよい。第1交差部26は、第1部分24と第2部分25とが十字状に交差する部分である。第1交差部26からは、第1方向Aの両側に向かって一対の第1部分24が延び、第2方向Bの両側に向かって一対の第2部分25が延びている。一方、第2交差部27は、第1部分24と第2部分25とがT字状に交差する部分である。第2交差部27からは、第1方向Aの両側に向かって一対の第1部分24が延び、第1部分24を起点に第2方向Bへ1本の第2部分25が延びている。
これにより、第1トレンチ21は、図2および図3に示すように、一対の第1部分24と一対の第2部分25とを含む帯状の閉曲線によって、半導体層5の一部からなる第1素子領域2を区画している。また、第1素子領域2を区画する第1部分24は、第1素子領域2に隣り合う第2素子領域3を区画する第1部分24としても利用されている。つまり、互いに隣り合う第1素子領域2と第2素子領域3との間で、これらの素子領域2,3を区画する第1トレンチ21が共有されている。また、第1素子領域2を区画する第2部分25と、当該第1素子領域2に隣り合う第2素子領域3を区画する第2部分25とは、これらの素子領域2,3で共有された第1部分24と交差することによって第2交差部27を形成している。
このように、半導体層5において、第1素子領域2の外周領域には、第1素子領域2と同じく電気的にフローティングされた第2素子領域3が区画されている。第2素子領域3は、素子分離部7を隔てて第1素子領域2に隣り合って形成されている。第1素子領域2は、たとえば、5V~100V程度の低基準電圧を基準に動作する低電圧素子領域であってもよいし、たとえば、400V~600V程度の高基準電圧を基準に動作する高電圧素子領域であってもよい。
なお、この実施形態では、第1素子領域2の周囲には、2つの第1交差部26と2つの第2交差部27が形成されているが、第1素子領域2は、4つの第1交差部26に取り囲まれていてもよい。つまり、格子パターンの第1トレンチ21が形成され、その格子パターンの1つの窓部が第1素子領域2であってもよい。
第1絶縁膜22は、第1トレンチ21の内面に形成されている。この実施形態では、第1絶縁膜22は、第1トレンチ21の底面28および側面29の両方を覆うように形成されている。なお、第1トレンチ21が絶縁層6に達しているので、第1トレンチ21の底面28は、第1絶縁膜22で覆われていなくてもよい。また、第1絶縁膜22は、この実施形態では、酸化シリコン(SiO)で形成されているが、他の絶縁材料(たとえば、窒化シリコン酸化膜(SiON)等)で形成されていてもよい。
第1埋め込み層23は、第1トレンチ21において、第1絶縁膜22の内側に埋め込まれている。第1埋め込み層23は、第1トレンチ21の底部から半導体層5の素子主面19まで埋め込まれていてもよい。一方、第1埋め込み層23は、図示しないが、半導体層5の素子主面19に対して絶縁層6側に位置する上面を有していてもよい。つまり、半導体層5の素子主面19と第1埋め込み層23の上面との間に段差が形成されていてもよい。第1埋め込み層23は、この実施形態では、多結晶シリコン(ポリシリコン)で形成されていてもよい。
フィールド絶縁膜8は、図2および図3では具体的な端縁が示されていないが、閉曲線を描く帯状に形成されている。フィールド絶縁膜8は、素子分離部7と同様に、第1素子領域2の周囲を取り囲むように平面視で四角環状に形成されている。なお、図2および図3では、フィールド絶縁膜8で取り囲まれ、MISFETが形成されるアクティブ領域30の範囲を模式的に示している。第1素子領域2において、アクティブ領域30以外の領域は、ボディ領域9が形成されているが、ソース領域10およびボディコンタクト領域11が形成されていない領域であってもよい。
フィールド絶縁膜8は、たとえば、半導体層5の素子主面19を選択的に酸化させることによって形成されたLOCOS膜であってもよい。フィールド絶縁膜8は、ボディ領域9およびソース領域10を露出させる第1開口31と、ドレイン領域12を露出させる第2開口32とを有している。
ボディ領域9は、半導体層5の素子主面19に形成されている。ボディ領域9は、フィールド絶縁膜8の第1開口31の周縁部から内側に離れている。ボディ領域9の外周縁とフィールド絶縁膜8の周縁部との間に挟まれ、かつ半導体層5の一部で形成された環状の領域は、半導体層5と同じ導電型の半導体領域33である。
ボディ領域9は、第1方向Aに延びるように形成されている。たとえば、ボディ領域9は、第1方向Aに沿って細長形状であってもよい。ボディ領域9は、この実施形態ではp型の半導体領域である。ボディ領域9は、たとえば、1×1017cm-3~1×1018cm-3の不純物濃度を有している。また、ボディ領域9の深さは、図4に示すようにフィールド絶縁膜8の底部位置よりも深く、たとえば、0.5μm~4.0μmであってもよい。
ソース領域10およびボディコンタクト領域11は、半導体層5の素子主面19においてボディ領域9の内方領域に形成されている。ソース領域10およびボディコンタクト領域11は、それぞれ、ボディ領域9の外周縁から内側に離れており、かつボディ領域9の外周縁に沿う外周縁および外周縁を有している。ボディ領域9の外周縁とソース領域10の外周縁との間に挟まれ、かつボディ領域9で構成された領域は、ゲート電極14に適切な電圧が印加されたときにチャネルが形成されるチャネル領域34である。
