JP7382525B1 - 棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】棚に関して、組み立てや解体の容易さ、自由度、強度、部品や周辺環境の手入れやメンテナンスのし易さ、といった各要素の向上を図る。【解決手段】棚は、横方向を長手方向として壁に固定される固定部と、前記固定部の一方の端部である第1端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第1腕部と、前記固定部の他方の端部である第2端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第2腕部と、を有する支持具と、前記第1腕部に支持される第1側板と、前記第2腕部に支持される第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に配置されて前記第1側板と前記第2側板とにより支持される一つ以上の棚板と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、棚に関する。
棚板を左右両側の側板で支持する構造の棚が住宅やオフィス等で使用されている。
引用文献1によれば、棚板を両側の棚板支持構造体により支持する什器が開示されている。
特開2021‐115272号公報
棚に関して、組み立てや解体の容易さ、自由度、強度、部品や周辺環境の手入れやメンテナンスのし易さ、といった各要素の向上が求められている。また、棚を使用するユーザーの利便性を向上させることも求められている。
本発明は、少なくとも一つの前記要素の向上に適した棚を提供する。
本発明によれば、棚は、横方向を長手方向として壁に固定される固定部と、前記固定部の一方の端部である第1端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第1腕部と、前記固定部の他方の端部である第2端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第2腕部と、を有する支持具と、前記第1腕部に支持される第1側板と、前記第2腕部に支持される第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に配置されて前記第1側板と前記第2側板とにより支持される一つ以上の棚板と、を備える。
本発明によれば、支持具は、壁に固定される長尺な固定部と、前記固定部の一方の端部である第1端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出し、棚の側板を支持するための支持部を有する第1腕部と、前記固定部の他方の端部である第2端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出し、棚の側板を支持するための支持部を有する第2腕部と、を備える。
第1例にかかる支持具を示す斜視図。 図2Aは第2例にかかる支持具を示す斜視図、図2Bは第3例にかかる支持具を示す斜視図。 図3Aは第4例にかかる支持具を示す斜視図、図3Bは第5例にかかる支持具を示す斜視図。 支持具に側板を取り付ける取付工程を説明するための図。 壁に支持具を固定する固定工程を説明するための図。 図5に示す状態を右からの視点により示す図。 側板間に棚板を配置する棚板配置工程を説明するための図。 棚の増設方法を説明するための図。 側板が外され壁に固定されたままの二つの支持具の一部を示す図。 横幅調整のための部材のカットを説明するための図。 支持具および吊り棒を示す斜視図。 ロールスクリーンユニットを示す分解斜視図。 ロールスクリーンユニットが第1側板に取り付けられた状態を上方からの視点により示す図。 円筒および第1棒の断面図。 回転式のハンガーラックを示す斜視図。 回転式のハンガーラックを第1側板および第2側板へ取り付けた状態を右からの視点により示す図。 伸縮式のハンガーラックを示す斜視図。
各図を参照して本発明の実施形態を説明する。各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、比率や形状が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
1.支持具の説明:
図1は、棚20の構造に用いられる支持具10の第1例としての支持具10Aを斜視図により示している。図において、X方向は横方向、Y方向は縦方向、Z方向は奥行き方向である。横方向は水平方向、縦方向は鉛直方向である。ただし、支持具10を含む棚20の各部品や各部位は、製品の使用上問題の無い範囲で水平方向や鉛直方向に対して傾きを有していても良い。横を左右とも解し、縦を上下とも解し、奥行きを前後とも解する。
支持具10Aは、概略、長尺な固定部11と、固定部11の一方の端部である第1端部11aと連結し前方へ突出する第1腕部12と、固定部11の他方の端部である第2端部11bと連結し前方へ突出する第2腕部13と、を備える。図1では、図内の上段に、固定部11に第1腕部12および第2腕部13が連結されていない状態の支持具10Aを示し、図内の下段に、固定部11に第1腕部12および第2腕部13が連結された状態の支持具10Aを示している。
固定部11は、横方向を長手方向として壁1に固定される部位である。壁1については図5,6等を参照のこと。壁1への固定部11の固定方法は特に問わない。固定部11は、例えば、壁1に対してビス止めされる。ビスを、ネジ、ボルトとも呼ぶ。従って、第1腕部12および第2腕部13は、固定部11が固定された壁1から離れる方向へ突出する。第1腕部12および第2腕部13は一対の腕部を形成し、互いに平行或いはほぼ平行である。このような支持具10は、コの字形状の部材と言える。支持具10Aにおいては、固定部11は木製であり、第1腕部12および第2腕部13は金属製である。
図1によれば、固定部11は、壁1に接する第1板材11cと、第1板材11cよりも長手方向において長い第2板材11dとを重ねて形成されている。第2板材11dは、壁1には接触しない。なお、“板材”と称するものの、見た目は棒材であってもよい。このような、固定部11の長手方向における第1板材11cと第2板材11dとの長さの差により、第1端部11a、第2端部11bにはそれぞれ段部が形成されている。第1端部11aの段部を第1段部11eと呼び、第2端部11bの段部を第2段部11fと呼ぶ。
第1段部11e、第2段部11fのそれぞれは、壁1との間に隙間を確保可能である。つまり、第1段部11e、第2段部11fのそれぞれは、奥行き方向における第1板材11cの厚み分の隙間を、第2板材11dと壁1との間に確保可能である。第1腕部12は、第1段部11eに一部を固定することにより、固定部11の第1端部11aと連結する。同様に、第2腕部13は、第2段部11fに一部を固定することにより、固定部11の第2端部11bと連結する。
