以下、各図面に示す同一または類似の構成要素、部材、手順または信号には、すべての図面において同様の符号を付し、それによって重複する説明は適宜省略される。また、各図面の説明において重要でない一部部材は省略される。
本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1は、ユーザ間のコミュニケーションと交流を円滑にする強化機能を提供する。より具体的には、技術的な方法で視聴者やライブストリーマーを楽しませるものである。
図1に本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成を示す概略図を示す。当該ライブストリーミングシステム1は、ストリーミングライブストリーマー(ライバー、ストリーマー、またはライブ配信者とも呼ばれる)LVと視聴者(オーディエンスとも呼ばれる)AU(AU1、AU2...)に、リアルタイムで相互交流するためのライブストリーミングサービスを提供する。図1に示すように、当該ライブストリーミングシステム1は、サーバ10と、ユーザ端末20と、ユーザ端末30(30a、30b...)を含むことができる。当該ユーザ端末20はライブストリーマー、当該ユーザ端末30は視聴者であってもよい。一部の実施態様において、当該ライブストリーマーと視聴者はユーザと呼ばれてもよい。当該サーバ10は、ネットワークNWを介して接続された、1または複数の情報処理装置を含むことができる。当該ユーザ端末20、30は、例えば、スマートフォン、タブレット、ノートPC、レコーダー、携帯ゲーム機、ウェアラブル端末などの携帯端末や、デスクトップPCなどの据置型コンピュータであってもよい。当該サーバ10、ユーザ端末20、ユーザ端末30は、任意の種類の有線または無線ネットワークNWにより通信可能に接続されてもよい。
当該ライブストリーミングシステム1には、当該ライブストリーマーLV、当該視聴者AU、当該サーバ10を提供するアプリプロバイダー(図示せず)が関与する。当該ライブストリーマーLVは、自身の歌、トーク、パフォーマンス、ゲームストリーミングなどのコンテンツを自身のユーザ端末20で収録して当該サーバ10にアップロードし、リアルタイムでコンテンツを配信する者となることができる。一部の実施態様において、当該ライブストリーマーLVは、当該ライブストリーミングを介して当該視聴者AUと交流することができる。
当該アプリプロバイダーは、当該サーバ10においてライブストリーミングされるコンテンツのためのプラットフォームを提供することができる。一部の実施態様において、当該アプリプロバイダーは、当該ライブストリーマーLVと当該視聴者AU間のリアルタイム通信を管理するメディアまたはマネージャーであってもよい。当該視聴者AUは、当該ユーザ端末30により当該プラットフォームにアクセスし、自身が視聴したいコンテンツを選択して視聴することができる。当該視聴者AUは、当該ユーザ端末30により、当該ライブストリーマーに対してコメントしたり、応援したりなど、当該ライブストリーマーと交流するための操作を行うことができる。コンテンツを提供する当該ライブストリーマーは、当該コメントや応援に応答することができる。当該ライブストリーマーの応答は、映像及び(または)音声などにより当該視聴者AUに送信することができる。従って、当該ライブストリーマーと視聴者間の相互通信を達成することができる。
本明細書でいう「ライブストリーミング」とは、当該ライブストリーマーLVが当該ユーザ端末20により記録したコンテンツを、当該視聴者AUが当該ユーザ端末30を介して実質的に再生・視聴することを可能にする、データ伝送を指すことができる。一部の実施態様において、「ライブストリーミング」は、上述のデータ伝送により実現されるストリーミングを指すこともある。当該ライブストリーミングは、HTTPライブストリーミング、CMAF(Common Media Application Format)、WebRTC(Web Real-Time Communications)、RTMP(Real―Time Messaging Protocol)、MPEG DASHなど、公知の技術によって実現することができる。当該ライブストリーミングは、さらに、当該ライブストリーマーがコンテンツを記録している間、当該視聴者AUが特定の遅延をもって当該コンテンツを再生または視聴することができる、実施形態を含んでもよい。当該遅延の程度については、少なくとも当該ライブストリーマーLVと当該視聴者AUがコミュニケーションを行うことができる程度に小さいことが望ましい。ただし、ライブストリーミングは、いわゆるオンデマンド配信とは異なる。より具体的に、当該オンデマンド配信とは、当該コンテンツを記録したすべてのデータをサーバに格納し、ユーザの要求に応じてランダムなタイミングで当該サーバから当該ユーザにデータを提供することを指してもよい。
本明細書における「ストリーミングデータ」とは、画像データや音声データを含むデータを指すことができる。より具体的に、当該画像データ(ビデオデータと呼んでもよい)は、当該ユーザ端末20と30の画像キャプチャ機能によって生成されてもよい。当該音声データ(オーディオデータと呼んでもよい)は、当該ユーザ端末20と30の音声入力機能により生成されてもよい。当該ストリーミングデータを当該ユーザ端末20、30で再生し、ユーザに関するコンテンツを視聴できるようにしてもよい。
一部の実施態様において、当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末でストリーミングデータが生成されてから、当該視聴者の当該ユーザ端末で再生されるまでの間、圧縮、拡張、エンコード、デコード、トランスコードなど、データの形式、サイズ規格を変更する処理が想定される。このような処理の前と後、当該コンテンツ(映像や音声)は実質的に変更されず、このため、本開示の現在の実施態様においては、処理される前のストリーミングデータと処理された後のストリーミングデータは同じであると説明される。つまり、当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末により生成された当該ストリーミングデータが、当該サーバ10を介して当該視聴者の当該ユーザ端末で再生される場合、当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末で生成された当該ストリーミングデータ、当該サーバ10を通過した当該ストリーミングデータ、そして当該視聴者の当該ユーザ端末が受信して再生する当該ストリーミングデータは、すべて同じストリーミングデータである。
図1に示すように、当該ライブストリーマーLVはライブストリーミングを提供する。当該ライブストリーマーのユーザ端末20は、当該ストリーマーの映像及び(または)音声を記録することにより、ストリーミングデータを生成し、ネットワークNWを介してサーバ10に送信する。同時に、当該ユーザ端末20は映像VDを当該ユーザ端末20のディスプレイ上に表示し、当該ライブストリーマーLVのストリーミングコンテンツをチェックすることができる。
当該ライブストリーマーのライブストリーミングの提供をプラットフォームに要求するユーザ端末30a、30bの視聴者AU1、AU2は、当該ネットワークNWを介して当該ライブストリーミングに対応するストリーミングデータを受信し、受信したストリーミングデータを再生してディスプレイ上に映像VD1、VD2を表示し、スピーカーなどから音声を出力することができる。当該ユーザ端末30a、30b上にそれぞれ表示される当該映像VD1、VD2は、当該ライブストリーマーLVの当該ユーザ端末により記録された当該映像と実質的に同じであり、当該ユーザ端末30a、30bから出力される当該音声は、当該ライブストリーマーLVの当該ユーザ端末により記録された当該音声と実質的に同じである。
