JP7407369B2 - 電解水生成装置および電解水生成装置の洗浄方法 - Google Patents

電解水生成装置および電解水生成装置の洗浄方法 Download PDF

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Description

本開示は、電解水生成装置および電解水生成装置の洗浄方法に関する。
従来から、たとえば、家庭の飲用水の生成に用いられる電解水生成装置の開発が行われている。このような従来の電解水生成装置においては、以下に記載された特許文献1に開示されているように、第1の電解槽と第2の電解槽とが流路において直列に接続されているものがある。
上記した従来の電解水生成装置においては、第1の電解槽は、第1の陰極を有する第1の陰極室と第1の陽極を有する第1の陽極室とを備えている。また、第1の電解槽は、第1の陰極室と第1の陽極室とを仕切る陽イオン交換膜を備えている。一方、第2の電解槽は、第2の陰極を有する第2の陰極室と第2の陽極を有する第2の陽極室とを備えている。また、第2の電解槽は、第2の陰極室と第2の陽極室とを仕切り、分子の通過を抑制するが、陽イオンおよび陰イオンを通過させる中性隔膜を備えている。
このような電解水生成装置を用いると、第1の陰極室で水素濃度が高められた水を第2の陰極室に供給して電解処理を施すことができる。その結果、水素の溶解量が比較的高く、かつ、pHの値が比較的高いアルカリイオン水を得ることができる。
特開2018-187576号公報
ところで、上記した従来の電解水生成装置においては、電解槽に配置された電極の性能を維持するために、電解槽内に水を貯留した状態で、電解の時とは逆の極性で電極に電圧を付与する、いわゆる逆洗浄を行えるようにするのが好ましい。
しかしながら、逆洗浄を行うと、第1の陰極室および第2の陰極室に貯留される水の液性が酸性となってしまう。そして、このような水は飲用には適していないため、逆洗浄を行った後に装置の外部に排出させるのが好ましい。
そこで、本開示は、逆洗浄後に装置内に貯留されている水をより確実に排出することが可能な電解水生成装置および電解水生成装置の洗浄方法を得ることを目的とする。
本開示の一態様にかかる電解水生成装置は、第1の陰極室と、第1の陽極室と、前記第1の陰極室と前記第1の陽極室とを仕切る陽イオン交換膜と、を含む第1の電解槽と、第2の陰極室と、第2の陽極室と、前記第2の陰極室と前記第2の陽極室とを仕切り、分子の通過を抑制するが、陽イオンおよび陰イオンを通過させる中性隔膜と、を含む第2の電解槽と、入水口と、前記入水口と連なる幹入力流路と、前記幹入力流路から分岐し、前記第1の陰極室の入口に接続された陰極側入力流路と、前記幹入力流路から分岐し、前記第1の陽極室の入口に接続された陽極側入力流路と、前記第1の陰極室の出口と前記第2の陰極室の入口とに接続された陰極側中継流路と、前記第1の陽極室の出口と前記第2の陽極室の入口とに接続された陽極側中継流路と、前記第2の陰極室の出口に接続された陰極側吐水流路と、前記第2の陽極室の出口に接続された陽極側排水流路と、前記陰極側吐水流路に接続された吐水口と、前記陽極側排水流路に接続された排水口と、前記幹入力流路から分岐する幹バイパス流路と、前記幹バイパス流路から分岐し、前記陰極側中継流路に接続された陰極側バイパス流路と、前記幹バイパス流路から分岐し、前記陽極側中継流路に接続された陽極側バイパス流路と、前記幹入力流路と前記幹バイパス流路との分岐部に配置された流路切替弁と、前記分岐部と前記陽極側排水流路とに接続された逆洗浄排水流路と、前記陽極側排水流路における前記逆洗浄排水流路との分岐部と前記排水口との間に配置された排水弁と、を備え、前記流路切替弁が、前記入水口と前記幹入力流路との連通および前記入水口と前記幹バイパス流路との連通が可能な第1のモードと、前記排水口と前記幹入力流路との連通および前記排水口と前記幹バイパス流路との連通が可能な第2のモードと、を切り替えることができるように配置されている。
本開示によれば、逆洗浄後に装置内に貯留されている水をより確実に排出することが可能な電解水生成装置および電解水生成装置の洗浄方法を得ることができる。
実施の形態にかかる電解水生成装置の全体構成を模式的に示す図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の陽イオン交換膜の化学的作用を説明するための図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の第1の電解槽の内部で生じる化学的作用を説明するための図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置において、第1の陰極と第1の陽極との間に直流電圧を印加せずに、流水が第1の電解槽を通過した場合に、第1の電解槽内の陽イオン交換膜に蓄積された他の陽イオンの量がかなり多いことを示す図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の第2の電解槽の内部で生じる化学的作用を説明するための図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置において、流路切替弁によって第2のモードに切り替えられた状態を模式的に示す図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置において、流路切替弁によって第1のモードに切り替えられた状態を模式的に示す図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の初期通水時の動作を説明する図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の水素水モードを選択した時の動作を説明する図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置のアルカリイオン水モードを選択した時の動作を説明する図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の浄化水モードを選択した時の動作を説明する図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の逆洗浄方法を説明する図であって、第2の電解槽を第1の電解槽よりも先に逆洗浄している状態を説明する図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の逆洗浄方法を説明する図であって、第2の電解槽を逆洗浄した後に第1の電解槽を逆洗浄している状態を説明する図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の逆洗浄方法を説明する図であって、逆洗浄後に装置内の水を排水している状態を説明する図である。 比較例にかかる電解水生成装置の逆洗浄方法を説明する図であって、第1の電解槽を第2の電解槽よりも先に逆洗浄している状態を説明する図である。 比較例にかかる電解水生成装置の逆洗浄方法を説明する図であって、第1の電解槽を逆洗浄した後に第2の電解槽を逆洗浄している状態を説明する図である。 実施の形態にかかる電解水生成装置の逆洗浄方法を説明する図であって、通水しながら逆洗浄を行っている状態を説明する図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。たとえば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
まず、図1~図7を用いて、本実施の形態にかかる電解水生成装置300を説明する。
図1に示されるように、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、アルカリイオン水などの電解処理された水を生成することが可能な装置であり、内部に流水の流路が配置された筐体310を備えている。
この筐体310からは、吐水口5aCを有する陰極側吐水流路5Cの一部をなす配管(吐水管)が突出している。また、排水口5aAを有する陽極側排水流路5Aの一部をなす配管(排水管)も筐体310から突出している。なお、流水の流路の詳細については後述する。
このような電解水生成装置300は、たとえば、排水口5aAがシンク部Ka内に位置するように筐体310をキッチンシンクKの上面に配置した状態で使用することができる。こうすれば、電解水生成装置300で生成されたアルカリイオン水等の所望の水を吐水口5aCから取り出しつつ、酸性水等の飲用に適さない水を排水口5aAからシンク部Kaに排水させることができる。
この電解水生成装置300は、図1に示されるように、互いに直列に接続された第1の電解槽100および第2の電解槽200を備えている。本実施の形態においては、第1の電解槽100が流水の流路の上流側に設けられ、第2の電解槽200が流水の流路の下流側に設けられている。こうすることで、アルカリイオン水を得る場合に、流水が、第1の電解槽100を通過した後に、第2の電解槽200を通過することを選択できるようになっている。
