JP7374379B1 - データ収集装置、データ収集システム、データベース作成方法及びプログラム - Google Patents

データ収集装置、データ収集システム、データベース作成方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

半導体製造システムにおけるデータ収集装置(10)は、制御指令に従って動作する複数の被制御機器に産業用ネットワーク(例えば、CC-Link IE TSN(三菱電機商標)、TSNネットワーク)を介して接続される。データ収集装置(10)は、被制御機器それぞれの稼働状態を示す稼働データを通信周期毎に受信する主通信ユニット(13)と、複数の被制御機器を管理するために被制御機器それぞれに付されるラベルのリストに対応する第1軸と、通信周期のリストに対応する第2軸と、を有する多次元データベースを作成する作成部(120)と、主通信ユニット(13)によって受信された稼働データを、当該稼働データによって稼働状態が示される被制御機器のラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿ってデータベース(40)に追加する追加部(130)と、を備える。

Description

本開示は、データ収集装置、データ収集システム、データベース作成方法及びプログラムに関する。
種々の機器を制御するFA(Factory Automation)システムが運用される現場では、品質管理のためにデータを利用することの重要性が増している。例えば、半導体製造工場では、産業用ネットワークを介してサーボモータに代表される設備機器を制御して半導体ウェハが搬送される。このような設備機器からデータを収集して解析することで、設備機器の異常、及び、半導体ウェハの異常が検出される。
半導体製造工場のようなシステムの規模は大きく、収集されるデータも多くなるため、データはデータベースにおいて管理される。この種のデータベースを利用するためには、データの送信元又は管理担当のデータへの関連付けのような、データベースを構築するための作業が生じる。このような作業は、実際のシステムの構成を確認しながら実施する必要があるため、煩雑なものとなり、システム設計及び開発業務における負担が大きい。そこで、データベースをある程度自動的に構築する技術を利用することが考えられる(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、一定周期毎に通信装置同士がサイクリック通信を実行し、データ収集管理装置が、サイクリック通信において送信された通信データを管理する技術について記載されている。通信データは、送信元の通信装置を示す局番号と、通信周期を特定する周期番号と、を含む。データ収集管理装置は、局番号と、周期番号と、通信データの実データと、を含む行データを並べることで、収集した通信データを管理する。
国際公開第2021/130912号
特許文献1の技術は、通信データにエラーが発生した場合に、どのようなタイミングで送信された、どの通信装置からの通信データにエラーが発生しているかを管理するものである。このため、通信データを示す行データを一方向に並べて管理する場合であっても、この行データが周期番号と局番号を含んでいればエラーの発生を管理することができる。
しかしながら、周期的な通信の履歴をユーザが事後的に利用する際には、上述のように行データが単純に並べられた情報は、一覧性が乏しいため利用しやすいものとはいえない。したがって、FAの現場における周期的な通信の履歴の利用を容易なものとする余地がある。
本開示は、上述の事情の下になされたもので、FAの現場における周期的な通信の履歴の利用を容易なものとすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示のデータ収集装置は、制御指令に従って動作する複数の被制御機器にネットワークを介して接続されるデータ収集装置であって、複数の被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、被制御機器それぞれの稼働状態を示す稼働データを受信する通信手段と、複数の被制御機器を管理するために被制御機器それぞれに付されるラベルのリストに対応する第1軸と、通信周期のリストに対応する第2軸と、を有する多次元データベースを作成する作成手段と、通信手段によって受信された稼働データを、該稼働データによって稼働状態が示される被制御機器のラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿って多次元データベースに追加する追加手段と、被制御機器それぞれに対する制御指令を通信周期毎に取得する取得手段と、を備え、通信周期は、該通信周期内に配置された第1時間区分及び第2時間区分を有し、第1時間区分では、複数の被制御機器それぞれに対する制御指令がネットワークにおいて伝送され、第2時間区分では、複数の被制御機器それぞれの稼働データが通信手段によって受信され、第1軸は、稼働データの送信元としての被制御機器のラベルの第1リストと、制御指令の宛先としての被制御機器のラベルの第2リストと、を含むリストに対応し、追加手段は、稼働データを、第1リストのラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿って多次元データベースに追加し、取得手段によって取得された制御指令を、制御指令によって制御される被制御機器の第2リストのラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿って多次元データベースに追加する
本開示によれば、追加手段が、稼働データを、被制御機器のラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿って多次元データベースに追加する。これにより、一覧性の高い多次元データベースが稼働データの受信履歴として生成されることとなる。したがって、FAの現場における周期的な通信の履歴の利用を容易なものとすることができる。