当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末20での記録は、当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bでのストリーミングデータの再生と同時であってもよい。当該視聴者AU1が当該ライブストリーマーLVのコンテンツに関するコメントを当該ユーザ端末30aに入力すると、当該サーバ10は、当該コメントを当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末20にリアルタイムで表示するとともに、当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bにもそれぞれ表示する。当該ライブストリーマーLVが当該コメントに応答した場合、当該応答を当該視聴者AU1、AU2の当該ユーザ端末30a、30bからテキスト、画像、映像または音声として出力し、当該ライブストリーマーLVと当該視聴者AU1、AU2のコミュニケーションを実現することができる。従って、当該ライブストリーミングシステムは、双方向通信のライブストリーミングを実現することができる。
図2は、本開示の実施態様に基づく、図1に示すユーザ端末20の機能と構成を示すブロック図である。当該ユーザ端末30は、当該ユーザ端末20と同様の機能と構成を有する。本明細書のブロック図に描かれているブロックは、コンピュータのCPUなどのデバイスや機械部品などのハードウェア、およびこれらの要素の連携によって実施される機能ブロックを表現する、コンピュータプログラムなどのソフトウェアで実施される。したがって、機能ブロックは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる多様な態様で実装され得ることが、当業者には理解されよう。
当該ライブストリーマーLVと視聴者AUは、ネットワークNWを介して、ダウンロードサイトから本開示のライブストリーミングアプリケーション(ライブストリーミングアプリ)を当該ユーザ端末20と30にダウンロードしてインストールすることができる。または、当該ライブストリーミングアプリは、当該ユーザ端末20と30に予めインストールされていてもよい。当該ユーザ端末20と30によるライブストリーミングの実行により、当該ユーザ端末20と30は、当該ネットワークNWを介して当該サーバ10と通信し、複数の機能を実現することができる。当該ユーザ端末20と30(より具体的に、CPUなどのプロセッサ)による当該ライブストリーミングアプリの実行により実現される当該機能は、当該ユーザ端末20と30の機能として以下で説明される。当該機能は基本的に、当該ライブストリーミングアプリが当該ユーザ端末20と30に実現させる機能である。一部の実施態様において、これらの機能は、ネットワークNWを介して当該サーバ10から当該ユーザ端末20と30のウェブブラウザに送信し、当該ウェブブラウザのコンピュータプログラムにより実行されることにより実現されてもよい。当該コンピュータプログラムは、HTML(Hyper Text Markup Language)などのプログラミング言語で書かれていてもよい。
当該ユーザ端末20は、ストリーミングユニット100と視聴ユニット200を含む。一部の実施態様において、当該ストリーミングユニット100は、ユーザのオーディオ及び(または)ビデオデータを記録し、当該サーバ10に送信するストリーミングデータを生成するように構成される。当該視聴ユニット200は、サーバ10からストリーミングデータを受信し、再生するように構成される。一部の実施態様において、ユーザは、ブロードキャスト時に当該ストリーミングユニット100を作動させる、またはストリーミングを視聴するときに当該視聴ユニット200を作動させることができる。一部の実施態様において、当該ストリーミングユニット100を作動させる当該ユーザ端末は、ライブストリーマーと呼ぶことができ、またはストリーミングデータを生成する当該ユーザ端末と呼ぶことができる。当該視聴ユニット200を作動させる当該ユーザ端末は、視聴者と呼ぶことができ、または当該ストリーミングデータを再生する当該ユーザ端末と呼ぶことができる。
当該ストリーミングユニット100は、ビデオコントロールユニット102と、オーディオコントロールユニット104と、配信ユニット106と、UIコントロールユニット108を含むことができる。当該ビデオコントロールユニット102は、カメラ(図示せず)に接続されてもよく、当該映像は当該カメラにより制御される。当該ビデオコントロールユニット102は、当該カメラから当該ビデオデータを取得することができる。当該オーディオコントロールユニット104は、マイク(図示せず)に接続されてもよく、音声は当該マイクにより制御される。当該オーディオコントロールユニット104は、当該マイクから当該オーディオデータを取得することができる。
当該配信ユニット106は、当該ビデオコントロールユニット102からのビデオデータと、当該オーディオコントロールユニット104からのオーディオデータを含むストリーミングデータを受信し、ネットワークNWを介して当該サーバ10に送信する。一部の実施態様において、当該配信ユニット106は当該ストリーミングデータをリアルタイムで送信する。つまり、当該ビデオコントロールユニット102と当該オーディオコントロールユニット104からの当該ストリーミングデータの生成と、当該配信ユニット106の配信は同時に実行される。
当該UIコントロールユニット108は、当該ライブストリーマーのUIを制御する。当該UIコントロールユニット108はディスプレイ(図示しない)に接続され、当該配信ユニット106が当該ストリーミングデータを送信し、再生して当該ディスプレイ上に表示する相手に対して当該ストリーミングデータを生成するように構成される。当該UIコントロールユニット108は、操作するオブジェクトまたは指示を受けるオブジェクトをディスプレイ上に表示し、当該ライブストリーマーからのタップ入力を受け付けるように構成される。
当該視聴ユニット200は、UIコントロールユニット202と、レンダリングユニット204と、入力送信ユニット206を含んでもよい。当該視聴ユニット200は、ネットワークNWを介してサーバ10からストリーミングデータを受信するように構成される。当該UIコントロールユニット202は、当該視聴者のUIを制御する。当該UIコントロールユニット202は、ディスプレイ(図示せず)及び(または)スピーカー(図示せず)に接続され、当該ストリーミングデータを再生することにより、当該ディスプレイ上に映像を表示し、当該スピーカーから音声を出力するように構成される。一部の実施態様において、当該ディスプレイ上に映像を出力し、当該スピーカーから音声を出力することを「ストリーミングデータを再生する」ことと呼んでもよい。当該UIコントロールユニット202は、タッチパネルやキーボード、ディスプレイなどの入力ユニットに接続され、ユーザからの入力を取得することができる。
当該レンダリングユニット204は、当該サーバ10からのストリーミングデータと、フレーム画像とをレンダリングするように構成されてもよい。当該フレーム画像は、ユーザからの入力、視聴者により入力されたコメント、当該サーバ10から受信したデータを受け付けるためのユーザインターフェイスオブジェクトを含んでもよい。当該入力送信ユニット206は、当該UIコントロールユニット202から当該ユーザ入力を受信し、当該ネットワークNWを介して当該サーバ10に送信するように構成される。
一部の実施態様において、当該ユーザ入力は、ライブ配信の選択、コメントの入力、贈り物の送信、ユーザのフォローまたはフォロー解除、イベントでの投票、ゲームなど、当該ユーザ端末の画面上のオブジェクトをクリックすることであってもよい。例えば、当該入力送信ユニット206は、視聴者の当該ユーザ端末が当該ライブストリーマーに贈り物を送るために画面上の贈り物オブジェクトをクリックした場合に、贈り物情報を生成し、インターネットNWを介して当該サーバ10に送信してもよい。
図3は、本開示の一部の実施態様に基づく当該サーバ10のブロック図である。当該サーバ10は、ストリーミング情報ユニット302と、中継ユニット304と、処理ユニット306と、ストリームDB320と、ユーザDB322と、イベントDB324と、履歴DB326と、コンテンツベースモデルや行動ベースモデルなどの機械学習モデル330と、言語モデルなどの機械学習モデル332とを含んでもよい。