ソース領域10およびボディコンタクト領域11は、第1方向Aに沿って交互に複数形成されている。隣り合うソース領域10およびボディコンタクト領域11は、互いに接している。
ソース領域10は、この実施形態ではn型の半導体領域である。ソース領域10は、たとえば、1×1019cm-3~5×1021cm-3の不純物濃度を有している。また、ソース領域10の深さは、ボディ領域9よりも浅く、たとえば、0.2μm~1.0μmであってもよい。したがって、断面視において、ソース領域10は、その側部および底部がボディ領域9によって一体的に覆われている。
ボディコンタクト領域11は、この実施形態ではp型の半導体領域であり、ボディ領域9よりも高い不純物濃度を有している。ボディコンタクト領域11は、たとえば、1×1019cm-3~5×1021cm-3の不純物濃度を有している。また、ボディコンタクト領域11の深さは、ボディ領域9よりも浅く、たとえば、0.2μm~1.0μmであってもよい。したがって、断面視において、ボディコンタクト領域11は、その側部および底部がボディ領域9によって一体的に覆われている。
ドレイン領域12は、半導体層5の素子主面19に形成されている。ドレイン領域12は、ボディ領域9から第2方向Bにおいて離間しており、フィールド絶縁膜8の第2開口32の周縁部に沿う外周縁を有している。また、ドレイン領域12は、第2方向Bにおいて、ソース領域10を挟んで対向するように一対形成されていてもよい。各ドレイン領域12は、第1方向Aに沿って延びている。この実施形態では、ドレイン領域12は、第1方向Aに沿って細長形状に形成されている。
ドレイン領域12は、この実施形態ではn型の半導体領域である。ドレイン領域12は、たとえば、1×1019cm-3~5×1021cm-3の不純物濃度を有している。また、ドレイン領域12の深さは、たとえば、0.2μm~2.0μmであってもよい。たとえば、ドレイン領域12は、ソース領域10と同じ深さを有していてもよい。
ゲート絶縁膜13は、半導体層5の素子主面19に形成されている。より具体的には、ゲート絶縁膜13は、ソース領域10の外周縁からフィールド絶縁膜8の第1開口31の周縁部に至る領域に形成され、フィールド絶縁膜8と一体化しており、かつチャネル領域34および半導体領域33を覆っている。
ゲート絶縁膜13は、この実施形態では、酸化シリコン(SiO)で形成されているが、他の絶縁材料(たとえば、窒化シリコン酸化膜(SiON)等)で形成されていてもよい。また、ゲート絶縁膜13の厚さは、フィールド絶縁膜8よりも薄く、たとえば、2nm~55nmであってもよい。
ゲート電極14は、ゲート絶縁膜13上に形成されている。ゲート電極14は、ゲート絶縁膜13を介してチャネル領域34および半導体領域33に対向し、かつゲート絶縁膜13上からフィールド絶縁膜8上に連続して延びている。これにより、ゲート電極14は、フィールド絶縁膜8の一部を覆っている。ゲート電極14のチャネル領域34に対向する部分は、ゲート電極14の本体部35と称してもよい。また、ゲート電極14のフィールド絶縁膜8上の部分は、たとえば、フィールドプレート36と称してもよい。
この実施形態では、ゲート電極14は、図3に示すように、ソース領域10を取り囲む環状に形成されており、ソース領域10を露出させる開口37を有している。ソース領域10は、図3および図4に示すように、開口37よりも大きめに形成されており、開口37の周縁部に重なっている。つまり、開口37の周縁部は、半導体層5の厚さ方向においてソース領域10に隣接している。また、開口37は、この実施形態では、主にソース領域10を露出させるための開口であり、たとえば、ソースコンタクト用開口と称してもよい。
ゲート電極14の本体部35は、第1方向Aに沿って細長い形状(略長方形状)に形成されていてもよい。また、ゲート電極14は、第1方向Aにおいて、本体部35からソース領域10の外側に向かって延びる延出部38,39を含んでいてもよい。延出部38,39は、この実施形態では、第2方向Bにおいて開口37を挟んで対向する一対の本体部35が一体化されて形成されている。
延出部38,39は、アクティブ領域30の外側に形成されている。延出部38,39は、ゲート電極14の外周部と称してもよい。また、延出部38,39は、第2方向Bに沿って細長い形状(略長方形状)に形成されていてもよい。延出部38,39は、第1方向Aにおいて、本体部35の一方側に形成された第1延出部38と、その反対側の第2延出部39とを有していてもよい。第2延出部39は、ゲート電極14に対するコンタクト用の領域であってもよい。したがって、第2延出部39は、ゲート電極14のコンタクト部と称してもよい。
また、ゲート電極14は、この実施形態では、たとえばn型の不純物を含有するn型の多結晶シリコンゲート電極を含む。ゲート電極14は、たとえば、1×1019cm-3~5×1021cm-3の不純物濃度を有している。
