JP7411916B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、撮像装置に関する。
デジタルカメラには、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサおよびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが広く用いられている。これらのイメージセンサは、半導体基板に形成されたフォトダイオードを有する。
例えば、特許文献1に開示されているように、フォトダイオードに代えて、半導体基板の上方に光電変換層を配置した構造も提案されている。このような構造を有する撮像装置は、積層型の撮像装置と呼ばれることがある。積層型の撮像装置では、光電変換によって生成された電荷が、半導体基板に形成された拡散領域に信号電荷として一時的に蓄積される。蓄積された電荷量に応じた信号が、半導体基板に形成されたCCD回路またはCMOS回路を介して読み出される。
国際公開第2012/147302号
信号電荷以外の電荷が、信号電荷を一時的に保持する拡散領域へ流入した場合、ノイズの原因となり得る。ノイズにより、得られる画像の画質が低下し得る。したがって、このような意図しない電荷の移動を抑制できると有益である。なお、以下では、このような意図しない電荷の移動を暗電流(「リーク電流」とも呼ばれる)と表現することがある。
そこで、本開示は、暗電流を抑制することができる撮像装置を提供する。
本開示の限定的ではないある例示的な実施の形態によれば、以下が提供される。
本開示の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域と、素子分離領域と、を含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、を備え、平面視において、前記第1不純物領域は、前記素子分離領域の第1部分と前記第1ゲートとの間に位置し、平面視において、前記パッドは、前記第1ゲートと前記第1部分とに重なる。
また、本開示の別の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域と、素子分離領域とを含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、前記第1ゲートの側方に位置するサイドウォールと、を備え、平面視において、前記第1不純物領域は、前記素子分離領域の第1部分と前記第1ゲートとの間に位置し、平面視において、前記パッドは、前記サイドウォールと前記第1部分とに重なる。
また、本開示の別の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域を含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、平面視において前記第1不純物領域に重なる第2ゲートと、を備え、平面視において、前記パッドは、前記第1ゲートおよび前記第2ゲートに重なる。
また、本開示の別の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域を含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、前記第1ゲートの側方に位置する第1サイドウォールと、平面視において、前記第1不純物領域に重なる第2ゲートと、前記第2ゲートの側方に位置する第2サイドウォールと、を備え、平面視において、前記パッドは、前記第1サイドウォールと前記第2サイドウォールとに重なる。
また、包括的または具体的な態様は、素子、デバイス、モジュール、システムまたは方法で実現されてもよい。また、包括的または具体的な態様は、素子、デバイス、装置、モジュール、システムおよび方法の任意の組み合わせによって実現されてもよい。
また、開示された実施の形態の追加的な効果および利点は、明細書および図面から明らかになる。効果および/または利点は、明細書および図面に開示された様々な実施の形態または特徴によって個々に提供され、これらの1つ以上を得るために全てを必要とはしない。
本開示によれば、暗電流を抑制することができる撮像装置を提供できる。
図1は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置の例示的な構成を示す図である。 図2は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置の例示的な回路構成を示す模式図である。 図3は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置の画素のデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。 図4は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置の画素における各素子のレイアウトの一例を示す模式的な平面図である。 図5は、本開示の実施の形態2に係る撮像装置の画素のデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。 図6は、本開示の実施の形態2に係る撮像装置の画素における各素子のレイアウトの一例を示す模式的な平面図である。 図7は、本開示の実施の形態3に係る撮像装置の画素のデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。 図8は、本開示の実施の形態3に係る撮像装置の画素における各素子のレイアウトの一例を示す模式的な平面図である。 図9は、本開示の実施の形態3に係る撮像装置の画素のデバイス構造の別の一例を模式的に示す断面図である。 図10は、本開示の変形例1に係る撮像装置の画素のデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。 図11は、本開示の変形例2に係る撮像装置の画素のデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。 図12は、本開示の変形例3に係る撮像装置の画素のデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。 図13は、本開示の各変形例に係る撮像装置の画素のデバイス構造のうち、パッドの端部の位置を説明するための断面図である。
(本開示の概要)
本開示の一態様の概要は、以下の通りである。
半導体を含む配線およびコンタクトプラグのパターニングには、ドライエッチング装置が使用されることがある。このとき、配線およびコンタクトプラグに覆われていない領域の半導体基板の表面側には、プラズマダメージにより微小な結晶欠陥が発生し得る。光電変換部に接続された不純物領域に微小な結晶欠陥が発生した場合には、不純物領域に暗電流が流れ、ノイズの原因となり得る。
これに対して、本開示の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域と、素子分離領域と、を含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、を備え、平面視において、前記第1不純物領域は、前記素子分離領域の第1部分と前記第1ゲートとの間に位置し、平面視において、前記パッドは、前記第1ゲートと前記第1部分とに重なる。
また、本開示の別の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域と、素子分離領域とを含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、前記第1ゲートの側方に位置するサイドウォールと、を備え、平面視において、前記第1不純物領域は、前記素子分離領域の第1部分と前記第1ゲートとの間に位置し、平面視において、前記パッドは、前記サイドウォールと前記第1部分とに重なる。
これにより、上記いずれの態様に係る撮像装置においても、平面視において、パッドが第1不純物領域の少なくとも一部を覆うことができる。したがって、パッドをパターニングするためのドライエッチング工程において、第1不純物領域に与えられるプラズマダメージを抑制することができる。このため、第1不純物領域に結晶欠陥が発生することを抑制することができるので、第1不純物領域に流れ込む、または、第1不純物領域から流れ出る暗電流を抑制することができる。
また、例えば、前記素子分離領域は、前記第1導電型とは異なる第2導電型の不純物領域であってもよい。
これにより、素子分離領域をイオン注入によって容易に形成することができる。イオンの注入範囲を精度良く制御することができるので、素子分離領域を容易に所望の形状にすることができる。このため、信頼性の高い撮像装置を実現することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る撮像装置では、前記素子分離領域は、さらに、前記第1部分に接する第2部分と、前記第1部分に接する第3部分と、を含み、平面視において、前記第1不純物領域は、前記第2部分と前記第2部分との間に位置し、平面視において、前記パッドは、前記第2部分と前記第3部分とに重なってもよい。このとき、例えば、平面視において、前記第1ゲートが前記第1不純物領域の第1方向に位置し、前記第1部分が前記第1不純物領域の、前記第1方向と反対の第2方向に位置するとき、前記第2部分は、前記第1不純物領域の、前記第1方向と交差する第3方向に位置し、前記第3部分は、前記第1不純物領域の、前記第3方向と反対の第4方向に位置してもよい。