実施の形態1に係るデータ収集システムの構成を示す図 実施の形態1に係る半導体製造工程における製造装置内でのウェハ処理の一例を示す図 実施の形態1に係るユーザインタフェースに対する入力例を示す図 実施の形態1に係るFA装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態1に係るデータ収集装置の機能的な構成を示す図 実施の形態1に係る作成部によって作成された段階のデータベースを示す図 実施の形態1に係る周期的な通信について説明するための第1の図 実施の形態1に係る周期的な通信について説明するための第2の図 実施の形態1に係る追加部によって稼働データが追加されたデータベースを示す図 実施の形態1に係るデータベーステーブル作成処理を示すフローチャート 実施の形態1に係るシステム構成情報の概要を示す図 実施の形態2に係るデータ収集装置の機能的な構成を示す図 実施の形態2に係るデータベースの一例を示す図 実施の形態3に係るデータベースの一例を示す図
以下、本開示の実施の形態に係るデータ収集システムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
本実施の形態に係るデータ収集システム100は、工場においてネットワークを介して機器を制御する制御システムの一部として構築される。この制御システムは、例えば、製造ライン、加工ライン、検査ライン、その他の処理工程を実施するためのFAシステムである。また、データ収集システム100は、制御対象の機器の稼働状態を示す情報を機器から収集し、収集した情報は、分析の対象とされる。この分析は、例えば、異常又は異常予兆のリアルタイムな検出であってもよいし、品質管理のためのユーザによる分析であってもよいし、機器を制御するためのパラメータを自動的に又は手動で改善するための分析であってもよい。
データ収集システム100は、図1に示されるように、被制御機器31,32,33を制御するとともにデータを収集するデータ収集装置10と、データ収集装置10に種々の設定をするためのユーザインタフェースとして機能する端末20と、産業用ネットワーク300を介してデータ収集装置10によって制御される被制御機器31~33と、を有する。
データ収集装置10は、PLC(Programmable Logic Controller)に代表される制御装置であって、端末20から提供される制御プログラムを実行することにより、産業用ネットワーク300を介して接続される被制御機器31~33を制御する。制御プログラムは、ラダー言語で記述されたプログラムであってもよいし、他の言語で記述されたプログラムであってもよい。
データ収集装置10は、制御プログラムを実行してデータ収集装置の構成要素を制御するCPU(Central Processing Unit)ユニット11と、被制御機器31~33の稼働状態を示す稼働データを分析する分析ユニット12と、産業用ネットワーク300を介して通信するための主通信ユニット13と、稼働データを蓄積するDB(Database)ユニット14と、を有する。CPUユニット11、分析ユニット12、主通信ユニット13及びDBユニット14は、PLCバス19を介して接続されて互いに通信する。PLCであるデータ収集装置10は、CPUユニット11、分析ユニット12、主通信ユニット13及びDBユニット14が、PLCバス19を有するベースユニットに装着されることで構成されるファンクションブロック形の制御装置である。DBユニット14は、被制御機器31~33から収集されたデータが蓄積されるデータベース40を有する。以下では、データベース40をDB40と表記する。
被制御機器31~33はそれぞれ、工場における処理工程を実施するための機器に相当する。被制御機器31は、データ収集装置10の主通信ユニット13と通信するための従通信ユニット311と、サーボアンプ及びサーボモータを含むサーボ機器312と、を有る。被制御機器32は、主通信ユニット13と通信するための従通信ユニット321と、サーボ機器322と、を有する。被制御機器33は、主通信ユニット13と通信するための従通信ユニット331と、センサ332と、を有する。以下では、被制御機器31~33それぞれを区別することなく被制御機器30と表記することがある。被制御機器30はそれぞれ、外部から与えられる制御指令に従って動作する。
例えば、被制御機器31~33は、図2に示されるような半導体製造装置の洗浄処理プロセスを実施する。処理用ウェハである材料を順に洗浄する複数の処理槽それぞれにおいて、サーボモータを用いてボールねじ35を駆動することで材料が搬送される。図2においては、被制御機器31が1軸のサーボモータを有することが被制御機器31とともに処理槽1に属する1つのボールねじ35によって示されており、被制御機器32が2軸のサーボモータを有することが、被制御機器32とともに処理槽2に属する2つのボールねじ35によって示されている。これらのサーボモータは、制御装置であるデータ収集装置10からの制御指令に従って動作する。
また、図2に示される被制御機器33は、図1に示されるセンサ332の他に、被制御機器33とともに処理槽3に属する2軸のサーボモータを有している。被制御機器30それぞれは、データ収集装置10からの制御指令に従って処理工程に対して動作し、又は処理工程に応じて動作する動作部を有していればよく、この動作部は、サーボ機器又はセンサであってもよいし、サーボ機器及びセンサとは異なる動作をする部分であってもよい。なお、動作部による動作は、物体の移動を伴ってもよいし伴わなくともよい。例えば、動作部としてのセンサが、処理工程における温度、圧力、流速に代表されるセンシング対象のセンシング結果を示す信号を出力するという動作を実行してもよい。さらに、図2に示される半導体製造工程は、被制御機器31~33とは異なる機器を含む多数の被制御機器の動作によって実現される。図2に示されるように、被制御機器30の数は、3つより多くてもよいし、現場のシステム構成に応じて任意に変更されてもよい。
図2に示されるように、被制御機器31~33を含む複数の機器は、当該機器の稼働状態を示す稼働データをデータ収集装置10に送信する。データ収集装置10によって受信された稼働データは、DB40に蓄積されて、必要に応じて端末20によってユーザに対して表示されて、ユーザによる分析に用いられる。サーボ機器312,322を有する被制御機器31,32から送信される稼働データは、例えば、当該サーボ機器312,322のモータ速度、トルク又は母線電圧の最新の値を示すデータであって、センサ332を有する被制御機器33から送信される稼働データは、当該センサ332による最新のセンシング結果を示すデータである。稼働データは、後述するように定期的に送信される。