なお、第2の電解槽200のみを用いて、電解水素水を生成すること、すなわち、流水のpHおよび水素ガス濃度の双方を高めることも可能である。ただし、本実施の形態においては、流水中のpHの値を増加させる程度に比較して、流水中の水素ガス濃度を増加させる程度を相対的に大きくするために、第2の電解槽200に加えて、第1の電解槽100が設けられている。
第1の電解槽100は、第1の陰極1Cを有する第1の陰極室10Cおよび第1の陽極1Aを有する第1の陽極室10Aを含んでいる。第1の陰極1Cおよび第1の陽極1Aは、いずれも、白金系金属が被覆されたメッシュ状、ポーラス状、またはソリッド状の平板によって構成されており、互いに平行に配置されている。
また、第1の電解槽100は、第1の陰極室10Cと第1の陽極室10Aとを仕切る陽イオン交換膜10を含んでいる。陽イオン交換膜10としては、たとえば、スルホン酸基(-SOH)を有するフッ素系の樹脂材料からなる固体高分子材料が用いられている。
そして、本実施の形態では、第1の陰極1Cおよび第1の陽極1Aは、それぞれ、陽イオン交換膜10の一方の主表面および他方の主表面に接するように設けられている。ただし、必要とされる陽イオンの交換作用を生じさせることができるのであれば、第1の陰極1Cおよび第1の陽極1Aは、それぞれ、陽イオン交換膜10の一方の主表面および他方の主表面から離れた位置に配置されてもよい。
ここで、本実施の形態では、第1の電解槽100は、下端が上流側、上端が下流側となるようにした状態で筐体310内に配置されている。そして、この第1の電解槽100の上部に水をためる空間を設けている。
具体的には、第1の陰極1Cおよび第1の陽極1Aは、上下方向の長さが陽イオン交換膜10よりも短くなっており、この第1の陰極1Cおよび第1の陽極1Aを、陽イオン交換膜10の上下方向の略中央部で主表面に接触させている。すなわち、陽イオン交換膜10は、上端部および下端部が第1の陰極室10Cおよび第1の陽極室10A内で露出するように配置されている。
そして、第1の陰極室10Cおよび第1の陽極室10Aは、陽イオン交換膜10が露出する上部および下部の流路が、第1の陰極1Cおよび第1の陽極1Aが存在する部位の流路よりも幅広となるように形成されている。こうすることで、第1の陰極室10Cの上部に、水をためることが可能な陰極側バッファ空間(空間)10aCが形成されるようにしている。また、第1の陽極室10Aの上部に、水をためることが可能な陽極側バッファ空間(空間)10aAが形成されるようにしている。
本実施の形態のように、第1の陰極1Cおよび第1の陽極1Aを、陽イオン交換膜10の主表面に接触させると、第1の陰極室10Cおよび第1の陽極室10Aの狭い空間を水が流れる。このように、水が流れる空間の容積が狭いと、後述する逆洗浄を行う際に止水して逆電解をかけたときに、発生ガス(O、H)により第1の陰極1Cや第1の陽極1Aが水に浸らず、洗浄効果の低下(電気分解の阻害)をもたらすおそれがある。そこで、本実施の形態では、上述したように、第1の陰極室10Cおよび第1の陽極室10Aの上部にバッファ空間(例えば、約10mLの空間)を設け、発生ガス圧で押し出される水を上部から補完できるようにしている。
次に、図2~図4を用いて、第1の電解槽の内部で生じる化学的作用等を説明する。
図2には、陽イオン交換膜10を構成する陽イオン交換樹脂の置換作用が模式的に描かれている。図2に示されるように、陽イオン交換膜10が流水中に設置された場合には、陽イオン交換膜10のスルホン酸基(-SOH)の水素イオン(H)と、流水中の他の陽イオンとが交換される。それにより、少なくとも一部の水素イオンが他の陽イオンに置き換えられた陽イオン交換膜10が得られる。
流水中の他の陽イオンの例としては、カリウムイオン(K)、カルシウムイオン(Ca2+)、ナトリウムイオン(Na)、およびマグネシウムイオン(Mg2+)等が挙げられる。そのため、陽イオンの交換が行われた陽イオン交換膜10は、たとえば、スルホン酸カリウム(-SOK)を有する化合物、および、スルホン酸カルシウム(-(SO)2Ca)を有する化合物を含んでいる。また、陽イオンの交換が行われた陽イオン交換膜10は、たとえば、スルホン酸ナトリウム(-SONa)を有する化合物、および、スルホン酸マグネシウム(-(SO)2Mg)を有する化合物を含んでいる。
流水が第1の電解槽100に流れ込むと、陽イオン交換膜10の水素イオン(H)と流水中の他の陽イオン(たとえば、K、Ca2+、Na、Mg2+)とが交換される。このとき、既に図2を用いて説明されたように、水素イオンが陽イオン交換膜10から第1の陰極室10Cの流水へ放出され、流水中の他の陽イオンが陽イオン交換膜10に吸着される。陽イオンの交換が行われた後の陽イオン交換膜10は、図3に示されるように、陽イオンを第1の陽極室10Aから第1の陰極室10Cへ通過させるが、陰イオンを第1の陰極室10Cから第1の陽極室10Aへ通過させない選択透過性を有している。
この状態で、第1の電解槽100において、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間に直流電圧が印加されると、第1の陰極1Cの近傍では、水が電気分解されるため、水酸化物イオン(OH)と水素ガス(H)が生成される。一方、第1の陽極1Aの近傍でも、水が電気分解されるため、水素イオン(H)と酸素ガス(O)が生成される。電気分解の際には、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間の流水中において直接電子が流れるわけではなく、陽イオンおよび陰イオンが流水中を移動することによって、流水中を電子が流れた状況と同様の状況が作り出される。しかしながら、陰イオンの移動は陽イオン交換膜10によって制限されている。この状態で、図3に示されるように、第1の陰極室10C内の他の陽イオン(たとえば、Ca2+)だけでなく、第1の陽極室10A内の陽イオンも、第1の陰極1Cへ引き寄せられる。その結果、見かけ上、第1の電解槽100内では、電子が第1の陰極1Cから流水を経由して第1の陽極1Aへ向かって流れたときの状況と同様の状況が作り出される。また、第1の陽極1Aの近傍で生成された水素イオンは、陽イオン交換膜10を通過して、第1の陰極1Cへ向かって流れる。その結果、第1の陰極室10Cにおいては、第1の陰極1Cの近傍で生成された水酸化物イオン(OH)と第1の陽極室10Aから第1の陰極室10Cへ流入してきた水素イオン(H)とが中和するため、第1の陰極室10C内のpHの上昇が抑制される。その結果、第1の陰極室10C内では、過剰な水酸化物イオンが中和されるため、pHが想定された範囲内の値よりも高くなることが抑制されながら、水素ガスが溶解した電解水素水、すなわち、アルカリイオン水が得られる。
ところで、電解水生成装置300から浄化水を得る場合には、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間に直流電圧が印加されない。この場合、第1の電解槽100内においては、陽イオン交換膜10に蓄積された他の陽イオン(Ca2+,Na,K,Mg2+)は、第1の陰極1Cへ引き寄せられない。この状態で、流水に第1の電解槽100を通過させると、図4から分かるように、第1の電解槽100内の陽イオン交換膜10に蓄積された他の陽イオンの量は、電解水生成装置300によって電解水を得る場合に比較して、多くなってしまう。したがって、本実施の形態においては、電解水生成装置300から浄化水を得る場合に、流水が第1の電解槽100を通過しないようにしている。なお、電解水生成装置300から浄化水を得る場合の電解水生成装置300の動作については、以下で詳細に説明される。
一方、第2の電解槽200は、図1に示されるように、第2の陰極2Cを有する第2の陰極室20Cおよび第2の陽極2Aを有する第2の陽極室20Aを含んでいる。第2の陰極2Cおよび第2の陽極2Aは、いずれも、白金系金属が被覆されたメッシュ状、ポーラス状、またはソリッド状の平行な平板からなる。
また、第2の電解槽200は、第2の陰極室20Cと第2の陽極室20Aとを仕切り、分子の通過を抑制するが、陽イオンおよび陰イオンを通過させる中性隔膜20を含んでいる。ここで、「中性隔膜20が分子の通過を抑制する」とは、流水中の分子のほとんど全ての分子の通過を防止するが、中性隔膜20が流水中の100%の分子の通過を完全に防止できなくてもよいこと意味している。すなわち、「中性隔膜20が分子の通過を抑制する」とは、中性隔膜20が分子全体のうちのいくらかの分子を通過させてもよいことを意味している。
この中性隔膜20は、第2の陰極室20Cでの生成物と第2の陽極室20Aでの生成物とが混合してしまうことを防止するために、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間に設けられている。中性隔膜20は、たとえば、親水化処理されたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)膜によって構成されている。
