JP7371602B2 - アンテナモジュール及びアンテナ駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナモジュール及びアンテナ駆動方法に関する。
円偏波の軸比を改善することができるアンテナとして、複数の円偏波アンテナ素子を備えたシーケンシャルアレーアンテナが知られている(例えば、下記の特許文献1参照。)。シーケンシャルアレーアンテナは、主放射方向を回転軸として任意の角度回転させた姿勢で配置された複数の円偏波アンテナ素子を含んでおり、各円偏波アンテナ素子は、回転角に応じた位相差を付けて励振される。
下記の特許文献1に開示されたシーケンシャルアレーアンテナは、複数のシーケンシャルサブアレーで構成されており、シーケンシャルサブアレーの各々が複数の円偏波アンテナ素子を含んでいる。1つのシーケンシャルサブアレーに含まれる複数の円偏波アンテナ素子がシーケンシャル化されており、複数のシーケンシャルサブアレーがさらにシーケンシャル化されている。一例として、1つのシーケンシャルサブアレーに着目すると、4個の円偏波アンテナ素子の基準軸を順番に45°ずつ回転させている。このような構成を採用することにより、個々の円偏波アンテナ素子の特性にばらつきがある場合や、励振位相または振幅に誤差がある場合にも、良好な軸比を得ることができる。
特開平3-151703号公報
通信距離や通信速度(ビットレート)によって、すべての円偏波アンテナ素子を動作させる必要がない場合がある。一部の円偏波アンテナ素子を動作せる場合にも、良好な軸比を維持し、かつ消費電力を低減させることが望まれる。本発明の目的は、複数の円偏波アンテナ素子の一部を動作させる場合に、良好な軸比を維持し、かつ消費電力を低減させることが可能なアンテナモジュール及びアンテナ駆動方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
それぞれが1つの入出力ポートと複数のアンテナポートとを持ち高周波信号の増幅を行う複数のセグメントと、
それぞれが複数の円偏波アンテナ素子を含む複数のサブアレーアンテナと
を備え、
前記複数の円偏波アンテナ素子は、それぞれ前記複数のアンテナポートのいずれかに接続されており、
前記複数のサブアレーアンテナの各々に含まれる前記複数の円偏波アンテナ素子は、サブアレーアンテナごとにシーケンシャルアレーを構成しており、
前記複数のセグメントの各々は、
第1ポートに入力された信号を前記複数のアンテナポートに分配し、前記複数のアンテナポートのそれぞれに入力された信号を合成して前記第1ポートから出力する分配合成器と、
前記複数のアンテナポートのそれぞれと前記分配合成器との間に接続された移相器と、
前記入出力ポートと前記第1ポートとの間に接続された第1増幅器と
を含み、
前記複数のサブアレーアンテナのいずれの一つのサブアレーアンテナにおいても、一つのサブアレーアンテナに含まれる前記複数の円偏波アンテナ素子がそれぞれ接続された前記複数のアンテナポートは、一つのセグメントに含まれており、
前記複数の円偏波アンテナ素子の各々は、2つの給電点を有しており、
前記複数のアンテナポートの各々は、ハイブリッド回路を介して円偏波アンテナ素子の2つの給電点に接続されており、前記複数の円偏波アンテナ素子は、放射される円偏波の旋回方向が前記複数のサブアレーアンテナにわたって同一になるように、前記ハイブリッド回路によって励振されるアンテナモジュールが提供される。
本発明の他の観点によると、
複数の第1増幅器でM個の円偏波アンテナ素子を動作させる構成を持つアンテナモジュールにおいて、M個よりも少ないm個の円偏波アンテナ素子を選択して動作させるアンテナ駆動方法であって、
前記複数の第1増幅器のいずれの1つも、前記M個の円偏波アンテナ素子のうち複数の円偏波アンテナ素子を動作させるように構成されており、
前記M個の円偏波アンテナ素子は、複数のシーケンシャルアレーを構成しており、
選択されるm個の円偏波アンテナ素子が1つまたは複数のシーケンシャルアレーを構成する条件と、m個の円偏波アンテナ素子を動作させるのに必要な前記第1増幅器の個数が最も少なくなる条件とを満たすように、前記M個の円偏波アンテナ素子からm個の円偏波アンテナ素子を選択し、選択したm個の円偏波アンテナ素子を動作させるアンテナ駆動方法が提供される。
