JP7383158B2 - ロボットハンドラを使用して試薬リザーバから液体を移送する方法 - Google Patents

ロボットハンドラを使用して試薬リザーバから液体を移送する方法 Download PDF

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Description

(優先権の主張)
本特許出願は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2019年12月23日に出願された、米国仮出願第62/952,968号の優先権の利益を主張する。
次世代シーケンシング(NGS)ライブラリを含む、核酸断片のライブラリ(例えば、細胞DNAまたはRNA分子から導出される断片のライブラリ)の調製等、生物学的サンプルを処理および分析するために使用される、ロボット液体ハンドラにおいて使用するための既存のバルク量試薬リザーバは、種々の短所に悩まされる。1つの短所は、キット内の試薬の量が自動化において使用するために十分な過剰量の各試薬を提供しないときに現れる。死体積(例えば、ウェルの底部を横断して均一であって、ピペット採取されるために十分なリザーバ内の量)が、標準的試薬リザーバ内では、高すぎ、これは、キットが処理し得る、実際のサンプルの数の減少をもたらす。換言すると、エントロピおよび表面張力は、体積が減少するにつれて、従来/既存のバルク量リザーバの底部を横断して、液体の不等分布をもたらし得る。本不等分布は、吸引されるにつれて、液体の局所枯渇を引き起こし、マルチチャネルピペットのプローブによる不等吸引または完全に吸引し損なわれる結果をもたらし得る
本明細書に説明されるバルク量試薬リザーバは、既存の試薬リザーバの短所に対処する。簡潔には、本明細書に説明されるバルク量試薬リザーバは、リザーバの底部上に正面から背面への傾きを含有する。これは、マルチチャネルピペットからの、全ての先端が傾きの上方にある状態にある、少なくとも8つのピペット先端(例えば、依然として、リザーバにアクセスし得る、0.45mm間隔/先端において、16の先端ピペットヘッド)が、同時に、例えば、約20mL超またはわずか約500μLの体積にアクセスすることを可能にする。傾きははまた、単一先端アクセスポイントに向かってテーパを含有し、体積を単一先端のための簡便な場所の中に集めるであろう。本体積が、除去された後、単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルからの単一先端は、死体積を低減させるために、残りの体積にアクセスすることが可能となるであろう。バルク量リザーバ設計は、死体積を最小限にすることによって、増加されたサンプル数量を可能にするであろう。傾きが付けられた面積は、0.5mL未満の体積を含有し、体積が重要ではない試薬または水およびエタノール等のユーザ供給バルク量のためにリザーバ内に残され得る。
本開示は、したがって、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、試薬リザーバは、試薬リザーバの長さに沿って傾きが付けられた底部を有し、傾きが付けられた底部は、試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、浅側端は、試薬リザーバの第1の側壁の近位にあって、深側端は、第1の側壁に対向する、試薬リザーバの第2の側壁の近位にある、ステップと、
ロボット液体ハンドラの単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、液体の第2の体積を試薬リザーバの深側端から外に吸引するステップと、
を含み、深側端から外への第2の体積の吸引は、試薬リザーバの浅側端内の液体の枯渇をもたらす、方法に関する。
さらに、本開示は、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、
試薬リザーバの傾きが付けられた底部が、深側端および浅側端を形成するように、試薬リザーバを液体で充填するステップと、
浅側端の近傍の第1の位置の中に延在する、第1のピペット先端と、深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、第2のピペット先端とを有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の部分を試薬リザーバから除去するステップと、深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、単一ピペット先端、または深側端の中に延在する、単一チャネルピペットのピペット先端を有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第2の部分を試薬リザーバから除去するステップと、
を含む、方法に関する。
本開示はまた、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、
ロボット液体ハンドラの第1のピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、第1のピペットは、第1の先端および第2の先端を含む、いくつかの先端を有し、試薬リザーバは、リザーバの長さに沿って、傾きが付けられた底部を有し、傾きが付けられた底部は、試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、液体の第1の体積の吸引の間、第1の先端は、試薬リザーバの浅側端にわたって位置付けられ、別の先端は、試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ステップと、
ロボット液体ハンドラの第2のピペットを使用して、液体の第2の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、第2のピペットは、第1のピペットの先端の数未満の先端の数を有し、第2のピペットの先端は、第2の体積の吸引の間、試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ステップと、
を含む、方法に関する。
また、本開示は、ロボット液体ハンドラを使用して、バルク量貯蔵容器から液体を移送する方法であって
深側端および浅側端を形成する、貯蔵リザーバの傾きが付けられた底部によって形成される、バルク量貯蔵リザーバの第1の体積が、充填され、
深側端および浅側端におけるバルク量貯蔵容器の第1および第2の端壁によって上方で形成される、第1の体積の上方におけるバルク量貯蔵容器の第2の体積が、少なくとも部分的に充填された状態になる、
ように、液体をバルク量貯蔵リザーバに添加するステップと、
マルチチャネルピペットを使用して、第2の体積を空にするステップと、
単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、第1の体積を空にするステップと、
を含む、方法に関する。
実施形態17は、
マルチチャネルピペットは、第1の体積の上方において、第1の端壁と第2の端壁との間に延在し、
単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルは、深側端を横断して延在する、
実施形態16に記載の方法に関する。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、前記方法は、
前記ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引することであって、前記試薬リザーバは、前記試薬リザーバの長さに沿って傾きが付けられた底部を有し、前記傾きが付けられた底部は、前記試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、前記浅側端は、前記試薬リザーバの第1の側壁の近位にあり、前記深側端は、前記第1の側壁に対向する前記試薬リザーバの第2の側壁の近位にある、ことと、
前記ロボット液体ハンドラの単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、液体の第2の体積を前記試薬リザーバの深側端から外に吸引することと
を含み、
前記深側端から外への前記第2の体積の吸引は、前記試薬リザーバの浅側端内の液体の枯渇をもたらす、方法。
(項目2)
前記単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルは、試薬リザーバの最深部分に位置付けられ、前記最深部分は、前記試薬リザーバの第2の側壁の近位にある、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記試薬リザーバは、前記第1の側壁から前記第2の側壁までの前記試薬リザーバの幅に沿って減少する断面を有する、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第1の体積を前記試薬リザーバから外に吸引することは、前記第1の側壁から前記第2の側壁までの前記試薬リザーバの幅に沿って、前記マルチチャネルピペットを使用して、前記第1の体積を吸引することを含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記試薬リザーバは、複数のチャンバを有し、それぞれが傾きが付けられた底部を伴う、項目1に記載の方法。
(項目6)
複数のチャンバは、前記リザーバの長さに沿って延設される壁を分割することによって形成される、項目5に記載の方法。
(項目7)
粒子を前記液体中に堆積することと、
前記粒子を前記液体中に懸濁された状態にさせることと
をさらに含み、
前記粒子は、前記傾きが付けられた底部に沿って均一に沈降する、項目1に記載の方法。
(項目8)
タブと前記液体ハンドラ上のスロットを整合させ、前記試薬リザーバを前記ロボット液体ハンドラのデッキ上に位置付けることをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記試薬リザーバのタブと前記ロボット液体ハンドラのデッキを係合させ、前記浅側端を前記深側端の上方に上昇させ、前記第1の側壁および前記第2の側壁を前記デッキ上に垂直に立設させること
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、前記方法は、
試薬リザーバの傾きが付けられた底部が、深側端および浅側端を形成するように、試薬リザーバを液体で充填することと、
前記浅側端の近傍の第1の位置の中に延在する第1のピペット先端と、前記深側端の近傍の第2の位置の中に延在する第2のピペット先端とを有するマルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第1の部分を前記試薬リザーバから除去することと、
前記深側端の近傍の第2の位置の中に延在する単一ピペット先端、または前記深側端の中に延在する単一チャネルピペットのピペット先端を有するマルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第2の部分を前記試薬リザーバから除去することと
を含む、方法。
(項目11)
前記マルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第1の部分を前記試薬リザーバから除去することは、前記液体が前記試薬リザーバの浅側端から空になる結果をもたらし得る、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記液体の第1の部分を前記試薬リザーバから除去することはさらに、前記第2のピペットを用いて、前記第2の体積からの液体の吸引を繰り返すことを含み得る、項目10に記載の方法。
