JP7387343B2 - 画像処理装置、画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、被検眼の断層画像を形成する画像処理装置、および画像処理プログラムに関するものである。
多波長光波干渉を利用したOCT(Optical Coherence Tomography)装置は眼科診断等において、被検眼の眼底における網膜の断層画像や、角膜などの前眼部の断層画像を取得するために広く利用されている。
取得した断層画像に対して、網膜の層構造を解析するために、画像処理によりセグメンテーションを行い、層境界の自動検出を行っている。この自動検出した層境界の情報を使用して、所定の層の層厚計測、および、3次元断層画像からの所定の層の2次元正面像生成などを行っている。
被検眼の断層画像のセグメンテーションでは、特に疾病眼などにおいて、良好な結果が得られないことがあり、特許文献1には、セグメンテーションによる自動検出を検者が補正する手動補正の方法が開示されている。
特開2008-73099
しかしながら、手動補正を行う際の操作性は十分ではなく、さらなる操作性の改善が望まれている。
本発明は上記課題に鑑み、断層画像上の層境界の位置を手動で補正する際に、効率よく
行える画像処理装置、および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本明細書の開示の第一の態様による画像処理装置は、
表示手段に、被検眼の断層画像と、該断層画像上に第一の層境界を示す線を重畳表示する表示制御手段と、
前記第一の層境界示す線を補正する層境界線補正手段と、
操作者の操作を受け付ける操作受付手段と、
を有する画像処理装置であって、
前記層境界線補正手段が、
前記断層画像上に前記第一の層境界を示す線が重畳表示された状態で、前記操作受付手段により、前記第一の層境界を示す線とは異なる位置に新たな編集点を設定する操作を受け付け、前記新たな編集点と、前記第一の層境界を示す線上の少なくとも2つの基準点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第一の層境界線補正モードと、
前記断層画像上に重畳表示された前記第一の層境界を示す線上に一定間隔で表示された複数の編集点のうちの第一の編集点を移動させる操作を前記操作受付手段が受け付け、移動後の前記第一の編集点と、前記複数の編集点のうちの、前記第一の編集点とは異なる、第二の編集点および第三の編集点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第二の層境界線補正モードと、
を有する画像処理装置である。
また、本明細書の開示の別の態様による画像処理プログラムは
表示手段に、被検眼の断層画像と、該断層画像上に第一の層境界を示す線を重畳表示するステップと、
前記第一の層境界示す線を補正する層境界線補正ステップと、を有する画像処理プログラムであって、
前記層境界線補正ステップが、
前記断層画像上に前記第一の層境界を示す線が重畳表示された状態で前記第一の層境界を示す線とは異なる位置に新たな編集点を設定する操作を受け付け、
前記新たな編集点と、前記第一の層境界を示す線上の少なくとも2つの基準点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第一の層境界線補正モードと、
前記断層画像上に重畳表示された前記第一の層境界を示す線上に一定間隔で表示された複数の編集点のうちの第一の編集点を移動させる操作を受け付け、移動後の前記第一の編集点と、前記複数の編集点のうちの、前記第一の編集点とは異なる、第二の編集点および第三の編集点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第二の層境界線補正モードと、
を有する層境界線補正ステップである画像処理プログラムである。
本発明によれば、断層画像のセグメンテーション結果に補正が必要な場合に、効率よく補正を行うことが可能となり、操作性を向上させることが可能となる。
本実施例の全体構成図である。 本実施例の測定光学系の説明図である。 OCTAレポート画面の例である。 OCTA画像生成の深度範囲定義の選択例である。 OCTA画像生成の深度範囲定義の例である。 眼底正面画像の選択例である。 SLO画像に重畳する画像の選択例である。 上面基準、下面基準の選択例である。 OCTA画像の拡大表示画面の例である。 OCTAレポートからの眼底正面画像の拡大表示画面の例である。 OCTAレポートからの断層画像の拡大表示画面の例である。 層厚マップレポート画面の例である。 層厚マップの選択例である。 眼底正面画像の選択例である。 層厚マップの拡大表示画面の例である。 層厚マップレポートからの眼底正面画像の拡大表示画面の例である。 層厚マップレポートからの断層画像の拡大表示画面の例である。 層修正画面の例である。 断層画像の拡大表示画面での層修正の画面例である。 Correctionモードでの修正時の画面例である。 Correctionモードでの修正時の画面例である。 Correctionモードでの層境界の修正例である。 Drawingモードでの修正時の画面例である。 Drawingモードでの修正時の画面例である。 Drawingモードでのセグメンテーションに誤りがある例である。 Drawingモードでの層境界の修正例である。 Drawingモードでの層境界の修正例である。 広角で撮影した断層画像の表示例である。 広角で撮影した断層画像を拡大表示する例である。 断層画像の拡大表示画面での動作モードの選択例である。 レポート画面で表示要素ごとにサイズを変更可能な画面例である。 自動設定された第一の層境界を示す線と一つの編集点を基に第二の層境界を示す線が生成される例である。 自動設定された第一の層境界を示す線と複数の編集点から第二の層境界を示す線が生成される例である。
以下、以下、本発明を実施するための例示的な形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(本体構成)
図1は、本実施例における光干渉断層撮影装置の側面図である。
100は、前眼部像、被検眼のSLO眼底画像、断層画像を取得するための測定光学系である。101は、測定光学系100を前後左右に移動可能としたステージ部である。102は、後述の分光器を内蔵するベース部である。
103は、ステージ部の制御、アライメント動作の制御、断層画像の構成などを行う制御部であり、例えばパソコンである。104は、断層撮像用のプログラム、患者情報、撮影データ、正常データベースの統計情報などを記憶する記憶部である。なお、図1では制御部103の内部に記憶部が存在しているが、記憶部104は制御部103の外部のサーバーなどに存在しても良い。
105は、制御部103への指示を行う入力部であり、具体的にはキーボードとマウスから構成される。106は、モニタなどの表示部である。
本実施例において、画像処理装置は、記憶部を内部に有する制御部103と、入力部105とを有する構成であるが、記憶部104が外部に存在して制御部103と入力部105の構成であっても良いし、表示部106を有していても良い。また、図1では入力部105と表示部106が別体で構成されているが、タッチパネルなどの一体となった構成であっても良い。さらに、本実施例における光干渉断層撮影装置が、画像取得部と画像処理部が一体となった構成である場合には、100~106を有する構成であっても良い。
(測定光学系および分光器の構成)
本実施例の測定光学系、及び、分光器の構成について図2を用いて説明する。
まず、測定光学系100の内部について説明する。被検眼200に対向して対物レンズ201が設置され、その光軸上に第1ダイクロイックミラー202および第2ダイクロイックミラー203が配置されている。これらのダイクロイックミラーによってOCT光学系の光路250、被検眼の観察とSLO眼底画像の取得とを兼ねるSLO光学系と固視灯用の光路251、及び、前眼観察用の光路252とに波長帯域ごとに分岐される。
SLO光学系と固視灯用の光路251は、SLO走査手段204、レンズ205、206、ミラー207、第3ダイクロイックミラー208、フォトダイオード209、SLO光源210、固視灯211を有している。
ミラー207は、穴あきミラーや中空のミラーが蒸着されたプリズムであり、SLO光源210による照明光と、被検眼からの戻り光とを分離する。第3ダイクロイックミラー208はSLO光源210および固視灯211への光路へと波長帯域ごとに分離する。
SLO走査手段204は、SLO光源210と固視灯211から発せられた光を被検眼200上で走査するものであり、X方向に走査するXスキャナ、Y方向に走査するYスキャナから構成されている。本実施例では、Xスキャナは高速走査を行う必要があるためポリゴンミラーによって、Yスキャナはガルバノミラーによって構成されている。
レンズ205はSLO光学系および固視灯の焦点合わせのため、不図示のモータによって駆動される。SLO光源210は780nm付近の波長の光を発生する。フォトダイオード209は、被検眼からの戻り光を検出する。固視灯211は可視光を発生して被検者の固視を促すものである。
SLO光源210から発せられた光は、第3ダイクロイックミラー208で反射され、ミラー207を通過し、レンズ206、205を通り、SLO走査手段204によって、被検眼200上で走査される。被検眼200からの戻り光は、投影光と同じ経路を戻った後、ミラー207によって反射され、フォトダイオード209へと導かれ、SLO眼底画像が得られる。
固視灯211から発せられた光は、第3ダイクロイックミラー208、ミラー207を透過し、レンズ206、205を通り、SLO走査手段204によって、被検眼200上で走査される。この時、SLO走査手段の動きに合わせて固視灯211を点滅させることによって、被検眼200上の任意の位置に任意の形状をつくり、被検者の固視を促す。
前眼観察用の光路252には、レンズ212、213、スプリットプリズム214、赤外光を検知する前眼部観察用のCCD215が配置されている。このCCD215は、不図示の前眼観察用照射光の波長、具体的には970nm付近に感度を持つものである。スプリットプリズム214は、被検眼200の瞳孔と共役な位置に配置されており、被検眼200に対する測定光学系100のZ方向(前後方向)の距離を、前眼部のスプリット像として検出することができる。
OCT光学系の光路250は、前述の通りOCT光学系を成しており、被検眼200の断層画像を撮像するためのものである。より具体的には、断層画像を形成するための干渉信号を得るものである。216は光を被検眼上で走査するためのXYスキャナである。XYスキャナ216は1枚のミラーとして図示してあるが、XY2軸方向の走査を行うガルバノミラーである。
217、218はレンズであり、そのうちレンズ217は、光カプラー219に接続されているファイバー224から出射するOCT光源220からの光を、被検眼200に焦点合わせするために不図示のモータによって駆動される。この焦点合わせによって、被検眼200からの戻り光は同時にファイバー224の先端に、スポット状に結像されて入射されることとなる。
次に、OCT光源220からの光路と参照光学系、分光器の構成について説明する。220はOCT光源、221は参照ミラー、222は分散補償用ガラス、223はレンズ、219は光カプラー、224から227は光カプラーに接続されて一体化しているシングルモードの光ファイバー、230は分光器である。
これらの構成によってマイケルソン干渉系を構成している。OCT光源220から出射された光は、光ファイバー225を通じ、光カプラー219を介して光ファイバー224側の測定光と、光ファイバー226側の参照光とに分割される。測定光は前述のOCT光学系光路を通じ、観察対象である被検眼200に照射され、被検眼による反射や散乱により同じ光路を通じて光カプラー219に到達する。
一方、参照光は光ファイバー226、レンズ223、測定光と参照光の分散を合わせるために挿入された分散補償ガラス222を介して参照ミラー221に到達し反射される。そして同じ光路を戻り光カプラー219に到達する。
光カプラー219によって、測定光と参照光は合波され干渉光となる。ここで、測定光の光路長と参照光の光路長がほぼ同一となったときに干渉を生じる。参照ミラー221は、不図示のモータおよび駆動機構によって光軸方向に調整可能に保持され、被検眼200によって変わる測定光の光路長に参照光の光路長を合わせることが可能である。干渉光は光ファイバー227を介して分光器230に導かれる。
また、228は、光ファイバー224中に設けられた測定光側の偏光調整部である。229は、光ファイバー226中に設けられた参照光側の偏光調整部である。これらの偏光調整部は光ファイバーをループ状にひきまわした部分を幾つか持っている。このループ状の部分をファイバーの長手方向を中心として回動させることでファイバーに捩じりを加え、測定光と参照光の偏光状態を各々調整して合わせることが可能なものである。
分光器230はレンズ232、234、回折格子233、ラインセンサ231から構成される。光ファイバー227から出射された干渉光はレンズ234を介して平行光となった後、回折格子233で分光され、レンズ232によってラインセンサ231に結像される。
次に、OCT光源220の周辺について説明する。OCT光源220は、代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。中心波長は855nm、波長バンド幅は約100nmである。ここで、バンド幅は、得られる断層画像の光軸方向の分解能に影響するため、重要なパラメータである。
光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等を用いることができる。中心波長は眼を測定することを鑑みると近赤外光が適する。また、中心波長は得られる断層画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましい。双方の理由から中心波長855nmとした。
本実施例では干渉系としてマイケルソン干渉系を用いたが、マッハツェンダー干渉系を用いても良い。測定光と参照光との光量差に応じて、光量差が大きい場合にはマッハツェンダー干渉系を、光量差が比較的小さい場合にはマイケルソン干渉系を用いることが望ましい。
以上のような構成により、被検眼の断層画像を取得することができ、かつ、近赤外光であってもコントラストの高い被検眼のSLO眼底画像を取得することができる。
(断層画像の撮像方法)
光干渉断層撮影装置を用いた断層画像の撮像方法について説明する。
光干渉断層撮影装置はXYスキャナ216を制御することで、被検眼200の所定部位の断層画像を撮像することができる。ここで、断層画像取得光を被検眼中で走査する軌跡のことをスキャンパターン(走査パターン)と呼ぶ。このスキャンパターンには、例えば、一点を中心として縦横十字にスキャンするクロススキャンや、エリア全体を塗りつぶすようにスキャンし結果として3次元断層画像を得る3Dスキャンなどがある。特定の部位に対して詳細な観察を行いたい場合はクロススキャンが適しており、網膜全体の層構造や層厚を観察したい場合は3Dスキャンが適している。
ここでは、3Dスキャンを実行した場合の撮像方法を説明する。まず、図中X方向に測定光のスキャン(走査)を行い、被検眼におけるX方向の撮像範囲から所定の撮像本数の情報をラインセンサ231で撮像する。X方向のある位置で得られるラインセンサ231上の輝度分布を高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)し、FFTで得られた線状の輝度分布をモニタ106に示すために濃度情報に変換する。これをAスキャン画像と呼ぶ。
そして、この複数のAスキャン画像を並べた2次元の画像をBスキャン画像と呼ぶ。1つのBスキャン画像を構成するための複数のAスキャン画像を撮像した後、Y方向のスキャン位置を移動させて再びX方向のスキャンを行うことにより、複数のBスキャン画像を得る。
複数のBスキャン画像、あるいは複数のBスキャン画像から構築した3次元断層画像をモニタ106に表示することで、検者が被検眼の診断を行うことができる。ここでは、X方向のBスキャン画像を複数得ることで3次元断層画像を得る例を示したが、Y方向のBスキャン画像を複数得ることで3次元断層画像を得てもよい。
(セグメンテーション)
人の網膜は、硝子体、内境界膜(ILM)、神経線維層(NFL)、神経節細胞層(GCL)、内網状層(IPL)、内顆粒層(INL)、外網状層(OPL)、外顆粒層(ONL)、視細胞層内節外節境界部(IS/OS)、網膜色素上皮(RPE)、脈絡膜(Choroid)、ブルッフ膜(BM)などの層構造を持っている。
光干渉断層撮影装置を用いて取得した断層画像から、網膜の層構造を画像処理によって検出することで、網膜の層構造をセグメンテーションし、層境界を自動検出することができる。セグメンテーションは、公知の種々の方法を用いて実行可能であるため、詳細な説明は省略する。
(眼底正面画像の生成方法)
3次元断層画像から、深さ方向(Z方向)の2つの任意の面に基づき、その間の範囲の情報を、XY平面に投影した2次元画像であるEnFace画像を生成することができる。EnFace画像は、公知の種々の方法を用いて生成可能であるため、詳細な説明は省略する。EnFace画像は、深さ方向の2つの任意の面を設定して生成するため、所定の層に関して構造的に可視化ができる。
3次元断層画像から、深さ方向(Z方向)に、3次元断層画像全体を積算し、Projection画像を生成することができる。Projection画像は、公知の種々の方法を用いて生成可能であるため、詳細な説明は省略する。Projection画像は、網膜層全体を構造的に可視化できる。
3次元断層画像から、深さ方向(Z方向)に垂直な任意の平面で2次元画像を生成すると、C-Scan画像を生成することができる。C-Scan画像は、公知の種々の方法を用いて生成可能であるため、詳細な説明は省略する。
(OCTA画像の生成方法)
被検眼の同一部位を所定時間間隔で複数回スキャンした複数の3次元断層画像から、動きのある位置を検出して、3次元モーションコントラストデータ(Angiogram)を生成する。この3次元モーションコントラストデータを、深さ方向(Z方向)の2つの任意の面に基づき、その間の範囲のモーションコントラストデータを、XY平面に投影することで、OCTA画像を生成することができる。OCTA画像は、公知の種々の方法を用いて生成可能であるため、詳細な説明は省略する。
(プロジェクションアーチファクトの低減処理)
OCTA画像を生成した際に、上層の血管の影が、下層で描出されるなどの、プロジェクションアーチファクトがある。そのため、OCTA画像生成においては、プロジェクションアーチファクトを低減できるように構成することが望ましい。プロジェクションアーチファクトの低減処理は、公知の種々の方法を用いて実行可能であるため、詳細な説明は省略する。
(OCTAレポート画面)
OCTAレポート画面の表示例を、図3で説明する。
OCTAレポート画面1000には、被検眼の左右眼の情報1001、撮影日時1002、撮影条件1003などが表示される。
1010には、SLO眼底画像が表示される。
1020には、3次元断層画像から生成した眼底正面画像が表示される。
1030、1040には、OCTA画像が表示される。
1050、1060には、断層画像が表示される。
本実施例では、1030に表示するOCTA画像を、OCTA Image1、1040に表示するOCTA画像を、OCTA Image2として、異なる深度範囲で生成したOCTA画像を上下に並べて表示し、比較可能としている。OCTA Image1とOCTA Image2で、同じ深度範囲とすることも可能である。
1050の断層画像には、OCTA Image1に対応する深度範囲の情報を表示し、1060の断層画像には、OCTA Image2に対応する深度範囲の情報を表示する。
