JP7419131B2 - 状態判定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、状態判定装置に関する。
従来、エンジン停止から一定時間経過後にエンジン水温と吸気温度との差が所定の判定値未満である場合にエンジン水温を検出する温度センサが正常であると判定する状態判定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-122551号公報
ところで、上記したような状態判定装置では、エンジン停止からの経過時間を計測するタイマは制御装置に内蔵されていることによって、制御装置の構成に要する費用が嵩むとともに、制御装置の汎用性が低下してしまうという問題が生じる。
本発明は、装置構成に要する費用の増大及び汎用性の低下を抑制することができる状態判定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る状態判定装置(10)は、内燃機関を冷却する冷媒の温度を検出する冷媒温度検出部(13)と、前記内燃機関の吸気温度を検出する吸気温度検出部(14)と、前記冷媒温度検出部により検出された前記冷媒の温度と前記吸気温度検出部により検出され前記吸気温度とを比較する温度比較部(31)と、前記内燃機関の停止時から始動時までの時間を計測するとともに、計測によって得られる計測時間を送信するタイマ部(15)と、前記タイマ部の外部に設けられて前記タイマ部と通信接続されるとともに、電力供給の開始によって停止状態から作動状態に切り替わった場合、前記タイマ部から受信する前記計測時間が所定時間よりも大きいか否かを判定し、前記計測時間が前記所定時間よりも大きい場合、前記温度比較部による比較から得られる前記冷媒の温度と前記吸気温度との差が所定範囲内から逸脱するか否かを判定し、前記差が前記所定範囲内から逸脱する場合に、前記冷媒温度検出部及び前記吸気温度検出部の少なくともいずれかひとつの異常であると判定する判定部(33)と、を備え、前記判定部は、前記計測時間の情報を前記タイマ部から受信した後に受信完了信号を前記タイマ部に送信し、前記タイマ部は、前記判定部が電力供給の開始によって停止状態から作動状態に切り替わった場合に前記計測時間の情報を前記判定部に送信し、前記計測時間の情報を前記判定部に送信した後に前記受信完了信号を前記判定部から受信した場合、前記計測時間をゼロに初期化することによって、後の前記判定部の一時的な停止及び停止の解消に伴って前記計測時間の情報を前記判定部に送信しても、前記判定部によって前記計測時間が前記所定時間よりも大きいと判定されないようにする
(2)上記(1)に記載の装置では、前記判定部は、前記タイマ部が正常である場合に前記差が前記所定範囲内から逸脱するか否かを判定し、前記タイマ部は、前記タイマ部に供給される電圧値が所定電圧値より小さい場合に前記タイマ部が異常であると判定して、前記計測時間を初期化せずに保持してもよい。
(3)上記()に記載の装置では、前記判定部は、前記タイマ部が正常である場合に前記差が前記所定範囲内から逸脱するか否かを判定し、前記タイマ部は、前記計測時間の情報を前記判定部に送信した後に前記受信完了信号を前記判定部から受信しない場合に前記タイマ部が異常であると判定して、前記計測時間を初期化せずに保持してもよい。
上記(1)によれば、判定部の外部に設けられたタイマ部を備えることによって、判定部にタイマ部を内蔵する必要がなく、装置構成に要する費用の増大及び汎用性の低下を抑制することができる。
上記()の場合、計測時間の情報が過剰に保持され続けることを抑制することによって、判定部の外部にタイマ部を設けた場合であっても、冷媒温度検出部及び吸気温度検出部の少なくともいずれかひとつの異常を正確に判定することができる。
上記()の場合、タイマ部は計測時間の情報が判定部に受信されたことを確認した後に計測時間を初期化するので、計測時間の情報を的確に判定部に伝送することができる。
上記()の場合、例えばバッテリの取り外し又はバッテリの電力不足などによってタイマ部への電力供給に異常が生じた場合であっても、計測時間の情報がタイマ部から判定部に伝送される前に失われてしまうことを抑制し、異常が生じる前の正常な状態を維持することができる。
