JP7419792B2 - Slotting cutter with coolant hole and mounting member for the slotting cutter with coolant hole - Google Patents
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Description
本発明は、軸線回りにカッター回転方向に回転させられる軸線を中心とした円板状のカッター本体の外周部に、この軸線方向の切刃長がカッター本体の外周部の厚さよりも大きい切刃が設けられるとともに、カッター本体には内周部から外周側に延びて開口するクーラント孔が形成されたクーラント孔付きスロッティングカッター、およびこのようなクーラント孔付きスロッティングカッターをアーバー等に取り付けるためのクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材に関するものである。 The present invention has a cutting edge on the outer periphery of a disc-shaped cutter body centered on an axis that is rotated in the cutter rotational direction around an axis, and the cutting edge length in the axial direction is larger than the thickness of the outer periphery of the cutter body. A slotting cutter with a coolant hole is provided in which the cutter body has a coolant hole extending from the inner circumference to the outer circumference, and a slotting cutter with a coolant hole is provided for attaching such a slotting cutter with a coolant hole to an arbor or the like. This invention relates to a mounting member for a slotting cutter with coolant holes.
このようにカッター本体の外周部の厚さよりも軸線方向の切刃長が大きい切刃が上記外周部に設けられたスロッティングカッターは、この切刃が設けられたカッター本体の外周部を被削材に切り込ませることによって被削材に細幅の溝入れ加工を行うのに用いられたり、あるいは被削材の突っ切り加工や切断加工に用いられたりする。カッター本体の外周部の厚さよりも切刃の軸線方向の切刃長が大きいので、切刃によって形成された溝にカッター本体の外周部が干渉することがない。 In this way, a slotting cutter is equipped with a cutting edge on the outer periphery that has a longer cutting edge length in the axial direction than the thickness of the outer periphery of the cutter body. It is used to make narrow grooves in the work material by cutting into the material, or it is used for parting or cutting the work material. Since the length of the cutting blade in the axial direction of the cutting blade is greater than the thickness of the outer peripheral part of the cutter body, the outer peripheral part of the cutter body does not interfere with the groove formed by the cutting blade.
このようなスロッティングカッターとして、例えば特許文献１には、中心軸を有するスロットミーリングディスクであって、多数の切れ刃を備えた外周面と、中心軸の周りに支持面を有する第１の側面と、第１の側面とは反対側の第２の側面と、回転可能な取付け用シャフトの相手側取付け手段と相互作用して、取付け用シャフトに対してスロットミーリングディスクを回転不能な形で取付け、かつ取付け用シャフトの端面にある取付け用表面に対して支持面を押付けることができるように適応された取付け手段とを含むものが記載されている。
As such a slotting cutter, for example,
そして、この特許文献１に記載されたスロッティングカッターにおいては、密閉された断面を有し、スロットミーリングディスクの内部でその支持面内の入口開口部からその外周面内の少なくとも１つの出口開口部まで延在する、少なくとも１つの噴射供給用流体通路（クーラント孔）を備え、支持面は、スロットミーリングディスクの第１の側面上の平面であり、中心軸に対し直交して延在しており、入口開口部は、平坦な支持面内に止まり孔を形成し、スロットミーリングディスクの外周面に向かう方向に延在する上記噴射供給用流体通路を伴っている。
The slotting cutter described in
また、この特許文献１には、このようなクーラント穴付きスロッティングカッターを工作機械の主軸に装着されるアーバー等に取り付ける上記取付け用シャフト（クーラント穴付きスロッティングカッターの取付部材）として、工作機械に対し回転可能な形で取付けるための回転可能な取付け用シャフトであって、当該回転可能な取付け用シャフトは、中心軸を中心として回転可能とされたものが記載されている。
In addition,
そして、この特許文献１に記載された取付部材では、スロットミーリングディスクの相手側取付け手段と相互作用して、スロットミーリングディスクの第１の側面にある支持面を当該回転可能な取付け用シャフトの端面で中心軸に直交する取付け用表面に対して押付けるように適応された取付け手段、および当該回転可能な取付け用シャフトの内部で流体通路と流体連通状態にあり、かつ流体通路からスロットミーリングディスクの入口開口部までの噴射供給用流体の供給を可能にするように整形され位置づけされた、取付け用表面内の供給用開口部を含んでいる。
The mounting member described in
一方、特許文献２にも、同じくクーラント孔付きスロッティングカッターとして、いくつかの切れ刃を設けられている外周面と、回転可能な取付けシャフトへの溝穴フライス加工ディスクの回転防止取付けを可能にするように構成されている手段と、限定的な横断面を有し、ディスクの中心部に配置されかつフラッシング流体源に接続されるように構成されている入口開口部から、ディスクの外周面にある少なくとも１つの出口開口部まで、フライス加工ディスクの内部に延在している少なくとも１つのフラッシング流体チャネル（クーラント孔）とを含む、溝穴フライス加工ディスクが記載されている。
On the other hand,
そして、この特許文献２に記載されたクーラント穴付きスロッティングカッターでは、少なくとも１つのフラッシング流体チャネルは、入口開口部から外周面に向かって延在しており、かつこれに到達する前に終端している内部チャネル部分と、切れ刃に向かう方向に傾けられる方法で、フラッシング流体チャネルの方向を変えながら内部チャネル部分から延在しており、かつ少なくとも１つの出口開口部へ延在している少なくとも１つの外部チャネル部分とを含んでいる。
In the slotting cutter with coolant holes described in
さらに、この特許文献２にも、クーラント穴付きスロッティングカッターの取付部材として、上位溝穴フライス加工ディスクに回転防止取付けされている回転可能な取付けシャフトであって、このシャフトは、シャフトの内部の流体チャネルと流体連通しており、かつ溝穴フライス加工ディスクの入口開口部への流体チャネルからのフラッシング流体の供給を可能にするように成形されており、配置されている、シャフトの端面内にある供給開口部を含むものが記載されている。
Furthermore,
ところで、これら特許文献１、２に記載されたクーラント穴付きスロッティングカッターでは、特許文献１の図３～図６、図８や特許文献２の図３～図５に示されるように、カッター本体の軸線から上記入口開口部までの半径が、カッター本体の軸線を中心としてカッター本体を取付部材に取り付けるためのネジ孔に内接する円と外接する円の半径の範囲内にあり、これによって入口開口部が複数に分割されている。
By the way, in the slotting cutters with coolant holes described in these
また、入口開口部が溝状に形成されたものでは、これら分割された入口開口部から分岐するクーラント孔の数も異なるものとされている。このため、これら特許文献１、２に記載されたクーラント穴付きスロッティングカッターにおいては、各クーラント孔から噴出させられるクーラントの圧力に偏りを生じてしまい、確実な切屑の除去や切刃の冷却、潤滑を図ることが困難となるおそれがある。
Further, in the case where the inlet opening is formed in a groove shape, the number of coolant holes branching from these divided inlet openings is also different. For this reason, in the slotting cutters with coolant holes described in
ここで、このようなクーラントの圧力の偏りを防ぐには、カッター本体の軸線から上記入口開口部までの半径を、カッター本体の軸線を中心としてネジ孔に内接する円の半径よりも小さくするか、あるいはこのネジ孔に外接する円の半径よりも大きくして、溝状に形成された入口開口部を、ネジ孔を避けるように軸線回りに周回する円環状に形成することが考えられる。 In order to prevent this type of coolant pressure deviation, the radius from the axis of the cutter body to the above-mentioned inlet opening should be made smaller than the radius of the circle inscribed in the screw hole centered on the axis of the cutter body. Alternatively, it is conceivable to form the groove-shaped inlet opening with a radius larger than the radius of the circle circumscribing the screw hole, and to form the groove-shaped inlet opening into an annular shape that goes around the axis so as to avoid the screw hole.
