JP7382754B2 - 配策材の結束構造 - Google Patents

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Description

本発明は配策材の結束構造に関する。
車両には、信号線や電源線を有した配線群からなるワイヤーハーネスを結束状態で車体に保持するために、特許文献1のクランプのように、車体側に組み付けるための係合部を一体に有した係合部材が使用されている。
こうした係合部材は、ベルトやテープ等によってワイヤーハーネスと共に結束保持されることにより、ワイヤーハーネスに対し一体となる形で取り付けられる。そして、ワイヤーハーネスと一体となった係合部材は、係合部が車体側の固定孔に挿入されて車体側に組み付けられる。こうした係合部材は、ワイヤーハーネスに対しその長手方向の各所定位置に取り付けられ、それぞれが車体側に設けられた対応する位置の固定孔に挿入されて組み付く。
特開2007-282352号公報
ところで、近年では、信号線をなすワイヤーハーネスと、電源線をなす平型配策材とをそれぞれ別に用意して車体に配策されることがある。しかしながら、平型配策材が用いられる場合、従来の係合部材には次のような問題がある。
即ち、従来の係合部材は、可撓性を有するワイヤーハーネスに対して取り付けられるため、係合部と車体側の固定孔との間に多少の位置ずれがあったとしても、ワイヤーハーネスを撓ませることによってそのずれを吸収できるから、係合部を車体側の固定孔に確実に挿入させることが可能であった。ところが、剛性の高い平型配策材が採用されると、撓ませることによる位置ずれの吸収はできない。その結果、平型配策材を含む配策材に対し係合部材を取り付ける際に、係合部を車体側の固定孔に確実に挿入できるよう、その取り付け位置をシビアに管理する必要が生じ、平型配策材を含む配策材に対し係合部材を取り付ける作業の効率が大きく落ちる可能性がある。
本発明の課題は、長手状の配策材を係合部材に取り付けて車体側に配策するにあたって、係合部材の係合部を車体側の固定孔に確実に挿入でき、かつそうした配策材に対し係合部材を取り付ける際の作業性の低下が生じにくくなるような、配策材の結束構造をより簡易な形で実現することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するための配策材の結束構造は、
長手状の配策材と、
前記配策材を結束する結束部材と、
車体側の固定孔挿入して組み付けるための係合部を有した可動本体部と、前記配策材を取り付けるための部位をなす取付部と、を有した係合部材と、
を備え、前記可動本体部と前記取付部とが、少なくとも固化されたときに互いが一体化されない樹脂材料を用いた二色成形又はインサート成形により成形され、互いが前記配策材の長手方向の第一側とその逆の第二側の両側に摺動可能で、かつ互いに分離不能な形状をなし、
車体側の前記固定孔と前記係合部との間の前記長手方向の位置ずれを、前記可動本体部と前記取付部との摺動によって吸収することを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、係合部材は、二色成形又はインサート成形等によって、係合部を有した可動本体部と、配策材を取り付けるための取付部が別体で、かつ互いに摺動可能となるよう成形できる。摺動可能となることで、車体側の固定孔と、係合部材の係合部との間に配策材の長手方向の位置ずれがあっても、そのずれを可動本体部と取付部との摺動によって吸収することができるから、確実な挿入が可能となり、配策材に対し係合部材を取り付ける際の作業性の低下も生じない。また、可動本体部と取付部とが組み付けされるような構造に比べると、双方の分離も生じにくいし、互いを係合させる部位も必要無いためシンプルな形状にすることができる。また、二色成形の場合は双方を同時に成形できるから、簡単に製造することができる。なお、こうした効果は、配策材として平型配策材を使用した場合に限らず、ワイヤーハーネスなどの可撓性配策材のみを使用した場合においても生じる。
