JP7425472B2 - 身体支持装置 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、独立行政法人国立病院機構 東京医療センターに、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置を納品した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、医療法人社団青嶺会松戸整形外科病院に、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置を納品した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、独立行政法人国立病院機構 相模原病院に、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置を納品した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、JA徳島厚生連 阿南医療センターに、代理店の日新器械株式会社(徳島県徳島市応神町応神産業団地12番1)を通じて、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置を納品した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、柏厚生総合病院に、代理店の株式会社ゼストメディカル(埼玉県越谷市千間台東1-5-16)を通じて、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置を納品した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、第48回日本脊椎脊髄病学会学術集会で、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、第92回日本整形外科学会学術総会で、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、VIETNAM MEDI-PHARM EXPO 2019で、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、第26回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会で、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、Medical Fair Thailand 2019で、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、JOA visiting RCOST 2019で、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、第28回日本脊椎インストゥルメンテーション学会で、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、自社のウェブサイトで、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
特許法第30条第2項適用 株式会社イソメディカルシステムズが、筑波大学整形外科 同門会誌 第二十七号に掲載することにより、荒川浩志が発明した支持部材の位置を調整可能な支持装置について公開した。
本発明は、手術台に連結して使用する身体支持装置に関する。
特許文献1には、手術台に取り付けて使用する、脊椎手術用のアクセサリフレームが開示されている。このアクセサリフレームは脚部と枠状フレームとからなり、枠状フレームは、一対の長さ方向のフレーム部材と一対の幅方向のフレーム部材とを四隅の接続部で固定した枠構造を有する。枠状フレームの一方の幅方向のフレーム部材は脚部の上端に多軸連結部を介して連結され、他方の幅方向のフレーム部材は先端部に設けられたシャフトが手術台に設けられたクランプと係合する構造を有する。
国際公開第2006/110703号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたアクセサリフレーム(身体支持装置)は、多軸連結部を中心に回動する枠状フレームが固定的な構造であるために、手術台に取り付けられた場合、患者の体格や手術内容に合わせた長さ調整ができない。このために適切な手術***を確保することができなかった。
そこで、本発明の目的は、患者の体格や手術内容に合わせた身体支持を可能にする身体支持装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、手術台に対して着脱自在であり、前記手術台に連結して使用する身体支持装置であって、脚部と、身体を支持する長尺状の支持部材であって、端部に前記手術台に連結される連結部を有する支持部材と、前記支持部材を固定して保持可能な固定機構を有する保持フレームであって、水平な回動軸を中心に回動可能な状態で前記脚部に支持された保持フレームと、を備え、前記脚部は、床に設置されるベース部と、前記ベース部に昇降可能に支持され、前記保持フレームを支持する可動部と、前記可動部を昇降させる昇降機構と、を有し、前記固定機構は、前記支持部材を固定して保持する固定状態と、前記支持部材を前記保持フレームに対して前記支持部材の長手方向に移動可能な調整状態とに変化させることが可能な調整ノブを有することを特徴とする。