本発明の実施形態での状態判定装置の構成を示す図。 本発明の実施形態での状態判定装置の動作を示すフローチャート。 図2に示すソーク時間処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態の状態判定装置でのイグニッションスイッチから出力される信号、メーターの制御部、制御装置及びエンジン停止スイッチから出力される信号のオン/オフと、ソーク時間、エンジン水温及び吸気温度の変化との一例を示す図。 本発明の実施形態の状態判定装置でのイグニッションスイッチから出力される信号、メーターの制御部、制御装置及びエンジン停止スイッチから出力される信号のオン/オフと、ソーク時間、エンジン水温及び吸気温度の変化との他の一例を示す図。 本発明の実施形態の状態判定装置でのイグニッションスイッチから出力される信号、メーターの制御部、制御装置及びエンジン停止スイッチから出力される信号のオン/オフと、ソーク時間、エンジン水温及び吸気温度の変化との他の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態に係る状態判定装置について、添付図面を参照しながら説明する。
(状態判定装置)
図1は、実施形態での状態判定装置10の構成を示す図である。
状態判定装置10は、内燃機関を搭載した車両に備えられている。車両は、例えば、運転者が車体を跨いで乗車する鞍乗り型車両及び鞍乗り型以外の他の乗車姿勢の車両などである。
状態判定装置10は、例えば、イグニッションスイッチ11と、エンジン停止スイッチ12と、水温検出部13と、吸気温検出部14と、メーター15と、制御装置17とを備える。
イグニッションスイッチ11は、内燃機関(図示略)の点火装置(図示略)の作動(オン)及び停止(オフ)を切り替える信号(IGN)を出力する。
エンジン停止スイッチ12は、内燃機関の点火装置に対する電力供給の有無の切り替えなどによって内燃機関の作動(オン)及び停止(オフ)を切り替える信号(ENG STOP SW)を出力する。
水温検出部13は、内燃機関を冷却する冷却水の温度(エンジン水温)TWを検出する。水温検出部13は、検出によって得られたエンジン水温TWの信号を出力する。
吸気温検出部14は、内燃機関の吸気温度TAを検出する。吸気温検出部14は、検出によって得られた吸気温度TAの信号を出力する。
メーター15は、制御装置17の外部に設けられ、制御装置17と通信接続されている。メーター15は、電源(図示略)から常時に電力供給されている。メーター15は、例えば、計時部21と、制御部23とを備える。
計時部21は、時間の積算計測(計時)を行うとともに、計時によって得られた計測時間の保持及び初期化を行う。計時部21は、常時に作動状態を維持する。計時部21は、例えば、イグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)が示すオフに応じて内燃機関が停止されてからイグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)が示すオンに応じて内燃機関が始動するまでの時間を計測して、計測によって得られた計測時間を保持する。計時部21は、制御部23から計測時間の初期化を指示されると、保持していた計測時間をゼロに初期化する。
制御部23は、制御装置17との間での各種信号の通信を行うとともに、計時部21の動作を制御する。制御部23は、イグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)に応じて作動(オン)及び停止(オフ)が切り替えられる。
制御部23は、イグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)が示すオンに応じて、停止(オフ)から作動(オン)に切り替えられると、計時部21が保持している計測時間を取得する。制御部23は、取得した計測時間をソーク時間として、ソーク時間の情報を制御装置17へ送信する。
制御部23は、制御装置17からソーク時間の情報を受信したことを示す受信完了信号を受信すると、計時部21が保持している計測時間の初期化を指示する。制御部23は、イグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)がオンからオフに切り替えられるまで計測時間を初期値(例えば、ゼロ)に維持させる。
制御装置17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサによって所定のプログラムが実行されることにより機能するソフトウェア機能部である。ソフトウェア機能部は、CPUなどのプロセッサ、プログラムを格納するROM(Read Only Memory)及びデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)などの電子回路を備えるECU(Electronic Control Unit)である。制御装置17の少なくとも一部は、LSI(Large Scale Integration)などの集積回路であってもよい。
制御装置17は、イグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)及びエンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)の少なくともいずれかひとつに応じて電源(図示略)からの電力供給の有無が切り替えられることによって、作動(オン)及び停止(オフ)が切り替えられる。
