JP7394198B1 - 配信サーバ、配信サーバの制御方法、及び配信サーバの制御プログラム - Google Patents

配信サーバ、配信サーバの制御方法、及び配信サーバの制御プログラム Download PDF

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Figure 0007394198000001
【課題】NB-IoTにおけるFOTAを効率的に行うこと
【解決手段】基地局に接続する通信装置に更新用ソフトウェアを配信する配信サーバは、通信装置から受信した、通信装置を識別するための第1識別情報に基づいて、複数の基地局のうち、通信装置が接続する基地局を識別するための第2識別情報を取得する取得部と、基地局ごとに、更新用ソフトウェアを配信する通信装置の上限台数を設定する設定部と、第1識別情報及び第2識別情報に基づいて、基地局ごとに、当該基地局ごとに設定された上限台数以下の通信装置に対して、基地局を介して更新用ソフトウェアを配信する配信部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、配信サーバ、配信サーバの制御方法、及び配信サーバの制御プログラム関する。
IoT(Internet of Things)デバイス向けの通信規格として、IoTデバイスにIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てることなくデータ通信を行う、NIDD(Non-IP Data Delivery)が知られている。インターネットプロトコルを用いない非IP通信方式であるNIDDは、データ通信時のヘッダー情報等を削減でき、通信に必要な電力を抑えて、IoTデバイスのバッテリーを長持ちさせるという優れた利点を有する。
なお、従来、無線通信装置には、不具合の修正や機能の追加のために自装置のファームウェア(ソフトウェアプログラム)の更新を無線経由で行う、FOTA(Firmware Over The Air)と呼ばれる技術が知られている。NIDDは、IoTデバイス向けの無線通信技術として標準化されたLPWA(Low Power Wide Area)に分類される通信規格のうち、NB-IoT(Narrow Band-IoT)に最適な通信方式であり、例えば特許文献1には、NB-IoTに準拠するIoTデバイスに対してFOTAを行う技術が開示されている。
特開2020-14183号公報
NB-IoTは、携帯電話や無線LANの通信規格であるLTE(登録商標)(Long Term Evolution)やWi-Fi(登録商標)と比較して、低消費電力で長距離通信が可能であるものの、通信帯域が狭く、通信速度が低いとの特徴がある。そのため、ファームウェアの更新用ソフトウェアのような、IoTデバイスが通常の動作で送受信するデータと比較して容量の大きいデータを、基地局のセル内に存在する大量のIoTデバイスに対して配信すると、処理が遅延し、ファームウェアの更新に失敗する確率が高くなる。更新用ソフトウェアを配信するIoTデバイスの数を制限する手法もとられるが、この場合、更新の成功率は高まるものの、大量のIoTデバイスに対してファームウェアの更新を完了させるまでには、やはり時間がかかる。
NB-IoTにおけるFOTAを効率的に行うことが求められていた。
本発明の一実施形態に係る、基地局に接続する通信装置に更新用ソフトウェアを配信する配信サーバは、通信装置から受信した、通信装置を識別するための第1識別情報に基づいて、複数の基地局のうち、通信装置が接続する基地局を識別するための第2識別情報を取得する取得部と、基地局ごとに、更新用ソフトウェアを配信する通信装置の上限台数を設定する設定部と、第1識別情報及び第2識別情報に基づいて、基地局ごとに、当該基地局ごとに設定された上限台数以下の通信装置に対して、基地局を介して更新用ソフトウェアを配信する配信部と、を備える。
本発明の一実施形態に係る配信サーバにおいて、配信部は、通信装置へ更新用ソフトウェアを配信してから所定期間以内に、通信装置から、更新用ソフトウェアによる更新が完了した旨を示す完了報告を受信しない場合、更新が失敗したと判定してよい。
本発明の一実施形態に係る配信サーバにおいて、配信部は、上限台数に基づいて、更新用ソフトウェアを未配信の通信装置に対して、逐次に更新用ソフトウェアを配信してよい。
本発明の一実施形態に係る配信サーバにおいて、配信部は、更新用ソフトウェアを配信した通信装置から、更新用ソフトウェアによる更新が完了した旨を示す完了報告を受信したことに応じて、更新用ソフトウェアを未配信の通信装置であって、更新用ソフトウェアを配信中の通信装置が上限台数を超過しない台数の通信装置に対し、更新用ソフトウェアを配信してよい。
本発明の一実施形態に係る配信サーバにおいて、取得部は、通信装置から、当該通信装置と基地局との間の通信品質に関する通信品質情報をさらに取得し、設定部は、基地局に接続する複数の通信装置から取得した通信品質情報に基づき、基地局に対する上限台数を設定してよい。
本発明の一実施形態に係る配信サーバにおいて、取得部は、第2識別情報に基づいて、基地局の設置地域に関する地域情報をさらに取得し、配信部は、地域情報に基づいて、複数の基地局のうち、更新用ソフトウェアを配信する対象となる通信装置を選択してよい。
本発明の一実施形態に係る配信サーバにおいて、通信装置と基地局との間の通信は、NB-IoT(Narrow Band Internet of Things)による通信方式に基づいてよい。
