JP7425557B2 - 駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車室に車両を充電可能に収容するフォーク式の駐車装置に関する。
従来、フォーク式の駐車装置において、駐車室で電気自動車に充電用のプラグを配線して駐車時間に電気自動車の充電をすることが行われている。
例えば、特許文献1は、フォーク式の駐車装置を開示する。当該段落において、()内に特許文献1の符号を示す。特許文献1の駐車装置(1)は、昇降空間(E)を昇降する昇降リフト(2)と、昇降空間(E)に隣接して設けた駐車室(X)と、駐車室(X)に配置して昇降空間(E)を往復動する横行トレイ(3)と、入庫する電気自動車を充電するための充電装置と、を備え、昇降リフト(2)及び横行トレイ(3)のフォークが互いにすれ違うことで車両を受渡し可能にする。充電装置は、電気自動車の蓄電池にリード線(15)及びプラグ(16)を介して電気的に接続される受電器(17)と、受電器(17)に給電するための駐車室(X)に設置された給電器(21)と、を備える。乗込台(13)に停車した電気自動車に対して、ユーザーによって昇降リフト(2)上の電気自動車のタイヤ停止位置(14)でリード線(15)及びプラグ(16)を介して受電器(17)が取り付けられる。そして、電気自動車を駐車室(X)に収容するために、電気自動車とともに受電器(17)が昇降リフト(2)から横行トレイ(3)に移載される。次に、電気自動車を載せた横行トレイ(3)が横行して駐車室(X)に電気自動車が入庫するときに、受電器(17)が駐車室(X)に設置された給電器(21)に接近して、受電器(17)と給電器(21)とが接触することによって、駐車室(X)内で充電装置が電気自動車を充電する。
特開2011-69181号公報
特許文献1のような従来の駐車装置では、電気自動車を充電のために入庫した場合、電気自動車は充電が完了した後も駐車室に待機し、ユーザーの出庫指示とともに電気自動車が出庫する。つまり、ユーザーの出庫指示がない限り、充電された電気自動車は、充電設備を有する駐車室を占有し続ける。それ故、従来の駐車装置は、充電設備を備えた駐車室数以上の数の電気自動車の充電をすることはできず、複数の電気自動車を充電することに効率が悪いことが問題であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、充電された電気自動車が充電設備を有する駐車室を占有し続けることを防ぎ、より効率的に複数の電気自動車の充電を可能とするフォーク式の駐車装置を提供することにある。
本発明の一形態の駐車装置は、ユーザーが電気自動車から乗り降りするための乗降領域と、前記乗降領域から電気自動車を他の階層に昇降させるように昇降方向に延びる昇降空間と、前記昇降空間から電気自動車を横行させて収容すべく前記昇降空間に対して横行方向に隣接配置された複数の駐車室と、駐車装置の動作を制御する制御部とを有するフォーク式の駐車装置であって、
電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有し、前記昇降空間を昇降する昇降リフトと、
前記昇降リフトの櫛歯状フレームに対して昇降方向にすれ違い可能に形成され、電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有し、対応する駐車室にそれぞれ格納されるとともに、前記駐車室と前記昇降空間との間を略水平に横行する複数の横行トレイと、
前記複数の駐車室のうちの一部に収容された電気自動車に電力を供給するための給電装置と、を備え、
前記複数の駐車室は、前記給電装置を含まない複数の一般駐車室、及び、前記給電装置が設けられた1又は複数の充電用駐車室からなり、前記横行トレイ側保持体は、前記横行トレイが前記充電用駐車室に格納されたときに前記給電中継器を前記給電装置に電気的に接続するように構成されており、
前記制御部は、電気自動車の入庫時において、
新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程と、
前記充電用駐車室の全てが充電中の電気自動車によって占有されている場合、充電を希望する電気自動車を充電待ち車両として記憶し、前記乗降領域から前記一般駐車室の1つに搬送する工程と、
前記充電用駐車室の1つで電気自動車の充電が完了したことが前記制御部により検知された後、充電完了した電気自動車を前記充電用駐車室から前記複数の一般駐車室のうちの空駐車室に搬送する工程と、
前記充電待ち車両を前記一般駐車室から空の充電用駐車室に搬送する工程と、
前記充電用駐車室に搬送された前記充電待ち車両の充電を開始する工程と、
を実行することを特徴とする。
本発明の駐車装置によれば、充電完了した電気自動車を(充電設備を有する)充電用駐車室から(充電設備を有しない)一般駐車室のうちの空駐車室に移動させ、充電待ち車両を待機させる一般駐車室から空となった充電用駐車室へと移動させ、充電を開始することができる。すなわち、本発明の駐車装置は、フォーク式の駐車装置において、充電用駐車室の数以上の電気自動車の駐車充電を効率的に可能としたものである。また、本発明によれば、効率化の結果、駐車装置全体の電源容量の削減や製造・維持コストの削減などの副次的な効果も生じ得る。
本発明のさらなる形態の駐車装置は、上記形態の駐車装置において、前記制御部は、新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程に続いて、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有するか否かを確認する工程をさらに実行し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有しない場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を制限し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有する場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を許容することを特徴とする。
すなわち、制御部は、充電用駐車室の全てが占有されているときに、空駐車室の数に応じて、ユーザーの入庫を規制することにより、1つの空駐車室を常に確保することを可能とする。
本発明のさらなる形態の駐車装置は、上記形態の駐車装置において、自立可能な形状を有する自立体、前記自立体に保持されたケーブル、前記ケーブルの先端に取着され、電気自動車の充電口に接続される充電用コネクタ、及び、前記ケーブルに電気的に接続されているとともに、外部に露出し、前記給電装置の給電端子に電気的に接続可能である接続端子を備える給電中継器と、
前記昇降リフトに設置され、前記給電中継器を自立させた状態で前記昇降リフト上に保持する昇降リフト側保持体と、
前記複数の横行トレイの各々に設置され、前記給電中継器を自立させた状態で前記横行トレイ上に保持し、前記昇降リフト側保持体とすれ違う際に前記昇降リフト側保持体との間で相互に前記給電中継器を受け渡し可能であるように構成された横行トレイ側保持体と、をさらに備えることを特徴とする。
すなわち、ユーザーは、給電中継器を保持体に載置するだけで、電気自動車と給電装置とを電気的に接続することが可能であり、これにより、従来のように、ケーブルを接続するための駐車装置側のコンセントを探す手間をなくすことができ、駐車装置のよりユーザーフレンドリーな設計が可能となる。
本発明のさらなる形態の駐車装置は、上記形態の駐車装置において、前記乗降領域に設置され、第1位置から第2位置へと相互に回転して前記電気自動車の方向を所定の角度に変更するための回転床であって、前記第1位置及び前記第2位置の両方で前記昇降リフトの櫛歯状フレームに対して昇降方向にすれ違い可能に形成された電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有する、回転床と、
前記回転床に設置され、前記給電ボックスを自立させた状態で前記回転床上に保持し、前記昇降リフト側保持体とすれ違う際に前記昇降リフト側保持体との間で相互に前記給電中継器を受け渡し可能に構成され、前記回転床の電気自動車の両側にそれぞれ設置された回転床側保持体と、をさらに備え、
前記駐車室は、前記乗降領域と異なる各階層で前記昇降空間の横行方向の両側に対となるように配置され、前記給電装置の前記給電端子は、前記各充電用駐車室の前記昇降空間と反対側の側端部の前後2箇所に設置され、
前記回転床側保持体は、前記回転床及び前記昇降リフトにおける横行方向両側の側縁部の前後2箇所に設置され、
前記昇降リフト側保持体は、前記昇降リフトの横行方向両側の側縁部にそれぞれ設置され、且つ、前記昇降リフトにおける横行方向両側の側縁部の前後2箇所に設置され、