制御装置17は、例えば、温度比較部31と、判定部33とを備える。
温度比較部31は、水温検出部13により検出されたエンジン水温TWと吸気温検出部14により検出された吸気温度TAとを比較する。
判定部33は、電源から電力供給された作動状態において、所定条件下で水温検出部13及び吸気温検出部14の少なくともいずれかひとつの異常の有無を判定する。所定条件は、内燃機関の直近(一番最近)の停止時から始動時までの時間(ソーク時間)が所定時間TSよりも長い場合である。所定時間TSは、例えば、内燃機関の温度が十分に低下するのに必要な時間などである。判定部33は、ソーク時間の情報をメーター15の制御部23から受信する。判定部33は、ソーク時間の情報を受信すると、受信完了信号をメーター15の制御部23に送信する。判定部33は、温度比較部31による比較から得られるエンジン水温TWと吸気温度TAとの差が所定範囲内から逸脱する場合に、水温検出部13及び吸気温検出部14の少なくともいずれかひとつの異常であると判定する。
以下、状態判定装置10の動作について説明する。
図2は、状態判定装置の動作を示すフローチャートである。図3は、図2に示すソーク時間処理を示すフローチャートである。
先ず、制御装置17及びメーター15の制御部23は、イグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)が示すオンに応じて、停止(オフ)から作動(オン)に切り替えられる(ステップS01)。
次に、制御装置17は、後述するソーク時間処理を実行する(ステップS02)。
次に、制御装置17は、メーター15が正常であるか否かを判定する(ステップS03)。
この判定結果が「NO」の場合(ステップS03:NO)には、制御装置17は、処理をエンドに進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合(ステップS03:YES)には、制御装置17は、処理をステップS04に進める。
次に、制御装置17は、メーター15から取得したソーク時間が所定時間TSよりも大きい(長い)か否かを判定する(ステップS04)。
この判定結果が「NO」の場合(ステップS04:NO)には、制御装置17は、処理をエンドに進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合(ステップS04:YES)には、制御装置17は、処理をステップS05に進める。
次に、制御装置17は、水温検出部13により検出されたエンジン水温TWと吸気温検出部14により検出された吸気温度TAとを比較する。制御装置17は、例えば、エンジン水温TWと吸気温度TAとの差の絶対値が所定値未満であるか否かを判定することによって、エンジン水温TWと吸気温度TAとの差が所定範囲内から逸脱していないか否かを判定する(ステップS05)。
この判定結果が「NO」の場合(ステップS05:NO)には、制御装置17は、処理をステップS07に進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合(ステップS05:YES)には、制御装置17は、処理をステップS06に進める。
次に、制御装置17は、エンジン水温TW及び吸気温度TAの正常である、つまり水温検出部13及び吸気温検出部14の正常であると判定して、処理をエンドに進める(ステップS06)。
次に、制御装置17は、エンジン水温TW及び吸気温度TAの少なくともいずれかのひとつの異常である、つまり水温検出部13及び吸気温検出部14の少なくともいずれかひとつの異常であると判定して、処理をエンドに進める(ステップS07)。
上述したステップS02のソーク時間処理では、先ず、メーター15の制御部23は、計時部21から取得した計測時間の情報をソーク時間の情報として制御装置17へ送信する(ステップS11)。
次に、制御装置17は、メーター15の制御部23からソーク時間の情報を受信する(ステップS12)。
次に、メーター15の制御部23は、電源(図示略)からメーター15に供給される電圧(電源電圧)が所定電圧よりも大きいか否かを判定する。所定電圧は、例えば、メーター15が正常に作動するために必要な下限電圧などである(ステップS13)。
この判定結果が「NO」の場合(ステップS13:NO)には、制御部23は、処理をステップS14に進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合(ステップS13:YES)には、制御部23は、処理をステップS15に進める。
次に、メーター15の制御部23は、メーター15の異常であると判定して、計時部21が保持している計測時間を初期化させずに維持させる(ステップS14)。そして、制御部23は、処理をリターンに進める。