第1層間絶縁膜15は、半導体層5の素子主面19に形成されている。第1層間絶縁膜15は、ボディ領域9、ソース領域10、ボディコンタクト領域11、ドレイン領域12およびゲート電極14を覆っている。第1層間絶縁膜15は、この実施形態では、酸化シリコン(SiO)で形成されているが、他の絶縁材料(たとえば、窒化シリコン(SiN)等)で形成されていてもよい。また、第1層間絶縁膜15は、複数の材料、たとえば、酸化シリコンと窒化シリコンとの積層構造で構成されていてもよい。また、第1層間絶縁膜15の厚さは、たとえば、0.3μm~2.0μmであってもよい。
第1配線層16は、第1層間絶縁膜15上に形成されている。第1配線層16は、この実施形態では、本体層40(たとえば、アルミニウム(Al)層)と、本体層40を上下方向から挟むバリア層41(たとえば、Ti/TiNの積層構造)とを含むが、他の導電材料(たとえば、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。
第1配線層16は、第1ソース配線層42、第1ドレイン配線層43および第1ゲート配線層44を含んでいてもよい。
第1ソース配線層42は、ソース領域10およびボディコンタクト領域11上に形成されている。第1ソース配線層42は、アクティブ領域30から素子分離部7を横切って、第1素子領域2の外側に引き出されている。第1ソース配線層42の素子分離部7からの引き出し位置は、平面視において、図2および図3に示すように、第1交差部26と第2交差部27との間であってもよいし、第1交差部26と第1交差部26との間であってもよい。また、第1ソース配線層42は、図示しない位置において、グランド電位に接続されていてもよい。
第1ソース配線層42は、第1層間絶縁膜15に埋め込まれたソースコンタクト45およびボディコンタクト46によって、ソース領域10およびボディコンタクト領域11に接続されている。ソースコンタクト45およびボディコンタクト46は、第1方向Aに沿って、互いに間隔を空けてドット状に複数配列されている。また、ソースコンタクト45およびボディコンタクト46は、この実施形態では、タングステン(W)で形成されているが、他の導電材料(たとえば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。その際、TiN等のバリア層を用いてもよいことは、言うまでもない。
第1ドレイン配線層43は、ドレイン領域12上に形成されている。第1ドレイン配線層43は、アクティブ領域30内に収まるように形成されている。つまり、第1ドレイン配線層43は、その両端部がいずれもアクティブ領域30の外周よりも内側に形成されている。たとえば、図3に示すように、第1ソース配線層42を挟んで対向する一対の第1ドレイン配線層43の間には、平面視において、ソース領域10およびボディコンタクト領域11が配置されていてもよい。
第1ドレイン配線層43は、第1層間絶縁膜15に埋め込まれた第1ドレインコンタクト47によって、ドレイン領域12に接続されている。第1ドレインコンタクト47は、第1方向Aに沿って、互いに間隔を空けてドット状に複数配列されている。また、第1ドレインコンタクト47は、この実施形態では、タングステン(W)で形成されているが、他の導電材料(たとえば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。その際、TiN等のバリア層を用いてもよいことは、言うまでもない。
第1ゲート配線層44は、ゲート電極14(この実施形態では、第2延出部39)上に形成されている。第1ゲート配線層44は、アクティブ領域30の外側であり、かつ第1素子領域2の内側に形成されている。つまり、第1ゲート配線層44は、その両端部がいずれも素子分離部7よりも内側に形成されている。この実施形態では、第1ゲート配線層44は、図3に示すように、平面視において、ゲート電極14の第2延出部39の外周よりも内側に形成されている。
第1ゲート配線層44は、第1層間絶縁膜15に埋め込まれた第1ゲートコンタクト48によって、ゲート電極14(この実施形態では、第2延出部39)に接続されている。第1ゲートコンタクト48は、第2方向Bに沿って、互いに間隔を空けてドット状に複数配列されている。また、第1ゲートコンタクト48は、この実施形態では、タングステン(W)で形成されているが、他の導電材料(たとえば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。その際、TiN等のバリア層を用いてもよいことは、言うまでもない。
第2層間絶縁膜17は、第1配線層16を覆うように第1層間絶縁膜15上に形成されている。第2層間絶縁膜17は、この実施形態では、酸化シリコン(SiO)で形成されているが、他の絶縁材料(たとえば、窒化シリコン(SiN)等)で形成されていてもよい。また、第2層間絶縁膜17は、複数の材料、たとえば、酸化シリコンと窒化シリコンとの積層構造で構成されていてもよい。また、第2層間絶縁膜17の厚さは、たとえば、0.3μm~2.0μmであってもよい。
