JP7383976B2 - 手続代行ロボット、端末、手続代行方法、手続処理方法及びプログラム - Google Patents

手続代行ロボット、端末、手続代行方法、手続処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、手続代行ロボット、端末、手続代行方法、手続処理方法及びプログラムに関する。
ロボット技術の進展、センサー技術の進展に伴い各種センサーを搭載した自立移動可能ロボットの実社会での活用も始まっている。例えば、特許文献1には、オーナー不在であっても、ロボットにセキュアな動作を行わせることができるというロボットが開示されている。より具体的には、このロボットは、オーナーや来訪者との間で情報の授受が行われる場合、それに先立って、認証処理を実行する。そして、このロボットは、オーナーや来訪者との認証処理が成功した場合にのみ、情報の授受を実行したり、各種指令を受け付けるように構成されている。
特許文献2には、自らが位置する場所を認識し、その場に応じた情報サービスを提供したり、監視を行ったりすることのできるという移動ロボットが開示されている。同文献によると、このロボットは、顔面認証やICカード読み取りなどで利用者を特定する機能、ロボットがRFタグのIDを読み取ることなどにより自らの位置を認識する機能、カメラ・マイク等の入力装置で情報を収集する機能と、ディスプレイ・スピーカ等の出力装置で施設情報DBから参照した情報を表示・再生する機能とを備えている。
特開2002-254372号公報 特開2003-241833号公報
以下の分析は、本発明者によって与えられたものである。近年、夫婦共働きや核家族化が進み、官公庁や金融機関の窓口への各種書類の提出や受け取りが難しいという人が増えている。また、各種のレンタル品、荷物の配送についても、インターネット等を介して申込ができるようになっているが、レンタル品や荷物の受け取りや返却を行うには、返却期限や費用の関係から、実店舗等に出向かねばならないケースがある。
背景技術に記載のとおり、ロボットの高機能化を考えると、今後、こうした手続きの代行をロボットに行わせることが考えられる。しかしながら、現状としては、見知らぬロボットを、特定のユーザーの使者(代理人)として確認するための認証手続きは確立されていないのが現状である。
例えば、特許文献1のロボットは、留守宅にいてオーナーに代わって荷物を受け取ることのできるものとなっている。しかしながら、このロボットは、事前に登録された認証情報に基づいて来訪者を認証することができるに止まっている(段落0042-0045参照)。換言すると、このロボットには、見知らぬ第三者のところにまで出かけて、自身の正当性やオーナーから授権された内容を示し、手続きを行う機能は備えられていない。
本発明は、ユーザーに代わって、各種の手続きの代行をなしうる手続代行ロボット、端末、手続代行方法、手続処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の視点によれば、ユーザーから指定された場所に移動する手段と、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを記録する手段と、前記指定された場所に配置された端末に対して、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報と、前記時系列データと、を示して、前記受任された手続の実行を要求する手段と、を備えた手続代行ロボットが提供される。
第2の視点によれば、上記した手続代行ロボットに対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報と、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程に記録した時系列データと、を要求してその内容を確認する手段と、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報と、前記時系列データと、の正当性が確認された場合に、前記手続代行ロボットから要求された手続を実行する手段と、を備えた端末が提供される。
第3の視点によれば、ユーザーから指定された場所に移動可能な移動体に搭載可能であり、CPUと、メモリと、記憶装置と、通信インターフェースと、を備え、前記CPUが、前記記憶装置に記憶されたプログラムを、前記メモリに展開し、実行することにより、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを取得して前記記憶装置に記憶し、前記指定された場所に配置された端末に、前記通信インターフェースを介して、前記記憶装置に記憶された前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報と、前記時系列データと、送信する手続代行端末が提供される。
第4の視点によれば、手続代行ロボットが、ユーザーから指定された場所に移動するステップと移動する間、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを記録するステップと、前記指定された場所に配置された端末に対して、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、を示して、前記受任された手続きの実行を要求するステップとを含む、手続代行方法が提供される。本方法は、ユーザーから指定された場所に移動しユーザーに代わって手続を行う手続代行ロボットという、特定の機械に結びつけられている。
第5の視点によれば、ユーザーから指定された場所に移動した手続代行端末と通信可能な端末が、前記手続代行端末に対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程に記録した時系列データと、を要求してその内容を確認するステップと、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、の正当性が確認された場合に、前記手続代行端末から要求された手続きを実行するステップと、を含む、手続処理方法が提供される。本方法は、上記した手続代行ロボットから要求に応じて手続を行う端末という、特定の機械に結びつけられている。
