JP7419982B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本開示は、表示領域のサイズが拡大縮小可能な表示部を備えた画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置では、高機能化および多機能化が進んでおり、その操作性を向上させて利便性をよくするため、操作パネルの表示部を大型化することが望まれている。
例えば、特許文献1では、図12の複写機800の構成に示すように、画像形成部810の上方に原稿読取部820を配し、原稿読取部820の後部に設けられた支持部材831を介して原稿読取部820上方に液晶ディスプレイからなる大型の表示部830を設置している。
ユーザーは、当該表示部830に表示された画面を見ながら、原稿読取部820で読み取った原稿画像の確認や色彩などの加工、その他種々の入力操作を行うことができるようになっている。
ところが、この構成によれば、大型の表示部830が高い位置にあるので、ユーザーに対し圧迫感を与えるだけでなく、ユーザーによる原稿読取部820の原稿カバー821の開閉動作や原稿の設置動作を妨げないように、表示部830を、画像形成装置の前面から後退した位置に設ける必要があり、ユーザーとの距離が大きくなってしまうので、必ずしも操作性に優れているとはいえない。
特に、車椅子を使用するようなユーザーにとっては、入力操作は、まず不可能であり、ユニバーサルデザイン性に欠ける。
そこで、大型の表示部を画像形成装置本体の正面に配置することが考えられる。
特開2003-91718号公報
ところで、画像形成装置の正面には、装置内部で発生したジャム(紙詰まり)などのトラブルを解消するための開閉扉が設けられているが、上記のように大型の表示部を装置正面に配すると、当該開閉扉と重なって開閉動作に支障が生じる場合があり、円滑にトラブル解消の処理を行うことが難しくなる。また、装置側面にも、トラブル解消のガイダンス情報を表示するための大型の表示部があれば、便利であるが、このような場合にもトラブル解消用の開閉扉の開閉動作に支障が生じる場合がある。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであって、操作性を高めるため大型の表示部を画像形成装置本体の正面や側面に配した場合であっても、トラブルの解消処理が支障なく行える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る画像形成装置は、トラブル解消用の開閉部を一つ以上有する画像形成装置であって、装置内で発生したトラブルを検出するトラブル検出部と、装置正面および/または装置側面に配され、表示領域が拡大縮小可能な表示部と、前記表示領域のサイズを変更する表示領域サイズ変更部と、を備え、前記表示部に表示される内容は、前記トラブル解消に関する画像情報を含み、前記表示領域サイズ変更部は、当該トラブル解消のための開閉部の動作範囲が前記表示部の表示領域と干渉する場合に、前記表示部の表示領域のサイズを縮小させて、前記開閉部の開閉動作を保障することを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示領域の現在のサイズを取得する取得部と、前記トラブル解消用の開閉部毎に、当該開閉部の開閉動作に干渉しない前記表示領域のサイズを関連付けて記憶する記憶部と、を備え、前記表示領域サイズ変更部は、前記トラブル検出部でトラブルが検出された場合に、前記表示領域の現在のサイズと、前記記憶部に記憶された当該トラブル解消用の開閉部に関連付けられた前記表示領域のサイズとを比較し、前記現在の表示領域のサイズが、前記記憶部に記憶された前記トラブル解消用の表示領域のサイズより大きい場合に、当該トラブル解消用の表示領域のサイズまで縮小することを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示部は、巻取部材に巻き取り可能なフレキシブルディスプレイパネルであり、前記表示領域サイズ変更部は、前記フレキシブルディスプレイパネルを前記巻取部材から水平方向に引き出しあるいは巻き取ることにより、前記表示領域のサイズを変更することを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記巻取部材を、その軸心が鉛直に伸びる状態で収納すると共に、前記フレキシブルディスプレイを引き出すための引出口を有するハウジングと、前記ハウジングの姿勢を変更する姿勢変更部と、を備えることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示部は、装置正面に配され、前記姿勢変更部は、前記ハウジングを、前記引出口が、装置正面側に臨む第1姿勢と、装置側面側に臨む第2姿勢に切り換え可能であり、前記表示領域サイズ変更部は、前記ハウジングが、前記第2姿勢の状態にあるときに、前記フレキシブルディスプレイパネルを、前記巻取部材から水平方向に引き出しあるいは巻き取ることにより、前記装置側面に沿って前記表示領域のサイズの変更が可能であることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記姿勢変更部は、前記ハウジングを90°回転させて、前記巻取部材の軸心が水平になるように姿勢変更可能であり、前記フレキシブルディスプレイパネルを、前記巻取部材から鉛直方向に引き出しあるいは巻き取ることにより、鉛直方向における前記表示領域のサイズを変更できることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記フレキシブルディスプレイパネルは、手動で引き出し可能であり、引き出した位置で表示領域サイズを維持する引出量維持機構を備えることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示領域サイズ変更部は、前記フレキシブルディスプレイパネルの引き出しおよび巻き取りを電動で行う引出/巻取機構を備えることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記トラブルを解消するため、前記表示領域のサイズが縮小される場合において、当該縮小前の前記表示領域のサイズを記憶する記憶部を備え、前記表示領域サイズ変更部は、前記トラブルが解消された後に、前記記憶部に記憶された情報に基づき、前記表示部の表示領域のサイズを縮小前のサイズに復帰させることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示部の前記表示領域のサイズに応じて、前記検出されたトラブルの解消に関する画像情報の表示倍率を変更する表示画像