次に、制御装置17は、メーター15からソーク時間の情報を受信したことを示す受信完了信号をメーター15の制御部23に送信する(ステップS15)。
次に、メーター15の制御部23は、制御装置17から受信完了信号を受信したか否かを判定する(ステップS16)。
この判定結果が「NO」の場合(ステップS16:NO)には、制御部23は、処理を上述したステップS14に進める。
一方、この判定結果が「YES」の場合(ステップS16:YES)には、制御部23は、処理をステップS17に進める。
次に、メーター15の制御部23は、メーター15の正常であると判定して、計時部21が保持している計測時間をゼロに初期化させる(ステップS17)。そして、制御部23は、処理をリターンに進める。
図4は、状態判定装置10でのイグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)、メーター15の制御部23、制御装置(ECU)17及びエンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)のオン/オフと、ソーク時間、エンジン水温TW及び吸気温度TAの変化との一例を示す図である。
図4に示すように、時刻t1にてイグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)がオンからオフに切り替えられると、内燃機関、制御装置(ECU)17及びメーター15の制御部23は、作動(オン)から停止(オフ)へと切り替えられる。これに伴い、エンジン水温TW及び吸気温度TAは適宜の温度T0に向かって低下傾向に変化し、メーター15の計時部21は時間の積算計測(計時)を開始する。なお、エンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)はオンを示す状態を維持している。
そして、時刻t2にてイグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)がオフからオンに切り替えられると、内燃機関、制御装置(ECU)17及びメーター15の制御部23は、停止(オフ)から作動(オン)へと切り替えられる。これに伴い、エンジン水温TW及び吸気温度TAは、それぞれ内燃機関の温度及び外気温に応じた適宜の温度に向かって増大傾向に変化し、メーター15の計時部21は計時を停止するとともに、この時点での計測時間を保持する。
そして、時刻t2以降にて、メーター15の制御部23は、計時部21から取得した計測時間の情報をソーク時間の情報として制御装置17へ送信する。そして、制御装置17は、メーター15の制御部23からソーク時間の情報を受信すると、受信完了信号をメーター15の制御部23に送信する。
そして、時刻t3にてメーター15の制御部23は、制御装置17から受信完了信号を受信すると、計時部21が保持している計測時間(つまりソーク時間)をゼロに初期化させる。
そして、時刻t4にてエンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)がオンからオフに切り替えられると、メーター15の制御部23は作動(オン)を維持しつつ内燃機関及び制御装置(ECU)17は作動(オン)から停止(オフ)へと切り替えられる。
そして、時刻t5にてエンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)がオフからオンに切り替えられると、メーター15の制御部23は作動(オン)を維持しつつ内燃機関及び制御装置(ECU)17は停止(オフ)から作動(オン)へと切り替えられる。この時、計時部21が保持している計測時間(つまりソーク時間)はゼロに維持されているので、メーター15の制御部23から制御装置17にソーク時間の情報が送信されたとしても、ソーク時間は所定時間TS未満であり、水温検出部13及び吸気温検出部14の各々の異常有無は判定されない。
そして、時刻t6にてイグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)がオンからオフに切り替えられると、内燃機関、制御装置(ECU)17及びメーター15の制御部23は、作動(オン)から停止(オフ)へと切り替えられる。これに伴い、エンジン水温TW及び吸気温度TAは適宜の温度T0に向かって低下傾向に変化し、メーター15の計時部21は時間の積算計測(計時)を開始する。なお、エンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)はオンを示す状態を維持している。
