JP7387710B2 - Cdc7阻害剤を含む医薬組成物 - Google Patents

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Description

本開示は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物を含む医薬組成物に関する。
Figure 0007387710000001
Cdc7は、進化的に十分に保存されたセリン/スレオニンキナーゼであり、DNA複製の開始において重要な役割を果たす(EMBO J.1999,18(20),p.5703-5713)。Cdc7のキナーゼ活性は、その活性化パートナーと結合することによって制御される。G1期の後期からS期にかけて、Cdc7は、Dbf4(ASKとしても公知である)と複合体を形成し、Cdc7基質をリン酸化して、G1期からS期への移行を制御する(J Cell Physiol.2002,190(3),p.287-296)。さらに、近年の研究では、Cdc7が、DNAの複製およびDNA損傷シグナル伝達経路の両方において重要な役割を果たすことが報告されている(Oncogene.2008,27(24),p.3475-3482)。
Cdc7キナーゼは、がん治療において魅力的な標的として注目されている。Cdc7の過剰発現は、乳癌、結腸直腸癌、肺癌などの臨床腫瘍、および多くのがん細胞株で観察される(Neoplasia.2008,10(9),p.920-931)。一部のがん細胞株では、活性化因子であるDbf4の染色体コピー数の増加が見られる。興味深いことに、がん細胞株および形質転換されていない線維芽細胞株は、siRNAを使用したCdc7発現の抑制に対して異なる応答を示す。siRNAを使用してCdc7発現を抑制することにより、がん細胞株においてS期の停止が引き起こされ、アポトーシスを誘導するが、正常細胞では、p53活性依存的にG1期停止を誘導する(Cancer Res.2004,64(19),p.7110-7116)。さらに、Cdc7キナーゼは、複製ストレス下において細胞内で活性化され、ヒドロキシ尿素およびエトポシドによって誘導されるアポトーシスが、Cdc7のダウンレギュレートされた細胞内で増加する(J Biol Chem.2007,282(1),p.208-215)。したがって、Cdc7阻害剤は、単剤として、または他の化学療法剤と組み合わせて、選択的がん治療に有用である。
一態様では、本開示は、化合物1
Figure 0007387710000002
および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物、ならびに圧縮性充填剤を含む錠剤を提供する。
いくつかの実施形態では、圧縮性充填剤は、錠剤の顆粒内成分として存在する顆粒内圧縮性充填剤である。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、1:1より大きい。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、約2:1~約10:1である。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、約3:1~約6:1である。
いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、錠剤の重量を基準として、約2重量%~約15重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、錠剤の重量を基準として、約3重量%~約10重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、圧縮性充填剤は、微結晶性セルロース(MCC)である。
いくつかの実施形態では、MCCは、ケイ化MCC(SMCC)である。
いくつかの実施形態では、錠剤は、乾式造粒プロセスを含む方法によって製造される。
いくつかの実施形態では、錠剤は、約5重量%~約20重量%の低圧縮性充填剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、低圧縮性充填剤は、マンニトールである。
いくつかの実施形態では、錠剤は、約0.25重量%~約2重量%の結合剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、結合剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)である。
いくつかの実施形態では、錠剤は、約25重量%~約80重量%の顆粒外圧縮性充填剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、顆粒外圧縮性充填剤は、無水ラクトースである。
いくつかの実施形態では、錠剤は、約2重量%~約3重量%の崩壊剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムである。
いくつかの実施形態では、錠剤は、約1重量%~約2重量%の滑沢剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
本開示の別の態様は、顆粒内成分および顆粒外成分を含む錠剤を提供することであって、顆粒内成分は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物および顆粒内圧縮性充填剤を含む。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、1:1より大きい。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、約2:1~約10:1である。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、約3:1~約6:1である。
いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、顆粒内成分の重量を基準として、約10重量%~約25重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、顆粒内成分の重量を基準として、約10重量%~約20重量%の量で存在する。
いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、MCCである。
いくつかの実施形態では、MCCは、ケイ化MCCである。
いくつかの実施形態では、錠剤は、乾式造粒プロセスを含む方法によって製造される。