前記充電用駐車室に格納される前記横行トレイにおいて、前記横行トレイ側保持体は、前記横行トレイの前記対応する駐車室の前記昇降空間と反対側の側縁部に少なくとも設置され、且つ、前記横行トレイの格納時に前記給電端子に近い方の側縁部の前後2箇所に設置され、
前記制御部は、前記昇降リフトから前記充電用駐車室の前記横行トレイに前記電気自動車及び前記給電中継器を移載する際、前記給電中継器を保持する前記昇降リフト側保持体と同じ側の前記横行トレイを駆動することを特徴とする。
すなわち、ユーザーが電気自動車の充電口に近い側の回転床側保持体に給電中継器を配置したときに、収容先の駐車室の位置に応じて、回転床を回転させて昇降リフトに電気自動車及び給電中継器を受け渡すことによって、昇降リフト上で、給電中継器を保持する昇降リフト側保持体の側と、収容先の駐車室の側とを一致させることができる。これにより、電気自動車の充電口の設置側を問わず、給電中継器を充電口に最も近い保持体に保持させた状態で、両側の駐車室に電気自動車を選択的に収容することが可能である。さらに、回転床側保持体及び昇降リフト側保持体は、回転床及び昇降リフトの側縁部の前後2箇所に設置されていることにより、ユーザーは、電気自動車の充電口から前後方向に近い保持体を選択して給電中継器を配置することができる。これにより、電気自動車の充電口の設置側及び前後位置を問わず、給電中継器を充電口に最も近い保持体に保持させた状態で、両側の駐車室に電気自動車を選択的に収容することが可能である。
本発明のさらなる形態の駐車装置は、上記形態の駐車装置において、前記制御部は、充電完了した電気自動車を前記充電用駐車室から前記複数の一般駐車室のうちの空駐車室に搬送する工程に続いて、
前記充電待ち車両の前記給電中継器の保持位置と、前記空の充電用駐車室の前記給電端子の設置位置とを比較する工程と、
前記保持位置と前記設置位置の相違を検出した場合、前記充電待ち車両を前記回転床まで搬送し、前記保持位置を前記設置位置に合わせるように前記充電待ち車両を回転させ、前記昇降リフトを介して、前記充電待ち車両を前記空の充電用駐車室に搬送する工程と、を実行することを特徴とする。
すなわち、電気自動車の充電口の位置を問わず、充電待ち車両を空の充電用駐車室に搬送して、充電をすることが可能である。
本発明のさらなる形態の駐車装置は、上記形態の駐車装置において、前記回転床側保持体は、前記給電中継器の保持を機械的に検出するリミットスイッチを備え、
制御部は、前記リミットスイッチからの信号を受け取って、前記複数の回転床側保持体のうちの前記給電中継器を保持する回転床側保持体を特定し、前記充電待機車両の情報として前記給電中継器の保持位置を記憶することを特徴とする。
すなわち、リミットスイッチの信号に基づいて給電中継器の保持位置を検出することにより、充電待機車両の情報として給電中継器の位置情報を正確に登録することができる。
本発明は、充電用駐車室に駐車された充電済の電気自動車を充電待ち車両に入れ替えることによって、より効率的に複数の電気自動車の充電を可能とするフォーク式の駐車装置を提供する。
本発明の一実施形態の駐車装置(フォーク式立体駐車場)の機械的構造を示す斜視図。 図1の駐車装置を外部正面から見た模式図。 図1の駐車装置の内部構造を正面から見た模式図。 図1の駐車装置の乗降領域の平面図。 本発明の一実施形態の駐車装置の回転床を示す(a)全体模式図、及び(b)部分拡大図。 本発明の一実施形態の駐車装置の昇降リフトを示す(a)全体模式図、及び(b)部分拡大図。 本発明の一実施形態の駐車装置の横行トレイ及び充電用駐車室を示す(a)全体模式図、及び(b)部分拡大図。 図7の充電用駐車室の給電装置の部分拡大図であって、(a)横行トレイの受電端子と給電端子とが接触した状態を示し、(b)横行トレイの受電端子と給電端子とが切り離された状態を示す。 本発明の一実施形態の駐車装置の横行トレイ及び一般駐車室を示す(a)全体模式図、及び(b)部分拡大図。 本発明の一実施形態の駐車装置の給電ボックスの(a)正面図、(b)背面図及び(c)底面図。 図10の給電ボックスの内部構造を示す図。 図11の給電ボックスにおいて、ケーブルを引き出した状態の内部構造を示す(a)正面図、及び、(b)平面図。 本発明の一実施形態の駐車装置において、電気自動車を回転床に配置した状態を示す模式図。 図13の電気自動車の充電口付近の部分拡大図。 図13の給電ボックス付近の部分拡大模式図。 本発明の一実施形態の駐車装置において、給電ボックスを保持体間で受け渡す形態を示す模式図。 本発明の一実施形態の駐車装置において、全ての充電待ち車両が占有されている場合の電気自動車の入庫方法のフローチャートを示す。 図17の入庫方法において、給電中継器の設置・確認・登録に関する工程を示すフローチャート。 図17の入庫方法において、充電待ち車両を空の充電用駐車室に搬送する直前の工程を示すフローチャート。 図17の入庫工程において充電待ち車両を充電するまでの工程(充電待ち車両Vnのn=1の場合)を示す模式図。 図17の入庫工程において充電待ち車両を充電するまでの工程(充電待ち車両Vnのn≠1の場合)を示す模式図。 本発明の一実施形態の駐車装置において、充電待ち車両が占有されていない場合の電気自動車の入庫方法のフローチャートを示す。 本発明の別実施形態の駐車装置において、全ての充電待ち車両が占有されている場合の電気自動車の入庫工程のフローチャートを示す。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態の駐車装置100のフォーク式駐車場の概略を示す斜視図である。図2は該駐車装置100を外部正面から見た模式図である。図3は、該駐車装置100の内部構造を正面から見た模式図である。図4は、該駐車装置100の乗降領域の概略平面図である。
本実施形態の駐車装置100は、複数の階層に車両を駐車可能であるフォーク(櫛歯)式の機械式立体駐車場である。当該駐車装置100の動作は、制御部(図示せず)によって制御される。制御部は、記憶部を有し、各種情報を記憶又は登録可能である。駐車装置100は、図1乃至図4に示すとおり、ユーザーが車両から乗り降りするための乗降領域101と、乗降領域101から電気自動車を他の階層に昇降させるように昇降方向に延びる昇降空間102と、昇降空間102から電気自動車を横行させて収容すべく昇降空間102に対して横行方向に隣接配置された複数の駐車室103と、乗降領域101の下方に凹設された昇降リフト120の収容部104とを有する。複数の駐車室103は、電気自動車を充電可能な設備を有する充電用駐車室103Aと、当該設備を有しない一般駐車室103Bとに分類される。そして、本実施形態の駐車装置100は、充電用駐車室103Aに設置され、電気自動車に電力を供給するための給電装置140と、自立可能な形状を有し、給電装置140及び電気自動車を電気的に接続し、電気自動車に給電を行うことを可能とする給電中継器としての給電ボックス150とを備える。すなわち、駐車装置100は、給電中継器としての給電ボックス150を介して電気自動車に給電を行うことを特徴とする。なお、駐車装置100は、車両一般を駐車するように動作するが、車両が電気自動車である場合に限って電気自動車を駐車時に充電するように作動する。よって、ここでいう「車両」は、電気自動車を含む車両一般を示す概念である。
乗降領域101は、車両から乗り降りするように駐車装置100の屋内に配置されている。乗降領域101の外部には、車路に隣接した外部領域が配置されている。外部領域は、出入口扉106を介して乗降領域101に連通する領域である。乗降領域101は、車両が車路から乗り入れ又は車路に出庫可能であるように、車路と同じレベルの階層に配置されている。また、乗降領域101及び外部領域は、出入口扉106によって仕切られている。図2に示すように、駐車装置100の外壁には、出入口扉106の隣接して操作盤107が設けられている。ユーザーは、入庫のために車両を外部領域に一旦車両を停車させて、操作盤107に必要な情報を入力することにより、出入口扉106を開閉し、車両を入庫処理することができる。あるいは、ユーザーは、出庫のために操作盤107に必要な情報を入力することにより、出入口扉106を開閉し、車両を出庫処理し、乗降領域101から外部領域へと車両を出庫させることができる。
昇降空間102は、昇降リフト120が昇降するための空間であり、全階層に亘って延びている。昇降空間102の高さは、所望の駐車室103の数、すなわち、駐車塔の階層数によって設定される。当該昇降空間102において、昇降リフト120の櫛歯と、横行トレイ130の櫛歯とがすれ違うことにより、昇降リフト120及び横行トレイ130間の車両の受け渡しが行われる。