この構成によれば、固定機構の調整ノブにより、支持部材を固定して保持する固定状態と支持部材をスライド可能な調整状態とに変化させることができるので、支持部材を所望の位置で固定することができ、患者の体格や手術内容に合わせた手術台との間の支持部材の長さ調整を達成できる。
前記支持部材は、前記長手方向における前記連結部と反対側の端部に、前記保持フレームから外れるのを抑制するための抜止部を有していてもよい。これによれば、抜止部により支持部材が保持フレームから抜けることを抑制できる。
前記固定機構は、前記支持部材を受け入れる凹部を有する受け部と、前記凹部を覆う閉位置と前記凹部を開放する開位置との間で開閉可能な蓋部材と、をさらに有し、前記蓋部材が開位置にある場合に前記支持部材を取り外し可能であってもよい。これによれば、蓋部材を開閉することで支持部材の交換が可能となる。
前記調整ノブは、前記蓋部材に螺合しており、前記固定機構は、前記調整ノブとともに移動し、前記受け部との間で前記支持部材を挟持する押圧板をさらに有していてもよい。調整ノブを締めることで支持部材を固定し、緩めることで支持部材の移動が可能となる。
前記蓋部材は、前記蓋部材から突出するように付勢されたロックピンと、前記ロックピンを操作するための操作穴とを有し、前記受け部は、前記蓋部材が前記閉位置にある場合に前記ロックピンの先端部が入って前記蓋部材を前記閉位置にロックするためのピン受け穴を有し、前記ロックピンは、前前記操作穴と対応する位置に係合部を有し、前記操作穴に所定の工具を通して前記係合部と係合させて前記ロックピンを動かすことで、前記ロックピンを前記ピン受け穴から抜いてロック解除可能であってもよい。ロックピンにより蓋部材を閉位置に維持することができ、ロック解除時には所定の工具を、操作穴を通して使用するので、誤って蓋部材が開くという事態を抑制できる。
前記保持フレームが前記回動軸を中心に回動することで、前記支持部材は、前記連結部が前記手術台側へ延びた使用位置と、前記使用位置よりも前記連結部が下に位置するように傾いた収納位置と、の間で回動可能であり、前記ベース部は、床に接触する接触部と、前記接触部よりも前記昇降機構に近い位置に位置し、前記連結部と係合して前記支持部材を収納位置に保持するフックと、を有することが望ましい。これにより支持部材を垂直に近い状態で収納でき、収納スペースを小さくできる。
前記支持部材は、所定の位置で回動して前記支持部材を屈曲させることが可能なヒンジ部を有することが望ましい。この場合、前記連結部は、前記手術台に対して回動不能な状態で前記支持部材を連結可能であるとよい。この構成により、支持部材のスライド機能と併せて屈曲位置を調整できる。
前記ヒンジ部における前記支持部材の回動をロックする回動ロック機構をさらに備えることができる。ヒンジ部の回動をロック可能にすることで、1つの支持部材を、屈曲しない支持部材と屈曲する支持部材との両方として使用することができる。
前記した身体支持装置は、前記連結部における前記手術台に対する前記支持部材の回動をロックしおよびロックを解除することが可能な第2回動ロック機構をさらに備えていてもよい。
本発明の身体支持装置によれば、患者の体格や手術内容に合わせた身体支持が可能になる。
本発明の第1実施形態による身体支持装置を手術台と連結した状態で示す斜視図である。 第1実施形態による身体支持装置の側面図(a)と、(a)のB-B断面図(b)である。 保持フレームと脚部とが回動可能に連結された構成を例示する斜視図である。 保持フレームの解斜視図である。 保持フレームの平面図(a)、正面図(b)および側面図(c)である。 固定機構を構成する蓋部材の斜視図(a)と、蓋部材内部のロック機構の構成を示す一部破断斜視図(b)である。 蓋部材内部のロック機構のロック状態を示す断面図(a)と、ロック解除状態を示す断面図(b)である。 固定機構の蓋部材の開閉動作を説明するための図(a)、(b)および(c)である。 第1実施形態による身体支持装置の手術台との連結部の拡大斜視図である。 第1実施形態による身体支持装置を手術台と山形に曲げて連結した状態を示す斜視図である。 第1実施形態による身体支持装置の支持部材をスライドさせて伸ばした状態を示す斜視図(a)と、短くした状態を示す斜視図(b)である。 第1実施形態による身体支持装置の支持部材の収納状態を示す斜視図(a)と側面図(b)である。 第1実施形態による身体支持装置の支持部材の着脱を説明するための斜視図である。 本発明の第2実施形態による身体支持装置の斜視図である。 第2実施形態による身体支持装置の平面図(a)と側面図(b)である。 第2実施形態による身体支持装置を手術台と水平に連結した状態を示す側面図である。 第2実施形態による身体支持装置の手術台との連結部の拡大斜視図である。 第2実施形態による身体支持装置を手術台と山形に曲げて連結した状態を示す斜視図である。 第2実施形態による身体支持装置のヒンジ部の固定方法の一例を示す斜視図である。 図19に示すヒンジ固定方法によるヒンジ部の構成を示す拡大断面図である。 第2実施形態による身体支持装置のヒンジ部の固定方法の他の例を示す拡大断面図である。 身体支持装置と手術台との連結部を固定する方法の第1の変形例を示す拡大斜視図である。 図22に示す連結部の内部構成の一例を示す拡大断面図である。 図22に示すブラケット部材の内部構成の一例を示す拡大断面図である。 身体支持装置と手術台との連結部を固定する方法の第2の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素は単なる例示であって、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨ではない。
1.第1実施形態
1.1)概略的構成
図1および図2に例示するように、本発明の第1実施形態による身体支持装置1は、一般的な手術台9に着脱自在に連結して使用される装置であり、脚部2と、保持フレーム3と、端部に手術台9に連結される連結部を有し身体を支持する長尺状の支持部材4と、を備える。身体支持装置1が手術台9に取り付けられると、支持部材4は脚部2と手術台9との間の架け橋のように配置される。たとえば、支持部材4に患者の頭部や胸部などを支持する部材を取り付ければ、患者の下半身を手術台9の上に載せ、上半身を支持部材4の上に載せて使用することができる。
脚部2は、床に設置されるベース部2Aと、ベース部2Aに昇降可能に支持された可動部2Bとを有し、可動部2Bは昇降機構2Cにより昇降可能である。本実施形態では電動式の昇降機構2Cが採用され、リモコン220のボタン操作により昇降制御可能である。リモコン220には、上昇および下降のボタンに加えて、誤操作を抑制するために、上昇および下降のボタンと同時に押すことで上昇および下降を許可するセーフティボタンを設けることが望ましい。
ベース部2Aは、基台部200の四隅にそれぞれ設けられたキャスタ201およびストッパ202を有し、基台部200の中央部に昇降機構2Cを内部に収容したカバー部材203が配置され、カバー部材203の両側に一対のフック204が設けられている。キャスタ201は、床に接触する接触部の一例である。フック204は、キャスタ201よりも昇降機構2Cに近い位置に位置している。後述するように、フック204は支持部材4の収納時に使用される。キャスタ201は基台部200に図示しないボルトなどにより固定され、これにより身体支持装置1の床上での移動が容易となる。さらに、ストッパ202により車輪の回転をロックすることができ、手術台9への取り付け後の身体支持装置1の動きを抑制できる。また、キャスタ201の車輪の径をある程度大きくすることによって、基台部200の最下部と床との間の十分な距離を確保でき、段差などを乗り越えやすくなるとともに、手術中の足先の動きが容易になるという利点もある。
図3に拡大して示すように、昇降機構2Cにより昇降可能に支持された可動部2Bは、その先端部に水平に延びる回動軸A1に沿って設けられた軸部210を有する軸部材205を有する。保持フレーム3は、その中央下部に軸受部303を有し、軸受部303が可動部2Bの軸部210に嵌合することで、水平に延びる回動軸A1を中心とした回動が可能となる。保持フレーム3の両端には一対の固定機構310が設けられている。詳細は後述するが、各固定機構310には調整ノブ320が設けられ、調整ノブ320を締めることで支持部材4のサイドフレーム410を所望位置で固定したり、緩めることでスライドさせたりすることが可能である。さらに、固定機構310を開くことで支持部材4の着脱も可能である。このように、保持フレーム3は支持部材4を固定して保持可能な固定機構310を有し、水平な回動軸A1を中心に回動可能な状態で脚部2の可動部2Bに支持される。
図1に戻り、支持部材4は、一対のサイドフレーム410と、一対の接続部420と、クロスフレーム430とを備えてなる。サイドフレーム410は略矩形の断面を有する長尺状の部材である。各接続部420はそれぞれのサイドフレーム410の先端部に固定され、これらの接続部420がサイドフレーム410と直交する方向のクロスフレーム430によって接続されることで、コの字型の支持部材4を構成している。後述するように、サイドフレーム410は保持フレーム3の固定機構310によって把持され固定される。サイドフレーム410のどの位置を固定機構310により固定するかにより、サイドフレーム410の手術台との架橋部分の長さを患者の体格や手術内容に合わせて設定することができる。サイドフレーム410は、その長手方向における手術台9との連結部と反対側の端部に、固定機構310から抜けないように外側に張り出した抜止部411を有する。本実施形態において、支持部材4のサイドフレーム410とクロスフレーム430とはX線透過材料からなる。X線透過材料としては、例えば、炭素繊維強化プラスチックなどを用いることができる。
一対の接続部420の先端部には手術台9と連結するための連結部が設けられている。本実施形態では、この連結部の一例として一対の連結シャフト440がそれぞれ水平方向の軸A2に沿ってスライド可能に設けられ、各連結シャフト440の幅方向に突出した先端にはストッパ円盤441が取り付けられている。一対の連結シャフト440は、後述するように、手術台9の幅に合わせてスライドさせることで、手術台9の一対のブラケット部材91と着脱可能かつ回動可能に連結することができる。
図4および図5に例示するように、保持フレーム3は、第1フレーム部301と、第1フレーム部301の両端部から斜め下方に延びる一対の第2フレーム部302と、一対の第2フレーム部302のそれぞれの下端部に設けられた一対の固定機構310とを有している。第1フレーム部301は、下方に延出する一対の軸受部303を有する。軸受部303が可動部2Bの先端に設けられた軸部材205の軸部210と嵌合することで、保持フレーム3は回動軸A1を中心として上下に回動可能となる。以下、図4~図8を参照しながら固定機構310について詳細に説明する。
1.2)固定機構