1031、1041では、図4で示すように、複数の深度範囲定義から、OCTA画像を生成する深度範囲を選択することができる。ここで選択できる深度範囲定義は、例えば、図5に示すように、深度範囲定義ごとに、OCTA画像を生成する深さ方向(Z方向)の上面と下面が設定されている。図5で示している深度範囲定義は、一例であり、深度範囲定義として、図5に示していない深度範囲定義を追加することも可能である。また、深度範囲定義として図示している上面基準、下面基準もこれに限定されず、変更することが可能である。上面相対距離、下面相対距離は、具体的な数値は図示していないが、任意に設定可能である。
上面基準、下面基準には、セグメンテーションで自動検出した層境界を設定することができる。上面相対距離、下面相対距離には、それぞれ上面基準、下面基準からの深さ方向(Z方向)への相対距離が、正負の値で設定することができる。
OCTA画像を生成する深度範囲の上面は、上面基準から深さ方向(Z方向)に、上面相対距離離れた面になる。同様に、OCTA画像を生成する深度範囲の下面は、下面基準から深さ方向(Z方向)に、下面相対距離離れた面になる。
上面基準、下面基準には、セグメンテーションで自動検出した層境界だけでなく、例えば、Lineを設定すると、深さ方向(Z方向)に垂直な面を設定することができる。この場合、3次元断層画像の深さ方向(Z方向)の上端、または、下端を基準として、上面相対距離、下面相対距離を設定することができる。
1031で選択された深度範囲定義で生成したOCTA画像が、OCTA Image1として、1030に表示される。また、1031で選択された深度範囲定義の情報は、1051、1052、1053、1054のOCTA Image1の深度範囲の情報に表示される。1051、1052、1053、1054には、それぞれ、1031で選択された深度範囲定義の上面基準、上面相対距離、下面基準、下面相対距離が表示される。
1031で選択された深度範囲定義の情報は、1050の断層画像上にも重畳表示される。1055は、1031で選択された深度範囲の上面基準から上面相対距離離れた面、つまり、OCTA画像を生成する深度範囲の上面を示す。1056は、1031で選択された深度範囲の下面基準から下面相対距離離れた面、つまり、OCTA画像を生成する深度範囲の下面を示す。
1041で選択された深度範囲定義で生成したOCTA画像が、OCTA Image2として、1040に表示される。また、1041で選択された深度範囲定義の情報は、1061、1062、1063、1064のOCTA Image2の深度範囲の情報に表示される。1061、1062、1063、1064には、それぞれ、1041で選択された深度範囲定義の上面基準、上面相対距離、下面基準、下面相対距離が表示される。
1041で選択された深度範囲定義の情報は、1060の断層画像上にも重畳表示される。1065は、1041で選択された深度範囲の上面基準から上面相対距離離れた面、つまり、OCTA画像を生成する深度範囲の上面を示す。1066は、1041で選択された深度範囲の下面基準から下面相対距離離れた面、つまり、OCTA画像を生成する深度範囲の下面を示す。
1031で選択された深度範囲定義と同じ深度範囲で生成するEnFace画像をEnFace Image1、1041で選択された深度範囲定義と同じ深度範囲で生成するEnFace画像をEnFace Image2として、1020に表示する眼底正面画像は、図6で示すように、EnFace Image1、En FaceImage2、Projection Imageから、選択することができる。
EnFace Image1を選択すると、1031で選択されているOCTA Image1の深度範囲定義と同じ深度範囲で、3次元断層画像から生成したEnFace画像が1020に表示される。
EnFace Image2を選択すると、1041で選択されているOCTA Image2の深度範囲定義と同じ深度範囲で、3次元断層画像から生成したEnFace画像が1020に表示される。
Projection Imageを選択すると、3次元断層画像から、深さ方向(Z方向)に、3次元断層画像全体を積算して生成したProjection画像が1020に表示される。
1010のSLO眼底画像の表示において、SLO眼底画像に重畳表示する画像1012を、1011で、図7で示すように、OCTA Image1、OCTA Image2、EnFace Image1、EnFace Image2、Projection Imageから選択できる。例えば、OCTA Image1を選択すると、SLO眼底画像1010上の1012に、OCTA Image1のOCTA画像が重畳表示される。なお、SLO Imageを選択すると、1010には、SLO眼底画像のみが表示され、1012の重畳画像は表示されない。
1031、1041で、深度範囲定義の選択を変更すると、対応する表示が全て更新される。例えば、1031の深度範囲定義の選択を変更すると、1051、1052、1053、1054のOCTA Image1の深度範囲の情報が更新される。断層画像1050に重畳表示しているOCTA画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、1055、1056も更新される。選択された深度範囲定義でOCTA画像が生成され、1030に表示するOCTA画像も更新される。眼底正面画像1020にEnFace Image1が表示されている場合、選択された深度範囲定義と同じ深度範囲でEnFace画像が生成され、1020の表示も更新される。SLO眼底画像に重畳表示する1012に、OCTA Image1、または、EnFace Image1が表示されている場合、1012の表示も更新される。
OCTA Image1の深度範囲を示す情報が表示される、1051、1052、1053、1054では、1031で選択された深度範囲定義の設定から、個別に変更して、任意の深度範囲を設定することもできる。
1051の上面基準、1053の下面基準は、図8に示すように、セグメンテーションにより自動検出された層境界から選択することができる。また、自動検出された層境界ではなく、深さ方向(Z方向)に垂直な面を指定するLineを選択することもできる。
1052の上面相対距離、1054の下面相対距離は、正負の任意の数値を設定できる。
1051、1052、1053、1054の少なくとも1つを変更し、1031で選択された深度範囲の情報から変更があった場合、1031で選択された深度範囲定義とは異なることを示すために、例えば、1031には、図5で示す深度範囲定義の名称ではなく、それとは異なる名称、例えば、Customと表示する。
1051、1052、1053、1054を個別に変更した場合も、断層画像1050に重畳表示しているOCTA画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、1055、1056が更新される。また、対応するOCTA Image1、EnFace Image1は、変更された深度範囲で生成され、対応する表示が全て更新される。
断層画像1050に重畳表示している、OCTA画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、1055、1056を、マウス操作により移動することで、選択されている上面基準に対する上面相対距離、下面基準に対する下面相対距離を変更することもできる。
これらを個別に変更した場合も、深度範囲定義の選択を変更した場合と同様に、対応する表示が全て更新される。
OCTA Image2の深度範囲を示す情報が表示される、1061、1062、1063、1064、1065、1066も同様であるため、説明は省略する。
1057、1067は、それぞれ、1050、1060で表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、それに対応するBスキャン位置を、OCTA画像、眼底正面画像上に重畳表示することもできる。
1057で表示しているBスキャンに対応するBスキャン位置は、OCTA Image1のOCTA画像が表示される1030に、1032の矢印として表示できる。
1067で表示しているBスキャンに対応するBスキャン位置は、OCTA Image2のOCTA画像が表示される1040に、1042の矢印として表示できる。
眼底正面画像1020には、1021で、EnFace Image1が選択されている時には、1057で表示しているBスキャンに対応するBスキャン位置が、1022の矢印として表示できる。同様に、1021で、EnFace Image2が選択されている時には、1067で表示しているBスキャンに対応するBスキャン位置が、1022の矢印として表示できる。
SLO眼底画像1010上に重畳表示する1012には、1011でOCTA Image1、または、EnFace Image1が選択されている時には、1057で表示しているBスキャンに対応するBスキャン位置を、1013の矢印として表示できる。同様に、1011でOCTA Image2、または、EnFace Image2が選択されている時には、1067で表示しているBスキャンに対応するBスキャン位置を、1013の矢印として表示できる。
Bスキャン位置を示す矢印は、1004のShow Linesのチェックボックスのオン、オフにより、表示のオン、オフを切り替えることができる。表示のオン、オフの切り替えは、この方法に限定されず、マウスの右クリックのコンテキストメニューで切り替えても良い。表示のオン、オフの切り替えは行わず、常に表示するように構成しても良い。
断層画像1050、1060に表示するBスキャンは、それぞれ、断層画像1050、1060上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、OCTA画像1030、1040、眼底正面画像1020、SLO眼底画像1010に重畳表示する画像1012上の、Bスキャン位置を示す矢印をマウス操作により移動して、表示されている画像に対応する断層画像に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャン位置を変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
例えば、眼底正面画像1020にEnFace Image1が表示されている時に、眼底正面画像1020に表示されているBスキャン位置を示す矢印をマウス操作により移動すると、1030のOCTA画像に表示しているBスキャン位置を示す矢印1032も連動して移動する。同時に、断層画像1050に表示される断層画像が対応するBスキャンに更新され、1057のBスキャン位置の表示も更新される。なお、SLO眼底画像上に重畳表示する1012に、OCTA Image1、または、EnFace Image1が表示されている場合、1012の矢印も連動して移動する。
断層画像1050、1060で表示するBスキャンを、それぞれ変更する例で説明したが、同期して変更するようにしても良い。
断層画像1050、1060には、図示しないが、3次元モーションコントラストデータ(Angiogram)を、任意の色、任意の透過度で、断層画像に重畳表示することができる。
Angiogram表示のオン、オフは、例えば、マウスの右クリックのコンテキストメニューで選択できる。Angiogram表示の選択方法はこれに限定されず、例えば、それぞれ、図示しないチェックボックスのオン、オフで選択できるようにしても良い。
Angiogram表示の選択は、断層画像1050、1060で個別に設定可能としても良いし、同期して設定できるようにしても良い。
OCTA画像1030、1040、断層画像1050、1060には、図示しないが、プロジェクションアーチファクトの低減処理を適用することもできる。
プロジェクションアーチファクト低減処理のオン、オフは、例えば、マウスの右クリックのコンテキストメニューで選択できる。プロジェクションアーチファクト低減処理の選択方法はこれに限定されず、例えば、それぞれ、図示しないチェックボックスのオン、オフで選択できるようにしても良い。
プロジェクションアーチファクト低減処理の選択状態は、OCTA画像1030と断層画像1050で同期し、OCTA画像1040と断層画像1060で同期する。
例えば、OCTA画像1030で、プロジェクションアーチファクト低減処理をオンにすると、OCTA画像1030と断層画像1050にプロジェクションアーチファクト低減処理が適用され、画像表示が更新される。
プロジェクションアーチファクト低減処理のオン、オフの選択状態を示す情報を、例えば、断層画像に重畳表示しても良い。
OCTA画像1030、1040には、機械学習を利用したノイズ低減処理を適用することもできる。例えば、図示しないボタン操作を行い、機械学習を利用したノイズ低減処理をオンにすると、OCTA画像に機械学習を利用したノイズ低減処理を適用し、OCTA画像の表示が更新される。
機械学習を利用したノイズ低減処理は、OCTA画像1030、1040に対して、同期して適用しても良いし、個別に適用できるようにしても良い。
OCTA画像1030、1040では、マウス操作により、OCTA画像の輝度、コントラストを変更できる。例えば、OCTA画像上でマウスクリックした状態で、マウスを上下に移動した時に輝度を変更し、左右に移動した時にコントラストを変更することがでる。
断層画像1050、1060、眼底正面画像1020も、OCTA画像1030、1040と同様に、マウス操作により、輝度、コントラストを変更できる。
OCTA画像1030、1040には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示のオン、オフは、OCTA画像1030、1040のそれぞれで、マウスの右クリックのコンテキストメニューから選択することができる。計測結果表示の選択方法はこれに限定されず、例えば、それぞれ、図示しないチェックボックスのオン、オフで選択できるようにしても良い。
断層画像1050、1060、眼底正面画像1020も、OCTA画像1030、1040と同様に、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。
計測結果表示は、それぞれ、個別にオン、オフの選択が可能としたが、これに限らない。所定の画像のみ、計測結果の表示を、オン、または、オフに固定しても良い。また、所定の画像間で、計測結果表示のオン、オフを同期しても良い。
断層画像1050、1060に表示する断層画像の表示方法を選択できる。
例えば、表示領域に合わせた表示、実際の縦横比での表示を、マウスの右クリックのコンテキストメニューから選択することができる。
OCTAレポート画面1000から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、OCTAレポートを印刷、出力する場合には、Angiogram表示、プロジェクションアーチファクト低減処理、機械学習を利用したノイズ低減処理、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラスト、計測結果表示など、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
図示しないが、1011、1021で、C-Scan Image1、C-Scan Image2を選択可能とし、3次元断層画像から、深さ方向(Z方向)に垂直な任意の平面で2次元画像として生成した、C-Scan画像を表示できるようにしても良い。
C-Scan Image1を選択した時は、C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)の位置を、断層画像1050に表示し、C-Scan Image2を選択した時は、C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)の位置を、断層画像1060に表示する。
C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)の位置をマウス操作で移動することにより、任意の平面で生成したC-Scan画像を表示することもできる。
1020に、C-Scan画像が表示されている場合、マウスホイール操作で、C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)の位置を変更可能としても良い。
C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)位置の変更に応じて、C-Scan画像が生成され、C-Scan画像の表示が更新される。
(OCTAレポート画面からのOCTA画像の拡大表示)
OCTAレポート画面1000で、OCTA画像をダブルクリックすると、図9に示す、OCTA画像の拡大表示画面2000に遷移する。
OCTA画像の拡大表示画面2000では、2010にOCTA画像を表示し、2020に、断層画像が表示される。
OCTA画像の拡大表示画面2000では、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたOCTA画像の深度範囲の情報が、2021、2022、2023、2024、2025に表示され、その深度範囲で生成したOCTA画像が2010に表示される。また、その深度範囲の上面と下面が、断層画像2020上に重畳表示される。
OCTAレポート画面1000で、OCTA Image1のOCTA画像1030をダブルクリックして画面遷移した時の例で説明する。
2021は、画面遷移時に1031で選択されている深度範囲定義が表示される。
2022は、画面遷移時に1051で選択されている上面基準が表示される。
2023は、画面遷移時に1052で選択されている上面相対距離が表示される。
2024は、画面遷移時に1053で選択されている下面基準が表示される。
2025は、画面遷移時に1054で選択されている下面相対距離が表示される。
2022、2023に表示される、OCTA画像を生成する深度範囲の上面は、断層画像2020上に2026として重畳表示される。
2024、2025に表示される、OCTA画像を生成する深度範囲の下面は、断層画像2020上に2027として重畳表示される。
2021、2022、2023、2024、2025は、OCTAレポート画面1000と同様に、選択可能とする。
2021は、OCTAレポート画面1000と同様に、図4に示すように、OCTA画像を生成する深度範囲定義を選択することができる。2021で、OCTA画像を生成する深度範囲定義の選択を変更すると、対応する表示が全て更新される。2021の深度範囲定義の選択を変更すると、2022、2023、2024、2025のOCTA画像を生成する深度範囲の情報が更新される。断層画像2020に重畳表示しているOCTA画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、2026、2027も更新される。選択された深度範囲定義でOCTA画像が生成され、2010に表示するOCTA画像も更新される。
OCTA画像を生成する深度範囲を示す情報が表示される、2022、2023、2024、2025では、2021で選択されている深度範囲定義の設定から、個別に変更して、任意の深度範囲を設定することもできる。また、断層画像2020に重畳表示している、OCTA画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、2026、2027を、マウス操作により移動することで、選択されている上面基準に対する上面相対距離、下面基準に対する下面相対距離を変更することもできる。OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、OCTA画像を生成する深度範囲を示す情報を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その深度範囲の情報が、OCTAレポート画面1000のOCTA画像を生成する深度範囲の情報に適用される。