制御部を備えることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示領域サイズ変更部は、前記表示領域のサイズを、最小の表示倍率の画像情報が表示できるサイズ以下には縮小しないことを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示画像制御部は、前記表示領域サイズ変更部により、前記表示領域のサイズが、トラブル解消のための開閉部の開閉動作を保障するサイズまで縮小された後に、当該トラブル解消のための手順を前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示部は、装置正面に配されており、前記トラブル解消のための開閉部は、装置本体の前扉を含むことを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、原稿読取部を備え、前記トラブル解消のための開閉部は、原稿読取部のプラテンガラス上の原稿を押える原稿カバーを含むことを特徴とする。
また、本開示の別の態様では、前記表示部は、装置側面に配されており、前記トラブル解消のための開閉部は、装置本体の横扉を含むことを特徴とする。
上記態様によれば、画像形成装置において、表示領域のサイズが拡大/縮小可能な表示部が、装置正面および/または装置側面に配されており、表示部の表示領域のサイズを大きくすることにより、操作の利便性に優れると共に、もし、当該表示部の表示領域のサイズが、トラブル解消のために必要な開閉部の開閉動作に支障が生じるまで、拡大されている場合には、当該表示領域を縮小させることにより、開閉動作およびトラブル解消を円滑に行えることができる。
本開示の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複合機(MFP)の外観斜視図である。 (a)は、上記複合機における操作パネル部の表示パネルを水平方向に延ばして表示領域を拡大したときの状態を示す正面図であり、(b)は、トラブル解消のための開閉部の開放動作が容易なように表示パネルを巻き取って表示領域を縮小した状態を示す正面図である。 上記表示部の表示領域サイズ変更機構の構成を示す概略図である。 上記複合機の内部構成を示す概略断面図である。 上記複合機における制御系統を示すブロック図である。 (a)、(b)は、表示領域サイズに応じて表示する画像の表示倍率等が変更される例を示す図である。 操作パネル部からジョブの受付けをした場合において、上記複合機の制御部で実行される表示領域サイズ変更処理の手順を示すフローチャートである。 表示領域サイズ記憶部に記憶されている表示領域サイズテーブルの例を示す図である。 (a)は、本開示の第1変形例において、表示パネル収納部の位置を装置正面から装置の右側面に移動させる様子を示す概略外観図であり、(b)は、表示パネル収納部を装置本体に対して姿勢変更可能に保持する保持金具の拡大斜視図である。 (a)は、表示パネル収納部を保持金具の支軸回りに反時計方向に90°回転して、引出口を下方に向けた状態を示し、(b)は表示パネル部52を下方に大きく引き出した状態を示す図である。 (a)は、表示パネル収納部が装置側面にある状態で、表示部を水平方向に引き出した状態を示し、(b)は、装置側面にある表示パネル収納部を支軸回りに時計方向に90°回転させて表示部を下方に引き出した状態を示す図である。 従来の大型表示部を備えた画像形成装置の構成を示す斜視図である。
以下、本開示に係る画像形成装置の実施の形態について、プリンター、複写機、FAX装置、スキャナーなどの機能を有する、いわゆる複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)を例にして説明する。
(1)複合機の構成
図1は、本実施の形態に係る複合機1の外観斜視図である。
同図に示すように複合機1は、上から原稿読取部10、画像形成部20、給紙部30を備え、原稿読取部10と画像形成部20との間には排紙空間320が形成されると共に、装置正面には、操作パネル部50が配される。
原稿読取部10は、ADF(自動原稿搬送装置)11とスキャナー部12とを備えている。ADF11は、シートスルー方式で原稿の画像を読み取る際に、原稿束から1枚ずつ原稿をスキャナー部12へ搬送する。スキャナー部12は、ADF11が搬送中の原稿を読み取ったり、ADF11を上方に開放して、不図示のプラテンガラス上に原稿を載置して、当該原稿の画像を読み取ったりして画像データを生成する。
画像形成部20は、原稿読取部10が生成した画像データや不図示の通信ネットワークを経由して受信した画像データ等を用いて画像を形成する。給紙部30は、画像形成部20で画像を形成するために使用するシートを供給する。画像が形成されたシートは排紙空間320内の排紙トレイ321(図2(b))上に排出される。
操作パネル部50は、装置正面に配され、表示パネル収納部51と、表示パネル部(表示部)52と、ハードボタン53とを含む。
表示パネル部52は、フレキシブル有機ELパネルなどの巻取可能な表示パネル(ローラブルディスプレイパネル)の表面にタッチパネルを積層してなり、表示パネル収納部51内の巻取部材521(図3)から、矢印A方向に引き出し、あるいは巻取部材521にB方向に巻き取ることにより、その表示領域(表示パネル部52のうち、装置正面に展開され、ユーザーに操作画面等を表示する領域)を水平方向に拡大縮小できるようになっている。
表示パネル収納部51は、複合機1の原稿読取部10と画像形成部20の連結部の前面に配される。表示パネル部52は、操作入力時は、図2(a)に示すように、A方向に引き出されてその表示領域が拡大され、操作画面が表示されて入力操作性が向上すると共に、装置内でジャム(用紙詰まり)などのトラブルが発生すると、その旨およびトラブル解消のため開放が必要な前扉などの開閉部(以下、「トラブル解消用開閉部」という。)の箇所や、当該トラブルの解消の手順などを表示できるようになっている。
その際、もし、現在の表示パネル部52の表示領域の装置正面において占める範囲がトラブル解消用開閉部と重なっていて、その開閉動作に支障があると判断される場合に、表示パネル部52を巻き取って、当該開閉動作を可能にする。
例えば、図2(a)では、コピージョブが終了したにも関わらず、原稿検出センサー221(図4参照)によりプラテンガラス12a上に原稿が検出された場合において、制御部100は原稿取り忘れのトラブルが発生したと判断し、プラテンガラス12aの原稿カバーを兼ねているADF11を上方に開放するための取手111に、表示領域60が重ならないように表示領域60の引き出し量がL2になるように縮小し、ユーザーによるトラブル解消処理を容易ならしめる。
