JP7380403B2 - 情報処理装置及び連携方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び連携方法に関する。
CPU(Central Processing Unit)、メモリ、送受信装置を備える単位装置を複数有する情報処理装置は、情報処理装置全体の構成設定及び管理を行う全体管理装置を有する。また、各単位装置は、単位装置を管理する個別管理装置を有する。
図14は、このような情報処理装置の一例を示す図である。図14に示すように、情報処理装置8は、システムボード#80~システムボード#83で表される4つの単位装置としてのシステムボード80と、MMB(ManageMent Board)#80及びMMB#81で表される2つの全体管理装置としてのMMB80aとを有する。また、情報処理装置8は、FAN80bと、電源80cと、IOU#80~IOU#83で表される4つのIOU80dとを有する。
システムボード80は、アプリケーションの実行等の情報処理を行う。システムボード80は、メモリ81と、2つのCPU82と、フラッシュメモリ83と、DIMM(Dual Inline Memory Module)85と、2つのイーサネット(登録商標、以下同様)トランシーバ87とを有する。フラッシュメモリ83は、BMC(Board Management Controller)ファーム833を記憶する。BMCファーム833は、CPU82で実行されることにより、システムボード80を管理するBMCを実現するファームウェアである。BMCは、自システムボード80に搭載されているCPU82、DIMM85等の構成制御を行う。
MMB80aは、情報処理装置8の全体の構成設定及び管理を行う。MMB80aは、信頼性向上のために冗長化される。一方のMMB80aは運用系(Active)として用いられ、他方のMMB80aは待機系(Standby)として用いられる。MMB80aは、システムボード#80~システムボード#83、FAN80b、電源80c及びIOU#80~IOU#83と制御用バス80eで接続され、これらの装置を制御する。
MMB80aは、メモリ81aと、CPU82aと、フラッシュメモリ83aと、不揮発メモリ84aと、スイッチ86aと、イーサネットトランシーバ87aと、イーサネットスイッチ88aとを有する。
不揮発メモリ84aは、例えば、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)である。不揮発メモリ84aは、情報処理装置8の運用を管理するために使用される設定データ831を記憶する。設定データ831は、データ連携用バス80fを用いてアクティブ側からスタンバイ側に送信され、同期が取られる。フラッシュメモリ83aは、MMBファーム832を記憶する。MMBファーム832は、情報処理装置8の全体の構成設定及び管理を行うファームウェアである。
スイッチ86aは、制御用バス80eに接続され、MMB80aがアクティブである場合に、MMB80aをシステムボード#80~システムボード#83、FAN80b、電源80c及びIOU#80~IOU#83に接続する。
FAN80bは、情報処理装置8の冷却に用いられる。電源80cは、情報処理装置8に電力を供給する。IOU80dは、情報処理装置8が入出力を行う装置である。
MMB80aは、システムボード80、IOU0d等の資源を組み合わせてパーティション#0、パーティション#1で表されるパーティション89を構成する。設定データ831には、パーティション89に関する情報が含まれる。また、MMB80aは、パーティション89の運用状態を管理し、エラーログの格納等を行う。
なお、情報処理装置の構成に関する従来技術として、情報処理装置を管理するシステム管理装置の冗長構成を簡易な仕組みによって低コストで実現する技術がある。この従来技術では、2つの情報処理装置が、システム管理装置をそれぞれ1台搭載する。そして、2台のシステム管理装置はケーブルで接続され、それぞれのシステム管理装置は定期的に相互に稼動状態の確認を行う。通常時は、2台のシステム管理装置は、それぞれの情報処理装置に搭載されたデバイスの状態の監視を行うが、一方のシステム管理装置が稼動状態でなくなった場合には、他方のシステム管理装置が他方の情報処理装置に搭載されたデバイスの状態の監視も併せて行う。
また、ファームウェアのアップグレードに関する従来技術として、ファームウェアのアップグレード中に発生した回線障害の救済を実現する伝送装置がある。この伝送装置では、ファームウェアのアップグレードを実施する前に、アップグレード対象となる回線カードに搭載されるCPUが、自回線カードと対をなす対向側の回線カードに切替要求を行う。ここで、切替要求とは、運用回線及び予備回線で構成される冗長回線の切替制御を主導して実行するマスタCPUとして設定されているプロテクショングループについて、対向側の回線カードに搭載されたCPUをマスタCPUとして切り替える要求である。
特開2006-260072号公報 特開2010-093397号公報
図15は、MMB80aの機能を実現するハードウェア構成とBMCの機能を実現するハードウェア構成を示す図である。図15に示すように、MMB80aはMMBファーム832が動作するCPU82aを有し、BMCはBMCファーム833が動作するCPU82を有する。MMB80aはファームウェア(MMBファーム832)が展開されるメモリ81aを有し、BMCはファームウェア(BMCファーム833)が展開されるメモリ81を有する。MMB80aはユーザとの通信に用いるイーサネットトランシーバ87aを有し、BMCはMMB80aとの通信に用いるイーサネットトランシーバ87を有する。MMB80aはMMBファーム832を格納するフラッシュメモリ83aを有し、BMCはBMCファーム833を格納するフラッシュメモリ83を有する。