2028は、2020に表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたOCTA画像に対応する断層画像に表示していたBスキャン位置を表示する。例えば、OCTAレポート画面1000で、OCTA Image1のOCTA画像1030をダブルクリックして画面遷移した場合、1057に表示していたBスキャン位置が表示される。
対応するBスキャン位置は、OCTA画像2010に、2011の矢印として表示される。Bスキャン位置を示す矢印は、2001のShow Linesのチェックボックスのオン、オフにより、表示のオン、オフを切り替えることができる。表示のオン、オフの切り替えは、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像2020に表示するBスキャンは、OCTAレポート画面1000と同様に、断層画像2020上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、OCTA画像2010の、Bスキャン位置を示す矢印2011をマウス操作により移動して、断層画像2020に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャンを変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、断層画像2020に表示するBスキャンを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、そのBスキャン位置が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたOCTA画像に対応する断層画像に適用される。対応する表示も全て更新される。
断層画像2020には、図示しないが、OCTAレポート画面1000と同様に、3次元モーションコントラストデータ(Angiogram)を、任意の色、任意の透過度で、断層画像に重畳表示することができる。Angiogram表示の選択方法は、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
Angiogram表示のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、OCTA画像の拡大表示画面2000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
OCTA画像の拡大表示画面2000に遷移した時、断層画像2020のAngiogram表示は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたOCTA画像に対応する断層画像のAngiogram表示の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、断層画像1050のAngiogram表示をオンにした状態で、OCTA画像1030をダブルクリックしてOCTA画像の拡大表示画面2000に遷移した時、断層画像2020では、断層画像1050での選択状態が引き継がれ、Angiogram表示がオンになる。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、断層画像2020のAngiogram表示の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたOCTA画像に対応する断層画像に適用される。なお、OCTAレポート画面1000で、断層画像1050、1060で、Angiogram表示を同期している場合は、同期対象の断層画像にも適用される。
OCTA画像2010、断層画像2020には、OCTAレポート画面1000と同様に、プロジェクションアーチファクトの低減処理を適用することもできる。
プロジェクションアーチファクト低減処理の選択、表示、同期に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
プロジェクションアーチファクト低減処理のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、OCTA画像の拡大表示画面2000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
OCTA画像の拡大表示画面2000に遷移した時、OCTA画像2010、断層画像2020のプロジェクションアーチファクト低減処理は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたOCTA画像のプロジェクションアーチファクト低減処理の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、OCTA画像1030のプロジェクションアーチファクト低減処理をオンにした状態で、OCTA画像1030をダブルクリックしてOCTA画像の拡大表示画面2000に遷移した時、OCTA画像2010、断層画像2020では、OCTA画像1030での選択状態が引き継がれ、プロジェクションアーチファクト低減処理がオンになる。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、OCTA画像2010、断層画像2020のプロジェクションアーチファクト低減処理の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたOCTA画像、および、それに対応する断層画像に適用される。
OCTA画像2010には、機械学習を利用したノイズ低減処理を適用することもできる。機械学習を利用したノイズ低減処理の選択、表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
機械学習を利用したノイズ低減処理のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、OCTA画像の拡大表示画面2000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
OCTA画像の拡大表示画面2000に遷移した時、OCTA画像2010の機械学習を利用したノイズ低減処理は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたOCTA画像の機械学習を利用したノイズ低減処理の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、OCTA画像1030の機械学習を利用したノイズ低減処理をオンにした状態で、OCTA画像1030をダブルクリックしてOCTA拡大表示画面2000に遷移した時、OCTA画像2010では、OCTA画像1030での選択状態が引き継がれ、機械学習を利用したノイズ低減処理がオンになる。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、OCTA画像の機械学習を利用したノイズ低減処理の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたOCTA画像に適用される。なお、OCTAレポート画面1000で、OCTA画像1030、1040で、機械学習を利用したノイズ低減処理を同期している場合は、同期対象のOCTA画像にも適用される。
OCTA画像2010では、OCTA画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラストの変更方法に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
OCTA画像の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000と、OCTA画像の拡大表示画面2000で、画面遷移時の値が引き継がれる。OCTA画像の拡大表示画面2000に遷移した時、OCTA画像2010の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたOCTA画像の輝度、コントラストの値が適用される。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、OCTA画像の輝度、コントラストを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その値が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたOCTA画像に適用される。
断層画像2020では、断層画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラストの変更方法に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像の輝度、コントラストの値は、OCTAレポート画面1000と、OCTA画像の拡大表示画面2000で、画面遷移時の値が引き継がれる。OCTA画像の拡大表示画面2000に遷移した時、断層画像2020の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたOCTA画像に対応する断層画像の輝度、コントラストの値が適用される。例えば、OCTA Image1の1030をダブルクリックした場合は、1050の断層画像の輝度、コントラストの値が適用される。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、断層画像の輝度、コントラストを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その値が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたOCTA画像に対応する断層画像に適用される。
OCTA画像2010には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、OCTAレポート画面1000の設定を引き継ぐ構成も可能だが、ここでは、設定を引き継がない例を説明する。
OCTA画像に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000の設定を引き継がず、デフォルトでオンとする。
OCTA画像の拡大表示画面2000で設定したOCTA画像に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000に引き継がれず、OCTA画像の拡大表示画面2000に遷移する前の設定を維持する。
断層画像2020には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、設定を変更可能とする構成も可能だが、ここでは、設定を変更不可とする例を説明する。
断層画像2030に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000の設定を引き継がず、オン固定とし、設定は変更できないようにする。
OCTA画像2010には、EnFace画像を重畳表示することもできる。
EnFace画像を重畳表示する場合、EnFace画像の透過度は、例えば、マウスホイールの操作で変更できる。EnFace画像の透過度の変更は、これに限定されず、図示しないボタン操作、スライダー操作などによって行っても良い。
透過度を100%にすると、OCTA画像のみが表示され、0%にすると、EnFace画像のみが表示される。
EnFace画像の重畳表示に関しては、OCTA画像の拡大表示画面での表示のみに適用される。OCTAレポート画面に戻っても、OCTAレポート画面のOCTA画像には適用されない。
OCTA画像の拡大表示画面2000から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、印刷、出力する場合には、Angiogram表示、プロジェクションアーチファクト低減処理、機械学習を利用したノイズ低減処理、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラスト、計測結果表示、EnFace画像の重畳表示など、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
2030のCloseボタンを押下すると、OCTAレポート画面に戻る。
(OCTAレポート画面からの眼底正面画像の拡大表示)
OCTAレポート画面1000で、眼底正面画像1020に、EnFace画像が表示されている時に、眼底正面画像1020をダブルクリックすると、図10に示す、眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移する。
眼底正面画像の拡大表示画面3000では、3010に眼底正面画像を表示し、3020に、断層画像が表示される。
眼底正面画像の拡大表示画面3000では、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたEnFace画像の深度範囲の情報が、3021、3022、3023、3024、3024に表示され、その深度範囲で生成したEnFace画像が3010に表示される。また、その深度範囲の上面と下面が、断層画像3020上に重畳表示される。
OCTAレポート画面1000の眼底正面画像1020に、EnFace Image1が表示されている時に、眼底正面画像1020をダブルクリックして画面遷移した時の例で説明する。
3021は、画面遷移時に1031で選択されている深度範囲定義が表示される。
3022は、画面遷移時に1051で選択されている上面基準が表示される。
3023は、画面遷移時に1052で選択されている上面相対距離が表示される。
3024は、画面遷移時に1053で選択されている下面基準が表示される。
3025は、画面遷移時に1054で選択されている下面相対距離が表示される。
3022、3023、3024、3025に表示される、EnFace画像を生成する深度範囲の上面は、断層画像3020上に3026として重畳表示される。EnFace 画像を生成する深度範囲の下面は、断層像3020上に3027として重畳表示される。
3021、3022、3023、3024、3025は、OCTAレポート画面1000と同様に、選択可能とする。
3021は、OCTAレポート画面1000と同様に、図4に示すように、EnFace画像を生成する深度範囲定義を選択することができる。3021で、EnFace画像を生成する深度範囲定義の選択を変更すると、対応する表示が全て更新される。3021の深度範囲定義の選択を変更すると、3022、3023、3024、3025のEnFace画像の深度範囲の情報が更新される。断層画像3020に重畳表示しているEnFace画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、3026、3027も更新される。選択された深度範囲定義でEnFace画像が生成され、3010に表示するEnFace画像も更新される。
EnFace画像を生成する深度範囲を示す情報が表示される、3022、3023、3024、3025では、3021で選択されている深度範囲定義の設定から、個別に変更して、任意の深度範囲を設定することもできる。また、断層画像3020に重畳表示している、EnFace画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、3026、3027を、マウス操作により移動することで、選択されている上面基準に対する上面相対距離、下面基準に対する下面相対距離を変更することもできる。OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
EnFace画像の拡大表示画面3000で、EnFace画像を生成する深度範囲を示す情報を更新した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その深度範囲の情報が、OCTAレポート画面1000のOCTA画像を生成する深度範囲の情報に適用される。
3028は、3020に表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたEnFace画像に対応する断層画像に表示していたBスキャン位置を表示する。例えば、OCTAレポート画面1000で、眼底正面画像1020にEnFace Image1が表示された状態で、眼底正面画像1020をダブルクリックして画面遷移した場合、断層画像1057に表示していたBスキャン位置が表示される。
対応するBスキャン位置は、EnFace画像3010に、3011の矢印として表示される。Bスキャン位置を示す矢印は、3001のShow Linesのチェックボックスのオン、オフにより、表示のオン、オフを切り替えることができる。表示のオン、オフの切り替えは、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像3020に表示するBスキャンは、OCTAレポート画面1000と同様に、断層画像3020上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、眼底正面画像3010の、Bスキャン位置を示す矢印3011をマウス操作により移動して、断層画像3020に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャンを変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
EnFace画像の拡大表示画面3000で、断層画像3020に表示するBスキャンを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、そのBスキャン位置が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたEnFace画像に対応する断層画像に適用される。対応する表示も全て更新される。
断層画像3020には、図示しないが、OCTAレポート画面1000と同様に、3次元モーションコントラストデータ(Angiogram)を、任意の色、任意の透過度で、断層画像に重畳表示することができる。Angiogram表示の選択方法は、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
Angiogram表示のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、眼底正面画像の拡大表示画面3000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移した時、断層画像3020のAngiogram表示は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたEnFace画像に対応する断層画像のAngiogram表示の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、断層画像1050のAngiogram表示をオンにし、眼底正面画像1020にEnFace Image1を表示した状態で、眼底正面画像1020をダブルクリックして眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移した時、断層画像3020では、断層画像1050での選択状態が引き継がれ、Angiogram表示がオンになる。
