JP7385430B2 - インシュレータ組、ステータ及びステータの製造方法 - Google Patents

インシュレータ組、ステータ及びステータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、発電機や電気モータに用いられるインシュレータ組、ステータ及びステータの製造方法に関する。
発電機や電気モータに用いられるステータの一形態として、放射状に配置された複数のティースを有するステータコアと、ステータコアを上下から挟み込む2つのインシュレータとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。ステータコアの各ティースは各インシュレータによって覆われ、さらに、コイル線が巻回されてコイルが形成される。これにより、各インシュレータがティースとコイルの間に介在し、ティースをコイルから絶縁する。2つのインシュレータがステータコアを挟み込む際、各インシュレータから突出する各差込部が各ティースを覆うが、このとき、各差込部は隣接する2つのティースの間のスロットへ挿入される。
特開平7-298529号公報
しかしながら、近年、要求起電力や要求出力の増大に対応して、ステータコアのティースの数も増加していることから、スロットが小さくなり、各差込部の各スロットへの挿入性が低下する。また、スロットの数が増大しているため、各差込部の各スロットへの挿入時、各差込部と各ティースのこすれも数多く発生し、やはり、各差込部の各スロットへの挿入性が低下する。その結果、2つのインシュレータのステータコアへの組み付け作業性が低下する。
本発明の目的は、ステータコアへの組み付け作業性を改善するインシュレータを用いるインシュレータ組、ステータ及びステータの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のインシュレータ組は、ステータコアを挟み込む第1のインシュレータ及び第2のインシュレータからなるインシュレータ組であって、前記ステータコアは中心部から放射状に突出する複数のティースを有し、前記第1のインシュレータは中心部から放射状に突出する複数の第1のティース被覆部を有し、前記第2のインシュレータは中心部から放射状に突出する複数の第2のティース被覆部を有し、前記第1のティース被覆部と前記第2のティース被覆部は前記ティースを覆い、前記第1のインシュレータにおける前記第2のインシュレータへの対向部では、周辺部が前記中心部よりも突出し、前記第2のインシュレータにおける前記第1のインシュレータへの対向部では、前記中心部が周辺部よりも突出し、前記第1のインシュレータにおける前記第2のインシュレータへの対向部は、前記中心部から前記周辺部へ向けて一様に傾斜し、前記第2のインシュレータにおける前記第1のインシュレータへの対向部は、前記中心部から前記周辺部へ向けて一様に傾斜することを特徴とする。
本発明によれば、第1のインシュレータにおける第2のインシュレータへの対向部では周辺部が中心部よりも突出するので、第1のインシュレータをステータコアに組み付ける際、まず、周辺部がステータコアに挿入され、ガイドとして機能する。さらに、第2のインシュレータにおける第1のインシュレータへの対向部では中心部が周辺部よりも突出するので、第2のインシュレータをステータコアに組み付ける際、まず、中心部がステータコアに挿入され、ガイドとして機能する。その結果、第1のインシュレータや第2のインシュレータのステータコアへの組み付け作業性を改善することができる。
本発明の実施の形態に係るステータの構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るステータの構成を説明するための分解斜視図である。 図2における線III-IIIに関するステータコア及び各インシュレータの断面図である。 各インシュレータのステータコアへの組み付け作業時の形態を説明するための断面図である。 第1のインシュレータの第1のティース被覆部と第2のインシュレータの第2のティース被覆部が分離した状態を第1のインシュレータや第2のインシュレータの周辺側から眺めた場合を示す斜視図である。 第1のインシュレータの第1のティース被覆部と第2のインシュレータの第2のティース被覆部が互いに当接した状態を第1のインシュレータや第2のインシュレータの周辺側から眺めた場合を示す斜視図である。 第1のインシュレータの第1のティース被覆部と第2のインシュレータの第2のティース被覆部が分離した状態を第1のインシュレータや第2のインシュレータの周辺側から眺めた場合を示す正面図である。 