JP7402874B2 - 端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を実行する端末、特に、再接続手順を用いることなく、ターゲット無線基地局に遷移する端末に関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、Long Term Evolution(LTE)を仕様化し、LTEのさらなる高速化を目的としてLTE-Advanced(以下、LTE-Advancedを含めてLTEという)、さらに、5th generation mobile communication system(5G、New Radio(NR)またはNext Generation(NG)とも呼ばれる)の仕様化も進められている。
例えば、従来のハンドオーバ(HO)手順では、ネットワークが、端末(User Equipment, UE)から送信された測定報告(Measurement Report)などの品質情報に基づいて、ターゲット無線基地局(ターゲットセルとも呼ばれる)を決定し、ハンドオーバの準備後にハンドオーバコマンドが端末に送信される。
しかしながら、端末が、ネットワーク側でのハンドオーバの準備中に適切なハンドオーバのポイントを通過してしまうと、ソース無線基地局(ソースセルとも呼ばれる)からのハンドオーバコマンドを受信しないままターゲット無線基地局に遷移してしまうため、無線リンクの瞬断が発生し得る問題がある。
そこで、このような問題を解決するため、Conditional HOと呼ばれる手順が検討されている(非特許文献1)。Conditional HOでは、端末に対して、予めハンドオーバの候補先セルと、当該候補先セルへの遷移条件が設定される。
また、Conditional HOでは、端末は、ターゲット無線基地局に対してRRC Reconfiguration Completeを送信することが合意されている(非特許文献2)。
これにより、端末は、ネットワークからのハンドオーバコマンドを待つことなく、ターゲット無線基地局への遷移が可能となる。すなわち、Conditional HOは、端末がターゲット無線基地局と無線リソース制御レイヤ(RRC)における再接続手順を用いることなく、ターゲット無線基地局に遷移することを可能とする。
さらに、Conditional HOに従ったセル遷移手順を用いて無線リンク障害(RLF)から早期に復帰する手順も検討されている(非特許文献3)。
"New WID: NR mobility enhancements", RP-190489, 3GPP TSG RAN Meeting #83, 3GPP, 2019年3月 "Running CR for the introduction of NR mobility enhancement", R2-1906284, 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #106, 3GPP, 2019年5月 "Summary of mobility robustness agreements from LTE mobility", R2-1908417, 3GPP TSG RAN WG2 Meeting #106, 3GPP, 2019年5月
しかしながら、Conditional HOに従ったセル遷移手順をRLFからの復帰にそのまま適用すると、次のような問題があると考えられる。
具体的には、RLFの発生に伴うRRC再接続手順の場合、RRC Reestablishment Requestの送信を契機として、Signalling Radio Bearer 1(SRB1)が再開(resume)されるが、Conditional HOでは、RRC Reestablishment Requestが送信されないため、SRB1を再開できず、RRC Reestablishment Completeも送信されない。
すなわち、無線ベアラ(RB)を再開する機会がなく、上りリンク(UL)データを送信できない問題がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、Conditional HOのように、再接続手順を用いることなく、ターゲット無線基地局に遷移する場合でも、無線ベアラを確実に再開し得る端末の提供を目的とする。
本開示の一態様は、再接続手順を用いずにターゲット無線基地局に遷移する制御部(制御部250))を備え、前記制御部は、無線リンク障害に伴って前記ターゲット無線基地局に遷移する場合、規定されたタイミングにおいて、無線ベアラを再開する端末(UE200)である。
図1は、無線通信システム10の全体概略構成図である。 図2は、UE200の機能ブロック構成図である。 図3は、従来のハンドオーバ手順の説明図である。 図4は、Conditional HOによるハンドオーバ手順の説明図である。 図5は、RRCレイヤにおける再接続手順を用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰手順の説明図である。 図6は、Conditional HOを用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰手順の説明図である。 図7は、RRCレイヤにおける再接続手順を用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰シーケンスを示す図である。 図8は、Conditional HOを用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰シーケンスを示す図である。 