JP7391407B2 - 薄型ヒートパイプ - Google Patents
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Description
但し、前記ヒートパイプにおいては、薄型化が要請されている。
因みに、特許文献1におけるウイックの厚みが0.1mmであり、上下の金属板4の厚みが0.1mmの場合(但し、凸部41の高さ幅をも含む)には、一枚のウイック2の両側を金属板4によって支持した場合であっても、0.3mmの厚みによるヒートパイプが形成され、二枚のウイック2の両側を金属板4によって支持した場合には、0.4mmの厚みによるヒートパイプが形成されることにならざるを得ない。
(1)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、 下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、 当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成する と共に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内 側端における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒー トパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において交差枠によって囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(2)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、 下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、 当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成する と共に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内 側端における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒー トパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(3) 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて 、下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に 、当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成す ると共に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の 内側端における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒ ートパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合し、かつ上板及び下板の交差枠によって囲まれた平面方向の各中心位置と、下板及び上板の交差枠における交差位置の各中心位置とがそれぞれ一致していることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。(4)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、 下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、 当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成する と共に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内 側端における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒー トパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、上板から突設された突起は、下板から突設された交差枠における交差位置に当接又は近接し、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(5)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、 下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、 当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成する と共に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内 側端における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒー トパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が、0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(6)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、 下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、 当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成する と共に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内 側端における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒー トパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における一方側方向枠とを相互に平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(7) 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて 、下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に 、当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成す ると共に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁 の内側端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒ ートパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において交差枠によって囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(8)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、 下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、 当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成する と共に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の 内側端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒー トパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(9)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、 下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、 当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成する と共に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の 内側端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒー トパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合し、かつ上板及び下板の交差枠によって囲まれた平面方向の各中心位置と、下板及び上板の交差枠における交差位置の各中心位置とがそれぞれ一致していることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。(10)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて 、下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に 、当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成す ると共に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁 の内側端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒ ートパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、上板から突設された突起は、下板から突設された交差枠における交差位置に当接又は近接し、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(11)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて 、下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に 、当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成す ると共に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁 の内側端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒ ートパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が、0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
(12)上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて 、下記の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に 、当該複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成す ると共に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁 の内側端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒ ートパイプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における一方側方向枠とを相互に平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。
基本構成(1)、(7):上板並びに下板から突設されている交差枠、及び上板並びに下板から突設されている突起
基本構成(2)、(8):上板並びに下板から突設されている交差枠、及び下板から突設されている突起
基本構成(3)、(9):上板並びに下板から突設されている交差枠
基本構成(4)、(10):上板から突設されている一方側方向枠並びに下板から突設されている交差枠、及び上板並びに下板から突設されている突起
基本構成(5)、(11):上板から突設されている一方側方向枠並びに下板から突設されている交差枠、及び下板から突設されている突起
基本構成(6)、(12):上板並びに下板から突設されている一方側方向枠、及び上板並びに下板から突設されている突起
このように、基本構成(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、( 8)、(9)、(10)、(11)、(12)におけるウイックは、前記のような薄型のシンプルな構成によって、毛細管の構成を実現することができる。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11及び下板12において交差枠21によって囲まれた各位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における交差枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、上板11及び下板12から突設された突起22は、それぞれ下板12及び上板11から突設された交差枠21における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(2)は、図1(b)及び図5(a)、(c)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側における冷媒液注入口51、及び冷媒液注入 口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する流動パイプ61を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板12において交差枠21に囲まれた各位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における交差枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、下板12から突設された突起22は、上板11から突設された交差枠21における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(3)は、図1(c)及び図5(a)、(c)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側における冷媒液注入口51、及び冷媒液注入 口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する流動パイプ61を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11における交差枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合し、かつ上板11及び下板12の交差枠21によって囲まれた平面方向の各中心位置と、下板12及び上板11の交差枠21における交差位置の各中心位置とがそれぞれ一致していることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(4)は、図1(d)及び図5(a)、(c)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側における冷媒液注入口51、及び冷媒液注入 