1つのサブアレーアンテナのすべての円偏波アンテナ素子を動作させるためには、1つのセグメントを動作させればよい。1つのサブアレーアンテナのすべての円偏波アンテナ素子によってシーケンシャルアレーが構成されているため、1つのセグメントを動作させる場合でも、良好な軸比を維持することができる。また、それぞれがシーケンシャルアレーを構成する複数のサブアレーアンテナのうち一部のサブアレーアンテナのみを動作させるために必要とされるセグメントの個数は、動作させるサブアレーアンテナの個数以下である。動作させるサブアレーアンテナの個数より多いセグメントを動作させる必要がないため、消費電力を低減させることが可能である。
図1は第1実施例によるアンテナモジュールのブロック図である。 図2は、第1実施例によるアンテナモジュールの1つのセグメントのブロック図である。 図3は、1つのサブアレーアンテナに含まれシーケンシャルアレーを構成する複数の円偏波アンテナ素子の平面図である。 図4は第2実施例によるアンテナモジュールのブロック図である。 図5Aは、第2実施例によるアンテナモジュールの30個の円偏波アンテナ素子の平面的な配置の一例を示す模式図であり、図5Bは、第2実施例によるアンテナモジュールにおける円偏波アンテナ素子の各々の回転角αを示す図であり、図5Cは、比較例によるアンテナモジュールにおける円偏波アンテナ素子の各々の回転角αを示す図である。 図6は、複数の円偏波アンテナ素子が配置された基板に対する座標系を示す斜視図である。 図7Aは、第2実施例によるアンテナモジュールのすべての円偏波アンテナ素子を、チャンネル1の中心周波数(58.32GHz)で動作させた場合の、zx断面(φ=0°)におけるゲインと極角θとの関係を示すグラフであり、図7Bは、図7Aに示したシミュレーション結果から求めた軸比を示すグラフである。 図8Aは、第2実施例によるアンテナモジュールのすべての円偏波アンテナ素子を、チャンネル1の中心周波数(58.32GHz)で動作させた場合の、xy断面(θ=90°)におけるゲインと方位角φとの関係を示すグラフであり、図8Bは、図8Aに示したシミュレーション結果から求めた軸比を示すグラフである。 図9A及び図9Bは、それぞれチャンネルごとに主偏波ゲイン及び交差偏波ゲインを示すグラフである。 図10は、図9A及び図9Bに示したグラフから算出した軸比を、チャンネルごとに示すグラフである。 図11は、第2実施例によるアンテナモジュールの円偏波アンテナ素子の平面的な配置を示す図である。 図12Aは、第3実施例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子及び伝送線路の平面図であり、図12Bは、第3実施例の変形例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子及び伝送線路の平面図である。 図13A及び図13Bは、それぞれ第3実施例の他の変形例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子及び伝送線路の平面図である。 図14Aは、円形の3個の円偏波アンテナ素子を一列に配置した場合の円偏波アンテナ素子の位置関係を示す図であり、図14Bは、正方形の3個の円偏波アンテナ素子を一列に配置した場合の円偏波アンテナ素子の位置関係を示す図である。 図15A及び図15Bは、それぞれ第4実施例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子の平面図である。 図16は、第5実施例によるアンテナモジュールの複数の円偏波アンテナ素子の配置を示す斜視図である。 図17は、第6実施例によるアンテナモジュールのブロック図である。
[第1実施例]
図1から図3までの図面を参照して、第1実施例によるアンテナモジュールについて説明する。