第6の視点によれば、上記した手続代行ロボット、端末、手続代行端末の機能を実現するためのプログラムが提供される。プログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インターフェースを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させ、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インターフェースを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インターフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。また、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジトリーな)記憶媒体に記録することができる。
本発明によれば、ユーザーに代わって、各種の手続きの代行をなしうる手段の豊富化に貢献する手続代行ロボット、端末、手続代行方法、手続処理方法及びプログラムが提供される。
本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の移動体と窓口端末の詳細構成を表した機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の動作(往路1)を説明するためシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態の動作(往路2)を説明するためシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態の動作(復路)を説明するためシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態の全体構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の移動体と窓口端末の詳細構成を表した機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態の移動体と窓口端末の詳細構成を表した機能ブロック図である。 本発明の手続代行ロボット、端末、手続代行端末、窓口端末に搭載されるコンピュータの構成を示す図である。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インターフェース、及び必要に応じ表示装置を備える。また、このコンピュータ装置は、通信インターフェースを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、通信可能に構成される。また、図中の各ブロックの入出力の接続点には、ポート乃至インターフェースがあるが図示省略する。また、以下の説明において、「A及び/又はB」は、A又はB、又はA及びBという意味で用いる。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、手続代行ロボット10と、端末20との組み合わせにて実現できる。より具体的には、手続代行ロボット10は、ユーザーから指定された場所に移動する手段(移動手段11)と、受任された手続の実行を要求する手段(手続要求部12)と、を備える。この受任された手続の実行を要求する手段(手続要求部12)は、前記指定された場所に配置された端末20に対して、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報とを示して、受任された手続の実行を要求する。
一方、端末20は、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報との正当性が確認された場合に、前記手続代行ロボットから要求された手続を実行する手段(手続実行部22)を備える。また、その前提として、端末20は、前記手続代行ロボット10に対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報とを要求してその内容を確認する手段(確認部21)を備える。
ユーザーは、手続代行ロボット10に対し、端末20が配置された場所への移動と、端末20に対し要求する手続きの内容(受任内容)とを指示する。また、ユーザーは、手続代行ロボット10が正しく受任を受けた手続代行ロボットであることを示すために、ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報とを入力する。
前記指示を受けた手続代行ロボット10は、端末20が配置された場所に移動し、端末20に対して手続の実行を要求する。
前記要求を受けた端末20は、前記手続代行ロボット10に対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報とを要求する。そして、端末20は、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報との正当性が確認された場合に、前記手続代行ロボットから要求された手続を実行する。
手続代行ロボット10は、手続が完了すると、ユーザーの元に戻り、手続きが完了したことを報告する。これにより、ユーザーは、手続代行ロボット10に依頼した手続きが完了したことを知ることができる。
