JP7403780B1 - Tuberaceae科菌の醗酵溶液を使用した多機能性化粧料及び美白美容液。 - Google Patents

Tuberaceae科菌の醗酵溶液を使用した多機能性化粧料及び美白美容液。 Download PDF

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Abstract

【課題】カーボン・ニュートラルでの製造を実現し、効果の見える、皮膚細胞を主役にした「美白美容液」「多機能基礎化粧料」を提供すること。【解決手段】Tuberaceae科菌を用いて植物を発酵分解させて得られた美白成分、保湿成分、生理活性成分を含有する溶液。【選択図】図3

Description

本発明は、白トリュフTuber 菌などのTuberaceae科菌の醗酵溶液を利用した多機能性皮膚化粧料、美白美容液の製造方法に関わる。
炭酸ガス排出による気候変動は、気温上昇となって経験したことない猛暑が世界各地を襲っている。熱中症で死亡する人が多くなっているばかりでなく、強い紫外線と高温は皮膚に老化、湿疹、炎症など甚大な影響を及ぼし、特に屋外で仕事に従事している人にとっては、過酷な条件下での仕事になっている。更に、気温上昇は、熱帯地方で生息してきた蚊、ダニの北上を誘起して、思わぬところで感染症になることも多くなってきた。
人類は、何時までも若く元気で、いつでも、何時までも美しくありたいと思う。これは
人類誕生から今日まで継続されてきた進化であり、哺乳動物、とくに人類にとって「顔」は、種族保存するための重要な要素である。美しい「顔」は異性を獲得できる武器であり、今や、整形美容を行って就職、営業活動まで行う時代である。年齢を感じさせないアンチエイジングは現代人類の永遠の希求である。
この美の希求と探求は、理容美容、衣料、宝飾、ファッション、出版、広告、コピー、容器、包装、農業、生薬、化学薬品などの広大な分野まですそ野を広げており、老若男女、職業、民族、国の違いを超えて大きな産業を構築している。例えば、2021年の日本の化粧品の市場規模は2兆8.415億円である。コロナウイルスの出現によるウイズコロナ、新しい生活様式、マスク着用などで、大きな影響を受けているが、人類の種族保存の大きな要素であり、美への希求は時代を超えて永遠である。
しかし、この化粧品業界も、2050年目標の「炭酸ガス排出ゼロ」達成という大きな課題を抱えている。これまでは感性に訴えることでビジネスを成功させてきた。これは、過剰な修飾、包装などを誘起し、その多くは石油由来のものであり、多くのエネルギーを消費してきた。美しさの追求は「虚飾」を生み流れる。脱炭素社会における新しい生活様式は美容、化粧品業界にも大きな変革をもたらすかもしれない。
現在、世界中で多種多様な化粧料が開発販売されており、新しい成分を探索し年々夥しい数の新製品が発売されている。この研究開発はウイズコロナ、脱炭素社会、炭酸ガス排出ゼロ達成という課題を内包しながら、メーカーの生き残りを賭けて今後ますます激しくなると予想されている。
本発明者は、そのような時代背景の中で、現在市販されている化粧料をつぶさに考察してきた。その結果、現在の化粧料の研究、製品には、一つの大きな盲点、欠陥があることを喝破した。そして、この盲点、欠陥が、ユーザーが求める「改善」「速効」「持続」と大きな乖離になっている最大の原因であることに思い至った。
21世紀現代のヒト世界社会が抱える課題は山積しており、ヒトが生活するうえで「エネルギー」「食糧」が重要なあることが再認識されている。ヒトは衣食住、エネルギーの他に「綺麗でいたい」という心を満たされないと満足できない生物である。日本の化粧品の市場規模は約2兆円、化粧人口一億人とすれば、年間の化粧品への購買金額は2万円前後である。
しかし、「高いカネを出して新製品を使って見たが効果が望ましいものでなかった」と感じた経験を持つ消費者は多い。現在の化粧品(薬用美白美容液、美容液、化粧水、クリーム、育毛剤、基礎化粧品、シャンプー、その他)には、厚生省が認定した美白成分や、夥しい数の保湿成分を含有されている。効果がありそうなものを次々に探求、探索した結果である。
しかし、別な見方をすれば、それは「確定的」「決定的」な成分、原料を未だ発見していないことを意味している。
化粧品の売れ筋の要因の調査結果によれば、化粧費の成分よりも「容器の形状」「溶液の色彩」「香り」「キャッチコピー」「広告」が大きな要素を占めている。価格は微妙に絡んでいるが、効果が見えなくとも「安い」から諦め納得し、高価格化粧品の場合は、効果が望ましいものでなくても、容器形状、色、香りで満足感を得ているから、それなりに納得している場合が多い。そして、この購買状況から製造、包装、流通で、より多量の炭酸ガス排出が行われている。
ヒトは地球環境の中で生活しなければならない。しかし、この地球環境が炭酸ガス排出による気候変動でヒトの皮膚に大きな影響を及ぼすようになった。猛暑の中で皮膚に降り注ぐ紫外線、この紫外線から体を保護するために産生する「メラニン色素」、しかし、このバリア機能を担う「メラニン色素」を現代のヒトは「悪い色素」と認識する。
厚生省が認可している美白成分は、メラニン生成抑制、メラニン***促進、メラニン還元による、メラニン色素をターゲットにして、現状より進行しないことを目的にしたものである。したがって、現状の肌より「美白」を望む人からは「効果がない」といわれる所以である。紫外線から皮膚を保護するメラニン色素であるから、白い肌にする成分では副作用を伴うことから厚生省では認可していない。
更に、がん患者が抗がん剤副作用による皮膚損傷補修用の基礎化粧料はほとんどない。
以上のような問題意識から、皮膚細胞が「喜ぶ」、皮膚細胞が「自身で元気な細胞を作れる」基礎化粧料が必要であることを痛感した。
超高齢化社会においては「アンチエイジング」が重要な課題であるが、それには、先ず皮膚の「アンチエイジング」が必要である。
加齢、病気など誰でも抱える原因の他、食生活が不完全だったりすると、皮膚細胞は、必要なエネルギーが不足し、エネルギー飢餓状態となる。
しかし、現在の化粧料は「常に皮膚細胞のエネルギーは血流による供給で満たされる」という前提で開発されている。
エネルギー不足に陥っている皮膚細胞に、エネルギー源を補給するのは「ピルビン酸」である。このピルビン酸欠乏の皮膚細胞に「美白成分」「皮質成分」を施与しても、満足に作用しないために、ユーザーサイドから「効果が見えない」「効果が出るまで何年もかかる」という問題が出てくる。
化粧料の主役は「皮膚細胞」であり「美白成分」や「保湿成分」ではない。この根本からそれて、化粧料の製品開発は「美白成分」、「保湿成分」の探索に向けられ、エネルギー飢餓細胞へのエネルギー供給は軽視されている。
特開2022-172763号公報
広島大学、ホームページ、プレリリース「柿渋の強力な抗ウイルス作用を証明」平成25年2月6日URL:https://www.hiroshima-u.ac.jp/koho_press/press/2012/2012_128
本発明者は上記のような問題意識から、脱炭素社会、ウイズコロナ社会、超高齢化社会は世界共通の未来であることから、これに適応した多機能皮膚化粧料の開発が必要せることを痛感した。
そこで、本発明者は、次世代「基礎化粧料」「美白美容液」は、人為的なエネルギー源成分の皮膚浸透であると考え、全世界の老若男女、職業、民族、国を超えて使用される「基礎化粧料」「美白美容液」の開発に着手した。
発明の目的は、先行知見にない皮膚細胞への人為的なエネルギー源であるピルビン酸に加え、細胞増殖に必須な植物ホルモン インドール 3 酢酸の施与による多機能性皮膚化粧料を提供することである。本発明によれば、一つの溶液(クリーム)で皮膚細胞のターンオーバー、保湿、「年齢肌」「くすみ」「シミ」「小じわ」「紫外線老化」「皮膚補修」「乾燥肌」「老け顔」「抗がん剤副作用による皮膚損傷修復」「皮膚病害菌抗菌」「虫刺され」「各種湿疹」「頭髪衰弱補修」「頭髪傷みの補修」「養毛」などに、短時間で「効果の見える」画期的な低価格「基礎化粧料」が提供される。
また、本発明における化粧料の製造は、カーボン・ニュートラル下で行われ、原料は安価に容易に調達でき、大きな効果を得られるものを使用するので、2050年、脱炭素社会、ウイズコロナ・新しい生活様式、超高齢化社会におけるアンチエイジングを可能にする方法といえる。
発明者は、ウイズコロナ社会、新しい生活様式、超高齢化社会において、人為的なメイク化粧、整形美容も必要であるが、ほんとの「健康美」、「アンチエイジング」は、「常に新鮮な新しい皮膚細胞」によってなされると考えている。身体の不健康は即、皮膚表情に現れる。
哺乳動物であるヒトの皮膚進化、特に「顔」の皮膚進化が、コミュニケーション、種族保存のための「異性獲得」に重要だとして、他の臓器、皮膚とはターンオーバー(生え変わり)の間隔を短くし、若く、表情豊かに出来るように進化したといわれている。「女性が恋をすれば・・・必ず口紅を差す」が、元気な皮膚細胞でなければ「メイク」しても直ぐに剥がれる。
