JP7379079B2 - 光学系及びそれを有する光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系に関し、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、銀塩フィルム用カメラ、望遠鏡等の光学機器に好適なものである。
光学機器に用いられる光学素子として、透過光量を調整するND(Neutral Density)フィルタが知られている。特に、焦点外れ像(ボケ像)の輪郭の先鋭度のばらつきを改善する(アポダイゼーション効果を得る)ためには、領域ごとに透過率が異なるグラデーション型のNDフィルタ(アポダイゼーションフィルタ)が用いられる。特許文献1には、アポダイゼーション効果を得るために、透過率分布を有する光学素子を光学系に設けることが記載されている。
国際公開第2016/039147号公報
しかしながら、特許文献1では、透過率分布を有する光学素子を通過する軸上光線及び軸外光線の高さについて考慮されていない。軸上光線及び軸外光線の高さに対して光学素子の透過率分布が適切でない場合、回転対称性の高いアポダイゼーション効果が得られなくなってしまうことが考えられる。
本発明の目的は、回転対称性の高いアポダイゼーション効果を得ることである。
本発明の一側面としての光学系は、開口絞りと、該開口絞りよりも物体側又は像側の何れか一方に配置される第1の光学素子と、他方に配置される第2の光学素子とを有し、前記第1及び第2の光学素子の夫々は透過率が光軸に垂直な方向に変化する領域を含み、前記第1及び第2の光学素子における軸上光線の光軸からの最大高さを各々a1及びa2、前記第1及び第2の光学素子における最軸外光線の光軸からの最大高さを各々m1及びm2、光軸からの高さhにおける前記第1及び第2の光学素子の透過率を各々T1(h)及びT2(h)、前記第1及び第2の光学素子の有効径を各々φ1及びφ2、h1/φ1=h2/φ2とするとき、
0.0≦|m1/a1|<|m2/a2|<1.0
0.40≦T1(h1)/T2(h2)<0.98
0.30≦2×h1/φ1≦0.70
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、回転対称性の高いアポダイゼーション効果を得ることができる。
実施例1の光学系の断面図である。 実施例2の光学系の断面図である。 実施例3の光学系の断面図である。 実施例4の光学系の断面図である。 実施例5の光学系の断面図である。 実施例6の光学系の断面図である。 実施例7の光学系の断面図である。 実施例8の光学系の断面図である。 実施形態の撮像装置の模式図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面は、便宜的に実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。また、各図面において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明を省略する。
図1乃至8は、実施例1乃至8に係る光学系の無限遠に合焦している状態での断面図である。図1乃至8では、各光学系の光軸OAを含むメリジオナル断面を示している。各実施例の光学系をデジタルビデオカメラやデジタルカメラの撮像光学系として用いる際には、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子が像面IPに配置される。各実施例の光学系を銀塩フィルム用カメラの撮像光学系として用いる際には、フィルムが像面IPに配置される。図1乃至8における矢印は、無限遠から最至近距離までのフォーカシングに際して移動するレンズ群(フォーカス群)の移動軌跡を示している。矢印が描かれていないレンズ群は、フォーカシングに際して不動である。
まず、図1を参照して実施例1に係る光学系1について説明する。
実施例1の光学系1は、開口絞りSPと、開口絞りSPよりも物体側(左側)又は像側(右側)の何れか一方に配置される第1の光学素子11と、他方に配置される第2の光学素子12とを有する。第1及び第2の光学素子の夫々は、透過率が光軸に垂直な方向(第1の方向)に変化する領域(透過率分布領域)を含んでおり、これによりアポダイゼーション効果を実現している。透過率分布領域としては、例えば、各光学素子の中心から周辺へ向かって連続的に透過率が減少するような透過率分布を有する領域を採用することができる。ただし、必要に応じて各光学素子の中心に透過率が一定である領域を設けても良い。
このような透過率分布領域は、光を吸収又は反射させる光学材料を成形したり基板上に成膜したりすることで得られる。このとき、色ガラスなどの光を吸収する物質を含有する媒質を光学材料として採用し、その厚みを位置に応じて変化させたり、該物質の濃度を部分的に変化させたりすることで透過率分布を形成しても良い。また、真空蒸着によって光学材料を基板上に堆積させたり、銀塩粒子などの感光材料を基板上に塗布して露光したりすることで透過率分布領域を形成しても良い。光学材料としては、例えば、熱硬化性、熱可塑性、光硬化性などの性質を有する材料を用いることができる。基板としては、レンズ等の曲面を有するものに限らず、平板状やフィルム状のものであっても良い。
なお、第1及び第2の光学素子の少なくとも一方を、電圧の印加によって透過率分布を生じさせるエレクトロクロミック素子としても良い。この場合、印加される電圧に応じてエレクトロクロミック素子の透過率分布が変化するが、ある電圧において後述する各条件式を満足するような透過率分布が得られるようにエレクトロクロミック素子を構成すれば良い。
上述したボケ像の輪郭の先鋭度のばらつきを改善するためには、ボケ像の輪郭付近(エッジ部)において光量がなだらかに減少するような光量分布を実現することが好ましい。実施例1の光学系1は、透過率分布領域を含む第1及び第2の光学素子を有するため、このような好ましい光量分布を実現することができる。一方、ボケ像の輪郭付近で光量が増加するような光量分布である場合、ボケ像の輪郭が強調されてしまうため好ましくない。ここでのボケ像とは、物体(被写体)の動きや撮影者の手ぶれによりボケた像ではなく、撮像光学系の焦点面から焦点深度以上はなれた位置に形成される像(デフォーカス像)を意味する。
ここで、実施例1の光学系1において、透過率分布を有する光学素子が開口絞りSPの物体側(光入射側)と像側(光出射側)の夫々に配置されている理由について説明する。
一般的な撮像光学系において、像面IPに結像する光束の径は、その結像点が光軸から離れるにつれて小さくなる。すなわち、結像点の像高が高くなるほど光束の径は小さくなる。これは、光学素子の端部、鏡筒や押え環等の保持部材、開口絞り、フレアカッター等によって軸外光束が遮光されるためである。このことは口径食やケラレと呼ばれる。このような撮像光学系において、各像高に結像する各光束の光軸に垂直な任意の断面における通過領域は互いに異なる。したがって、撮像光学系に透過率分布領域を有する光学素子を一つのみ設けただけでは像高が高い光束に対して十分な光量分布を与えることができず、像高によって光量分布が大きく異なったり、光量分布がメリジオナル方向において非対称なったりしてしまう。
図1において、結像点の像高が最も高い光束(光学系1の最大画角に対応するメリジオナル光束)である最軸外光束REについて考える。開口絞りSPよりも物体側において、最軸外光束REの上線REUは下線RELよりも光軸OAに近い位置を通る。そのため、透過率分布を有する光学素子を開口絞りSPの物体側にのみ設けた場合、該光学素子による最軸外光束REの上線REUの減光量は最軸外光束REの下線RELの減光量よりも小さくなる。一方、開口絞りSPよりも像側においては、下線RELは上線REUよりも光軸OAに近い位置を通る。そのため、透過率分布を有する光学素子を開口絞りSPの像側にのみ設けた場合には、下線RELの減光量は上線REUの減光量よりも小さくなる。
すなわち、透過率分布を有する光学素子を一つだけ設ける場合、最軸外光束REの光量分布は非回転対称となってしまう。ゆえに、透過率分布を有する一つの光学素子のみで各像高に結像するそれぞれの光束に対して有効にアポダイゼーション効果を与えることは困難である。
一方、開口絞りSPの物体側と像側の夫々に透過率分布を有する光学素子を設けた場合、各光学素子により与えられる光量分布が重ね合わされることになる。このため、透過率分布を有する光学素子を一つだけ設けた場合に生じる光量分布の非回転対称性を低減することができる。ゆえに、開口絞りSPの物体側と像側の夫々に透過率分布を有する光学素子を設けることで、各像高に結像する各光束に対して良好なアポダイゼーション効果を与えることができる。
言い換えると、第1及び第2の光学素子における最軸外光線の光軸OAからの最大高さを各々m1及びm2とするとき、以下の条件式(1)を満足するように第1及び第2の光学素子を配置すればよい。ただし、ここでの「高さ」とは、光軸OAに垂直な方向における光軸OAからの距離を示す。条件式(1)上限を下回るように、開口絞りSPの物体側及び像側の両方に光学素子を一つ以上配置することで、前述のとおり各像高に結像する各光束に対して良好なアポダイゼーション効果を与えることができる。
m1×m2<0 (1)
次に、第1及び第2の光学素子の位置における軸上光束RA及び最軸外光束REの光軸からの高さとアポダイゼーション効果の回転対称性との関係について説明する。
最軸外光束REにおいて、開口絞りSPと光軸OAとの交点(開口絞りSPの開口中心)を通過する主光線RESを考える。この主光線RESに対して回転対称なアポダイゼーション効果を得るためには、第1及び第2の光学素子における主光線RESの通過位置での透過率を互いに同程度とすればよい。また、軸上から最軸外まで均一なアポダイゼーション効果を得るためには、軸上光束に含まれる光線(軸上光線)と最軸外光束に含まれる光線(最軸外光線)の高さの比を、第1及び第2の光学素子で互いに同等とすればよい。しかし、一般的な光学系においては、必ずしも軸上光線と最軸外光線の高さの比が略等しくなる位置に透過率分布を有する光学素子を配置できるとは限らない。
