JP7392303B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被取付部材に取り付けられる蓄電装置に関する。
従来、蓄電素子を有する蓄電装置が、被取付部材に取り付けられる構成が広く知られている。例えば、特許文献1には、複数の電池セル(蓄電素子)を有する電池モジュール(蓄電装置)が、ねじ部材によってブラケットを介してトレイ(被取付部材)に取り付けられる構成が開示されている。
特開2015-43336号公報
蓄電素子を有する蓄電装置は、重量物になることが多く、上記従来の構成のように、被取付部材に固定されるのが好ましい。例えば、車両等の移動体に蓄電装置を配置する場合には、蓄電装置の揺れを抑制する必要があり、移動体でなくても、地震等の振動に抗するために、蓄電装置を被取付部材に固定しておくのが好ましい。しかしながら、蓄電装置は、省スペース化や軽量化等によって狭い場所に取り付けられることが多いため、作業スペースが制限されて、取付作業が困難になるおそれがある。このように、本願発明者は、上記従来の構成では、蓄電装置の被取付部材への取り付けが困難になる場合があることを見出した。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、被取付部材に容易に取り付けることができる蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、前記蓄電装置の第一方向の一端部の前記第一方向側の面に配置される外部端子と、前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、を備える。
これによれば、蓄電装置は、第一方向の一端部の第一方向側の面に外部端子を備え、第一方向の他端部に、被取付部材に第一方向で固定される第一固定部を備えている。ここで、蓄電装置において、外部端子間の接続を容易にする等の理由から、第一方向の一端部の第一方向側の面(例えば手前側の面)に、外部端子を配置する場合がある。しかし、この場合、第一方向の他端部側(例えば奥側)で、第一方向とは異なる方向(例えば上下方向または左右方向)において蓄電装置を被取付部材に固定するのが困難になるおそれがある。このため、蓄電装置に、第一方向(例えば前後方向)において被取付部材に固定される第一固定部を設ける。これにより、第一方向における被取付部材への固定によって、蓄電装置を被取付部材に固定することができるため、蓄電装置を被取付部材に容易に取り付けることができる。
また、さらに、前記蓄電装置が載置される載置部に、前記第一方向と交差する第二方向で固定される第二固定部を備えることにしてもよい。
これによれば、蓄電装置は、載置部に第二方向で固定される第二固定部を備えている。ここで、蓄電装置を載置部に取り付ける際に、第二方向(例えば上下方向)からの取付作業ができる場合には、第二方向からの取付作業を行う方が、蓄電装置を容易に固定することができる。このため、第二固定部を、第二方向で載置部に固定する。これにより、第一方向における被取付部材への固定に加えて、第二方向における載置部への固定も行うことができるため、蓄電装置をより強固に固定することができる。
また、前記蓄電装置は、複数の前記蓄電素子を有する蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットを支持する支持部と、を備え、前記第一固定部は、前記支持部から立設して配置されることにしてもよい。
これによれば、蓄電装置は、蓄電ユニットを支持する支持部を備えており、第一固定部は、支持部から立設して配置されている。このように、第一固定部を、蓄電ユニットを支持する支持部から立設する構成とすることで、第一固定部を容易に形成することができる。
また、前記蓄電装置は、複数の前記蓄電ユニットを備え、前記支持部は、前記複数の蓄電ユニットを支持することにしてもよい。
これによれば、蓄電装置において、支持部は、複数の蓄電ユニットを支持する。このように、支持部で、複数の蓄電ユニットを支持することで、複数の蓄電ユニットを一括して、被取付部材に固定することができる。これにより、複数の蓄電ユニットを被取付部材に容易に取り付けることができる。また、蓄電ユニットを個別で被取付部材に取り付けるよりも、複数の蓄電ユニットを一括して被取付部材に取り付けることで、複数の蓄電ユニットを近接して配置することができるため、省スペース化を図ることができる。
また、前記支持部は、前記蓄電ユニットが固定される第三固定部を有することにしてもよい。
これによれば、蓄電装置において、支持部は、蓄電ユニットが固定される第三固定部を有している。これにより、支持部に蓄電ユニットが固定されることで、蓄電ユニットが支持部及び第一固定部を介して被取付部材に固定されるため、蓄電ユニットを被取付部材に容易に取り付けることができる。
また、さらに、前記第一固定部に形成された前記第一方向に貫通する貫通孔に挿入されて、前記被取付部材に固定される固定部材を備え、前記固定部材は、前記貫通孔の両側の部位が、前記貫通孔の内径よりも大きな外径を有していることにしてもよい。
これによれば、蓄電装置は、第一固定部の貫通孔に挿入されて被取付部材に固定される固定部材を備えており、固定部材は、当該貫通孔の両側の部位が、当該貫通孔の内径よりも大きな外径を有している。このように、固定部材は、第一固定部の貫通孔の両側の部位が、貫通孔の内径よりも大きな外径を有しているため、固定部材が、第一固定部の貫通孔から抜けてしまうのを抑制することができる。これにより、固定部材が第一固定部に取り付けられた状態を維持することができるため、固定部材で第一固定部を被取付部材に固定する作業を容易に行うことができ、蓄電装置を被取付部材に容易に取り付けることができる。
また、蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、前記蓄電装置の第一方向の一端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記蓄電装置が載置される載置部に、前記第一方向と交差する第二方向で固定される第二固定部と、を備えることにしてもよい。
これによれば、蓄電装置は、第一方向の一端部に、被取付部材に第一方向で固定される第一固定部を備えており、第一方向の他端部に、載置部に第二方向で固定される第二固定部を備えている。このように、蓄電装置は、第一方向の両端部が、異なる方向で固定される構成となっている。ここで、蓄電装置において、作業スペースが制限される等により、両端部を同じ方向(例えば上下方向)で固定するのが困難な場合がある。つまり、蓄電装置において、他端部(例えば手前側の端部)は第二方向(例えば上下方向)において固定できるが、一端部(例えば奥側の端部)は第二方向では固定するのが困難というような場合がある。このため、蓄電装置の一端部を、第一方向(例えば前後方向)において被取付部材に固定する。これにより、蓄電装置を被取付部材に容易に取り付けることができる。
なお、本発明は、このような蓄電装置として実現することができるだけでなく、固定部(第一固定部、第二固定部、第三固定部)を有する蓄電装置取付部材(トレイ)としても実現することができる。
本発明における蓄電装置によれば、被取付部材に容易に取り付けることができる。
