JP7375492B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に関する。
一般に、空気調和機の室外機及び室内機には、熱交換器が設けられる。熱交換器は、伝熱管の内部を流れる冷媒と、伝熱管の周囲に配置されたフィンの周囲を流れる空気との熱交換によって、蒸発器又は凝縮器として動作する。
熱交換器には、間隔を空けて多段に積層された伝熱管の列を複数並べ、列間で冷媒を往復させるものがある。具体的には、熱交換器の一端に冷媒の2つの流出入口が設けられ、一方の流出入口から流入した冷媒は、1つの列の伝熱管を流れて熱交換器の他端へ到達し、列間を接続する折り返しヘッダによって他の列の伝熱管へ折り返し、他方の流出入口が設けられた一端へ戻ることがある。このように、冷媒を往復させることにより、冷媒流路長が長くなり多くの冷媒を十分に蒸発させることができる。
特開2006-17442号公報 実開平2-109185号公報
ところで、伝熱管の列間を接続する折り返しヘッダは、2枚のプレートをロウ付けにより接合して形成されるのが一般的である。具体的には、平板形状の周縁部を有し、この平板形状の表面よりも凹む凹部が中央部に形成された2枚のプレートを、互いの凹部が対向するように向かい合わせ、周縁部をロウ付け代として貼り合わせることにより、折り返しヘッダが形成される。2枚のプレートが凹部を対向させて接合されるため、対向する凹部によって空間が形成される。このような空間は、多段に積層された伝熱管の段ごとに形成され、異なる列の同じ段に位置する一対の伝熱管が1つの空間によって接続される。
すなわち、2枚のプレートの凹部を対向するように向かい合わせて形成される1つの空間を介して、互いに逆方向に流れる冷媒の流路となる同じ段の一対の伝熱管が接続される。この空間を形成する一方のプレートの凹部の底部には、異なる列の同じ段にある一対の伝熱管の先端を挿通させる貫通孔が設けられている。伝熱管の先端は、このプレートの貫通孔を貫通して折り返しヘッダ内部の空間に到達する。そして、一対の伝熱管のうち一方の伝熱管から流出する冷媒は、折り返しヘッダに形成された空間を経由して、他方の伝熱管へ流入する。
しかしながら、折り返しヘッダによって伝熱管を接続するものにおいては、冷媒の流路が閉塞することがあるという問題がある。具体的には、折り返しヘッダを構成する一方のプレートに形成された貫通孔を貫通する伝熱管の先端が、他方のプレートの内壁面に当接する場合には、内壁面によって伝熱管の先端の端面が覆われる。結果として、伝熱管の端面において冷媒の流路が閉塞し、折り返しヘッダと伝熱管の間で冷媒の流出入が困難となる。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、伝熱管の端面において冷媒の流路の閉塞を抑制することができる熱交換器を提供することを目的とする。
本願が開示する熱交換器は、1つの態様において、冷媒の流路を備え断面が扁平形状の伝熱管と、伝熱管の先端に接続するヘッダとを有し、複数の伝熱管が積層されて設けられる熱交換器であって、ヘッダは、伝熱管を貫通させる貫通孔が形成された第1の板状部材と、第1の板状部材と接合される第2の板状部材と、第1の板状部材と第2の板状部材との間に形成される空間とを有し、第2の板状部材は、空間を介して貫通孔に対向する内壁面であって、貫通孔を貫通する伝熱管の端面の短手方向に沿って端面との距離が変化する形状の内壁面を有し、伝熱管は、端面の短手方向の一端を内壁面に当接させる。貫通孔は、複数の伝熱管の積層方向に沿う鉛直方向における空間の中心位置よりも下方に形成される。
本願が開示する熱交換器の1つの態様によれば、伝熱管の端面において冷媒の流路の閉塞を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、一実施の形態に係る熱交換器の構成を示す斜視図である。 図2は、I-I線断面を示す図である。 図3は、II-II線断面を示す図である。 図4は、折り返しヘッダの構成を示す図である。 図5は、III-III線断面を示す図である。 図6は、折り返しヘッダの形状の具体例を示す図である。 図7は、折り返しヘッダの変形例を示す図である。 図8は、他の実施の形態に係る折り返しヘッダの構成を示す図である。 図9は、さらに他の実施の形態に係る折り返しヘッダの構成を示す図である。