口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する流動パイプ61を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12のうち、上板11において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板12において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11において一方側方向枠21によって囲まれた複数個の位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、下板12において交差枠21に囲まれた各位置に突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における一方側方向枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向枠21の方向と交差枠21の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、上板11から突設された突起22は、下板12から突設された交差枠21における交差位置に当接又は近接し、下板12から突設された突起22は、上板11から突設された一方側方向枠21に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(5)は、図1(e)及び図5(a)、(c)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側における冷媒液注入口51、及び冷媒液注入 口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する流動パイプ61を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12のうち、上板11において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠21が、0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板12において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板12において交差枠21に囲まれた各位置に突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における一方側方向枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向枠21の方向と交差枠21の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、下板12から突設された突起22は、上板11から突設された一方側方向枠21に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(6)は、図1(f)及び図5(a)、(c)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側における冷媒液注入口51、及び冷媒液注入 口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する流動パイプ61を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11及び下板12において一方側方向枠21によって囲まれた複数個の位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における一方側方向枠21と下板12における一方側方向枠21とを相互に平行状態とした上で接合しており、上板11及び下板12から突設された突起22は、それぞれ下板12及び上板11から突設された一方側方向枠21に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(7)は、図1(a)及び図5(b)、(d)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側端における冷媒液注入口51、及び冷媒液注 入口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する落下領域62を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11及び下板12において交差枠21によって囲まれた各位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における交差枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、上板11及び下板12から突設された突起22は、それぞれ下板12及び上板11から突設された交差枠21における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(8)は、図1(b)及び図5(b)、(d)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側端における冷媒液注入口51、及び冷媒液注 入口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する落下領域62を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板12において交差枠21に囲まれた各位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における交差枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、下板12から突設された突起22は、上板11から突設された交差枠21における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(9)は、図1(c)及び図5(b)、(d)に示すように、上板11及び下 板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複数 個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該複 数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形成 すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側端における冷媒液注入口51、及び冷媒液注 入口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する落下領域62を設置 することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11における交差枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合し、かつ上板11及び下板12の交差枠21によって囲まれた平面方向の各中心位置と、下板12及び上板11の交差枠21における交差位置の各中心位置とがそれぞれ一致していることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(10)は、図1(d)及び図5(b)、(d)に示すように、上板11及び 下板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複 数個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形 成すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側端における冷媒液注入口51、及び冷媒液 注入口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する落下領域62を設 置することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12のうち、上板11において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板12において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11において一方側方向枠21によって囲まれた複数個の位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、下板12において交差枠21に囲まれた各位置に突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における一方側方向枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向枠21の方向と交差枠21の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、上板11から突設された突起22は、下板12から突設された交差枠21における交差位置に当接又は近接し、下板12から突設された突起22は、上板11から突設された一方側方向枠21に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(11)は、図1(e)及び図5(b)、(d)に示すように、上板11及び 下板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複 数個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形 成すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側端における冷媒液注入口51、及び冷媒液 注入口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する落下領域62を設 置することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12のうち、上板11において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠21が、0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板12において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板12において交差枠21に囲まれた各位置に突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における一方側方向枠21と下板12における交差枠21とが一方側方向枠21の方向と交差枠21の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、下板12から突設された突起22は、上板11から突設された一方側方向枠21に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(12)は、図1(f)及び図5(b)、(d)に示すように、上板11及び 下板12の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁3の内側にて、下記の複 数個のウイック10を配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイック10と隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞100の領域を形 成すると共に、上板11の周囲壁3の表面内側端における冷媒液注入口51、及び冷媒液 注入口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する落下領域62を設 置することを特徴とする薄型ヒートパイプ1である。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板11及び下板12において、二次元の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠21が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板11及び下板12において一方側方向枠21によって囲まれた複数個の位置に、突起22が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板11における一方側方向枠21と下板12における一方側方向枠21とを相互に平行状態とした上で接合しており、上板11及び下板12から突設された突起22は、それぞれ下板12及び上板11から突設された一方側方向枠21に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック10。
基本構成(1)、(7):上板11並びに下板12の双方に交差枠21、及び突起22の突設。
基本構成(2)、(8):上板11並びに下板12の双方に交差枠21の突設、及び下板12のみに突起22の突設。
基本構成(3)、(9):上板11並びに下板12の双方に、交差枠21のみを突設し、突起22を突設しない。
基本構成(4)、(10):上板11に一方側方向枠21の突設、並びに下板12に交差枠21、及び上板11並びに下板12の双方に突起22の突設。
基本構成(5)、(11):上板11に一方側方向枠21の突設、並びに下板12に交差枠21の突設、及び下板12のみに突起22の突設。
基本構成(6)、(12):上板11並びに下板12の双方に一方側方向枠21、及び突起22の突設。
但し、図2(a)に示すように、基本構成(1)、(2)、(3)、(7)、(8)、 (9)の各ウイック10における交差枠21の一方側方向が冷媒液の流動方向に沿っていることを特徴とする実施形態、並びに基本構成(4)、(5)、(10)、(11)の各 ウイック10における一方側方向枠21の方向及び/又は交差枠21の一方側方向が冷媒液の流動方向に沿っていることを特徴とする実施形態、並びに基本構成(6)、(12) の各ウイック10における一方側方向枠21の方向が冷媒液の流動方向に沿っていることを特徴とする実施形態、及び図2(b)に示すように、基本構成(1)、(2)、(3)、(7)、(8)、(9)の各ウイック10における交差枠21の双方の方向が冷媒液の流動方向と斜交していることを特徴とする実施形態、並びに基本構成(4)、(5)、( 10)、(11)の各ウイック10における一方側方向枠21の方向及び交差枠21の双方の方向が冷媒液の流動方向と斜交していることを特徴とする実施形態、並びに基本構成(6)、(12)の各ウイック10における一方側方向枠21の方向が冷媒液の流動方向と斜交していることを特徴とする実施形態を採用する場合が多い。
尚、図1(a)、(b)、(d)、(e)においては、円形断面の突起22を図示しているが、ウイック10の断面形状は、このような円形に限定される訳ではない。
1 同一形状であって、0.05~1.0mmの厚みを有する上板11及び下板12の各表面における交差枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着。
2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、交差枠21及び突起22の周囲における空間の形成に伴う交差枠21及び突起22の各領域の形成、更には交差枠21及び突起22の各突設幅が0.025~0.5mmに至った段階にて当該エッチングの終了。
