JP7411885B2 - 位置推定方法、位置推定プログラム、および移動無線装置 - Google Patents

位置推定方法、位置推定プログラム、および移動無線装置 Download PDF

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Description

本開示は、位置推定方法、位置推定プログラム、および移動無線装置に関する。
近年、無線通信技術の発展および無線端末の普及に伴い、無線通信技術を応用した無線端末の位置推定の需要が高まっている。
例えば、3台以上の固定機と1台の移動機で構成される無線メッシュネットワークにおいて、移動機が発する無線信号を固定機が受信したときの受信信号強度に基づいて、移動機の位置を推定するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2018/056149号
特許文献1のシステムでは、移動機および固定機とは別の位置推定装置が移動機の位置推定を行う。
そのため、特許文献1のシステムでは、固定機および移動機で構成される無線メッシュネットワークの他に、無線メッシュネットワークと、位置推定装置とを結ぶネットワークやゲートウェイ等の機器を要し、コストが高くなる。
本開示の非限定的な実施例は、低コストで移動無線装置の位置を推定できる位置推定方法、位置推定プログラム、および移動無線装置の提供に資する。
本開示の一実施例に係る位置推定方法は、固定無線装置における位置推定方法であって、前記固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した第1フィンガープリントと、移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出し、他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定した第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信し、前記第1類似度と、前記第2類似度と、の比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する。
本開示の一実施例に係る位置推定プログラムは、固定無線装置に、第1フィンガープリントを第1タイミングにおいて測定し、記憶し、前記第1フィンガープリントと、移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出し、他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定し記憶した第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信し、前記第1類似度と、前記第2類似度との比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、処理を実行させる。
本開示の一実施例に係る固定無線装置は、前記固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した第1フィンガープリントと、移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出する制御部と、他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定した第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信する通信部と、を備え、前記制御部は、前記第1類似度と、前記第2類似度との比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する。
本開示の一実施例に係る位置推定方法は、移動無線装置における位置推定方法であって、前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントを複数の固定無線装置に送信し、前記複数の固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記複数の固定無線装置から受信し、前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する。
本開示の一実施例に係る位置推定プログラムは、移動無線装置に、前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントを複数の固定無線装置に送信し、前記複数の固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記複数の固定無線装置から受信し、前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、処理を実行させる。
本開示の一実施例に係る移動無線装置は、前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントを複数の固定無線装置に送信する送信部と、前記複数の固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した前記複数の固定無線装置の複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記固定無線装置から受信する受信部と、前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する制御部と、を有する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例によれば、低コストで移動無線装置の位置を推定できる。
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
実施の形態に係る位置推定システムの構成例を示した図 位置推定システムのトレーニング動作における概略動作の一例を説明する図 位置推定システムのトレーニング動作における概略動作の一例を説明する図 位置推定システムのトレーニング動作における概略動作の一例を説明する図 位置推定システムのトレーニング動作における概略動作の一例を説明する図 位置推定システムの位置推定動作における概略動作の一例を説明する図 無線端末のブロック構成例を示した図 パケットの構成例を示した図 アンカーノードの無線端末の動作例を示したフローチャート モバイルノードの無線端末の動作例を示したフローチャート フィンガープリントの一例を示した図 保存フィンガープリントの一例を示した図 位置推定システムの動作例を示したシーケンス図 位置推定システムの動作例を示したシーケンス図
以下、図面を適宜参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、実施の形態に係る位置推定システム1の構成例を示した図である。図1に示すように、位置推定システム1は、無線端末101~105を有する。図1に示す点線は、無線端末101~105間における無線リンクの接続を示す。無線端末101~105は、メッシュネットワークを形成する。
無線端末101~105のうち、無線端末101~104は、設置場所に固定される。一方、無線端末105は、例えば、ユーザによって携帯される、移動可能な無線端末である。無線端末105は、位置推定の対象となる端末である。
無線端末101~105は、ノードまたは無線装置と称されてもよい。また、設置場所が固定される無線端末101~104は、アンカーノードまたは固定無線装置と称されてもよい。移動可能な無線端末105は、モバイルノードまたは移動無線装置と称されてもよい。
位置推定システム1は、例えば、工場などの作業現場に適用される。例えば、アンカーノードの無線端末101~104は、工場の各工程に設置された作業台に固定される。モバイルノードの無線端末105は、各工程を移動し、各工程の作業台で作業を行う作業者(ユーザ)に携帯される。
位置推定システム1は、モバイルノードの無線端末105が、いつ、どのアンカーノードの無線端末101~104の近傍に位置していたかを推定する。これにより、位置推定システム1は、例えば、作業者が、いつ、どの工程の作業を行ったかを追跡できる。推定は、判定と言い換えられてもよい。
なお、位置推定システム1の構成は、図1の例に限られない。例えば、アンカーノードは、1以上であればよい。モバイルノードは、2以上であってもよい。
位置推定システム1の動作は、無線端末105の位置推定のための情報を取得するトレーニング動作と、無線端末105の位置推定を行う位置推定動作とに分けられる。
図2A~図2Dは、位置推定システム1のトレーニング動作における概略動作の一例を説明する図である。図2A~図2Dにおいて、図1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。
ここで、フィンガープリントは、無線端末101~105の各々における、他の無線端末101~105の無線信号の受信強度分布を示す(例えば、図8および図9を参照)。受信強度分布の受信強度は、例えば、RSSI(Receive Signal Strength Indicator)によって示されてもよい。フィンガープリントは、フィンガープリントベクトルと称されてもよい。
トレーニング動作では、アンカーノードの無線端末101~104は、モバイルノードの無線端末105が無線端末101~104の近傍に位置したときのフィンガープリントを記憶(保存)する。