図15に示したように、MMB80aの機能を実現するハードウェアとBMCの機能を実現するハードウェアには、CPU、メモリ、イーサネットトランシーバ、フラッシュメモリ等、同じハードウェアがある。したがって、情報処理装置8は、MMB80aとシステムボード80に同じハードウェアを別々に有することで、ハードウェアを共有化した場合と比較して、ハードウェアの量が多いという課題がある。
本発明は、1つの側面では、情報処理装置のハードウェア量を削減することを目的とする。
1つの態様では、情報処理装置は、処理装置及び該処理装置により実行されるプログラムを記憶するメモリを備える単位装置を複数有する。そして、複数の単位装置のそれぞれは、生存確定回路とデータ連携回路とメイン確定回路とを有する。前記生存確定回路は、自単位装置が正常動作しているか否かを判定する。前記データ連携回路は、当該情報処理装置の運用管理に用いられる設定データの更新が自単位装置において完了したか否かを判定する。前記メイン確定回路は、前記生存確定回路の出力と他の単位装置の生存確定回路の出力、及び、前記データ連携回路の出力と他の単位装置のデータ連携回路の出力に基づいて、所定の数の単位装置の中から当該情報処理装置の運用管理を行うメイン単位装置を確定する。そして、前記メイン確定回路により確定されたメイン単位装置が記憶するファームウェアが前記運用管理を行うファームウェアとして機能する。
1つの側面では、本発明は、情報処理装置のハードウェア量を削減することができる。
図1は、図14に示した情報処理装置からハードウェアを削減した情報処理装置を示す図である。 図2は、実施例に係る情報処理装置の構成を示す図である。 図3は、システムボードにおいて追加された3つの回路に関係する構成を示す図である。 図4は、システムボードの間の接続を示す図である。 図5は、メイン確定回路の動作フローを示す図である。 図6Aは、データ連携を説明するための第1の図である。 図6Bは、データ連携を説明するための第2の図である。 図6Cは、データ連携を説明するための第3の図である。 図6Dは、データ連携を説明するための第4の図である。 図6Eは、データ連携を説明するための第5の図である。 図6Fは、データ連携を説明するための第6の図である。 図6Gは、データ連携を説明するための第7の図である。 図6Hは、データ連携を説明するための第8の図である。 図7は、起動時の動作フローを示す図である。 図8は、システムボードが故障したときの動作フローを示す図である。 図9は、データ連携の動作フローを示す図である。 図10は、データ連携時に更新データの受信を失敗したときの動作フローを示す図である。 図11は、ブロードキャストによるデータ連携を示す図である。 図12は、ブロードキャストによるデータ連携の動作フローを示す図である。 図13は、共有メモリを用いたデータ連携を示す図である。 図14は、情報処理装置の一例を示す図である。 図15は、MMBの機能を実現するハードウェア構成とBMCの機能を実現するハードウェア構成を示す図である。
以下に、本願の開示する情報処理装置及び連携方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。
まず、図14に示した情報処理装置8からハードウェアを削減した情報処理装置について説明する。図1は、図14に示した情報処理装置8からハードウェアを削減した情報処理装置を示す図である。図1に示すように、情報処理装置9は、図14に示した情報処理装置8と比較して、MMB80aを有しない。情報処理装置9は、システムボード#90~システムボード#93で表される4つのシステムボード90と、FAN90bと、電源90cと、IOU#90~IOU#93で表される4つのIOU90dとを有する。
システムボード90は、アプリケーションの実行等の情報処理を行う。システムボード90は、メモリ91と、2つのCPU92と、フラッシュメモリ93と、不揮発メモリ94と、DIMM95と、スイッチ96と、2つのイーサネットトランシーバ97とを有する。フラッシュメモリ93は、MMBファーム932とBMCファーム933を記憶する。MMBファーム932は、情報処理装置9の全体の構成設定及び管理を行うファームウェアである。BMCファーム933は、CPU92で実行されることにより、システムボード90を管理するBMCを実現するファームウェアである。BMCは、自システムボード90に搭載されているCPU92、DIMM95等の構成制御を行う。
不揮発メモリ94は、例えば、MRAMである。不揮発メモリ94は、情報処理装置9の運用を管理するために使用される設定データ931を記憶する。スイッチ96は、制御用バス90eに接続され、システムボード90を他のシステムボード90、FAN90b、電源90c及びIOU#90~IOU#93に接続する。
FAN90bは、情報処理装置9の冷却に用いられる。電源90cは、情報処理装置9に電力を供給する。IOU90dは、情報処理装置9が入出力を行う装置である。
このように、情報処理装置9は、MMBファーム932をフラッシュメモリ93に記憶する。そして、MMBファーム932は、メモリ91に展開され、CPU92で実行される。また、システムボード90は、設定データ931を記憶する不揮発メモリ94と、他のシステムボード90、FAN90b、電源90c及びIOU#00~IOU#93に制御用バス90eを介して接続するスイッチ96を有する。したがって、情報処理装置9は、MMB80aを不要とすることができる。
ただし、情報処理装置9は、情報処理装置8において2台のMMB80aにより実現されていた冗長構成を、1つのシステムボード90をアクティブとし、残りのシステムボード90をスタンバイとすることで実現する。このため、アクティブのシステムボード90が故障すると、スタンバイのシステムボード90からアクティブのシステムボード90を決定し、決定したシステムボード90をアクティブに切り替える処理が必要になる。
また、情報処理装置8においては、アクティブのMMB80aのMMBファーム832がスタンバイのMMB80aのMMBファーム832に設定データ831を送信することで設定データ831の同期が取られていた。しかしながら、情報処理装置9では、同期を取る必要があるシステムボード90の数が多く、設定データ931の同期に時間がかかる。