第2配線層18は、第2層間絶縁膜17上に形成されている。第2配線層18は、この実施形態では、本体層49(たとえば、アルミニウム(Al)層)と、本体層49を上下方向から挟むバリア層50(たとえば、Ti/TiNの積層構造)とを含むが、他の導電材料(たとえば、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。
第2配線層18は、第2ドレイン配線層51および第2ゲート配線層52を含んでいてもよい。
第2ドレイン配線層51は、第1ソース配線層42および第1ドレイン配線層43を覆うように形成されている。第2ドレイン配線層51は、アクティブ領域30上に形成されて第1ソース配線層42および第1ドレイン配線層43を覆うコンタクト部53と、コンタクト部53から素子分離部7を横切って、第1素子領域2の外側に引き出された引き出し部54とを含んでいてもよい。第2ドレイン配線層51(コンタクト部53)は、図4および図5に示すように、ソース領域10の上方領域を横切って、一対のドレイン領域12に跨るように形成されている。第2ドレイン配線層51の素子分離部7からの引き出し位置は、平面視において、図2および図3に示すように、第1交差部26と第1交差部26との間であってもよいし、第1交差部26と第2交差部27との間であってもよい。
第2ドレイン配線層51(この実施形態では、コンタクト部53)は、第2層間絶縁膜17に埋め込まれた第2ドレインコンタクト55によって、第1ドレイン配線層43に接続されている。第2ドレインコンタクト55は、第1方向Aに沿って、互いに間隔を空けてドット状に複数配列されている。また、第2ドレインコンタクト55は、この実施形態では、タングステン(W)で形成されているが、他の導電材料(たとえば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。その際、TiN等のバリア層を用いてもよいことは、言うまでもない。
第2ゲート配線層52は、第1ゲート配線層44を覆うように形成されている。第2ゲート配線層52は、第1ゲート配線層44上に形成されて第1ゲート配線層44を覆うコンタクト部56と、コンタクト部56から素子分離部7を横切って、第1素子領域2の外側に引き出された引き出し部57とを含んでいてもよい。第2ゲート配線層52の素子分離部7からの引き出し位置は、平面視において、図2および図3に示すように、第1交差部26と第2交差部27との間であってもよいし、第1交差部26と第1交差部26との間であってもよい。
第2ゲート配線層52(この実施形態では、コンタクト部56)は、第2層間絶縁膜17に埋め込まれた第2ゲートコンタクト58によって、第1ゲート配線層44に接続されている。第2ゲートコンタクト58は、第2方向Bに沿って、互いに間隔を空けてドット状に複数配列されている。また、第2ゲートコンタクト58は、この実施形態では、タングステン(W)で形成されているが、他の導電材料(たとえば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。その際、TiN等のバリア層を用いてもよいことは、言うまでもない。
≪素子分離用トレンチ(第1トレンチ21)の構造≫
図6は、第1トレンチ21の第1交差部26の構造を示す模式的な斜視図である。図7は、第1トレンチ21の第2交差部27の構造を示す模式的な斜視図である。図8は、第1トレンチ21の第1交差部26の構造を示す模式的な平面図である。図9は、第1トレンチ21の第2交差部27の構造を示す模式的な平面図である。図10Aおよび図10Bは、それぞれ、図8のXA-XA断面およびXB-XB断面を示す断面図である。図11Aおよび図11Bは、それぞれ、図9のXIA-XIA断面およびXIB-XIB断面を示す断面図である。
まず、図6および図7に示すように、第1トレンチ21は、第1の深さDおよび第1の幅Wを有していてもよい。この場合、第1トレンチ21のアスペクト比(D/W)が、5~50であってもよい。また、第1トレンチ21の第1の深さDは、たとえば、20μm~30μmであってもよく、第1トレンチ21の第1の幅Wは、たとえば、1μm~3μmであってもよい。
次に、図6、図8、図10Aおよび図10Bに示すように、第1交差部26には第1柱状部59が形成されている。第1柱状部59は、半導体層5の一部から形成されており、絶縁層6から半導体層5の素子主面19に向かって立設されている。第1柱状部59は、第1交差部26において、半導体層5の接合面20から素子主面19に向かって延びる延出部と称してもよい。第1柱状部59の下部は、この実施形態では、図10Aに示すように、第1トレンチ21の側壁の下部と分離されているが、たとえば、絶縁層6上の半導体層5を少し残すことによって、第1柱状部59の下部と第1トレンチ21の側壁の下部とが連結されていてもよい。
第1柱状部59は、図8に示すように、平面視において円形に形成されていてもよい。ただし、第1柱状部59の平面形状は、図8に示すような正円形状である必要はなく、たとえば、楕円形、正方形、長方形、ひし形、三角形、その他の形状であってもよい。その他の形状としては、たとえば、図8に破線で示すように、内側に膨らむ円弧によって区画された形状であってもよい。