図1は第1実施例によるアンテナモジュールのブロック図である。第1実施例によるアンテナモジュールは、高周波信号の電力増幅を行う複数のセグメント20と、複数のセグメント20のそれぞれに対応して配置されたサブアレーアンテナ50と、複数の伝送線路60とを備えている。複数のセグメント20のそれぞれは、1つの入出力ポート21と、複数のアンテナポート22とを含む。セグメント20の構成については、後に図2を参照して説明する。
複数のサブアレーアンテナ50の各々は、複数の円偏波アンテナ素子51を含む。複数のサブアレーアンテナ50の各々に含まれる複数の円偏波アンテナ素子51は、サブアレーアンテナ50ごとにシーケンシャルアレーを構成している。サブアレーアンテナ50に含まれる円偏波アンテナ素子51の個数は、対応するセグメント20のアンテナポート22の個数と等しい。セグメント20のアンテナポート22が、それぞれ対応するサブアレーアンテナ50の円偏波アンテナ素子51に、伝送線路60によって接続されている。
1つの信号ポート80から入力された高周波信号が、分配合成器81によって複数のセグメント20のそれぞれの入出力ポート21に分配される。セグメント20の各々は、入出力ポート21に入力された高周波信号の電力増幅を行い、かつ位相調整を行って複数のアンテナポート22から出力する。
複数の円偏波アンテナ素子51で受信された受信信号が、それぞれ複数のアンテナポート22からセグメント20に入力される。セグメント20は、複数のアンテナポート22のそれぞれに入力された受信信号を増幅し位相調整を行った後に合成して入出力ポート21から出力する。
複数のセグメント20のそれぞれの入出力ポート21から出力された受信信号が、分配合成器81によって合成され、信号ポート80から出力される。
図2は、1つのセグメント20(図1)のブロック図である。分配合成器27が、1つの第1ポート27Aと複数の第2ポート27Bとを有する。分配合成器27は第1ポート27Aに入力された信号を複数の第2ポート27Bに分配して出力する。さらに、複数の第2ポート27Bのそれぞれに入力された信号を合成して第1ポート27Aから出力する。
入出力ポート21と分配合成器27の第1ポート27Aとの間に、送受信切替スイッチ23、第1増幅器24及び送受信切替スイッチ26が接続されている。第1増幅器24は、第1パワーアンプ24Pと第1ローノイズアンプ24Lとを含む。送受信切替スイッチ23、26が送信状態のとき、入出力ポート21から入力された高周波信号が、第1パワーアンプ24Pで増幅されて、分配合成器27の第1ポート27Aに入力される。送受信切替スイッチ23、26が受信状態のとき、分配合成器27の第1ポート27Aから出力された受信信号が第1ローノイズアンプ24Lで増幅されて入出力ポート21から出力される。
分配合成器27の複数の第2ポート27Bと複数のアンテナポート22とのそれぞれの間に、移相器28、可変減衰器29、送受信切替スイッチ30、第2増幅器31、及び送受信切替スイッチ33が接続されている。第2増幅器31は、第2パワーアンプ31P及び第2ローノイズアンプ31Lを含む。
送受信切替スイッチ30、33が送信状態の時、分配合成器27の第2ポート27Bから出力された高周波信号が、移相器28、可変減衰器29、及び第2パワーアンプ31Pを通ってアンテナポート22から出力される。送受信切替スイッチ30、33が受信状態の時、アンテナポート22から入力された受信信号が、第2ローノイズアンプ31L、可変減衰器29、及び移相器28を通って分配合成器27の第2ポート27Bに入力される。
移相器28は、制御回路35からの制御により、信号の位相を調整する。可変減衰器29は、制御回路35からの制御により、信号の減衰量を調整する。第2パワーアンプ31Pは、高周波信号の電力増幅を行う。第2ローノイズアンプ31Lは、受信信号を増幅する。
図3は、1つのサブアレーアンテナ50(図1)に含まれシーケンシャルアレーを構成する複数の円偏波アンテナ素子51の平面図である。複数の円偏波アンテナ素子51は、平面視において円形の形状を有しており、2つの給電点52から給電される。2つの給電点52は、直交する2本の半径上に配置されている。2つの給電点52に90°の位相差を持つ高周波信号を供給することにより、円偏波が放射される。2つの給電点52に供給する2つの高周波信号の位相の進みまたは遅れによって、放射される円偏波の旋回方向(右旋または左旋)が決定される。円偏波アンテナ素子51の幾何中心から、2つの給電点52を両端とする線分の中点を向く方向を基準方向53ということとする。