図1に戻り、端末20は、産業用PC(Personal Computer)、タブレット端末又は一般的なPCであってもよいし、その他のユーザインタフェースとして機能する情報処理装置であってもよい。端末20は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル又はLAN(Local Area Network)ケーブルのような通信線を介してデータ収集装置10に接続される。端末20は、エンジニアリングツールと呼ばれるソフトウェアアプリケーションを実行することにより、制御装置としてのデータ収集装置10に実行させる制御プログラムをユーザが作成及び編集するための機能を発揮し、完成した制御プログラムをデータ収集装置10に書き込む。
また、端末20を利用して、データ収集装置10が産業用ネットワーク300を介して通信するためのパラメータの設定、及び、制御プログラムを実行するためのパラメータの設定がなされる。これらの設定は、制御装置としてのデータ収集装置10及び被制御機器31~33を含むネットワークシステム101の構成に関する設定を含む。詳細には、ユーザは、エンジニアリングツールを利用してネットワークシステム101の構成を設定し、当該ネットワークシステム101の構成において、ユーザ自身が理解しやすい或いは管理しやすい名称をネットワークシステム101の構成要素に対して付ける。このようにして付けられた名称は、後述のDB40の管理項目、すなわちラベルとして利用される。換言すると、ネットワークシステム101の構成を示すシステム構成情報21が、端末20においてユーザによって提供又は作成される。このシステム構成情報21は、ラベル情報22を含み、ラベル情報22は、被制御機器31~33をユーザが管理するための名称として被制御機器31~33に付されるラベルを示す。
図3には、端末20のユーザインタフェース201が例示されている。このユーザインタフェース201において、産業用ネットワーク300に接続される機器を管理するためのウィンドウ202が表示され、当該ウィンドウ202において、被制御機器31~33それぞれに付されるラベルがユーザによって入力される。詳細には、被制御機器31に対応するアイコン51の入力欄511に、ユーザにとって分かりやすい名称である「処理槽1」というラベル名が入力され、被制御機器32に対応するアイコン52の入力欄512に「処理槽2」というラベル名が入力され、被制御機器33に対応するアイコン53の入力欄513に「処理槽3」というラベル名が入力される。ラベル名は、図3の例に限定されず、任意に入力された名称であってよい。これらのラベル名を示すラベル情報22は、端末20からデータ収集装置10に提供されて、後述のDB40を作成する際に用いられる。
データ収集装置10のCPUユニット11、分析ユニット12及び主通信ユニット13並びに端末20はそれぞれ、コンピュータとして機能するためのハードウェア要素によって構成される。詳細には、図4に示されるように、CPUユニット11、分析ユニット12、主通信ユニット13及び端末20のそれぞれに相当するFA装置60は、プロセッサ61と、主記憶部62と、補助記憶部63と、入力部64と、出力部65と、通信部66と、を有する。主記憶部62、補助記憶部63、入力部64、出力部65及び通信部66はいずれも、内部バス67を介してプロセッサ61に接続される。
プロセッサ61は、処理回路としてのCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)を含む。プロセッサ61は、補助記憶部63に記憶されるプログラムP1を実行することにより、種々の機能を実現して、後述の処理を実行する。端末20のプログラムP1は、上述のエンジニアリングツールに相当する。なお、CPUユニット11のプロセッサ61は、プログラムP1に加えて、制御プログラムを実行する。
主記憶部62は、RAMを含む。主記憶部62には、補助記憶部63からプログラムP1がロードされる。そして、主記憶部62は、プロセッサ61の作業領域として用いられる。
補助記憶部63は、EEPROM及びHDD(Hard Disk Drive)に代表される不揮発性メモリを含む。補助記憶部63は、プログラムP1の他に、プロセッサ61の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部63は、プロセッサ61の指示に従って、プロセッサ61によって利用されるデータをプロセッサ61に供給する。また、補助記憶部63は、プロセッサ61から供給されたデータを記憶する。
入力部64は、ハードウェアスイッチ、入力キー、キーボード及びポインティングデバイスに代表される入力デバイスを含む。入力部64は、FA装置60のユーザによって入力された情報を取得して、取得した情報をプロセッサ61に通知する。
出力部65は、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)及びスピーカに代表される出力デバイスを含む。出力部65は、プロセッサ61の指示に従って種々の情報をユーザに提示する。
通信部66は、外部の装置と通信するための通信インタフェース回路を含む。通信部66は、外部から信号を受信して、この信号により示されるデータをプロセッサ61へ出力する。また、通信部66は、プロセッサ61から出力されたデータを示す信号を外部の装置へ送信する。なお、図4では1つの通信部66が代表的に示されているが、FA装置60は、複数の通信部66を有してもよい。例えば、主通信ユニット13であるFA装置60は、PLCバス19を介して通信するための通信部66と、産業用ネットワーク300を介して通信するための通信部66と、を別個に有してもよい。
上述のハードウェア構成が協働することにより、データ収集装置10は、種々の機能を発揮する。詳細には、データ収集装置10は、図5に示されるように、その機能として、端末20から提供されるシステム構成情報21を受け付ける受付部110と、システム構成情報21により示される被制御機器30のラベルのリストに対応する軸を有するDB40を作成して初期化する作成部120と、主通信ユニット13によって受信された稼働データをDB40に追加する追加部130と、主通信ユニット13を介して被制御機器30に制御指令を送信する制御部140と、を有する。
