JP7382735B2 - 医用情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、医用情報処理システムに関する。
医師等の医療従事者は、種々の医用データを総合的に用いて被検体(例えば、患者)の診断及び治療を行っている。また、複数人の医療従事者によって、被検体の治療方針等を検討することも行われている。例えば、医用カンファレンスでは、画面表示された医用情報を参照しながら、複数の医療従事者が合議することで診断及び治療方針を策定することが行われている。
ところで、上述したカンファレンスのように複数の医療従事者によって方針を決めるような場合、例えば被検体の担当医師は、容態を説明するための資料を被検体の医用データに基づいて作成することになる。このような場合、資料を作成する医療従事者は、問題となる特定部位を拡大又は抜き出した静的な資料を作成することが一般的である。しかしながら、静的な資料の提示だけでは、特定部位の周辺の状態や、他の医用データとの関係性を容易に把握することができず、利便性に欠けるものとなっていた。
特開2009-193157号公報
本発明が解決しようとする課題は、医用データの表示に係る利便性を向上させることである。
実施形態に係る医用情報処理システムは、一又は複数の医用データを同一の画面内に表示する表示制御部と、前記画面内に表示された前記医用データに対する操作を受け付ける操作受付部と、操作の対象となった前記医用データの種別及び操作の内容に応じて、当該医用データ又は当該医用データに関係する他の医用データの表示方法を変更する表示支援部と、前記操作受付部が前記操作を受け付けたことを契機とし、当該操作に応じて前記表示支援部が実行した処理の内容をアニメーションで表した再生データを生成し、前記操作の対象となった前記医用データに対応付けて記録する記録部と、を有する。
図1は、実施形態に係る医用情報処理システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る医用情報処理装置の構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態の表示制御機能によって表示される画面の一例を示す図である。 図4は、実施形態の表示制御機能によって表示される画面の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る表示支援機能の動作の一例を説明するための図である。 図6は、実施形態に係る表示支援機能の動作の一例を説明するための図である。 図7は、実施形態に係る表示支援機能の動作の一例を説明するための図である。 図8は、実施形態に係る表示支援機能の動作の一例を説明するための図である。 図9は、実施形態の医用情報処理装置で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、医用情報処理システムの実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る医用情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、医用情報処理システム1は、検体検査システム300、放射線部門システム400、電子カルテシステム500、統合データサーバ600及び医用情報処理装置100を有し、ネットワーク200を介して通信可能に接続される。例えば、医用情報処理システム1は病院等に設置され、院内LAN等のネットワーク200によって、各システム及び医用情報処理装置100が相互に接続される。なお、ネットワーク200に接続される医用情報処理装置100の個数は特に問わないものとする。
検体検査システム300は、被検体に対して実施された検体検査に関する検体検査データを生成し、システム内の記憶回路に記憶する。そして、検体検査システム300は、記憶回路に記憶されている検体検査データを統合データサーバ600に送信する。
放射線部門システム400は、被検体を撮像することで得られた画像データを、システム内の記憶回路に記憶する。また、放射線部門システム400は、被検体に対して実施されたバイタルや画像検査に関するレポートデータを生成し、システム内の記憶回路に記憶する。例えば、放射線部門システム400は、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)等を含む。また、画像検査には、X線CT(Computed Tomography)装置によって撮像されたCT画像を用いた検査や、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置によって撮像されたMR画像を用いた検査、超音波診断装置によって撮像された超音波画像を用いた検査、X線診断装置によって撮像されたX線画像を用いた検査等が含まれる。そして、放射線部門システム400は、記憶回路に記憶されている画像データ及びレポートデータを統合データサーバ600に送信する。
電子カルテシステム500は、被検体に対して実施された処方や看護記録に関するカルテデータを生成して、システム内の記憶回路に記憶する。そして、電子カルテシステム500は、記憶回路に記憶されているカルテデータを統合データサーバ600に送信する。
統合データサーバ600は、プロセッサ等の処理回路、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等によって実現される記憶回路を備る、ワークステーションやサーバ装置等のコンピュータ機器によって実現される。