実施の形態に係る蓄電設備を備える車両の外観を示す正面図である。 実施の形態に係る蓄電設備の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電設備の内部の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る外装体の被取付部材の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電装置が被取付部材に取り付けられた状態での構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電装置の蓄電ユニット及びトレイと被取付部材とを分離した状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電装置が被取付部材に取り付けられた状態での構成を示す断面図である。 実施の形態に係る第一固定部の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る第一固定部が被取付部材の被固定部に固定される構成を示す断面図である。 実施の形態に係る蓄電装置が被取付部材に対して着脱可能に構成されていることを示す正面図である。 実施の形態に係る蓄電装置を冷却する構成を示す正面図である。 実施の形態に係る蓄電装置を冷却する構成の他の例を示す正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(及びその変形例)に係る蓄電装置について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、各図は、模式図であり、寸法等は必ずしも厳密に図示したものではない。さらに、各図において、同一または同様な構成要素については同じ符号を付している。
以下の説明及び図面中において、車両の進行方向、蓄電設備の長手方向、または、1つの蓄電装置内の蓄電ユニットの並び方向を、X軸方向と定義する。車両の幅方向、蓄電装置を車両に対して出し入れする方向、蓄電ユニットの長手方向、蓄電装置若しくは蓄電ユニットの奥行き方向、または、蓄電装置の第一固定部の固定方向を、Y軸方向と定義する。車両または蓄電装置の上下方向(鉛直方向)、または、蓄電装置の第二固定部の固定方向を、Z軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。
また、以下の説明において、例えば、X軸プラス方向とは、X軸の矢印方向を示し、X軸マイナス方向とは、X軸プラス方向とは反対方向を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。また、以下では、Y軸方向を第一方向とも呼び、Z軸方向を第二方向とも呼ぶ場合がある。さらに、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が直交している、とは、当該2つの方向が完全に直交していることを意味するだけでなく、実質的に直交していること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
(実施の形態)
[1 蓄電設備200の全般的な説明]
まず、蓄電設備200の概略構成について、説明する。図1は、本実施の形態に係る蓄電設備200を備える車両10の外観を示す正面図である。図2は、本実施の形態に係る蓄電設備200の外観を示す斜視図である。図3は、本実施の形態に係る蓄電設備200の内部の構成を示す斜視図である。具体的には、図3は、図2の蓄電設備200から外装体210の上壁211、側壁213、214、216及び217を取り外して、蓄電設備200の内部の構成を示した図である。図4は、本実施の形態に係る外装体210の被取付部材220の構成を示す斜視図である。具体的には、図4は、図3の蓄電設備200から蓄電装置300を取り外して、被取付部材220の構成を示した図である。
図1に示すように、車両10は、電気鉄道用の鉄道車両であり、車両本体100と蓄電設備200とを備えている。車両本体100は、鉄道車両の本体部である。なお、当該鉄道車両としては、電車の他に、モノレール及びリニアモーターカー等も例示することができる。蓄電設備200は、車両本体100の下方に設けられた設備であり、電力貯蔵用途や電源用途等に使用される。つまり、蓄電設備200は、外部からの電気を充電し、また外部へ電気を放電することができる電源設備である。本実施の形態では、車両本体100の底部の左右両側(Y軸方向両側)に、2つの蓄電設備200が設けられている。なお、蓄電設備200の配置位置及び個数は、特に限定されない。
また、本実施の形態では、蓄電設備200は、鉄道車両に用いられる場合を例示しているが、蓄電設備200の用途は、鉄道車両には限定されない。例えば、蓄電設備200は、自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、船舶、スノーモービル、農業機械、または、建設機械等の移動体の駆動用またはエンジン始動用等のバッテリ等としても用いることができる。上記の自動車としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)及びガソリン自動車が例示される。また、蓄電設備200は、家庭用または発電機用等に使用される定置用のバッテリ等としても用いることができる。
次に、蓄電設備200について、具体的に説明する。図2に示すように、蓄電設備200は、外装体210を備えており、図3に示すように、外装体210の内方の蓄電装置収容部210Aに、蓄電装置300を備えている。なお、蓄電設備200は、外装体210の内方の制御部品収容部210Bに、蓄電装置300の充放電等を制御する制御部品、及び、その他の外装体210内の機器(後述のファン500等)を制御する制御部品等を備えているが、図示及び詳細な説明は省略する。
外装体210は、蓄電設備200の外装体(容器)を構成するX軸方向に長尺の矩形箱状の部材(電池箱)であり、上壁211と、下壁212と、側壁213~219と、を有している。これらの外装体210を構成する各壁部材は、どのような材質で形成されていてもかまわないが、例えば、強度確保等の観点から、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板等の金属製の部材で形成されている。
上壁211は、外装体210の上部に配置された天井(屋根)を形成する壁であり、側壁213~219の上方に配置されている。具体的には、上壁211は、外縁が側壁213、214、216~219の上端に接続されて配置された、X軸方向に延設された長尺状かつ矩形状の板状部材である。下壁212は、外装体210の下部に配置された底面(床面)を形成する壁であり、側壁213~219の下方に配置されている。具体的には、下壁212は、外縁が側壁215~219の下端に接続されて配置された、X軸方向に延設された長尺状かつ矩形状の板状部材である。
側壁213~219は、下壁212から立設して配置された外装体210の側壁であり、下壁212の外縁に沿って、下壁212を囲うように配置されている。具体的には、側壁218は、外装体210の短側面のうちX軸プラス方向側の面を形成する、矩形状かつ平板状の部材である。側壁219は、外装体210の短側面のうちX軸マイナス方向側の面を形成する、矩形状かつ平板状の部材である。側壁213~215は、外装体210の長側面のうちY軸マイナス方向側の面を形成する、矩形状かつ平板状の部材である。つまり、下壁212の上方にX軸方向に延びる側壁215が斜めに向いて配置され、側壁215の上方にX軸方向に並ぶ3つの側壁213と1つの側壁214とが立設して配置されている。側壁216、217は、外装体210の長側面のうちY軸プラス方向側の面を形成する、矩形状かつ平板状の部材である。つまり、下壁212の上方にX軸方向に並ぶ3つの側壁216と1つの側壁217とが立設して配置されている。