そこで、各実施例の光学系においては、開口絞りSPの物体側及び像側に配置される第1及び第2の光学素子の透過率分布を互いに異ならせることで、回転対称性の高いアポダイゼーション効果を実現している。例えば、実施例1の光学系1においては、軸上光線に対する最軸外光線の高さの比は、第1の光学素子11よりも第2の光学素子12での方が大きい。よって、第2の光学素子12よりも第1の光学素子11の透過率の方が低くなるような透過率分布にすることで、アポダイゼーション効果の回転対称性を高めることが可能となる。
ここで、第1及び第2の光学素子における軸上光線の光軸OAからの最大高さを各々a1及びa2、光軸からの高さhにおける第1及び第2の光学素子の透過率を各々T1(h)及びT2(h)、第1及び第2の光学素子の有効径を各々φ1及びφ2とする。このとき、各実施例の光学系は、以下の条件式(2)乃至(4)を満足する。ただし、h1及びh2の夫々は、h1/φ1=h2/φ2なる式を満たす光線高さであり、第1及び第2の光学素子の有効径に対する光線高さの比率が互いに一致する場合の光線高さを示している。
0.60≦|m1/a1|<|m2/a2|≦1.40 (2)
0.40≦T1(h1)/T2(h2)<0.98 (3)
0.30≦2×h1/φ1≦0.70 (4)
条件式(2)の下限を下回る程に最軸外光線の高さが相対的に低くなると、軸外光束に対するアポダイゼーション効果が十分に得られず、像高ごとのアポダイゼーション効果の差異が大きくなってしまう。条件式(2)の上限を上回る程に軸上光線の高さが相対的に低くなると、軸上光束に対するアポダイゼーション効果が十分に得られず、像高ごとのアポダイゼーション効果の差異が大きくなってしまう。
条件式(4)を満たす光線高さの領域において、条件式(3)を満たすよう透過率分布を設定すれば、回転対称性の高いアポダイゼーション効果を得ることができる。条件式(3)の下限を下回る程に第1の光学素子の透過率が低いと、第1の光学素子によるアポダイゼーション効果が過大になり、メリジオナル断面での透過率分布の対称性が低くなってしまう。条件式(3)の上限を上回る程に第1の光学素子の透過率が高いと、第1の光学素子によるアポダイゼーション効果が十分に得られず、メリジオナル断面での軸外光束に対する透過率分布の対称性が低くなってしまう。条件式(4)の下限を下回る程に光線高さが低い領域の透過率は、ボケ像の輪郭の先鋭度には影響を与えない。条件式(4)の上限を上回る程に光線高さが高い領域の透過率は、ボケ像の中間領域の先鋭度には影響を与えない。
条件式(2)の数値範囲は、順に以下の条件式(2a)乃至(2d)とすることが好ましい。
0.70≦|m1/a1|<|m2/a2|≦1.20 (2a)
0.75≦|m1/a1|<|m2/a2|≦1.10 (2b)
0.80≦|m1/a1|<|m2/a2|≦0.98 (2c)
0.80≦|m1/a1|<|m2/a2|≦0.94 (2d)
条件式(3)の数値範囲は、順に以下の条件式(3a)乃至(3c)とすることが好ましい。
0.55≦T1(h1)/T2(h2)<0.92 (3a)
0.65≦T1(h1)/T2(h2)<0.85 (3b)
0.75≦T1(h1)/T2(h2)<0.90 (3c)
条件式(4)の数値範囲は、順に以下の条件式(4a)乃至(4b)とすることが好ましい。
0.50≦2×h1/φ1≦0.70 (4a)
0.60≦2×h1/φ1≦0.70 (4b)
また、第1及び第2の光学素子の(基板の)d線に対する屈折率を各々n1及びn2とするとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
|n1-n2|≦0.32 (5)
条件式(5)の上限を上回る程に第1及び第2の光学素子の屈折率の差が大きくなると、各光学素子に対して共通の膜構成で良好な吸収特性と反射防止特性とを両立させることが難しくなる。
条件式(5)の数値範囲は、順に以下の条件式(5a)乃至(5b)とすることが好ましい。
|n1-n2|≦0.20 (5a)
|n1-n2|≦0.07 (5b)
さらに、各光学素子の有効径の位置における透過率の比を適切に定めることによって、軸外光束のメリジオナル断面での透過率分布の対称性をより高めることができる。したがって、アポダイゼーション効果の回転対称性をより高めるためには、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.80≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<1.20 (6)
条件式(6)の下限を下回る程に第1の光学素子の有効径位置における透過率が低いと、第1の光学素子によるアポダイゼーション効果が過大になり、メリジオナル断面での透過率分布の対称性が低くなってしまう。条件式(6)の上限を上回る程に第1の光学素子の透過率が高いと、第1の光学素子によるアポダイゼーション効果が十分に得られず、軸外光束に対するメリジオナル断面での透過率分布の対称性が低くなってしまう。
条件式(6)の数値範囲は、順に以下の条件式(6a)乃至(6b)とすることが好ましい。
0.83≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<1.10 (6a)
0.86≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<1.05 (6b)
さらに、各光学素子における軸上光線及び最軸外光線の高さを適切に定めることによって、各光線に対する透過率分布の対称性をより高めることができる。したがって、アポダイゼーション効果の回転対称性をより高めるためには、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
0<(|m1/a1|-1)×(|m2/a2|-1) (7)
条件式(7)の下限値を下回る程に各光学素子における軸上光線及び最軸外光線の光線高さの比率に差異があると、軸上光線と最軸外光線における透過率分布に差が生じ、アポダイゼーション効果の回転対称性が低くなってしまう。
同様に、アポダイゼーション効果の対称性をより高めるためには、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
0.80≦|m1/a1|/|m2/a2|<1.00 (8)
条件式(8)の下限値を下回る程に第1の光学素子における軸上光線の高さに対する最軸外光線の高さの比率が小さいと、第1の光学素子による透過率分布の最大値と最小値の差が小さくなり、アポダイゼーション効果を十分に得られない。条件式(8)の上限値を上回る程に第2の光学素子の軸上光線の高さに対する最軸外光線の高さの比率が小さいと、第2の光学素子による透過率分布の最大値と最小値の差が小さくなり、アポダイゼーション効果を十分に得られない。
条件式(8)の数値範囲は、順に以下の条件式(8a)乃至(8c)とすることが好ましい。
0.80≦|m1/a1|/|m2/a2|≦0.99 (8a)
0.84≦|m1/a1|/|m2/a2|≦0.98 (8b)
0.88≦|m1/a1|/|m2/a2|≦0.91 (8c)
また、アポダイゼーション効果の対称性をより高めるためには、以下の条件式(9)及び条件式(10)を満足することが望ましい。
0.50≦|m1/a1|<1.00 (9)
0.50≦|m2/a2|<1.00 (10)
条件式(9)及び条件式(10)の下限値を下回る程に各光学素子の軸上光線の高さに対して最軸外光線の高さが小さいと、最軸外光線に対するメリジオナル断面での透過率分布の最大値と最小値の差が小さくなり、アポダイゼーション効果を十分に得られない。条件式(9)及び条件式(10)の上限値を上回る程に各光学素子の軸上光線の高さに対して最軸外光線の高さが大きいと、軸上光線に対する透過率分布の最大値と最小値の差が小さくなり、アポダイゼーション効果を十分に得られない。
条件式(9)の数値範囲は、順に以下の条件式(9a)乃至(9c)とすることが好ましい。
0.60≦|m1/a1|<0.94 (9a)
0.70≦|m1/a1|<0.88 (9b)
0.80≦|m1/a1|<0.84 (9c)
条件式(10)の数値範囲は、順に以下の条件式(10a)乃至(10c)とすることが好ましい。
0.70≦|m2/a2|<0.98 (10a)
0.80≦|m2/a2|<0.96 (10b)
0.90≦|m2/a2|<0.94 (10c)
さらに、第1及び第2の光学素子の有効径位置における透過率を適切に定めることによって、ボケ像の輪郭の先鋭度の対称性を高めることができる。したがって、アポダイゼーション効果の対称性をより高めるためには、以下の条件式(11)及び条件式(12)を満足することが望ましい。
0.000≦T1(φ1/2)≦0.125 (11)
0.000≦T2(φ2/2)≦0.125 (12)
条件式(11)及び条件式(12)の上限値を上回る程に各光学素子の透過率が高い場合、ボケ像の輪郭部分において透過率が低くならず、アポダイゼーション効果を十分に得ることができない。また、軸外光線に対するサジタル断面での透過率分布の最大値と最小値の差が小さくなり、回転対称性の高いアポダイゼーション効果を得ることができない。透過率の符号は常に正であるため、条件式(11)及び条件式(12)の下限値を下回ることはない。なお、条件式(11)及び条件式(12)の中辺が小さい値になる程高いアポダイゼーション効果を得ることができるが、透過率が著しく小さい光学素子の製造難易度は高いため、製造難易度を考慮して各光学素子の透過率を適切に設定することがより好ましい。
具体的には、条件式(11)の数値範囲は、順に以下の条件式(11a)乃至(11c)とすることが好ましい。
0.008≦T1(φ1/2)≦0.088 (11a)
0.016≦T1(φ1/2)≦0.063 (11b)
0.031≦T1(φ1/2)≦0.050 (11c)
条件式(12)の数値範囲は、順に以下の条件式(12a)乃至(12c)とすることが好ましい。
0.008≦T2(φ2/2)≦0.088 (12a)
0.016≦T2(φ2/2)≦0.063 (12b)
0.031≦T2(φ2/2)≦0.050 (12c)
さらに、メリジオナル断面における各光束の開口絞りSPの位置での直径(光束径)を適切に定めることによって、光学系を小型化及び軽量化しつつ対称性の高い透過率分布を得ることができる。したがって、メリジオナル断面における軸上光束及び最軸外光束の開口絞りSPの位置での直径を各々Da及びDmとするとき、以下の条件式(13)を満足することが望ましい。