本発明の一実施形態に係る配信サーバにおいて、基地局を介した通信装置と配信サーバとの間の通信は、IP(Internet Protocol)を用いずにデータ通信を行う非IP通信方式であるNIDD(Non-IP Data Deliver)による通信方式を含んでよい。
本発明の一実施形態に係る、基地局に接続する通信装置に更新用ソフトウェアを配信する配信サーバの制御方法は、配信サーバが、通信装置から受信した、通信装置を識別するための第1識別情報に基づいて、複数の基地局のうち、通信装置が接続する基地局を識別するための第2識別情報を取得するステップと、基地局ごとに、更新用ソフトウェアを配信する通信装置の上限台数を設定するステップと、第1識別情報及び第2識別情報に基づいて、基地局ごとに、当該基地局ごとに設定された上限台数以下の通信装置に対して、基地局を介して更新用ソフトウェアを配信するステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る、基地局に接続する通信装置に更新用ソフトウェアを配信する配信サーバの制御プログラムは、配信サーバに、通信装置から受信した、通信装置を識別するための第1識別情報に基づいて、複数の基地局のうち、通信装置が接続する基地局を識別するための第2識別情報を取得する機能と、基地局ごとに、更新用ソフトウェアを配信する通信装置の上限台数を設定する機能と、第1識別情報及び第2識別情報に基づいて、基地局ごとに、当該基地局ごとに設定された上限台数以下の通信装置に対して、基地局を介して更新用ソフトウェアを配信する機能と、を実現させる。
図1は、本発明の一実施形態に係る配信システムの構成を示す概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る配信サーバおよび通信装置の概略構成図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る通信装置及び配信サーバ間のシーケンス図の一例である。 図4は、本発明の一実施形態で用いられるデータセットの一例である。 図5は、本発明の一実施形態で用いられるデータセットの一例である。 図6は、本発明の一実施形態で用いられるデータセットの一例である。
以降、図を用いて、本開示に係る発明(本発明ともいう)の一実施形態を説明する。なお、図は一例であって、本発明は図に示すものに限定されない。例えば、図示した配信サーバ(情報処理装置)、管理サーバ、データベースサーバ、基地局、通信装置(IoTデバイス)の数、データセット(テーブル)、シーケンス図は一例であって、本発明はこれらに限定されるものではない。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。配信システム600は、通信装置200に対し、ファームウェアを更新するための更新用ソフトウェアを配信するシステムであってよい。
配信システム600は、配信サーバ100と、管理サーバ101と、データベースサーバ400と、基地局300(300A,300B)と、複数の通信装置200(200Aa,200Ab,…,200Ba,200Bb,…)と、移動通信ネットワーク500とを含んでよい。ここで、移動通信ネットワーク500は、基地局300と通信装置200とがデータをやり取りする無線アクセスネットワークと、コアネットワーク50とを含んでよい。なお、図1において、それぞれ基地局300A,300Bに接続する通信装置200には、それぞれ同一の大文字の英字A,Bを付与し、通信装置間を区別する場合、小文字の英字a,b…を付与する。しかしながら、特に区別する必要がない場合、単に基地局300、通信装置200として説明する。
通信装置200は、基地局300に接続され、各基地局300のセル内に存在(在圏)する各種IoTデバイスであってよい。なお、これ以降、通信装置200を、ガス(都市ガス、LPガス)、水道、電気等のスマートメータに設置され、メータの検針データ等を送信するIoTデバイスとして説明する。しかしながら、本発明はこれに限定されず、通信装置200としては、橋や道路等のインフラ監視に用いられるIoTセンサや、ウェアラブルデバイスなどであってよい。
また、ここでは、通信装置200を、NIDDによるデータ通信が可能なIoTデバイスとして説明する。すなわち、通信装置200と基地局300とは、NB-IoTに準拠した通信方式で通信を行ってよい。NIDDは、上述のように、通信に必要な電力を抑えて、IoTデバイスのバッテリーを長持ちさせるとともに、IoTデバイスを狙った悪意のある攻撃を受けるリスクが低く、高セキュリティーなネットワークを構築することができる。また、NB-IoTは、狭帯域かつ低速のため消費電力が少なく電池による長時間駆動を可能にするほか、運用コストを抑えられるという利点がある。
なお、本発明はこれに限定されず、通信装置200は、LPWAに分類されるIoT向けの通信規格であって、例えば、カテゴリーM(Category M)、カテゴリーM1(Category M1)、LoRaWAN(登録商標)、Sigfox(登録商標)等に準拠するデバイスであってもよい。また、通信装置200は、移動通信ネットワーク500における通信ベアラを、複数の通信規格間で切り替え可能であってよい。例えば、通信装置200は、通信ベアラ(通信経路)を、NB-IoTとCategory M1とで切り替え可能であってよい。
