JP7415473B2 - ガイドチューブ及びガイドチューブセット - Google Patents

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Description

本発明は、胃を自動縫合器等で切除する際にガイドとして用いられるガイドチューブ、及びガイドチューブと手動ポンプとを含むガイドチューブセットに関する。
肥満・糖尿病等への対処としての減量に関して、内科的治療によらずに、胃を切除することによる外科手術(腹腔鏡下スリーブ状胃切除術)によって食事摂取制限を行うことが、長期的にみて効果的であることが知られている。
具体的には、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は、術者が、臍部の周囲から小径の内視鏡を腹腔内に挿入し、内視鏡によって映し出されるモニターを確認しながら胃の大弯側を約80%切除して、100mL程の容積となる袖状の胃管を形成するものである。
特に、胃の切除の際には、胃内の位置を保持する保持体が先端に取り付けられ、吸引源に接続されたガイドチューブを用いると効率的かつ正確に施術を行うことが可能となる。
具体的には、術者は、ガイドチューブを経口的に胃内に挿入し、吸引源をガイドチューブに接続して、ガイドチューブを介して胃内の流体を外部に排出して減圧する。すると、ガイドチューブに胃が密着することになる。術者は、そのガイドチューブに沿って胃を容易に切断して、胃の一部を切除することができることになる。
例えば、特許文献1には、同様に腹腔鏡手術下で用いられるガイドチューブ(同文献には、カテーテルと記載。)の開示がある。このガイドチューブは、胃内の位置を保持する保持体(同文献にはバルーンと記載。)を備える。
また、ガイドチューブには、胃のガス状流体又は液状流体の引き出し及び注入を可能とする、チューブのルーメンと外部とを連通する開口部(同文献には、ホールと記載。)が形成されている。
また、例えば、特許文献2には、同様に腹腔鏡手術下で用いられるガイドチューブ(同文献には、キャリブレーションチューブと記載。)の開示がある。
この文献には、胃内から外部への流体の引き出しが、ガイドチューブが吸引源(同文献には、真空源と記載。)に接続されることによって行われることが記載されている。
国際公開第2011/161148号 国際公開第2015/116290号
しかし、特許文献1のガイドチューブにおいては、保持体が設けられている側に対して開口部がその側方に形成されている。
このため、吸引源によってガイドチューブを介して胃内の流体を吸引し、胃内を減圧させたときには、側方にある胃壁が開口部を塞ぐことがあり、この場合、保持体が設けられている側に対向する逆側部分の減圧量が小さくなることがある。
保持体が設けられている側に対向する逆側にある切断対象部のガイドチューブへの密着性又はガイドチューブ近傍の切断対象部同士の密着性を高めて、「胃切断ライン」の視認性を高めることについて、改善が求められていた。
また、例えば、胃の切断・縫合部分の気密性をチェック(リークテスト)するために、胃の外部を生理食塩水で満たして胃内に空気を送り込むことができるように、ガイドチューブに流体供給源を接続する場合がある。
この場合、特許文献2のガイドチューブの吸引源とは別の流体供給源(例えばシリンジ)を用意する必要があり、より円滑な施術を実現可能とする器具が求められていた。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、胃切断ラインの視認性を高めることが可能なガイドチューブ、及び円滑な施術を可能とするガイドチューブセットを提供するものである。
本発明のガイドチューブは、経口的に胃内に挿入されて、胃の一部を切除する際の切断ラインをガイドするガイドチューブであって、吸引源に接続可能であり近位側から遠位側に連通するルーメンと、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な開口部と、を有するチューブ本体と、該チューブ本体の遠位部において径方向の一側で前記胃に係合し、前記胃に対する前記チューブ本体の位置を保持する保持体と、を備え、前記チューブ本体は、前記吸引源により前記胃内の流体が前記開口部から前記ルーメン内に吸引されることによって、前記胃の一部に密着され、前記開口部は、前記一側とは逆側である前記チューブ本体の径方向の他側に少なくとも設けられていることを特徴とする。
また、本発明のガイドチューブセットは、前記ガイドチューブと、前記吸引源となり、かつ気体を外部から胃内に送り出す送出源となる手動ポンプと、を備え、該手動ポンプは、前記手動ポンプの一端と他端とに連通する流路を有する流路部材と、該流路の一部を形成し膨張及び収縮可能で前記流路内の圧力を変動させる膨縮部と、前記流路内に設けられた逆止弁と、を備え、前記ガイドチューブの近位端部に前記流路部材の前記一端を接続することで前記吸引源となり、前記他端を接続することで前記送出源となることを特徴とする。
