JP7410770B2 - 荷重センサおよび操作入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷重センサおよび操作入力装置に関する。
近年、ユーザによるタッチ操作や押下操作等を検出するための技術が開発されている。例えば、特許文献1には、操作により生じる荷重に伴い変化する静電容量に基づいて、当該荷重を検出する技術が開示されている。
特開2007-110538号公報
しかし、上記技術のように静電容量の変化に基づく荷重検出を行う場合、荷重に伴う静電容量の変化が不十分であると荷重の検出精度が低下してしまう可能性もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、静電容量に基づく荷重検出の精度をさらに向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、電極と、前記電極と対向する弾性体部と、操作面に加わる荷重を検出する検出部と、を備え、前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重により前記電極から離隔するように配置され、前記検出部は、前記電極からの前記弾性体部の離隔に伴う前記電極と前記弾性体部との間の静電容量の変化を検出し、当該静電容量の変化の大きさに基づいて前記操作面に加わる荷重の大きさを検出する、荷重センサが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、操作面、および複数の荷重センサを備え、前記荷重センサは、電極と、前記電極と対向する弾性体部と、前記操作面に加わる荷重を検出する検出部と、を備え、前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重により前記電極から離隔するように配置され、前記検出部は、前記電極からの前記弾性体部の離隔に伴う前記電極と前記弾性体部との間の静電容量の変化を検出し、当該静電容量の変化の大きさに基づいて前記操作面に加わる荷重の大きさを検出する、操作入力装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、静電容量に基づく荷重検出の精度をさらに向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る操作入力装置の構成例を概略的に示した図である。 同実施形態に係る弾性体部が、荷重の方向と同一の方向に向けて電極から離隔するように配置される場合の一例を示す図である。 同実施形態に係るクリップ構造を有する弾性体部の一例を示す図である。 同実施形態に係る弾性体部が、基板の外周よりも外側において押下されることで荷重の方向と同一の方向に向けて電極から離隔するように配置される場合の一例を示す図である。 同実施形態に係る操作面に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて電極から離隔するように配置される弾性体部の例について説明するための図である。 同実施形態に係る操作面20に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて電極から離隔するように配置される弾性体部の例について説明するための図である。 同実施形態に係る向部の第3の領域の形状例を示す図である。 同実施形態に係る操作面に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて電極から離隔するように配置される弾性体部の例について説明するための図である。 同実施形態に係る操作面に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて電極から離隔するように配置される弾性体部の例について説明するための図である。 同実施形態に係る第4の領域をさらに有する弾性体部の形状例を示す図である。 同実施形態に係る操作面に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて電極から離隔するように配置される弾性体部の例について説明するための図である。 操作面に加わる荷重の大きさと、一般的な静電容量式荷重センサにより検出される静電容量の大きさとの関係を記録したグラフである。 操作面に加わる荷重の大きさと、本発明の一実施形態に係る荷重センサにより検出される静電容量の大きさとの関係を記録したグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、いずれかに符号を付し、同一の符号を省略する場合がある。