以下、本願が開示する熱交換器の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、一実施の形態にかかる熱交換器100の構成を示す斜視図である。図1に示す熱交換器100は、例えば空気調和機の室外機に設けられ、蒸発器又は凝縮器として動作する。熱交換器100は、熱交換コア部110、第1ヘッダ120、第1流出入口130、第2ヘッダ140、第2流出入口150及び折り返しヘッダ170を有する。
熱交換コア部110は、平面視でL字形状を有し、多段に積層された伝熱管の列を二列有する。また、熱交換コア部110は、伝熱管の周囲に空気を誘導し、伝熱管内を流れる冷媒との熱交換を促進する複数のフィンを有する。具体的に、図2は、図1のI-I線断面を示す図であり、図3は、図1のII-II線断面を示す図である。なお、図1においては、熱交換コア部110が有する伝熱管及びフィンの詳細な図示を省略している。
図2に示すように、熱交換コア部110は、伝熱管111aと、フィン112aと、伝熱管111bと、フィン112bとを有する。熱交換コア部110は、伝熱管111aが間隔を空けて多段に積層された列と伝熱管111bが間隔を空けて多段に積層された列とを有し、それぞれの列の同じ段の伝熱管111aと伝熱管111bとが互いに近接して平行に伸びるように並んで配置されている。伝熱管111a、111bは、断面が扁平形状の扁平管であり、伝熱管111aと伝熱管111bとは同一の断面形状を有する。すなわち、伝熱管111a、111bの断面は、長手方向と短手方向が互いに垂直となる形状を有する。
伝熱管111a、111bの断面において、長手方向には冷媒の複数の流路が並んでおり、この長手方向と同じ段の伝熱管111a、111bが並ぶ方向である列幅方向(以下単に「列幅方向」という)とが一致する。また、伝熱管111a、111bの断面の短手方向と、各列の伝熱管111a、111bが積層される方向(以下単に「積層方向」という)とが一致する。伝熱管111aは、第1ヘッダ120から折り返しヘッダ170まで伸び、伝熱管111bは、第2ヘッダ140から折り返しヘッダ170まで伸びる。
伝熱管111a、111bは、積層方向に伸びる櫛形形状のフィン112a、112bを貫通する。すなわち、例えば図3に示すように、伝熱管111aは、複数のフィン112aを貫通し、伝熱管111aの内部を流れる冷媒が複数のフィン112aの間を通過する空気との間で効率的に熱交換するようになっている。同様に、伝熱管111bは、複数のフィン112bを貫通し、伝熱管111bの内部を流れる冷媒が複数のフィン112bの間を通過する空気との間で効率的に熱交換するようになっている。
フィン112a、112bは、積層方向に伸び、櫛形形状の歯と歯の間に伝熱管111a、111bを挿通させる。すなわち、フィン112aは、積層方向に1列に並ぶ複数の伝熱管111aを挿通させ、フィン112bは、積層方向に1列に並ぶ複数の伝熱管111bを挿通させる。伝熱管111aが伸びる方向において隣接するフィン112aの間には間隔が空けられており、積層された伝熱管111aと隣接するフィン112aとによって仕切られる空間が空気の通路となる。この通路を通過する空気と伝熱管111a内を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。同様に、伝熱管111bが伸びる方向において隣接するフィン112bの間には間隔が空けられており、積層された伝熱管111bと隣接するフィン112bとによって仕切られる空間が空気の通路となる。この通路を通過する空気と伝熱管111b内を流れる冷媒との間で熱交換が行われる。
第1ヘッダ120及び第2ヘッダ140は、熱交換器100の一端に設けられる。第1ヘッダ120は、積層方向に1列に並ぶ複数の伝熱管111aに接続され、第2ヘッダ140は、積層方向に1列に並ぶ複数の伝熱管111bに接続される。
第1ヘッダ120は、熱交換器100が蒸発器として機能する場合には冷媒の入口ヘッダとなり、第1流出入口130から流入する気液二相状態の冷媒を伝熱管111aへ送出する。また、第1ヘッダ120は、熱交換器100が凝縮器として機能する場合には冷媒の出口ヘッダとなり、伝熱管111aから流入する気液二相状態の冷媒を第1流出入口130へ送出する。