(項目13)
前記深側端の近傍の第2の位置の中に延在する単一ピペット先端、または前記深側端の中に延在する単一チャネルピペットのピペット先端を有する前記マルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第2の部分を前記試薬リザーバから除去することは、前記第1の体積内の前記液体の全てを除去する結果をもたらし得る、項目10に記載の方法。
(項目14)
ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、前記方法は、
前記ロボット液体ハンドラの第1のピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引することであって、前記第1のピペットは、第1の先端および第2の先端を含むいくつかの先端を有し、前記試薬リザーバは、前記リザーバの長さに沿って、傾きが付けられた底部を有し、前記傾きが付けられた底部は、前記試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、前記液体の第1の体積の吸引の間、前記第1の先端は、前記試薬リザーバの浅側端にわたって位置付けられ、別の先端は、前記試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ことと、
前記ロボット液体ハンドラの第2のピペットを使用して、液体の第2の体積を前記試薬リザーバから外に吸引することであって、前記第2のピペットは、前記第1のピペットの先端の数未満の先端の数を有し、前記第2のピペットの先端は、前記第2の体積の吸引の間、前記試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ことと
を含む、方法。
(項目15)
ロボット液体ハンドラを使用して、バルク量貯蔵容器から液体を移送する方法であって、前記方法は、
深側端および浅側端を形成する貯蔵リザーバの傾きが付けられた底部によって形成されるバルク量貯蔵リザーバの第1の体積が、充填され、
前記深側端および浅側端における前記バルク量貯蔵容器の第1および第2の端壁によって上方で形成される前記第1の体積の上方における前記バルク量貯蔵容器の第2の体積が、少なくとも部分的に充填された状態になる
ように、液体を前記バルク量貯蔵リザーバに添加することと、
マルチチャネルピペットを使用して、前記第2の体積を空にすることと、
単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、前記第1の体積を空にすることと
を含む、方法。
図1は、試薬リザーバの実施例の側面図である。
図2は、試薬リザーバの実施例の正面図である。
図3は、試薬リザーバの実施例の上面図である。
図4は、試薬リザーバの底面図である。
図5Aは、リザーバの「浅」側端上の試薬リザーバの実施例の断面である。
図5Bは、リザーバの「深」側端上の試薬リザーバの実施例の断面である。
図6は、試薬リザーバの実施例の断面である。
図7は、試薬リザーバの実施例の断面である。
図8は、ロボット液体ハンドラの実施例のブロック図である。
図9は、筐体と、カルーセルと、反応容器と、サーマルサイクラモジュールと、撮像デバイスとを備える、図9のロボット液体ハンドラの斜視図である。
図10は、試薬リザーバを含む、種々の構成要素のための空間を伴う、図8の筐体の中に装填するためのデッキの実施例の平面図である。
図11は、試薬リザーバの上面図写真である。
説明
ここで、開示される主題のある実施形態が、詳細に参照され、その実施例は、部分的に、付随の図面に図示される。開示される主題は、列挙される請求項と併せて説明されるであろうが、例示される主題は、請求項を開示される主題に限定することを意図するものではないことを理解されたい。
図1を参照すると、試薬リザーバ100は、縦軸101と、試薬リザーバ100の幅104に沿って傾きが付けられた底部102とを有する。傾きが付けられた底部102は、試薬リザーバ100の浅側端106と、深側端108とを画定し、浅側端106は、試薬リザーバ100の第1の側壁110の近位にあって、深側端108は、第1の側壁110に対向する、試薬リザーバ100の第2の側壁112の近位にある。図1に示される試薬リザーバ100は、第1の側壁110の外側縁116から第2の側壁112の外側縁118まで跨架し得る、蓋(図示せず)を有することができる。蓋は、汚染を防止し、少なくとも、試薬リザーバ100の内側に位置する、試薬の蒸発を低減させるように機能する。
試薬リザーバ100はまた、突起120を有し、これは、第1の端部122を第2の端部124に対して上昇させるように機能する。突起120は、カウンタトップまたは平坦表面114上に静置されると、リザーバの上部を平/水平に保つように機能する。突起120は、第1の端部122を第2の端部124に対して上昇させる限り、フィン、タブ、または切り欠き等の任意の好適な形態をとることができる。突起120は、角度(θ)115を平坦表面114と第1の端部122との間に作成する。角度θは、角度約3°~約5°等、任意の好適な角度であることができる。
試薬リザーバ100は、随意に、図1に示されるように、体積マーキング125を備える。
図2は、第1の端部122からの試薬リザーバ100の端面図を示す。図2に示される端面図は、複数の突起(この場合、2つのタブまたはフィン)120および120を有する、試薬リザーバ100の実施例を示し、これは、第1の端部122を第2の端部124に対して上昇させる。さらに、本試薬リザーバの端面図は、リザーバが、試薬リザーバ100の幅104に跨架し、同様に幅104に跨架し、第1のチャネル126を第2のチャネル128から分離する役割を果たす、分割壁(図3における番号130)によって分割される、第1のチャネル126と、第2のチャネル128とを有することができることを示す。要するに、試薬リザーバは、複数のチャンバを有し、それぞれ、傾きが付けられた底部を伴うことができる。
試薬リザーバ100の上面図が、蓋を伴わずに、図3に示される。図3は、試薬リザーバ100と、第1のチャネル126と、第2のチャネル128とを示し、幅104に跨架する。チャネルは、分割壁130によって分離され、これもまた、幅104に跨架する。また、図3に示されるものは、辺縁132であって、これは、試薬リザーバ100の上部部分の周囲に設けられ、その上に蓋が、存在するとき、着座することができる。第1のチャネル126および第2のチャネル128は、一定の傾きにおいて、第1の端部122から第2の端部124まで傾くことができる。図1は、第1の端部122から第2の端部128まで一定の傾きを有する、チャネル126および128(図1に図示せず)を有する、試薬リザーバ100の実施例である。または、第1のチャネル126および第2のチャネル128の傾きは、第1の端部122から第2の端部124まで変動してもよい。具体的傾きは、水性液体が事実上浅側端(例えば、第2の端部124)内に貯留する一方、懸濁された粒子(例えば、本明細書に説明される磁気ビーズ)がその同一端部(例えば、第2の端部)に集中するであろうほど急峻ではないために要求され得るものに基づいて、選定されることができる。本傾きはまた、ピペットの全ての先端対単一先端にアクセス可能な体積に影響を及ぼし得る。
さらに、第1のチャネル126は、任意の好適な形状を有する、床部134を有することができる。同様に、第2のチャネル128は、任意の好適な形状を有する、床部136を有することができ、床部136は、床部134に対して同一形状または異なる形状を有する。図3において提示される実施例では、床部134および136は、第1の端部122から第2の端部124まで略同一三角形形状を有する。
図4は、試薬リザーバ100の底面図である。図4は、試薬リザーバ100と、第1のチャネル126と、第2のチャネル128とを示し、幅104に跨架する。チャネルは、分割壁130によって分離され、これもまた、幅104に跨架する。また、図4に示されるものは、辺縁132であって、これは、試薬リザーバ100の上部部分の周囲に設けられ、その上に蓋114が、着座する。図4はまた、第1および第2の突起(例えば、タブまたはフィン)120および120を示し、これは、第1の端部122を第2の端部124に対して上昇させる。
図5Aは、浅側端106(図示せず)に向かって縦軸を見下ろしたときの、浅側端106における、図4における縦軸101と垂直な軸140に沿った図1の断面である。図5Aは、第1および第2の突起(例えば、タブまたはフィン)120および120を示し、これは、第1の端部122を第2の端部124(図5Aに図示せず)に対して上昇させる。図5Aにおける試薬リザーバ100はまた、辺縁132を有し、これは、試薬リザーバ100の上部部分138の周囲に設けられる。第1のチャネル126は、床部134を有し、第2のチャネル128は、床部136を有し、例えばV形状等の第1の側壁から第2の側壁まで試薬リザーバの幅に沿って減少する断面を伴う形状等の任意の好適な形状等であり、床部136は、床部134に対して同一形状または異なる形状を有する。図5Aにおいて提示される実施例では、床部134および136は、幅104に沿って、略同一平坦形状を有する。しかし、床部134および136はまた、独立して、第1の端部122から第2の端部124まで丸みを帯び得る。
最後に、図5Bは、深側端108(図示せず)に向かって縦軸を見下ろしたときの、浅側端106における、図4における縦軸101と垂直な軸140に沿った図1の断面である。図5Bにおける試薬リザーバ100はまた、辺縁132を有し、これは、試薬リザーバ100の上部部分138の周囲に設けられる。第1のチャネル126は、床部134を有し、第2のチャネル128は、床部136を有し、V形状等の任意の好適な形状を有する、床部136は、床部134に対して同一形状または異なる形状を有する。図5Bにおいて提示される実施例では、床部134および136は、幅104に沿って、略同一平坦形状を有する。床部134および136はまた、独立して、第1の端部122から第2の端部124まで丸みを帯び得る。
試薬リザーバ100等の本明細書で検討される試薬リザーバは、限定ではないが、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、テレフタル酸ポリエチレン(PET)、および同等物等のポリマーを含む、任意の好適な材料から作製されることができる。本明細書で検討される試薬リザーバの1つの部分は、第1の材料から作製されることができる一方、他の部分は、第1の材料が、第2の材料と互換性がある限り、第2の材料から作製されることができることを理解されたい。
本明細書で検討される試薬リザーバは、ロボット液体ハンドラ200(図9-11参照)の文脈において使用されることができる。説明目的のために、ロボット液体ハンドラ200は、主に、限定ではないが、次世代シーケンシング(NGS)ライブラリを含む、核酸断片のライブラリ(例えば、DNAまたはRNA分子から導出される断片のライブラリ)の調製等、生物学的サンプルを処理および分析するためのシステムとして、本明細書に説明されるであろう。