統合データサーバ600は、検体検査システム300、放射線部門システム400、及び電子カルテシステム500から各種のデータを収集し、サーバ内の記憶回路に記憶する。具体的には、統合データサーバ600の記憶回路は、放射線部門システム400、及び電子カルテシステム500から取得した各種のデータを記憶・管理するための統合DB(Data Base)610を保持する。ここで、統合DB610に記憶されるデータには、数値(計測値)や画像、診療記録等の情報と、それらの記録日時を示す情報と、患者等の被検体を識別する情報(患者ID)が含まれる。
例えば、統合DB610には、検体検査データ、バイタルデータ、画像データ、レポートデータ、カルテデータ等が含まれる。検体検査データは、検体検査システム300から取得した検体検査に関する医用データである。また、バイタルデータは、放射線部門システム400から取得したバイタルに関する医用データである。また、レポートデータ及び画像データは、放射線部門システム400から取得した画像検査に関する医用データである。また、カルテデータは、電子カルテシステム500から取得した処方及び看護記録に関する医用データである。
医用情報処理装置100は、ネットワーク200を介して、統合データサーバ600から各種の医用データを取得し、取得した医用データの表示に係る各種の情報処理を行う。例えば、医用情報処理装置100は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ、タブレット端末等のコンピュータ機器によって実現される。
図2は、医用情報処理装置100の構成の一例を示す図である。図2に示すように。医用情報処理装置100は、通信インタフェース110と、記憶回路120と、入力インタフェース130と、ディスプレイ140と、処理回路150とを有する。
通信インタフェース110は、処理回路150に接続されており、医用情報処理装置100と各システムとの間で行われる各種データの伝送及び通信を制御する。具体的には、通信インタフェース110は、各システムから医用データを受信し、受信した医用データを処理回路150に出力する。例えば、通信インタフェース110は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等によって実現される。
記憶回路120は、処理回路150に接続されており、各種データを記憶する。具体的には、記憶回路120は、各システムから受信した医用データを記憶する。例えば、記憶回路120は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。なお、記憶回路120は、記憶部の実現手段の一例である。
入力インタフェース130は、処理回路150に接続されており、操作者から各種指示及び各種情報の入力操作を受け付ける。具体的には、入力インタフェース130は、操作者から受け付けた入力操作を電気信号へ変換して処理回路150に出力する。例えば、入力インタフェース130は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。なお、本明細書において、入力インタフェース130は、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース130の例に含まれる。
ディスプレイ140は、処理回路150に接続されており、各種情報及び各種画像を表示する。具体的には、ディスプレイ140は、処理回路150から送られる各種情報及び各種画像のデータを表示用の電気信号に変換して出力する。例えば、ディスプレイ140は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。
処理回路150は、入力インタフェース130を介して操作者から受け付けた入力操作に応じて、医用情報処理装置100の構成要素を制御する。具体的には、処理回路150は、通信インタフェース110から出力される診療データを記憶回路120に記憶させる。また、処理回路150は、記憶回路120から診療データを読み出し、ディスプレイ140に表示する。例えば、処理回路150は、プロセッサによって実現される。
上述した構成の医用情報処理装置100は、例えば、医師、看護師、検査技師等の医療従事者毎や部署毎に用意され、種々の用途に使用される。具体的には、医用情報処理装置100は、カンファレンス又はプレゼンテーション等に使用する資料の作成や、当該資料の表示用に使用することができる。例えば、医療従事者は、医用情報処理装置100を用いることで、被検体の容態を説明するための資料を当該被検体の医用データに基づき作成することになる。
ところで、上述したカンファレンス等で使用される資料は、問題となる特定部位を拡大又は抜き出した静的な医用データであることが一般的である。しかしながら、静的な医用データの提示だけでは、特定部位周辺の状態や、他の医用データとの関係性を容易に把握することができず、利便性に欠けるものとなっていた。
そこで、本実施形態の医用情報処理装置100は、上述したカンファレンス等で資料として使用される医用データの表示に係る利便性を向上させるための機能を有している。
具体的には、医用情報処理装置100は、表示制御機能151と、操作受付機能152と、表示支援機能153と、記録機能154と、再生機能155と、画面共有機能156とを有する。なお、表示制御機能151は、表示制御部の一例である。また、操作受付機能152は、操作受付部の一例である。また、表示支援機能153は、表示支援部の一例である。また、記録機能154は、記録部の一例である。また、再生機能155は、再生部の一例である。また、画面共有機能156は、画面共有部の一例である。