3 各レジストの除去。
4 上板11における交差枠21と下板12における交差枠21との熱溶着による接合。
1 同一形状であって、0.05~1.0mmの厚みを有する上板11及び下板12の各表面における交差枠用レジスト41の貼着、並びに下板12の表面における突起用レジスト42の貼着。
2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、交差枠21及び突起22の周囲における空間の形成に伴う交差枠21及び突起22の各領域の形成、更には交差枠21及び突起22の突設幅が0.025~0.5mmに至った段階にて当該エッチングの終了。3 各レジストの除去。
4 上板11における交差枠21と下板12における交差枠21との熱溶着による接合。
1 同一形状であって、0.05~1.0mmの厚みを有する上板11及び下板12の各表面における交差枠用レジスト41の貼着。
2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、交差枠21の周囲における空間の形成に伴う交差枠21の領域の形成、更には交差枠21の突設幅が0.025~0.5mmに至った段階にて当該エッチングの終了。
3 各レジストの除去。
4 上板11における交差枠21と下板12における交差枠21との熱溶着による接合。
1 同一形状であって、0.05~1.0mmの厚みを有する上板11及び下板12のうち、上板11の表面における一方側方向枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着、並びに下板12の表面における交差枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着。2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、上板11の一方側方向枠21及び突起22の周囲における空間の形成に伴う一方側方向枠21及び突起22の各領域の形成、並びに下板12における交差枠21及び突起22の周囲における空間の形成に伴う交差枠21及び突起22の各領域の形成、更には一方側方向枠21、交差枠21、突起22の各突設幅が0.025~0.5mmに至った段階にて当該エッチングの終了。
3 各レジストの除去。
4 上板11における交差枠21と下板12における交差枠21との熱溶着による接合。
1 同一形状であって、0.05~1.0mmの厚みを有する上板11及び下板12のうち、上板11の表面における一方側方向枠レジスト41の貼着、並びに下板12の表面における交差枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着。
2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、上板11の一方側方向枠21の周囲における空間の形成に伴う一方側方向枠21の領域の形成、並びに下板12における交差枠21及び突起22の周囲における空間の形成に伴う交差枠21及び突起22の各領域の形成、更には一方側方向枠21、交差枠21、突起22の各突設幅が0.025~0.5mmに至った段階にて当該エッチングの終了。
3 各レジストの除去。
4 上板における交差枠21と下板12における交差枠21との熱溶着による接合。
1 同一形状であって、0.05~1.0mmの厚みを有する上板11及び下板12の各表面における一方側方向枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着。
2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、上板11及び下板12の一方側方向枠21及び突起22の周囲における空間の形成に伴う一方側方向枠21及び突起22の各領域の形成、更には一方側方向枠21及び突起22の各突設幅が0.025~0.5mmに至った段階にて当該エッチングの終了。
3 各レジストの除去。
4 上板11における一方側方向枠21と下板12における一方側方向枠21との熱溶着による接合。
尚、図5(a)では、後述する実施例にしたがって、流動パイプ61を周囲壁3の平面方向に沿って設定する構成を示すが、流動パイプ61については、図5(c)に示すように、冷媒液注入口51から平面方向と直交する方向、即ち冷媒液が落下する方向に設定した上で、更に、僅かな距離にて当該平面方向に沿って冷媒液流出口52に至るような従来技術の構成も当然採用可能である。
尚、図5(b)、(d)に示すように、冷媒液注入口51及び落下領域62は、周囲壁3の内側端部に至るまでに、平面方向に沿って順次狭幅領域を形成しているが、その根拠は、基本構成(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)の場合には、冷媒液を注入した後に、封止部材による加圧封止によって冷媒液を封止する必要があるが、封止部材を安定した状態にて固着し当該封止を実現するためには、前記のような平面方向に沿って順次狭小化するような形状が極めて好ましいことにある。
但し、基本構成(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)においては、図5(a)、(c)に示すように、上板11における周囲壁3の表面内側に冷媒液注入口51及び冷媒液注入口51と周囲壁3の内側端における冷媒液流出口52とを連通する流動パイプ61を設置しているのに対し、基本構成(7)、(8)、(9)、(10)、(11) 、(12)のヒートパイプ1においては、図5(b)、(d)に示すように、上板11の周囲壁3の表面内側端に冷媒液注入口51、及び冷媒液注入口51と周囲壁3の内側端に冷媒液流出口52とを連通する落下領域62を設置する点において、双方は相違している。
尚、図5(a)、(c)と図5(b)、(d)との対比からも明らかなように、落下領域62の方が流動パイプ61よりも短距離である点において構成上シンプルである。
但し、落下領域62を採用する構成の場合には、後述する実施例の場合のような効率的な冷媒液の注入及び封止を実現することができない。
尚、このような実施形態の場合には、図2(a)に示すような交差枠21の交差方向の一方方向又は一方側方向枠21の方向が冷媒液の流動方向に沿っている実施形態、及び図2(b)に示すような交差枠21の双方の方向、又は一方側方向枠21の方向が冷媒液の流動方向と斜交している実施形態の何れをも採用することができる。
尚、このような実施形態の場合には、図2(b)に示すような交差枠21の双方の方向、又は一方側方向枠21の方向が冷媒液の流動方向と斜交している実施形態を採用することができる。
1 上板11及び下板12において、基本構成(1)若しくは基本構成(2)のウイック10を形成する交差枠21及び突起22に対応する位置における交差枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着、又は基本構成(3)のウイック10を形成する交差枠21に対応する位置における交差枠用レジスト41の貼着、又は基本構成(4)若しくは基本構成(5)のウイック10を形成する一方側方向枠21及び交差枠21及び突起22に対応する位置における一方側方向枠用レジスト41及び交差枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着、又は基本構成(6)のウイック10を形成する一方側方向枠21及び突起22に対応する位置における一方側方向枠レジスト41及び突起用レジスト42の貼着、及び周囲壁3に対応する位置のうち、冷媒液注入口51並びに冷媒液流出口52を連通する流動パイプ61に対応する位置を除く領域における立体形状の周囲壁用レジスト43の貼着。