第1のインシュレータの第1のティース被覆部と第2のインシュレータの第2のティース被覆部が互いに当接した状態を第1のインシュレータや第2のインシュレータの周辺側から眺めた場合を示す正面図である。 ティースにバリが生じた際のインシュレータのステータコアへの組み付け時の課題を説明するための工程図である。 ティースにバリが生じた際のインシュレータのステータコアへの組み付け方法を説明するための工程図である。 第1のインシュレータの第1のティース被覆部と第2のインシュレータの第2のティース被覆部が分離した状態を第1のインシュレータや第2のインシュレータの中心側から眺めた場合を示す斜視図である。 ステータの各スロットへの挿入性が改善されたインシュレータの形態と課題を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るステータの構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施の形態に係るステータの構成を説明するための分解斜視図である。なお、図2では、後述のコイル14の図示が省略されている。
図1及び図2において、ステータ10は、ステータコア11と、該ステータコア11を間に挟み込むインシュレータ12,13(第1のインシュレータ、第2のインシュレータ)とを備える。ステータコア11は、薄い金属板の積層体からなり、略円筒状の中心部11aと、該中心部11aから中心部11aの中心軸に関して放射状に突出する複数のヨークであるティース11bとを有する。
ステータコア11へ一方から組み付けられるインシュレータ12は、中心部12aと、該中心部12aから各ティース11bに対応して突出する断面略U字状の複数のティース被覆部12b(第1のティース被覆部)とを有する。また、ステータコア11へ他方から組み付けられるインシュレータ13は、中心部13aと、該中心部13aから各ティース11bに対応して突出する断面略U字状の複数のティース被覆部13b(第2のティース被覆部)とを有する。インシュレータ12とインシュレータ13はインシュレータ組を構成する。
インシュレータ12,13がステータコア11を間に挟み込む際、ティース11bはティース被覆部12b,13bによって覆われる。また、ティース被覆部12b,13bによって覆われたティース11bにはコイル線が巻回されてコイル14が形成される。したがって、コイル14とティース11bの間にはティース被覆部12b,13bが介在し、ティース11bはコイル14から絶縁される。
ステータ10は、回転可能なカバーであるロータ(図示しない)によって覆われる。ロータの側壁面の内側には各ティース11bに対向するように複数の磁石が配置される。ステータ10が電気モータに用いられる場合、各コイル14へ通電することによって磁界を発生させ、ロータの各磁石の磁界との相互作用によってロータをステータコア11の中心部11aの中心軸周りに回転させる。また、ステータ10が発電機に用いられる場合、ロータがステータコア11の中心部11aの中心軸周りに回転することにより、各磁石の磁界による誘起電流が各コイル14に生じる。
また、ステータコア11の径方向に関する各ティース11bの端部11cは、ティース被覆部12bやティース被覆部13bによって覆われず、ロータの各磁石に対して暴露される。これにより、各ティース11bから生じる磁界と各磁石から生じる磁界との相互作用が効率よく行われる。
図3は、図2における線III-IIIに関するステータコア11及び各インシュレータ12,13の断面図である。
図3において、インシュレータ12におけるインシュレータ13への対向部12c(第2のインシュレータへの対向部)では、周辺部12dがインシュレータ13へ向けて中心部12aよりも突出する。また、インシュレータ13におけるインシュレータ12への対向部13c(第1のインシュレータへの対向部)では、中心部13aがインシュレータ12へ向けて周辺部13dよりも突出する。すなわち、インシュレータ12の対向部12cは略すり鉢状に凹み、インシュレータ13の対向部13cは略円錐台状に突出する。
インシュレータ12における対向部12cは、中心部12aから周辺部12dへ向けて一様に傾斜する。インシュレータ12の対向部12cの傾斜角、すなわち、周辺部12dから中心部12aへの傾斜角θは、10°以下であり、好ましくは5°に設定される。また、インシュレータ13における対向部13cも、中心部13aから周辺部13dへ向けて一様に傾斜する。インシュレータ13の対向部13cの傾斜角、すなわち、中心部13aから周辺部13dへの傾斜角θは、10°以下であり、好ましくは5°に設定される。