これにより、パッドが第1不純物領域を完全に覆うことができる。したがって、ドライエッチング工程において第1不純物領域に与えられるプラズマダメージを更に抑制することができる。このため、第1不純物領域に流れ込む、または、第1不純物領域から流れ出る暗電流を更に抑制することができる。
また、例えば、本開示の別の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域を含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、平面視において前記第1不純物領域に重なる第2ゲートと、を備え、平面視において、前記パッドは、前記第1ゲートおよび前記第2ゲートに重なる。
また、本開示の別の一態様に係る撮像装置は、入射光を電荷に変換する光電変換部と、前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域を含む半導体基板と、前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、前記第1ゲートの側方に位置する第1サイドウォールと、平面視において、前記第1不純物領域に重なる第2ゲートと、前記第2ゲートの側方に位置する第2サイドウォールと、を備え、平面視において、前記パッドは、前記第1サイドウォールと前記第2サイドウォールとに重なる。
これにより、上記いずれの態様に係る撮像装置においても、平面視において、パッドが第1不純物領域の少なくとも一部を覆うことができる。したがって、ドライエッチング工程において第1不純物領域に与えられるプラズマダメージを抑制することができる。このため、第1不純物領域に結晶欠陥が発生することを抑制することができるので、第1不純物領域に流れ込む、または、第1不純物領域から流れ出る暗電流を抑制することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る撮像装置は、前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、前記第2ゲートを備える第2トランジスタをさらに備えてもよい。
これにより、例えば、不純物領域に過剰に蓄積され得る電荷を排出するための保護トランジスタを設けることができる。あるいは、不純物領域に蓄積された電荷をリセットするためのリセットトランジスタを設けることができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る撮像装置では、前記半導体基板は、素子分離領域をさらに含み、前記素子分離領域は、第2部分と、第3部分と、を含み、平面視において、前記第1不純物領域は、前記第2部分と前記第3部分との間に位置し、平面視において、前記パッドは、前記第2部分と前記第3部分とに重なってもよい。このとき、例えば、平面視において、前記第1ゲートが前記第1不純物領域の第1方向に位置し、前記第2ゲートが前記第1不純物領域の、前記第1方向と反対の第2方向に位置するとき、前記第2部分は、前記第1不純物領域の、前記第1方向と交差する第3方向に位置し、前記第3部分は、前記第1不純物領域の、前記第3方向と反対の第4方向に位置してもよい。
これにより、パッドが第1不純物領域を完全に覆うことができる。したがって、ドライエッチング工程において第1不純物領域に与えられるプラズマダメージを更に抑制することができる。このため、第1不純物領域に流れ込む、または、第1不純物領域から流れ出る暗電流を更に抑制することができる。
また、例えば、前記第2部分および前記第3部分はそれぞれ、前記第1導電型とは異なる第2導電型の不純物領域であってもよい。
これにより、第2部分および第3部分をイオン注入によって容易に形成することができる。イオンの注入範囲を精度良く制御することができるので、第2部分および第3部分をそれぞれ容易に所望の形状にすることができる。このため、信頼性の高い撮像装置を実現することができる。
また、例えば、前記第1半導体および前記第2半導体は、ポリシリコンであってもよい。
これにより、金属を用いる場合に比べて、拡散領域または絶縁膜への金属の拡散を抑制することができるので、暗電流の発生を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施の形態を詳細に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示す。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。本明細書において説明される種々の態様は、矛盾が生じない限り互いに組み合わせることが可能である。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。また、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略することがある。
また、図面に示す各種の要素は、本開示の理解のために模式的に示したにすぎず、例えば、寸法比および外観などは実物と異なり得る。つまり、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。
また、本明細書において、例えば平行または一致などの要素間の関係性を示す用語、および、例えば矩形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
また、本明細書において、「上方」および「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)および下方向(鉛直下方)を指すものではなく、積層構成における積層順を基に相対的な位置関係により規定される用語として用いる。具体的には、撮像装置の受光側を「上方」とし、受光側と反対側を「下方」とする。各部材の「上面」、「下面」についても同様に、撮像装置の受光側に対向する面を「上面」とし、受光側と反対側に対向する面を「下面」とする。なお、例えば「上方」、「下方」、「上面」および「下面」などの用語は、あくまでも部材間の相互の配置を指定するために用いており、撮像装置の使用時における姿勢を限定する意図ではない。また、「上方」および「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔を空けて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに密着して配置されて2つの構成要素が接する場合にも適用される。また、本明細書において、「平面視」とは、半導体基板に垂直な方向から見たときのことを言う。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置の例示的な構成を示す図である。図1に示す撮像装置100は、半導体基板60に形成された複数の画素10および周辺回路40を有する。
図1に示す例では、画素10が、m行n列の複数の行および列に配列されている。ここで、m、nは、独立して1以上の整数を表す。画素10は、半導体基板60に例えば2次元に配列されることにより、撮像領域R1を形成する。
画素10の数および配置は、図示する例に限定されない。例えば、撮像装置100に含まれる画素10の数は、1つであってもよい。この例では、各画素10の中心が正方格子の格子点上に位置しているが、例えば、各画素10の中心が、例えば、三角格子または六角格子の格子点上に位置するように複数の画素10を配置してもよい。例えば、画素10を1次元に配列してもよく、この場合、撮像装置100をラインセンサとして利用し得る。
図1に例示する構成において、周辺回路40は、垂直走査回路42、および水平信号読み出し回路44を含む。図1に例示するように、周辺回路40は、付加的に、制御回路46を含み得る。また、後述するように、周辺回路40が、例えば、画素10などに対して所定の電圧を供給する電圧供給回路をさらに含むこともあり得る。周辺回路40は、例えば、信号処理回路または出力回路をさらに含んでいてもかまわない。
周辺回路40は、例えば、撮像領域R1の周辺に位置する周辺領域R2に設けられている。図1に示される例では、周辺領域R2は、撮像領域R1の周囲を囲む環状の領域であるが、これに限らない。周辺領域R2は、撮像領域R1の二辺に沿ったL字状の領域、または、撮像領域R1の一辺に沿った長尺状の領域であってもよい。
垂直走査回路42は、行走査回路とも呼ばれ、複数の画素10の各行に対応して設けられたアドレス信号線34との接続を有する。後述するように、複数の画素10の各行に対応して設けられる信号線は、アドレス信号線34に限定されず、垂直走査回路42には、複数の画素10の行ごとに複数の種類の信号線が接続され得る。水平信号読み出し回路44は、列走査回路とも呼ばれ、複数の画素10の各列に対応して設けられた垂直信号線35との接続を有する。
制御回路46は、例えば、撮像装置100の例えば外部から与えられる指令データおよびクロックを受け取って撮像装置100の全体を制御する。典型的には、制御回路46は、タイミングジェネレータを有し、垂直走査回路42、水平信号読み出し回路44、後述の電圧供給回路に駆動信号を供給する。図1中、制御回路46から延びる矢印は、制御回路46からの出力信号の流れを模式的に表現している。制御回路46は、例えば1以上のプロセッサを含むマイクロコントローラによって実現され得る。制御回路46の機能は、汎用の処理回路とソフトウェアとの組み合わせによって実現されてもよいし、このような処理に特化したハードウェアによって実現されてもよい。