眼底正面画像の拡大表示画面3000で、断層画像3020のAngiogram表示の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたEnFace画像に対応する断層画像に適用される。なお、OCTAレポート画面1000で、断層画像1050、1060で、Angiogram表示を同期している場合は、同期対象の断層画像にも適用される。
断層画像3020には、OCTAレポート画面1000と同様に、プロジェクションアーチファクトの低減処理を適用することもできる。
プロジェクションアーチファクト低減処理の選択、表示、同期に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
プロジェクションアーチファクト低減処理のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、眼底正面画像の拡大表示画面3000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移した時、断層画像3020のプロジェクションアーチファクト低減処理は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした眼底正面画像に対応するOCTA画像、断層画像のプロジェクションアーチファクト低減の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、OCTA画像1030のプロジェクションアーチファクト低減処理をオンにした状態で、眼底正面画像1020にEnFace Image1を表示し、眼底正面画像1020をダブルクリックして眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移した時、断層画像3020では、OCTA画像1030での選択状態が引き継がれ、プロジェクションアーチファクト低減処理がオンになる。
眼底正面画像の拡大表示画面3000で、断層画像3020のプロジェクションアーチファクト低減処理の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたEnFace画像に対応するOCTA画像、断層画像に適用される。
EnFace画像3010では、EnFace画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラストの変更方法に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
EnFace画像の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000と、眼底正面画像の拡大表示画面3000で、画面遷移時の値が引き継がれる。眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移した時、EnFace画像3010の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたEnFace画像の輝度、コントラストの値が適用される。
眼底正面画像の拡大表示画面3000で、EnFace画像の輝度、コントラストを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その値が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたEnFace画像に適用される。
断層画像3020では、断層画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラストの変更方法に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像の輝度、コントラストの値は、OCTAレポート画面1000と、眼底正面画像の拡大表示画面3000で、画面遷移時の値が引き継がれる。眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移した時、断層画像3020の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしたEnFace画像に対応する断層画像の輝度、コントラストが適用される。例えば、眼底正面画像1020にEnFace Image1を表示した状態で、眼底正面画像1020をダブルクリックした場合は、1050の断層画像の輝度、コントラストの値が適用される。
眼底正面画像の拡大表示画面3000で、断層画像の輝度、コントラストを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その値が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていたEnFace画像に対応する断層画像に適用される。
EnFace画像3010には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、OCTAレポート画面1000の設定を引き継ぐ構成も可能だが、ここでは、設定を引き継がない例を説明する。
EnFace画像に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000の設定を引き継がず、デフォルトでオンとする。
EnFace画像の拡大表示画面2000で設定したEnFace画像に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000に引き継がれず、EnFace画像の拡大表示画面3000に遷移する前の設定を維持する。
断層画像3020には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、設定を変更可能とする構成も可能だが、ここでは、設定を変更不可とする例を説明する。
断層画像3020に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000の設定を引き継がず、オン固定とし、設定は変更できないようにする。
眼底正面画像の拡大表示画面3000から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、印刷、出力する場合には、Angiogram表示、プロジェクションアーチファクト低減処理、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラスト、計測結果表示など、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
3030のCloseボタンを押下すると、OCTAレポート画面に戻る。
本実施例では、眼底正面画像1020としてEnFace画像の例で説明したが、Projection画像、C-Scan画像に対して、眼底正面画像の拡大表示を行っても良い。
Projection画像の場合、3次元断層画像全体を積算するため、深度範囲を示す3021、3022、3023、3024、3025は、非表示、または、無効表示となる。断層画像上の、深度範囲の上面と下面を示す3026、3027も重畳表示されない。
C-Scan画像の場合、深さ方向(Z方向)に垂直な任意の面の2次元画像を生成するため、深度範囲を示す3021、3022、3023、3024、3025は、非表示、または、無効表示となる。断層画像上の、深度範囲の上面と下面を示す3026、3027も重畳表示されない。
C-Scan画像の場合、C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)の位置を、断層画像3020に表示し、その位置をマウス操作で移動することにより、任意の平面でC-Scan画像を表示することもできる。C-Scanに関する表示、操作は、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
眼底正面画像の拡大表示画面3000では、図示しないが、マウス右クリックのコンテキストメニューなどで、表示する眼底正面画像を切り替えることができるように構成しても良い。
(OCTAレポート画面からの断層画像の拡大表示)
OCTAレポート画面1000で、断層画像をダブルクリックすると、図11に示す、断層画像の拡大表示画面4000に遷移する。
断層画像の拡大表示画面4000では、4010に断層画像を表示する。
OCTAレポート画面1000から断層画像の拡大表示画面4000に遷移した場合、4020に、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像に対応するOCTA画像が表示される。
OCTAレポート画面1000で、OCTA Image1のOCTA画像1030に対応する断層画像1050をダブルクリックして画面遷移した時の例で説明する。
4020には、画面遷移時に1031、1051、1052、1053、1054で選択されているOCTA画像を生成する深度範囲の情報で生成したOCTA画像が表示される。
4011は、4010に表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像に表示していたBスキャン位置を表示する。
対応するBスキャン位置は、OCTA画像4020に、4021の矢印として表示される。本実施例では、Bスキャン位置は常に表示するようにしているが、Show Linesのチェックボックスを設け、そのオン、オフにより、Bスキャン位置を示す矢印の表示のオン、オフを切り替えることができるようにしても良い。マウスの右クリックのコンテキストメニューで切り替えても良い。
断層画像4010に表示するBスキャンは、OCTAレポート画面1000と同様に、断層画像4010上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、OCTA画像4020の、Bスキャン位置を示す矢印4021をマウス操作により移動して、断層画像4010に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャンを変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
断層画像の拡大表示画面4000で、断層画像4010に表示するBスキャンを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、そのBスキャン位置が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていた断層画像に適用される。対応する表示も全て更新される。
断層画像4010には、図示しないが、OCTAレポート画面1000と同様に、3次元モーションコントラストデータ(Angiogram)を、任意の色、任意の透過度で、断層画像に重畳表示することができる。Angiogram表示の選択方法は、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
Angiogram表示のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、断層画像の拡大表示画面4000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、断層画像4010のAngiogram表示は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像のAngiogram表示の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、断層画像1050のAngiogram表示をオンにした状態で、断層画像1050をダブルクリックして断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、断層画像4010では、断層画像1050での選択状態が引き継がれ、Angiogram表示がオンになる。
断層画像の拡大表示画面4000で、断層画像4010のAngiogram表示の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていた断層画像に適用される。なお、OCTAレポート画面1000で、断層画像1050、1060で、Angiogram表示を同期している場合は、同期対象の断層画像にも適用される。
断層画像4010、OCTA画像4020には、OCTAレポート画面1000と同様に、プロジェクションアーチファクトの低減処理を適用することもできる。
プロジェクションアーチファクト低減処理の選択、表示、同期に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
プロジェクションアーチファクト低減処理のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、断層画像の拡大表示画面4000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、断層画像4010、OCTA画像4020のプロジェクションアーチファクト低減処理は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像のプロジェクションアーチファクト低減処理の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、断層画像1050のプロジェクションアーチファクト低減処理をオンにした状態で、断層画像1050をダブルクリックして断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、断層画像4010、OCTA画像4020では、断層画像1050での選択状態が引き継がれ、プロジェクションアーチファクト低減処理がオンになる。
断層画像の拡大表示画面4000で、断層画像4010、OCTA画像4020のプロジェクションアーチファクト低減処理の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていた断層画像、および、それに対応するOCTA画像に適用される。
OCTA画像4020には、機械学習を利用したノイズ低減処理を適用することもできる。機械学習を利用したノイズ低減処理の選択、表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
機械学習を利用したノイズ低減処理のオン、オフの選択状態は、OCTAレポート画面1000と、断層画像の拡大表示画面4000で、画面遷移時の選択状態が引き継がれる。
断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、OCTA画像4020の機械学習を利用したノイズ低減処理は、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像に対応するOCTA画像の機械学習を利用したノイズ低減処理の選択状態が適用される。例えば、OCTAレポート画面1000で、OCTA画像1030の機械学習を利用したノイズ低減処理をオンにした状態で、OCTA画像1030に対応する断層画像1050をダブルクリックして断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、OCTA画像4020では、OCTA画像1030での選択状態が引き継がれ、機械学習を利用したノイズ低減処理がオンになる。
断層画像の拡大表示画面4000で、OCTA画像の機械学習を利用したノイズ低減処理の選択状態を変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その選択状態が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていた断層画像に対応するOCTA画像に適用される。なお、OCTAレポート画面1000で、OCTA画像1030、1040で、機械学習を利用したノイズ低減処理を同期している場合は、同期対象のOCTA画像にも適用される。
断層画像4010では、断層画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラストの変更方法に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像の輝度、コントラストの値は、OCTAレポート画面1000と、断層画像の拡大表示画面4000で、画面遷移時の値が引き継がれる。断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、断層画像4010の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像の輝度、コントラストの値が適用される。
断層画像の拡大表示画面4000で、断層画像の輝度、コントラストを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その値が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていた断層画像に適用される。
OCTA画像4020では、OCTA画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラストの変更方法に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
OCTA画像の輝度、コントラストの値は、OCTAレポート画面1000と、断層画像の拡大表示画面4000で、画面遷移時の値が引き継がれる。断層画像の拡大表示画面4000に遷移した時、OCTA画像4020の輝度、コントラストは、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像に対応するOCTA画像の輝度、コントラストの値が適用される。例えば、OCTA Image1の1030に対応する断層画像1050をダブルクリックした場合は、1030のOCTA画像の輝度、コントラストの値が適用される。
断層画像の拡大表示画面4000で、OCTA画像の輝度、コントラストを変更した場合、OCTAレポート画面1000に戻る時に、その値が、OCTAレポート画面1000でダブルクリックしていた断層画像に対応するOCTA画像に適用される。
断層画像4010には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、OCTAレポート画面1000の設定を引き継ぐ構成も可能だが、ここでは、設定を引き継がない例を説明する。
断層画像に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000の設定を引き継がず、デフォルトでオンとする。
断層画像の拡大表示画面4000で設定した断層画像に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000に引き継がれず、断層画像の拡大表示画面4000に遷移する前の設定を維持する。
OCTA画像4020には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、設定を変更可能とする構成も可能だが、ここでは、設定を変更不可とする例を説明する。
OCTA画像4020に対する計測結果表示のオン、オフは、OCTAレポート画面1000の設定を引き継がず、オフ固定とし、設定は変更できないようにする。
断層画像4010に表示する断層画像の表示方法を選択できる。
例えば、表示領域に合わせた表示、実際の縦横比での表示を、マウスの右クリックのコンテキストメニューから選択することができる。表示方法の選択はこれに限らず、図示しないラジオボタンなどにより選択するように構成しても良い。