図9は、ハンドオーバ時における端末内レイヤ間におけるやり取りのイメージを示す図である。 図10は、ターゲット無線基地局への再接続時における端末内レイヤ間におけるやり取りのイメージを示す図である。 図11は、SRB0,SRB1及びSRB2/DRBのデータ送信可能/不可となる期間と、RRCにおけるメッセージの送受信タイミングとの関係を示す図である。 図12は、Conditional HOを無線リンク障害(RLF)に適用した場合において無線ベアラが再開されない例を示す図である。 図13は、図12に示した問題を解消し、Conditional HOを無線リンク障害(RLF)に適用した場合において無線ベアラが再開される例を示す図である。 図14は、UE200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、5G New Radio(NR)に従った無線通信システムであり、図示しないNext Generation-Radio Access Network(NG-RAN、及びユーザ端末200(User Equipment 200、以下、UE200)を含む。
NG-RANには、無線基地局100A(以下、gNB100A)~を無線基地局100C(以下、gNB100C)含む。なお、gNB及びUEの数を含む無線通信システム10の具体的な構成は、図1に示した例に限定されない。
また、NG-RANは、実際には複数のNG-RAN Node、具体的には、gNB(またはng-eNB)を含み、5Gに従ったコアネットワーク(5GC、不図示)と接続される。なお、NG-RAN及び5GCは、単にネットワークと表現されてもよい。
gNB100A~gNB100Cは、5Gに従った無線基地局であり、UE200と5Gに従った無線通信を実行する。gNB100A~gNB100C及びUE200は、複数のアンテナ素子から送信される無線信号を制御することによって、より指向性の高いビームを生成するMassive MIMO、複数のコンポーネントキャリア(CC)を束ねて用いるキャリアアグリゲーション(CA)、及びUEと複数のNG-RAN Nodeそれぞれとの間において同時に通信を行うデュアルコネクティビティ(DC)などに対応することができる。
gNB100A~gNB100Cは、それぞれ1つまたは複数のセルを形成する。UE200は、gNB100A~gNB100Cが形成するセル(無線基地局と呼んでもよい)間を遷移することができる。「遷移」とは、典型的には、セル(無線基地局)間のハンドオーバを意味するが、セル再選択など、接続先のセル(無線基地局)が変更されるようなUE200の挙動(behavior)を含み得る。
UE200が遷移する遷移先のセル(無線基地局)は、ターゲットセルまたはターゲット無線基地局と呼ばれる。また、遷移元のセル(無線基地局)は、ソースセルまたはソース無線基地局と呼ばれる。
無線通信システム10では、UE200が、無線リソース制御レイヤ(RRC)における再接続手順を用いることなく、ターゲット無線基地局に遷移する手順であるConditional HOが用いられる。また、無線通信システム10では、Conditional HOに従ったセル遷移手順を用いて無線リンク障害(RLF)から早期に復帰する手順も用いられる。
Conditional HO、及びConditional HOに従ったセル遷移手順を用いてRLFから早期に復帰する手順詳細については後述する。
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、UE200の機能ブロック構成について説明する。
図2は、UE200の機能ブロック構成図である。図2に示すように、UE200は、無線送信部210、無線受信部220、RA手順実行部230、データ破棄部240及び制御部250を備える。
無線送信部210は、NRに従った上りリンク信号(UL信号)を送信する。無線受信部220は、NRに従った下りリンク信号(DL信号)を受信する。
具体的には、無線送信部210及び無線受信部220は、制御チャネルまたはデータチャネルを介して無線通信を実行する。
制御チャネルには、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、RACH(Random Access Channel、Random Access Radio Network Temporary Identifier(RA-RNTI)を含むDownlink Control Information (DCI))、及びPhysical Broadcast Channel(PBCH)などが含まれる。
また、データチャネルには、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、及びPUSCH(Physical Downlink Shared Channel)などが含まれる。
RA手順実行部230は、無線基地局、具体的には、gNB100A~gNB100Cの何れかとランダムアクセス(RA)手順を実行する。具体的には、RA手順実行部230は、制御部250による制御に基づいて、RA手順に従ったメッセージを送受信する。
なお、RA手順には、コンテンション(競合)ベースのランダムアクセス(CBRA)、及びコンテンションフリーのランダムアクセス(CFRA)によるRA手順が含まれ得る。