保持フレーム3の両端に設けられた一対の固定機構310は左右対称であるから、以下、同一部材には同一参照番号を付して説明する。
図4および図5において、固定機構310は、受け部311と、受け部311に設けられた凹部312と、凹部312を開閉可能に覆う蓋部材313と、蓋部材313に設けられた調整ノブ320と、調整ノブ320により移動する押圧板330とからなる。凹部312は、支持部材4のサイドフレーム410を受け入れ可能な形状を有し、凹部312の底面には、凹部312の側壁に沿って両端が上側に屈曲した底板332が固定されていてもよい。サイドフレーム410が凹部312に挿入されると、その底面が底板332に接触し、底板332の形状により幅方向に動かないように固定することができる。蓋部材313は、受け部311の端部にヒンジ部314により取り付けられ、ヒンジ部314の軸A3を中心に凹部312を覆う閉位置と凹部312を開放する開位置との間で開閉可能である。後述するように、凹部312内に配置されたサイドフレーム410は、閉位置にある蓋部材313の押圧板330と受け部311との間に挟持されて固定される。また、蓋部材313には、後述するように、ロック機構が設けられ、ロックピン342が凹部312に設けられたピン受け穴305に嵌入することで蓋部材313が閉じた状態でロックされる。
図6および図7において、蓋部材313には、調整ノブ320のネジ部321が螺合して貫通し、ネジ部321の先端が押圧板330に回転自在に連結されている。押圧板330は、凹部312の側壁に沿って両端331が斜め下側に下がった形状を有し、これによってサイドフレーム410の上面を押圧板330の正しい位置で接触させることができる。調整ノブ320を締める方向に回転させると押圧板330が下方向に移動し、受け部311と押圧板330との間に挟持されたサイドフレーム410を押圧して固定することができる。逆に、調整ノブ320を緩める方向に回転させると、押圧板330が上方向に移動し、受け部311の凹部312にあるサイドフレーム410がスライド可能となる。このように、サイドフレーム410を押圧板330と受け部311との間で挟持する構造にすることでスライド機能を実現することができ、サイドフレーム410の状態を、調整ノブ320により固定状態とスライド可能な調整状態との間で変化させることができる。
また、蓋部材313の内部には、図6(b)および図7(a)に例示するように、一対のロックピン342が設けられている。このロックピン342は、次に述べるように、蓋部材313が凹部312に配置されたサイドフレーム410を固定状態に維持し、かつ、蓋部材313が簡単に開いてサイドフレーム410が外れる事態を抑制できる。
より詳しくは、蓋部材313は、内部に操作室316がそれぞれ設けられ、さらに操作室316から一対のピン移動路317が軸A3に直交する方向に延び、蓋部材313の側面へ開口するように形成されている。操作室316には操作部材340が軸A3に直交する方向に移動可能に配置されている。ロックピン342は連結ロッド341を通して操作部材340に連結され、ロックピン342および連結ロッド341は操作部材340の移動に伴ってピン移動路317をスライド可能である。
ロックピン342の径は連結ロッド341の径より大きく、連結ロッド341に付勢手段としてのバネ部材343が装着されている。ピン移動路317は、ロックピン342がスライドする径の大きい第1の移動孔部分と、連結ロッド341がスライドする径の小さい第2の移動孔部分とを有し、第1の移動孔部分と第2の移動孔部分との境界に係止部318が形成されている。バネ部材343は、ロックピン342の端部と係止部318との間に挟まれてロックピン342を外側へ付勢しており、それによりロックピン342は、通常、ピン移動路317の前面から突出した状態を維持している。また、ロックピン342の先頭を外部から内側へ押したり、あるいは操作部材340を後ろ側へ引いたりすることで、突出状態のロックピン342をピン移動路317へ一時的に納めることができる。
<ロック解除>
操作部材340を移動させてロックピン342を引っ込ませる操作は、固定機構310に固定されたサイドフレーム410を外すためのロック解除操作である。したがって、慎重を期すために、ロック解除には特別な操作を要することが望ましい。そこで、本実施形態では、図6に例示するように、蓋部材313の上面に操作穴315を設け、さらに内部の操作部材340における操作穴315と対応する位置に係合部344を設け、適当な工具、たとえば六角レンチ等の棒状の工具を、操作穴315を通して操作部材340の係合部344と係合させて操作部材340を移動させる、という構成を採用した。これによって誤ってロックを解除する可能性を極めて小さくできる。
図7は上述したロック解除操作の一例を示したものである。図7(a)に示すように、調整ノブ320を締めて押圧板330を下方へ移動させ、サイドフレーム410を固定機構310に固定したロック状態を示す。このロック状態では、ロックピン342は先端部が受け部311のピン受け穴305に入っており、蓋部材313は閉位置にロックされている。ロック解除には、まず調整ノブ320を緩めてから、図7(b)に示すように、所定の工具350を、操作穴315を通して係合部344と係合させ、操作部材340をヒンジ部314側へ引いて移動させる。これによりロックピン342をピン受け穴305から抜いてロックを解除でき、蓋部材313を容易に開くことができる。このように、所定の工具を小さな係合部344に係合させてロックを解除する必要があるので、誤ってロックを解除する事態を有効に抑制できる。