断層画像4010の表示領域の縦横比と、OCTAレポート画面の断層画像1050、1060の表示領域の縦横比が異なることがある。この場合、実際の縦横比での表示であれば、表示される断層画像の縦横比は同じになるが、表示領域に合わせた表示の場合、表示される断層画像の縦横比が異なってしまう。そのため、OCTAレポート画面の断層画像1050、1060で、表示領域に合わせた表示をしている場合、断層画像4010に表示する断層画像の表示方法として、OCTAレポート画面1000の断層画像の表示領域に合わせた表示の縦横比を維持して表示することも選択できる方が良い。また、その設定をデフォルトにすることもできる。
前述した、OCTA画像の拡大表示画面2000の断層画像2020、眼底正面画像の拡大表示画面3000の断層画像3020も、同様に構成しても良い。
断層画像の拡大表示画面4000では、4001のShow Layer Boundaryのチェックボックスのオン、オフにより、セグメンテーションにより自動検出した層境界の表示のオン、オフを切り替えることができる。
Show Layer Boundaryのチェックボックスをオンにすると、断層画像4010上に、図示しないが、セグメンテーションで自動検出した層境界を示す線を重畳表示する。層境界ごとに所定の色で実線表示されており、層境界を識別可能となっている。
4030のLayerボタンにより、層境界を示す線の編集ができる。層境界を示す線の編集に関しては、後述する。
断層画像の拡大表示画面から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、印刷、出力する場合には、Angiogram表示、プロジェクションアーチファクト低減処理、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラスト、計測結果表示、層境界の表示など、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
4040のCloseボタンを押下すると、OCTAレポート画面に戻る。
本実施例では、OCTAレポート画面1000から断層画像の拡大表示画面4000に遷移した場合、4020に、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像に対応するOCTA画像を表示する例を説明したが、これに限らない。
OCTAレポート画面1000から断層画像の拡大表示画面4000に遷移した場合、4020に、OCTAレポート画面1000でダブルクリックした断層画像に対応するEnFace画像を表示するように構成しても良い。
また、4020では、マウス右クリックのコンテキストメニューなどで、OCTA画像、EnFace画像、Projection画像、C-Scan画像を、切り替えることができるように構成しても良い。
(OCTAレポートの拡大表示画面間の直接遷移)
OCTA画像の拡大表示画面2000から、2030のCloseボタン押下によりOCTAレポート画面1000に戻った後、断層画像の拡大表示画面4000に遷移することもできるが、OCTAレポートの各種の拡大表示画面間を、直接遷移できる方が、操作性が良くなる。
OCTA画像の拡大表示画面2000で、断層画像2020をダブルクリックすると、断層画像の拡大表示画面4000に直接遷移することができる。
眼底正面画像の拡大表示画面3000で、断層画像3020をダブルクリックすると、断層画像の拡大表示画面4000に直接遷移することができる。
OCTA画像の拡大表示画面2000から断層画像の拡大表示画面4000に直接遷移した時には、断層画像の拡大表示画面4000の4020には、OCTA画像を表示する。
眼底正面画像の拡大表示画面2000から断層画像の拡大表示画面4000に直接遷移した時には、断層画像の拡大表示画面4000の4020には、画面遷移時に眼底正面画像の拡大表示画面で表示していた眼底正面画像を表示する。
断層画像の拡大表示画面4000で、4020をダブルクリックすると、4020に表示している画像に対応した拡大表示画面に遷移する。
4020にOCTA画像を表示している場合は、OCTA拡大表示画面2000に遷移する。
4020に眼底正面画像を表示している場合は、眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移する。眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移した時は、4020に表示されている眼底正面画像が、3010に表示される。
その他、OCTAレポート画面から各種拡大表示画面への遷移時に引き継いでいる値、選択状態に関しては、各種拡大表示画面間を直接遷移する時にも引き継がれる。
なお、OCTAレポート画面から各種拡大表示画面への遷移時に引き継がない値は、各種拡大表示画面間を直接遷移する時にも引き継がれない。
(層厚マップレポート画面)
セグメンテーションにより検出した層境界に基づき、特定の層の厚みの大小を色の変化として表示した、層厚マップと呼ばれる画像解析データが、診断には有効である。
層厚マップレポート画面の表示例を、図12で説明する。
層厚マップレポート画面5000には、被検眼の左右眼の情報5001、撮影日時5002、撮影条件5003などが表示される。
5010には、SLO眼底画像が表示される。
5020には、3次元断層画像から生成した眼底正面画像が表示される。
5030には、断層画像が表示される。
5031、5032、5033、5034には、層厚を計測する深度範囲の情報が表示される。
5031には、層厚を計測する深度範囲の上面の上面基準、5032には、上面基準からの上面相対距離が表示される。5033には、層厚を計測する深度範囲の下面の下面基準、5034には、下面基準からの下面相対距離が表示される。
層厚を計測する深度範囲に関しては、OCTAレポート画面1000でOCTA画像を生成する深度範囲の情報を表示、設定する1051、1052、1053、1054と同様であるため、詳細な説明は省略する。
層厚を計測する深度範囲の情報は、5030の断層画像上にも重畳表示される。5035は、5031の上面基準から5032の上面相対距離離れた面、つまり、層厚を計測する深度範囲の上面を示す。5036は、5033の下面基準から5034の下面相対距離離れた面、つまり、層厚を計測する深度範囲の下面を示す。
5010のSLO眼底画像には、層厚マップ5011を重畳表示できる。
図13で示すように、5012の選択を切り替えることにより、5010のSLO眼底画像の表示を選択することができる。
Thickness Mapを選択すると、SLO眼底画像に、層厚マップ5011が重畳表示される。層厚マップを表示すると、カラースケール5013が表示される。
SLO Imageを選択すると、SLO眼底画像のみが表示される。SLO眼底画像のみが表示される場合、カラースケール5013は表示されない。
5013のカラースケールは、層厚ごとに対応する色を示している。
層厚マップ5011は、5031、5032、5033、5034で表示、設定される層厚を計測する深度範囲で層厚を計測し、層厚ごとに、5013のカラースケールで示される色で、SLO眼底画像上に、重畳して、透過表示される。
層厚マップの透過度は、例えば、マウスホイールの操作で変更できる。層厚マップの透過度の変更は、これに限定されず、図示しないボタン操作、スライダー操作などによって行っても良い。
透過度を100%にすると、SLO眼底画像のみが表示され、0%にすると、層厚マップの背後のSLO眼底画像は表示されなくなる。
5020に表示する眼底正面画像は、図14で示すように、Projection Image、EnFace Image、C-Scan Imageから、切り替えることができる。
Projection Imageを選択すると、3次元断層画像から、深さ方向(Z方向)に、3次元断層画像全体を積算して生成したProjection画像が5020に表示される。
EnFace Imageを選択すると、層厚を計測する深度範囲と同じ深度範囲で、3次元断層画像から生成したEnFace画像が5020に表示される。
C-Scan Imageを選択すると、3次元断層画像から、深さ方向(Z方向)に垂直な任意の平面で2次元画像として生成したC-Scan画像が5020に表示される。C-Scan画像の場合、C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)の位置を、断層画像5030に表示し、その位置をマウス操作で移動することにより、任意の平面でC-Scan画像を表示することもできる。C-Scanに関する表示、操作は、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
OCTAレポート画面1000のOCTA画像を生成する深度範囲と同様に、5031、5032、5033、5034で、個別に層厚を計測する深度範囲を変更できる。
5031の上面基準、5033の下面基準は、図8に示すように、セグメンテーションにより自動検出された層境界から選択することができる。また、自動検出された層境界ではなく、深さ方向(Z方向)に垂直な面を指定するLineを選択することもできる。
5032の上面相対距離、5034の下面相対距離は、正負の任意の数値を設定できる。
5031、5032、5033、5034の少なくとも1つを変更した場合、層厚を計測する深度範囲を変更したことを示す表示を行うことが望ましい。
5031、5032、5033、5034を個別に変更した場合も、断層画像5030に重畳表示している層厚を計測する深度範囲の上面と下面を示す、5035、5036が更新される。層厚マップを表示している場合、変更された深度範囲で層厚を計測し、層厚マップが更新される。カラースケールも更新される。
断層画像5030に重畳表示している、層厚を計測する深度範囲の上面と下面を示す、5035、5036を、マウス操作により移動することで、選択されている上面基準に対する上面相対距離、下面基準に対する下面相対距離を変更することもできる。
これらを個別に変更した場合も、OCTA画像を生成する深度範囲定義の選択を変更した場合と同様に、対応する表示が全て更新される。
5010のSLO眼底画像は、名前を付けてファイル保存できる。
5011で、SLO Imageを選択し、SLO眼底画像のみを表示している時に、名前を付けてファイル保存すると、SLO眼底画像のみを保存する。
5011で、Thickness Mapを選択し、SLO眼底画像に層厚マップ5011を重畳表示している時に、名前を付けてファイル保存すると、SLO眼底画像に層厚マップを重畳表示した画像を保存する。SLO眼底画像に層厚マップを重畳表示した画像を保存する場合、カラースケールも保存する。層厚マップの透過度は、名前を付けてファイル保存する時の値が適用される。
5037は、5030で表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、対応するBスキャン位置を、SLO眼底画像、眼底正面画像上に重畳表示することができる。
5037で表示しているBスキャンに対応するBスキャン位置は、5010のSLO眼底画像上に、5014の矢印として表示され、5020の眼底正面画像上に、5022の矢印として表示される。
Bスキャン位置を示す矢印は、5004のShow Linesのチェックボックスのオン、オフにより、表示のオン、オフを切り替えることもできる。表示のオン、オフの切り替えは、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像5030に表示するBスキャンは、OCTAレポート画面1000と同様に、断層画像5030上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、SLO眼底画像5010、眼底正面画像5020上の、Bスキャン位置を示す矢印をマウス操作により移動して、断層画像に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャンを変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
例えば、眼底正面画像5020にEnFace Imageが表示されている時に、眼底正面画像5020に表示されているBスキャン位置を示す矢印をマウス操作により移動すると、5010のSLO眼底画像に表示しているBスキャン位置を示す矢印5014も連動して移動する。同時に、断層画像5030に表示される断層画像が対応するBスキャンに変更され、5037のBスキャン位置も更新される。
眼底正面画像5020、断層画像5030では、OCTA画像1030、1040と同様に、マウス操作により、輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラスト変更に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
眼底正面画像5020、断層画像5030に、OCTA画像1030、1040と同様に、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、OCTAレポート画面1000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像5030に表示する断層画像の表示方法を選択できる。
例えば、表示領域に合わせた表示、実際の縦横比での表示を、マウスの右クリックのコンテキストメニューから選択することができる。
層厚マップレポート画面5000から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、層厚マップレポートを印刷、出力する場合には、層厚マップの表示、層厚を計測する深度範囲の情報、層厚マップの透過度、層厚マップのカラースケール、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラストなど、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
5012に層厚マップのみを表示する選択肢、例えば、Thickness Map Onlyを追加し、Thickness Map Onlyを選択した時には、5010にSLO眼底画像を表示せず、層厚マップ5011のみを表示しても良い。層厚マップ5011のみを表示する場合、透過表示しないで、層厚マップのみを表示する。層厚マップのみを表示する場合、名前を付けてファイル保存すると、層厚マップのみが、カラースケールと共に保存される。
図示しないが、OCTA画像を生成する深度範囲定義と同様に、層厚を計測する深度範囲定義を複数設定しておき、層厚を計測する深度範囲定義を選択可能としても良い。層厚を計測する深度範囲定義の選択はこれに限らず、マウスの右クリックのコンテキストメニューから選択しても良い。
5012に、異なる深度範囲で層厚計測を行う定義を複数追加し、選択できるようにしても良い。例えば、Thickness Map1、Thickness Map2を選択できるようにし、これらの選択により、異なる深度範囲での層厚マップの表示を切り替えることもできる。
5012に、層厚計測結果と正常眼データベースの比較結果のマップを複数追加し、選択できるようにしても良い。例えば、Comparison Map1、Comparison Map2を選択できるようにし、それぞれ、Thickness Map1、Thickness Map2の深度範囲で計測した層厚を、正常眼データベースと比較した結果をマップとして表示することもできる。
層厚を計測する深度範囲定義が異なる選択を可能とした場合、異なる深度範囲定義を選択すると、対応する表示が全て更新される。5031、5032、5033、5034の層厚を計測する深度範囲の情報が更新される。断層画像5030に重畳表示している層厚を計測する深度範囲の上面と下面を示す、5035、5036も更新される。層厚マップを重畳表示している場合、選択された深度範囲定義で層厚マップが生成され、5011に表示する層厚マップも更新される。カラースケール5013も更新される。正常眼データベースと比較した結果をマップとして表示する場合も、同様に更新される。
5020にEnFace画像を表示している場合、選択された深度範囲定義でEnFace画像が生成され、5020に表示するEnFace画像も更新される。
(層厚マップレポート画面からの層厚マップの拡大表示)
層厚マップレポート画面5000で、SLO眼底画像5010をダブルクリックすると、図15に示す、層厚マップの拡大表示画面6000に遷移する。
層厚マップの拡大表示画面6000では、6010にSLO眼底画像を表示し、6020に、断層画像が表示される。
層厚マップレポート画面5000のSLO眼底画像5010に、層厚マップ5011が重畳表示されている時に、SLO眼底画像5010をダブルクリックした場合、層厚マップの拡大表示画面6000では、6010に、SLO眼底画像が表示され、層厚マップ6011が重畳表示される。層厚マップを表示する場合、カラースケール6012も表示される。
この場合、層厚マップの拡大表示画面6000では、層厚マップレポート画面5000で、SLO眼底画像5010をダブルクリックした時の層厚を計測する深度範囲の情報が、6021、6022、6023、6024に表示され、その深度範囲で計測した層厚マップ6011が、SLO眼底画像に重畳表示される。また、その深度範囲の上面と下面が、断層画像6020上に重畳表示される。
6021は、画面遷移時に5031で選択されている上面基準が表示される。
6022は、画面遷移時に5032で選択されている上面相対距離が表示される。
6023は、画面遷移時に5033で選択されている下面基準が表示される。
6024は、画面遷移時に5034で選択されている下面相対距離が表示される。
6021、6022に表示される、層厚を計測する深度範囲の上面は、断層像6020に、6025として重畳表示される。
6023、6024で指定される、層厚を計測する深度範囲の下面は、断層像6020に、6026として重畳表示される。
層厚を計測する深度範囲を示す情報が表示される、6021、6022、6023、6024では、層厚マップレポート画面5000と同様に、個別に変更して、任意の深度範囲を設定することもできる。また、断層画像6020に重畳表示している、層厚を計測する深度範囲の上面と下面を示す、6025、6026を、マウス操作により移動することで、選択されている上面基準に対する上面相対距離、下面基準に対する下面相対距離を変更することもできる。層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
層厚マップの拡大表示画面6000で、層厚を計測する深度範囲を示す情報を変更した場合、層厚マップレポート画面1000に戻る時に、その深度範囲の情報が、層厚マップレポート画面5000の層厚を計測する深度範囲の情報に適用される。
層厚マップレポート画面5000と同様に、層厚マップの透過度を変更できる。層厚マップの透過度の変更に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
層厚マップの透過度は、層厚マップレポート画面5000と、層厚マップの拡大表示画面6000で、画面遷移時の値が引き継がれる。
層厚マップの拡大表示画面6000に遷移した時、層厚マップ6010の透過度は、層厚マップレポート画面5000でダブルクリックした時の、層厚マップの透過度の値が適用される。
層厚マップの拡大表示画面6000で、層厚マップの透過度を変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、その値が、層厚マップレポート画面5000の層厚マップに適用される。
層厚マップレポート画面5000のSLO眼底画像5010に、SLO眼底画像のみが表示されている時に、SLO眼底画像5010をダブルクリックした場合、層厚マップの拡大表示画面6000では、6010に、SLO眼底画像のみが表示される。SLO眼底画像のみが表示される場合、カラースケール6012は表示されない。
SLO眼底画像のみを表示する場合、層厚を計測する深度範囲の情報を、非表示、または、無効表示するようにしても良い。