例えば、無線端末105を携帯するユーザは、図2Aに示すように、無線端末101の近傍に移動する。ユーザは、無線端末101の近傍に移動した後、無線端末101が備えるスイッチを操作(例えば、ボタンを押下)する。
無線端末101は、スイッチが操作されることによって、例えば、他の無線端末102~105から送信される無線信号のRSSIを要素としたフィンガープリントFP1を記憶する。これにより、無線端末101には、無線端末105が無線端末101の近傍に位置したときのフィンガープリントFP1が予め記憶される。すなわち、無線端末101には、無線端末101と無線端末105との距離が、他の無線端末102~104と無線端末105との距離よりも近い場合に、フィンガープリントFP1が予め記憶される。
次に、無線端末105を携帯するユーザは、例えば、図2Bに示すように、無線端末102の近傍に移動する。ユーザは、無線端末102の近傍に移動した後、無線端末102が備えるスイッチを操作する。
無線端末102は、スイッチが操作されることによって、例えば、他の無線端末101,103~105から送信される無線信号のRSSIを要素としたフィンガープリントFP2を記憶する。これにより、無線端末102には、無線端末105が無線端末102の近傍に位置したときのフィンガープリントFP2が予め記憶される。すなわち、無線端末102には、無線端末102と無線端末105との距離が、他の無線端末101,103,104と無線端末105との距離よりも近い場合に、フィンガープリントFP2が予め記憶される。
次に、無線端末105を携帯するユーザは、例えば、図2Cに示すように、無線端末103の近傍に移動する。ユーザは、無線端末103の近傍に移動した後、無線端末103が備えるスイッチを操作する。
無線端末103は、スイッチが操作されることによって、例えば、他の無線端末101,102,104,105から送信される無線信号のRSSIを要素としたフィンガープリントFP3を記憶する。これにより、無線端末103には、無線端末105が無線端末103の近傍に位置したときのフィンガープリントFP3が予め記憶される。すなわち、無線端末103には、無線端末103と無線端末105との距離が、他の無線端末101,102,104と無線端末105との距離よりも近い場合に、フィンガープリントFP3が予め記憶される。
次に、無線端末105を携帯するユーザは、例えば、図2Dに示すように、無線端末104の近傍に移動する。ユーザは、無線端末104の近傍に移動した後、無線端末104が備えるスイッチを操作する。
無線端末104は、スイッチが操作されることによって、例えば、他の無線端末101~103,105から送信される無線信号のRSSIを要素としたフィンガープリントFP4を記憶する。これにより、無線端末104には、無線端末105が無線端末104の近傍に位置したときのフィンガープリントFP4が予め記憶される。すなわち、無線端末104には、無線端末104と無線端末105との距離が、他の無線端末101~103と無線端末105との距離よりも近い場合に、フィンガープリントFP3が予め記憶される。
このように、トレーニング動作によって、アンカーノードの無線端末101~104には、モバイルノードの無線端末105が近傍に位置したときのフィンガープリントFP1~FP4が記憶される(例えば、図2Dを参照)。
図3は、位置推定システム1の位置推定動作における概略動作の一例を説明する図である。図3において、図1と同じ構成要素には同じ符号が付してある。図3では、無線リンクの接続を示す点線の図示を省略している。
図2A~図2Dで説明したトレーニング動作によって、無線端末101~104には、モバイルノードの無線端末105が近傍に位置したときのフィンガープリントFP1~FP4が記憶されている。
位置推定動作において、モバイルノードの無線端末105は、例えば周期的に、アンカーノードの無線端末101~104から送信される無線信号のRSSIを要素としたフィンガープリントFP5を算出(生成)する。無線端末105は、算出したフィンガープリントFP5を、矢印A1に示すように、無線端末101~104に送信する。
無線端末101~104の各々は、無線端末105から送信されたフィンガープリントFP5と、トレーニング動作において記憶したフィンガープリントFP1~FP4との類似度を算出(計算)する。
例えば、無線端末101は、無線端末105から送信されたフィンガープリントFP5と、トレーニング動作において記憶したフィンガープリントFP1との類似度を算出する。無線端末102は、無線端末105から送信されたフィンガープリントFP5と、トレーニング動作において記憶したフィンガープリントFP2との類似度を算出する。無線端末103は、無線端末105から送信されたフィンガープリントFP5と、トレーニング動作において記憶したフィンガープリントFP3との類似度を算出する。無線端末104は、無線端末105から送信されたフィンガープリントFP5と、トレーニング動作において記憶したフィンガープリントFP4との類似度を算出する。
無線端末101~104の各々は、フィンガープリントの類似度を算出した後、他の無線端末101~105に、算出したフィンガープリントの類似度を送信する。
例えば、無線端末101は、図3の矢印A2aに示すように、算出した類似度を他の無線端末102~105にブロードキャストする。無線端末102は、図3の矢印A2bに示すように、算出した類似度を他の無線端末101,103~105にブロードキャストする。無線端末103は、図3の矢印A2cに示すように、算出した類似度を他の無線端末101,102,104,105にブロードキャストする。無線端末104は、図3の矢印A2dに示すように、算出した類似度を他の無線端末101~103,105にブロードキャストする。
無線端末101~105の各々は、他の無線端末101~104から送信された類似度から、無線端末105の位置を推定する。例えば、無線端末101~105の各々は、最も高い類似度を送信した無線端末101~104の近傍に、無線端末105が位置していると推定する。
例えば、無線端末105を携帯するユーザは、無線端末102が固定された作業台において、作業しているとする。すなわち、無線端末105は、図3に示すように、無線端末102の近傍に位置しているとする。
この場合、無線端末105のフィンガープリントFP5は、無線端末102に記憶されているフィンガープリントFP2に最も類似する。つまり、図3における無線端末105のフィンガープリントFP5は、無線端末105が無線端末102の近傍に位置していたときに、無線端末102に記憶されたフィンガープリントFP2に最も類似する。言い換えれば、フィンガープリントFP5とフィンガープリントFP2との類似度は、他の類似度に比べ、最も高くなる。
従って、図3の例の場合、無線端末101~105の各々は、最も高い類似度を送信した無線端末102の近傍に、無線端末105が位置していると推定する。
なお、位置推定動作の動作中に、トレーニング動作が実行されてもよい。また、トレーニング動作と、位置推定動作とは、異なるタイミングで実行されてもよい。例えば、トレーニング動作が実行された後、位置推定動作が実行されてもよい。トレーニング動作のタイミングは、第1タイミングと称されてもよい。位置推定動作のタイミングは、第2タイミングと称されてもよい。
図4は、無線端末101のブロック構成例を示した図である。無線端末101~105は、同じブロック構成を有するため、図4では、無線端末101のブロック構成について説明する。
図2に示すように、無線端末101は、無線通信部11と、制御部12と、入出力部13と、記憶部14と、を有する。
無線通信部11は、他の無線端末102~105と無線通信を行う。無線通信は、例えば、920MHz帯を用いる小電力通信、IEEE802.15.4、2.4GHz帯を用いるZigbee、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、5GHz帯を用いる無線LAN(IEEE802.11a/ac)またはDSRC、60GHz帯を用いる無線LAN(IEEE802.11ad)、構内PHS、LTE、あるいは5Gを用いた無線通信である。無線通信部11は、受信データと受信した無線信号(受信パケット)のRSSIとを出力する。
制御部12は、各部の制御を行う。制御部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって構成される。制御部12は、パケットの送受信処理、複数の送信元(無線端末102~105)のRSSIを集めたフィンガープリントの記憶処理、フィンガープリントの類似度の算出処理、および他の無線端末102~104から送信された類似度の比較に基づく無線端末105の位置推定処理などを行う。
入出力部13は、例えば、スイッチ、キー装置などの入力デバイスである。また、入出力部13は、例えば、加速度センサ、人感センサなどのセンサデバイスである。また、入出力部13は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、ディスプレイ、スピーカなどの出力デバイスである。