このように、情報処理装置9においては、アクティブのシステムボード90が故障したときの切替処理、システムボード間での設定データ931の同期処理が必要である。しかしながら、このような処理をMMBファーム932で行うと、処理に時間がかかり、また、システムボード90ではBMCファーム933も動作しているため、BMCファーム933に悪影響を与える。
そこで、実施例に係る情報処理装置は、アクティブのシステムボードが故障したときの切替処理、システムボード間での設定データの同期処理をハードウェアで行う。図2は、実施例に係る情報処理装置の構成を示す図である。図2に示すように、実施例に係る情報処理装置1は、システムボード#0~システムボード#N(Nは正の整数)で表される複数のシステムボード10と、FAN10bと、電源10cと、IOU#0~IOU#3で表される4つのIOU10dとを有する。なお、図2では、4つのIOU10dを有するが、情報処理装置1は、4以外の数のIOU10dを有してよい。
システムボード10は、アプリケーションの実行等の情報処理を行う。システムボード10は、メモリ11と、2つのCPU12と、フラッシュメモリ13と、不揮発メモリ14と、DIMM15と、スイッチ16と、2つのイーサネットトランシーバ17とを有する。なお、システムボード10は、3つ以上のCPU12を有してもよい。また、システムボード10は、生存確定回路31、データ連携回路32、メイン確定回路33で表される3つの回路を有する。生存確定回路31、データ連携回路32及びメイン確定回路33は、情報処理装置9と比較して、情報処理装置1に追加された回路である。
メモリ11には、フラッシュメモリ13に記憶されるファームウェアが展開される記憶装置である。2つのCPU12のうち、一方のCPU12は、メモリ11に展開されたファームウェアを実行する中央処理装置である。他方のCPU12は、DIMM15に記憶されたアプリケーションプログラム等を実行する中央処理装置である。フラッシュメモリ13は、MMBファーム22とBMCファーム23を記憶する。MMBファーム22は、情報処理装置1の全体の構成設定及び管理を行うファームウェアである。BMCファーム23は、CPU12で実行されることにより、システムボード10を管理するBMCを実現するファームウェアである。BMCは、自システムボード10に搭載されているCPU12、DIMM15等の構成制御を行う。
不揮発メモリ14は、例えば、MRAMである。不揮発メモリ14は、情報処理装置1の運用を管理するために使用される設定データ21を記憶する。設定データ21には、パーティションに関する情報が含まれる。
DIMM15は、アプリケーションプログラム等を記憶する記憶装置である。スイッチ16は、制御用バス10eに接続され、システムボード10を他のシステムボード10、FAN10b、電源10c及びIOU#0~IOU#3に接続する。イーサネットトランシーバ17は、他のシステムボード10と通信を行う通信装置である。イーサネットトランシーバ17は、ユーザとの通信にも用いられる。FAN10bは、情報処理装置1の冷却に用いられる。電源10cは、情報処理装置1に電力を供給する。IOU10dは、情報処理装置1が入出力を行う装置である。
生存確定回路31は、システムボード10が正常動作しているか否かを判定するハードウェアである。データ連携回路32は、設定データ21の連携が完了しているか否かを判定するハードウエアである。ここで、データ連携とは、アクティブなシステムボード10すなわちメインシステムボード10と設定データ21の同期を取ることである。メイン確定回路33は、メインシステムボード10が故障した場合にスタンバイのシステムボード10からメインシステムボード10を決定するハードウェアである。
図3は、システムボード10において追加された3つの回路に関係する構成を示す図である。図3は、システムボード#0を例として示す。また、図3では、システムボード10の数を4とする。
図3に示すように、生存確定回路31は、マルチバイブレータ31aを有する。ファームウェア24は、定期的にマルチバイブレータ31aにアクセスすることでマルチバイブレータ31aの出力を常に、正常動作を示すハイ(high)とする。ここで、ファームウェア24は、MMBファーム22とBMCファーム23が統合されたファームウェアである。システムボード10が正常動作しない場合には、ファームウェア24がマルチバイブレータ31aにアクセスしなくなるので、マルチバイブレータ31aの出力はロウ(low)になる。したがって、マルチバイブレータ31aの出力が、システムボード10が正常動作しているか否かの判定結果となる。マルチバイブレータ31aの出力は、メイン確定回路33と他システムボード10へ送られる。
データ連携回路32は、更新対象数レジスタ32aと更新完了フラグ32bを有する。更新対象数レジスタ32aは、設定データ21の同期対象のシステムボード10の数と自システムボード10が何番目に同期が行われるかを記憶する。なお、更新対象数レジスタ32aを用いたデータ連携の詳細については後述する。更新完了フラグ32bは、設定データ21の同期が完了したか否かを示すフラグである。更新対象数レジスタ32aと更新完了フラグ32bは、自システムボード10からも他システムボード10からも設定可能である。更新完了フラグ32bの出力は、メイン確定回路33と他システムボード10へ送られる。
メイン確定回路33は、生存情報記憶部33aと、データ連携情報記憶部33bと、メインBMM情報記憶部33cとを有する。メイン確定回路33は、メインシステムボード10が故障すると、生存情報記憶部33a、データ連携情報記憶部33b及びメインBMM情報記憶部33cが記憶する情報に基づいて、新たなメインシステムボード10を決定する。