受付部110は、主としてCPUユニット11のプロセッサ61及び通信部66の協働により実現される。受付部110は、端末20からシステム構成情報21を取得して、取得したシステム構成情報21に基づいてネットワークシステム101の構成を認識する。詳細には、受付部110は、産業用ネットワーク300にどのような機器が接続されているかを認識する。図1では、1つの産業用ネットワーク300が示されているが、ハブ及びゲートウェイのような中継装置を介して複数の産業用ネットワーク300によりネットワークシステム101が構成される場合には、受付部110は、システム構成情報21に基づいて、どの産業用ネットワークにどの機器が接続されているかを認識する。受付部110による機器の認識は、当該機器と通信するために必要な情報の認識であって、この情報は、例えば、当該機器が通信可能なプロトコル、当該機器と通信すべきプロトコル、及び、当該機器の局番又はネットワークアドレスを含む。さらに、受付部110は、当該機器の機種又は型番を認識してもよいし、その他の機器に関する情報を認識してもよい。
作成部120は、主としてCPUユニット11のプロセッサ61によって実現される。作成部120は、受付部110によってネットワークシステム101の構成要素として認識された被制御機器30それぞれに付されたラベルを受付部110から取得し、被制御機器30のラベルのリストに対応する軸を有するDB40を作成する。詳細には、作成部120は、図6に示されるように、ラベルのリスト410に規定される第1軸と、第1軸とは異なる第2軸と、で規定される2次元データベースを作成する。ただし、作成部120によって作成された段階におけるデータベース40は、第2軸方向の実データを含まない。なお、被制御機器30それぞれのラベルには、被制御機器30それぞれをネットワークシステム101において識別するための機器IDが対応づけられている。機器IDは、データ収集装置10及び被制御機器30が機器を識別するためのIDであって、局番又はネットワークアドレスであってもよいし、他の識別子であってもよい。ラベルのリストは、主としてDB40がユーザによって利用されるときに参照され、機器IDのリストは、主としてDB40がデータ収集装置10によって利用されるときに参照される。また、作成部120は、作成したDB40の機器IDのリストを追加部130に通知する。作成部120は、多次元データベースを作成する作成手段の一例に相当する。
ラベルは、機器IDとは異なる。具体的には、ラベルは、複数の被制御機器30を管理するためにユーザによって任意に決定されるのに対して、機器IDは通常、PLCであるデータ収集装置又は他の装置によって決定される。また、ラベルを決定するためのルールは、機器IDを決定するためのルールとは異なる。例えば、ラベルを決定するためのルールは、ユーザによる任意の名称が利用可能となるように、比較的長い文字数を許容するのに対して、機器IDは、被制御機器30を識別する限りである程度短い長さで統一されていることが好ましい。すなわち、ラベルについては文字数も任意であるのに対して、機器IDの長さはいずれの被制御機器30についても、ラベルの最大文字数よりも短い長さで共通している。また、ユーザが決定して入力するものであれば、同一の名称が異なる被制御機器30にラベルとして付されることが許容されるのに対して、機器IDでは重複が許容されない。
図5に戻り、主通信ユニット13は、被制御機器30の従通信ユニット311,321,331との間で、IEEE 802.1 TSN(Time Sensitive Networking)規格に準拠して通信する。以下では、IEEE 802.1 TSN規格をTSN規格と表記する。また、以下では、被制御機器30の従通信ユニット311,321,331を区別することなく通信ユニットと表記することがある。
ここで、主通信ユニット13及び従通信ユニット311,321,331によるTSN規格に従う通信の概要について説明する。これらの通信ユニットは、産業用ネットワーク300を介して時刻を同期する。詳細には、通信ユニットはそれぞれ、他の通信ユニットと時刻同期プロトコルにより時刻を共有する。時刻同期プロトコルは、ネットワーク上の機器の時刻を高精度に同期するためのプロトコルである。例えば、時刻同期プロトコルとしてIEEE802.1 ASが適用される場合には、ネットワーク上の一のノードに相当するグランドマスタがネットワーク経由で高精度な基準クロックを定期的に配信する。また、グランドマスタと他のノードとの間でデータを往復させることで伝送遅延が計測され、他のノードは、この伝送遅延を補正した基準クロックを得る。これにより、伝送遅延が補正された時刻が共有される。
なお、複数の機器による時刻の共有及び時刻の同期は、複数の機器それぞれが有する時計を同期することを意味する。複数の機器それぞれが有する時計が同等の時刻を計時することで、この時刻が複数の機器において共有されれば、複数の機器が時刻を同期することとなる。以下では、機器間で共有される時刻を共有時刻と表記する。
複数の通信ユニットは、共有時刻に従って予め定められたスケジュールに基づいてデータを送受する。詳細には、図7に示されるように、通信ユニットはそれぞれ、共有時刻に従って予め定められた長さの通信周期41,42それぞれにおいて時分割多重方式により通信する。
通信周期41,42は、互いに隣接する。すなわち、通信周期42は、通信周期41の直後に設けられ、通信周期41の終了時刻は通信周期42の開始時刻に等しい。図7では、2つの通信周期41,42が示されているが、通信周期41より前、及び通信周期42より後にも、通信周期41,42と同等の通信周期が周期的に設けられる。通信周期41,42の長さは、例えば、1マイクロ秒又は1ミリ秒である。
通信周期41,42はそれぞれ、互いに隣接するタイムスロットTS1,TS2を有する。図7に示されるように通信周期41においてタイムスロットTS1,TS2がこの順で配置される場合には、タイムスロットTS1の開始時刻は、通信周期41の開始時刻に等しく、タイムスロットTS1の終了時刻は、タイムスロットTS2の開始時刻に等しく、タイムスロットTS2の終了時刻は、通信周期41の終了時刻に等しい。通信周期41のタイムスロットTS2の直後には、通信周期42のタイムスロットTS1が配置されることとなる。
タイムスロットTS1,TS2は、予め定められた異なる種別のデータを伝送するための時間区分である。詳細には、タイムスロットTS1,TS2はそれぞれ、予め定められた形式、チャンネル又はプロトコルの通信をするために設けられる。詳細には、タイムスロットTS1では、リアルタイムに通信するためのプロトコルに従って、被制御機器30に対する制御指令が、図7において破線の矢印で示されるように、グランドマスタに相当する主通信ユニット13から従通信ユニット311,321,331に伝送される。タイムスロットTS2では、IP通信のような非リアルタイムのプロトコルに従って、被制御機器30からの稼働データが、図7において太線の矢印で示されるように、従通信ユニット311,321,331から主通信ユニット13に伝送される。タイムスロットTS1は、制御指令を伝送するための第1時間区分の一例に相当し、タイムスロットTS2は、稼働データを伝送するための第2時間区分の一例に相当する。