なお、対向部12cは、ステータコア11への組み付け時にステータコア11へ対向し、対向部13cは、ステータコア11への組み付け時にステータコア11へ対向する。
図3の矢印に示すように、ステータコア11を間に挟み込むようにステータコア11へインシュレータ12,13を組み付ける際、上述したように、インシュレータ12の対向部12cでは周辺部12dが突出するため、まず、周辺部12dがステータコア11へ係合する(図4)。このとき、周辺部12dに位置する各ティース被覆部12bの一部(図中の最下端部)が、対応するティース11bと係合する。さらに、インシュレータ12がインシュレータ13へ向けて移動するに従い、各ティース被覆部12bの一部はティース11bの側面に対して摺動し、ティース11bに対するガイドとして機能する。また、インシュレータ13の対向部13cでは中心部13aが突出するため、まず、中心部13aがステータコア11へ係合する(図4)。このとき、中心部13aに位置する各ティース被覆部13bの一部(図中の最上端部)が、対応するティース11bと係合する。さらに、インシュレータ13がインシュレータ12へ向けて移動するに従い、各ティース被覆部13bの一部はティース11bの側面に対して摺動し、ティース11bに対するガイドとして機能する。その結果、インシュレータ12やインシュレータ13のステータコア11への組み付け作業性を改善することができる。また、最終的に、ステータコア11へ組み付けられたインシュレータ12の対向部12cとインシュレータ13の対向部13cは当接する。
図5、図6及び図11は、インシュレータ12のティース被覆部12bとインシュレータ13のティース被覆部13bの構成を示す斜視図であり、図7及び図8は、インシュレータ12のティース被覆部12bとインシュレータ13のティース被覆部13bの構成を示す正面図である。図5、図6、図7、図8及び図11のいずれにおいても、1つのティース被覆部12bと1つのティース被覆部13bのみが示される。
図5、図6、図7、図8及び図11において、ティース被覆部12bは中心部12aから突出する略角筒状のカバーであり、内部にティース11bの一部を収容可能なように一部が開口する。ティース被覆部13bも中心部13aから突出する略角筒状のカバーであり、内部にティース11bの一部を収容可能なように一部が開口する(図5、図7、図11)。
上述したように、インシュレータ12の対向部12cは略すり鉢状に凹み、中心部12aから周辺部12dへ向けて一様に傾斜するため、ティース被覆部12bにおけるティース被覆部13bへの対向部(以下、単に「下部」という。)(第1の先端部)も、途中に角を形成することなく、中心部12aから周辺部12dへ向けて一様に傾斜する。また、インシュレータ13の対向部13cは略円錐台状に突出し、中心部13aから周辺部13dへ向けて一様に傾斜するため、ティース被覆部13bにおけるティース被覆部12bへの対向部(以下、単に「上部」という。)(第2の先端部)も、途中に角を形成することなく、ティース被覆部12bの下部に対応するように、中心部13aから周辺部13dへ向けて一様に傾斜する。
ところで、図12(A)に示すように、ステータコアを挟み込むための各インシュレータ70の各差込部71の先端部70aを中心部へ向かうほど突出するように傾斜させて各差込部71の各スロットへの挿入性を改善することも考えられる。
しかしながら、各差込部71の先端部70aが中心部へ向かうほど突出する2つのインシュレータ70によってステータコアを上下から挟み込んだ場合、ステータコアの各ティース72の周辺部は各差込部71によって覆われないため、各ティース72の周辺部が露出する(図12(B))。その結果、差込部71を介してティース72に巻回されるコイル線が該ティース72に接触し、絶縁不良が発生するおそれがある。
これに対して、本実施の形態では、ティース被覆部12bの一様に傾斜する下部の中心部12aから周辺部12dへ向けての傾斜角と、ティース被覆部13bの一様に傾斜する上部の中心部13aから周辺部13dへ向けての傾斜角とが、同じ角度に設定される。したがって、インシュレータ12,13がステータコア11へ組み付けられたとき、ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部は隙間無く当接する(図6、図8)。これにより、ティース被覆部12b及びティース被覆部13bは、内部に収容したティース11bを全面的に覆うことができ、ステータコア11の各ティース11bの絶縁性を向上することができる。