生存情報記憶部33aは、全てのシステムボード10について、正常動作しているか否かを生存情報として記憶する。生存情報記憶部33aは、自システムボード10(システムボード#0)については、マルチバイブレータ31aの出力を記憶し、他システムボード10(システムボード#1~システムボード#3)については、他システムボード10の出力を記憶する。
データ連携情報記憶部33bは、全てのシステムボード10について、データ連携が完了しているか否かをデータ連携情報として記憶する。データ連携情報記憶部33bは、自システムボード10については、更新完了フラグ32bの状態を記憶し、他システムボード10については、他システムボード10の出力を記憶する。
メインBMM情報記憶部33cは、全てのシステムボード10について、メインシステムボード10であるか否かをメインBMM情報として記憶する。メインBMM情報記憶部33cは、自システムボード10については、メイン確定回路33が決定した結果を記憶し、他システムボード10については、他システムボード10の出力を記憶する。
AND回路34は、生存情報記憶部33a、データ連携情報記憶部33b及びメインBMM情報記憶部33cが#0について記憶する情報の論理積に基づいてスイッチ16を制御する。すなわち、AND回路34は、自システムボード10が、生存し(正常動作の状態)、データ連携完了の状態にあり、メインシステムボード10である場合に、スイッチ16をイネーブルにし、自システムボード10を他のユニットに接続する。ここで、他のユニットとは、他のシステムボード10、FAN10b、電源10c及びIOU#0~IOU#3である。
経路35は、ファームウェア24が他のシステムボード10のファームウェア24と通信する場合に用いられる。経路35は、イーサネットスイッチ36に接続される。ファームウェア24は、イーサネットスイッチ36を介して他のシステムボード10のファームウェア24と通信する。経路35は、データ連携に用いられる。
なお、データ連携回路32及びメイン確定回路33は、CPLD(Complex Programmable Logic Device)により実現される。
図4は、システムボード10の間の接続を示す図である。図4に示すように、生存情報記憶部33aの情報は、他のシステムボード10の生存確定回路31の出力が設定され、データ連携情報記憶部33bの情報は、他のシステムボード10のデータ連携回路32の出力が設定される。例えば、システムボード#0の生存情報記憶部33aについて、#1、#2及び#3の情報は、それぞれシステムボード#1、システムボード#2及びシステムボード#3の生存確定回路31の出力が設定される。なお、図4では省略されているが、メインBMM情報記憶部33cの情報は、他のシステムボード10のメイン確定回路33の出力が設定される。
また、ファームウェア24は、スイッチ16を介して、FAN10b、電源10c、IOU#0~IOU#3等の他のユニットと通信する。
次に、メイン確定回路33の動作フローについて説明する。図5は、メイン確定回路33の動作フローを示す図である。なお、図5、図7~図10、図12において、SBは、システムボード10を表す。また、SB#xはx番目のシステムボード10を表し、システムボード10の個数をNとすると、xは0~(N-1)の整数である。
図5に示すように、メイン確定回路33は、SB#xの生存情報変化を検出する(ステップS1)。すると、メイン確定回路33は、各SBの生存情報を確認し(ステップS2)、各SBのデータ連携情報を確認する(ステップS3)。そして、メイン確定回路33は、自SBのNo.(番号)を確認し(ステップS4)、メインSBのNo.を確認する(ステップS5)。そして、メイン確定回路33は、故障SBのNo.はメインSBのNo.であるか否かを判定し(ステップS6)、故障SBのNo.がメインSBのNo.でない場合には、動作を完了する。
一方、故障SBのNo.がメインSBのNo.である場合には、メイン確定回路33は、新メインSBのNo.を算出する(ステップS7)。メイン確定回路33は、生存情報がalive(生存)であり、データ連携情報がcomp(完了)であり、現メインSBのNo.より大きい番号を新メインSBのNo.として算出する。
そして、メイン確定回路33は、他SBが算出した新メインSBのNo.を確認する(ステップS8)。基本的には、他SBが算出したメインSBのNo.は、自身が算出した新メインSBのNo.と同じになるが、一時的なエラーにより、新メインSBのNo.の一部が異なる場合には、メイン確定回路33は、多数決により新メインSBのNo.を確定する。また、多数決により決められない場合には、メイン確定回路33は、新メインSBのNo.の再算出と、他SBへの再算出依頼を、多数決がとれるまで繰り返す。
そして、メイン確定回路33は、新メインSBのNo.を決定し(ステップS9)、新メインSBのNo.は自No.であるか否かを判定する(ステップS10)。そして、新メインSBのNo.が自No.である場合には、メイン確定回路33は、ファームウェア24にメインであることを通知する(ステップS11)。
このように、メインSBが故障した場合にメイン確定回路33が新メインSBを決定することで、情報処理装置1は、冗長構成を実現することができる。
次に、データ連携の詳細について説明する。データ連携を全てのシステムボード10で行うと、データ連携の完了までに多くの時間がかかる。そこで、情報処理装置1は、一部のシステムボード10を対象としてデータ連携を行う。図6A~図6Hは、データ連携を説明するための図である。図6A~図6Hでは、システムボード#0がメインシステムボード10である。システムボード#0は、システムボード#2、システムボード#3の2つのシステムボード10を対象としてデータ連携を行う。図6A~図6Gにおいて、システムボード#1は搭載されていない。このため、システムボード#1は、データ連携の対象とならない。このように、情報処理装置1は、未搭載のシステムボード10がある場合には、搭載されていればデータ連携の対象であっても、未搭載のシステムボード10をデータ連携の対象としない。