3つの側壁213及び3つの側壁216は、それぞれ、蓄電装置収容部210Aに対向して配置されて、蓄電装置収容部210A内の空間を開閉する、外装体210から取り外し可能(開閉可能)に構成された扉である。側壁214及び217は、制御部品収容部210Bに対向して配置されて、制御部品収容部210B内の空間を開閉する、外装体210から取り外し可能(開閉可能)に構成された扉である。
また、3つの側壁213には、それぞれ、吸気口213aが形成され、同様に、3つの側壁216には、それぞれ、吸気口216a(図示せず)が形成されている。さらに、側壁215には、排気口215a(図示せず)が形成されている。吸気口213a及び216aは、外方の空気を外装体210内に取り入れる開口部が形成された空気取入口であり、排気口215aは、外装体210内の空気を外方に排出する開口部が形成された空気排出口である。つまり、外装体210の外方の空気を、吸気口213a及び216aから外装体210の内方に取り入れて、蓄電装置300等を冷却し、その際に熱せられた空気を、排気口215aから外装体210の外方に排出することで、外装体210内の温度上昇を抑制する(図11参照)。
ここで、図3及び図4に示すように、外装体210は、内方に、蓄電装置300が取り付けられる被取付部材220を有している。被取付部材220は、蓄電装置300の収容空間である蓄電装置収容部210Aを形成する矩形状かつ平板状の部位からなる部材である。つまり、被取付部材220は、複数の蓄電装置300を収容し、かつ、当該複数の蓄電装置300を載置して支持(固定)するラックである。なお、被取付部材220を構成する部材は、どのような材質で形成されていてもよいが、外装体210を構成する各壁部材と同様、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板等の金属等の強度の高い材質によって形成されているのが好ましい。
具体的には、被取付部材220は、仕切部221と、載置部222と、被固定部223と、を有している。仕切部221は、下壁212に対して立設した、YZ平面に平行な矩形状かつ平板状の部位であり、X軸方向に複数の仕切部221が並んで配置される。仕切部221は、載置部222を支持(固定)するとともに、X軸方向で隣り合う蓄電装置300間を仕切る機能を有している。載置部222は、仕切部221(または側壁219)及び被固定部223に囲まれて固定された、XY平面に平行な矩形状かつ平板状の部位であり、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に複数の載置部222が並んで配置される。載置部222には、蓄電装置300が載置されて固定される。被固定部223は、下壁212に対して立設した、XZ平面に平行な矩形状かつ平板状の部位であり、外装体210のY軸方向中央位置にX軸方向に延設されて配置される。被固定部223は、Y軸方向で隣り合う蓄電装置300間を仕切るとともに、蓄電装置300が固定される。
このような構成により、Y軸マイナス方向側の仕切部221(または側壁219)と載置部222と被固定部223とで、Y軸マイナス方向に開口する蓄電装置収容部210Aが形成され、蓄電装置収容部210A内に蓄電装置300が配置される。同様に、Y軸プラス方向側の仕切部221(または側壁219)と載置部222と被固定部223とで、Y軸プラス方向に開口する蓄電装置収容部210Aが形成されて、蓄電装置収容部210A内に蓄電装置300が配置される。これにより、蓄電装置300が、被取付部材220に対してスライド可能に配置される(図10参照)。
なお、全ての仕切部221が同じ形状となっていてもよいし、例えば板厚が異なるなど、いずれかの仕切部221が異なる形状を有していてもよい。載置部222及び被固定部223についても同様である。また、仕切部221、載置部222及び被固定部223は、矩形状かつ平板状には限定されず、例えば、矩形状以外の平板状でもよいし、湾曲していてもよいし、枠状(フレーム状)または棒状等であってもよい。
[2 蓄電装置300の構成及び被取付部材220への取付構成の説明]
次に、蓄電装置300の構成、及び、蓄電装置300を被取付部材220に取り付ける構成について、詳細に説明する。なお、蓄電設備200が備える蓄電装置300は、全て同様の構成を有しており、Y軸プラス方向側の蓄電装置300は、Y軸マイナス方向側の蓄電装置300をZ軸まわりに180°回転させたものとなっている。このため、以下では、蓄電設備200のY軸マイナス方向側の蓄電装置300についての説明を行い、Y軸プラス方向側の蓄電装置300の説明は省略する。
図5は、本実施の形態に係る蓄電装置300が被取付部材220に取り付けられた状態での構成を示す斜視図である。図6は、本実施の形態に係る蓄電装置300の蓄電ユニット310及びトレイ320と被取付部材220とを分離した状態を示す斜視図である。図7は、本実施の形態に係る蓄電装置300が被取付部材220に取り付けられた状態での構成を示す断面図である。なお、蓄電装置300は、被取付部材220の載置部222及び被固定部223に取り付けられるため、これらの図では、被取付部材220の仕切部221は省略して図示している。
図5に示すように、蓄電装置300は、複数(本実施の形態では2つ)の蓄電ユニット310と、当該複数の蓄電ユニット310が載置されるトレイ320と、を備えている。蓄電ユニット310は、Y軸方向(第一方向)に長尺な形状を有している。そして、蓄電装置300は、トレイ320が有する第一固定部330において、被取付部材220の被固定部223に固定され、トレイ320が有する第二固定部340において、被取付部材220の載置部222に固定されている。つまり、蓄電装置300は、第一固定部330が、Y軸方向を軸方向とする固定部材410によって、被固定部223にY軸方向で固定され、第二固定部340が、Z軸方向を軸方向とする固定部材420によって、載置部222にZ軸方向で固定されている。
また、蓄電ユニット310のそれぞれは、トレイ320が有する第二固定部340及び第三固定部350において、トレイ320に固定されている。つまり、蓄電ユニット310のそれぞれは、固定部材420によって、第二固定部340にZ軸方向で固定され、固定部材430(図7参照)によって、第三固定部350にZ軸方向で固定されている。これにより、第二固定部340において、蓄電ユニット310とトレイ320と被取付部材220の載置部222とが固定されている。これらの固定の構成について、以下に詳細に説明する。
[2.1 蓄電ユニット310の構成の説明]
まず、蓄電ユニット310の構成について説明する。図6及び図7に示すように、蓄電ユニット310は、外装ケース311と、一対の外部端子312と、蓄電装置側固定部313及び314と、複数の蓄電素子315と、ファン316と、を備えている。なお、蓄電ユニット310は、複数の蓄電素子315を電気的に接続するバスバー等も備えているが、図示及び説明は省略する。また、蓄電ユニット310は、当該バスバーの位置決めを行うバスバーフレーム、蓄電素子315間に配置されるスペーサ等も備えていてもよいが、これらについても図示及び説明は省略する。
外装ケース311は、蓄電ユニット310の外装体を構成する略直方体形状(箱形)の容器(モジュールケース)である。つまり、外装ケース311は、複数の蓄電素子315等の外方に配置され、これら蓄電素子315等を所定の位置に配置し、衝撃などから保護する。外装ケース311の材質は特に限定されないが、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリフェニレンエーテル(PPE(変性PPEを含む))、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ABS樹脂、または、それらの複合材料等の絶縁部材、または絶縁塗装をした金属等により形成されている。外装ケース311は、これにより、蓄電素子315等が外部の金属部材などに接触することを回避する。なお、外装ケース311の形状は、特に限定されず、直方体形状以外の多角柱形状、円柱形状、楕円柱形状、長円形柱形状等、どのような形状であってもよい。