本発明は、このまことに素朴で素直な自然の法則に根差した、化粧料への希求を裏切らない効果の見える、皮膚細胞を主役にした「美白美容液」「多機能基礎化粧料」を提供することを目的にする。更に、2050年の炭酸ガス排出ゼロ、カーボン・ニュートラルでの製造を実現することも目的とする。
本発明者の掲げる本発明の目的は、全世界のユーザーの要望に適応できる、これまでの先行知見にない全世界の老若男女、職業、民族を越えた美白美容液、基礎化粧料を提供するものであるから、小手先のものではなく、真核生物の「細胞」にフォーカスして開発しなければならないと考えた。
そこで、本発明者は、「化粧料の主役は皮膚細胞である」との理念を掲げ鋭意研究を重ね、白トリュフTuber菌醗酵溶液が、本願発明の上記目的を満たすことを確認し、本発明に至った。
トリュフは、セイヨウショウロ(Tuberaceae)科セイヨウショウロ(Tuber)属の多くの種のうちの1つである。セイヨウショウロ属以外にも、Geopora、Peziza、Choiromyces、Leucangiumなど100以上の属がトリュフに分類されている。トリュフには、「白トリュフ」と「黒トリュフ」があるが、黒トリュフにはメラニン色素があるため、本発明ではメラニン色素阻害酵素を持つ「白トリュフTuber」を採用した。図1の写真は、イタリア アルバ産の「白トリフ」を直輸入したもので、写真の子実体から「白トリュフTuber菌菌糸体」を特許文献1に記載される方法によって培養し「白トリュフTuber菌源液」を作成した。
白トリュフTuber菌菌糸体は多糖類の「キチン」が主成分である。特許文献1に記載されているように、白トリュフTuber菌は、子嚢菌、菌根菌、白色木材腐朽菌の特性を具備しており、難分解性有機物をラッカ―ゼ、リグニンペルオキシターゼ、マンガンペルオキシターゼなどの多様な酵素群を産生する。子実体の水分は約95%以上で植物性ヒアルロン酸を含有し、糸状菌に対して強い抗菌性を具備している。
ヒトの体は複雑系で約37兆個とも60兆個ともいわれる膨大な細胞によって構築されており、その中で皮膚は最大の臓器ある。皮膚の面積は成人で約1.6mもあり、外部環境の変化や刺激に対して生体内部を保護する役割がある。皮膚の生理的意義は、1.機械的外力の保護作用、2.アルカリ中和能、3.水分の過度な内部侵入と流失の防御、4.殺菌作用、5.免疫反応を担い生体防御機構、6.紫外線防御作用、7.体温調節作用、8.知覚作用、9.吸収作用などにある。皮膚は上から順に角質層(0.01~0.15mm)、表皮層(0.1~0.3mm)、真皮層(2~3mm)、脂肪層などの皮下組織の4つに区分できる。これに毛、皮脂腺、汗腺などの器官が付属している(図4参照)。
皮膚細胞が活動するには「エネルギー」が必要であり、ヒトの皮膚細胞のエネルギーは「ピルビン酸」から産生されるという科学的エビデンスから、本発明の主たる基本成分を「ピルビン酸」として研究試験を行った。
上述したように、本発明者は先行知見である「菌根菌 白トリュフTuber菌」の研究過程で、白トリュフTuber菌醗酵で「ピルビン酸」を産生することを確認していた(特許文献1)。このピルビン酸を化粧料に利用すれば、これまでの化粧料と根本から異なる、人為的なエネルギー源の皮膚供給という、本発明目的に適合した「美白美容液」「多機能性化粧料」を開発できると考えた。
この白トリュフTuber菌醗酵の特筆する特徴は5℃から60℃の「好気性醗酵」であることからエネルギー消費は少なく、原料価格が安いことから全世界に普及可能であり、解糖系の最終産生物質が「ピルビン酸」であることである。更に白トリュフTuber菌醗酵では酵母醗酵のように「アルコール」を産生しないことである。
この醗酵によって白トリュフTuber菌醗酵の解糖経路で「糖」から「ピルビン酸」「インドール 3 酢酸」「トリフトファン」「多糖類」が産生されることは、特許文献1に記載されるとおりである。
本発明者の開発理念は、これまでの美白成分、保湿成分を分離精製担持させる人為的なメラニン対策の美白美容液ではなく、化粧料の主役は上記の美白成分、保湿成分ではなく「皮膚細胞の生命力」であると考察している。皮膚の諸問題は「皮膚細胞」の「エネルギー不足」「生長ホルモン インドール 3 酢酸」不足による「ターンオーバー」(生え変わり)、新陳代謝不良によるものがほとんどであることを喝破した。膚細胞へのエネルギー源である「ピルビン酸」と皮膚のターンオーバーを調整している生長ホルモン「インドール 3 酢酸」の皮膚施与による皮膚細胞への浸透供給による「いつも」「いつまでも新鮮で若い細胞」の産生による「美白美容液」「多機能皮膚化粧料」の開発を目標にした。
これまでのような美白成分、保湿成分の外部からの人為的な施与による対策は、一見、合理的で、科学的であるが、ヒトの皮膚細胞は複雑系であり、特に顔の皮膚は哺乳度物のコミュニケーション、種族保存の異性獲得の主要な要素臓器であることから、長い進化の過程でターンオーバーを他の臓器より短い間隔行うように構築されたものであり、更に、紫外線による皮膚損傷を防止するために「メラニン色素」が産生して、自然界で生活できるようになったことを考察すれば、「新鮮な細胞」「元気な細胞」の維持、持続が最も大切な美容である。
本発明は、以上のような観点から、これまでにない新規な「白トリュフTuber菌醗酵」による「ピルビン酸」「インドール 3 酢酸」を主成分にした「多機能性基礎化粧料」の開発を目指した。
皮膚はヒトの臓器の中で最大の臓器であり、その役割は臓器を紫外線、外敵から保護する「バリア機能」である。そのためには、
(1)常に新しい細胞の皮膚
(2)常に弾力性に富む皮膚
(3)素早い補修を行う皮膚
でなければならない。
この皮膚形成をサポートするものが、結果として「美白美容液」「基礎化粧料」となる。若く美しい皮膚の維持、持続も大切であるが、「健全なバリア機能」は更に重要である。次世代化粧料は、この二つを兼ね備えたものでなければならない。
ヒトの皮膚は28日から50余日の間隔で「ターンオーバー」(生え変わり)するが、エネルギー不足の場合は50日以上を要する。このターンオーバーには生長ホルモン「インドール 3 酢酸」が必須ホルモンであり、必須アミノ酸のトリプトファンから生合成されるが、エネルギー不足の皮膚細胞では産生量が減少するために28日でターンオーバー出来なくなり、古い老化した細胞で皮膚は構成され、年齢肌、くすみ、メラニン色素沈着肌、などの原因となる。
ピルビン酸を皮膚塗布することによって、細胞内でピルビン酸から「インドール 3 酢酸」が生合成され、正常な期間でのターンオーバーによる「新鮮皮膚」「若い皮膚」になる。
ヒトは「真核生物」である。真核生物のエネルギー調達は、ピルビン酸が細胞のミトコンドリアのクエン酸回路でエネルギー変換され、皮膚細胞の全ての活動はこのエネルギーを使用して行われる。
好気的代謝に関する最も重要な生化学反応回路であり、酸素呼吸を行う真核生物全般に見られる。1937年にドイツの化学者ハンス・クレブスが発見し、この功績により1953年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。クエン酸サイクル(図5、図6)では、サイクルの一回転ごとにすべての中間体(例えば、ピルビン酸から産生されたクエン酸、イソクエン酸、α-ケトグルタル酸、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸およびオキサロ酢酸)が再生される。したがって、ミトコンドリアにこれらの中間体のいずれかを追加して加えることは、追加された量がクエン酸サイクル内に保持され、中間体の一つが他方に変換されて順次増加することを意味する。したがって、それらの中間体のいずれか1つをクエン酸サイクルに加えることは、補充反応(アナプレロティック反応)効果を示し、中間体のいずれかの除去は消費反応(カタプレロティック反応)効果を示す。これらの補充反応及び消費反応は、クエン酸サイクルの回転でアセチルCoAと結合してクエン酸を形成するために利用可能なオキサロ酢酸の量を増加または減少させる。この回転量がミトコンドリアによるATP製造量と細胞へのATPの提供量の増減を左右することとなる。本発明では、中間体の原料である「ピルビン酸、」「トリプトファン」を皮膚細胞に人為的に外部から供給することで、細胞へのATPエネルギーを増させる。
ヒトでは食餌の糖が小腸の吸収細胞で吸収され、肝臓でグルコースに変換され、グルコースからピルビン酸に変換され、血流によって全身の細胞に供給される。このピルビン酸が細胞内のミトコンドリアのクエン酸回路でエネルギーに変えられ、細胞の全ての活動に利用される(図7)。
ヒトの皮膚細胞は常にエネルギー不足に陥っており、ピルビン酸補給によって皮膚細胞のエネルギー不足は解消する。