0.20≦Dm/Da≦0.70 (13)
条件式(13)の下限値を下回る程に最軸外光束の直径が小さいと、アポダイゼーション効果を得るために急峻な透過率分布を形成することが必要になる。このとき、軸上光束に対してはボケ像の輪郭付近にしか透過率分布を形成することができず、十分なアポダイゼーション効果を得ることができない。条件式(13)の上限値を上回る程に最軸外光束の直径を大きくするためには、最軸外光束がケラレないように第1及び第2の光学素子の直径を大きくすることが必要になるため、光学系が大型化及び重量化してしまう。
条件式(13)の数値範囲は、順に以下の条件式(13a)乃至(13c)とすることが好ましい。
0.24≦Dm/Da≦0.58 (13a)
0.28≦Dm/Da≦0.47 (13b)
0.30≦Dm/Da≦0.42 (13c)
また、条件式(2)乃至(4)を満足する代わりに、条件式(2)と以下の条件式(14)乃至(17)を満足することによっても、同様にアポダイゼーション効果の回転対称性を高めることができる。
0.70≦|m1/a1|/|m2/a2|≦0.95 (14)
0.40≦T1(φ1/4)<0.90 (15)
0.40≦T2(φ2/4)<0.90 (16)
0.001≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<0.400 (17)
条件式(14)の下限値を下回る程に第1の光学素子の軸上光線の高さに対する最軸外光線の高さの比率が小さいと、第1の光学素子による透過率分布の最大値と最小値の差が小さくなり、アポダイゼーション効果を十分に得られない。条件式(14)の上限値を上回る程に第2の光学素子の軸上光線の高さに対する最軸外光線の高さの比率が小さいと、第2の光学素子による透過率分布の最大値と最小値の差が小さくなり、アポダイゼーション効果を十分に得られない。
条件式(15)の下限値を下回る程に第1の光学素子の中帯域(φ2/4)における透過率が低いとボケ像が小さくなってしまい、ボケ像の大きさに対する透過率変化が相対的に急峻になるため、アポダイゼーション効果を十分に得られない。条件式(15)の上限値を上回る程に第1の光学素子の中帯域における透過率が高いと、第1の光学素子の外周部における透過率分布の変化が相対的に急峻になるため、アポダイゼーション効果を十分に得られない。
条件式(16)の下限値を下回る程に第2の光学素子の中帯域(φ2/4)における透過率が低いとボケ像が小さくなってしまい、ボケ像の大きさに対する透過率変化が相対的に急峻になるため、アポダイゼーション効果を十分に得られない。条件式(16)の上限値を上回る程に第1の光学素子の中帯域における透過率が高いと、第2の光学素子の外周部における透過率分布の変化が相対的に急峻になるため、アポダイゼーション効果を十分に得られない。
条件式(17)の下限を下回る程に第2の光学素子の有効径位置における透過率が高いと、第2の光学素子によるアポダイゼーション効果が十分に得られず、軸外光束に対するメリジオナル断面での透過率分布の対称性が低くなってしまう。条件式(17)の上限を上回る程に第1の光学素子の透過率が高いと、第1の光学素子によるアポダイゼーション効果が十分に得られず、軸外光束に対するメリジオナル断面での透過率分布の対称性が低くなってしまう。
条件式(14)の数値範囲は、順に以下の条件式(14a)乃至(14c)とすることが好ましい。
0.74≦|m1/a1|/|m2/a2|≦0.92 (14a)
0.78≦|m1/a1|/|m2/a2|≦0.90 (14b)
0.81≦|m1/a1|/|m2/a2|≦0.85 (14c)
条件式(15)の数値範囲は、順に以下の条件式(15a)乃至(15c)とすることが好ましい。
0.60≦T1(φ1/4)<0.80 (15a)
0.65≦T1(φ1/4)<0.76 (15b)
0.70≦T1(φ1/4)<0.73 (15c)
条件式(16)の数値範囲は、順に以下の条件式(16a)乃至(16c)とすることが好ましい。
0.60≦T2(φ2/4)<0.90 (16a)
0.68≦T2(φ2/4)<0.86 (16b)
0.75≦T2(φ2/4)<0.84 (16c)
条件式(17)の数値範囲は、順に以下の条件式(17a)乃至(17c)とすることが好ましい。
0.01≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<0.38 (17a)
0.02≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<0.35 (17b)
0.03≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<0.32 (17c)
また、条件式(2)乃至(4)を満足する代わりに、以下の条件式(18)乃至(22)を満足することによっても、同様にアポダイゼーション効果の回転対称性を高めることができる。ただし、メリジオナル断面における軸上光束の第1及び第2の光学素子での最大直径(光軸OAに垂直な方向における最大径)を各々DA1及びDA2、メリジオナル断面における最軸外光束の第1及び第2の光学素子での最大直径を各々DM1及びDM2とする。また、h11及びh12の夫々は、h11<h12なる式を満たす光線高さである。
DM2/DA2<DM1/DA1 (18)
T1(h11)-T1(h12)<T2(h21)-T2(h22) (19)
0.70≦2×h11/φ1=2×h21/φ2<0.98 (20)
0.70≦2×h12/φ1=2×h22/φ2<0.98 (21)
条件式(18)は、メリジオナル断面における軸上光束の直径に対する最軸外光束の直径の比率が、第2の光学素子よりも第1の光学素子の方において大きいことを示している。条件式(18)を満たす位置に第1及び第2の光学素子が配置されている場合、第1の光学素子よりも第2の光学素子の透過率分布の変化量を大きくすることで、軸外光束に対するメリジオナル断面での透過率分布の対称性を高めることができる。また、各光学素子における条件式(20)、及び(21)を満たす外周部における透過率分布の変化量を適切に定めることによって、アポダイゼーション効果の対称性を高めることができる。
したがって、条件式(18)、(20)、及び(21)を満足する光学系において、条件式(19)を満足することで、最軸外光線に対するメリジオナル断面でのアポダイゼーション効果の対称性を高めることができる。
なお、上述した各条件式における各パラメータが絞り値(F値)や合焦位置に応じて変化する場合は、少なくとも開口絞りSPが開放でありかつ光学系が無限遠に合焦しているときに各条件式を満足すれば、各条件式の効果を得ることができる。
以下、各実施例の光学系についてより詳細に説明する。
[実施例1]
図1に示す通り、本実施例の光学系1は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、開口絞りSPを含む正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3から構成されている。第2レンズ群L2は第1の光学素子11及び第2の光学素子12を含む。
第1の光学素子11は、第3レンズ(物体側から数えて3番目のレンズ)である。第3レンズの物体側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子12は、第8レンズである。第8レンズの物体側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子11及び第2の光学素子12の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系1は、上述した条件式(2)乃至(4)を満足することで軸外光束のアポダイゼーション効果の対称性が高めている。具体的には、メリジオナル断面における光学系1の最大像高(最軸外像高)は±21.64mmであり、光学系1の全系において各最大像高に至る各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は0.7%である。一方、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合(比較例)の透過率の差は4.7%である。よって、光学系1によれば、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
光学系1は、第2レンズ群L2を図1に矢印で示したように物体側へ移動させることで無限遠から最至近距離までフォーカシングを行うことができる。このとき、フォーカス群としての第2レンズ群L2に第1の光学素子11及び第2の光学素子12を設けることで、フォーカシングに伴う軸上光線及び最軸外光線の光線高さの変動を抑制でき、フォーカシングに伴うアポダイゼーション効果の変動を低減できる。フォーカシングに際して第1レンズ群L1及び第3レンズ群L3は不動である。
また、第1の光学素子11及び第2の光学素子12の基板の材料は無機ガラスであり、各材料のd線に対する屈折率の差は0.040と小さいため、共通の膜構成で良好な吸収特性と反射防止特性とを両立できている。なお、本実施例の光学系1は、各光学面の曲率中心及び像面IPの中心位置が光軸上に配置された共軸系であるが、必要に応じて光学系1を非共軸系としてもよい。
[実施例2]
図2に示す通り、本実施例の光学系2は、第1及び第2の光学素子の位置以外については実施例1の光学系1と同じ構成である。光学系2において、第1レンズ群L1は第2の光学素子22を含み、第2レンズ群L2は第1の光学素子21を含む。
第1の光学素子21は、第8レンズである。第8レンズの物体側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子22は、第2レンズである。第2レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子21及び第2の光学素子22の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系2の最大像高は±21.64mmであり、全系において各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は14.1%である。光学系2によれば、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合と比較して、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