シーケンシャルアレーを構成するN個の円偏波アンテナ素子51に順番に0からN-1まで通し番号を付したとき、i番目の円偏波アンテナ素子51の基準方向53は、0番目の円偏波アンテナ素子51の基準方向53に対して回転角α=(i×360/N)°だけ時計回りに回転した姿勢を有する。例えば、3個の円偏波アンテナ素子51が1つのシーケンシャルアレーを構成している場合は、0番目の円偏波アンテナ素子51の基準方向53に対して他の2つの円偏波アンテナ素子51の基準方向53は、それぞれ120°及び240°回転している。4個の円偏波アンテナ素子51が1つのシーケンシャルアレーを構成している場合は、0番目の円偏波アンテナ素子51の基準方向53に対して他の3つの円偏波アンテナ素子51の基準方向53は、それぞれ90°、180°、及び270°回転している。
ただし、例外として、シーケンシャルアレーを2個の円偏波アンテナ素子51で構成する場合には、回転角αを90°にすることが好ましい。
次に、第1実施例の優れた効果について説明する。
第1実施例によるアンテナモジュールにおいて、通信距離や通信レートによってはすべての円偏波アンテナ素子51を動作させる必要がない場合がある。例えば、通信距離が短い場合や、通信レートが遅い場合は、一部の円偏波アンテナ素子51のみを動作させても十分なゲインが確保される場合がある。
シーケンシャルアレーを構成する複数の円偏波アンテナ素子51は、すべての円偏波アンテナ素子51を動作させた場合に、軸比を改善する効果が最も高くなる。一部の円偏波アンテナ素子51のみを動作させた場合には、軸比を改善する十分な効果が得られない場合がある。第1実施例では、複数のセグメント20のうち1つのセグメント20のみを動作させる場合でも、1つのシーケンシャルアレーを構成するすべての円偏波アンテナ素子51が動作する。このため、軸比を改善する十分な効果を得ることができる。
1つのシーケンシャルアレーを構成する複数の円偏波アンテナ素子51が複数のセグメント20に跨って接続されている場合に、1つのシーケンシャルアレーを構成する複数の円偏波アンテナ素子51のすべてを動作させるには、複数のセグメント20を動作させなければならない。例えば、円偏波アンテナ素子51の個数分の第2増幅器31(図2)と、複数の第1増幅器24を動作させなければならない。これに対して第1実施例では、1つのシーケンシャルアレーを構成するすべての円偏波アンテナ素子51を動作させるためには、円偏波アンテナ素子51の個数分の第2増幅器31(図2)と、1つの第1増幅器24のみを動作させればよい。このため、低消費電力動作が可能である。
次に、第1実施例の変形例について説明する。
第1実施例によるアンテナモジュールは、送信機能及び受信機能の両方を備えているが、送信機能のみ、または受信機能のみを備えたアンテナモジュールを構成してもよい。この場合には、送受信切替スイッチ23、26、30、33は不要である。また、第1増幅器24は、第1パワーアンプ24P及び第1ローノイズアンプ24Lの一方を備えればよい。同様に、第2増幅器31は、第2パワーアンプ31P及び第2ローノイズアンプ31Lの一方を備えればよい。
第1実施例では、複数のセグメント20と複数のサブアレーアンテナ50とが1対1に対応している。その他の構成として、1つのセグメント20に複数のサブアレーアンテナ50を対応させてもよい。すなわち、複数のサブアレーアンテナ50のいずれの一つのサブアレーアンテナ50においても、一つのサブアレーアンテナ50に含まれる複数の円偏波アンテナ素子51がそれぞれ接続された複数のアンテナポート22が、一つのセグメント20に含まれるようにすればよい。
[第2実施例]
次に、図4から図10までの図面を参照して第2実施例によるアンテナモジュールについて説明する。以下、第1実施例によるアンテナモジュール(図1、図2、図3)と共通の構成については説明を省略する。