いくつかの実施形態では、顆粒内成分は、顆粒内成分の重量を基準として、約20重量%~約40重量%の低圧縮性充填剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、低圧縮性充填剤は、マンニトールである。
いくつかの実施形態では、顆粒内成分は、顆粒内成分の重量を基準として、約1重量%~約3重量%の結合剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、結合剤はPVPである。
いくつかの実施形態では、顆粒外成分は、顆粒外成分の重量を基準として、約90重量%~100重量%の顆粒外圧縮性充填剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、顆粒外圧縮性充填剤は、無水ラクトースである。
いくつかの実施形態では、錠剤は、錠剤の重量を基準として、約2重量%~約3重量%の崩壊剤をさらに含み、崩壊剤は、顆粒内成分および顆粒外成分の両方内に存在する。
いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムである。
いくつかの実施形態では、錠剤は、錠剤の重量を基準として、約1重量%~約2重量%の滑沢剤をさらに含み、滑沢剤は、顆粒内成分および顆粒外成分の両方内に存在する。
いくつかの実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムである。
いくつかの実施形態では、顆粒内成分対顆粒外成分の重量比は、約1:10~約3:1である。
いくつかの実施形態では、顆粒内成分対顆粒外成分の重量比は、約1:3~約2:1である。
いくつかの実施形態では、本開示の錠剤は、以下を含む:
約10重量%~約30重量%の化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物、
約3重量%~約10重量%のSMCC、
約5重量%~約20重量%のマンニトール、
約0.25重量%~約2重量%のPVP、
約25重量%~約80重量%の無水ラクトース、
約2重量%~約3重量%のクロスカルメロースナトリウム、および
約1重量%~約2重量%のステアリン酸マグネシウム。
いくつかの実施形態では、錠剤は、乾式造粒プロセスを含む方法によって製造される。
いくつかの実施形態では、本開示の錠剤は、顆粒内成分および顆粒外成分を含み、
顆粒内成分は、
約40重量%~約60重量%の化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物、
約10重量%~約20重量%のSMCC、
約20重量%~約40重量%のマンニトール、
約1重量%~約3重量%のPVP、
約1重量%~約3重量%のクロスカルメロースナトリウム、および
約0.5重量%~約2重量%のステアリン酸マグネシウムを含み;
顆粒外成分は、
約90重量%~約98重量%の無水ラクトース、
約2重量%~約5重量%のクロスカルメロースナトリウム、および
約1重量%~約3重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
いくつかの実施形態では、顆粒内成分対顆粒外成分の重量比は、約1:3~約2:1で
ある。
いくつかの実施形態では、錠剤は、乾式造粒プロセスを含む方法によって製造される。
本開示の別の態様は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物を含む錠剤を作製する方法を提供し、本方法は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物、および顆粒内圧縮性充填剤を混合して、乾式ブレンドを形成すること、乾式ブレンドを造粒して乾燥造粒ブレンドを形成すること、及び乾燥造粒ブレンドを圧縮して錠剤を形成することを含む。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、1:1より大きい。
いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、約3:1~約6:1である。
いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、ケイ化MCCである。
いくつかの実施形態では、この方法は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物、顆粒内圧縮性充填剤、ならびに滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)、低圧縮性充填剤(例えば、マンニトール)、および結合剤(例えば、PVP)から選択される1種以上の賦形剤を混合して、乾式ブレンドを形成することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、造粒は、乾式造粒ブレンドを圧密して圧密乾式造粒ブレンドを形成すること、および圧密乾式造粒ブレンドを粉砕して粉砕乾式造粒ブレンドを形成することを含む(粉砕乾式造粒ブレンドは、顆粒内とも称され得る)。
いくつかの実施形態では、粉砕により、平均粒子経が約120ミクロン~約180ミクロンである粉砕乾式造粒ブレンドが生成される。
いくつかの実施形態では、この方法は、粉砕乾式造粒ブレンドに顆粒外充填剤を添加することをさらに含む。
Figure 0007387710000003
Figure 0007387710000004
原薬および充填剤候補の圧縮率のプロットを示す図である。 A~Cは錠剤の引張強度、空隙率、および予備ブレンドおよび乾燥顆粒の流動係数(Flow factor)のプロットを示す図である。Cでは、圧縮圧力が0MPaの場合、点は、予備ブレンドの流動係数を意味する。また、圧縮圧力が0MPaを超える場合、点は、その圧縮圧力の条件下で製造された乾燥顆粒の流動係数を意味する。
本開示は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物を含む医薬組成物に関する。
Figure 0007387710000005
定義
他に定義されない限り、本明細書中で使用するすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。したがって、以下の用語は、以下の意味を有することを意図する。
本明細書および特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、その文脈に別段の明確な指示がない限り、複数の指示対象を含む。