[実施例3]
図3に示す通り、本実施例の光学系3は、物体側から像側へ順に配置された、開口絞りSPを含む正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3から構成されている。第1レンズ群L1は第1の光学素子31を含み、第3レンズ群L3は第2の光学素子32を含む。
第1の光学素子31は、第3レンズである。第3レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子32は、第8レンズである。第8レンズの物体側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子31及び第2の光学素子32の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系3は、第2レンズ群L2を図3に矢印で示したように移動させることで無限遠から最至近距離までフォーカシングを行うことができる。なお、フォーカシングに際して第1レンズ群L1及び第3レンズ群L3は不動である。
光学系3の最大像高は±21.64mmであり、全系において各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は4.0%である。光学系3によれば、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合と比較して、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
[実施例4]
図4に示す通り、本実施例の光学系4は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、開口絞りSPを含む正の屈折力の第3レンズ群L3から構成されている。第2レンズ群L2は第1の光学素子41を含み、第3レンズ群L3は第2の光学素子42を含む。
第1の光学素子41は、第5レンズである。第5レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子42は、第9レンズである。第9レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子41及び第2の光学素子42の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系4は、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3を図4に矢印で示したように移動させることで無限遠から最至近距離までフォーカシングを行うことができる。フォーカシングに際して第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔は変化する。なお、フォーカシングに際して第1レンズ群L1は不動である。
光学系4の最大像高は±21.64mmであり、全系において各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は0.2%である。光学系4によれば、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合と比較して、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
[実施例5]
図5に示す通り、本実施例の光学系5は、第1及び第2の光学素子の位置以外については実施例4の光学系4と同じ構成である。光学系5において、第3レンズ群L3は第1の光学素子51を含み、第2レンズ群L2は第2の光学素子52を含む。
第1の光学素子51は、第10レンズである。第10レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子52は、第4レンズである。第4レンズの物体側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子51及び第2の光学素子52の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系5の最大像高は±21.64mmであり、全系において各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は0.3%である。光学系5によれば、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合と比較して、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
[実施例6]
図6に示す通り、本実施例の光学系6は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、開口絞りSPを含む正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3から構成されている。第2レンズ群L2は第1の光学素子61及び第2の光学素子62を含む。
第1の光学素子61は、第4レンズである。第4レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子62は、第8レンズである。第8レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子61及び第2の光学素子62の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系6は、第2レンズ群L2を図6に矢印で示したように移動させることで無限遠から最至近距離までフォーカシングを行うことができる。なお、フォーカシングに際して第1レンズ群L1及び第3レンズ群L3は不動である。
光学系6の最大像高は±21.64mmであり、全系において各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は1.0%である。光学系6によれば、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合と比較して、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
[実施例7]
図7に示す通り、本実施例の光学系7は、第1及び第2の光学素子の位置以外については実施例1の光学系1と同じ構成である。光学系7において、第2レンズ群L2は第1の光学素子71及び第2の光学素子72を含む。
第1の光学素子71は、第3レンズである。第3レンズの物体側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子72は、第8レンズである。第8レンズの像側の第9レンズと接合された面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子71及び第2の光学素子72の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系7の最大像高は±21.64mmであり、全系において各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は2.0%である。光学系7によれば、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合と比較して、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
[実施例8]
図8に示す通り、本実施例の光学系8は、第1及び第2の光学素子の位置以外については実施例3の光学系3と同じ構成である。光学系8において、第1レンズ群L1は第1の光学素子81を含み、第3レンズ群L3は第2の光学素子82を含む。
第1の光学素子81は、第3レンズである。第3レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第2の光学素子82は、第9レンズである。第9レンズの像側の面には、光吸収性を有する薄膜が設けられており、これによって透過率分布が得られている。第1の光学素子81及び第2の光学素子82の透過率は、共に中心から周辺に向かって単調に減少するよう変化している。
光学系8の最大像高は±21.64mmであり、全系において各最軸外光束が通過する各領域の透過率の差は4.0%である。光学系8によれば、第1及び第2の光学素子の透過率分布が互いに同じである場合と比較して、各最大像高に対する透過率の差を十分に低減でき、回転対称性の高いアポダイゼーション効果の実現が可能である。
[数値実施例]
次に、上述した実施例1乃至8の夫々に対応する数値実施例1乃至8を示す。各数値実施例において、物体側から数えた面の番号をmとしたとき、rは第m面の曲率半径、dは第m面と第(m+1)面との間の軸上間隔(光軸上の距離)を表わしている。また、ndは第m面と第(m+1)面との間の媒質のd線に対する屈折率、νdは該媒質のd線に対するアッベ数を表わしている。
なお、アッべ数νdは、フラウンホーファー線のF線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)に対する屈折率を各々nF、nd、nCとしたとき以下の式で定義される値である。
νd=(nd-1)/(nF-nC)
また、各数値実施例において、非球面形状の光学面については、面番号の後に*(アスタリスク)の符号を付加している。また、各非球面係数における「e±P」は「×10±P」を意味している。光学面の非球面形状は、光軸方向における面頂点からの変位量をx、光軸方向に垂直な方向における光軸からの高さをh、近軸曲率半径をr、円錐定数をk、非球面係数をB,C,D,Eとするとき、以下の式により表される。
Figure 0007379079000001