具体的には、第1腕部12は、壁1から離れる向きへ突出する第1本体部12aの壁1側の端部から第2腕部13側へ向かって突出する第1挿入部12bを有する。そして、第1挿入部12bを、第1段部11eに嵌るように第1段部11eに接触させた状態で、第1挿入部12bと第2板材11dとをビス等により固定して、第1腕部12と第1端部11aとを連結する。同様に、第2腕部13は、壁1から離れる向きへ突出する第2本体部13aの壁1側の端部から第1腕部12側へ向かって突出する第2挿入部13bを有している。第2挿入部13bを、第2段部11fに嵌るように第2段部11fに接触させた状態で、第2挿入部13bと第2板材11dとをビス等により固定して、第2腕部13と第2端部11bとを連結する。奥行き方向における第1挿入部12b、第2挿入部13bそれぞれの厚みは、第1板材11cの厚み以下である。
さらに図1によれば、支持具10Aは、固定部11の長手方向における固定部11の延長線上で第1腕部12の外側および第2腕部13の外側にそれぞれ突出する突出部を有する。具体的には、第1腕部12は、第1本体部12aの壁1側の端部から第1挿入部12bとは反対向きに突出する第1突出部12cを有する。同様に、第2腕部13は、第2本体部13aの壁1側の端部から第2挿入部13bとは反対向きに突出する第2突出部13cを有する。
第1腕部12、第2腕部13はそれぞれに、棚20の側板を支持するための支持部を有する。ここで言う支持部とは、例えば、ビスを通すためのビス穴である。第1腕部12は、第1本体部12aを横方向に貫通するビス穴12dを複数有する。同様に、第2腕部13は、第2本体部13aを横方向に貫通するビス穴13dを複数有する。第1腕部12と第2腕部13とは、固定部11の中央を基準にしたとき、ビス穴12d,13dの位置や数を含めた形状が左右対称と解してよい。
ビス穴12d,13dの一部は、図1に示すように、第1本体部12a、第2本体部13aそれぞれの上または下の縁まで達して当該縁において開口された切欠状であってもよい。切欠状のビス穴12d,13dについては、符号12d1,13d1で示す。第1腕部12、第2腕部13がそれぞれ有する、棚20の側板を支持するための支持部は、ビス穴に限られず、支持対象の側板と直接あるいは間接的に係合して側板を支持可能な構造や手段であればよい。
支持具10の具体例は支持具10Aに限られない。支持具10は、全体が木製であっても良いし、逆に、全体が金属製であってもよい。あるいは、支持具10は、少なくとも一部が木材や金属以外の素材で形成されていてもよい。
図2Aは支持具10の第2例としての支持具10Bを、図2Bは支持具10の第3例としての支持具10Cを、それぞれ斜視図により示している。
図3Aは支持具10の第4例としての支持具10Dを、図3Bは支持具10の第5例としての支持具10Eを、それぞれ斜視図により示している。
支持具10B,10C,10D,10Eについては、支持具10Aと異なる点を説明する。
図2Aに示す支持具10Bは、固定部11、第1腕部12および第2腕部13の全てが一体であり木製である。木製素材をコの字形状に切り出すことにより、支持具10Bを生成することができる。図2Aでは、支持具10Bは、第1突出部12cおよび第2突出部13cに相当する突出部を有していないが、支持具10Aと同様に突出部を有する形状であってもよい。
図2Bに示す支持具10Cは、固定部11、第1腕部12および第2腕部13の全てが一体であり木製である。支持具10Cは、長尺な木製素材を曲木加工することにより生成される。支持具10Cは、第1突出部12cおよび第2突出部13cに相当する突出部を有していない。
図3Aに示す支持具10Dは、固定部11、第1腕部12および第2腕部13の全てが一体であり金属製である。支持具10Dは、第1突出部12cおよび第2突出部13cに相当する突出部を有している。また、支持具10Dの固定部11には、壁1に固定部11を固定する際にビスを通すためのビス穴11gが貫通して形成されている。
支持具10B,10C,10Dの構成においては、第1板材11c、第2板材11d、第1段部11e、第2段部11f、第1挿入部12bおよび第2挿入部13bの概念は無い。また、支持具10B,10C,10Dの構成においては、固定部11、第1腕部12および第2腕部13は一体的に形成されているため、固定部11の左右の第1端部11a、第2端部11bにおける第1腕部12、第2腕部13との境界は、明確である必要はない。
図3Bに示す支持具10Eは、第1腕部12および第2腕部13が木製である点で支持具10Aと異なる。また、支持具10Eにおいては、第1腕部12、第2腕部13は、第1挿入部12b、第2挿入部13bを有していない。支持具10Eにおいては、第1端部11a近傍にて、L字状に曲げられた金属製の第1補強材14aが第1段部11eおよび第1腕部12に対して固定されており、これにより第1端部11aに第1腕部12が連結されている。同様に、第2端部11b近傍にて、L字状に曲げられた金属製の第2補強材14bが第2段部11fおよび第2腕部13に対して固定されており、これにより第2端部11bに第2腕部13が連結されている。
むろん、第1補強材14aおよび第2補強材14bを使用しつつも、第1腕部12と第1端部11aとが直接に固定され、第2腕部13と第2端部11bとが直接に固定されてもよい。また、支持具10Eにおいては、第1補強材14aおよび第2補強材14bが、第1突出部12cおよび第2突出部13cに相当する突出部を兼ねていると解してもよい。
図2A,2B,3A,3Bでは示していないが、支持具10B,10C,10D、10Eのいずれにおいても、第1腕部12、第2腕部13は、ビス穴12d,13dとして、図1に示したような切欠状のビス穴12d1,13d1を有していてもよい。
2.棚の組み立て:
次に、支持具10を用いた棚20の組み立て方法等について説明する。支持具10は、支持具10A,10B,10C,10D、10Eのいずれであってもよいが、図4以降では、支持具10Aを例に採り説明する。また、以下の図4~9,11に関する説明においては、固定部11と第1腕部12および第2腕部13とを分解可能なタイプの支持具10Aや支持具10Eを用いる場合は、固定部11に対して第1腕部12および第2腕部13が既に固定されているものとする。