当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ネットワークNWを介して当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末20からライブストリーミングの要求を受信する。要求を受信すると、当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ライブストリーミングの情報を当該ストリームDB320に登録する。一部の実施態様において、当該ライブストリーミングの情報は、当該ライブストリーミングのストリームID及び(または)当該ライブストリーミングに対応する当該ライブストリーマーのライブストリーマーIDであってもよい。
当該視聴者から当該ネットワークNWを介して当該ユーザ端末30の当該視聴ユニット200から当該ライブストリーミングの当該情報の提供要求を受信すると、当該ストリーミング情報ユニット302は当該ストリームDB320を参照し、利用可能なライブストリーミングのリストを生成する。
その後当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ネットワークNWを介して当該ユーザ端末30に当該リストを送信する。当該ユーザ端末30の当該UIコントロールユニット202は、当該リストに基づいてライブストリーミング選択画面を生成し、当該ユーザ端末30のディスプレイ上に当該リストを表示する。当該ユーザ端末30の当該入力送信ユニット206は、当該ライブストリーミング選択画面上での当該視聴者によるライブストリーミングの選択を受信すると、選択された当該ライブストリーミングの当該ストリームIDを含む配信要求を生成し、当該ネットワークを介して当該サーバ10に送信する。当該ストリーミング情報ユニット302は、当該配信要求で当該ストリームIDにより指定された当該ライブストリーミングの当該ユーザ端末30に対する提供を開始することができる。当該ストリーミング情報ユニット302は、当該ストリームDB320を更新し、当該ユーザ端末30の当該視聴者の視聴者IDを当該ストリームIDの当該ライブストリーマーIDに追加することができる。
当該中継ユニット304は、当該ストリーミング情報ユニット302により開始された当該ライブストリーミングにおいて、当該ライブストリーマーの当該ユーザ端末20から、当該視聴者の当該ユーザ端末30へのライブストリーミングの送信を中継することができる。当該中継ユニット304は、ストリーミングデータの再生中に、当該視聴者からのユーザ入力を示す信号を当該入力送信ユニット206から受信することができる。当該ユーザ入力を示す当該信号は、当該ユーザ端末30のディスプレイに表示されるオブジェクトの指定を示すオブジェクト指定信号であってもよい。当該オブジェクト指定信号は、当該視聴者の視聴者ID、当該視聴者が視聴しているライブストリーミングを配信するライブストリーマーのライブストリーマーID、及び当該オブジェクトにより指定されるオブジェクトIDを含んでもよい。当該オブジェクトが贈り物などである場合、当該オブジェクトIDは、贈り物IDなどであってもよい。同様に、当該中継ユニット304は、ストリーミングデータの再生中に、当該ユーザ端末20の当該ストリーミングユニット100から、例えば当該オブジェクト指定信号など、当該ライブストリーマーのユーザ入力を示す信号を受信することができる。
当該処理ユニット306は、ユーザのユーザ端末からの操作に応じて要求を処理するように構成される。例えば、当該ユーザはイベントリストボタンをクリックして、イベントリスト上で要求を行ってもよい。当該中継ユニット304が当該要求を受信すると、当該処理ユニット306は、当該イベントDB324を参照して当該イベントリストを取得し、当該処理ユニット306と当該中継ユニット304はさらに、当該イベントリストを当該ユーザの当該ユーザ端末に送信してもよい。
一部の実施態様において、当該処理ユニット306はさらに、データベースからデータを取得し、レコメンデーション、要約、応答などのために機械学習モデルにデータを供給してもよい。一部の実施態様において、当該機械学習モデルは、内部で訓練されたモデルであっても、第三者のサービスプロバイダーから提供されたモデルであってもよい。一部の実施態様において、レコメンデーションのための当該機械学習モデルは、コンテンツベースモデル、行列分解(Matrix Factorization)等の行動ベースモデル等により実現されてもよい。
一部の実施態様において、要約、応答などのための当該機械学習モデルは、言語モデルなどによって実現されてもよい。一部の実施態様において、当該機械学習モデルは、ChatGPTやその他のLLM(大規模言語モデル)などのAIチャットボットであってもよい。一部の実施態様において、当該機械学習の方法は、実際の必要性に応じて、任意の可能なモデルによって実現されてもよい。
図4は、図3のストリームDB320の例示的データ構造を示す表である。当該ストリームDB320は、現在行われているライブストリームに関する情報を保持する。当該ストリームDB320は、当該ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォーム上のライブストリームを識別するためのストリームID、当該ライブストリームを提供するライブストリーマーを識別するためのライブストリーマーID、当該ストリームのカテゴリやトピックを識別するためのタグ、当該ライブストリームの視聴者を識別するための視聴者ID、当該ストリーム内のイベントを識別するためのイベントIDを、互いに関連付けて格納する。
一部の実施態様において、当該タグは、手動で、または機械学習モデルなどによって自動的で設定されてもよい。一部の実施態様において、当該イベントIDは、当該ストリーム内の当該ライブストリーマーがイベントに参加していない場合、空白であってもよい。当該ライブストリーマーは、ライブストリーミングの前または最中にイベントを選択し、イベントに参加するか否かを決定してもよい。
図5は、図3のユーザDB322の例示的データ構造を示す表である。当該ユーザDB322は、ユーザに関する情報を保持する。当該ユーザDB322は、ユーザを識別するためのユーザID、当該ユーザが蓄積したポイントを特定するためのポイント、当該ユーザのレベルを識別するためのレベル、当該ユーザのステータスを識別するためのステータスを、相互に関連付けて格納する。当該ポイントは、当該ライブストリーミングプラットフォーム内で流通する電子的な価値である。当該レベルは、当該ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザの活動またはエンゲージメントの量の指標であってもよい。当該ステータスは、当該ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザのアイデンティティまたはメンバーシップステータスであってもよい。一部の実施態様において、当該イベントは、レベル、ステータスなど、当該ユーザDB322内の当該ユーザの情報に基づいてレコメンドされてもよい。
一部の実施態様において、当該ポイントはさらに、当該ポイントに関する詳細な情報を含んでいてもよい。当該詳細な情報は、他のユーザから受信したポイントや、他のユーザに送信したポイントであってもよい。当該詳細な情報は、例えば、アプリプロバイダーからの購入によって受け取ったポイントや、視聴者の寄付から受け取ったポイント、アプリプロバイダーから無償で受け取ったポイントなど、受領ポイントの組み合わせも含んでいてもよい。一部の実施態様において、異なる方法で取得した当該ポイントは、合算、あるいは別々に計算されてもよい。一部の実施態様において、当該ポイントの計算と表示方法は、実際の必要性に応じて柔軟に決定されてもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該ユーザのフォロワーIDを格納してもよい。当該フォロワーは、当該ユーザをフォローする他のユーザであってもよく、当該フォロワーIDは、他のユーザのユーザIDであってもよい。ここで、ユーザをフォローするとは、当該ユーザを友人、アイドル、ファン等の関連ユーザとして設定し、当該ユーザが配信や投稿等を行う際に、当該ユーザに関連する通知を他のユーザが受信できるようにすることを指してもよい。