また、ティース被覆部13bの上部はティース被覆部12bへ向けて先細る先細り形状を呈する。具体的に、ティース被覆部13bの上部にはティース被覆部12bへ向かうに従い内側に傾斜する壁部によって構成されるガイド13eが形成される。また、ティース被覆部12bの下部は、ティース被覆部13bの上部の先細り形状に対応してティース被覆部13bへ向けて広がる受け口形状を呈する。具体的には、インシュレータ12の下部にはティース被覆部13bへ向かうに従い外側に傾斜する壁部によって構成されるガイド口12eが形成される。
ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部が当接する際、ティース被覆部13bのガイド13eがティース被覆部12bのガイド口12eへ挿入される。これにより、ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部を確実に係合させることができ、ティース11bを確実に覆うことができる。また、ティース被覆部13bに対してティース被覆部12bがずれるのを防止することができる。
また、ガイド13eはティース被覆部12bへ向けて先細り、ガイド口12eはティース被覆部13bへ向けて広がるため、ガイド13eをガイド口12eへ容易に挿入させることができ、もって、インシュレータ12とインシュレータ13の組み合わせ性を向上することができる。
さらに、ガイド13eは内側に傾斜する壁部によって構成され、ガイド口12eは外側に傾斜する壁部によって構成される。したがって、ガイド13eがガイド口12eに嵌合するときの当該嵌合部におけるインシュレータ12とインシュレータ13の積算厚みを薄くすることができる。その結果、ティース11bにコイル線を巻き付けるスペースを増やしてコイル14の巻回数を増大させることができる。
また、ティース被覆部13bの中心部13aにおける上部にはティース被覆部12bへ向かうに従いインシュレータ13の中心へ向けて傾斜する中心側ガイド13f(図2、図5参照)が形成され、ティース被覆部13bの周辺部13dにおける上部にはティース被覆部12bへ向かうに従いインシュレータ13の周辺へ向けて傾斜する周辺側ガイド13g(図2、図11参照)が形成される。
さらに、ティース被覆部12bの中心部12aにおける下部にはティース被覆部13bへ向かうに従いインシュレータ12の周辺へ向けて傾斜する中心側受け12f(図3、図4、図11参照)が形成され、ティース被覆部12bの周辺部12dにおける下部にはティース被覆部13bへ向かうに従いインシュレータ12の中心へ向けて傾斜する周辺側受け12g(図2、図5参照)が形成される。
ティース被覆部12bの周辺側受け12gと、ティース被覆部13bの周辺側ガイド13gは、ほぼ同じ傾斜角をなすため、ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部が当接する際、周辺側ガイド13gが周辺側受け12gをガイドする。また、ティース被覆部12bの中心側受け12fと、ティース被覆部13bの中心側ガイド13fは、ほぼ同じ傾斜角をなすため、ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部が当接する際、中心側ガイド13fが中心側受け12fをガイドする。すなわち、中心側受け12f、周辺側受け12g、中心側ガイド13f及び周辺側ガイド13gは、ガイド口12eやガイド13eが奏する効果と同様の効果を奏することができる。
さらに、ティース被覆部13bの中心部13aにおける上部には、中心側ガイド13fと反対側、すなわち、ステータコア11の中心部11aに対向する側において、ティース被覆部12bへ向かうに従いインシュレータ13の周辺へ向けて傾斜する他の中心側ガイド13h(図3、図4、図11参照)が形成される。他の中心側ガイド13hはインシュレータ13の周辺へ向けて傾斜するため、インシュレータ13の中心部13aがステータコア11へ係合する際、ステータコア11の中心部11aに対するガイドとして機能する。その結果、インシュレータ13をステータコア11へ円滑に組み付けることができる。
ところで、ステータコア11は、多数の薄い金属板を積層し、該積層された金属板をプレスによって打ち抜くことにより、形成される。したがって、ステータコア11の各ティース11bの一端又は他端にバリ11dが生じることがある(図9(A))。ここで、インシュレータ13をステータコア11のバリ11dが生じている側から組み付けた場合(図9(A))、ティース被覆部13bのガイド13eは内側に傾斜する壁部によって構成されるため、ガイド13eとバリ11dが干渉する。その結果、インシュレータ13をステータコア11へ円滑に取り付けられない虞がある(図9(B))。