図4は、支持具10に棚20の側板を取り付ける側板取付工程を説明するための図であり、支持具10等を前方からの視点により示している。図4によれば、先ず、一つの棚20の単位を構成するための左右一対の側板30,31のうち、一方の側板30に対して、支持具10の第1腕部12が固定される。側板30を第1側板30と呼び、側板31を第2側板31と呼ぶ。棚20の強度保持のために一つの棚20の単位において複数の支持具10が用いられる。図4の例では、一つの棚20の単位において二つの支持具10を用いているが、棚20のサイズによっては三つ以上の支持具10を用いてもよい。
作業者は、第1側板30の一つの面30aに対して、複数の支持具10の各第1腕部12の外側の面を接触させて、各第1腕部12を面30aへビス15で固定する。ビス15は、第1腕部12のビス穴12dやビス穴12d1を通過して面30aから第1側板30の内部に達する。このとき作業者は、複数の支持具10について、それらの向きを揃え、かつ、上下方向において所定の間隔が保たれるように面30aに対して配置した上で、面30aへ固定する。同様に、作業者は、面30aと相対する、第2側板31の面31aに対して、複数の支持具10の各第2腕部13の外側の面を接触させて、各第2腕部13を面31aへビス15で固定すればよい。ビス15は、第2腕部13のビス穴13dやビス穴13d1を通過して面31aから第2側板31の内部に達する。
むろん、第1腕部12と第1側板30とを固定する作業と、第2腕部13と第2側板31とを固定する作業とは、どちらが先であってもよい。図4では分かり易くするために、側板30,31はY方向と平行に立っており、支持具10の固定部11はX方向と平行である。ただし、実際の側板取付工程では、床や作業台に側板30,31を寝かせた状態で支持具10と固定する等、やり易い姿勢や向きで作業を行えばよい。
図5は、壁1に支持具10を固定する固定工程を説明するための図であり、支持具10等を前方からの視点により示している。側板取付工程により第1腕部12に第1側板30を固定し、第2腕部13に第2側板31を固定した状態の支持具10が、壁1に固定される。つまり、図5に示すように、作業者は、支持具10に支持されている第1側板30および第2側板31を床2の上に立たせ、壁1の所望の位置に対して支持具10の固定部11をビス15により固定する。図5の例では、第1側板30と第2側板31との間の二つの支持具10がそれぞれ壁1に固定されている。
図6は、図5に示す状態を右からの視点により示している。図6に示す第2側板31の面31bは、面31aの逆側の面である。また、図6では、第2側板31で隠れて見えない第2腕部13の部分は、破線で示している。図6の視点においては、第1腕部12は第2腕部13と重なる位置に存在し、第1側板30は第2側板31と重なる位置に存在すると解してよい。図6においても当然に、支持具10は壁1に固定されている。
図6から解るように、支持具10が壁1に固定されたとき、第1側板30および第2側板31は、壁1に接しておらず、壁1と第1側板30および第2側板31との間には、数センチメートル程度の隙間Gが生じている。つまり、第1腕部12および第2腕部13は、第1側板30および第2側板31を壁1から離間させた位置で支持する。住宅やオフィスにおいては、壁1の床2からの立ち上がり部分に、いわゆる巾木3が取り付けられていることがある。また、壁1には、電源プラグを挿すためのコンセント4が取り付けられていることがある。壁1と第1側板30および第2側板31との間に隙間Gを確保することで、第1側板30や第2側板31が、巾木3やコンセント4や壁1に取り付けられているその他の物と、干渉しないようにすることができる。
図7は、側板間に棚板40を配置する棚板配置工程を説明するための図であり、図5と同様に支持具10等を前方からの視点により示している。固定工程の後、図7に示すように、一つ以上の棚板40が、第1側板30と第2側板31との間に配置されて第1側板30と第2側板31とにより支持されることで、一つの棚20の組み立てが完了する。棚20を構成する棚板40の枚数や、棚板40同士の上下の間隔は任意である。
第1側板30と第2側板31とにより棚板40を支持するとは、第1側板30および第2側板31が棚板40を直接に支持する場合と、何らかの部材を介して間接的に支持する場合との両方を含む意味である。図7の例では、棚受41と呼ばれる部材が第1側板30の面30aおよび第2側板31の面31aに固定されており、棚受41の上に棚板40が載ることで棚板40が支持されている。棚受41は、木製であったり金属製であったりする。また、棚受41の形状も限定されない。
棚受41としては、例えば、円筒形状の突起である、いわゆるダボを用いることができる。面30a,31aの複数個所に、ダボを挿すことが可能なダボ穴を予め形成しておくことで、図7に示すように、様々な高さ位置で棚受41により棚板40を支持することができる。また、面30a,31aの複数の高さ位置に水平な溝が予め形成されており、そのような溝に棚板40の縁を前方からスライドさせて挿入することで、様々な高さ位置で棚板40を支持できるようにしてもよい。図6では参考までに、棚板配置工程により配置された棚板40を一つ破線で示している。
本実施形態では、棚20は背面を閉じる背板を有さない。棚20が背板を有さない替わりに、実質的に壁1が棚20の背板として機能する。棚20が背板を有さない構成とすることにより、棚20の組み立てや解体の負担が軽くなる。また、図7の例では、棚20は、上面を閉じる天板および下面を閉じる底板を有さない。天板が無いことにより、棚20の最も上の棚板40に、第1側板30および第2側板31の上端を超える高さの物を置くことができる。また、底板が無いことにより、棚20の最も下の棚板40の下に、床置きした物を収容することができる。棚20が天板や底板を有さない構成とすることにより、棚20の組み立てや解体の負担が更に軽くなる。ただし本実施形態は、棚20に天板や底板を設けることを禁止する訳ではない。
3.棚の増設:
本実施形態では、支持具10と側板とを用いた構造をX方向へ繰り返すことにより、棚20を増設することが可能である。
図8は、棚20の増設方法を説明するための図である。図8に示す第1側板30と、第2側板31と、それらの間で壁1に固定された二つの支持具10とによる構造は、図5,7に示した構造と同じである。図8の説明では、第1側板30と、第2側板31と、それらの間の二つの支持具10とによる棚20を、棚20aと呼ぶ。図8では省略しているが、言うまでもなく棚20aの第1側板30と第2側板31との間には一つ以上の棚板40が配置される。
