JP7399032B2 - 温度監視容器 - Google Patents

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本発明は、温度維持対象体を所定温度で維持させる温度監視容器に関する。
近年、低温下や高温下で試料や部材を略一定温度に保つ容器が知られており、その容器には内部の温度状況を監視する機能を備えたものもある。このような容器は、内部温度を検知して容器外の温度ロガーと称される装置に記録、表示させることも行われ、当該容器外に温度センサから延長されるケーブルが引き出される場合には、当該ケーブルの引き回しによる断線を防止する必要がある。
従来、温度監視容器として、いわゆるドライシッパーと称されるものが、例えば特許文献1等により知られている。特許文献1には、外ケース内に配置された断熱材の内部に蓄熱材が配置され、当該蓄熱材の内部に試料を収納させる容器が配置される温度管理ケースであって、当該外ケースに内部の温度を表示させるディスプレイ等が一体的に取り付けられている構成として記載されている。
再表2018-154785号公報
ところで、特許文献1の温度管理ケースでは、ディスプレイ等が外ケースに取り付けられたものであるが、当該ディスプレイ等を温度表示や記録を行う温度ロガーとしてケース外に配置させる必要がある場合には、内部温度を検知する温度センサのケーブルをケース外に取り出す構造としなければならず、取り出されたケーブルを引き回す際に当該取り出されたケーブルが鋭角となって断線する虞があるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、容器外に導出されたケーブルの配線形態を非鋭角として断線を防止させる温度監視容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、断熱性の容器本体内に形成されて蓄熱媒体が収容される内部空間内に、温度維持対象体が収納される収納部が設けられたものであり、当該収納部を封鎖して断熱する断熱部材を備える蓋部が上記容器本体に着脱自在に取り付けられ、当該収納部内に位置される温度センサのケーブルが当該断熱部材及び蓋部より導出されて温度監視部に接続される温度監視容器であって、前記蓋部が、前記ケーブルを導出する位置に設けられ、当該ケーブルに対し位置固定又は解放の調節を行うケーブル導出調節部と、前記ケーブル導出調節部の近傍に配置され、当該ケーブル導出調節部より導出された前記ケーブルを、当該ケーブル導出調節部から円形状を描く配線形態とさせるケーブル折曲抑制部と、を有する構成とする。
本発明によれば、容器本体内の温度維持対象体が収納される収納部を封鎖して断熱する断熱部材を備える蓋部が当該容器本体に着脱自在に取り付けられ、当該収納部内に位置される温度センサのケーブルが当該断熱部材及び蓋部より導出されて温度監視部に接続されるものであり、蓋部に、ケーブルを導出する位置に当該ケーブルに対し位置固定又は解放の調節を行うケーブル導出調節部を設けると共に、当該ケーブル導出調節部より導出されたケーブルを、当該ケーブル導出調節部から円形状を描く配線形態とさせるケーブル折曲抑制部をケーブル導出調節部の近傍に配置させる構成とすることにより、ケーブル導出調節部からのケーブルの配線形態がケーブル折曲抑制部によって非鋭角となって断線を確実に防止することができるものである。
本発明における温度監視容器の概略説明図である。 図1の温度監視容器における蓋部の構成図である。 図2のケーブル導出調節部及びケーブル折曲抑制部の説明図である。 図2のセンサ位置調節の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。本実施形態では、本発明の温度監視容器について、液体窒素を用いて-190℃~-150℃で温度維持対象体を温度維持する容器として説明するが、例えば80℃以上等の高温で維持させる場合についても適用することができるものである。
図1に、本発明における温度監視容器の概略説明図を示す。図1において、温度監視容器11は、容器本体12に蓋部13が螺合により着脱自在に取り付けられるもので、本発明の主要要素である蓋部13の詳細については、図2及び図3で説明する。