第2の電解槽200において、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間に直流電圧が印加されると、一般的には、図5に示されるように、カリウムイオン(K)、マグネシウムイオン(Mg2+)、カルシウムイオン(Ca2+)、およびナトリウムイオン(Na)等の陽イオンは第2の陰極2Cに引き寄せられる。また、一般的には、図5に示されるように、炭酸イオン(CO 2-)、硫酸イオン(SO 2-)、硝酸イオン(NO )、および塩化物イオン(Cl)等の陰イオンは第2の陽極2Aに引き寄せられる。第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間の直流電圧が十分に大きければ、第2の陰極2Cおよび第2の陽極2Aのそれぞれの表面において水が電気分解される。それにより、第2の陰極2Cおよび第2の陽極2Aのそれぞれで、次の反応が生じる。
陰極; 2HO+2e → H+2OH
陽極; 2HO → O+4H+4e
したがって、第2の陰極2Cの近傍で、水酸化物イオン(OH)および水素ガス(H)が生成される。その結果、水素ガスを含み、pHの値が高いアルカリイオン水が得られる。一方、第2の陽極2Aの近傍では、水素イオン(H)および酸素ガス(O)が生成される。その結果、酸素ガスを含み、pHの値が低い酸性水が得られる。
また、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、図1に示されるように、第1の電解槽100へ流水を導く入力流路3を含んでいる。この入力流路3は、幹入力流路3M、陰極側入力流路3C、および陽極側入力流路3Aを含んでいる。
また、本実施の形態では、入力流路3は、流水を導入する入水口3aMを含んでおり、この入水路3aMに連なるように幹入力流路3Mが設けられている。そして、陰極側入力流路3Cは、分岐部B2において幹入力流路3Mから分岐し、第1の陰極室10Cの入口に接続されている。一方、陽極側入力流路3Aは、分岐部B2において幹入力流路3Mから分岐し、第1の陽極室10Aの入口に接続されている。この陽極側入力流路3Aには、逆止弁93が配置されており、第1の陽極室10A内の水が陽極側入力流路3Aを通って幹入力流路3M側に逆流してしまうことが抑制されている。なお、本実施の形態では、陽極側入力流路3Aにおける逆止弁93よりも下流側に絞り部3aAが形成されている。
また、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、第1の電解槽100から第2の電解槽200へ流水を導く中継流路4を含んでいる。この中継流路4は、陰極側中継流路4Cおよび陽極側中継流路4Aを含んでいる。
陰極側中継流路4Cは、第1の陰極室10Cの出口と第2の陰極室20Cの入口とに接続されている。一方、陽極側中継流路4Aは、第1の陽極室10Aの出口と第2の陽極室20Aの入口とに接続されている。
また、本実施の形態では、陽極側中継流路4Aの途中に活性炭4aAが配置されている。具体的には、活性炭4aAは、後述する陽極側バイパス流路6Aが合流する分岐部B3よりも上流側に配置されている。このように、陽極側中継流路4Aの途中に活性炭4aAを配置すれば、第1の電解槽100で電解水素水を生成する際に第1の陽極室10Aで生成される次亜塩素酸を、陽極側中継流路4Aを流れる途中で活性炭4aAにて吸着・除去することができる。それにより、次亜塩素酸が第2の陽極室20Cに導入されてしまうことが抑制されて、第2の陽極室20Cを保護することができる。
また、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、第2の電解槽200から流水を受け取る出力流路5を備えている。この出力流路5は、陰極側吐水流路5Cおよび陽極側排水流路5Aを有する。
陰極側吐水流路5Cは、第2の陰極室20Cの出口に接続されており、この陰極側吐水流路5Cの下流側には、吐水口5aCが接続されている。また、本実施の形態では、陰極側吐水流路5Cは、分岐部B7を介して分岐されており、分岐させた流路の先端に開放弁95が配置されている。このような開放弁95としては、たとえば、ダイヤフラム式の電磁弁を用いることができる。
本実施の形態では、開放弁95として、通常時は閉じており、駆動させることで開放されるノーマルクローズタイプの電磁弁が用いられている。そして、開放弁95を開放させたときに、流路内に空気が導入されるようにし、空気圧によって水を排水口5aAから排水できるようにしている。そのため、開放弁95は、筐体310の上方に位置するように配置されている。こうすれば、開放弁95は、陰極側吐水流路5Cにおける排水口5aAよりも高い位置に配置される。
一方、陽極側排水流路5Aは、第2の陽極室20Aの出口に接続されており、この陽極側排水流路5Aの下流側には、上述した排水口5aAが接続されている。また、陽極側排水流路5Aにおける排水口5aAよりも上流側には、排水弁94が配置されており、この排水弁94を開放することで、排水口5aAから水を排出できるようにしている。この排水弁94は、たとえば、ノーマルクローズタイプの電磁弁で構成することが可能である。なお、本実施の形態では、排水弁94は、後述する逆洗浄排水流路7との分岐部B4と排水口5aAとの間に配置されている。
さらに、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、バイパス流路6を備えている。このバイパス流路6は、幹バイパス流路6M、陰極側バイパス流路6C、および陽極側バイパス流路6Aを含んでいる。
幹バイパス流路6Mは、分岐部B1において幹入力流路3Mに接続されている。そして、陰極側バイパス流路6Cは、分岐部B5において幹バイパス流路6Mから分岐し、分岐部B6で陰極側中継流路4Cに接続されている。
この陰極側バイパス流路6Cには、逆止弁97が配置されており、陰極側中継流路4C内の水が陰極側バイパス流路6Cを通って幹バイパス流路6M側に逆流してしまうことが抑制されている。
一方、陽極側バイパス流路6Aは、分岐部B5において幹バイパス流路6Mから分岐し、分岐部B3で陽極側中継流路4Aに接続されている。また、陽極側バイパス流路6Aには、絞り部6aAが形成されている。
そして、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、逆洗浄排水流路7をさらに備えている。この逆洗浄排水流路7は、一端が幹入力流路3Mと幹バイパス流路6Mとの分岐部B1に接続されており、他端が分岐部B4で陽極側排水流路5Aに接続されている。なお、上述したように、陽極側排水流路5Aにおける分岐部B4よりも下流側に排水弁94が配置されており、陽極側排水流路5A内の水や気体を分岐部B4から逆洗浄排水流路7に導入させることができるようになっている。
そして、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、幹入力流路3Mと幹バイパス流路6Mとが接続された分岐部B1に設けられた流路切替弁90を備えている。また、上述したように、分岐部B1には逆洗浄排水流路7も接続されている。
ここで、本実施の形態では、流路切替弁90によって、流路を第1のモードと第2のモードとに切り替えることができるようにしている。
具体的には、図6および図7に示されるように、幹入力流路3Mは、分岐部B1で略直角に曲げられた形状をしており、略鉛直方向に延在する流路(入水口3aMに連なる流路)と略水平方向に延在する流路(第1の電解槽100に接続される側の流路)とを有している。そして、分岐部B1における略水平方向に延在する幹入力流路3Mの反対側(図6および図7では右側)に、略水平方向に延在する幹バイパス流路6Mが接続されている。また、分岐部B1における略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mの反対側(図6および図7では下側)に、略鉛直方向に延在する逆洗浄排水流路7が接続されている。このように、本実施の形態では、分岐部B1における流路が十字状に形成されており、分岐部B1の四方(図6および図7では上下左右方向)が開放された状態になっている。
そして、この分岐部B1に、略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mおよび略鉛直方向に延在する逆洗浄排水流路7を閉塞させることが可能な流路切替弁90が配置されている。
本実施の形態では、流路切替弁90は、略水平方向に延在する2枚の円板を略鉛直方向に延在する支柱で支持したような形状をしている。ただし、流路切替弁90の形状はこのような形状に限られるものではなく、様々な形状とすることが可能である。