このように棚20aを組み立てた状況で、作業者は、一つの側板である第3側板32の一つの面32aに対して複数(図8では二つ)の支持具10の各第2腕部13をビス15で固定したユニットUを用意する。そして、作業者は、ユニットUを床2に立て、ユニットUの各支持具10の各第1腕部12をビス15で第2側板31の面31bに対して固定し、さらにユニットUの各支持具10の各固定部11をビスで壁1に対して固定する。この結果、第2側板31と、第3側板32と、それらの間で壁1に固定された二つの支持具10とによる棚20(20b)が、棚20aに繋がった状態で組み上がる。
第2側板31は、棚20aと棚20bとにより共有される。むろん、棚20bの第2側板31と第3側板32との間にも一つ以上の棚板40が配置される。棚20をどれだけ増設するかは、部屋の広さやユーザーのニーズに応じて自由に決定すればよい。また、図8において棚20bを基準として見れば、第2側板31を第1側板と称し、第3側板32を第2側板と称してもよい。
4.側板の取り外し:
これまでに説明したように棚20を組み立てた後、必要に応じて、棚板40を外し且つ支持具10から側板を外して、支持具10のみが壁1に固定された状態にすることが可能である。作業者は、例えば、壁1の壁紙の貼り直し、ペンキの塗り直しといった壁1のメンテナンスや、側板の交換やメンテナンスのために、支持具10から側板を外す。支持具10の第1腕部12や第2腕部13と側板とを固定しているビス15等を外すことで、支持具10から側板を簡単に外すことができる。
図9は、側板が外された後の、壁1に固定されたままの二つの支持具10の一部を示している。図9内の上段では、二つの支持具10を前方からの視点で示し、図9内の下段では、これら二つの支持具10を上からの視点で示している。図9に示す左側の支持具10は、図8に示した棚20aの支持具10であり、図9に示す右側の支持具10は、図8に示した棚20bの支持具10である。つまり、図9に示す左側の支持具10は、その第2腕部13を第2側板31の面31aに固定していた支持具10であり、図9に示す右側の支持具10は、その第1腕部12を第2側板31の面31bに固定していた支持具10であり、図9では、第2側板31が外された状態である。
図9から解るように、左側の支持具10の第2腕部13の第2突出部13cと、右側の支持具10の第1腕部12の第1突出部12cとは接触している。そのため、同じ側板(第2側板31)に対して固定されていた第2腕部13と第1腕部12との間の壁1の範囲(以下、特定範囲)は、第2突出部13cと第1突出部12cとにより覆われている。図9内の上段では、解り易くするために、壁1の第2突出部13cと第1突出部12cとにより覆われている特定範囲を、便宜上、グレー色で塗っている。
支持具10が、第1突出部12cや第2突出部13cを有さない構成である場合、支持具10から側板を外したとき、壁1の特定範囲が露出するため、特定範囲に対しても壁紙の貼り直しやペンキの塗り直し等といったメンテナンスを行う必要性が生じる。しかし、特定範囲は、二つの支持具10で挟まれた狭い範囲であるため、作業者の手が入りにくく、メンテナンスが非常にし辛い。支持具10が、第1突出部12cおよび第2突出部13cを有する構成であれば、このような壁1の特定範囲に対するメンテナンスが不要となるため、支持具10が固定されたままの壁1に対するメンテナンス作業が容易化される。
5.横幅調整:
支持具10が、支持具10Aや支持具10Eのように、固定部11と第1腕部12および第2腕部13とを分離可能なタイプであれば、棚20の組み立ての現場において、棚20の横方向の長さ(横幅)を容易に調整することができる。
図10は、棚20の横幅調整のための部材のカットを説明するための図である。例えば、部屋の広さに合わせて、棚20の横幅を元の長さよりも所定長さLだけ短くする場合を想定する。この場合、作業者は、第1腕部12および第2腕部13を外した固定部11に関して、図10内の上段に示すように、第1板材11cおよび第2板材11dそれぞれの長さを、長さL分カットする。図10内の上段では、第1板材11cおよび第2板材11dを上からの視点で示している。長さLだけ短くなった第1板材11cおよび第2板材11dによれば、カット前と同様に、左右に第1段部11e、第2段部11fが形成される。従って、作業者は、カット後の第1板材11cおよび第2板材11dによる固定部11に対して、その第1段部11e、第2段部11fを利用して上述したように第1腕部12、第2腕部13を固定し、棚20の組み立てを開始すればよい。
固定部11が第1板材11cと第2板材11dとに分かれていない場合は、元々段部を左右の端部に有する固定部11をカットして短くしたとき、カットして新たに出来た端部を加工して段部を形成する手間が面倒である。支持具10Aや支持具10Eのように、固定部11が第1板材11cと第2板材11dとに分かれていれば、第1板材11cと第2板材11dとをそれぞれ同じ長さ分短くするだけで段部が出来るため、作業の手間が省かれる。
棚20の横幅を長さLだけ短くするには、作業者は、固定部11のみならず図10内の下段に示すように、棚板40の長さを、長さL分カットする。図10内の下段では棚板40を上からの視点で示している。さらに、図10内の下段では、棚板40の右の側面43の形状例も示している。上述したように棚板40の棚受41としてダボを採用する場合は、棚板40の下面には、ダボが嵌るための溝42を予め形成しておく。溝42は、半円型の溝であり、棚板40に対する上からの視点では当然見えない。上からの視点においては、棚板40の溝42を破線で示している。図10によれば、溝42は横方向における棚板40の全範囲に亘って連続して形成されている。従って、棚20の横幅調整のために棚板40をカットする場合、棚板40をどのような長さにカットしたとしても、棚板40の下面の左右の端には溝42が存在することになる。その結果、棚板40は溝42に嵌るダボにより適切に支持される。
6.まとめ:
このように本実施形態によれば、棚20は、横方向を長手方向として壁1に固定される固定部11と、固定部11の一方の端部である第1端部11aと連結し壁1から離れる方向へ突出する第1腕部12と、固定部11の他方の端部である第2端部11bと連結し壁1から離れる方向へ突出する第2腕部13と、を有する支持具10と、第1腕部12に支持される第1側板30と、第2腕部13に支持される第2側板31と、第1側板30と第2側板31との間に配置されて第1側板30と第2側板31とにより支持される一つ以上の棚板40と、を備える。
前記構成によれば、支持具10の第1腕部12および第2腕部13による、第1側板30および第2側板31の支持、固定部11の壁1への固定、棚板40の配置、という簡単な工程で、強度が確保された棚20を組み立てることができる。また、棚20は、背板を有さない点においても、組み立てが容易であると言える。また、棚20は、棚板40を外し、第1側板30および第2側板31を第1腕部12および第2腕部13から外すことにより、容易に解体することができる。さらに、側板が外された支持具10が壁1に固定されたままの状態で、外した側板の交換やメンテナンス、壁1のメンテナンスを行うことができるため、作業が効率化される。さらに、一つの側板を、二つの棚20が共有する構造を繰り返すことにより、棚20を簡単に増設することができる。