本明細書に説明される試薬リザーバは、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペット204(例えば、異なるチャネル間の独立運動および吸引/分注機能を伴う、Span-8型多チャネルピペット、および独立運動および吸引/分注機能を有していない、他の多チャネルピペットを包含する、同時に、液体を1つを上回るチャネルの中に吸引/分注する能力を伴う、任意のピペット。マルチチャネルピペットが、独立プローブ対固定されたプローブを有するかどうかは、固定されたシステムが、傾きが付けられた区分にアクセスするために、単一先端を装填し、単一チャネルピペットとして作用することを可能にする、または独立システムが、傾きに適応するために十分なプローブ間の垂直差を可能にする限り、重要ではないはずである。)を使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバ100から外に吸引するステップであって、試薬リザーバ100は、試薬リザーバ100の幅104に沿って、傾きが付けられた底部102を有し、傾きが付けられた底部102は、試薬リザーバ100の浅側端106および深側端108を画定し、浅側端106は、試薬リザーバ100の第1の側壁110の近位にあって、深側端108は、試薬リザーバ100の第1の側壁110に対向する、第2の側壁112の近位にある、ステップと、ロボット液体ハンドラの単一チャネルピペット208(図7参照、またはマルチチャネルピペットの単一チャネル)を使用して、液体の第2の体積を試薬リザーバ100の深側端108から外に吸引するステップとを含み、深側端108から外への第2の体積の吸引は、試薬リザーバ100の浅側端106内の液体の枯渇をもたらす、方法において使用されることができる。
マルチチャネルピペットは、Genex Laboratory Products、Eppendorf、Raning、およびGilson等の製造業者から利用可能なもの等の4チャネルピペットを含む、任意の好適なピペットであることができる。さらに、マルチチャネルピペットは、試薬リザーバ100の深側端108の任意の好適な位置に位置付けられることができる。例えば、図6を参照すると、マルチチャネルピペットは、マルチチャネルピペットの複数のピペット先端210が示されるように、縦軸101に沿って、縦方向に配列されるように位置付けられることができる。故に、ロボット液体ハンドラ200のマルチチャネルピペット204を使用した試薬リザーバから外への液体の第1の体積202を吸引するステップは、第1の側壁110から第2の側壁112まで試薬リザーバ100の幅に沿って(例えば、縦軸101に沿って)、マルチチャネルピペットを使用して、第1の体積を吸引するステップを含むことができる。
単一チャネルピペット(またはマルチチャネルピペットの単一チャネル)は、任意の好適なピペットであることができ、浅側端106の任意の好適な位置に位置付けられることができる。図7を参照すると、単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルは、試薬リザーバ100の最深部分108に位置付けられることができ、最深部分108は、試薬リザーバ100の第2の側壁112の近位にある。
本明細書に説明される方法はさらに、最初に、粒子(例えば、磁気ビーズ等のビーズ)を試薬リザーバ100内に堆積し、その後、試薬/液体をその中に堆積するステップまたはビーズ試薬/液体(すでに試薬リザーバ内にある)を堆積するステップが続くステップと、ビーズを液体中に懸濁された状態にさせるステップとを含むことができ、ビーズは、(例えば、均一に)傾きが付けられた底部に沿って沈降し、傾きは、図1に説明されるように、角度θの観点から、約3°~約5°であることができる。ビーズは、例えば、磁気粒子であることができる。本明細書に説明される方法において使用するための好適な磁気粒子は、限定ではないが、Beckman Coulter, Inc.(Brea, CA)から利用可能なAMPureXPビーズを含む。好適な磁気粒子はまた、米国特許第5,705,628号、第5,898,071号、および第6,534,262号、および2019年7月19日に出願された第PCT/US2019/042628号(その全ては、参照することによって、本明細書に完全に記載される場合と同様に、組み込まれる)に説明されるものを含む。
ビーズが、試薬リザーバ100内に堆積されるとき、粒子を含有する、液体または試薬のために、リザーバ内の均一懸濁液を維持することが、所望される。経時的に、粒子は、リザーバの底部へと沈降するであろう。リザーバの傾きは、粒子が、浅側端(またはさらに言えば、深側端)内に蓄積せずに、リザーバの長さを横断して均一に沈降するであろうようなものである。このように、多チャネルピペットは、使用の直前に、粒子を効率的に再懸濁させ、均一懸濁液を再作成するために使用されることができる。
本開示の磁気粒子は、コーティングによって囲繞される、磁気または常磁性コアを備えることができる。ある実施例では、磁気または常磁性粒子は、非磁気材料の1つまたはそれを上回る層でコーティングされる。その表面上に暴露された鉄を有しない、コーティングされた磁気粒子の使用は、鉄がサンプルのある下流操作に干渉する可能性を排除することができる。コーティングは、例えば、ポリマー層またはシリカ層であることができる。
例示的ポリマー層は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアルコール、または任意の他の好適なポリマーを含むことができる。例示的シリカ層は、二酸化ケイ素、ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰、チタン酸バリウム、および他のタイプのガラスを含むことができる。ポリマーまたはシリカ層は、磁気粒子の密度を調節するためのものであることができる。例えば、ポリマーまたはシリカ層は、磁気粒子の密度をサンプル、例えば、水性サンプル(例えば、約1g/cm)の密度に近づくように調節することができる。
コーティングはまた、本明細書に述べられたものを含む、標的検体に選択的または非選択的に結合するための捕捉試薬または官能基等のリガンドを備えることができる。官能基は、核酸等の生体分子を吸着するためのものであることができ、これは、非配列特有であって、磁気粒子をコーティングする官能基に可逆的に結合することができる。ポリヌクレオチドは、DNA、RNA、またはポリアミド核酸(PNA)であることができる。ある実施例では、官能基は、カルボキシ基である。これらの目的のために好適な官能基を備える、種々のコーティングは、米国特許第5,705,628号、米国特許第5,898,071号、および米国特許第6,534,262号(その教示は、参照することによって本願の中にその全体として組み込まれる)に説明される。本明細書に説明されるコーティングのいずれかは、本明細書に説明されるように、表面化学物質、例えば、石炭酸、ストレプトアビジン、アミン、ヒドラジド、シラノール、アジ化物で官能化されることができる。また、それらはさらに、抗体、酵素、DNAまたはRNA断片、触媒等の生物学的分子で官能化されることができる。
いくつかの実施例では、コーティングは、捕捉試薬を備えることができる。捕捉試薬は、検体をサンプル中に捕捉するためのものであることができる。磁気粒子の表面は、好適なリガンドまたは受容体(例えば、抗体、レクチン、オリゴヌクレオチド、他の親和性基、または本明細書に述べられた他の捕捉試薬のいずれか)である、捕捉試薬でコーティングされることができ、これは、混合物中の標的検体または検体群に選択的に結合することができる。いくつかの実施例では、捕捉試薬は、抗体であることができる。
当業者は、任意の数の捕捉試薬、例えば、アプタマー、ナノ粒子、結合タンパク質、および同等物が、本目的のために使用されることができることを認識するであろう。捕捉試薬は、具体的検体または検体の具体的パネル、例えば、薬物パネルまたは内分泌パネル等を捕捉するように設計されることができる。
代替として、リガンドは、酵素を含むことができる。いくつかの実施形態では、酵素は、その酵素の基質と選択的に相互作用するために、コーティングに連結されることができる。基質と相互作用することに応じて、酵素は、基質を修飾、分解、または消化するように機能することができる。これは、酵素の作用またはサンプルからの基質の除去を通した着目物質の発生につながり得る。種々の実施形態による、酵素は、トリプシンであることができる。
本明細書に議論されるように、試薬リザーバ100は、ロボット液体ハンドラの文脈において使用されることができる。試薬リザーバ100は、本明細書でより詳細に説明されるように、液体ハンドラ上のスロットと整合され、試薬リザーバをロボット液体ハンドラのデッキ上に位置付け得る、タブまたはフィン120Aおよび120B等の突起を有することができる。タブまたはフィン120Aおよび120Bは、ロボット液体ハンドラ200のデッキと係合され、浅側端106を深側端108の上方に上昇させ、第1の側壁110および第2の側壁112をデッキ上に垂直に立設させることができる。
図8は、ロボット液体ハンドラ200の高レベルブロック図である。ロボット液体ハンドラ200は、構造940、搬送デバイス941、処理装置901、およびサーマルサイクラシステム907に動作可能に結合される、制御コンピュータ908を備えることができる。入/出力インターフェースが、これらのデバイスのそれぞれ内に存在し、図示されるデバイスと外部デバイスとの間のデータ伝送を可能にしてもよい。ロボット液体ハンドラ200は、本明細書に説明されるように、流体取扱システムを備えることができる。流体は、試薬および同等物等の種々の液体を含むことができる。その中に本開示が実装され得る、処理システムの実施例は、Beckman Coulter, Inc.(Brea, California)によって市販されている、Biomek i7自動化ワークステーションである。
説明目的のために、ロボット液体ハンドラ200は、主に、限定ではないが、次世代シーケンシング(NGS)ライブラリを含む、核酸断片のライブラリ(例えば、DNAまたはRNA分子から導出される断片のライブラリ)の調製等の生物学的サンプルを処理および分析するためのシステムとして説明されるであろう。
構造940は、筐体(例えば、図9の筐体1002)と、筐体を支持するための脚部またはキャスタと、電源と、筐体内に装填可能なデッキ905と、任意の他の好適な特徴とを含むことができる。デッキ905は、その上で構成要素が、実験、分析、およびプロセスのために設置およびアクセスされ得る、平面物理的表面等の物理的表面(例えば、図9のプラットフォーム1012)を含むことができる。いくつかの事例では、デッキ905は、床またはテーブルトップ表面であることができる。デッキ905は、異なる構成要素を設置するために、複数の離散デッキ場所(例えば、図11の場所L1-L16)に細分割されることができる。場所は、直接隣接することができる、または相互から離れるように離間されることができる。各デッキ場所は、異なるデッキ場所を分離し、構成要素を含有するために、分割器、挿入体、および/または任意の他の支持構造を含むことができる。例えば、図8は、第1の場所905A、第2の場所905B、および第3の場所905Cをデッキ905上に示すが、付加的場所も、含まれることができる。場所905A-905Cのうちの1つまたはそれを上回るものは、1つまたはそれを上回る構成要素を保持するための空間を含み得る、カルーセル(例えば、図9のカルーセル1004)または1つまたはそれを上回る試薬リザーバまたは液体容器(例えば、図9の反応容器103)を装填されることができる。構造940は、加えて、カルーセルをデッキ905に対して回転させ、とりわけ、搬送デバイス941、試薬リザーバ、およびサーマルサイクラシステム907との相互作用を促進するために、モータまたは別のデバイスを含むことができる。さらに、構造940のモータまたは構造940の付加的モータは、デッキ905上に装填される個々のバイアル、デッキ905上に装填されるトレイまたは試薬リザーバ、またはデッキ905上に位置するカルーセルを回転させるために使用されることができる。