<支持部材の装着>
本実施形態によれば、支持部材4の一対のサイドフレーム410を保持フレーム3に極めて容易に、かつ確実に装着することができる。
図8(a)に例示するように、保持フレーム3の受け部311におけるヒンジ部314と対向する側壁には、ロックピン342が当接する傾斜面304とその下のピン受け穴305とが形成されている。まず、固定機構310の蓋部材313を開いて、サイドフレーム410を受け部311の凹部312に入れ、底板332上に載置する。この時の蓋部材313のロックピン342は、蓋部材313の前面から突出している。
続いて、図8(b)に例示するように、蓋部材313を閉じると、突出しているロックピン342の先端が受け部311の傾斜面304に当接し、蓋部材313をさらに閉じると、ロックピン342が傾斜面304から押されて蓋部材313の中に引っ込み、蓋部材313が完全に閉じる。
蓋部材313が完全に閉じると、図8(c)に例示するように、ロックピン342がバネ部材343の付勢力によりピン受け穴305にはまり込んでロックされる。このロック状態で、調整ノブ320を締めることで、押圧板330がサイドフレーム410の上面を押圧し、支持部材4が固定される。支持部材4を取り外すときは、上述したように、調整ノブ320を緩めた後、所定の工具350を用いてロックピン342を蓋部材313内に引っ込めればよい。
1.3)手術台との連結
本実施形態による身体支持装置1では、上述したように、保持フレーム3に固定された支持部材4が回動軸A1を中心として上下方向に回動可能である。これによって、手術台9と支持部材4とを山形に傾斜させることができ、適切な手術***を容易に確保できる。このような山形の傾斜を実現するには、手術台9と支持部材4との連結を回動可能にする必要がある。以下、このような連結の一例を説明する。
図9において、手術台9の両サイドには一対のサイドレール92が設けられ、それぞれのサイドレール92の先端に一対のブラケット部材91が固定ネジ93により固定されている。各ブラケット部材91は先端にフック94を有し、フック94の凹部94aに支持部材4の接続部420に設けられた連結シャフト440が係合する。フック94には、抜け止め用のロック金具95が軸A4を中心として回動可能に設けられ、ロック金具95は図示しないバネ部材により矢印B1方向に付勢されている。これにより、ロック金具95の先端部96がフック94の凹部94aから通常突出している。したがって、連結シャフト440は、上側からフック94の凹部に容易に受け入れられるが、一旦受け入れられると、先端部96が連結シャフト440に係止して、連結シャフト440の抜けを阻止する。こうして、フック94と連結シャフト440が係合することで、手術台9と支持部材4とが回動可能に連結される。なお、係合した連結シャフト440は、ロック金具95を矢印B2方向に引くことで先端部96が引っ込み、容易に外すことができる。
また、連結シャフト440は接続部420に対し軸A2が延びる方向にスライド可能に支持されているので、手術台9の幅に合わせて連結シャフト440の外側突出部分の長さを調整することができる。これにより支持部材4を幅が異なる様々な手術台9に取り付けて使用することができる。
図10に示すように、手術台9と支持部材4とが回動可能に連結されることで、手術台9を角度調整機能により傾斜させると、手術台9と支持部材4とを山形に傾斜させることができる。これにより、手術台9および支持部材4上の患者を適切な手術***に維持することができる。
1.4)作用効果
上述したように、第1実施形態による身体支持装置1は、固定機構310の調整ノブ320を緩めることで、支持部材4のサイドフレーム410が固定機構310に対してスライド可能となる。このスライド機能により手術台9から保持フレーム3までの架橋の長さを必要に応じて調整することができる。たとえば、図11(a)はサイドフレーム410を最大限伸ばして固定した状態を示し、図11(b)はサイドフレーム410を中央付近で固定した状態を示す。このように患者の体格や手術の種類に応じて手術台9までに距離を適切に設定することができる。
さらに、保持フレーム3に固定された支持部材4は、回動軸A1を中心として上下方向に回動可能であるから、手術台9に取り付けて使用するときは、支持部材4を図11に示すように連結シャフト440が前記手術台側へ延びた使用位置に、収納するときは、図12に示すように連結シャフト440が下に位置するように傾いた収納位置に、それぞれセッティングできる。
特許文献1に記載されたような従来の構成では、枠状フレームを収納する場合、多軸連結部を下側へ曲げて枠状フレームの他端を脚部のベースに設けられた収納フックと係合させる。しかしながら、一定長の枠状フレームの他端を収納フックと係合させるには、収納フックを脚部から遠ざけた位置に設ける必要があり、このために収納スペースが大きくなるという不都合があった。
これに対して、本実施形態によれば、図12に示す収納位置では、支持部材4をスライドさせて適当な位置で固定機構310により固定し、支持部材4を、回動軸A1を中心として下方向に回動させ、サイドフレーム410の連結シャフト440をベース部2Aのカバー部材203の両側であってキャスタ201よりも昇降機構2Cに近い位置に設けられた一対のフック204と係合させる。このように、サイドフレーム410が保持フレーム3に対してスライド可能であるから、図12(b)に示すように、サイドフレーム410をほぼ垂直に立てた状態で収納することが可能となる。これにより、サイドフレーム410が基台部200の範囲内に収納され、収納スペースの大幅な節約を達成できる。