図2は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置100の例示的な回路構成を模式的に示す模式図である。図2では、図面が複雑となることを避けるために、2行2列に配列された4つの画素10が代表して示されている。これらの画素10の各々は、図1に示す画素10の一例である。画素10の各々は、光電変換部12を有し、光電変換部12に電気的に接続された信号検出回路14を含む。
光電変換部12は、光の入射を受けて正および負の電荷、典型的には、正孔-電子対を発生させる。光電変換部12は、半導体基板60の上方に配置された光電変換層を含む光電変換構造、あるいは、半導体基板60に形成されたフォトダイオードであり得る。各画素10の光電変換部12は、互いに間隔をあけずに半導体基板60上に連続的に配置される。あるいは、各画素10の光電変換部12は、空間的に互いに分離されていてもよい。後に図3を参照して詳しく説明するように、光電変換部12は、半導体基板60の上方に配置された光電変換層12bを含む。すなわち、ここでは、撮像装置100として積層型の撮像装置を例示する。なお、各画素10が、例えば半導体基板60の上方に配置された光電変換部12を有する場合、図1に示される撮像領域R1は、半導体基板60のうち、光電変換部12によって覆われている領域として規定され得る。
各画素10の光電変換部12は、蓄積制御線31との接続を有する。撮像装置100の動作時、蓄積制御線31には所定の電圧が印加される。例えば、光電変換によって生成された正および負の電荷のうち、正の電荷を信号電荷として利用する場合であれば、撮像装置100の動作時に蓄積制御線31に例えば10V程度の正電圧が印加され得る。以下では、信号電荷として正孔を利用する場合を例示する。
図2に例示する構成において、信号検出回路14は、信号検出トランジスタ22、アドレストランジスタ24、リセットトランジスタ26および保護トランジスタ27を含む。後に図面を参照して詳しく説明するように、信号検出トランジスタ22、アドレストランジスタ24、リセットトランジスタ26および保護トランジスタ27は、典型的には、光電変換部12を支持する半導体基板60に形成された電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)である。以下では、特に断りの無い限り、トランジスタとしてNチャネルMOSFETを用いる例を説明する。
図2において模式的に示すように、信号検出トランジスタ22のゲートは、光電変換部12に電気的に接続されている。図示する例において、信号検出トランジスタ22のゲートを光電変換部12に接続する電荷蓄積ノードFDは、光電変換部12によって生成された電荷を一時的に保持する機能を有する。動作時に蓄積制御線31に所定の電圧を印加することにより、電荷蓄積ノードFDに例えば正孔を信号電荷として蓄積することができる。後に図面を参照して説明するように、電荷蓄積ノードFDは、半導体基板60に形成された不純物領域をその一部に含む。
信号検出トランジスタ22のドレインおよびソースの一方は、電源配線32に接続されている。電源配線32は、撮像装置100の動作時に、各画素10に電源電圧VDD1を供給する。電源電圧VDD1は、例えば3.3Vである。信号検出トランジスタ22のドレインおよびソースの他方は、アドレストランジスタ24を介して垂直信号線35に接続されている。信号検出トランジスタ22は、ドレインおよびソースの他方に電源電圧VDDの供給を受けることにより、電荷蓄積ノードFDに蓄積された信号電荷の量に応じた信号電圧を出力する。
信号検出トランジスタ22と垂直信号線35との間に接続されたアドレストランジスタ24のゲートには、アドレス信号線34が接続されている。垂直走査回路42は、アドレストランジスタ24のオンおよびオフを制御する行選択信号をアドレス信号線34に印加する。このことにより、選択した画素10の信号検出トランジスタ22の出力を、対応する垂直信号線35に読み出すことができる。なお、アドレストランジスタ24の配置は、図2に示す例に限定されず、信号検出トランジスタ22のドレインと電源配線32との間であってもよい。
保護トランジスタ27のゲートとドレインおよびソースの一方とは、電荷蓄積ノードFDに接続されている。保護トランジスタ27のドレインおよびソースの他方は、電源配線37に接続されている。電源配線37は、撮像装置100の動作時に、各画素10に電源電圧VDD2を供給する。電源電圧VDD2は、例えば2.0Vである。光電変換部12に高輝度の光が入射した場合、電荷蓄積ノードFDに蓄積される正孔の量が増大する。その場合、例えば5Vを超えるようなバイアスが電荷蓄積ノードFDにおいて発生し、電荷蓄積ノードFDに接続された信号検出トランジスタ22のゲート酸化膜を破壊する可能性がある。そのため、例えば5Vを超えるような高バイアスが電荷蓄積ノードFDに生じた場合に、保護トランジスタ27を導通させる。これにより、電荷蓄積ノードFDに蓄積された正孔を排出することで、電荷蓄積ノードFDの電位を低下させることができる。
垂直信号線35の各々には、負荷回路45およびカラム信号処理回路47が接続されている。負荷回路45は、信号検出トランジスタ22とともにソースフォロワ回路を形成する。カラム信号処理回路47は、行信号蓄積回路とも呼ばれ、例えば、相関二重サンプリングに代表される雑音抑圧信号処理およびアナログ-デジタル変換を行う。水平信号読み出し回路44は、複数のカラム信号処理回路47から水平共通信号線49に信号を順次読み出す。負荷回路45およびカラム信号処理回路47は、上述の周辺回路40の一部であり得る。
リセットトランジスタ26のゲートには、垂直走査回路42との接続を有するリセット信号線36が接続される。リセット信号線36は、アドレス信号線34と同様に複数の画素10の行ごとに設けられる。垂直走査回路42は、アドレス信号線34に行選択信号を印加することにより、リセットの対象となる画素10を行単位で選択することができる。また、垂直走査回路42は、リセット信号線36を介してリセット信号をリセットトランジスタ26のゲートに印加することにより、選択された行のリセットトランジスタ26のオンおよびオフを切り替えることができる。リセットトランジスタ26がオンとされることにより、電荷蓄積ノードFDの電位がリセットされる。
この例では、リセットトランジスタ26のドレインおよびソースの一方は、電荷蓄積ノードFDに接続され、ドレインおよびソースの他方は、複数の画素10の列ごとに設けられたフィードバック線53のうちの対応する1つに接続されている。すなわち、この例では、光電変換部12の電荷を初期化するリセット電圧として、フィードバック線53の電圧が電荷蓄積ノードFDに供給される。
図2に例示する構成において、撮像装置100は、反転増幅器50を帰還経路の一部に含むフィードバック回路16を有する。図2に示すように、反転増幅器50は、複数の画素10の列ごとに設けられ、上述のフィードバック線53は、複数の反転増幅器50のうちの対応する1つの出力端子に接続される。反転増幅器50は、上述の周辺回路40の一部であり得る。
図2に示すように、反転増幅器50の反転入力端子は、対応する列の垂直信号線35に接続され、反転増幅器50の非反転入力端子には、撮像装置100の動作時、参照電圧Vrefが供給される。アドレストランジスタ24およびリセットトランジスタ26をオンとすることにより、その画素10の出力を負帰還させる帰還経路を形成することができる。帰還経路の形成により、垂直信号線35の電圧が、反転増幅器50の非反転入力端子への入力電圧である参照電圧Vrefに収束する。換言すれば、帰還経路の形成により、電荷蓄積ノードFDの電圧が、垂直信号線35の電圧が参照電圧Vrefとなるような電圧にリセットされる。参照電圧Vrefとしては、電源電圧および接地の範囲内の任意の大きさの電圧を用い得る。参照電圧Vrefは、例えば1Vまたは1V近傍の正電圧である。帰還経路の形成により、リセットトランジスタ26をオフすることに伴って発生するリセットノイズを低減可能である。
(画素10のデバイス構造)
続いて、画素10のデバイス構造の詳細について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置100の画素10のデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。図4は、本実施の形態に係る撮像装置100の画素10における各素子のレイアウトの一例を示す模式的な平面図である。
なお、図3では、信号検出トランジスタ22、アドレストランジスタ24、保護トランジスタ27、およびリセットトランジスタ26が1つの断面に現れるようにこれらが示されているが、これはあくまでも説明の便宜のためにすぎない。そのため、図4に示す素子レイアウトをある線に沿って切断したときに得られる断面と、図3に示す断面との間で一致しない部分が生じることがあり得る。
画素10は、半導体基板60と、光電変換部12と、導電構造89とを含む。図示するように、光電変換部12は、半導体基板60の上方に位置している。光電変換部12は、半導体基板60を覆う層間絶縁層90に支持され、導電構造89は、層間絶縁層90の内部に配置されている。図示する例において、層間絶縁層90は、複数の絶縁層を含み、導電構造89は、層間絶縁層90の内部に配置された複数の配線層の各々の一部を含む。複数の配線層は、例えば、アドレス信号線34、リセット信号線36、垂直信号線35、電源配線32、電源配線37およびフィードバック線53の少なくとも一つをその一部に有する配線層を含み得る。言うまでもないが、層間絶縁層90中の絶縁層の数および配線層の数は、この例に限定されず、任意に設定可能である。