このため、情報処理装置1は、生存情報を用いてデータ連携を行う。図6Aに示すように、システムボード#0のファームウェア24は、生存情報を読み(read)、各システムボード10の生存状態を確認する。システムボード10が搭載されていない場合には、生存情報は生存を示さない。そして、システムボード#0のファームウェア24は、生存が確認できたシステムボード10を対象としてデータ連携を行う。図6Aでは、生存が確認できたシステムボード10の数を2とし、システムボード#0のファームウェア24は、システムボード#2、システムボード#3をデータ連携の対象とする。
そして、図6Bに示すように、メインシステムボード10の設定データAが設定データBに更新される。すると、メインシステムボード10のファームウェア24は、連携対象のシステムボード10の更新対象数レジスタ32aに更新対象のシステムボード10の数と、更新対象の何番目にあたるかを示す数(更新番号)を設定する(t1)。図6Bでは、システムボード#0のファームウェア24が、更新対象のシステムボード10の数として2を、更新番号として1を更新対象数レジスタ32aに設定する。
そして、メインシステムボード10のファームウェア24は、連携対象の更新完了フラグ32bをクリアし(t2)、連携対象へ更新データを送信する(t3)。図6Bでは、システムボード#0のファームウェア24が、システムボード#2の更新完了フラグ32bをクリアし、システムボード#2へ設定データBを送信する(t3)。
そして、更新データを受信したシステムボード10のファームウェア24(受信ファームウェア24)は、図6Cに示すように、受信データを用いて設定データ21を更新し(t4)、更新完了フラグ32bに更新完了を設定する(t5)。図6Cでは、システムボード#2のファームウェア24が、設定データAを設定データBに更新し、更新完了フラグ32bに更新完了を設定する。このとき、メインシステムボード10は、データ連携処理から解放されるが、自身の設定データ21の更新は、データ連携が完了するまで制限する。
そして、受信ファームウェア24は、図6Dに示すように、更新対象数レジスタ32aを読み(t6)、更新対象の数と更新番号を比較することで、次のシステムボード10へ更新データを送信するか否かを判定する。受信ファームウェア24は、更新対象の数が更新番号より大きい場合には、次のシステムボード10へ更新データを送信する。このとき、受信ファームウェア24は、図6Eに示すように、更新番号に1を加えて次のシステムボード10の更新対象数レジスタ32aに設定し(t7)、次のシステムボード10の更新完了フラグ32bをクリアして(t8)、更新データを送信する(t9)。
図6D及び図6Eでは、システムボード#2のファームウェア24が、2(更新対象の数)と1(更新番号)を比較し、更新対象の数が更新番号より大きいので、システムボード#3へ設定データBを送信する。このとき、システムボード#3の更新対象の数と更新番号に2が設定され、システムボード#3の更新完了フラグ32bがクリアされる。
そして、受信ファームウェア24は、図6Fに示すように、受信データを用いて設定データ21を更新し(t10)、更新完了フラグ32bに更新完了を設定する(t11)。図6Fでは、システムボード#3のファームウェア24が、設定データAを設定データBに更新し、更新完了フラグ32bに更新完了を設定する。
そして、受信ファームウェア24は、図6Gに示すように、更新対象数レジスタ32aを読み(t12)、更新対象の数と更新番号を比較することで、次のシステムボード10へ更新データを送信するか否かを判定する。受信ファームウェア24は、更新対象の数が更新番号と等しい場合には、メインシステムボード10へ更新データを送信し(t13)、メインシステムボード10の更新完了フラグ32bをクリアする(t14)。図6Gでは、システムボード#3のファームウェア24が、2(更新対象の数)と2(更新番号)を比較し、更新対象の数と更新番号が等しいので、システムボード#0へ設定データBを送信する。このとき、システムボード#0の更新完了フラグ32bがクリアされる。
このように、情報処理装置1は、リレー方式でデータ連携を行うことで、メインシステムボード10へ更新データを戻す。したがって、メインシステムボード10は、データ連携の完了を知ることができる。なお、メインシステムボード10は、送信された更新データを破棄する。
また、データ連携処理の際に不具合が発生した場合は、図6Hに示すように、受信ファームウェア24は、再送依頼を送信側に発行する(t15)。図6Hは、システムボード#2が、再送依頼をシステムボード#1へ発行する場合を示す。このように、データ連携処理の際に不具合が発生する場合があるので、メインシステムボード10は、データ連携が完了するまで設定データ21の更新を制限する。
次に、情報処理装置1の動作フローについて説明する。なお、以下の動作フローは、情報処理装置1が、SB#0~SB#3で表される4つのシステムボード10を有する場合を示す。また、以下の動作フローでは、網掛けされた処理はハードウェアにより行われる。一方、網掛けされていない処理は、ステップS32の処理を除いて、ファームウェア24により行われる。
図7は、起動時の動作フローを示す図である。図7に示すように、SB#0~SB#3は、起動時の動作フローは同じであるので、ここでは、SB#0の動作を例として説明する。電源10cが投入されると、SB#0のファームウェア24が起動される(ステップS21)。
そして、SB#0のファームウェア24は、マルチバイブレータ31aの制御を開始し(ステップS22)、自SBがメインSBであるか否かを判定する(ステップS23)。そして、自SBがメインSBである場合には、SB#0のファームウェア24は、装置全体の制御を開始する(ステップS24)。そして、SB#0のファームウェア24は、自SBの制御を開始する(ステップS25)。
このように、メインSBのファームウェア24が装置全体の制御を行うので、情報処理装置1は、MMB80aを不要とすることができる。