(2)表示領域サイズ可変機構
次に、操作パネル部50における表示パネル部52の表示領域のサイズを拡大縮小する表示領域サイズ可変機構520の構成について説明する。
図3は、当該表示領域サイズ可変機構520を表示パネル部52の裏側(装置本体側)から見たときの概略図である。
同図に示すように、表示領域サイズ可変機構(表示領域サイズ変更部)520は、引出機構520Aと巻取機構520Bとを含む。
<引出機構520A>
表示パネル部52は、第1フレーム523に、軸受部材(不図示)を介して回転可能に軸支された巻取部材521に巻き取られており(巻取部52a)、引出機構520Aは、当該巻取部材521から表示パネル部52を引き出してその表示領域を拡大させる。
引出機構520Aは、パンタグラフ機構522と、これを水平方向に伸縮させるボールねじ機構525とを備える。
パンタグラフ機構522は、複数のアーム部材522aを互いに交差させてピンもしくはネジで相互に軸支してなり、交差する角度を変化させることにより、A、B方向に伸縮可能となっている。
ボールねじ機構525は、ロッド状のねじ部材5253にナット部材5254を螺合させ、モーター5251によりねじ部材5253を所定方向に回転させてナット部材5254をねじ部材5253の伸びる方向(巻取部材521の軸心と並行な方向)に移動させる。ねじ部材5253の上端部は、軸受部材5256により、回転可能に保持されている。
パンタグラフ機構522の左側の上側端部5221がピン5231により第1フレーム523に軸支され、同下側端部5222が、ナット部材5254にピン5232を介して軸支されているため、ねじ部材5253をモーター5251で左回転させることによりナット部材5254が上方に移動する。
これにより、パンタグラフ機構522の左側の上側端部5221と下側端部5222との相対的距離が短くなり、パンタグラフ機構522において交差するアーム部材同士のなす角度が小さくなって、パンタグラフ機構522の右側の上端部5223、下端部5224が、A方向に向けて移動する。
表示パネル部52の外側の端部は、その裏面において第2フレーム524に支持されており、パンタグラフ機構522の右上側の端部5223は、ピン5241により第2フレーム524の上部に回動可能に軸支され、右下側の端部5224は、ピン5242を介して、第2フレーム524の長手方向に沿って設けられたガイド溝5243に係合する。
これにより、パンタグラフ機構522が伸長すると、第2フレーム524が、第1フレーム523と平行な状態を維持しつつ、A方向に移動し、表示パネル部52が引き出される構成になっている。
また、ボールねじ機構525は、ナット部材5254の直線運動をねじ部材5253の回転運動に変換することも可能であり、モーター5251に電力を供給しない状態で、第2フレーム524を手動でA方向に引っ張ると、ナット部材5254がねじ部材5253を空回転させながら上方に直線移動する。これにより、表示パネル部52は手動によっても引き出し可能なようになっている。
<巻取機構520B>
巻取機構520Bは、モーター531の駆動軸に取着されたプーリー5311と巻取部材521に取着されたプーリー5312と、当該プーリー5311とプーリー5312との間に掛け渡されたタイミングベルト5313とを含む。
モーター531を時計回りに回転駆動させることにより、巻取部材521に表示パネル部52を巻き取られる。この際、モーター5251には電力が供給されず、パンタグラフ機構522がB方向に縮小して、ナット部材5254が下方への移動し、ねじ部材5253が空回転する。
一方、引出機構520Aにより表示パネル部52を引き出す際には、モーター531には電力が供給されず空回転する。
なお、巻取部材521は、中空であって、表示パネル部52の駆動用の端子やタッチパネルの出力端子などが、巻取部材521内部に収まっており、不図示の接続コードを介して、後述の表示画像制御部55やタッチ検出部54に接続される。
また、引出機構520Aや巻取機構520Bにおける駆動機構は、上記構成に限定されない。たとえば、引出機構520Aにおけるボールねじ機構525に代えて、ワイヤー駆動や、ラック・ピニオン機構、場合によっては空気圧式アクチュエーターなども使用可能である。
パンタグラフ機構522に代えて、例えば、装置正面に水平方向に上下2本のガイドレールを配し、第2フレーム524がこのガイドレールに沿って移動可能なように構成し、ワイヤー駆動により第2フレーム524をA方向に牽引することにより、表示パネル部52の表示領域を拡大可能としてもよい。
巻取機構520Bにおいても巻取部材521の回転は、上記のようにプーリー駆動でなくても、ギア機構を介した回転駆動であっても構わない。
また、本実施の形態では、引出機構520Aのモーター5251および巻取機構520Bのモーター531は、それぞれ光学式エンコーダーを内蔵しており、その出力パルスに基づき、制御部100により各モーターの回転量が制御されるようになっている。
なお、図3では、分かりやすように表示領域サイズ可変機構520を概略的に記載したが、実際には、引出機構520Aや巻取機構520Bの駆動機構は、コンパクトに形成されており、表示パネル収納部51のハウジング511(図9)内に収納されている。
(3)複合機の内部構成
次に、複合機1の内部構成について簡単に説明する。図4は、複合機1の内部構成を示す概略図である。なお、同図においては、装置正面に配される操作パネル部50は図示されていない。
原稿読取部10におけるADF11は、原稿給紙トレイ11aにセットされた原稿束から繰り出しローラー11bにより、原稿を1枚ずつ繰り出して、プラテンガラス12a上の読取り位置R1まで搬送し、当該読取り位置R1でスキャナー部12により原稿画像が読み取られた後、原稿排紙トレイ11c上に排出する。
スキャナー部12では、LEDアレイなどからなる線状光源12bから光を発し、読取り位置R1を通過する原稿からの反射光を、集光レンズ群12cを介してラインセンサー上に集光させ、入射された原稿からの反射光を電気信号に変換してプリンター部Pの制御部100に出力する。
なお、ADF11は、装置奥側において丁番を介してスキャナー部12に連結されて、上方に開閉可能になっており、プラテンガラス12aに原稿を載置してスキャナー部12で原稿画像を読み取る際には、原稿カバー(原稿押さえ)として機能する。
画像形成部20は、不図示の駆動源により矢印X方向に周回駆動される中間転写ベルト22と、中間転写ベルト22の下方の走行面に沿って列設されたプロセスユニット21Y、21M、21C、21Kとを備えている。
プロセスユニット21Y、21M、21C、21Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を、所定時間だけタイミングをずらして作像し、各画像を中間転写ベルト22上の同じ位置に重ねて転写(一次転写)することにより、カラーのトナー画像が形成される。