本明細書で使用される場合、「圧縮性充填剤」は、錠剤に圧縮されたときに高い引張強度を有する医薬充填剤を指す。いくつかの実施形態では、圧縮性充填剤は、200MPaの圧縮圧力で錠剤に圧縮されたときに3MPa以上の引張強度を有する。圧縮性充填剤の非限定的な例は、ケイ化微結晶性セルロース(SMCC)および無水ラクトースである。高い圧縮性を有する他の形態の微結晶性セルロース(MCC)およびラクトース、ならびに特定の形態のデンプンもまた、圧縮性充填剤の適切な非限定的な例である。
例えば、圧縮圧力200MPaで錠剤に圧縮された場合、SMCCは、引張強度約9.5MPa、無水ラクトースは、引張強度約5MPaを有する。良好な圧縮性を有し、錠剤圧縮時に高い引張強度をもたらす他の充填材料は、当業者に公知である。
本明細書で使用される場合、「低圧縮性充填剤」は、錠剤に圧縮されたときに低い引張強度を有する医薬充填剤を指す。いくつかの実施形態では、低圧縮性充填剤は、圧縮圧力200MPaで錠剤に圧縮されたとき、3MPa未満の引張強度を有する。低圧縮性充填剤の非限定的な例は、マンニトールである。例えば、圧縮圧力200MPaで錠剤に圧縮された場合、マンニトールは、引張強度約2MPaを有する。錠剤圧縮時に引張強度が低くなる、低圧縮性を有する他の充填材料は、当業者に公知である。例えば、低圧縮性形態のラクトースを使用してもよい。
本明細書で使用される場合、錠剤用の「顆粒内」賦形剤は、顆粒の圧縮によって形成された錠剤の成分中に存在する賦形剤を指す。例えば、錠剤中の「顆粒内圧縮性充填剤」(「IGCF」)は、顆粒に(例えば、他の顆粒内賦形剤と一緒に)形成され、それらの顆粒が錠剤に圧縮された圧縮性充填剤を指す。
本明細書で使用される場合、「顆粒外」賦形剤は、非顆粒化材料を圧縮することによって形成された錠剤の成分中に存在する賦形剤を指す。例えば、「顆粒外充填剤」とは、顆粒化されておらず、圧縮されて、錠剤となった充填剤を指す。例えば、顆粒外賦形剤は、顆粒(顆粒内賦形剤を含む)に添加され、それらは一緒になって圧縮されて、顆粒内および顆粒外領域を有する錠剤となる。
本明細書で使用される場合、「乾式造粒」は、造粒を助けるために液体を使用することなく、顆粒、すなわち乾式顆粒を形成するプロセスを指す。典型的な乾式造粒プロセスでは、成分の乾式ブレンドがローラーコンパクターおよびミルを介して供給され、その後錠剤プレスで錠剤化される。
組成物
本開示の一態様は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物(本明細書では「原薬」または「DS」と呼ばれる)および圧縮性充填剤を含む錠剤である。任意の適切な圧縮性充填剤を使用することができる。いくつかの実施形態では、圧縮性充填剤は、微結晶性セルロース(MCC)またはラクトースまたはそれらの任意の組み合わせの圧縮性形態である。例えば、圧縮性充填剤は、ケイ化微結晶性セルロース(SMCC)である。別の例では、圧縮性充填剤は、無水ラクトースである。いくつかの実施形態では、圧縮性充填剤は、錠剤の顆粒内成分として存在する顆粒内圧縮性充填剤である。いくつかの実施形態では、圧縮性充填剤は、顆粒外圧縮性充填剤、または非顆粒化錠剤中の圧縮性充填剤であり得る。顆粒内圧縮性充填剤は、造粒前に乾式ブレンドに添加する。いくつかの実施形態では、原薬対顆粒内圧縮性充填剤の重量比は、1:1よりも大きい。以下の例で論ずるように、原薬対顆粒内圧縮性充填剤(DS:IGCF)の重量比が1:1(例えば、3:1または6:1)より大きい錠剤は、重量比が1:1未満(例えば、1:2、1:3、または1:4)の錠剤と比較して、安定性の改善を示した。いくつかの実施形態では、DS:IGCFの重量比は、約1.5:1より大きい。いくつかの実施形態では、DS:IGCFの重量比は、約20:1未満、例えば、約10:1未満である。DS:IGCFの範囲の例としては、約1.5:1~約20:1、約2:1~約10:1、および約3:1~約6:1が挙げられる。
いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、錠剤の重量を基準として、約2重量%~約15重量%、例えば、錠剤の重量を基準として、約3重量%~約10重量%の量で錠剤中に存在する。いくつかの実施形態では、圧縮性形態のラクトース(例えば、無水ラ
クトース)、圧縮性形態のMCC(例えば、SMCC)、またはそれらの任意の組み合わせから選択される顆粒内圧縮性充填剤は、錠剤の重量を基準として、約2重量%~約15重量%、例えば、錠剤の重量を基準として、約3重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、SMCCである。いくつかの実施形態では、顆粒内圧縮性充填剤は、顆粒内成分(すなわち、顆粒外成分を除く)の重量を基準として、約10重量%~約25重量%(例えば、約10重量%~約20重量%または約13重量%~約17重量%)の量で存在する。
いくつかの実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬を含む。いくつかの実施形態では、顆粒内成分は、顆粒内成分の重量を基準として、約40重量%~約60重量%の原薬を含む。
特定の実施形態では、本開示の錠剤は、乾式造粒プロセスによって製造され得る。別の実施形態では、錠剤中の顆粒内成分は、直接圧縮プロセスによって製造され得る。この方法によって製造される顆粒内成分は、優れた流動性を有し得、および/または化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物を含む錠剤配合物の大量生産(例えば、機械を使用する自動大量生産)に好適であり得る。
プロセスについては、以下に詳細に記述する。
本開示の錠剤は、低圧縮性充填剤、結合剤、顆粒外充填剤、崩壊剤、および滑沢剤などの追加の賦形剤を含み得る。