つまり、常に新しい細胞の皮膚にするには、常に充分な糖を含有する食餌を摂らなければない。加齢に従って小腸の吸収細胞も老化し、多くは未吸収の状態で***されてしまうので、ヒトの食事でそれを満足させることは不可能である。さらに、供給量が不足すると、ピルビン酸は、多くのエネルギーを必要とする臓器に多く配分され、皮膚表皮への配分は少なくなり「ターンオーバー」間隔が長くなる(年齢肌)。また、過度なダイエットでも同じことが起こるといわれている(若年老化肌)。
このような場合、人為的に「ピルビン酸」を皮膚に施与し、皮膚浸透によってエネルギー源を皮膚細胞に供給することでターンオーバーを正常にすることができる。
動物の皮の主成分は「コラーゲン」である。弾力ある皮膚は衝撃に耐え、簡単には損傷しないので、バリア機能の必須条件である。
皮膚細胞の弾力は水分で行われるが、皮膚では「コラーゲン」「ヒアルロン酸」で行われている。水分が常時皮膚表面から蒸散して失われ、常に補充する作用が細胞内で行われているが、コラーゲン、ヒアルロン酸産生の原料が供給されない場合は、「しぼんだ細胞」「乾燥細胞」となり「張りのない光沢のない」肌になる。
コラーゲンは、主に脊椎動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質のひとつで、多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。体内に存在しているコラーゲンの総量は、ヒトでは、全タンパク質の約30%を占め、皮膚の弾力性や強度の保持に役立っている。こうした従来から知られている機能とは別に、コラーゲンが、それに接する細胞に対して、増殖、分化シグナルを与える情報伝達の役目を果たすとも言われている。
また、コラーゲンのタンパク質は、アミノ酸が数多く連なった物質で、その数は1000個を超え、分子量は約30万以上である。コラーゲンの原料は必須アミノ酸、トリプトファンであり、細胞内でのコラーゲンの産生には、様々な酵素分子やシャペロン分子が関与している。皮膚細胞内では常時「線維芽細胞」によって生合成されるが、そのためには以前作られた古いコラーゲンが分解して置き換わる必要があり、この分解は分解酵素コラゲナーゼで行われるが、この酵素を作るにもエネルギーが必要である。これらの必要なエネルギー源が「ピルビン酸」である。
ヒアルロン酸は、ヒトや脊椎動物では広く分布し、皮膚、関節、眼球の硝子体に多い。多糖体で保水力に優れ1gで水6Lを保水する。体内に含まれるヒアルロン酸の約60%は皮膚細胞に存在し、その保水能力によって、皮膚の乾燥を防ぎ、弾力を維持する。しかし、分子量が80万から120万と極めて大きいため、塗布では吸収は難しい。
皮膚中のヒアルロン酸やコラーゲンは、紫外線によって損傷するとされ、75歳の人間の皮膚のヒアルロン酸は19歳の人間のおよそ25%の量にまで減少する。ヒトの皮膚は図4のような構成であるが、紫外線により影響を受けやすい表皮からヒアルロン酸が減少してゆき、老化する。このヒアルロン酸が減少したり変質したりすると「老年肌」となり、加齢による皮膚の水分低下、弾力性の低下や萎縮につながるとされている。
ヒトの細胞***、増殖、補修には、生長ホルモン インドール 3 酢酸が必要である。皮膚の役割は体を保護するものであるから、傷んだ皮膚は出来るだけ早く補修しておく必要がある。このため、ヒトの皮膚細胞では他の臓器細胞より短い間隔の28日周期でターンオーバー(生え変わり)を行って、バリア機能を構築して、紫外線、その他で傷んだ場合は速やかに補修するようになっている。
この補修には「細胞***」や「細胞増殖」を促進させることが実用である。この細胞***、増殖を調整しているのが、生長ホルモンである「インドール 3 酢酸」である。このホルモンは、最初「植物」から発見され、植物ホルモンの一種として知られているが、これが人の皮膚のターンオーバーも調整する。インドール 3 酢酸は、必須アミノ酸 トリフトファンを原料に生産されるが、前駆体がインドール 3 ピルビン酸であり、解糖経路の中で、植物では光合成の澱粉から解糖経路の中で生合成されるが、ヒトの皮膚細胞では、図5に示されるように、線維芽細胞の中で、トリフトファンから生合成される。
老化した細胞では、生産が減少し細胞***が緩慢となり増殖が遅延し、皮膚のターンオーバー間隔も長くなる。
本発明では健康な皮膚には、上述した(1)~(3)の3要素が必須条件であるとして、これをサポートできる「溶液」を探索開発すれば、これまでの化粧料にない新規な「美白美容液」「基礎化粧料」(メイク化粧料を除く)を作ることが出来ると想定して研究を重ねた。
そこで本発明者は「ピルビン酸」「インドール 3 酢酸」「多糖類」「必須アミノ酸 トリプトン」の原料となる成分を多く含む植物原料を探索したところ、下記表1に示されるように「バナナ」に全ての成分の原料が含有していることが判明した。
このバナナを、特許文献1に記載される方法、すなわち白トリュフTuber菌で醗酵させることで、「ピルビン酸」「インドール 3 酢酸」「低分子コラーゲン」「低分子ヒアルロン酸」を作ることができる。
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Figure 0007403780000005
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このバナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液をヒトの皮膚に適用したところ、本発明者の予想どおり、「ピルビン酸」、「インドール 3 酢酸」の超速皮膚浸透供給によって「常に新しい若い細胞」となり、「低分子コラーゲン」「低分子ヒアルロン酸」の皮膚浸透補給によって速効での皮膚弾力改善、補修よって「弾力肌」「玉肌」「ツヤ肌」「しっとり肌」へ変質した。
つまり、従来の化粧料のように「美白効果成分」や夥しい数の「保湿成分」を使用せずに、これまでの製品より顕著な効果を発揮する。
バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液に含まれる「ピルビン酸」、「インドール 3 酢酸」などの成分により、従来品のように美白成分や保湿成分を施与しなくとも前記項目(1)、(2)の効果を得ることができたが、この溶液のみでは、項目(3)の「常に素早い補修を行う効果」を充分実現することはできなかった。
すなわち、皮膚損傷には多様な原因と症状があるが、蚊刺されによる「紅斑」「丘疹」「痒み」、湿疹による「痒み」、皮膚病害菌による皮膚損傷、床ずれ抑止、紫外線によるやけど・・・などの皮膚損傷を修復するには、バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液を使用した細胞***による補修やターンオーバーによる補修のみでは不十分であった。
そこで本発明者は「白トリュフTuber菌」菌糸体の「キチンファイバー」「キチンナノファイバー」の他、渋柿などのタンニンの「抗菌作用」、「タンニン極薄フイルムコーティング被膜」、「タンニンの皮膚浸透性」、「タンニンのアミノ酸分解」に着目した。
渋柿の成分を表2に示す。
柿タンニンのウイルス抗菌作用については、広島大学院歯薬保健学研究院ウイルス学坂口剛正教授によって、エンベロープウイルス、ネコカリシウイルス、ネズミノロウイルス、ポリオウイルス、コクサツキーウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス、ノンエンベロープウイルス、ヒトインフルエンザウイルス、鳥インフルエンザウイルス、単純ヘルペスウイルス、水泡性口内炎ウイルス、センダイウイルス、ニューカッスル病ウイルスの12種類のウイルスに対する作用が証明されている(非特許文献1)。
白トリュフTuber菌醗酵溶液に含有する白トリュフTuber菌菌糸体由来の「キチン」を利用すれば、簡単に入手でき、さらに、渋柿に含まれる「タンニン」はごく薄いフイルムで金属、ガラス、木材、紙の表面をコーティングし、撥水、防曇する機能を有し、皮膚の表面をコーティングすることで衣類などとの摩擦による皮膚損傷を防止する機能を有するので、好都合である。
Figure 0007403780000007
Figure 0007403780000008
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Figure 0007403780000010
Figure 0007403780000011