記憶部14には、制御部12が動作するためのプログラムが記憶される。また、記憶部14には、制御部12が計算処理を行うためのデータ、または、制御部12が各部を制御するためのデータ等が記憶される。例えば、記憶部14には、ノードリストおよびフィンガープリント等が記憶される。記憶部14は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、およびHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置によって構成されてもよい。
図5は、パケット50の構成例を示した図である。無線端末101~105は、図5に示すパケット50をブロードキャストする。これにより、無線端末101~105は、メッシュネットワーク内における無線端末105の位置推定を行う。
図3に示すように、パケット50は、宛先アドレス501と、送信元アドレス502と、ノード種別503と、シーケンス番号504と、問合せフィールド505と、応答フィールド506と、の領域を有する。
宛先アドレス501には、パケット50の送信先の無線端末に関するアドレス情報が格納される。例えば、パケット50がブロードキャストされる場合、宛先アドレス501には、所定のブロードキャストアドレス(例えば、オール1)が格納される。パケット50がユニキャストされる場合、宛先アドレス501には、送信先の無線端末におけるアドレスが格納される。
送信元アドレス502には、パケット50の送信元における無線端末のアドレスが格納される。
ノード種別503には、パケット50の送信元である無線端末が、アンカーノードであるか、または、モバイルノードであるかを示すノード種別情報が格納される。例えば、無線端末101~104がパケット50を送信する場合、ノード種別503には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納される。無線端末105がパケット50を送信する場合、ノード種別503には、モバイルノードを示すノード種別情報が格納される。
ノード種別情報は、例えば初期設定時に、キー装置等の入出力部を介して、ユーザにより設定されてもよい。設定されたノード種別情報は、無線端末の記憶部に記憶される。
また、ノード種別情報は、例えば、加速度センサ等の入出力部からの信号に基づいて、無線端末に設定されてもよい。例えば、無線端末の制御部は、加速度センサの信号に基づいて、アンカーノードであるか、または、モバイルノードであるか否かを判定する。無線端末の制御部は、アンカーノードであると判定した場合、アンカーノードを示すノード種別情報を記憶部に記憶する。無線端末の制御部は、モバイルノードであると判定した場合、モバイルノードを示すノード種別情報を記憶部に記憶する。
シーケンス番号504には、パケットの順番(またはID)を示すシーケンス番号が格納される。
問合せフィールド505には、他の無線端末に対する問合せに関するデータ(問合せ情報)が格納される。例えば、位置推定の対象となる無線端末105は、問合せフィールド505に、無線端末105におけるフィンガープリントを格納し、他の無線端末101~104にブロードキャストする(例えば、図3の矢印A1を参照)。
応答フィールド506には、他の無線端末からの問合せに対する、応答に関するデータ(応答情報)が格納される。例えば、無線端末101~104の各々は、問合せフィールド505にフィンガープリントが格納されていた場合、問合せフィールド505に格納されたフィンガープリントと、トレーニング動作で取得したフィンガープリントとの類似度を算出する。無線端末101~104の各々は、算出した類似度を応答フィールド506に格納し、パケット50をブロードキャストする(例えば、図3の矢印A2a~A2dを参照)。これにより、無線端末101~105の各々は、無線端末101~104が算出したフィンガープリントの類似度を取得できる。
以下では、パケット50をBC(BroadCast)パケットと呼ぶことがある。
図6は、アンカーノードの無線端末101の動作例を示したフローチャートである。
無線端末101の制御部12は、記憶部14を参照し、ノード種別情報を取得する。無線端末101の制御部12は、記憶部14から取得したノード種別情報が、アンカーノードであることを示す場合、図6に示すフローチャートの処理を実行する。なお、無線端末101は、アンカーノードである。従って、無線端末101の制御部12は、図6に示すフローチャートの処理を実行する。
ステップS301において、無線端末101の制御部12は、無線通信部11を介し、BCパケットをブロードキャストする。
ステップS302において、無線端末101の制御部12は、無線通信部11が、他の無線端末102~105が送信したBCパケットを受信していた場合、受信したBCパケットの送信元アドレスと、受信したBCパケットのRSSIとを組としたフィンガープリントを記憶部14に記憶する。
フィンガープリントは、現在までの所定時間の間(例えば、現在までの1秒の間)に受信された、他の無線端末102~105から送信されたBCパケットの受信強度を要素に持つリスト(ベクトル)であってもよい。フィンガープリントの各要素は、BCパケットの受信の度に更新され、フィンガープリントは、最新の要素を有する。
ステップS303において、無線端末101の制御部12は、例えば、入出力部13のスイッチが押下され、入出力部13から所定の信号が出力されていた場合、現在のフィンガープリントを、保存フィンガープリントとして記憶部14に記憶する。保存フィンガープリントは、例えば、図2A~図2Dで説明したフィンガープリントFP1~FP4に対応する。以下では、保存フィンガープリントを記憶する契機となる所定の信号を、フィンガープリント保存コマンドと呼ぶことがある。
ステップS304において、無線端末101の制御部12は、無線通信部11が受信したBCパケットの問合せフィールド505に、フィンガープリントが格納されている場合、記憶部14に記憶している保存フィンガープリントと、問合せフィールド505に格納されたフィンガープリントとの類似度を算出する。
なお、モバイルノードの無線端末105が、問合せフィールド505に、無線端末105のフィンガープリントを格納し、BCパケットをブロードキャストする(例えば、図7のS401,S403を参照)。従って、無線端末101の制御部12は、記憶部14に記憶されている無線端末101の保存フィンガープリントと、無線端末105のフィンガープリントとの類似度を算出する。
無線端末101の制御部12は、類似度を算出した後、算出した類似度(スコア)と、受信したBCパケットのシーケンス番号と、受信したBCパケットの送信元アドレス(位置推定対象の無線端末105のアドレス)とを、次に送信する(S301にて送信する)BCパケットの応答フィールド506に格納する。
他のアンカーノードの無線端末102~104も、無線端末101と同様に類似度を算出し、応答フィールド506に、算出した類似度と、受信したBCパケットのシーケンス番号と、受信したBCパケットの送信元アドレス(位置推定対象の無線端末105のアドレス)とを格納したBCパケットをブロードキャストする。このブロードキャストにより、無線端末101は、無線端末102~104の各々が算出したフィンガープリントの類似度を取得し、次のステップS305において、位置推定の対象となる無線端末105が、どの無線端末101~104の近傍に位置するかを判定する。
ステップS305において、無線端末101の制御部12は、無線通信部11が受信したBCパケットの応答フィールド506に、類似度と、シーケンス番号と、無線端末105のアドレスとが格納されている場合、受信したBCパケットの送信元アドレスと、応答フィールド506に格納されていた応答情報とを記憶部14に記憶する。
無線端末101の制御部12は、記憶部14に記憶した応答情報のうち、同一シーケンス番号(同じ時刻に同じ位置推定対象ノードに問合せされた同じフィンガープリント)を有する応答情報の無線端末105において、類似度を比較する。そして、無線端末101の制御部12は、類似度が最も大きい無線端末101~104の近傍に、無線端末105が位置していると判定する。
ステップS306において、無線端末101の制御部12は、通信動作終了であれば(S306の「Yes」)、図6のフローチャートの動作を終了する。無線端末101の制御部12は、通信動作終了でなければ(S306の「No」)、処理をステップS301に移行する。通信終了操作は、ユーザが無線端末101~105の入出力部を操作することで行われてもよい。無線端末101~105は、ユーザから入出力部を介して操作を受付けると通信終了コマンドを他の無線端末に送信してもよい。無線端末101~105は、他の無線端末からの通信終了コマンドを受信することにより通信動作終了を判断してもよい。
なお、無線端末102~104もアンカーノードであり、図6に示したフローチャートの処理を実行する。無線端末101~104は、図6に示したフローチャートを周期的に実行してもよい。
図7は、モバイルノードの無線端末105の動作例を示したフローチャートである。
無線端末105の制御部は、記憶部を参照し、ノード種別情報を取得する。無線端末105の制御部は、記憶部から取得したノード種別情報が、モバイルノードであることを示す場合、図7に示すフローチャートの処理を実行する。なお、無線端末105は、モバイルノードである。従って、無線端末105の制御部は、図7に示すフローチャートの処理を実行する。無線端末105の制御部は、図7に示すフローチャートの処理を周期的に実行してもよい。
図7に示すステップS401,S402の処理は、図6で説明したステップS301,S302の処理と同様であり、その説明を省略する。