本発明のガイドチューブによれば、保持体とは逆側に胃内とルーメン内とに連通可能な開口部が設けられていることで胃切断ラインの視認性を高めることが可能となる。
また、本発明のガイドチューブセットによれば、逆止弁を有する手動ポンプを備えることで円滑な施術が可能となる。
本実施形態に係るガイドチューブセットを示すものであり、ガイドチューブを胃内に挿入しその遠位端部を胃内に固定した状態を示す模式図である。 ガイドチューブを示す模式図である。 バルーン及びチューブ本体の開口部を模式的に示すものであり、(a)は側面図、(b)は背面図である。 (a)は、バルーン及びチューブ本体の断面を示すものであり、図3(b)のIVA-IVA断面図であり、(b)は、図4(a)のIVB部の拡大図である。 手動ポンプを示す模式図である。 陰圧解除部を示す斜視図である。 図6のVII方向矢視図であり、(a)は、陰圧解除部の使用前の状態を示す図、(b)は、アームを摘んで開放口を開放させた状態を示す図である。 第1変形例に係るチップがチューブ本体の遠位端部に取り付けられている構成を示す模式図である。 第2変形例に係るチップがチューブ本体の遠位端部に取り付けられている構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
なお、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。つまり、複数の構成要素が単一の構成要素として構成されていること、一つの構成要素が複数の構成要素に分割されて形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
<概要>
はじめに、本実施形態に係るガイドチューブ1及びガイドチューブセットSの概要を、図1から図5を主に参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るガイドチューブセットSを示すものであり、ガイドチューブ1を胃50内に挿入しその遠位端部を胃50内に固定した状態を示す模式図、図2は、ガイドチューブ1を示す模式図である。図3は、バルーン3及びチューブ本体2の開口部(背部開口2b)を模式的に示すものであり、図3(a)は側面図、図3(b)は背面図である。図4(a)は、バルーン3及びチューブ本体2の断面を示すものであり、図3(b)のIVA-IVA断面図であり、図4(b)は、図4(a)のIVB部の拡大図である。図5は、手動ポンプ7を示す模式図である。
本実施形態に係るガイドチューブ1は、図1に示すように、経口的に胃50内に挿入されて、自動縫合器等で胃50の一部を切除する際の切断ラインLをガイドするものである。切断ラインLは、図1において二点鎖線で示す線である。
より具体的には、ガイドチューブ1は、ガイドチューブ1に沿って胃50をライン状に切断して、胃50の一部を切除する際に用いられるものであり、胃50内に挿入されて、胃50内の流体を吸引することによりガイドチューブ1のシルエットを浮き立たせることによって、ライン状に切断する手技をガイドするものである。つまり、「切断ラインLをガイドする」とは、「切断ラインLを術者に視認させる」ことをいう。
ガイドチューブ1は、吸引源(手動ポンプ7)に接続可能であり近位側から遠位側に連通するルーメン2aと、胃50内とルーメン2a内とを連通可能な開口部(背部開口2b)と、を有するチューブ本体2と、チューブ本体2の遠位部において径方向の一側で胃50に係合し、胃50に対するチューブ本体2の位置を保持する保持体(バルーン3)と、を備える。
チューブ本体2は、胃50内の流体が背部開口2bからルーメン2a内に手動ポンプ7により吸引されることによって、胃50の一部に密着される。背部開口2bは、一側とは逆側であるチューブ本体2の径方向の他側に少なくとも設けられていることを特徴とする。
吸引源としては、後述する手動ポンプ7の他、不図示のシリンジや電動ポンプ等であってもよい。また、保持体としては、非侵襲性を有して、ガイドチューブ1の遠位端部を胃50内に固定又は位置決めできれば、このような構成に限定されず、拡縮可能な構造を有するバンパー等であってもよい。
上記構成によれば、一側で保持体(バルーン3)を胃50の幽門側に係合させつつ、バルーン3とは逆側にある開口部(背部開口2b)から流体を吸引することによって、胃50の一部をチューブ本体に密着させることができる。このため、バルーン3とは逆側においてチューブ本体2に沿って胃50を切断しやすくできる。