また、本実施の形態では、2枚の円板のうち一方の円板(上側の円板)が、略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mを塞いだときには、略水平方向に延在する幹入力流路3M、幹バイパス流路6Mおよび逆洗浄排水流路7が開放されるようにしている。そして、2枚の円板のうち他方の円板(下側の円板)が逆洗浄排水流路7を塞いだときには、略水平方向に延在する幹入力流路3M、幹バイパス流路6Mおよび略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mが開放されるようにしている。
このように、本実施の形態では、流路切替弁90を上下に移動させることで、図7に示される第1のモードと、図6に示される第2のモードとに、流路を切り替えることができるようにしている。
なお、第1のモードとは、図7に示されるように、逆洗浄排水流路7が塞がれ、略水平方向に延在する幹入力流路3M、幹バイパス流路6Mおよび略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mが開放された状態のことである。
すなわち、第1のモードでは、入水口3aMと幹入力流路3Mとの連通が可能な状態になっている。なお、本実施の形態では、入水口3aMと幹入力流路3Mとの連通とは、略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mから略水平方向に延在する幹入力流路3Mに向けて流水を導入することができる状態を意味する。さらに、第1のモードでは、入水口3aMと幹バイパス流路6Mとの連通が可能な状態になっている。本実施の形態では、入水口3aMと幹バイパス流路6Mとの連通とは、略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mから略水平方向に延在する幹バイパス流路6Mに向けて流水を導入することができる状態を意味する。
一方、第2のモードとは、図6に示されるように、略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mが塞がれ、略水平方向に延在する幹入力流路3M、幹バイパス流路6Mおよび逆洗浄排水流路7が開放された状態のことである。
すなわち、第2のモードでは、排水口5aAと幹入力流路3Mとの連通が可能な状態になっている。なお、本実施の形態では、排水口5aAと幹入力流路3Mとの連通とは、略鉛直方向に延在する逆洗浄排水流路7から略水平方向に延在する幹入力流路3Mに向けて流水を導入することができる状態を意味する。さらに、第2のモードでは、排水口5aAと幹バイパス流路6Mとの連通が可能な状態になっている。本実施の形態では、排水口5aAと幹バイパス流路6Mとの連通とは、略鉛直方向に延在する逆洗浄排水流路7から略水平方向に延在する幹バイパス流路6Mに向けて流水を導入することができる状態を意味する。
さらに、本実施の形態では、流路切替弁90は、コイルスプリング等の付勢部材91によって上方に付勢された状態で分岐部B1に配置されており、通常時は、付勢部材91の付勢力によって、略鉛直方向に延在する幹入力流路3Mが流路切替弁90で塞がれる(流路が第2のモードとなる)ようにしている。
そして、所定値以上の水圧となる流水が入水口3aMから供給されたときには、流路切替弁90が付勢部材91の付勢力に抗して下方に移動し、逆洗浄排水流路7が流路切替弁90で塞がれる(流路が第1のモードとなる)ようにしている。
このように、本実施の形態では、流路切替弁90は、付勢部材91によって、入水口3aMから水が供給されない場合には第2のモードとなり、入水口3aMから水が供給される場合には第1のモードとなるように付勢されている。
なお、図6および図7では、幹入力流路3Mの曲げ角度を略直角にさせたものを例示したが、幹入力流路3Mは、様々な角度に曲げることが可能である。また、幹バイパス流路6Mおよび逆洗浄排水流路7の接続方向も様々な方向とすることができる。ただし、上述したように、逆洗浄排水流路7は、幹入力流路3Mにおける入水口3aMに連なる流路の反対側で分岐部B1に接続させるのが好ましい。こうすれば、より簡素な構成の流路切替弁によって流路を第1のモードと第2のモードとに切り替えることができる。
さらに、本実施の形態では、幹入力流路3Mにおける分岐部B2の上流側近傍に電磁弁92が配置されている。この電磁弁92は、通常時は開放されており、駆動させることで閉じられるノーマルオープンタイプの電磁弁である。
また、幹バイパス流路にも電磁弁96が配置されており、この電磁弁96は、通常時は閉じており、駆動させることで開放されるノーマルクローズタイプの電磁弁となっている。なお、電磁弁96としては、パイロット式の電磁弁を用いることができる。
このように、本実施の形態では、幹入力流路3Mおよび幹バイパス流路6Mに電磁弁92,96がそれぞれ配置されている。ここで、本実施の形態では、電磁弁92,96は、後述する制御部80によって、少なくとも流路が第1のモードのときにはいずれか一方の電磁弁が開放され、他方の電磁弁が閉じるように制御されている。
さらに、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、第1の電解槽100の上流側に、原水を濾過する濾過部Fを備えている。したがって、濾過部Fによって濾過された水が第1の電解槽100および第2の電解槽200を通過する流水として使用される。そのため、流水の電気分解が実行されるか否かに関わらず、陰極側吐水流路5Cから濾過された水を得ることができる。この濾過部Fでは、原水に含まれる不要な成分および所定の大きさ以上の異物がフィルタによって除去される。そして、濾過された水は、一般に上述した浄化水と呼ばれる。なお、原水そのものを流水として用いる場合には、濾過部Fは設けられていなくてもよい。
また、本実施の形態にかかる電解水生成装置300は、濾過部Fの下流側に配置され、濾過部Fを通過して幹入力流路3Mに導入される流水の流量を検知する流量センサSを備えている。このような流量センサSを設けることで、流路切替弁90を下方に移動させて逆洗浄排水流路7を閉塞させる(流路を第1のモードとする)のに十分な流水が幹入力流路3Mに導入されたか否かを判断できるようにしている。
なお、上述した電磁弁92,96、排水弁94および開放弁95の切り替えの制御は、それぞれ、電解水生成装置300の使用者のスイッチ操作によって行われてもよい。また、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間に印加される直流電圧の制御、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間に印加される直流電圧の制御も、それぞれ、電解水生成装置300の使用者のスイッチ操作によって行われてもよい。
しかしながら、これらの制御は自動化されていることが好ましい。そこで、本実施の形態では、電解水生成装置300が、第1の電解槽100、第2の電解槽200、電磁弁92,96、排水弁94および開放弁95を制御する制御部80をさらに備えるようにしている。なお、本実施の形態では、流量センサSも制御部80に電気的に接続されている。こうすることで、制御部80によって、十分な流水が幹入力流路3Mに導入されたか否かが自動的に判断されるようにしている。
上述したような構成の電解水生成装置300を用いると、様々な水を吐水口5aCから取り出すことができるようになる。例えば、水素水を用いてアルカリイオン水を生成する水素水モード、浄化水を用いてアルカリイオン水を生成するアルカリイオン水モード、浄化水をそのまま取り出す浄化水モードを選択することができる。このようなモードの選択は、たとえば、筐体310の表面に設けられ、制御部80に電気的に接続されている操作スイッチを操作することで選択することができる。
以下では、それぞれのモードを選択したときにおける電解水生成装置300の動作について説明する。
まず、図8に示されるように、電解水生成装置300内に流水を導入し、流量センサSにより通水状態が認識されるようにする(初期通水段階)。
本実施の形態では、流量センサSにより通水状態が認識されることで、各部材を駆動させることができるように制御されている。したがって、流量センサSにより通水状態が認識されるまでは、水素水モード、アルカリイオン水モード、浄化水モードのいずれも動作されない。なお、各モードの選択は、流量センサSにより通水状態が認識される前に予め選択できるようにしてもよいし、流量センサSにより通水状態が認識された後で選択するようにしてもよい。
初期通水段階では、第1の電解槽100、第2の電解槽200、電磁弁92,96、排水弁94および開放弁95のいずれも駆動させない状態で流水を入水口3aMから導入させるようにしている。
ただし、流量センサSは、制御部80によって駆動されるようにしている。すなわち、制御部80が、十分な流水が幹入力流路3Mに導入されたか否かを流量センサSが検知した流量によって判断できるようにしている。なお、図1においては、各部材と制御部80とを結ぶ線を破線で示しているが、図8~図17では、駆動された部材と制御部80とを結ぶ線を実線で示している。すなわち、各モードで駆動される部材が実線で制御部80と結ばれるようにしている。