表示制御機能151は、入力インタフェース130を介して指定された医用データを、ディスプレイ140に表示する。具体的には、表示制御機能151は、統合データサーバ600の統合DB610から、入力インタフェース130を介して指定された被検体(患者ID)の医用データを取得し、取得した医用データをディスプレイ140の画面に表示する。
図3及び図4は、表示制御機能151によって表示される画面の一例を示す図である。表示制御機能151は、操作者からの指定に応じて、図3及び図4に示すように、一又は複数の医用データを同一の画面内に表示する。なお、図3及び図4は、特定の被検体に係る医用データの表示例を示している。
図3に示すように、表示制御機能151は、タイムライン表示領域11と、医用データ表示領域12とを含む画面10をディスプレイ140に表示する。
ここで、タイムライン表示領域11には、表示対象の被検体に対する診療行為のイベントが時系列順に表示される。イベントは、検体検査システム300により検体検査の取得イベント(検体検査)、放射線部門システム400によるバイタルデータの取得イベント(バイタル)、放射線部門システム400によるレポートデータ及び画像データの取得イベント(画像検査、レポート)、電子カルテシステム500によるカルテデータの取得イベント(カルテ記載)等を意味する。例えば、表示制御機能151は、患者に対する診療行為のイベントの内容を象徴的に表した図柄を、時系列順に配置して表示する。
そして、表示制御機能151は、タイムライン表示領域11に表示された表示期間のうちの何れかの時点又は期間を指定する操作を受け付けると、指定された時点又は期間に実施されたイベントについて、医用データの内容を医用データ表示領域12に表示する。このとき、表示制御機能151は、統合データサーバ600の統合DB610を参照して、指定された時点又は期間に実施されたイベントに関する医用データを取得し、取得した医用データの内容を医用データ表示領域12に表示する。
例えば、表示制御機能151は、統合DB610に含まれる画像データを参照して、指定された時点又は期間で実施された画像検査に関する画像データを画像データ表示領域121に表示する。また、例えば、表示制御機能151は、統合DB610に含まれるバイタルデータを参照して、指定された時点又は期間で実施されたバイタルに関する計測値の変化を示す時系列データ(グラフ)をバイタルデータ表示領域122に表示する。また、例えば、表示制御機能151は、統合DB610に含まれる検体検査データを参照して、指定された時点又は期間で実施された検体検査に関する計測値の変化を示す時系列データ(グラフ)を検体検査データ表示領域123に表示する。また、例えば、表示制御機能151は、統合DB610に含まれるカルテデータを参照して、指定された時点又は期間で実施された処方及び看護記録に関するカルテデータをカルテデータ表示領域124に表示する。
ここで、医用データ表示領域12内のレイアウト及び表示項目は、任意に変更することが可能となっている。例えば、図4に示すように、図3の画像データ表示領域121に代えて、レポートデータ表示領域125を医用データ表示領域12内に表示することもできる。この場合、表示制御機能151は、統合DB610に含まれるレポートデータを参照して、指定された時点又は期間で実施された画像検査に関するレポートデータをレポートデータ表示領域125に表示する。
図3に戻り、操作受付機能152は、入力インタフェース130を介して、医用データ表示領域12に表示された医用データに対する操作を受け付ける。
具体的には、操作受付機能152は、医用データ表示領域12に表示された医用データの表示範囲の変更を指示する操作を受け付ける。ここで、「表示範囲」は、画像データ表示領域121、バイタルデータ表示領域122及び検体検査データ表示領域123等の表示領域に表示された医用データの画像のうち、表示領域内に実際に表示される画像の範囲を意味する。
例えば、操作受付機能152は、画像データ表示領域121に表示される画像データの表示範囲の変更を指示する操作として、特定の領域の拡大表示を指示する操作(ズームイン操作)、拡大表示した領域の縮小を指示する操作(ズームアウト操作)、表示範囲を上下左右の何れかの方向に移動させる操作(シフト操作)等を受け付ける。
また、例えば、操作受付機能152は、バイタルデータ表示領域122及び検体検査データ表示領域123に表示される時系列データの表示範囲の変更を指示する操作として、特定の期間の拡大表示を指示する操作(ズームイン操作)、拡大表示した期間の縮小を指示する操作(ズームアウト操作)、表示範囲を時系列の前後方向に移動させる操作(シフト操作)等を受け付ける。
なお、表示範囲の変更を指示するための操作方法は特に問わず、種々の方法を採用することが可能である。例えば、画像データの中から所望の範囲(画像領域)が手動で指定されることで、指定された画像領域に含まれる画像データの部分を拡大表示してもよい。また、時系列データの中から所望の範囲(期間)が手動で指定されることで、指定された期間に含まれる時系列データの部分を拡大表示してもよい。また、例えば、固定の拡大率(縮小率)を予め設定しておくことで、ワンクリック等の一度の操作で操作された部位又は期間を拡大(縮小)してもよい。
また、操作受付機能152は、医用データ表示領域12に表示された医用データから一部の要素を選択指示する操作を受け付ける。例えば、操作受付機能152は、検体検査データ表示領域123に表示されたカルテデータに対する操作として、カルテデータに含まれた一部の要素(例えば、特定の日時の看護記録等)を選択する操作を受け付ける。