CBRAの場合、RA手順実行部230は、Random Access Preamble(Msg.1)を接続要求先のgNBに送信し、Random Access Preambleに対する応答であるRandom Access Response(Msg.2)を当該gNBから受信する。その後、RA手順実行部230は、Scheduled Transmission(Msg.3)を当該gNBに送信し、Contention Resolution(Msg.4)を当該gNBから受信する。
RA手順は、例えば、RRC_IDLE状態からの初期アクセス、及びRRC接続の再確立手順などにおいて実行されるが、本実施形態では、後述するように、無線リンク障害(RLF)に伴ってターゲット無線基地局に遷移する場合にも、RA手順が実行される。
データ破棄部240は、ULデータを管理し、制御部250による制御に基づいて、ULデータを破棄する。具体的には、データ破棄部240は、制御部250による制御に基づいて、バッファ(不図示)に送信されずに保持されているULデータを破棄する。
具体的には、データ破棄部240は、制御部250による制御に基づいて、無線ベアラ(RB)を介して送信されるULデータであって、バッファに保持されている未送信のULデータを破棄する。
なお、無線ベアラには、シグナリング無線ベアラ(SRB)及びデータ無線ベアラ(DRB)が含まれる。SRBは、制御プレーンデータ用であり、DRBは、ユーザプレーンデータ用である。また、SRBには、用途に応じてSRB0, 1, 2, 3が設定され得る。
SRB0は、Common Control Channel(CCCH)論理チャネルを使用するRRCメッセージ用である。具体的には、特定のRRCメッセージ(RRC Setup Requestなど)の送受信にはSRB0が用いられる。
SRB1は、Dedicated Control Channel(DCCH)論理チャネルを使用して、SRB2の確立前のRRCメッセージ(ピギーバックされたNon-Access Stratum (NAS)メッセージを含み得る)及びNASメッセージのためのものである。
SRB2は、NASメッセージ用であり、DCCH論理チャネルを使用する。SRB2は、SRB1よりも優先順位が低く、ASセキュリティのアクティブ化後にネットワークによって設定され得る。
SRB3は、UE200がE-UTRA-NR Dual Connectivity(EN-DC)にあり、DCCH論理チャネルを使用するときの特定のRRCメッセージ用である。
また、DRBは、ユーザデータ用である。
制御部250は、UE200を構成する各機能ブロックを制御する。特に、本実施形態では、UE200のgNB間における遷移(ハンドオーバを含む)を制御する。
具体的には、制御部250は、ネットワークへの再接続手順を用いずにターゲット無線基地局に遷移する。より具体的には、制御部250は、Conditional HOに従ったセル遷移手順を用いて、RRCレイヤにおける再接続手順を用いずにターゲット無線基地局に遷移する。
さらに、制御部250は、無線リンク障害(RLF)に伴ってターゲット無線基地局に遷移する場合、規定されたタイミングにおいて、無線ベアラを再開する。
なお、無線ベアラには、シグナリング無線ベアラ(SRB)及びデータ無線ベアラが含まれてよく、SRBには、SRB1, 2(さらに、SRB0, 3が含まれてもよい)が含まれる。
具体的には、制御部250は、RA手順実行部230を制御し、規定されたタイミング、例えば、RRCレイヤからの指示、或いはRRCレイヤでの所定のメッセージの生成、送信などに基づいて、無線ベアラを再開できる。なお、当該タイミングの詳細については、さらに後述する。
また、制御部250は、無線ベアラの種別毎に、異なるタイミングにおいて無線ベアラを再開してもよい。例えば、SRB1とSRB2とを異なるタイミングにおいて再開してもよいし、当該無線ベアラのグループ(例えば、SRB2とDRB)毎に異なるタイミングにおいて再開してもよい。
さらに、制御部250は、ネットワークから受信した指示に応じて、無線ベアラを再開してもよい。ネットワークからの当該指示は、RRCレイヤのメッセージでもよいし、MAC-CE(Control Element)など、下位レイヤのメッセージが用いられてもよい。さらに、ネットワークからの当該指示は、RLFを検出する前、検出時、或いは検出後でもよいし、ターゲット無線基地局への遷移の決定時など、特に限定されない。
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、Conditional HOの動作、及びConditional HOを用いたRLFからの復帰動作について説明した上で、Conditional HOを用いたRLFからの復帰動作上の問題点を解消し得る動作について説明する。
(3.1)Conditional HO
図3は、従来のハンドオーバ手順の説明図であり、図4は、Conditional HOによるハンドオーバ手順の説明図である。
図3に示すように、従来のハンドオーバ手順では、ネットワーク(gNB)が、端末(User Equipment, UE)から送信された測定報告(Measurement Report)などの品質情報(図中の(1))に基づいて、ターゲット無線基地局(T-gNB)を決定し、ハンドオーバの準備(図中の(2))後にハンドオーバコマンドが端末に送信(図中の(3))される。
しかしながら、端末が、ネットワーク側でのハンドオーバの準備中に適切なハンドオーバのポイントを通過してしまうと、ソース無線基地局(S-gNB)からのハンドオーバコマンドを受信しないままターゲット無線基地局に遷移(図中の(4))してしまう場合がある("too late HO"と呼ばれてもよい)。このため、端末は、ターゲット無線基地局に関する設定を認識できず、無線リンクの瞬断が発生し得る。