配信サーバ100は、基地局300に接続する各通信装置200のファームウェアのバージョンを管理し、必要に応じて、各通信装置200のファームウェアを更新するための更新用ソフトウェアを送信する機能(FOTAを実行するための機能)を有してよい。なお、更新用ソフトウェアを提供する事業者と、配信する事業者とは異なっていてもよい。例えば、更新用ソフトウェアは、各通信装置200の製造業者によって提供され、基地局300を管理する通信事業者によって、配信サーバ100を介して各通信装置200へ配信されてもよい。
管理サーバ101は、各通信装置200から送信された各スマートメータの検針値等を処理し、スマートメータの管理者へ必要なデータを受け渡す、IoT-PF(プラットフォーム)として機能してよい。管理サーバ101は、移動通信ネットワーク500を介して、通信装置200を遠隔制御してもよく、管理サーバ101は、管理者が待機する図示しない集中監視センタに接続されてよい。なお、管理サーバ101と配信サーバ100とは、同一のサーバとして設けられてもよいし、さらに複数のサーバにその機能が分散されてもよい。なお、管理サーバ101、配信サーバ100は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよく、例えば、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレット等)、コミュニケーションプラットホーム等を含んでもよい。
コアネットワーク50は、NB-IoTによる無線通信をサポートし、図示しないMME(Mobility Management Entity:モビリティ管理エンティティ)、S-GW(Serving Gateway:サービング・ゲートウェイ)、P-GW(Packet Data Network Gateway:パケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ)、SCEF(Service Capability Exposure Function)等のノードを含んでよい。MMEは、通信装置200の位置管理、認証管理や、各ノード間のセッションの管理(すなわち、通信ベアラの管理)等を行う機能を有する。また、MMEは、通信装置200を呼び出す際に、基地局300へページングを送信する機能も有する。S-GWは、基地局300とコアネットワーク50との間で、ユーザパケットのルーティングや転送を行うゲートウェイとしての機能を有する。P-GWは、コアネットワーク50以降のIP通信網で使用可能な通信装置200のIP(Internet Protocol)アドレスを割り当て、そのIPアドレスによって、通信装置200と移動通信ネットワーク500の外部ネットワークとの通信を可能とするゲートウェイとしての機能を有する。なお、S-GWとP-GWとは、統合して1つのノードとして実現される場合もある。
NB-IoTでは、LTEと同様に、コアネットワーク50において、制御信号を伝送する機能を有する制御プレーン(CPlane:Control Plane)と、通信装置200との間で送受信されるデータ(ユーザデータ)を伝送する機能を有するユーザプレーン(UPlane:User Plane)とが分離されたシステムとなっている。すなわち、ユーザデータは、通信装置200、S-GW、P-GWを経由するユーザプレーンを介して、転送されてよい。また、制御信号は、通信装置200、MME、S-GW、P-GW、配信サーバ100を経由する制御プレーンを介して転送されてよい。なお、NIDDによる通信方式の場合、通信装置200から送信された各種データは、制御プレーンを介して、MME、SCEFを経由して送受信されてよい。また、コアネットワーク50は、さらに、図示しないSCS(Service Capability Server)を含んでもよい。
また、配信システム600は、データベースサーバ400をさらに備えてよい。詳細は後述するが、データベースサーバ400には、各通信装置200と基地局300とを関連付けるための各種データが格納されてよい。なお、図1では、データベースサーバ400を配信サーバ100とは別個に示してあるが、本発明はこれに限定されず、データベースサーバ400に格納されるデータは、例えば配信サーバ100の記憶部170に記憶されてもよい。
<通信装置>
図2に、本発明の一実施形態による通信装置200のブロック図の一例を示す。通信装置200は、制御部210、通信部220、入出力部230、及び記憶部270を備えてよい。通信装置200を構成する制御部210や通信部220は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、通信装置200を構成する制御部210や通信部220は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
通信部220は、所定の通信方式で基地局300との間で通信を行い、移動通信ネットワーク500を介して、配信サーバ100や管理サーバ101との間で各種データの送受信を行ってよい。所定の通信方式は、NB-IoT、Category M, Category M1等であってよい。なお、本発明の一実施形態による通信装置200は、NIDD通信方式によるデータの送受信が可能であって、NIDD通信方式によってデータの送受信を行うものとして説明する。