表示支援機能153は、医用データ表示領域12に表示された医用データに対して上述した操作が行われると、その操作内容に応じた表示支援処理を実行する。具体的には、表示支援機能153は、操作の対象となった医用データの種別及びその操作内容に応じて、操作対象の医用データ又は当該医用データに関係する他の医用データの表示方法を変更する。
例えば、操作の対象となった医用データの種別が画像データであり、操作の内容が拡大表示を指示するものであった場合、表示支援機能153は、操作の対象となった画像データの表示方法を以下のように制御する。まず、表示支援機能153は、拡大前の画像データの表示範囲から拡大後の画像データの表示範囲に至るまでの過程を表したアニメーションを生成する。そして、表示支援機能153は、拡大前の画像データの表示範囲から拡大後の画像データの表示範囲に表示を切り替える間に、生成したアニメーションを表示させる。つまり、表示支援機能153は、生成したアニメーションを表示させながら、画像データの表示範囲を変更する。なお、アニメーションは動画に限らず、連続画像をも含む概念である。
図5は、表示支援機能153の動作の一例を説明するための図である。なお、画像G11は、画像データ表示領域121に表示された拡大前の画像データの表示範囲を示しており、画像G12は、拡大後の画像データの表示範囲を示している。
ここで、操作受付機能152が、画像G11中の領域A11の部分を拡大表示する操作を受け付けたとする。この場合、表示支援機能153は、画像G11から画像G12に至るまでの過程を表したアニメーションG111、G112、…を生成し、生成したアニメーションを表示させながら画像G12に表示を切り替える。
このように、表示支援機能153は、画像データに対し表示範囲の変更が指示された場合に、変更に至るまでの過程をアニメーション表示させながら表示範囲の変更を行う。これにより、医用データ(画像データ)を参照する医療従事者は、表示範囲の変更に係る一連の過程を観察することで、変更後の表示範囲、つまり領域A11の周辺の状態を容易に把握することができる。
なお、アニメーションG111、G112…の生成は、画像G12への切り替え動作と並行して行われてもよいし、画像G12への切り替え前の前処理として行われてもよい。また、アニメーションを構成する画像データ(フレーム)の個数は特に問わないものとするが、表示範囲の変更過程を滑らかに表現することが可能な個数とすることが好ましい。
また、例えば、操作の対象となった医用データの種別が時系列データであり、操作の内容が拡大表示を指示するものであった場合、表示支援機能153は、操作の対象なった時系列データの表示方法を以下のように制御する。まず、表示支援機能153は、拡大前の時系列データの表示範囲から拡大後の時系列データの表示範囲に至るまでの過程を表したアニメーションを生成する。そして、表示支援機能153は、拡大前の時系列データの表示範囲から拡大後の時期餌列データの表示範囲に表示を切り替える間に、生成したアニメーションを表示させる。つまり、表示支援機能153は、生成したアニメーションを表示させながら、時系列データの表示範囲を変更する。
図6は、表示支援機能153の動作の一例を説明するための図である。図6は、バイタルデータ表示領域122に表示された時系列データの一例である。
なお、画像G21は、バイタルデータ表示領域122に表示された拡大前の時系列データの表示範囲を示しており、画像G22は、拡大後の時系列データの表示範囲を示している。
ここで、操作受付機能152が、画像G21中の期間A21の部分を拡大表示する操作を受け付けたとする。この場合、表示支援機能153は、画像G21から画像G22に至るまでの過程を表したアニメーションG211、G212、…を生成し、生成したアニメーションを表示させながら画像G22に表示を切り替える。
このように、表示支援機能153は、時系列データに対し表示範囲の変更が指示された場合に、変更に至るまでの過程をアニメーション表示させながら表示範囲の変更を行う。これにより、医用データ(時系列データ)を参照する医療従事者は、表示範囲の変更に係る一連の過程を観察することで、変更後の表示範囲、つまり期間A21の周辺の状態を容易に把握することができる。
なお、図5及び図6では、拡大表示(ズームイン操作)の場合の表示方法について説明したが、ズームアウト操作及びシフト操作の場合も同様に、表示範囲を変更する過程を表したアニメーションを生成し、生成したアニメーションを表示させながら表示範囲の変更を行うものとする。
また、例えば、操作の対象となった医用データの種別が、文字列等の一又は複数の要素を含むカルテデータであり、操作の内容が特定の要素を選択指示するものであった場合、表示支援機能153は、選択された要素に関係する他の医用データを強調して表示させる。
図7は、表示支援機能153の動作の一例を説明するための図である。なお、図7に示す画面10は、図4と同様の画面を示すものである。
図7において、例えば、カルテデータ表示領域124に表示されたカルテデータの中から、或る記録日時のカルテデータが選択されると、表示支援機能153は、選択されたカルテデータに含まれる記録日時(日時)を医用データ間の関係性を示す要素に設定する。次いで、表示支援機能153は、設定した日時を基点とし、その基点から所定の期間内(例えば、前後6時間)に記録された他の医用データを、医用データ表示領域12に表示された医用データの中から検索する。そして、カルテデータ表示領域124は、検索した他の医用データを強調して表示する。