いくつかの実施形態では、錠剤は、低圧縮性充填剤を含む。いくつかの実施形態では、錠剤は、約5重量%~約20重量%(例えば、約6重量%~約17重量%)の低圧縮性充填剤を含む。いくつかの実施形態では、低圧縮性充填剤は、マンニトール、低圧縮性形態のラクトース、またはそれらの任意の組み合わせから選択される。いくつかの実施形態では、低圧縮性充填剤は、マンニトールである。いくつかの実施形態では、低圧縮性充填剤は、錠剤の顆粒内成分として存在する。例えば、低圧縮性充填剤は、造粒(例えば、乾式造粒)前に乾式ブレンドに添加され得る。いくつかの実施形態では、顆粒内成分は、顆粒内成分の重量を基準として、約20重量%~約40重量%(例えば、約25~約35重量%)の低圧縮性充填剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、錠剤は、結合剤を含む。いくつかの実施形態では、錠剤は、約0.25重量%~約2重量%の結合剤(例えば、約0.5重量%~約1.5重量%)を含む。いくつかの実施形態では、結合剤は、ポリビニルピロリドン(PVP)である。いくつかの実施形態では、結合剤は、錠剤の顆粒内成分として存在する。例えば、結合剤は、造粒(例えば、乾式造粒)前に乾式ブレンドに添加され得る。いくつかの実施形態では、顆粒内成分は、顆粒内成分の重量を基準として、約1重量%~約3重量%(例えば、約1.5~約2.5重量%)の結合剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、錠剤は、顆粒外充填剤を含む。いくつかの実施形態では、錠剤は、約25重量%~約80重量%(例えば、約40重量%~約75重量%)の顆粒外充填剤を含む。いくつかの実施形態では、顆粒外充填剤は、圧縮性充填剤である。いくつかの実施形態では、顆粒外充填剤は、ラクトースである。いくつかの実施形態では、顆粒外充填剤は、無水ラクトースである。顆粒外充填剤は、錠剤の顆粒外成分として存在する。例えば、顆粒外充填剤は、造粒後に乾式造粒ブレンドに添加する。いくつかの実施形態では、顆粒外成分は、顆粒外成分の重量を基準として、約90重量%~100重量%(例えば、約90重量%~約99重量%)の顆粒外充填剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、錠剤は、崩壊剤を含む。いくつかの実施形態では、錠剤は、約1重量%~約5重量%(例えば、約2重量%~約3重量%)の崩壊剤を含む。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムである。崩壊剤は、顆粒内成分、顆粒外成分、またはその両方として存在し得る。
いくつかの実施形態では、錠剤は、滑沢剤を含む。いくつかの実施形態では、錠剤は、約0.5重量%~約4重量%(例えば、約1重量%~約2重量%)の滑沢剤を含む。いくつかの実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウム(MgSt)である。滑沢剤は、顆粒内成分、顆粒外成分、またはその両方として存在し得る。
錠剤が顆粒内成分および顆粒外成分を有するいくつかの実施形態では、顆粒内成分対顆粒外成分の重量比は、約1:10~約3:1(例えば、約1:3~約2:1)である。
一実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%の顆粒内圧縮性充填剤、および約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%のSMCC、および約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約3重量%~約10重量%のSMCC、および約5重量%~約20重量%のマンニトールを含む。
一実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%の顆粒内圧縮性充填剤、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、および約25重量%~約80重量%の顆粒外充填剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、および約25重量%~約80重量%の顆粒外充填剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約3重量%~約10重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%のマンニトール、および約25重量%~約80重量%の無水ラクトースを含む。
一実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%の顆粒内圧縮性充填剤、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、および約0.25重量%~約2重量%の結合剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、および約0.25重量%~約2重量%の結合剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約3重量%~約10重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%のマンニトール、および約0.25重量%~約2重量%のPVPを含む。
一実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%の顆粒内圧縮性充填剤、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、約0.25重量%~約2重量%の結合剤、約2重量%~約3重量%の崩壊剤、および約1重量%
~約2重量%の滑沢剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、約0.25重量%~約2重量%の結合剤、約2重量%~約3重量%の崩壊剤、および約1重量%~約2重量%の滑沢剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約3重量%~約10重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%のマンニトール、約0.25重量%~約2重量%のPVP、約2重量%~約3重量%のクロスカルメロースナトリウム、および約1重量%~約2重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
一実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%の顆粒内圧縮性充填剤、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、約0.25重量%~約2重量%の結合剤、約25重量%~約80重量%の顆粒外充填剤、約2重量%~約3重量%の崩壊剤、および約1重量%~約2重量%の滑沢剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約2重量%~約15重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%の顆粒内低圧縮性充填剤、約0.25重量%~約2重量%の結合剤、約25重量%~約80重量%の顆粒外充填剤、約2重量%~約3重量%の崩壊剤、および約1重量%~約2重量%の滑沢剤を含む。