光電変換部12は、層間絶縁層90上に形成された画素電極12a、光の入射する側に配置された対向電極12c、および、画素電極12aと対向電極12cとの間に配置された光電変換層12bを含む。光電変換層12bは、有機材料または無機材料から形成される。無機材料は、例えばアモルファスシリコンである。光電変換層12bは、対向電極12cを介して入射した光を受けて、光電変換により正および負の電荷を生成する。光電変換層12bは、典型的には、複数の画素10にわたって連続的に形成される。光電変換層12bは、平面視において、半導体基板60の撮像領域R1の大部分を覆う1枚の平板状に形成されている。つまり、光電変換層12bは、複数の画素10によって共用されている。言い換えると、画素10ごとに設けられた光電変換部12は、光電変換層12bの、画素10ごとに異なる部位を備える。また、光電変換層12bは、有機材料から構成される層と無機材料から構成される層とを含んでいてもよい。光電変換層12bは、画素10ごとに分離して設けられていてもよい。
対向電極12cは、透明導電性材料から形成された透光性の電極である。透明導電性材料は、例えばITO(Indium Tin Oxide)である。本明細書における「透光性」の用語は、光電変換層12bが吸収可能な波長の光の少なくとも一部を透過することを意味し、可視光の波長範囲全体にわたって光を透過することは必須ではない。典型的には、対向電極12cは、光電変換層12bと同様に、複数の画素10にわたって連続的に形成される。つまり、対向電極12cは、複数の画素10によって共用されている。言い換えると、画素10ごとに設けられた光電変換部12は、対向電極12cの、画素10ごとに異なる部位を備える。対向電極12cは、画素10ごとに分離して設けられていてもよい。
図3において図示が省略されているが、対向電極12cは、上述の蓄積制御線31との接続を有する。撮像装置100の動作時、蓄積制御線31の電位を制御して対向電極12cの電位を画素電極12aの電位よりも高くすることにより、光電変換で生成された正および負の電荷のうち正の電荷を画素電極12aによって選択的に収集することができる。複数の画素10にわたって連続した単一の層の形で対向電極12cを形成することにより、複数の画素10の対向電極12cに一括して所定の電位を印加することが可能になる。
画素電極12aは、例えば、金属、金属窒化物、または、不純物がドープされることにより導電性が付与されたポリシリコンから形成される。ここでの金属は、例えば、アルミニウムまたは銅である。画素電極12aは、隣接する他の画素10の画素電極12aから空間的に分離されることにより、他の画素10の画素電極12aから電気的に分離される。
導電構造89は、複数の配線およびコンタクトプラグを含み、その一端は、画素電極12aに接続されている。導電構造89の他端は、後述する電荷蓄積領域67nに接続される。複数の配線は、例えば、銅もしくはタングステンなどの金属、または、金属窒化物もしくは金属酸化物などの金属化合物から形成されてもよい。後述するように、複数の配線およびコンタクトプラグは、導電性が付与されたポリシリコンから形成されていてもよい。半導体基板60に形成された回路素子に導電構造89の他端が接続されることにより、光電変換部12の画素電極12aと半導体基板60上の回路とが互いに電気的に接続される。
ここで、半導体基板60に注目する。図3に模式的に示すように、半導体基板60は、支持基板61と、支持基板61上に形成された1以上の半導体層とを含む。半導体基板60は、1以上の半導体層として、支持基板61上のn型半導体層62nと、n型半導体層62n上のp型半導体層63pと、p型半導体層63p上に位置するp型半導体層65pとを有する。
半導体基板60は、第1面と、当該第1面とは反対側の第2面とを有する。第1面は、光が入射する側の面である。具体的には、第1面は、半導体基板60が有する複数の面のうち、光電変換部12が設けられた側の面である。本明細書において、半導体基板60の「表面」は第1面に相当し、「裏面」は第2面に相当する。図3には示していないが、半導体基板60の、支持基板61が設けられた側の面が第2面である。
本実施の形態では、支持基板61として、p型シリコン基板を例示する。支持基板61に含まれるp型不純物は、例えばボロンである。
支持基板61は、図3においては不図示の、撮像領域R1の外側に設けられた基板コンタクトとの接続を有する。後述するように、支持基板61はp型領域64aを介してp型半導体層63pと接続されている。撮像装置100の動作時、基板コンタクトを介して、支持基板61およびp型半導体層63pの電位が制御される。また、p型半導体層63pに接するようにp型半導体層65pを配置することにより、撮像装置100の動作時にp型半導体層63pを介してp型半導体層65pの電位を制御することが可能である。
n型半導体層62nは、支持基板61よりも、半導体基板60の表面に近い側に設けられている。n型半導体層62nに含まれるn型不純物は、例えばリンである。具体的には、n型半導体層62nは、支持基板61とp型半導体層63pとの間に位置している。より具体的には、n型半導体層62nは、支持基板61の上面上に接触して設けられている。
図3においては図示が省略されているが、n型半導体層62nには、不図示のウェルコンタクトが接続される。ウェルコンタクトは、撮像領域R1の外側に設けられ、撮像装置100の動作時、n型半導体層62nの電位は、ウェルコンタクトを介して制御される。n型半導体層62nを設けることにより、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域67nへの支持基板61または周辺回路40からの少数キャリアの流入が抑制される。つまり、n型半導体層62nが支持基板61とp型半導体層63pとの間に設けられていることで、電荷蓄積領域67nに流れ込む暗電流を抑制することができる。
p型半導体層63pは、n型半導体層62nよりも、半導体基板60の表面に近い側に設けられている。p型半導体層63pに含まれるp型不純物は、例えばボロンである。具体的には、n型半導体層62nの上面上に接触して設けられている。より具体的には、p型半導体層63pは、支持基板61のおおむね全面にわたって形成されている。
p型半導体層65pは、p型半導体層63pよりも、半導体基板60の表面に近い側に設けられている。具体的には、p型半導体層65pの上面上に接触して設けられている。p型半導体層65pに含まれるp型不純物は、例えばボロンである。
n型半導体層62n、p型半導体層63p、およびp型半導体層65pの各々は、典型的には、エピタキシャル成長で形成した半導体膜への不純物のイオン注入によって形成される。
半導体基板60のp型半導体層65p内には、複数の不純物領域が設けられている。具体的には、p型半導体層65pには、電荷蓄積領域67n、ならびに、不純物領域68an、不純物領域68bn、不純物領域68cn、不純物領域68dn、不純物領域68en、および不純物領域68fnが設けられている。さらに、半導体基板60のp型半導体層65pには、素子分離領域69が設けられている。
電荷蓄積領域67nは、半導体基板60中に位置し、光電変換部12に接続された第1導電型の第1不純物領域の一例である。本実施の形態では、第1導電型はn型であり、電荷蓄積領域67nには、n型の不純物が含まれている。n型の不純物は、例えばリンである。n型の電荷蓄積領域67nは、半導体基板60の表面の近傍に形成されており、その少なくとも一部は、半導体基板60の表面に位置している。ここでは、電荷蓄積領域67nは、第1領域67aと、第1領域67a内に位置し、かつ、第1領域67aよりも不純物濃度の高い第2領域67bとを含んでいる。第1領域67aの不純物濃度は、例えば1×1017cm-3程度であり、第2領域67bの不純物濃度は、例えば3×1018cm-3程度である。ここで、「×」は、乗算を意味する。
不純物領域68an、不純物領域68bn、不純物領域68cn、不純物領域68dn、不純物領域68en、および不純物領域68fnはそれぞれ、n型の不純物領域である。不純物領域68an、不純物領域68bn、不純物領域68cn、不純物領域68dn、不純物領域68en、および不純物領域68fnはそれぞれ、撮像装置100が備える信号検出回路14に含まれるトランジスタのソースまたはドレインである。不純物領域68an、不純物領域68bn、不純物領域68cn、不純物領域68dn、不純物領域68en、および不純物領域68fnの各々の不純物濃度は、電荷蓄積領域67nの第1領域67aの不純物領域よりも高い。なお、不純物領域68an、不純物領域68bn、不純物領域68cn、不純物領域68dn、不純物領域68en、および不純物領域68fnの少なくとも1つは、電荷蓄積領域67nと同様に、n型不純物を含む第1領域と、当該第1領域の内部に位置し、かつ、第1領域よりも不純物濃度の高い第2領域とを含んでいてもよい。
半導体基板60の表面上には、絶縁層が配置される。図3に示す例では、半導体基板60の光電変換部12側の主面は、第1絶縁層71、第2絶縁層72および第3絶縁層73によって覆われている。第1絶縁層71は、例えばシリコンの熱酸化膜である。第2絶縁層72は、例えば二酸化シリコン層である。第3絶縁層73は、例えばシリコン窒化物層である。第2絶縁層72が、複数の絶縁層を含む積層構造を有していてもよい。同様に、第3絶縁層73も、複数の絶縁層を含む積層構造を有していてもよい。