複数の搬送デバイスを表し得る、xおよびy方向における移動能力と、z方向における巻上能力とを有する、運搬車、ブリッジ、または搬器システムを備え得る、搬送デバイス941は、デッキ905と処理装置901との間およびデッキ905上の異なる場所間で構成要素を調製および/または搬送することができる。搬送デバイスの実施例は、コンベヤ、クレーン、サンプルトラック、ピックアンドプレースグリッパ、独立して移動し得る、実験室搬送要素(例えば、パック、ハブ、または台座)、ロボットアーム、および他の管または構成要素運搬機構を含んでもよい。いくつかの実施形態では、搬送デバイス941は、液体を移送するように構成される、ピペット採取ヘッドを含む。そのようなピペット採取ヘッドは、除去可能ピペット/ピペット先端内で液体を移送してもよく、マイクロウェルプレートまたは試薬リザーバ100のための蓋等の他の実験器具を握持または解放するために好適なグリッパを含んでもよい。
処理装置901は、任意の好適なプロセスを実行するための任意の数の機械または器具を含むことができる。例えば、処理装置901は、分析器を含むことができ、これは、生物学的サンプル等のサンプルを分析することが可能である、任意の好適な器具を含み得る。分析器の実施例は、分光光度計、輝度計、質量分析計、免疫分析器、血液学分析器、微生物学分析器、および/または分子生物学分析器を含む。いくつかの実施形態では、処理装置901は、サンプル多段化装置を含むことができる。サンプル多段化装置は、生物学的サンプルを伴うサンプル管を受容するためのサンプル格納ユニット、サンプル管またはサンプル保定容器を一時的に保管するためのサンプル保管ユニット、アリコータ等のサンプルを分取するための手段またはデバイス、分析器のために必要とされる試薬を備える少なくとも1つの試薬パックを保持するための手段、および任意の他の好適な特徴を含むことができる。
サーマルサイクラシステム907は、デッキ905に対して位置付けられることができ、液体容器を受容するように構成されることができる。反応容器(例えば、図10における103)は、手動で、または搬送デバイス941を介して、サーマルサイクラシステム907の中に装填されることができる。サーマルサイクラシステム907は、図10を参照して下記により詳細に議論されるように、液体容器の異なる部分を異なる温度に加熱し得る、複数の異なる加熱ゾーンを提供するように構成されることができる。例えば、サーマルサイクラシステム907は、3つのスタックまたは垂直レベルの加熱を備え、上部、中央、および底部加熱ゾーンを液体容器に提供することができる。したがって、例えば、液体容器内に配置される液体の量およびタイプに応じて、異なる量の加熱が、熱循環およびインキュベートプロセスを実施する等のために印加されることができる。
ロボット液体ハンドラ200は、撮像システム、例えば、カメラを具備し、デッキ905上に装填される試薬バイアルの標識を読み取ることができる。撮像システムは、ロボット液体ハンドラ200の中に装填される任意の単一試薬バイアル標識の全ての部分が、少なくとも1つのカメラの視野内にあることを確実にすることができる。したがって、試薬バイアルの円周の周囲に巻着される、試薬バイアル標識に関して、1つまたはそれを上回る撮像デバイスが、ミラーまたはターンテーブルの使用の有無にかかわらず、各試薬バイアルの完全な360度視野を有することができる。撮像デバイスは、デッキ905およびデッキ905上の任意の構成要素または構造940の全体の画像を捕捉するための任意の好適なデバイスであることができる。撮像デバイスは、構造940に搭載される、またはその近傍にある、複数の撮像デバイスのうちの1つを備えることができる。付加的実施例では、複数の撮像デバイスは、デッキ905上に配置される試薬バイアルの複数の視野を取得するように搭載されることができる。例えば、撮像デバイスは、光カメラ、ビデオカメラ、3次元画像カメラ、赤外線カメラ等の任意の好適なタイプのカメラであることができる。いくつかの実施形態はまた、3次元レーザスキャナ、赤外線光深度感知技術、または物体および/または部屋の3次元表面マップを作成するための他のツールを含むことができる。実施例では、撮像デバイスは、細隙走査技術を利用して、パノラマ画像を生産することができる。撮像システムによって撮影される画像は、流体取扱システムによって、視覚的インジケータ、例えば、数、テキスト、または記号の認識のために分析されることができる。
制御コンピュータ908は、処理システム900上で起動されるプロセスを制御し、最初に、プロセスを構成し、構成要素設定がプロセスのために正しく調製されているかどうかをチェックすることができる。制御コンピュータ908は、処理装置901、搬送デバイス941、および/またはサーマルサイクラシステム907を制御し、および/またはそこにメッセージを伝送することができる。制御コンピュータ908は、データプロセッサ908Aと、データプロセッサ908Aに結合される、非一過性コンピュータ可読媒体908Bおよびデータ記憶装置908Cと、1つまたはそれを上回る入力デバイス908Dと、1つまたはそれを上回る出力デバイス908Eとを備えることができる。制御コンピュータ908は、図8では、単一エンティティとして描写されるが、制御コンピュータ908は、分散型システムまたはクラウドベースの環境内に存在してもよいことを理解されたい。加えて、実施形態は、制御コンピュータ908、処理装置901、搬送デバイス941、および/またはサーマルサイクラシステム907のいくつかまたは全てが、単一デバイス内の構成部品として組み合わせられることを可能にする。
出力デバイス908Eは、データを出力し得る、任意の好適なデバイスを備えることができる。出力デバイス908Eの実施例は、ディスプレイ画面、ビデオモニタ、スピーカ、オーディオおよび視覚的アラーム、およびデータ伝送デバイスを含むことができる。入力デバイス908Dは、データを制御コンピュータ908の中に入力することが可能な任意の好適なデバイスを含むことができる。入力デバイスの実施例は、ボタン、キーボード、マウス、タッチスクリーン、タッチパッド、マイクロホン、ビデオカメラ、およびセンサ(例えば、光センサ、位置センサ、速度センサ、近接度センサ)を含むことができる。
データプロセッサ908Aは、任意の好適なデータ算出デバイスまたはそのようなデバイスの組み合わせを含むことができる。データプロセッサの実施例は、協働し、所望の機能を遂行する、1つまたはそれを上回るマイクロプロセッサを備えてもよい。データプロセッサ908Aは、ユーザおよび/またはシステム発生要求を実行するためのプログラムコンポーネントを実行するために適正な少なくとも1つの高速データプロセッサを備える、CPUを含むことができる。CPUは、AMDのAthlon、Duron、および/またはOpteron、IBMおよび/またはMotorolaのPowerPC、IBMおよびSonyのCellプロセッサ、IntelのCeleron、Itanium、Pentium(登録商標)、Xeon、および/またはXScale、ARMベース/ファミリプロセッサ、および/または同等プロセッサ等のマイクロプロセッサであってもよい。
コンピュータ可読媒体908Bおよびデータ記憶装置908Cは、電子データを記憶し得る、任意の好適なデバイスまたは複数のデバイスであることができる。メモリの実施例は、1つまたはそれを上回るメモリチップ、ディスクドライブ等を備えてもよい。そのようなメモリは、任意の好適な電気、光学、および/または磁気動作モードを使用して、動作してもよい。
コンピュータ可読媒体908Bは、データプロセッサ908Aによって実行可能なコードを備え、任意の好適な方法を実施することができる。例えば、コンピュータ可読媒体908Bは、プロセッサ908Aによって実行可能なコードを備え、処理システム900に、実験器具内の種々の試薬の異なるレベルまでの混合、実験器具の異なるレベルまでの加熱、付加的試薬の添加、およびサーマルサイクラシステム907を使用した付加的加熱の実施を含む、自動化された試薬処理および加熱方法を実施させることができる。
コンピュータ可読媒体908Bは、データプロセッサ908Aによって実行可能なコードを備え、1つまたはそれを上回るプロトコル(例えば、生物学的サンプルを処理するためのプロトコルまたはライブラリ構築プロセスのためのプロトコル)のためのプロセスステップを受信および記憶し、かつサーマルサイクラシステム907、構造940、搬送デバイス941、および/または処理装置901を制御し、下記の実施例の節を参照して説明されるもの等の1つまたはそれを上回るプロトコルのためのプロセスステップを実行することができる。コンピュータ可読媒体908Bはまた、処理装置901からの結果(例えば、生物学的サンプルを分析することからの結果)を受信するため、および付加的分析の(例えば、患者を診断する)ために結果を転送する、または結果を使用するために、データプロセッサ908Aによって実行可能なコードを含むことができる。加えて、コンピュータ可読媒体908Bは、デッキ905の画像を取得し、デッキ905の画像内の情報を識別し、解読された情報とプロトコル908F内に含有される情報を比較することによって、データ記憶装置908Cまたはコンピュータ可読媒体908B内に記憶される情報を使用して、画像内の情報を解読し、適宜、サーマルサイクラシステム907を装填するために、データプロセッサ908Aによって実行可能なコードを備えることができる。
データ記憶コンポーネント908Cは、制御コンピュータ908の内部または外部にあることができる。データ記憶コンポーネント908Cは、1つまたはそれを上回るメモリチップ、ディスクドライブ等を含む、1つまたはそれを上回るメモリを含むことができる。データ記憶コンポーネント908Cはまた、OracleTMまたはSybaseTMから市販のもの等の従来の、フォールトトレラントな、関係を示す、スケーラブルで、かつセキュアなデータベースを含むことができる。データ記憶装置908Cは、プロトコル908Fと、画像908Gとを記憶することができる。データ記憶コンポーネント908Cは、加えて、プロトコルを含む、データプロセッサ908Aのための命令を含むことができる。コンピュータ可読媒体908Bおよびデータ記憶コンポーネント908Cは、不揮発性メモリ、磁気メモリ、フラッシュメモリ、揮発性メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、および同等物等の任意の好適な記憶デバイスを備えることができる。