中間転写ベルト22上に転写されたトナー画像は、中間転写ベルト22の周回動作によって、2次転写ローラー23と対向する2次転写位置へと搬送される。
一方、給紙部30は、給紙カセット31~34を有し、指定された給紙カセットから所定サイズのシートを、繰り出しローラー35~38により繰り出して、シート搬送路310に送出し、上記2次転写位置において中間転写ベルト22上のトナー像が、シート上に2次転写される。
なお、給紙カセット31~34は、給紙用前扉311~314と共に、装置手前に引き出され、シートの補給や、ジャム処理が可能なようになっている。
トナー像が転写されたシートは、定着部40の加熱ローラー41と加圧ローラー42とで形成されたニップ部を通過することにより、熱定着された後、排出ローラー39を介して排紙空間320内の排紙トレイ321上に排出される。
両面印刷する場合には、シート再搬送路330を経由して、シートを再度2次転写位置まで搬送し、シート裏面にトナー像を転写する。
なお、各繰り出しローラー35~38の下流側や、シート搬送路310、シート再搬送路330およびADF11の原稿搬送路の各所には、通紙センサー211~219が、配されており、CPU101は、各通紙センサーによりシートの先端エッジが検出された後、所定時間経過しても後端エッジが検出されない場合には、当該通紙センサーの位置でジャムが発生したと判断する。
通紙センサーとしては、例えば反射型もしくは透過型の光電センサーや接触型のリミットスイッチが用いられる。
また、スキャナー部12のプラテンガラス12a上の原稿の有無を検出の下方には原稿検出センサー221が配設されており、CPU101は、プラテンガラス12a上の原稿のコピージョブが終了して所定時間経過しても原稿が除去されずに原稿が残っている場合に、トラブルとみなし、その旨表示パネル部52に表示する。原稿検出センサー221として、たとえば反射型の光電センサーが使用される。
(4)制御系統
図5は、複合機1の制御系統の概要を示すブロック図である。
(4-1)複合機本体
複合機1本体(MFP本体)は、制御部100として、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、表示領域サイズ記憶部104を備える。
CPU101は、複合機1への電源投入時などにおいて、ROM103から、制御プログラムを読み出し、RAM102を作業用記憶領域として当該制御プログラムを実行する。
操作パネル部50を介し、あるいはLANや公衆通信回線を介して外部から受け付けたジョブに関する情報(以下、「ジョブ情報」という。)は、例えば、RAM102に一時的に保管される。
ジョブ情報には、実行すべきジョブの種類と、当該ジョブの実行に必要な条件を含む。ジョブの実行に必要な条件は、例えば、実行すべきジョブがプリントジョブの場合には、シートのサイズ(給紙口)、プリントすべき部数、倍率、片面/両面印刷の区別、2in1などのページ集約印刷の要否などの設定情報を含む。
CPU101は、原稿読取部10や、画像形成部20、給紙部30、定着部40の動作を制御して、受け付けたプリントジョブやコピージョブを実行させる(プリント機能またはコピー機能)。
また、CPU101は、FAXユニット120により通信回線を介して外部から送信されてきたファクシミリデータを受信して、プリントアウトし、あるいは、原稿読取部10で読み取った原稿の画像データをファクシミリデータに変換して、ユーザーにより指定された相手先に送信する(FAX機能)。
また、原稿読取部10で読み取った原稿の画像データを、ユーザーにより指定された外部端末に送信する(スキャナー機能)。
さらに、原稿読取部10で読み取った原稿の画像データをユーザーにより指定さたたHDD105内の指定されたフォルダー(ボックス)に保存し、あるいは指定されたボックスに保存した画像データを読み出してプリントアウトさせる(ボックス機能)。
また、CPU101は、通紙センサー211~219や原稿検出センサー221などのトラブル検出部からの検出結果に基づき、発生したトラブルの内容と、そのトラブル解消に必要な開閉部(トラブル解消用開閉部)を特定する。例えば、ROM103内に各検出センサーと、そのトラブル内容と、当該トラブル解消用開閉部を対応付けて登録する開閉箇所テーブル(不図示)が、予め格納されており、CPU101は、当該開閉箇所テーブルを参照して、トラブル内容およびトラブル解消用開閉部を特定する。
表示領域サイズ記憶部104は、不揮発性メモリからなり、上記トラブルの内容と当該トラブル解消用開閉部の位置に関する情報および、当該開閉部の開放に支障がないように表示パネル部52の表示領域のサイズ(基端部からの距離)を対応付けて登録した、表示領域サイズテーブル(後述の図8)を格納すると共に、表示領域サイズ変更処理の際に必要となる各種のパラメーターを記憶する領域を提供する。
また、スピーカー部130は、トラブルが発生したときにCPU101からの信号を受けて、警告音を発生したり、トラブル解消の手順を音声でガイダンスしたりするためのものである。
CPU101は、あるトラブルが発生したときに、当該トラブル解消に関する画像情報を表示パネル部52に表示させると共に、該当するトラブル解消用開閉部の開閉動作に支障が生じないように、表示パネル部52の表示領域のサイズを変更して縮小する処理(以下、「表示領域サイズ変更処理」という。)を実行する。詳しくは後述する。
(4-2)操作パネル部50
操作パネル部50は、表示パネル部52、ハードボタン53、タッチ検出部54、表示画像制御部55、表示領域サイズ検出部56、表示領域サイズ可変機構520とからなる。
上述のように表示パネル部52は、有機ELパネルなどのフレキシブルな表示パネルにタッチパネルを積層してなる。
ハードボタン53は、スタートボタンやストップボタンおよびテンキーなどを含む。
タッチ検出部54は、表示パネル部52のタッチパネルへの入力位置を検出し、表示画像制御部55からの画像表示情報(ソフトボタンの種類とその位置情報を含む)に基づき、入力された内容をCPU101に通知する。
表示画像制御部55は、表示パネル部52に表示させるべき画像を制御すると共に、操作入力画面における各ソフトボタンの表示領域上の位置情報を画像表示情報としてタッチ検出部54に通知する。特に、表示パネル部52の表示領域サイズの大きさにより、表示パネル部52の表示領域に表示される操作受付画像の表示倍率および、必要に応じて画像の内容(表示態様)を変更する。
また、表示画像制御部55は、トラブルが検出された場合には、当該トラブル解消に関する画像情報を表示パネル部52に表示させる。