各駐車室103は、乗降領域101と異なる各階層で昇降空間102の横行方向の両側に対となるように配置されている。各駐車室103は、1台の車両を駐車可能であり、且つ、充電可能な空間である。各駐車室103には、車両が載置される横行トレイ130が配置される。図3の例では、複数の駐車室103のうちの下層側の6つが、充電用駐車室103Aであり、その他が一般駐車室103Bである。充電用駐車室103には、車両が電気自動車である場合に、電気自動車を充電することが可能な給電設備として給電装置140及び/又は給電端子141が設置されている。なお、図3は例示にすぎず、複数の駐車室103のうちの充電用駐車室103A及び一般駐車室103Bの比率や位置を任意に変動させることができる。
収容部104は、乗降領域101の回転床110の下方で昇降リフト120を収容するために設けられた空間である。すなわち、収容部104は、乗降領域101に凹設された空間である。駐車装置100の動作において、回転床110の回転に干渉しないように、昇降リフト120が待避位置として収容部104に収容される。センサ又はリミットスイッチなどにより、昇降リフト120が収容部104に収容されたことが検知され得る。
図3に示すように、駐車装置100は、車両の搬送機構として、乗降領域101に設置された回転床110と、昇降空間102を昇降する昇降リフト120と、対応する駐車室103に格納されるとともに、駐車室103と昇降空間102との間を略水平に横行レールに沿って横行する横行トレイ130とを備える。回転床110は、車両を載置可能な櫛歯状フレームを有し、車両の方向を所定の角度に変更可能に構成されている。一例として、回転床110は、中央フレームから左右外方に櫛歯が延びる櫛歯形状を有している。本実施形態では、回転床110は、車両の前部又は後部のいずれかを出入口扉106に向けるように180度回転するように設定されている。昇降リフト120は、車両を載置可能な櫛歯状フレームを有し、該フレームは回転床110の未回転位置及び回転済位置の両方で回転床110の櫛歯状フレームに対して昇降方向にすれ違い可能に形成されている。一例として、昇降リフト120は、左右一対に分割されたフレームからなり、外側フレームから内側へ櫛歯が延びている。本実施形態では、図4に示すように、昇降リフト120は、当初形態において、乗降領域101の回転床110と同じ高さに配置され、回転床110が回転駆動する場合に限り、回転床110との干渉を避けるべく収容部104に待避する。横行トレイ130は、電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有し、該フレームは昇降リフト120の櫛歯状フレームに対して昇降方向にすれ違い可能に形成されている。一例として、横行トレイ130は、中央フレームから左右外方に櫛歯が延びる櫛歯形状を有する。横行トレイ130は、各駐車室103にそれぞれ格納されている。横行トレイ130は、駐車室103から昇降空間102に横行レールに沿って駆動されるが、該横行レールにリミットスイッチ(図示せず)を設けることにより、その位置をより正確に制御することができる。なお、搬送機構は、制御部の指令に基づいて、モータや滑車などの一般的な駆動機構によって駆動するが、ここでは駆動機構の説明を省略する。
車両を所定の駐車室103に入庫する場合、車両で乗降領域101に乗り込み、回転床110上に車両が載置された状態で、回転の必要に応じて、昇降リフト120が収容部104に待避する(あるいは、昇降リフト120が予め収容部104に配置されてもよい)とともに回転床110が回転する。そして、昇降リフト120が上昇すると、回転床110及び昇降リフト120の櫛歯状フレーム同士が互いにすれ違い、車両が回転床110から昇降リフト120へと移載される。車両を搭載した積載状態の昇降リフト120が所定の駐車室103の床面よりも上方に引き上げられ、横行トレイ130が昇降空間102内に横行して昇降リフト120の下方に配置される。そして、昇降リフト120が下降し、昇降リフト120及び横行トレイ130の櫛歯状フレーム同士が互いにすれ違うことにより、昇降リフト120から横行トレイ130へと車両が移載される。移載後、車両を搭載した横行トレイ130が横行レールに沿って駐車室103に横行することにより、車両が駐車室103に収容される。
他方、指定された車両を所定の駐車室103から出庫する場合、車両を搭載した横行トレイ130が駐車室103から昇降空間102に横行するとともに、空車状態の昇降リフト120が乗降領域101又は収容部104から上昇する。そして、昇降リフト120及び横行トレイ130の櫛歯状フレーム同士がすれ違うように昇降リフト120が上昇して横行トレイ130の上方で停止し、横行トレイ130から昇降リフト120に車両が移載される。次に、空の横行トレイ130が横行して元の駐車室103に収容される。続いて、積載状態の昇降リフト120が地上階まで下降して、車両が乗降領域101に配置され、昇降リフト120及び回転床110の櫛歯状フレーム同士が互いに重なって、車両が昇降リフト120から回転床110に載置される。必要に応じて、回転床110が回転して車両が出庫可能な状態となる。なお、回転床110の回転が必要である場合、昇降リフト120が収容部104まで下降して回転床110に移載された上で、回転床110が回転する。
図5を参照して、本実施形態の駐車装置100の回転床110について説明する。図5に示すように、回転床110は、第1位置から第2位置へと相互に回転して、搭載した車両の向きを変更可能に乗降領域101に設置されている。また、回転床110は、車両のタイヤを櫛歯上に載置した状態で回転可能な櫛歯状フレームとして構成されている。回転床110の初期位置において、一対の櫛歯の列の長手方向が出入口扉106を向いている。回転床110は、駐車時の車両の向きに合わせて180度回転するように制御される。つまり、回転床110は、第1位置(未回転位置)から第2位置(回転済位置)へと相互に回転して車両の方向を所定の角度に変更するものである。本実施形態では、回転床110が、第1位置及び第2位置にあるときに回転床110の櫛歯の列と昇降リフト120の櫛歯の列の向きが一致し、昇降リフト120が回転床110を通過可能となる。他方、回転床110の櫛歯の列と昇降リフト120の櫛歯の列とが交差すると、昇降リフト120が回転床110を通過することができない。回転床110の回転は、センサ又はリミットスイッチなどによって検知される。
また、回転床110の横行方向両側の側縁部の前後2箇所(前後左右4隅)には、給電ボックス150(図10等参照)を自立させた状態で回転床110上に保持するための回転床側保持体111が設置されている。図5(b)に示すように、回転床側保持体111は、給電ボックス150の底面を支持する回転床側支持片112と、給電ボックス150の一対のピン156,156の一方を内挿する回転床側受け孔113とを備える。回転床側支持片112は、横行方向の一端側の床材の端縁から他端側へと延在する長手片であり、給電ボックス150のピン156,156間の底壁を支持可能な長さで延在している。他方、回転床側受け孔113は横行方向の一端側の床部材に穿設されている。回転床側受け孔113から回転床側支持片112先端までの距離は、ピン156,156間の距離よりも短い。
図6を参照して、本実施形態の駐車装置100の昇降リフト120について説明する。昇降リフト120は、車両のタイヤを櫛歯上に載置した状態で昇降可能な櫛歯状フレームとして構成されている。昇降リフト120の横行方向両側の側縁部の前後2箇所(前後左右4隅)には、給電ボックス150(図10等参照)を自立させた状態で昇降リフト120上に保持するための昇降リフト側保持体121が設置されている。図6(b)に示すように、昇降リフト側保持体121は、給電ボックス150の底面を支持する昇降リフト側支持片122と、給電ボックス150の一対のピン156,156の他方を内挿する昇降リフト側受け孔123とを備える。昇降リフト側支持片122は、横行方向の他端側の床材の端縁から一端側へと延在するコ字片であり、給電ボックス150のピン156,156間の底壁を支持可能な長さで延在している。また、昇降リフト側支持片122は、回転床側支持片112と昇降方向にすれ違い可能な相補的形状を有している。他方、回転床側受け孔123は横行方向の他端側の床部材に穿設されている。昇降リフト側受け孔123から昇降リフト側支持片122先端までの距離は、ピン156,156間の距離よりも短い。
図7を参照して、本実施形態の駐車装置100の横行トレイ130及び充電用駐車室103Aについて説明する。図7に示すように、駐車装置100は、各充電用駐車室103Aに給電設備を提供する給電装置140を備える。給電装置140の給電端子141は、各充電用駐車室103Aの昇降空間102と反対側の側端部(側壁の壁面又は側壁近傍の床など)103aに設置されている。給電端子141は、収容する車両の前後位置に対応するように、側端部103aの前後2箇所に設置されている。