制御部210は、例えばMPU(Micro Processing Unit)等で構成され、記憶部270に記憶されているプログラムを実行することにより、通信装置200をNB-IoTやNIDDに準拠して動作させるための処理を実現してよい。また、制御部210は、自装置の再起動を実行したり、移動通信ネットワーク500への接続や、移動通信ネットワーク500との接続を解除するための各種処理を実行してよい。さらに、制御部210は、通信部220を介して、後述する自装置に固有の装置識別情報(第1識別情報:UUID(Universally Unique Identifier)、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)等)を送信したり、FOTAの更新用ソフトウェアをダウンロードしたりしてよい。また、制御部210は、ダウンロードした更新用ソフトウェアを用いて、自装置のファームウェアの更新を実行してよい。
記憶部270は、通信装置200が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する。記憶部270は、例えば、半導体メモリ(磁気メモリ、フラッシュメモリ等)を含んでよい。また、記憶部270は、制御部210に対する作業領域を提供するメモリ(RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等)を含んでよい。また、記憶部270は、通信装置200に固有の装置識別情報271を記憶してよい。
入出力部230は、センサ等の外部装置とのインタフェースであって、例えば、Uバスインタフェース、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)インタフェース、SPI(Serial Peripheral Interface)インタフェース、I2Cインタフェース等を含んでよい。通信装置200は、入出力部230を介して接続されたセンサが検知したデータを、管理サーバ101等に送信してよい。
<配信サーバ>
次に、図2を用いて、本発明の一実施形態に係る配信サーバ100のハードウェア構成、機能構成について説明する。
(1)配信サーバのハードウェア構成
配信サーバ100は、制御部110、通信部120、入出力部130及び記憶部170を備えてよい。
記憶部170は、典型的には、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等各種の記録媒体により実現され、配信サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラム及びデータを記憶する機能を有してよい。
制御部110は、典型的にはプロセッサであって、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等によって実現されてよい。制御部110は、記憶部170に記憶されるプログラムを読み出し、読み出したプログラムに含まれるコード又は命令を実行することによって、各実施形態に示す機能、方法を実行してよい。制御部110は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。
通信部120は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、外部装置と各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。例えば、配信サーバ100と通信装置200とは、OMA(Open Mobile Alliance)によって策定されたIoT向けのプロトコルであるLwM2M(Lightweight M2M)、MQTT(Message Queue Telemetry Transport)、及びCoAP(Constrained Application Protocol)等を用いて、データの送受信を行ってよい。通信部120は、配信サーバ100と各通信装置200の間で確立された通信ベアラを用いて、各種データの送受信を行ってよい。
入出力部130は、配信サーバ100に対する各種操作を入力する入力装置、及び、配信サーバ100で処理された処理結果を出力する出力装置を含んでよい。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。出力装置は、制御部110で処理された処理結果を出力し、例えば、タッチパネル、スピーカ等を含む。入力装置、出力装置は、図示しない集中監視センタに設置されて、監視者(管理者)からの操作を受け付けたり、監視者に対して各種情報を出力したりしてよい。
(2)配信サーバの機能構成
配信サーバ100は、制御部110によって実現される機能として、取得部111、設定部112、配信部113、および生成部114を備えてよい。なお、図2に記載の各機能部のうち、これ以降に説明する各実施形態において、必須でない機能部はなくともよい。また、各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAIにより実現されてもよい。
<更新用ソフトウェアの配信処理>
これ以降、配信サーバ100の各機能部の説明とともに、本発明の一実施形態による更新用ソフトウェアの配信処理について、図3~6も用いて説明する。ここで、図3は、配信サーバ100と通信装置200との間のシーケンス図である。また、図4~6は、配信処理に用いられる各種データテーブルである。