本実施形態に係るガイドチューブセットSは、図1に示すように、ガイドチューブ1と、吸引源となり、かつ気体を外部から胃50内に送り出す送出源となる後述する手動ポンプ7と、を備える。
手動ポンプ7は、手動ポンプ7の一端7aaと他端7abとに連通する流路を有する流路部材7aと、流路の一部を形成し膨張及び収縮可能で流路内の圧力を変動させる膨縮部7bと、流路内に設けられた逆止弁7c、7dと、を備える。
手動ポンプ7は、ガイドチューブ1の近位端部に、流路部材7aの一端7aaを接続することで吸引源となり、他端7abを接続することで送出源となる。
なお、手動ポンプ7とガイドチューブ1の近位端部との「接続」には、直接的に接続されているものの他、間接的に接続されているものも含む。
例えば、ガイドチューブセットSは、不図示の三方コックを更に備えていてもよい。そして、三方コックを介して手動ポンプ7とガイドチューブ1の近位端部とが接続されていてもよい。
上記構成によれば、ガイドチューブ1に接続する対象である、手動ポンプ7の端部を(一端7aaと他端7abとに)切り替えることで、胃50内の流体を排出する工程から胃50内に流体を供給する工程に円滑に移行することができる。つまり、胃50内の流体の吸引することによる胃50の一部を密着させる胃50の切除準備工程及び切除工程から、胃50内への気体の送り出すことによるリークテスト工程に容易に移行することができる。
<全体構成>
本実施形態に係るガイドチューブセットSは、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を行う際に用いられるものである。ガイドチューブセットSは、上記のように、ガイドチューブ1と、吸引源となり、かつ気体を外部から胃50内に送り出す送出源となる後述する手動ポンプ7と、を備える。
具体的施術としては、術者は、図1に示すようにガイドチューブ1を配設した後、胃50内から流体を後述する手動ポンプ7により排出して、チューブ本体2の周囲に胃50を密着させる。その後、術者は、チューブ本体2に沿って(図1における切断ラインL)、胃50を自動縫合器等で切除する。
<各部の構成>
次に、ガイドチューブセットSの各部の構成について図面を参照しながら説明する。
[ガイドチューブ]
ガイドチューブ1は、経口的に胃50内に挿入され、胃50を自動縫合器等で切除する際に、切除位置のガイドとして用いられるものである。
ガイドチューブ1は、ルーメン2aを有するチューブ本体2と、チューブ本体2の遠位端部に設けられた後述するバルーン3と、バルーン3に対して流体を送出又は排出するための不図示のシリンジが接続されるシリンジコネクタ4と、を備える。
本実施形態に係るチューブ本体2の外径は約12mm、長さは約90cmである。また、チューブ本体2には、口外からガイドチューブ1の挿入長さがわかるように、不図示の目盛線が印字されている。ルーメン2aは、中央部を通って軸心方向に延在している。
チューブ本体2には、チューブ本体2において後述するバルーン3とは逆側にある円形の背部開口2bと、バルーン3と背部開口2bとを結ぶ方向に対して交差する方向上にある円形の側部開口2cと、が形成されている。
図3に示すように、開口部(背部開口2b)の少なくとも一部は、遠近方向において保持体(バルーン3)に重なる位置にある。特に、本実施形態において背部開口2bは、遠近方向においてバルーン3に重なる位置に2つ設けられている。
背部開口2b及び側部開口2cは、円形である旨説明したが、ルーメン2aと胃50内とを連通できればよく、楕円形や長円形、矩形、多角形であってもよい。
保持体(バルーン3)が係合していることにより、必然的に、胃50の一部は、バルーン3を覆う配置となる。上記構成によれば、上記配置の開口部(背部開口2b)から胃50内の流体を吸引することにより、バルーン3を覆うように拡がっている胃50の一部をチューブ本体2に効果的に密着させることができ、胃50を切断しやすくできる。
また、背部開口2bは、遠近方向においてバルーン3に重なる位置において、バルーン3の遠位側と近位側とに複数(本実施形態においては2つ)設けられていると好ましい。
このような構成によれば、バルーン3を、遠位側と近位側の開口部によって吸引された胃50によって包み込むようにすることができるため、バルーン3による係合状態を安定させることができる。
さらに、このような構成によれば、自動縫合器等による切除始めの位置で胃50をチューブ本体2に密着させやすくできる。
また、図3に示すように、背部開口2bと側部開口2cとは、長手方向においてずれた位置に、互い違いに形成されている。
上記構成によれば、チューブ本体2の曲面である外面上に背部開口2bと側部開口2cが配設されることになる。このため、例えば胃50の内壁において、開口部に当接する部位に突出部があったり、内壁との間に異物があったりしても、開口部がずれた位置にあることによって、直線上にある場合と比較して、胃50を好適に吸引することができる。