一部の実施態様において、当該フォロワーは、当該ユーザに対してより忠実で、当該ユーザのストリームを視聴したり、当該ユーザに贈り物を寄付したりすることを望む場合があってもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322はさらに、各フォロワーIDに、当該ユーザと当該フォロワー間の交流の程度を示す交流値を格納してもよい。当該交流とは、ストリームの視聴、メッセージング、寄付、贈り物、コメントなどであってもよい。一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該フォロワーの最終ログイン時刻を格納してもよく、当該ユーザがアクティブなユーザであるか否かを判断するためにこれが使用されてもよい。一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該ユーザのフォロイーIDを格納してもよく、これは、当該ユーザがフォローしている他のユーザを指す。一部の実施態様において、相互にフォローし合う当該ユーザ同士は、互いにより忠実である可能性がある。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該ユーザのイベント情報を格納してもよい。当該イベント情報は、当該ユーザが参加したことがあるイベント情報や、現在参加しているイベント情報であってもよい。一部の実施態様において、当該イベント情報には、イベントID、当該ユーザが参加したことのあるイベントの数、イベントの勝敗数、イベントから受け取った報酬などが含まれてもよい。一部の実施態様において、当該ユーザは、当該イベント情報に基づいて、当該イベントの初心者または経験者として識別されてもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該ライブストリーミングプラットフォームにおける当該ユーザの寄付記録を格納してもよい。当該寄付記録は、当該ユーザがイベント中などに受け取った、または送った寄付であってもよい。図6は、当該ユーザDB322における当該寄付記録の例示的なデータ構造を示す表である。図6に示すように、当該寄付記録は、イベントにおける当該ライブストリーマーへの当該視聴者の寄付記録を格納してもよい。より具体的に、当該寄付記録は、各視聴者の寄付の合計と、贈り物の数や贈り物の対応ポイントなど、寄付の組み合わせを表示してもよい。
一部の実施態様において、当該寄付記録は、分析のために当該ユーザを異なる寄付範囲に分類してもよい。例えば、当該寄付範囲を「0-1K」、「1K-1M」、「1M超」に分けてもよく、ここで、1Kは千、1Mは百を表す。各視聴者は、図6に示すように、その寄付に基づいて分類されてもよい。一部の実施態様において、当該寄付記録には、分析のために当該ライブストリーマーやイベントの情報が含まれてもよい。
一部の実施態様において、当該ユーザDB322は、当該イベントにおける当該ユーザの順位記録を格納してもよい。図7は、当該ユーザDB322における勝利記録の例示的なデータ構造を示す表である。図7に示すように、当該勝利記録は、当該ライブストリーマーが参加したイベントの数、当該ライブストリーマーが優勝した、または報酬閾値に到達したイベントの数、及びイベント終了前の最後の一定時間に当該ライブストリーマーが報酬閾値に到達したイベントの数を格納してもよい。一部の実施態様において、当該最後の一定時間は、最後の5分間などであってもよい。
イベント終了前の最後の一定時間はいつも、イベントの中で最もスリリングな時間である。視聴者は常に当該ライブストリーマーと共に集まり、イベントのために当該ライブストリーマーをサポートする。視聴者はイベントの贈り物を当該ライブストリーマーに寄付し、自分の好きなライブストリーマーをイベントで勝利させたり、報酬閾値を達成させたりしようと、当該イベントの終了まで待つ。特に、いつも最後の一定時間に勝利するライブストリーマーは、当該イベントにおいて競争力のあるライブストリーマーと見なされることがある。その理由は、当該ライブストリーマーは、寄付などを惜しまない忠実な視聴者を多く擁している可能性があるためである。したがって、当該勝利記録、特に土壇場での勝率は、当該ライブストリーマーがイベントで勝利する可能性が高いか否かを判断するための指標となり得る。
図8に、図3のイベントDB324の例示的データ構造を示す表を示す。当該イベントDB322は、当該ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォームにおけるイベントに関する情報を保持する。当該イベントDB324は、当該イベントを識別するためのイベントID、当該イベントのタイトルを識別するためのタイトル、当該イベントのカテゴリやトピックを識別するためのタグ、当該イベントの開始時刻と終了時刻を識別するための期間、当該イベントにおける贈り物を識別するための贈り物ID、当該イベントページの場所を識別するためのイベントURLなどを、互いに関連付けて格納する。
一部の実施態様において、当該イベントDB324は、現在進行中のイベント、または期限切れのイベントの情報を格納してもよい。一部の実施態様において、過去のイベントデータを格納するために別のデータベースが提供されてもよい。図9は、図3の履歴DB326の例示的データ構造を示す表である。当該履歴DB326は、当該ライブストリーミングシステム1が提供するライブストリーミングプラットフォーム上の過去のイベントデータに関する情報を保持する。
当該履歴DB326は、過去のイベントを識別するためのイベントID、イベントの参加者数を識別するための参加者数、報酬を受け取るための閾値を識別するための報酬閾値、イベント参加者の順位を特定するための順位、イベントにおけるライブストリーマーと視聴者の交流を識別するための交流ログを、互いに関連付けて格納する。一部の実施態様において、期限切れイベントが分析のために当該履歴DB326に移動されてもよいため、当該履歴DB326には当該イベントDB324に格納されている情報と同じ情報が含まれることもある。
ここで、「報酬閾値」とは、イベントにおいて報酬を獲得するための条件を指してもよい。例えば、イベントルールとして、ライブストリーマーが1Mポイント以上を蓄積した場合、仮想アイテムを獲得することが記載されていてもよい。この場合、当該1Mポイントが報酬閾値と呼ばれてもよい。また、ライブストリーマーがリーダーボードで10位以内にランクインした場合、出演やメディアへの露出の機会を獲得すると記載されていてもよい。ライブストリーマーが受け取ったポイントが0.5Mポイントで第10位である場合、当該0.5Mポイントが報酬閾値と呼ばれてもよい。
ここで、「交流ログ」とは、イベント期間中の当該ライブストリーミングプラットフォームにおけるデータログを指してもよい。一部の実施態様において、当該データログは、当該ユーザからの操作、時間情報、位置情報またはその他の関連情報を含んでいてもよい。例えば、当該データログには、当該ライブストリーマーが特定の時間点で歌を歌ったこと、当該視聴者が2000ポイントの贈り物を5つ寄付したことなどが含まれていてもよい。一部の実施態様において、当該交流ログは、分析のために表として配置されたり、図として視覚化されたりしてもよい。
図10から図12は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の機能構成例を示す概略図である。上述のように、アプリプロバイダーは、ライブストリーマーと視聴者の間の交流を増やすために、ライブストリーマーが選択して参加できるイベントを複数提供してもよい。図10の左側に、例示的なイベントページ334を示す。当該ライブストリーマーは、画面上のボタンをクリックして、イベントリストを要求してもよい。当該ライブストリーマーがイベントの説明を確認するためにイベントを選択すると、対応するイベントページ334が当該ユーザ端末に表示されてもよい。
図10に示すように、当該イベントページ334は、タイトル336、バナー338、説明340、順位342を含んでもよい。当該バナー338は、当該イベントを表現するテキストなどを含む画像や動画であってもよい。一部の実施態様において、当該バナー338は、当該ユーザが当該イベントに適しているか、または資格を有しているかを識別するための情報を含んでいてもよい。例えば、当該バナー338は、参照用に「女性ユーザ限定」または「レベル10~70向け」などのラベルを含んでいてもよい。一部の実施態様において、当該説明340は、期間、目標、収集する贈り物、報酬、ルールなどのイベントの詳細情報を含んでいてもよい。当該説明が長すぎたり、ルールが複雑すぎたりすると、当該ライブストリーマーがイベントに参加することを思いとどまる可能性がある。