しかしながら、軸線から入口開口部までの半径をネジ孔に内接する円の半径よりも小さくした場合には、円環状に形成した入口開口部の開口面積が小さくなって、十分な供給量のクーラントを供給して噴出することが困難となる。また、軸線から入口開口部までの半径をネジ孔に外接する円の半径よりも大きくした場合には、カッター本体が取り付けられる取付部材の先端部の外径も大きくしなければならず、これにより切刃から取付部材の先端部外周までの切刃が切り込み可能な深さが小さくなって、深い溝の溝入れ加工ができなくなる。 However, if the radius from the axis to the inlet opening is made smaller than the radius of the circle inscribed in the screw hole, the opening area of the annular inlet opening becomes smaller and a sufficient amount of coolant cannot be supplied. It becomes difficult to supply and eject. Additionally, if the radius from the axis to the inlet opening is made larger than the radius of the circle circumscribing the screw hole, the outer diameter of the tip of the mounting member to which the cutter body is attached must also be made larger. The depth that the cutting blade can cut from the cutting blade to the outer periphery of the tip of the mounting member becomes smaller, making it impossible to make deep grooves.
一方、特許文献１、２に記載された取付部材では、カッター本体の複数に分割された入口開口部にクーラントを供給する流路（クーラント供給孔）も複数に分岐しており、これらの流路と入口開口部とを周方向に精度よく一致させてクーラントを供給するには、高い加工精度や接続精度が要求される。しかも、これらの流路は、先端側に向かうに従い外周側に向かうように軸線に対して傾斜しており、このような傾斜した流路を形成するには、多くの時間と労力、コストが必要となる。
On the other hand, in the mounting members described in
本発明は、このような背景の下になされたもので、クーラントの供給量や切刃の切り込み可能な深さを確保しつつ、クーラント孔から噴出させられるクーラントの圧力に偏りが生じるのを防いで確実な切屑の除去や切刃の冷却、潤滑を図ることが可能なクーラント孔付きスロッティングカッターを提供することを第１の目的とし、また高い加工精度や接続精度、多くの時間や労力、コストを要することなくカッター本体のクーラント孔にクーラント供給孔を連通させることが可能なクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材を提供することを第２の目的としている。 The present invention was made against this background, and it is possible to prevent uneven pressure of coolant ejected from coolant holes while ensuring the supply amount of coolant and the depth that the cutting blade can cut into. Our primary objective is to provide a slotting cutter with coolant holes that can reliably remove chips, cool the cutting edge, and lubricate it. A second object of the present invention is to provide a mounting member for a slotting cutter with coolant holes that allows a coolant supply hole to communicate with a coolant hole in a cutter body without requiring any cost.
上記課題を解決して、上述した第１の目的を達成するために、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターは、軸線回りにカッター回転方向に回転させられる上記軸線を中心とした円板状のカッター本体の外周部にチップポケットが形成されており、このチップポケットのカッター回転方向を向く壁面の外周端に、上記軸線方向の切刃長が上記カッター本体の外周部の上記軸線方向の厚さよりも大きい切刃が設けられるとともに、上記カッター本体には、該カッター本体の内周部から外周側に延びて開口するクーラント孔が形成されたクーラント孔付きスロッティングカッターであって、上記カッター本体の内周部には、該カッター本体を上記軸線方向に貫通する取付孔が上記軸線から外周側に離れて形成されるとともに、上記カッター本体の２つの側面のうち一方の側面に上記クーラント孔に連通するクーラント溝が形成され、上記クーラント溝は、両端部が上記取付孔と周方向に間隔をあけるようにして上記カッター本体の周方向に延びて上記クーラント孔と連通する第１のクーラント溝部と、上記軸線方向に上記一方の側面に対向する方向から見て上記取付孔の周りを上記カッター本体の内周側に凹むように形成されて上記第１のクーラント溝部の上記両端部を結ぶ、上記取付孔と間隔をあけた第２のクーラント溝部とを備えて、上記軸線回りに上記カッター本体の内周部を全周に渡って連続するように形成されていることを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problems and achieve the above-mentioned first object, the slotting cutter with coolant holes of the present invention has a disk-shaped slotting cutter with a centering on the axis that is rotated in the cutter rotational direction about the axis. A chip pocket is formed on the outer periphery of the cutter body, and the cutting edge length in the axial direction is longer than the thickness of the outer periphery of the cutter body in the axial direction at the outer peripheral end of the wall surface of the chip pocket facing the cutter rotation direction. A slotting cutter with a coolant hole is provided with a large cutting edge, and the cutter body is provided with a coolant hole that extends from the inner circumferential part of the cutter body to the outer circumferential side and opens. A mounting hole passing through the cutter body in the axial direction is formed in the inner circumferential portion and is spaced apart from the axis toward the outer circumference, and communicates with the coolant hole on one of the two side surfaces of the cutter body. a first coolant groove portion that extends in the circumferential direction of the cutter body and communicates with the coolant hole, with both ends of the coolant groove being spaced apart from the mounting hole in the circumferential direction ; The mounting is formed such that the periphery of the mounting hole is recessed toward the inner circumferential side of the cutter body when viewed from a direction facing the one side surface in the axial direction, and connects both ends of the first coolant groove. The cutter body is characterized in that it is provided with a hole and a second coolant groove portion spaced apart from each other, and is formed so as to be continuous all the way around the inner circumference of the cutter body around the axis.
このように構成されたクーラント孔付きスロッティングカッターにおいては、カッター本体に形成されるクーラント溝が、両端部が取付孔と間隔をあけるようにしてカッター本体の周方向に延びてクーラント孔と連通する第１のクーラント溝部と、この第１のクーラント溝部の両端部を結ぶ、やはり取付孔と間隔をあけた第２のクーラント溝部とを備えている。 In the slotting cutter with a coolant hole configured in this way, the coolant groove formed in the cutter body extends in the circumferential direction of the cutter body with both ends spaced apart from the mounting hole and communicates with the coolant hole. It includes a first coolant groove and a second coolant groove connecting both ends of the first coolant groove and also spaced apart from the mounting hole.
このため、第１のクーラント溝部自体は取付孔によってカッター本体の周方向に分割されていたとしても、この第１のクーラント溝部の両端部を結ぶ第２のクーラント溝部によってクーラント溝を上述のように軸線回りにカッター本体の内周部を全周に渡って連続するように形成することができる。従って、このクーラント溝へのクーラントの供給量を確保することができるとともに、クーラント溝からクーラント孔に供給されるクーラントの圧力に偏りが生じるのを防ぐことができ、確実な切屑の除去や切刃の冷却、潤滑を図ることが可能となる。 Therefore, even if the first coolant groove itself is divided in the circumferential direction of the cutter body by the mounting hole, the coolant groove can be divided as described above by the second coolant groove connecting both ends of the first coolant groove. The inner circumference of the cutter body can be formed to be continuous around the entire circumference of the cutter body. Therefore, it is possible to secure the amount of coolant supplied to the coolant groove, and also to prevent uneven pressure of the coolant supplied from the coolant groove to the coolant hole, ensuring reliable chip removal and cutting edge control. This makes it possible to cool and lubricate the
そして、第２のクーラント溝部は、軸線方向に上記一方の側面に対向する方向から見て取付孔の周りをカッター本体の内周側に凹むように形成されているので、このクーラント溝がカッター本体の軸線を中心として取付孔に外接する円よりも外周側にはみ出るのを避けることができる。このため、カッター本体が取り付けられる取付部材の先端部の外径が大きくなるのを防ぐことができ、カッター本体の外周端に設けられる切刃に十分な切り込み深さを確保することが可能となる。 The second coolant groove is formed so as to be recessed toward the inner circumference of the cutter body around the mounting hole when viewed from the direction facing the one side surface in the axial direction. It is possible to avoid protruding to the outer circumferential side of the circle circumscribing the mounting hole with the axis of the center as the center. Therefore, it is possible to prevent the outer diameter of the tip of the mounting member to which the cutter body is attached from increasing, and it is possible to ensure a sufficient cutting depth for the cutting blade provided at the outer peripheral edge of the cutter body. .