図7では、カルテデータ表示領域124に表示されたカルテデータの中から、「2017年8月9日13:00」付のカルテデータが選択された例を示しており、当該カルテデータに関係する他の医用データとして、レポートデータ表示領域125のレポートデータを強調表示した例を示している。具体的には、図7では、レポートデータに対し枠状の装飾D1を施すことで強調表示を行っている。
なお、強調表示の方法は、図7に例に限定されないものとする。例えば、レポートデータ表示領域125を点滅させたり、装飾D1を点滅させたりしてもよい。また、図7の装飾D2に示すように、選択されたカルテデータについても、同様の方法で強調表示させてもよい。また、例えば、図8に示すように、選択された医用データ(カルテデータ)及び当該医用データに関係する他の医用データ(レポートデータ)以外の領域を非表示とすることで、関係する医用データのみを強調表示させる形態としてもよい。
このように、表示支援機能153は、カルテデータ等の医用データから特定の要素が選択された場合に、選択された要素に関係する他の医用データを強調して表示する。これにより、医用データを参照する医療従事者は、強調表示された医用データを観察することで、選択された要素と他の医用データとの関係性を容易に把握することができる。
なお、上述した例では、レポートデータを強調表示する例を示したが、例えば、選択された要素の期間が、バイタルデータや検体検査データ等の時系列データに含まれる場合には、これら時系列データ中の該当する期間を強調表示させてもよい。さらに、上述した拡大表示の方法で、時系列データ中の該当する期間を表示させてもよい。
また、上述した例では、医用データに含まれる日時(記録日時)を、医用データ間の関係性を示す要素に設定したが、関係性を示す要素はこれに限らないものとする。例えば、検査種別や薬剤名等を医用データ間の関係性を示す要素としてもよい。
また、上述した例では、関係する他の医用データの検索は、医用データ表示領域12に表示された医用データの中から行うものとしたが、これに限らないものとする。例えば、タイムライン表示領域11に表示された各イベントの医用データを検索範囲に含めてもよい。
図3に戻り、記録機能154は、医用データに対して表示支援機能153が実行した表示支援処理の内容を記録することで、当該表示支援処理を再生することが可能な再生データを生成する。
例えば、表示支援機能153が表示範囲の変更指示に応じて、画像データ又は時系列データの表示範囲を変更する処理を行った場合、記録機能154は、表示支援機能153が生成したアニメーションを取得し、当該アニメーションを再生することが可能な再生データを生成する。また、記録機能154は、生成した再生データを、操作の対象となった医用データを識別可能な情報に対応付けて記録する。なお、記録機能154は、アニメーション部分に限らず、表示範囲の変更前後の状態(画像)を含めた、表示範囲の変更に係る一連する再生データを生成することが好ましい。
また、例えば、表示支援機能153が、選択された医用データの要素に関係する他の医用データを強調表示させる処理を行った場合、記録機能154は、強調表示の対象となった他の医用データを識別する情報と、強調表示の方法とを含む再生データを生成する。そして、記録機能154は、生成した再生データを、選択操作の対象となった医用データ又は要素を識別可能な情報に対応付けて記録する。
また、記録機能154は、表示支援機能153が処理を行った順に再生データを記録することで、操作者が医用データに対して行った一連の操作内容を再生可能に記録してもよい。記録された再生データは、例えば、記憶回路120等に保存される。
なお、記録機能154が記録する対象は、表示支援機能153の処理に限らないものとする。例えば、記録機能154は、表示制御機能151が医用データ表示領域12に表示した医用データを識別可能な情報及びそのレイアウト等を再生データとして記録してもよい。また、表示制御機能151により、医用データ表示領域12に表示する医用データが変更された場合には、その変更に係る処理内容を再生データとして記録してもよい。
また、記録機能154は、表示支援機能153が実行する全ての処理内容を記録する形態としてもよいし、一部の処理内容を記録する形態としてもよい。後者の場合、例えば、表示範囲の変更操作のみを記録の対象としてもよいし、操作者からの指示に応じて記録する対象を決定してもよい。この場合、記録機能154は、記録するか否かを選択させるための操作画面を画面10に表示させてもよい。また、特定の医用データに行われる処理内容のみを記録の対象としてもよい。
再生機能155は、記録機能154が記録した再生データを再生する。具体的には、再生機能155は、再生データが対応付けられた医用データに対し所定の操作が行われると、その医用データに対応付けられた再生データを再生する。これにより、表示支援機能153が医用データに対して行った表示支援処理の内容が再生される。
例えば、表示範囲の変更に係る表示支援処理の内容が再生データとして記録されている場合、再生機能155は、その再生データを再生することで、表示支援機能153によって生成されたアニメーションを再生する。また、例えば、医用データの強調表示に係る表示支援処理の内容が再生データとして記録されている場合、再生機能155は、その再生データを再生することで、医用データの強調表示を再現する。
ここで、再生データの再生を指示する操作方法は特に問わないものとするが、拡大率の指定等の設定操作は不要となるため、例えば1クリック等の簡易な操作とすることができる。例えば、操作者が行った一連の操作内容が記録されている場合には、再生機能155は、クリック操作が行われる毎に、再生データを順次再生する。