別の実施形態では、錠剤は、約10重量%~約30重量%の原薬、約3重量%~約10重量%のSMCC、約5重量%~約20重量%のマンニトール、約0.25重量%~約2重量%のPVP、約25重量%~約80重量%の無水ラクトース、約2重量%~約3重量%のクロスカルメロースナトリウム、および約1重量%~約2重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
いくつかの実施形態では、錠剤は、顆粒内成分および顆粒外成分を含む。
一実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、および約10重量%~約25重量%の圧縮性充填剤を含む。
別の実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、および約10重量%~約25重量%のSMCCを含む。
一実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、および約10重量%~約25重量%の圧縮性充填剤、約20重量%~約40重量%の低圧縮性充填剤を含む。
別の実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、約10重量%~約25重量%のSMCC、および約20重量%~約40重量%の低圧縮性充填剤を含む。
別の実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、約10重量%~約20重量%のSMCC、および約20重量%~約40重量%のマンニトールを含む。
一実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、約10重量%~約25重量%の圧縮性充填剤、約20重量%~約40
重量%の低圧縮性充填剤、約1重量%~約3重量%の結合剤、約1重量%~約3重量%の崩壊剤、および約0.5重量%~約2重量%滑沢剤を含む。
別の実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、約10重量%~約25重量%のSMCC、約20重量%~約40重量%の低圧縮性充填剤、約1重量%~約3重量%の結合剤、約1重量%~約3重量%の崩壊剤、および約0.5重量%~約2重量%の滑沢剤を含む。
別の実施形態では、顆粒内成分は、(顆粒内成分の重量を基準として)約40重量%~約60重量%の原薬、約10重量%~約20重量%のSMCC、約20重量%~約40重量%のマンニトール、約1重量%~約3重量%のPVP、約1重量%~約3重量%のクロスカルメロースナトリウム、および約0.5重量%~約2重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
いくつかの実施形態では、顆粒外成分は、充填剤を含む。いくつかの実施形態では、顆粒外成分は、圧縮性充填剤を含む。
一実施形態では、顆粒外成分は、(顆粒外成分の重量を基準として)約90重量%~100重量%の充填剤を含む。
別の実施形態では、顆粒外成分は、(顆粒外成分の重量を基準として)約90重量%~100重量%の圧縮性充填剤を含む。
別の実施形態では、顆粒外成分は、(顆粒外成分の重量を基準として)約90重量%~100重量%の無水ラクトースを含む。
一実施形態では、顆粒外成分は、(顆粒外成分の重量を基準として)約90重量%~約97重量%の圧縮性充填剤、約2重量%~約5重量%の崩壊剤、および約1重量%~約3重量%の滑沢剤を含む。
一実施形態では、顆粒外成分は、(顆粒外成分の重量を基準として)約90重量%~約97重量%の無水ラクトース、約2重量%~約5重量%の崩壊剤、および約1重量%~約3重量%の滑沢剤を含む。
別の実施形態では、顆粒外成分は、(顆粒外成分の重量を基準として)約90重量%~約97重量%の無水ラクトース、約2重量%~約5重量%のクロスカルメロースナトリウム、および約1重量%~約3重量%のステアリン酸マグネシウムを含む。
場合によっては、顆粒内成分対顆粒外成分の重量比は、約1:3~約2:1である。例えば、顆粒内成分対顆粒外成分の重量比は、約1:2または約1:1である。
別の実施形態では、錠剤は、顆粒内成分および顆粒外成分を含まない。例えば、錠剤は、直接圧縮プロセスを含む方法によって、すなわち、錠剤が造粒されることなく圧縮される方法によって製造される。一実施形態では、錠剤は、原薬および圧縮性充填剤を含む。一実施形態では、圧縮性充填剤は、SMCCである。別の実施形態では、圧縮性充填剤は、無水ラクトースである。いくつかの実施形態では、錠剤は、結合剤(例えば、PVP)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)および/または崩壊剤(例えば、クロスカルメロースナトリウム)などの追加の賦形剤を含む。錠剤は、2つ以上の圧縮性充填剤、例えば、SMCCおよび無水ラクトースを含み得る。いくつかの実施形態では、錠剤は、低圧縮性充填剤、例えば、マンニトールをさらに含み得る。
一実施形態では、本明細書で提供されるのは、表1に示す成分および量を有する錠剤である。
Figure 0007387710000006
一実施形態では、本明細書で提供されるのは、表2に示す成分および量を有する錠剤である。
Figure 0007387710000007
一実施形態では、本明細書で提供されるのは、表3に示す成分および量を有する錠剤である。
Figure 0007387710000008
一実施形態では、本明細書で提供されるのは、顆粒内成分として表4に示す成分および量を含む錠剤である。
Figure 0007387710000009
本開示の錠剤は、医薬製剤の分野で従来から使用されている1種以上の添加剤をさらに含み得る。従来の添加剤の例としては、これらに限定されないが、着色剤、香料、防腐剤、甘味料、流動促進剤、コーティング材料が挙げられる。特に記載がない限り、これらの添加剤は、医薬製剤の分野で従来から用いられている量で使用されている。
いくつかの実施形態では、着色剤としては、食用色素黄色第5号、食用色素赤色第2号、食用着色青色第2号などの食用色素、食用レーキ色、赤色酸化第二鉄(三酸化二鉄)、黄色酸化第二鉄、OPADRY Red(商品名)、OPADRY Yellow(商品名)、またはそれらの混合物が挙げられる。
いくつかの実施形態では、香料は、ミント、バニラなど、またはそれらの組み合わせから選択される。
ある特定の実施形態では、防腐剤は、抗酸化剤であり得る。特定の実施形態では、抗酸化剤は、ビタミンA、C、およびE、またはそれらの組み合わせから選択される。
いくつかの実施形態では、甘味料は、砂糖および人工甘味料から選択される。
いくつかの実施形態では、流動促進剤は、タルク、炭酸マグネシウム、またはそれらの組み合わせから選択される。