上記本発明における前記取付部は、前記配策材を結束する結束部と、前記配策材と共に前記結束部に結束保持される被結束部と、を有し、前記長手方向に直線状に延び出して前記配策材と共に前記結束部材に結束保持される被結束部であり、前記可動本体部は、前記被結束部を前記長手方向に摺動可能に把持する摺動部を有するように形成できる。この構成によれば、係合部材を介して配策材を車体側に容易に取り付けることができる。なお、結束部は、可動本体部、係合部、被結束部とは別体に用意された結束部材であってもよい。
本発明の実施例をなす配策材の結束構造とともに、係合部材の組み付け構造を示した断面図。 図1の係合部材を示した斜視図。 図2の中央断面図。 図1のIV-IV断面での説明図。 係合部材が挿入固定される車体側の固定孔を示した側面図。 車体側の固定孔に図1の係合部材の係合部が挿入される前後の状態を示した正面図。 図6の側面図。
以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
本実施例では、図1に示すように、第一の配策材をなす可撓性配策材2と、第二の配策材をなし、可撓性配策材2よりも高剛性で平板状の平型配策材3と、配策材2、3を結束ないし拘束する結束部材5R、5Lと車体100側に組み付けるための係合部40と配策材2、3を取り付けるための被結束部41RLとを有した係合部材4と、を備えた配策材の結束構造1が形成される。
可撓性配策材2は、長手状に延出する複数の配線が束をなした可撓性を有する部材である。ここでの可撓性配策材2は、信号線を形成するワイヤーハーネスである。なお、本発明の可撓性配策材2は、ワイヤーハーネスに限るものではない。
平型配策材3は、平板状をなして長手状に延出し、可撓性配策材2よりも高剛性かつ低撓性を有する部材である。ここでの平型配策材3は、電源線を形成する金属製のバスバーである。平型配策材3は、外周面を形成する四面がそれぞれ平型配策材3自身の長手方向に延びる平面として形成されている。なお、本発明の平型配策材3は、フラット電線をなすFFC(Flexible Flat Cable)やFPC(Flexible Printed Circuit)でもよく、バスバーに限るものではない。
係合部材4は、図1及び図2に示すように、車体100側に組み付けるための係合部40が設けられた可動本体部400と、配策材2、3を取り付けるための取付部としての被結束部41RLを有する。
係合部40は、車体100側に設けられた固定部101の所定の固定孔101H(図5参照)に挿入されることにより、その固定孔101Hに対し、抜け止め状態となるよう係合して組み付くアンカー部である。ここでの係合部40は、図6及び図7に示すように、固定孔101Hに挿入される柱部40Bと、柱部40Bと共に固定孔101Hに挿入され、挿入した先で固定孔101Hの周辺部101Rに対し抜け止め状態となるよう係合する弾性係止片40Aと、その抜け止め状態において固定孔101Hの周辺部101Rを弾性係止片40Aとの間で挟み込む当接部40Cと、を有する。
弾性係止片40Aは、柱部40Bの先端側(図6及び図7の柱部40Bの上側)からその基端側(図6及び図7の柱部40Bの下側)に向かうほど柱部40Bから離れる側に拡がる形状をなし、その基端側が柱部40Bに接近する弾性変形が可能とされている。弾性係止片40Aは、固定孔101Hに対し所定の挿入方向Zに向けて挿入されると、固定孔101Hの周辺部101Rによって孔内向き(図6の矢印R側)に押し込まれ、柱部40Bに接近する弾性変形が生じるが、所定位置まで挿入されると、固定孔101Hの周辺部101Rに対し挿入方向Zの奥側(図6及び図7上側)から係止し、挿入方向Zの逆向きへの抜けが阻止された抜け止め状態となる。
当接部40Cは、柱部40Bの基端側から挿入方向Zに向けて皿状に広がる形状をなしており、固定孔101Hの周辺部101Rに対し環状をなして当接する。当接部40Cは、その抜け止め状態において、固定孔101Hの周辺部101Rに対し挿入方向Zの手前側(図6及び図7下側)から当接し、弾性係止片40Aとの間で当該周辺部101Rを挟み込む。これにより、係合部40は、固定孔101Hに対し抜け止め状態となって組み付く。また、当接部40Cは、固定孔101Hの挿入方向Zの奥側(図6及び図7上側)から手前側(図6及び図7下側)へと固定孔101Hを通って進入する異物(埃等)を防ぐ役割も果たしている。