また、第1トレンチ21の第1の幅Wに対する第1柱状部59の第2の幅W(W/W)は、0.2~2.0であってもよい。第1柱状部59の第2の幅Wは、たとえば、1μm~2μmであってもよい。また、第1柱状部59の第2の幅Wは、平面視円形である場合には、図8に示すように第1柱状部59の直径であってもよい。第1柱状部59が平面視円形以外の場合には、平面視で測定可能な幅のうち最も広い幅であってもよい。また、第1柱状部59の第2の幅Wは、第1柱状部59の深さ方向において異なっていてもよい。言い換えれば、第1柱状部59は、第1トレンチ21の深さ方向下側に向かって幅が狭くなっていてもよいし、幅が広くなっていてもよい。また、第1柱状部59は、第1トレンチ21の深さ方向途中部において括れた形状であってもよい。
また、第1交差部26には、半導体層5の角部60が臨んでいる。この実施形態では、第1交差部26が十字パターンであることから、たとえば、略四角形に形成される第1交差部26の4つの頂部の位置に形成された角部60が第1交差部26に臨んでいる。第1柱状部59は、各角部60に対向する対向部61を有している。対向部61は、たとえば、角部60に対する法線nを第1交差部26に向かって延ばしたときに、第1柱状部59において当該法線nの端部が当たる部分であってもよい。また、この法線nの長さLは、第1トレンチ21の第1の幅Wの50%~100%であってもよく、好ましくは、70%~100%であってもよい。
さらに、この実施形態では、図8に示すように、平面視において、第1トレンチ21における任意の第1の点80から、第1の点80から最短距離にある第1トレンチ21の側面29または第1柱状部59の側面78の第2の点81までの距離が、X/W=0.5~1.0を満たすX未満であってもよい。図8では、第1トレンチ21の側面29または第1柱状部59の側面78から距離Xの位置に第1の点80が示されており、この位置が、第1埋め込み層23が埋め込まれる最遠点である。したがって、第1トレンチ21内の全ての点と第1トレンチ21の側面29または第1柱状部59の側面78との距離が、この距離X未満であることによって、第1埋め込み層23が第1トレンチ21に良好に埋め込まれていることを示している。図8では、X未満となる任意の点の一例として、第1の点80A,80Bおよび80Cを示している。この条件を満たす範囲で、第1柱状部59の平面形状は、円形状に加え、その他の任意の形状であってもよい。
そして、第1交差部26においては、第1絶縁膜22は、図10Aに示すように、第1柱状部59の側面78および第1トレンチ21の側面29に形成されている。第1埋め込み層23は、平面視では第1柱状部59を取り囲むように第1交差部26に埋め込まれている。
このように、十字パターンの第1交差部26に第1柱状部59が形成されているため、第1交差部26において、第1トレンチ21の側面29から一定の距離の位置に、第1埋め込み層23が堆積可能な部分(半導体層5の側面78)を確保することができる。そのため、第1交差部26における第1埋め込み層23の埋め込み不良を抑制することができる。
これに対し、たとえば第1交差部26に第1柱状部59が形成されていない場合を考える。この場合、第1交差部26では、たとえば、ある角部60とそれに対向する角部60との距離L´が、第1トレンチ21の第1の幅Wや法線nの長さLに比べて広くなってしまう。そのため、たとえばCVD法等で第1埋め込み層23を埋め込む際に、互いに対向する第1トレンチ21の側面29(角部60)から成長する埋め込み材料同士が第1交差部26において接合せず、埋め込み材料が埋め込まれなかった開孔が第1交差部26に残る場合がある。そのため、その後に当該埋め込み材料をCMP等によって平坦化する際に、塵が発生する場合があり、好ましくない。また、これを回避するには、必要以上の埋め込み材料を消費する必要がある。しかしながら、この実施形態では、第1柱状部59によって第1埋め込み層23の埋め込み不良を抑制できるので、埋め込み材料の平坦化の際の発塵を低減することができる。
次に、図7、図9、図11Aおよび図11Bに示すように、第2交差部27には第1突出部62が形成されている。第1突出部62は、半導体層5の一部から形成されており、第2交差部27において、第1トレンチ21の第1部分24の側壁から第2交差部27に向かって突出している。第1突出部62は、絶縁層6から半導体層5の素子主面19に向かって立設されている。第1突出部62は、第2交差部27において、半導体層5の接合面20から素子主面19に向かって第1トレンチ21の側壁上を延びる延出部と称してもよい。
第1突出部62は、図9に示すように、平面視において略三角形状に形成されていてもよい。より具体的には、第1部分24の側壁から第2方向Bに向かって尖った略三角形状であってもよい。つまり、第1突出部62は、第1トレンチ21の第2部分25に臨む頂部63を有していてもよい。ただし、第1突出部62の平面形状は、図9に示すような略三角形状である必要はなく、たとえば、半円形、半楕円形、正方形、長方形、その他の形状であってもよい。その他の形状としては、たとえば、図9に破線で示すように、第1トレンチ21の第1部分24を横切る方向に延びるライン状であってもよい。