本実施の形態では、トラブル解消に関する画像情報は、当該トラブル解消のために開放が必要な開閉部に関する情報、および当該トラブル解消の手順を示す情報を含み、表示画像制御部55は、表示パネル部52の表示領域サイズの大きさにより、表示パネル部52の表示領域に表示される操作画像もしくはトラブル解消の手順に関する画像の表示倍率や表示態様などを変更する。
図6(a)、(b)は、トラブル発生時における、表示画像制御部55により表示パネル部52に表示されるトラブル解消に関する画像情報の例を示す図である。
図6(a)には、図2(a)のように表示パネル部52が拡大されて基端部からの引き出し距離がL1の場合における表示画像の例を示す。
同図に示すように、表示パネル部52の表示領域60には、複合機1全体のうち、トラブル解消のため開放が必要な開閉部(前扉)を矢印で指示すると共に、当該前扉を引き出して、詰まったシートを引き出す旨の手順に関する情報が画像で表示されている。
図6(a)の拡大された表示パネル部52でのトラブル解消に関する情報を開示後、当該トラブル解消のため、表示パネル部52の表示領域のサイズを縮小する場合は、当該表示パネル部52に表示する画像の表示倍率を縮小し、および/または、図6(b)に示すように表示態様を若干変更して表示させる。これにより、ユーザーは、当該表示パネル部52の表示画面を参照しながらトラブル解消の処理を円滑に行えることができる。
なお、この表示画像制御部55は、複合機1本体の制御部100が兼用しても構わない。
表示領域サイズ検出部56は、装置正面に展開された表示パネル部52の引き出し距離(図2(a)、(b)におけるL1やL2の値)を表示領域サイズとして検出する。
具体的に、例えば、表示パネル部52が最大限に縮小したときの表示パネル部52の第2フレーム524の位置をホームポジションとして、当該ホームポジションから、表示パネル部52を引き出すために、引出機構520A(図3)のモーター5251を何回転させたかを検出することによって表示パネル部52の引き出し距離を取得することができる。
この場合、例えば、表示パネル部52が最大限縮小したときのナット部材5254の位置を検出する光電センサー(不図示)など配して、これをホームポジションセンサーとしてもよい。これにより表示パネル部52の表示領域のサイズが初期状態であるかを知ることができる。
そして、モーター5251の回転制御のためモーター5251に内蔵されている光学式エンコーダー(不図示)から出力されるパルス信号をカウントし、そのカウント値を例えば、表示領域サイズ記憶部104に記憶しておき、パルス信号のカウント値と、表示パネル部52の引き出し距離が関連付けされたテーブル(不図示)を参照することにより、表示パネル部52の引き出し距離、すなわち、表示領域サイズを取得することができる。
あるいは、装置本体の前面の、拡大された表示パネル部52と重なる位置に複数の光電センサーを水平方向に列状に配して、どの光電センサーまで表示パネル部52を検出しているかを判定することによっても、現在の表示パネル部52のサイズを検出するようにしてもよく、表示領域サイズ検出部56の具体的な構成は、特に限定されない。
表示領域サイズ可変機構520(図3)は、上記CPU101からの指示により、表示パネル部52を引き出し/巻き取ることにより、表示領域サイズを変更する。
(5)表示領域サイズ変更処理
図7は、操作パネル部50で操作入力を受け付けたときに、制御部100により実行される表示領域サイズ変更処理の手順を示すフローチャートである。
まず、操作パネル部50へ何らかの入力操作がなされたことを検出し(ステップS11)、ジョブの実行指示の有無を判定する(ステップS12)。
本実施の形態では、ユーザーがハードボタン53であるスタートボタンを押下したときに、「ジョブの実行指示有り」と判定する。これにより操作パネル部50により指示されたジョブの実施が開始される。上記通紙センサー211~219、原稿検出センサー221から検出結果に基づき、トラブル情報を取得し(ステップS13)、トラブル発生の有無を判定する(ステップS14)。
トラブルが発生していれば(ステップS14でYes)、現在の表示パネル部52の表示領域サイズを取得してRAM102などの記憶部に記憶すると共に(ステップS15)、当該トラブル情報によりトラブル解消のため開放が必要な開閉箇所および当該トラブルの解消の手順を示す画像(以下、「トラブル解消用画像」という。)を表示パネル部52に表示させる(例えば、図6(a)参照)(ステップS16)。
なお、この表示処理は、例えば、トラブルを検出した検出センサー(通紙センサー211~219あるいは原稿検出センサー221)および表示領域60のサイズごとに、トラブル解消画像データが関連付けられたテーブル(トラベル解消情報テーブル)が、予め、ROM103に記憶されており、表示画像制御部55は、当該テーブルを参照し、対応するトラブル解消用画像情報を読み出して表示パネル部52に表示する(ステップS16)。
なお、本実施の形態では、図6(b)に説明したように、トラブル解消用画像は、表示パネル部52の表示領域60のサイズに応じて表示倍率および/または表示内容を異ならせている。
そして、現在の表示領域サイズで開閉箇所の開放が可能か否かを判定する(ステップS17)。
この判定は、表示領域サイズ記憶部104内に格納された表示領域サイズテーブルに基づき行われる。図8にこの表示領域サイズテーブルの例を示す。トラブル解消用開閉部の箇所に応じて、当該開閉部の開閉動作可能な表示領域サイズが登録されており、CPU101は、当該サイズと上記ステップS15で取得した現在の表示領域サイズを比較することによりステップS17の判定を行う。なお、現在の表示パネル部52の表示領域サイズは、上記表示領域サイズ記憶部104から取得することができる。
もし、ステップS17で現在の表示領域サイズで開閉箇所の開放が可能ではないと判定されれば(ステップS17でNo)、図8の表示領域サイズテーブルに基づき、表示領域サイズを当該トラベル解消用の開閉箇所に応じたサイズに縮小すると共に(ステップS18)、トラブル解消用画像の表示倍率を変更して表示パネル部52の表示領域60に表示させる(ステップS19)。
そして、トラブル解消後、表示領域60のサイズを縮小前の元のサイズに復帰させる(ステップS20)。
また、ステップS14で、トラブルがあると判定されなかった場合(ステップS14でNo)や、ステップS17で現在の表示領域サイズで開閉箇所の開放が可能であると判定された場合(ステップS17でYes)には、表示領域サイズを変更しないままで(ステップS21)、表示領域サイズ変更処理を終了する。