ここで、流量センサSによる通水状態の認識方法としては、たとえば、予め設定した流量以上の流量を流量センサSが検知した場合に、流量センサSにより通水状態が認識されたと判断させる方法とすることができる。このとき、流路切替弁90を付勢部材91の付勢力に抗して下方に移動させ、逆洗浄排水流路7を塞ぐことができる程度よりも大きい流量を、予め設定される流量とするのが好ましい。こうすれば、吐水口5aC側の流路が開いた流路となって、吐水口5aC側の流路内への通水が可能になるためである。なお、流量センサSによる通水状態の認識方法は、上記の方法に限られるものではなく様々な方法とすることができる。
また、初期通水段階では、図8に示されるように、第1の陽極室10Aおよび第2の陽極室20Aの下流側に配置されている排水弁94が閉じられている。そのため、幹入力流路3Mを陰極側入力流路3Cおよび陽極側入力流路3Aに分岐させる分岐B2から陽極側入力流路3A(第1陽極室10A側)へと水が流れることが抑制されている。
そのため、入水口3aMから導入された流水は、主として、幹入力流路3M、陰極側入力流路3C、第1の陰極室10C、陰極側中継流路4C、第2の陰極室20C、および陰極側吐水流路5Cをこの順序で通過する。そして、陰極側吐水流路5Cに連通された吐水口5aCから外部に吐出される。このとき、第1の電解槽100および第2の電解槽200は、いずれも駆動されていないので、濾過部Fで濾過された浄化水が吐水口5aCから外部に吐出される。
次に、図9を用いて、水素水モードを選択したときにおける電解水生成装置300の動作について説明する。
水素水モードを選択した場合、流量センサSにより通水状態が認識された後に、制御部80が、排水弁94を駆動する制御を実行する。それにより、陽極側排水流路5Aが開放されて、排水口5aA側の流路も開いた流路となって、排水口5aA側の流路内への通水も可能になる。
また、水素水モードを選択した場合には、制御部80は、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間に直流電圧を印加し、かつ、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間に直流電圧を印加する制御を実行する。
そして、吐水口5aC側の流路においては、流水は、幹入力流路3M、陰極側入力流路3C、第1の陰極室10C、陰極側中継流路4C、第2の陰極室20C、および陰極側吐水流路5Cをこの順序で通過する。
一方、排水口5aA側の流路においては、流水は、幹入力流路3M、陽極側入力流路3A、第1の陽極室10A、陽極側中継流路4A、第2の陽極室20A、および陽極側排水流路5Aをこの順序で通過する。
このように、水素水モードを選択した場合には、流水は、制御部80により駆動された第1の電解槽100および第2の電解槽200を通過することになる。
したがって、吐水口5aC側の流路においては、第1の陰極室10Cで生成された電解水素水が第2の陰極室20Cで電解処理されるため、水素の溶解量が比較的高く、かつ、pHの値が比較的高いアルカリイオン水が生成される。
一方、排水口5aA側の流路においては、第1の陽極室10Aおよび第2の陽極室20Aの双方を通過する際に電解処理が施され、酸素ガスを含み、pHの値が低い酸性水が生成される。
なお、アルカリイオン水とは、pHが約9~10の電解水のことである。一般に、アルカリイオン水は、飲用水として使用された場合には、消化不良、胃酸過多、腸内異常発酵、および、慢性下痢または便秘等の便通異常といった腹部不定愁訴に対して改善効果を発揮すると言われている。
また、アルカリイオン水は、美味しい水としても知られている。アルカリイオン水の飲用範囲は、おおよそ、前述のpH9~10であり、pH10を超える強アルカリ性の電解水は直接の飲用水には適していない。本実施の形態においては、アルカリイオン水のpHが想定された範囲は、9~10である。ただし、想定されている範囲のアルカリイオン水のpHは、9~10に限定されるものではなく、アルカリイオン水の用途に応じて決定される。
一方、第1の陽極室10Aと第2の陽極室20Aとの双方を通過した電解酸素水は、酸素に加えて水素イオンを含むため、酸性となっている。一般に、陽極側排水流路5Aから流れ出るpHが4~6の電解水は、酸性水と呼ばれる。酸性水は、飲用水として使用されることはなく、肌を引き締めるアストリンゼント水もしくは工業用水として使用されるか、または、使用されずに廃棄される。
さらに、本実施の形態においては、制御部80は、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間を流れる第1の直流電流の値、および、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間に第2の直流電流の値を変更できるようになっている。ここで、第1の直流電流の値は、第1の陰極室10C内の流水のpHの値に対応している。また、第2の直流電流の値は、第2の陰極室20C内の流水のpHの値に対応している。したがって、制御部80は、第1の直流電流の値および第2の直流電流の値のそれぞれを変更することにより、陰極側吐水流路5Cから流れ出るアルカリイオン水の水素溶解量およびpHの値の増減を調節することができる。
また、本実施の形態にかかる電解水生成装置300によれば、流水中に含まれる他の陽イオンの量の変動に依存して、陽イオン交換膜10を有する第1の陰極室10Cで生成される水酸化物イオンの量が変動する。そのため、電解水生成装置300から得られるアルカリイオン水のpHの値は、ある程度の範囲内でばらつく。
ただし、一般に、電解水生成装置300が使用される地域ごとに、原水に含まれる他の陽イオンの量は、限定された狭い範囲内でしか変動しない。そのため、前述の第1の直流電流の値および第2の直流電流の値は、所望の範囲内のpHの値を有するアルカリイオン水が得られるように予め設定されている。これにより、電解水生成装置300から流れ出るアルカリイオン水のpHの値が、想定される範囲から大きくずれることはほぼない。
次に、図10を用いて、アルカリイオン水モードを選択したときにおける電解水生成装置300の動作について説明する。
アルカリイオン水モードを選択した場合、流量センサSにより通水状態が認識された後に、制御部80が、電磁弁92,96および排水弁94を駆動する制御を実行する。それにより、幹入力流路3Mから分岐部B2側への流水の導入が、閉じられた電磁弁92によって規制される。一方、電磁弁96の駆動によって、幹バイパス流路6Mから分岐部B5に向かう流路が開放される。
また、排水弁94の駆動によって、陽極側排水流路5Aが開放されて、排水口5aA側の流路も開いた流路となって、排水口5aA側の流路内への通水も可能になる。
また、アルカリイオン水モードを選択した場合には、制御部80は、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間には直流電圧を印加せず、かつ、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間のみに直流電圧を印加する制御を実行する。
そして、吐水口5aC側の流路においては、流水は、幹入力流路3M、分岐部B1、幹バイパス流路6M、陰極側バイパス流路6C、第2の陰極室20C、および陰極側吐水流路5Cをこの順序で通過する。
一方、排水口5aA側の流路においては、流水は、幹入力流路3M、分岐部B1、幹バイパス流路6M、陽極側バイパス流路6A、第2の陽極室20A、および陽極側排水流路5Aをこの順序で通過する。
このように、アルカリイオン水モードを選択した場合には、流水は、制御部80により駆動された第2の電解槽200を通過することになる。このとき、第2の電解槽200に導入される流水は、第1の電解槽100を通過せずに、バイパス流路6を通過する。
したがって、吐水口5aC側の流路においては、陰極側バイパス流路6Cを通過した流水が第2の陰極室20Cで電解処理される。そのため、水素水モードを選択した場合よりも、水素の溶解量が比較的低く、かつ、pHの値が比較的低いアルカリイオン水が生成される。つまり、アルカリイオン水モードを選択した場合に陰極側吐水流路5Cから流れ出る流水は、第1の電解槽100によって水素濃度およびpHの値を増加させられていない分だけ低い水素濃度およびpHの値を有するアルカリイオン水になる。
一方、排水口5aA側の流路においては、陽極側バイパス流路6Aを通過した流水が第2の陽極室20Aで電解処理が施されて酸性水が生成される。
次に、図11を用いて、浄化水を選択したときにおける電解水生成装置300の動作について説明する。
浄化水モードを選択した場合、流量センサSにより通水状態が認識された後に、制御部80が、電磁弁92,96を駆動する制御を実行する。それにより、幹入力流路3Mから分岐部B2側への流水の導入が、閉じられた電磁弁92によって規制される。一方、電磁弁96の駆動によって、幹バイパス流路6Mから分岐部B5に向かう流路が開放される。
ここで、浄化水モードを選択した場合、排水弁94は駆動されないので、陽極側排水流路5Aは閉じられたままとなる。