以上のような手続きを採ることにより、ユーザーは、端末20が配置されている場所に自ら出向かなくても、端末20に対する意図した手続きを行うことができる。この手続きとしては、種々のものが考えられる。例えば、官公庁や金融機関の窓口への各種書類の提出や受け取りを手続代行ロボット10に行わせることができる。この各種書類は、紙媒体のものであってもよいし、電子媒体に格納されたものであってもよい。また、近年では、特定の書類を、インターネットを経由してやり取りすることが多いが、本実施形態のように、手続代行ロボット10に行わせることで、データの盗聴、データハッキング、データ改ざんのリスクを大きく低減することが可能となる。
また、上記手続きとしては、各種のレンタル品、荷物の受け取りや返却も対象とすることができる。本実施形態のように、手続代行ロボット10に行わせることで、本人が実店舗に出向かなくても、レンタル料や荷物の集荷割引等の特典を受けることが可能となる。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施形態の全体構成を示す図である。図2を参照すると、ユーザー900と、店舗等に配置された窓口端末200との間を往復可能な移動体(手続代行ロボット)100が示されている。本実施形態では、移動体(手続代行ロボット)100が、窓口端末200の設置場所まで移動し、ユーザー900に代わって、手続きを行うことになる。
以下の説明では、移動体(手続代行ロボット)100は、自律飛行が可能なUAV(Unmanned aerial vehicle;ドローンとも言う)であるものとして説明する。この移動体(手続代行ロボット)100は、ユーザー900の所有物であってもよいし、窓口端末200の設置事業者や官公庁からユーザー900に貸与されたものであってもよい。
また、本実施形態では、手続代行ロボットとして、UAVを用いているものとして説明するが、後記する説明からも明らかなとおり、手続代行ロボットの移動手段は飛行に限られない。その他、手続代行ロボットとしては、その他自律移動が可能なその他のロボットや無人搬送車(AGV(Automated Guided Vehicle))を用いることもできる。
図3は、本実施形態の移動体と窓口端末の詳細構成を表した機能ブロック図である。図3を参照すると、移動体(手続代行ロボット)100と、窓口端末200の詳細構成が示されている。
移動体(手続代行ロボット)100は、移動手段としてのローター110と、手続要求部120とを備えている。手続要求部120は、ユーザー情報記憶部121と、用件先情報記憶部122と、時系列データ記録部123と、受任内容記憶部124とを備えている。
ユーザー情報記憶部121は、ユーザー900からユーザーの本人性を証明する情報(以下、「ユーザー情報」ともいう。)の入力を受け付けて記憶する。ユーザーの本人性を証明する情報としては、種々の情報を用いることができる。例えば、ユーザーの本人性を証明する情報として、ユーザー900の顔画像、指紋、光彩情報、ユーザー900の署名などの静的な情報を用いることができる。また、これらの静的な情報に代えて、ユーザー900を撮影した動画、ユーザー900の声を録音した音声データ、ユーザー900の体温、脈拍等の時系列データ等を用いることもできる。また、これらの情報の正当性を示すため、これらのデータに、各種の署名やタイムスタンプを付加することも好ましい。これらのデータは、窓口端末200にて照合に用いるため、窓口端末200にも事前に採取したデータが登録されているものとする。
用件先情報記憶部122は、用件先に関する情報として窓口端末200の位置情報や窓口端末200の識別情報(IDやMACアドレス)を記憶する。窓口端末200の位置情報は、移動体(手続代行ロボット)100が窓口端末200の配置された位置に移動する際の目的地として使用される。窓口端末200の識別情報(IDやMACアドレス)は、移動体(手続代行ロボット)100が、窓口端末200を識別する際に使用される。
時系列データ記録部123は、移動体(手続代行ロボット)100が、窓口端末200に向かって移動する過程において変化するセンサ値等の時系列データを記録する。時系列データとしては、移動体(手続代行ロボット)100の、移動中の位置情報(経路)、環境情報及び重力センサの少なくとも1つが挙げられる。環境情報としては、気温、照度、湿度等が挙げられる。この時系列データは、移動体(手続代行ロボット)100が窓口端末200に向かって移動する過程において、すり替えやデータの書き換え等が行われていないことを証明するために用いられる。また、この時系列データにも各種の署名やタイムスタンプを付加することが好ましい。
受任内容記憶部124は、ユーザー900が、装置ID(識別情報)等によって特定される移動体(手続代行ロボット)100に対し、依頼した手続きの内容(以下、「受任内容」ともいう。)を記憶する。窓口端末200は、この手続きの内容を確認することで、移動体(手続代行ロボット)100が、ユーザー900から受任した内容を確認することができる。この手続きの内容としては、種々のものを挙げることができる。例えば、窓口端末200から、事前に発行された文書番号等によって特定される住民票、印鑑証明、各種証明書類等のデータを受領する手続きが挙げられる。また、窓口端末200に対し、各種の届出を提出する手続きが挙げられる。また、これらの各種の届出の提出手続に、窓口端末200から、これら各種の届出の受領書や関連書類を受領することを含めてもよい。また、この受任内容を示すデータにも各種の署名やタイムスタンプを付加することが好ましい。
手続要求部120は、窓口端末200に対して、上記した各種の情報を示して、窓口端末200に手続きの実行を要求する。なお、移動体(手続代行ロボット)100と窓口端末200間の通信インターフェースとしては、各種の近距離無線通信(Near Field Communication)の方式を用いることができる。また、これらの無線通信方式に変えて、移動体(手続代行ロボット)100が、窓口端末200に設けられたドックに接続し、または、所定の通信ケーブルで接続する有線方式を用いることもできる。セキュリティや通信速度の観点では、後者の有線方式を好ましく用いることができる。