また、図13に示すように、固定機構310の蓋部材313が開位置にある場合に支持部材4のサイドフレーム410を取り外すことができるので、別の支持部材と交換することが極めて容易となる。
また、図7に例示したように、固定機構310の蓋部材313は、六角レンチ等の棒状の工具を用いないと開くことができないので、誤操作による支持部材4の脱落を防ぐことができる。
2.第2実施形態
上述したように、第1実施形態による身体支持装置1は、支持部材4が一対のサイドフレーム410の長さにより規定され、支持部材4が一体となって手術台9と回動可能に連結される。ただし、本発明は、このような第1実施形態に限定されるものではなく、次に述べるように、屈曲可能な支持部材を保持フレーム3に装着することもできる。
以下、本発明の第2実施形態による屈曲可能な支持部材を搭載した身体支持装置について、図面を参照しながら説明する。なお、脚部2、保持フレーム3および保持フレーム3に設けられた固定機構310は、第1実施形態と同様であるから、これらを構成する部材には同一参照番号を付して詳細な説明は省略する。
2.1)概略的構成
図14および図15に例示するように、本発明の第2実施形態による身体支持装置10は、脚部2、保持フレーム3および屈曲可能な支持部材6を備える。第1実施形態とは支持部材6の構成および機能が異なるので、以下、主として支持部材6について説明する。
支持部材6は、一対の屈曲可能なサイドフレーム610と、一対の接続部620と、クロスフレーム630とを備えてなり、屈曲可能なサイドフレーム610、接続部620およびクロスフレーム603の接続構造は第1実施形態と同様である。屈曲可能なサイドフレーム610は所定の位置で屈曲可能であり、その屈曲位置に第1サイドフレーム610aと第2サイドフレーム610bとを連結するヒンジ部650が設けられている。ヒンジ部650は軸部材651により接続され、軸A5を中心として回動可能である。
一対の接続部620はそれぞれの第1サイドフレーム610aの先端部に固定され、これらの接続部620が第1サイドフレーム610aと直交する方向のクロスフレーム630によって接続される。したがって、支持部材6は、屈曲可能なサイドフレーム610とクロスフレーム630とがコの字型に連結され、ヒンジ部650で屈曲可能な構成を有する。第1実施形態と同様に、第2サイドフレーム610bは保持フレーム3の固定機構310によって把持され固定される。第2サイドフレーム610bのどの位置を固定機構310により固定するかにより、屈曲可能なサイドフレーム610の屈曲箇所と保持フレーム3との長さを患者の体格や手術内容に合わせて設定することができる。第2サイドフレーム610bは、後端部に、固定機構310から抜けないように外側に張り出した抜止部611を有する。本実施形態において、支持部材6の屈曲可能なサイドフレーム610とクロスフレーム630とはX線透過材料からなる。X線透過材料としては、例えば、炭素繊維強化プラスチックなどを用いることができる。
一対の接続部620の先端部には手術台9と連結するための連結部が設けられている。本実施形態では、この連結部の一例として一対の連結シャフト640がスライド可能に設けられ、各連結シャフト640の幅方向に突出した先端にはストッパ円盤641が取り付けられている。第1実施形態と異なる点は、後述するように、本実施形態の連結シャフト640の断面が矩形状であり、手術台9に対して回動不能な状態で連結することである。このために、屈曲可能なサイドフレーム610のヒンジ部650が回動し、支持部材6がヒンジ部650を頂点とする山形形状となることで、適切な手術***を容易に確保できる。以下、手術台との連結について詳細に説明する。
2.2)手術台との連結
図16に例示するように、本実施形態による身体支持装置10は、先端部の連結シャフト640を手術台9のブラケット部材901と連結させて使用する。なお、図16と図17においては、矩形断面の連結シャフト640が見えるように、図の手前側のストッパ円盤641を省略し、連結シャフト640を断面にして示している。
図17において、手術台9の両サイドには一対のサイドレール92が設けられ、それぞれのサイドレール92の先端に一対のブラケット部材901が固定ネジ93により固定されている。各ブラケット部材901の先端部は、長手方向に伸びた2つの突出部902および903を有し、これら突出部の間に支持部材6の連結シャフト640を受け入れる受け口904が形成されている。受け口904の幅、すなわち突出部902と突出部903との間隔は、連結シャフト640を受け入れ可能に設定される。受け口904は水平方向に開いているので、支持部材6の連結シャフト640は水平方向に移動させるだけで手術台9と連結可能である。
突出部903には、抜け止め用のロック金具905が軸A6を中心として回動可能に設けられ、ロック金具905の先端部906が受け口904内に突出している。ロック金具905は図示しないバネ部材により矢印B3方向に付勢されているので、ロック金具905の先端部906は受け口904に通常突出している。したがって、連結シャフト640は、水平方向に受け口904に受け入れられるが、一旦受け入れられると、先端部906が連結シャフト640の抜けを係止する。このように矩形の連結シャフト640が受け口904に嵌合することで、手術台9と支持部材6との連結部の回動が阻止される。なお、受け口904に嵌合した連結シャフト640は、ロック金具905を矢印B4方向に引くことで先端部906が引っ込み、容易に外すことができる。