図8は、システムボード10が故障したときの動作フローを示す図である。図8は、SB#0が故障した場合を示す。図8に示すように、SB#1~SB#3は、SB#0故障時の動作フローは同じであるので、ここでは、SB#1の動作を例として説明する。
SB#0が故障すると、SB#0のマルチバイブレータ制御が停止する(ステップS31)。また、SB#0は、故障のため動作を停止する(ステップS32)。一方、SB#1は、SBの状態変化を検知する(ステップS33)。そして、SB#1は、故障したSBがメインSBであるか否かを判定し(ステップS34)、メインSBでない場合には、ステップS41に進む。
一方、故障したSBがメインSBである場合には、SB#1は、メイン確定回路33を動作させ(ステップS35)、新メインSBを確定する(ステップS36)。そして、SB#1は、各SBが確定したNo.を確認し(ステップS37)、各SBが確定したNo.について、多数決が取れるか否かを判定する(ステップS38)。そして、多数決が取れない場合には、SB#1は、ステップS35に戻る。
一方、多数決が取れた場合には、SB#1は、多数決により決定されたNo.が自SBのNo.か否かを判定し(ステップS39)、自SBのNo.でない場合には、ステップS41に進む。一方、多数決により決定されたNo.が自SBのNo.である場合には、SB#1は、装置全体の制御を開始する(ステップS40)。そして、SB#1は、自SBの制御を継続する(ステップS41)。
なお、SBは、ステップS40及びステップS41の処理を除いて他の処理をハードウェアで行う。このように、メインSBが故障した場合に、ハードウェアにより新メインSBを決定するので、情報処理装置1は、新メインSBの決定を高速に行うことができる。
図9は、データ連携の動作フローを示す図である。なお、図9では、SB#0がメインSBである。図9に示すように、SB#0は、SB#1の更新対象数レジスタ32aを設定する(ステップS51)。すると、SB#1の更新対象数レジスタ32aが更新される(ステップS52)。そして、SB#0は、SB#1の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS53)。すると、SB#1の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS54)。
そして、SB#0は、設定データ21の更新データをSB#1に送信する(ステップS55)。すると、SB#1は、更新データを受信し(ステップS56)、設定データ21を更新する(ステップS57)。そして、SB#1は、更新完了フラグ32bをセットし(ステップS58)、更新対象は自分が最後であるか否かを判定する(ステップS59)。そして、更新対象は自分が最後である場合には、SB#1は、SB#0の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS60)。すると、SB#0の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS61)。そして、SB#1は、更新データをSB#0に送信する(ステップS62)。すると、SB#0は、更新データを受信して破棄し(ステップS63)、データ連携を完了する。
一方、更新対象は自分が最後でない場合には、SB#1は、SB#2の更新対象数レジスタ32aを設定する(ステップS64)。すると、SB#2の更新対象数レジスタ32aが更新される(ステップS65)。そして、SB#1は、SB#2の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS66)。すると、SB#2の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS67)。
そして、SB#1は、設定データ21の更新データをSB#2に送信する(ステップS68)。すると、SB#2は、更新データを受信し(ステップS69)、設定データ21を更新する(ステップS70)。そして、SB#2は、更新完了フラグ32bをセットし(ステップS71)、更新対象は自分が最後であるか否かを判定する(ステップS72)。そして、更新対象は自分が最後である場合には、SB#2は、SB#0の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS73)。すると、SB#0の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS61)。そして、SB#2は、更新データをSB#0に送信する(ステップS74)。すると、SB#0は、更新データを受信して破棄し(ステップS63)、データ連携を完了する。
一方、更新対象は自分が最後でない場合には、SB#2は、SB#3の更新対象数レジスタ32aを設定する(ステップS75)。すると、SB#3の更新対象数レジスタ32aが更新される(ステップS76)。そして、SB#2は、SB#3の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS77)。すると、SB#3の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS78)。
そして、SB#2は、設定データ21の更新データをSB#3に送信する(ステップS79)。すると、SB#3は、更新データを受信し(ステップS80)、設定データ21を更新する(ステップS81)。そして、SB#3は、更新完了フラグ32bをセットし(ステップS82)、更新対象は自分が最後であるか否かを判定する(ステップS83)。そして、更新対象は自分が最後である場合には、SB#3は、SB#0の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS84)。すると、SB#0の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS61)。そして、SB#3は、更新データをSB#0に送信する(ステップS85)。すると、SB#0は、更新データを受信して破棄し(ステップS63)、データ連携を完了する。