タンニン源として日本各地で用に入手可能な渋柿を用い、渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液を製造し、この溶液をヒトの皮膚に適用したところ、柿タンニンの超速の皮膚浸透性による、蚊毒分解、ヒスタミン不活性化による蚊刺されによる「紅斑」「丘疹」「痒み」の改善(図20)、湿疹「痒み」柿タンニンによる改善(図21)、キチンファイバー、キチンナノファイバーによる皮膚損傷補修(図19)、柿タンニンの抗菌作用、白トリュフTuber菌の抗菌作用による「水虫」の改善。皮膚付着のウイルスの不活性化(図19)、柿タンニンコーティングによる皮膚保湿成分蒸発防止(図18)、柿タンニンコーティングによる肌荒れ、手荒れ防止「すべすべ肌」光沢肌保持(図16)、柿タンニンコーティングによる患部摩擦防止による悪化防止(図21)、柿タンニンで傷んだ髪、衰弱した髪を修復、固くコーティングし「腰のある髪」にする(図17)、汗疹の柿タンニンによる改善、補修、コーティングによる患部の保護(図20)、柿タンニンによる体臭の消臭、などの効果が確認された。
バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液」及び「渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液」は単独で使用してもよいが、混合した溶液(図8)によれば、上記(1)、(2)、(3)の要件を満たし、若く美しい皮膚の維持、持続だけでなく、「健全なバリア機能」を備えた皮膚とすることができる、新規な「美白美容液」、「多機能性皮膚基礎化粧料」となる。
この二つの溶液には、バナナ、柿、白トリュフTuber菌の全成分と、白トリュフTuber菌醗酵により産生した生理活性成分が含有し、この3者成分は「真核生物」であることから、真核生物であるヒトの皮膚細胞と共通する成分で、更に人畜無害な安心安全な原資材による製造である。
本発明は、補修、回復のエネルギーは「ピルビン酸」で賄い、皮膚の「保全」には「渋柿白トリュフTuber菌醗酵透明柿タンニン溶液」(図3)に含有する「柿タンニン」の極薄タンニンフィルムで皮膚をコーティングすることで補修、回復を可能にした。皮膚で必要とされる「美白成分」「保湿成分」の原料はバナナ、渋柿に含有しており(表1、表2)、この成分を、白トリュフTuber菌醗酵させ、小さな分子に変換することで、皮膚を速攻で浸透させることが可能となった。
また、皮膚は虫さされ、汗、擦り傷、湿疹、抗がん剤、床ずれ、病害菌などで損傷、湿疹、痒み、紅斑、丘疹、ただれなど起こるが、白トリュフTuber菌醗酵溶液に含有する白トリュフTuber菌菌糸体由来の「キチンファイバー」「キチンナノファイバー」、「カキタンニン」による皮膚補修、アミノ酸不活性、渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液の柿タンニンによって超速での解消、補修、回復を可能にした。本発明は「美白美容液」「基礎化粧料」を目的にしているが、「医薬品」分野の開発も可能であることを示唆している。
本発明は「白トリュフTuber菌」(図1)を使用しているが、これに限定するものではなく、Tuber属菌は世界に約180種発見、日本では15から17種発見されている。従って、この中から「ピルビン酸」「インドール 3 酢酸」産生する菌が見つかれば、その菌を用いることも可能である。また、本発明の実施例では原料に「バナナ」「渋柿」を用いているが、他の植物でも可能である。
一例を上げればタンニンを多量に含有する植物の「ラフランス」「茶葉」「ユキノシタ」「シンビジュウム」などの白トリュフTuber菌醗酵溶液である。美白成分と保湿成分、ポリフェノール(タンニン)を含有する植物の全草、茎葉、花、果実・・・は白トリュフTuber菌醗酵可能で溶液を作ることが可能で、バナナ、渋柿に限るものではない。
本発明の「美白化粧料」「多機能性基礎化粧料」とは、下記のである。基礎化粧品(スキンケア)化粧水、美容液、乳液、洗顔料、クレンジング、クリーム、石鹸、浴用剤、育毛剤、その他である。
本発明の実施の態様は以下の通りである。
〔1〕 Tuberaceae科菌を用いて植物を発酵分解させて得られた美白成分、保湿成分、生理活性成分を含有する溶液。
〔2〕 化粧用又は医薬用の外用剤である〔1〕の溶液。
〔3〕 Tuberaceae科菌が白トリュフTuber菌である〔1〕の溶液。
〔4〕 Tuberaceae科菌が白トリュフTuber菌である〔2〕の溶液。
〔5〕 植物がバナナ及び/または渋柿の果実である〔4〕の溶液。
〔6〕 外用剤が入浴剤である〔5〕の溶液。
〔7〕 外用剤が養毛剤である〔5〕の溶液。
〔8〕 外用剤が皮膚補修剤である〔5〕の溶液。
〔9〕 外用剤が湿疹、痒み補修である〔5〕の溶液。
〔10〕外用剤が蚊、虫刺され紅斑、丘疹、痒み補修剤である〔5〕の溶液。
〔11〕外用剤がウイルス抗菌剤である〔5〕の溶液。
本発明は、特許文献1に記載される白トリュフTuber菌培養液により、植物の果実を醗酵させ、得られた発酵溶液中に含まれる「ピルビン酸」を有効成分の一つとする哺乳動物の外用剤である。
本発明の外用剤を哺乳動物に適用すれば、有効成分である「ピルビン酸」が直接皮膚に
供給されるので皮膚細胞が活性化されるので、植物の果実の発酵によって生成される、皮膚の保湿成分、美白成分、その他の機能性成分による効果が、使用者が実感できる程度に、高めることができる。
本発明の効果を考察するために、男女モニターによって約3年実証試験を実施した。その結果に基づいて本発明の効果を列記する。
本発明の実証実験では、白トリュフTuber菌を利用して、バナナと渋柿を醗酵させ、得られた「バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液」及び「渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液」を使用した。これらの溶液は、それに含有される多様で複雑な生理活性成分を有効成分とする多機能性基礎化粧料であり、その効果は下記に列記するが、本発明分野であるヒトの皮膚は「複雑系」であり、その生理活動は複雑であるので、成分の単一作用ではなく連携し、更に、溶液の塗布などの人為的な行為によって、より大きな効果を得るものである。したがって、重複した説明になる項目が多々ある。
[1] 人体への安全性:人畜無害の白トリュフTuber菌醗酵製造するため、アレルギーなどの問題は皆無である(モニター実施結果)。
[2] 全世界の普及価格:主原料のバナナは多くの国で容易に調達出来る。渋柿は日本で大量に安価に調達出来ることから、全世界に安価に普及出来る。
[3] 製造の難易性:バナナ白トリュフTuber菌溶液と渋柿白トリュフTuber菌溶液のミックス溶液のみで「多機能性基礎化粧品」を製造出来る。
[4] 皮膚浸透性:皮膚化粧料は皮膚浸透性が非常に重要な要素であるが、本溶液の根幹成分であるピルビン酸、インドール 3酢酸、分子量の大きいトリプトファン、コラーゲン、ヒアルロン酸、柿タンニンなどは、白トリュフTuber菌醗酵によって分解され、分子量が小さい成分になることで、皮膚浸透に優れた溶液になり超速で皮膚細胞に浸透吸収される(図9参照)。
[5] 皮膚細胞のターンオーバー(生え変わり)、アンチエイジング性:ヒトの皮膚細胞は約28日から50日で皮膚は新陳代謝を行い新しい細胞に生え変わり、紫外線、外敵から体を保護するバリア機能を維持持続させる。この生え変わりにはエネルギー源である「ピルビン酸」と細胞***に必須の成長ホルモン インドール 3 酢酸が必要であるが、本溶液には本発明の主たる目的でもある「ピルビン酸」、「インドール 3酢酸」が白トリュフTuber菌醗酵によって産生されている(特許文献1)。この二つの成分が皮膚細胞に吸収され、細胞のミトコンドリアのクエン酸回路でエネルギー化されることで、活発な細胞生え変わりを可能する。成長ホルモン インドール 3 酢酸が不足するとエネルギーがあっても生え変わりは遅くなるが、本発明では、吸収されたピルビン酸により細胞内でインドール 3 酢酸が生合成されることで、スムースな細胞生え変わりが出来る。エネルギーが不足すると、生え替わりの間隔が長くなり、何時も古い皮膚で生活することになる。この28日周期はトリプトファンから生合成されるセロトニンホルモンによって日にちが計算され、皮膚細胞のターンオーバーがコントロールされている。
本発明では、ピルビン酸によるトリプトファンと、バナナ由来の白トリュフTuber菌醗酵によって産生された低分子のトリプトファンが細胞施与され、生合成されるセロトニンによって、安定した細胞の生え変わりが行われる。(図11、図24)
[6] 皮膚アンチエイジング性:皮膚の老化の最大の原因は皮膚細胞の「エネルギー不足」である。
30代「年齢肌」になる前から「ピルビン酸」及び「インドール 3 酢酸」を含む本発明の溶液の使用による皮膚細胞へのエネルギー供給を継続すれば、高齢者になっても「若いすべすべ肌」を継続でき(図11)、屋外に出て紫外線を浴びる若年時代から、本発明の溶液を使用することで、エネルギーに満ちた皮膚細胞が維持、持続され、紫外線による皮膚老化、損傷、メラニン色素生合成を抑止することが可能になり、アンチエイジング肌になる。