図18に示すように、手術台9と身体支持装置10の連結部の回動が阻止されることで、手術台9を角度調整機能により傾斜させると、屈曲可能なサイドフレーム610のヒンジ部650が屈曲し、ヒンジ部650を頂点とする山形形状を実現することができる。これにより、手術台9および支持部材6上の患者を適切な手術***に維持することができる。
2.3)ヒンジの回動ロック機構
本実施形態における支持部材6のヒンジ部650にヒンジ部650における支持部材4の回動をロックする回動ロック機構を設けることもできる。
図19および図20に例示するように、第1サイドフレーム610aのヒンジ部650aには、軸部材651を受け入れる開口部652aから所定距離ずれた位置にロックピン651aを挿入する開口部653aを設け、第2サイドフレーム610bのヒンジ部650bには、先端部にピン651aを受け入れる形状の切欠き部651bが形成されている。したがって、軸部材651が開口部652aおよび開口部652bを連通することで、第1サイドフレーム610aのヒンジ部650aと第2サイドフレーム610bのヒンジ部650bとが連結されて、第1サイドフレーム610aと第2サイドフレーム610bとが互いに回動可能になる。そして、この連結状態で、ピン651aを開口部653aに嵌入させると、ピン651aがヒンジ部650bの切欠き部651bに係合し、ヒンジ部650の回動をロックすることができる。また、ピン651aを外せばヒンジ部650の回動のロックを解除できる。
別の回動ロック機構として、図21に示すように、屈曲可能なサイドフレーム610にヒンジ部650全体を覆う大きさのカバー660をサイドフレーム610の長手方向である矢印B5方向にスライド可能に設ける。十分な強度のカバー660であれば、屈曲可能なサイドフレーム610に沿ってスライドさせ、ヒンジ部650全体を覆う位置でヒンジ部650の回動をロックでき、ヒンジ部650から外れた位置であればヒンジ部650の回動のロックを解除できる。
このように、ヒンジをロックすることで屈曲可能なサイドフレーム610を第1実施形態と同様の一本のフレームとして取り扱うことができ、ロックを解除することでヒンジ部650を屈曲可能にすることができる。すなわち、ヒンジをロックして手術台との連結部を回動可能にすれば、第1実施形態と同様の支持部材を実現でき、ヒンジを回動可能にして手術台との連結部の回動を係止すれば、第2実施形態と同様の支持部材を実現できる。
2.4)作用効果
上述したように、第2実施形態による身体支持装置10は、第1実施形態と同様に、支持部材6の第2サイドフレーム610bが固定機構310に対してスライド可能であるから、このスライド機能によりヒンジ部650から保持フレーム3までの長さを必要に応じて調整することができる。さらに、手術台9との連結部が回動しないので、屈曲可能なサイドフレーム610をヒンジ部650で屈曲させることができる。したがって、第2サイドフレーム610bの固定機構310による固定位置を決めることで、ヒンジ部650が屈曲した形状において、手術台9からヒンジ部650までの長さに対してヒンジ部650から保持フレーム3までの長さを適切に設定することができる。これにより、手術台9および支持部材6上の患者を適切な手術***に維持することができる。たとえば、第1実施形態では手術台9との連結部で屈曲するので患者の腰部が上昇した手術***となるが、第2実施形態では患者の胸部を上昇させた手術***を容易に確保できる。
3.その他
以上、本発明の第1および第2実施形態について説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、身体支持装置と手術台の連結部を固定する方法は、第2実施形態で説明した構成に限られない。第2実施形態においては、連結シャフト640の断面形状を矩形にし、連結シャフト640の対抗する2面をブランケット部材901に嵌合させることで連結部の回動を阻止させたが、例えば、図22から図25に示すように、連結部における手術台に対する支持部材の回動をロックしおよびロック解除を可能にする第2回動ロック機構を設けてもよい。なお、図22から図25においては、身体支持装置の部材の符号は、第1実施形態と同様の符号を付してあるが、第2実施形態のようなヒンジ付きの支持部材の場合に特に有効に使用されるものである。
具体的な例として、図22に示すように、第2回動ロック機構は、固定ネジ421と固定ネジ97とを備える。固定ネジ421は、支持部材4の接続部420に設けられ、連結シャフト440の接続部420に対する回動をロックする。図23に示すように、固定ネジ421は、接続部420の下側から連結シャフト440を押圧してスライドおよび回転を抑制する。この場合、連結シャフト440には、固定ネジ421の先端が当接する平面部440Aを設けておくとよい。さらに、図24に例示するように、固定ネジ97は、手術台9のブラケット部材91に設けられたフック94に対する連結シャフト440の回動をロックする。この例では、連結シャフト440のフック94と接触する部分に固定ネジ97と螺合するネジ部が形成されていてもよい。このような構成においては、固定ネジ421および固定ネジ97を締めることで、手術台9に対する支持部材410の回動をロックし、固定ネジ421および固定ネジ97の少なくとも一方を緩めることで、手術台9に対する支持部材410の回動のロックを解除することができる。