一部の実施態様において、当該イベントページ334は、ダイジェストボタン344をさらに含んでいてもよい。当該ダイジェストボタン344は、当該ライブストリーマーが当該イベントの重要なポイントを容易に理解し、把握できるように、当該イベントの説明を要約するように構成される。図10に示すように、当該ダイジェストボタンがクリックされると、当該処理ユニット306が当該イベント及び(または)当該ライブストリーマーの情報を、機械学習モデルに供給してもよい。ここでは、言語モデル332を例に挙げて説明する。一部の実施態様において、当該言語モデルは、ChatGPTなどの可能または利用可能な任意のモデルであってもよい。一部の実施態様において、当該機械学習モデルは、入力に基づいて可能な出力を推論してもよく、当該要約の手順は、当該モデルからの推論をユーザに提供することを指してもよい。
当該言語モデル332は、当該イベント及び(または)当該ライブストリーマーの情報に基づき、当該イベントの攻略ページ346を生成してもよい。例えば、当該言語モデル332は、当該ライブストリーマーのために、当該イベントにおける重要なポイントを含む要約348を生成してもよい。一部の実施態様において、当該要約348のレイアウトは、会話文または箇条書きの形式で表示されてもよい。一部の実施態様において、当該要約348の中の重要な情報は、当該ライブストリーマーに分かりやすくするために強調表示されてもよい。一部の実施態様において、当該イベントは、異なるラウンドを含んでもよく、最初のラウンドを通過したユーザが、次のラウンドまたは最終ラウンドに参加してもよい。一部の実施態様において、当該攻略ページ346は、現在のラウンドのみの当該要約348を含んでもよく、それにより当該ユーザが容易に理解できるように、コンテンツの長さが削減されてもよい。
一部の実施態様において、当該攻略ページ346はさらに、ビデオオブジェクト350を含んでいてもよい。当該ビデオオブジェクトは、テキストからビデオへの変換に使用されるAI、機械学習モデルまたはビデオ編集ソフトウェアによって生成されてもよい。より具体的に、当該処理ユニット306は、イベントの当該説明を当該言語モデル322などに供給して要約を生成し、さらにAIや動画編集ソフトなどにより、当該要約から動画を生成してもよい。一部の実施態様において、当該イベントページ334または当該攻略ページ346は、当該ユーザが所望の情報にアクセスするためのブックマークを含んでいてもよい。一部の実施態様において、当該イベントページ334または当該攻略ページ346は、当該ユーザが他のユーザと情報を共有するための共有ボタンも含んでいてもよい。本実施態様によれば、当該ライブストリーマーが当該イベントを理解し、参加する動機付けとなる可能性がある。
一部の実施態様において、当該攻略ページ346はさらに、AIチャットボット352を含んでいてもよい。当該AIチャットボット352は、当該イベントの要約を生成し、会話形式で提案を行ってもよい。本実施態様によれば、当該ライブストリーマーが当該イベントを理解し、参加する動機付けとなる可能性がある。さらに、当該AIチャットボット352は、当該ライブストリーマーが当該イベントに関する質問を入力するための入力フィールドまたは仮想キーボードなどのコミュニケーションツール354を含んでいてもよい。当該ライブストリーマーが質問などのフィードバックを入力すると、当該処理ユニット306はさらに、当該フィードバックを当該言語モデル332に供給し、当該ストリーマーに対する応答を生成してもよい。一部の実施態様において、当該攻略ページ346は、当該ライブストリーマーによる当該イベントに対する理解の促進を支援するために、ミニゲームなど任意の可能な情報を含んでもよい。
図10の左側11に、例示的なイベントリストページ356を示す。図11に示すように、当該イベントリストページ356は、複数のイベントETとカテゴリタブ358を含んでもよい。当該イベントETは、当該ライブストリーミングプラットフォームにおいて現在進行中のイベントであってもよい。当該カテゴリタブ358は、当該ライブストリーマーが興味のあるカテゴリに切り替えるために選択できるカテゴリ付きボタンを含んでもよい。例えば、当該カテゴリは、音楽、トークショーなどのイベントタイプ、ポイントやメディア露出などの報酬、イベントの開始時刻や終了時刻、あるいは残り時間などの時間で並べ替えられ、ユーザが切り替えられるようにしてもよい。本実施形態によれば、ユーザが適切なイベントを選択することができる。
一部の実施態様において、当該イベントリストページ356はさらに、マッチングボタン360を含んでいてもよい。当該マッチングボタン344は、当該イベントと当該ライブストリーマーの情報に基づき、当該イベントと当該ライブストリーマーとをマッチングするように構成される。一部の実施態様において、当該マッチングは、当該イベントと当該ライブストリーマーの情報の類似性に基づいて実行されてもよい。一部の実施態様において、当該マッチングは、当該イベントでの当該ライブストリーマーの勝率に基づいて実行されてもよい。
ここで、当該「勝率」とは、当該イベントなどにおいて当該ライブストリーマーが勝利する、または報酬を得る可能性を指してもよい。当該勝率は、当該イベントと当該ライブストリーマーの情報の類似性に基づいて算出されてもよい。さらに、当該勝率は、当該イベントとライブストリーマーの情報に応じて、プラスの要因、中立的要因、マイナスの要因に基づき算出されてもよい。当該要因は、予め決定したものを当該機械学習モデルに提供されても、当該機械学習モデルをトレーニングし、学習させてもよい。例えば、当該ライブストリーマーが、高ポイントの贈り物を寄付する視聴者を高い割合で有する場合、当該ライブストリーマーはイベントで勝利する傾向がある。高ポイントを寄付する視聴者は、低ポイントを寄付する視聴者よりも、当該ライブストリーマーが報酬閾値を達成するために役立つためである。
さらに、当該ライブストリーマーの土壇場での勝率が比較的高い場合、当該ライブストリーマーは、寄付を惜しまない忠実な視聴者を有することを示す可能性がある。したがって、それは勝率を決定するためのプラスの要因にもなり得る。一部の実施態様において、一方的なフォロワーや相互フォロワーは、視聴者が忠実であること示すとともに、勝率に寄与する可能性がある。例えば、当該ライブストリーマーと相互にフォローしている視聴者の数は、プラスの要因にもマイナスの要因にもなり得る。さらに、視聴者のログイン時間も考慮されてもよく、これは視聴者が当該プラットフォームにおいて活発でないユーザである場合、マイナスの要因となり得るためである。一部の実施態様において、実際の必要性に応じて、当該ライブストリーマーと当該イベントに関連するあらゆる可能な要因を考慮してもよい。
また、当該勝率は機械学習モデルによって決定されてもよい。例えば、イベントやライブストリーマーの情報を取得して、コンテンツベースモデルや行動ベースモデルなどのレコメンデーション向けに、当該機械学習モデル330に供給してもよい。ここで、当該イベントの情報には、イベントDB.324からの現在進行中のイベントのほか、当該履歴DBからの過去のイベントデータも含んでもよい。一部の実施態様において、当該イベントは、1回限りのイベント、期間限定のイベント、周期的なイベント、非周期的なイベントのいずれであってもよい。当該イベントが周期的なイベントである場合、当該イベントの過去のイベントデータを分析の参考にしてもよい。
上述のように、イベントとライブストリーマーの情報は、当該機械学習モデルが当該イベントにおける当該ライブストリーマーの勝率を学習して算出するために、プラスの要因、中立的要因、マイナスの要因として分類され、かつタグ付けされてもよい。一部の実施態様において、当該要因はさらに、一次要因または二次要因に分類されてもよい。さらに、各要因はスコアの増減に影響し、重み付けの調整につながってもよい。例えば、寄付記録が一次要因であり、フォロー関係が二次要因であってもよい。当該視聴者が1,000ポイント以上の贈り物を一度に寄付することがよくある場合、勝率が1%増加するなどであってもよい。しかし、当該視聴者が当該ライブストリーマーのフォロワーでない場合、当該1%のスコア上昇が0.8%に低下されてもよい。一部の実施態様において、当該勝率を決定する処理は、当該機械学習モデルなどに基づいて柔軟に決定されてもよい。