このような問題を解決するため、Conditional HO(CHOと省略されてもよい)と呼ばれる手順が検討されている。Conditional HOでは、端末に対して、予めハンドオーバの候補先セルと、当該候補先セルへの遷移条件が設定される。これにより、端末は、ネットワークからの指示(ハンドオーバコマンド)を待つことなく、ターゲット無線基地局に接続でき、無線リンクの瞬断を回避できる。
具体的には、図4に示すように、ソース無線基地局(S-gNB)とターゲット無線基地局(T-gNB)との間においてハンドオーバの準備が予め実行(図中の(1))され、ターゲット無線基地局への遷移条件などを含むConditional HOの設定内容が端末に通知(図中の(2))される。端末は、移動などによってターゲット無線基地局と接続することを決定した場合、Conditional HOの設定内容に基づいて、ターゲット無線基地局とRA手順を開始(図中の(3))する。
なお、「ハンドオーバコマンド」は、NRではreconfigurationWithSyncと呼ばれ、LTEではRRC connection reconfiguration(mobilitycontrolinfoを含む)と呼ばれてもよい。
(3.2)Conditional HOを用いた無線リンク障害(RLF)からの復帰
次に、上述したConditional HOを用いた無線リンク障害(RLF)からの復帰手順について説明する。具体的には、RLFの一例として、端末(UE)が、当初のターゲットセル(セルA)へのハンドオーバが失敗(ハンドオーバ障害(HOF)という)し、他のターゲットセル(セルB)にハンドオーバするケースについて説明する。
図5は、RRCレイヤにおける再接続手順を用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰手順の説明図であり、図6は、Conditional HOを用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰手順の説明図である。
図5及び図6では、端末がセルAへのハンドオーバを試みる(図中の(1))が、当該ハンドオーバの完了前にセルB内に移動(図中の(2))してしまい、セルBへのハンドオーバを実行(図中の(3))する例が示されている。
再接続手順を用いたHOFからの復帰の場合、端末(UE)は、RLFを検出すると、その時点における遷移先(ハンドオーバ先)として最適なセル(ベストセル)をサーチする。ベストセルがサーチできれば、端末は、当該セルに対して、再接続手順(RRC connection re-establishment)を起動し、当該セルとの接続を実行する(3GPP TS38.331など)。
一方、Conditional HO(CHO)を用いたHOFからの復帰の場合、再接続手順の代わりに、Conditional HOに従った手順が実行(図中の(3))される。これにより、無線リンクの瞬断時間を低減し得る。
以下、さらに具体的に説明する。図7は、RRCレイヤにおける再接続手順を用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰シーケンスを示す。また、図8は、Conditional HOを用いたハンドオーバ障害(HOF)からの復帰シーケンスを示す。
図7及び図8に示すように、再接続手順を用いたHOFからの復帰、及びConditional HOを用いたHOFからの復帰の何れにおいても、ハンドオーバの準備(HO preparation/CHO preparation)に基づいて、当該ハンドオーバに関する設定(HO config/CHO config)が端末(UE)に通知される。
なお、上述したように、Conditional HOの場合、端末に対して、予めハンドオーバの候補先セルと、当該候補先セルへの遷移条件など、CHOに関する情報が設定される。
端末は、ターゲットセル(セルA、図5,6参照)に対してRandom Access (RA) Preambleを送信するが、セルBに移動してしまうため、RA手順が失敗し、HOFを判定する。
その後、図7に示す再接続手順を用いたHOFからの復帰の場合、端末は、セルB(ここでは、gNB#2と表記)とRA手順を開始する。さらに、RRCレイヤにおける再接続手順が実行され、ユーザプレーンが導通(確立)する。
一方、図8に示すConditional HOを用いたHOFからの復帰の場合、端末は、セルB(gNB#2)とRA手順を実行後、RRC Reconfiguration Completeのみを送信することによって、ユーザプレーンが導通(確立)する。Conditional HOでは、端末は、ハンドオーバの候補先セルと、当該候補先セルへの遷移条件を認識しているため、RRCレイヤにおける再接続手順を実行する必要がない。これにより、再接続手順を用いたHOFからの復帰(図7)と比較すると、瞬断時間が短縮される。
なお、Conditional HOを用いたHOFからの復帰の場合におけるRRC Reconfiguration Completeは、さらに省略されてもよい。セルB(gNB#2)は、端末がConditional HOによって遷移したことを暗黙的に認識できるためである。
また、端末は、次のように動作してもよい。具体的には、RLFが発生すると、端末は、セル選択を実行し、選択されたセルがCHO候補セルである場合、CHOを試みる。そうでない場合、端末は、RRCレイヤにおける再接続手順を実行する。また、端末は、レガシーなHO失敗(T304の満了)またはCHO候補セルへのアクセス失敗の場合、セル選択を実行し、選択されたセルがCHO候補セルである場合、CHOを試みる。