このように、情報処理装置1は、リレー方式で更新データを送信することで、データ連携の対象の設定データ21を更新することができる。
図10は、データ連携時に更新データの受信を失敗したときの動作フローを示す図である。図10に示すように、SB#1は、SB#2の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS91)。すると、SB#2の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS92)。そして、SB#1は、設定データ21の更新データをSB#2に送信する(ステップS93)。ここで、SB#2は、更新データの受信に失敗する(ステップS94)。
すると、SB#2は、SB#1に更新データの再送を依頼する(ステップS95)。すると、SB#1は、再送依頼を受信し(ステップS96)、SB#2に更新データを再送信する(ステップS97)。すると、SB#2は、設定データ21を更新し(ステップS98)、更新完了フラグ32bをセットする(ステップS99)。そして、SB#2は、自分が最後の更新対象であるか否かを判定する動作に移る。
このように、SBは、更新データの受信を失敗したときに、再送を依頼することで、更新データを取得することができる。
なお、情報処理装置1は、リレー方式の代わりにブロードキャストにより設定データ21の更新データを送信してもよい。図11は、ブロードキャストによるデータ連携を示す図であり、図12は、ブロードキャストによるデータ連携の動作フローを示す図である。図11及び図12では、システムボード#0(SB#0)がメインシステムボード10である。また、図11では、システムボード#1とシステムボード#Nが更新対象であり、図12では、SB#1~SB#3が更新対象である。
図11に示すように、システムボード#0は、システムボード#1~システムボード#Nに更新データをブロードキャストする。システムボード#1とシステムボード#Nは、更新データを受信して設定データ21を更新する。一方、他のシステムボード10は、受信した更新データを破棄する。
また、図12に示すように、SB#0は、SB#1の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS101)。すると、SB#1の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS102)。そして、SB#0は、設定データ21の更新データをSB#1に送信する(ステップS103)。すると、SB#1は、更新データを受信し(ステップS104)、設定データ21を更新する(ステップS105)。そして、SB#1は、更新完了フラグ32bをセットし(ステップS106)、SB#0にデータ更新完了を通知する(ステップS107)。すると、SB#0は、データ更新完了を受信する(ステップS108)。
また、SB#0は、SB#2の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS109)。すると、SB#2の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS110)。そして、SB#0は、設定データ21の更新データをSB#2に送信する(ステップS111)。すると、SB#2は、更新データを受信し(ステップS112)、設定データ21を更新する(ステップS113)。そして、SB#2は、更新完了フラグ32bをセットし(ステップS114)、SB#0にデータ更新完了を通知する(ステップS115)。すると、SB#0は、データ更新完了を受信する(ステップS116)。
また、SB#0は、SB#3の更新完了フラグ32bをクリアする(ステップS117)。すると、SB#3の更新完了フラグ32bが更新される(ステップS118)。そして、SB#0は、設定データ21の更新データをSB#3に送信する(ステップS119)。すると、SB#3は、更新データを受信し(ステップS120)、設定データ21を更新する(ステップS121)。そして、SB#3は、更新完了フラグ32bをセットし(ステップS122)、SB#0にデータ更新完了を通知する(ステップS123)。すると、SB#0は、データ更新完了を受信する(ステップS124)。
このように、メインシステムボード10が更新データをブロードキャストすることによっても、情報処理装置1は、データ連携を行うことができる。更新データの量が少ない場合等、データ連携処理が通常動作の障害とならない場合、ブロードキャスト方式が有効である。
図13は、共有メモリを用いたデータ連携を示す図である。図13では、システムボード#0がメインシステムボード10であり、システムボード#1とシステムボード#Nが更新対象である。図13に示すように、システムボード#0は、全システムボード10の外に配置されたメモリ41に設定データ21を格納する。そして、システムボード#1及びシステムボード#Nは、メインシステムボード10となって動作を開始する際に、メモリ41から設定データ21を読み出して自身の設定データ21を更新する。
このように、情報処理装置1は、全システムボード10の外に配置されたメモリ41を用いて、データ連携を行うことができる。ハードウェアの構成に制約がない場合、あるいは、設定データ21を冗長化する必要がない場合には、情報処理装置1は、このような共有メモリ方式でデータ連携を行うことができる。
上述してきたように、実施例では、生存確定回路31が、自システムボード10が正常動作しているか否かを判定し、データ連携回路32が、設定データ21の連携が完了しているか否かを判定する。そして、メイン確定回路33が、メインシステムボード10が故障した場合に、自システムボード10と他のシステムボード10の生存確定回路31及びデータ連携回路32の判定結果に基づいて、新たなメインシステムボード10を決定する。そして、新たなシステムボード10のファームウェア24が、情報処理装置1を管理する。したがって、情報処理装置1は、MMB80aを不要とし、ハードウェア量を削減することができる。