なお、ステップS18の表示領域サイズの縮小処理は、ステップS17でYesと判定されたタイミングで行われえるが、例えば、ユーザーが大きなサイズの時の表示パネル部52でトラブル解消用画像を確認できたと解される所定時間経過後に縮小するようにしてもよい。この所定時間は、たとえば、コピージョブなどの場合にはトラブル発生したことを電子音などで警告したり、プリントジョブなどの場合には、当該ジョブを発行したユーザーの端末に通知するように構成し、当該警告後、ユーザーの席と複合機1までの距離などを考慮して、予めROM103内に格納し、あるいはユーザーが適当な時間を操作パネル部50から入力して制御部100内の不揮発性メモリに登録するようにしてもよい。
また、ユーザーの操作パネル部50への何らかの入力操作(例えば、操作パネル部50の表面のタッチパネルにタッチ)を検知してから、表示パネル部52の表示領域を縮小するようにしてもよい。あるいは、装置正面に赤外線センサーなどの人感センサーを配して、装置正面に人物を検出した後に、所定時間経過後に表示パネル部52の表示領域を縮小するようにしてもよい。
なお、図7では、操作パネル部50からジョブを受け付けたときに実行される表示領域サイズ変更処理について説明したが、外部の端末からプリントジョブなどを受け付けたときは、図7において、ステップS11を削除すると共に、制御部100で外部からのジョブを受け付けたときにステップS12においてジョブ実行指示有りと判断すればよいので、この場合のフローチャートは図示を省略する。
以上、本実施の形態によれば、大型の表示部を装置正面に配して、操作性・利便性を向上させつつ、開閉部を開放するトラブル解消処理が必要になったときは、当該開閉動作に支障がないように表示パネル部52の表示領域60を縮小するので、これにより、ユーザーは、表示パネル部52のトラブル解消用画像を間近に見ながら、トラブル解消処理を円滑に行うことができる。
<変形例>
以上、本開示に係る実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、表示パネル部52の表示領域60は、装置正面の水平方向のみに拡大縮小可能なように構成したが、例えば、装置下方の給紙用前扉311~314を前方に引出して行うジャム処理や、装置側面の開閉扉301、302を開放して、シート搬送路310やシート再搬送路330におけるジャム処理を行う場合には、トラブル解消用画像が、すぐ目に入る位置にあるのが便利である。
そこで、本変形例では、表示パネル部52を装置正面だけでなく、装置側面にも引き出すことができたり、装置の鉛直方向(上下方向)にも引き出すことができたりるようにして、トラブル解消処理の利便性を向上させるようにしている。
図9(a)の一部切欠き斜視図に示すように、本変形例においては、操作パネル部50の表示パネル収納部51のハウジング511が、ブラケット部材(ヒンジ機構)512を介して装置本体に対して姿勢変更可能に取着されている(姿勢変更部)。
図9(b)は、ブラケット部材512の拡大斜視図である。
ブラケット部材512は、略「コの字状」であって、その台座部513にはネジ518
が、螺合するねじ穴513aが形成されている。また、台座部513に対してL字状に曲げられ、相互に平行な脚部514、515は、装置本体側の一対の支持フレーム519に、ねじ516、ナット517により水平方向に回動可能に保持されている。
一方、表示パネル収納部51のハウジング511の装置前面に対向する側面の、長手方向ほぼ中央部には貫通孔が設けられており、この貫通孔にねじ518を当該ハウジング511の貫通孔に挿通して、ブラケット部材512の台座部513のねじ穴513aに螺合させることにより、ハウジング511が、装置前面と平行な面内で180°回転可能なように取り付けられる。
このような構成において、表示パネル収納部51を、例えば、ねじ518を支軸にして90°反時計周りに回動させる。例えば、スプリングワッシャーや圧縮ばねなど介してねじ518によりハウジング511を台座部513に固定すれば、表示パネル収納部51をその回動姿勢で安定させることができる。
図10(a)は、ユーザーが表示パネル収納部51を、装置正面において90°反時計回りに回転させた状態を示す図である。
もし、トラブル解消用開閉部が、給紙トレイの前扉314など下部に存する場合は、すぐ近くにトラブル解消用画像がある方が望ましいので、ユーザーは、さらに表示パネル部52を下方に引き出す(図10(b))。
表示パネル収納部51には、表示パネル収納部51の回転姿勢を検知するセンサー、例えば、携帯端末やタブレット端末においてよく使用されている加速度センサー235が内蔵されており、表示画像制御部55は、当該加速度センサー235の検出結果に基づき、現在の表示パネル収納部51の姿勢(回転角度)を取得し、それにあわせて、表示パネル部52の表示領域60に表示する画像を回転させる。この際、表示領域60のサイズ情報に応じてトラブル解消に関する画像情報の表示倍率なども制御される。
制御部100は、上述のように現在の表示領域60のサイズを監視しており、もし、ユーザーが表示パネル部52を引き出し過ぎて、トラブル解消用開閉箇所の開閉動作に支障をきたすような場合には、自動的に表示領域60を縮小させる(図7のフローチャートにおけるステップS17~S20参照)。
突然に、表示領域60を縮小するとユーザーが驚くかもしれないので、操作パネル100は、あらかじめ表示領域60によりその旨のメッセージを表示するか、スピーカー部130を介して、音声や警告音を発して、ユーザーに注意を促すようにしても構わない。
もし、ADF11にジャムなどのトラブルが発生した場合には、ユーザーは立ってトラブル解消処理を実行するので、表示パネル部52が上方に伸びている方が便利である。
この場合には、ユーザーは、表示パネル収納部51をその初期状態(装置正面に鉛直方向に支持されている状態)から、時計回りに90°回転させて、引出口51aを上方に向け、表示パネル部52を上方に引き出すようにすればよい。
また、ジャムが、シート搬送路310、シート再搬送路330で発生した場合には、装置側面の開閉扉(横扉)301や302を開放する必要があるが、この際にもトラベル解消用の画像情報を確認しながら、トラブル解消処理を行える方が望ましい。
この場合には、ユーザーは、表示パネル収納部51を初期姿勢から、矢印Y方向に180°反転させて(図9(a))、今まで装置正面側に臨んでいた引出口51aを外側(装置右側)を臨むようにした上で、ブラケット部材512(図9(b))を、ねじ516を支軸として図9(a)の矢印Z方向に90°回転させ、図9(b)の一点鎖線の位置まで移動させる。
これにより、引出口51aが、装置側面側に臨むので、図11(a)に示すように表示パネル部52を装置右側面において水平方向に引き出すことができ、当該表示パネル部52の表示画面を見ながら、装置右側面におけるトラブル解消処理を容易に実行することができる。