6010のSLO眼底画像は、層厚マップレポート画面5000と同様に、名前を付けてファイル保存できる。
6010に、SLO眼底画像のみを表示している時に、名前を付けてファイル保存すると、SLO眼底画像のみを保存する。
6010で、SLO眼底画像に層厚マップ5011を重畳表示している時に、名前を付けてファイル保存すると、SLO眼底画像に層厚マップを重畳表示した画像を保存する。SLO眼底画像に層厚マップを重畳表示した画像を保存する場合、カラースケールも保存する。層厚マップの透過度は、名前を付けてファイル保存する時の値が適用される。
6027は、6020に表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、層厚マップレポート画面5000でSLO眼底画像5010をダブルクリックした時に、5037に表示していたBスキャン位置を表示する。
対応するBスキャン位置は、SLO眼底画像6010に、6013の矢印として表示される。Bスキャン位置を示す矢印は、6001のShow Linesのチェックボックスのオン、オフにより、表示のオン、オフを切り替えることができる。表示のオン、オフの切り替えは、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像6020に表示するBスキャンは、層厚マップレポート画面5000と同様に、断層画像6020上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、SLO眼底画像6010の、Bスキャン位置を示す矢印6013をマウス操作により移動して、断層画像6020に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャンを変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
層厚マップの拡大表示画面6000で、断層画像6020に表示するBスキャンを変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、そのBスキャン位置が、層厚マップレポート画面5000の断層画像に適用される。対応する表示も全て更新される。
断層画像6020では、マウス操作により、断層画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラスト変更に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像の輝度、コントラストの値は、層厚マップレポート画面5000と、層厚マップの拡大表示画面6000で、画面遷移時の値が引き継がれる。層厚マップの拡大表示画面6000に遷移した時、断層画像6020の輝度、コントラストは、層厚マップレポート画面5000で、SLO眼底画像5010をダブルクリックした時の、断層画像5030の輝度、コントラストが適用される。
層厚マップの拡大表示画面6000で、断層画像の輝度、コントラストを変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、その値が、層厚マップレポート画面5000の断層画像に適用される。
断層画像6020には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、設定を変更可能とする構成も可能だが、ここでは、設定を変更不可とする例を説明する。
断層画像6020に対する計測結果表示のオン、オフは、層厚マップレポート画面5000の設定を引き継がず、オン固定とし、設定は変更できないようにする。
層厚マップの拡大表示画面6000から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、印刷、出力する場合には、層厚マップの表示、層厚を計測する深度範囲の情報、層厚マップの透過度、層厚マップのカラースケール、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラストなど、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
6030のCloseボタンを押下すると、層厚マップレポート画面に戻る。
層厚マップの拡大表示画面6000で、図示しないが、層厚マップレポート画面5000と同様に、6010に表示する画像を、切り替えることができるように構成しても良い。例えば、マウス右クリックのコンテキストメニューなどで、SLO眼底画像のみの表示、SLO眼底画像に層厚マップを重畳表示、などの選択を切り替えることができるように構成しても良い。層厚マップのみを表示することができるように構成しても良い。
層厚マップレポート画面5000と同様に、異なる深度範囲での層厚マップの表示を切り替えることができるようにしても良い。また、正常眼データベースと比較した結果をマップ表示できるように構成しても良い。
(層厚マップレポート画面からの眼底正面画像の拡大表示)
層厚マップレポート画面5000で、眼底正面画像5020をダブルクリックすると、図16に示す、眼底正面画像の拡大表示画面7000に遷移する。
眼底正面画像の拡大表示画面7000では、7010に眼底正面画像を表示し、7020に、断層画像が表示される。
眼底正面画像の拡大表示画面7000では、層厚マップレポート画面5000で眼底正面画像5020をダブルクリックした時に表示していた眼底正面画像が7010に表示される。
眼底正面画像5020に、EnFace画像を表示した状態で、EnFace画像をダブルクリックすると、7010にEnFace画像が表示される。
眼底正面画像5020に、Projection画像を表示した状態で、Projection画像をダブルクリックすると、7010にProjection画像が表示される。
眼底正面画像5020に、C-Scan画像を表示した状態で、C-Scan画像をダブルクリックすると、7010にC-Scan画像が表示される。
層厚マップレポート画面5000の眼底正面画像5020に、EnFace画像が表示されている時に、眼底正面画像5020をダブルクリックした時の例を説明する。
EnFace画像は、層厚マップレポート画面5000で層厚を計測する深度範囲と同じ深度範囲で生成されるため、層厚マップレポート画面5000で、表示されていた層厚を計測する深度範囲の情報が、7021、7022、7023、7024に表示され、その深度範囲で生成したEnFace画像が、7010に表示される。また、その深度範囲の上面と下面が、断層画像7020上に重畳表示される。
7021は、画面遷移時に5031で選択されている上面基準が表示される。
7022は、画面遷移時に5032で選択されている上面相対距離が表示される。
7023は、画面遷移時に5033で選択されている下面基準が表示される。
7024は、画面遷移時に5034で選択されている下面相対距離が表示される。
7021、7022に表示される、EnFace画像を生成する深度範囲の上面は、断層画像7020に、7025として重畳表示される。
7023、7024に表示される、EnFace画像を生成する深度範囲の下面は、断層像7020に、7026として重畳表示される。
EnFace画像を生成する深度範囲を示す情報が表示される、7021、7022、7023、7024では、層厚マップレポート画面5000と同様に、個別に変更して、任意の深度範囲を設定することもできる。また、断層画像7020に重畳表示している、EnFace画像を生成する深度範囲の上面と下面を示す、7025、7026を、マウス操作により移動することで、選択されている上面基準に対する上面相対距離、下面基準に対する下面相対距離を変更することもできる。層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
眼底正面画像の拡大表示画面7000で、EnFace画像を生成する深度範囲を示す情報を変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、その深度範囲の情報が、層厚マップレポート画面5000の層厚を計測する深度範囲の情報に適用される。
層厚マップレポート画面5000で、眼底正面画像5020に、Projection 画像が表示されていた時の例を説明する。
Projection画像の場合、3次元断層画像全体を積算するため、深度範囲を示す7021、7022、7023、7024は、非表示、または、無効表示となる。断層画像上の深度範囲の上面と下面を示す、7025、7026も重畳表示されない。
層厚マップレポート画面5000で、眼底正面画像5020に、C-Scan画像が表示されていた時の例を説明する。
C-Scan画像の場合、深さ方向(Z方向)に垂直な任意の面の2次元画像を生成するため、深度範囲を示す7021、7022、7023、7024は、非表示、または、無効表示となる。断層画像上の深度範囲の上面と下面を示す、7025、7026も重畳表示されない。
C-Scan画像の場合、C-Scan画像を生成する深さ方向(Z方向)の位置を、断層画像7020に表示し、その位置をマウス操作で移動することにより、任意の平面でC-Scan画像を表示することもできる。C-Scanに関する表示、操作は、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
7010に表示する眼底正面画像は、7002で、層厚マップレポート画面5000の5021と同様に、EnFace画像、Projection画像、C-Scan画像から選択することができる。
7027は、7020に表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、層厚マップレポート画面5000で眼底正面画像5020をダブルクリックした時に、5037に表示していたBスキャン位置を表示する。
対応するBスキャン位置は、眼底正面画像7010に、7011の矢印として表示される。Bスキャン位置を示す矢印は、7001のShow Linesのチェックボックスのオン、オフにより、表示のオン、オフを切り替えることができる。表示のオン、オフの切り替えは、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像7020に表示するBスキャンは、層厚マップレポート画面5000と同様に、断層画像7020上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、眼底正面画像7010の、Bスキャン位置を示す矢印7011をマウス操作により移動して、断層画像7020に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャンを変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
断層画像の拡大表示画面7000で、断層画像7020に表示するBスキャンを変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、そのBスキャン位置が、層厚マップレポート画面5000の断層画像に適用される。対応する表示も全て更新される。
断層画像7020では、マウス操作により、断層画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラスト変更に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像の輝度、コントラストの値は、層厚マップレポート画面5000と、眼底正面画像の拡大表示画面7000で、画面遷移時の値が引き継がれる。眼底正面画像の拡大表示画面7000に遷移した時、断層画像7020の輝度、コントラストは、層厚マップレポート画面5000で、眼底正面画像5010をダブルクリックした時の、断層画像5030の輝度、コントラストが適用される。
眼底正面画像の拡大表示画面7000で、断層画像の輝度、コントラストを変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、その値が、層厚マップレポート画面5000の断層画像に適用される。
眼底正面画像7010には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、層厚マップレポート画面5000の設定を引き継ぐ構成も可能だが、ここでは、設定を引き継がない例を説明する。
眼底正面画像に対する計測結果表示のオン、オフは、層厚マップレポート画面5000の設定を引き継がず、デフォルトでオンとする。
眼底正面画像の拡大表示画面7000で設定した眼底正面画像に対する計測結果表示のオン、オフは、層厚マップレポート画面5000に引き継がれず、眼底正面画像の拡大表示画面7000に遷移する前の設定を維持する。
断層画像7020には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、設定を変更可能とする構成も可能だが、ここでは、設定を変更不可とする例を説明する。
断層画像7020に対する計測結果表示のオン、オフは、層厚マップレポート画面5000の設定を引き継がず、オン固定とし、設定は変更できないようにする。
眼底正面画像の拡大表示画面7000から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、印刷、出力する場合には、EnFace画像を生成する深度範囲の情報、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラストなど、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
7030のCloseボタンを押下すると、層厚マップレポート画面に戻る。
(層厚マップレポート画面からの断層画像の拡大表示)
層厚マップレポート画面5000で、断層画像をダブルクリックすると、図17に示す、断層画像の拡大表示画面8000に遷移する。
断層画像の拡大表示画面8000では、8010に断層画像を表示する。
層厚マップレポート画面5000から断層画像の拡大表示画面8000に遷移した場合、8020に、SLO眼底画像が表示され、層厚マップ8021も重畳表示される。層厚マップのカラースケール8022も表示される。
層厚マップレポート画面5000の5012で、Thickness Mapが選択された状態で、断層画像5030をダブルクリックして画面遷移した時の例で説明する。
8020には、SLO眼底画像が表示される。画面遷移時に5031、5032、5034、5045で選択されている層厚を計測する深度範囲で生成した層厚マップが、8020のSLO眼底画像に、8021の層厚マップとして重畳表示される。
層厚マップレポート画面5000と同様に、層厚マップの透過度を変更できる。層厚マップの透過度の変更に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
層厚マップの透過度は、層厚マップレポート画面5000と、断層画像の拡大表示画面8000で、画面遷移時の値が引き継がれる。
断層画像の拡大表示画面8000に遷移した時、層厚マップ8021の透過度は、層厚マップレポート画面5000でダブルクリックした時の、層厚マップの透過度の値が適用される。
断層画像の拡大表示画面8000で、層厚マップ8021の透過度を変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、その値が、層厚マップレポート画面5000の層厚マップに適用される。
8011は、8010に表示している断層画像が、3次元断層画像の全Bスキャンの内、どのBスキャンを表示しているかを示しており、層厚マップレポート画面5000でダブルクリックした断層画像に表示していたBスキャン位置を表示する。
対応するBスキャン位置は、8020のSLO眼底画像に、8023の矢印として表示される。本実施例では、Bスキャン位置は常に表示するようにしているが、Show Linesのチェックボックスを設け、そのオン、オフにより、Bスキャン位置を示す矢印の表示のオン、オフを切り替えることができるようにしても良い。マウスの右クリックのコンテキストメニューで切り替えても良い。
断層画像8010に表示するBスキャンは、層厚マップレポート画面5000と同様に、断層画像8010上で、マウスホイール操作により、変更することができる。また、8020のSLO眼底画像の、Bスキャン位置を示す矢印8023をマウス操作により移動して、断層画像8010に表示するBスキャンを変更することもできる。なお、断層画像に表示するBスキャンを変更する場合、対応する表示は連動して更新される。
断層画像の拡大表示画面8000で、断層画像8010に表示するBスキャンを変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、そのBスキャン位置が、層厚マップレポート画面5000でダブルクリックしていた断層画像に適用される。対応する表示も全て更新される。
断層画像8010では、断層画像の輝度、コントラストを変更できる。輝度、コントラストの変更方法に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
断層画像の輝度、コントラストの値は、層厚マップレポート画面5000と、断層画像の拡大表示画面8000で、画面遷移時の値が引き継がれる。断層画像の拡大表示画面8000に遷移した時、断層画像8010の輝度、コントラストは、層厚マップレポート画面5000でダブルクリックした断層画像の輝度、コントラストの値が適用される。
断層画像の拡大表示画面8000で、断層画像の輝度、コントラストを変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、その値が、層厚マップレポート画面5000でダブルクリックしていた断層画像に適用される。
断層画像8010には、2点間の距離、領域の面積などの計測結果を重畳表示することができる。計測結果表示に関しては、層厚マップレポート画面5000と同様であるため、詳細な説明は省略する。
他の設定と同様に、層厚マップレポート画面5000の設定を引き継ぐ構成も可能だが、ここでは、設定を引き継がない例を説明する。
断層画像に対する計測結果表示のオン、オフは、層厚マップレポート画面5000の設定を引き継がず、デフォルトでオンとする。
断層画像の拡大表示画面8000で設定した断層画像に対する計測結果表示のオン、オフは、層厚マップレポート画面5000に引き継がれず、断層画像の拡大表示画面8000に遷移する前の設定を維持する。
断層画像8010に表示する断層画像の表示方法を選択できる。
例えば、表示領域に合わせた表示、実際の縦横比での表示を、マウスの右クリックのコンテキストメニューから選択することができる。表示方法の選択はこれに限らず、図示しないラジオボタンなどにより選択するように構成しても良い。
断層画像8010の表示領域の縦横比と、層厚マップレポート画面の断層画像5030の表示領域の縦横比が異なることがある。この場合、実際の縦横比での表示であれば、表示される断層画像の縦横比は同じになるが、表示領域に合わせた表示の場合、表示される断層画像の縦横比が異なってしまう。そのため、層厚マップレポート画面5000の断層画像5030で、表示領域に合わせた表示をしている場合、断層画像8010に表示する断層画像の表示方法として、層厚マップレポート画面の断層画像の表示領域に合わせた表示の縦横比を維持して表示することも選択できる方が良い。また、その設定をデフォルトにすることもできる。
前述した、層厚マップの拡大表示画面6000の断層画像6020、眼底正面画像の拡大表示画面7000の断層画像7020も、同様に構成しても良い。
断層画像の拡大表示画面8000では、8001のShow Layer Boundaryのチェックボックスのオン、オフにより、セグメンテーションにより自動検出した層境界の表示のオン、オフを切り替えることができる。