また、第2交差部27には、半導体層5の角部64が臨んでいる。この実施形態では、第2交差部27がT字パターンであることから、たとえば、略四角形に形成される第2交差部27の2つの頂部の位置に形成された角部64が第2交差部27に臨んでいる。第1突出部62は、各角部64に対向する対向部65を有している。対向部65は、たとえば、角部64に対する法線nを第2交差部27に向かって延ばしたときに、第1突出部62において当該法線nの端部が当たる部分(この実施形態では、第1突出部62の頂部63)であってもよい。また、この法線nの長さLは、第1トレンチ21の第1の幅Wの50%~100%であってもよく、好ましくは、70%~100%であってもよい。
さらに、この実施形態では、図9に示すように、平面視において、第1トレンチ21における任意の第1の点80から、第1の点80から最短距離にある第1トレンチ21の側面29または第1突出部62の側面79の第2の点81までの距離が、X/W=0.5~1.0を満たすX未満であってもよい。図9では、第1トレンチ21の側面29または第1突出部62の側面79から距離Xの位置に第1の点80が示されており、この位置が、第1埋め込み層23が埋め込まれる最遠点である。したがって、第1トレンチ21内の全ての点と第1トレンチ21の側面29または第1突出部62の側面79との距離が、この距離X未満であることによって、第1埋め込み層23が第1トレンチ21に良好に埋め込まれていることを示している。図9では、X未満となる任意の点の一例として、第1の点80Dおよび80Eを示している。この条件を満たす範囲で、第1柱状部59の平面形状は、略三角形状に加え、その他の任意の形状であってもよい。
そして、第2交差部27においては、第1絶縁膜22は、図11Aに示すように、第1突出部62の側面79および第1トレンチ21の側面29に形成されている。第1埋め込み層23は、平面視では第1突出部62を取り囲むように第1交差部26に埋め込まれている。
このように、T字パターンの第2交差部27に第1突出部62が形成されているため、第2交差部27において、第1トレンチ21の側面29から一定の距離の位置に、第1埋め込み層23が堆積可能な部分(半導体層5の側面79)を確保することができる。そのため、第2交差部27における第1埋め込み層23の埋め込み不良を抑制することができる。
これに対し、たとえば第2交差部27に第1突出部62が形成されていない場合を考える。この場合、第2交差部27では、たとえば、ある角部64とその対角線上にある第1トレンチ21の側面29の部分との距離L´が、第1トレンチ21の第1の幅Wや法線nの長さLに比べて広くなってしまう。そのため、たとえばCVD法等で第1埋め込み層23を埋め込む際に、第1トレンチ21の側面29から成長する埋め込み材料同士が第2交差部27においては接合せず、埋め込み材料が埋め込まれなかった開孔が第2交差部27に残る場合がある。そのため、その後に当該埋め込み材料をCMP等によって平坦化する際に、塵が発生する場合があり、好ましくない。また、これを回避するには、必要以上の埋め込み材料を消費する必要がある。しかしながら、この実施形態では、第1突出部62によって第1埋め込み層23の埋め込み不良を抑制できるので、埋め込み材料の平坦化の際の発塵を低減することができる。
以上のように、素子領域2,3を区画する際に、十字状の第1交差部26およびT字状の第2交差部27を設けることができるので、隣り合う素子領域2,3同士を共通の第1トレンチ21で絶縁分離することができる。言い換えれば、第1埋め込み層23の埋め込み不良を懸念してトレンチの交差部の形成を回避する必要がなく、互いに独立した素子分離用トレンチで各素子領域2,3を形成する必要がない。したがって、素子領域2,3間の距離を縮めることができるので、半導体装置1のチップサイズを小さくすることができる。
そして、上記のような第1柱状部59および第1突出部62は、半導体層5に素子分離用トレンチ(この実施形態では、第1トレンチ21)を形成する際のマスクパターンを変更するだけで形成することができる。つまり、素子領域2,3、第1柱状部59および第1突出部62を形成すべき領域を覆うマスクを準備し、当該マスクを介して半導体層5をエッチング(たとえば、ドライエッチング)することによって、第1柱状部59および第1突出部62を含む第1トレンチ21を形成することができる。
≪埋め込みコンタクト66の構造≫
図12は、埋め込みコンタクト66のパターンを示す模式的な平面図である。図13Aおよび図13Bは、それぞれ、図12のXIIIA-XIIIA断面およびXIIIB-XIIIB断面を示す断面図である。図14Aおよび図14Bは、それぞれ、図12のXIVA-XIVA断面およびXIVB-XIVB断面を示す断面図である。
前述の説明では、ソースコンタクト45、ボディコンタクト46、第1および第2ドレインコンタクト55、ならびに第1および第2ゲートコンタクト58は、いずれもドット状に形成されていた。しかしながら、このような絶縁膜に埋め込まれたコンタクトは、図12のようにライン状のコンタクトパターンで形成されることがある。この場合、当該コンタクトパターンは、前述の第1柱状部59および第1突出部62を含む第1トレンチ21のパターンに倣って形成されていてもよい。