[7] 紫外線による「生合成される沈着」(図10):皮膚を黒くする「メラニン色素」は、紫外線から皮膚を保護する「生理活性物質」であり大切な色素である。このメラニン色素の原料であるチロシンは、動物、植物に含有し、ヒトでは、紫外線から体を保護するためにチロシナーゼ酵素によって酸化してメラニン色素となり、皮膚を保護する。美白成分にはこのチロシン酸化を阻害して「メラニン色素」の生合成を行わないようにするものが多い。植物にはチシロンを酸化させるチシロナーゼと、チシロナーゼ酵素の産生を阻害する酵素もあり、白トリュフTuber菌には白い子実体を作るキノコであることから「抗酸化酵素」、「ビタミンC誘導体」などによって「黒トリフ」のようにメラニン色素」を産生ないように進化した。白トリュフTuber菌は地中の紫外線のない地中でキノコを作るため、体を保護するメラニン色素を必要としない。本発明が白トリュフTuber菌に着目したのは、この白トリュフTuber菌の生態である。このメラニン色素を敵対視して色素を無くすことはヒトの進化と逆行するもので、ゼロにすることは不可能である。化粧業界における美白成分というのは、黒い肌になったものを「白く」するものではなく、現在より「進行」しないようにする成分である。
本発明の溶液の原料であるバナナ、渋柿には、多量の抗酸化成分であるビタミンCや、その誘導体が含有され、渋柿には「柿渋」と呼ばれる1~2%程度の可溶性タンニンが含まれている。タンニンは前記のチロシンを同じようにフェノール性物質で、ほとんどの植物が具備し紫外線から保護している。茶葉のカテキンはタンニンの一種であり、本発明の補足として「茶葉白トリュフTuber菌醗酵溶液」も利用することができる。
原料のバナナにはアミノ酸のトリプトファンが100g当たり10mg含有しており、ピルビン酸、インドール 3 酢酸とともに皮膚細胞に吸収される。このトリプトファンから、更にインドール 3 酢酸が生合成され、皮膚のターンオーバーを促進させることで、メラニン色素を含有しない新鮮な皮膚細胞形成で、結果として「美白肌」となる。
本発明は「汚れた肌」を白くするよりも、皮膚の「ターンオーバー促進」によるメラニン色素を含まない「新鮮細胞肌」により、「美白に見える肌」を目的としている
年齢肌に紫外線が当たれば超速で皮膚細胞は破壊され、それを防止するためにメラニン色素が産生される。これを夜間に補修する作業を細胞は行うが、エネルギー不足ではメラニン色素分解酵素を産生できないために色素は残留する。残留量が多くなると周辺細胞に広がることで表皮細胞にまでメラニン色素が沈着する。
これまでの「美白成分」は、メラニン色素の生合成経路に作用して生合成阻害するものである。つまり、生きている皮膚細胞自身による「修復作用」ではない。本発明は、ピルビン酸による皮膚細胞へのエネルギー補給によって活力に満ちた細胞にすることで、メラニン色素分解、修復作用の活性により新鮮細胞肌と、毎日継続される紫外線によるメラニン色素沈着を抑止、補修することで、健全な皮膚を維持、持続させるものである。
[8] 妊娠、病気治療中、病後 過度のダイエット中のマット肌(図22):20代、30代でも妊娠、病気治療中、病後 過度のダイエットによる急激な「老け肌」、「くすみ」、「シミ」、「ソバカス」が発生するが、これは皮膚細胞の「ネルギー不足」によるものである。これまでの基礎化粧料、美白美容液は健康な皮膚細胞のヒト用であり、このようなネルギー不足に陥った皮膚細胞のヒト用のものはなかった。本発明の特筆は、いかなるヒトにも使用できる「基礎化粧料」、「美白美容液」である。「エネルギー不足に陥った」又は「陥る可能性」が予想される場合は、予め本発明の溶液を使用し、エネルギーの供給を継続することで、元気な皮膚を維持、持続することが出来る。
[9] 加齢による「小じわ」(図14):小じわは、皮膚細胞のエネルギー不足による「コラーゲン」「ヒアルロン酸」生産不足による細胞の「萎凋」により生じる。本発明では、白トリュフTuber菌醗酵による低分子コラーゲン、低分子ヒアルロン酸の急速な皮膚浸透、キチンナノファイバーによる表皮細胞、組織間の架橋、透明柿タンニン被膜によるコーティング、柿タンニンによる毛穴収縮によって、皮膚の「たわみ」、「小じわ」を速効で消滅させ、「張り肌」に「すべすべ肌」に改善し、長期間(約12時間以上)維持、持続させる。更にピルビン酸を原料したコラーゲン、ヒアルロン酸の細胞内生合成によって、「いつも」「いつまでも」・・小じわのない皮膚にする。
[10] 加齢による「くすみ肌」(図12):くすみ肌は、皮膚細胞の「細胞老廃物」が、エネルギー不足による、その分解消去***の遅速によって皮膚表皮の角質細胞に蓄積し、「透明感」が失われることで起こる。本発明の溶液を適用し、細胞エネルギー源である「ピルビン酸」の角質細胞浸透補給によって、エネルギーを供給すれば分解酵素が活性化して老廃物を分解し、血流によって排出される。更に、白トリュフTuber菌はリグニンをも分解できる「白色木材腐朽菌」の特性を具備しており、皮膚細胞に白トリュフTuber菌有機物分解酵素「リグニンペルオキシターゼ」、「マンガンペルオキシターゼ」、「ラッカ―ゼ」などの多様な酵素群が浸透し老廃物を分解できる。この二つの機能で、「加齢肌」の「くすみ」を透明感、張りのある「つや肌」にする。
[11] 乾燥肌(図9 図13 図18):皮膚は肉体を保護するバリア機能を持ったヒトの最も大きな組織である。外敵から保護する重要な機能を常に維持持続するために、弾力のある構造を持つ必要があり、皮膚細胞は、コラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分を多量に含有している。本発明では、白トリュフTuber菌醗酵産生ベータグルカン(1-3)Dを用いる。ベータグルカン(1-3)Dはヒアルロン酸の約2倍の保湿を持ち、優れた皮膚浸透性から即効で「乾燥肌」を改善する。他の保湿成分としてヒアルロンサンとコラーゲンを用いている。ヒアルロン酸は、人体の中で、その約50%は皮膚細胞に含有されている。コラーゲンは多細胞動物の細胞外基質の主成分でタンパク質あり、コラーゲンの生合成にはビタミンCが補酵素として必要である。コラーゲンは、真皮線維芽細胞で合成されるが、この合成には多くのエネルギーを必要とし、血流で供給されるエネルギーが不足するとコラーゲンの生産が減少し、乾燥肌となる。本発明の溶液には、バナナ、柿由来のタンパク質、白トリュフTuber菌醗酵低分子アミノ酸、ビタミンCが多量に含有され、エネルギー源のピルビン酸の施与吸収で、エネルギーに満ちた細胞にすることで乾燥肌を抑止する。
もう一つはヒアルロン酸の細胞内欠乏による乾燥肌である。コラーゲン欠乏と同じように、血流によるヒアルロン酸とエネルギー供給不足によって起こり、加齢とともに真皮細胞老化によってヒアルロン酸産生減少で起こる。ヒアルロン酸はムコ多糖の一種で糖とアミノ酸から真皮線維芽細胞で生合成され、細胞の接着、弾力性などに用いられ、1gで水6Lを保水することから、これまでは皮膚表面に塗布されてきたが、コラーゲン、ヒアルロン酸共に分子量が大きいことから皮膚浸透を殆どしないとされる。
本発明では、白トリュフTuber菌醗酵で産生される比較的低分子量のヒアルロン酸が即効で皮膚浸透することで、欠乏したヒアルロン酸を速効で補給し、更に、原料である「糖」「ピルビン酸」とアミノ酸、蛋白質を皮膚細胞に浸透させることで、これを原料にして真皮線維芽細胞生合成させ、「乾燥肌」を抑止、防止する。
[12] 加齢による年齢肌(図12):加齢による「くすみ」「光沢のない年齢肌」「たるみ」などは、エネルギー不足による細胞の「衰弱」であり、[8]~[10]と同じ症状である。ヒトは必ず「老化」して、やがて「死」に至るが、皮膚細胞も若さを失い、「バリア機能」も減少した地球の重力に耐えることが出来ない「たるんだ」細胞になる。更にエネルギー不足から28日でターンオーバー不可能となり、新鮮で若い細胞皮膚は困難となる。本発明では、このような皮膚を改善する対策として二つの効果を用意した。
A 年齢肌は加齢とともにエネルギー不足から、皮膚細胞でのコラーゲン、ヒアルロン酸合成不足により真皮の乾燥を伴い、「萎びた細胞」となり、地球重力に負ける下に垂れ下がる細胞、組織になることから、顔全体の筋肉も垂れ下がり、同時に「くすみ肌」になることから元気のない「老け顔」になる。皮膚細胞のエネルギー不足は、加齢とともに身体全体の細胞が老化し、小腸の栄養を吸収する細胞も老化する。
このために「栄養のバランス」の取れた食餌を摂取しても、その多くは排出されて、栄養、エネルギー源のピルビン酸が皮膚細胞に充分に供給されないようになる。
これまでの化粧料は、「皮膚細胞には、常に充分、栄養、エネルギー源が供給されている」という前提で開発されてきた。本発明では「元気の元」である「ピルビン酸」を皮膚に人為的補給することでエネルギー源を浸透供給し、速効的に年齢肌を改善するものである。