(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 96.747 19.45 1.59282 68.6 92.64
2 -266.533 3.80 1.80610 33.3 91.19
3 279.509 (可変) 87.82
4 89.897 6.34 1.89286 20.4 78.00
5 198.679 0.15 77.27
6 49.365 13.93 1.49700 81.5 69.10
7 233.752 7.96 66.62
8* 132.469 3.00 1.85478 24.8 52.99
9 34.502 24.74 44.60
10(絞り) ∞ 2.60 37.65
11 374.702 2.00 1.72825 28.5 36.37
12 30.787 10.05 1.72916 54.7 34.45
13 -103.672 1.51 33.48
14 -74.493 2.00 1.72047 34.7 32.64
15 34.769 7.66 1.76182 26.5 30.95
16 -154.919 2.43 31.95
17 -95.585 3.50 1.80810 22.8 32.68
18 -63.407 (可変) 33.66
19 -623.111 4.93 1.88300 40.8 35.40
20 -50.035 2.30 1.48749 70.2 35.68
21 164.745 6.85 35.62
22 -50.699 2.50 1.72825 28.5 35.85
23 49.073 6.43 2.00100 29.1 39.48
24 -315.413 (可変) 39.78
像面 ∞

非球面データ
第8面
K=0.00000e+000 B=-7.47245e-007 C=1.06923e-010 D=-2.85764e-015

各種データ
焦点距離 131.00
Fナンバー 1.41
画角 9.38
像高 21.64
レンズ全長 182.28
BF 13.87

d 3 28.90
d18 5.39
d24 13.87

入射瞳位置 229.03
射出瞳位置 -43.24
前側主点位置 59.55
後側主点位置-117.13

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 363.42 23.25 -18.57 -31.31
2 4 137.20 87.86 50.90 -53.87
3 19 -587.65 23.01 16.18 0.13

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 122.17
2 2 -168.73
3 4 178.97
4 6 122.84
5 8 -55.36
6 11 -46.17
7 12 33.61
8 14 -32.65
9 15 37.94
10 17 222.28
11 19 61.36
12 20 -78.45
13 22 -33.88
14 23 42.80
(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 96.747 19.45 1.59282 68.6 92.64
2 -266.533 3.80 1.80610 33.3 91.19
3 279.509 (可変) 87.82
4 89.897 6.34 1.89286 20.4 78.00
5 198.679 0.15 77.27
6 49.365 13.93 1.49700 81.5 69.10
7 233.752 7.96 66.62
8* 132.469 3.00 1.85478 24.8 52.99
9 34.502 24.74 44.60
10(絞り) ∞ 2.60 37.65
11 374.702 2.00 1.72825 28.5 36.37
12 30.787 10.05 1.72916 54.7 34.45
13 -103.672 1.51 33.48
14 -74.493 2.00 1.72047 34.7 32.64
15 34.769 7.66 1.76182 26.5 30.95
16 -154.919 2.43 31.95
17 -95.585 3.50 1.80810 22.8 32.68
18 -63.407 (可変) 33.66
19 -623.111 4.93 1.88300 40.8 35.40
20 -50.035 2.30 1.48749 70.2 35.68
21 164.745 6.85 35.62
22 -50.699 2.50 1.72825 28.5 35.85
23 49.073 6.43 2.00100 29.1 39.48
24 -315.413 (可変) 39.78
像面 ∞