図4に示すように、後述するバルーン3に対して流体を送出又は排出するための不図示のシリンジが接続されるシリンジコネクタ4に、送気チューブ4aが接続されている。
送気チューブ4aは、ルーメン2aとは連通しないように独立して設けられており、バルーン3側にあるチューブ本体2の内面に沿って配設され接着剤等により接着されている。
具体的には、チューブ本体2には、バルーン3に向けて貫通する貫通孔2dが形成されており、この貫通孔2dの壁面に密着するように、送気チューブ4aの遠位端部が嵌合している。このような構成により、送気チューブ4aの内部がルーメン2aに連通しないように構成されている。
なお、本実施形態に係る送気チューブ4aは、チューブ本体2の内面に沿って配設されており、チューブ本体2の外面に露出しておらず、チューブ本体2の外面に凹凸を形成していない。このため、送気チューブ4aは、体内に挿入する際の侵襲性を低めることができる点で好ましい。
しかしながら、本発明はこのような構成に限定されず、送気チューブ4aは、チューブ本体2の外面に沿って配設され接着されている構成であってもよい。このような構成によれば、長尺のチューブ本体2に対して、送気チューブ4aを容易に配設して接着することができる。
さらには、バルーン3内に気体を送り込むことができれば、チューブ状のもの(送気チューブ4a)でなくてもよく、チューブ本体2の内部に設けられた不図示の送気孔であってもよい。さらに、一の部位がチューブ状のもので、他の部位がチューブ状のものに連結された送気孔であってもよい。
[バルーン]
本実施形態に係る保持体は、膨張及び収縮可能なバルーン3である。図1に示すように、バルーン3は、チューブ本体2の遠位部において径方向の一側(幽門側)に膨張可能に配設されている。本実施形態に係るバルーン3の最大容量は約75mLである。開口部(背部開口2b)は、図3に示すように、バルーン3の膨張側とは逆側に設けられている。
なお、開口部は、背部開口2bの他、側部開口2cのように、バルーン3の膨張側とは逆側以外に設けられてもよいことは当然である。
上記構成によれば、胃50内の幽門側に膨張したバルーン3を係合させ、バルーン3の膨張側とは逆側にある開口部(背部開口2b)から流体を吸引(体外に排出)することによって、幽門側に対して逆側にある胃50の一部をチューブ本体に密着させることができる。このため、術者は、チューブ本体に密着した部分に沿って胃50を切断しやすくなる。
上記のように、保持体がバルーン3であると、バルーン3の内部に流体(気体や生理食塩水)を送り込むことによって膨張させることができ、バルーン3の柔軟な樹脂を介して胃50の内壁に大きな集中荷重が加わることを抑制できるため好適である。
バルーン3の一部は、チューブ本体2の背部開口2bの周囲(周縁を覆うように)に接着されている。バルーン3とチューブ本体2との接着部3aは、図3(b)において斜線で表している領域である。
バルーン3は、元々シート状に形成されており、膨張部分以外の部位において、背部開口2bの周囲の他、全周縁の端末がチューブ本体2に接合されている。
本実施形態においては、保持体(バルーン3)をチューブ本体2に取り付ける際に、バルーン3の一部をチューブ本体2に接着させ、その接着領域内においてルーメン2aに至るまで開口部(背部開口2b)を形成する。このような形成方法によれば、バルーン3の取付けと背部開口2bの形成を容易に行うことができ、バルーン3の内部が背部開口2b(胃50の内部)に連通しないようにできる。
[手動ポンプ]
次に、手動ポンプ7について、図5に加え、図6及び図7を主に参照して説明する。図6は、陰圧解除部8を示す斜視図、図7は、図6のVII方向矢視図であり、図7(a)は、陰圧解除部8の使用前の状態を示す図、図7(b)は、アーム8bを摘んで開放口8dを開放させた状態を示す図である。
手動ポンプ7は、胃50の一部をチューブ本体2に密着させる際に胃50内を減圧するために用いられ、ガイドチューブ1の近位端部に後述する流路部材7aの一端7aaを接続することで吸引源となるものである。
また、手動ポンプ7は、胃50の切除後に縫合部の空気漏れをチェックする際にガイドチューブ1を介して胃50内に空気を送るために用いられ、ガイドチューブ1の近位端部に後述する流路部材7aの他端7abを接続することで送出源となるものである。縫合部の空気漏れのチェック(リークテスト)は、胃50の周りに(特に、縫合部に接するように)生理食塩水を満たして、手動ポンプ7により外気を胃50内に送り出して内圧を高めて、胃50から外部に空気漏れの発生(泡の発生)がないかを調べるテストである。