いくつかの実施形態では、コーティング材料は、二酸化チタンなどの遮光剤から選択される。
特に記載がない限り、これらの添加剤は、医薬製剤の分野で従来から用いられている量で使用されている。
本開示の原薬は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物である。化合物1は、以下の構造を有する:
Figure 0007387710000010
化合物1の化学名は、2-[(2S)-1-アザビシクロ[2.2.2]オクタ-2-イル]-6-(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4(3H)-オンである。化合物1は、Cdc7キナーゼ阻害剤である。
化合物1の互変異性体または化合物1の薬学的に許容される塩もしくは水和物もまた、本開示に含まれる。化合物1が互変異性体を有する場合、各異性体も本開示に含まれる。
本明細書で使用される場合、「化合物1および/またはその互変異性体」などの句はすべて、化合物1およびその互変異性体形態のすべてを意味すると理解される。非限定的な例として、互変異性化は、化合物1のピラゾール基およびピリミジン基で起こり得る。化合物1で起こり得る互変異性化の特定の例は、以下が挙げられる:
Figure 0007387710000011
化合物1および/またはその互変異性体は、薬学的に許容される塩の形態で使用することができる。薬学的に許容される塩の例としては、無機塩基を有する塩、有機塩基を有する塩、無機酸を有する塩、有機酸を有する塩、および塩基性または酸性アミノ酸を有する塩が挙げられる。
化合物1および/またはその互変異性体は、水和物(例えば、半水和物)、非水和物、溶媒和物または非溶媒和物であり得、これらはすべて、本開示に含まれる。いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体は、半水和物である。
化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物またはその結晶形は、PCT公開第WO2011/102399号、米国特許第8,722,660号、米国特許第8,921,354号、米国特許第8,933,069号、および米国特許公開第US2015/158882号に記載の製造方法に従って得ることができる。これらは、あらゆる目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物は、結晶の形態(例えば、結晶状形態A、結晶状形態Iなど)であってもよく、結晶の結晶形態は、単一または複数であり得、これらは両方とも化合物1に含まれる。結晶は、2017年10月5日に公開のPCT公開第WO2017/172565号(あらゆる目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されている形態であり得るか、その方法によって製造され得る。いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物は、WO2017/172565に記載の結晶形態Iの形態であり得る。いくつかの実施形態では、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物は、化合
物1半水和物の結晶形態(すなわち、2-[(2S)-1-アザビシクロ[2.2.2]オクタ-2-イル]-6-(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)チエノ[3,2-d]ピリミジン-4(3H)-オン半水和物)である。例えば、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物は、化合物1の半水和物の結晶形態Iであり得る。
化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物は、安定であり、毒性が低く、安全に使用することができる。1日量は、患者の状態および体重によって異なるが、投与経路などは、例えば、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物の場合、本明細書に記載の医薬品の形態で、治療のために患者に経口投与することができる。
いくつかの実施形態では、本開示の医薬組成物は、5~200mgの範囲の化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物の有効成分量を含む。例えば、いくつかの実施形態では、医薬品は、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、105mg、110mg、115mg、120mg、125mg、130mg、135mg、140mg、145mg、150mg、155mg、160mg、165mg、170mg、175mg、180mg、185mg、190mg、195mg、または200mgの化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物の有効成分量を含む。
方法
本開示の別の態様は、化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物を含む錠剤を作製する方法である。
いくつかの実施形態では、この方法は、乾式造粒法を含む。いくつかの実施形態では、この方法は、原薬と圧縮性充填剤とを混合して乾式ブレンドを形成し、乾式ブレンドを造粒して乾式造粒ブレンドを形成し、乾式造粒ブレンドを圧縮して錠剤を形成することを含む。本発明の方法によって形成される錠剤は、本明細書に記載されるとおり、すなわち、所望の成分を所望の量で提供することによって、成分、重量比、および量を含み得る。
いくつかの実施形態では、この方法は、原薬および圧縮性充填剤を1種以上の追加の賦形剤と混合することをさらに含む。例えば、1種以上の顆粒内賦形剤を乾式ブレンドに添加して、原薬および圧縮性充填剤と共に乾式造粒することができる。あるいは、または組み合わせて、1種以上の顆粒外賦形剤を、原薬、圧縮性充填剤、および任意の賦形剤の乾式造粒後に添加することができる。上記のとおり、1種以上の賦形剤の非限定的な例としては、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)、低圧縮性充填剤(例えば、マンニトール)、顆粒外充填剤(例えば、無水ラクトース)、結合剤(例えば、PVP)、および崩壊剤(例えば、クロスカルメロースナトリウム)が挙げられる。