<1.操作入力装置1の構成例>
<<1.1.操作入力装置の構成例>>
まず、本発明の一実施形態に係る操作入力装置1の構成例について簡単に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る操作入力装置1の構成例を概略的に示した図である。図1に示すように、本実施形態に係る操作入力装置1は、荷重センサ10、操作面20、およびベース30を少なくとも備える。
本実施形態に係る荷重センサ10は、ユーザの操作に伴い操作面20に加わる荷重により変化する静電容量に基づいて、当該荷重の大きさを検出するセンサである。このために、本実施形態に係る荷重センサ10は、検出部160を備える。本実施形態に係る荷重センサ10は、ユーザによる操作が行われる操作面20と、ベース40との間に配置される基板110に搭載される。係る構成によれば、荷重センサ10が検出した上記荷重の大きさに基づいて、操作面20に対するユーザの操作(例えば、押下や接触)を判定することができる。
また、本実施形態に係る操作入力装置1は、複数の荷重センサ10を備えてもよい。図1には、操作入力装置1が、4つの荷重センサ10a~10dを備える場合の一例が示されている。なお、この場合、荷重センサ10a~10dは、検出部160を共有してもよい。
また、図示されるように、荷重センサ10a~10dは、操作面20とベース30との間において、それぞれ操作面20の四隅付近に配置されてもよい。この場合、操作面20において指や器具などにより操作が行われた位置に応じて、荷重センサ10a~10dがそれぞれ検出する荷重の大きさは異なることとなる。
このため、上記のような構成によれば、荷重センサ10a~10dがそれぞれ検出した荷重の大きさに基づいて、操作面20において操作が行われた位置(座標)を検出し、当該位置の変化に基づいて、例えば、ユーザによるなぞり操作等を判定することが可能となる。
しかし、ここで、上記のようなユーザの操作に係る判定精度は、荷重センサが検出容量の変化の大きさに強く依存する。
例えば、一般的な静電容量式荷重センサは、電極と対向する導体との間に生じる静電容量の変化に基づいて荷重を検出する。より具体的には、一般的な静電容量式荷重センサでは、弾性体を経由して電極と対向する位置に導体部材が設けられており、ユーザの操作荷重により弾性体が変形して電極との間の距離が近づくことで静電容量が増大する。一般的な静電容量式荷重センサは、その静電容量変化を捉えることで荷重を検出する。
しかし、前記の様に荷重の増加により距離が近付く構成の静電容量式荷重センサの場合には、図12に示すように0~1Nの様な低荷重でユーザ操作での使用頻度が高く精度に対する高い要求がある領域では、電極と対向する導体の距離が遠いために静電容量変化が小さく荷重の検出精度が低くなり、荷重が高くユーザ操作での使用頻度が低く精度に対する要求が低い領域では、電極と対向する導体の距離が近い事から静電容量変化が大きくなって荷重の検出精度は高くなる。
しかし、上記のような構成を有する一般的な静電容量式荷重センサの場合、図12に示すように、低荷重でユーザの操作頻度が高く、本来高い検出精度が要求される領域において、電極と当該電極と対向する導体の距離が遠くなるために静電容量の変化量が小さくなり、また荷重の検出精度が低くなる傾向がある。一方で、一般的な静電容量式荷重センサでは、高荷重でユーザの操作頻度が低く、高い検出精度を求められない領域において、電極と当該電極と対向する導体の距離が近くなるために静電容量の変化量が大きくなり、また荷重の検出精度が高くなる傾向がある。
このため、上記のような一般的な静電容量式荷重センサを用いる場合、高い検出精度が要求される低荷重領域に合わせて電極を大型化したり弾性体を柔らかくして静電容量の変化量を増やす必要があり、搭載性や操作フィーリングの低下が懸念されていた。
本発明に係る技術思想は上記の点に着目して発想されたものであり、静電容量に基づく荷重検出の精度をさらに向上させることを可能とする。このために、本発明の一実施形態に係る荷重センサ10は、電極120と、電極120と対向する弾性体部140と、操作面20に加わる荷重を検出する検出部160と、を少なくとも備える。また、弾性体部140は、操作面20に加わる荷重により電極120から離隔するように配置され、検出部160は、電極120からの弾性体部140の離隔に伴う電極120と弾性体部140との間の静電容量の変化を検出し、当該静電容量の変化の大きさに基づいて操作面20に加わる荷重の大きさを検出する、ことを特徴の一つとする。