一対の外部端子312は、蓄電ユニット310の外部からの電気を充電し、蓄電ユニット310の外部へ電気を放電するための蓄電ユニット310の総端子(正極外部端子及び負極外部端子)である。外部端子312は、蓄電装置300のY軸方向(第一方向)の端部のY軸方向(第一方向)側の面に配置されている。具体的には、外部端子312は、蓄電ユニット310のY軸マイナス方向側の端部のY軸マイナス方向側の面に、当該面からY軸マイナス方向に突出した状態で配置されている。外部端子312の材質及び形状等は特に限定されないが、外部端子312は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、または、銅合金等で形成されて、樹脂製のカバーで覆われている。
なお、外部端子312が配置される第一方向側の面とは、厳密な面(平面)でなくてもよく、一部に凸凹や開口などがあってもよい。つまり、第一方向側の面とは、第一方向側の部位と言い換えることもできる。また、外部端子312には、外部ケーブル(図示せず)の接続用に、端子ボルト(図示せず)が第一方向に突出して配置されている。
蓄電装置側固定部313及び314は、蓄電ユニット310のトレイ320に固定される部位であり、外装ケース311からY軸方向に突出して配置されている。具体的には、蓄電装置側固定部313は、外装ケース311のY軸マイナス方向かつZ軸マイナス方向の端部からY軸マイナス方向に突出し、かつ、X軸方向に延設された矩形状かつ平板状の部位である。また、蓄電装置側固定部313は、X軸方向両側の端部に2つの円形状の貫通孔313aを有しており、この貫通孔313aを介して、トレイ320の第二固定部340に固定される。蓄電装置側固定部314は、外装ケース311のY軸プラス方向かつZ軸マイナス方向の端部からY軸プラス方向に突出し、かつ、X軸方向に延設された矩形状かつ平板状の部位である。また、蓄電装置側固定部314は、X軸方向両側の端部に2つの円形状の貫通孔314aを有しており、この貫通孔314aを介して、トレイ320の第三固定部350に固定される。
蓄電装置側固定部313及び314の材質は特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板等の金属、または、上述の外装ケース311と同様の樹脂等で形成されている。また、蓄電装置側固定部313及び314の配置位置、大きさ及び形状は、特に限定されず、蓄電装置側固定部313及び314がトレイ320の第二固定部340及び第三固定部350に固定できる配置位置、大きさ及び形状であればよい。また、外装ケース311と蓄電装置側固定部313及び314とは、一体に形成されていてもよいし、別体で構成されていてもよい。さらに、蓄電装置側固定部313、314は、貫通孔313a、314aに代えて、例えばU字状の切り欠きを有していてもよい。
蓄電素子315は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池(単電池)であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。例えば、蓄電素子315は、直方体形状(角形)の容器と、一対の電極端子(正極端子及び負極端子)とを備えている。また、当該容器の内方には、正極板と負極板とセパレータとが積層されて形成された電極体(蓄電要素または発電要素ともいう)、及び、電極端子と電極体とを接続する一対の集電体(正極集電体及び負極集電体)等が配置され、また、電解液(非水電解質)が封入されている。
なお、図7では、直方体形状(角形)の8個の蓄電素子315が、X軸方向に4つ、Y軸方向に2つ並べられて、外装ケース311に収容された構成を図示している。つまり、長側面をX軸方向に向けた状態でX軸方向に4個の蓄電素子315が並べられ、この4個の蓄電素子315が2セット、Y軸方向に並べられている。このような配置により、後述のファン316によって、対向する蓄電素子315の長側面同士の間に空気を流して、効率よく蓄電素子315を冷却することができる。なお、蓄電素子315の形状、個数及び配置位置は、特に限定されない。また、蓄電素子315は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。また、蓄電素子315は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。さらに、蓄電素子315は、固体電解質を用いた電池であってもよい。
ファン316は、蓄電ユニット310のY軸プラス方向側の端部に配置された送風装置である。本実施の形態では、ファン316は、後述のトレイ320の立設部322に近接または当接した状態で配置されており、蓄電ユニット310のY軸マイナス方向側からY軸プラス方向側へ向けて、空気を送気する。なお、ファン316が送気する気体は、本実施の形態では空気であるが、例えば、窒素など空気以外の媒体、圧縮した空気や窒素、冷却機で冷却された冷気などであってもかまわない。
また、蓄電ユニット310は、上記構成の他に、蓄電素子315の充電状態や放電状態を監視するための回路基板やリレー等の電気機器(図示せず)も備えており、制御用の端子(図示せず)が前面(Y軸マイナス方向側の面)に配置されている。これにより、外部端子312と同様に、制御用の端子にも当該前面からアクセスすることができる。
なお、蓄電ユニット310は、外装ケース311を有しておらず、サイドプレート及びエンドプレートで蓄電素子315を拘束する構成を有していてもよい。この場合、外部端子312、蓄電装置側固定部313、314及びファン316は、サイドプレート、エンドプレート、または、その他の部材に配置されることとなる。
[2.2 トレイ320の構成の説明]
次に、トレイ320の構成について説明する。トレイ320は、蓄電ユニット310を載置して支持する載置台であり、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、メッキ鋼板等の金属、または、上述の外装ケース311と同様の樹脂等で形成されている。具体的には、図6及び図7に示すように、トレイ320は、複数(本実施の形態では2つ)の蓄電ユニット310を支持する支持部321と、支持部321から立設して配置される立設部322と、を備えている。支持部321は、蓄電ユニット310の下方(Z軸マイナス方向)に配置されて、蓄電ユニット310を載置する矩形状かつ平板状の部位である。支持部321は、Y軸マイナス方向側の端部に第二固定部340を有し、Y軸プラス方向側の端部に第三固定部350を有している。
第二固定部340は、蓄電ユニット310の蓄電装置側固定部313に形成されたZ軸方向に貫通する貫通孔313aに対向する位置に、Z軸方向に貫通する貫通孔321aを有している。つまり、第二固定部340は、X軸方向に並ぶ4つの円形状の貫通孔321aを有している。また、被取付部材220においても、載置部222は、蓄電装置側固定部313の貫通孔313a及び第二固定部340の貫通孔321aに対応する位置に、X軸方向に並ぶ4つのZ軸方向に貫通する円形状の貫通孔222aを有している。