第1絶縁層71、第2絶縁層72および第3絶縁層73の積層構造には、コンタクトホールh1、コンタクトホールh2、コンタクトホールh3、コンタクトホールh4およびコンタクトホールh5が設けられている。つまり、コンタクトホールh1、コンタクトホールh2、コンタクトホールh3、コンタクトホールh4およびコンタクトホールh5の各々は、第1絶縁層71、第2絶縁層72および第3絶縁層73の積層構造を貫通している。例えば、コンタクトホールh1は、電荷蓄積領域67nの第2領域67b上に設けられている。コンタクトホールh2は、不純物領域68an上に設けられている。コンタクトホールh3は、不純物領域68bn上に設けられている。コンタクトホールh4は、不純物領域68dn上に設けられている。コンタクトホールh5は、不純物領域68fn上に設けられている。
図3に示す例では、導電構造89の一部であるプラグCp1aは、コンタクトホールh1内に設けられおり、第2領域67bに接続されている。これにより、電荷蓄積領域67nが、導電構造89を介して光電変換部12の画素電極12aに電気的に接続されている。電荷蓄積領域67nには、光電変換部12で生成された信号電荷が蓄積される。
pウェルとしてのp型半導体層65pおよびn型の電荷蓄積領域67nの間のpn接合によって形成される接合容量は、信号電荷を一時的に保持する電荷蓄積領域としての機能を有する。導電構造89およびn型の電荷蓄積領域67nは、上述の電荷蓄積ノードFDの少なくとも一部を構成するといえる。
なお、電荷蓄積領域67nにおける第2領域67bの形成は必須ではない。ただし、比較的高い不純物濃度を有する第2領域67bにプラグCp1aを接続することにより、コンタクト抵抗を低減する効果が得られる。
半導体基板60には、信号検出回路14が形成される。上述したように、信号検出回路14は、信号検出トランジスタ22と、アドレストランジスタ24と、リセットトランジスタ26と、保護トランジスタ27とを含む。信号検出回路14は、素子分離領域69により、隣接する他の画素10の信号検出回路14から電気的に分離される。
信号検出トランジスタ22は、不純物領域68bnをソースおよびドレインの一方として含み、不純物領域68cnをソースおよびドレインの他方として含む。信号検出トランジスタ22は、さらに、第1絶縁層71上に設けられたゲート電極22eを含む。第1絶縁層71のうちゲート電極22eと半導体基板60との間に位置する部分は、信号検出トランジスタ22のゲート絶縁膜として機能する。本実施の形態では、図3には示していないが、ゲート電極22eは、導電構造89を介して画素電極12aおよび電荷蓄積領域67nに接続されている。例えば、ゲート電極22eは、アドレス信号線34およびリセット信号線36が位置するレイヤーにおいて、導電構造89のうち画素電極12aとプラグCp1aとを互いに接続する部分に接続されている。
不純物領域68bnには、コンタクトプラグCp3が接続されている。コンタクトプラグCp3の一部は、コンタクトホールh3内に設けられている。コンタクトプラグCp3には、ソースフォロワ電源としての上述の電源配線32が電気的に接続される。なお、電源配線32は、図3においては図示が省略されている。
アドレストランジスタ24は、不純物領域68enをソースおよびドレインの一方として含み、不純物領域68dnをソースおよびドレインの他方として含む。アドレストランジスタ24は、さらに、第1絶縁層71上に設けられたゲート電極24eを含む。第1絶縁層71のうちゲート電極24eと半導体基板60との間に位置する部分は、アドレストランジスタ24のゲート絶縁膜として機能する。
不純物領域68dnには、コンタクトプラグCp4が接続されている。コンタクトプラグCp4の一部は、コンタクトホールh4内に設けられている。コンタクトプラグCp4は、垂直信号線35に電気的に接続される。
不純物領域68cnと不純物領域68enとは、図4に示すように、半導体基板60内で分離して設けられ、配線を介して電気的に接続されているが、これに限らない。不純物領域68cnと不純物領域68enとは、半導体基板60内で連続している1つの拡散領域であってもよい。つまり、信号検出トランジスタ22とアドレストランジスタ24とは、1つの拡散領域を共有してもよい。これにより、信号検出トランジスタ22とアドレストランジスタ24とが互いに電気的に接続される。
リセットトランジスタ26は、n型の電荷蓄積領域67nをソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタの一例である。具体的には、リセットトランジスタ26は、電荷蓄積領域67nをドレインおよびソースの一方として含み、n型の不純物領域68anをドレインおよびソースの他方として含む。リセットトランジスタ26は、さらに、第1絶縁層71上に設けられたゲート電極26eを含む。ゲート電極26eは、第1トランジスタが備える第1ゲートの一例である。第1絶縁層71のうちゲート電極26eと半導体基板60との間に位置する部分は、リセットトランジスタ26のゲート絶縁膜として機能する。図4に示すように、パッドCp1bは、平面視において、ゲート電極26eと重なっている。パッドCp1bは、プラグCp1cに直接接続されている。
不純物領域68anは、図3に示すように、コンタクトプラグCp2に接続されている。コンタクトプラグCp2の一部は、コンタクトホールh2内に設けられている。コンタクトプラグCp2は、フィードバック線53に電気的に接続されている。
保護トランジスタ27は、n型の電荷蓄積領域67nをソースおよびドレインの一方として含み、第2ゲートを備える第2トランジスタの一例である。保護トランジスタ27は、n型の電荷蓄積領域67nをソースおよびドレインの一方として含み、n型の不純物領域68fnをソースおよびドレインの他方として含む。保護トランジスタ27は、さらに、第1絶縁層71上に設けられたゲート電極27eを含む。ゲート電極27eは、平面視において、電荷蓄積領域67nに重なる第2ゲートの一例である。電荷蓄積領域67nとゲート電極27eとは、プラグCp1a、パッドCp1bおよびプラグCp1cを介して電気的に接続されている。つまり、電荷蓄積領域67nとゲート電極27eとは同電位である。パッドCp1bは、図4に示されるように、平面視において、ゲート電極27eと重なっている。
不純物領域68fnは、図3に示すように、コンタクトプラグCp5に接続されている。コンタクトプラグCp5の一部は、コンタクトホールh5内に設けられている。不純物領域68fnは、コンタクトプラグCp5を介して電源配線37に接続されている。なお、電源配線37は、図3においては図示が省略されている。
図4に示すように、リセットトランジスタ26および保護トランジスタ27の周囲には、素子分離領域69が配置される。リセットトランジスタ26および保護トランジスタ27のソースおよびドレインは、素子分離領域69によって信号検出トランジスタ22およびアドレストランジスタ24を含む各トランジスタのソースおよびドレインと半導体基板60内で互いに電気的に分離される。
素子分離領域69は、半導体基板60中に位置している。具体的には、素子分離領域69は、p型の拡散領域である。素子分離領域69は、半導体基板60の表面の近傍に形成されており、その少なくとも一部は、半導体基板60の表面に位置している。ここでは、図4に示すように、素子分離領域69は、平面視において、電荷蓄積領域67n、不純物領域68an、および不純物領域68fnを囲むように設けられている。素子分離領域69は、エピタキシャル成長で形成した半導体基板への不純物のイオン注入によって形成される。素子分離領域69の不純物濃度は、例えば5×1017cm-3程度である。ここで、「×」は、乗算を意味する。
図4に示すように、素子分離領域69は、第2部分69bと、第3部分69cとを含んでいる。
第2部分69bおよび第3部分69cはいずれも、半導体基板60中に位置している。第3部分69cは、電荷蓄積領域67nに対して第2部分69bと反対側に位置している。具体的には、第2部分69bおよび第3部分69cは、平面視において、ゲート電極26eとゲート電極27eとの間に位置し、電荷蓄積領域67nを間に挟んで設けられている。
第2部分69bおよび第3部分69cはそれぞれ、第1導電型とは異なる第2導電型の不純物領域である。本実施の形態では、第2導電型はp型である。第2部分69bおよび第3部分69cは、p型不純物を含んでいる。p型不純物は、例えばボロンである。
ここで、プラグCp1a、パッドCp1bおよびプラグCp1cの具体的な構成について、図3および図4を参照して説明する。なお、図3では、プラグCp1aとパッドCp1bとの境界の一例、および、プラグCp1cとパッドCp1bとの境界の一例を破線で表している。
プラグCp1aは、電荷蓄積領域67nに直接接続され、第1半導体を含むプラグである。プラグCp1aは、コンタクトホールh1内に位置している。プラグCp1aは、例えば、コンタクトホールh1の内部を充填するように設けられている。プラグCp1aは、第1絶縁層71、第2絶縁層72および第3絶縁層73を貫通し、電荷蓄積領域67nとパッドCp1bとを直接物理的に、かつ、電気的に接続している。
パッドCp1bは、プラグCp1aに直接接続され、第2半導体を含むパッドである。パッドCp1bは、第3絶縁層73の上面上に設けられている。パッドCp1bには、光電変換部12に電気的に接続されたプラグであって、層間絶縁層90に含まれる絶縁層を厚み方向に貫通するプラグが接続されている。