また、上記第２のクーラント溝部には、上記軸線方向に上記一方の側面に対向する方向から見て上記取付孔の中心線を中心とした円弧状に形成された円弧状部を備えることにより、この円弧状部では取付孔との間隔を一定とすることができるので、カッター本体の強度を維持することが可能となる。特に、この第２のクーラント溝部を、全体が上記円弧状部とすることにより、第２のクーラント孔の全体で取付孔との間隔を一定とすることができる。 Further, by providing the second coolant groove portion with an arc-shaped portion formed in an arc shape centered on the center line of the mounting hole when viewed from a direction facing the one side surface in the axial direction, Since this arcuate portion can maintain a constant distance from the mounting hole, it is possible to maintain the strength of the cutter body. In particular, by making the second coolant groove portion entirely into the above-mentioned arc-shaped portion, the distance from the attachment hole can be made constant throughout the second coolant hole.
さらに、上記第１のクーラント溝部は上記軸線を中心とする円弧状に形成して、上記軸線から上記カッター本体の内周側を向く上記第１のクーラント溝部の壁面までの半径を、上記軸線を中心として上記取付孔に外接する円の半径以下とすることにより、第１のクーラント溝部の周方向の長さを、切刃の切り込み深さが損なわれない範囲で、より大きく確保することができる。 Furthermore, the first coolant groove is formed in an arc shape centered on the axis, and the radius from the axis to the wall surface of the first coolant groove facing the inner circumferential side of the cutter body is defined by the axis. By setting the center to be less than or equal to the radius of the circle circumscribing the mounting hole, the length of the first coolant groove in the circumferential direction can be ensured to be larger within the range where the depth of cut of the cutting blade is not impaired. .
なお、特に上述のように第２のクーラント溝部の全体を上記円弧状部とした場合には、上記軸線から上記カッター本体の内周側を向く上記第１のクーラント溝部の壁面までの半径を、上記軸線から上記取付孔の中心線までの半径以下とすることにより、第１のクーラント溝部の周方向の長さを確保しつつ、第１、第２のクーラント溝部の接続部において、これら第１、第２のクーラント溝部が鋭角に交差することがなくなる。このため、このような鋭角の接続部においてクーラントの圧力に偏りが生じるのも防止することが可能となる。 In addition, especially when the entire second coolant groove is made into the circular arc shape as described above, the radius from the axis to the wall surface of the first coolant groove facing the inner peripheral side of the cutter body is By setting the radius from the axis to the center line of the mounting hole or less, while ensuring the circumferential length of the first coolant groove, the first , the second coolant grooves no longer intersect at an acute angle. Therefore, it is possible to prevent the coolant pressure from being uneven at such an acute angle connection.
一方、上記第２の目的を達成するために、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材は、上記カッター本体の上記クーラント溝よりも内周側に貫通孔が形成された上述のようなクーラント孔付きスロッティングカッターが上記一方の側面を先端側に向けて取り付けられるクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材であって、上記軸線を中心とする円筒状に形成されて、この軸線を同軸とした状態で、内周部に上記貫通孔と連通するクーラント供給孔が形成されるとともに、先端面に上記取付孔と連通する取付ネジ孔が形成された取付部材本体と、上記軸線を中心とする円板状に形成されて、この軸線を同軸とした状態で上記取付孔と連通する取付ネジ挿通孔が形成され、この取付ネジ挿通孔から上記取付孔を通して挿通された取付ネジが上記取付ネジ孔にねじ込まれることにより、上記カッター本体を上記取付部材本体の先端面との間に挟み込むようにして取り付けるフランジ部材とを備え、上記フランジ部材の上記取付部材本体側を向く後端面には、内周部が上記貫通孔に連通するとともに外周部は上記クーラント溝と連通する上記後端面から凹んだ凹部が上記取付ネジ挿通孔を避けるように形成されていることを特徴とする。 On the other hand, in order to achieve the second object, the mounting member of the slotting cutter with coolant holes of the present invention has a through hole formed on the inner circumferential side of the cutter body with respect to the coolant groove. A mounting member for a slotting cutter with a coolant hole on which the slotting cutter with a coolant hole is attached with the one side surface facing toward the tip side, and is formed in a cylindrical shape centered on the axis, and the slotting cutter has a cylindrical shape with the axis as the center. In this state, a mounting member body having a coolant supply hole communicating with the through-hole formed in the inner circumference and a mounting screw hole communicating with the mounting hole formed in the distal end surface, and A mounting screw insertion hole is formed which is formed in a disk shape and communicates with the mounting hole with the axis line being coaxial, and the mounting screw inserted from this mounting screw insertion hole through the mounting hole is inserted into the mounting screw hole. a flange member that attaches the cutter body by being screwed into the body so as to sandwich the cutter body between the distal end face of the attachment member body, and a rear end face of the flange member facing the attachment member body side includes an inner The device is characterized in that a concave portion communicating with the through-hole and an outer peripheral portion recessed from the rear end face communicating with the coolant groove is formed so as to avoid the mounting screw insertion hole.
このように構成されたクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材において、取付部材本体の内周部のクーラント供給孔に供給されたクーラントは、カッター本体の貫通孔を通って一旦フランジ部材の取付部材側を向く後端面に形成された凹部に流れ込む。そして、この凹部に流れ込んだクーラントは、凹部の外周部からカッター本体のクーラント溝に流れ込み、このクーラント溝に連通するカッター本体のクーラント孔に供給されてカッター本体の外周部に噴出させられることにより、切屑の除去や切刃の冷却、潤滑を行う。 In the mounting member of the slotting cutter with coolant holes configured in this way, the coolant supplied to the coolant supply hole in the inner peripheral part of the mounting member body passes through the through hole of the cutter body and is temporarily transferred to the mounting member side of the flange member. It flows into a recess formed on the rear end face facing the direction. The coolant that has flowed into this recess flows from the outer periphery of the recess into the coolant groove of the cutter body, is supplied to the coolant hole of the cutter body that communicates with this coolant groove, and is ejected to the outer periphery of the cutter body. Removes chips, cools and lubricates the cutting edge.
従って、上記構成のクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材においては、フランジ部材の凹部のいずれかの部分がカッター本体の内周部を全周に渡って連続するクーラント溝に開口していれば、クーラントをカッター本体のクーラント溝からクーラント孔に供給することができるので、周方向の位置合わせのために高い加工精度や接続精度が必要とされることがない。 Therefore, in the mounting member for the slotting cutter with coolant holes configured as described above, if any part of the recess of the flange member opens into a coolant groove that continues all around the inner circumference of the cutter body, Since coolant can be supplied to the coolant hole from the coolant groove of the cutter body, high processing accuracy and connection accuracy are not required for circumferential alignment.