白トリュフTuber菌醗酵溶液のエネルギー源であるピルビン酸、細胞***ホルモンであるインドール 3 酢酸、による生え替わりのスピードアップ。「若い細胞」、豊潤な細胞をつくるコラーゲン、ヒアルロン酸の原料になる「バナナ由来のトリプトファン」「多糖類」を皮膚に施与浸透させることで「年齢肌」を即効で改善する。
B 「白トリュフTuber菌醗酵透明柿タンニン」の約0.1μmの被膜コーティングにより、この被膜は「防曇」効果を具備しているので「曇りのない皮膚表面」となることで、長時間(約12時間以上)「光沢ツヤ肌」にする(図18)。
[13] 急激な日焼け(海水浴、屋外作業)シミ:ヒトは何時の頃からか「着衣」して、紫外線に曝露する皮膚エリアが少ない状態で日常を営んで生活している。しかし、夏になれば「衣」を脱いで一挙に肌を露出させる。紫外線に焼けた「肌」を楽しむ。また、職業的に紫外線の強い季節に屋外で働くヒトもいる。世界の中には常に強力な紫外線と熱さの中で生活している人もいる。本発明は、そういう「肌、皮膚」のケア用「基礎化粧料」も提供することを目的としている。細胞内には「概日リズム」」を調整する「セロトニン」「メラトニン」ホルモンがあり、日中紫外線で損傷受けた細胞を夜に修復するようになっている。一日は24時間を植物も動物も知っている。電気、照明がない時代、動物も植物の日の出とともに活動を始め日没とともに寝る。これをヒトの皮膚細胞は忘れないで保存している。このセロトニンは必須アミノ酸トリフとファンから細胞内で生合成される。このトリフトファンが不足することで、細胞修復、メラニン色素分解が遅れ、日焼けしたメラニン色素が沈着した肌、黒く焼けた肌になる。寝不足した肌は「荒れ肌」になるのは、このセロトニン、メラトニンホルモンの乱れによるものである。
本発明では、白トリュフTuber菌醗酵由来とバナナ由来の二つのトリプトファンによってセトニン経路からセトニンホルモン、メラトニンホルモンを皮膚細胞で生合成させることで、紫外線で損傷した皮膚が、夜間に確実に補修される(図23)。
[14] 手荒れ:手荒れは、ヒトの遺伝的形質での手荒れと、後天的な、生活、職業、仕事、消毒などによる頻繁な手洗い、洗剤による皮膚油脂の消滅、アレルギーなどによる手荒れがある。
本発明は、渋柿白トリュフTuber菌醗酵透明柿タンニン溶液の柿タンニンの0.1nmの超薄被膜によるコーティングによる皮膚細胞保護、白トリュフTuber菌菌糸体由来のキチンナノファイアーによる皮膚補修、インドール 3 酢酸による皮膚細胞ターンオーバー促進による新鮮細胞、ピルビン酸のエネルギー補給によるアンチエイジング、コラーゲン、ヒアルロン酸の細胞内合成による保湿によって、超速で手荒れの抑止、防止が出来る(図16)。
[15] 皮膚常在菌の抗菌(図19):人の身体全体を覆う皮膚は、成人で面積が約1.6m(畳一畳分)、その重量は体重の約16%を占め、人体で最大の臓器である。皮膚に常在する細菌叢は、腸内に次いで多く、1000種相当の菌種が棲んでいると報告されている。皮膚は、外部環境と直に接しているため、外部の刺激や感染から人体を保護している。皮脂を餌にする菌種アクネ菌や表皮ブドウ球菌は、皮脂を皮脂分解酵素(リパーゼ)で分解して脂肪酸(抗菌作用がある)とグリセリンを作り、かつ皮膚を弱酸性に保つ。皮脂の多い皮膚では、皮脂を餌とする真菌(マラセチア菌)も細菌類とは独立に、せっせと脂肪酸とグリセリンを作っている。また、アクネ菌は、皮膚の毛穴に棲んでいる偏性嫌気性の菌で、毛穴が皮脂で詰まると嫌気環境になるため、異常に増殖してニキビを作るが、健康な皮膚では皮膚フローラ、菌社会を形成し、皮膚の健康を維持している。
本発明では、皮膚細胞へのエネルギー源である「ピルビン酸」の人為的補給によって、活力に満ちた皮膚細胞にすることで皮膚の分泌成分を整えことで、健全な皮膚常在菌の菌社会を構築できる。
また、ひっかき傷、刺し傷、手術、熱傷(やけど)、日焼け、動物や昆虫による咬み傷や刺し傷、傷口、元からあった皮膚の病気など、皮膚にできた小さな開口部から、もしくは毛包から細菌が侵入することで皮膚細菌感染症が起きる場合がある。
皮膚細菌感染症は、汚染された土壌での庭仕事や汚染された池、湖、海での遊泳など、様々な活動によりかかる可能性がある。
本発明の白トリュフTuber菌は、本発明者の先行研究知見で多様な植物病原菌に対して強い抗菌力を具備していることが実証され(特許文献1)、この抗菌力は、「カビ」「真菌」に対しても強い抗菌力を発揮し、皮膚細菌感染症を防止する。
[16] 皮膚損傷:ひっかき傷、刺し傷、手術、熱傷(やけど)、日焼け:本発明の溶液は、白トリュフTuber菌菌糸体由来の「キチンナノフィバーを多量に含有しており、一日2回ほどの皮膚への塗布で、早期補修が出来、柿タンニンの超薄い被膜のコーティングで、傷を保護し、傷の摩擦などによる悪化、炎症などを防ぐことが出来る。
[17] 蚊などの虫刺さされの「紅斑」「丘疹」:地球温暖化で、害虫の生息範囲が広がり、屋外作業、林業、屋外イベント屋外スポーツなどによる虫さされ被害が年々多くなっている。本発明は、特に「蚊」による「紅斑」「丘疹」「痒み」ケアに目的をおいて研究して、「渋柿白トリュフTuber菌溶液」の患部塗布が、超速(約5分から30分)で消滅することを実証した。(図20)
この作用は、白トリュフTuber菌の酵素が蚊毒を分解し、同時に白トリュフTuber菌醗酵透明柿タンニン溶液の柿タンニンが皮膚浸透に優れており、短時間で皮膚細胞に滞留している蚊の毒素に反応したヒスタミン(アミノ酸)を不活性化させることで、「紅斑」「丘疹」「痒み」「炎症」を消去させる。
[18] 汗疹、湿疹、床ずれ:気候変動に気温上昇、猛暑の中で発汗作用による汗疹の長期化、超高齢社会における介護での「床ずれ」などの抑止、予防がより重要になっている。湿疹、汗疹、床ずれなどの皮膚損傷の補修は、バナナ白トリュフTuber菌醗酵由来白トリュフTuber菌菌糸体由来の「キチンナノファイバー」による皮膚補修、その後、渋柿白トリュフTuber菌醗酵透明柿タンニンの超薄い被膜コーティングにより、衣類などによる摩擦による悪化、炎症、損傷を防ぐことで早期補修が出来る(図21)。
[19] 癌治療中のスキンケア:本発明が特に重要視しているのは、がん治療中、治療後の抗がん剤副作用による頭髪、皮膚の補修ケアである。これまで、ワセリン含有のクリームなどであるが、がん副作用ケア基礎化粧料はほとんどなかった。ワセリン含有のクリームなどであるが、女性の患者にとっては不満足なものである。がん患者用の基礎化粧料の開発は、がん治療中のヒトを長期間モニターとしなければならい。更に試験の成分が悪影響を起こすリスクもあり開発出来なかった。抗がん剤は細胞***、細胞増殖を抑止することで、がん細胞を抑え込むというものが基本である。抗がん剤副作用で起こるヒリヒリ・チクチクするような痛み、しびれ、むくみ、知覚過敏、ほてり感、腫れ、赤み、色素沈着、皮膚がガサガサして厚く硬くなる、ひび割れ、水ぶくれ、皮膚のただれ、脱毛などが起こります。これは、抗がん剤による「インドール 3 酢酸」生産の抑制によるターンオーバー、細胞増殖、新陳代謝、メラニン色素分解するためのエネルギー不足などによるものと考えられている。ヒトは集団で生きる動物であり、「顔」はコミュニケーション、種族保存のための異性獲得に重要な臓器であり、他の臓器細胞より新陳代謝を早く行い「若く美しい皮膚、表情」を保つように進化しており、また「爪」は外敵と戦うための武器であることから、常に元気で健全を保つ必要がある。抗がん剤は、この進化の組織に顕著に副作用が出る。その複雑な仕組みはわかっていないが、がん細胞の増殖スピードと顔、爪、髪細胞のターンオーバーに関係があるのかもしれない。本発明では、治療後の速やかな本溶液の施与によって、エネルギー源のピルビン酸補給、生長ホルモン インドール 3 酢酸の細胞内補給によって、細胞のターンオーバーの回復によって毛の発生、皮膚の補修、メラニン色素沈着改善、保湿、光沢などを回復できる(図24)。(この効果は本発明者の家族がガン発病した際に、本発明溶液で実証試験を行い、上記の改善を目視した。)
白トリュフTuber菌 子実体画像 渋柿白トリュフTuber菌醗酵 柿透明タンニン溶液の画像 バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液の画像 ヒト皮膚断層 図 人体のエネルギー調達 クエン酸回路 ピルビン酸摂取 ヒトのエネルギー調達 クエン酸回路 細胞ミトコンドリアによるピルビン酸のクエン酸回路によるエネルギー変換画像 美白美容液 多機能皮膚化粧料溶液 試作品 画像 本発明溶液の皮膚塗布 皮膚浸透性 本溶液によるメラニン色素沈着進行阻害試験 本溶液によるアンチエイジング 試験 本化粧料 くすみ肌(年齢肌) 改善 試験 本溶液 保湿 豊齢線改善 試験 本溶液 小じわ改善 試験 本溶液 乾燥肌改善 手 試験 本溶液 手荒れ 補修 試験 本溶液 髪 補修、改善 試験 本溶液 手皮膚 保湿 光沢 試験 本溶液の水虫 白癬菌 抗菌 補修試験 本溶液 蚊刺され 紅斑、丘疹(痒み) 補修 試験 本溶液 汗疹 修復 試験 本溶液 マット肌補修 ツヤ肌 試験 本溶液 早期シミ肌 補修 試験 抗がん剤 副作用 本溶液 修復 試験