横行トレイ130は、車両のタイヤを櫛歯上に載置した状態で横行可能な櫛歯状フレームとして構成されている。横行トレイ130は、充電用駐車室103Aに格納され、電気自動車を給電端子141から充電可能な状態で充電用駐車室103Aに載置する。横行トレイ130の側端部103a側の側縁部の前後2箇所には、給電ボックス150(図10等参照)を自立させた状態で横行トレイ130上に保持するための横行トレイ側保持体131が設置されている。図7(b)に示すように、横行トレイ側保持体131は、給電ボックス150の底面を支持する横行トレイ側支持片132と、給電ボックス150の一対のピン156,156の一方を内挿する横行トレイ側受け孔133とを備える。横行トレイ側支持片132は、横行方向の一端側の床材の端縁から他端側へと延在する長手片であり、給電ボックス150のピン156,156間の底壁を支持可能な長さで延在している。また、横行トレイ側支持片132は、昇降トレイ側支持片122と昇降方向にすれ違い可能な相補的形状を有している。さらに、横行トレイ側支持片132には、給電ボックス150の底面に形成された接続端子155に対して電気的に接続可能な給電部136が設けられている。他方、横行トレイ側受け孔133は横行方向の一端側の床部材に穿設されている。横行トレイ側受け孔133から横行トレイ側支持片132先端までの距離は、ピン156,156間の距離よりも短い。
さらに、横行トレイ130には、当該横行トレイ130が対応する充電用駐車室103Aに格納されたときに給電端子141に電気的に接触する受電端子134が設けられている。受電端子134は、側端部側の側縁部の前後2箇所に形成され、給電端子141の位置に対応している。受電端子134は、横行トレイ側保持体131に近接配置されることが好ましい。また、受電端子134は、横行トレイ130の内部において給電部136に電気的に接続されている。すなわち、横行トレイ側保持体131は、給電ボックス150を横行トレイ側支持片132上に保持したときに、受電端子134を給電ボックス150の接続端子155に電気的に接続するように構成されている。これにより、横行トレイ130が充電用駐車室103Aに格納されたときに、給電端子141は、受電端子134及び給電部136を介して給電ボックス150に電力を供給することが可能である。
図8は、横行トレイ130の受電端子134と給電装置140の給電端子141との関係をより詳細に示している。図8(a)に示すように、横行トレイ130が充電用駐車室103Aの所定位置に格納された状態では、受電端子134が給電端子141に接触し、両者が電気的に接続されている。他方、図8(b)に示すように、横行トレイ130が充電用駐車室103Aから昇降空間102に横行すると、受電端子134が給電端子141から離隔し、両者の電気的接続が切断される。なお、本実施形態では、充電用駐車室103Aの横行トレイ130には、片側のみに横行トレイ側保持体131が設けられているが、残りの側に、受電手段を省略した簡易な横行トレイ側保持体が設けられてもよい。
図9を参照して、本実施形態の駐車装置100の一般駐車室103Bについて説明する。図9に示すように、一般駐車室103Bには、給電設備としての給電装置140が設けられていない。また、一般駐車室103Bに格納された横行トレイ130は、基本的な構成において図7の横行トレイ130と共通するが、充電用駐車室103Aに格納されたものを簡素化したものである。すなわち、図9の横行トレイ130は、図7の横行トレイ130から受電端子134や給電部136を省略したものである。また、図9の横行トレイ130では、図7と異なり、横行トレイ130の横行方向両側の側縁部の前後2箇所(前後左右4隅)に横行トレイ側保持体131が設置されている。横行トレイ側保持体131の構造は、図7のものと実質的に同じである。4つの横行トレイ側保持体131の位置は、昇降リフト120の4つの昇降リフト側保持体121に対応している。一般駐車室103Bは、電気自動車を充電しないで格納するので、駐車時に給電ボックス150がいずれの位置の横行トレイ側保持体131で保持されてもよい。なお、一般駐車室103B及びそこに格納された横行トレイ130は、給電ボックス150を保持可能であればよいことから、充電用駐車室103Aと比べて構造的に簡素であり、且つ、製造及び維持メンテナンスにおいて低コストである点で有利である。
続いて、図10乃至図12を参照して、本実施形態の給電ボックス150について説明する。図10(a)~(c)は、給電ボックス150の正面図、背面図及び底面図である。図11は、給電ボックス150の内部構造を示す正面図である。図12(a),(b)は、給電ボックス150においてケーブル152を所定の長さで引き出した状態の内部構造を示す正面図及び平面図である。
図10及び図11に示すとおり、給電ボックス150は、自立可能な形状を有する筐体151、先端が筐体外部に任意の長さで引き出されるように筐体内部に少なくとも部分的に収容されたケーブル152、該ケーブル152の先端に取着され、電気自動車の充電口に接続される充電用コネクタ153、及び、筐体内部でケーブル152に電気的に接続されているとともに、筐体外部に露出し、給電装置140の給電端子141に電気的に接続可能である接続端子155を備える。給電ボックス150は、ユーザーの電気自動車のトランクに携帯可能な大きさで構成されている。当該駐車装置100の駐車システムにおいて、給電ボックス150は、ユーザー間で共通で使用されるものでなく、各ユーザーによって個別に保管されることが好ましい。この場合、ケーブル152は、車両ごとに定められた専用ケーブルである。
筐体151は、矩形状のボックスからなり、前面に開閉可能な扉151a、及び、該扉151aを開閉するためのハンドル151bを有する。ユーザーは、ハンドル151bを把持して扉151aを開くことにより筐体内部にアクセスすることが可能である。筐体151は、平面視(上面及び底面)において長手状に延在し、長さ方向及び幅方向を有する。筐体151の長さ方向は、設置時に横行方向に合致する。筐体151底面は、回転床110、昇降リフト120及び横行トレイ130上で自立可能であるように、各支持片112,122,132上に載置及び支持可能な寸法形状を有している。また、筐体151の底面には、一対のピン156,156が突出形成されている。一対のピン156,156は、長さ方向に互いに離隔して配列し、底面の長さ方向両端側に位置されている。各ピン156は、テーパー状の先端部を有し、先端が尖っている。ピン156は、各受け孔113,123,133に挿通可能な形状を有している。すなわち、給電ボックス150は、一方のピン156が受け孔113,123,133に挿通された状態で底面が支持片112,122,132上に配置されることによって、各保持体111,121,131に保持される。さらに、筐体151の底面には、長さ方向における一対のピン156,156の間で底面から突出し、該底面の幅方向に配列する一対の突片157,157が設けられている。一対の突片157,157は、給電ボックス150が各保持体111,121,131に保持された状態で、支持片112,122,132の側端面に当接可能に構成されている。つまり、一対の突片157,157は、給電ボックス150のピン156を中心とする幅方向への回動を規制するように機能する。さらに、筐体151底面の一対のピン156の間には、外部に露出する接続端子155が設けられている。
ケーブル152は、筐体内部で巻かれることによって保持されている。ケーブル152は、筐体151の上壁近傍の側面に形成された挿通孔を介して外部に引き出されている。この挿通孔は、ケーブル152の通過を許容するが、充電コネクタ153の通過を許容しない大きさを有する。ケーブル152の先端には、充電コネクタ153が形成され、基端にはプラグ154aが形成されている。プラグ154aは、筐体151内部のコンセント154bに接続されている。コンセント154bは、筐体内部において接続端子155に電気的に接続されるように配線される。このケーブル152は、一般的に電気自動車の種類に応じてユーザーによって準備され得る。
また、給電ボックス150は、選択された保持体111,121,131と電気自動車の充電口との距離に応じてケーブル152の引出可能な長さを規制するための規制部材158をさらに備える。規制部材158は、充電コネクタ153から所定距離で離隔した位置でケーブル152に固定される。規制部材158は、挿通孔を通過できない大きさを有し、ケーブル152が引き出されたときに筐体151の内面に係止される。図12(a),(b)に示すように、ユーザーは、選択された保持体111,121,131と電気自動車の充電口との距離に応じて規制部材158の位置を予め設定しておくことで、一定の長さでケーブル152を引き出すことが可能となる。選択される保持体111,121,131の位置は、電気自動車の充電口の位置によって決まるので、給電ボックス150と充電口とを弛みのない状態で接続することが容易となる。換言すれば、規制部材158によって、ケーブル152の引出長さが規制されるので、必要以上にケーブル152が引き出されることを防ぎ、ケーブル152が垂れ下がって他の部材に接触することを未然に防ぐことが可能である。なお、ケーブル152が所定の長さで引き出された場合であって、給電ボックス150を使用しないときには、ケーブル152を巻き戻すことをしなくても、筐体151上部に設けられたケーブルフック151cにケーブル152を巻き付けておくことができる。