可動本体部400は、被結束部41RLに対し配策材2、3の長手方向に相対移動可能(ここでは摺動可能)な状態で車体100側に組み付けられる。可動本体部400と被結束部41RLは、二色成形又はインサート成形により固化されたときに互いが接着されていないよう成形される。ここでの可動本体部400と被結束部41RLは、固化されたときに互いが一体化されない樹脂材料を用いて二色成形されたものであり、互いに長手方向Xに摺動可能で、かつ互いに分離不能な形状に成形されている。可動本体部400と被結束部41RLは、二色成形されてそれぞれの樹脂材料が冷却固化されるにあたり、双方の樹脂材料が収縮し、摺動部41Gと被結束部41RLとの間にはわずかな隙間が形成され、この隙間により互いの相対移動が可能になる。
被結束部41RL(取付部)は、結束部材5R、5Lにより配策材2、3に添設される。ここでの被結束部41RLは、配策材2、3の長手方向Xに延び出す長手状の形状をなし、結束部材5R、5Lによって配策材2、3と共に結束ないし拘束されている。被結束部41RLは、配策材2、3の長手方向Xの所定範囲X5(図1参照)にわたり断面(図3参照)が一定の領域を有している。一方、可動本体部400は、被結束部41RLのその断面一定領域を嵌入させて配策材2、3の長手方向Xに摺動可能に保持する摺動部41Gを有する。ここでの摺動部41Gは、結束部材5R、5Lによって配策材2、3と共に結束される被結束部41RLを、配策材2、3の長手方向Xに摺動可能に把持する把持部であり、係合部40と一体的に形成される。
ここでの被結束部41RLは、配策材2、3の長手方向Xに板状に延出し、その長手方向Xの第一側で該長手方向Xに直交する側に突出する第一側突出部41RUと、その逆側の第二側で、第一側突出部41RUとの間に摺動部41Gを挟んだ位置に該長手方向Xに直交する側に突出する第二側突出部41LUと、を有する。係合部材4は、摺動部41Gが長手方向Xの第一側で第一側突出部41RUと接触して移動規制される第一側規制位置x9から、摺動部41Gが長手方向Xの第二側で第二側突出部41LUと接触して移動規制される第二側規制位置x10までの間を摺動可能範囲X5とされている。
可動本体部400は、係合部40と摺動部41Gとを一体に有する。そして、可動本体部400と被結束部41RLとは、互いに摺動可能となる形で別体をなしている。第一側突出部41RU及び第二側突出部41LUは、被結束部41RLからの可動本体部400の分離・脱落を阻止する分離防止部としても機能している。
結束部材5R(第一側結束部材)は、図1に示すように、可動本体部400(具体的には摺動部41G)に対し上記長手方向Xの第一側(XR側)で、平型配策材3と可撓性配策材2と共に被結束部41RLを結束する。他方、結束部材5L(第二側結束部材)は、第一側とは逆の長手方向Xの第二側(XL側)で、平型配策材3と可撓性配策材2と共に被結束部41RLを結束する。摺動部41Gは、それら第一側結束部材5Rと第二側結束部材5Lとに挟まれて位置する。
ここでの結束部材5R、5Lは、可撓性を有した長手状の部材で、係合部材4の他の部位とは別体に設けられており、図4に示すように、結束対象と対面する側の面(結束対象を取り巻いたときの内周面)が接着面5bをなすテープ部材である。結束部材5R、5Lは、取り巻いた結束対象との接触部分に対し接着するとともに、自身の両端部が重なる形で互いに接着することにより結束状態となる。
結束部材5R、5Lの結束対象には、平型配策材3と可撓性配策材2と共に、係合部材4の対応する被結束部41RLが含まれている。このため、結束部材5R、5Lは、平型配策材3と可撓性配策材2と共に被結束部41RLを結束し、上記の結束状態となることにより、平型配策材3と可撓性配策材2とが係合部材4に取り付けられて保持された結束保持状態となる。
摺動部41Gは、結束部材5R、5Lに挟まれて位置する。結束部材5R、5Lは、摺動部41Gの被結束部41RLに対する摺動に関与しないよう、それぞれが第一側突出部41RU、第二側突出部41LUよりも長手方向Xの外側で配策材2、3と被結束部41RLを結束している。