いくつかの実施形態では、造粒は、乾式ブレンドを圧密して圧密乾式造粒ブレンドを形成すること、および圧密ブレンドを粉砕して粉砕乾式造粒ブレンドを形成することを含む。粉砕ステップでは、約120ミクロン~約180ミクロンの平均粒子経を有する粉砕乾式造粒ブレンドを製造し得る。いくつかの実施形態では、この方法は、粉砕乾式造粒ブレンドを圧縮して錠剤を形成することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、錠剤化の前に、乾式造粒ブレンド(例えば、粉砕乾式造粒ブレンド)に顆粒外成分を添加することをさらに含む。顆粒外成分は、ラクトース(例えば、無水ラクトース)を含み得る。
いくつかの実施形態では、滑沢剤および崩壊剤は、他の賦形剤と混合する前に予備混合させる。いくつかの実施形態では、次に、予備混合させた滑沢剤および崩壊剤を、原薬、圧縮性充填剤、低圧縮性充填剤、および結合剤と混合させる。次に、混合物をローラーコンパクターによって圧密して、リボン粗顆粒を形成し、その後粉砕ステップを行って粉砕顆粒を形成することができる。粉砕顆粒は、顆粒外成分(例えば、顆粒外充填剤、崩壊剤および滑沢剤)と混合させ得、その後、錠剤化させ得る。
滑沢剤および崩壊剤の予備ブレンドは、拡散ミキサー内で約20~40rpmの速度で約1~10分間実施することができる。顆粒内ブレンドは、拡散ミキサーにおいて、約20~40rpmで約10~20分間実施することができる。ローラー圧密は、ローラーコンパクターによって、油圧約4~8(例えば、5~6)MPa、最大CP約40~80(例えば、50~60)MPa、スクリュー速度約30~50rpm、およびローラー速度約5~20rpmで実施され得る。粉砕は、約1800~2200rpmの速度で、0.5~1(例えば、0.7~0.9)mmのスクリーンを備えた共粉砕ユニットで実施され得る。顆粒外成分との造粒後のブレンドは、拡散ミキサー内で、速度約20~40rpmで約5~20分間であり得る。錠剤化は、約150~約250(例えば、約200)MPaの目標圧縮圧力で錠剤プレスを用いて実施され得る。
顆粒内粒子の粒子経としては、より高いブレンド適合性および/またはより高い含有量均一性の観点から、100~250(例えば、120~180)ミクロンが好ましい。
別の実施形態では、錠剤は、直接圧縮法によって製造される。例えば、この方法は、原薬と圧縮性充填剤とを混合して乾式ブレンドを形成すること、および乾式ブレンドを圧縮して錠剤を形成することを含む。場合によっては、この方法は、乾式ブレンドを粉砕して粉砕乾式ブレンドを形成すること、および粉砕乾式ブレンドを圧縮して錠剤を形成することをさらに含む。直接圧縮法では、ブレンドは造粒されない。例えば、ローラーコンパクターは、顆粒を形成するためには使用されない。
従来の保護コーティング層はまた、パンコーティングまたは流動床コーティングなどの従来のコーティング技術によって錠剤に適用され得る。
いくつかの実施形態では、コーティングは、着色剤を含む。
いくつかの実施形態では、コーティングは、着色剤を含まない。いくつかの実施形態では、コーティングベースは、糖コーティングベース(例えば、スクロース)および水性フィルムコーティングベースである。いくつかの実施形態では、水性フィルムコーティングベースは、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、およびメチルヒドロキシエチルセルロースから選択されるセルロースポリマーである。いくつかの実施形態では、水性フィルムコーティングベースは、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、およびポリビニルピロリドン、およびプルランなどの多糖類から選択される合成ポリマーである。
実施例1:賦形剤適合性試験
適切な安定性を提供する錠剤を決定するために、異なる配合複合材料を有する錠剤を製造した。この試験では、2種類の圧縮性充填剤(無水ラクトースおよびケイ化微結晶性セルロース(SMCC))、ならびに原薬(DS)と圧縮性充填剤とのいくつかの異なる重量比を評価した。原薬と圧縮性充填剤との重量比が高い錠剤は、より優れた安定性を示し
た。2つの圧縮性充填剤は、ほぼ同じ安定性を示した。
錠剤プロトタイプの配合物組成を表5に記載する。賦形剤および原薬を秤量し、バイブレーターを使用してガラスバイアルでブレンドし、Carver油圧プレスを使用して3/8インチの標準丸型フラット工具を使用して、6~8kNで圧縮した。錠剤は、加速条件60℃/75%RHで保存した。
Figure 0007387710000012
この適合性試験の結果は、表6に示す。
Figure 0007387710000013
錠剤(プロトタイプF1~F6)内でDS対圧縮性充填剤の重量比が1:1未満の場合、1週間の時点で、錠剤では、加速条件でエナンチオマーの0.7%超の増加が見られ、1ヶ月の時点では、さらなる試験は行わなかった。プロトタイプF7~F9で比率を3:1または6:1に変更した場合、圧縮性充填剤としてSMCCまたは無水ラクトースのいずれかを使用した錠剤では、1週間で、0.2%未満のエナンチオマーの増加を示した。さらなる試験では、1ヶ月での増加が0.4%未満であることを示した。これらの結果に基づいて、無水ラクトースおよびSMCCの両方を、DS:CFの重量比約3:1でのさ
らなる開発のために選択した。
実施例2:製造プロセスの開発
原薬の微粉化により凝集性の粘着性粉末となるのを防ぐために、プロトタイプ配合物の流動性および圧縮性を定量的に調べた。選択したプロトタイプでの直接圧縮プロセスと乾式造粒プロセスとの製造可能性を評価した。圧密シミュレーター(Huxley Bertram ESH、Cambridge UK)を使用して、プロトタイプのブレンドを直接錠剤に圧縮するか、リボンに圧縮して共粉砕し、最終的に錠剤に圧縮した。乾式造粒プロセスとSMCC配合物のブレンドの組み合わせにより、粉末の流動が改善され、粘着性の問題が消失し、錠剤重量の変動が減少し、したがって最良の製造可能性が提供されると判断された。この配合では、マンニトールを顆粒内低圧縮性充填剤として選択し、SMCCを顆粒内圧縮性充填剤として選択し、PVPを顆粒内結合剤として選択した。無水ラクトース(SuperTab 24AN)を顆粒外充填剤として選択した。Ac-Di-Sol(クロスカルメロースナトリウム)を崩壊剤として選択し、MgSt(ステアリン酸マグネシウム)を配合物の顆粒内画分および顆粒外画分の両方の滑沢剤として選択した。ローラー圧密ユニット操作および錠剤圧縮ユニット操作の圧密シミュレーション結果に基づいて、小規模製造の操作条件を決定した。表7にこの試験におけるプロトタイプ錠剤の組成を示す。
Figure 0007387710000014