すなわち、一般的な静電容量式荷重センサが、ユーザによる操作に伴い、電極と弾性体部(例えば、操作面)との間の距離が近づくことで変化する静電容量に基づいて荷重を検出するのに対し、本実施形態に係る荷重センサ10は、ユーザによる操作に伴い、電極120と弾性体部140との間の距離が離れることで変化する静電容量に基づいて荷重を検出することを特徴の一つとする。
以下、上記の特徴を有する荷重センサ10の構成例について具体例を挙げながら詳細に説明する。
<<1.2.荷重センサ10の構成例>>
上述したように、本実施形態に係る弾性体部140は、操作面20に加わる荷重により電極120から離隔するように配置される。本実施形態に係る弾性体部140は、例えば、操作面20に加わる荷重の方向と同一の方向に向けて電極120から離隔するように配置されてもよい。
図2は、本実施形態に係る弾性体部140が、荷重の方向と同一の方向に向けて電極120から離隔するように配置される場合の一例を示す図である。なお、図2の左側には、非操作時における操作面20および荷重センサ10の一部の断面が、図2の右側には、操作時における操作面20および荷重センサ10の一部の断面がそれぞれ示されている。
図2の左側に示すように、本実施形態に係る荷重センサ10は、基板110に配置される電極120およびグランド電極130、弾性体部140を備える。図2に示す一例の場合、電極120およびグランド電極130は、基板110において操作面20側とは反対の面(下面)に配置される。なお、本実施形態に係る電極120とグランド電極130とは、必ずしも同一の基板上に配置されなくてもよい。
また、荷重センサ10は、弾性体部140と基板110との位置関係を保持するための保持構造150を備えてもよい。保持構造の一例としては、例えば、ネジ等が挙げられる。図2の左側に示す一例の場合、弾性体部140は、保持構造150により、非操作時において、少なくとも一部がグランド電極130と接触し、電極120を被覆するように基板110に固定される。
また、本実施形態に係る弾性体部140は、図2の右側に示すように、操作時に、操作面20の背面に設けられる部位(例えば、突起部25)が、電極120が配置される基板110の一部を貫通して弾性体部140を押下することで、操作により操作面20に加わる荷重の方向と同一の方向に向けて電極120から離隔するように配置されてもよい。
上記のような構成によれば、荷重の検出精度の要求が高い操作荷重の低い領域において電極と対向する導体の距離を近くすることが出来、必要な領域において操作に伴う静電容量の変化量を大きくすることができ、当該変化量に基づく荷重の検出精度を向上させることができる。
なお、図2では、操作面20に対する操作時に、操作面20の背面に設けられる突起部25が弾性体部140を押下する場合を例示したが、突起部25は、押下時に弾性体部140に接触する部位の一例であり、当該部位は、操作面20の背面において操作面20と一体に設けられてもよいし、操作面20の背面に付加的に設けられてもよい。
また、図2では、弾性体部140と基板110との位置関係が、保持構造150により保持される場合を例示した。一方、本実施形態に荷重センサ10は、必ずしも保持構造150を備えなくてもよい。
図3は、本実施形態に係るクリップ構造を有する弾性体部140の一例を示す図である。本実施形態に係る弾性体部140は、例えば、図3に示すように、電極120が配置される基板110を挟み込むクリップ構造145を有してもよい。図3に示す一例の場合、弾性体部140は、一端において、コの字型(U-shaped)のクリップ構造145を有し、クリップ構造145により基板110に着脱可能に形成される。
本実施形態に係るクリップ構造145によれば、保持構造150を別途に製造、取り付けすることなく、簡易な構造で弾性体部140と基板110との位置関係を保持することができる。
なお、図3では、弾性体部140が一端にクリップ構造145を1つのみ有する場合を例示したが、弾性体部140は、両端にそれぞれ1つ、合計2つのクリップ構造145を有してもよい。
また、図2および図3では、操作時において、操作面20の背面に設けられる突起部25が、電極120が配置される基板110の一部を貫通して弾性体部140を押下する場合を例示した。しかし、突起部25等による弾性体部140の押下位置は係る例に限定されない。
例えば、図4に示す一例の場合、突起部25は、電極120が配置される基板110の外周よりも外側に設けられる。また、この場合、本実施形態に係る弾性体部140は、操作時に、突起部25が基板110外周よりも外側において弾性体部140を押下することで、荷重の方向と同一の方向に向けて電極120から離隔するように配置される。