また、その他の、回動阻止機構として、図25に例示するように、支持部材4と、手術台9のブラケット部材91とを固定カバー501で覆うことで、支持部材4の手術台9に対する回動を阻止することもできる。この場合、固定ネジ93により固定カバー501が手術台9から外れないように固定することが望ましい。固定カバー501は手術台9に対してスライド可能であってもよい。この機構では、固定カバー501を支持部材4から外すだけで手術台9と支持部材4の連結部を回動可能にすることができる。なお、図22~図24に示した回動阻止機構に図25の固定カバー501を組み合わせて、より確実な固定を実現することも可能である。
また、上記実施形態では、支持部材のうちサイドフレームとクロスフレームがX線透過材料からなる構成であったが、これに限定されない。例えば、支持部材は、サイドフレームだけがX線透過材料からなる構成であってもよい。また、例えば、支持部材の全体がX線透過材料からなる構成であってもよい。また、上記実施形態では、支持部材として、一対のサイドフレームと、クロスフレームと、接続部を備えた略枠状の支持部材を例示したが、これに限定されず、例えば、板状の支持部材であってもよい。
また、上記実施形態および変形例で説明した各要素を任意に組み合わせることもできる。
1 身体支持装置
2 脚部
2B 可動部
2C 昇降機構
3 保持フレーム
4 支持部材
9 手術台
201 キャスタ
204 フック
305 ピン受け穴
310 固定機構
311 受け部
312 凹部
313 蓋部材
314 ヒンジ部
315 操作穴
320 調整ノブ
330 押圧板
340 操作部材
342 ロックピン
344 係合部
350 工具
411 抜止部
440 連結シャフト

Claims (8)

  1. 手術台に対して着脱自在であり、前記手術台に連結して使用する身体支持装置であって、
    脚部と、
    身体を支持する長尺状の支持部材であって、端部に前記手術台に連結される連結部を有する支持部材と、
    前記支持部材を固定して保持可能な固定機構を有する保持フレームであって、水平な回動軸を中心に回動可能な状態で前記脚部に支持された保持フレームと、を備え、
    前記脚部は、床に設置されるベース部と、前記ベース部に昇降可能に支持され、前記保持フレームを支持する可動部と、前記可動部を昇降させる昇降機構と、を有し、
    前記固定機構は、前記支持部材を固定して保持する固定状態と、前記支持部材を前記保持フレームに対して前記支持部材の長手方向に移動可能な調整状態とに変化させることが可能な調整ノブと、前記支持部材を受け入れる凹部を有する受け部と、前記凹部を覆う閉位置と前記凹部を開放する開位置との間で開閉可能な蓋部材と、を有し、
    前記蓋部材が開位置にある場合に前記支持部材を取り外し可能であり、
    前記蓋部材は、前記蓋部材から突出するように付勢されたロックピンと、前記ロックピンを操作するための操作穴とを有し、
    前記受け部は、前記蓋部材が前記閉位置にある場合に前記ロックピンの先端部が入って前記蓋部材を前記閉位置にロックするためのピン受け穴を有し、
    前記ロックピンは、前前記操作穴と対応する位置に係合部を有し、前記操作穴に所定の工具を通して前記係合部と係合させて前記ロックピンを動かすことで、前記ロックピンを前記ピン受け穴から抜いてロック解除可能であることを特徴とする身体支持装置。
  2. 前記支持部材は、前記長手方向における前記連結部と反対側の端部に、前記保持フレームから外れるのを抑制するための抜止部を有することを特徴とする請求項1に記載の身体支持装置。
  3. 前記調整ノブは、前記蓋部材に螺合しており、
    前記固定機構は、前記調整ノブとともに移動し、前記受け部との間で前記支持部材を挟持する押圧板をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の身体支持装置。
  4. 前記保持フレームが前記回動軸を中心に回動することで、前記支持部材は、前記連結部が前記手術台側へ延びた使用位置と、前記使用位置よりも前記連結部が下に位置するように傾いた収納位置と、の間で回動可能であり、
    前記ベース部は、床に接触する接触部と、前記接触部よりも前記昇降機構に近い位置に位置し、前記連結部と係合して前記支持部材を収納位置に保持するフックと、を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の身体支持装置。
  5. 前記支持部材は、所定の位置で回動して前記支持部材を屈曲させることが可能なヒンジ部を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の身体支持装置。
  6. 前記連結部は、前記手術台に対して回動不能な状態で前記支持部材を連結可能であることを特徴とする請求項に記載の身体支持装置。
  7. 前記ヒンジ部における前記支持部材の回動をロックする回動ロック機構をさらに備えることを特徴とする請求項または請求項に記載の身体支持装置。
  8. 前記連結部における前記手術台に対する前記支持部材の回動をロックしおよびロックを解除することが可能な第2回動ロック機構をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の身体支持装置。
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