窓口端末200は、確認部210と、手続実行部220とを備えている。確認部210は、ユーザー情報確認部211と、時系列データ確認部213と、受任内容確認部214とを備えている。
ユーザー情報確認部211は、移動体(手続代行ロボット)100に対し、ユーザー900の本人性を証明する情報を要求し、事前に窓口端末200側に設定されたユーザーの本人性を証明する情報と照合する。そして両者が一致するか否かにより、ユーザー情報確認部211は、移動体(手続代行ロボット)100の依頼元の正当性を確認する。
時系列データ確認部213は、移動体(手続代行ロボット)100から時系列データを要求し、移動体(手続代行ロボット)100の時系列データの妥当性を確認する。例えば、移動体(手続代行ロボット)100から提示された位置情報の遷移(経路情報)が、ユーザー900から窓口端末200に至る経路と整合しない場合、時系列データ確認部213は、移動体(手続代行ロボット)100の正当性を否認する。また、移動体(手続代行ロボット)100から提示された環境情報が途中の天候情報等と整合しない場合、時系列データ確認部213は、移動体(手続代行ロボット)100の正当性を否認する。また、時系列データとして、重力センサの時系列データが提示された場合、時系列データ確認部213は、重力センサの時系列データの連続性等を確認し、異常が認められた場合、移動体(手続代行ロボット)100の正当性を否認する。
受任内容確認部214は、移動体(手続代行ロボット)100に対し、移動体(手続代行ロボット)100の装置ID(識別情報)と、ユーザー900が手続代行ロボットに依頼した手続きの内容とを要求し、その整合性を確認する。
確認部210は、ユーザー情報確認部211と、時系列データ確認部213と、受任内容確認部214における確認結果に基づいて、ユーザー900が移動体(手続代行ロボット)100に依頼した手続きを実行するか否かを決定する。ユーザー900が移動体(手続代行ロボット)100に依頼した手続きを実行すると決定した場合、確認部210は、手続実行部220に対し、手続きの実行を要求する。
手続実行部220は、確認部210から手続きの実行を要求された場合、受任内容確認部214にて確認した手続きを実行する。このときに、手続実行部220は、移動体(手続代行ロボット)100に対し、窓口端末の認証情報(ID)を通知する。
続いて、上記した第1の実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、移動体(手続代行ロボット)100を用いて、窓口端末200から、個人情報を格納したデータを受領する例を挙げて説明する。また、以下の説明では、ユーザー900が事前にインターネット等を介して、窓口端末200でのデータ受け取りを申し込み、窓口端末200の位置情報や窓口端末200の識別情報(IDやMACアドレス)を入手済みであるものとして説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態の動作(往路1)を説明するためシーケンス図である。図4を参照すると、まず、ユーザー900と、移動体(手続代行ロボット)100間で本人認証が行われる(ステップS001)。この本人認証は、移動体(手続代行ロボット)100が利用者を認証するためのものであり、各種の生体認証やユーザー900の端末を用いた2段階認証等の一般的な本人認証方法を用いることができる。
次に、ユーザー900は、移動体(手続代行ロボット)100にユーザー900の本人性を証明する情報を入力し、移動体(手続代行ロボット)100に記憶させる(ステップS002)。
次に、ユーザー900は、移動体(手続代行ロボット)100に、用件先として、窓口端末200が設置された場所の位置情報と、窓口端末200の識別情報とを入力し、移動体(手続代行ロボット)100に記憶させる(ステップS003)。
次に、ユーザー900は、移動体(手続代行ロボット)100に、受任内容として、窓口端末200に対し、事前に発行された文書番号等によって特定されるデータの受領手続きを入力し、移動体(手続代行ロボット)100に記憶させる(ステップS004)。
前記各データの設定が完了すると、移動体(手続代行ロボット)100は、窓口端末200が設置された場所に向かって移動を開始する(ステップS005)。さらに、移動体(手続代行ロボット)100は、事前に指定された時系列データの記録を開始する(ステップS006)。ここでは、時系列データとして、移動中の位置情報(経路)、環境情報及び重力センサの3つの情報を記録するものとして説明する。
図5は、図4の続図である。図5を参照すると、移動体(手続代行ロボット)100は、用件先(窓口端末200の設置場所)に到着すると(ステップS010)、窓口端末200に対して、無線又は有線で接続し、手続きの実行を要求する(ステップS011)。以降、後記する手順により、移動体(手続代行ロボット)100の認証処理が開始される。
次に、移動体(手続代行ロボット)100は、窓口端末200からの要求に応じて、ユーザー情報を送信する(ステップS012)。
次に、移動体(手続代行ロボット)100は、窓口端末200からの要求に応じて、時系列データを送信する(ステップS013)。
次に、移動体(手続代行ロボット)100は、窓口端末200からの要求に応じて、ユーザー900が移動体(手続代行ロボット)100に依頼した手続きの内容(受任内容)を送信する(ステップS014)。
窓口端末200は、上記移動体(手続代行ロボット)100から受信した情報と、事前にユーザー900から取得している情報に基づいて、移動体(手続代行ロボット)100から要求された手続を実行するか否かを確認する(ステップS015)。
具体的には、窓口端末200は、以下の観点で、移動体(手続代行ロボット)100から受信した情報の確認を行う。
[ユーザー900の認証]
窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100から受信したユーザー情報と、事前に窓口端末200側に設定されたユーザー情報とを照合する。両者が一致するか否かにより、窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100の依頼元のユーザー900として認識する。
[手続代行ロボットの認証]
窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100から受信した時系列データの妥当性を確認する。例えば、移動体(手続代行ロボット)100から提示された位置情報の遷移(経路情報)が、ユーザー900から窓口端末200に至る経路と整合しない場合、窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100の正当性を否認する。同様に、環境情報が途中の天候情報等と整合しない場合や、重力センサの時系列データの連続性に異常が認められた場合、窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100の正当性を否認する。
[受任内容の検証]
窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100から受信した、移動体(手続代行ロボット)100の装置ID(識別情報)と、この識別情報によって特定される手続代行ロボットに依頼した手続の内容との整合性を確認する。例えば、移動体(手続代行ロボット)100の識別情報と、受任内容で指定された移動体(手続代行ロボット)100の識別情報とが一致しない場合、窓口端末200は、受任内容の正当性を否認する。
上記各判定の結果、移動体(手続代行ロボット)100から要求された手続を実行するすると判定した場合、窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100から要求された手続を実行する。ここでは、事前に発行された文書番号等によって特定されるデータの提供を要求されているので、窓口端末200は、移動体(手続代行ロボット)100に対して、データを送信する(ステップS016)。
以上により、移動体(手続代行ロボット)100は、ユーザー900に代わって、ユーザー900から依頼された手続きを受けることができる。また、窓口端末200の方も、ユーザー900の本人性と、移動体(手続代行ロボット)100の真正性と、受任内容を確認しているので、ユーザー900が受任した内容を逸脱した内容の手続きをすることもない。
さらに、本実施形態では、移動体(手続代行ロボット)100が窓口端末200からデータを受け取り、ユーザー900の元に戻る過程において、移動体(手続代行ロボット)100のハッキング、すり替え等が行われていないことを確認できるようになっている。以下、移動体(手続代行ロボット)100がユーザー900の元に戻り、ユーザー900の求めに応じて自身の正当性と、手続きが正しく行われたことを報告するまでの流れについて説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態の動作(復路)を説明するためシーケンス図である。図6を参照すると、上述のとおり、移動体(手続代行ロボット)100が窓口端末200からデータを受信すると(ステップS016)、移動体(手続代行ロボット)100は、ユーザー900の元に戻るため移動を開始する(ステップS020)。
さらに、移動体(手続代行ロボット)100は、往路と同様に、事前に指定された時系列データの記録を開始する(ステップS021)。ここでは、時系列データとして、移動中の位置情報(経路)、環境情報及び重力センサの3つの情報を記録するものとして説明する。
ユーザー900の元に帰着すると(ステップS022)、移動体(手続代行ロボット)100に手続きが無事に完了したことを知らせる。例えば、ユーザー900が、用件先IDを要求すると、移動体(手続代行ロボット)100は、ユーザー900に対し、窓口端末200の認証情報(ID)を通知する(ステップS023)。
次に、移動体(手続代行ロボット)100は、ユーザー900の端末等に対し、復路で記録した時系列データを送信する(ステップS024)。ここでは、移動体(手続代行ロボット)100は、ユーザー900の端末等に対し、時系列データを送信するものとしているが、移動体(手続代行ロボット)100の表示手段に表示することでもよい。
ユーザー900は、上記窓口端末200の認証情報(ID)及び時系列データを確認し、移動体(手続代行ロボット)100が正しい相手と手続きを行い、問題なく戻ってきたことを確認する。その上で、ユーザー900は、自身の端末等を用いて、移動体(手続代行ロボット)100から、窓口端末200から受け取ったデータを受信する(ステップS025)。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザー900に代わって、移動体(手続代行ロボット)100に窓口端末200からのデータの受け取りを行わせることができる。本実施形態の利点は、下記のように要約される。
(a)データの移動が物理的な移動体(手続代行ロボット)の移動により行われるため、インターネット等を介したデータ受領との比較において、データ窃取、盗聴などの不特定多数の悪意のある行為を受けにくくすることができる。
(b)上記ステップS015で説明したように、ユーザー900や移動体(手続代行ロボット)そのものの認証処理は、窓口端末200と移動体(手続代行ロボット)100の間で行われる。このため、人が行う認証と比較して、より複雑な認証処理を用いたとしても、高速に認証を完了することができる。端的には、人が行う認証と比較して、より長いパスワードやパスフレーズを用いることもできる。
(c)本実施形態では、ユーザーの本人性を証明する情報として、顔画像、指紋、光彩情報、署名などに代えて、ユーザー900を撮影した動画、ユーザー900の声を録音した音声データ、ユーザー900の体温、脈拍等の時系列データ等を用いることができる。これらの情報を用いた場合、第三者によるなりすましをより困難化することができる。