上記のような構成によれば、図2や図3に示す例と比較して、基板110に突起部25を貫通させるための構造を形成する工程を省略することができる。図2や図3に示す例の場合、操作時に、操作時に押下された弾性体部140との距離が最大となる基板110上の位置は、突起部25が貫通している位置となるため、当該位置には電極120を配置することが困難である。一方、図4に示す一例では、当該位置に電極120を配置することができるため、より大きな変化量の静電容量を検出することが可能となる。
次に、本実施形態に係る弾性体部140が、操作面20に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて電極120から離隔するように配置される場合の例を示す。すなわち、本実施形態に係る弾性体部140は、操作面20の方向に向けて電極120から離隔するように配置されてもよい。
図5~図11は、操作面20に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて電極120から離隔するように配置される弾性体部140の例について説明するための図である。
まず、図5に示す一例について説明する。弾性体部140が、操作面20の方向に向けて離隔する場合、図示するように、電極120およびグランド電極は、基板110において操作面20側の面(上面)に配置される。
また、この場合、本実施形態に係る弾性体部140は、図5の左側に示すように、突起部25と接触する第1の領域141、基板110に配置されるグランド電極130と接触する第2の領域142、および非操作時に電極120を被覆する第3の領域143を有する。
上記の第1の領域141、第2の領域142、および第3の領域143は、操作時において、それぞれ、力点、支点、作用点として機能する。具体的には、図5の右側に示すように、操作面20に対する操作が行われると、突起部25が弾性体部140の第1の領域141を押下することにより、第1の領域141が力点となり、支点となる第2の領域142が電極120の方向にスライドし、さらに作用点となる第3の領域143が操作面20の方向に向けて押し上げられる。
このように、本実施形態に係る弾性体部140は、操作面20に加わる荷重により、第1の領域141を力点、第2の領域142を支点として、作用点となる第3の領域143が上記荷重の方向と対向する方向に向けて電極120から離隔するように配置されてもよい。
上記のような構成によれば、図4に示した例と比較して、操作面20の周縁部に限らず、任意の位置に荷重センサ10を自由に配置することが可能となる。また上記のような構成によれば、図2や図3に示した例と比較して、基板110に突起部25を貫通させるための構造を形成する工程を省略することができる。
なお、図5では、弾性体部140が、非操作時においても電極120と接触しないように配置される場合を例示した。別の例として、弾性体部140は、図6に示すように、非操作時に第1の領域141が電極120と接触するように配置されてもよい。この場合、操作時における静電容量の変化量をより大きくすることができ、荷重の検出精度をより高めることができる。
また、図5では、弾性体部140が基板110と突起部25に挟み込まれることにより、基板110上に保持される場合を例示した。別の例として、弾性体部140は、図6に示すように、保持構造150により、さらに強固に基板110上で保持されてもよい。この場合、弾性体部140の第1の領域141とは反対側の一端が保持構造150により固定されることで、弾性体部140において操作時にスライドする箇所が第2の領域142のみとなることから、摺動摩擦の影響を低減することができる。一方、図5に示した一例の場合、保持構造150を取り付ける工程を省くことが可能である。
また、ここで、本実施形態に係る弾性体部140の第3の領域143の形状について例を挙げて説明する。図7は、本実施形態に係る弾性体部140の第3の領域143の形状例を示す図である。なお、図7においては、上段に弾性体部140の上面図が示され、下段に弾性体部140の側面図が示されている。
本実施形態に係る弾性体部140の第3の領域143は、例えば、図7の左側に例示するように、矩形状に形成されてもよい。この場合、第3の領域143により被覆される電極120もまた矩形状に形成される。