図4は第2実施例によるアンテナモジュールのブロック図である。第1実施例では、1つのセグメント20のアンテナポート22の個数と、そのセグメント20に対応するサブアレーアンテナ50を構成する円偏波アンテナ素子51の個数とが等しい。これに対して第2実施例では、セグメント20とサブアレーアンテナ50との組み合わせの中に、円偏波アンテナ素子51の個数がアンテナポート22の個数より少ないものが存在する。例えば、アンテナポート22の個数が4個であり、それに対応するサブアレーアンテナ50の円偏波アンテナ素子51の個数が3個の組み合わせが存在する。
図5Aは、30個の円偏波アンテナ素子51の平面的な配置の一例を示す模式図である。基板55に、30個の円偏波アンテナ素子51が6行5列の行列状に配置されている。30個の円偏波アンテナ素子51に、8個のセグメント20から給電される。8個のセグメント20は、それぞれ4個のアンテナポート22を有している。すなわち、合計で32個のアンテナポート22が設けられている。8個のセグメント20に通し番号を付し、32個のアンテナポート22にも通し番号を付す。セグメント20に付された通し番号を「S」付きの数字で表し、アンテナポート22に付された通し番号を「#」付きの数字で表す。8個のセグメント20に、S0からS7までの通し番号が付され、32個のアンテナポート22に#0から#31までの通し番号が付される。j番目のセグメント20の4個のアンテナポート22に付す通し番号を、それぞれ4j、4j+1、4j+2、4j+3とする。
複数の円偏波アンテナ素子51のうち同一のセグメント20に接続されているものを破線で取り囲み、破線内にハッチングを付すとともに、対応するセグメント20の通し番号を「S」付きの数字で表示している。さらに、円偏波アンテナ素子51のそれぞれに、接続されているアンテナポート22の通り番号を、「#」付きの数字で表示している。
通し番号がS1及びS2のセグメント20には、それぞれ3個の円偏波アンテナ素子51が接続されている。すなわち、通し番号がS1及びS2のセグメント20のそれぞれの4個のアンテナポート22のうち1つのアンテナポート22には、円偏波アンテナ素子51が接続されていない。より具体的には、通し番号が#7及び#8のアンテナポート22には、円偏波アンテナ素子51が接続されていない。その他のセグメント20のそれぞれについては、4個のアンテナポート22にそれぞれ円偏波アンテナ素子51が接続されている。
図5Bは、第2実施例によるアンテナモジュールにおける円偏波アンテナ素子51の各々の回転角α(図3)を示す図である。第2実施例では、1つのセグメント20に接続されるサブアレーアンテナ50の複数の円偏波アンテナ素子51がシーケンシャルアレーを構成している。このため、通し番号がS0、S3、S4、S5、S6、及びS7のそれぞれのセグメント20に接続されている4個の円偏波アンテナ素子51のそれぞれの回転角αは、0°、90°、180°、及び270°である。通し番号がS1及びS2のセグメント20のそれぞれに接続されている3個の円偏波アンテナ素子51のそれぞれの回転角αは、0°、120°、及び240°である。
図5Cは、比較例によるアンテナモジュールにおける円偏波アンテナ素子51の各々の回転角α(図3)を示す図である。30個の円偏波アンテナ素子51が、全体としてシーケンシャルアレーを構成するように円偏波アンテナ素子51の各々の回転角αが設定されている。具体的には、左下の領域に配置されている8個の円偏波アンテナ素子51の回転角αを0°に設定し、左上の領域に配置されている7個の円偏波アンテナ素子51の回転角αを90°に設定し、右下の領域に配置されている7個の円偏波アンテナ素子51の回転角αを180°に設定し、右上の領域に配置されている8個の円偏波アンテナ素子51の回転角αを270°に設定している。
比較例では、30個の円偏波アンテナ素子51が全体としてシーケンシャルアレーを構成しているが、セグメント20のそれぞれに接続されている3個または4個の円偏波アンテナ素子51がシーケンシャルアレーを構成しているわけではない。例えば、通し番号がS0のセグメント20に接続されている4個の円偏波アンテナ素子51の回転角αは、すべて0°であり、通し番号がS1のセグメント20に接続されている3個の円偏波アンテナ素子51の各々の回転角αは、0°、180°、および180°である。