非球面データ
第8面
K=0.00000e+000 B=-7.47245e-007 C=1.06923e-010 D=-2.85764e-015

各種データ
焦点距離 131.00
Fナンバー 1.41
画角 9.38
像高 21.64
レンズ全長 182.28
BF 13.87

d 3 28.90
d18 5.39
d24 13.87

入射瞳位置 229.03
射出瞳位置 -43.24
前側主点位置 59.55
後側主点位置-117.13

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 363.42 23.25 -18.57 -31.31
2 4 137.20 87.86 50.90 -53.87
3 19 -587.65 23.01 16.18 0.13

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 122.17
2 2 -168.73
3 4 178.97
4 6 122.84
5 8 -55.36
6 11 -46.17
7 12 33.61
8 14 -32.65
9 15 37.94
10 17 222.28
11 19 61.36
12 20 -78.45
13 22 -33.88
14 23 42.80
(数値実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 106.149 9.00 1.48749 70.2 67.59
2 -290.997 0.50 66.92
3 51.244 9.50 1.49700 81.5 59.33
4 231.499 3.00 57.97
5 -630.036 3.50 1.83400 37.2 57.44
6 93.250 2.50 53.74
7 60.005 8.00 1.49700 81.5 52.21
8 -624.746 0.50 51.40
9 29.265 3.20 1.71736 29.5 42.32
10 24.308 12.50 37.96
11(絞り) ∞ (可変) 35.51
12 -2278.322 4.50 1.84666 23.9 33.90
13 -55.787 2.00 1.71999 50.2 33.15
14 41.821 (可変) 29.87
15 -30.566 2.50 1.74077 27.8 25.94
16 196.247 8.50 1.77250 49.6 28.92
17 -39.608 0.50 32.22
18 106.631 6.00 1.83400 37.2 35.49
19 -195.173 (可変) 36.07
像面 ∞

各種データ
焦点距離 133.50
Fナンバー 2.06
画角 9.21
像高 21.64
レンズ全長 155.12
BF 54.12

d11 2.28
d14 22.52
d19 54.12

入射瞳位置 74.83
射出瞳位置 -91.49
前側主点位置 85.94
後側主点位置 -79.38

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 93.89 52.20 -8.11 -44.04
2 12 -65.39 6.50 3.68 0.09
3 15 82.08 17.50 17.56 10.42

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 160.74
2 3 130.14
3 5 -97.18
4 7 110.58
5 9 -273.90
6 12 67.48
7 13 -32.92
8 15 -35.53
9 16 43.34
10 18 83.44
(数値実施例4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 60.645 2.99 1.83481 42.7 50.29
2 27.012 8.00 40.97
3 117.341 3.00 1.58313 59.4 40.70
4* 23.272 5.95 35.84
5 45.007 5.97 1.88300 40.8 35.69
6 -181.809 (可変) 35.07
7 37.305 4.80 1.83481 42.7 27.16
8 -220.690 1.90 1.49700 81.5 25.35
9 18.219 5.66 22.44
10 -50.884 1.40 1.65412 39.7 22.57
11 108.422 0.15 23.67
12 27.172 7.64 1.49700 81.5 25.70
13 -35.855 (可変) 25.82
14(絞り) ∞ 7.09 24.20
15 -17.372 3.73 1.80400 46.6 23.44
16 -15.383 2.15 1.80518 25.4 24.69
17 -54.381 0.25 28.62
18 77.012 8.89 1.59240 68.3 31.17
19 -29.139 0.25 32.76
20* -146.547 4.60 1.80400 46.6 33.91
21 -37.218 (可変) 35.21
像面 ∞

非球面データ
第4面
K=0.00000e+000 B=-7.07218e-006 C=-1.52849e-008 D=1.49643e-011 E=-7.71857e-014

第20面
K=0.00000e+000 B=-1.18658e-005 C=-2.84003e-009 D=-1.17097e-011 E=-7.45942e-015

各種データ
焦点距離 24.55
Fナンバー 1.45
画角 41.39
像高 21.64
レンズ全長 119.13
BF 38.01

d 6 3.69
d13 3.00
d21 38.01

入射瞳位置 27.73
射出瞳位置 -52.69
前側主点位置 45.64
後側主点位置 13.46

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -176.09 25.92 -34.51 -70.99
2 7 86.22 21.55 12.33 -5.36
3 14 38.45 26.96 23.91 10.56

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -60.81
2 3 -50.37
3 5 41.37
4 7 38.55
5 8 -33.77
6 10 -52.76
7 12 32.41
8 15 91.08
9 16 -27.31
10 18 36.83
11 20 60.91
(数値実施例5)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 60.645 2.99 1.83481 42.7 50.29
2 27.012 8.00 40.97
3 117.341 3.00 1.58313 59.4 40.70
4* 23.272 5.95 35.84
5 45.007 5.97 1.88300 40.8 35.69
6 -181.809 (可変) 35.07
7 37.305 4.80 1.83481 42.7 27.16
8 -220.690 1.90 1.49700 81.5 25.35
9 18.219 5.66 22.44
10 -50.884 1.40 1.65412 39.7 22.57
11 108.422 0.15 23.67
12 27.172 7.64 1.49700 81.5 25.70
13 -35.855 (可変) 25.82
14(絞り) ∞ 7.09 24.20
15 -17.372 3.73 1.80400 46.6 23.44
16 -15.383 2.15 1.80518 25.4 24.69
17 -54.381 0.25 28.62
18 77.012 8.89 1.59240 68.3 31.17
19 -29.139 0.25 32.76
20* -146.547 4.60 1.80400 46.6 33.91
21 -37.218 (可変) 35.21
像面 ∞

非球面データ
第4面
K=0.00000e+000 B=-7.07218e-006 C=-1.52849e-008 D=1.49643e-011 E=-7.71857e-014

第20面
K=0.00000e+000 B=-1.18658e-005 C=-2.84003e-009 D=-1.17097e-011 E=-7.45942e-015

各種データ
焦点距離 24.55
Fナンバー 1.45
画角 41.39
像高 21.64
レンズ全長 119.13
BF 38.01

d 6 3.69
d13 3.00
d21 38.01

入射瞳位置 27.73
射出瞳位置 -52.69
前側主点位置 45.64
後側主点位置 13.46

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 -176.09 25.92 -34.51 -70.99
2 7 86.22 21.55 12.33 -5.36
3 14 38.45 26.96 23.91 10.56