さらに、表示パネル収納部51をねじ518を支軸として時計回りに90°回転させて表示パネル部52を下方に引き延ばすことにより、当該表示画面を見ながら装置側面下方のトラブル解消処理を行うことができ、大変ユーザーフレンドリーである。
なお、加速度センサー235として3軸のものを使用することにより、図9のZ方向への姿勢変更も検出可能である。加速度センサー以外に、各回転位置を検出するリミットスイッチにより検知結果により、現在の表示パネル収納部51の姿勢を検知することも可能である。
図11(a)、(b)に示すように表示パネル部52が装置側面において展開する場合にも、上記表示領域サイズ変更処理を実行すると共に、表示パネル部52の引出し方向や表示領域60のサイズに応じて、表示画像の表示倍率等を変更することにより、円滑なトラブル解消処理が可能である。
なお、本変形例では、表示パネル収納部51の姿勢変更をすべてユーザーが手動で行う例について説明したが、表示パネル収納部51の回動動作の全て、もしくは一部を電動で行うようにしても構わない。
トラブルの発生位置は、全て制御部100により把握することができるので、制御部100は、各トラブルを解消するため、最適な表示パネル収納部51の姿勢、および表示領域60のサイズなど予め登録したテーブルを参照して、表示パネル収納部51の向きを自動的に変更し、図7と同様な表示領域サイズ変更処理を実行する。
(2)上記変形例1では、装置正面に配された操作パネル部50の表示パネル部52を、ブラケット部材512で姿勢変更自在に保持することにより、装置側面でも表示パネル部52の視認が可能なように構成したが、装置正面における表示パネル部52と同様に拡大縮小可能な表示パネル部を装置側面専用に別個設置するようにしても構わない。
また、装置の構造が変更されたりして、装置正面には拡大縮小可能な表示パネル部を設ける必要がない場合もあり得る。その場合には、装置側面のみに拡大縮小可能な表示パネル部を設けるようにしてもよい。
(3)上記実施の形態において、図7のフローチャートのステップS12の「ジョブ実行指示有り」の判定として、操作パネル部50のスタートボタンが押下された場合や、外部からプリントジョブなど受け付けた場合を「ジョブ実行指示有り」と判定して、当該ジョブの実行を開始したが、複数のジョブを予め受け付けてジョブテーブルなどに登録し、受け付けた順にジョブを実行するような場合には、当該ジョブを実行する順番がきてその実行を開始する際に「ジョブ実行指示有り」と判定すればよい。
(4)上記実施の形態では、トラブル解消用の開閉部の開閉動作が可能なように表示領域60のサイズを縮小したとき、縮小前に表示されていたトラブル解消のガイダンス画面の表示倍率および/または表示内容を変更するようにした。
しかしながら、表示領域60のサイズが小さくなりすぎると、トラブル解消に関する画像の最小表示倍率の画像が表示できない可能性もあるので、それ以下に表示領域60のサイズを縮小しないようにするのが望ましいのはいうまでもない。
しかし、どうしてもトラブル解消用の開閉部の開閉動作に支障が生じるような場合には、表示パネル部52にトラブル解消用の画像を表示するのをあきらめて、表示領域60のサイズをさらに縮小する。この場合には、スピーカー部130から音声ガイダンスでトラブル解消の手順を示す説明を流すようにするのが望ましい。
また、表示領域60のサイズを縮小する前に、表示領域60にトラブル解消のためのガイダンス画面を表示させると、ユーザーが無理に当該開閉部を開放しようとして、表示パネル部52に干渉して傷付けるおそれも考えられるので、表示領域60のサイズを縮小する前には、例えば、トラブルが発生したメッセーシ゛を表示するだけに止め、目的のサイズまで縮小した後に、トラブル解消用の手順を示す具体的なガイダンス画面を表示するようにしても構わない。
(5)また、表示パネル部52は、巻取部材521に巻き取って、その表示領域を縮小するようにしたが、これに限らず、例えば、蛇腹のように複数に折り畳んで縮小するようにすることも可能である。
また、表示パネル部52として使用できるフレキシブルディスプレイとして上記の有機ELパネルに限定されず、例えば、量子ドットパネルなども将来的には適用可能と考えられる。
(6)上記実施の形態では、図3の表示領域サイズ可変機構520において、引出機構520Aは、手動でも電動でも表示パネル部52を引き出せるようにしたが、手動もしくは電動の一方だけでも実現可能である。
なお、手動のみによって表示パネル部52を引き出す場合には、図3においてモーター5251を削除した構成になるが、例えば、当該モーター5251に代えて、ねじ5253にトルクリミッターを付設して、ねじ5253の回転に対し一定以上の回転トルクが付加されるようにすれば、表示パネル部52を手動で引き出した位置で安定的に維持することができる(引出量維持機構)。その他、パンタグラフ機構522における各アーム部材を相互に揺動可能なように軸支している軸支ピン(もしくはねじ)の交差するアーム部材とアーム部材との間にスプリングバネもしくはバネワッシャーを介挿させて、交差するアーム部材同士の交差角度が容易に変化しないようにしても、表示パネル部52を手動で引き出した位置で安定的に維持させることも可能であり、引出量維持機構の構成は特に限定されない。
(7)上記実施の形態では、トラブルとして、プラテンガラス12a上の原稿取り忘れや、各シート搬送路におけるジャムを例にして説明したが、その他、例えば、現像器におけるトナーエンプティや、トレイにおけるシートエンプティなどもトラブルとして検出するようにしてもよい。
(8)上記実施の形態では、電子写真方式のカラーの画像形成部を備えた複合機について説明したが、これに限るものではなく、プリンター専用機やFAX専用機等の画像形成装置であってもよいし、電子写真方式に限らず例え場合ンクジェット方式の画像形成装置であってもよい。また、カラーに限らずモノクロの画像形成装置であってもよい。
また、シートが、装置奥側から手前側に排出されるように構成された画像形成装置についても適用可能である。
≪補足≫
以上、本発明に係る画像形成装置について、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態および変形例に限定されるものではない。上記実施の形態および変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態および変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、胴内排紙型の画像形成装置において、大型の表示部を装置正面もしくは側面に配して操作性を向上させつつ、出力シートの取り忘れを抑制する技術として好適である。