ステップS403において、無線端末105の制御部は、S402にて記憶したフィンガープリントを、次に送信する(S401にて送信する)BCパケットの問合せフィールド505に格納する。このフィンガープリントの格納処理により、アンカーノードの無線端末101~104の各々は、モバイルノードの無線端末105のフィンガープリントを取得でき、記憶部に記憶している保存フィンガープリントと、無線端末105のフィンガープリントとの類似度を算出できる(例えば、図6のS304を参照)。
図7に示すステップS404,S405の処理は、図6で説明したステップS305,S306の処理と同様であり、その説明を省略する。
図8は、フィンガープリント600の一例を示した図である。フィンガープリント600は、例えば、図6で説明したステップS302の処理によって、無線端末101~104の記憶部に記憶される。また、フィンガープリント600は、例えば、図7で説明したステップS402の処理によって、無線端末105の記憶部に記憶される。
図8に示すように、フィンガープリント600は、BCパケットに含まれる送信元ノードの送信元アドレスと、BCパケットから計測したRSSIとの組から構成される。フィンガープリント600は、送信元アドレスとRSSIとの組を複数含んでいてよい。
無線端末は、新たな送信元アドレスを含むBCパケットを受信した場合、新たな送信元アドレスとRSSIとの組を追加してフィンガープリント600を更新する。例えば、無線端末は、位置推定システム1に新たな無線端末が追加された場合、追加された無線端末の送信元アドレスとRSSIとの組を追加してフィンガープリント600を更新する。
無線端末は、フィンガープリント600に含まれる送信元アドレスを有したBCパケットを受信した場合、その送信元アドレスに対応するRSSIを、新しく計測したRSSIに更新する。
図9は、保存フィンガープリント700の一例を示した図である。保存フィンガープリント700は、例えば、図6で説明したステップS303の処理によって、無線端末101~104の記憶部に記憶される。
保存フィンガープリント700は、無線端末の入出力部からフィンガープリント保存コマンドが出力されたときの、記憶部に記憶されていたフィンガープリント600である。
例えば、フィンガープリント600は、BCパケットの受信によって更新される。これに対し、保存フィンガープリント700は、フィンガープリント保存コマンドが、無線端末の入出力部から出力されたときに、記憶部に記憶されていたフィンガープリント600に更新される。
保存フィンガープリント700は、図9に示すように、オプション領域を有する。オプションには、例えば、保存フィンガープリント700が更新された時刻が格納される。
なお、無線端末は、BCパケットの問合せフィールドを用いて自身のフィンガープリント600または保存フィンガープリント700を他の無線端末に送信してもよい。この時、無線端末は、他の無線端末から送信されたパケットを受信した後、受信したパケットの問合せフィールドに格納されているフィンガープリントを、送信元アドレスを含めて、保存フィンガープリントのオプションに保存するようにしてもよい。
これにより、無線端末は、保存フィンガープリントのオプションに、モバイルノードが計測したフィンガープリントの他に、アンカーノードがモバイルノードからのBCパケットを受信して計測したフィンガープリントや、アンカーノード間でBCパケットを送受信したときに計測したフィンガープリントが格納されるようにしてもよい。また、オプションには、位置推定対象の無線端末105のアドレスが格納されてもよい。
フィンガープリントの類似度の算出例について説明する。
位置推定対象であるモバイルノードの無線端末のフィンガープリントと、アンカーノードの無線端末の保存フィンガープリントとの類似度は、コサイン類似度を用いて算出されてもよい。
例えば、モバイルノードの無線端末のフィンガープリントは、RSSIを要素としたベクトルと捉えることができる。アンカーノードの無線端末の保存フィンガープリントは、RSSIを要素としたベクトルと捉えることができる。モバイルノードの無線端末のフィンガープリントベクトルと、アンカーノードの無線端末の保存フィンガープリントベクトルとのコサイン類似度を求める式は、式(1)で示される。
Figure 0007411885000001
モバイルノードの無線端末のフィンガープリントベクトルと、アンカーノードの無線端末の保存フィンガープリントベクトルとは、式(1)のコサイン類似度の値が1に近い程、類似していると言える。
なお、類似度の算出方法は、コサイン類似度に限られない。類似度の算出方法は、ユークリッド距離の逆数やピアソン相関係数など、他の方法が用いられてもよい。
図10Aおよび図10Bは、位置推定システム1の動作例を示したシーケンス図である。図10Aおよび図10Bにおいて、無線端末105は、無線端末104の近傍に位置しているとする。
ステップS5001において、無線端末101は、BCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末101のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、1が格納されている。
なお、無線端末102~105の各々は、ステップS5001にて送信されたBCパケットを受信し、受信したBCパケットのRSSIを計測する。無線端末102~105の各々は、計測したRSSIに基づいて、記憶部に記憶されているフィンガープリントを更新する。
ステップS5002において、無線端末102は、BCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末102のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、2が格納されている。
なお、無線端末101,103~105の各々は、ステップS5002にて送信されたBCパケットを受信し、受信したBCパケットのRSSIを計測する。無線端末101,103~105の各々は、計測したRSSIに基づいて、記憶部に記憶されているフィンガープリントを更新する。
ステップS5003において、無線端末103は、BCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末103のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、3が格納されている。
なお、無線端末101,102,104,105の各々は、ステップS5003にて送信されたBCパケットを受信し、受信したBCパケットのRSSIを計測する。無線端末101,102,104,105の各々は、計測したRSSIに基づいて、記憶部に記憶されているフィンガープリントを更新する。
ステップS5004において、無線端末104は、BCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末104のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、4が格納されている。
なお、無線端末101~103,105の各々は、ステップS5004にて送信されたBCパケットを受信し、受信したBCパケットのRSSIを計測する。無線端末101~103,105の各々は、計測したRSSIに基づいて、記憶部に記憶されているフィンガープリントを更新する。
ステップS5005において、無線端末105は、BCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末105のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、モバイルノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、5が格納されている。
なお、無線端末101~104の各々は、ステップS5005にて送信されたBCパケットを受信し、受信したBCパケットのRSSIを計測する。無線端末101~104の各々は、計測したRSSIに基づいて、記憶部に記憶されているフィンガープリントを更新する。
ここで、無線端末105を携帯したユーザが、無線端末104の入出力部を操作(例えば、スイッチを押下)する。
ステップS5006において、無線端末104の入出力部は、ユーザの操作に応じて、フィンガープリント保存コマンドを出力する。無線端末104は、フィンガープリント保存コマンドの出力に応じて、記憶部に記憶されているフィンガープリントを、保存フィンガープリントとして記憶部に記憶する。
なお、以下では、他のアンカーノードの無線端末101~103も、記憶部に保存フィンガープリントを記憶しているとする。すなわち、無線端末101は、無線端末105が無線端末101の近傍に位置したときの保存フィンガープリントを記憶している。無線端末102は、無線端末105が無線端末102の近傍に位置したときの保存フィンガープリントを記憶している。無線端末103は、無線端末105が無線端末103の近傍に位置したときの保存フィンガープリントを記憶している。
ステップS5007~S5010において、無線端末101~104は、ステップS5001~S5004の処理と同様に、BCパケットを送信する。これにより、無線端末101~104は、BCパケットを送受信し合うことで、各無線端末が随時最新のRSSIを計測し、フィンガープリント600を更新してもよい。