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -60.81
2 3 -50.37
3 5 41.37
4 7 38.55
5 8 -33.77
6 10 -52.76
7 12 32.41
8 15 91.08
9 16 -27.31
10 18 36.83
11 20 60.91
(数値実施例6)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 -1138.145 4.00 1.49700 81.5 68.00
2 -214.828 2.02 67.31
3 -127.510 3.00 1.54814 45.8 67.18
4 55.168 0.36 62.76
5 56.148 13.46 1.59349 67.0 62.82
6 -272.562 (可変) 62.26
7 65.476 3.61 1.89286 20.4 59.02
8 101.465 0.15 58.60
9 40.646 12.72 1.49700 81.5 56.02
10 425.820 10.53 54.07
11* 67.059 2.50 1.85478 24.8 39.10
12 29.596 9.56 34.55
13(絞り) ∞ 4.31 33.30
14 -99.074 1.50 1.69895 30.1 32.37
15 30.811 8.02 1.80400 46.6 32.06
16 -79.612 1.80 31.85
17 -51.867 1.70 1.71736 29.5 31.30
18 40.919 1.50 1.60401 20.8 33.72
19 59.136 6.79 1.95375 32.3 34.00
20 -59.136 (可変) 34.80
21 95.420 6.88 1.88300 40.8 37.39
22 -51.595 2.20 1.56732 42.8 37.38
23 58.097 7.40 35.92
24 -42.217 1.65 1.58144 40.8 35.97
25 -2529.799 0.15 38.21
26 105.125 3.00 2.00100 29.1 39.55
27 696.276 (可変) 39.70
像面 ∞

非球面データ
第11面
K=0.00000e+000 B=-3.52523e-006 C=-1.76158e-009 D=6.41509e-013

各種データ
焦点距離 71.50
Fナンバー 1.24
画角 16.84
像高 21.64
レンズ全長 136.26
BF 13.49

d 6 10.95
d20 3.02
d27 13.49

入射瞳位置 87.71
射出瞳位置 -36.75
前側主点位置 57.46
後側主点位置 -58.01

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 2010.25 22.84 56.60 42.26
2 7 83.50 64.69 34.86 -43.11
3 21 918.02 21.28 -79.01 -87.16

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 532.06
2 3 -69.85
3 5 79.66
4 7 197.42
5 9 89.43
6 11 -63.94
7 14 -33.47
8 15 28.55
9 17 -31.64
10 18 213.30
11 19 31.90
12 21 38.78
13 22 -47.82
14 24 -73.86
15 26 123.38

(数値実施例7)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 96.747 19.45 1.59282 68.6 92.64
2 -266.533 3.80 1.80610 33.3 91.19
3 279.509 (可変) 87.82
4 89.897 6.34 1.89286 20.4 78.00
5 198.679 0.15 77.27
6 49.365 13.93 1.49700 81.5 69.10
7 233.752 7.96 66.62
8* 132.469 3.00 1.85478 24.8 52.99
9 34.502 24.74 44.60
10(絞り) ∞ 2.60 37.65
11 374.702 2.00 1.72825 28.5 36.37
12 30.787 10.05 1.72916 54.7 34.45
13 -103.672 1.51 33.48
14 -74.493 2.00 1.72047 34.7 32.64
15 34.769 7.66 1.76182 26.5 30.95
16 -154.919 2.43 31.95
17 -95.585 3.50 1.80810 22.8 32.68
18 -63.407 (可変) 33.66
19 -623.111 4.93 1.88300 40.8 35.40
20 -50.035 2.30 1.48749 70.2 35.68
21 164.745 6.85 35.62
22 -50.699 2.50 1.72825 28.5 35.85
23 49.073 6.43 2.00100 29.1 39.48
24 -315.413 (可変) 39.78
像面 ∞

非球面データ
第8面
K=0.00000e+000 B=-7.47245e-007 C=1.06923e-010 D=-2.85764e-015

各種データ
焦点距離 131.00
Fナンバー 1.41
画角 9.38
像高 21.64
レンズ全長 182.28
BF 13.87

d 3 28.90
d18 5.39
d24 13.87

入射瞳位置 229.03
射出瞳位置 -43.24
前側主点位置 59.55
後側主点位置-117.13

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 363.42 23.25 -18.57 -31.31
2 4 137.20 87.86 50.90 -53.87
3 19 -587.65 23.01 16.18 0.13

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 122.17
2 2 -168.73
3 4 178.97
4 6 122.84
5 8 -55.36
6 11 -46.17
7 12 33.61
8 14 -32.65
9 15 37.94
10 17 222.28
11 19 61.36
12 20 -78.45
13 22 -33.88
14 23 42.80
(数値実施例8)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 106.149 9.00 1.48749 70.2 67.59
2 -290.997 0.50 66.92
3 51.244 9.50 1.49700 81.5 59.33
4 231.499 3.00 57.97
5 -630.036 3.50 1.83400 37.2 57.44
6 93.250 2.50 53.74
7 60.005 8.00 1.49700 81.5 52.21
8 -624.746 0.50 51.40
9 29.265 3.20 1.71736 29.5 42.32
10 24.308 12.50 37.96
11(絞り) ∞ (可変) 35.51
12 -2278.322 4.50 1.84666 23.9 33.90
13 -55.787 2.00 1.71999 50.2 33.15
14 41.821 (可変) 29.87
15 -30.566 2.50 1.74077 27.8 25.94
16 196.247 8.50 1.77250 49.6 28.92
17 -39.608 0.50 32.22
18 106.631 6.00 1.83400 37.2 35.49
19 -195.173 (可変) 36.07
像面 ∞

各種データ
焦点距離 133.50
Fナンバー 2.06
画角 9.21
像高 21.64
レンズ全長 155.12
BF 54.12

d11 2.28
d14 22.52
d19 54.12

入射瞳位置 74.83
射出瞳位置 -91.49
前側主点位置 85.94
後側主点位置 -79.38

群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 93.89 52.20 -8.11 -44.04
2 12 -65.39 6.50 3.68 0.09
3 15 82.08 17.50 17.56 10.42

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 160.74
2 3 130.14
3 5 -97.18
4 7 110.58
5 9 -273.90
6 12 67.48
7 13 -32.92
8 15 -35.53
9 16 43.34
10 18 83.44
各数値実施例における種々の数値を表1に示す。
Figure 0007379079000002
各数値実施例における第1及び第2の光学素子について、有効径を1に規格化したときの0.0~1.0の各径位置における透過率を表2に示す。
Figure 0007379079000003
[光学機器]
図9は、本発明の実施形態に係る光学機器としての撮像装置(デジタルスチルカメラ)100の模式図である。本実施形態の撮像装置100は、カメラ本体101と、上述した実施例1乃至8の何れかと同様である光学系102と、光学系102によって形成される像を光電変換する受光素子(撮像素子)103とを備える。
本実施形態の撮像装置100は、上述した各実施例の何れかに係る第1及び第2の光学素子を有するため、合焦距離の変化によるアポダイゼーション効果の変化を低減することができ、良好な画像を得ることができる。なお、受光素子103としては、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を用いることができる。このとき、受光素子103により取得された画像の歪曲収差や色収差等の諸収差を電気的に補正することにより、出力画像を高画質化してもよい。
なお、上述した各実施例の光学系は、図9に示したデジタルスチルカメラに限らず、銀塩フィルム用カメラやデジタルビデオカメラ、望遠鏡等の種々の光学機器に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の組合せ、変形及び変更が可能である。
1 光学系
11 第1の光学素子
12 第2の光学素子
SP 開口絞り