続いて、給電ボックス150とともに電気自動車を指定先の駐車室103に搬送する搬送機構の機械的な動作について説明する。
図15は、給電ボックス150が回転床側保持体111に保持された形態を模式的に示している。図15に示すように、給電ボックス150の一方のピン156が、回転床側受け孔113に挿入され、筐体151の底面が回転床側支持片112によって支持される。他方のピン156は、回転床側支持片112先端側の空き空間に配置される。一方のピン156が、回転床側受け孔113に形成されたリミットスイッチ115に当接することで、回転床側保持体111による給電ボックス150の保持が検出される。制御部は、リミットスイッチ115からの信号に基づいて、4箇所に設置されたいずれの回転床側保持体111が給電ボックス150を保持しているかを決定することができる。なお、本実施形態では、図15に示すように、昇降リフト120の床面が、回転床110の床面と同じ高さに配置されているため、給電ボックス150は、回転床側保持体111とともに昇降リフト側保持体121に保持されている。具体的には、給電ボックス150の他方のピン156が、昇降リフト側受け孔123に挿入され、筐体151の底面が昇降リフト側支持片122によって支持される。しかしながら、昇降リフト120が収容部104に待避した場合には、給電ボックス150が回転床保持体111のみに保持される。
また、乗降領域101には、光学センサとして2対の光電センサ108が設置され、乗降領域101に給電ボックス150が存在するか否かが検知される。光電センサ108は、受光器及び投光器からなり、その間の仮想線上に給電ボックス150が配置されたことにより、光量の変化を検知し、給電ボックス150の有無を検出する。しかしながら、センサの形態は本実施形態に限定されず、光学センサは、回転床保持体111の各位置を個別に検知範囲としてもよく、あるいは、乗降領域101全体を検知範囲としてもよい。また、光学センサとして、既知の赤外線センサなどが採用され得る。あるいは、光学センサは、乗降領域101内を撮影するカメラであって、所得した画像情報を画像処理することによって給電ボックス150の有無を検知する画像センサであってもよい。
制御部は、リミットスイッチ115(及び/又は光電センサ108)の信号によって特定された保持位置及び指定先の給電用駐車室103Bの給電装置140の位置に基づいて回転床110の回転が必要か否を判定し、必要に応じて、昇降リフト120を収容部104に待避させて回転床110を180度回転させるように動作させる。
次に、回転床110とすれ違うように昇降リフト120が上昇し、回転床110から昇降リフト120へと電気自動車及び給電ボックス150が完全に移載される。図16に示すように、当初、長手片状の回転床側支持片112及びコ字形状の昇降リフト側支持片122の両方に載置された給電ボックス150は、回転床側支持片112に対して相対的に上昇した昇降リフト側支持片122に受け渡される。昇降リフト120の上昇に伴い、他方のピン156が昇降リフト側受け孔123に挿入したまま、一方のピン156が回転床側受け孔113から離脱する。その結果、給電ボックス150は、底面がコ字状の昇降リフト側支持片122のみに支持されるとともに他方のピン156が昇降リフト側受け孔123に挿入された状態で、昇降リフト側保持体121のみに保持される。このとき、昇降リフト側受け孔123にリミットスイッチ(図示せず)が同様に配置されてもよい。制御部は、リミットスイッチからの信号によって給電ボックス150が正常に受け渡されたかを判定することができる。そして、昇降リフト120は、指定先の駐車室103がある階層まで上昇する。
続いて、昇降リフト120が所定の高さで停止した後、指定先の駐車室103の横行トレイ130が昇降空間102に横行し、昇降リフト120の直下で停止する。次いで、昇降リフト120が下降し、横行トレイ130とすれ違うことによって、電気自動車及び給電ボックス150が昇降リフト120から横行トレイ130へと移載される。コ字状の昇降リフト側支持片122に載置された給電ボックス150は、横行トレイ側支持片132に対してすれ違うように下降した昇降リフト側支持片122から横行トレイ側支持片132に受け渡される。昇降リフト120及び横行トレイ130が同じ高さに相対移動したとき、給電ボックス150は昇降リフト側保持体120及び横行トレイ側保持体130の両方に保持される。そして、さらなる昇降リフト120の下降に伴い、一方のピン156が横行トレイ側受け孔133に挿入したまま、他方のピン156が昇降リフト側受け孔123から離脱する。その結果、給電ボックス150は、底面が長手片状の横行トレイ側支持片132のみに支持されるとともに一方のピン156が横行トレイ側受け孔133に挿入された状態で、横行トレイ側保持体131のみに保持される。このとき、横行トレイ側受け孔133にリミットスイッチ(図示せず)が同様に配置されてもよい。制御部は、リミットスイッチからの信号によって給電ボックス150が正常に受け渡されたかを判定することができる。そして、横行トレイ130は、指定駐車室103へと横行し、指定駐車室103に格納される。
指定先の駐車室103が充電用駐車室103Aである場合、充電用駐車室103Aに格納された横行トレイ130は、給電装置140の給電端子141から給電可能な状態(図8参照)となり、且つ、給電ボックス150を給電端子141に対して電気接続して保持する。すなわち、電気自動車は、給電端子141から給電ボックス150を介して充電可能な状態で充電用駐車室103Aに収容される。そして、制御部は、給電装置140を制御し、電気自動車の充電可能となる。他方、指定先の駐車室103が一般駐車室103Bである場合、給電ボックス150が任意の位置で横行トレイ側保持体131に保持されて。電気自動車が一般駐車室103Bに収容される。
出庫工程は、入庫工程とは反対の工程を踏むようにして、横行トレイ130から昇降リフト120へと電気自動車及び給電ボックス150を受け渡し、昇降リフト120から回転床110へと電気自動車及び給電ボックス150を受け渡すことによって、電気自動車及び給電ボックス150を出庫可能な状態で乗降領域101へと搬送することができる。
次に、ユーザーが新たに電気自動車を入庫する際の駐車装置100の制御方法について図17乃至図22を参照して説明する。
図17は、充電用駐車室103Aの全てが充電中の車両によって占有されている場合の駐車装置100の制御方法を示すフローチャートである。以下、V0は、充電不要車両を示し、Vn(1,2...)は、n番目の充電待ち車両を示し、Vcは充電中車両を示す。
まず、制御部は、充電用駐車室103Aの全てが充電中の車両によって占有されているかを確認する(S100)。ここでは、充電用駐車室103Aの全てが充電中の車両によって占有されている場合についての制御方法を説明する。車両を新規に入庫するユーザーは、操作盤107にて認証操作などを行う。制御部は操作盤107から入庫指示を受領する(S101)。制御部は、現在の入庫車両の数と駐車室103の総数とを照合し、駐車室103(又は一般駐車室103B)に2以上の空駐車室があるかを確認する(S102)。駐車室103の空駐車室が1以下である場合、ユーザーに対して車両の入庫を制限する。この入庫制限によって、駐車室103には常に少なくとも1つの空駐車室が確保される。なお、駐車室103の空駐車室が1以下である場合、工程S101の前に「満車」等の表示を任意に出して、新規に入庫するユーザーに告知してもよい。また、制御部は、充電用駐車室103Aに空きがある場合に「充電可能」と表示し、充電車室が占有されている場合に「充電待ち入庫」と表示して、新規に入庫するユーザーに状況を告知してもよい。
駐車室103が2以上の空駐車室を有する場合、制御部は、ユーザーによる車両の入庫を許容する(S103)。そして、制御部は、図20に示すように、出入口扉106を開放処理する(S1031)。ユーザーは、車両(又は電気自動車)を乗降領域101に乗り入れ、規定の位置に停車させる。制御部は、操作盤107などを通して、給電ボックス150の回転床側保持体111への設置をユーザーに通知する(S1032)。充電の必要に応じて、ユーザーは、給電ボックス150を回転床側保持体1111に設置し、充電コネクタ153を車両に接続する。具体的には、給電ボックス150を電気自動車Vのトランクから取り出して、電気自動車Vの充電口V1に最も近い位置の回転床側保持体111に給電ボックス150を配置する。そして、給電ボックス150から所定長さで延び出た充電コネクタ153を充電口V1に接続する(図13,図14参照)。制御部は、上述したリミットスイッチ115及び/又は光電センサ108からの信号に基づいて、給電ボックス150の設置完了を確認し(S1033)、同時に、給電ボックス150が4箇所の回転床側保持体111のうちのいずれに保持されているかを示す位置情報を記憶する(S1034)。そして、制御部は、ユーザーから安全確認・運転開始の入力を受領し(S1035)、出入口扉106を閉鎖する(S1036)。