また、取付部材本体は円筒状であればよいので、クーラント供給孔を傾斜して形成する必要もなく、このようなクーラント供給孔を形成するのに多くの時間や労力、コストを要することもない。しかも、フランジ部材の凹部にクーラントが一旦保持されることによって、カッター本体のクーラント溝を介してクーラント孔から噴出させられるクーラントの圧力の一層の均一化を図ることができる。なお、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材は、取付部材本体がアーバーを介して工作機械の主軸に取り付けられるシェル型の取付部材や、取付部材本体が直接工作機械の主軸に取り付けられるシャンク型の取付部材に適用可能である。 In addition, since the mounting member main body only needs to be cylindrical, there is no need to form the coolant supply hole at an angle, and it does not require much time, effort, or cost to form such a coolant supply hole. . Furthermore, by temporarily retaining the coolant in the recessed portion of the flange member, the pressure of the coolant jetted out from the coolant hole through the coolant groove of the cutter body can be made more uniform. The mounting member of the slotting cutter with coolant holes of the present invention may be a shell-type mounting member in which the mounting member body is mounted to the main shaft of a machine tool via an arbor, or a shell-type mounting member in which the mounting member main body is directly mounted to the main shaft of a machine tool. Applicable to shank-type mounting members.
ここで、上記軸線方向に上記後端面に対向する方向から見たときの上記フランジ部材の内周側を向く上記凹部の壁面を、上記軸線方向に上記一方の側面に対向する方向から見たときの上記カッター本体の内周側を向く上記クーラント溝の壁面と合同、または上記軸線方向に上記一方の側面に対向する方向から見たときの上記カッター本体の内周側を向く上記クーラント溝の壁面よりも大きな相似形とすることにより、クーラントのクーラント溝およびクーラント孔への効率的な供給を図ることができる。 Here, a wall surface of the recess facing the inner peripheral side of the flange member when viewed from a direction facing the rear end surface in the axial direction is viewed from a direction facing the one side surface in the axial direction. is congruent with the wall surface of the coolant groove facing the inner circumferential side of the cutter body, or the wall surface of the coolant groove facing the inner circumferential side of the cutter body when viewed from a direction opposite to the one side surface in the axial direction By forming a similar shape larger than the above, it is possible to efficiently supply coolant to the coolant grooves and coolant holes.
また、上記取付部材本体の先端面に、この先端面から突出して上記カッター本体の貫通孔に嵌め入れられる円環状壁部を上記クーラント供給孔の開口部の外周に形成することにより、カッター本体を軸線に対する半径方向に確実に位置決めすることができて、高精度の溝入れ加工を行うことが可能となる。 Further, by forming an annular wall portion on the distal end surface of the mounting member main body, which protrudes from the distal end surface and is fitted into the through hole of the cutter main body, on the outer periphery of the opening of the coolant supply hole, the cutter main body can be fixed. Positioning can be ensured in the radial direction relative to the axis, making it possible to perform highly accurate grooving.
さらに、こうして取付部材本体の先端面に円環状壁部を形成した場合には、同じく上記取付部材本体の先端面に、この先端面から凹む円環状溝部を上記円環状壁部の外周側に隣接して形成することにより、取付部材本体の先端面と円環状壁部の外周面とが交差する隅角部が、この先端面に当接することになるカッター本体の他方の側面に干渉するのを避けることができるので、カッター本体を安定して取付部材本体に取り付けることが可能となる。 Furthermore, when an annular wall is formed on the distal end surface of the mounting member main body in this way, an annular groove recessed from the distal end surface is formed adjacent to the outer circumferential side of the annular wall on the distal end surface of the mounting member main body. This prevents the corner where the tip surface of the mounting member body and the outer peripheral surface of the annular wall portion intersect from interfering with the other side surface of the cutter body that comes into contact with this tip surface. Since this can be avoided, it is possible to stably attach the cutter body to the attachment member body.
以上説明したように、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターによれば、クーラントの供給量や切刃の切り込み可能な深さを確保することができるとともに、クーラント孔から噴出させられるクーラントの圧力に偏りが生じるのを防いで確実な切屑の除去や切刃の冷却、潤滑を図ることが可能となる。 As explained above, according to the slotting cutter with coolant holes of the present invention, it is possible to secure the supply amount of coolant and the cutting depth of the cutting blade, and also to maintain the pressure of the coolant spouted from the coolant holes. It is possible to prevent the occurrence of unevenness and ensure reliable removal of chips, cooling and lubrication of the cutting edge.
また、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材によれば、高い加工精度やクーラント孔付きスロッティングカッターとの接続精度を必要とすることがなく、しかも製造に要する時間や労力、コストを削減して、カッター本体のクーラント孔に確実にクーラント供給孔を連通させてクーラントを供給することが可能となる。 Furthermore, according to the mounting member for the slotting cutter with coolant holes of the present invention, there is no need for high processing accuracy or connection accuracy with the slotting cutter with coolant holes, and the time, labor, and cost required for manufacturing are reduced. It becomes possible to supply coolant by reducing the number of holes in the cutter body and making sure that the coolant supply hole communicates with the coolant hole in the cutter body.
図１～図４は、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターの一実施形態を示すものであり、図５～図１２は、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材の一実施形態を示すものである。また、図１３～図２４は、図１～図４に示した実施形態のクーラント孔付きスロッティングカッターを図５～図１２に示した取付部材に取り付けた状態、およびその分解図を示すものである。 1 to 4 show an embodiment of the slotting cutter with coolant holes of the present invention, and FIGS. 5 to 12 show an embodiment of the mounting member of the slotting cutter with coolant holes of the present invention. It shows. 13 to 24 show the slotting cutter with coolant holes of the embodiment shown in FIGS. 1 to 4 attached to the mounting member shown in FIGS. 5 to 12, and their exploded views. be.