(d)また、上記したように時系列データを用いて移動体(手続代行ロボット)100の真正性も確認するようにしているため、移動体(手続代行ロボット)100のすり替え等の疑いがあれば、窓口端末200やユーザー900はデータの授受を拒むことができる。
[第2の実施形態]
続いて、スマートフォンや専用端末と、移動体との組み合わせで第1の実施形態と同等の機能を実現した第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図7は、本発明の第2の実施形態の全体構成を示す図である。第1の実施形態との相違点は、移動体(手続代行ロボット)100が、移動体100aと、手続代行端末100bの組み合わせに置き換えられている点である。以下の説明では、手続代行端末100bは、手続要求部120として機能するアプリケーションプログラムをインストール可能なスマートフォンであるものとして説明する。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、以下その相違点を中心に説明する。
図8は、本実施形態の移動体100a、手続代行端末100b及び窓口端末200の詳細構成を表した機能ブロック図である。
移動体100aは、手続代行端末100bを積載又は吊り下げた状態で、窓口端末200が配置された位置まで移動可能なUAV(ドローン)である。なお、窓口端末200が配置された位置への飛行の指示はユーザー900が行ってもよいし、手続代行端末100bが行ってもよい。
手続代行端末100bは、第1の実施形態と同様に、手続要求部120を備えている。さらに、この手続要求部120は、ユーザー情報記憶部121と、用件先情報記憶部122と、時系列データ記録部123と、受任内容記憶部124とを備えている。各部の動作は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。このような手続代行端末100bは、手続要求部120として機能するアプリケーションプログラムをインストールしたスマートフォンや専用端末により実現できる。
第2の実施形態の動作は、第1の実施形態と同様である。即ち、手続代行端末100bは、本人認証後(図4のS001)、ユーザー900からユーザー情報、用件先情報、受任内容の入力を受け付ける(図4のS002~S004)。その後、移動体100aは、手続代行端末100bを積載又は吊り下げた状態で、窓口端末200が配置された場所への移動を開始する(図4のS005)。移動開始後、手続代行端末100bは、第1の実施形態と同様に時系列データの記録を開始する(図4のS006)。
窓口端末200が配置された場所に到着後(図5のS010)、手続代行端末100bは、窓口端末200に対して、手続き実行を要求する(図5のS011)。窓口端末200は、第1の実施形態と同様に、手続代行端末100bにユーザー情報、時系列データ、受任内容を要求し、手続きを実行するか否かを決定する(図5のS012~S015)。手続きを実行することを決定した場合、窓口端末200は、手続代行端末100bにデータを送信する(図5のS016)。
窓口端末200が配置された場所からユーザー900の元に戻る過程の動作も第1の実施形態と同様である。データ受領後、移動体100aは、手続代行端末100bを積載又は吊り下げた状態で、ユーザー900の元への移動を開始する(図6のS020)。移動開始後、手続代行端末100bは、第1の実施形態と同様に時系列データの記録を開始する(図6のS021)。ユーザー900の元に到着後(図6のS022)、手続代行端末100bは、ユーザー900からの要求に応じて、窓口端末ID、時系列データを送信する(図6のS023~S24)。そして、ユーザー900は、ユーザー900は、移動体100aに搭載された手続代行端末100bが正しい相手と手続きを行い、問題なく戻ってきたことを確認する。その上で、ユーザー900は、自身の端末等を用いて、手続代行端末100bから、窓口端末200から受け取ったデータを受信する(図6のステップS025)。
以上のように、スマートフォンや専用端末と、移動体との組み合わせで第1の実施形態と同等の機能を実現することができることに加えて、第1の実施形態との対比において、導入コストや運用コストを低減することが可能となる。
[第3の実施形態]
続いて、時系列データの記録装置として、移動体(手続代行ロボット)に搭載されたカメラ130を用いるようにした第3の実施形態について説明する。図9は、本発明の第3の実施形態の移動体(手続代行ロボット)100cと窓口端末の詳細構成を表した機能ブロック図である。第1の実施形態との相違点は、移動体(手続代行ロボット)100にカメラ130が搭載されている点である。また、ユーザー情報記憶部121aへのユーザー情報の入力と、時系列データ記録部123aでの時系列データの記録にこのカメラ130を用いる点で相違している。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、以下その相違点を中心に説明する。
カメラ130としては、一般的なUAV(ドローン)に搭載されたカメラを用いることができる。もちろん、ユーザー情報の入力や時系列データの記録に適した別のカメラを移動体(手続代行ロボット)に搭載してもよい。
本実施形態のユーザー情報記憶部121aは、カメラ130を介して、ユーザーの本人性を証明する情報として、ユーザー900の顔や全体を撮影した静止画や動画像の入力を受け付け記憶する。また、第1の実施形態と同様、これらの情報の正当性を示すため、これらのデータに、各種の署名やタイムスタンプを付加することも好ましい。ユーザー900の顔や全体のデータは、窓口端末200にて照合に用いるため、窓口端末200にも事前に取得したデータが登録されているものとする。