プラグCp1cは、ゲート電極27eに直接接続され、第3半導体を含むプラグである。プラグCp1cは、例えば、平面視においてゲート電極27eに重なる位置に位置し、第2絶縁層72および第3絶縁層73を貫通し、パッドCp1bとゲート電極27eとを直接物理的に、かつ、電気的に接続している。
第1半導体、第2半導体および第3半導体はそれぞれ、導電性を有する半導体である。例えば、第1半導体、第2半導体および第3半導体はそれぞれ、不純物が添加されたポリシリコンである。ポリシリコンに添加される不純物は、例えば、n型不純物であるが、p型不純物であってもよい。n型不純物は、例えばリンである。p型不純物は、例えばボロンである。本実施の形態では、プラグCp1a、パッドCp1bおよびプラグCp1cは、導電性が付与されたポリシリコンを用いて形成されている。なお、プラグCp1aとパッドCp1bとプラグCp1cとは、異なる材料を用いて形成されていてもよい。つまり、第1半導体と第2半導体と第3半導体とは、異なっていてもよい。
本実施の形態では、図4に示すように、平面視において、パッドCp1bは、ゲート電極26eおよびゲート電極27eに重なっている。なお、図4において、パッドCp1bは、実線の矩形の枠でその輪郭が示されている。後述する図6および図8においても同様である。
パッドCp1bは、さらに、第2部分69bおよび第3部分69cに重なっている。具体的には、パッドCp1bは、電荷蓄積領域67nを完全に覆っている。つまり、平面視において、電荷蓄積領域67nは、パッドCp1bの内側に位置している。言い換えると、パッドCp1bの端部は、電荷蓄積領域67nの直上には位置していない。
本実施の形態では、平面視において、パッドCp1bは、電荷蓄積領域67nと、電荷蓄積領域67nから広がる空乏層とを完全に覆っていてもよい。図4に示される距離Dは、平面視において、パッドCp1bの輪郭上の一点と、当該一点に最も近い、電荷蓄積領域67nの輪郭上の一点との距離である。例えば、距離Dは、電荷蓄積領域67nから空乏層が延びる距離よりも長い。つまり、パッドCp1bは、電荷蓄積領域67nから広がる空乏層がパッドCp1bからはみ出ないように設けられている。なお、空乏層が延びる距離は、暗時に空乏層が延びる距離である。具体的には、半導体基板60の支持基板61に0.5Vのバイアス電圧が印加された状態で空乏層が延びる距離である。距離Dは、例えば55nm以上130nm以下であるが、これに限らない。なお、距離Dは、0nmであってもよく、電荷蓄積領域67nとパッドCp1bとは、平面視における輪郭の少なくとも一部が一致していてもよい。電荷蓄積領域67nとパッドCp1bとは、平面視形状および大きさが完全に一致していてもよい。
以上のように、本実施の形態では、電荷蓄積領域67nがパッドCp1bによって覆われている。このため、ドライエッチング装置を用いてパッドCp1bのパターニングを行う際、電荷蓄積領域67nが半導体を含む材料で覆われているため、電荷蓄積領域67nが直接プラズマに晒されにくくなる。これにより、プラズマダメージによって電荷蓄積領域67nに発生する微小な結晶欠陥の発生が抑制されるので、電荷蓄積領域67nに流れ込む、または、電荷蓄積領域67nから流れ出る暗電流を低減することができる。
本実施の形態では、図4に示される距離Dが長い程、電荷蓄積領域67nおよびその近傍に広がる空乏層に結晶欠陥が形成されにくくなる。このため、電荷蓄積領域67nに流れ込む、または、電荷蓄積領域67nから流れ出る暗電流を低減することができる。つまり、距離Dと暗電流の大きさとは、負の相関関係を有する。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略または簡略化する。
図5は、本実施の形態に係る撮像装置の画素10Aのデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。図6は、本実施の形態に係る撮像装置の画素10Aにおける各素子のレイアウトの一例を示す模式的な平面図である。
図5に示す画素10Aと図3に示す画素10との間の主な相違点は、画素10Aが保護トランジスタ27を備えない点である。また、画素10Aが素子分離領域69およびパッドCp1bの代わりに、素子分離領域69AおよびパッドCp1Abを備える点である。具体的には、素子分離領域69Aは、第1部分69aを含んでいる。第1部分69aは、半導体基板60中に位置し、電荷蓄積領域67nに対してゲート電極26eと反対側に位置する。第1部分69aは、第2部分69bおよび第3部分69cに接している。第1部分69aは、第1導電型とは異なる第2導電型の不純物領域である。第2導電型はp型である。第1部分69aは、p型不純物を含んでいる。p型不純物は、例えばボロンである。
図6に示すように、平面視において、ゲート電極26eが電荷蓄積領域67nの第1方向に位置し、第1部分69aが電荷蓄積領域67nの第2方向に位置している。第2方向は、第1方向の反対方向である。図6に示す例では、第1方向が紙面上方であり、第2方向が紙面下方である。この場合において、平面視において、第2部分69bは、電荷蓄積領域67nの第3方向に位置し、第3部分69cは、電荷蓄積領域67nの第4方向に位置している。第4方向は、第3方向の反対方向である。第3方向および第4方向はいずれも、第1方向に交差する方向である。例えば、第3方向および第4方向はいずれも、第1方向に直交している。図6に示す例では、第3方向が紙面左方向であり、第4方向が紙面右方向である。
パッドCp1Abは、プラグCp1aに直接接続され、第2半導体を含むパッドである。パッドCp1Abは、第3絶縁層73の上面上に設けられている。パッドCp1Abには、光電変換部12に電気的に接続されたプラグであって、層間絶縁層90に含まれる絶縁層を厚み方向に貫通するプラグが接続されている。パッドCp1Abは、例えば、導電性が付与されたポリシリコンを用いて形成されている。
本実施の形態では、図6に示すように、平面視において、パッドCp1Abは、ゲート電極26eと第1部分69aとに重なっている。パッドCp1Abは、さらに、第2部分69bおよび第3部分69cに重なっている。具体的には、パッドCp1Abは、電荷蓄積領域67nを完全に覆っている。なお、図6では、第1部分69aと第2部分69bとの境界の一例、および、第1部分69aと第3部分69cとの境界の一例を破線で表している。
以上のように、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、電荷蓄積領域67nがパッドCp1Abによって覆われている。このため、実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、光電変換部12に高輝度の光が入射しない用途で撮像装置を動作させる場合には、電荷蓄積ノードFDに蓄積される正孔が少なくなる。このため、電荷蓄積ノードFDに接続される信号検出トランジスタ22のゲート酸化膜が破壊される可能性が小さくなる。そのような場合には、本実施の形態のように、保護トランジスタ27を設けなくてもよい。保護トランジスタ27を設けないことで、画素10Aの面積を小さくすることが可能になる。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3について説明する。以下では、実施の形態1または2との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略または簡略化する。
図7は、本実施の形態に係る撮像装置の画素10Bのデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。図8は、本実施の形態に係る撮像装置の画素10Bにおける各素子のレイアウトの一例を示す模式的な平面図である。
図7に示す画素10Bと図3に示す画素10との間の主な相違点は、画素10BがパッドCp1bおよび保護トランジスタ27の代わりに、パッドCp1Bbおよび第2ゲート28eを備える点である。
パッドCp1Bbは、プラグCp1aに直接接続され、第2半導体を含むパッドである。パッドCp1Bbは、第3絶縁層73の上面上に設けられている。パッドCp1Bbには、光電変換部12に電気的に接続されたプラグであって、層間絶縁層90に含まれる絶縁層を厚み方向に貫通するプラグが接続されている。パッドCp1Bbは、例えば、導電性が付与されたポリシリコンを用いて形成されている。
第2ゲート28eは、平面視において電荷蓄積領域67nに重なっている。第2ゲート28eは、導電性を有する半導体を用いて形成されている。例えば、第2ゲート28eは、導電性が付与されたポリシリコンを用いて形成されている。第2ゲート28eは、例えば、リセットトランジスタ26のゲート電極26eの一部であってもよい。つまり、第2ゲート28eは、ゲート電極26eと配線を介して電気的に接続されていてもよく、ゲート電極26eと一体化されて形成されていてもよい。例えば、平面視において、ゲート電極26eと第2ゲート28eとが、導電性が付与されたポリシリコンで接続されていてもよい。あるいは、第2ゲート28eは、他のトランジスタのゲート電極の一部であってもよく、他の配線の一部であってもよい。第2ゲート28eは、他のゲート電極および他の配線のいずれとも接続されていなくてもよい。
なお、パッドCp1Bbは、第2絶縁層72及び第3絶縁層73によって、第2ゲート28eと電気的に絶縁されている。