2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、各ウイック10を形成する位置において、必要な突設幅が、0.025~0.5mmに至った段階におけるウイック10の形成領域におけるエッチングの終了、及び周囲壁3の形成領域において、前記1の冷媒液注入口51及び冷媒液流出口52が連通するに至った段階におけるエッチングの終了。3 レジストの除去。
4 上板11及び下板12における交差枠21相互間及び周囲壁3相互間の熱溶着による接合。
1 上板11及び下板12において、基本構成(7)若しくは基本構成(8)のウイック10を形成する交差枠21及び突起22に対応する位置における交差枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着、又は基本構成(9)のウイック10を形成する交差枠21に対応する位置における交差枠用レジスト41の貼着、又は基本構成(10)若しくは基本構成(11)のウイック10を形成する一方側方向枠21及び交差枠21及び突起22に対応する位置における一方側方向枠用レジスト41及び交差枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着、又は基本構成(12)のウイック10を形成する一方側方向枠21及び突起22に対応する位置における一方側方向枠用レジスト41及び突起用レジスト42の貼着、及び周囲壁3に対応する位置のうち、冷媒液注入口51並びに冷媒液流出口52を連通する落下領域62に対応する位置を除く領域における周囲壁用レジスト43の貼着。
2 上板11及び下板12に対するエッチングによって、各ウイック10を形成する位置において、必要な突設幅が、0.025~0.5mmに至った段階におけるウイック10の形成領域におけるエッチングの終了、及び周囲壁3の形成領域において、前記1の冷媒液注入口51及び冷媒液流出口52が連通するに至った段階におけるエッチングの終了。3 レジストの除去。
4 上板11及び下板12における交差枠21相互間及び周囲壁3相互間の熱溶着による接合。
尚、突設幅が、0.025~0.5mmの段階におけるウイック10のエッチングの終了時期と、冷媒液注入口51の入口及び出口が連通するに至った周囲壁3のエッチングの終了時期とは厳密には相違するが、実際の製造工程においては、大きな相違が生じないことから、双方のエッチングは同時に終了する場合が多い。
1 ヒートパイプ1の真空チャンバー7内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバー7に対する真空脱気の開始(図7(a))。
3 上下可動体70の作動に基づく冷媒液注入口51に対する加圧シリンダー8からの冷媒液の加圧注入(図7(b))。
4 上下可動体70の作動に基づく流動パイプ61の中途部位に対する熱融着を伴う加圧バー9からの加圧による閉鎖(図7(c))。
5 加圧シリンダー8及び加圧バー9のヒートパイプ1からの取り外し(図7(d))。
尚、上記閉鎖の結果、図7(c)の右側に示すような冷媒液注入口51及びその近傍における冷媒液が残留し、かつ図7(d)に示すように、排出され無駄となるが、このような無駄となる冷媒液は然したる量ではなく、前記効率的な封止に基づく実施例の技術的意義を否定する要因ではない。
(1)真空チャンバー内の圧力を調整しながら、加圧シリンダーのヒートパイプからの取り外し
↓
(2)ヒートパイプの封止部材搭載装置の設置場所への移動
↓
(3)封止部材搭載装置による封止部材のヒートパイプの冷媒液注入口に対する搭載
↓
(4)ヒートパイプの封止部材加圧装置設置場所への移動
↓
(5)封止部材加圧装置によるヒートパイプの冷媒液注入口に対する封止部材の加圧封止
↓
(6)封止部材加圧装置のヒートパイプからの取り外し
10 ウイック
100 空洞
11 上板
12 下板
21 交差枠,一方側方向枠
22 突起
3 周囲壁
41 交差枠用レジスト,一方側方向枠用レジスト
42 突起用レジスト
43 周囲壁用レジスト
51 冷媒液注入口
52 冷媒液流出口
61 流動パイプ
62 落下領域
7 真空チャンバー
70 上下可動体
8 加圧シリンダー
9 加圧バー
Claims (21)
- 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側端 における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において交差枠によって囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側端 における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側端 における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
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同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合し、かつ上板及び下板の交差枠によって囲まれた平面方向の各中心位置と、下板及び上板の交差枠における交差位置の各中心位置とがそれぞれ一致していることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側端 における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、上板から突設された突起は、下板から突設された交差枠における交差位置に当接又は近接し、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側端 における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が、0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側端 における冷媒液流出口とを連通する流動パイプを設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
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同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における一方側方向枠とを相互に平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側 端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
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同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において交差枠によって囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側 端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
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同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された交差枠における各交差位置に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側 端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