データ記憶コンポーネント908C内のプロトコル908Fは、1つまたはそれを上回るプロトコルについての情報を含むことができる。プロトコルは、完了するための1つまたはそれを上回る処理ステップ、プロセスの間に使用される構成要素、構成要素場所レイアウト、試薬リザーバ100の装填、および/またはプロセスを完了するための任意の他の好適な情報についての情報を含むことができる。例えば、プロトコルは、生物学的サンプルを処理する、またはDNAライブラリを処理するための1つまたはそれを上回る順序付けられたステップを含むことができる。プロトコルはまた、プロセスを開始する前に、構成要素のリストを準備するためのステップを含むことができる。構成要素は、試薬リザーバ(例えば、試薬リザーバ100)内、カルーセル(例えば、カルーセル1004)内、またはインデックスアダプタまたは他の試薬を含有する、周囲貯蔵場所に搭載されるマイクロプレート内の具体的場所にマッピングされることができ、そこで、搬送デバイス941は、構成要素を、それらを、またはそれらが処理装置901またはサーマルサイクラシステム907の中に装填される、コンテナを搬送するために、取得することができる。本マッピングは、ピペットに、ある体積の液体をカルーセル内の実験器具から吸引し、その体積を所定の目的地に分注するように指示する命令等、搬送デバイス941を動作させるための命令としてエンコーディングされることができ、マッピングはまた、ユーザが、構成要素をデッキ905、試薬リザーバ、およびカルーセル上に設置し得るように、ユーザに示される仮想画像によって表され得る。ロボット液体ハンドラ200は、複数のプロセス(例えば、複数の異なるサンプルプロセスまたは調製手技)のために使用されることができる。故に、複数のプロトコル908Fについての情報は、必要に応じて、記憶され、読み出される。デッキ905、試薬リザーバ、およびカルーセル上の構成要素は、第1のプロセスから第2のプロセスに変更するとき、または第1のプロセスを再開するとき、必要に応じて、再配列され、変更され、および/または補充されることができる。
データ記憶装置908C内の画像908Gは、デッキ905、試薬リザーバ、およびカルーセル、および構成要素デッキ905、試薬リザーバ、およびカルーセル上または内に配置される構成要素、およびそれらの構成要素上に配置される標識の実世界またはシミュレートされた視覚的表現を含むことができる。各画像では、デッキ905、試薬リザーバ、およびカルーセルは、搬送デバイス941にアクセス可能な場所内に設置されたプロトコルを実行するための構成要素とともに、あるプロセスを開始するための準備完了状態に示されることができる。画像908Gはそれぞれ、記憶されたプロトコル908Fからの具体的プロトコルと関連付けられることができる。あるプロトコルのための単一画像が存在することができる、またはあるプロトコルのための複数の画像(例えば、異なる角度から、異なる照度レベルを伴う、またはいくつかの場所において容認可能実験器具代用物を含有する)が存在することができる。画像908Gは、JPEG、TIFF、GIF、BMP、PNG、および/または未加工画像ファイル、およびAVI、WMV、MOV、MP4、および/またはFL Vビデオファイルを含む、種々のタイプまたはフォーマットの画像ファイルとして記憶されることができる。
デッキ905は、異なる構成要素を多段化するために、複数の離散デッキ場所に細分割されることができる。離散場所は、任意の好適なサイズであってもよい。複数の場所を伴う、デッキ905の実施例は、図10に示される。図10におけるデッキ905は、L1-L16として付番された別個の面積およびサーマルサイクラ1008を示し、これは、別個のタイプの構成要素または構成要素のパッケージのための別個の場所として動作することができる。デッキ905は、所望に応じて、付加的場所またはより少ない場所を有することができる。これらの場所は、付番または命名され得るが、それらは、本システムの物理的実施形態内のデッキ905上で物理的に標識またはマークされる場合とそうではない場合がある。
画像908G等の画像は、適切な構成要素が、オペレータによって処理システム900の中にプログラムされるプロトコル908Fを完了するために、デッキ905、必要とされる場合、試薬容器および蓋、カルーセル、およびサーマルサイクラシステム907の中に装填されているかどうかと、それらの構成要素が、プロトコルによって要求される場合、プログラムされるプロトコルを実行するための正しい位置に位置するかどうかとを照合するために使用されることができる。本明細書に議論されるように、処理システム900は、その後、試薬リザーバ、例えば、試薬リザーバ100の中に装填される、液体のために、混合手技を実行し、サーマルサイクラシステム107を使用して、試薬リザーバの中に装填される液体に応じて、種々の異なる様式において、試薬リザーバを制御可能に加熱し、それによって、処理システム900内に含まれる、異なるタイプおよびサイズの試薬リザーバおよび異なる容量および構成のサーマルサイクラシステムを有する必要性を排除することができる。
図9は、図8のロボット液体ハンドラ200の実施例を備え得る、液体取扱システム1000の斜視図である。液体取扱システム1000は、筐体1002と、カルーセル1004と、反応容器103と、撮像デバイス1006と、サーマルサイクラシステム1008とを備えることができる。図9の構成要素は、必ずしも、例証目的のために、正確な縮尺で描かれていないことに留意されたい。筐体1002は、その中にカルーセル1004が位置付けられ得る、エンクロージャを形成する、複数の壁またはパネルを備えることができる。エンクロージャは、それにわたってユーザ1010のためのドアまたは他のアクセスポイントが、位置付けられ、カルーセル1004、撮像デバイス1006、およびサーマルサイクラシステム1008をエンクロージャ内にカプセル化し得る、開口部を有することができる。筐体1002は、加えて、プラットフォーム112を含むことができ、その上にデッキ905(図8)またはデッキ905(図10)等のデッキが、位置付けられることができる。デッキは、カルーセル1004および試薬リザーバ100のうちの1つまたはそれを上回るものを受容するためのスロットまたはソケットを含むことができる。実施例では、スロットまたはソケットは、カルーセル1004および試薬リザーバ100を撮像デバイス1006に対して所定または既知の位置に保持するように構成されることができる。プラットフォーム1012は、デッキを撮像デバイス1006に対して所定または既知の位置に保持することができる。筐体1002は、加えて、制御コンピュータ908(図8)のもの等のコントローラ1014を保持するための空間を備えることができる。コントローラ1014は、無線または有線通信リンク等を介して、ネットワーク1016と通信するように構成されることができる。
図8を参照して説明される、撮像デバイスを備え得る、撮像デバイス1006は、定常場所において、筐体1002内に位置することができる。1つまたはそれを上回る撮像デバイス1006は、筐体1002内の単一場所または複数の場所に向くように構成されることができる。同時に、搬送デバイス941または処理装置901(図8)のピペットは、筐体1002内に位置し、カルーセル1004の場所にアクセスすることができる。搬送デバイス1041は、加えて、試薬リザーバ100をサーマルサイクラシステム1008の中に移動させるように構成されることができる。カルーセル1004は、スピンまたは回転し、異なる場所をピペットおよび撮像デバイス1006に提示することができる。他の実施例では、撮像デバイス1006は、筐体1002内に搭載され、視認面積を筐体1002の内部の異なる部分にわたって移動させることができる。
コントローラ1014は、カルーセル1004および試薬リザーバ100の中に装填され、筐体1002内のデッキ上に装填される、構成要素のためのプロトコルを実行するように構成されることができる。コントローラ1014が、カルーセル1004および試薬リザーバ100の中に装填される、バイアルのセット上で、プロトコルに従って、ステップの1つまたはそれを上回るシーケンスを実施するために、コントローラ1014は、カルーセル1004および試薬リザーバ100内の各バイアルの場所、例えば、カルーセル1004および試薬リザーバ100内の各場所における各バイアルの含有量を把握すべきである。本明細書に議論されるように、コントローラ1014は、撮像デバイス1006を動作させ、カルーセル1004および試薬リザーバ100およびその中に装填される構成要素の画像を取得するように構成されることができる。特に、カルーセル1004は、材料のバイアルを装填されることができ、各バイアルは、各バイアルの含有量、各バイアルが属するバイアルのセット、バイアルのセットの製造業者、液体取扱システム1000がバイアルのセットを用いて実行するための1つまたはそれを上回るプロトコル等として、識別情報を提供する、標識を有することができる。バイアル標識の画像は、コントローラ1014によって読み取られ、標識に提示される情報を認識することができる。標識から読み取られた情報は、図8の媒体908B等のコンピュータ可読媒体内に記憶される、ネットワーク1016から取得される情報等の情報と比較されることができる。コンピュータ可読媒体内に記憶される情報は、試薬をカルーセル1004および試薬リザーバ100の中およびその間で移動させる等のために、搬送デバイス941が各バイアルと相互作用し得る、順序等、バイアルのセットと相互作用するためのステップの1つまたはそれを上回るシーケンスを含む、バイアルのセットのためのプロトコルを含むことができる。
反応容器103は、手動で、または搬送デバイス941によって自動的にのいずれかにおいて、サーマルサイクラシステム1008の中に移動されることができる。コントローラ1014は、サーマルサイクラシステム1008を動作させ、種々のプロトコルおよびプロトコルステップを実行または部分的に実行することができる。コントローラ1014は、サーマルサイクラシステム1008および搬送デバイス941を動作させ、サーマルサイクラシステム1008の中に装填される液体容器を加熱することができる。サーマルサイクラシステム1008は、複数の加熱ゾーンを備えることができ、反応容器は、それぞれ、加熱ゾーンと相互作用するための異なる壁厚を有し得る、複数の異なる形状の貯蔵体積を形成する、幾何学形状を有することができる。したがって、単一サーマルサイクラシステム1008および単一反応容器が、下記の実施例の節に説明されるもの等、付加的機器または反応容器の必要なく、加熱ゾーンおよび貯蔵体積の異なる組み合わせを使用して、バルク量の手技を実施するために使用されることができる。
図10は、図10の筐体1002のプラットフォーム1012上に装填するためのデッキ905の平面図である。デッキ905は、カルーセル1004を含む、種々の構成要素のための空間または場所を含むことができる。撮像デバイス1006は、撮像デバイスが、プラットフォーム1012の全てを網羅する、視野を生産し得るように、プラットフォーム1012に対して筐体1002内に搭載されることができる。しかしながら、種々の実施例では、視野は、プラットフォーム1012の一部のみを被覆するように構成されることができ、総網羅を達成するために、視野をプラットフォーム1012を横断して異なる場所に移動させ得る、複数の撮像デバイスが、使用されることができる、または連動式撮像デバイスが、使用されることができる。同様に、図8の搬送デバイス941等の搬送システムが、プラットフォーム1012の全体に到達するように構成されることもできる。