また、実施例では、生存確定回路31は、マルチバイブレータ31aを有し、ファームウェア24は、定期的にマルチバイブレータ31aにアクセスすることでマルチバイブレータ31aの出力を常に、正常動作を示すハイとする。したがって、生存確定回路31は、自システムボード10が正常動作しているか否かを判定することができる。
また、実施例では、データ連携回路32は、更新対象数レジスタ32aを用いて、連携対象のシステムボード10にリレー方式で設定データ21を転送するので、メインシステムボード10の負担を低減することができる。
また、実施例では、生存情報記憶部33aが、自システムボード10と他のシステムボード10について、生存確定回路31の判定結果を記憶する。また、データ連携情報記憶部33bが、自システムボード10と他のシステムボード10について、データ連携回路32の判定結果を記憶する。そして、メイン確定回路33は、生存情報記憶部33aが正常動作していることを示し、データ連携情報記憶部33bがデータ連携が完了したことを示すシステムボード10をメインシステムボード10とする。したがって、メイン確定回路33は、メインシステムボード10を適切に決定することができる。
また、実施例では、複数のシステムボード10有する場合について説明したが、情報処理装置1は、CPU等の処理装置、メモリ、送受信装置を備える単位装置を複数有してもよい。
1,8,9 情報処理装置
10,80,90 システムボード
10b,80b,90b FAN
10c,80c,90c 電源
10d,80d,90d IOU
10e,80e,90e 制御用バス
11,81,81a,91 メモリ
12,82,82a,92 CPU
13,83,83a,93 フラッシュメモリ
14,84a,94 不揮発メモリ
15,85,95 DIMM
16,86a,96 スイッチ
17,87,87a,97 イーサネットトランシーバ
21,831,931 設定データ
22,832,932 MMBファーム
23,833,933 BMCファーム
24 ファームウェア
31 生存確定回路
31a マルチバイブレータ
32 データ連携回路
32a 更新対象数レジスタ
32b 更新完了フラグ
33 メイン確定回路
33a 生存情報記憶部
33b データ連携情報記憶部
33c メインBMM情報記憶部
34 AND回路
35 経路
36 イーサネットスイッチ
41 メモリ
80a MMB
80f データ連携用バス
88a イーサネットスイッチ
89 パーティション

Claims (5)

  1. 処理装置及び該処理装置により実行されるプログラムを記憶するメモリを備える単位装置を複数有し、
    複数の単位装置のそれぞれは、
    自単位装置が正常動作しているか否かを判定する生存確定回路と、
    当該情報処理装置の運用管理に用いられる設定データの更新が自単位装置において完了したか否かを判定するデータ連携回路と、
    前記生存確定回路の出力と他の単位装置の生存確定回路の出力、及び、前記データ連携回路の出力と他の単位装置のデータ連携回路の出力に基づいて、所定の数の単位装置の中から当該情報処理装置の運用管理を行うメイン単位装置を確定するメイン確定回路と
    を有し、
    前記メイン確定回路により確定されたメイン単位装置が記憶するファームウェアが前記運用管理を行うファームウェアとして機能することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生存確定回路は、自単位装置が正常動作しているか否かの判定結果を出力するマルチバイブレータを有し、
    それぞれの単位装置で動作するファームウェアは、前記マルチバイブレータの出力が正常動作を示すように定期的に該マルチバイブレータにアクセスすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ連携回路は、前記所定の数の単位装置に前記設定データをリレー方式で転送し、前記所定の数と前記設定データの転送における順番とを記憶する更新対象数レジスタを用いて前記設定データの転送を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数の単位装置のそれぞれは、
    全ての単位装置の生存確定回路の出力結果を記憶する生存情報記憶部と、
    全ての単位装置のデータ連携回路の出力結果を記憶するデータ連携情報記憶部とをさらに有し、
    前記メイン確定回路は、前記生存情報記憶部と前記データ連携情報記憶部を参照し、前記生存情報記憶部が正常動作していることを示し、かつ、前記データ連携情報記憶部が前記設定データの更新が完了したことを示す単位装置を前記メイン単位装置として確定することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 処理装置及び該処理装置により実行されるプログラムを記憶するメモリを備える単位装置を複数有する情報処理装置の連携方法において、
    複数の単位装置のそれぞれが、
    自単位装置が正常動作しているか否かを判定する第1の判定を行い、
    前記情報処理装置の運用管理に用いられる設定データの更新が自単位装置において完了したか否かを判定する第2の判定を行い、
    前記第1の判定の結果と他の単位装置の第1の判定の結果、及び、前記第2の判定の結果と他の単位装置の第2の判定の結果に基づいて、所定の数の単位装置の中から前記情報処理装置の運用管理を行うメイン単位装置を確定し、
    確定したメイン単位装置が記憶するファームウェアが前記運用管理を行うことを特徴とする連携方法。
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