図10BのステップS5011において、無線端末105は、BCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末105のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、モバイルノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、10が格納されている。BCパケットの問合せフィールドには、無線端末105が記憶していたフィンガープリント(最新のフィンガープリント)が格納されている。
ステップS5012aにおいて、無線端末101は、S5011にて送信されたBCパケットを受信する。S5011にて送信されたBCパケットの問合せフィールドには、無線端末105のフィンガープリントが格納されている。従って、無線端末101は、BCパケットの問合せフィールドに格納されていた無線端末105のフィンガープリントと、記憶部に記憶している保存フィンガープリントとの類似度を算出する。このため、S5011にて無線端末105から送信されたBCパケットが類似度の算出契機となり、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号は10となる。
ステップS5012bにおいて、無線端末102は、S5011にて送信されたBCパケットを受信する。S5011にて送信されたBCパケットの問合せフィールドには、無線端末105のフィンガープリントが格納されている。従って、無線端末102は、BCパケットの問合せフィールドに格納されていた無線端末105のフィンガープリントと、記憶部に記憶している保存フィンガープリントとの類似度を算出する。このため、S5011にて無線端末105から送信されたBCパケットが類似度の算出契機となり、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号は10となる。
ステップS5012cにおいて、無線端末103は、S5011にて送信されたBCパケットを受信する。S5011にて送信されたBCパケットの問合せフィールドには、無線端末105のフィンガープリントが格納されている。従って、無線端末103は、BCパケットの問合せフィールドに格納されていた無線端末105のフィンガープリントと、記憶部に記憶している保存フィンガープリントとの類似度を算出する。このため、S5011にて無線端末105から送信されたBCパケットが類似度の算出契機となり、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号は10となる。
ステップS5012dにおいて、無線端末104は、S5011にて送信されたBCパケットを受信する。S5011にて送信されたBCパケットの問合せフィールドには、無線端末105のフィンガープリントが格納されている。従って、無線端末104は、BCパケットの問合せフィールドに格納されていた無線端末105のフィンガープリントと、記憶部に記憶している保存フィンガープリントとの類似度を算出する。このため、S5011にて無線端末105から送信されたBCパケットが類似度の算出契機となり、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号は10となる。
なお、上記したように、モバイルノードの無線端末105は、アンカーノードの無線端末104の近傍に位置している。従って、無線端末104が算出する類似度が最も高くなる。例えば、図10Bの例では、無線端末101における類似度は「0.2」である。無線端末102における類似度は「0.5」である。無線端末103における類似度は「0.4」である。無線端末104における類似度は「0.8」である。
ステップS5013において、無線端末101は、BCパケットを送信する。すなわち、無線端末101は、問合せフィールドにフィンガープリントが格納されたBCパケットを受信し、類似度を算出した後、応答のBCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末101のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、11が格納されている。BCパケットの応答フィールドには、ステップS5012aにて算出した類似度と、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号(S5011にて送信されたBCパケットのシーケンス番号10)と、類似度計算されたモバイルノードのアドレス(無線端末105のアドレス)と、が格納されている。
なお、無線端末101のBCパケットを受信した無線端末102~105は、無線端末101のアドレスと、BCパケットの応答フィールドに格納されていた応答情報とを対応付けて、記憶部14に記憶する。
ステップS5014において、無線端末102は、BCパケットを送信する。すなわち、無線端末102は、問合せフィールドにフィンガープリントが格納されたBCパケットを受信し、類似度を算出した後、応答のBCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末102のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、12が格納されている。BCパケットの応答フィールドには、ステップS5012bにて算出した類似度と、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号(S5011にて送信されたBCパケットのシーケンス番号10)と、類似度計算されたモバイルノードのアドレス(無線端末105のアドレス)と、が格納されている。
なお、無線端末102のBCパケットを受信した無線端末101,103~105は、無線端末102のアドレスと、BCパケットの応答フィールドに格納されていた応答情報とを対応付けて、記憶部に記憶する。
ステップS5015において、無線端末103は、BCパケットを送信する。すなわち、無線端末103は、問合せフィールドにフィンガープリントが格納されたBCパケットを受信し、類似度を算出した後、応答のBCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末103のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、13が格納されている。BCパケットの応答フィールドには、ステップS5012cにて算出した類似度と、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号(S5011にて送信されたBCパケットのシーケンス番号10)と、類似度計算されたモバイルノードのアドレス(無線端末105のアドレス)と、が格納されている。
なお、無線端末103のBCパケットを受信した無線端末101,102,104,105は、無線端末103のアドレスと、BCパケットの応答フィールドに格納されていた応答情報とを対応付けて、記憶部に記憶する。
ステップS5016において、無線端末104は、BCパケットを送信する。すなわち、無線端末104は、問合せフィールドにフィンガープリントが格納されたBCパケットを受信し、類似度を算出した後、応答のBCパケットを送信する。
BCパケットの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレスが格納されている。BCパケットの送信元アドレスには、無線端末104のアドレスが格納されている。BCパケットのノード種別には、アンカーノードを示すノード種別情報が格納されている。BCパケットのシーケンス番号には、14が格納されている。BCパケットの応答フィールドには、ステップS5012dにて算出した類似度と、類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号(S5011にて送信されたBCパケットのシーケンス番号10)と、類似度計算されたモバイルノードのアドレス(無線端末105のアドレス)と、が格納されている。
なお、無線端末104のBCパケットを受信した無線端末101~103,105は、無線端末104のアドレスと、BCパケットの応答フィールドに格納されていた応答情報とを対応付けて、記憶部に記憶する。
ステップS5013~S5016のBCパケットの送信によって、無線端末101~105は、無線端末101~104の各々が算出した類似度を共有できる。
ステップS5017aにおいて、無線端末101は、無線端末101~104の各々が算出した類似度を比較する。無線端末101は、最も大きい類似度を算出した無線端末の近傍に、無線端末105が位置していると判定する。
なお、無線端末が記憶部に保存した類似度を比較するタイミングは、保存した類似度の数が所定数に達するか、所定の時間おきに周期的に比較するようにしてもよい。また、他の無線端末から応答フィールドに類似度が格納されたBCパケットを受信する度に類似度比較を行い、より大きい類似度が含まれる応答情報(類似度と類似度算出契機となったBCパケットのシーケンス番号と位置推定対象ノードアドレス)を次に送信するBCパケットの応答フィールドに格納して送信してもよい。
また、応答フィールドに類似度スコアを記載したブロードキャストパケットを送信するタイミングは、他のノードからの類似度を受信し比較する度に送信してもよいし、所定の順序に従って自身の送信順が回ってきた時に送信してもよい。