手動ポンプ7は、手動ポンプ7の一端7aaと他端7abとに連通する流路を有する流路部材7aと、流路の一部を形成し膨張及び収縮可能で流路内の圧力を変動させる膨縮部7bと、流路内に設けられた逆止弁7c、7dと、を備える。
流路部材7aの両端部は、端部(一端7aa又は他端7ab)に向かって外径が狭まる部位(テーパ状の部位)が段差を持って複数連続する形状(タケノコ継手状)に形成されている。
逆止弁7c、7dは、流路内において、膨縮部7bを挟んだ一端7aa側と他端7ab側とに、同じ向きの流れを制限するように2個設けられている。
また、本例においては、図5の紙面上、左側(一端7aaのある側)から右側(他端7abのある側)の流れを許容する一方、右側から左側の流れを制限する向きで逆止弁7c、7dは、流路部材7aの内部に配設されている。
上記構成によれば、胃50内への気体を送り出す際に、手動ポンプ7の外部に気体が漏れ出ることを抑制して、胃50内に気体を効率的に送り出すことができる。なお、逆止弁は一つであっても、膨縮部7bの弾性力の高いものを採用することで、手動ポンプ7を動作させることは可能であるが、吸引効率、送出効率の面で、上記構成であると好適である。
また、逆止弁7cと逆止弁7dに関して、図5では、逆止弁7cが逆止弁7dよりも大きいものであるかのように示しているが、その大きさは同じ大きさであってもよく、任意の大きさにすることが可能である。
また、本例において逆止弁7c、7dは、図5において模式的に示すダックビル弁であると小さなスペースに配設できるため好適であるが、逆流を制限することができれば、このような構成に限定されない。たとえば、アンブレラ弁や、スイングチャッキ弁、リフトチャッキ弁、ウエハチェッキ弁等であってもよい。
手動ポンプ7の膨縮部7bから一端7aaへの流体の流れを制限する逆止弁7cと一端7aaとの間の領域に、術者が操作することによって領域内の陰圧状態を解除可能な陰圧解除部8が設けられている。
陰圧解除部8は、図6及び図7に示すように、逆止弁7cと一端7aaとの間の空間から引き出されたチューブ8aと、チューブ8aの径方向両外側に設けられたU字状のアーム8bと、アーム8bにおいて対向する内面のそれぞれに設けられた爪部8cと、を主に備える。
チューブ8aには、自然状態において閉状態であり、チューブ8aの径方向内側に押し潰されたときに逆止弁7cと一端7aaとの間の空間を外部に連通させるように開放する開放口8dが形成されている。
術者は、陰圧解除部8を操作して上記領域の陰圧状態を解除することで、手動ポンプ7をガイドチューブ1から容易に取り外すことができる。具体的には、術者は、爪部8cをチューブ8aに近づける方向にアーム8bを摘んで、チューブ8aを押し潰して、開放口8dを開くことにより、上記領域の陰圧状態が解除される。
また、上記のように、手動ポンプ7とガイドチューブ1との間に不図示の三方コックを設ける構成によれば、手動ポンプ7からガイドチューブ1へと繋がる流路を遮断することで、ガイドチューブ1内を陰圧状態に保つ状態に容易に切り替えることができる。
つまり、三方コックによれば、ガイドチューブ1内を陰圧状態に維持したままで、手動ポンプ7を三方コックから取り外すことが可能となる。
一方で、手動ポンプ7からガイドチューブ1に繋がる流路を開放することで、手動ポンプ7の操作により、胃50内から流体を吸引したり、胃50内に気体を供給したりすることができる。
<第1変形例>
次に、第1変形例に係るチップ5について、図8を参照して説明する。図8は、第1変形例に係るチップ5がチューブ本体2の遠位端部に取り付けられている構成を示す模式図である。
本例において、ガイドチューブ1は、チューブ本体2の遠位端部に設けられたチップ5を更に備える。チップ5には、胃50内とルーメン2a内とを連通可能な開口部が設けられていない、つまり、チップ5は、チューブ本体2の遠位端部を閉塞している。
例えば、チューブ本体2の遠位端部にあるチップ5に開口部が設けられていると、ガイドチューブ1の体内挿入時に、開口部が体壁に引っかかることがある。
上記構成によれば、チューブ本体2の遠位端部にあるチップ5に開口部が設けられていないため、このようなことがない。
また、チューブ本体2の開口部から胃50内の流体が吸引される際に、チップ5に開口部が設けられていないため、バルーン3まで開口部に引き寄せてしまい、バルーン3の胃50内の保持状態を阻害することを抑制できる。
なお、このような構成に限定されず、チューブ本体2に形成されたルーメン2aの遠位端は、図4に示すものと同様にチューブ本体2によって塞がれていてもよい。つまり、チップ5は、チューブ本体2の遠位端部が開放されたものでも、これが塞がれているものでも、これらのいずれに取り付けられるものであってもよい。