通信周期41,42の長さが等しいため、それぞれのタイムスロットにおける通信は、周期的に実行されることとなる。ただし、タイムスロットTS1における通信は、リアルタイム性が保証されるプロトコルに従うため、図8中の帯域401によって示されるように、比較的小さいサイズのデータを通信周期毎に伝送することとなる。一方、タイムスロットTS2における通信は、リアルタイム性が必ずしも保証されないプロトコルに従うため、図8中の帯域402によって示されるように、データの伝送量は一定にならず、伝送すべきデータのサイズが伝送容量を超える場合には、当該データが次回以降のタイムスロットTS2で伝送され得る。そこで、タイムスロットTS2において伝送される稼働データには、当該稼働データが最初に送信される通信周期を示す周期情報が従通信ユニット311,321,331によって付与される。主通信ユニット13を有するデータ収集装置10は、稼働データに付与された周期情報を参照することで、当該稼働データを受信することが想定される通信周期を特定する。周期情報は、通信の開始時からインクリメントされる整数によって通信周期を他の通信周期と区別する情報であってもよいし、各通信周期が開始するタイミングを示す日時又はシステム時刻を示す情報であってもよいし、他の情報であってもよい。
図5に戻り、主通信ユニット13は、被制御機器30の従通信ユニット311,321,331から受信した稼働データ及び周期情報を追加部130に出力する。主通信ユニット13は、複数の被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、被制御機器それぞれの稼働状態を示す稼働データを受信する通信手段の一例に相当する。
追加部130は、主としてCPUユニット11のプロセッサ61によって実現される。追加部130は、主通信ユニット13によって受信された稼働データを、当該稼働データの送信元である被制御機器30の機器IDに対応づけて、DB40が有する第2軸に沿って追加する。詳細には、稼働データには、送信元を示す送信元情報として稼働データを含むパケット又は稼働データであるパケットのヘッダに含まれる送信元IPアドレスが付与されている。追加部130は、この送信元IPアドレスに対応する機器IDを、作成部120から通知された機器IDのリストから特定し、特定した機器IDに対応させるとともに、通信周期のリストに対応する第2軸において、当該稼働データに付与された周期情報により示される通信周期に対応させて、稼働データにより示される被制御機器30の稼働状態を示す値をDB40に追加する。追加部130は、通信手段によって受信された稼働データを、当該稼働データによって稼働状態が示される被制御機器のラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿って多次元データベースに追加する追加手段の一例に相当する。
例えば、図9において、通信周期(n+2)に属する稼働データが被制御機器31~33から主通信ユニット13によって受信されると、追加部130は、被制御機器31に対応する機器IDを有する列411において、通信周期(n)及び通信周期(n+1)に続く通信周期(n+2)の行に、被制御機器31からの稼働データを追加する。同様に、追加部130は、被制御機器32に対応する列412において通信周期(n+2)の行に、被制御機器32からの稼働データを追加し、被制御機器33に対応する列413において通信周期(n+2)の行に、被制御機器33からの稼働データを追加する。DB40の第2軸は、時刻に対応しており、通信周期のリストに対応する。
図9に示されるように、DB40は、被制御機器30のラベルのリストに対応する第1軸を有するため、産業用ネットワーク300の構成を利用してDB40が構成されることとなる。また、DB40は、被制御機器30のラベルのリストに対応する第1軸と、通信周期のリストに対応する第2軸と、に沿ってマトリクス状に稼働データを管理する。多数の稼働データがマトリクス状に管理され、通信周期が精確な共有時刻によって規定されるため、DB40を利用すれば、ネットワークシステム101において発生した稼働データ群を容易に把握することが可能になる。
図5に戻り、分析ユニット12は、DB40における俯瞰の容易性を利用して稼働データを分析する。詳細には、分析ユニット12は、例えば、被制御機器30の性能を向上させるために被制御機器30に設定すべきパラメータを特定して、特定したパラメータを制御部140に通知する。例えば、分析ユニット12は、母線電圧が不安定になるようなモータ速度及びトルクを特定し、そのようなモータ速度及びトルクの代替となるパラメータを特定する。分析ユニット12は、DB40の列毎に稼働データを分析してもよいし、通信周期毎に稼働データを分析してもよい。また、分析ユニット12は、稼働データの分析により、不具合の原因を特定してもよいし、不具合傾向を相殺して不具合を改善してもよい。分析ユニット12は、多次元データベースに格納された稼働データに基づいて被制御機器に関する分析を行う分析手段の一例に相当する。
制御部140は、主としてCPUユニット11のプロセッサ61によって実現される。制御部140は、分析ユニット12によって特定されたパラメータを被制御機器30に設定するための制御指令を生成して、生成した制御指令を、主通信ユニット13を介して被制御機器30に送信することにより被制御機器30を制御する。制御部140は、分析手段による分析の結果に基づいて生成される制御指令を送信することにより被制御機器を制御する制御手段の一例に相当する。
続いて、データ収集装置10によって実行されるデータベーステーブル作成処理について、図10,11を用いて説明する。
図10に示されるように、データベーステーブル作成処理では、受付部110が、端末20からシステム構成情報21を受け付けて(ステップS1)、作成部120が、システム構成情報21からラベル情報22を抽出し(ステップS2)、ラベル情報により示されるラベルを予め定められた規則に従って配列することによりラベルのリストを作成する(ステップS3)。