一部の実施態様において、当該サーバ10は、当該ユーザからの入力を受信して、当該イベントと当該ライブストリーマーとのマッチングを実行してもよい。例えば、当該処理ユニット306は、当該ライブストリーマーからの入力を受信するためのフィードバックフォームまたはAIチャットボットを生成してもよい。当該ライブストリーマーは、当該イベントに対する要求や好みを提供してもよい。例えば、当該イベントにおける報酬は、ポイント、仮想アイテム、パフォーマンスの機会、メディア露出などであってもよい。当該ライブストリーマーは、報酬セクションで興味を示すことで、特にメディア露出などの報酬に対して、フィードバックを提供してもよい。当該処理ユニット306はさらに、当該ライブストリーマーの要求、好みなどに基づいて、イベントをフィルタリングしてもよい。
図11に示すように、レコメンデーションのために、イベントやライブストリーマーの情報及び(または)当該ライブストリーマーの入力を、コンテンツベースモデルや行動ベースモデル330などの当該機械学習モデル330に供給してもよい。一部の実施態様において、コンテンツベースモデルまたは行動ベースモデル330の出力は、図11に示すように、イベントレコメンデーションリスト362であってもよい。当該イベントレコメンデーションリスト362は、イベントIDなどのレコメンドされたイベントの情報を含んでいてもよい。レコメンドされるイベントは、勝率や類似度に基づいてリスト化され、降順などに並べられてもよい。一部の実施態様において、当該ライブストリーマーの参考用に、レコメンドされた各イベントに対応するダイジェストボタンが付されてもよい。
イベントに対応するダイジェストボタンがクリックされると、当該処理ユニット306は当該イベントの情報を言語モデル332に送り、当該言語モデル332が当該イベントの情報などに基づいて、当該イベントの攻略ページ346を生成してもよい。当該言語モデル332を介して当該イベントから攻略ページ346を生成する方法は、上述したものと同様であるため、ここではさらに詳細な説明は省略する。
一部の実施態様において、当該攻略ページ346におけるコンテンツの順序や形式は、当該ライブストリーマーの要求や好みなどに基づいて柔軟に決定されてもよい。例えば、当該ライブストリーマーが報酬や勝率に興味を示した場合、報酬や勝率をリストの1行目に記載したり、太字で表示したり、黄色い背景で表示したりなどしてもよい。一部の実施態様において、当該要約348、ビデオオブジェクト350、AIチャットボット352などの順序または形式は、実際の必要性に応じて、動的にかつ柔軟に再配置されてもよい。
一部の実施態様において、当該ライブストリーマーは、イベントに参加し、配信を開始してもよい。当該ライブストリーマーがイベントを選択し、視聴者と交流するためにライブストリーミングを開始すると、当該処理ユニット306は、当該イベント中にリアルタイムで当該ライブストリーマーにヒントメッセージを提供してもよい。当該処理ユニット306は、データベースからリアルタイムのイベントデータまたは過去のイベントデータを取得し、それらを言語モデル332などの機械学習モデルに供給して、当該イベントで当該イブストリーマーをガイドしてもよい。
一部の実施態様において、当該処理ユニット306は、イベント間の類似性などに基づいて、例示的なイベントデータを決定してもよい。例えば、当該ライブストリーマーがevent017に参加しており、event017が定期的なイベントである場合、当該処理ユニット306は、event017の履歴データを参考として取得してもよい。当該処理ユニット306は、event0017と同様の過去のイベントのイベントデータを取得しても、event017のリアルタイムのイベントデータを取得してもよい。当該処理ユニット306はさらに、順位記録の情報などのイベントデータを取得し、第1位のライブストリーマーと視聴者との交流ログを取得して、分析してもよい。
例示的な順位情報364および交流ログ366を図12に示す。当該処理ユニット306は、第1位のライブストリーマーの交流ログ366を、順位情報364から取得してもよい。一部の実施態様において、当該交流ログ366は、イベント中の時間と受領ポイントの関係を含んでいてもよい。一部の実施態様において、具体的な交流情報を交流ログ366に反映させてもよい。例えば、「ライブストリーマーがゲームをしている」、「ライブストリーマーがギターを弾いている」、「視聴者またはサーバ10が福袋を送る」などの交流を、時間と受信ポイントに照らして表示してもよい。
一部の実施態様において、処理ユニット306は、イベントデータの情報を言語モデル332などの機械学習モデルに供給し、当該ライブストリーマーに対するリアルタイムのヒントメッセージ370を生成してもよい。図12も、参考のための例示的なヒントメッセージ370の例示的画面368を示す。図12に示すように、当該ヒントメッセージ370は当該ライブストリーマーの画面368上にポップアップ表示され、当該イベントで当該ライブストリーマーをガイドしてもよい。一部の実施態様において、当該ヒントメッセージの形式370は、当該ライブストリーマーが当該イベントを理解し、当該イベントでの勝利の可能性を高めるよう導くことができる任意のオブジェクトであってもよい。一部の実施態様において、当該ヒントメッセージ370は、テキスト、画像、動画、AI支援などであってもよい。一部の実施態様において、当該ライブストリーマーまたは視聴者のための当該ヒントメッセージ370はさらに、当該イベントの残り時間、現在の順位、他のユーザとのポイント差、または当該ライブストリーマーの寄付の組み合わせなどを含んでいてもよい。
一部の実施態様において、当該処理ユニット306は、ストリーミングルームの状況を監視してもよい。例えば、当該処理ユニット306は、当該イベントの期間中、時間に照らして受領ポイントまたは順位のステータス372を監視してもよい。当該ステータス372は、例えば、時間に照らした当該ライブストリーマーの順位、当該報酬閾値、当該イベントの終了時間などを含んでいてもよい。当該処理ユニット306は、当該ステータス372を監視し、当該言語モデル332にフィードバックしてもよい。当該言語モデル332はさらに、フィードバックに基づいてヒントメッセージ370を生成し、当該ライブストリーマーが当該報酬閾値を達成するなどを支援してもよい。
図13から図17は、ライブストリーマーのユーザ端末20または視聴者のユーザ端末30のディスプレイ上に表示されるライブストリーミングルーム画面600の例示的な画面イメージである。図13は、ライブストリーマーがストリーミングのためのパラメータを設定するために用いるストリーミング事前設定ページ602の例である。当該事前設定ページ602は、当該ライブストリーマーがイベントを選択して参加するためのイベントタブ604を含んでもよい。当該ライブストリーマーが当該イベントタブ604をクリックすると、図11の当該イベントリストページ356が表示され、当該ライブストリーマーがイベントを選択してもよい。一部の実施態様において、当該イベントリストページ356は、ライブストリーミング中またはライブストリーミングの外部などでも要求されてもよい。
当該ライブストリーマーがイベントを選択してライブストリーミングを開始すると、当該ライブストリーマーのライブストリーミングルーム画面600がディスプレイに表示されてもよい。当該ライブストリーミングルーム画面600は、ライブストリーマー情報オブジェクト612、ライブストリーマー画像614、メッセージゾーン616、メッセージ入力ボックス618、ゲームオブジェクト620、共有オブジェクト622、イベントオブジェクト624などを含んでもよい。当該イベントオブジェクト624は、当該ライブストリーマーが現在参加しているイベントに加え、当該イベントの残り時間、現在の順位などを表示してもよい。