被結束部41RLは、図1及び図2に示すように、配策材2、3の長手方向Xに延出し、その長手方向Xの第一側端部において配策材2、3とは逆側に突出する外側凸部41RSと、その逆側の長手方向Xの第二側端部において配策材2、3とは逆側に突出する第二側突出部41LUとの間に摺動部41Gを挟んだ位置に該長手方向Xに直交する側に突出する外側凸部41LSと、を有する。それら外側凸部41RS、41LSは、第一側結束部材5R及び第二側結束部材5Lが長手方向Xの外側に抜けて脱落することを防ぐ脱落阻止部としての役割を果たしている。
また、係合部40は、可撓性配策材2と平型配策材3とが結束部材5R、5Lによって被結束部41RLと共に結束保持された結束保持状態において、係合部材4の可撓性配策材2側ではなく平型配策材3側(図4の破線Qよりも上側の領域)から突出して形成されている。具体的にいえば、係合部40は、上記結束保持状態にある係合部材4において、被結束部41RLの平型配策材3が載置される面41aの裏面41b側に形成されており、係合部40の柱部40Bが当該裏面41bから突出形成されている。
ところで、本実施例では、図6及び図7に示すように、長手状の配策材2、3を保持する係合部材4を車体100側の固定孔101Hに挿入して組み付ける係合部材4の組み付け構造10が形成されている。この組み付け構造10において、固定孔101Hは、図5に示すように、予め定められた長幅方向H(長軸方向)に長く開口する長孔形状をなしており、係合部材4の係合部40は、図7に示すように、その固定孔101Hの長幅方向Hの任意の位置において挿入方向Zに挿入可能であり、挿入されることでその固定孔101H対し係合して組み付けられている。
なお、ここでの長幅方向Hは、上述の直交方向Yに一致しているため、長孔形状の固定孔101Hの長幅方向H(直交方向Y)の孔幅範囲Y1(挿入可能範囲)内であれば、係合部材4の係合部40はどの位置にも挿入できる。これにより、係合部材4は、係合部40を車体100側の固定孔101Hに挿入組み付けするにあたり、固定孔101Hに対する位置ずれを、上記2方向X、Yにおいて吸収することができる。
係合部材4の係合部40が挿入可能となる長幅方向H(直交方向Y)における範囲Y1は、係合部40が直交方向Yの第一側で固定孔101Hの内縁に対し直交方向Yに接触して移動規制される第一側規制位置y1から、係合部40が直交方向Yの第一側とは逆の第二側で固定孔101Hの内縁に対し直交方向Yに接触して移動規制される第二側規制位置y2までの間とされている(図7の下図参照)。これにより、係合部40は、範囲Y1の中で任意の位置に挿入できる。
また、図6及び図7に示すように、係合部40は、固定孔101Hに挿入されるときの先頭面40Ba(挿入方向Zの前方側の先端面)が、外周側ほどその挿入方向Zの後方側に位置するように傾斜した傾斜面をなす。これにより、図6の場合は、係合部40を車体100側の固定孔101Hに挿入する際に、係合部40の挿入方向Zの先端が固定孔101Hの内側にさえ位置していれば、係合部材4を挿入方向Zに押し込んでいくだけで、固定孔101Hの内縁が傾斜面をなす先頭面40Ba上を滑って、矢印Z0のような方向に沿って挿入が進む。このとき、係合部40は、固定孔101Hの内縁によって押し付けられるが、上述したように係合部40は配策材2、3に対し方向Xへの位置移動が可能となっているので、押し付けに伴い自らの位置を変えながら係合部40を挿入可能な位置まで到達させることができる。そして、最終的に係合部40は、固定孔101H内に挿入係止される形で車体100側に組み付けられる。図7の場合も、高剛性の平型配策材3が省略されて可撓性配策材2のみとなったならば、もしくは係合部材4において係合部40を配策材2、3に対し方向Yに移動可能な構造があったならば、図6と同様、先頭面40Baを固定孔101Hの内縁に滑らすようにして、係合部40を固定孔101Hに挿入できる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、上記した実施例とは別の実施例やそれら実施例の変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能を有する部位には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、上記実施例と、下記変形例及び別実施例とは、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