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
特許文献1の先行知見は、作物栽培用であるが、「植物」も「ヒト」も、糸状菌「白トリュフTuber菌」も同じ「真核生物」であり、生長、細胞***、細胞増殖、ターンオーバー(植物ではオートファジー)、細胞の保水、蒸散抑止、紫外線対策のメラニン色素生合成、組織損傷の補修機能などの機能は共通することから、本発明に使用できる知見であると予想した。
このことから、「白トリュフTuber菌」による「バナナ」を原料した「バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液」を製造し、この溶液の皮膚塗布試験を実施した。
[実験例1]
<バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液の製造>
培地として、水1000ccに剥いたバナナ100gを入れ、白トリュフTuber菌源液10cc添加したものを(pH5.5)、オートクレーブし、100cc保存ビンに分配し、温度5℃から60℃の室内で、明所で静置培養する。
白トリュフTuber菌醗酵は好気性醗酵である。処理1から2日は白トリュフTuber菌酵素によるバナナ成分の抽出期間。その後、抽出成分を「エサ」にして好気性醗酵を行い約7日から10日で本溶液製造は完成する。図3は処理7日目の画像。
この溶液を濾過して残渣、夾雑物を除去し100℃で15分殺菌した。
得られたバナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液の組成成分は以下の通りであった。
Figure 0007403780000012
[実験例2]
<渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液の製造>
皮膚の修復機能及びバリア機能を有するカテキンを含む渋柿の白トリュフTuber菌醗酵溶液を製造した(図2)。以下、製造工程で説明する。
工程1:本発明に用いる柿の品種
日本には柿品種が約1000品種あるといわれており、甘柿と渋柿に分けることが出来るが、本製造に用いる柿は渋柿で干し柿用の品種が好ましい。
市田柿、堂上蜂屋、祇園坊、大富士、甲州百目、平核無、紅柿、御所柿、紅稲佐、夢西条、川端、渋葉隠、愛宕柿、屋谷柿など。
採集時期は、青柿から熟した柿で、干し柿するときの柿皮残渣も利用できる。
工程2:洗浄
収穫した柿、柿皮を水で綺麗に洗浄
工程3:破砕
果実は大きさ1~2cmにカット又は破砕、果皮は1~3cmの長さにカット。
工程4:収納
広口の桶に工程3の柿を高さ20cm入れる。
工程5:仕込み
水を深さ50cm程度入れ、白トリュフTuber 菌原液を水1000cc当たり10cc添加します。通気性の不織布などでカバーする。
工程6:発酵
白トリュフTuber 菌醗酵 5℃から30℃の常温、室内、明所、静置醗酵。
工程7:発酵完了
10日から15日醗酵完了
工程8:上澄み液採集。
白トリュフTuber 菌生息柿タンニン含有溶液。
工程9:熱殺菌。
行程8で採集された透明白トリュフTuber 菌生息柿タンニン含有溶液を100℃、10分間熱殺菌する。

これまでの「酵母醗酵」による「柿タンニン」は、製造に3年かかり、酸化酵素による「褐変」した溶液になることから、化粧料には望ましい溶液ではない。さらの酵母醗酵による製造には約3年を要することから、全世界で普及するには適合しない。本発明者は、幸いなことに先行試験(特許文献1)において、「白トリュフTuber菌醗酵」による「透明柿タンニン」の開発に成功していた。この技術を使用することで、化粧料に使用できる「無色透明な柿タンニン」溶液を7から15日で製造可能である。更に原料の「渋柿」は柿生産過程で生まれる「摘果」した「青柿」を使用できることから、低コストで大量生産可能である。
[実験例3]
<本発明の溶液の製造>
実験例1で製造したバナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液と実験例2で製造した渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液を混合して本発明の溶液とした(図8参照)。
以下の実証実験に使用した試作品は、バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液90%(体積比)渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液10%(体積比)としたが、これに限定するものではなく、バナナ白トリュフTuber菌醗酵溶液と渋柿白トリュフTuber菌醗酵溶液の混合比を変え、美白目的、育毛目的、保湿強化目的の溶液を作成することが可能である。
また、目的によっては「茶葉白トリュフTuber菌醗酵溶液」「ユキノシタ白トリュフTuber菌醗酵溶液」「シンビジュウム白トリュフTuber菌醗酵溶液」などを適宜添加したり、置換えたりすることも可能である。
さらに、香料、色素を添加すれば「多機能性基礎化粧料」「美白美容液」となるが、この場合、植物性香料、色素が望ましい。また、入浴剤、シャンプー、液体洗剤などでは「界面活性剤」を添加する。
[実験例4]
<本発明の溶液の皮膚浸透性試験>
実験例3で得られた水溶液を手の甲にスプレーして浸透性試験を行った。
図9(1)、(2)は、スプレー直後の画像、図9(3)、(4)は、スプレー処理5分後の状態で、溶液は、ほとんど皮膚に吸収され、皮膚表皮には水滴が残っていない状態であった。なお、図9(1)、(3)、及び図9(2)、(4)は、それぞれ同一人物の手である。
[実験例5]
<本発明の溶液のメラニン色素沈着進行阻害試験>
実験例3で得られた水溶液を、モニターモデル(33歳、女性)に対し、朝、就寝前の2回、脱脂綿に含ませ顔皮膚全体に塗布した。
図10(1)は、試験開始時の画像、図10(2)は、1月後の画像、図10(3)は、2ヶ月経過後の画像。
本溶液のピルビン酸吸収によって顔皮膚のターンオーバー(生え変わり)がスムースに行われ、常に新鮮な若い細胞に置き換わって、「美白」皮膚になったように見える。白トリュフTuber菌による細胞内の「老廃物質」の分解によって「透明肌」となり、全体に「美白肌」になった。新たなメラニン色素沈着はないか、メラニン色素沈着する前にターンオーバーして、結果として「美白肌」になった。
[実験例6]
<本発明の溶液によるアンチエイジング試験>
皮膚のアンチエイジングは、「顔」「首」「胸部」などの露出した部分が、人目に付くことから、女性にとっては気にかかるエリアである。
本試験は、皮膚老化が「胸」に現れることから、胸部分に本溶液の塗布試験を行った。
朝1回、就寝時に1回、合計2回毎日実施し、図11は、試験開始3ヶ月後の胸部分の肌画像である。使用前の写真を撮ることが困難であったために、使用3ヶ月の画像のみとする。
図11(1)は、40代前半の女性、図11(2)は、40代後半の女性、図11(3)は、50代後半の女性である。
本水溶液の皮膚浸透性が優れていることから、顔の皮膚よりも、速攻で「しっとり肌」となり、元気溌剌した張りのある肌、光沢ある肌・・・アンチエイジング肌になった。
[実験例7]
<本発明の溶液によるくすみ肌(年齢肌)改善試験>
加齢によるくすみ肌は、永年によるメラニン色素沈着、皮膚細胞老廃物の滞留、紫外線によるヒアルロン酸、コラーゲンの変質、ターンオーバーの衰えによる古い細胞などの複合によって透明感、光沢感のない(光を反射できない肌)肌であり、朝、鏡を見ると「気持ちが落ち込む肌」である。
皮膚細胞は「複雑系」であり、複合要素による「くすみ」は、年月の経過という人生の時間が内包した皮膚細胞で形成されていることから、小手先の成分施与では解決できない。本溶液は白トリュフTuber菌醗酵という自然界の複雑系溶液であり、皮膚の要求するエネルギー源、保湿源、コーティング源、老廃物分解酵素、皮膚ターンオーバー、メラニン色分解成分の総合作用で皮膚細胞を修復する。
図12(1)は、60代女性のモニターの使用前画像である。
図12(2)は、朝と就寝前の2回、脱脂綿で本溶液を顔全体に刷り込むように塗布し、2ヶ月後の状態を示す画像である。
たるんだ肌が張りのある肌に、くすんだ肌が透明感のある「玉肌」に、マット肌がツヤ肌に変質している。細胞内の滞留していた「老廃物」が清浄化して「清麗肌」になったものと思われる。
[実験例8]
<本発明の溶液による保湿・豊齢線改善試験>
豊齢線の深さ、たるみが、年齢を証明するようなものであり、皮膚細胞一つ一つが地球重力に反発出来ない状態となる。