ところで、再生機能155は、表示支援機能153による処理が全て終了した後、つまり操作者が医用データを操作することで資料を作成し終えた後に、カンファレンス等の場で使用されることを想定している。そのため、例えば、表示支援機能153及び再生機能155の何れか一方が有効となるよう、排他的に機能を制限する形態としてもよい。
なお、表示支援機能153及び再生機能155を併用することで、再生データが未記録の医用データについては表示支援機能153を使用し、再生データが記録済の医用データについては再生機能155を使用する形態としてもよい。また、表示支援機能153及び再生機能155のうち、表示支援機能153のみを用いて、操作者が医用データの操作を行いながらカンファレンス等の場で、資料(医用データ)の表示を行う形態としてもよい。
画面共有機能156は、自装置のディスプレイ140に表示された画面の全体又は一部を、ネットワーク200を介して接続された他の医用情報処理装置100(以下、共有先装置)のディスプレイ140に表示させることで画面の共有を行う。例えば、画面共有機能156は、自装置のディスプレイ140に表示された画面の全体を、カンファレンス等に参加した医療従事者が操作する共有先装置のディスプレイ140に表示させる。
ここで、画面共有機能156は、表示制御機能151が表示する画面を共有するとともに、表示支援機能153又は再生機能155により表示される表示効果も共有することになる。そのため、共有先装置を操作する医療従事者は、説明を行う操作者が操作する医用情報処理装置100のディスプレイ140に表示された画面(医用データ)の状態を同時に観察することができる。
また、画面共有機能156は、画面の一部として、自装置のディスプレイ140に表示された表示効果や当該画面に対して行われた操作内容を、共有先装置との間で共有する形態としてもよい。例えば、カンファレンス等の現場では、複数の医用情報処理装置100の各々で同一の医用データを表示するような場合であっても、表示する画面のレイアウトが相違することがある。このような場合、画面共有機能156は、共有先装置のディスプレイ140に表示されている医用データのうち、自装置のディスプレイ140に表示されている医用データと同一の医用データに対し、自装置で行われた表示効果や操作内容(例えば、ハイライト等の強調表示)を反映(共有)してもよい。
これにより、共有先装置を操作する医療従事者は、ディスプレイ140に表示された画面レイアウトを維持したまま、説明を行う操作者が操作する医用情報処理装置100のディスプレイ140に表示された画面(医用データ)の状態を同時に観察することができる。
なお、画面共有機能156が他装置との間で共有可能な画面は、自装置のディスプレイ140に実際に表示されている画面に限らないものとする。例えば、再生データ等の形態で作成された共有用の画面(レイアウト等)が非表示の状態で保持されている場合には、画面共有機能156は、その共有用の画面を共有先装置に表示させてもよい。これにより、例えば、説明を行う操作者は、自装置のディスプレイ140にカンファレンス用の画面を表示させながら、当該画面とは異なる画面(例えば、診断根拠となる医用データ等)を共有先装置のディスプレイ140に表示させることができる。また、この場合、共有用の画面は、選択可能とすることが好ましい。
また、画面共有機能156は、他の医用情報処理装置100の画面共有機能156から共有用の画面(画面の全体又は一部)が提供された場合には、提供された画面を自装置のディスプレイ140に表示させてもよい。これにより、医用情報処理装置100間で相互に画面の共有を行うことができる。
また、画面共有機能156は、他の医用情報処理装置100の画面共有機能156から共有用の画面を受け付ける場合、当該画面を表示するか否かを自装置の操作者に確認させてもよい。この場合、例えば、画面共有機能156は、他の医用情報処理装置100から共有用の画面を受け付けると、表示するか否かを確認するためメッセージや操作子を自装置のディスプレイ140に表示させる。そして、画面共有機能156は、操作者から表示が指示された場合に、他の医用情報処理装置100から提供された共有用の画面を自装置のディスプレイ140に表示させる。また、他の例としては、操作者は共有用の画面を表示するか否かを示した設定情報を予め設定しておき、画面共有機能156は、表示することが設定されている場合に、他の医用情報処理装置100から提供された共有用の画面を表示させてもよい。これにより、共有先装置側では、他の医用情報処理装置100から提供された共有用の画面が意図せず表示されてしまうことを防ぐことができるため、利便性の向上を図ることができる。
なお、他の医用情報処理装置100の画面共有機能156から提供された共有用の画面を自装置に表示する場合には、元の画面も表示できるよう構成することが好ましい。例えば、画面共有機能156は、他の医用情報処理装置100の画面共有機能156から提供された共有用の画面と、元の画面とをタブ形式等で切り替え可能に表示させてもよい。また、例えば、画面共有機能156は、他の医用情報処理装置100の画面共有機能156から提供された共有用の画面を表示させる際に、元の画面の内容(レイアウト等)を保存しておき、操作者からの指示に応じて、共有用の画面と元の画面とを切り替え可能に表示させてもよい。
次に、図9を参照して、上述した医用情報処理装置100の動作について説明する。こここで、図9は、医用情報処理装置100で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