(3.3)ハンドオーバ・再接続時におけるレイヤ2制御
上述したような従来のRLF発生時におけるレイヤ2の制御に対して、Conditional HOによる制御を含めると、以下のような課題がある。
具体的には、(i)ターゲット無線基地局とランダムアクセス手順(RA手順)を開始する契機が存在しない、及び(ii)無線ベアラを再開(resume)する契機がない(つまり、ULデータを送信できない)状況が発生し得る。
そこで、HOF発生後における無線ベアラの再開契機、及RA手順開始のためのレイヤ2制御が規定されることが望ましい。
ハンドオーバ・再接続時におけるレイヤ2制御に関して、RA手順及びULデータ送信の観点から、次のようなことが言える。
・RA手順の観点
・従来のHO及び再接続手順では、ターゲットセルに対してRA手順を開始し、同期を確立することが規定されている
・媒体アクセス制御レイヤ(MAC)レイヤでは、このようなRA手順の起動は、高優先データが発生したことによるバッファ状態報告(具体的には、Regular BSR)に基づいて実行される(3GPP TS38.321)
つまり、(i)高優先度データ発生、(ii)Regular BSRがトリガされる、(iii)スケジューリング要求(SR)がトリガされる、(iv)RA手順の起動、という端末内部の動作フローとなる。
また、HOの場合、RLFの発生時に全てのSRB1のデータが破棄され、その後、RRC Reconfiguration Completeが生成される。RRC Reconfiguration Completeは、「高優先度データ」が発生したものとして取り扱われる。
さらに、ターゲット無線基地局との再接続時には、RRC Reestablishment Request(SRB0 (CCCH)で送信される)が生成される。RRC Reestablishment Requestは、「高優先度データ」が発生したものとして取り扱われる。
・ULデータの観点
・HOの場合、全ての無線ベアラのデータは、HO後に送信可能である
・RLFによりターゲット無線基地局との再接続を実行する場合、RLF時に一旦送信が保留(suspend)され、再接続確立後、以下を契機に再開(resume)される
・SRB1:RRC Reestablishment Requestの送信時
・SRB2/DRB:RRC Reconfigurationの受信処理後
図9及び図10は、RA手順の起動に関わる端末内レイヤ間におけるやり取り(interaction)のイメージを示す。具体的には、図9は、ハンドオーバ時における端末内レイヤ間におけるやり取りのイメージを示し、図10は、ターゲット無線基地局への再接続時における端末内レイヤ間におけるやり取りのイメージを示す。
図9及び図10に示すように、端末(UE200)は、無線リソース制御レイヤ(RRC)、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・レイヤ(PDCP)、無線リンク制御レイヤ(RLC)及び媒体アクセス制御レイヤ(MAC)を備える。
図9に示すように、HOの場合、端末(RRC)は、ハンドオーバコマンドを受信すると、MACに対してリセットを要求するとともに、PDCP/RLCに対して再確立(re-est)を要求する。また、RRCは、PDCP/RLCに対してRRC Reconfiguration Completeを通知する。
PDCP/RLCは、MACに対して、バッファ状態(BS)の表示を通知する。MACは、当該BSの表示に基づいてRA手順を起動する。
一方、図10に示すように、ターゲット無線基地局への再接続の場合、端末(RRC)は、RLFを検出すると、SRB0を除く全ての無線ベアラを停止(suspend)する。また、RRCは、MACに対してリセットを要求するとともに、PDCP/RLCに対してRRC Reestablishment Requestを通知する。
以降は図9と同様であり、PDCP/RLCは、MACに対して、バッファ状態(BS)の表示を通知する。MACは、当該BSの表示に基づいてRA手順を起動する。
図11は、ターゲット無線基地局への再接続における無線ベアラの停止・再開(suspend/resume)のイメージを示す。具体的には、図11は、SRB0,SRB1及びSRB2/DRBのデータ送信可能/不可となる期間と、RRCにおけるメッセージの送受信タイミングとの関係を示す。
図11に示すように、端末がRLFを検出し、RA手順を開始すると、SRB1及びSRB2/DRBは停止(suspend)される。
その後、端末がRRC Reestablishment Requestを送信すると、SRB1は、再開(resume)される。さらに、端末がRRC Reconfigurationを受信し、RRC Reconfiguration Completeを送信すると、SRB2/DRBも再開される。なお、SRB0は、特に停止・再開されず、状態としては、常にデータ送信が可能である。
(3.4)無線ベアラの再開
上述したように、従来のRLF発生時におけるレイヤ2の制御に対して、Conditional HO(CHO)による制御を含めると、無線ベアラを再開(resume)する契機がない場合がある。
より具体的に説明すると、従来のRLF検出~RRCレイヤの再接続手順では、RRC Reestablishment Requestの送信を契機として、SRB1が再開されるが、CHOを使ったRLFかからの復帰(Radio Link Recovery (RLR))では、RRC Reestablishment Requestが送信されないため、SRB1の再開契機がなく、RRC Reconfiguration Completeを送信することができない。