また、本実施形態によれば、第1腕部12および第2腕部13は、第1側板30および第2側板31を壁1から離間させた位置で支持する。
前記構成によれば、第1側板30および第2側板31と壁1との間には、隙間Gが確保されるため、側板が壁1に取り付けられている他の物と干渉せず、棚20の設置位置の自由度が上がる。また、隙間Gにケーブル類を通すことができるため、棚板40には、これらケーブル類を有する製品を問題なく収容することができる。さらに、側板は壁1に接触しないため、第1側板30および第2側板31を第1腕部12および第2腕部13から外して壁1のメンテナンスを行った後、壁紙やペンキの乾燥等のための養生期間を気にすることなく、即座に第1側板30および第2側板31を第1腕部12および第2腕部13に再び固定することができ、作業効率が上がる。
また、本実施形態によれば、第1端部11aと第2端部11bとには、壁1との間に隙間を確保可能な段部(第1段部11e、第2段部11f)が形成されており、第1腕部12は、第1端部11aの段部に一部を固定させて第1端部11aと連結し、第2腕部13は、第2端部11bの段部に一部を固定させて第2端部11bと連結する。
前記構成によれば、第1腕部12および第2腕部13を固定部11に対してコンパクトな構造で固定することができる。
また、本実施形態によれば、固定部11は、壁1に接する第1板材11cと、第1板材11cよりも長手方向において長い第2板材11dとを重ねて形成され、長手方向における第1板材11cと第2板材11dとの長さの差により段部が形成される。
前記構成によれば、長さの異なる二つの第1板材11c、第2板材11dにより簡単に段部を形成することができる。また、棚20の横幅調整のために固定部11を短くカットする場合にも、第1板材11c、第2板材11dのそれぞれをカットするだけで簡単に段部を形成することができる。
また、本実施形態によれば、支持具10は、長手方向における固定部11の延長線上で第1腕部12の外側および第2腕部13の外側にそれぞれ突出する突出部(第1突出部12c、第2突出部13c)を有する。
前記構成によれば、棚20の増設により支持具10を長手方向に複数並べて壁1に固定したとき、壁1の支持具10と支持具10との間の特定範囲を、突出部により覆うことができる。これにより、壁1に対するメンテナンスにおいて特定範囲へのメンテナンスが不要となり、作業効率が上がる。
本実施形態は、棚20以外にも様々な発明を開示する。
例えば、壁1に固定される長尺な固定部11と、固定部11の一方の端部である第1端部11aと連結し壁1から離れる方向へ突出し、棚20の側板を支持するための支持部を有する第1腕部12と、固定部11の他方の端部である第2端部11bと連結し壁1から離れる方向へ突出し、棚20の側板を支持するための支持部を有する第2腕部13と、を備える支持具10を、一つの発明として把握することができる。
また、支持具10と側板との関係のような棚20の一部の構造や、棚20の組み立て方法、棚20の解体方法等も、それぞれ発明として成立する。
7.その他の説明:
図1に示したように、第1腕部12および第2腕部13が有する支持部としてのビス穴12d,13dの一部を、切欠状のビス穴12d1,13d1とすることにより、第1腕部12と第1側板30との相対的な角度や、第2腕部13と第2側板31との相対的な角度が、調整し易くなる。また、ビス穴12d1,13d1を通過するビス15については、ビス穴12d1,13d1に対する締め付けを緩めて、第1側板30や第2側板31には刺さった状態のまま、第1側板30や第2側板31をビス穴12d1,13d1の長さ方向に沿って移動させれば、第1側板30や第2側板31を第1腕部12や第2腕部13から簡単に外すことができる。
棚20は、第1腕部12と第2腕部13との間に配置されて第1腕部12と第2腕部13とにより支持される、固定部11の長手方向に長尺な棒を有する、としてもよい。
図11は、支持具10および棒50を斜視図により示している。棒50を、吊り棒50とも呼ぶ。吊り棒50は、円筒形の棒である。図11では、第1腕部12に固定される第1側板30と、第2腕部13に固定される第2側板31とを、2点鎖線により簡易的に示している。
図11の例によれば、第1腕部12および第2腕部13は、それらの先端部が第1側板30および第2側板31よりも前方に出ている。また、第1側板30および第2側板31よりも前方に出ている第1腕部12および第2腕部13の各先端部には、第1腕部12が有するビス穴12dのうち最も前方のビス穴12d(第1特定ビス穴12d)と、第2腕部13が有するビス穴13dのうち最も前方のビス穴13d(第2特定ビス穴13d)とが形成されている。このような構成において、第1特定ビス穴12dと第2特定ビス穴13dとの間に吊り棒50を配置し、第1特定ビス穴12d、第2特定ビス穴13dの夫々を用いて左右両側から吊り棒50をビス15で固定する。
このように吊り棒50を固定することにより、ユーザーは、吊り棒50にハンガー等を吊り下げたり、棚20内部を隠すためのカーテンを吊り下げたりすることができる。
さらに、美観を高めるために、例えば、ユーザーから見える位置のビス15の頭に化粧キャップを取り付けたり、第1腕部12や第2腕部13に化粧カバーを取り付けたりしてもよい。
支持具10と同様に、第1側板30や第2側板31といった各側板や、棚板40は、木製または金属製であってもよいし、その他の素材によって形成されていてもよい。
吊り棒50を固定するための第1特定ビス穴12d、第2特定ビス穴13dは、切欠状のビス穴12d1,13d1のように、第1腕部12、第2腕部13それぞれの上縁まで達して開口された切欠状であってもよい。第1特定ビス穴12d、第2特定ビス穴13dを切欠状とすれば、吊り棒50に対して左右両側から挿し込んだビス15の軸部を上から第1特定ビス穴12d、第2特定ビス穴13dへ入れ込むだけで、第1腕部12および第2腕部13により吊り棒50を支持することが可能となる。また、第1特定ビス穴12d、第2特定ビス穴13dを切欠状とすれば、第1腕部12および第2腕部13から吊り棒50を外す作業も、より簡単になる。
図12は、オプションとしてのロールスクリーンユニット70を分解斜視図により示している。ロールスクリーンユニット70は、第2支持具60とロールスクリーン64とを含んでおり、1つ以上の側板に取り付けられる。図12の例では、ロールスクリーンユニット70は、第1側板30に取り付けられるが、第2側板31に取り付けられてもよい。むろん、ロールスクリーンユニット70は、第3側板32に取り付けられてもよい。