また、浄化水モードを選択した場合には、第1の電解槽100および第2の電解槽200は、いずれも駆動されない。すなわち、制御部80は、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間には直流電圧を印加せず、かつ、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間にも直流電圧を印加しない制御を実行する。
そして、吐水口5aC側の流路においては、流水は、幹入力流路3M、分岐部B1、幹バイパス流路6M、陰極側バイパス流路6C、第2の陰極室20C、および陰極側吐水流路5Cをこの順序で通過する。
一方、排水口5aA側の流路においては、排水弁94が閉じられている。そのため、幹バイパス流路6Mを陰極側バイパス流路6Cおよび陽極側バイパス流路6Aに分岐させる分岐部B5から陽極側バイパス流路6A(第2陽極室20A側)へと水が流れることが抑制される。
このように、浄化水モードを選択した場合には、流水は、主として、第1の電解槽100を通過せず、陰極側バイパス流路6Cを介して第2の電解槽200の第2の陰極室20Cを通過する。
このとき、第2の電解槽200は駆動されていないため、吐水口5aC側の流路においては、流水は、第2の電解槽200において何ら処理されておらず、浄化水のまま吐水口5aCから吐出される。
上記の構成によれば、電解水生成装置300から浄化水を得る場合に、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間に直流電圧が印加されない状態において、流水は第1の電解槽100の第1の陰極室10Cおよび第1の陽極室10Aを通過しない。そのため、陽イオン交換膜10に他の陽イオンが蓄積することが抑制される。その結果、電解水生成装置300からアルカリイオン水を得る場合に、多量の他の陽イオンが陽イオン交換膜10に蓄積されていることに起因して生じる第1の陰極室10C内の流水のpHの想定外の上昇が抑制される。したがって、陰極側吐水流路5Cから流れ出るアルカリイオン水のpHが想定された範囲内の値よりも高くなることを抑制することができる。
次に、図12~図17を用いて、電解水生成装置300の洗浄方法について説明する。
本実施の形態にかかる電解水生成装置300では、電解槽(第1の電解槽100および第2の電解槽200)内に水を貯留した状態で、電解の時とは逆の極性で電極に電圧を付与する、いわゆる逆洗浄を行うことができるようにしている。このような逆洗浄を行えば、電解槽に配置された電極の性能を維持することができる。
本実施の形態では、電解水生成装置の洗浄方法は、第2の電解槽200の逆洗浄を行った後に第1の電解槽100の逆洗浄を行う逆洗浄工程を有している。
具体的には、電解槽(第1の電解槽100および第2の電解槽200)内に水を貯留した状態で、図12に示されるように、まず初めに、第2の電解槽200の逆洗浄を行う。そして、第2の電解槽200の逆洗浄を行った後に、図13に示されるように、第1の電解槽100の逆洗浄を行う。
また、本実施の形態では、逆洗浄工程は、図14に示されるように、第2の電解槽200および第1の電解槽100の逆洗浄を行った後に、流路内の水を排水する排水工程を有している。
さらに、本実施の形態では、逆洗浄工程は、第1の電解槽100の逆洗浄を行った後に、第1の電解槽100の内部の水を一定時間貯留する貯留工程を有している。本実施の形態では、第1の電解槽100の電極間距離が小さく、第1の電解槽100内の水のpHが下がりにくくなっている。そのため、本実施の形態では、第1の電解槽100内の水のpHをより確実に下げるために、第1の電解槽100の内部の水を一定時間貯留するようにしている。第1の電解槽100の内部の水を貯留させる時間は、第1の電解槽100の電極間距離等に基づいて適宜設定することができる。
このように、本実施の形態では、まず初めに、第2の電解槽200の逆洗浄を行い、その後、第1の電解槽100の逆洗浄を行い、第1の電解槽100の内部の水を一定時間貯留させ、その後、流路内の水を排水することで、逆洗浄工程が行われる。
次に、図12~図14を用いて、各工程での電解水生成装置300の動作について説明する。
逆洗浄工程を行う際には、まず、流路内に水を導入し、電解槽(第1の電解槽100および第2の電解槽200)内に水が貯留された状態となるようにする。
そして、電解槽(第1の電解槽100および第2の電解槽200)内に水が貯留された状態となったら、図12に示されるように、制御部80が、電磁弁92を駆動する制御を実行する。それにより、幹入力流路3Mが電磁弁92によって閉じられる。
また、図12に示されるように、電磁弁96および排水弁94は、駆動されていないので、幹バイパス流路6Mおよび陽極側排水流路5Aも、それぞれ、電磁弁96および排水弁94によって閉じられている。
なお、図12~図14に示される逆洗浄工程を行うときには、入水口3aMから水が供給されていない状態となっている。したがって、装置内の流路は、流路切替弁90によって第2のモードに切り替えられている。
また、図12~図14に示される逆洗浄工程を行うときには、第2の陽極室20Aを陽極側排水流路5Aおよび逆洗浄排水流路7に連通させている。
そして、制御部80は、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間に、通常の電解時とは逆の極性で直流電圧を印加する制御を実行する。
こうすることで、第2の電解槽200が逆洗浄される。このとき、第2の陰極室20C内ではOが発生し、酸性水が生成される。一方、第2の陽極室20A内ではHが発生し、アルカリイオン水が生成される。
そして、第2の電解槽200を逆洗浄しているときには、上述したように、第2の陽極室20Aが陽極側排水流路5Aおよび逆洗浄排水流路7に連通している。そのため、第2の陽極室20A内で発生したHは、第2の陽極室20Aから陽極側排水流路5Aを通って逆洗浄排水流路7に導入される。そして、逆洗浄排水流路7に導入されたHによって流路切替弁90が上方に向けて押される。ここで、第2の電解槽200を逆洗浄したときに生じるガスの発生量は、Hの方が、Oよりも多い。そのため、第2の電解槽200を逆洗浄しているときには、流路切替弁90は、付勢部材91の付勢力および比較的多く発生するHのガス圧によって上方に向けて効率よく押される。
一方、第2の陰極室20C内で発生したOは、第2の陰極室20C内で生成された酸性水を陰極側吐水流路5Cに押し出す。ただし、第2の電解槽200を逆洗浄しているときには、上述したように、幹入力流路3Mが電磁弁92によって閉じられており、幹バイパス流路6Mおよび陽極側排水流路5Aが電磁弁96および排水弁94によって閉じられている。そのため、第2の陰極室20C内で生成された酸性水は、吐水口5aCからポタポタと滴下する。
そして、第2の電解槽200の逆洗浄が終了したら、図13に示されるように、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間に、通常の電解時とは逆の極性で直流電圧を印加する制御を実行する。こうすることで、第1の電解槽100が逆洗浄される。
なお、第1の電解槽100の逆洗浄を行うときにも、制御部80が、電磁弁92を駆動する制御を実行している。そのため、幹入力流路3Mは、電磁弁92によって閉じられている。
また、電磁弁96および排水弁94は、駆動されていないので、幹バイパス流路6Mおよび陽極側排水流路5Aも、それぞれ、電磁弁96および排水弁94によって閉じられている。
そして、第1の電解槽100の逆洗浄を行うと、第1の陰極室10C内ではOが発生し、酸性水が生成される。一方、第1の陽極室10A内ではHが発生し、アルカリイオン水が生成される。
そして、第1の陽極室10A内で発生したHは、第1の陽極室10Aから陽極側中継流路4Aを通って第2の陽極室20Aに導入される。その後、第2の陽極室20Aから陽極側排水流路5Aを通って逆洗浄排水流路7に導入される。そして、逆洗浄排水流路7に導入されたHによって流路切替弁90が上方に向けて押される。ここで、第1の電解槽200を逆洗浄したときに生じるガスの発生量も、Hの方が、Oよりも多い。そのため、第1の電解槽100を逆洗浄しているときにも、流路切替弁90は、付勢部材91の付勢力および比較的多く発生するHのガス圧によって上方に向けて効率よく押される。
一方、第1の陰極室10C内で発生したOは、第1の陰極室10Cから陰極側中継流路4Cを通って第2の陰極室20Cに導入される。その後、第2の電解槽200の逆洗浄を行った際に第2の陰極室20C内で生成された酸性水を陰極側吐水流路5Cに押し出す。ただし、第1の電解槽100を逆洗浄しているときにも、上述したように、幹入力流路3Mが電磁弁92によって閉じられており、幹バイパス流路6Mおよび陽極側排水流路5Aが電磁弁96および排水弁94によって閉じられている。そのため、第2の陰極室20C内で生成された酸性水は、吐水口5aCからポタポタと滴下する。