図12は、Conditional HOを無線リンク障害(RLF)に適用した場合において無線ベアラが再開されない例を示す。図12に示すように、端末(RRC)は、RLFを検出すると、SRB0を除く無線ベアラ(RB)を停止する。このタイミングにおいて停止された無線ベアラについては、再開の契機がない。
このため、CHO後、RA手順が完了し、PUSCHを介したデータ送信が発生しても、停止した無線ベアラ(例えば、DRB)が再開されていないため、PUSCHを介したULデータを送信できない。
そこで、本実施形態では、端末は、自律的に当該無線ベアラを再開する。図13は、図12に示した問題を解消し、Conditional HOを無線リンク障害(RLF)に適用した場合において無線ベアラが再開される例を示す。
具体的には、端末は、以下の何れかの方法によって、無線ベアラを再開することができる。
・(方法1):端末が自律的に無線ベアラを再開する
・(方法2):端末がネットワークからの指示に基づいて無線ベアラを再開する
(方法1)に沿って無線ベアラを再開する場合、再開の前後において、PDCP data recovery、PDCP re-establishment、discardOnPDCP(SRB用として、Release 15において規定されている)、またはRLC re-establishmentなど、PDCP PDU破棄をトリガする如何なる動作の少なくとも一つが実行されていもよい。なお、何れを適用するかは、リソースブロック(RB)毎、またはRLC bearer毎に変更できてもよい(例えば、SRBはdiscardOnPDCPを適用)。
或いは、CHO configによって、予めネットワークから指定されてもよいし、セキュリティキー更新など、PDCP SDUを再構成する必要がある場合には、PDCP re-establishmentが実行されてもよい。
また、無線ベアラの再開タイミングは、以下の何れでもよい。
・CHOによる新たなセルへの遷移時
・新たなセルに対応する設定(CHOの設定によって予め設定されている)の適用時
・RRCレイヤからPDCP/RLCなどのレイヤが指示を受領したタイミング
・特定のメッセージ(例えば、RRC Reconfiguration Complete)がRRCレイヤにおいて生成された場合、或いはRRCからPDCP/RLCなどの下位レイヤに送出された場合
・特定のメッセージがPDCP/RLCバッファに到来した場合、或いは当該メッセージに基づくPDCP PDU、RLC PDUまたはMAC subPDUが生成された場合
・RA手順を起動した場合(RA手順の実行中における何れのステップ(Msg.1~4)でもよい)
・RA手順が完了した場合(Msg2 reception for CFRA、 Msg4 reception for CBRAまたはMsgB reception for 2 step RACH)
・上記何れかのタイミングから所定時間経過後
また、(方法2)の場合、端末が、次の何れかを受信した場合に無線ベアラを再開してもよい。
・無線ベアラに対して、PDCP data recovery、PDCP re-establishmentまたはRLC re-establishmentの少なくともいずれかを指示するメッセージ
・特定種別のRRCメッセージ(例えば、RRC Reestablishment Request)
また、(方法1)及び(方法2)は、無線ベアラの種別(SRB1,2, DRBなど)毎、或いはその組合せ毎に異なっていてもよい。
(4)作用・効果
上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。具体的には、UE200(端末)によれば、RRCレイヤにおける再接続手順を用いずにターゲット無線基地局に遷移するConditional HOに対応しており、UE200は、無線リンク障害(RLF)に伴って、再接続手順を用いずに、Conditional HOに従ってターゲット無線基地局に遷移する場合、規定されたタイミングにおいて、無線ベアラを再開することができる。
上述したように、CHOを使ったRLFかからの復帰(Radio Link Recovery (RLR))では、RRC Reestablishment Requestが送信されないため、SRB1の再開契機がなく、RRC Reconfiguration Completeを送信することができないが、このような場合でも、確実に無線ベアラを再開し得る。
これにより、従来のRLF発生時におけるレイヤ2の制御に対して、Conditional HO(CHO)による制御を含めることによって、例えば、HOF時の瞬断時間を短縮しつつ、無線ベアラが再開されないことによる通信遅延を回避し得る。
本実施形態では、UE200は、ネットワークから受信した指示に応じて、無線ベアラを再開できる。このため、ネットワーク全体の状況などを考慮した適切な無線ベアラを再開方法及びタイミングを指定し得る。これにより、さらに確実に無線ベアラが再開されないことによる通信遅延を回避し得る。
本実施形態では、UE200は、無線ベアラの種別毎に、異なるタイミングにおいて無線ベアラを再開し得る。このため、無線ベアラの使用状況などに応じた柔軟な無線ベアラが再開を実現し得る。これにより、無線ベアラの種別毎に適切なタイミングにおいて無線ベアラを再開でき、さらに確実に通信遅延を回避し得る。
(5)その他の実施形態