ここで、システム構成情報21は、ネットワークの構成、及び、各ネットワークに接続される機器に関する情報を含む。例えば、システム構成情報21は、図11に示されるように、各機器に関する情報として、ユーザによって付与されるラベルと、ネットワークシステム101内の装置によって機器を識別するために用いられる機器IDと、動的に設定されるネットワークアドレスと、を含む。なお、機器IDとネットワークアドレスは互いに等しい情報であってもよい。ラベルのリストを作成するための規則は、図11において矢印及び破線の丸印で囲まれた数字によって示されるように、データ収集装置10を基準として、データ収集装置10から近い順に機器を特定する規則である。この規則によって、稼働データの受信が早いと想定される順番で、機器に付与されたラベルのリストが作成される。
次に、作成部120が、各被制御機器30の機器IDを、図6に示されるようにラベルに関連付けて(ステップS4)、ラベルのリストに対応する第1軸を有するDB40をDBユニット14において作成する(ステップS5)。そして、作成部120は、作成したDB40の情報を追加部130に通知する(ステップS6)。
次に、追加部130は、新たな通信周期で被制御機器30からの稼働データが主通信ユニット13によって受信されたか否かを判定する(ステップS7)。稼働データが受信されていないと判定した場合(ステップS7;No)、追加部130は、ステップS7の判定を繰り返して稼働データの受信まで待機する。一方、稼働データが受信されたと判定した場合(ステップS7;Yes)、追加部130は、第2軸に沿ってDB40に稼働データを追加する(ステップS8)。その後、データ収集装置10による処理は、ステップS7に戻る。
以上、説明したように、受付部110が、産業用ネットワーク300に接続される被制御機器を管理するためのユーザインタフェース201に入力されたラベルを受け付け、追加部130が、稼働データを、被制御機器30のラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿ってDB40に追加する。これにより、一覧性の高いDB40が稼働データの受信履歴として生成されることとなる。また、当該DB40において、稼働データにより稼働状態が示される被制御機器30のラベルとして、ユーザインタフェース201に入力されたラベルが用いられるため、DB40を利用するユーザの事後的な確認作業が不要となる。すなわち、ユーザが産業用ネットワーク300を利用するネットワークシステム101を構築すれば、この構築とは別にデータベースを構成するための準備作業を実行することなく、一覧性の高いDB40が生成される。したがって、FAの現場における周期的な通信の履歴の利用を容易なものとすることができる。
また、制御指令が、リアルタイムな通信をするためのタイムスロットTS1において伝送されるのに対して、稼働データが、非リアルタイムな通信をするためのタイムスロットTS2において伝送される。これにより、制御指令のリアルタイム性を損なうことなく、リアルタイム通信と非リアルタイム通信が混在する通信を実行することができる。
また、上述のようなDB40を利用することにより、分析ユニット12による稼働データの分析を効率的に実行することができる。さらに、分析ユニット12による分析に基づいて生成された制御指令が被制御機器30に送信されるため、被制御機器30の稼働を効率的に改善することが期待される。
また、従来は、機器IDのような被制御機器30の識別情報を用いてデータベースを作成することがある。しかしながら、そのような識別情報は通常、ユーザにとってシステムの構成要素を示す情報として分かりやすいものではなく、データベースを参照するときにユーザは、局番号がどの装置に割り振られているかを確認しなければならない。これに対して本実施の形態では、稼働データにより稼働状態が示される被制御機器のラベルとして、被制御機器30を管理するためのユーザインタフェースに入力されて受付部110によって受け付けられたラベルがDB40に用いられる。このため、DB40を利用するユーザの事後的な確認作業が不要となる。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いる。上記実施の形態1では、DB40が稼働データを含むが、DB40がさらに制御データを含んでいれば、事後の分析に利用することができる。以下では、DB40が制御データ及び稼働データの履歴を蓄積する例について説明する。
本実施の形態に係るデータ収集装置10は、図12に示されるように、制御部140から出力される制御指令を取得する取得部150を有する。取得部150は、主としてCPUユニット11のプロセッサ61によって実現される。取得部150は、取得した制御指令を追加部130に出力する。取得部150は、被制御機器それぞれに対する制御指令を通信周期毎に取得する取得手段の一例に相当する。
なお、制御部140は、分析ユニット12による分析に関わらず、被制御機器30に送信すべき制御指令を出力する。
追加部130は、主通信ユニット13によって取得された稼働データに加えて、取得部150から提供される制御指令を、DB40に追加する。ただし、追加部130は、図13に示されるように、稼働データの送信元としてのラベルの第1リストと、制御指令の宛先としてのラベルの第2リストと、を含むラベルのリスト420に対応する第1軸を有する。追加部130は、作成部120によって作成された第1リストについては、上記実施の形態1と同様に稼働データを第2軸に沿って追加する。そして、追加部130は、第2リストについては、取得部150から提供される制御指令を第2軸に沿って追加する。すなわち、追加部130は、取得部150によって取得された制御指令を、当該制御指令によって制御される被制御機器30の第2リストにおけるラベルに対応させて、通信周期毎に第2軸に沿ってDB40に追加する。これにより、通信周期毎に被制御機器31~33それぞれに対する制御指令が列414,415,416に追加される。
分析ユニット12は、DB40に含まれる稼働データ及び制御指令を分析し、制御部140は、この分析に基づく制御指令を出力する。また、DB40に蓄積された情報が端末20を介してユーザによる分析の対象とされてもよい。
以上、説明したように、DB40に制御指令を追加される形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏する。また、DB40が稼働データに加えて制御指令を含むため、DB40を利用して、より高度な分析がなされることが期待される。
実施の形態3.