Claims (16)

  1. 開口絞りと、該開口絞りよりも物体側又は像側の何れか一方に配置される第1の光学素子と、他方に配置される第2の光学素子とを有し、
    前記第1及び第2の光学素子の夫々は透過率が光軸に垂直な方向に変化する領域を含み、
    前記第1及び第2の光学素子における軸上光線の光軸からの最大高さを各々a1及びa2、前記第1及び第2の光学素子における最軸外光線の光軸からの最大高さを各々m1及びm2、光軸からの高さhにおける前記第1及び第2の光学素子の透過率を各々T1(h)及びT2(h)、前記第1及び第2の光学素子の有効径を各々φ1及びφ2、h1/φ1=h2/φ2とするとき、
    0.0≦|m1/a1|<|m2/a2|<1.0
    0.40≦T1(h1)/T2(h2)<0.98
    0.30≦2×h1/φ1≦0.70
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  2. 0.80≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<1.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 開口絞りと、該開口絞りよりも物体側又は像側の何れか一方に配置される第1の光学素子と、他方に配置される第2の光学素子とを有し、
    前記第1及び第2の光学素子の夫々は透過率が光軸に垂直な方向に変化する領域を含み、
    前記第1及び第2の光学素子における軸上光線の光軸からの最大高さを各々a1及びa2、前記第1及び第2の光学素子における最軸外光線の光軸からの最大高さを各々m1及びm2、光軸からの高さhにおける前記第1及び第2の光学素子の透過率を各々T1(h)及びT2(h)、前記第1及び第2の光学素子の有効径を各々φ1及びφ2、h1/φ1=h2/φ2とするとき、
    0.60≦|m1/a1|<|m2/a2|≦1.40
    0.40≦T1(h1)/T2(h2)<0.98
    0.30≦2×h1/φ1≦0.70
    0.80≦T1(φ1/2)/T2(φ2/2)<1.20
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  4. 0<(|m1/a1|-1)×(|m2/a2|-1)
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学系。
  5. 開口絞りと、該開口絞りよりも物体側又は像側の何れか一方に配置される第1の光学素子と、他方に配置される第2の光学素子とを有し、
    前記第1及び第2の光学素子の夫々は透過率が光軸に垂直な方向に変化する領域を含み、
    前記第1及び第2の光学素子における軸上光線の光軸からの最大高さを各々a1及びa2、前記第1及び第2の光学素子における最軸外光線の光軸からの最大高さを各々m1及びm2、光軸からの高さhにおける前記第1及び第2の光学素子の透過率を各々T1(h)及びT2(h)、前記第1及び第2の光学素子の有効径を各々φ1及びφ2、h1/φ1=h2/φ2とするとき、
    0.60≦|m1/a1|<|m2/a2|≦1.40
    0.40≦T1(h1)/T2(h2)<0.98
    0.30≦2×h1/φ1≦0.70
    0<(|m1/a1|-1)×(|m2/a2|-1)
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  6. 0.000≦T1(φ1/2)≦0.125
    0.000≦T2(φ2/2)≦0.125
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の光学系。
  7. 開口絞りと、該開口絞りよりも物体側又は像側の何れか一方に配置される第1の光学素子と、他方に配置される第2の光学素子とを有し、
    前記第1及び第2の光学素子の夫々は透過率が光軸に垂直な方向に変化する領域を含み、
    前記第1及び第2の光学素子における軸上光線の光軸からの最大高さを各々a1及びa2、前記第1及び第2の光学素子における最軸外光線の光軸からの最大高さを各々m1及びm2、光軸からの高さhにおける前記第1及び第2の光学素子の透過率を各々T1(h)及びT2(h)、前記第1及び第2の光学素子の有効径を各々φ1及びφ2、h1/φ1=h2/φ2とするとき、
    0.60≦|m1/a1|<|m2/a2|≦1.40
    0.40≦T1(h1)/T2(h2)<0.98
    0.30≦2×h1/φ1≦0.70
    0.000≦T1(φ1/2)≦0.125
    0.000≦T2(φ2/2)≦0.125
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  8. 0.50≦|m1/a1|<1.00
    0.50≦|m2/a2|<1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の光学系。
  9. 開口絞りと、該開口絞りよりも物体側又は像側の何れか一方に配置される第1の光学素子と、他方に配置される第2の光学素子とを有し、
    前記第1及び第2の光学素子の夫々は透過率が光軸に垂直な方向に変化する領域を含み、
    前記第1及び第2の光学素子における軸上光線の光軸からの最大高さを各々a1及びa2、前記第1及び第2の光学素子における最軸外光線の光軸からの最大高さを各々m1及びm2、光軸からの高さhにおける前記第1及び第2の光学素子の透過率を各々T1(h)及びT2(h)、前記第1及び第2の光学素子の有効径を各々φ1及びφ2、h1/φ1=h2/φ2とするとき、
    0.60≦|m1/a1|<|m2/a2|≦1.40
    0.40≦T1(h1)/T2(h2)<0.98
    0.30≦2×h1/φ1≦0.70
    0.50≦|m1/a1|<1.00
    0.50≦|m2/a2|<1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  10. メリジオナル断面における軸上光束及び最軸外光束の前記開口絞りの位置での直径を各々Da及びDmとするとき、
    0.20≦Dm/Da≦0.70
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の光学系。
  11. 前記第1及び第2の光学素子のd線に対する屈折率を各々n1及びn2とするとき、
    |n1-n2|≦0.32
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の光学系。
  12. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、前記開口絞りを含む正の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群から構成されており、
    前記第2レンズ群は前記第1及び第2の光学素子を含み、
    無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際して、前記第1レンズ群及び第3レンズ群は不動であり、前記第2レンズ群は物体側へ移動することを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の光学系。
  13. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、前記開口絞りを含む正の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群から構成されており、
    前記第1レンズ群は前記第1及び第2の光学素子の一方を含み、前記第2レンズ群は前記第1及び第2の光学素子の他方を含み、
    無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際して、前記第1レンズ群及び第3レンズ群は不動であり、前記第2レンズ群は物体側へ移動することを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の光学系。
  14. 物体側から像側へ順に配置された、前記開口絞りを含む正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、第3レンズ群から構成されており、
    前記第1レンズ群は前記第1及び第2の光学素子の一方を含み、前記第3レンズ群は前記第1及び第2の光学素子の他方を含み、
    無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際して、前記第1レンズ群及び第3レンズ群は不動であり、前記第2レンズ群は像側へ移動することを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の光学系。
  15. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、前記開口絞りを含む正の屈折力の第3レンズ群から構成されており、
    前記第2レンズ群は前記第1及び第2の光学素子の一方を含み、前記第3レンズ群は前記第1及び第2の光学素子の他方を含み、
    無限遠から最至近距離へのフォーカシングに際して、前記第1レンズ群は不動であり、
    前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群は物体側へ移動し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は変化することを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の光学系。
  16. 請求項1乃至1の何れか一項に記載の光学系と、該光学系によって形成される像を受光する撮像素子とを有することを特徴とする光学機器。
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