チップ5は、チューブ本体2よりも軟質の素材によって形成されていると好適である。特に、チップ5の遠位端面は、半球状(曲面状)に形成されている。
上記構成によれば、チューブ本体2の遠位端部にあるチップ5が、チューブ本体2よりも軟質に形成されていることで、ガイドチューブ1の遠位端部の侵襲性を低めることができる。
<第2変形例>
最後に、第2変形例に係るチップ5Xについて、図9を参照して説明する。図9は、第2変形例に係るチップ5Xがチューブ本体2の遠位端部に取り付けられている構成を示す模式図である。
ガイドチューブ1は、チューブ本体2の遠位端部に設けられたチップ5Xを更に備える。チップ5Xは、胃50内とルーメン2a内とを連通可能な他の開口部(チップ開口5a、5b)を有する。
本例に係るチューブ本体2に形成されたルーメン2aの遠位端は、チューブ本体2において塞がれずに開放されている。図9に示すチップ開口5a、5bは、ルーメン2aの延在方向に交差する方向に開口し、ルーメン2aに連通している。
なお、本例に係るチップ5Xについても、チューブ本体2よりも軟質の素材によって形成されていると好適である。
チューブ本体2の遠位端にあるチップ5Xに設けられた開口部(チップ開口5a、5b)から胃50内の流体を吸引し胃50内を陰圧にして、胃50をチップ5Xに密着させることで、胃50を切り始めやすくできる。
特に、チップ5は、バルーン3が接着された部位よりも遠位側にある。このため、チップ5のチップ開口5a、5bから胃50内の流体を吸引したときに、バルーン3の遠位側の胃50をガイドチューブ1の遠位端部に密着させやすくなり、バルーン3を胃50に係合させやすくなる。
具体的には、他の開口部は、第1の他の開口部(チップ開口5a)であり、チューブ本体2において径方向の一側(バルーン3が設けられている側)に設けられている。
上記構成によれば、チューブ本体2の遠位端部にあるチップ開口5aが、チューブ本体2において径方向の一側に設けられていることで、幽門側の胃50の容積を遠位側から狭めて、胃50に保持体(バルーン3)を係合させやすくできる。
また、他の開口部は、第2の他の開口部(チップ開口5b)であり、チューブ本体2において径方向の他側(バルーン3が設けられている側とは逆側)に設けられている。
上記構成によれば、チューブ本体2の遠位端部にあるチップ開口5bが、チューブ本体2において径方向の他側に設けられていることで、胃50を切り始める部分である胃50の一部をチューブ本体2に密着させることができ、胃50を切り始めやすくなる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)経口的に胃内に挿入されて、胃の一部を切除する際の切断ラインをガイドするガイドチューブであって、
吸引源に接続可能であり近位側から遠位側に連通するルーメンと、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な開口部と、を有するチューブ本体と、
該チューブ本体の遠位部において径方向の一側で前記胃に係合し、前記胃に対する前記チューブ本体の位置を保持する保持体と、を備え、
前記チューブ本体は、前記胃内の流体が前記開口部から前記ルーメン内に前記吸引源により吸引されることによって、前記胃の一部に密着され、
前記開口部は、前記一側とは逆側である前記チューブ本体の径方向の他側に少なくとも設けられていることを特徴とするガイドチューブ。
(2)前記開口部は、遠近方向において前記保持体に重なる位置にある(1)に記載のガイドチューブ。
(3)前記保持体は、膨張及び収縮可能なバルーンであり、
該バルーンは、前記チューブ本体の遠位部において径方向の前記一側に膨張可能であり、
前記開口部は、前記バルーンの膨張側とは逆側に設けられている(1)又は(2)に記載のガイドチューブ。
(4)前記開口部は、遠近方向において前記保持体に重なる位置にあり、
前記バルーンの一部は、前記チューブ本体の前記開口部の周囲に接着されている(3)に記載のガイドチューブ。
(5)前記チューブ本体の遠位端部に設けられたチップを更に備え、
該チップは、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な他の開口部を有し、
該他の開口部は、前記ルーメンの延在方向に交差する方向に開口し、前記ルーメンに連通している(1)から(4)のいずれか一項に記載のガイドチューブ。
(6)前記他の開口部は、第1の他の開口部であり、前記チューブ本体において径方向の前記一側に設けられている(5)に記載のガイドチューブ。
(7)前記他の開口部は、第2の他の開口部であり、前記チューブ本体において径方向の前記他側に設けられている(5)又は(6)に記載のガイドチューブ。
(8)前記チューブ本体の遠位端部に設けられたチップを更に備え、