続いて、実施の形態3について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いる。本実施の形態は、図14に示されるように、DB40が、第1軸及び第2軸に加えて、被制御機器31~33それぞれから送信される第1稼働データ及び第2稼働データのリストに対応する第3軸を有する3次元データベースとして生成される。ここで、第1稼働データ及び第2稼働データは、単一の被制御機器30から特定の周期において送信され得る複数の種類の稼働データである。図14の例では、「処理槽1」というラベルが付された被制御機器31から周期(n)において「75」という値を有する第1稼働データ及び「60」という値を有する第2稼働データが送信されてDB40の第3軸に沿って格納される。このようなDB40によれば、DB40に含まれる情報の検索及び操作が容易になる。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、DB40が2次元データベース又は3次元データベースである例について説明したが、さらに軸を追加して4次元以上のDB40を生成してもよい。
また、データ収集装置10がPLCのような制御装置である例について説明したが、これには限定されない。データ収集装置10は、PLCとは別個の装置として産業用ネットワーク300に接続されてもよい。データ収集装置10が制御装置とは異なる場合には、取得部150は、外部の制御装置からデータ収集装置10の通信ユニットを介して制御指令を取得すればよい。
また、データ収集装置10が内部のメモリにDB40を格納する例について説明したが、これには限定されず、データ収集装置10は、外部のメモリにDB40を書き込んでもよい。
また、データ収集装置10が、稼働データとしてのパケットの送信元を示す送信元情報、及び、稼働データに付与される周期情報を参照することにより、当該稼働データを格納すべきDB40の行及び列を特定する例について説明したが、これには限定されない。例えば、稼働データを送信する被制御機器30の順番が予め定められ、この順番に従う稼働データの送信が周期的に実行されるような場合には、データ収集装置10は、通信周期内で何番目に受信した稼働データであるかを判断することで、当該稼働データを格納すべき列を決定することができる。また、稼働データに周期情報が付与されることなく、データ収集装置10側で管理されている通信周期に従って、データ収集装置10が稼働データを格納すべき行を決定してもよい。稼働データが実際に受信された通信周期が、非リアルタイムなプロトコルに従って、当該稼働データ送信されるべき通信周期よりも後になった場合には、稼働データが格納されるDB40の行に誤差が生じるが、この誤差はある程度小さいと考えられる。また、稼働データがリアルタイムなプロトコルに従って伝送されてもよい。
上述の実施の形態に係るデータ収集装置10の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、プログラムP1を、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)に代表されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムP1をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。
また、プログラムP1をインターネットに代表される通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードするようにしてもよい。
また、インターネットに代表されるネットワークを介してプログラムP1を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
さらに、プログラムP1の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムP1を実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
また、データ収集装置10によって利用されるプログラムP1と同様に、端末20がエンジニアリングツールを利用する形態は、上述の実施形態に限られない。例えば、端末20は、クラウドサーバに記憶されるエンジニアリングツールを利用して、上述のシステム構成情報21を作成してもよい。
また、データ収集装置10の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を専用のハードウェア又は回路によって実現してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示は、FAの現場におけるデータの管理に適している。
10 データ収集装置、11 CPUユニット、12 分析ユニット、13 主通信ユニット、14 DBユニット、19 PLCバス、20 端末、21 システム構成情報、22 ラベル情報、30~33 被制御機器、35 ボールねじ、40 DB、41,42 通信周期、51~53 アイコン、60 FA装置、61 プロセッサ、62 主記憶部、63 補助記憶部、64 入力部、65 出力部、66 通信部、67 内部バス、100 データ収集システム、101 ネットワークシステム、110 受付部、120 作成部、130 追加部、140 制御部、150 取得部、201 ユーザインタフェース、202 ウィンドウ、300 産業用ネットワーク、311,321,331 従通信ユニット、312,322 サーボ機器、332 センサ、401,402 帯域、411~416 列、410,420 リスト、511~513 入力欄、P1 プログラム、TS1,TS2 タイムスロット。

Claims (8)

  1. 制御指令に従って動作する複数の被制御機器にネットワークを介して接続されるデータ収集装置であって、
    前記複数の被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、前記被制御機器それぞれの稼働状態を示す稼働データを受信する通信手段と、
    前記複数の被制御機器を管理するために前記被制御機器それぞれに付されるラベルのリストに対応する第1軸と、前記通信周期のリストに対応する第2軸と、を有する多次元データベースを作成する作成手段と、
    前記通信手段によって受信された前記稼働データを、該稼働データによって稼働状態が示される前記被制御機器の前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加する追加手段と、