第2支持具60は、縦方向、つまりY方向に長尺な第1棒61と、第1棒61に対して垂直に第1棒61から延出する第2棒62と、を有する。ロールスクリーン64は、第2棒62に固定されたスクリーンホルダー65と、スクリーンホルダー65により巻かれた状態で保持されスクリーンホルダー65から下方へ引き出し可能なスクリーン66と、を有する。第2支持具60は、第1棒61を軸にして回転可能であり、第1棒61が第1側板30または第2側板31に支持されている。支持とは、直接的な支持と間接的な支持とのいずれであってもよい。
上述したように、第1棒61と第2棒62とは互いに垂直である。本実施形態において垂直や平行は、厳密な垂直や平行に限らず、幾らかの誤差を含んでいてもよい。第2支持具60は、概略、1本の丸棒を曲げ加工したり、2本の棒を溶接等で繋げたりして、第1棒61および第2棒62によるL字状に形成されている。第1棒61および第2棒62のうち、少なくとも第1棒61は、断面が円形である。
ロールスクリーン64は、様々な製品が公知であるため詳しい説明は省く。スクリーンホルダー65は、ロール状のスクリーン66の両端を、当該スクリーン66が回転可能な状態で保持する。ユーザーは、スクリーンホルダー65が保持するスクリーン66を下方へ引き出すことが可能である。スクリーン66を引き出したり、スクリーンホルダー65に巻き取らせたりする操作方式は、いわゆるプルコード式、チェーン式等、どのような方式であってもよい。
ロールスクリーン64は、スクリーンホルダー65の長手方向と、第2棒62の長手方向とを平行とした状態で第2棒62に固定される。第2棒62とスクリーンホルダー65とを固定する方法は特に問わない。図12の例では、スクリーンホルダー65とほぼ同じ長さの棒状の角材67が、スクリーンホルダー65の、スクリーン66が引き出される方とは逆側の面に固定されている。第2棒62には、例えば、下方に突出する固定片63が第2棒62の長手方向に沿って間隔を空けて複数形成されている。それぞれの固定片63にはビス穴が形成されており、このような固定片63のビス穴を用いて角材67をビス15により固定すれば、第2棒62にスクリーンホルダー65を固定することができる。角材67等の他の部材を介在させずに、第2棒62に対してスクリーンホルダー65を直接に固定してもよい。
図12に示すように、第1側板30の上端面30cと前端面30dとによる第1側板30の角部に対して、L字状の板金部材68が当接して固定される。当該角部に対する板金部材68の固定は、図示は省略しているが例えばビス止めによる固定である。また、板金部材68の前方を向く面には、中を空洞とした長尺な円筒69が、長手方向をY方向と平行とした姿勢で溶接により固定されている。円筒69の内側には上から第2支持具60の第1棒61が挿入される。これにより、第2支持具60は、円筒69に保持された第1棒61を軸にして、第2棒62をY方向に垂直な面内で回転させることが可能となる。
言うまでもなく、Y方向における第2支持具60の位置を保持するための、第1棒61に対するストッパー等の構成が円筒69内に設けられていてもよい。X方向における板金部材68および円筒69の幅は、それらが固定される対象の第1側板30等の側板のX方向の厚みよりも小さい。そのため、板金部材68および円筒69が、X方向において側板近傍の各構成と干渉することを避けることができる。
側板による第2支持具60の第1棒61の支持方法は、図12に示す態様に限らない。例えば、円筒69が第1側板30の上端面30cに埋め込まれていてもよい。また、上端面30cに、円筒69と同様の役割を果たす縦穴が形成され、この縦穴に第1棒61が挿入されるとしてもよい。第2棒62の長手方向において、第1棒61とロールスクリーン64との間に、側板や側板近傍の各構成との干渉を避けるために、ある程度の間隔が確保されていてもよい。
図13は、ロールスクリーンユニット70が第1側板30に取り付けられた状態を、上方からの視点により簡単に示している。図13では、壁1や支持具10を省略している。また、角材67も記載していない。図13では上方からの視点において、第2支持具60の第2棒62が第1側板30や第2側板31に対して垂直な角度である第1姿勢のロールスクリーンユニット70を実線で示し、第2棒62が第1側板30や第2側板31と平行な角度である第2姿勢のロールスクリーンユニット70を破線で示している。つまり、ユーザーは、第2支持具60を、第1棒61を軸にして回転させることで、ロールスクリーンユニット70を、例えば第1姿勢としたり第2姿勢としたりすることができる。ロールスクリーンユニット70は、周辺の他の物体と干渉しない範囲で、第1棒61を軸にして回転可能である。
本実施形態にかかる構成は、第1棒61を支持する第1側板30または第2側板31に対する第2棒62の角度が複数の特定の角度のいずれかとなるように第1棒61の回転を禁止する角度固定部を備える、としてもよい。
図14は、円筒69と、円筒69内に挿入された第1棒61との断面を上方からの視点により示している。図14は、Y方向に垂直な断面であって、円筒69のビス穴69aを通過する断面を示している。ビス穴69aは、図12にも示すように円筒69の外面と内面とを繋ぐ貫通穴である。ただし、ビス穴69aは、図12に示すような単なる貫通穴ではなく、図14に示すように、円筒69の外面に対して垂直に溶接された、より小さな円筒69bの内面を含んだ、貫通穴であってもよい。
第1棒61には、円筒である第1棒61を貫通する第1貫通穴61aおよび第2貫通穴61bが形成されている。第1貫通穴61aは、図12にも示されている。円筒69内で第1棒61を回転させ、図14に示すように円筒69のビス穴69aと第1棒61の第1貫通穴61aとを位置合わせした状態で、ビス15をビス穴69aに挿入してビス15を締めることで、ビス穴69aと第1貫通穴61aとにビス15が通り、第1棒61の回転が禁止される。このように、ビス穴69aと第1貫通穴61aとにビス15が通った状態では、第1側板30や第2側板31に対する第2棒62の角度は図13に実線で示すように垂直となり、ロールスクリーンユニット70は第1姿勢となる。
一方、図14に示す状態からビス15を外し、第1棒61を時計回りに90度回転させて、ビス穴69aと第1棒61の第2貫通穴61bとを位置合わせし、再びビス15をビス穴69aに挿入してビス15を締めることで、ビス穴69aと第2貫通穴61bとにビス15が通り、第1棒61の回転が禁止される。このように、ビス穴69aと第2貫通穴61bとにビス15が通った状態では、第1側板30や第2側板31に対する第2棒62の角度は図13に破線で示すように平行となり、ロールスクリーンユニット70は第2姿勢となる。