これにより、図7に示すように、貫通孔313a、貫通孔321a及び貫通孔222aに固定部材420としての例えば金属製のボルトが挿入されて、固定部材421としての例えば金属製のナットと螺合されることで、蓄電装置側固定部313と第二固定部340と載置部222とが固定される。このように、第二固定部340は、Z軸方向(第一方向と交差する第二方向)において、蓄電ユニット310が固定されるとともに、載置部222に固定される。なお、第二固定部340は、貫通孔321aに代えて、例えばU字状の切り欠きを有していてもよい。載置部222の貫通孔222aについても同様である。第二固定部340は、蓄電ユニット310が固定される第三固定部の一例でもある。
第三固定部350は、蓄電ユニット310の蓄電装置側固定部314に形成されたZ軸方向に貫通する貫通孔314aに対応する位置に、Z軸方向に突出する突起321bを有している。つまり、第三固定部350は、Z軸方向を軸方向とする、X軸方向に並ぶ4つの円柱形状の突起321bを有している。また、突起321bには、雄ネジ部が形成されており、図7に示すように、貫通孔314aに突起321bが挿入されて、固定部材430としての例えば金属製のナットと螺合される。これにより、蓄電装置側固定部314と第三固定部350とが固定されることで、Z軸方向(第二方向)において、蓄電ユニット310が第三固定部350に固定される。
立設部322は、蓄電ユニット310のY軸プラス方向側に配置されて、被取付部材220の被固定部223に固定される、XZ平面に平行かつX軸方向に延びる矩形状かつ平板状の部位である。立設部322は、支持部321の突起321bに対応(対向)する位置に、貫通孔322aを有している。つまり、立設部322は、X軸方向に並ぶ4つの矩形状の貫通孔322aを有している。この貫通孔322aは、第三固定部350において、突起321bに固定部材430を螺合させる際に、工具を挿入するための孔である。つまり、上述の通り、ファン316が立設部322に近接または当接した状態で配置されているため、Z軸プラス方向側からは、突起321bに固定部材430を螺合させる作業を行うことができない。このため、貫通孔322aを介して当該作業を行うことで、効率よく作業を行うことができる。
また、立設部322は、蓄電ユニット310のファン316に対応(対向)する位置に、貫通孔322bを有している。つまり、立設部322は、貫通孔322aの上方(Z軸プラス方向)に配置されて、X軸方向に並ぶ2つの矩形状の貫通孔322bを有している。また、被取付部材220においても、被固定部223は、立設部322の貫通孔322bに対応する位置に、X軸方向に並ぶ2つの矩形状の貫通孔223bを有している。これにより、ファン316で送気される空気が、貫通孔322b及び貫通孔223bを通って流れることができる。なお、上述の通り、ファン316は、立設部322に近接または当接した状態で配置されているため、空気が貫通孔322b及び貫通孔223b以外の箇所へ漏れるのを抑制しつつ、蓄電ユニット310のY軸プラス方向側へ空気を送気することができる。
さらに、立設部322は、X軸方向両側の端部のそれぞれに、Z軸方向に並ぶ2つの第一固定部330を有している。また、被取付部材220において、被固定部223は、第一固定部330に対応する位置に、Y軸方向に貫通する円形状の貫通孔223aを有している。これにより、第一固定部330及び貫通孔223aに固定部材410としての例えば金属製のボルトが挿入されて、例えば金属製のナットと螺合されることで、第一固定部330と被固定部223とが固定される。このように、第一固定部330は、支持部321から立設して配置されている。そして、第一固定部330は、蓄電装置300のY軸方向(第一方向)の端部(Y軸プラス方向側の端部)に配置されて、Y軸方向(第一方向)において被取付部材220に固定される。
つまり、外部端子312が、蓄電装置300の第一方向の一端部の第一方向側の面に配置され、第一固定部330が、蓄電装置300の第一方向の他端部に配置されて、被取付部材220に第一方向で固定されている。または、第一固定部330が、蓄電装置300の第一方向の一端部に配置されて、被取付部材220に第一方向で固定され、第二固定部340が、蓄電装置300の第一方向の他端部に配置され、載置部222に第二方向で固定されている、とも言える。この第一固定部330の構成について、以下に、詳細に説明する。
[2.3 第一固定部330の構成の説明]
図8は、本実施の形態に係る第一固定部330の構成を示す断面図である。具体的には、図8の(a)は、第一固定部330に固定部材410が挿入される前の状態を示し、図8の(b)は、第一固定部330に固定部材410が挿入されている途中の状態を示し、図8の(c)は、第一固定部330に固定部材410が挿入された後の状態を示している。図9は、本実施の形態に係る第一固定部330が被取付部材220の被固定部223に固定される構成を示す断面図である。具体的には、図9の(a)は、第一固定部330が被固定部223に固定される前の状態を示し、図9の(b)は、第一固定部330が被固定部223に固定されている途中の状態を示し、図9の(c)は、第一固定部330が被固定部223に固定された後の状態を示している。
図8の(a)に示すように、第一固定部330は、Y軸プラス方向側に第一板部331を有し、Z軸プラス方向側に第二板部332を有し、Y軸マイナス方向側に第三板部333を有し、Z軸マイナス方向側に第四板部334を有している。第一板部331は、立設部322の本体部分から延設された、XZ平面に平行な矩形状かつ平板状の部位である。第二板部332は、第一板部331のZ軸プラス方向側の端縁からY軸マイナス方向側に延びる、XY平面に平行な矩形状かつ平板状の部位である。第三板部333は、第二板部332のY軸マイナス方向側の端縁からZ軸マイナス方向側に延びる、XZ平面に平行な矩形状かつ平板状の部位である。第四板部334は、第三板部333のZ軸マイナス方向側の端縁からY軸プラス方向側に延びる、XY平面に平行な矩形状かつ平板状の部位であり、第一板部331に接続されている。これにより、第一固定部330は、X軸方向から見て四角環状(ロ字形状)を有する角筒状の部位となっている。
また、第一板部331には、Y軸方向に貫通する円形状の貫通孔331aが形成されており、第三板部333には、第一板部331の貫通孔331aに対向する位置に、Y軸方向に貫通する円形状の貫通孔333aが形成されている。つまり、貫通孔331a及び貫通孔333aは、第一固定部330をY軸方向(第一方向)に貫通する貫通孔である。そして、第三板部333の貫通孔333aには、雌ネジ部が形成されている。
固定部材410は、Y軸方向に延びる円柱形状の軸部411と、軸部411のY軸マイナス方向側の端部に接続された頭部412と、軸部411のY軸プラス方向側の端部に接続された雄ネジ部413と、を有している。つまり、固定部材410は、Y軸方向を軸方向とする、先端部に雄ネジ部が形成されたボルトである。なお、図8及び図9では、固定部材410のうちの軸部411及び雄ネジ部413は断面図を示し、頭部412は側面図を示している。
ここで、雄ネジ部413は、第三板部333の貫通孔333aの雌ネジ部と螺合可能な形状及び大きさに形成されている。このため、雄ネジ部413は、貫通孔333aの内径よりも大きな外径を有している。また、頭部412は、雄ネジ部413よりも大きな外径を有しているため、頭部412も、貫通孔333aの内径よりも大きな外径を有している。軸部411は、貫通孔333aの内径よりも小さな外径を有している。