上記容器本体12は、例えば真空領域を有する2重構造の断熱性のステンレス等で形成されたものである。容器本体12内には、蓄熱媒体22としての例えば液体窒素が収容される内部空間21が形成されており、当該内部空間21内に温度維持対象体としての例えば人体の血液等の生体試料を対象とした被冷却体24が収納される収納部23が設けられたものである。
上記収納部23に対し、蓋部13は、当該収納部23を封鎖して断熱する断熱部材32を備え、当該収納部23内に位置される温度センサ51Aのケーブル51が当該断熱部材32及び蓋部13より導出されて後述の温度監視部に接続される構成としたものである。
ここで、図2に図1の温度監視容器における蓋部の構成図を示すとともに、図3に図2のケーブル導出調節部及びケーブル折曲抑制部の説明図を示す。図2(A)、(B)において、蓋部13は、例えば樹脂製のもので、内側に容器本体12と螺合する螺合部が形成され、内側裏面に例えばポリウレタン樹脂等の断熱部材32が設けられるもので、当該断熱部材32は、上記収納部23の開口部分を封鎖して断熱する厚さ(当該収納部23の内部方向)を有する。
上記断熱部材32には、蓋部13から収納部23までのケーブル溝32Aが形成され、収納部23内に位置される温度センサ51Aから延長するケーブル51が当該ケーブル溝32A及び蓋部13(蓋体31)に設けられたケーブル孔から導出される。
また、蓋部13の蓋体31上には、ケーブル51の配線上で係合させて移動やずれを防止するケーブ係合体43A,43Bが所定位置に形成され、所定の位置に着脱部44が設けられて温度監視部52を着脱自在に保持する。なお、温度監視部52は、いわゆる監視した温度を表示し、記録するロガーであり、適宜コンピュータや携帯端末等と通信可能なものである。
そこで、図3(A)に示すように、蓋部13のケーブル孔よりケーブル51が導出される位置には、当該ケーブル51に対して位置固定又は解放の調節を行うケーブル導出調節部41が設けられる。
上記ケーブル導出調節部41は、図3(B)に示すように、調節部61、筒状弾性体62及びケーブル支持部63により構成されたもので、調節部61およびケーブル支持部63は樹脂製であり、筒状弾性体62は例えば樹脂製ゴムなどの弾性部材である。当該ケーブル支持部63は、支持本体63Aの上部に調節部61と螺合する螺合部63Bが設けられ、当該螺合部63Bの上方に複数の可撓体63Cが一体的に形成されている。また、支持本体63Aの下部には蓋体31に螺合する螺合部63Dが設けられたものである。
すなわち、ケーブル導出調節部41は、ケーブル51を貫通させ、当該ケーブル51の解放状態から調節部61を支持本体63A側に回転させることで当該調節部61の内部に位置される可撓体63Cを内蔵された筒状弾性体62が内側に締め付けることにより当該ケーブル51が位置固定されるもので、これによって上記温度センサ51Aの収納部23内の位置を調整させることができるものである。なお、図3(B)に示すケーブル導出調節部41の構造のものは公知のものであって、一例であり、ケーブル51に対して位置固定又は解放させる他の構造も存在しており、適宜選択されるものである。
また、図3(A)に示すように、蓋部13(蓋体31)上のケーブル導出調節部41の近傍にはケーブル折曲抑制部42が設けられる。当該ケーブル折曲抑制部42は、図3(C)に示すように、抑制本体71と抑制本体支持部72とが螺合されて一体となるものである。すなわち、抑制本体71は、開口部71Aを有する2重構造の筒状のもので、その頂部がケーブル51と当接させる円形状弧状に形成され、外側内面に抑制本体支持部72と螺合する螺合部(図3(C)で図に現れず)が形成される。筒状とすることで導出されたケーブル51が頂部のどの部分に当接されてもよいこととさせている。
上記抑制本体支持部72は、上記ケーブル導出調節部41の支持本体63Aと合致される嵌合孔72Bを有する支持本体72Aが蓋部13の上面に設けられ、当該支持本体72A上には、抑制本体71の上記螺合部と螺合する螺合部72Cが形成されたものである。