例えば、図10Aおよび図10Bの例では、無線端末104の類似度「0.8」が最も高い。従って、無線端末101は、無線端末105は無線端末104の近傍に位置していると判定する。
ステップS5017b~S5017eにおいて、無線端末102~105は、無線端末101のステップS5017aの処理と同様に、最も大きい類似度を算出した無線端末の近傍に、無線端末105が位置していると判定する。
なお、ステップS5013~S5016にて説明した類似度の算出契機となったBCパケットのシーケンス番号は、問合せフィールドを用いて無線端末105が送信するフィンガープリントのうち、どのフィンガープリントを用いて類似度を算出したかを区別するために使用される。
また、ステップS5011にて送信されるBCパケットには、送信元アドレス以外の領域に、位置推定対象の無線端末105のアドレスが含まれてもよい。
また、BCパケットの送信順序は、所定の順序でもよいし、ランダムな順序でもよい。
以上説明したように、無線端末101の制御部12は、無線端末101が第1タイミングにおいて測定したフィンガープリントFP1と、無線端末105から送信される無線端末105が第2タイミングにおいて測定したフィンガープリントFP5と、の第1類似度を算出する。無線通信部11は、他の無線端末102~104が第1タイミングにおいて測定したフィンガープリントFP2~FP4と、無線端末105のフィンガープリントFP5と、の第2類似度を、他の無線端末102~104から受信する。制御部12は、第1類似度と、第2類似度と、の比較結果に基づいて、無線端末105の位置を判定する。
これにより、位置推定システム1は、例えば、無線端末105の位置を推定するためのサーバやゲートウェイ等の機器を要することなく、無線端末101~105において、無線端末105の位置を推定でき、低コストで無線端末105の位置を推定できる。
また、無線端末101~105は、同様のブロック構成を有し、無線端末105の位置を推定する。これにより、位置推定システム1は、低コストで無線端末105の位置を推定できる。
また、伝搬環境の変化や無線端末の故障を原因として、アンカーノードの位置を変更したり、交換したり、増設したりする場合がある。位置推定システム1では、アンカーノードの位置の変更や交換、増設が簡単にできる。
例えば、アンカーノードを増設する場合、増設されたアンカーノードは、BCパケットの送信を開始する。そして、増設されたアンカーノードは、メッシュネットワークに参加している1つ以上のアンカーノードから、BCパケットを受信し、図6のフローチャートの処理を実行する。これにより、位置推定システム1は、アンカーノードの増設が容易にできる。
また、位置推定システム1は、フィンガープリントをサーバに収集して、モバイルノードの位置推定を行うシステムに比べ、増設されたアンカーノードとサーバとの間でのネットワーク参加要求などの事前通信を行う処理が不要である。また、位置推定システム1は、サーバから既存のアンカーノードに、増設したアンカーノードの追加情報を通知する処理が不要である。これにより、位置推定システム1は、アンカーノードの増設が容易にできる。
また、位置推定システム1は、サーバと通信しなくても、メッシュネットワークに参加するアンカーノード間において通信が可能であれば位置推定ができる。そのため、位置推定システム1は、増設場所の選択における自由度が高くなる。
(変形例1)
無線端末101~104は、ユーザの入出力部の操作に応じて、保存フィンガープリントを記憶部に記憶したが、これに限られない。
例えば、無線端末101~104は、人感センサによって、無線端末105を携帯したユーザが近傍に位置していることを検知し、保存フィンガープリントを記憶部に記憶してもよい。
また、無線端末105の入出力部が、保存フィンガープリントを記憶するための操作をユーザから受付けてもよい。無線端末105は、入出力部がユーザから操作を受付けると、フィンガープリント保存コマンドを無線端末101~104に送信してもよい。無線端末101~104は、無線端末105から送信されたフィンガープリント保存コマンドに応じて、保存フィンガープリントを記憶部に記憶してもよい。
また、無線端末105は、例えば、1m~2m等、通信距離の短い所定の信号を出力してもよい。無線端末101~104は、無線端末105から所定の信号を受信した場合、保存フィンガープリントを記憶部に記憶してもよい。
(変形例2)
無線端末101~105が類似度を比較する処理は、記憶部に保存された類似度の数が所定数に達したときに実行されてもよい。例えば、図10Bに示したS5017a~S5017eの処理は、無線端末101~105の記憶部に保存された類似度の数が所定数に達したときに実行されてもよい。
その際、無線端末101~105の各々は、無線端末101~104の各々において類似度の平均値を算出し、算出した類似度の平均値を比較してもよい。また、無線端末101~105の各々は、無線端末101~104の各々における所定数の類似度のうち、最も値の大きい類似度を抽出し、抽出した類似度を比較してもよい。
また、無線端末が類似度を比較する処理は、所定の周期で実行されてもよい。
また、無線端末101~104は、応答フィールドに類似度を格納したBCパケットの送信を、他の無線端末からの類似度を受信して比較する度に実行してもよいし、無線端末101~104間における所定の順序に従って実行してもよい。
(変形例3)
モバイルノードの無線端末105は、記憶部に保存フィンガープリントを記憶してもよい。無線端末105は、記憶部に保存フィンガープリントを記憶する場合、無線端末105の近傍に位置している無線端末101~104のアドレスを、保存フィンガープリントのオプションに格納してもよい。
これにより、無線端末105は、無線端末105が近傍に位置していた無線端末101~104ごとに、無線端末101~104の保存フィンガープリントを保存できる。
なお、無線端末101~104の保存フィンガープリントおよびアドレスは、フィンガープリント保存コマンドを発行した無線端末101~104から、無線端末105にパケットを送信して通知してもよい。また、無線端末101~104の保存フィンガープリントおよびアドレスは、フィンガープリント保存コマンドのパラメータとして、無線端末105の入出力部から与えられてもよい。
無線端末101~104は、フィンガープリント保存コマンドが発行されたとき、無線端末105が近傍に位置しているときのフィンガープリントを保存フィンガープリントとして記憶する。一方、無線端末105は、無線端末101~104の近傍にいるときに記憶された保存フィンガープリントを、無線端末101~104ごとにおいて記憶する。
無線端末105の位置推定の処理において、無線端末105が算出した類似度と最も近い類似度を算出した無線端末101~104の類似度には、重み付けがされてもよい。
(変形例4)
フィンガープリントの記憶は、過去に追加したRSSIのうち、どこまで古いものを記憶しておくかは、各ノードに所定の時間を設定してもよいし、ユーザがパラメータとして随時入力してもよい。
(変形例5)
無線端末101~105は、フィンガープリントを更新する際、追加するRSSIと組になっている送信元アドレスが、既にフィンガープリントに含まれている場合、新しく計測したRSSIで随時上書きしてもよい。また、無線端末101~105は、フィンガープリントを更新する際、追加するRSSIと組になっている送信元アドレスおよび宛先アドレスが、既にフィンガープリントに含まれている場合、新しく計測したRSSIで随時上書きしてもよい。また、無線端末101~105は、BCパケットに記載されているシーケンス番号を識別子として、2個以上のフィンガープリントを記憶してもよい。
(変形例6)
無線端末101~105は、フィンガープリントを更新するとき、その時点で記憶しているフィンガープリントのRSSIよりも古いRSSIを含むフィンガープリントを受信する可能性もある。
そこで、無線端末101~105は、送信元アドレスとRSSIとの他に、シーケンス番号を記憶してもよい。無線端末101~105は、フィンガープリントを更新するとき、記憶部に記憶しているフィンガープリントのシーケンス番号と、新しく受信したフィンガープリントのシーケンス番号とを比較し、新しく計測されたRSSIを用いて、フィンガープリントを更新してもよい。
(変形例7)
保存フィンガープリントは、フィンガープリント保存コマンドが2回以上発行された場合、2個以上記憶部に保存されてもよい。また、保存フィンガープリントは、フィンガープリント保存コマンドが発行される度に上書きされてもよい。
また、保存フィンガープリントは、複数のフィンガープリント保存コマンドが発行された場合、複数のフィンガープリント保存コマンドに対する複数のRSSIの平均値を算出し、RSSIの平均値を保存フィンガープリントとして記憶部に記憶してもよい。
(変形例8)
モバイルノードの最近傍ノードでない他のアンカーノードが、フィンガープリント保存コマンドを受信して、保存フィンガープリントのオプションに、最近傍ノードの代わりに現在のフィンガープリントを記憶してもよい。
このとき、モバイルノードの最近傍ノードでない他のアンカーノードは、保存フィンガープリントのオプションに、最近傍ノードのアドレスを格納してもよい。これにより、保存フィンガープリントとして記憶されたフィンガープリントは、モバイルノードがどのアンカーノードの最近傍にいたときに記憶された保存フィンガープリントであるかを、オプションに格納された最近傍ノードアドレスにより識別されることができる。