例えば、本発明において可撓性配策材2を省略して平型配策材3のみとする、あるいは平型配策材3を省略して可撓性配策材2のみとすることが可能である。
上記実施例における被結束部41RLは、載置される平型配策材3の長手方向Xにおいて係合部40側とは逆の両外側に、該係合部40と同じ側に突出する外側凸部41RS、41LSを有している。なお、外側凸部41RS、41LSは、被結束部41RLの端部において係合部40が突出する側に突出して形成され、被結束部41RLに対し結束部材5R、5Lが長手方向Xの外側に脱落することを防ぐ脱落阻止部としての役割を果たしている。
上記実施例の取付部は、被結束部41RLに限るものではなく、係合部材4に配策材を取り付けられるものであれば、他のものでもよい。また、上記実施例の結束部材5R、5Lは、テープ部材であったが、他の結束部材であってもよい。例えば結束部材5R、5Lは、配策材を取り巻くベルト部と、取り巻いたベルト部の両端を固定するバックル部と、を有した、いわゆるタイバンドのようなベルト部材であってもよい。また、そうしたベルト部及びバックル部が結束部として係合部材4の取付部(例えば被結束部41RL)に一体に設けられていてもよい。また、結束部材5R、5Lのようにペアで使用する結束部は、配策材の長手方向の第一側とその逆の第二側とで異なるものを用いてもよい。
1 配策材の結束構造
2 可撓性配策材
3 平型配策材
4 係合部材
40 係合部
400 可動本体部
41RL 被結束部(取付部)
41G 摺動部
5R、5L 結束部材
X 長手方向
Y 直交方向、対向方向
Z 挿入方向
H 長幅方向

Claims (4)

  1. 長手状の配策材と、
    車体側の固定孔挿入して組み付けるための係合部を有した可動本体部と、前記配策材を取り付けるための部位をなす取付部と、を有した係合部材と、
    を備え、前記可動本体部と前記取付部とが、少なくとも固化されたときに互いが一体化されない樹脂材料を用いた二色成形又はインサート成形により成形され、互いが前記配策材の長手方向の第一側とその逆の第二側の両側に摺動可能で、かつ互いに分離不能な形状をなし、
    車体側の前記固定孔と前記係合部との間の前記長手方向の位置ずれを、前記可動本体部と前記取付部との摺動によって吸収することを特徴とする配策材の結束構造。
  2. 前記取付部は、前記配策材を結束する結束部と、前記配策材と共に前記結束部に結束保持される被結束部と、を有し、
    前記可動本体部は、前記被結束部を前記長手方向に摺動可能に把持する摺動部を有する請求項1に記載の配策材の結束構造。
  3. 前記被結束部は、前記長手方向に延び出す長手状の形状をなし、前記長手方向の所定範囲にわたり断面が一定の領域を有しており、
    前記被結束部の、前記断面が一定の領域が前記摺動部に嵌入されており、
    前記被結束部は、前記長手方向の第一側で前記長手方向に直交する側に突出する第一側突出部と、前記長手方向の第二側で前記長手方向に直交する側に突出する第二側突出部とを有し、
    前記可動本体部は、前記第一側突出部及び前記第二側突出部により前記被結束部からの分離が阻止されており、
    前記第一側突出部と前記第二側突出部との間の前記所定範囲が前記摺動部の摺動可能範囲である請求項2に記載の配策材の結束構造。
  4. 前記係合部は、車体側の前記固定孔に挿入されるときの先頭面が、外周側ほどその挿入方向の後方側に位置するように傾斜した傾斜面をなし、
    前記係合部は、前記固定孔に挿入されるときに、前記固定孔の内縁による押し付けに伴い前記長手方向への位置を変えながら挿入方向に移動する請求項1に記載の配策材の結束構造。
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