本実施形態のクーラント孔付きスロッティングカッターは、鋼材等の金属材料により軸線Ｏを中心とした円板状のカッター本体１を備えている。このカッター本体１の外周部には、軸線Ｏ方向から見て概略Ｖ字状に外周側に開口してカッター本体１を軸線Ｏ方向に貫通する複数（本実施形態では１１）のチップポケット２が、周方向に等間隔をあけて形成されている。カッター本体１の外周側を向くチップポケット２の底面は、カッター本体１の内周側に凹曲するように形成されている。
The slotting cutter with coolant holes of this embodiment includes a disc-shaped
このようなクーラント孔付きスロッティングカッターは、後述する取付部材に取り付けられた状態で、この取付部材を介して工作機械の主軸に装着される図示されないアーバーに取り付けられ、軸線Ｏ回りにカッター回転方向Ｔに回転させられつつ軸線Ｏに交差する方向に送り出されることにより、チップポケット２のカッター回転方向Ｔを向く壁面２ａの外周端に設けられた切刃３ａによって被削材に細幅の溝入れ加工を行ったり、被削材の突っ切り加工や切断加工を行ったりする。切刃３ａの軸線Ｏ方向の切刃長は、カッター本体１の外周部の軸線Ｏ方向の厚さよりも大きくされており、切刃３ａによって被削材に形成された溝にカッター本体１の外周部が干渉することはない。
Such a slotting cutter with a coolant hole is attached to an arbor (not shown) attached to the main shaft of a machine tool via the attachment member, which will be described later. By being rotated by T and sent out in a direction intersecting the axis O, the
ここで、これらのチップポケット２のカッター回転方向Ｔを向く壁面２ａの外周端部には、この外周端部のカッター回転方向Ｔ側に、カッター本体１を軸線Ｏ方向に貫通してカッター本体１の内周側に延びる凹溝状のインサート取付座４が形成されており、上記切刃３ａは、このインサート取付座４に着脱可能に取り付けられる超硬合金等のカッター本体１よりも高硬度な切削インサート３に形成されている。すなわち、本実施形態のクーラント孔付きスロッティングカッターは刃先交換式のクーラント孔付きスロッティングカッターである。
Here, at the outer peripheral end of the
インサート取付座４の内周側には、インサート取付座４からさらにカッター本体１の内周側に延びる第１のスリット４ａが形成されるとともに、この第１のスリット４ａには、該第１のスリット４ａが延びる方向に長軸を有する長円状または楕円状の孔部４ｂが形成されている。また、この第１のスリット４ａのカッター回転方向Ｔ側には、カッター本体１の外周側を向くチップポケット２の底面から内周側に延びる第２のスリット４ｃが形成されている。
A
このようなインサート取付座４は、図示されないＬ字状のレンチ等の作業用工具の上記孔部４ｂに嵌め入れ可能な長円状または楕円状の断面の軸部を上記孔部４ｂに合わせて嵌め入れた上で、軸部の長軸を孔部４ｂの短軸と重なるように回転させることにより、周方向に隣接するチップポケット２の間のカッター本体１の外周部のうち、インサート取付座４の第１、第２のスリット４ａ、４ｃの間のカッター回転方向Ｔ側の部分（上顎部）がカッター回転方向Ｔ側に傾くように弾性変形し、インサート取付座４のカッター回転方向Ｔとは反対側の部分（下顎部）との間隔が拡げられる。
Such an
そこで、こうしてインサート取付座４が拡げられた状態において、切刃３ａを外周側に向けて切削インサート３をカッター本体１の外周側からインサート取付座４に差し込み、次いで作業用工具の軸部の長軸が孔部４ｂの長軸と重なるように作業用工具を回転させると、インサート取付座４の上記カッター回転方向Ｔ側が元の状態に戻り、その弾性力によって切削インサート３はインサート取付座４の上記カッター回転方向Ｔと反対側の部分との間に挟み込まれるようにして、インサート取付座４に着脱可能に固定されて取り付けられる。
Therefore, with the
このようなカッター本体１の内周部には、カッター本体１を軸線Ｏ方向に貫通する同径の円形の複数（本実施形態では４つ）の取付孔１ａが、軸線Ｏから外周側に等しい距離で離れた位置に周方向に等間隔をあけて形成されている。また、これらの取付孔１ａのさらに内周側には軸線Ｏを中心とする取付孔１ａよりも大径の貫通孔１ｂが形成されており、この貫通孔１ｂの外周部には貫通孔１ｂに連通するキー溝１ｃが形成されている。本実施形態では２つのキー溝１ｃが軸線Ｏ方向から見て周方向に隣接する２つの取付孔１ａの間を軸線Ｏに直交する方向に延びている。
A plurality of (four in this embodiment) circular mounting
さらに、カッター本体１内には、本実施形態では上記チップポケット２と同数のクーラント孔５が、軸線Ｏ方向から見て図３や図４に示すようにカッター本体１の内周部から放射直線状に外周側に延びて開口するように形成されている。これらのクーラント孔５は、断面が円形で、カッター本体１の外周部においてはインサート取付座４のカッター回転方向Ｔ側の上記第１、第２のスリット４ａ、４ｃの間のカッター本体１の外周側を向くチップポケット２の上記底面に、上記切削インサート３の切刃３ａに向かう方向に延びるように開口している。
Furthermore, in the
さらにまた、カッター本体１の２つの側面１Ａ、１Ｂのうち一方の側面１Ａには、これらのクーラント孔５に連通するクーラント溝６が形成されている。そして、このクーラント溝６は図３に示すように、両端部が上記取付孔１ａと間隔をあけるようにしてカッター本体１の周方向に延びてクーラント孔５と連通する第１のクーラント溝部６Ａと、軸線Ｏ方向に一方の側面１Ａに対向する方向から見て取付孔１ａの周りをカッター本体１の内周側に凹むように形成されて第１のクーラント溝部６Ａの上記両端部を結ぶ、取付孔１ａと間隔をあけた第２のクーラント溝部６Ｂとを備えている。
Furthermore, a
従って、このように第２のクーラント溝部６Ｂによって第１のクーラント溝部６Ａの両端部が結ばれることにより、クーラント溝６は、取付孔１ａや貫通孔１ｂ、キー溝１ｃには開口することなく、軸線Ｏ回りにカッター本体１の内周部を全周に渡って連続するように形成される。
Therefore, by connecting both ends of the
ここで、第１のクーラント溝部６Ａは軸線Ｏを中心とする円弧状に形成されていて、取付孔１ａの周辺の部分で４つに分割されている。また、軸線Ｏからカッター本体１の内周側を向く第１のクーラント溝部６Ａの壁面６ａまでの半径は、軸線Ｏを中心として取付孔１ａに外接する円の半径以下とされており、特に軸線Ｏから取付孔１ａの中心線Ｃまでの半径以下とされていて、本実施形態では軸線Ｏから取付孔１ａの中心線Ｃまでの半径と略等しくされている。
Here, the
さらに、第２のクーラント溝部６Ｂは、軸線Ｏ方向にカッター本体１の上記一方の側面１Ａに対向する方向から見て取付孔１ａの中心線Ｃを中心とした円弧状に形成された円弧状部を備えている。特に本実施形態では、第２のクーラント溝部６Ｂは、その全体がこのような円弧状部とされている。なお、第１、第２のクーラント溝部６Ａ、６Ｂは、溝幅と深さが略等しく、断面が方形状に形成されて上記一方の側面１Ａから凹むように形成されている。
Further, the second
このようなクーラント孔付きスロッティングカッターが取り付けられる本実施形態の取付部材は、図５～図８に示すように円筒状の取付部材本体１１と、この取付部材本体１１の先端側（図５および図６において下側）に取り付けられる図９～図１２に示すような円板状のフランジ部材１２とを備えている。
The mounting member of this embodiment to which such a slotting cutter with a coolant hole is attached has a cylindrical mounting member
これら取付部材本体１１とフランジ部材１２とは、カッター本体１と同じく鋼材等の金属材料により軸線Ｏを中心として、外径（直径）が互いに略等しく形成されており、この取付部材本体１１とフランジ部材１２の外径（直径）は、軸線Ｏを中心としてカッター本体１の取付孔１ａに外接する上記円の直径よりも僅かに大きくされている。
The mounting member
取付部材本体１１の内周部はクーラント供給孔１１Ａとされており、このクーラント供給孔１１Ａは、後端部の内径が最も大きく形成され、この後端部が上述したアーバーの先端部に形成された円柱状の凸部に嵌め入れられる嵌合孔１１ａとされている。また、この嵌合孔１１ａの先端側には図２１～図２３に示すようにクランプボルト１３のネジ軸部１３ａが挿通される内径が最も小さな挿通孔１１ｂが形成されている。
The inner circumference of the mounting member
さらにまた、この挿通孔１１ｂのさらに先端側には取付部材本体１１の先端面に開口してクランプボルト１３の頭部１３ｂが収容される収容孔１１ｃが形成されている。収容孔１１ｃの内径は、挿通孔１１ｂよりも大きく、嵌合孔１１ａよりは小さい。なお、これら嵌合孔１１ａ、挿通孔１１ｂ、および収容孔１１ｃの内径は、それぞれ一定の大きさとされている。
Furthermore, an