本実施の形態では、図8に示すように、平面視において、パッドCp1Bbは、ゲート電極26eと第2ゲート28eとに重なっている。具体的には、パッドCp1Bbは、さらに、第2部分69bおよび第3部分69cに重なっている。具体的には、パッドCp1Bbは、電荷蓄積領域67nを完全に覆っている。
図8に示すように、平面視において、ゲート電極26eが電荷蓄積領域67nの第1方向に位置し、第2ゲート28eが電荷蓄積領域67nの第2方向に位置している。第2方向は、第1方向の反対方向である。図8に示す例では、第1方向が紙面上方であり、第2方向が紙面下方である。この場合において実施の形態2と同様に、平面視において、第2部分69bは、電荷蓄積領域67nの第3方向に位置し、第3部分69cは、電荷蓄積領域67nの第4方向に位置している。
なお、実施の形態2と同様に、光電変換部12に高輝度の光が入射しない用途で撮像装置を動作させる場合には、電荷蓄積ノードFDに蓄積される正孔が少なくなる。このため、電荷蓄積ノードFDに接続される信号検出トランジスタ22のゲート酸化膜を破壊する懸念が無くなる。したがって、保護トランジスタ27を設けないことで画素10Bの面積を小さくすることが可能になる。
この場合において、本実施の形態では、平面視において電荷蓄積領域67nに重なる第2ゲート28eが設けられ、かつ、パッドCp1Bbが第2ゲート28eに重なっている。つまり、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、電荷蓄積領域67nがパッドCp1Bbによって覆われている。このため、実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態では、図7に示されるように、導電構造89とパッドCp1Bbとの接続箇所は、電荷蓄積領域67nの上方に位置しているが、これに限らない。例えば、平面視した場合に、導電構造89とパッドCp1Bbとの接続箇所は、電荷蓄積領域67nに重ならないように位置していてもよい。例えば、平面視した場合に、導電構造89とパッドCp1Bbとの接続箇所は、第2領域67bに重ならないように位置していてもよい。例えば、図9に示される画素10Cのように、導電構造89とパッドCp1Bbとの接続箇所は、第2ゲート28eの上方に位置していてもよい。平面視した場合に、導電構造89とパッドCp1Bbとの接続箇所は、第2ゲート28eの内側に位置している。なお、パッドCp1Bbは、第2絶縁層72及び第3絶縁層73によって、第2ゲート28eと電気的に絶縁されている。
これにより、パッドCp1Bbを加工する際における基板内の各不純物領域へのプラズマダメージを抑制することができる。また、各素子のレイアウトに応じて、近接するプラグとの距離を十分確保することができる。
(変形例)
続いて、上述した各実施の形態の複数の変形例について説明する。各変形例に係る撮像装置は、各実施の形態に係る撮像装置と比較して、ゲート電極の側方にサイドウォールが設けられている。以下では、各実施の形態との共通点の説明を省略または簡略化する。
まず、変形例1について図10を用いて説明する。
図10は、変形例1に係る撮像装置の画素10Dのデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。図10に示されるように、画素10Dは、図3に示される画素10と比較して、ゲート電極26eの側方に位置するサイドウォールSW1およびサイドウォールSW2を備える。なお、側方とは、半導体基板の主面に平行な方向を意味する。
サイドウォールSW1およびサイドウォールSW2は、ゲート電極26eの端面を覆うように形成されている。具体的には、サイドウォールSW1は、ゲート電極26eの電荷蓄積領域67n側の端面を覆うように形成されている。サイドウォールSW2は、サイドウォールSW1とは反対側の端面であって、不純物領域68an側の端面を覆うように形成されている。なお、平面視において、ゲート電極26eの全周を囲むようにサイドウォールが形成されている。つまり、サイドウォールSW1およびサイドウォールSW2はそれぞれ、環状に形成されたサイドウォールの一部に相当している。サイドウォールSW1およびサイドウォールSW2は、例えば、シリコン窒化膜などの絶縁膜を用いて形成されている。図10に示されるように、ゲート電極22e、ゲート電極24eおよびゲート電極27eの各々にも同様にサイドウォールが形成されている。
変形例1では、図10及び後述する図13の部分(a)に示されるように、パッドCp1bの端面は、サイドウォールSW1の直上方向に位置している。すなわち、平面視において、パッドCp1bは、サイドウォールSW1と電荷蓄積領域67nとゲート電極27eとに重なっている。パッドCp1bは、平面視において、ゲート電極26eには重なっていない。つまり、平面視において、パッドCp1bの輪郭の一部は、サイドウォールSW1内に位置している。
変形例1の場合においても、パッドCp1bによって電荷蓄積領域67nの大部分が覆われるので、パッドCp1bのパターニング時に電荷蓄積領域67nに与えられるプラズマダメージを抑制することができる。
次に、変形例2について図11を用いて説明する。
図11は、変形例2に係る撮像装置の画素10Eのデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。図11に示されるように、画素10Eは、図5に示される画素10Aと比較して、ゲート電極26eの側方に位置するサイドウォールSW1およびサイドウォールSW2を備える点が相違する。サイドウォールSW1およびサイドウォールSW2は、変形例1と同様である。
変形例2では、図11に示されるように、パッドCp1Abの端面は、サイドウォールSW1の直上方向に位置している。すなわち、平面視において、パッドCp1Abは、サイドウォールSW1と電荷蓄積領域67nと素子分離領域69Aの第1部分69aとに重なっている。パッドCp1Abは、平面視において、ゲート電極26eには重なっていない。つまり、平面視において、パッドCp1Abの輪郭の一部は、サイドウォールSW1内に位置している。
変形例2の場合においても、パッドCp1Abによって電荷蓄積領域67nの大部分が覆われるので、パッドCp1Abのパターニング時に電荷蓄積領域67nに与えられるプラズマダメージを抑制することができる。
次に、変形例3について図12を用いて説明する。
図12は、変形例3に係る撮像装置の画素10Fのデバイス構造の一例を模式的に示す断面図である。図12に示されるように、画素10Fは、図7に示される画素10Bと比較して、ゲート電極26eの側方に位置するサイドウォールSW1およびサイドウォールSW2と、第2ゲート28eの側方に位置するサイドウォールSW3とを備える点が相違する。サイドウォールSW1およびサイドウォールSW2は、第1サイドウォールの一例であり、変形例1と同様である。サイドウォールSW3は、第2サイドウォールの一例であり、サイドウォールSW1と同様である。
変形例3では、図12に示されるように、パッドCp1Bbのゲート電極26e側の端面は、サイドウォールSW1の直上方向に位置している。パッドCp1Bbの第2ゲート28e側の端面は、サイドウォールSW3の直上方向に位置している。すなわち、平面視において、パッドCp1Bbは、サイドウォールSW1と電荷蓄積領域67nとサイドウォールSW3とに重なっている。パッドCp1Bbは、平面視において、ゲート電極26eおよび第2ゲート28eのいずれにも重なっていない。つまり、平面視において、パッドCp1Bbの輪郭の一部は、サイドウォールSW1内に位置し、パッドCp1Bbの輪郭の他の一部は、サイドウォールSW3内に位置している。
変形例3の場合においても、パッドCp1Bbによって電荷蓄積領域67nの大部分が覆われるので、パッドCp1Bbのパターニング時に電荷蓄積領域67nに与えられるプラズマダメージを抑制することができる。
図13は、各変形例に係る撮像装置の画素のデバイス構造のうち、パッドの端部の位置を説明するための断面図である。図13の部分(a)は、一例として、図10に示されるパッドCp1bのゲート電極26e側の端部を拡大して示している。上述したように、パッドCp1bの端面は、サイドウォールSW1の直上方向に位置している。
これに対して、図13の部分(b)に示されるように、パッドCp1bの端面は、ゲート電極26eの直上方向に位置していてもよい。つまり、平面視において、パッドCp1bの輪郭の一部は、ゲート電極26e内に位置していてもよい。このように、ゲート電極26eの側方にはサイドウォールが位置し、かつ、実施の形態1と同様にパッドCp1bの端面がゲート電極26eの直上方向に位置していてもよい。なお、図11及び図12に示される場合についても同様である。
なお、各変形例において、サイドウォールは、平面視においてゲート電極26eまたは第2ゲート28の全周に亘って設けられていなくてもよい。また、ゲート電極22e、ゲート電極24eおよびゲート電極27eの少なくとも1つにはサイドウォールが形成されていなくてもよい。
(他の実施の形態)
以上、1つまたは複数の態様に係る撮像装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、および、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、素子分離領域69の全部または一部は、不純物が注入された領域でなくてもよい。例えば、素子分離領域69に含まれる第1部分69a、第2部分69bおよび第3部分69cの少なくとも1つは、STI(Shallow Trench Isolation)構造を有してもよい。第1部分69a、第2部分69bおよび第3部分69cの少なくとも1つは、絶縁性を有する領域であってもよい。また、素子分離領域69は、第1部分69a、第2部分69bおよび第3部分69cの少なくとも1つを有しなくてもよい。