取得部111は、通信装置200から、当該通信装置を識別するための第1識別情報を取得してよい(図3のステップT11)。通信装置を識別するための第1識別情報とは、例えば、IMSI、IMEI(International Mobile Equipment Identifier)、UUID等であってよいが、これらに限定されない。なお、配信サーバ100は、FOTAを実行するにあたり、ステップT11の前に、通信装置200に対し第1識別情報の送信を要求してよい。
なお、通信装置200は、LwM2Mプロトコルを用いて、配信サーバ100との間でデータの送受信を行ってよい。LwM2Mでは、データの管理にリソースモデルという形式を用いているが、リソースモデルは、オブジェクト、オブジェクトインスタンス、リソースのツリー構造であり、各要素には番号が割り当てられる。本発明の一実施形態において、通信装置200の第1識別情報(IMSI)は、デバイスオブジェクト「3」のリソース「17」に格納されてよい。したがって、配信サーバ100の生成部114は、第1識別情報の送信を要求する際に、リソース「/3/0/17」を指定する命令を生成してよい。通信装置200は、配信サーバ100からリソース「/3/0/17」を指定する要求を受信すると、当該リソースに格納されている情報(第1識別情報)を読み出し、配信サーバ100へ送信してよい。
また、取得部111は、通信装置200から取得した第1識別情報に基づいて、複数の基地局300のうち、当該通信装置200が接続する基地局を識別するための第2識別情報をさらに取得してよい(図3のステップT12)。第2識別情報は、これに限定されるものではないが、例えば、セルを一意に識別するECGI(E-UTRAN (Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network) Cell Global Identifier)であってよい。
なお、取得部111は、第2識別情報を、データベースサーバ400から取得してよい。データベースサーバ400は、各通信装置200の接続先の基地局300に関する情報を、あらかじめ記憶してよい。図4(a)は、データベースサーバ400に記憶される、通信装置200の接続先の基地局300に関する基地局情報テーブルの一例である。基地局情報テーブルTB10には、通信装置200の第1識別情報と、当該第1識別情報で識別される通信装置200が接続する基地局300の第2識別情報とが関連付けられて記憶されてよい。なお、図4(a)では、分かりやすさのため、第1識別情報を、図1における通信装置の符号(200Aa,200Bd等)で示し、第2識別情報を、基地局の符号(300A,300B等)で示してある。配信サーバ100の取得部111は、通信装置200から第1識別情報を取得すると、データベースサーバ400の基地局情報テーブルTB10を参照して、通信装置200の接続先である基地局300の第2識別情報を取得してよい。
設定部112は、基地局300ごとに、更新用ソフトウェアを配信する通信装置200の上限台数を設定してよい(図3のステップT13)。ここで、上限台数とは、複数の通信装置200のうち、通信により配信サーバ100から更新用ソフトウェアを同時に配信できる通信装置200の上限の台数を意味してよい。なお、上限台数の設定方法については後述する。あるいは、上限台数は、例えば通信事業者によってあらかじめ設定されていてもよい。基地局300に設定された上限台数に関する情報は、データベースサーバ400に記憶されてよい。図4(b)は、基地局300ごとの上限台数を記憶する上限台数テーブルの一例である。なお、上限台数テーブルTB11には、各基地局300に接続している通信装置200の情報(第1識別情報)がさらに記憶されてもよい。図4(b)の上限台数テーブルTB11の例では、基地局300Aの上限台数は「6台」、基地局300Bの上限台数は「5台」であってよい。
配信部113は、第1識別情報及び第2識別情報に基づいて、基地局300ごとに、当該基地局300に接続された複数の通信装置200のうち、上限台数以下の通信装置200に対して、基地局300を介して更新用ソフトウェアを配信してよい。なお、更新用ソフトウェアの配信は、FOTAを実行する旨を示すFOTA指令が通信装置200に送信されることによって行われてよい(図3のステップT14)。生成部114は、更新用ソフトウェアのダウンロードにかかるリソースを生成してよい。FOTA指令には、更新用ソフトウェアのダウンロード先に関する情報(URL)が含まれてよく、通信装置200は、FOTA指令に対して応答し(ステップT15)、その後、ダウンロード先に接続して、更新用ソフトウェアのダウンロードを行ってよい(ステップT16)。
ここで、図3のシーケンス図のように、通信装置200Aaへの更新用ソフトウェアの配信を考える。この場合、図4(a)の上限台数テーブルTB11を参照すると、基地局300Aに設定された上限台数は「6台」であるため、配信部113は、通信装置200Aaのほか、例えば通信装置200Ab~Afの「6台」に対して、FOTA指令を送信してよい。なお、FOTA指令を送信する通信装置200の順序については特に限定されず、例えば、配信サーバ100が第1識別情報を受信した順でもよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、更新用ソフトウェアを配信する通信装置200の上限台数が設定され、上限台数以下の通信装置200に対してのみ、更新用ソフトウェアが配信されてよい。したがって、NIDDのように、NB-IoTの通信方式のうち通信速度が比較的に低い通信方式でも、容量の大きいソフトウェアのダウンロードの成功率を高めることが可能となる。