つまり、第1棒61を支持する第1側板30または第2側板31に対する第2棒62の複数の特定の角度とは、図示したような第1姿勢時の角度や第2姿勢時の角度であり、図14に示すビス15、ビス穴69a、第1貫通穴61a、第2貫通穴61bは、角度固定部に該当する。このように、ユーザーは、角度固定部を利用することで、ロールスクリーンユニット70を第1姿勢に固定したり、第2姿勢に固定したりすることができる。また、角度固定部は、第1棒61に、第1貫通穴61aや第2貫通穴61bの他にも貫通穴を有して、第1棒61を支持する第1側板30または第2側板31に対する第2棒62の角度が3つ以上の特定の角度のいずれかとなるように第1棒61の回転を禁止するとしてもよい。
図示は省略しているが、ビス15の周面には、ねじ山がねじの谷を挟んで所定ピッチで形成されており、ビス15が挿入されるビス穴69aは、めねじとして機能し、ビス15と螺合する。ただし、ビス穴69aに挿入されるビス15の先端部、具体的には、第1棒61の第1貫通穴61a、第2貫通穴61bに挿入される範囲には、ねじ山は形成されていないとしてもよい。このような、ビス穴69aに挿入されるビス15の先端部にはねじ山が形成されていない構成とすることにより、第1棒61が円筒69内で揺れたり振動したりしても、ビス先端部との接触により第1貫通穴61a、第2貫通穴61bが傷つくことを、抑制することができる。
このようなロールスクリーンユニット70を側板に取り付けることで、棚20を使用するユーザーの利便性を向上させることができる。具体的には、ロールスクリーンユニット70を第1姿勢とすることで、棚20の中をスクリーン66により隠して室内の美観を向上させることができる。また、ロールスクリーンユニット70を第2姿勢とすることで、スクリーン66を、X方向において連結された棚20と棚20との間の仕切りとすることができる。特に、ユーザーが棚20の棚板40をデスクとして使用する場合に、スクリーン66を棚20間の仕切りに使用することで、ユーザーのパーソナルスペースが簡易に形成される。また、プロジェクターの映像を投影するためにもスクリーン66を使用することができる。
その他のオプションについて簡単に説明する。
図15は、回転式のハンガーラック76を斜視図により示している。ハンガーラック76は、長尺なパイプ材を折り曲げ加工したり溶接したりして、概略、コの字状に形成されている。ハンガーラック76は、X方向を向く第3棒71と、第3棒71の左右の両端から第3棒71に対して垂直に延出する第4棒72および第5棒73と、を有する。第4棒72と第5棒73とは、平行である。さらに、第4棒72の第3棒71と接続する端とは逆側の端からは、第3棒71および第4棒72に対して垂直な第6棒74が延出している。同様に、第5棒73の第3棒71と接続する端とは逆側の端からは、第3棒71および第5棒73に対して垂直な第7棒75が延出している。第6棒74と第7棒75とは、平行である。
ハンガーラック76の第4棒72と第6棒74との接続部に対しては、第3支持具77が取り付けられており、同様に、第5棒73と第7棒75との接続部に対しては、第4支持具78が取り付けられている。第3支持具77が有する、下方へ突出する縦棒77cが、第1側板30の上端面30cに形成された縦穴30c1へ挿入され、かつ、第4支持具78が有する、下方へ突出する縦棒78cが、第2側板31の上端面31cに形成された縦穴31c1へ挿入されることで、ハンガーラック76は第3支持具77および第4支持具78を介して第1側板30および第2側板31へ取り付けられる。
第3支持具77では、X方向に並び互いに平行な板77a,77bが第4棒72と第6棒74との接続部を左右から挟んでおり、X方向を向く横棒77d,77eが板77aと板77bとを繋いでいる。縦棒77cは、ハンガーラック76の動きを阻害しない状態で第3支持具77に固定されていればよい。例えば、板77a,77bを繋ぐ不図示の板に、縦棒77cが溶接されている。同様に、第4支持具78では、X方向に並び互いに平行な板78a,78bが第5棒73と第7棒75との接続部を左右から挟んでおり、X方向を向く横棒78d,78eが板78aと板78bとを繋いでいる。縦棒78cは、ハンガーラック76の動きを阻害しない状態で第4支持具78に固定されていればよい。例えば、板78a,78bを繋ぐ不図示の板に、縦棒78cが溶接されている。縦棒77cが上端面30cの縦穴30c1へ挿入された状態では、第1側板30は、板77aの一部および板77bの一部により挟まれた状態となる。同様に、縦棒78cが上端面31cの縦穴31c1へ挿入された状態では、第2側板31は、板78aの一部および板78bの一部により挟まれた状態となる。
第3支持具77において、横棒77eよりも前方に位置する横棒77dは、第4棒72と第6棒74との接続部を貫通しており、ハンガーラック76が回転するための軸として機能する。一方、横棒77eは、後方から第4棒72に接してハンガーラック76の回転を規制するストッパーとして機能する。第4支持具78も全く同様に、横棒78dは、第5棒73と第7棒75との接続部を貫通しており、ハンガーラック76が回転するための軸として機能し、横棒78eは、後方から第5棒73に接してハンガーラック76の回転を規制するストッパーとして機能する。
図16は、ハンガーラック76を第1側板30および第2側板31へ取り付けた状態を、図6と同じ視点により示している。図16内の上段では、ハンガーラック76を使用しないときの退避姿勢としている。ユーザーは、ハンガーラック76を後方へ回転させて退避姿勢とする。退避姿勢のハンガーラック76は、第4棒72および第5棒73の角度が、横棒77eおよび横棒78eにより規制され、第3棒71が壁1に最接近した状態となる。ただし、退避姿勢のハンガーラック76の第3棒71は、壁1には接触しない。
図16内の下段では、ハンガーラック76を使用時の使用姿勢としている。ユーザーは、退避姿勢のハンガーラック76を前方へ回転させて使用姿勢とする。使用姿勢のハンガーラック76は、第3棒71、第4棒72および第5棒73がほぼ水平となり、第6棒74は第1側板30の前端面30dに接触して止まり、第7棒75は第2側板31の前端面31dに接触して止まる。図示は省略しているが、第6棒74の前端面30dと接触する位置や、第7棒75の前端面31dと接触する位置には、クッション性を有する部材を付けて、第6棒74と前端面30dとの接触時の衝撃や、第7棒75と前端面31dとの接触時の衝撃を和らげるようにしてもよい。ユーザーは、使用姿勢のハンガーラック76に、ハンガー、カーテン、タオル等を任意にかけて使用することができる。