また、例えば、パッドCp1b、パッドCp1AbまたはパッドCp1Bbは、第2部分69bおよび第3部分69cの一方または両方に重なっていなくてもよい。
また、例えば、信号検出回路14に含まれる信号検出トランジスタ22、アドレストランジスタ24、リセットトランジスタ26および保護トランジスタ27の各々は、PチャネルMOSFETであってもよい。各トランジスタがPチャネルMOSFETである場合、第1導電型の不純物がp型不純物であり、第2導電型の不純物がn型不純物である。これらのトランジスタの全てがNチャネルMOSFETまたはPチャネルMOSFETのいずれかに統一されている必要もない。画素中のトランジスタの各々をNチャネルMOSFETとし、信号電荷として電子を用いる場合には、これらのトランジスタの各々におけるソースおよびドレインの配置を互いに入れ替えればよい。
また、上記の各実施の形態は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示の撮像装置は、例えばイメージセンサ、デジタルカメラなどに有用である。本開示の撮像装置は、例えば、医療用カメラ、ロボット用カメラ、セキュリティカメラ、車両に搭載されて使用されるカメラなどに用いることができる。
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F 画素
12 光電変換部
12a 画素電極
12b 光電変換層
12c 対向電極
14 信号検出回路
16 フィードバック回路
22 信号検出トランジスタ
22e、24e、26e、27e ゲート電極
24 アドレストランジスタ
26 リセットトランジスタ
27 保護トランジスタ
28e 第2ゲート
31 蓄積制御線
32、37 電源配線
34 アドレス信号線
35 垂直信号線
36 リセット信号線
40 周辺回路
42 垂直走査回路
44 水平信号読み出し回路
45 負荷回路
46 制御回路
47 カラム信号処理回路
49 水平共通信号線
50 反転増幅器
53 フィードバック線
60 半導体基板
61 支持基板
62n n型半導体層
63p、65p p型半導体層
64a p型領域
67n 電荷蓄積領域
67a 第1領域
67b 第2領域
68an、68bn、68cn、68dn、68en、68fn 不純物領域
69、69A 素子分離領域
69a 第1部分
69b 第2部分
69c 第3部分
71 第1絶縁層
72 第2絶縁層
73 第3絶縁層
89 導電構造
90 層間絶縁層
100 撮像装置
Cp2、Cp3、Cp4、Cp5 コンタクトプラグ
Cp1a、Cp1c プラグ
Cp1b、Cp1Ab、Cp1Bb パッド
h1、h2、h3、h4、h5 コンタクトホール
SW1、SW2、SW3 サイドウォール

Claims (12)

  1. 入射光を電荷に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域と、素子分離領域と、を含む半導体基板と、
    前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、
    前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、
    前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、を備え、
    平面視において、前記第1不純物領域は、前記素子分離領域の第1部分と前記第1ゲートとの間に位置し、
    平面視において、前記パッドは、前記第1ゲートと前記第1部分とに重なる、
    撮像装置。
  2. 入射光を電荷に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域と、素子分離領域とを含む半導体基板と、
    前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、
    前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、
    前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、
    前記第1ゲートの側方に位置するサイドウォールと、を備え、
    平面視において、前記第1不純物領域は、前記素子分離領域の第1部分と前記第1ゲートとの間に位置し、
    平面視において、前記パッドは、前記サイドウォールと前記第1部分とに重なる、
    撮像装置。
  3. 前記素子分離領域は、前記第1導電型とは異なる第2導電型の不純物領域である、
    請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記素子分離領域は、さらに、
    前記第1部分に接する第2部分と、
    前記第1部分に接する第3部分と、を含み、
    平面視において、前記第1不純物領域は、前記第2部分と前記第3部分との間に位置し、
    平面視において、前記パッドは、前記第2部分と前記第3部分とに重なる、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 平面視において、前記第1ゲートが前記第1不純物領域の第1方向に位置し、前記第1部分が前記第1不純物領域の、前記第1方向と反対の第2方向に位置するとき、前記第2部分は、前記第1不純物領域の、前記第1方向と交差する第3方向に位置し、前記第3部分は、前記第1不純物領域の、前記第3方向と反対の第4方向に位置する、
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 入射光を電荷に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域を含む半導体基板と、
    前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、
    前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、
    前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、
    平面視において前記第1不純物領域に重なる第2ゲートと、を備え、
    平面視において、前記パッドは、前記第1ゲートおよび前記第2ゲートに重なる、
    撮像装置。
  7. 入射光を電荷に変換する光電変換部と、
    前記光電変換部に電気的に接続された第1導電型の第1不純物領域を含む半導体基板と、
    前記第1不純物領域に直接接続され、第1半導体を含むプラグと、
    前記プラグに直接接続され、第2半導体を含むパッドと、
    前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、第1ゲートを備える第1トランジスタと、
    前記第1ゲートの側方に位置する第1サイドウォールと、
    平面視において、前記第1不純物領域に重なる第2ゲートと、
    前記第2ゲートの側方に位置する第2サイドウォールと、を備え、
    平面視において、前記パッドは、前記第1サイドウォールと前記第2サイドウォールとに重なる、
    撮像装置。
  8. 前記第1不純物領域をソースおよびドレインの一方として含み、前記第2ゲートを備える第2トランジスタをさらに備える、
    請求項6または請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記半導体基板は、素子分離領域をさらに含み、
    前記素子分離領域は、
    第2部分と、
    第3部分と、を含み、
    平面視において、前記第1不純物領域は、前記第2部分と前記第3部分との間に位置し、
    平面視において、前記パッドは、前記第2部分と前記第3部分とに重なる、
    請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 平面視において、前記第1ゲートが前記第1不純物領域の第1方向に位置し、前記第2ゲートが前記第1不純物領域の、前記第1方向と反対の第2方向に位置するとき、前記第2部分は、前記第1不純物領域の、前記第1方向と交差する第3方向に位置し、前記第3部分は、前記第1不純物領域の、前記第3方向と反対の第4方向に位置する、
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第2部分および前記第3部分はそれぞれ、前記第1導電型とは異なる第2導電型の不純物領域である、
    請求項4、請求項5、請求項9および請求項10のいずれか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記第1半導体および前記第2半導体は、ポリシリコンである、
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の撮像装置。
JP2020562891A 2018-12-25 2019-11-08 撮像装置 Active JP7411916B2 (ja)

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