通信装置200は、ダウンロードした更新用ソフトウェアを用いて、自装置のファームウェアを更新してよい(ステップT17)。通信装置200は、ファームウェアの更新が完了すると、FOTAが完了した旨を示す通知を配信サーバ100へ送信してよい(ステップT18)。
なお、配信部113は、通信装置200へ更新用ソフトウェアを配信してから所定期間以内に、通信装置200から、更新用ソフトウェアによる更新が完了した旨を示す完了報告を受信しない場合、更新が失敗したと判定してよい。所定期間は、例えば30分間であってよいが、これに限定されない。配信部113は、更新に失敗したと判定された通信装置200に関する情報を、記憶部170やデータベースサーバ400に記憶させてよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、FOTAに失敗した通信装置200が判定される。したがって、不必要に通信帯域を占有させることなく、効率的なFOTAを実行させることができる。
配信部113は、上限台数に基づいて、更新用ソフトウェアを未配信の通信装置200に対して、逐次にFOTA指令を送信してよい。すなわち、配信部113は、上限台数に基づいて、更新用ソフトウェアを未配信の通信装置200に対して、逐次に更新用ソフトウェアを配信してよい。なお、「逐次に更新用ソフトウェアを配信」とは、ある通信装置への更新用ソフトウェアの配信が完了次第、順次、他の通信装置へ更新用ソフトウェアが配信されることを指してよい。例えば、配信部113は、更新用ソフトウェアを配信した通信装置200から、更新用ソフトウェアによる更新が完了した旨を示す完了報告を受信したことに応じて、更新用ソフトウェアを未配信の通信装置200であって、更新用ソフトウェアを配信中の通信装置200が上限台数を超過しない台数の通信装置200に対し、更新用ソフトウェアを配信してよい(図3のステップT19)。具体的には、例えば、配信部113は、通信装置200Aa~Afに対してFOTA指令を送信し、そのうち通信装置200AaからFOTA完了通知を受信し、更新用ソフトウェアをダウンロードする通信装置が通信装置200Ab~Afの「5台」となった場合、上限台数「6台」を超えないよう、FOTA指令を未送信の通信装置の「1台」(例えば通信装置200Ag)に対して、FOTA指令を送信してよい(ステップT19)。すなわち、配信部113は、FOTA指令を未送信の通信装置が上限台数以上存在する場合は、更新用ソフトウェアをダウンロードする通信装置200の台数と上限台数とが、同じ数となるように維持させてよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、更新用ソフトウェアをダウンロードする通信装置200の数が、上限台数と同じ数で維持されるようにFOTA指令が送信されてよい。したがって、通信帯域を無駄にすることなく、効率的なFOTAを実行させることができる。
<上限台数の設定>
ここで、上限台数の設定について説明する。取得部111は、通信装置200から、当該通信装置200と基地局300との間の通信品質に関する通信品質情報をさらに取得してよい。通信品質情報は、例えば、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)等であってよいが、これらに限定されない。なお、通信装置200の制御部210は、通信部220が受信した電波の受信強度といった無線通信の状態に基づいて、通信品質情報を測定してよい。また、本発明の一実施形態において、通信装置200の通信品質情報は、LwM2Mのデータフレームにおいて、BinaryAppDataContainerオブジェクト「19」のリソース「0」に格納されてよい。したがって、配信サーバ100は、通信装置200に通信品質情報の送信を要求する際に、リソース「/19/0/0」を指定してよい。通信装置200は、配信サーバ100からリソース「/19/0/0」を指定する要求を受信すると、当該リソースに格納されている情報(通信品質情報)を読み出し、配信サーバ100へ送信してよい。
なお、各通信装置200の通信品質情報は、データベースサーバ400に記憶されてよい。図5(a)は、通信装置200ごとの通信品質情報を記憶する通信品質情報テーブルの一例である。なお、通信品質情報テーブルTB20には、各通信装置200が接続している基地局300の情報(第2識別情報)がさらに記憶されてもよい。図5(b)の通信品質情報テーブルTB20の例では、通信品質として、RSSIを示してある。
設定部112は、基地局300に接続する複数の通信装置200から取得した通信品質情報に基づき、基地局300ごとに、基地局300に対する上限台数を設定してよい。基地局300に設定された上限台数に関する情報は、データベースサーバ400に記憶されてよい。図5(b)は、通信品質情報に基づく、基地局300ごとの上限台数を記憶する上限台数テーブルの一例である。図5(b)の上限台数テーブルTB21の例では、基地局300Aの平均RSSIは「-50dBm」であって、上限台数は「4台」であってよい。また、基地局300Bの平均RSSIは「-30dBm」であって、上限台数は「8台」であってよい。なお、上限台数は、例えば、平均RSSIが-49~-30dBmであれば「8台」など、上限台数ごとに通信品質の範囲をあらかじめ設定しておき、基地局300の通信品質の実測値に応じて、上限台数が設定されてよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、基地局300と通信装置200との間の通信品質に応じて、上限台数が設定されてよい。したがって、電波環境のよいセルにおいてはより多くの通信装置200に対して更新用ファームウェアが配信され、電波環境の悪いセルにおいては、より少ない通信装置200に対して更新用ファームウェアが配信される。これにより、電波環境に応じた効率のよいFOTAの実行が可能となる。