まず、入力インタフェース130を介して患者IDが入力される等により、操作者から表示の対象となる被検体が指定される(ステップS11)。被検体が指定されと、表示制御機能151は、その被検体に関する医用データを統合DB610から取得する(ステップS12)。次いで、表示制御機能151は、図3に示したように、取得した医用データを同一の画面内に表示させる(ステップS13)。
続いて、操作受付機能152は、医用データに対する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS14)。ここで、医用データに対する操作を受け付けない場合(ステップS14;No)、操作受付機能152は、ステップS23に処理を移行させる。
また、操作受付機能152が医用データに対する操作を受け付けた場合(ステップS14;Yes)、表示支援機能153は、その操作内容が医用データ(画像データ又は時系列データ)の表示範囲の変更を指示するものか否かを判定する(ステップS15)。
操作内容が表示範囲の変更を指示するものである場合(ステップS15;Yes)、表示支援機能153は、表示範囲を変更する過程を表したアニメーションを生成し(ステップS16)、生成したアニメーションを表示させながら表示範囲を変更する(ステップS17)。そして、表示支援機能153は、ステップS20に処理を移行させる。
一方、操作内容が医用データ中の要素を選択するものであった場合(ステップS15;No)、表示支援機能153は、選択された要素に関係する他の医用データを検索する(ステップS18)。次いで、表示支援機能153は、検索した医用データを強調表示させる(ステップS19)。そして、表示支援機能153は、ステップS20に処理を移行させる。なお、選択された要素に関係する医用データが存在しない場合には、表示支援機能153は、ステップS14に処理を戻すものとする。
続いて、記録機能154は、表示支援機能153が実行した処理の内容を記録するか否かを判定する(ステップS20)。例えば、表示範囲の変更に係る処理のみ記録するよう設定されている場合には、ステップS15で表示範囲の変更が指示されたと判定されたことを条件に、記録すると判定する。また、例えば、操作者から記録を行うことが指示された場合に、記録すると判定する。
記録機能154は、記録すると判定した場合(ステップS20;Yes)、表示支援機能153が実行した処理内容に基づき再生データを生成する(ステップS21)。次いで、記録機能154は、生成した再生データを操作の対象となった医用データを識別可能な情報に対応付けて記録し(ステップS22)、ステップS23に移行する。また、記録機能154は、記録しないと判定した場合(ステップS20;No)、ステップS23に直ちに移行する。なお、記録機能154は、表示支援機能153が実行した処理の順に再生データの記録を行うものとする。
続いて、操作受付機能152は、本処理の終了が指示されたか否かを判定する(ステップS23)。ここで、終了が指示されない場合(ステップS23;No)、操作受付機能152は、ステップS14に処理を戻す。また、本処理の終了が指示された場合(ステップS23;Yes)、操作受付機能152は、表示制御機能151と協働し、医用データを表示している画面を閉じる等することで本処理を終了する。
なお、図9の処理では、表示支援機能153が処理を行う毎に、再生データを記録するか否かを判定する形態としたが、これに限らないものとする。例えば、判定を行わずに自動で記録を行う形態としてもよい。また、図9の処理の終了直前に、記録するか否かを判定する形態としてもよい。
上述したように、本実施形態では、一又は複数の医用データを同一の画面内に表示し、医用データに対する操作を受け付け、操作の対象となった医用データの特性及び操作の内容に応じて、当該医用データ又は当該医用データに関係する他の医用データの表示方法を変更する。これにより、例えば、カンファレンスに参加した医療従事者は、医用情報処理装置100のディスプレイ140に表示される画面を参照することで、資料の作成者が着目した特定部位の周辺の状態や、医用データ間の関係性を容易に把握することができるため、医用データの表示に係る利便性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態は、医用情報処理装置100が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では、医用情報処理装置100が表示制御機能151、操作受付機能152、表示支援機能153、記録機能154、再生機能155及び画面共有機能156を有する形態としたが、これら機能の一部又は全てを、医用情報処理装置100以外の他の装置が有する形態としてもよい。
例えば、統合データサーバ600が、上述した各機能の一部又は全てを有する形態としてもよい。この場合、統合データサーバ600は、Webサービス等の形態で上述した各機能の一部又は全てを、医用情報処理装置100の各々が利用可能に提供してもよい。また、この場合、統合データサーバ600は一のコンピュータ装置に限らず、ネットワーク接続された複数のコンピュータ装置により実現される形態としてもよい。