一方、本実施形態に係る弾性体部140の第3の領域143は、例えば、図7の右側に例示するように、扇状に形成されてもよい。この場合、第3の領域143により被覆される電極120もまた扇状に形成される。
弾性体部140の第3の領域143が扇状に形成される場合、第3の領域143が矩形状に形成される場合と比較して、電極120の面積を増加させることが可能になる。これによれば、電極120と弾性体部140との間に生じる静電容量、また操作に伴う静電容量の変化量を増大させることができ、荷重検出の精度をより向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る弾性体部140は、2つの第2の領域142と、2つの第3の領域143とを有してもよい。図8に示す一例の場合、基板110には、2つのグランド電極130と、2つの電極120が配置されている。また、弾性体部140は、2つのグランド電極130とそれぞれ接触する2つの第2の領域142、および2つの電極120をそれぞれ被覆する2つの第3の領域143を有している。
この場合、図中右側に示すように、操作に伴い加わる荷重により、弾性体部140の両端に形成される2つの第3の領域143が操作面20の方向に押し上げられることで、電極120からそれぞれ離隔する。
上記のような構成によれば、電極120の面積増加により、電極120と弾性体部140との間に生じる静電容量、また操作に伴う静電容量の変化量を増大させることができ、荷重検出の精度をより向上させることが可能となる。
また、別の例として、本実施形態に係る弾性体部140は、2つの第2の領域142と1つの第3の領域143とを有するように形成されてもよい。
例えば、図9に示す一例の場合、弾性体部140は、第3の領域を挟むように形成される2つの第2の領域142を有する。なお、この場合、図示するように、一方の第2の領域142は、保持構造150により弾性体部140の一端が基板110に固定されることにより支点として機能する。
この場合、操作が行われると、図中右側に示すように、操作面に加わる荷重により、2つの第2の領域142を支点として、作用点となる第3の領域143が上記荷重の方向と対向する方向に向けて湾曲状に変形しながら電極120から離隔する。
また、別の例として、本実施形態に係る弾性体部140は、基板110と接触し、力点、支点、および作用点のいずれとしても機能しない第4の領域をさらに有してもよい。
図10は、本実施形態に係る第4の領域144をさらに有する弾性体部140の形状例を示す図である。なお、図10の上段には弾性体部140の上面図が示され、図10の下段には弾性体部140の側面図が示されている。
図10に示す一例の場合、弾性体部140は、第1の領域141、第2の領域142、および第3の領域143に加え、2つの第4の領域144をさらに有する。この場合、弾性体部140は、図11に示す一例のように、第4の領域144が基板110と接触するように配置される。
また、本実施形態に係る第4の領域144は、操作時において力点、支点、および作用点のいずれとしても機能せず、図示するように、非操作時と操作時とにおいて位置が変化しないことを特徴の一つとする。
上記のような構成によれば、例えば、図5や図6に示した例とは異なり、操作時に基板110上をスライドする弾性体部140の領域をなくすことができ、摺動摩擦の影響を排除することができる。
以上、本実施形態に係る弾性体部140について具体例を挙げながら説明した。上記で説明したように、本実施形態に係る弾性体部140、および弾性体部140を備える荷重センサの構成は、仕様等に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.3.効果>>
次に、本実施形態に係る荷重センサ10が奏する効果について説明する。ここでは、電極と弾性体部(例えば、操作面との間の距離が近づくことで変化する静電容量に基づいて荷重を検出する一般的な静電容量式荷重センサにより検出される静電容量の変化量と、本実施形態に係る荷重センサ10により検出される静電容量の変化量とを比較する。
図12は、操作面に加わる荷重の大きさと、一般的な静電容量式荷重センサにより検出される静電容量の大きさとの関係を記録したグラフである。また、図13は、操作面20に加わる荷重の大きさと、本実施形態に係る荷重センサ10により検出される静電容量の大きさとの関係を記録したグラフである。なお、図12および図13においては、横軸に荷重[N]の大きさが、縦軸に検出される静電容量[pF]の大きさがそれぞれ示されている。また、図12および図13における荷重[N]の尺度は同一である。