次に、第2実施例の優れた効果について説明する。
第2実施例の優れた効果を確認するために、第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)及び比較例によるアンテナモジュール(図5C)について、ゲイン及び軸比のシミュレーションを行った。図6から図10までの図面を参照して、このシミュレーション結果について説明する。
図6は、30個の円偏波アンテナ素子51が配置された基板55に対する座標系を示す斜視図である。6行5列に配置された30個の円偏波アンテナ素子51の中心を原点とし、基板55の法線方向(複数の円偏波アンテナ素子51の正面方向)をx軸の正の方向とする。6行5列に配置された30個の円偏波アンテナ素子51の行方向をy軸方向、列方向をz軸方向とする。
z軸の正方向を基準とする極角をθと表記し、x軸の正方向からの方位角をφと表記する。zx面及びxy面における放射パターンをシミュレーションにより求めた。複数の円偏波アンテナ素子51の励振周波数は、無線通信規格であるIEEE802.11ayのチャンネル1からチャンネル4までの各チャンネルの中心周波数とした。チャンネル1からチャンネル4までの4つのチャンネルの中心周波数は、それぞれ58.32GHz、60.48GHz、62.64GHz、及び64.8GHzである。
30個の円偏波アンテナ素子51は、右旋円偏波を放射するように設計されているが、一般的に若干の左旋円偏波成分を含む。すなわち、円偏波アンテナ素子51の各々から放射される円偏波の軸比は0dBより大きい。また、x軸の正の方向(θ=90°、φ=0°)で右旋円偏波がメインビームを形成するように、複数の円偏波アンテナ素子51の励振位相を調整した。
すべてのセグメント20(図5A)を動作させた場合、通し番号がS0からS3までの4個のセグメント20を動作させた場合、及び通し番号がS0及びS1の2個セグメント20を動作させた場合について、シミュレーションを行った。すべてのセグメント20を動作させると、30個すべての円偏波アンテナ素子51が動作する。通し番号がS0からS3までの4個のセグメント20を動作させると、通し番号が#0から#15までの14個の円偏波アンテナ素子51が動作する。通し番号がS0及びS1の2つのセグメント20を動作させると、通し番号が#0から#6までの7個の円偏波アンテナ素子51が動作する。
図7Aは、第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)のすべての円偏波アンテナ素子51を、チャンネル1の中心周波数(58.32GHz)で動作させた場合の、zx断面(φ=0°)におけるゲインと極角θとの関係を示すグラフである。横軸は極角θを単位「°」で表し、縦軸はゲインを単位「dBi」で表す。グラフ中の中空の丸記号が主偏波(右旋円偏波)のゲインを示し、黒く塗りつぶした丸記号が交差偏波(左旋円偏波)のゲインを示している。極角θ=90°の方向(正面方向)に主偏波のメインビームが形成されている。
図7Bは、図7Aに示したシミュレーション結果から求めた軸比を示すグラフである。正面方向で軸比が最も小さくなっていることがわかる。
図8Aは、第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)のすべての円偏波アンテナ素子51を、チャンネル1の中心周波数(58.32GHz)で動作させた場合の、xy断面(θ=90°)におけるゲインと方位角φとの関係を示すグラフである。横軸は方位角φを単位「°」で表し、縦軸はゲインを単位「dBi」で表す。グラフ中の中空の丸記号が主偏波(右旋円偏波)のゲインを示し、黒く塗りつぶした丸記号が交差偏波(左旋円偏波)のゲインを示している。方位角φ=0°の方向(正面方向)に主偏波のメインビームが形成されている。
図8Bは、図8Aに示したシミュレーション結果から求めた軸比を示すグラフである。正面方向で軸比が最も小さくなっていることがわかる。
第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)及び比較例によるアンテナモジュール(図5C)について、動作させるセグメント20の個数及びチャンネルが異なる複数の条件についても同様のシミュレーションを行い、主偏波及び交差偏波のゲイン、及び軸比を求めた。