このような構成において、図8の(b)に示すように、固定部材410の雄ネジ部413が貫通孔333aの雌ネジ部と螺合されることで、固定部材410が貫通孔333aに挿入されていく。そして、図8の(c)に示すように、雄ネジ部413が貫通孔333aを通過して、軸部411の端部が貫通孔333aに挿入される。この状態において、固定部材410は、貫通孔333aの両側の部位(頭部412及び雄ネジ部413)が、貫通孔333aの内径よりも大きな外径を有していることとなる。
そして、図9の(a)に示すように、第一固定部330が、被取付部材220の被固定部223に重ねられて配置される。ここで、被固定部223の貫通孔223aは、第一板部331の貫通孔331aと同じ大きさの内径を有し、貫通孔331aと対応する位置(重なる位置)に配置されるように、形成されている。また、被固定部223には、固定部材414が固定されている。固定部材414は、固定部材410の雄ネジ部413と螺合可能な形状及び大きさの雌ネジ部が形成された貫通孔414aを有する、例えば金属製のナットである。
そして、図9の(b)に示すように、固定部材410の雄ネジ部413が、第一板部331の貫通孔331aに挿入され、さらに、被固定部223の貫通孔223aにも挿入される。最後に、図9の(c)に示すように、固定部材410の雄ネジ部413が、固定部材414の貫通孔414aの雌ネジ部と螺合されることで、固定部材410が被固定部223に対して固定される。このようにして、固定部材410が、Y軸方向(第一方向)において被取付部材220に固定される。なお、第一固定部330は、貫通孔331aに代えて、例えばU字状の切り欠きを有していてもよいし、被固定部223は、貫通孔223aに代えて、例えばU字状の切り欠きを有していてもよい。
[2.4 蓄電装置300の被取付部材220への着脱構成等の説明]
次に、蓄電装置300が、被取付部材220に対して着脱可能(スライド可能)に取り付けられていることについて、説明する。図10は、本実施の形態に係る蓄電装置300が被取付部材220に対して着脱可能(スライド可能)に構成されていることを示す正面図である。なお、図10は、図1に対応する図であるが、蓄電設備200の外装体210を透過して、外装体210の内部の蓄電装置300及び被取付部材220を示している。
図10に示すように、蓄電装置300は、それぞれ、車両10に対して、車両10の幅方向に沿って着脱可能(スライド可能)に構成されている。つまり、蓄電装置300の奥側(被固定部223側)においては、Y軸方向(第一方向)における第一固定部330の被固定部223に対する着脱作業で、蓄電装置300を被取付部材220に対して着脱することができる。また、蓄電装置300の手前側(外装体210の側壁213または側壁216側)においては、Z軸方向(第二方向)における第二固定部340の載置部222に対する着脱作業で、蓄電装置300を被取付部材220に対して着脱することができる。これにより、蓄電装置300を、被取付部材220から取り外したり、被取付部材220に取り付けたりすることができる。
次に、蓄電装置300の冷却構成について、説明する。図11は、本実施の形態に係る蓄電装置300を冷却する構成を示す正面図である。なお、図11は、図10と同様に、蓄電設備200の外装体210を透過して、外装体210の内部の蓄電装置300、被取付部材220及びファン500を示している。また、図11では、蓄電装置300を冷却するための空気の流れを、矢印Wで示している。
図11に示すように、蓄電設備200は、被取付部材220の被固定部223に取り付けられたファン500を備えている。ファン500は、蓄電設備200の内方の空気を、蓄電設備200の外方へ送気する送風装置である。つまり、蓄電ユニット310のファン316によって、蓄電設備200の外方の空気(外気)が、外装体210の側壁213及び216の吸気口213a及び216aから取り入れられて、取り入れられた空気は、蓄電ユニット310の発熱によって熱せられる。そして、当該空気は、トレイ320の立設部322の貫通孔322bと被固定部223の貫通孔223bとを通って、ファン500によって、側壁215の排気口215aから、外装体210の外方に排気される。
また、図12に示すように、蓄電装置300は、段違いに配置されていてもよい。図12は、本実施の形態に係る蓄電装置300を冷却する構成の他の例を示す正面図である。なお、図12では、図11に示したY軸マイナス方向側の蓄電設備200を拡大して示しているが、Y軸プラス方向側の蓄電設備200についても同様の構成を有している。
図12に示すように、Y軸プラス方向側の蓄電装置300と、Y軸マイナス方向側の蓄電装置300とが、段違いで(Z軸方向の高さが異なるように)配置されている。具体的には、被取付部材220において、載置部222の高さ位置がY軸プラス方向側とY軸マイナス方向側とで異なるように構成されている。
これにより、Y軸プラス方向側の蓄電装置300のファン316によって送気される空気と、Y軸マイナス方向側の蓄電装置300のファン316によって送気される空気とがぶつかり合わないため、スムーズに空気を流すことができる。また、1つの被固定部223が、Y軸プラス方向側の蓄電装置300とY軸マイナス方向側の蓄電装置300との共用の被固定部になる場合には、両者の蓄電装置300の固定位置をずらすことができる。このため、当該両者の蓄電装置300の第一固定部330が干渉するのを抑制することができる。
なお、上記実施の形態(図12の例も含む)において、空気の流れをよくするために、空気の流れる経路に庇を設けてもよい。例えば、Y軸マイナス方向側及びY軸プラス方向側の被固定部223の少なくとも一方の空気の出口(貫通孔223b)付近に、空気の流れを下方に向ける庇を設けてもよい。
[3 効果の説明]
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電装置300によれば、第一方向(Y軸方向)の一端部の第一方向側の面に外部端子312を備え、第一方向の他端部に、第一方向において被取付部材220に固定される第一固定部330を備えている。ここで、本実施の形態では、蓄電装置300において、外部端子312間の接続を容易にする等の理由から、第一方向の一端部の第一方向側の面(手前側の面)に、外部端子312を配置している。しかし、この場合、第一方向の他端部側(奥側)で、第一方向とは異なる方向(例えば上下方向または左右方向)において蓄電装置300を被取付部材220に固定するのが困難になる。このため、蓄電装置300に、第一方向(前後方向)において被取付部材220に固定される第一固定部330を設ける。これにより、第一方向における被取付部材220への固定によって、蓄電装置300を被取付部材220に固定することができるため、蓄電装置300を被取付部材220に容易に取り付けることができる。
また、蓄電装置300は、第二方向(Z軸方向)において載置部222に固定される第二固定部340を備えている。ここで、蓄電装置300を載置部222に取り付ける際に、第二方向(上下方向)からの取付作業ができる場合には、第二方向からの取付作業を行う方が、蓄電装置300を容易に固定することができる。このため、第二固定部340を、第二方向において載置部222に固定する。これにより、第一方向における被取付部材220への固定に加えて、第二方向における載置部222への固定も行うことができるため、蓄電装置300をより強固に固定することができる。
また、蓄電装置300は、蓄電ユニット310を支持する支持部321を備えており、第一固定部330は、支持部321から立設して配置されている。このように、第一固定部330を、蓄電ユニット310を支持する支持部321から立設する構成とすることで、第一固定部330を容易に形成することができる。