そして、第1の電解槽100の逆洗浄が終了したら、第1の電解槽100内の水のpHをより確実に下げるために、第1の電解槽100の内部の水を一定時間貯留させる。
そして、第1の電解槽100の内部の水を一定時間貯留させたら、図14に示されるように、制御部80が、排水弁94および開放弁95を駆動する制御を実行する。それにより、陽極側排水流路5Aが開放されて、開放弁95も開放される。
そして、開放された開放弁95から流路内に空気が導入されて、導入された空気の圧力によって流路内の水が排水口5aAから外部に押し出される。
このとき、第2の陰極室20C内の水は、陰極側中継流路4C、第1の陰極室10C、幹入力流路3M、逆洗浄排水流路7、および陽極側排水流路5Aをこの順序で通過する。そして、陰極側吐水流路5Cに連通された吐水口5aCから外部に吐出される。
このように、本実施の形態にかかる電解水生成装置300では、逆洗浄後に装置内に貯留されている水をより確実に排出することができるようになっている。
また、逆洗浄を行った際に生成される酸性水を、吐水口5aC側とは別のルートで排水させることができるようになっている。その結果、飲用には適さない酸性水を吐水口5aCから吐出させてしまうことを極力抑制できるようになる。
ところで、第1の電解槽100および第2の電解槽200を逆洗浄させる際に、図15に示されるように、まず初めに、第1の電解槽100の逆洗浄を行い、その後に、図16に示されるように、第2の電解槽200の逆洗浄を行うことも考えられる。
なお、先に第1の電解槽100の逆洗浄を行った後に、第2の電解槽200の逆洗浄を行う場合でも、それぞれの電解槽を逆洗浄する際の制御は、先に第2の電解槽200の逆洗浄を行う場合と同じである。すなわち、図16に示される第2の電解槽200の逆洗浄を行う際には、図12に示される第2の電解槽200の逆洗浄を行う際の制御と同一の制御が行われる。また、図15に示される第1の電解槽100の逆洗浄を行う際には、図13に示される第1の電解槽100の逆洗浄を行う際の制御と同一の制御が行われる。
しかしながら、図15に示されるように、先に第1の電解槽100の逆洗浄を行うと、第1の陰極室10C内で発生したOは、第1の陰極室10Cから陰極側中継流路4Cを通って第2の陰極室20Cに導入されて、第2の陰極室20C内の水を陰極側吐水流路5Cに押し出すことになる。このとき、第2の電解槽200は、逆洗浄が行われていないので、第2の陰極室20C内の水は、アルカリイオン水となっている場合がある。
そのため、先に第1の電解槽100の逆洗浄を行うと、第2の陰極室20C内のアルカリイオン水が、吐水口5aCからポタポタと滴下する場合がある。そして、第2の陰極室20C内のアルカリイオン水が、吐水口5aCからポタポタと滴下すると、陰極側吐水流路5Cおよび吐水口5aCにスケールが付着してしまうことがある。
これに対して、先に第2の電解槽200の逆洗浄を行うようにすると、上述したように、第2の陰極室20C内で生成された酸性水を、吐水口5aCからポタポタと滴下させることができる。そのため、陰極側吐水流路5Cおよび吐水口5aCにスケールが付着してしまうことを、より確実に抑制することができるようになる。
また、先に第1の電解槽100の逆洗浄を行うと、第2の陰極室20C内の水が押し出されるため、第2の電解槽200の逆洗浄を行う際に、第2の陰極室20C内に残存している水の量が少なくなってしまう。その結果、第2の電解槽200の逆洗浄を行う際に、吐水口5aCからポタポタと滴下する酸性水の量が少なくなってしまい、スケールの付着を抑制し難くなる。
これに対して、先に第2の電解槽200の逆洗浄を行うようにすると、第2の陰極室20C内の水の量が多い上、第2の電解槽200の逆洗浄時に第1の陰極室10C内の水が押し出されることもない。そのため、いずれの電解槽においても、十分な量の水を貯留した状態で逆洗浄を行うことができるようになる。
なお、図12~図14に示される逆洗浄工程では、第1の電解槽100および第2の電解槽200の逆洗浄を行う際に、陽極側排水流路5Aが排水弁94によって閉じられたものを例示している。しかしながら、第1の電解槽100および第2の電解槽200の逆洗浄を行う際に、陽極側排水流路5Aを排水弁94によって閉じる必要はなく、第1の電解槽100および第2の電解槽200の逆洗浄時に、少なくとも一時的に、陽極側排水流路5Aが開放されるようにしてもよい。すなわち、逆洗浄工程中に排水弁94を開口させるようにしてもよい。こうすれば、吐水口5aCからポタポタと滴下する酸性水の量を低減させることができ、たとえば、吐水口5aCがシンク部Kaに向いていないときに酸性水が床等に落下してしまうことを抑制することができるようになる。
また、図17に示されるように、通水させた状態で第1の電解槽100および第2の電解槽200の逆洗浄を行うことも可能である。
具体的には、制御部80が、排水弁94を駆動する制御を実行する。それにより、陽極側排水流路5Aが開放されて、排水口5aA側の流路も開いた流路となって、排水口5aA側の流路内への通水も可能になる。
また、制御部80は、第1の陰極1Cと第1の陽極1Aとの間に、通常の電解時とは逆の極性で直流電圧を印加し、かつ、第2の陰極2Cと第2の陽極2Aとの間に、通常の電解時とは逆の極性で直流電圧を印加する制御を実行する。
そして、吐水口5aC側の流路においては、流水は、幹入力流路3M、陰極側入力流路3C、第1の陰極室10C、陰極側中継流路4C、第2の陰極室20C、および陰極側吐水流路5Cをこの順序で通過する。
一方、排水口5aA側の流路においては、流水は、幹入力流路3M、陽極側入力流路3A、第1の陽極室10A、陽極側中継流路4A、第2の陽極室20A、および陽極側排水流路5Aをこの順序で通過する。
このように、図17に示される逆洗浄方法では、流水は、制御部80により通常の電解時とは逆の極性で駆動された第1の電解槽100および第2の電解槽200を通過することになる。
したがって、第1の陰極室10Cおよび第2の陰極室20Cで生成された酸性水が、吐水口5aCから吐出され、第1の陽極室10Aおよび第2の陽極室20Aで生成されたアルカリイオン水が排水口5aAから吐出される。
[作用・効果]
以下では、上記実施の形態で示した電解水生成装置および電解水生成装置の洗浄方法の特徴的構成およびそれにより得られる効果を説明する。
(1) 上記実施の形態で示した電解水生成装置は、第1の陰極室と、第1の陽極室と、第1の陰極室と第1の陽極室とを仕切る陽イオン交換膜と、を含む第1の電解槽と、第2の陰極室と、第2の陽極室と、第2の陰極室と第2の陽極室とを仕切り、分子の通過を抑制するが、陽イオンおよび陰イオンを通過させる中性隔膜と、を含む第2の電解槽と、を備える。また、入水口と、入水口と連なる幹入力流路と、幹入力流路から分岐し、第1の陰極室の入口に接続された陰極側入力流路と、幹入力流路から分岐し、第1の陽極室の入口に接続された陽極側入力流路と、第1の陰極室の出口と第2の陰極室の入口とに接続された陰極側中継流路と、第1の陽極室の出口と第2の陽極室の入口とに接続された陽極側中継流路と、を備える。また、第2の陰極室の出口に接続された陰極側吐水流路と、第2の陽極室の出口に接続された陽極側排水流路と、陰極側吐水流路に接続された吐水口と、陽極側排水流路に接続された排水口と、を備える。また、幹入力流路から分岐する幹バイパス流路と、幹バイパス流路から分岐し、陰極側中継流路に接続された陰極側バイパス流路と、幹バイパス流路から分岐し、陽極側中継流路に接続された陽極側バイパス流路と、を備える。また、幹入力流路と幹バイパス流路との分岐部に配置された流路切替弁と、分岐部と陽極側排水流路とに接続された逆洗浄排水流路と、陽極側排水流路における逆洗浄排水流路との分岐部と排水口との間に配置された排水弁と、を備える。そして、流路切替弁が、入水口と幹入力流路との連通および入水口と幹バイパス流路との連通が可能な第1のモードと、排水口と幹入力流路との連通および排水口と幹バイパス流路との連通が可能な第2のモードと、を切り替えることができるように配置されている。
こうすれば、逆洗浄を行った後に、流路が第2のモードとなるように流路切替弁を切り替え、排水弁を開放することができる。そして、流路が第2のモードとなるように流路切替弁を切り替え、排水弁を開放することで、第1の陰極室および第2の陰極室の内部の水を排水口から排出することができる。
このように、上記実施の形態で示した電解水生成装置とすれば、逆洗浄後に装置内に貯留されている水をより確実に排出することが可能となる。
(2) また、上記(1)の電解水生成装置において、流路切替弁が、付勢部材によって、入水口から水が供給されない場合には第2のモードとなり、入水口から水が供給される場合には第1のモードとなるように付勢されていてもよい。
こうすれば、構成をより簡素化させることができる上、入水口からの水の供給の有無によって、第1のモードと第2のモードとを簡易に切り替えることができるようになる。
(3) また、上記(1)または(2)の電解水生成装置において、幹入力流路および幹バイパス流路に電磁弁がそれぞれ配置されるようにしてもよい。そして、少なくとも第1のモードのときには電磁弁のいずれか一方が開放されるようにしてもよい。