図9A及び図9Bは、それぞれチャンネルごとに主偏波ゲイン及び交差偏波ゲインを示すグラフである。図9A及び図9Bにおいて、丸記号付き実線は、第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)のシミュレーション結果を示し、三角記号付き破線は、比較例によるアンテナモジュール(図5C)のシミュレーション結果を示している。また、実線及び破線の太さは、動作させたセグメント20の個数に対応している。最も太い実線及び破線は、すべてのセグメント20を動作させた場合のシミュレーション結果を示している。2番目に太い実線及び破線は、通し番号がS0からS3までの4個のセグメント20を動作させた場合のシミュレーション結果を示している。最も細い実線及び破線は、通し番号がS0及びS1の2個のセグメント20を動作させた場合のシミュレーション結果を示している。
動作させるセグメント20の個数(すなわち、動作させる円偏波アンテナ素子51の個数)が少なくなると、主偏波ゲインが低下している。ただし、主偏波のゲイン(図9A)は、第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)と比較例によるアンテナモジュール(図5C)とで大きな差はなく、チャンネル間の差も小さい。
ところが、交差偏波ゲイン(図9B)は、第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)と比較例によるアンテナモジュール(図5C)とで大きな差が生じている。特に、比較例の場合は、チャンネル4の交差偏波ゲインが、他のチャンネルに比べて大きくなっている。
図10は、図9A及び図9Bに示したグラフから算出した軸比を、チャンネルごとに示すグラフである。グラフ中の実線、破線、丸記号、及び三角記号に対応するシミュレーション条件は、図9A及び図9Bに示したグラフの場合と同一である。比較例によるアンテナモジュール(図5C)のチャンネル4の軸比が、動作させるセグメント20の個数が4個及び2個の場合に、他のチャンネルにおける軸比より著しく大きくなっており、軸比が3dBを超えている。これに対して第2実施例によるアンテナモジュール(図5B)の軸比は、動作させるセグメント20の個数が少ない場合でも、すべてのチャンネルにおいて良好な軸比、例えば3dB未満の軸比が確保されている。
次に、図10に示すシミュレーション結果が得られた理由について説明する。
通し番号がS0及びS1のセグメント20(図5A)を動作させると、通し番号が#0から#6までの7個の円偏波アンテナ素子51(図5A)が動作する。このとき、比較例(図5C)においては、5個の円偏波アンテナ素子51の回転角αが0°であり、2個の円偏波アンテナ素子51の回転角αが180°である。
通し番号がS0からS3までの4個のセグメント20(図5A)を動作させると、通し番号が#0から#15までの14個の円偏波アンテナ素子51(図5A)が動作する。このとき、比較例(図5C)においては、7個の円偏波アンテナ素子51の回転角αが0°であり、残りの7個の円偏波アンテナ素子51の回転角αが180°である。
このように、比較例においては、一部のセグメント20のみを動作させる場合に、動作する複数の円偏波アンテナ素子51はシーケンシャルアレーを構成しない。このため、軸比を改善するというシーケンシャルアレーの優れた効果が得られない。
これに対して第2実施例によるアンテナモジュールにおいては、通し番号がS0及びS1の2個のセグメント20を動作させる場合、及び通し番号がS0からS3までの4個のセグメント20を動作させる場合のいずれにおいても、動作する複数の円偏波アンテナ素子51が、3個または4個の円偏波アンテナ素子51からなるシーケンシャルアレーを構成している。このため、一部のセグメント20のみを動作させる場合でも、シーケンシャルアレーが持つ軸比を改善するという効果が得られる。