また、取得部111は、基地局300の第2識別情報に基づいて、基地局300の設置地域に関する地域情報をさらに取得してよい。本発明の一実施形態において、データベースサーバ400には、基地局300の設置地域に関する地域情報を記憶した地域情報テーブルTB30が格納されてよい。図6は、地域情報テーブルTB30の一例である。地域情報テーブルTB30は、基地局300が設置されている地域が、基地局300の第2識別情報に関連付けて記憶してよい。図6の例では、基地局300Aは、「東京都」に設置され、基地局300Bは、「神奈川県」に設置されていることがわかる。
配信部113は、地域情報テーブルTB30を参照し、地域情報に基づいて、複数の基地局300のうち、更新用ソフトウェアを配信する対象となる通信装置200を選択してよい。例えば、通信装置200の製造業者から、所定の地域(例えば、神奈川県)に設置した通信装置200に対して、優先的にFOTAを実行したい要求があった場合を考える。この場合、まず、配信部113は、地域情報テーブルTB30を参照し、神奈川県に設置された基地局300Bを特定してよい。さらに、基地局情報テーブルTB10を参照し、基地局300Bに接続された通信装置200を特定してよい。そして、配信部113は、基地局300Bに接続された通信装置200に対し、上限台数以下で、更新用ソフトウェアを配信してよい。なお、複数の地域から要求があった場合、配信部113は、要求のあった複数の地域で無作為に配信順序を決定し、更新用ソフトウェアを配信してよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、基地局300の設置地域に応じて、優先的にFOTAを実行することが可能となる。したがって、通信装置200の製造業者の要求に応じて、また、地域を限定した実証実験等に合わせて、通信装置200のファームウェアを更新することができ、ユーザビリティの高いFOTAを実行することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。例えば、配信サーバ100が備えるとして説明した各構成部は、複数のサーバによって分散されて実現されてもよい。また、配信サーバ100の機能として説明した処理は、通信装置200によって行われても良い。逆に、通信装置200によって行われるとした処理が、サーバ100によって行われてもよい。
例えば、上述では、各データテーブルがデータベースサーバ400に記憶される態様について説明したが、それら各種情報は、配信サーバ100や管理サーバ101の記憶部に記憶されてもよい。
サーバ100又は通信装置200の各機能部は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。また、各機能部は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、情報処理装置に読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、例えば、ソフトウェアプログラムや情報処理装置プログラムを含む。情報処理装置としての配信サーバ100の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、配信サーバ100は、プロセッサがメモリ上にロードされたプログラムを実行することにより、取得部111、設定部112、配信部113、および生成部114として機能する。
記憶媒体は適切な場合、1つ又は複数の半導体ベースの、又は他の集積回路(IC)(例えば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)等)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、又はこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、又は揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、配信サーバ100に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。なお、本開示のプログラムは、例えば、JavaScript(登録商標)、Python等のスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift,Koltin、Java(登録商標)等を用いて実装されてよい。
以上説明した本開示の各態様によれば、5G以降のネットワーク技術に向けたIoTデバイスの監視や保守に係る技術を提供することにより、持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の達成に貢献できる。
100 配信サーバ(情報処理装置)
110 制御部