図２２～図２４に示すように、クランプボルト１３の頭部１３ｂの先端面には、六角レンチ等の作業用工具と係合する断面正六角形の係合孔部１３ｃが形成されるとともに、この係合孔部１３ｃの先端側を向く底面からネジ軸部１３ａの後端面にかけては、係合孔部１３ｃに内接する円よりも直径の小さな円形断面のクーラントが流通する流通孔１３ｄが形成されている。また、取付部材本体１１の後端面には、軸線Ｏに対する直径方向に延びて嵌合孔１１ａと連通する、アーバーの先端部に形成されたキーと嵌合するキー溝１１Ｂが形成されている。
As shown in FIGS. 22 to 24, an
このような取付部材本体１１は、カッター本体１およびフランジ部材１２が取り外された状態で、クーラント供給孔１１Ａの上記嵌合孔１１ａにアーバーの先端部の円柱状の上記凸部が嵌め入れられるとともにキー溝１１Ｂに上記キーが嵌め入れられ、収容孔１１ｃから挿通孔１１ｂに挿通されたクランプボルト１３のネジ軸部１３ａが上記凸部の中央に形成されたクランプネジ孔にねじ込まれることによってアーバーの先端部に装着される。さらにクランプボルト１３をねじ込むことにより、クランプボルト１３の頭部１３ｂが収容孔１１ｃの先端側を向く底面を押圧して取付部材本体１１はアーバーの先端部に固定される。
In such a mounting member
なお、取付部材本体１１の先端面には、この先端面から突出してカッター本体１の貫通孔１ｂに嵌め入れられる円環状壁部１１ｄがクーラント供給孔１１Ａの収容孔１１ｃの開口部の外周に形成されている。また、この円環状壁部１１ｄのさらに外周側には、取付部材本体１１の先端面から凹む円環状溝部１１ｅが円環状壁部１１ｄに隣接して形成されている。
An
ここで、この円環状壁部１１ｄの取付部材本体１１の先端面からの突出高さは、カッター本体１の内周部の軸線Ｏ方向の厚さよりも小さくされている。また、円環状溝部１１ｅの外周側には、カッター本体１の取付孔１ａと同数（４つ）の取付ネジ孔１１ｆが、軸線Ｏを一致させた状態でそれぞれ取付孔１ａの中心線Ｃと同軸に連通するように周方向に等間隔に形成されている。
Here, the protrusion height of the
なお、これら円環状壁部１１ｄと円環状溝部１１ｅおよび取付ネジ孔１１ｆの開口部以外の取付部材本体１１の先端面の外周部は、軸線Ｏに垂直な平面状に形成されている。また、カッター本体１の貫通孔１ｂに連通するキー溝１ｃに嵌まり込むキーが取付部材本体１１の先端面の円環状溝部１１ｅの外周側に形成されていてもよいが、カッター本体１は後述する取付ネジ１４によって回り止めされるため、本実施形態ではこのようなキーは形成されていない。
The outer periphery of the distal end surface of the mounting member
さらに、フランジ部材１２にも、カッター本体１の取付孔１ａと同数（４つ）の取付ネジ挿通孔１２ａが、それぞれ取付孔１ａの中心線Ｃと同軸に連通するように周方向に等間隔に形成されている。そして、このフランジ部材１２の後端面には、内周部がカッター本体１の上記貫通孔１ｂに連通するとともに外周部はクーラント溝６と連通する凹部１２ｂが、取付ネジ挿通孔１２ａを避けるようにしてフランジ部材１２の後端面から凹むように形成されている。なお、この凹部１２ｂと取付ネジ挿通孔１２ａの開口部以外のフランジ部材１２の後端面と、フランジ部材１２の先端面とは、軸線Ｏに垂直な平面状に形成されている。
Furthermore, the
ここで、軸線Ｏ方向にフランジ部材１２の後端面に対向する方向から見たときのフランジ部材１２の内周側を向く上記凹部１２ｂの壁面１２ｃは、本実施形態では図１２に示すように、軸線Ｏ方向に上記一方の側面１Ａに対向する方向から見たときのクーラント溝６の第１、第２のクーラント溝部６Ａ、６Ｂのカッター本体１内周側を向く壁面６ａ、６ｂと合同な寸法および形状に形成されている。
Here, the
このようなフランジ部材１２とカッター本体１とは、カッター本体１が上記一方の側面１Ａを先端側に向けた状態で、上述のようにアーバーの先端部に固定された取付部材本体１１の上記円環状壁部１１ｄが貫通孔１ｂに嵌め入れられてカッター本体１の他方の側面１Ｂが取付部材本体１１の先端面に当接させられた上で取付孔１ａが取付ネジ孔１１ｆと同軸となるように配置され、さらに取付ネジ挿通孔１２ａが取付孔１ａおよび取付ネジ孔１１ｆと同軸となるようにカッター本体の一方の側面１Ａの内周部にフランジ部材１２が配置される。
The
そして、このようにカッター本体１とフランジ部材１２とが取付部材本体１１の先端部に配置された状態から、図１７および図２０に示すように取付ネジ１４を、取付ネジ挿通孔１２ａおよび取付孔１ａを通して取付ネジ孔１１ｆにねじ込むことにより、カッター本体１がフランジ部材１２と取付部材本体１１の先端部との間に挟み込まれるように固定されて取り付けられる。
Then, from the state where the
上述のようにアーバーの先端部に取り付けられた取付部材本体１１の先端部に、こうしてカッター本体１とフランジ部材１２とが取り付けられた状態で、カッター本体１が軸線Ｏ回りに回転させられつつ、切刃３ａによって被削材の溝入れ加工や突っ切り加工、切断加工を行う際には、工作機械からアーバーの上記クランプネジ孔にクーラントが供給される。このクーラントは、圧縮空気のような気体であってもよく、切削油剤のような液体であってもよい。
With the
こうしてクランプネジ孔に供給されたクーラントは、クランプボルト１３の流通孔１３ｄおよび係合孔部１３ｃを通って取付部材本体１１のクーラント供給孔１１Ａの収容孔１１ｃに供給される。さらに、このクーラント供給孔１１Ａの収容孔１１ｃに供給されたクーラントは、カッター本体１の貫通孔１ｂを通ってフランジ部材１２の凹部１２ｂに流れ込み、次いで凹部１２ｂの外周部に流れて軸線Ｏ方向後端側に向けてクーラント溝６に供給され、このクーラント溝６からクーラント孔５に供給されてカッター本体１の外周部から噴出させられる。
The coolant thus supplied to the clamp screw hole is supplied to the
ここで、上記構成のクーラント孔付きスロッティングカッターにおいては、カッター本体１に形成されるクーラント溝６が、両端部が取付孔１ａと間隔をあけるようにカッター本体１の周方向に延びてクーラント孔５と連通する第１のクーラント溝部６Ａと、この第１のクーラント溝部６Ａの両端部を結ぶ、やはり取付孔１ａと間隔をあけた第２のクーラント溝部６Ｂとを備えていて、上述のようにカッター本体１の内周部を全周に渡って連続するように形成されている。
In the slotting cutter with coolant holes configured as described above, the
このため、第１のクーラント溝部６Ａは取付孔１ａによってカッター本体１の周方向に分割されていても、クーラント溝６へのクーラントの供給量を確保することができるとともに、クーラント溝６からクーラント孔５に供給されるクーラントの圧力に偏りが生じるのを防ぐことができる。従って、上述のように構成されたクーラント孔付きスロッティングカッターによれば、十分なクーラントを均一な圧力でクーラント孔５から噴出させることができるので、切刃３ａによって生成された切屑の確実な除去や、切刃３ａの効率的な冷却、潤滑を図ることが可能となる。
Therefore, even if the
さらに、上記構成のクーラント孔付きスロッティングカッターでは、第２のクーラント溝部６Ｂが、軸線Ｏ方向にカッター本体１の一方の側面１Ａに対向する方向から見て取付孔１ａの周りをカッター本体１の内周側に凹むように形成されている。このため、クーラント溝６がカッター本体１の軸線Ｏを中心として取付孔１ａに外接する円よりも外周側にはみ出るのを避けることができるので、カッター本体１が取り付けられる取付部材の取付部材本体１１先端部やフランジ部材１２の外径が大きくなるのを防ぐことができ、カッター本体１の外周端に設けられる切刃３ａに十分な切り込み深さを確保することが可能となる。
Furthermore, in the slotting cutter with coolant holes configured as described above, the second
また、本実施形態では、第２のクーラント溝部６Ｂに、軸線Ｏ方向に一方の側面１Ａに対向する方向から見て取付孔１ａの中心線Ｃを中心とした円弧状に形成された円弧状部が備えられている。従って、この円弧状部では取付孔１ａとの間隔を一定とすることができるので、カッター本体１の強度を維持することが可能となる。特に、本実施形態では、この第２のクーラント溝部６Ｂの全体が取付孔１ａの中心線Ｃを中心とした円弧状部とされているので、第２のクーラント溝部６Ｂの全体で取付孔１ａとの間隔を一定として強度を維持することができる。
In the present embodiment, the second
一方、本実施形態では、クーラント溝６の第１のクーラント溝部６Ａは軸線Ｏを中心とする円弧状に形成されていて、軸線Ｏからカッター本体１の内周側を向く第１のクーラント溝部６Ａの壁面６ａまでの半径が、軸線Ｏを中心として取付孔１ａに外接する円の半径以下とされている。
On the other hand, in this embodiment, the
このため、切刃３ａの切り込み深さが損なわれない範囲で第１のクーラント溝部６Ａの周方向の長さをより大きく確保することができ、一層安定したクーラントのクーラント孔５への供給を図ることができる。なお、このような効果を確実に奏するには、第１のクーラント溝部６Ａは、軸線Ｏを中心として取付孔１ａに外接する円と内接する円との間に延びていることが望ましい。