本実施の形態では、これに対応して、インシュレータ12をステータコア11のバリ11dが生じている側から組み付ける(図10(A))。インシュレータ12のティース被覆部12bのガイド口12eはティース被覆部13bへ向けて広がるため、バリ11dが干渉しにくく、インシュレータ12をステータコア11へ円滑に取り付けることができる(図10(B))。また、インシュレータ12をステータコア11に組み付けた結果、各ティース被覆部12bが各ティース11bのバリ11dが生じている側を覆う。
また、上述したように、ティース被覆部12bの中心側受け12fはティース被覆部13bへ向かうに従いインシュレータ12の周辺へ向けて傾斜し、ティース被覆部12bの周辺側受け12gはティース被覆部13bへ向かうに従いインシュレータ12の中心へ向けて傾斜するため、ガイド口12eと同様に、バリ11dと干渉しにくく、インシュレータ12のステータコア11への円滑な取り付けに寄与することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、インシュレータ13の各ティース被覆部13bの上部が先細り形状を呈するが、インシュレータ12の各ティース被覆部12bの下部が先細り形状を呈してもよい。この場合、各ティース被覆部13bの上部はティース被覆部12bへ向けて広がる受け口形状を呈する。また、各ティース被覆部12bの下部や各ティース被覆部13bの上部にガイドやガイド口が形成されなくてもよい。
さらに、本実施の形態では、ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部は隙間無く当接したが、コイル線が撓んでも進入できないほどの隙間であれば、ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部の間に形成されてもよい。すなわち、ティース被覆部12bの下部とティース被覆部13bの上部は必ずしも隙間無く当接する必要は無い。
10 ステータ
11 ステータコア
11a,12a,13a 中心部
11b ティース
11d バリ
12,13 インシュレータ
12b,13b ティース被覆部
12c,13c 対向部
12d,13d 周辺部
12e ガイド口
12f 中心側受け
12g 周辺側受け
13e ガイド
13f 中心側ガイド
13g 周辺側ガイド
13h 他の中心側ガイド

Claims (12)

  1. ステータコアを挟み込む第1のインシュレータ及び第2のインシュレータからなるインシュレータ組であって、
    前記ステータコアは中心部から放射状に突出する複数のティースを有し、
    前記第1のインシュレータは中心部から放射状に突出する複数の第1のティース被覆部を有し、
    前記第2のインシュレータは中心部から放射状に突出する複数の第2のティース被覆部を有し、
    前記第1のティース被覆部と前記第2のティース被覆部は前記ティースを覆い、
    前記第1のインシュレータにおける前記第2のインシュレータへの対向部では、周辺部が前記中心部よりも突出し、
    前記第2のインシュレータにおける前記第1のインシュレータへの対向部では、前記中心部が周辺部よりも突出し、
    前記第1のインシュレータにおける前記第2のインシュレータへの対向部は、前記中心部から前記周辺部へ向けて一様に傾斜し、前記第2のインシュレータにおける前記第1のインシュレータへの対向部は、前記中心部から前記周辺部へ向けて一様に傾斜することを特徴とするインシュレータ組。
  2. 前記第1のインシュレータ及び第2のインシュレータが前記ステータコアを挟み込んだ際、前記第2のインシュレータへの対向部は前記第1のインシュレータへの対向部と当接することを特徴とする請求項1に記載のインシュレータ組。
  3. 前記第1のティース被覆部における前記第2のティース被覆部への対向部としての第1の先端部は傾斜し、前記第2のティース被覆部における前記第1のティース被覆部への対向部としての第2の先端部は、前記第1の先端部に対応するように傾斜することを特徴とする請求項1に記載のインシュレータ組。
  4. 前記第2の先端部は先細り形状を呈し、前記第1の先端部は前記先細り形状に対応した受け口形状を呈することを特徴とする請求項に記載のインシュレータ組。