111 取得部
112 設定部
113 配信部
114 生成部
120 通信部
130 入出力部
170 記憶部
101 管理サーバ
102 データベースサーバ
200 通信装置(IoTデバイス)
210 制御部
220 通信部
230 入出力部
270 記憶部
300 基地局
500 移動通信ネットワーク
50 コアネットワーク
600 配信システム

Claims (9)

  1. 基地局に接続する通信装置に更新用ソフトウェアを配信する配信サーバであって、
    通信装置から受信した、前記通信装置を識別するための第1識別情報に基づいて、複数の基地局のうち、前記通信装置が接続する基地局を識別するための第2識別情報を取得する取得部と、
    前記基地局ごとに、前記更新用ソフトウェアを配信する前記通信装置の上限台数を設定する設定部と、
    前記第1識別情報及び前記第2識別情報に基づいて、前記基地局ごとに、当該基地局に接続された前記上限台数以下の前記通信装置に対して、前記基地局を介して前記更新用ソフトウェアを配信する配信部と、を備え
    前記取得部は、前記通信装置から、当該通信装置によって測定された、前記通信装置と前記基地局との間の通信品質に関する通信品質情報をさらに取得し、
    前記設定部は、前記基地局に接続する複数の前記通信装置から取得した実測値の前記通信品質情報に基づき、前記基地局に対する前記上限台数を設定する配信サーバ。
  2. 前記配信部は、前記通信装置へ前記更新用ソフトウェアを配信してから所定期間以内に、前記通信装置から、前記更新用ソフトウェアによる更新が完了した旨を示す完了報告を受信しない場合、前記更新が失敗したと判定する、請求項1に記載の配信サーバ。
  3. 前記配信部は、前記上限台数に基づいて、前記更新用ソフトウェアを未配信の通信装置に対して、逐次に前記更新用ソフトウェアを配信する、
    請求項1または2に記載の配信サーバ。
  4. 前記配信部は、前記更新用ソフトウェアを配信した前記通信装置から、前記更新用ソフトウェアによる更新が完了した旨を示す完了報告を受信したことに応じて、前記更新用ソフトウェアを未配信の通信装置であって、前記更新用ソフトウェアを配信中の通信装置が前記上限台数を超過しない台数の通信装置に対し、前記更新用ソフトウェアを配信する、請求項1または2に記載の配信サーバ。
  5. 前記取得部は、前記第2識別情報に基づいて、前記基地局の設置地域に関する地域情報をさらに取得し、
    前記配信部は、前記地域情報に基づいて、前記複数の基地局のうち、前記更新用ソフトウェアを配信する対象となる通信装置を選択する、請求項1に記載の配信サーバ。
  6. 前記通信装置と前記基地局との間の通信は、NB-IoT(Narrow Band Internet of Things)による通信方式に基づく、請求項1に記載の配信サーバ。
  7. 前記基地局を介した前記通信装置と前記配信サーバとの間の通信は、IP(Internet Protocol)を用いずにデータ通信を行う非IP通信方式であるNIDD(Non-IP Data Deliver)による通信方式を含む、請求項に記載の配信サーバ。
  8. 基地局に接続する通信装置に更新用ソフトウェアを配信する配信サーバの制御方法であって、
    配信サーバが、
    通信装置から受信した、前記通信装置を識別するための第1識別情報に基づいて、複数の基地局のうち、前記通信装置が接続する基地局を識別するための第2識別情報を取得するステップと、
    前記基地局ごとに、前記更新用ソフトウェアを配信する前記通信装置の上限台数を設定するステップと、
    前記第1識別情報及び前記第2識別情報に基づいて、前記基地局ごとに、当該基地局ごとに設定された前記上限台数以下の前記通信装置に対して、前記基地局を介して前記更新用ソフトウェアを配信するステップと、を含み、
    前記取得するステップは、前記通信装置から、当該通信装置によって測定された、前記通信装置と前記基地局との間の通信品質に関する通信品質情報をさらに取得し、
    前記設定するステップは、前記基地局に接続する複数の前記通信装置から取得した実測値の前記通信品質情報に基づき、前記基地局に対する前記上限台数を設定する、配信サーバの制御方法。
  9. 基地局に接続する通信装置に更新用ソフトウェアを配信する配信サーバの制御プログラムであって、
    配信サーバに、
    通信装置から受信した、前記通信装置を識別するための第1識別情報に基づいて、複数の基地局のうち、前記通信装置が接続する基地局を識別するための第2識別情報を取得する機能と、
    前記基地局ごとに、前記更新用ソフトウェアを配信する前記通信装置の上限台数を設定する機能と、
    前記第1識別情報及び前記第2識別情報に基づいて、前記基地局ごとに、当該基地局ごとに設定された前記上限台数以下の前記通信装置に対して、前記基地局を介して前記更新用ソフトウェアを配信する機能と、を実現させ、
    前記取得する機能は、前記通信装置から、当該通信装置によって測定された、前記通信装置と前記基地局との間の通信品質に関する通信品質情報をさらに取得し、
    前記設定する機能は、前記基地局に接続する複数の前記通信装置から取得した実測値の前記通信品質情報に基づき、前記基地局に対する前記上限台数を設定する、配信サーバの制御プログラム。
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