時系列データ記録部123aは、移動体(手続代行ロボット)100cの移動中の静止画又は動画像を記録する。もちろん、本実施形態においても、これらの静止画又は動画像に加えて、移動中の動画像、移動中の位置情報(経路)、環境情報及び重力センサの少なくとも1つを記録してもよい。
第3の実施形態の動作は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。以上の説明からも明らかなように、時系列データやユーザー情報の入力装置として、移動体(手続代行ロボット)100cに備えられたカメラ130を用いることができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示した装置の構成、各要素の構成、データの表現形態は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
例えば、上記した実施形態では、移動体(手続代行ロボット)10、100、100c及び移動体100aは、UAV(Unmanned aerial vehicle)であるものとして説明したが、移動体は、歩行型のロボットや無人搬送車等であってもよい。
例えば、上記した実施形態では、移動体(手続代行ロボット)10、100、100c及び移動体100aが窓口端末200に対して手続きを行うものとして説明したが、移動体(手続代行ロボット)が手続きの実行を要求する相手はこれに限られない。例えば、目の前にいる顧客の端末に対して、データのダウンロードサービス、データの加工サービス、データへの署名サービスを提供する端末に対して、移動体(手続代行ロボット)を利用することができる。また、これらデータの授受に限られず、レンタル品等の物品の貸し出しや返却についても移動体(手続代行ロボット)を用いて手続きを代行させることができる。
また、上記した第1~第3の実施形態に示した手順は、手続代行ロボット100や窓口端末200として機能するコンピュータ(図10の9000)に、これらの装置としての機能を実現させるプログラムにより実現可能である。このようなコンピュータは、図10のCPU(Central Processing Unit)9010、通信インターフェース9020、メモリ9030、補助記憶装置9040を備える構成に例示される。すなわち、図10のCPU9010にて、手続要求プログラムやデータ確認プログラムを実行し、その補助記憶装置9040等に保持された各計算パラメーターの更新処理を実施させればよい。
即ち、上記した第1~第3の実施形態に示した装置の各部(処理手段、機能)は、これらの装置に搭載されたプロセッサに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することができる。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点による手続代行ロボット参照)
[第2の形態]
上記した手続代行ロボットが記憶する前記ユーザーから受任された手続の内容を示す情報には、前記手続代行ロボットの識別情報と、前記ユーザーが前記識別情報によって特定される手続代行ロボットに依頼した手続の内容とを含めることができる。
[第3の形態]
上記した手続代行ロボットは、さらに、ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを記録する手段と、前記指定された場所に配置された端末に対して、さらに、前記時系列データを示して、前記受任された手続の実行を要求する手段と、を備える構成とすることができる。
[第4の形態]
上記した手続代行ロボットにおいて、前記時系列データは、移動中の動画像、移動中の位置情報、環境情報及び重力センサの値の少なくとも1つを含むものとすることができる。
[第5の形態]
上記した手続代行ロボットは、前記指定された場所に配置された端末に対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報として、前記ユーザーを撮影した画像、前記ユーザーの署名データ及び前記ユーザーの生体情報の少なくとも1つを示すようにしてもよい。
[第6の形態]
上記した手続代行ロボットは、前記指定された場所に配置された端末に対して示すデータとして、タイムスタンプが付されたデータを用いるようにしてもよい。
[第7の形態]
上記した手続代行ロボットは、さらに、ユーザーから指定された場所から戻る過程の時系列データを記録する手段を備え、
前記ユーザーに対して、前記時系列データを提供する構成とすることもできる。
[第8の形態]
(上記第2の視点による端末参照)
[第9の形態]
(上記第3の視点による手続代行端末参照)
[第10の形態]
(上記第4の視点による手続代行方法参照)
[第11の形態]
(上記第5の視点による手続処理方法参照)
[第12の形態]
(上記第6の視点によるコンピュータプログラム参照)
なお、上記第8~第12の形態は、第1の形態と同様に、第2~第7の形態に展開することが可能である。
なお、上記の特許文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとし、必要に応じて本発明の基礎ないし一部として用いることが出来るものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択(部分的削除を含む)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。さらに、上記引用した文献の各開示事項は、必要に応じ、本発明の趣旨に則り、本発明の開示の一部として、その一部又は全部を、本書の記載事項と組み合わせて用いることも、本願の開示事項に含まれるものと、みなされる。
10、100、100c 手続代行ロボット
11 移動手段
12 手続要求部
20 端末
21 確認部
22 手続実行部
100a 移動体
100b 手続代行端末
110 ローター
120 手続要求部
121、121a ユーザー情報記憶部
122 用件先情報記憶部