図10は、L1-L16として付番された場所およびサーマルサイクラシステム908等の他の構成要素を含む、デッキ905を示し、これは、別個のタイプの構成要素または構成要素のパッケージのための別個の場所として動作することができる。デッキ905の実施例は、所望に応じて、付加的場所またはより少ない場所を有することができる。これらの場所は、付番または命名され得るが、場所は、液体取扱システム1000の物理的実施形態内のデッキ905上で物理的に標識またはマークされる場合とそうではない場合がある。液体取扱システム1000の実施例では、場所のいくつかまたは全ては、あるプロトコルに従って、事前に定義されたタイプの構成要素によって占有されることができる。例えば、場所L1-L10は、ピペット先端ラック1018および1120(例えば、種々の体積のピペット先端)のための貯蔵場所を備えることができ、場所L11は、カルーセル1004を装填されることができる。場所L12は、反応容器、蓋、およびプラグのための低温試薬貯蔵面積を備えることができる。場所L13は、反応容器のための加温試薬貯蔵面積を備えることができる。場所L15は、試薬リザーバ100のための貯蔵面積を備えることができる。場所L14は、反応容器スタック貯蔵面積を備えることができる。場所L16は、瓶1124のための廃棄物貯蔵面積を備えることができる。場所L1-L16のうちのいくつかは、同一タイプの構成要素を含むことができる。構成要素は、試験管、マイクロウェルまたはマイクロタイタプレート、ピペット先端、プレート蓋、試薬リザーバ100、または任意の他の好適な実験器具構成要素を備えることができる。構成要素はまた、震盪器、混練器、ミキサ、温度インキュベータ、真空マニホールド、磁気プレート、サーマルサイクラ、遠心分離機、または同等物等の実験室機器のアイテムを備えることができる。実施例では、1つまたはそれを上回る場所は、物理的に、構造940(図8)、筐体1002(図9)、またはデッキ905(図10)の一部であることができる、またはプラットフォーム1012上に配置される別個の構成要素であることができる。場所L1-L16はそれぞれ、搬送デバイス941(図8)によってアクセスされることができる。例えば、場所L1-L16およびサーマルサイクラ1124は、構造940またはデッキ905と物理的に別個であることができる。
撮像デバイス1006は、例えば、場所L1-L16のそれぞれにおける1つまたはそれを上回る構成要素の存在、場所L11におけるカルーセル1004の存在、および場所L15における試薬リザーバ100の存在を認識するように構成されることができる。さらに、撮像デバイス1006は、情報を場所L1-L16のそれぞれに位置する1つまたはそれを上回る構成要素から読み取るように構成されることができる。構成要素、例えば、液体のバイアルは、所望の様式において、例えば、プロトコルに従って、カルーセル1004の中に装填されることができ、そこからまたは別の場所からの液体は、プロトコルに従って、サーマルサイクラシステム1008の中に装填するために、反応容器103のうちの1つの中に装填されることができる。撮像デバイス1006によって撮影されるカルーセル1004の画像は、情報をカルーセル1004の中に装填されるバイアルの標識から読み取るために使用されることができる。その後、サーマルサイクラシステム1008は、下記の実施例の節を参照して議論されるもの等の加熱方法を実行し、プロトコルに従って、サーマルサイクラシステム1008の中に装填される液体を加熱することができる。
本明細書で検討される他の方法は、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、
試薬リザーバの傾きが付けられた底部が、深側端および浅側端を形成するように、試薬リザーバを液体で充填するステップと、浅側端の近傍の第1の位置の中に延在する、第1のピペット先端と、深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、第2のピペット先端とを有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の部分を試薬リザーバから除去するステップと、
深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、単一ピペット先端、または深側端の中に延在する、単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルのピペット先端を有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第2の部分を試薬リザーバから除去するステップと、
を含む、方法を含む。マルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の部分を試薬リザーバから除去するステップは、液体が試薬リザーバの浅側端から空になる結果をもたらすことができる。液体の第1の部分を試薬リザーバから除去するステップはさらに、第2のピペットを用いて、第2の体積からの液体の吸引を繰り返すステップを含むことができる。深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、単一ピペット先端、または深側端の中に延在する、単一チャネルピペットのピペット先端を有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第2の部分を試薬リザーバから除去するステップは、第1の体積内の液体の全てを除去する結果をもたらすことができる。
本明細書で検討されるさらに他の方法は、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、
ロボット液体ハンドラの第1のピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、第1のピペットは、第1の先端および第2の先端を含む、いくつかの先端を有し、試薬リザーバは、リザーバの長さに沿って、傾きが付けられた底部を有し、傾きが付けられた底部は、試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、液体の第1の体積の吸引の間、第1の先端は、試薬リザーバの浅側端にわたって位置付けられ、別の先端は、試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ステップと、
ロボット液体ハンドラの第2のピペットを使用して、液体の第2の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、第2のピペットは、第1のピペットの先端の数未満の先端の数を有し、第2のピペットの先端は、第2の体積の吸引の間、試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ステップと、
を含む、方法を含む。本方法はさらに、粒子が、優先的にまたは実質的に、深側端内に沈降しないように、粒子を液体中に懸濁させるステップを含むことができる。
本明細書で検討される付加的方法は、ロボット液体ハンドラを使用して、バルク量貯蔵リザーバから液体を移送する方法であって、
深側端および浅側端を形成する、貯蔵リザーバの傾きが付けられた底部によって形成される、バルク量貯蔵リザーバの第1の体積が、充填され、
深側端および浅側端におけるバルク量貯蔵容器の第1および第2の端壁によって上方で形成される、第1の体積の上方におけるバルク量貯蔵容器の第2の体積が、少なくとも部分的に充填された状態になる、
ように、液体をバルク量貯蔵リザーバに添加するステップと、
マルチチャネルピペットを使用して、第2の体積を空にするステップと、
単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、第1の体積を空にするステップと、
を含む、方法を含む。マルチチャネルピペットは、第1の体積の上方の第1の端壁と第2の端壁との間に延在することができ、単一チャネルピペットは、深側端を横断して延在する。
本書では、用語「a」、「an」、または「the」は、文脈によって別様に明確に決定付けられない限り、1つまたは1つを上回るものを含むために使用される。用語「または」は、別様に示されない限り、非排他的「または」を指すために使用される。加えて、本明細書で採用される語法または専門用語は、別様に定義されない限り、説明の目的のためのみのものであって、限定ではないことを理解されたい。見出しの任意の使用は、文書の読解を補助するように意図され、限定として解釈されるべきではない。さらに、見出しに関する情報は、その特定の節の範囲内または範囲外で生じ得る。さらに、本書で参照される、全ての刊行物、特許、および特許文書は、参照することによって個々に組み込まれる場合と同様に、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる。本書と参照することによってそのように組み込まれるそれらの文書との間の使用が矛盾する場合、組み込まれる参照における使用は、本書のものの補助と見なされるべきであって、対立する非一貫性に関しては、本書における使用が優先される。
本明細書に説明される方法では、ステップは、時間的または動作シーケンスが明示的に列挙されるときを除き、本発明の原理から逸脱することなく、任意の順序において行われることができる。さらに、規定されたステップは、請求項の明示的文言が、それらが別個に行われることを記載しない限り、並行して行われることができる。例えば、Xを行う請求されるステップおよびYを行う請求されるステップは、単一動作において同時に行われることができ、結果として生じるプロセスは、請求されるプロセスの文字通りの範囲内に該当するであろう。
当業者は、本明細書に説明される実施形態の多くの修正が、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、可能性として考えられることを理解するであろう。したがって、説明は、与えられる実施例に限定されることを意図するものではなく、そのように解釈されるべきでもなく、添付の請求項およびその均等物によって与えられる保護の完全範疇を付与されるべきである。加えて、他の特徴の対応する使用を伴わずに、本開示の特徴のうちのいくつかを使用することも可能である。故に、例証的実施形態の前述の説明は、本開示の原理を例証する目的のために提供され、その限定ではなく、その修正およびその置換を含むことができる。
(実施例)
本発明は、例証としてもたらされる、以下の実施例を参照することによって、より深く理解されることができる。本発明は、本明細書に与えられる実施例に限定されない。
本明細書に説明されるバルク量試薬リザーバは、本明細書に説明されるシステムが、速度およびスループットを増加させるように、サンプルを処理することを可能にしながら、死体積/廃棄物を減少させる。バルク量試薬リザーバは、1つの先端によってアクセスされる場合、50μL、8つの先端をするとき、約500μLの死体積を有し得る。リザーバの底部部分における水平から3%勾配は、適液工程にわたって、リザーバの底における最下点に貯留する、リザーバ内の体積を減少させることを可能にすることができる。方法の開始時、リザーバは、適液を完了するために必要とされる試薬の推定された体積で充填されることができる。試薬が、バルク量リザーバから分取され、体積が、減少するにつれて、適液は、リザーバ内の液体の残量を追跡することができる。自動化が、次のピペット採取作用が計算された残りの体積を500μLを下回らせるであろう、点に到達すると、本明細書に説明されるシステムは、8つの先端の使用から1つの先端の使用に切り替えることができる。これは、リザーバを使用するために適液によって要求される死体積を低減させ、自動化がサンプルを効率的に処理することを可能にする。
ユーザが、24個のサンプルを工程にかけることを所望し、60μLのサンプルのAmPureXPビーズを使用することを計画する場合、工程のために要求される体積は、死体積がないと仮定して、合計1,440μLであろう。死体積は、ピペットが以下のように稼働するようにプログラムするとき、バルク量リザーバ内で50μLであると推定される。
・ 過程1-8つの先端毎に60μL、除去される総体積は、480μLとなるであろう。残りの体積は、610μL(1,490μL総体積)となるであろう。
・ 過程2-8つの先端毎に60μL、移動される総体積は、480μLとなるであろう。残りの体積は、690μLとなるであろう。