該チップには、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な開口部が設けられていない(1)から(4)のいずれか一項に記載のガイドチューブ。
(9)前記チップは、前記チューブ本体よりも軟質の素材によって形成されている(5)から(8)のいずれか一項に記載のガイドチューブ。
(10)(1)から(9)のいずれか一項に記載のガイドチューブと、
前記吸引源となり、かつ気体を外部から胃内に送り出す送出源となる手動ポンプと、を備え、
該手動ポンプは、
前記手動ポンプの一端と他端とに連通する流路を有する流路部材と、
該流路の一部を形成し膨張及び収縮可能で前記流路内の圧力を変動させる膨縮部と、
前記流路内に設けられた逆止弁と、を備え、
前記ガイドチューブの近位端部に前記流路部材の前記一端を接続することで前記吸引源となり、前記他端を接続することで前記送出源となることを特徴とするガイドチューブセット。
(11)前記逆止弁は、前記流路内において、前記膨縮部を挟んだ一端側と他端側とに、同じ向きの流れを制限するように2個設けられている(10)に記載のガイドチューブセット。
(12)前記手動ポンプの前記膨縮部から前記一端への前記流体の流れを制限する前記逆止弁と前記一端との間の領域に、操作することによって前記領域内の陰圧状態を解除可能な陰圧解除部が設けられている(11)に記載のガイドチューブセット。
(13)胃内に挿入されて、胃の一部を切除する際の切断ラインをガイドするガイドチューブに接続される手動ポンプであって、
一端と他端とに連通する流路を有する流路部材と、
該流路の一部を形成し膨張及び収縮可能で前記流路内の圧力を変動させる膨縮部と、
前記流路内に設けられた逆止弁と、を備え、
前記ガイドチューブの近位端部に前記流路部材の前記一端を接続することで吸引源となり、かつ前記他端を接続することで気体を外部から胃内に送り出す送出源となることを特徴とする手動ポンプ。
1 ガイドチューブ
2 チューブ本体
2a ルーメン
2b 背部開口(開口部)
2c 側部開口
2d 貫通孔
3 バルーン(保持体)
3a 接着部
4 シリンジコネクタ
4a 送気チューブ
5、5X チップ
5a チップ開口(他の開口部、第1の他の開口部)
5b チップ開口(他の開口部、第2の他の開口部)
7 手動ポンプ(吸引源、送出源)
7a 流路部材
7aa 一端
7ab 他端
7b 膨縮部
7c、7d 逆止弁
8 陰圧解除部
8a チューブ
8b アーム
8c 爪部
8d 開放口
50 胃
L 切断ライン
S ガイドチューブセット

Claims (12)

  1. 経口的に胃内に挿入されて、胃の一部を切除する際の切断ラインをガイドするガイドチューブであって、
    吸引源に接続可能であり近位側から遠位側に連通するルーメンと、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な開口部と、を有するチューブ本体と、
    該チューブ本体の遠位部において径方向の一側で前記胃に係合し、前記胃に対する前記チューブ本体の位置を保持する保持体と、
    前記チューブ本体の遠位端部に設けられたチップと、を備え、
    前記チューブ本体は、前記胃内の流体が前記開口部から前記ルーメン内に前記吸引源により吸引されることによって、前記胃の一部に密着され、
    前記開口部は、前記一側とは逆側である前記チューブ本体の径方向の他側に少なくとも設けられており、
    前記チップは、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な他の開口部を有し、
    該他の開口部は、前記チューブ本体において径方向の前記一側に設けられ、前記ルーメンの延在方向に交差する方向に開口し、前記ルーメンに連通していることを特徴とするガイドチューブ。
  2. 経口的に胃内に挿入されて、胃の一部を切除する際の切断ラインをガイドするガイドチューブであって、
    吸引源に接続可能であり近位側から遠位側に連通するルーメンと、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な開口部と、を有するチューブ本体と、
    該チューブ本体の遠位部において径方向の一側で前記胃に係合し、前記胃に対する前記チューブ本体の位置を保持する保持体と、を備え、
    前記チューブ本体の遠位端部に設けられたチップと、を備え、
    前記チューブ本体は、前記胃内の流体が前記開口部から前記ルーメン内に前記吸引源により吸引されることによって、前記胃の一部に密着され、
    前記開口部は、前記一側とは逆側である前記チューブ本体の径方向の他側に少なくとも設けられており、