Show Layer Boundaryのチェックボックスをオンにすると、断層画像8010上に、図示しないが、セグメンテーションで自動検出した層境界を示す線を重畳表示する。層境界ごとに所定の色で実線表示されており、層境界を識別可能となっている。
8030のLayerボタンにより、層境界の編集ができる。層境界の編集に関しては、後述する。
断層画像の拡大表示画面から、図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、印刷、出力する場合には、Bスキャン位置を示す矢印、輝度、コントラスト、計測結果表示、層境界の表示、マップ透過度など、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
8040のCloseボタンを押下すると、層厚マップレポート画面に戻る。
本実施例では、層厚マップレポート画面5000の5012で、Thickness Mapが選択された状態で、断層画像5030をダブルクリックして画面遷移した時の例を説明したが、これに限らない。
層厚マップレポート画面5000の5012で、SLO画像のみの表示が選択されている場合、層厚マップレポート画面5000と同様に、8020にSLO眼底画像のみを表示し、層厚マップ8021、カラースケール8022を表示しないようにしても良い。
層厚マップレポート画面5000の5012で、SLO画像のみの表示が選択されている場合、デフォルトで表示するマップを設定し、そのマップを表示するようにしても良い。
層厚マップレポート画面5000の5012で、異なる深度範囲で層厚計測を行うマップ、層厚計測結果と正常眼データベースの比較結果のマップなどを選択できる場合、5012で選択されているマップが表示される。
8020では、マウスの右クリックのコンテキストメニューなどで、異なる深度範囲で層厚計測を行うマップ、層厚計測結果と正常眼データベースの比較結果のマップを切り替えることができるように構成しても良い。
断層画像の拡大表示画面8000で、8020に表示するマップの選択を変更した場合、層厚マップレポート画面5000に戻る時に、その選択が、層厚マップレポート画面5000の層厚マップに適用される。
8020では、マウスの右クリックのコンテキストメニューなどで、EnFace画像、Projection画像、C-Scan画像に切り替えることができるように構成しても良い。
(層厚マップレポートの拡大表示画面間の直接遷移)
層厚マップの拡大表示画面6000から、6030のCloseボタン押下により層厚マップレポート画面5000に戻った後、断層画像の拡大表示画面8000に遷移することもできるが、層厚マップレポートの各種の拡大表示画面間を、直接遷移できる方が、操作性が良くなる。
層厚マップの拡大表示画面6000で、断層画像6020をダブルクリックすると、断層画像の拡大表示画面8000に直接遷移することができる。
眼底正面画像の拡大表示画面7000で、断層画像7020をダブルクリックすると、断層画像の拡大表示画面8000に直接遷移することができる。
層厚マップの拡大表示画面6000で、層厚マップを表示している状態で、層厚マップの拡大表示画面6000から断層画像の拡大表示画面8000に直接遷移した時には、断層画像の拡大表示画面8000の8020には、SLO眼底画像が表示され、層厚マップ8021も重畳表示される。カラースケール8022も表示される。
層厚マップの拡大表示画面6000で、SLO眼底画像のみを表示している状態で、層厚マップの拡大表示画面6000から断層画像の拡大表示画面8000に直接遷移した時には、断層画像の拡大表示画面8000の8020には、SLO眼底画像のみを表示し、層厚マップ8021、カラースケール8022は表示しないようにしても良い。
層厚マップの拡大表示画面6000で、SLO眼底画像のみを表示している状態で、層厚マップの拡大表示画面6000から断層画像の拡大表示画面8000に直接遷移した時には、デフォルトで表示するマップを設定し、断層画像の拡大表示画面8000の8020には、SLO眼底画像が表示され、層厚マップ8021には、デフォルトで表示するマップが重畳表示されようにしても良い。この場合、デフォルトで表示するマップのカラースケール8022も表示される。
眼底正面画像の拡大表示画面7000から断層画像の拡大表示画面8000に直接遷移した時には、断層画像の拡大表示画面8000の8020には、画面遷移時に眼底正面画像の拡大表示画面8000で表示していた眼底正面画像を表示する。
断層画像の拡大表示画面8000で、8020をダブルクリックすると、8020に表示している画像に対応した拡大表示画面に遷移する。
8020にSLO眼底画像、または、SLO眼底画像に層厚マップを重畳表示している場合、層厚マップ拡大表示画面6000に遷移する。層厚マップ拡大表示画面6000に遷移した時は、8020に表示されているマップが、6011に表示される。
8020に眼底正面画像を表示している場合、眼底正面画像の拡大表示画面7000に遷移する。眼底正面画像の拡大表示画面7000に遷移した時は、8020に表示されている眼底正面画像が、7010に表示される。
その他、層厚マップレポート画面から各種拡大表示画面への遷移時に引き継いでいる値、選択状態に関しては、各種拡大表示画面間を直接遷移する時にも引き継がれる。
なお、層厚マップレポート画面から各種拡大表示画面への遷移時に引き継がない値は、各種拡大表示画面間を直接遷移する時にも引き継がれない。
(層境界の補正)
層境界の補正に関して、図11のOCTAレポートからの断層画像の拡大表示画面4000で説明する。本実施例では、説明を省略するが、図17の層厚マップレポートから断層画像の拡大表示画面8000に遷移した場合においても同様である。
図11の断層画像の拡大表示画面4000において、層境界の補正を行うために、検者が4030のLayerボタンを押下すると、制御部が有する層境界線補正手段(図示せず)は、図18に示すように、層境界補正のモードおよび補正対象の層境界を選択する層境界補正画面4040を表示する制御を行う。
そして、Layerボタン4030を検者が押下すると、層境界線補正手段は、Show Layer Boundaryのチェックボックス4001がオフになっていても、オンとし、網膜の層構造をセグメンテーションし、自動で検出した層境界を示す線を断層画像4010上に重畳表示する。
図19に示すように、層境界補正画面4040は、層境界補正を行っている間、常に表示されている。
これにより、層境界補正画面4040を表示した状態で、断層画像4010上での層境界を示す線の補正が可能となり、また、層境界補正のモード、補正対象の層境界を切り替えながら層境界補正を行うことが可能となる。なお、検者の操作により層境界補正画面4040を表示する構成としても良い。
層境界補正画面4040では、層境界の補正モードとして、DrawingモードとCorrectionモードを選択できる。Drawingモードは、検者が、編集点を断層画像4010上の任意の位置に設定可能であるため、補正箇所が大きい場合に適している一方、Correctionモードは、自動設定された第一の層境界を示す線上の編集点を1点ずつ移動させて補正するため、補正箇所が小さい場合に適している。ここで、編集点とは、層境界を示す線が通る点として指定される点であり検者の操作により移動可能な点である。
(Drawingモード)
層境界補正画面4040で、検者が補正モードとしてDrawingモードを選択し、補正対象となる層境界を示す線としてILMを選択すると、図23に示すように、補正対象の層境界である第一の層境界を示す線Lが、自動で設定され、点線表示される。
図23では、補正対象の層境界として、ILMを選択している。補正対象でない層境界は、実線表示のままとなる。なお、層境界ごとに所定の色で表示されており、各層境界を識別可能となっている。
補正対象の層境界である第一の層境界を示す線をIS/OSに変更すると、図24に示すように、IS/OSの層境界を示す線が点線表示となり、補正対象の層境界でなくなった層境界は実線表示される。
Drawingモードでは、層境界線補正手段が、断層画像4010上の、自動設定された、第一の層境界を示す線Lを含む任意の位置に編集点を設定する操作を受け付ける。
Drawingモードにおいて、第一の層境界を示す線Lとは異なる、検者が所望の位置をマウスでクリックして、編集点を設定すると、設定された編集点と、第一の層境界を示す線L上の少なくとも2つの基準点とに基づいて、新たな層境界を示す線である、第二の層境界を示す線を生成し、表示する。
例えば、層境界を示す線Lの正しい位置が図23に示す位置である場合に、図25に示すような、sの領域(Wの範囲)のセグメンテーションによる自動の層検出により設定された第一の層境界を示す線Lを検者が補正する場合の補正例を説明する。
以下は、自動設定された第一の層境界を示す線Lに対して、編集点を1点のみ設定した場合の、第二の層境界を示す線が生成および表示される例である。
図32(A)は、自動設定された第一の層境界を示す線Lである。
検者は、自動設定された第一の層境界を示す線Lの位置とは異なる位置に編集点p1を設定する操作を行い、その操作を層境界線補正手段が受け付ける。
すると、Bスキャン画像上で、編集点p1を通るAスキャン方向(被検眼の深さ方向)の直線と自動設定された第一の層境界を示す線Lとの交点p1´を特定し、特定された点p1´からAスキャン方向と垂直な方向に所定距離t離れた2つの点のうちの一方の点を含むAスキャン方向の直線と、自動設定された第一の層境界を示す線L1と、の交点である点p1L、および点p1Rを基準点として自動選択する(図32(B))。
そして、編集点p1と基準点p1L、および編集点p1と基準点p1Rを結び、自動設定された第一の層境界を示す線L上のp1Lからp1Rまでの部分を、基準点p1Lと編集点p1を連結する線と編集点p1および基準点p1Rを連結する線に変更して、第二の層境界を示す線が生成され、表示される(図32(C))。
この際、p1Lとp1、およびp1とp1Rは、各々、線分で連結して第二の層境界を示す線を生成しても良いが、スプライン補間などにより、曲線描画することが望ましい。そして、スプライン補間などにより、曲線描画する時に、第二の層境界を示す線をなだらかに生成するために、自動設定された第一の層境界を示す線上Lのp1Lより左側の位置(自動設定された第一の層境界を示す線上Lの編集点p1の位置から基準点p1Lの位置に向かう方向のp1Lを超えた位置)に複数の基準点p1L1、p1L2、…、p1Lnをさらに自動で設定して(図32(D))、p1、pL1、およびp1L1~p1Lnを通る曲線とすることが望ましく(図32(E))、同様に、自動設定された第一の層境界を示す線L上のp1Rより右側の位置(自動設定された第一の層境界を示す線上Lの、編集点p1の位置から基準点p1Rの位置に向かう方向のp1Lを超えた位置)に複数の基準点p1R1、p1R2、…、p1Rnをさらに自動で設定し(図32(D)、p1、pR1、およびp1R1~p1Rnを通る曲線とすることが望ましい(図32(E))。すなわち、基準点は2つより多いことが好ましい。なお、ここでは、自動設定された第一の層境界を示す線L上のp1Lより左側の位置に複数の基準点p1L1、p1L2、…、p1Lnを設定したが、自動設定された第一の層境界を示す線L上の基準点p1L付近の複数の点を基準点と設定しても良い。同様に、自動設定された第一の層境界を示す線L上のp1Rより右側の位置に複数の基準点p1R1、p1R2、…、p1Rnを設定したが、自動設定された層境界を示す線L上の基準点p1R付近の複数の点を基準点と設定しても良い。
また、スプライン補間などにより、曲線描画する場合、追加した編集点p1を基準として左側と右側を各々別に連結すると、編集点p1が不連続点になるため、追加した編集点p1、基準点p1L、および右側の基準点p1Rを連結する曲線として連続曲線になるようにしても良い。
また、設定した編集点p1を、編集点p1に連結する部分同士の不連続点とするか、連続点とするかを選択する操作を層境界線補正手段が受け付ける構成としても良い。
さらに、新たな層境界を示す線である第二の層境界を示す線のうち、編集点p1が設定されることによって補正された部分と、手動で補正されていない部分(すなわち、自動設定された第一の層境界を示す線Lと重なる部分)は、図32(C)および(E)のように、実線表示と点線表示といった、異なる表示形式として区別可能に表示することができる。
つぎに、編集点を、2点以上追加した時、すなわち、第二の層境界を示す線に新たな編集点を追加した場合の第三の層境界を示す線を生成する方法について説明する。
セグメンテーションにより自動で設定された第一の層境界を示す線とは異なる位置に編集点p1を設定する操作を層境界線補正手段が受け付け、第二の層境界を示す線が生成された後、検者がさらに編集点p2を追加で設定する操作を行った場合、生成された第二の層境界を示す線とは異なる位置に編集点p2が設定される操作に基づいて、生成された第二の層境界を示す線を、前述した第二の層境界を示す線が設定される方法における第一の層境界を示す線とみなして、編集点p2と、第二の層境界を示す線上の少なくとも2つの基準点と、に基づいて第三の層境界を示す線が生成される。
以上は、複数の編集点を設定する場合に、編集点を設定するごとに新たな層境界を示す線が生成される例であるが、複数の編集点の設定が完了してから第二の層境界を示す線が生成される構成としても良い。以下、そのような場合の例を説明する。
図33(A)は、自動設定された第一の層境界を示す線Lである。
自動設定された第一の層境界を示す線L上の位置とは異なる位置に、編集点p1およびp2を設定する検者の操作を層境界線補正手段が受け付ける。
追加した編集点p1、p2のうち、Aスキャン方向に垂直な方向で一番左側の編集点である編集点p1を通るAスキャン方向の直線と、自動設定された第一の層境界を示す線Lと、の交点p1´が特定される。
特定された点p1´からAスキャン方向と垂直な方向に所定距離t離れた点を含むAスキャン方向の直線と、自動設定された第一の層境界を示す線Lとの交点である基準点p1Lを自動選択する。
同様に、編集点p2を通るAスキャン方向の直線と、自動設定された第一の層境界を示す線Lとの交点p2´が特定され、特定された点p2´からAスキャン方向と垂直な方向に所定距離t離れた点を含むAスキャン方向の直線と、自動設定された第一の層境界を示す線Lとの交点である基準点p2Rを層境界線補正手段が自動選択する(図33(B))。
そして、編集点p1と基準点p1L、編集点p1と編集点p2、編集点p2と基準点p2R、を各々連結して第二の層境界を示す線を生成および表示する(図33(C))。
この際、編集点p1と基準点p1L、および編集点p2と基準点p2Rとの連結は、直線で結んでも良いが、編集点が1点である場合と同様、スプライン補間などにより、曲線描画することが望ましい。そして、スプライン補間などにより、曲線描画する時に、第二の層境界を示す線をなだらかに生成するために、自動設定された第一の層境界を示す線L上のp1Lより左側の位置(自動設定された第一の層境界を示す線上Lの編集点p1の位置から基準点p1Lの位置に向かう方向のp1Lを超えた位置)に複数の基準点p1L1、p1L2、…、p1Lnを、右側の位置(自動設定された第一の層境界を示す線上Lの編集点p1の位置から基準点p1Lの位置に向かう方向のp2Rを超えた位置)に複数の基準点p2R1、p2R2、…、p2Rnを自動設定し、p1~pLn、およびp2~p2Rnを通る曲線とすることが望ましい(図33(E))なお、ここでは、自動設定された第一の層境界を示す線L上のp1Lより左側の位置に複数の基準点p1L1、p1L2、…、p1Ln、p2Rより右側の位置に基準点p2R1、p2R2、…、p2Rnを設定したが、自動設定された第一の層境界を示す線上の基準点p1L、p2R付近の複数の点を基準点と設定しても良い。
新たな層境界を示す線である第二の層境界を示す線は、手動で補正された部分と手動で補正されていない部分、言い換えれば、複数の編集点の隣接した編集点同士を連結した部分とその他の部分とは、実線表示と点線表示のように、異なる表示形式として区別可能に表示することができる。また、第二の層境界を示す線のうち、マウスクリックにより追加した編集点p1と基準点(p1L1~p1L3)を連結する部分および編集点p2と基準点(p2R1~p2R3)を連結する部分は、手動で補正された部分と同じ実線表示にしても良いし、手動で補正されていない部分と同じ点線表示にしても良いし、これらとは異なる表示、例えば、一点鎖線などの表示にしても良い。
さらに、設定した編集点p1を、編集点p1に連結する部分同士の不連続点にするか、連続点とするか、選択する操作を層境界線補正手段が受け付けても良く、編集点p2についても同様に選択可能としても良い。
そして、検者が更なる編集点を設定する操作を行い、所望の位置に第二の層境界を示す線を配置させることが可能となる(図33(F))。
編集点を複数設定する場合、図26に示すように、最初に設定する編集点p1および最後に設定する編集点p6を、自動設定された第一の層境界を示す線L1上の位置に設定し、それ以外の編集点p2~p5を、自動設定された第一の層境界を示す線上L1の位置とは異なる位置に設定することも可能である。
また、設定した編集点は、任意の位置に個別に移動や削除することもできる。例えば、図27に示すように、p1、p2、p3の順にクリックした後、p2を選択し、点線で示す矢印の先に移動すると、水平方向で、隣になる編集点の間が、直線、または、スプライン補間などにより曲線描画される。このように、編集点の水平方向の順序を入れ替えることも可能である。
その後、p4、p5のように、その間に編集点を追加することもできる。
層境界の補正が終了した後、層境界補正画面4040にて検者がOKボタンを押下すると、一時保存された補正結果を含め、全ての層境界の補正結果が保存される。
リセットボタンを押下すると、層境界補正を行った全ての断層画像4010に対して、層境界の補正結果をリセットし、セグメンテーションによる自動検出により設定された第一の層境界を示す線に戻る。
キャンセルボタンを押下すると、Layerボタン押下前の状態に戻る。
層境界の補正が終了し、検者が層境界補正画面4040のOKボタンを押下した時に、制御部103により、層境界の補正結果を4020に表示されている画像に反映する。4020に表示されている画像に、層境界の補正結果を反映するタイミングは、これに限らない。表示する断層画像(Bスキャン画像)を変更した時、層境界補正モードを変更した時、補正対象となる層境界を変更した時に、反映しても良い。また、編集点を追加する操作ごともしくは移動操作を完了するごとに、反映しても良い。
層境界を示す線の補正中も、マウスホイール操作などにより、表示する断層画像を変更することができる。OKボタンを押下する前に、表示する断層画像を変更すると、その時点での補正結果が、一時保存される。そして、新たに表示された断層画像に対して、自動設定された第一の層境界を示す線が描画され、補正対象の層境界が点線表示される。また、補正対象の層境界を変更すると、その時点での補正結果が、一時保存され、補正対象としていた層境界の表示が、点線から実線に更新され、新たに補正対象となった層境界が点線表示に更新される。補正対象としていた層境界の編集点の表示が消え、変更により新たに補正対象となった層境界を示す線に編集点が表示される。
また、層境界補正モードを、Correctionモードに変更した場合、後述するCorrectionモードの表示に更新される。
(Correctionモード)
層境界の補正画面4040で、検者が、Correctionモードおよび補正対象となる層境界を示す線を選択すると、図20に示すように、自動設定された層境界を示す線のうちの、補正対象となった層境界を示す線が、色付けされた実線など補正対象であることがわかるよう表示され、層境界を示す線上に複数の編集点である編集点p1、p2、・・・、pnが一定の間隔で設定される。