一部の実施態様において、当該処理ユニット306は、当該言語モデル332を介して、履歴イベントデータに基づきヒントメッセージ370を当該ライブストリーマーに提供してもよい。図12の例に示すように、当該インタラクションログ366によると、ライブストリーマー「Yamada」が視聴者と一緒にゲームをしているときに受領ポイントが増加し、イベント終了前の最後の5分間にギターを演奏したときに受領ポイントが再び増加している。当該言語モデル332は、当該インタラクションログ366に基づいて、ヒントメッセージ370を生成してもよい。したがって、図14と図15に示すように、「イベントはあと5分で終了します。ギターを弾いて歌を歌うのはいかがでしょうか?」、あるいは「ゲームをしてみませんか?」などのヒントメッセージ370を当該ライブストリーマーの端末に送信して表示し、当該ライブストリーマーをイベントでガイドしてもよい。
一部の実施態様において、当該イベントのための当該機械学習モデルは、視聴者側に適用されてもよい。例えば、当該ライブストリーマーが優勝または報酬閾値を満たすために2,000ポイントが必要な場合、「あと2,000ポイントで優勝です。小さなイベントの贈り物(500)を4つ、または大きなイベントの贈り物(2,000)を1つ寄付しませんか?」というヒントメッセージ370を表示し、図16に示すように、当該ライブストリーマーを支援するために当該視聴者をガイドしてもよい。一部の実施態様において、当該視聴者の端末に表示される当該ヒントメッセージ370は、当該視聴者が当該イベントを理解するために役立つ他の情報を含んでもよい。
一部の実施態様において、当該ライブストリーマーを支援するために当該視聴者をガイドする、当該視聴者用の攻略ページ626が生成されてもよい。一部の実施態様において、当該視聴者は、当該イベントオブジェクト624をクリックして、イベントの説明と現在の順位を受信してもよい。さらに、当該視聴者は、図17に示すように、当該イベントオブジェクト624を介して当該攻略ページ626を受信してもよい。当該攻略ページ626は、当該攻略ページ346と同様の情報を含んでもよく、当該視聴者は当該イベントを理解し、当該ライブストリーマーを支援することができる。当該視聴者のための当該攻略ページ626も、攻略ページ346のものと同様に、但し当該視聴者の視点から、生成されてもよく、ここではさらに詳細な説明は省略する。
当該攻略ページ626は、当該視聴者のための戦略をさらに含んでもよく、当該戦略は、当該言語モデル332によって生成されてもよい。例えば、イベントにおける当該贈り物は、通常の贈り物や、ランダムバッグ等を含むことができる。当該通常の贈り物は、特定のポイント数で当該ライブストリーマーに送信され、当該ライブストリーマーは、当該視聴者から特定のポイントを受領することができる。当該ランダムバッグは、特定のポイント数で当該ライブストリーマーに送信され、当該ライブストリーマーは、当該特定のポイントよりも高い、それに等しい、または低いポイントを受領してもよい。当該攻略ページ626または当該ヒントメッセージ370は、当該ランダムバッグの期待値を当該視聴者に提供することで、当該視聴者が通常の贈り物、ランダムバッグ等を送るか否かを判断しやすくしてもよい。
さらに、イベントにおける贈り物は、コンボギフト、贈り物の組み合わせなどを含んでもよい。当該ライブストリーマーは、視聴者が特定の数のコンボギフト、または贈り物の特定の組み合わせを送った場合、追加ポイントを受け取ってもよい。当該攻略ページ626またはヒントメッセージ370は、追加ポイントを有する贈り物の情報を当該視聴者に提供し、当該視聴者が把握した上でお気に入りのライブストリーマーにより効率的な方法で寄付できるようにしてもよい。一部の実施態様において、当該攻略ページ626及びヒントメッセージ370の内容と形式も、実際の必要性に応じて柔軟に設計されてもよい。
図18は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作工程を示すフローチャートである。当該ライブストリーマーは、当該イベントリストページを開き、イベントを確認し、選択してもよい(S502)。当該ライブストリーマーがイベントを理解し、選択することが困難な場合、当該マッチングボタンをクリックすることで、当該ライブストリーマーとイベントのマッチングが適用されてもよい。マッチングが適用された場合(S504で「はい」)、当該処理ユニット306は、当該機械学習モデルに基づき、当該ライブストリーマーに適切なイベントをレコメンドしてもよい(S506)。当該処理ユニット306はさらに、おすすめイベントリストを当該ライブストリーマーのユーザ端末に提供してもよい(S508)。
当該ライブストリーマーは、当該おすすめイベントリストからイベントを選択してもよい(S510)。一部の実施態様において、マッチングが適用されない場合(S504で「いいえ」)、当該ライブストリーマーは、当該イベントリストページからイベントを直接選択してもよい(S510)。イベントが選択されると、当該ライブストリーマーは、当該イベントを要約するか否かを決定してもよい(S512)。ダイジェストボタンがクリックされた場合(S512で「はい」)、当該処理ユニット306は、当該機械学習モデルに基づき当該イベントの情報を要約してもよい(S514)。当該処理ユニット306はさらに、当該要約をライブストリーマーのユーザ端末に提供してもよい(S516)。当該ライブストリーマーはさらに、当該イベントを適用し、選択したイベントでライブ配信を開始してもよい(S518)。一部の実施態様において、当該ダイジェストボタンがクリックされない場合(S512で「いいえ」)、当該ライブストリーマーは同様に当該イベントを適用し、選択したイベントでライブ配信を開始してもよい(S518)。
図19は、本開示の一部の実施態様に基づくライブストリーミングシステム1の構成の動作工程を示すフローチャートである。当該ライブストリーマーが選択したイベントでライブ配信を開始すると(S522)、当該処理ユニット306は、過去のイベントデータまたはリアルタイムのイベントデータを取得し、当該機械学習モデルに供給して(S524)、当該ライブストリーマーに対するリアルタイムのヒントメッセージを生成してもよい。
当該イベント中、当該処理ユニット306は当該ライブストリーミングルームのステータスを監視し続け、当該ステータスに基づきヒントメッセージを提供してもよい。当該ステータスは、当該イベント終了の5分前など、特定の時点であってもよい。また、当該ステータスは、当該ライブストリーマーの受領ポイントが減少しているなどの具体的な状況であってもよい。このような情報は、当該処理ユニット306が当該機械学習モデルに基づきヒントメッセージを提供するためのトリガーとみなされてもよい。
一部の実施態様において、当該処理ユニット306は、当該ライブストリーミングルームのステータスから特定のトリガーがあるか否かを検出してもよい(S526)。特定のトリガーを検出した場合(S526で「はい」)、当該処理ユニット306は、当該機械学習モデルに基づいてヒントメッセージを提供し(S528)、別の特定のトリガーの検出を継続してもよい(S526)。特定のトリガーを検出しなかった場合(S526で「いいえ」)、当該処理ユニット306は、当該イベントが終了したか否かをチェックしてもよい(S530)。当該イベントが継続中であれば(S530で「いいえ」)、当該処理ユニット306は監視と特定のトリガーの検出を継続してもよい(S526)。当該イベントが終了した場合(S530で「はい」)、当該処理ユニット306は、当該イベントの終了やリーダーボードの算出など、イベント後の処理を実行してもよい(S532)。
図20は、本開示の一部の実施態様に基づくシステム構成および処理を実行するためのコンピュータハードウェアの概略ブロック図である。図20の情報処理装置900は、例えば、本開示の一部の実施態様に基づく当該サーバ10と当該ユーザ端末20、30をそれぞれ実現するように構成される。
当該情報処理装置900は、CPU901と、リードオンリーメモリ(ROM)903、ランダムアクセスメモリ(RAM)905を含む。さらに、当該情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェイス913、入力ユニット915、出力ユニット917、ストレージユニット919、ドライブ921、接続ポート925、通信ユニット929を含んでもよい。当該情報処理装置900は、カメラなどの撮像装置(図示せず)を含んでもよい。当該情報処理装置900は、CPU901に代えて、または加えて、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)等の処理回路を含んでもよい。