図17は、伸縮式のハンガーラック80を斜視図により示している。図17の例では、ハンガーラック80は、一つの側板としての第2側板31に取り付けられる。ハンガーラック80は、長尺なパイプを複数本継ぎ足して構成されており、全体としてその長手方向、つまり図17に示すようにX方向において、伸縮可能である。ハンガーラック80を伸縮させるための仕組みは公知であり、特に限定しない。例えば、一方のパイプを他方のパイプに対して同軸で回転させることでハンガーラック80を伸縮させる。
X方向におけるハンガーラック80の両端のうち一方の端部には、側板と係合するための係合部81が固定されている。係合部81は、第2側板31の上端面31cを含む上端部に引っ掛けることが可能な形状を有する。係合部81は、下方に開放された断面略コの字状であり、上から第2側板31の上端部に嵌ることで、第2側板31と係合する。X方向におけるハンガーラック80の両端のうち他方の端部は、脚部82に固定されている。脚部82は、ハンガーラック80を水平に保持するための脚であり、その具体的形状は問わない。脚部82は床2と接する底部に、例えば、高さ調整のためのアジャスターを有していたり、移動するためのキャスターを有していたりする。ユーザーは、ハンガーラック80を所望の長さに調整した上で、使用することができる。
言うまでもなく、回転式のハンガーラック76、伸縮式のハンガーラック80、図11に示した吊り棒50の構成を、同時に採用することも可能である。これまでに棚20の各オプションとして説明したロールスクリーンユニット70、回転式のハンガーラック76、伸縮式のハンガーラック80については、それぞれを単独で発明として捉えることも可能であるし、オプションとオプションが取り付けられる側板とを含んだ構成を発明として捉えることも可能である。
1…壁、2…床、10,10A,10B,10C,10D,10E…支持具、11…固定部、11a…第1端部、11b…第2端部、11c…第1板材、11d…第2板材、11e…第1段部、11f…第2段部、12…第1腕部、12a…第1本体部、12b…第1挿入部、12c…第1突出部、12d,12d1…ビス穴、13…第2腕部、13a…第2本体部、13b…第2挿入部、13c…第2突出部、13d,13d1…ビス穴、14a…第1補強材、14b…第2補強材、15…ビス、20,20a,20b…棚、30…第1側板、31…第2側板、32…第3側板、40…棚板、41…棚受、42…溝、50…吊り棒、60…第2支持具、61…第1棒、61a…第1貫通穴、61b…第2貫通穴、62…第2棒、64…ロールスクリーン、65…スクリーンホルダー、66…スクリーン、69…円筒、69a…ビス穴、70…ロールスクリーンユニット、76,80…ハンガーラック

Claims (6)

  1. 横方向を長手方向として壁に固定される固定部と、前記固定部の一方の端部である第1端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第1腕部と、前記固定部の他方の端部である第2端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第2腕部と、を有する支持具と、
    前記第1腕部に支持される第1側板と、
    前記第2腕部に支持される第2側板と、
    前記第1側板と前記第2側板との間に配置されて前記第1側板と前記第2側板とにより支持される一つ以上の棚板と、を備え、
    前記第1腕部および前記第2腕部は、前記第1側板および前記第2側板を前記壁から離間させた位置で支持する、ことを特徴とする棚。
  2. 横方向を長手方向として壁に固定される固定部と、前記固定部の一方の端部である第1端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第1腕部と、前記固定部の他方の端部である第2端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第2腕部と、を有する支持具と、
    前記第1腕部に支持される第1側板と、
    前記第2腕部に支持される第2側板と、
    前記第1側板と前記第2側板との間に配置されて前記第1側板と前記第2側板とにより支持される一つ以上の棚板と、を備え、
    前記第1端部と前記第2端部とには、前記壁との間に隙間を確保可能な段部が形成されており、
    前記第1腕部は、前記第1端部の前記段部に一部を固定させて前記第1端部と連結し、
    前記第2腕部は、前記第2端部の前記段部に一部を固定させて前記第2端部と連結する、ことを特徴とする棚。
  3. 前記固定部は、前記壁に接する第1板材と、前記第1板材よりも前記長手方向において長い第2板材とを重ねて形成され、
    前記長手方向における前記第1板材と前記第2板材との長さの差により前記段部が形成される、ことを特徴とする請求項に記載の棚。
  4. 横方向を長手方向として壁に固定される固定部と、前記固定部の一方の端部である第1端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第1腕部と、前記固定部の他方の端部である第2端部と連結し前記壁から離れる方向へ突出する第2腕部と、を有する支持具と、
    前記第1腕部に支持される第1側板と、
    前記第2腕部に支持される第2側板と、
    前記第1側板と前記第2側板との間に配置されて前記第1側板と前記第2側板とにより支持される一つ以上の棚板と、を備え、
    さらに、縦方向に長尺な第1棒と、前記第1棒に対して垂直に前記第1棒から延出する第2棒と、を有する第2支持具と、
    前記第2棒に固定されたスクリーンホルダーと、前記スクリーンホルダーにより巻かれた状態で保持され前記スクリーンホルダーから下方へ引き出し可能なスクリーンと、を有するロールスクリーンと、を備え、
    前記第2支持具は、前記第1棒を軸にして回転可能であり、前記第1棒が前記第1側板または前記第2側板に支持されている、ことを特徴とする棚。
  5. 前記第1棒を支持する前記第1側板または前記第2側板に対する前記第2棒の角度が複数の特定の角度のいずれかとなるように前記第1棒の回転を禁止する角度固定部を備える、ことを特徴とする請求項に記載の棚。
  6. 前記支持具は、前記長手方向における前記固定部の延長線上で前記第1腕部の外側および前記第2腕部の外側にそれぞれ突出する突出部を有する、ことを特徴とする請求項1~請求項のいずれかに記載の棚。
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