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同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板における交差枠と下板における交差枠とが一方側方向及び他方側方向をそれぞれ平行状態とした上で接合し、かつ上板及び下板の交差枠によって囲まれた平面方向の各中心位置と、下板及び上板の交差枠における交差位置の各中心位置とがそれぞれ一致していることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側 端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、上板から突設された突起は、下板から突設された交差枠における交差位置に当接又は近接し、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側 端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
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同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板のうち、上板において二次元方向の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が、0.025~0.5mmの幅にて突設され、下板において二次元方向の平面方向にて一方側及び他方側の2方向に交差し合っている交差枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、下板において交差枠に囲まれた各位置に突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における交差枠とが一方側方向枠の方向と交差枠の一方側方向とを平行状態とした上で接合しており、下板から突設された突起は、上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 上板及び下板の周囲に突設され、かつ相互に接合し合っている周囲壁の内側にて、下記 の複数個のウイックを配設することによって、冷媒液の流動領域を形成すると共に、当該 複数個のウイックと隣接している位置に、冷媒蒸気が流動する空洞の領域を形成すると共 に、上板の周囲壁の表面内側端における冷媒液注入口、及び冷媒液注入口と周囲壁の内側 端における冷媒液流出口とを連通する落下領域を設置することを特徴とする薄型ヒートパ イプ。
記
同一形状であって、0.025~0.5mmの厚みを有する上板及び下板において、二次元の平面方向にて複数本の一方側方向に平行状態を呈している一方側方向枠が0.025~0.5mmの幅にて突設されると共に、上板及び下板において一方側方向枠によって囲まれた複数個の位置に、突起が0.025~0.5mmの幅にて突設されており、上板における一方側方向枠と下板における一方側方向枠とを相互に平行状態とした上で接合しており、上板及び下板から突設された突起は、それぞれ下板及び上板から突設された一方側方向枠に当接又は近接する状態にあることを特徴とする二枚を単位とする薄型ウイック。 - 以下のステップによる薄型ヒートパイプの製造方法。
1 上板及び下板において、請求項1若しくは請求項2のウイックを形成する交差枠及び突起に対応する位置における交差枠用レジスト及び突起用レジストの貼着、又は請求項3のウイックを形成する交差枠に対応する位置における交差枠用レジストの貼着、又は請求項4若しくは請求項5のウイックを形成する一方側方向枠及び交差枠及び突起に対応する位置における一方側方向枠用レジスト及び交差枠用レジスト及び突起用レジストの貼着、又は請求項6のウイックを形成する一方側方向枠及び突起に対応する位置における一方側方向枠レジスト及び突起用レジストの貼着、及び周囲壁に対応する位置のうち、冷媒液注入口並びに冷媒液流出口を連通する流動パイプに対応する位置を除く領域における立体形状の周囲壁用レジストの貼着。
2 上板及び下板に対するエッチングによって、各ウイックを形成する位置において、必要な突設幅が、0.025~0.5mmに至った段階におけるウイックの形成領域におけるエッチングの終了、及び周囲壁の形成領域において、前記1の冷媒液注入口及び冷媒液流出口が連通するに至った段階におけるエッチングの終了。
3 レジストの除去。
4 上板及び下板における交差枠相互間及び周囲壁相互間の熱溶着による接合。 - 以下のステップによる薄型ヒートパイプの製造方法。
1 上板及び下板において、請求項7若しくは請求項8のウイックを形成する交差枠及び突起に対応する位置における交差枠用レジスト及び突起用レジストの貼着、又は請求項9のウイックを形成する交差枠に対応する位置における交差枠用レジストの貼着、又は請求項10若しくは請求項11のウイックを形成する一方側方向枠及び交差枠及び突起に対応する位置における一方側方向枠用レジスト及び交差枠用レジスト及び突起用レジストの貼着、又は請求項12のウイックを形成する一方側方向枠及び突起に対応する位置における一方側方向枠レジスト及び突起用レジストの貼着、及び周囲壁に対応する位置のうち、冷媒液注入口並びに冷媒液流出口を連通する落下領域に対応する位置を除く領域における周囲壁用レジストの貼着。
2 上板及び下板に対するエッチングによって、各ウイックを形成する位置において、必要な突設幅が、0.025~0.5mmに至った段階におけるウイックの形成領域におけるエッチングの終了、及び周囲壁の形成領域において、前記1の冷媒液注入口及び冷媒液流出口が連通するに至った段階におけるエッチングの終了。
3 レジストの除去。
4 上板及び下板における交差枠相互間及び周囲壁相互間の熱溶着による接合。 - 交差枠の何れか一方の方向又は一方側方向枠の方向が冷媒液の流動方向に沿っている薄 型ウイックを採用していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9 、10、11、12の何れか一項に記載の薄型ヒートパイプ。
- 交差枠の双方の方向又は一方側方向枠の方向が冷媒液の流動方向と斜交している薄型ウ イックを採用していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1 0、11、12の何れか一項に記載の薄型ヒートパイプ。
- 複数個のウイックを、冷媒液の流動方向である長手方向に沿って平行に配設していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12の何れか 一項に記載の薄型ヒートパイプ。
- 複数個のウイックを、所定位置から周囲壁に向かっており、かつ冷媒液の流動方向にて順次広幅状態を形成することによって、放射状に配設していることを特徴とする請求項1 、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12の何れか一項に記載の薄型ヒートパイプ。
- 複数個のウイックが両側の周囲壁と離れた状態にあることを特徴とする請求項1、2、 3、4、5、6、7、8、9、10、11、12の何れか一項に記載の薄型ヒートパイプ。
- 複数個のウイックが両側の周囲壁と接続していることを特徴とする請求項1、2、3、 4、5、6、7、8、9、10、11、12の何れか一項に記載の薄型ヒートパイプ。
- 流動パイプを周囲壁の平面方向に沿って設定した上で、以下の工程によって冷媒液を、ヒートパイプ中に注入し、かつ封止することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6 の何れか一項に記載のヒートパイプ。
1 ヒートパイプの真空チャンバー内への投入。
2 真空ポンプによる真空チャンバーに対する真空脱気の開始。
3 上下可動体の作動に基づく冷媒液注入口に対する加圧シリンダーからの冷媒液の加圧注入。
4 上下可動体の作動に基づく流動パイプの中途部位に対する熱融着を伴う加圧バーからの加圧による閉鎖。
5 加圧シリンダー及び加圧バーのヒートパイプからの取り外し。
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