なお、上述した各実施形態では、本明細書における表示制御部、操作受付部、表示支援部、記録部、再生部及び画面共有部を、それぞれ、処理回路150の表示制御機能151、操作受付機能152、表示支援機能153、記録機能154、再生機能155及び画面共有機能156によって実現する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、本明細書における表示制御部、操作受付部、表示支援部、記録部、再生部及び画面共有部は、実施形態で述べた表示制御機能151、操作受付機能152、表示支援機能153、記録機能154、再生機能155及び画面共有機能156によって実現する他にも、ハードウェアのみ、又は、ハードウェアとソフトウェアとの混合によって同機能を実現するものであっても構わない。
また、上述した説明で用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは、記憶回路120に保存されたプログラムを読み出して実行することで、機能を実現する。なお、記憶回路120にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合は、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。また、本実施形態のプロセッサは、単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて一つのプロセッサとして構成され、その機能を実現するようにしてもよい。
ここで、プロセッサによって実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)や記憶回路等に予め組み込まれて提供される。なお、このプログラムは、これらの装置にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)-ROM、FD(Flexible Disk)、CD-R(Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードされることにより提供又は配布されてもよい。例えば、このプログラムは、上述した各機能部を含むモジュールで構成される。実際のハードウェアとしては、CPUが、ROM等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、各モジュールが主記憶装置上にロードされて、主記憶装置上に生成される。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、医用データの表示に係る利便性を向上させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 医用情報処理システム
100 医用情報処理装置
151 表示制御機能
152 操作受付機能
153 表示支援機能
154 記録機能
155 再生機能
156 画面共有機能
200 ネットワーク
300 検体検査システム
400 放射線部門システム
500 電子カルテシステム
600 統合データサーバ

Claims (9)

  1. 一又は複数の医用データを同一の画面内に表示する表示制御部と、
    前記画面内に表示された前記医用データに対する操作を受け付ける操作受付部と、
    操作の対象となった前記医用データの種別及び操作の内容に応じて、当該医用データ又は当該医用データに関係する他の医用データの表示方法を変更する表示支援部と、
    前記操作受付部が前記操作を受け付けたことを契機とし、当該操作に応じて前記表示支援部が実行した処理の内容をアニメーションで表した再生データを生成し、前記操作の対象となった前記医用データに対応付けて記録する記録部と、
    を有する医用情報処理システム。
  2. 前記表示支援部は、画像データ又は時系列データの医用データに対し、表示範囲を変更する操作が前記操作受付部で受け付けられた場合、前記表示範囲を変更する過程を表したアニメーションを生成し、当該アニメーションを表示させながら前記医用データの表示範囲を変更し、
    前記記録部は、前記表示支援部が生成したアニメーションに基づいて前記再生データを生成する、請求項1に記載の医用情報処理システム。
  3. 前記表示支援部は、前記表示範囲の変更を指示する操作として、前記表示範囲の拡大又は縮小を指示する操作が前記操作受付部で受け付けられた場合、前記表示範囲を拡大又は縮小する過程を表したアニメーションを生成する、請求項2に記載の医用情報処理システム。
  4. 前記表示支援部は、画像表示範囲の変更を指示する操作として、前記表示範囲の移動を指示する操作が前記操作受付部で受け付けられた場合、前記表示範囲を移動する過程を表したアニメーションを生成する、請求項2に記載の医用情報処理システム。
  5. 前記表示支援部は、一又は複数の要素を含む医用データに対し、特定の要素を選択する操作が前記操作受付部で受け付けられた場合、当該特定の要素に関係する他の医用データを強調して表示する請求項1に記載の医用情報処理システム。
  6. 前記表示支援部は、操作の対象となった前記医用データを強調して表示する請求項5に記載の医用情報処理システム。
  7. 前記表示支援部は、前記画面に表示された操作の対象となった前記医用データ及び前記特定の要素に関係する他の医用データ以外の領域を非表示にする、請求項5又は6に記載の医用情報処理システム。
  8. 前記医用データに対する操作に応じて、当該医用データに対応付けて記録された前記再生データを再生する再生部と、
    を更に有する請求項1~6の何れか一項に記載の医用情報処理システム。
  9. 前記画面の表示内容を、ネットワーク接続された複数の装置間で共有する画面共有部を更に備える、請求項1~7の何れか一項に記載の医用情報処理システム。
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