    前記チップは、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な他の開口部を有し、
    該他の開口部は、前記チューブ本体において径方向の前記他側に設けられ、前記ルーメンの延在方向に交差する方向に開口し、前記ルーメンに連通していることを特徴とするガイドチューブ。
  3. 前記開口部は、遠近方向において前記保持体に重なる位置にある請求項1又は2に記載のガイドチューブ。
  4. 前記保持体は、膨張及び収縮可能なバルーンであり、
    該バルーンは、前記チューブ本体の遠位部において径方向の前記一側に膨張可能であり、
    前記開口部は、前記バルーンの膨張側とは逆側に設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載のガイドチューブ。
  5. 前記開口部は、遠近方向において前記保持体に重なる位置にあり、
    前記バルーンの一部は、前記チューブ本体の前記開口部の周囲に接着されている請求項に記載のガイドチューブ。
  6. 経口的に胃内に挿入されて、胃の一部を切除する際の切断ラインをガイドするガイドチューブであって、
    吸引源に接続可能であり近位側から遠位側に連通するルーメンと、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な開口部と、を有するチューブ本体と、
    該チューブ本体の遠位部において径方向の一側で前記胃に係合し、前記胃に対する前記チューブ本体の位置を保持する保持体と、を備え、
    前記保持体は、膨張及び収縮可能なバルーンであり、
    前記バルーンは、前記チューブ本体の遠位部において径方向の前記一側に膨張可能であり、
    前記バルーンには、前記チューブ本体に接着された接着領域が設けられており、
    前記チューブ本体は、前記胃内の流体が前記開口部から前記ルーメン内に前記吸引源により吸引されることによって、前記胃の一部に密着され、
    前記開口部は、前記バルーンの膨張側とは逆側であって、前記一側とは逆側である前記チューブ本体の径方向の他側にある前記接着領域内に少なくとも設けられており、遠近方向において前記バルーンに重なる位置にあり、
    前記バルーンの一部は、前記チューブ本体の前記開口部の周縁を覆うように接着されていることを特徴とするガイドチューブ。
  7. 前記チューブ本体の遠位端部に設けられたチップを更に備え、
    該チップは、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な他の開口部を有し、
    該他の開口部は、前記ルーメンの延在方向に交差する方向に開口し、前記ルーメンに連通している請求項に記載のガイドチューブ。
  8. 前記チューブ本体の遠位端部に設けられたチップを更に備え、
    該チップには、前記胃内と前記ルーメン内とを連通可能な開口部が設けられていない請求項に記載のガイドチューブ。
  9. 前記チップは、前記チューブ本体よりも軟質の素材によって形成されている請求項から5、7又は8のいずれか一項に記載のガイドチューブ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のガイドチューブと、
    前記吸引源となり、かつ気体を外部から胃内に送り出す送出源となる手動ポンプと、を備え、
    該手動ポンプは、
    前記手動ポンプの一端と他端とに連通する流路を有する流路部材と、
    該流路の一部を形成し膨張及び収縮可能で前記流路内の圧力を変動させる膨縮部と、
    前記流路内に設けられた逆止弁と、を備え、
    前記ガイドチューブの近位端部に前記流路部材の前記一端を接続することで前記吸引源となり、前記他端を接続することで前記送出源となることを特徴とするガイドチューブセット。
  11. 前記逆止弁は、前記流路内において、前記膨縮部を挟んだ一端側と他端側とに、同じ向きの流れを制限するように2個設けられている請求項10に記載のガイドチューブセット。
  12. 前記手動ポンプの前記膨縮部から前記一端への前記流体の流れを制限する前記逆止弁と前記一端との間の領域に、操作することによって前記領域内の陰圧状態を解除可能な陰圧解除部が設けられており、
    該陰圧解除部は、チューブと、該チューブを径方向内側に押し潰すことが可能な爪部を有するアームと、を備え、
    前記チューブには、径方向内側に押し潰されたときに前記逆止弁と前記一端との間の空間を外部に連通させるように開放する開放口が形成されている請求項11に記載のガイドチューブセット。
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