また、蓄電装置300において、支持部321は、複数の蓄電ユニット310を支持する。このように、支持部321で、複数の蓄電ユニット310を支持することで、複数の蓄電ユニット310を一括して、被取付部材220に固定することができる。これにより、複数の蓄電ユニット310を被取付部材220に容易に取り付けることができる。また、蓄電ユニット310を個別で被取付部材220に取り付けるよりも、複数の蓄電ユニット310を一括して被取付部材220に取り付けることで、複数の蓄電ユニット310を近接して配置することができるため、省スペース化を図ることができる。
また、蓄電装置300において、支持部321は、蓄電ユニット310が固定される第三固定部350を有している。これにより、支持部321に蓄電ユニット310が固定されることで、蓄電ユニット310が支持部321及び第一固定部330を介して被取付部材220に固定されるため、蓄電ユニット310を被取付部材220に容易に取り付けることができる。
また、蓄電装置300は、第一固定部330の貫通孔333aに挿入されて被取付部材220に固定される固定部材410を備えており、固定部材410は、貫通孔333aの両側の部位が、貫通孔333aの内径よりも大きな外径を有している。このように、固定部材410は、第一固定部330の貫通孔333aの両側の部位が、貫通孔333aの内径よりも大きな外径を有しているため、固定部材410が、第一固定部330の貫通孔333aから抜けてしまうのを抑制することができる。これにより、固定部材410が第一固定部330に取り付けられた状態を維持することができるため、固定部材410で第一固定部330を被取付部材220に固定する作業を容易に行うことができる。特に、狭いスペースでの作業に有効である。つまり、蓄電装置300を配置した後に通常のボルトを差し込もうとすると、ボルトを落とす危険性があり、ボルトを落とすと回収しにくく、短絡の危険性もあるため、狭いスペースで作業を行うのが困難である。このため、上記構成を有することで、狭いスペースでの作業も容易に行うことができ、蓄電装置300を被取付部材220に容易に取り付けることができる。
また、蓄電装置300は、第一方向の一端部に、第一方向において被取付部材220に固定される第一固定部330を備えており、第一方向の他端部に、第二方向において載置部222に固定される第二固定部340を備えている。このように、蓄電装置300は、第一方向の両端部が、異なる方向で固定される構成となっている。ここで、蓄電装置300において、作業スペースが制限される等により、両端部を同じ方向(例えば上下方向)で固定するのが困難な場合がある。つまり、本実施の形態のように、蓄電装置300において、他端部(手前側の端部)は第二方向(上下方向)において固定できるが、一端部(奥側の端部)は第二方向では固定するのが困難というような場合がある。このため、蓄電装置300の一端部を、第一方向(前後方向)において被取付部材220に固定する。これにより、蓄電装置300を被取付部材220に容易に取り付けることができる。
[4 変形例の説明]
以上、本発明の実施の形態に係る蓄電装置300について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施の形態では、蓄電装置300が備える外部端子の一例として、蓄電ユニット310のY軸方向の一端部のY軸方向側の面に、当該面から突出した状態で配置される蓄電ユニット310の外部端子312を例示した。しかし、外部端子312は、蓄電ユニット310のY軸方向の一端部のY軸方向側の面に、当該面から凹んだ状態で配置されていてもよい。また、蓄電ユニット310が有する蓄電素子315の電極端子が、当該一端部のY軸方向側の面から突出するなど、当該面に配置されて外部端子312を構成している場合には、当該電極端子を、蓄電装置300が備える外部端子の一例として例示してもよい。さらに、蓄電装置300が、複数の蓄電ユニット310の外部端子に接続される総端子を備えており、当該総端子が、蓄電装置300のY軸方向の一端部のY軸方向側の面に配置されている場合には、当該総端子を、蓄電装置300が備える外部端子の一例として例示してもよい。蓄電装置300が備える外部端子として、蓄電装置300のY軸方向(第一方向)の一端部のY軸方向(第一方向)側の面に配置されている端子であればよい。さらに、蓄電装置300が備える外部端子は、蓄電装置300のY軸方向(第一方向)の一端部のY軸方向(第一方向)側の面に配置されていない構成でもよい。
また、上記実施の形態では、第一固定部330における蓄電装置300と被取付部材220との固定の手法は、ボルト・ナットによる固定であることとした。しかし、第一固定部330における固定の手法は、ボルト・ナットによる固定には限定されず、ネジ締め、係合、嵌合、粘着等による固定等でもよい。また、第一固定部の形状も特に限定されず、当該固定ができる形状であればどのような形状であってもよい。第二固定部340、及び、第三固定部350における固定の手法についても同様である。
また、上記実施の形態では、第一固定部330における固定方向である第一方向と、第二固定部340における固定方向である第二方向とは、直交する方向であることとした。しかし、第一方向と第二方向とは交差する方向(異なる方向)であればよく、例えば、第一方向は、Y軸方向(水平方向)から傾いた方向でもよいし、第二方向は、Z軸方向(鉛直方向)から傾いた方向でもよい。
また、上記実施の形態では、第二固定部340は、被取付部材220の載置部222に固定されることとした。しかし、第二固定部340は、被取付部材220の載置部222以外の他の部材(仕切部221等)に固定されてもよいし、被取付部材220以外の他の部材に固定されてもよい。または、蓄電装置300は、第二固定部340を有しておらず、第二方向においては固定されないことにしてもよい。
また、上記実施の形態では、蓄電装置300は、2つの蓄電ユニット310を備えていることとしたが、蓄電装置300が備える蓄電ユニット310の数は2つには限定されず、3つ以上でもよいし、1つでもよい。
また、上記実施の形態では、蓄電ユニット310は、第二固定部340において、トレイ320の支持部321に支持されて固定されることとした。しかし、蓄電ユニット310は、支持部321に支持されるものの、被取付部材220の載置部222等の支持部321以外の部材に固定されることにしてもよいし、または、支持部321が設けられておらず、蓄電ユニット310は、載置部222に直接載置されて固定されることにしてもよいし、載置部222にも固定されないことにしてもよい。
また、上記実施の形態では、第一固定部330は、支持部321から立設して配置されていることとした。しかし、第一固定部330は、支持部321から立設するような形状でなくてもよい。例えば、第一固定部330は、X軸方向に延びる(突出する)棒状またはブロック状等の部材でもよいし、その形状は特に限定されない。
また、上記実施の形態では、支持部321は、蓄電ユニット310が固定される第三固定部350を有していることとした。しかし、支持部321は、第三固定部350を有していなくてもよい。
また、上記実施の形態では、支持部321は、蓄電ユニット310を載置することで支持する部材であることとした。しかし、支持部321は、蓄電ユニット310を吊り下げることで、蓄電ユニット310を支持する構成であってもよい。
また、上記実施の形態では、蓄電装置300は、車両10の幅方向に向けて着脱可能(スライド可能)に配置されていることとした。しかし、蓄電装置300は、車両10の前後方向に向けて着脱可能(スライド可能)に配置されていることにしてもよい。これによっても、車両10の前側または後側から、蓄電装置300を取り外したり取り付けたりすることができる。