以上、実施例に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した実施形態では、NRを例として説明したが、Conditional HOは、LTEにも適用可能であり、LTEにおいても同様の動作が実行されてもよい。また、Multi-RAT Dual Connectivity(MR-DC)のPrimary SCell(PSCell)の追加・変更に適用してもよい。
さらに、上述した実施形態では、Conditional HOを例と説明したが、RRCレイヤにおける再接続手順を用いずにターゲット無線基地局に遷移する遷移手順であれば、Conditional HOでなく、他の手順が適用されてもよい。例えば、IDLE状態、あるいはInactive状態からConnected状態へ遷移する場合など、端末が自律でセルを選択してランダムアクセス手順を実行する場合に一般的に適用されてもよい。つまり、必ずしも再接続手順を用いずにターゲット無線基地局に遷移する場合に限られず、所定状態からターゲット無線基地局に遷移する場合に、上述したように、ランダムアクセス手順が実行されてもよい。
また、上述した実施形態の説明に用いたブロック構成図(図2)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。何れも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
さらに、上述したUE200は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図14は、UE200のハードウェア構成の一例を示す図である。図14に示すように、UE200は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。当該装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
UE200の各機能ブロック(図2参照)は、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
また、UE200における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。さらに、上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいし、2つ以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)及び時分割複信(Time Division Duplex:TDD)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
さらに、当該装置は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor: DSP)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
また、情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI)、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5th generation mobile communication system(5G)、Future Radio Access(FRA)、New Radio(NR)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
情報、信号(情報等)は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line:DSL)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術の何れかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるため、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(Base Station:BS)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head:RRH)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部または全体を指す。
本開示においては、「移動局(Mobile Station:MS)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment:UE)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型または無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、移動局(ユーザ端末、以下同)として読み替えてもよい。例えば、基地局及び移動局間の通信を、複数の移動局間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能を移動局が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示における移動局は、基地局として読み替えてもよい。