(変形例9)
上記したように、アンカーノードおよびモバイルノードの各々は、アンカーノードの各々において算出された類似度を比較する。そして、アンカーノードおよびモバイルノードの各々は、最も大きい類似度を判定する。
どのアンカーノードも十分に異なる類似度を算出した場合、モバイルノードの最近傍アンカーの位置は明確に判定される。
しかし、各所に置かれた遮蔽物や人の行き来により屋内の伝搬環境は変化しやすいため、モバイルノードの最近傍にいるアンカーノードが、異なる時刻に保持したフィンガープリントベクトルの全てに対して最も高い類似度を算出するとは限らない。
また、非常に近い値の類似度が異なるアンカーノードにより算出された場合、1つの最近傍ノードを判定することは難しい。
そこで、アンカーノードは、自身が算出した類似度スコアに対する重みを算出し、重み付き類似度スコアを、次に送信するブロードキャストパケットの応答フィールドに格納してもよい。
アンカーノードは、直近N回分における最近傍ノードの判定結果履歴を保持し、自身が次に最近傍ノードに判定される確率を算出し重みとして類似度にかけてもよい。
アンカーノードは、全てのアンカーノードの固定された設置場所情報を参照し、自身の位置が直前に判定された最近傍ノードからの距離に近いほど大きく、遠いほど小さくなるように類似度に重みづけを行ってもよい。
このために、アンカーノードは、全てのアンカーノードの設置場所情報を記憶部に保存していてもよいし、ノードが周期的に送信するブロードキャストパケットに自身の設置位置情報を記載してもよい。
アンカーノードがフィンガープリントベクトルを構成するRSSIの更新履歴を保持しておき、所定時間内に更新されていないRSSIの割合が既定値を超えていれば自身の類似度を小さくするよう重みづけをしてもよい。
上述の実施の形態においては、各構成要素に用いる「・・・部」という表記は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」といった他の表記に置換されてもよい。
以上、図面を参照しながら実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかである。そのような変更例または修正例についても、本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態における各構成要素は任意に組み合わされてよい。
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部または全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示は、通信機能を持つあらゆる種類の装置、デバイス、システム(通信装置と総称)において実施可能である。通信装置は無線送受信機(トランシーバー)と処理/制御回路を含んでもよい。無線送受信機は受信部と送信部、またはそれらを機能として、含んでもよい。無線送受信機(送信部、受信部)は、RF(Radio Frequency)モジュールと1または複数のアンテナを含んでもよい。RFモジュールは、増幅器、RF変調器/復調器、またはそれらに類するものを含んでもよい。通信装置の、非限定的な例としては、電話機(携帯電話、スマートフォン等)、タブレット、パーソナル・コンピューター(PC)(ラップトップ、デスクトップ、ノートブック等)、カメラ(デジタル・スチル/ビデオ・カメラ等)、デジタル・プレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー等)、着用可能なデバイス(ウェアラブル・カメラ、スマートウオッチ、トラッキングデバイス等)、ゲーム・コンソール、デジタル・ブック・リーダー、テレヘルス・テレメディシン(遠隔ヘルスケア・メディシン処方)デバイス、通信機能付きの乗り物又は移動輸送機関(自動車、飛行機、船等)、及び上述の各種装置の組み合わせがあげられる。
通信装置は、持ち運び可能又は移動可能なものに限定されず、持ち運びしない又は固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、システム、例えば、スマート・ホーム・デバイス(家電機器、照明機器、スマートメーター又は計測機器、コントロール・パネル等)、自動販売機、その他IoT(Internet of Things)ネットワーク上に存在し得るあらゆる「モノ(Things)」をも含む。
通信には、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システム等によるデータ通信に加え、これらの組み合わせによるデータ通信も含まれる。
また、通信装置には、本開示に記載される通信機能を実行する通信デバイスに接続又は連結される、コントローラやセンサ等のデバイスも含まれる。例えば、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスが使用する制御信号やデータ信号を生成するような、コントローラやセンサが含まれる。
また、通信装置には、上記の非限定的な各種装置と通信を行う、あるいはこれら各種装置を制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、システムが含まれる。
(本開示のまとめ)
本開示に係る固定無線装置における位置推定方法は、固定無線装置における位置推定方法であって、前記固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した第1フィンガープリントと、移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出し、他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定した第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信し、前記第1類似度と、前記第2類似度と、の比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する。
本開示に係る位置推定方法において、前記第1フィンガープリントは、前記移動無線装置と前記固定無線装置との距離が、前記移動無線装置と前記他の固定無線装置との距離よりも近い場合、前記固定無線装置によって前記第1タイミングにおいて記憶され、前記第3フィンガープリントは、前記移動無線装置と前記他の固定無線装置との距離が、前記移動無線装置と前記固定無線装置との距離よりも近い場合、前記他の固定無線装置によって前記第1タイミングにおいて記憶される。
本開示に係る位置推定方法において、前記第1タイミングは、前記固定無線装置が備える入出力部から出力される信号に応じて決まり、前記固定無線装置は、前記第1フィンガープリントを前記第1タイミングにおいて測定し、記憶する。
本開示に係る位置推定方法において、前記第1タイミングは、前記移動無線装置から送信される信号に応じて決まり、前記固定無線装置は、前記第1フィンガープリントを前記第1タイミングにおいて、測定し、記憶する。
本開示に係る位置推定方法において、前記固定無線装置は、第1類似度を前記他の固定無線装置に送信する。
本開示に係る位置推定方法において、前記固定無線装置が算出した前記第1類似度が、前記他の固定無線装置から受信した前記第2類似度よりも高い類似度である場合、前記移動無線装置と前記固定無線装置との距離が、前記移動無線装置と前記他の固定無線装置との距離よりも、近いと判定する。
本開示に係る位置推定プログラムは、固定無線装置に、第1フィンガープリントを第1タイミングにおいて測定し、記憶し、前記第1フィンガープリントと、移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出し、他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定し記憶した第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信し、前記第1類似度と、前記第2類似度との比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、処理を実行させる。
本開示に係る固定無線装置は、前記固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した第1フィンガープリントと、移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出する制御部と、他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定した第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信する通信部と、を備え、前記制御部は、前記第1類似度と、前記第2類似度との比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する。
本開示に係る移動無線装置における位置推定方法は、前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントを複数の固定無線装置に送信し、前記複数の固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記複数の固定無線装置から受信し、前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する。