123、123a 時系列データ記録部
124 受任内容記憶部
130 カメラ
200 窓口端末
210 確認部
211 ユーザー情報確認部
213 時系列データ確認部
214 受任内容確認部
220 手続実行部
900 ユーザー
9000 コンピュータ
9010 CPU
9020 通信インターフェース
9030 メモリ
9040 補助記憶装置

Claims (12)

  1. ユーザーから指定された場所に移動する手段と、
    前記ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを記録する手段と、
    前記指定された場所に配置された端末に対して、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、を示して、前記受任された手続きの実行を要求する手段と、
    を備えた手続代行ロボット。
  2. 前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報には、前記手続代行ロボットの識別情報と、前記ユーザーが前記識別情報によって特定される手続代行ロボットに依頼した手続きの内容とが含まれる請求項1の手続代行ロボット。
  3. 前記時系列データは、移動中の動画像、移動中の位置情報、環境情報及び重力センサの値の少なくとも1つを含む請求項の手続代行ロボット。
  4. 前記指定された場所に配置された端末に対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報として、前記ユーザーを撮影した画像、前記ユーザーの署名データ及び前記ユーザーの生体情報の少なくとも1つを示す請求項1からいずれか一の手続代行ロボット。
  5. 前記指定された場所に配置された端末に対して示すデータとして、タイムスタンプが付されたデータを用いる請求項1からいずれか一の手続代行ロボット。
  6. さらに、前記ユーザーから指定された場所から戻る過程の時系列データを記録する手段を備え、
    前記ユーザーに対して、前記戻る過程の時系列データを提供する手段と、
    を備える請求項1からいずれか一の手続代行ロボット。
  7. ユーザーから指定された場所に移動する手段を備えた手続代行ロボットに対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程に記録した時系列データと、を要求してその内容を確認する手段と、
    前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、の正当性が確認された場合に、前記手続代行ロボットから要求された手続きを実行する手段と、
    を備えた端末。
  8. ユーザーから指定された場所に移動可能な移動体に搭載可能であり、
    CPUと、メモリと、記憶装置と、通信インターフェースと、を備え、
    前記CPUが、前記記憶装置に記憶されたプログラムを、前記メモリに展開し、実行することにより、
    前記ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを取得して前記記憶装置に記憶し、
    前記指定された場所に配置された端末に、前記通信インターフェースを介して、前記記憶装置に記憶された前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、送信する手続代行端末。
  9. 手続代行ロボットが、
    ユーザーから指定された場所に移動するステップと
    移動する間、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを記録するステップと、
    前記指定された場所に配置された端末に対して、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、を示して、前記受任された手続きの実行を要求するステップとを含む、手続代行方法。
  10. ユーザーから指定された場所に移動した手続代行端末と通信可能な端末が、
    前記手続代行端末に対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程に記録した時系列データと、を要求してその内容を確認するステップと
    前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、の正当性が確認された場合に、前記手続代行端末から要求された手続きを実行するステップと、を含む、手続処理方法。
  11. 手続代行ロボットに搭載されたコンピュータ
    ユーザーから指定された場所に当該手続代行ロボットを移動させる手段
    前記ユーザーから指定された場所に移動する過程の時系列データを記録する手段、
    前記手続代行ロボットが備える通信インターフェースを介して、前記指定された場所に配置された端末に対して、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、を送信する手段、として機能させるためのプログラム。
  12. ユーザーから指定された場所に移動した手続代行ロボット又は手続代行端末と通信可能な端末に搭載されたコンピュータ
    前記手続代行ロボット又は前記手続代行端末に対し、前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記ユーザーから指定された場所に移動する過程に記録した時系列データと、を要求してその内容を確認する手段
    前記ユーザーの本人性を証明する情報と、前記ユーザーから受任された手続きの内容を示す情報と、前記時系列データと、の正当性が確認された場合に、前記手続代行端末から要求された手続きを実行する手段として機能させるプログラム。
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