当該CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージユニット919、またはリムーバブル記録媒体923に記録された各種プログラムに従って、当該情報処理装置900の全体動作またはその一部の動作を制御する。例えば、当該CPU901は、上述した実施態様の当該サーバ10および当該ユーザ端末20、30に含まれる各機能ユニットの動作全般を制御する。当該ROM903は、当該CPU901が使用するプログラム、動作パラメータなどを記憶する。当該RAM905は、当該CPU901が実行する際に使用するプログラムや、当該プログラムを実行する際に適宜変化するパラメータを過渡的に記憶する。当該CPU901、当該ROM903、当該RAM905は、CPUバスなどの内部バスから構成されるホストバス907を介して互いに接続されている。当該ホストバス907は、当該ブリッジ909を介してペリフェラルコンポーネントインターコネクト/インターフェイス(PCI)バスなどの外部バス911に接続される。
当該入力ユニット915は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバーなど、ユーザによって操作される装置である。当該入力ユニット915は、オーディオセンサ(マイクなど)、加速度センサ、傾斜センサ、赤外線センサ、深度センサ、温度センサ、湿度センサなど、物理量を電気信号に変換する装置であってもよい。当該入力ユニット915は、例えば、赤外線や別の種類の電波を利用するリモートコントロール装置であってもよい。あるいは、当該入力ユニット915は、当該情報処理装置900の動作に対応する携帯電話などの外部接続端末927であってもよい。当該入力ユニット915は、ユーザから入力される情報に基づいて入力信号を生成し、生成した入力信号を当該CPU901に出力する入力制御回路を含む。当該ユーザは当該入力ユニット915を操作することにより、各種データを入力し、当該情報処理装置900に対する処理動作の指示を行う。
当該出力ユニット917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に報知することができる装置を含む。当該出力ユニット917は、例えば、LCD、PDP、OLEDなどのディスプレイ装置、スピーカー、ヘッドホンなどの音声出力装置、プリンタなどであってもよい。当該出力ユニット917は、当該情報処理装置900が実行する処理によって得られた結果を、テキスト、画像などの映像、音声などのサウンドの形で出力する。
当該ストレージユニット919はデータストレージ用装置であり、当該情報処理装置900のストレージユニットの一例である。当該ストレージユニット919は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)などの磁気記憶装置、半導体記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置などを含む。当該ストレージユニット919は、当該CPU901が実行するプログラムや各種データ、及び外部から取得された各種データを格納する。
当該ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体923のリーダー/ライターであり、当該情報処理装置900に内蔵または外付けされる。当該ドライブ921は、装着された当該リムーバブル記録媒体923に記録された情報を読み出し、当該RAM905に出力する。当該ドライブ921は、装着された当該リムーバブル記録媒体923に記録を書き込む。
当該接続ポート925は、当該情報処理装置900に機器を直接接続するために用いられるポートである。当該接続ポート925は、例えば、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、IEEE1394ポート、またはSCSI(小型計算機システムインターフェイス)ポートであってもよい。当該接続ポート925は、RS―232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(高精細度マルチメディアインターフェイス(登録商標))ポートなどであってもよい。当該接続ポート925に外部接続端末927が接続されることにより、当該情報処理装置900と当該外部接続端末927間の各種データのやり取りが可能になる。
当該通信ユニット929は、例えば、通信ネットワークNWに接続するための通信装置を含む通信インターフェイスである。当該通信ユニット929は、例えば、有線または無線のローカルエリアネットワーク(LAN)、Bluetooth(登録商標)、または、無線USB(WUSB)用の通信カードであってもよい。
当該通信ユニット929は、例えば、光通信用のルータ、ADSL(非対称デジタル加入者線)用のルータ、または、各種通信用のモデムであってもよい。例えば、当該通信ユニット929は、TCP/IP等の所定のプロトコルを用いて、インターネットにおける信号の送受信や、他の通信装置との信号の送受信を行う。当該通信ユニット929が接続する当該通信ネットワークNWは、有線接続または無線接続により確立されたネットワークである。当該通信ネットワークNWは、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、電波通信、または衛星通信である。
当該撮像装置(図示せず)は、例えば、CCD(電荷結合デバイス)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)などの撮像素子と、当該撮像素子上の被写体像の結像を制御するためのレンズなど各種部材を用いて現実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。当該撮像装置は、静止画を撮像しても、動画を撮像してもよい。
以上、本開示のライブストリーミングシステム1について、実施形態を参照しながら説明した。上述の実施態様は、単に説明のために記載されたものである。むしろ、実施態様の上述した構成要素や処理を多様に組み合わせ、さまざまな変更がなされ得ることは、当業者であれば容易に想到し得ることであり、これらも本開示の技術的範囲に包含される。
本明細書に記載された工程、特にフローチャートやフローチャートを用いて説明された工程は、工程を構成する工程の一部の省略、工程を構成する工程に明示的に含まれない工程の追加、及び(または)工程順序の並べ替えが可能である。このような省略、追加、並べ替えの対象となった工程も、本開示の要旨を逸脱しない限り、本開示の範囲に含まれる。
一部の実施態様において、当該サーバ10が実行する機能の少なくとも一部は、当該サーバ10以外が実行してもよく、例えば、当該ユーザ端末20または30が実行するようにしてもよい。一部の実施態様において、当該ユーザ端末20または30が実行する機能の少なくとも一部を、当該ユーザ端末20または30以外が実行してもよく、例えば、当該サーバ10が実行するようにしてもよい。一部の実施態様において、フレーム画像のレンダリングは、視聴者、サーバ、ライブストリーマー等の当該ユーザ端末が実行するようにしてもよい。
さらに、上記実施態様で説明したシステムまたは方法は、固体記憶装置、光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置などの非一時的なコンピュータ可読ストレージ装置、またはコンピュータプログラム製品などで提供されてもよい。あるいは、プログラムは、インターネットを介してサーバからダウンロードされるものとしてもよい。
以上、本開示の技術的内容及び特徴を説明したが、本開示の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本開示の教示及び開示から逸脱することなく、なお多くの変形及び修正を行うことができる。したがって、本開示の範囲は、既に開示された実施態様に限定されず、本開示から逸脱しない別の変形や修正を含む、後付の特許請求の範囲に含まれる範囲である。