制御部は、ユーザー情報や車両情報に基づいて、車両の充電が必要かどうかを判断する(S103)。制御部は、給電ボックス150の設置の有無に基づいて、車両の充電の必要性を判断してもよい。車両の充電が必要ない場合、車両を充電不要車両V0として記憶し、車両を一般駐車室103Bに搬送する。車両の充電が必要である場合、車両をn番目の充電待ち車両Vnとして記憶し(S105)、乗降領域101から充電待ち車両Vnを一般駐車室103Bの空駐車室に搬送する(S106)。
制御部は、充電用駐車室103Aの充電中車両Vcの充電状況を常に監視し(S107)、充電用駐車室103Aの1つで充電中車両Vcの充電が完了したかどうかを継続的に確認する(S108)。充電用駐車室103Aの1つでの充電中車両Vcの充電が完了したことが制御部により検知された後、充電完了した車両を充電用駐車室103Aから複数の一般駐車室103Bのうちの空駐車室に搬送する(S109)。充電完了した車両は、充電不要車両V0として登録情報が書き換えられる。
充電完了した車両が空駐車室に搬送された後、制御部は、1番目の充電待ち車両V1を空となった充電用駐車室103Aに搬送する(S110)。ここで、工程S109と工程S110の間において、給電ボックス150の保持位置を、搬送先の充電用駐車室103Aの給電装置140の位置に合わせるように充電待ち車両V1を搬送するために、図19に示す追加の構成S1091~S1095が実行される。図19に示すように、制御部は、充電中車両Vcの充電が完了して充電用駐車室103Aが空になった際、充電待ち車両V1の給電ボックス150の保持位置を確認する(S1091)。これは、図18のS1034で記憶された情報が用いられてもよい。あるいは、充電待ち車両Vが待機する一般駐車室103Bにおいて保持位置が新規に検出されてもよい。次いで、充電待ち車両V1の給電ボックス150の保持位置と、空の充電用駐車室130Aの給電端子141の設置位置とを比較する(S1092)。この比較により、車幅方向の左右の設置位置が相違しているか否かを検出する(S1093)。保持位置と設置位置が相違する場合(例えば、正面から見て保持位置が左側、設置位置が右側の場合)、制御部は、充電待ち車両V1を回転床110に搬送、移載させる(S1094)。次いで、制御部は、保持位置と設置位置の左右を一致させるように、回転床110を180°回転させる(S1095)。そして、充電待ち車両V1を空の充電用駐車室103Aに搬送する(S110)。他方、保持位置と設置位置が同じである場合(例えば、正面から見て保持位置が右側、設置位置が右側の場合)、制御部は、充電待ち車両V1を直接、空の充電用駐車室103Aに搬送する(S110)。そして、制御部は、充電待ち車両V1の充電を開始する(S111)。当該車両の情報は、V1からVcへと書き換えられ、他の充電待ち車両Vnの「n」が「n-1」に繰り上がる。
続いて、図20及び図21の模式図を用いて、充電用駐車室103Aの全てが充電中の車両によって占有されている場合の充電車両の入れ替えの流れを模式的に説明する。これら模式図では、駐車装置100は、下層側に2つの充電用駐車室103Aを有し、上層側に4つの一般駐車室103Bを有する。
図20は、入庫車両が1番目の充電待ち車両V1として登録される場合を示す模式図である。図20(a)に示すように、入庫車両Vは、S105において1番目の充電待ち車両Vとして登録されるとともに、工程S106において一般駐車室103Bの空駐車室に搬送される。次に、工程S108において、充電中車両Vcの1つの充電が完了したら、図20(b)に示すように、当該車両Vcが工程S109において一般駐車室103Bの空駐車室に搬送されるとともに、充電不要車両V0として記憶される。そして、図20(c)に示すように、空になった充電用駐車室103Aに充電待ち車両V1が搬送される。そして、充電待ち車両V1への充電が開始されるとともに、当該車両が充電中車両Vcとして記憶される。
図21は、入庫車両がn=3番目の充電待ち車両V3として登録される場合を示す模式図である。つまり、既に、2台の充電待ち車両V1,V2が一般駐車室103Bに待機している。図21(a)に示すように、入庫車両Vは、S105において3番目の充電待ち車両Vとして登録されるとともに、工程S106において一般駐車室103Bの空駐車室に搬送される。次に、工程S108において、充電中車両Vcの1つの充電が完了したら、図21(b)に示すように、当該車両は工程S109において一般駐車室103Bの空駐車室に搬送されるとともに、充電不要車両V0として記憶される。次いで、図21(c)に示すように、空になった充電用駐車室103Aに1番目の充電待ち車両V1が搬送される。そして、充電待ち車両V1への充電が開始されるとともに、当該車両が充電中車両Vcとして記憶され、2番目、3番目の充電待ち車両の待ち番号(順番)が繰り上がる。図21(d)に示すように、他方の充電中車両Vcの充電が完了したら、当該車両は一般駐車室103Bの空駐車室に搬送されるとともに、充電不要車両V0として記憶される。そして、図21(e)に示すように、1番目に繰り上がった充電待ち車両V1が空になった充電用駐車室103Aに搬送される。そして、充電待ち車両V1への充電が開始されるとともに、当該車両が充電中車両Vcとして記憶され、残り充電待ち車両の待ち番号(順番)が再度繰り上がる。このプロセスを繰り返すことによって、全ての充電待ち車両に効率的に充電することができる。なお、充電待ち車両の優先順位は、任意の規則に沿って定められてもよく、例えば、電池残量や駐車時間などの種々の要素に基づいて決定されてもよい。
図22は、新たな車両の入庫の際、充電用駐車室103Aに空きがある場合の駐車装置100の制御方法を示すフローチャートである。車両を新規に入庫するユーザーは、操作盤107にて認証操作などを行う。制御部は操作盤から入庫指示を受領する(S101’)。制御部は、駐車室103全体で2以上の空駐車室があるかを確認する(S102’)。空駐車室が1以下である場合、ユーザーに対して車両の入庫を制限する。この入庫制限によって、駐車室103には常に少なくとも1つの空駐車室が確保される。なお、駐車室103の空駐車室が1以下である場合、工程S101’の前に「満車」等の表示を任意に出して、新規駐車のユーザーに告知してもよい。
駐車室103が2以上の空駐車室を有する場合、制御部は、ユーザーによる車両の入庫を許容する(S103’)。制御部は、ユーザー情報や車両情報に基づいて、車両の充電が必要かどうかを判断する(S104’)。給電ボックス150の設置の有無に基づいて、車両の充電の必要性が判断されてもよい。車両の充電が必要ない場合、車両を充電不要車両V0として記憶し、車両を空いている駐車室103に搬送する。車両の充電が必要である場合、車両を空の充電用駐車室103Aに搬送する(S110’)。ここで、工程S110’の前において、給電ボックス150の保持位置を、搬送先の充電用駐車室103Aの給電装置140の位置に合わせるように車両を搬送するために、回転床110の回転工程が任意に追加される。そして、車両を充電中車両Vcとして記憶するとともに、充電を開始する(S111’)。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の実施形態や変形例を取り得る。以下、本発明の別実施形態を説明する。
[別実施形態、変形例]
(1)本実施形態の別実施例として、全ての一般駐車室103Bがユーザーごとに特定の指定駐車室として割り当てられてもよい。この場合、全てのユーザーが駐車したとしても、充電用駐車室103Aの数が空駐車室の数となる。また、ユーザーが車両を出庫しているときには、ユーザー自身の指定駐車室は常に空駐車室となる。図23は、充電用駐車室103Aの全てが充電中の車両によって占有されている場合の駐車装置100の制御方法を示すフローチャートである。この制御方法では、工程S2011~2013のように、ユーザー情報を既存の登録情報に照合することによって、ユーザーに入庫資格があるかを決定し、その資格に応じて車両の入庫を許容及び制限する。この入庫方法では、少なくとも1以上の空駐車室が確保されていることから、空駐車室の数を確認する工程を省略することができる。そして、車両は、充電待ち車両Vnとして登録されるとともに、任意の空駐車室ではなく、複数の一般駐車室103Bのうちのユーザーの指定駐車室へと搬送され(S206)、充電中車両Vcや先の充電待ち車両Vnの充電が完了するまで指定駐車室で待機する。そして、充電用駐車室103Aに空きができたら(S207,S208)、充電のために1番目の充電待ち車両V1が充電用駐車室103Aに搬送され(S210)、充電が開始される(S211)。他方、ユーザーが新規に入庫する際、充電用駐車室103Aが充電中の車両によって占有されていない場合、車両は充電用駐車室103Aに搬送されて充電され、充電中車両Vcとして記憶される。充電中車両Vcの順電完了後、当該車両は、一般駐車室103Bのうちの指定駐車室へと搬送され、充電不要車両V0として登録される。