    前記被制御機器それぞれに対する前記制御指令を前記通信周期毎に取得する取得手段と、
    を備え、
    前記通信周期は、該通信周期内に配置された第1時間区分及び第2時間区分を有し、
    前記第1時間区分では、前記複数の被制御機器それぞれに対する前記制御指令が前記ネットワークにおいて伝送され、
    前記第2時間区分では、前記複数の被制御機器それぞれの前記稼働データが前記通信手段によって受信され、
    前記第1軸は、前記稼働データの送信元としての前記被制御機器の前記ラベルの第1リストと、前記制御指令の宛先としての前記被制御機器の前記ラベルの第2リストと、を含むリストに対応し、
    前記追加手段は、
    前記稼働データを、前記第1リストの前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加し、
    前記取得手段によって取得された前記制御指令を、前記制御指令によって制御される前記被制御機器の前記第2リストの前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加する、
    データ収集装置。
  2. 前記被制御機器の名称としてユーザによって付与された前記被制御機器の前記ラベルを受け付ける受付手段、をさらに備え、
    異なる前記被制御機器に付与される前記ラベルは、同一の名称となることが許容される、
    請求項1に記載のデータ収集装置。
  3. 前記多次元データベースに格納された前記稼働データに基づいて前記被制御機器に関する分析を行う分析手段、をさらに備える、
    請求項1に記載のデータ収集装置。
  4. 前記分析手段による分析の結果に基づいて生成された前記制御指令を送信することにより前記被制御機器を制御する制御手段、をさらに備える、
    請求項3に記載のデータ収集装置。
  5. 前記通信手段は、送信元を示す送信元情報及び前記通信周期を示す周期情報が付与された前記稼働データを受信し、
    前記送信元情報及び前記周期情報に基づいて前記稼働データを前記多次元データベースに追加する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のデータ収集装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載のデータ収集装置と、
    複数の前記被制御機器と、
    を備えるデータ収集システム。
  7. 制御指令に従って動作する複数の被制御機器にネットワークを介して接続されるデータ収集装置によって実行されるデータベース作成方法であって、
    通信手段が、前記複数の被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、前記被制御機器それぞれの稼働状態を示す稼働データを受信し、
    作成手段が、前記被制御機器それぞれに付されるラベルのリストに対応する第1軸と、前記通信周期のリストに対応する第2軸と、を有する多次元データベースを作成し、
    追加手段が、前記通信手段によって受信された前記稼働データを、該稼働データによって稼働状態が示される前記被制御機器の前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加
    取得手段が、前記被制御機器それぞれに対する前記制御指令を前記通信周期毎に取得する、
    ことを含み、
    前記通信周期は、該通信周期内に配置された第1時間区分及び第2時間区分を有し、
    前記第1時間区分では、前記複数の被制御機器それぞれに対する前記制御指令が前記ネットワークにおいて伝送され、
    前記第2時間区分では、前記複数の被制御機器それぞれの前記稼働データが前記通信手段によって受信され、
    前記第1軸は、前記稼働データの送信元としての前記被制御機器の前記ラベルの第1リストと、前記制御指令の宛先としての前記被制御機器の前記ラベルの第2リストと、を含むリストに対応し、
    前記追加手段は、
    前記稼働データを、前記第1リストの前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加し、
    前記取得手段によって取得された前記制御指令を、前記制御指令によって制御される前記被制御機器の前記第2リストの前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加する、
    データベース作成方法。
  8. 制御指令に従って動作する複数の被制御機器にネットワークを介して接続されるデータ収集装置を、
    前記複数の被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、前記被制御機器それぞれの稼働状態を示す稼働データを受信する通信手段、
    前記被制御機器それぞれに付されるラベルのリストに対応する第1軸と、前記通信周期のリストに対応する第2軸と、を有する多次元データベースを作成する作成手段、
    前記通信手段によって受信された前記稼働データを、該稼働データによって稼働状態が示される前記被制御機器の前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加する追加手段、
    前記被制御機器それぞれに対する前記制御指令を前記通信周期毎に取得する取得手段、
    として機能させ、
    前記通信周期は、該通信周期内に配置された第1時間区分及び第2時間区分を有し、
    前記第1時間区分では、前記複数の被制御機器それぞれに対する前記制御指令が前記ネットワークにおいて伝送され、
    前記第2時間区分では、前記複数の被制御機器それぞれの前記稼働データが前記通信手段によって受信され、
    前記第1軸は、前記稼働データの送信元としての前記被制御機器の前記ラベルの第1リストと、前記制御指令の宛先としての前記被制御機器の前記ラベルの第2リストと、を含むリストに対応し、
    前記追加手段は、
    前記稼働データを、前記第1リストの前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加し、
    前記取得手段によって取得された前記制御指令を、前記制御指令によって制御される前記被制御機器の前記第2リストの前記ラベルに対応させて、前記通信周期毎に前記第2軸に沿って前記多次元データベースに追加する、
    プログラム。
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