第2ヘッダ140は、熱交換器100が蒸発器として機能する場合には冷媒の出口ヘッダとなり、伝熱管111bから流入する気液二相状態の冷媒を第2流出入口150へ送出する。また、第2ヘッダ140は、熱交換器100が凝縮器として機能する場合には冷媒の入口ヘッダとなり、第2流出入口150から流入する気液二相状態の冷媒を伝熱管111bへ送出する。
折り返しヘッダ170は、熱交換器100の第1ヘッダ120及び第2ヘッダ140が設けられる一端とは反対の端部に設けられ、伝熱管111aと伝熱管111bを接続する。すなわち、折り返しヘッダ170は、同じ段にある一対の伝熱管111aと伝熱管111bの先端が共通して接続される空間を有し、伝熱管111aの先端から流出する冷媒を伝熱管111bへ折り返して流入させ、伝熱管111bの先端から流出する冷媒を伝熱管111aへ折り返して流入させる。
図4は、折り返しヘッダ170の構造を示す図である。図4は、折り返しヘッダ170を伝熱管111a、111bの側(すなわち、熱交換器100の内側)から見た斜視図である。
折り返しヘッダ170は、2つの板状部材171、172を例えばロウ付けにより接合して形成されている。板状部材171の中央には伝熱管111a、111bの段ごとの凹部171aが形成され、板状部材172の中央には伝熱管111a、111bの段ごとの凹部172aが形成されている。そして、板状部材171、172は、伝熱管111a、111bの同じ段に対応する凹部171a、172aが向かい合うように対向し、互いに向かい合う凹部171a、172aによって図5に示す空間170aが形成されるように接合されている。板状部材171、172を接合するロウ材は、板状部材172の表面に形成されたクラッド層に含まれており、このクラッド層が加熱されることにより、ロウ材が溶融して板状部材171と板状部材172を接合する。一方、板状部材171の表面にはクラッド層は形成されていない。すなわち、折り返しヘッダ170内に空間を形成する凹部171aの内壁面には、加熱により溶融するクラッド層が設けられていない。なお、例えば板状部材171は、請求項における「第2の板状部材」に対応し、例えば板状部材172は、請求項における「第1の板状部材」に対応する。
凹部172aには貫通孔が形成されており、伝熱管111a、111bの先端は、この貫通孔を貫通して凹部171a、172aが形成する空間170aに到達する。そして、凹部171a、172aが形成する空間170aを介して、伝熱管111aと伝熱管111bの間で冷媒が折り返し可能になっている。すなわち、伝熱管111a、111bの先端の端面は、凹部171aの内壁面によって覆われておらず、冷媒の流路が閉塞していない。以下、この点について具体的に説明する。
図5は、図4のIII-III線断面を示す図である。図5に示すように、伝熱管111aの先端は、板状部材172の凹部172aに形成された貫通孔172bを貫通し、折り返しヘッダ170の内部の空間170aに到達する。貫通孔172bは、空間170aの積層方向の中心高さCからずれた位置(図5においては中心高さCの下方)に形成されている。このため、伝熱管111aは、中心高さCから下方にずれた位置において凹部172aを貫通する。
貫通孔172bに対向する位置においては、凹部171aの内壁面171bが伝熱管111aが伸びる方向に対して垂直ではなく、側面視で円弧状になっている。すなわち、内壁面171bは、伝熱管111aの先端の端面115からの距離が一定ではなく、端面115の上端115aと下端115bとでは、内壁面171bまでの距離が異なる。結果として、伝熱管111aの端面115の短手方向の一端(ここでは下端115b)が内壁面171bに当接し、伝熱管111aの空間170aへの挿入方向における位置決めをしている。
このように、貫通孔172bに対向する内壁面171bが、伝熱管111aの端面115の短手方向に沿って端面115からの距離が変化する形状を有することにより、端面115の短手方向の一端(例えば下端115b)が内壁面171bに当接しても、端面115全体が内壁面171bによって覆われることがない。このため、端面115において冷媒の流路が閉塞されることがなく、冷媒の流出入が妨げられることはない。また、上述したように、内壁面171bを含む凹部171aの内壁面には、クラッド層が形成されていない。このため、伝熱管111aが貫通孔172bを貫通した状態で、板状部材171、172を加熱してロウ付けしても、ロウ材が伝熱管111aの端面115に付着することがなく、流路の閉塞を防止することができる。