以下では、前述のソースコンタクト45、ボディコンタクト46、第1および第2ドレインコンタクト55、ならびに第1および第2ゲートコンタクト58を総称して、第1配線層16と第2配線層18とを接続する埋め込みコンタクト66として説明する。
埋め込みコンタクト66は、第2トレンチ67と、第2埋め込み層68とを含んでいてもよい。
第2トレンチ67は、第2層間絶縁膜17に形成されている。第2トレンチ67は、図12に示すように、第1方向Aに延びるライン状の第1部分69と、第1方向Aに直交する第2方向Bに延びるライン状の第2部分70とを含み、第1部分69と第2部分70とが互いに交差している。「ライン状」とは、埋め込みコンタクト66のパターンを形成する細長いトレンチであれば特に制限されず、図12に示すような直線状や、曲線状を含む意味であってもよい。
第2トレンチ67は、第1部分69と第2部分70との交差部として、第1交差部71および第2交差部72を有していてもよい。第1交差部71は、第1部分69と第2部分70とが十字状に交差する部分である。第1交差部71からは、第1方向Aの両側に向かって一対の第1部分69が延び、第2方向Bの両側に向かって一対の第2部分70が延びている。一方、第2交差部72は、第1部分69と第2部分70とがT字状に交差する部分である。第2交差部72からは、第1方向Aの両側に向かって一対の第1部分69が延び、第1部分69を起点に第2方向Bへ1本の第2部分70が延びている。
そして、この第2トレンチ67の第1交差部71に、前述の第1柱状部59と同様の構造を有する第2柱状部73が形成され、第2交差部72に、前述の第1突出部62と同様の構造を有する第2突出部74が形成されている。第2柱状部73および第2突出部74は、いずれも、第2層間絶縁膜17の一部から形成されている。
また、第2埋め込み層68は、タングステン(W)で形成されているが、他の導電材料(たとえば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)等)で形成されていてもよい。第2埋め込み層68は、平面視において、第2柱状部73を取り囲むように第1交差部71に埋め込まれ、第2突出部74を取り囲むように第2交差部72に埋め込まれている。
このように、埋め込みコンタクト66がライン状に形成される場合でも、十字パターンの第1交差部71に第2柱状部73が形成され、T字パターンの第2交差部72に第2突出部74が形成されている。これにより、第2トレンチ67の第1交差部71および第2交差部72において、第2埋め込み層68の埋め込み不良を抑制することができる。なお、このような絶縁膜に埋め込まれた導電パターンとしては、上記の埋め込みコンタクト66に限らず、たとえば、埋め込み配線(たとえば、ダマシン配線等)を挙げることもできる。
≪第1素子領域2の変形例≫
図15は、図1の第1素子領域2の変形例を示す半導体装置1の模式的な断面図である。
図15の半導体装置1は、半導体基板4、絶縁層6および半導体層5に代えて、半導体基板75、埋め込み層76およびエピタキシャル層77を含んでいてもよい。
半導体基板75は、この実施形態ではシリコン(Si)基板で形成されているが、他の素材(たとえば、炭化シリコン(SiC)等)で形成された基板であってもよい。半導体基板75は、この実施形態ではp型である。半導体基板75は、たとえば、1×1019cm-3~5×1021cm-3の不純物濃度を有していてもよい。また、半導体基板75の厚さは、たとえば、研削前で500μm~800μmであってもよい。
エピタキシャル層77は、半導体基板75上に形成されている。エピタキシャル層77は、半導体基板75と逆の導電型を有しており、この実施形態ではn型である。エピタキシャル層77は、たとえば、5×1014cm-3~1×1017cm-3の不純物濃度を有していてもよい。また、エピタキシャル層77の厚さは、たとえば、3μm~20μmであってもよい。
型の埋め込み層76(B/L)は、エピタキシャル層77の厚さ方向途中部に形成されている。埋め込み層76は、エピタキシャル層77を厚さ方向上側および下側に分離していてもよい。埋め込み層76の厚さは、たとえば、2.0μm~3.0μmであってもよい。
そして、素子分離部7は、エピタキシャル層77の素子主面19から埋め込み層76を貫通し、半導体基板75に達するように形成されている。第1絶縁膜22は、第1トレンチ21の側面29に選択的に形成されており、第1トレンチ21の底面28には半導体基板75が露出している。これにより、第1埋め込み層23は、p型の半導体基板75に電気的に接続されていてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
また、前述の実施形態において、各半導体部分の導電型が反転された構成が採用されてもよい。つまり、p型の部分がn型とされ、n型の部分がp型とされた半導体装置1が採用されてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 半導体装置