  5. 前記第1の先端部の傾斜角と前記第2の先端部の傾斜角とが同じ角度に設定され、前記第1の先端部と前記第2の先端部が隙間無く当接することにより、前記第1のティース被覆部と前記第2のティース被覆部は前記ティースを全面的に覆うことを特徴とする請求項に記載のインシュレータ組。
  6. 前記第2のティース被覆部の前記中心部における前記第2の先端部には、前記第1のティース被覆部へ向かうに従い前記第2のインシュレータの中心へ向けて傾斜する中心側ガイドが形成され、
    前記第2のティース被覆部の前記周辺部における前記第2の先端部には、前記第1のティース被覆部へ向かうに従い前記第2のインシュレータの周辺へ向けて傾斜する周辺側ガイドが形成され、
    前記第1のティース被覆部の前記中心部における前記第1の先端部には、前記第2のティース被覆部へ向かうに従い前記第1のインシュレータの周辺へ向けて傾斜する中心側受けが形成され、
    前記第1のティース被覆部の前記周辺部における前記第1の先端部には、前記第2のティース被覆部へ向かうに従い前記第1のインシュレータの中心へ向けて傾斜する周辺側受けが形成されることを特徴とする請求項に記載のインシュレータ組。
  7. 前記第2のティース被覆部の前記中心部における前記第2の先端部には、前記中心側ガイドと反対側において、前記第1のティース被覆部へ向かうに従い前記第2のインシュレータの周辺へ向けて傾斜する他の中心側ガイドが形成されることを特徴とする請求項に記載のインシュレータ組。
  8. 前記第1のインシュレータの各前記第1のティース被覆部が、前記ステータコアの各前記ティースのバリが生じている側を覆うことを特徴とする請求項1に記載のインシュレータ組。
  9. ステータコアと、請求項1乃至のいずれか1項に記載のインシュレータ組とを備えることを特徴とするステータ。
  10. ステータコアと、該ステータコアを挟み込む第1のインシュレータ及び第2のインシュレータからなるインシュレータ組とを備えるステータの製造方法であって、
    前記ステータコアは中心部から放射状に突出する複数のティースを有し、
    前記第1のインシュレータは中心部から放射状に突出する複数の第1のティース被覆部を有し、
    前記第2のインシュレータは中心部から放射状に突出する複数の第2のティース被覆部を有し、
    前記第1のティース被覆部と前記第2のティース被覆部は前記ティースを覆い、
    前記第1のインシュレータにおける前記第2のインシュレータへの対向部では、周辺部が前記中心部よりも突出し、
    前記第2のインシュレータにおける前記第1のインシュレータへの対向部では、前記中心部が周辺部よりも突出し、
    前記第1のインシュレータにおける前記第2のインシュレータへの対向部は、前記中心部から前記周辺部へ向けて一様に傾斜し、前記第2のインシュレータにおける前記第1のインシュレータへの対向部は、前記中心部から前記周辺部へ向けて一様に傾斜し、
    前記ステータコアに前記第1のインシュレータを組み付ける際、前記第1のインシュレータは、前記ステータコアの前記ティースにバリが生じている側から前記ステータコアに組み付けられることを特徴とするステータの製造方法。
  11. 前記第2のティース被覆部における前記第1のティース被覆部への対向部としての第2の先端部は先細り形状を呈し、前記第1のティース被覆部における前記第2のティース被覆部への対向部としての第1の先端部は前記先細り形状に対応した受け口形状を呈することを特徴とする請求項10に記載のステータの製造方法。
  12. 前記第2のティース被覆部の前記中心部における前記第2の先端部には、前記第1のティース被覆部へ向かうに従い前記第2のインシュレータの中心へ向けて傾斜する中心側ガイドが形成され、
    前記第2のティース被覆部の前記周辺部における前記第2の先端部には、前記第1のティース被覆部へ向かうに従い前記第2のインシュレータの周辺へ向けて傾斜する周辺側ガイドが形成され、
    前記第1のティース被覆部の前記中心部における前記第1の先端部には、前記第2のティース被覆部へ向かうに従い前記第1のインシュレータの周辺へ向けて傾斜する中心側受けが形成され、
    前記第1のティース被覆部の前記周辺部における前記第1の先端部には、前記第2のティース被覆部へ向かうに従い前記第1のインシュレータの中心へ向けて傾斜する周辺側受けが形成されることを特徴とする請求項11に記載のステータの製造方法。
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