なお、図5においては、空間170aの積層方向の中心高さCの下方に貫通孔172bが形成され、伝熱管111aの端面115の下端115bが内壁面171bに当接するものとした。しかし、凹部172aの貫通孔は、中心高さCの上方に形成されても良く、伝熱管111aの端面115の上端115aが内壁面171bに当接しても良い。ただし、空間170aの中心高さCよりも下方に貫通孔172bが形成されることにより、伝熱管111aの先端が空間170aの下方に位置することとなり、空間170aの下方を流れる液相状態の冷媒が早期に伝熱管111aへ流入する。このため、空間170aにおける冷媒の滞留を防止することができる。
また、例えば凹部172aの貫通孔が中心高さC付近に形成される場合でも、貫通孔に対向する内壁面171bが、端面115の短手方向に沿って端面115からの距離が変化する形状であれば良い。要するに、空間170aを介して凹部172aの貫通孔に対向する内壁面171bと端面115との間の距離が、端面115の短手方向に沿って変化すれば、端面115全体が内壁面171bによって覆われることがなく、冷媒の流路の閉塞を抑制することができる。
図6は、積層方向に垂直な平面による折り返しヘッダ170の断面を示す図である。図6に示すように、伝熱管111a、111bは、凹部172aにおいて板状部材172を貫通して折り返しヘッダ170の内部の空間170aに到達する。そして、伝熱管111aの先端の端面115は、短手方向の一端が内壁面171bに当接するため、端面115全体が凹部171aに覆われることなく、伝熱管111aの先端が位置決めされる。同様に、伝熱管111bの先端も、端面が覆われることなく位置決めされる。このように、伝熱管111a、111bの端面の短手方向の一端を凹部171aの内壁面171bに当接させて伝熱管111a、111bの位置決めをすることにより、伝熱管111a、111bの折り返しヘッダ170への挿入深さを揃えることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、2つの板状部材を接合して形成される折り返しヘッダの一方の板状部材を伝熱管の先端が貫通し、伝熱管の先端の端面に対向する他方の板状部材の内壁面は、端面の短手方向に沿って端面からの距離が変化する形状を有する。このため、伝熱管の端面の一端が板状部材の内壁面に当接して伝熱管の先端が位置決めされると、端面全体が内壁面によって覆われることがない。結果として、伝熱管の先端において冷媒の流路の閉塞を抑制することができる。
なお、上記一実施の形態においては、板状部材171、172の双方に凹部171a、172aが形成されるものとしたが、伝熱管111a、111bが貫通する板状部材は、平板であっても良い。すなわち、例えば図7に示すように、板状部材171と平板の板状部材173とが接合されて折り返しヘッダ170が形成されても良い。図7において、図5と同じ部分には同じ符号を付す。
図7に示す構造では、板状部材173に貫通孔173aが形成され、伝熱管111aの先端は、貫通孔173aを貫通して折り返しヘッダ170の内部の空間に到達する。貫通孔173aに対向する凹部171aの内壁面171bは、伝熱管111aの端面115の短手方向に沿って端面115からの距離が変化する形状を有するため、図7の構成においても、端面115全体が内壁面171bによって覆われることはない。このため、伝熱管111aの先端において冷媒の流路が閉塞せず、冷媒の流出入が可能である。また、一方の板状部材173を平板とするため、貫通孔173aを形成するための加工が容易になり、折り返しヘッダ170の製造を容易にすることができる。
(他の実施の形態)
上記一実施の形態の他にも、折り返しヘッダ170の形状は、様々に変更することが可能である。図8は、他の実施の形態に係る折り返しヘッダ170の構成を示す図である。図8は、図6と同様に、積層方向に垂直な平面による折り返しヘッダ170の断面を示す図であり、図6と同じ部分には同じ符号を付す。図8に示す折り返しヘッダ170は、凹部171aの列幅方向の端部に傾斜部171cを有する。すなわち、凹部171aの列幅方向の端部には、伝熱管111aの端面115の長手方向に沿って端面115との間の距離が変化する傾斜部171cが形成されている。そして、端面115の長手方向の一端が傾斜部171cの内壁面に当接する。