(2)上記実施形態では、給電中継器は、給電ボックス、すなわち筐体状の給電中継器でなくてもよい。例えば、給電中継器は、スタンド状であってもよい。あるいは、駐車装置から給電中継器及び保持体が省略されてもよい。
(3)本発明は、横行トレイ側保持体に給電ボックスが保持された状態で横行トレイが対応する駐車室に格納されたときに、給電ボックスの接続端子が給電端子に電気的に接触するように構成されてもよい。この場合、給電ボックスの接続端子が、横行トレイを介することなく、駐車室において横行トレイ側保持体に保持された状態で駐車室の給電端子に電気的に接触(接触式、非接触式を含む)するように、その配置関係が設計される。例えば、一例として、接続端子は、給電ボックスの底面でなく、駐車室の側端部側を向く筐体側面に露出して配置され、尚且つ、横行トレイ側保持体に保持された状態で駐車室の給電端子に対向配置される。
(4)上記実施形態の駐車装置は、複数の階層を有し、同階層に2以上の駐車室が設置された駐車塔であるが、本発明は、例えば、回転床が省略されて駐車室が一方にしかない構成の駐車場においても同様に適用され得る。
(5)上記実施形態の駐車装置では、収容部に昇降リフトが待避して回転床が回転可能となるが、本発明は当該構成に限定されない。すなわち、本発明の駐車装置では、収容部が省略されてもよい。この場合、昇降リフトが乗降領域の床面に初期配置され、(昇降リフトが収容部に待避する代わりに)回転床が昇降リフトの上方に持ち上げられ、回転床が昇降リフトに干渉しないように回転可能となる。この変形例では、収容部を設けることを省略でき、櫛歯のすぐ下に床面が位置するので、車椅子利用者にも対応している。
(6)上記実施形態の駐車装置は、入庫制限を行うことによって、駐車室に常に空駐車室を確保するように制御された(充電待機運転モード)が、本発明の駐車装置は、駐車室に2以上の空駐車室がない場合、車両の入庫を制限せずに、全ての駐車室に車両を駐車させるように制御されてもよい(フル稼働運転モード)。例えば、駐車装置は、1つの充電用駐車室のみに空きがある場合に、充電不要車両を充電用駐車室に停車させるように運用されてもよい。フル稼働運転モードにおいても、全室満車とならないかぎり、本発明の特徴である充電待ち車両の充電が同様に行われる。また、本発明の駐車装置は、複数の駐車室の中に1以上の空駐車室を常に確保し、充電車両の入れ替えを常時可能とする充電待機運転モードと、全ての駐車室に車両を駐車可能とするフル稼働運転モードとが運用側によって選択されるように構成されてもよい。いずれのモードでも、充電用駐車室に空駐車室があれば、「充電可能」と表示する。そして、充電待機運転モードにおいて、充電用駐車室が占有されており、一般駐車室に2以上の空きがあるときには、制御部はユーザーに対して「充電待ち入庫」と表示又は通知する。フル稼働運転モードにおいて、充電用駐車室が占有され、且つ、一般駐車室に2以上の空きがあるときには、制御部は、同様に、ユーザーに対して「充電待ち入庫」と表示又は通知する。他方、充電用駐車室が占有され、且つ、一般駐車室の空車室が1つである(複数の駐車室が2以上の空駐車室を有しない)場合には、制御部は、ユーザーからの充電希望を受け付けずにユーザーに対して「充電不可能」と表示又は通知した上で車両の入庫を受け入れる。つまり、「フル稼働運転モード」では、駐車室に空駐車室がある限り、ユーザーによる新たな駐車車両の入庫を規制しない。このように、駐車装置の運用者は、2つのモードを選択又は切替することにより、駐車装置の稼働状況に応じて、駐車車両の受け入れをうまくコントロールすることができる。
本発明は上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。すなわち、本発明の技術的範囲の下で、本実施形態の一部の構成が省略又は修正されてもよく、あるいは、他の構成が追加されてもよい。
100 駐車装置
101 乗降領域
102 昇降空間
103 駐車室
103A 充電用駐車室
103B 一般駐車室
104 収容部
106 出入口扉
107 操作盤
108 光電センサ
110 回転床
111 回転床側保持体
112 回転床側支持片
113 回転床側受け孔
115 リミットスイッチ
120 昇降リフト
121 昇降リフト側保持体
122 昇降リフト側支持片
123 昇降リフト側受け孔
130 横行トレイ
131 横行トレイ側保持体
132 横行トレイ側支持片
133 横行トレイ側受け孔
134 受電端子
136 給電部
140 給電装置
141 給電端子
150 給電ボックス
151 筐体
151a 扉
151b ハンドル
151c ケーブルフック
152 ケーブル
153 充電コネクタ
154a プラグ
154b コンセント
155 接続端子
156 ピン
157 突片
158 規制部材
V 電気自動車

Claims (7)

  1. ユーザーが電気自動車から乗り降りするための乗降領域と、前記乗降領域から電気自動車を他の階層に昇降させるように昇降方向に延びる昇降空間と、前記昇降空間から電気自動車を横行させて収容すべく前記昇降空間に対して横行方向に隣接配置された複数の駐車室と、駐車装置の動作を制御する制御部とを有するフォーク式の駐車装置であって、
    電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有し、前記昇降空間を昇降する昇降リフトと、
    前記昇降リフトの櫛歯状フレームに対して昇降方向にすれ違い可能に形成され、電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有し、対応する駐車室にそれぞれ格納されるとともに、前記駐車室と前記昇降空間との間を略水平に横行する複数の横行トレイと、
    前記複数の駐車室のうちの一部に収容された電気自動車に電力を供給するための給電装置と、を備え、
    前記複数の駐車室は、前記給電装置を含まない複数の一般駐車室、及び、前記給電装置が設けられた1又は複数の充電用駐車室からなり、前記横行トレイは、前記横行トレイが前記充電用駐車室に格納されたときに電気自動車を前記給電装置に電気的に接続するように構成されており、
    前記制御部は、電気自動車の入庫時において、
    新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程と、
    前記充電用駐車室の全てが充電中の電気自動車によって占有されている場合、充電を希望する電気自動車を充電待ち車両として記憶し、前記乗降領域から前記一般駐車室の1つに搬送する工程と、
    前記充電用駐車室の1つで電気自動車の充電が完了したことが前記制御部により検知された後、充電完了した電気自動車を前記充電用駐車室から前記複数の一般駐車室のうちの空駐車室に搬送する工程と、
    前記充電待ち車両を前記一般駐車室から空になった前記充電用駐車室に搬送する工程と、
    前記充電用駐車室に搬送された前記充電待ち車両の充電を開始する工程と、
    を実行するように構成され、
    前記駐車装置は、
    自立可能な形状を有する自立体、前記自立体に保持されたケーブル、前記ケーブルの先端に取着され、電気自動車の充電口に接続される充電用コネクタ、及び、前記ケーブルに電気的に接続されているとともに、外部に露出し、前記給電装置の給電端子に電気的に接続可能である接続端子を備える給電中継器と、
    前記昇降リフトに設置され、前記給電中継器を自立させた状態で前記昇降リフト上に保持する昇降リフト側保持体と、
    前記複数の横行トレイの各々に設置され、前記給電中継器を自立させた状態で前記横行トレイ上に保持し、前記昇降リフト側保持体とすれ違う際に前記昇降リフト側保持体との間で相互に前記給電中継器を受け渡し可能であるように構成された横行トレイ側保持体と、をさらに備えることを特徴とする駐車装置。