なお、例えば、メーター15の制御部23から制御装置17へとソーク時間の情報の送信が完了するより前に、エンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)に応じて制御装置(ECU)17が一時的に停止(オフ)される場合であっても、水温検出部13及び吸気温検出部14に対する誤判定は生じない。
図5は、状態判定装置10でのイグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)、メーター15の制御部23、制御装置(ECU)17及びエンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)のオン/オフと、ソーク時間、エンジン水温TW及び吸気温度TAの変化との一例を示す図である。
図5に示す例では、上述した時刻t2から時刻t3の間の時刻t21及び時刻t22にて、エンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)に応じて制御装置(ECU)17が一時的に停止(オフ)されている。この場合、制御装置(ECU)17が停止(オフ)から作動(オン)に切り替えられる時刻t22以降において、制御装置17とメーター15の制御部23との間でソーク時間の情報及び受信完了信号の送受信が行われる。
時刻t21から時刻t22の間では、制御装置(ECU)17に加えて内燃機関も停止(オフ)されていることによって、内燃機関の温度上昇は抑制されている。このため、制御装置(ECU)17及び内燃機関が停止(オフ)から作動(オン)に切り替えられる時刻t22以降において、ソーク時間が所定時間TSよりも大きい(長い)ことに起因してエンジン水温TW及び吸気温度TAが比較されたとしても、エンジン水温TWと吸気温度TAとの差が所定範囲内から逸脱することは無い。
なお、例えば、制御装置17からメーター15の制御部23へと受信完了信号の送信が完了するより前に、エンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)に応じて制御装置(ECU)17が一時的に停止(オフ)される場合であっても、水温検出部13及び吸気温検出部14に対する誤判定は生じない。
図6は、状態判定装置10でのイグニッションスイッチ11から出力される信号(IGN)、メーター15の制御部23、制御装置(ECU)17及びエンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)のオン/オフと、ソーク時間、エンジン水温TW及び吸気温度TAの変化との一例を示す図である。
図6に示す例では、上述した時刻t2以降の時刻t23及び時刻t3以降の時刻t24にて、エンジン停止スイッチ12から出力される信号(ENG STOP SW)に応じて制御装置(ECU)17が一時的に停止(オフ)されている。この場合、制御装置(ECU)17が停止(オフ)から作動(オン)に切り替えられる時刻t24以降において、制御装置17とメーター15の制御部23との間で受信完了信号の送受信が行われる。しかしながら、図6に示す例では、メーター15の制御部23は制御装置17からの受信完了信号を受信せず、計時部21が保持している計測時間は初期化されずに維持される。このため、メーター15の異常であると判定されて、水温検出部13及び吸気温検出部14に対する判定は実行されない。メーター15の制御部23が制御装置17からの受信完了信号を受信しない状態は、メーター15の制御部23と制御装置17との間の通信接続が異常である場合であって、例えば、電源(図示略)からメーター15に供給される電圧(電源電圧)が不足している場合などである。
なお、メーター15の制御部23が正常であって、時刻t24以降に制御装置17からの受信完了信号を受信する場合であっても、時刻t23から時刻t24の間では、制御装置(ECU)17に加えて内燃機関も停止(オフ)されていることによって、内燃機関の温度上昇は抑制されている。このため、制御装置(ECU)17及び内燃機関が停止(オフ)から作動(オン)に切り替えられる時刻t24以降において、ソーク時間が所定時間TSよりも大きい(長い)ことに起因してエンジン水温TW及び吸気温度TAが比較されたとしても、エンジン水温TWと吸気温度TAとの差が所定範囲内から逸脱することは無い。
上述したように、実施形態の状態判定装置10は、制御装置17の外部に設けられたメーター15を備えることによって、制御装置17に計時部21を内蔵する必要が無く、制御装置17の構成に要する費用の増大及び汎用性の低下を抑制することができる。
メーター15の制御部23は、内燃機関の直近(一番最近)の停止時から始動時までの時間(ソーク時間)の情報が制御装置17に受信されたことを確認した後に、計時部21の計測時間を初期化するので、ソーク時間の情報を的確に制御装置17に伝送することができる。計測時間の情報が計時部21に過剰に保持され続けることを抑制することによって、制御装置17の外部に計時部21を設けた場合であっても、水温検出部13及び吸気温検出部14の少なくともいずれかひとつの異常を正確に判定することができる。