・ 過程3-60μLが、最終移送のために、8つの先端毎に所望される。しかしながら、その総吸引は、バルク量試薬リザーバ内の追跡された体積を500μL閾値を下回る計算された体積まで減少させるであろう。したがって、過程3から開始して、本明細書に説明されるシステムは、残りの8つの先端に対し、ピペット採取を一度に1つの先端に自動的に切り替えるようにプログラムされることができる(過程3-10)。
本明細書に説明される試薬リザーバを利用することによって、バルク量試薬のために必要とされる死体積は、約450μL低減されることができる。これは、特に、自動化されたシステムのためにパッケージ化されていない、適液キットで現れる、試薬を用いる場合、重要である。低体積過剰量は、適液を自動化するとき、問題である。本明細書に説明される試薬リザーバは、システムが、工程のコストを低減させることを可能にするであろう。標準的コストを使用すると、上記に説明される試薬は、ユーザに$2.40/mL負担させるであろう。説明される試薬リザーバは、24サンプル工程あたりコストを$4.66から$3.46まで低減させるであろう。
上記から分取されるビーズを洗浄するために、ユーザは、50μLの80%エタノールを利用するであろう。必要とされる総体積は、50×24となるであろう。工程のための総体積は、死体積がないと仮定して、合計1,200となるであろう。死体積は、以下のようにプログラムされるとき、バルク量リザーバ内で50μLと推定される。
・ 過程1-8つの先端毎に50μL、除去される総体積は、400μLとなるであろう。残りの体積は、850μL(1250μL総体積)となるであろう。
・ 過程2-50μLが、最終移送のために、8つの先端毎に所望される。しかしながら、その総吸引は、バルク量試薬リザーバ内の追跡される体積を500μL閾値を下回る計算された体積まで減少させるであろう。したがって、過程2から開始して、本明細書に説明されるシステムは、残りの8つの先端に対し、ピペット採取を一度に1つの先端に自動的に切り替えるようにプログラムされることができる(過程2-17)。
本システムは、この場合では、選択肢が速度を最適化するためのものである場合、より大きい死入力のためにプログラムされ得る。これは、死体積およびピペット採取されている試薬のコストより速度を優先する所望に依存するであろう。バルク量試薬リザーバ設計は、必要とされる体積における低減を可能にする。上記の場合では、懸念されるものは、コストではない。しかしながら、エタノールは、可燃性である。バルク量試薬リザーバを使用することは、我々のピペット採取システム上で展開される、有害な化学物質の体積を減少させるであろう。これはまた、自動化プラットフォームによって作成される危険廃棄物の量を低減させるであろう。
本実施例は、以下の24DNA専用ワークフローを利用する、Illumina TruSight Oncology 500(文書番号1000000067621v02)を使用する。
SPB(サンプル調製ビーズ)が、ライブラリ作成および富化のための2日間プロトコルにおいて、2日1回、バルク量試薬リザーバにおいて使用されるであろう。
第1日目のライブラリ生成:標準的プロトコルは、連結反応を清浄するために、112μLビーズの各ウェルへの添加を要求する。本明細書に説明されるシステムは、多先端ピペットを使用して、ビーズが溶液中に完全に懸濁されるまで、ビーズ混合物の吸引および分注によって、ビーズ溶液を混合することができる。吸引および分注の速度は、ビーズをバルク量リザーバの底部から押し上げるであろう。実験室内で試験されるとき、ビーズは、3%勾配を維持する場合、リザーバの傾きを辿って「摺動」しない。AMPureXLビーズは、それほど迅速に溶液から溢れない。移送群あたり1回の混合のみが、必要とされるであろう。
バルク量リザーバのために必要とされる総体積は、112μL/サンプル+50μL死体積であって、リザーバ内の総体積は、2,738μLである。
・ AMPureXLビーズを8つの先端を使用して混合し、260μL/先端8回が再懸濁される。
・ 過程1-8つの先端を使用して、112μLを第1の8サンプルに移送する(リザーバ内の残りの体積は、892μLとなるであろう)
・ 過程2-8つの先端を使用して、112μLをサンプル9-16に移送する(残りの体積は、945μLとなるであろう)
・ 過程3-10-リザーバ内で追跡される体積が一度に8つの先端を使用するために要求される500μL体積を下回って降下するであろうため、一度に1つの先端を使用して、112μLを残りの8つのサンプルのそれぞれに移送する。
第2日目(Illumina説明書ページ29):標準的プロトコルは、増幅された富化ライブラリを清浄するために、110μLビーズの各ウェルへの添加を要求する。NGeniuSシステムは、多先端ピペットを使用して、ビーズが溶液中に完全に懸濁されるまで、ビーズ混合物の吸引および分注によって、ビーズ溶液を混合するであろう。AMPureXLビーズは、それほど迅速に溶液から溢れない。移送群あたり1回の混合のみが、必要とされるであろう。
バルク量リザーバのために必要とされる総体積は、110μL/サンプル+死体積であって、リザーバ内の総体積は、2,690μLである。
・ 8つの先端を使用して、AMPureXLビーズを混合し、260μL/先端8回を再懸濁させる。
・ 過程1-8つの先端を使用して、110μLを第1の8サンプルに移送する(リザーバ内の残りの体積は、1,810μLとなるであろう)
・ 過程2-8つの先端を使用して、110μLをサンプル9-16移送する(残りの体積は、930μLとなるであろう)
・ 過程3-10-リザーバ内で追跡される体積が一度に8つの先端を使用するために要求される500μL体積を下回って降下するであろうため、一度に1つの先端を使用して、110μLを残りの8つのサンプルのそれぞれに移送する。
本実施例に説明される手技はまた、Illuminaキット(RSB-再懸濁液緩衝剤、80%EtOH-エタノール、EEW増強富化洗浄剤、LNA1-ライブラリ正規化添加剤(ホルムアミドを含有する)、および他の磁気ビーズ溶液(LNB1-ライブラリ正規化ビーズおよびSMB-ストレプトアビジン磁気ビーズ)内の非磁気試薬のために使用されることができる。
上記に列挙されたLNA1試薬は、ガスを放出し、吸入される場合、危険である。体積を本システム上での使用のために可能な限り低量に保つことが賢明である。
ビーズ(例えば、AMPureXPおよびストレプトアビジンビーズ)が、それらが、試薬リザーバに添加され、沈降させられるとき、試薬リザーバのより深い端部に蓄積するかどうかを決定する実験が、行われた。そのために、2つの別個の試薬リザーバが、調製され、1mLのAMPureXPが1つの区分に添加され、2mLのAMPureXPが第2の区分に添加された。沈降前に、底側の写真が撮影された。試薬リザーバが、接着剤シールで被覆され、夜間にわたって、沈降させられた。翌朝、シールが、除去された。写真(本明細書に含まれない)は、夜間にわたって沈降させられたとき、試薬リザーバの深側端に向かった任意の顕著な沈降で現れないことを示した。
本実験は、ビーズ(例えば、AMPureXPおよびストレプトアビジンビーズ)を試薬リザーバ内に再懸濁させることが困難である程度を調査するために意図された。そのために、10mLのAMPureXPが、試薬リザーバの片側に添加され、ビーズは、夜間にわたって沈降させられた。翌朝、マルチチャネルピペット、具体的には、Beckman Coulter(Brea, CA)から利用可能なi5 Span-8が、沈降したビーズを再懸濁させるために使用された。3~4回の混合後、ビーズは、完全に再懸濁されて現れた。
実施例5からのAMPureXP懸濁液は、試薬リザーバから完全に除去され、400μLが、リザーバに戻された。修正されたピペット採取テンプレートを利用して、400μL懸濁液から8つの15μLのAMPureXPが、PCRプレートの8つのウェルに添加され、400μLのうち120μLを試薬リザーバから除去した。ピペット採取は、全ての8つのサンプルに関して成功した。
本実験は、複数の先端(例えば、i5 Span-8ピペットから)を使用して、ビーズを再懸濁させる能力に及ぼされる、角度θ(図1参照)の影響を調べるために行われた。そのために、2mLのAMPureXPが、一連の6つの試薬リザーバに添加され、リザーバは、シールされ、蒸発を防止した。ビーズは、夜間にわたって沈降させられた。リザーバのうちの3つが、3°の角度θを有し、3つが、8°の角度θを有した。予期されるように、ビーズによって画定された三角形は、傾きが増加するにつれて、図11に示されるようになった。結果として、ビーズ沈降の面積は、θが増加するにつれて、より小さくなった。低減された面積は、1つを上回る先端がビーズ再懸濁液のために使用されることを可能にしない。いくつかの事例では、したがって、3~4°の傾きは、7~8°の傾きより良好であり得る。
本開示の選択実施形態は、限定ではないが、以下を含む。
実施形態1は、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、
ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、試薬リザーバは、試薬リザーバの長さに沿って傾きが付けられた底部を有し、傾きが付けられた底部は、試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、浅側端は、試薬リザーバの第1の側壁の近位にあって、深側端は、第1の側壁に対向する、試薬リザーバの第2の側壁の近位にある、ステップと、
ロボット液体ハンドラの単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、液体の第2の体積を試薬リザーバの深側端から外に吸引するステップと、
を含み、深側端から外への第2の体積の吸引は、試薬リザーバの浅側端内の液体の枯渇をもたらす、方法に関する。
実施形態2は、単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルが、試薬リザーバの最深部分に位置付けられ、最深部分が、試薬リザーバの第2の側壁の近位にある、実施形態1に記載の方法に関する。
実施形態3は、試薬リザーバが、第1の側壁から第2の側壁までの試薬リザーバの幅に沿って減少する断面を有する、実施形態1-2に記載の方法に関する。
実施形態4は、ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップが、第1の側壁から第2の側壁までの試薬リザーバの幅に沿って、マルチチャネルピペットを使用して、第1の体積を吸引するステップを含む、実施形態3に記載の方法に関する。
実施形態5は、試薬リザーバが、複数のチャンバを有し、それぞれ、傾きが付けられた底部を伴う、実施形態1-4に記載の方法に関する。
実施形態6は、複数のチャンバが、リザーバの長さに沿って延設される壁を分割することによって形成される、実施形態5に記載の方法に関する。
実施形態7は、粒子を液体中に堆積するステップと、粒子を液体中に懸濁された状態にさせるステップとをさらに含み、粒子が、傾きが付けられた底部に沿って均一に沈降する、実施形態1-6に記載の方法に関する。
実施形態8は、タブと液体ハンドラ上のスロットを整合させ、試薬リザーバをロボット液体ハンドラのデッキ上に位置付けるステップをさらに含む、実施形態1-7に記載の方法に関する。
実施形態9は、試薬リザーバのタブとロボット液体ハンドラのデッキを係合させ、浅側端を深側端の上方に上昇させ、第1の側壁および第2の側壁をデッキ上に垂直に立設させるステップをさらに含む、実施形態1-8に記載の方法に関する。