端面115の短手方向の一端は、上記一実施の形態と同様に、端面115の短手方向に沿って端面115からの距離が変化する凹部171aの内壁面171bに当接する。すなわち、図8に示す構造においては、端面115の長手方向の一端の短辺が傾斜部171cの内壁面に当接し、端面115の短手方向の一端の長辺が凹部171aの内壁面171bに当接することにより、伝熱管111aの先端が位置決めされる。このように、端面115の2辺によって伝熱管111aが位置決めされることにより、折り返しヘッダ170と伝熱管111aの位置関係をより正確にすることができる。伝熱管111bについても同様である。
図9は、さらに他の実施の形態に係る折り返しヘッダ170の構成を示す図である。図9は、図6、8と同様に、積層方向に垂直な平面による折り返しヘッダ170の断面を示す図であり、図6、8と同じ部分には同じ符号を付す。図9に示す折り返しヘッダ170は、板状部材171、172に挟まれる間挿板状部材175を有する。間挿板状部材175は、板状部材171、172の凹部171a、172a以外の平坦な部分に挟まれて接合される。板状部材171、172が間挿板状部材175を挟んで接合されることにより、凹部171a、172aが形成する空間170aを広くすることが可能である。
また、間挿板状部材175の端面を凹部171a、172aが形成する空間170aに露出させ、間挿板状部材175の内部には、伝熱管111a、111bとは異なる冷媒の流路を形成しても良い。こうすることにより、空間170aに露出する間挿板状部材175の端面において冷媒を流出入させ、伝熱管111a、111bとは異なる冷媒の循環経路を形成することができる。
110 熱交換コア部
111a、111b 伝熱管
112a、112b フィン
115 端面
120 第1ヘッダ
130 第1流出入口
140 第2ヘッダ
150 第2流出入口
170 折り返しヘッダ
170a 空間
171、172、173 板状部材
171a、172a 凹部
171b 内壁面
171c 傾斜部
172b、173a 貫通孔
175 間挿板状部材

Claims (4)

  1. 冷媒の流路を備え断面が扁平形状の伝熱管と、前記伝熱管の先端に接続するヘッダとを有し、複数の前記伝熱管が積層されて設けられる熱交換器であって、
    前記ヘッダは、
    前記伝熱管を貫通させる貫通孔が形成された第1の板状部材と、
    前記第1の板状部材と接合される第2の板状部材と、
    前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との間に形成される空間とを有し、
    前記第2の板状部材は、
    前記空間を介して前記貫通孔に対向する内壁面であって、前記貫通孔を貫通する前記伝熱管の端面の短手方向に沿って前記端面との距離が変化する形状の内壁面を有し、
    前記伝熱管は、
    前記端面の短手方向の一端を前記内壁面に当接させ
    前記貫通孔は、
    前記複数の伝熱管の積層方向に沿う鉛直方向における前記空間の中心位置よりも下方に形成される
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第1の板状部材は、
    平板形状であり、
    前記第2の板状部材は、
    前記第1の板状部材から離れる方向に凹む凹部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第2の板状部材は、
    前記空間を介して前記貫通孔に対向する内壁面に、前記貫通孔を貫通する前記伝熱管の端面の長手方向に沿って前記端面との距離が変化する傾斜部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1の板状部材は、
    前記第2の板状部材と接合される接合面に接合材を含むクラッド層を有し、
    前記第2の板状部材は、
    少なくとも前記空間に面する内壁面に前記クラッド層を有さない
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか1つに記載の熱交換器。
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WO2018047511A1 (ja) 2016-09-12 2018-03-15 三菱電機株式会社 熱交換器および空気調和装置
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