本溶液は、「ピルビン酸」の細胞エネルギー源を人為的に供給することにより、元気で新鮮な若い細胞を28日間隔ターンオーバーさせることが可能になり、重量で「垂れ下がらない頬肉」にする。
張りのある頬皮膚は、中の筋肉が垂れることを阻止し、緊張感ある「頬」にする。
図13(1)は、50代後半の女性モニターの使用前の画像である。
図13(2)は、朝と就寝前の2回、脱脂綿で本溶液を顔全体に刷り込むように塗布し始めてから、2ヶ月後の画像であり、頬皮膚が引き締まった。
60代の女性は、非常に心が揺れる年齢である。本当の「アンチエイジング」化粧品が、超高齢化社会の必須「基礎化粧料」である。素材である皮膚の細胞が若返れば、メイクしても出来上がりがまるで違うからである。
[実験例9]
<本発明の溶液による小じわ改善試験>
まだ若いと思っている女性が、愕然として年齢を意識するのは、この小じわを見つけたときである。メラニン色素は誤魔化せるが、目じりの「小じわ」は誤魔化せない。細胞が萎びて出る皺ということで、コラーゲン、ヒアルロン酸を塗布するが、これは分子量が大きいから浸透しない。
図14(1)は、モニター女性の、本発明の溶液を塗布する前の画像。
図14(2)は、朝と就寝前の2回、脱脂綿で本発明の溶液を顔全体に刷り込むように塗布を開始し、15日後の状態の画像。
図14(1)は、1ヶ月後の状態の画像。
本溶液の低分子コラーゲン、低分子ヒアルロン酸による素早い皮膚細胞浸透、柿タンニンの極薄被膜による細胞間の架橋、柿タンニンによる毛穴の収縮によって、超速で「小じわ」は消失し、溝のない滑らかな表皮になる。更に、ピルビン酸浸透によるターンオーバー、ピルビン酸を原料にして細胞内で生合成されるコラーゲン、ヒアルロン酸によって永続性が保たれ、「いつも小じわのない」顔になる。
[実験例10]
<本発明の溶液による乾燥肌改善試験>
図15(1)は、農業に従事する男性(80歳)の左手である。農業者の手は紫外線で細胞内保湿成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸が変質した状態が継続する。更に、頻繁な「手洗い」から皮脂が失われ乾燥肌、日焼け肌になる。屋外で仕事するヒトに共通する手である。
図15(2)は、本発明の溶液を、毎日数回手の全面に塗布し続け、180日後の状態の画像である。とても80歳の農業者の手に見えない。素晴らしい補修効果であった。
[実験例11]
<本発明の溶液による手荒れ補修試験>
近年、コロナ禍でアルコール消毒する機会が増え、副作用による湿疹、手荒れが増えている。手荒れの原因は多様で、農業、建設、機械、自動車、美容師、飲食店などでは手荒れに常時悩まされている人は非常に多い。手荒れには、これまで「ハンドクリーム」「グリセリン」など使用してきたが、完治させることは難しかった。
本発明の溶液は、白トリュフTuber菌醗酵により生成した「キチンファイバー」「キチンナノファイバー」による皮膚補修で、多様な原因による手荒れを補修、回復させることが出来、柿タンニンによるコーティングによって皮膚が保護される。
図16(1)は、アルコール副作用による肌荒れが発症した手の画像である。
図16(2)は、一日に数回、手全体に充分塗布し続け、30日後の状態の画像である。
[実験例12]
<本発明の溶液による髪の補修、改善試験>
髪は栄養不足、病気、紫外線、ブリーチ、レイヤー、パーマ、カラー、妊娠、お産などで傷む。髪も皮膚であるから、髪補修は「細胞」へのエネルギー供給、栄養素供給が必要である。本発明では髪細胞のエネルギーであるピルビン酸の投与によって、髪補修問題を解決する。
図17(1)は、過度なダイエットで栄養、エネルギー不足になった髪の画像
図17(2)左は、ブリートレイヤーによって傷んだ髪の画像。
図17(2)右は、朝と就寝前に2回、髪への十分な投与によって修復、改善した30日後の髪の画像。
図17(3)左は、パーマ、カラーで傷んだ髪の画像
図17(3)右は、朝と就寝前に2回、髪への十分な投与によって修復、改善した30日後の髪の画像。
図17(4)左は、デジタルパーマで傷んだ髪の画像。
図17(4)右は、朝と就寝前に2回、髪への十分な投与によって修復、改善した30日後の髪の画像。
[実験例13]
<本発明の溶液による皮膚の保湿、光沢の改善試験>
図18(1)は、モニター(男性)の手の画像
図18(2)は、モニターの手の甲に本発明の溶液を塗布した5分後の画像で、本発明の溶液が超速で皮膚浸透し、本溶液の低分子コラーゲン、ヒアルロン酸を皮膚細胞内に補給し、さらにピルビン酸を原料にて皮膚細胞内で生合成されたコラーゲン、ヒアルロン酸とともに「潤い」を持続させる。
図18(3)は、塗布を始めてから60日後の手の画像。
本実験の手における効果は、全身の全ての皮膚に共通するもので、例えば、入浴剤として利用しても同様な効果が期待でき、本発明の溶液の添加を多くすれば速攻で全身の皮膚保湿が可能である。
[実験例14]
<本発明の溶液による水虫、白癬菌の抗菌、補修試験>
白癬菌は糸状菌 真菌である。この菌は30種以上の菌種があり、土壌に宿るもの(土壌好性菌)、動物に宿るもの(動物好性菌)、ヒトに宿るもの(ヒト好性菌)があるが、足に水虫を起こすのは、ほとんどがヒトからヒトにうつるヒト好性菌です。白トリュフTuber菌は、農業の作物真菌病害菌に対して強力な抗菌作用を持つことは特許文献1に記載される通りである。本発明者は、この抗菌性に注目し「水虫」で試験した。
図19(1)は、モニター(男性)の水虫の患部である。
図19(2)は、本発明の溶液を塗布し、塗布後30日の画像である。
[実験例15]
<本発明の溶液による蚊刺され、紅斑、丘疹(痒み)の補修試験>
図20(1)は、モニター(男性)の蚊に刺された皮膚の紅斑、丘疹の画像。
図20(2)は、本溶液塗布5分後の状態で、紅斑、丘疹の補修効果が表れた途中の画像、この時点で痒みはほとんど感じない。
図20(3)は、3時間後の状態の画像。
柿タンニンのタンパク質、アミノ酸分解により、皮膚細胞内の蚊毒成分が、ヒスタミン分解により解消、補修されたものと考えられる。
本発明の白トリュフTuber菌醗酵透明柿タンニンは皮膚浸透に優れ、速攻で効果を発揮する。ウイルスもタンパク質なので、蚊、虫媒介のウイルス感染を本溶液の塗布によって防止できることを示唆している。
[実験例16]
<本発明の溶液による汗疹の修復試験>
図21(1)は、モニター(男性)の汗疹が出た左腕の画像。
図21(2)は、本溶液を、一日2,3回、約8から12時間間隔で塗布し、4日後の状態の画像で、ほとんど修復が完了皮膚となっている。
[実験例16]
<本発明の溶液によるマット肌の補修、ツヤ肌化試験>
図22(1)は、モニター(女性)の水分不足細胞により「マット肌」となり、光沢を失った状態の画像。
図22(2)は、本発明の溶液を朝、就寝時の2回塗布した翌日の「ツヤ肌」改質成功 画像。低分子コラーゲン、低分子ヒアルロン酸の超速の皮膚浸透により、皮膚の膨圧を修復した細胞により元気溌剌の光沢肌が再現された。
[実験例16]
<本発明の溶液による早期シミ肌の補修試験>
図23(1)は、急激な紫外線曝露によって、シミが出始めた「シミ」(女性モニター)の画像。この状態を放置するとこ解消困難な「シミ」となる。このシミは妊娠中にも発生する。胎児にエネルギーが回されることで、皮膚細胞がエネルギー不足になるためである。ホルモンの乱れでも起こる。複合的な要素で発生するので、皮膚細胞の健全化を図ることが重要である。
図23(2)は、毎日朝、就寝時の2回塗布し、50日後の状態の画像。シミはかなり薄くなっている。再発生、濃色防止のため中断、中止をしないで、使用継続によるアンチエイジングが出来る。
[実験例17]
<本発明の溶液による抗がん剤副作用による複合皮膚荒れ、シミ、損傷の修復試験>
抗がん剤使用中、使用中止後の皮膚副作用用の適切な化粧料がなく、皮膚の荒れ、乾燥対策の「保湿クリーム」などで対応するしかなかった。
そこで、本溶液による抗がん剤副作用による複合皮膚荒れの補修試験を実施した。(
図24(1)は、男性(72歳)大腸がん患者で、抗がん剤使用中止後、抗がん剤使用で発生した複合皮膚荒れ、シミ、損傷が現れた画像である。
図24(1)は、毎日朝、就寝時の2回、顔全面塗布し、60日後の状態の画像であり、おおむね抗がん剤の副作用による皮膚症状は解消した。

Claims (6)

  1. 白トリュフTuber菌を用いてバナナ及び/または渋柿の果実を発酵分解させて得られた美白成分、保湿成分、生理活性成分を含有する化粧用又は医薬用の外用剤
  2. 外用剤が入浴剤である請求項記載の
  3. 外用剤が養毛剤である請求項記載の
  4. 外用剤が皮膚補修剤である請求項記載の
  5. 外用剤が湿疹、痒み補修剤である請求項記載の
  6. 外用剤が蚊、虫刺され紅斑、丘疹、痒み補修剤である請求項記載の
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