実施形態10は、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、
試薬リザーバの傾きが付けられた底部が、深側端および浅側端を形成するように、試薬リザーバを液体で充填するステップと、
浅側端の近傍の第1の位置の中に延在する、第1のピペット先端と、深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、第2のピペット先端とを有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の部分を試薬リザーバから除去するステップと、深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、単一ピペット先端、または深側端の中に延在する、単一チャネルピペットのピペット先端を有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第2の部分を試薬リザーバから除去するステップと、
を含む、方法に関する。
実施形態11は、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の部分を試薬リザーバから除去するステップが、液体が試薬リザーバの浅側端から空になる結果をもたらし得る、実施形態10に記載の方法に関する。
実施形態12は、液体の第1の部分を試薬リザーバから除去するステップがさらに、第2のピペットを用いて、第2の体積からの液体の吸引を繰り返すステップを含み得る、実施形態10に記載の方法に関する。
実施形態13は、深側端の近傍の第2の位置の中に延在する、単一ピペット先端、または深側端の中に延在する、単一チャネルピペットのピペット先端を有する、マルチチャネルピペットを使用して、液体の第2の部分を試薬リザーバから除去するステップが、第1の体積内の液体の全てを除去する結果をもたらし得る、実施形態10に記載の方法に関する。
実施形態14は、ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、
ロボット液体ハンドラの第1のピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、第1のピペットは、第1の先端および第2の先端を含む、いくつかの先端を有し、試薬リザーバは、リザーバの長さに沿って、傾きが付けられた底部を有し、傾きが付けられた底部は、試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、液体の第1の体積の吸引の間、第1の先端は、試薬リザーバの浅側端にわたって位置付けられ、別の先端は、試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ステップと、
ロボット液体ハンドラの第2のピペットを使用して、液体の第2の体積を試薬リザーバから外に吸引するステップであって、第2のピペットは、第1のピペットの先端の数未満の先端の数を有し、第2のピペットの先端は、第2の体積の吸引の間、試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ステップと、
を含む、方法に関する。
実施形態15は、粒子が深側端内に優先的に沈降しないように、粒子を液体中に懸濁させるステップをさらに含む、実施形態14に記載の方法に関する。
実施形態16は、ロボット液体ハンドラを使用して、バルク量貯蔵容器から液体を移送する方法であって、
深側端および浅側端を形成する、貯蔵リザーバの傾きが付けられた底部によって形成される、バルク量貯蔵リザーバの第1の体積が、充填され、
深側端および浅側端におけるバルク量貯蔵容器の第1および第2の端壁によって上方で形成される、第1の体積の上方におけるバルク量貯蔵容器の第2の体積が、少なくとも部分的に充填された状態になる、
ように、液体をバルク量貯蔵リザーバに添加するステップと、
マルチチャネルピペットを使用して、第2の体積を空にするステップと、
単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、第1の体積を空にするステップと、
を含む、方法に関する。
実施形態17は、
マルチチャネルピペットが、第1の体積の上方で第1の端壁と第2の端壁との間に延在し、
単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルが、深側端を横断して延在する、
実施形態16に記載の方法に関する。

Claims (15)

  1. ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、前記方法は、
    前記ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引することであって、前記試薬リザーバは、前記試薬リザーバの長さに沿って傾きが付けられた底部を有し、前記傾きが付けられた底部は、前記試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、前記浅側端は、前記試薬リザーバの第1の側壁の近位にあり、前記深側端は、前記第1の側壁に対向する前記試薬リザーバの第2の側壁の近位にある、ことと、
    前記ロボット液体ハンドラの単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、液体の第2の体積を前記試薬リザーバの深側端から外に吸引することと
    を含み、
    前記深側端から外への前記第2の体積の吸引は、前記試薬リザーバの浅側端内の液体の枯渇をもたらす、方法。
  2. 前記単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルは、試薬リザーバの最深部分に位置付けられ、前記最深部分は、前記試薬リザーバの第2の側壁の近位にある、請求項1に記載の方法。
  3. 前記試薬リザーバは、前記第1の側壁から前記第2の側壁までの前記試薬リザーバの幅に沿って減少する断面を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ロボット液体ハンドラのマルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第1の体積を前記試薬リザーバから外に吸引することは、前記第1の側壁から前記第2の側壁までの前記試薬リザーバの幅に沿って、前記マルチチャネルピペットを使用して、前記第1の体積を吸引することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記試薬リザーバは、複数のチャンバを有し、それぞれが傾きが付けられた底部を伴う、請求項1に記載の方法。
  6. 複数のチャンバは、前記試薬リザーバの長さに沿って延設される壁を分割することによって形成される、請求項5に記載の方法。
  7. 粒子を前記液体中に堆積することと、
    前記粒子を前記液体中に懸濁された状態にさせることと
    をさらに含み、
    前記粒子は、前記傾きが付けられた底部に沿って均一に沈降する、請求項1に記載の方法。
  8. タブと前記液体ハンドラ上のスロットを整合させ、前記試薬リザーバを前記ロボット液体ハンドラのデッキ上に位置付けることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記試薬リザーバのタブと前記ロボット液体ハンドラのデッキを係合させ、前記浅側端を前記深側端の上方に上昇させ、前記第1の側壁および前記第2の側壁を前記デッキ上に垂直に立設させること
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、前記方法は、
    試薬リザーバの傾きが付けられた底部が、深側端および浅側端を形成するように、試薬リザーバを液体で充填することと、
    前記浅側端の近傍の第1の位置の中に延在する第1のピペット先端と、前記深側端の近傍の第2の位置の中に延在する第2のピペット先端とを有するマルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第1の部分を前記試薬リザーバから除去することと、
    前記深側端の近傍の第2の位置の中に延在する単一ピペット先端、または前記深側端の中に延在する単一チャネルピペットのピペット先端を有するマルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第2の部分を前記試薬リザーバから除去することと
    を含む、方法。
  11. 前記マルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第1の部分を前記試薬リザーバから除去することは、前記液体が前記試薬リザーバの浅側端から空になる結果をもたらし得る、請求項10に記載の方法。
  12. 前記液体の第1の部分を前記試薬リザーバから除去することはさらに、前記単一ピペット先端または前記単一チャネルピペットの前記ピペット先端を有する前記マルチチャネルピペットを用いて、前記液体の第2の部分からの液体の吸引を繰り返すことを含み得る、請求項10に記載の方法。
  13. 前記深側端の近傍の第2の位置の中に延在する単一ピペット先端、または前記深側端の中に延在する単一チャネルピペットのピペット先端を有する前記マルチチャネルピペットを使用して、前記液体の第2の部分を前記試薬リザーバから除去することは、前記液体の第1の部分内の前記液体の全てを除去する結果をもたらし得る、請求項10に記載の方法。
  14. ロボット液体ハンドラを使用して液体を移送する方法であって、前記方法は、
    前記ロボット液体ハンドラの第1のピペットを使用して、液体の第1の体積を試薬リザーバから外に吸引することであって、前記第1のピペットは、第1の先端および第2の先端を含むいくつかの先端を有し、前記試薬リザーバは、前記試薬リザーバの長さに沿って、傾きが付けられた底部を有し、前記傾きが付けられた底部は、前記試薬リザーバの浅側端および深側端を画定し、前記液体の第1の体積の吸引の間、前記第1の先端は、前記試薬リザーバの浅側端にわたって位置付けられ、別の先端は、前記試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ことと、
    前記ロボット液体ハンドラの第2のピペットを使用して、液体の第2の体積を前記試薬リザーバから外に吸引することであって、前記第2のピペットは、前記第1のピペットの先端の数未満の先端の数を有し、前記第2のピペットの先端は、前記第2の体積の吸引の間、前記試薬リザーバの深側端にわたって位置付けられる、ことと
    を含む、方法。
  15. ロボット液体ハンドラを使用して、バルク量貯蔵容器から液体を移送する方法であって、前記方法は、
    深側端および浅側端を形成する貯蔵リザーバの傾きが付けられた底部によって形成されるバルク量貯蔵リザーバの第1の体積が、充填され、
    前記深側端および浅側端における前記バルク量貯蔵容器の第1および第2の端壁によって上方で形成される前記第1の体積の上方における前記バルク量貯蔵容器の第2の体積が、少なくとも部分的に充填された状態になる
    ように、液体を前記バルク量貯蔵リザーバに添加することと、
    マルチチャネルピペットを使用して、前記第2の体積を空にすることと、
    単一チャネルピペットまたはマルチチャネルピペットの単一チャネルを使用して、前記第1の体積を空にすることと
    を含む、方法。
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