本開示に係る位置推定プログラムは、移動無線装置に、前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントを複数の固定無線装置に送信し、前記複数の固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記複数の固定無線装置から受信し、前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、処理を実行させる。
本開示に係る移動無線装置は、前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した第2フィンガープリントを複数の固定無線装置に送信する送信部と、前記複数の固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した前記複数の固定無線装置の複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記固定無線装置から受信する受信部と、前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する制御部と、を有する。
本開示は、無線通信のフィンガープリントを用いた位置推定システムに適用できる。
1 位置推定システム
11 無線通信部
12 制御部
13 入出力部
14 記憶部
50 パケット
101~105 無線端末
501 宛先アドレス
502 送信元アドレス
504 シーケンス番号
505 問合せフィールド
506 応答フィールド
600 フィンガープリント
700 保存フィンガープリント

Claims (11)

  1. 固定無線装置における位置推定方法であって、
    前記固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した他の固定無線装置および移動無線装置との間の第1フィンガープリントと、前記移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した前記固定無線装置および前記他の固定無線装置との間の第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出し、
    前記他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定した、自装置以外の固定無線装置および前記移動無線装置との間の第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信し、
    前記第1類似度と、前記第2類似度と、の比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、
    位置推定方法。
  2. 前記第1フィンガープリントは、前記移動無線装置と前記固定無線装置との距離が、前記移動無線装置と前記他の固定無線装置との距離よりも近い場合、前記固定無線装置によって前記第1タイミングにおいて記憶され、
    前記第3フィンガープリントは、前記移動無線装置と前記他の固定無線装置との距離が、前記移動無線装置と前記固定無線装置との距離よりも近い場合、前記他の固定無線装置によって前記第1タイミングにおいて記憶される、
    請求項1に記載の位置推定方法。
  3. 前記第1タイミングは、前記固定無線装置が備える入出力部から出力される信号に応じて決まり、
    前記固定無線装置は、前記第1フィンガープリントを前記第1タイミングにおいて測定し、記憶する、
    請求項1または2に記載の位置推定方法。
  4. 前記第1タイミングは、前記移動無線装置から送信される信号に応じて決まり、
    前記固定無線装置は、前記第1フィンガープリントを前記第1タイミングにおいて、測定し、記憶する、
    請求項1または2に記載の位置推定方法。
  5. 前記固定無線装置は、第1類似度を前記他の固定無線装置に送信する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の位置推定方法。
  6. 前記固定無線装置が算出した前記第1類似度が、前記他の固定無線装置から受信した前記第2類似度よりも高い類似度である場合、
    前記移動無線装置と前記固定無線装置との距離が、前記移動無線装置と前記他の固定無線装置との距離よりも、近いと判定する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の位置推定方法。
  7. 位置推定プログラムであって、
    固定無線装置に、
    前記固定無線装置が測定した他の固定無線装置および移動無線装置との間の第1フィンガープリントを第1タイミングにおいて測定し、記憶し、
    前記第1フィンガープリントと、前記移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した前記固定無線装置および前記他の固定無線装置との間の第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出し、
    前記他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定した、自装置以外の固定無線装置および前記移動無線装置との間の第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信し、
    前記第1類似度と、前記第2類似度との比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、
    処理を実行させる位置推定プログラム。
  8. 固定無線装置であって、
    前記固定無線装置が第1タイミングにおいて測定した他の固定無線装置および移動無線装置との間の第1フィンガープリントと、前記移動無線装置から送信される前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した前記固定無線装置および前記他の固定無線装置との間の第2フィンガープリントと、の第1類似度を算出する制御部と、
    前記他の固定無線装置が前記第1タイミングにおいて測定した、自装置以外の固定無線装置および前記移動無線装置との間の第3フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の第2類似度を、前記他の固定無線装置から受信する通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1類似度と、前記第2類似度との比較結果に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、
    固定無線装置。
  9. 移動無線装置における位置推定方法であって、
    前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した複数の固定無線装置それぞれとの間の第2フィンガープリントを前記複数の固定無線装置に送信し、
    前記複数の固定無線装置のそれぞれが第1タイミングにおいて測定した前記複数の固定無線装置のうちの他の固定無線装置および移動無線装置との間の複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記複数の固定無線装置から受信し、
    前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、
    位置推定方法。
  10. 位置推定プログラムであって、
    移動無線装置に、
    前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した複数の固定無線装置それぞれとの間の第2フィンガープリントを前記複数の固定無線装置に送信し、
    前記複数の固定無線装置のそれぞれが第1タイミングにおいて測定した前記複数の固定無線装置のうちの他の固定無線装置および移動無線装置との間の複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記複数の固定無線装置から受信し、
    前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する、
    処理を実行させる位置推定プログラム。
  11. 移動無線装置であって、
    前記移動無線装置が第2タイミングにおいて測定した複数の固定無線装置それぞれとの間の第2フィンガープリントを前記複数の固定無線装置に送信する送信部と、
    前記複数の固定無線装置のそれぞれが第1タイミングにおいて測定した前記複数の固定無線装置のうちの他の固定無線装置および移動無線装置との間の複数の第4フィンガープリントと、前記第2フィンガープリントと、の複数の類似度を、前記固定無線装置から受信する受信部と、
    前記複数の類似度に基づいて、前記移動無線装置の位置を判定する制御部と、
    を有する移動無線装置。
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