錠剤医薬製品(DP)の製造には、直接圧縮(DC)、乾式造粒(DG)、または湿式造粒(WG)の3つの異なる手法を利用できる。高湿度または高温条件下でのエナンチオマー増加の潜在的な懸念のため、WGは除外した。この試験では、Huxley Bertram ESH錠剤圧密シミュレーター(Cambridge UK)を適用して、DCおよびDGの製造プロセスをシミュレートした。活性ブレンドは、直接圧縮されるか、シミュレーターを使用して錠剤を圧縮する前に最初に乾式造粒した。
DGプロセスのシミュレーションでは、圧縮圧力を調整して、異なる空隙率のリボンを製造した。予備ブレンドまたは粉砕リボンの流動性および圧縮性を測定して、DCおよびDGプロセスでの各配合物の製造可能性を評価した。圧縮のピーク力値および工具の垂直投影面積を使用して、最大圧縮圧力(CP)を計算した。粉末の流動性(すなわち、流量係数(Flow factor,FFc)は、FT4粉末レオメーターを使用して、先行圧密3kPaおよび充填量10ml(Freeman Technology、Tewkesbury UK)の特性評価方法により測定した。この方法は、ほとんどの医薬品製造プロセスにおける粉末流動シナリオの代表的なものであったため、適用した。粉末の真
密度は、AccuPyc 1340ピクノメーター(Micrometrics、Norcross GA USA)を使用して測定し、リボンの空隙率を計算した。
配合物プロトタイプの直接圧縮を実施する前に、原薬(DS)および単一の充填剤の圧縮性の試験を行った。結果を図1に示す。結果は、SMCCおよび無水ラクトースが、原薬およびマンニトールよりもはるかに高い圧密性を有することを示しており、SMCCまたは無水ラクトースが、錠剤製造プロセスにおいて圧縮性充填剤として使用できることを示唆している。
この試験の結果を表8にまとめている。MgStが工具ヘッドに広がるまで、様々な圧縮圧力において、F10プロトタイプのDC試験においてキャッピングが観察された。これは、ヒュームドシリカを流動助剤として使用した場合のF10配合物の製造性が低いことを示している。したがって、プロトタイプF10は、それ以上追求しなかった。
Figure 0007387710000015
F11およびF12のDCについて試験中、直接圧縮の連続シミュレーション中に錠剤の重量に大きい変動が観察された。比較すると、DGプロセスにより製造された粉砕顆粒は、優れた流動性を示した。粉末の流動性および粘着の問題に関する観察に基づいて、錠剤製造に含まれるステップとして、乾式造粒プロセスがより好ましいことが見出された。
実施例3:錠剤圧密性試験
DCおよびDG製造プロセスの両方における錠剤の圧密性情報を図2aにまとめる。プロトタイプF11およびF12のリボンまたは錠剤の空隙率を図2bにまとめる。プロトタイプF11およびF12の予備ブレンドおよび粉砕顆粒の流動係数を図2cにまとめる。3つのすべてのプロトタイプの錠剤の引張強度は、圧縮圧力範囲150~300MPaで2.5~4.5MPaであることがわかり、配合プロトタイプの良好な圧縮性を示している。F11およびF12の両方で、材料の空隙率は、圧縮圧力の範囲0~100MPaで、100~300MPaの範囲よりも速く低下した。一方、乾式造粒圧縮圧力が25MPaを超えたとき、DGではF11流量係数が4超(易流性)に改善したが、F12 DG粉砕顆粒の流量係数結果は、常に4未満であった(化合物1の流量係数は、約2.3である)。その結果、ラクトースに比べて圧縮性充填剤としてSMCCの方が適していることが見出された。さらに、図2cのF11の流量係数を、(i)DCによって製造された予備ブレンド(圧縮圧力の点で示される流量係数が0である)と(ii)DGによって製造された乾式顆粒(圧縮圧力の点で示される流量係数が0より大きい)とで比較すると、流動性の観点からは、錠剤製造のステップとして乾式造粒プロセスがより好ましいことが見出された。
実施例4:錠剤配合物
表9に示す以下の錠剤配合物を製造した。
Figure 0007387710000016
製造プロセスは、表10にまとめる。この場合、MgStおよびAc-Di-Solは、他の成分を添加する前に、最初にブレンダーで混合した。目的は、予備ブレンド中のDS接着性の問題をさらに軽減することであった。
Figure 0007387710000017

錠剤は、デモ安定性サンプルとして、60cc HDPEボトルに30錠、2グラムのシリカゲルを含むインダクションシーリングでパッケージ化した。最大3ヶ月の安定性データが利用可能であり、表11に示す。安定性データに問題は見られなかった。
Figure 0007387710000018

Claims (5)

  1. 0重量%~0重量%の化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物、
    重量%~0重量%のケイ化微結晶性セルロース、
    重量%~0重量%のマンニトール、
    .25重量%~重量%のポリビニルピロリドン、
    40重量%~75重量%の無水ラクトース、
    重量%~重量%のクロスカルメロースナトリウム、および
    重量%~重量%のステアリン酸マグネシウムを含
    化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対前記ケイ化微結晶性セルロースの重量比が、3:1~6:1である、錠剤。
  2. 顆粒内成分および顆粒外成分を含む錠剤であって、前記顆粒内成分が:
    0重量%~0重量%の化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物、
    0重量%~0重量%のケイ化微結晶性セルロース、
    0重量%~0重量%のマンニトール、
    重量%~重量%のポリビニルピロリドン、
    重量%~重量%のクロスカルメロースナトリウム、および
    .5重量%~重量%のステアリン酸マグネシウムを含み;
    化合物1および/またはその互変異性体またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物対前記ケイ化微結晶性セルロースの重量比が、3:1~6:1であり;
    前記顆粒外成分が:
    0重量%~97重量%の無水ラクトース、
    重量%~重量%のクロスカルメロースナトリウム、および
    重量%~重量%のステアリン酸マグネシウムを含む、前記錠剤。
  3. 前記顆粒内成分対前記顆粒外成分の重量比が、:3~:1である、請求項に記載の錠剤。
  4. 以下の表1に記載の組成物
    を含む、錠剤。
  5. 以下の表2に記載の組成物
    を含む、錠剤。
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