メーター15の制御部23は、メーター15の異常時に計時部21が保持している計測時間を初期化させずに維持させることによって、例えばバッテリの取り外し又はバッテリの電力不足などによってメーター15への電力供給に異常が生じた場合であっても、計測時間の情報が制御装置17に伝送される前に失われてしまうことを抑制し、異常が生じる前の正常な状態を維持することができる。
なお、上述した実施形態では、メーター15は計時部21を備えるとしたが、これに限定されず、例えば、運転者が時刻を確認するための時計等の機能(時計機能)を予めメーター15が備える場合、この時計機能を計時部21の代わりに用いてもよい。この場合、計時部21を省略することができ、装置構成に要する費用を削減することができる。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…状態判定装置、11…イグニッションスイッチ、12…エンジン停止スイッチ、13…水温検出部(冷媒温度検出部)、14…吸気温検出部(吸気温度検出部)、15…メーター(タイマ部)、17…制御装置、21…計時部、23…制御部、31…温度比較部、33…判定部。

Claims (3)

  1. 内燃機関を冷却する冷媒の温度を検出する冷媒温度検出部(13)と、
    前記内燃機関の吸気温度を検出する吸気温度検出部(14)と、
    前記冷媒温度検出部により検出された前記冷媒の温度と前記吸気温度検出部により検出され前記吸気温度とを比較する温度比較部(31)と、
    前記内燃機関の停止時から始動時までの時間を計測するとともに、計測によって得られる計測時間を送信するタイマ部(15)と、
    前記タイマ部の外部に設けられて前記タイマ部と通信接続されるとともに、電力供給の開始によって停止状態から作動状態に切り替わった場合、前記タイマ部から受信する前記計測時間が所定時間よりも大きいか否かを判定し、
    前記計測時間が前記所定時間よりも大きい場合、前記温度比較部による比較から得られる前記冷媒の温度と前記吸気温度との差が所定範囲内から逸脱するか否かを判定し、
    前記差が前記所定範囲内から逸脱する場合に、前記冷媒温度検出部及び前記吸気温度検出部の少なくともいずれかひとつの異常であると判定する判定部(33)と、
    を備え、
    前記判定部は、前記計測時間の情報を前記タイマ部から受信した後に受信完了信号を前記タイマ部に送信し、
    前記タイマ部は、
    前記判定部が電力供給の開始によって停止状態から作動状態に切り替わった場合に前記計測時間の情報を前記判定部に送信し、
    前記計測時間の情報を前記判定部に送信した後に前記受信完了信号を前記判定部から受信した場合、前記計測時間をゼロに初期化することによって、後の前記判定部の一時的な停止及び停止の解消に伴って前記計測時間の情報を前記判定部に送信しても、前記判定部によって前記計測時間が前記所定時間よりも大きいと判定されないようにする
    ことを特徴とする状態判定装置。
  2. 前記判定部は、前記タイマ部が正常である場合に前記差が前記所定範囲内から逸脱するか否かを判定し、
    前記タイマ部は、
    前記タイマ部に供給される電圧値が所定電圧値より小さい場合に前記タイマ部が異常であると判定して、前記計測時間を初期化せずに保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の状態判定装置。
  3. 前記判定部は、前記タイマ部が正常である場合に前記差が前記所定範囲内から逸脱するか否かを判定し、
    前記タイマ部は、
    前記計測時間の情報を前記判定部に送信した後に前記受信完了信号を前記判定部から受信しない場合に前記タイマ部が異常であると判定して、前記計測時間を初期化せずに保持する
    ことを特徴とする請求項に記載の状態判定装置。
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JP2004339969A (ja) 2003-05-14 2004-12-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関用温度センサの故障診断装置
JP2006177173A (ja) 2004-12-20 2006-07-06 Toyota Motor Corp 車両制御装置
JP2007192045A (ja) 2006-01-17 2007-08-02 Toyota Motor Corp 温度センサの異常検出装置

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