  2. 前記制御部は、新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程に続いて、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有するか否かを確認する工程をさらに実行し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有しない場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を制限し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有する場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を許容することを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  3. 前記乗降領域に設置され、第1位置から第2位置へと相互に回転して前記電気自動車の方向を所定の角度に変更するための回転床であって、前記第1位置及び前記第2位置の両方で前記昇降リフトの櫛歯状フレームに対して昇降方向にすれ違い可能に形成された電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有する、回転床と、
    前記回転床に設置され、前記給電中継器を自立させた状態で前記回転床上に保持し、前記昇降リフト側保持体とすれ違う際に前記昇降リフト側保持体との間で相互に前記給電中継器を受け渡し可能に構成され、前記回転床の電気自動車の両側にそれぞれ設置された回転床側保持体と、をさらに備え、
    前記駐車室は、前記乗降領域と異なる各階層で前記昇降空間の横行方向の両側に対となるように配置され、前記給電装置の前記給電端子は、前記各充電用駐車室の前記昇降空間と反対側の側端部の前後2箇所に設置され、
    前記回転床側保持体は、前記回転床及び前記昇降リフトにおける横行方向両側の側縁部の前後2箇所に設置され、
    前記昇降リフト側保持体は、前記昇降リフトの横行方向両側の側縁部にそれぞれ設置され、且つ、前記昇降リフトにおける横行方向両側の側縁部の前後2箇所に設置され、
    前記充電用駐車室に格納される前記横行トレイにおいて、前記横行トレイ側保持体は、前記横行トレイの前記対応する駐車室の前記昇降空間と反対側の側縁部に少なくとも設置され、且つ、前記横行トレイの格納時に前記給電端子に近い方の側縁部の前後2箇所に設置され、
    前記制御部は、前記昇降リフトから前記充電用駐車室の前記横行トレイに前記電気自動車及び前記給電中継器を移載する際、前記給電中継器を保持する前記昇降リフト側保持体と同じ側の前記横行トレイを駆動することを特徴とする請求項1または2に記載の駐車装置。
  4. 前記制御部は、充電完了した電気自動車を前記充電用駐車室から前記複数の一般駐車室のうちの空駐車室に搬送する工程に続いて、
    前記充電待ち車両の前記給電中継器の保持位置と、前記空の充電用駐車室の前記給電端子の設置位置とを比較する工程と、
    前記保持位置と前記設置位置の相違を検出した場合、前記充電待ち車両を前記回転床まで搬送し、前記保持位置を前記設置位置に合わせるように前記充電待ち車両を回転させ、前記昇降リフトを介して、前記充電待ち車両を前記空の充電用駐車室に搬送する工程と、を実行することを特徴とする請求項3に記載の駐車装置。
  5. 前記回転床側保持体は、前記給電中継器の保持を機械的に検出するリミットスイッチを備え、
    制御部は、前記リミットスイッチからの信号を受け取って、前記複数の回転床側保持体のうちの前記給電中継器を保持する回転床側保持体を特定し、前記充電待ち車両の情報として前記給電中継器の保持位置を記憶することを特徴とする請求項4に記載の駐車装置。
  6. 前記制御部は、複数の駐車室の中に1以上の空駐車室を常に確保し、充電車両の入れ替えを常時可能とする充電待機運転モードと、全ての駐車室に車両を駐車可能とするフル稼働運転モードとが運用側によって選択されるように構成され、
    前記充電待機運転モードにおいて、前記制御部は、新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程に続いて、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有するか否かを確認する工程をさらに実行し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有しない場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を制限し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有する場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を許容し、
    前記フル稼働運転モードにおいて、前記充電用駐車室の全てが充電中の電気自動車によって占有されているとき、新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程に続いて、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有するか否かを確認する工程をさらに実行し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有しない場合、充電不可能であることをユーザに表示した上でユーザーによる車両の入庫を許容することを特徴とする請求項1に記載の駐車装置。
  7. ユーザーが電気自動車から乗り降りするための乗降領域と、前記乗降領域から電気自動車を他の階層に昇降させるように昇降方向に延びる昇降空間と、前記昇降空間から電気自動車を横行させて収容すべく前記昇降空間に対して横行方向に隣接配置された複数の駐車室と、駐車装置の動作を制御する制御部とを有するフォーク式の駐車装置であって、
    電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有し、前記昇降空間を昇降する昇降リフトと、
    前記昇降リフトの櫛歯状フレームに対して昇降方向にすれ違い可能に形成され、電気自動車を載置可能な櫛歯状フレームを有し、対応する駐車室にそれぞれ格納されるとともに、前記駐車室と前記昇降空間との間を略水平に横行する複数の横行トレイと、
    前記複数の駐車室のうちの一部に収容された電気自動車に電力を供給するための給電装置と、を備え、
    前記複数の駐車室は、前記給電装置を含まない複数の一般駐車室、及び、前記給電装置が設けられた1又は複数の充電用駐車室からなり、前記横行トレイは、前記横行トレイが前記充電用駐車室に格納されたときに電気自動車を前記給電装置に電気的に接続するように構成されており、
    前記制御部は、電気自動車の入庫時において、
    新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程と、
    前記充電用駐車室の全てが充電中の電気自動車によって占有されている場合、充電を希望する電気自動車を充電待ち車両として記憶し、前記乗降領域から前記一般駐車室の1つに搬送する工程と、
    前記充電用駐車室の1つで電気自動車の充電が完了したことが前記制御部により検知された後、充電完了した電気自動車を前記充電用駐車室から前記複数の一般駐車室のうちの空駐車室に搬送する工程と、
    前記充電待ち車両を前記一般駐車室から空になった前記充電用駐車室に搬送する工程と、
    前記充電用駐車室に搬送された前記充電待ち車両の充電を開始する工程と、
    を実行するように構成され、
    前記制御部は、複数の駐車室の中に1以上の空駐車室を常に確保し、充電車両の入れ替えを常時可能とする充電待機運転モードと、全ての駐車室に車両を駐車可能とするフル稼働運転モードとが運用側によって選択されるように構成され、
    前記充電待機運転モードにおいて、前記制御部は、新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程に続いて、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有するか否かを確認する工程をさらに実行し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有しない場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を制限し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有する場合、前記制御部は、ユーザーによる車両の入庫を許容し、
    前記フル稼働運転モードにおいて、前記充電用駐車室の全てが充電中の電気自動車によって占有されているとき、新たに電気自動車を入庫するユーザーから入庫指示を受領する工程に続いて、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有するか否かを確認する工程をさらに実行し、前記複数の駐車室が2以上の空駐車室を有しない場合、充電不可能であることをユーザに表示した上でユーザーによる車両の入庫を許容することを特徴とする駐車装置。
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