1 複合機
10 原稿読取部
20 画像形成部
30 給紙部
40 定着装置
50 操作パネル部
51 表示パネル収納部
52 表示パネル部
53 ハードボタン
54 タッチ検出部
55 表示画像制御部
56 表示領域サイズ検出部
100 制御部
101 CPU
104 表示領域サイズ記憶部
105 HDD
110 通信I/Fユニット
120 FAXユニット
211~219 通紙センサー
221 原稿検出センサー
301、302 横扉
320 排紙空間
321 排紙トレイ(排紙部)
511 ハウジング
520 表示領域サイズ可変機構
520A 引出機構
520B 巻取機構
525 ボールねじ機構

Claims (15)

  1. トラブル解消用の開閉部を一つ以上有する画像形成装置であって、
    装置内で発生したトラブルを検出するトラブル検出部と、
    装置正面および/または装置側面に配され、表示領域が拡大縮小可能な表示部と、
    前記表示領域のサイズを変更する表示領域サイズ変更部と、
    を備え、
    前記表示部に表示される内容は、前記トラブル解消に関する画像情報を含み、
    前記表示領域サイズ変更部は、
    当該トラブル解消のための開閉部の動作範囲が前記表示部の表示領域と干渉する場合に、前記表示部の表示領域のサイズを縮小させて、前記開閉部の開閉動作を保障する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示領域の現在のサイズを取得する取得部と、
    前記トラブル解消用の開閉部毎に、当該開閉部の開閉動作に干渉しない前記表示領域のサイズを関連付けて記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記表示領域サイズ変更部は、前記トラブル検出部でトラブルが検出された場合に、前記表示領域の現在のサイズと、前記記憶部に記憶された当該トラブル解消用の開閉部に関連付けられた前記表示領域のサイズとを比較し、前記現在の表示領域のサイズが、前記記憶部に記憶された前記トラブル解消用の表示領域のサイズより大きい場合に、当該トラブル解消用の表示領域のサイズまで縮小する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示部は、巻取部材に巻き取り可能なフレキシブルディスプレイパネルであり、
    前記表示領域サイズ変更部は、前記フレキシブルディスプレイパネルを前記巻取部材から水平方向に引き出しあるいは巻き取ることにより、前記表示領域のサイズを変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記巻取部材を、その軸心が鉛直に伸びる状態で収納すると共に、前記フレキシブルディスプレイを引き出すための引出口を有するハウジングと、
    前記ハウジングの姿勢を変更する姿勢変更部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示部は、装置正面に配され、
    前記姿勢変更部は、前記ハウジングを、前記引出口が、装置正面側に臨む第1姿勢と、装置側面側に臨む第2姿勢に切り換え可能であり、
    前記表示領域サイズ変更部は、前記ハウジングが、前記第2姿勢の状態にあるときに、前記フレキシブルディスプレイパネルを、前記巻取部材から水平方向に引き出しあるいは巻き取ることにより、前記装置側面に沿って前記表示領域のサイズの変更が可能である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記姿勢変更部は、前記ハウジングを90°回転させて、前記巻取部材の軸心が水平になるように姿勢変更可能であり、
    前記フレキシブルディスプレイパネルを、前記巻取部材から鉛直方向に引き出しあるいは巻き取ることにより、鉛直方向における前記表示領域のサイズを変更できる
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記フレキシブルディスプレイパネルは、手動で引き出し可能であり、引き出した位置で表示領域サイズを維持する引出量維持機構を備える
    ことを特徴とする請求項4から6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記表示領域サイズ変更部は、前記フレキシブルディスプレイパネルの引き出しおよび巻き取りを電動で行う引出/巻取機構を備える
    ことを特徴とする請求項4から6までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記トラブルを解消するため、前記表示領域のサイズが縮小される場合において、
    当該縮小前の前記表示領域のサイズを記憶する記憶部を備え、
    前記表示領域サイズ変更部は、前記トラブルが解消された後に、前記記憶部に記憶された情報に基づき、前記表示部の表示領域のサイズを縮小前のサイズに復帰させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記表示部の前記表示領域のサイズに応じて、前記検出されたトラブルの解消に関する画像情報の表示倍率を変更する表示画像制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記表示領域サイズ変更部は、前記表示領域のサイズを、最小の表示倍率の画像情報が表示できるサイズ以下には縮小しない
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記表示画像制御部は、前記表示領域サイズ変更部により、前記表示領域のサイズが、トラブル解消のための開閉部の開閉動作を保障するサイズまで縮小された後に、当該トラブル解消のための手順を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 前記表示部は、装置正面に配されており、前記トラブル解消のための開閉部は、装置本体の前扉を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 原稿読取部を備え、前記トラブル解消のための開閉部は、原稿読取部のプラテンガラス上の原稿を押える原稿カバーを含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記表示部は、装置側面に配されており、前記トラブル解消のための開閉部は、装置本体の横扉を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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