図12に示すグラフは、一般的な静電容量式荷重センサの場合、荷重が比較的小さいうちは検出される静電容量の大きさにはほとんど変化が見られず、荷重が比較的大きくなると、静電容量が大きく増加する傾向があることを示している。
一方、図13に示すグラフは、本実施形態に係る荷重センサ10の場合、静電容量は荷重がごく小さいうちに大きく低減し、その後は荷重の増加に伴って緩やかに低減する傾向があることを示している。
これらことから、本実施形態に係る荷重センサ10は、一般的な静電容量式荷重センサと比べ、操作面20に加わる荷重が小さい場合であっても、静電容量の変化量をより大きく検出できる、といえる。すなわち、本実施形態に係る荷重センサ10によれば、小さな荷重を精度高く検出することができ、ひいては操作面20に対する操作の判定精度を効果的に向上させることが可能となる。
<2.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10:荷重センサ、110:基板、120:電極、130:グランド電極、140:弾性体部、141:第1の領域、142:第2の領域、143:第3の領域、144:第4の領域、150:保持構造、160:検出部、20:操作面、25:突起部、30:ベース

Claims (7)

  1. 電極と、前記電極と対向する弾性体部と、操作面に加わる荷重を検出する検出部と、を備え、
    前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重により前記電極から離隔するように配置され、
    前記検出部は、前記電極からの前記弾性体部の離隔に伴う前記電極と前記弾性体部との間の静電容量の変化を検出し、当該静電容量の変化の大きさに基づいて前記操作面に加わる荷重の大きさを検出し、
    前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重の方向と対向する方向に向けて前記電極から離隔するように配置される、
    荷重センサ。
  2. 前記弾性体部は、前記操作面の背面に設けられる部位と接触する第1の領域、基板に配置されるグランド電極と接触する第2の領域、および前記電極を被覆する第3の領域を有し、前記操作面に加わる荷重により、前記第1の領域を力点、前記第2の領域を支点として、作用点となる前記第3の領域が前記荷重の方向と対向する方向に向けて前記電極から離隔するように配置される、
    請求項に記載の荷重センサ。
  3. 前記弾性体部は、前記第3の領域を挟むように形成される少なくとも2つ以上の前記第2の領域を有し、前記操作面に加わる荷重により、少なくとも2つ以上の前記第2の領域を支点として、作用点となる前記第3の領域が前記荷重の方向と対向する方向に向けて湾曲状に前記電極から離隔するように配置される、
    請求項に記載の荷重センサ。
  4. 電極と、前記電極と対向する弾性体部と、操作面に加わる荷重を検出する検出部と、を備え、
    前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重により前記電極から離隔するように配置され、
    前記検出部は、前記電極からの前記弾性体部の離隔に伴う前記電極と前記弾性体部との間の静電容量の変化を検出し、当該静電容量の変化の大きさに基づいて前記操作面に加わる荷重の大きさを検出し、
    前記弾性体部は、前記電極が配置される基板を挟み込むクリップ構造を有する、
    荷重センサ。
  5. 前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重の方向と同一の方向に向けて前記電極から離隔するように配置される、
    請求項1~請求項4までのうちいずれか一項に記載の荷重センサ。
  6. 前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重により、前記操作面の背面に設けられる部位が、前記電極が配置される基板の外周よりも外側において前記弾性体部を押下することで、前記荷重の方向と同一の方向に向けて前記電極から離隔するように配置される、
    請求項5に記載の荷重センサ。
  7. 前記弾性体部は、前記操作面に加わる荷重により、前記操作面の背面に設けられる部位が、前記電極が配置される基板の一部を貫通して前記弾性体部を押下することで、前記荷重の方向と同一の方向に向けて前記電極から離隔するように配置される、
    請求項5に記載の荷重センサ。
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