Therefore, it is possible to ensure a larger circumferential length of the
さらに、本実施形態では、上述のように第２のクーラント溝部６Ｂの全体が上記円弧状部とされるとともに、軸線Ｏからカッター本体１の内周側を向く第１のクーラント溝部６Ａの壁面６ａまでの半径が、軸線Ｏから取付孔１ａの中心線Ｃまでの半径以下とされ、特にこの中心線Ｃまでの半径と略等しくされている。
Furthermore, in this embodiment, as described above, the entire second
従って、第１のクーラント溝部６Ａの周方向の長さは確保しつつ、第１、第２のクーラント溝部６Ａ、６Ｂの接続部において、これら第１、第２のクーラント溝部６Ａ、６Ｂが鋭角に交差することがなくなるので、このような鋭角の接続部においてクーラントの圧力に偏りが生じるのも防止することが可能となる。
Therefore, while ensuring the circumferential length of the
なお、第２のクーラント溝部６Ｂは、このように全体が中心線Ｃを中心とした円弧状部とされるほかに、上記一方の側面１Ａに対向する方向から見てＵ字状であったり、第１のクーラント溝部６Ａに接続される接続部が取付孔１ａに向けて凸となる凸円弧のような凸曲線状に形成されていてもよい。
In addition, the second
また、本実施形態では、カッター本体１の外周部に形成されたインサート取付座４に切刃３ａが形成された切削インサート３が着脱可能に取り付けられる刃先交換式のクーラント孔付きスロッティングカッターに本発明を適用した場合について説明したが、例えばこのような切削インサート３がカッター本体の外周部にろう付け等によって接合されたろう付け式のクーラント孔付きスロッティングカッターや、カッター本体１の外周部に切刃が直接形成されたソリッド式のクーラント孔付きスロッティングカッターに本発明を適用することも可能である。
In addition, in this embodiment, the cutting
一方、本実施形態のクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材は、内周部にカッター本体１の貫通孔１ｂと連通するクーラント供給孔１１Ａが形成されるとともに、先端面に取付孔１ａと連通する取付ネジ孔１１ｆが形成された取付部材本体１１と、取付孔１ａと連通する取付ネジ挿通孔１２ａが形成されてカッター本体１を取付部材本体１１の先端面との間に挟み込むようにして取り付けるフランジ部材１２とを備えており、このフランジ部材１２の後端面には、内周部が貫通孔１ｂに連通するとともに外周部はクーラント溝６と連通する凹部１２ｂが形成されている。
On the other hand, the mounting member of the slotting cutter with coolant holes of the present embodiment has a
このため、本実施形態の取付部材によれば、フランジ部材１２の凹部１２ｂのいずれかの部分がクーラント溝６に開口していれば、クーラントをカッター本体１のクーラント溝６からクーラント孔５に供給することができるので、カッター本体１と取付部材の取付部材本体１１やフランジ部材１２との周方向の位置合わせのために高い加工精度や接続精度が必要とされることがない。
Therefore, according to the mounting member of this embodiment, if any part of the
さらに、取付部材の取付部材本体１１は上述のように円筒状であればよいので、クーラント供給孔１１Ａを傾斜して形成する場合のように、クーラント供給孔１１Ａを形成するのに多くの時間や労力、コストを要することもない。しかも、フランジ部材１２の凹部１２ｂにクーラントが一旦保持されることにより、カッター本体１のクーラント溝６を介してクーラント孔５から噴出させられるクーラントの圧力の一層の均一化を図ることができる。
Furthermore, since the mounting
また、本実施形態の取付部材では、軸線Ｏ方向に上記後端面に対向する方向から見たときのフランジ部材１２の内周側を向く凹部１２ｂの壁面１２ｃが、軸線Ｏ方向に一方の側面１Ａに対向する方向から見たときのカッター本体１の内周側を向くクーラント溝６の第１、第２のクーラント溝部６Ａ、６Ｂの壁面６ａ、６ｂと合同な形状および寸法に形成されている。従って、この凹部１２ｂからクーラント溝６にクーラントが流れ込む際にも、クーラントの圧力に偏りが生じるのを防ぐことができ、クーラント溝６およびクーラント孔５への効率的なクーラント供給を図ることができる。
Further, in the mounting member of this embodiment, the
ただし、本実施形態ではこのように軸線Ｏ方向に上記後端面に対向する方向から見たときのフランジ部材１２の内周側を向く凹部１２ｂの壁面１２ｃが、一方の側面１Ａに対向する方向から見たときのカッター本体１の内周側を向くクーラント溝６の第１、第２のクーラント溝部６Ａ、６Ｂの壁面６ａ、６ｂと合同な形状および寸法に形成されているが、軸線Ｏ方向に一方の側面１Ａに対向する方向から見たときのカッター本体１の内周側を向くクーラント溝６の壁面６ａ、６ｂよりも大きな相似形とされていてもよい。
However, in this embodiment, the
さらに、本実施形態では、取付部材本体１１の先端面に、この先端面から突出してカッター本体１の貫通孔１ｂに嵌め入れられる円環状壁部１１ｄがクーラント供給孔１１Ａの収容孔１１ｃの開口部の外周に形成されている。このため、カッター本体１を軸線Ｏに対する半径方向に確実に位置決めすることが可能となるので、高精度の溝入れ加工を行うことができる。
Furthermore, in this embodiment, an
しかも、本実施形態では、この取付部材本体１１の先端面に形成された円環状壁部１１ｄの外周側に隣接して、同じく取付部材本体１１の先端面に、この先端面から凹む円環状溝部１１ｅが形成されている。このため、取付部材本体１１の先端面と円環状壁部１１ｄの外周面とが交差する隅角部が、この取付部材本体１１の先端面に当接するカッター本体１の他方の側面１Ｂに干渉するのを避けることができるので、安定してカッター本体１を取付部材本体１１に取り付けることが可能となる。
Moreover, in the present embodiment, adjacent to the outer circumferential side of the
なお、上記実施形態のクーラント孔付きスロッティングカッターのカッター本体１は、第１のクーラント溝部６Ａの位置がクーラント供給孔と一致していれば、例えば特許文献１、２に記載された取付部材に対しても、一方の側面１Ａを取付部材側に向けて取り付けることが可能である。この場合には、カッター回転方向Ｔを上記実施形態とは反対向きとすればよい。
Note that the
また、これとは逆に、特許文献１、２に記載されたクーラント孔付きスロッティングカッターは、入口開口部の位置がフランジ部材１２の凹部１２ｂと一致していれば、この入口開口部が開口したカッター本体の側面を先端側（フランジ部材１２側）に向けて、上記実施形態の取付部材に取り付けることも可能である。この場合も、カッター回転方向Ｔを上記実施形態とは反対向きとすればよい。
Conversely, in the slotting cutter with coolant holes described in
さらに、上記実施形態では、本発明のクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材を、工作機械の主軸に装着されるアーバーに取付部材本体１１がクランプボルト１３によって取り付けられるシェル型の取付部材に適用した場合について説明したが、このシェル型の取付部材と同じく円筒状の取付部材本体を備えた取付部材であっても、例えば小径のクーラント孔付きスロッティングカッターに用いられるように、この取付部材本体がアーバーを介することなく工作機械の主軸に直接装着されるシャンク型の取付部材に本発明を適用することも可能である。
Furthermore, in the embodiment described above, the mounting member for a slotting cutter with coolant holes of the present invention is applied to a shell-shaped mounting member in which the mounting member
１ カッター本体
１Ａ カッター本体１の一方の側面
１Ｂ カッター本体１の他方の側面
１ａ 取付孔
１ｂ 貫通孔
２ チップポケット
２ａ チップポケット２のカッター回転方向Ｔを向く壁面
３ 切削インサート
３ａ 切刃
４ インサート取付座
５ クーラント孔
６ クーラント溝
６Ａ 第１のクーラント溝部
６Ｂ 第２のクーラント溝部
６ａ カッター本体１の内周側を向く第１のクーラント溝部６Ａの壁面
６ｂ カッター本体１の内周側を向く第２のクーラント溝部６Ｂの壁面
１１ 取付部材本体
１１Ａ クーラント供給孔
１１ａ 嵌合孔
１１ｂ 挿通孔
１１ｃ 収容孔
１１ｄ 円環状壁部
１１ｅ 円環状溝部
１１ｆ 取付ネジ孔
１２ フランジ部材
１２ａ 取付ネジ挿通孔
１２ｂ 凹部
１２ｃ フランジ部材１２の内周側を向く凹部１２ｂの壁面