したがって、編集対象となる層境界を示す線がCorrectionモードとDrawingモードとで区別可能に表示されている。なお、編集対象となる層境界は、DrawingモードとCorrectionモードとが区別可能に表示されていれば良く、実線と点線の組み合わせに限定されず、一点鎖線と実線などであっても良いし、色で区別しても良い。
図20では、補正対象の層境界として、ILMを選択している。なお、層境界ごとに所定の色で表示されており、層境界を識別可能となっている。
補正対象の層境界を、IS/OSに変更すると、図21に示すように、IS/OSの層境界に編集点p1、p2、・・・、pnが表示される。
Correctionモードでは、自動設定された編集点を1点ずつマウス操作で移動することにより、第二の層境界を示す線が生成される。
例えば、図22に示すように、セグメンテーションによる自動の層検出された層境界のうち、編集点、p1、p2、p3、p4の箇所の層検出を検者が補正したい場合の例を説明する。
検者は、編集点p1~p4を移動させる際、編集点p1をマウスでクリックして選択し、所望の層境界の位置まで、上下方向に、図22の例では下方にドラッグして移動させ、移動後の編集点p1と、自動で設定された第一の層境界を示す線上のp1以外の編集点を通る第二の層境界を示す線が生成される。この際、自動で設定された第一の層境界を示す線上のp1以外の編集点は移動しないことが好ましいが、第二の層境界を示す線をなだらかに形成することを目的としてp1近傍の編集点が移動することもある。同様に、編集点p2~p4も同様に移動させて第二の層境界を示す線を変更することができる。
上記の例では、Correctionモードでは、編集点の移動方向が上下方向(Aスキャン方向)のみとしているが、左右方向(Aスキャン方向と垂直な方向)にも移動可能としても良い。
層境界の補正が終了した後、層境界補正画面4040にて検者がOKボタンを押下すると、一時保存された補正結果を含め、全ての層境界の補正結果が保存される。
リセットボタンを押下すると、層境界補正を行った全ての断層画像4010に対して、層境界の補正結果をリセットし、セグメンテーションによる自動検出により設定された第一の層境界を示す線に戻る。
キャンセルボタンを押下すると、Layerボタン押下前の状態に戻る。
層境界の補正が終了し、検者が層境界補正画面4040のOKボタンを押下した時に、制御部103により、層境界の補正結果を4020に表示されている画像に反映する。4020に表示されている画像に、層境界の補正結果を反映するタイミングは、これに限らない。表示する断層画像(Bスキャン画像)を変更した時、層境界補正モードを変更した時、補正対象となる層境界を変更した時に、反映しても良い。編集点の移動操作を完了するごとに、反映しても良い。
層境界を示す線の補正中も、マウスホイール操作などにより、表示する断層画像を変更することができる。OKボタンを押下する前に、表示する断層画像を変更すると、その時点での補正結果が、一時保存される。そして、新たに表示された断層画像に対して、自動設定された第一の層境界を示す線が描画され、補正対象の層境界に編集点が表示される。また、補正対象の層境界を変更すると、その時点での補正結果が、一時保存され、補正対象としていた層境界の編集点の表示が消え、変更により新たに補正対象となった層境界を示す線に編集点が表示される。
また、層境界補正モードを、Drawingモードに変更した場合、前述したDrawingモードの表示に更新される。
なお、本実施例では、層境界線補正手段が、自動設定された第一の層境界を示す線とは異なる位置に編集点を設定する操作を受け付けるDrawingモードと、自動で設定された層境界を示す線上に自動設定された複数の編集点を上下方向(Aスキャン方向)に移動できるCorrectionモードとを有する例を記載したが、これらのモードを組み合わせた第三のモードを有していても良い。
第三のモードは、例えば、自動で設定された第一の層境界を示す線が、自動で設定された層境界を示す線と、前記線上に一定の間隔で設定された複数の編集点と、を有しており、第一の層境界を示す線とは異なる位置に編集点を設定する操作を層境界線補正手段が受け付けるモードである。
その場合、層境界線補正手段が、複数の編集点の間隔を設定する操作、および自動設定された第一の層境界を示す線とは異なる位置に設定された編集点を削除する操作を受け付ける構成としても良い。また、自動で設定された層境界を示す線上に一定の間隔で設定された複数の編集点の少なくとも一つを、自動で設定された層境界を示す線の特徴部に設定することも可能である。ここで、自動で設定された層境界を示す線の特徴部とは、例えば、自動で設定された層境界を示す線の変曲点や極値である。
(層境界補正時の拡大表示)
広画角で撮影した場合、図28に示すように、撮影した断層画像全体を表示した状態では、層境界の補正が困難となる。そのため、図29に示すように、断層画像を拡大表示した状態で、層境界の補正を行うことができることが望ましい。
断層画像に対しては、層境界を識別しやすくするための、輝度、コントラストの変更操作があるため、断層画像の拡大、縮小操作と、輝度、コントラストの変更操作を共存できるようにすることが望ましい。
例えば、図30に示すように、マウスの右クリックのコンテキストメニューで、動作モードを切り替えるように構成することができる。
輝度/コントラスト・断層画像モードを選択した場合、マウスクリックしてのドラッグ操作で、上下方向の移動で輝度、左右方向の移動でコントラストを変更し、マウスホイールで、表示するBスキャンの変更ができる。
ズームイン・手のひらモードを選択した場合、マウスホイールの順回転で拡大、逆回転で縮小し、マウスクリックしてのドラッグ操作で、拡大して表示領域より画像領域の方が大きくなった場合の、表示位置の移動ができる。
動作モードを切り替える方法ではなく、キーボード操作との組み合わせで、両方の操作を可能とすることもできる。
例えば、シフトキー、コントロールキーを押下しながらのマウス操作により、両方の操作を可能とする。
シフトキーを押下しながらの、マウスクリックしてのドラッグ操作で、上下方向の移動で輝度を変更し、左右方向の移動でコントラストを変更する。シフトキーを押下しながらの、マウスホイールで、表示するBスキャンを変更する。
コントロールキーを押下しながらの、マウスホイールの順回転で拡大し、逆回転で縮小する。コントロールキーを押下しながらの、マウスクリックしてのドラッグ操作で、拡大して表示領域より画像領域の方が大きくなった場合の、表示位置の移動を行う。
両方の操作を可能とする方法は、これに限定されず、例えば、図示しないボタン操作、スライダーバー操作などによって行っても良い。
拡大して表示領域より画像領域の方が大きくなった場合にスクロールバーを表示し、スクロールバーを操作することで、表示位置の移動を行っても良い。
マウスホイールでの拡大、縮小は、等間隔で行うだけでなく、拡大倍率により、拡大、縮小の単位を変更してもよい。
例えば、1倍から4倍までは、1倍、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍、3.5倍、4倍、と、0.5単位ずつ拡大、縮小し、4倍を超えた場合、1単位ずつ、4倍、5倍、6倍、と拡大、縮小するようにしてもよい。さらに倍率が大きくなった場合は、2単位ずつ拡大、縮小しても良い。
断層画像の表示方法を、例えば、表示領域に合わせた表示、実際の縦横比での表示、OCTAレポート画面の断層画像の表示領域に合わせた表示から選択して切り替えることができるため、現在の表示方法の縦横比を維持して、拡大、縮小を行う。
断層画像の表示方法を、例えば、表示領域に合わせた表示、実際の縦横比での表示、OCTAレポート画面の断層画像の表示領域に合わせた表示から選択して切り替えた時には、拡大率を1倍にリセットすることが望ましい。
現在の拡大倍率を識別可能なように、断層画像上に、拡大倍率を重畳表示する。拡大倍率の表示は、これに限定されず、図示しないが、断層画像の表示領域とは異なる位置に表示しても良い。
拡大操作として、マウス操作により矩形領域を描画し、その矩形領域を表示領域に合わせて拡大してもよい。
また、層境界補正画面4040でCorrectionモードを選択している場合、拡大した時に、編集点の間隔を更新することが望ましい。例えば、表示倍率によらず、拡大前後の表示画面内に表示する編集点の数を固定とすることで、編集点の間隔を更新することができる。また、表示倍率に応じて、編集点の間隔を決定して、編集点を更新してもよい。縮小した時も同様に、編集点の間隔を更新できる。
一方、層境界補正画面4040でDrawingモードを選択している場合、拡大前後でBスキャン画像における編集点と他の部分との相対的な位置関係は維持されるようにする。
なお、層境界補正画面4040でCorrectionモードを選択している場合、拡大した時に、編集点の間隔は変更せず、Drawingモードのように、編集点を追加できるように構成することも可能である。
図示しない印刷ボタン、出力ボタンの押下などにより、印刷、出力する場合には、断層画像の拡大表示画面での説明に追加して、拡大表示の状態、表示位置なども、ボタン押下時の状態で、印刷、出力される。
層境界補正時の拡大表示について説明したが、これに限定されず、断層画像の表示時、2点間の距離計測、面積計測などの計測時も同様に、拡大表示できるようにしてもよい。
(層境界補正中の画面遷移)
図19に示す、断層画像の拡大表示画面4000において、層境界の補正中に、直接画面遷移を行うために4020をダブルクリックした場合、層境界の補正結果を保存するか否かユーザが選択可能なメッセージを表示する。例えば、層境界の補正を保存する、層境界の補正を保存しない、直接画面遷移をキャンセルする、などの選択がある。
層境界の補正中は、直接画面遷移のための4020のダブルクリック操作を無効としても良い。
層境界の補正中に、4030のCloseボタンは無効化し、層境界の補正が終了するまで、断層画像の拡大表示画面をクローズできなくすることが望ましい。
層境界の補正中でも、4030のCloseボタンは有効な場合、層境界の補正中にCloseボタンを押下した時は、層境界の補正を保存するか否かユーザが選択可能なメッセージを表示する必要がある。
(OCTAレポートのユーザ操作フロー)
以上の構成で、OCTAレポートでのユーザ操作による画面遷移例を説明する。
OCTAレポート画面1000で、OCTA画像の詳細を確認したい場合、1030をダブルクリックして、OCTA画像の拡大表示画面2000に画面遷移する。
OCTA画像の拡大表示画面2000において、異常部位かセグメンテーションの誤りか判断ができない場合、2020をダブルクリックし、断層画像の拡大表示画面4000に遷移する。
断層画像の拡大表示画面4000において、断層画像の輝度、コントラストを調整し、層境界を識別しやすくし、セグメンテーション結果に誤りがあれば、層境界の補正を行う。
層境界の補正結果は、4020のOCTA画像で簡易的に確認できる。層境界の補正結果の詳細を確認する場合は、4020のOCTA画像をダブルクリックし、OCTAの拡大表示画面1000に戻る。
これらを繰り返し、層境界の補正が完了したら、OCTAレポート画面1000に戻る。
本実施例では、OCTA画像の拡大表示画面2000への画面遷移から開始したが、OCTAレポート画面1000の表示の時点で、層境界の補正が必要と判断できる場合は、断層画像の拡大表示画面4000への画面遷移から開始しても良い。眼底正面画像の拡大表示画面3000から開始しても良い。
層境界の補正結果の確認の際に、断層画像の拡大表示画面で、4020の表示をEnFace画像などの眼底正面画像に変更して簡易確認を行った後、4020の眼底正面画像をダブルクリックし、眼底正面画像の拡大表示画面3000に遷移し、眼底正面画像で詳細確認を行っても良い。
(層厚マップレポートのユーザ操作フロー)
以上の構成で、層厚マップレポートでのユーザ操作による画面遷移例を説明する。
層厚マップレポート画面5000で、層厚マップの詳細を確認したい場合、5012でThickness Mapを選択し、層厚マップを重畳表示した状態で、5010をダブルクリックして、層厚マップの拡大表示画面6000に画面遷移する。
層厚マップの拡大表示画面6000において、異常部位かセグメンテーションの誤りか判断ができない場合、6020をダブルクリックし、断層画像の拡大表示画面8000に遷移する。
断層画像の拡大表示画面8000において、断層画像の輝度、コントラストを調整し、層境界を識別しやすくし、セグメンテーション結果に誤りがあれば、層境界の補正を行う。
層境界の補正結果は、8020の層厚マップで簡易的に確認できる。層境界の補正結果の詳細を確認する場合は、8020の層厚マップをダブルクリックし、層厚マップの拡大表示画面6000に戻る。
これらを繰り返し、層境界の補正が完了したら、層厚マップレポート画面5000に戻る。
本実施例では、層厚マップの拡大表示画面6000への画面遷移から開始したが、層厚マップレポート画面5000の表示の時点で、層境界の補正が必要と判断できる場合は、断層画像の拡大表示画面8000への画面遷移から開始しても良い。眼底正面画像の拡大表示画面7000から開始しても良い。
層境界の補正結果の確認の際に、断層画像の拡大表示画面8000で、8020の表示をEnFace画像などの眼底正面画像に変更して簡易確認を行った後、8020の眼底正面画像をダブルクリックし、眼底正面画像の拡大表示画面7000に遷移し、眼底正面画像で詳細確認を行っても良い。
本実施例では、画面遷移を行う例で説明したが、これに限定されない。
例えば、OCTA画像の拡大表示画面2000では、2010に断層画像を表示し、2020にOCTA画像を表示するように、2010のOCTA画像と2020の断層画像の表示位置を入れ替え可能に構成してもよい。表示位置を入れ替えた場合は、画像以外の表示も更新される。
眼底正面画像の拡大表示画面3000、断層画像の拡大表示4000、層厚マップの拡大表示画面6000、眼底正面画像の拡大表示画面7000、断層画像の拡大表示画面8000も、同様に、画面遷移を行わず、表示位置を入れ替え可能に構成できる。
また、表示要素項目ごとに動的に表示サイズを変更できるように構成しても良い。
例えば、図31に示すように、断層画像の拡大表示画面4000に、4050の点線で示すセパレータを表示し、このセパレータをマウスで移動操作することにより、断層画像4010とOCTA画像4020の表示サイズを動的に変更するようにしても良い。
表示サイズを動的に変更することで、画面遷移をすることなく、層境界の補正結果の詳細確認を行うことができるようになる。
OCTA画像の拡大表示画面2000、眼底正面画像の拡大表示画面3000、層厚マップの拡大表示画面6000、眼底正面画像の拡大表示画面7000、断層画像の拡大表示画面8000も、同様に、動的に表示サイズを変更できるように構成できる。
OCTAレポート画面1000、層厚マップレポート画面5000も、同様に、動的に表示サイズを変更できるように構成できる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理についても本発明の一形態を構成する。
100 測定光学系
101 ステージ部
102 ベース部
103 制御部
104 記憶部
105 入力部
106 表示部
200 被検眼
209 フォトダイオード
210 SLO光源
220 OCT光源
231 ラインセンサ

Claims (11)

  1. 表示手段に、被検眼の断層画像と、該断層画像上に第一の層境界を示す線を重畳表示する表示制御手段と、
    前記第一の層境界示す線を補正する層境界線補正手段と、
    操作者の操作を受け付ける操作受付手段と、
    を有する画像処理装置であって、
    前記層境界線補正手段が、
    前記断層画像上に前記第一の層境界を示す線が重畳表示された状態で、前記操作受付手段により、前記第一の層境界を示す線とは異なる位置に新たな編集点を設定する操作を受け付け、前記新たな編集点と、前記第一の層境界を示す線上の少なくとも2つの基準点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第一の層境界線補正モードと、
    前記断層画像上に重畳表示された前記第一の層境界を示す線上に一定間隔で表示された複数の編集点のうちの第一の編集点を移動させる操作を前記操作受付手段が受け付け、移動後の前記第一の編集点と、前記複数の編集点のうちの、前記第一の編集点とは異なる、第二の編集点および第三の編集点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第二の層境界線補正モードと、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記操作受付手段が、
    前記第一の層境界補正モードもしくは前記第二の層境界補正モードを選択する操作を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択する操作が、前記第一の層境界補正モードと前記第二の層境界補正モードとを切り替える操作であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択する操作が、前記表示手段に表示された画面上で行われることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段が、前記画面を前記断層画像とともに表示することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段が、編集対象となる、前記第一の層境界線補正モードの前記第一の層境界を示す線と、前記第二の層境界線補正モードの前記第一の層境界を示す線と、を区別可能に表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記層境界線補正手段が、
    前記操作受付手段により前記編集点を削除する操作を受け付けることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第一の層境界を示す線が、自動で設定されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第一の層境界を示す線が、セグメンテーションにより自動で設定された層境界を示す線であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示制御手段が、
    前記第一の層境界を示す線と前記第二の層境界を示す線とを区別可能に表示することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 表示手段に、被検眼の断層画像と、該断層画像上に第一の層境界を示す線を重畳表示するステップと、
    前記第一の層境界示す線を補正する層境界線補正ステップと、を有する画像処理プログラムであって、
    前記層境界線補正ステップが、
    前記断層画像上に前記第一の層境界を示す線が重畳表示された状態で前記第一の層境界を示す線とは異なる位置に新たな編集点を設定する操作を受け付け、前記新たな編集点と、前記第一の層境界を示す線上の少なくとも2つの基準点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第一の層境界線補正モードと、
    前記断層画像上に重畳表示された前記第一の層境界を示す線上に一定間隔で表示された複数の編集点のうちの第一の編集点を移動させる操作を受け付け、移動後の前記第一の編集点と、前記複数の編集点のうちの、前記第一の編集点とは異なる、第二の編集点および第三の編集点と、を通る第二の層境界を示す線を生成する第二の層境界線補正モードと、
    を有する層境界線補正ステップであることを特徴とする画像処理プログラム。
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