この場合、移動局が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームはさらに時間領域において1つまたは複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号またはチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SubCarrier Spacing:SCS)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(Transmission Time Interval:TTI)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つまたは複数のシンボル(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM))シンボル、Single Carrier Frequency Division Multiple Access(SC-FDMA)シンボルなど)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つまたは複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(またはPUSCH)は、PDSCH(またはPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(またはPUSCH)は、PDSCH(またはPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、何れも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロットまたは1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロットまたは1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロットまたは1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partialまたはfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つまたは複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つまたは複数のRBは、物理リソースブロック(Physical RB:PRB)、サブキャリアグループ(Sub-Carrier Group:SCG)、リソースエレメントグループ(Resource Element Group:REG)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つまたは複数のリソースエレメント(Resource Element:RE)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つまたは複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームまたは無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロットまたはミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix:CP)長などの構成は、様々に変更することができる。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
参照信号は、Reference Signal(RS)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10無線通信システム
100A~100C gNB
200 UE
210 無線送信部
220 無線受信部
230 RA手順実行部
240 データ破棄部
250 制御部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
1007 バス

Claims (3)

  1. 無線ベアラを介して上りリンク送信を実行する送信部と、
    無線リンク障害が生じた場合、再接続手順を用いずにターゲットセルに遷移する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ターゲットセルがCHO候補セルである場合、前記ターゲットセルに対応する設定適用を契機に、前記無線ベアラを再開する、
    端末。
  2. ターゲットセルを形成する基地局と、前記ターゲットセルに遷移する端末と、を備える無線通信システムであって、
    前記端末は、
    無線ベアラを介して上りリンク送信を実行する送信部と、
    無線リンク障害が生じた場合、再接続手順を用いずに前記ターゲットセルに遷移する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ターゲットセルがCHO候補セルである場合、前記ターゲットセルに対応する設定適用を契機に、前記無線ベアラを再開する、
    無線通信システム。
  3. 無線ベアラを介して上りリンク送信を実行する送信ステップと、
    無線リンク障害が生じた場合、再接続手順を用いずにターゲットセルに遷移する遷移ステップと、
    を含み、
    前記遷移ステップは、前記ターゲットセルがCHO候補セルである場合、前記ターゲットセルに対応する設定適用を契機に、前記無線ベアラを再開するステップを含む、
    無線通信方法。
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