また、上記実施の形態では、全ての蓄電装置300(全ての蓄電ユニット310、及び、全てのトレイ320)が、上記構成を有していることとした。しかし、いずれかの蓄電装置300(いずれかの蓄電ユニット310、または、いずれかのトレイ320)が、上記構成を有していなくてもよい。
また、上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、本発明は、このような蓄電装置300として実現することができるだけでなく、固定部(第一固定部330、第二固定部340、第三固定部350)を有する蓄電装置取付部材(トレイ320)としても実現することができる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子を有する蓄電装置等に適用できる。
10 車両
100 車両本体
200 蓄電設備
210 外装体
210A 蓄電装置収容部
210B 制御部品収容部
211 上壁
212 下壁
213、214、215、216、217、218、219 側壁
213a、216a 吸気口
215a 排気口
220 被取付部材
221 仕切部
222 載置部
222a、223a、223b、313a、314a、321a、322a、322b、331a、333a、414a 貫通孔
223 被固定部
300 蓄電装置
310 蓄電ユニット
311 外装ケース
312 外部端子
313、314 蓄電装置側固定部
315 蓄電素子
316、500 ファン
320 トレイ
321 支持部
321b 突起
322 立設部
330 第一固定部
331 第一板部
332 第二板部
333 第三板部
334 第四板部
340 第二固定部
350 第三固定部
410、414、420、421、430 固定部材
411 軸部
412 頭部
413 雄ネジ部

Claims (10)

  1. 蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、
    前記蓄電装置の第一方向の一端部の前記第一方向側の面に配置される外部端子と、
    前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、を備え、
    前記蓄電装置は、
    複数の前記蓄電素子を有する蓄電ユニットと、
    前記蓄電ユニットを支持する支持部を有するトレイと、を備え、
    前記トレイのうち、前記被取付部材よりも前記外部端子側に位置する部位が、前記第一固定部によって前記被取付部材に固定される
    蓄電装置。
  2. 蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、
    前記蓄電装置の第一方向の一端部の前記第一方向側の面に配置される外部端子と、
    前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、を備え、
    前記蓄電装置は、
    複数の前記蓄電素子を有する蓄電ユニットと、
    前記蓄電ユニットを支持する支持部を有するトレイと、を備え、
    前記トレイは、前記第一固定部によって前記被取付部材に固定され、
    前記蓄電装置は、さらに、前記蓄電装置が載置される載置部に、前記第一方向と交差する第二方向で固定される第二固定部を備える
    電装置。
  3. 蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、
    前記蓄電装置の第一方向の一端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、
    前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記蓄電装置が載置される載置部に、前記第一方向と交差する第二方向で固定される第二固定部と、を備え、
    前記蓄電装置は、
    複数の前記蓄電素子を有する蓄電ユニットと、
    前記蓄電ユニットを支持する支持部を有するトレイと、を備え、
    前記トレイは、前記第一固定部によって前記被取付部材に固定される
    蓄電装置。
  4. 前記トレイは、前記支持部から立設する立設部を備える
    請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記第一固定部は、前記立設部に配置される
    請求項4に記載の蓄電装置。
  6. 蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、
    前記蓄電装置の第一方向の一端部の前記第一方向側の面に配置される外部端子と、
    前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、を備え、
    前記蓄電装置は、
    複数の前記蓄電素子を有する蓄電ユニットと、
    前記蓄電ユニットを支持する支持部を有するトレイと、を備え、
    前記トレイは、前記第一固定部によって前記被取付部材に固定され、
    前記蓄電装置は、複数の前記蓄電ユニットを備え、
    前記支持部は、前記複数の蓄電ユニットを支持する
    電装置。
  7. 前記支持部は、前記蓄電ユニットが固定される第三固定部を有する
    請求項1~6のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  8. 前記第一固定部には、前記第一方向に貫通する貫通孔が形成されている
    請求項1~7のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  9. 蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、
    前記蓄電装置の第一方向の一端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、
    前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記蓄電装置が載置される載置部に、前記第一方向と交差する第二方向で固定される第二固定部と、を備え、
    前記第一固定部には、前記第一方向に貫通する貫通孔が形成されている
    蓄電装置。
  10. 蓄電素子を備え、被取付部材に取り付けられる蓄電装置であって、
    前記蓄電装置の第一方向の一端部の前記第一方向側の面に配置される外部端子と、
    前記蓄電装置の前記第一方向の他端部に配置され、前記被取付部材に前記第一方向で固定される第一固定部と、を備え、
    前記蓄電装置は、
    複数の前記蓄電素子を有する蓄電ユニットと、
    前記蓄電ユニットを支持する支持部を有するトレイと、を備え、
    前記トレイは、前記第一固定部によって前記被取付部材に固定され、
    前記第一固定部には、前記第一方向に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記蓄電装置は、さらに、前記貫通孔に挿入されて、前記被取付部材に固定される固定部材を備え、
    前記固定部材は、前記第一方向において前記貫通孔の両側に位置する部位が、前記貫通孔の内径よりも大きな外径を有している
    電装置。
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