１３ クランプボルト
１３ａ クランプボルト１３のネジ軸部
１３ｂ クランプボルト１３の頭部
１３ｃ 係合孔部
１３ｄ 流通孔
１４ 取付ネジ
Ｏ カッタ本体１の軸線
Ｔ カッター回転方向
Ｃ 取付孔１ａの中心線
1
Claims (9)
上記カッター本体の内周部には、該カッター本体を上記軸線方向に貫通する取付孔が上記軸線から外周側に離れて形成されるとともに、上記カッター本体の２つの側面のうち一方の側面に上記クーラント孔に連通するクーラント溝が形成され、
上記クーラント溝は、両端部が上記取付孔と周方向に間隔をあけるようにして上記カッター本体の周方向に延びて上記クーラント孔と連通する第１のクーラント溝部と、上記軸線方向に上記一方の側面に対向する方向から見て上記取付孔の周りを上記カッター本体の内周側に凹むように形成されて上記第１のクーラント溝部の上記両端部を結ぶ、上記取付孔と間隔をあけた第２のクーラント溝部とを備えて、上記軸線回りに上記カッター本体の内周部を全周に渡って連続するように形成されていることを特徴とするクーラント孔付きスロッティングカッター。 A chip pocket is formed on the outer periphery of the disc-shaped cutter main body, which is rotated around the axis in the cutter rotation direction, and the above-mentioned A cutting edge having an axial cutting edge length greater than the thickness of the outer circumference of the cutter body in the axial direction is provided, and the cutter body has an opening extending from the inner circumference to the outer circumference of the cutter body. A slotting cutter with a coolant hole in which a coolant hole is formed,
A mounting hole passing through the cutter body in the axial direction is formed in the inner circumferential portion of the cutter body, and is spaced apart from the axis toward the outer circumference. A coolant groove communicating with the coolant hole is formed,
The coolant groove includes a first coolant groove portion that extends in the circumferential direction of the cutter body and communicates with the coolant hole such that both ends thereof are spaced apart from the mounting hole in the circumferential direction, and a first coolant groove portion that extends in the circumferential direction of the cutter body and communicates with the coolant hole; A first coolant groove spaced apart from the mounting hole is formed to be recessed toward the inner circumferential side of the cutter body around the mounting hole when viewed from a direction facing the side surface, and connects both ends of the first coolant groove. 2. A slotting cutter with a coolant hole, characterized in that the slotting cutter is provided with two coolant grooves, and is formed so as to be continuous around the entire circumference of the inner circumference of the cutter body around the axis.
上記軸線を中心とする円筒状に形成されて、この軸線を同軸とした状態で、内周部に上記貫通孔と連通するクーラント供給孔が形成されるとともに、先端面に上記取付孔と連通する取付ネジ孔が形成された取付部材本体と、
上記軸線を中心とする円板状に形成されて、この軸線を同軸とした状態で上記取付孔と連通する取付ネジ挿通孔が形成され、この取付ネジ挿通孔から上記取付孔を通して挿通された取付ネジが上記取付ネジ孔にねじ込まれることにより、上記カッター本体を上記取付部材本体の先端面との間に挟み込むようにして取り付けるフランジ部材とを備え、
上記フランジ部材の上記取付部材本体側を向く後端面には、内周部が上記貫通孔に連通するとともに外周部は上記クーラント溝と連通する上記後端面から凹んだ凹部が上記取付ネジ挿通孔を避けるように形成されていることを特徴とするクーラント孔付きスロッティングカッターの取付部材。 The slotting cutter with a coolant hole according to any one of claims 1 to 5, wherein the cutter body has a through hole formed on the inner circumferential side of the coolant groove, with the one side surface facing toward the tip side. A mounting member for a slotting cutter with a coolant hole that can be mounted toward the
It is formed into a cylindrical shape centered on the axis, and with the axis being coaxial, a coolant supply hole communicating with the through hole is formed on the inner circumference, and a coolant supply hole communicating with the mounting hole is formed on the distal end surface. a mounting member body in which a mounting screw hole is formed;
A mounting screw insertion hole is formed which is formed in a disk shape centered on the above-mentioned axis, and communicates with the above-mentioned mounting hole with the axis being coaxial, and the mounting screw is inserted from this mounting screw insertion hole through the above-mentioned mounting hole. a flange member that attaches the cutter body so as to be sandwiched between the cutter body and the distal end surface of the attachment member body by screwing the screw into the attachment screw hole;
The rear end face of the flange member facing the mounting member main body has a recess recessed from the rear end face, the inner peripheral part of which communicates with the through hole, and the outer peripheral part of which communicates with the coolant groove. A mounting member for a slotting cutter with a coolant hole, characterized in that the mounting member is formed so as to avoid cooling.
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