すなわち、図3(A)に示すように、ケーブル導出調節部41より導出されたケーブル51が、ケーブル折曲抑制部42の頂部に当接させることで、当該ケーブル導出調節部41より導出されたケーブル51を、当該ケーブル導出調節部41から円形状を描く配線形態とさせることで、当該ケーブル51を上記温度監視部52(ケーブル係合体43A,43B)を接続する際に非鋭角となって折れ曲がりを抑制させることができ、断線を防止することができるものである。
なお、本実施形態では、蓋部13上にケーブル折曲抑制部42を取り付けた場合を示したが、当該蓋部13と一体的に成型させて設けることとしてもよい。
そこで、図4に、図2のセンサ位置調節の説明図を示す。前提として、温度監視容器11は、図1(A)に示すように、内部空間21に蓄熱媒体22の液体窒素が封入され、収納部23内に温度維持対象体の被冷却体24が収納され、収納部23が蓋部13が断熱部材32で封鎖して断熱された状態である。
まず、図4(A)において、ケーブル導出調節部41の調節部61をゆるむ方向(反時計方向)に回転させ、ケーブル貫通孔61Aより温度センサ51Aを挿入する。挿入された温度センサ51Aを、図4(B)に示すように、断熱部材32のケーブル溝32Aから収納部23内に所望の位置とさせる。
収納部23内は、液体窒素(蓄熱媒体22)により下方では-190℃であり、上方にいくにしたがって-150℃となっており、当該収納部23内の温度センサ51Aの位置を調節することによって、どの温度帯での保冷時間とするかを、例えば温度維持対象体(被冷却体24)の種類により監視させることができ、温度監視容器11としての自由度を向上させることができるものである。
例えばケーブル51に位置情報を表示しておき、図4(B)に示すように、挿入した温度センサ51Aの位置を決定したときに、図4(C)に示すように、調節部61を締め付ける方向(時計方向)に回転させて当該ケーブル51を位置固定させることで、収納部23内の所望の位置に温度センサ51Aを配置固定させるものである。
そして、温度センサ51Aを収納部23内で位置させてケーブル51を固定したときに、蓋部13より導出された形態の当該ケーブル51が、図3(A)に示すように、ケーブル折曲抑制部42の頂部に当接されることでケーブル導出調節部41からケーブル係合体43Aまで円形状を描く配線形態とさせるものである。
このように、ケーブル導出調節部41より導出されたケーブル51を、当該ケーブル導出調節部41から円形状を描く配線形態とさせることで、当該ケーブル51をケーブル折曲抑制部42により非鋭角となって折れ曲がりが抑制され、断線を確実に防止することができるものである。
本発明の温度監視容器は、温度維持対象体を所定温度で維持させる容器の製造、販売、使用等の産業分野に利用可能である。
11 温度監視容器
12 容器本体
13 蓋部
21 内部空間
22 蓄熱媒体
23 収納部
24 被冷却体
31 蓋体
32 断熱部材
32A ケーブル溝
41 ケーブル導出調節部
42 ケーブル折曲抑制部
43A,43B ケーブル係合体
44 着脱部
51 ケーブル
51A 温度センサ
52 温度監視部
61 調節部
61A ケーブル貫通穴
62 筒状弾性体
63 ケーブル支持部
63A 支持本体
63B,63D 螺合部
63C 可撓体
71 抑制本体
71A 開口部
72 抑制本体支持部
72A 支持本体
72B 嵌合孔
72C 螺合部

Claims (1)

  1. 断熱性の容器本体内に形成されて蓄熱媒体が収容される内部空間内に、温度維持対象体が収納される収納部が設けられたものであり、当該収納部を封鎖して断熱する断熱部材を備える蓋部が上記容器本体に着脱自在に取り付けられ、当該収納部内に位置される温度センサのケーブルが当該断熱部材及び蓋部より導出されて温度監視部に接続される温度監視容器であって、
    前記蓋部が、
    前記ケーブルを導出する位置に設けられ、当該ケーブルに対して位置固定又は解放の調節を行うケーブル導出調節部と、
    前記ケーブル導出調節部の近傍に配置され、当該ケーブル導出調節部より導出された前記ケーブルを、当該ケーブル導出調節部から円形状を描く配線形態とさせるケーブル折曲抑制部と、
    を有することを特徴とする温度監視容器。
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