2 第1素子領域
3 第2素子領域
4 半導体基板
5 半導体層
7 素子分離部
15 第1層間絶縁膜
17 第2層間絶縁膜
21 第1トレンチ
22 第1絶縁膜
23 第1埋め込み層
24 (第1トレンチ)第1部分
25 (第1トレンチ)第2部分
26 (第1トレンチ)第1交差部
27 (第1トレンチ)第2交差部
28 (第1トレンチ)底面
29 (第1トレンチ)側面
45 ソースコンタクト
46 ボディコンタクト
47 第1ドレインコンタクト
48 第1ゲートコンタクト
51 第2ドレイン配線層
52 第2ゲート配線層
55 第2ドレインコンタクト
58 第2ゲートコンタクト
59 第1柱状部
60 (第1交差部)角部
61 (第1柱状部)対向部
62 第1突出部
63 (第1突出部)頂部
64 (第2交差部)角部
65 (第1突出部)対向部
66 埋め込みコンタクト
67 第2トレンチ
68 第2埋め込み層
69 (第2トレンチ)第1部分
70 (第2トレンチ)第2部分
71 (第2トレンチ)第1交差部
72 (第2トレンチ)第2交差部
73 第2柱状部
74 第2突出部
75 半導体基板
76 埋め込み層
77 エピタキシャル層
80 第1の点
81 第2の点

Claims (10)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された半導体層と、
    前記半導体層に素子領域を区画する素子分離用トレンチと、
    前記素子領域に形成された機能素子と、
    前記半導体層上に形成された絶縁層と、
    前記絶縁層に形成され、第1方向に延びるライン状の第1部分と、前記第1方向に直交する第2方向に延びるライン状の第2部分とを含み、前記第1部分と前記第2部分とが互いに交差することにより形成された交差部を有する十字パターンを少なくとも含む導電パターン用トレンチと、
    前記絶縁層と同じ材料により、前記十字パターンの前記交差部に形成された平面視において円形の柱状部と、
    前記導電パターン用トレンチに埋め込まれた金属層からなり、前記機能素子に電気的に接続され、前記導電パターン用トレンチに沿うライン状のコンタクトパターンとして形成された埋め込みコンタクトとを含む、半導体装置。
  2. 前記導電パターン用トレンチは、第1の深さDおよび第1の幅Wを有しており、
    前記導電パターン用トレンチのアスペクト比(D/W)が、5~50である、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記導電パターン用トレンチの第1の深さDは、20μm~30μmである、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記導電パターン用トレンチの前記第1の幅Wに対する前記柱状部の直径である第2の幅W(W/W)は、0.2~2.0である、請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記柱状部は、前記十字パターンの前記交差部に臨む前記絶縁層の角部に対向する対向部を有しており、
    前記対向部から法線を延ばしたときに、前記対向部から前記角部までの前記法線の長さLが、前記導電パターン用トレンチの前記第1の幅Wの50%~100%である、請求項2~4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記導電パターン用トレンチは、第1の幅Wを有しており、
    平面視において、前記導電パターン用トレンチ内における任意の第1の点から、前記第1の点から最短距離にある前記導電パターン用トレンチの側面または前記柱状部の側面の第2の点までの距離が、X/W=0.5~1.0を満たすX未満である、請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体層は、単結晶シリコン層を含み、
    前記素子分離用トレンチの内面に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜の内側に埋め込まれた多結晶シリコンとを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記絶縁層は、酸化シリコン層を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記導電パターン用トレンチは、前記第1部分および前記第1部分を起点に延びるライン状の前記第2部分で形成されたT字パターンを含み、
    前記絶縁層と同じ材料により前記T字パターンを形成する前記第1部分と前記第2部分との第2交差部において、前記T字パターンを形成する前記第1部分の側壁から前記第2交差部に向かって突出した突出部をさらに含む、請求項1~のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記金属層は、タングステンからなる、請求項1~9のいずれか一項に記載の半導体装置。
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