こうすれば、入水口から水の供給があった時にも、その水圧が下流側にある圧力容器でもある第1の電解槽または第2の電解槽にかかることがなくなるため、各電解槽の負担が低減される。また、流量センサを配置した場合には、流量センサによってより確実に水の供給を検知することが可能となり、これと連動した電解水生成装置への電源の自動投入などの制御が可能となる。
(4) また、上記(1)から(3)のうちいずれか1つの電解水生成装置において、陰極側吐水流路における排水口よりも高い位置に開放弁が配置されていてもよい。
こうすれば、吐水口と排水口の位置関係によらず、逆洗浄後の排水時に開放弁を開放したときに、開放弁から排出口に向かってより確実に洗浄水を排出させることができるようになる。
(5) また、上記(1)から(4)のうちいずれか1つの電解水生成装置において、陽極側中継流路に活性炭が配置されていてもよい。
こうすれば、第1の陽極室で生成された次亜塩素酸を、陽極側中継流路に配置された活性炭に吸着させて除去することができ、第2の陽極室を保護することができるようになる。特に、第1の電解槽が水素水を生成する場合、単なる電解よりも10倍近い次亜塩素酸が生成されるため、陽極側中継流路に活性炭を配置するのが好ましい。
(6) また、上記(1)から(5)のうちいずれか1つの電解水生成装置において、第1の電解槽の上部に水をためる空間が設けられていてもよい。
こうすれば、逆洗浄の際に気相成分が発生したとしても、この空間にためられた水を電極(第1の陰極や第1の陽極)が存在する空間に供給させることができるため、電解処理時に電気分解が阻害されてしまうことをより確実に抑制することができるようになる。
(7) また、上記(1)から(6)のうちいずれか1つの電解水生成装置の洗浄方法が、第2の電解槽の逆洗浄を行った後に第1の電解槽の逆洗浄を行う逆洗浄工程を有するようにしてもよい。
こうすれば、第1の電解槽を先に逆洗浄したときのように、発生した気相成分によって第2の電解槽の内部の水が押し出されてしまうことがない。また、逆洗浄前の第2の陰極室の内部の水はアルカリ性の場合があるが、このアルカリ性の水が吐水口に流れるとスケールの発生を招く可能性がある。しかしながら、第2の電解槽を先に逆洗浄すると、第2の陰極室の内部の水が酸性となる。そのため、第1の電解槽に由来する気相によって第2の陰極室の内部の水が吐水口に流れたとしても、酸性の水が流れるのでスケールの発生を抑制することができる。
(8) また、上記(7)の電解水生成装置の洗浄方法において、逆洗浄工程が、第1の電解槽の逆洗浄を行った後に、第1の電解槽の内部の水を一定時間貯留する貯留工程を有するようにしてもよい。
このように、第1の電解槽の逆洗浄を行った後に、第1の電解槽の内部の水を一定時間貯留させれば、電極のまわりにスケールが付着してしまうことを、より確実に抑制することができる。
(9) また、上記(7)または(8)の電解水生成装置の洗浄方法において、逆洗浄工程の時に、第2の陽極室が陽極側排水流路および逆洗浄排水流路に連通していてもよい。
こうすれば、第2の陽極室で発生した気相成分によって流路切替弁の第2のモードをとるための付勢を補助することが可能となる。
(10) また、上記(7)から(9)のうちいずれか1つの電解水生成装置の洗浄方法において、逆洗浄工程中に排水弁を開口させるようにしてもよい。
こうすれば、逆電解水(酸性水)の一部を排水側から排水することができるため、逆洗浄時に発生する気相成分によって吐水側からポタポタと滴下される逆電解水(酸性水)の量を少なくすることができる。また、洗浄水が濃すぎる場合などには、電極等が腐食する場合もあるため、逆電解水(酸性水)の一部を排水側から排水することで洗浄水に浸る時間を低減することも可能となる。
[その他]
以上、本開示にかかる電解水生成装置および電解水生成装置の洗浄方法の内容を説明したが、これらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、筐体や流路、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1A 第1の陽極
1C 第1の陰極
2A 第2の陽極
2C 第2の陰極
3aM 入水口
3A 陽極側入力流路
3C 陰極側入力流路
3M 幹入力流路
4A 陽極側中継流路
4aA 活性炭
4C 陰極側中継流路
5 出力流路
5A 陽極側排水流路
5aA 排水口
5C 陰極側吐水流路
5aC 吐水口
6 バイパス流路
6A 陽極側バイパス流路
6C 陰極側バイパス流路
6M 幹バイパス流路
7 逆洗浄排水流路
10 陽イオン交換膜
10A 第1の陽極室
10aA 陽極側バッファ空間(空間)
10C 第1の陰極室
10aC 陰極側バッファ空間(空間)
20 中性隔膜
20A 第2の陽極室
20C 第2の陰極室
80 制御部
90 流路切替弁
91 付勢部材
92 電磁弁
94 排水弁
95 開放弁
96 電磁弁
100 第1の電解槽
200 第2の電解槽
300 電解水生成装置

Claims (10)

  1. 第1の陰極室と、第1の陽極室と、前記第1の陰極室と前記第1の陽極室とを仕切る陽イオン交換膜と、を含む第1の電解槽と、
    第2の陰極室と、第2の陽極室と、前記第2の陰極室と前記第2の陽極室とを仕切り、分子の通過を抑制するが、陽イオンおよび陰イオンを通過させる中性隔膜と、を含む第2の電解槽と、
    入水口と、
    前記入水口と連なる幹入力流路と、
    前記幹入力流路から分岐し、前記第1の陰極室の入口に接続された陰極側入力流路と、
    前記幹入力流路から分岐し、前記第1の陽極室の入口に接続された陽極側入力流路と、
    前記第1の陰極室の出口と前記第2の陰極室の入口とに接続された陰極側中継流路と、
    前記第1の陽極室の出口と前記第2の陽極室の入口とに接続された陽極側中継流路と、
    前記第2の陰極室の出口に接続された陰極側吐水流路と、
    前記第2の陽極室の出口に接続された陽極側排水流路と、
    前記陰極側吐水流路に接続された吐水口と、
    前記陽極側排水流路に接続された排水口と、
    前記幹入力流路から分岐する幹バイパス流路と、
    前記幹バイパス流路から分岐し、前記陰極側中継流路に接続された陰極側バイパス流路と、
    前記幹バイパス流路から分岐し、前記陽極側中継流路に接続された陽極側バイパス流路と、
    前記幹入力流路と前記幹バイパス流路との分岐部に配置された流路切替弁と、
    前記分岐部と前記陽極側排水流路とに接続された逆洗浄排水流路と、
    前記陽極側排水流路における前記逆洗浄排水流路との分岐部と前記排水口との間に配置された排水弁と、
    を備え、
    前記流路切替弁が、
    前記入水口と前記幹入力流路との連通および前記入水口と前記幹バイパス流路との連通が可能な第1のモードと、
    前記排水口と前記幹入力流路との連通および前記排水口と前記幹バイパス流路との連通が可能な第2のモードと、
    を切り替えることができるように配置されている、電解水生成装置。
  2. 前記流路切替弁は、付勢部材によって、前記入水口から水が供給されない場合には前記第2のモードとなり、前記入水口から水が供給される場合には前記第1のモードとなるように付勢されている、請求項1に記載の電解水生成装置。
  3. 前記幹入力流路および前記幹バイパス流路には電磁弁がそれぞれ配置されており、
    少なくとも前記第1のモードのときには前記電磁弁のいずれか一方が開放されている、請求項1または請求項2に記載の電解水生成装置。
  4. 前記陰極側吐水流路における前記排水口よりも高い位置に開放弁が配置されている、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の電解水生成装置。
  5. 前記陽極側中継流路に活性炭が配置されている、請求項1~4のうちいずれか1項に記載の電解水生成装置。
  6. 前記第1の電解槽の上部に水をためる空間が設けられている、請求項1~5のうちいずれか1項に記載の電解水生成装置。
  7. 請求項1~6のうちいずれか1項に記載の電解水生成装置の洗浄方法であって、
    前記第2の電解槽の逆洗浄を行った後に前記第1の電解槽の逆洗浄を行う逆洗浄工程を有する、電解水生成装置の洗浄方法。
  8. 前記逆洗浄工程は、前記第1の電解槽の逆洗浄を行った後に、前記第1の電解槽の内部の水を一定時間貯留する貯留工程を有する、請求項7に記載の電解水生成装置の洗浄方法。
  9. 前記逆洗浄工程の時に、前記第2の陽極室が前記陽極側排水流路および前記逆洗浄排水流路に連通している、請求項7または請求項8に記載の電解水生成装置の洗浄方法。
  10. 前記逆洗浄工程中に前記排水弁を開口させる、請求項7~9のうちいずれか1項に記載の電解水生成装置の洗浄方法。
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