また、図9Aに示すように、主偏波ゲインは、動作させるセグメント20の個数に依存する。必要とされるゲインが得られるように、動作させるセグメント20の個数を減らすことにより、省電力動作が可能になる。第2実施例においては、省電力動作を行う場合にも、十分な軸比を確保することができる。
次に、図11を参照して、複数の円偏波アンテナ素子51の好ましい配置について説明する。
図11は、第2実施例によるアンテナモジュールの円偏波アンテナ素子51の平面的な配置を示す図である。図11において、図5Aと同様に、1つのサブアレーアンテナ50に含まれる複数の円偏波アンテナ素子51を破線で囲んで示している。次に、円偏波アンテナ素子51の間隔の好ましい上限値について説明する。
一つのサブアレーアンテナ50に含まれるすべての円偏波アンテナ素子51の幾何中心を、円偏波アンテナ素子の個数より1本少ない本数の線分で、かつ複数の線分の合計の長さが最短になるように接続する。このとき、最も長い線分で接続された2つの円偏波アンテナ素子51の中心間距離(間隔)をG1と表記する。
例えば、通し番号がS0のセグメント20に接続された4個の円偏波アンテナ素子51については、間隔G1は、行方向または列方向に隣り合う2つの円偏波アンテナ素子51の間隔で与えられる。通し番号がS6のセグメント20に接続された4個の円偏波アンテナ素子51については、間隔G1は、通し番号が#26の円偏波アンテナ素子51と通し番号が#27の円偏波アンテナ素子51との斜め方向の間隔で与えられる。
1つのサブアレーアンテナ50を動作させる場合に、グレーティングローブの発生を抑圧するために、いずれの一つのサブアレーアンテナ50においても、間隔G1を、円偏波アンテナ素子51の共振周波数に対応する自由空間波長以下とすることが好ましい。
また、1つのサブアレーアンテナ50に閉じることなく、すべての円偏波アンテナ素子51の幾何中心を、円偏波アンテナ素子の個数より1本少ない本数の線分で、かつ複数の線分の合計の長さが最短になるように接続する。このとき、最も長い線分で接続された2つの円偏波アンテナ素子51の中心間距離(間隔)をG2と表記する。第2実施例において、間隔G2は、行方向または列方向に隣り合う2つの円偏波アンテナ素子51の間隔で与えられる。
すべてのサブアレーアンテナ50を動作させる場合に、グレーティングローブの発生を抑圧するために、間隔G2を、円偏波アンテナ素子51の共振周波数に対応する自由空間波長以下とすることが好ましい。
図5Aから図10までの図面を参照して説明したシミュレーションでは、セグメント20の個数を8個にし、円偏波アンテナ素子51の個数を30個にしているが、その他の個数としてもよい。また、1つのサブアレーアンテナ50に含まれる円偏波アンテナ素子51の個数を3個または4個としているが、その他の個数としてもよい。
[第3実施例]
次に、図12Aを参照して第3実施例によるアンテナモジュールについて説明する。以下、第1実施例によるアンテナモジュール(図1、図2、図3)と共通の構成については説明を省略する。第1実施例では、円偏波アンテナ素子51と伝送線路60(図1)との具体的な接続構成について説明していないが、第3実施例では、円偏波アンテナ素子51と伝送線路60との具体的な接続構成を明確にする。
図12Aは、第3実施例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子51及び伝送線路60の平面図である。円偏波アンテナ素子51の平面視における形状は方形、例えば正方形である。方形の相互に隣り合う2つの辺の中点のそれぞれと、方形の中心とを両端とする線分の上に給電点52が設けられている。
伝送線路60が、ハイブリッド回路61を介して2つの給電点52に接続されている。ハイブリッド回路61は、長方形の4つの辺に沿って配置された4本の伝送線路で構成されている。長方形の4つの頂点に相当する箇所が、それぞれハイブリッド回路61の4つのポートP1、P2、P3、P4として機能する。伝送線路60は、ハイブリッド回路61のポートP1に接続され、2つの給電点52が、それぞれハイブリッド回路61のポートP3及びポートP4に接続されている。ポートP2には、オープンスタブが接続されている。なお、ポートP2に、オープンスタブに代えて、ショートスタブ、無反射終端、またはある長さの伝送線路を接続してもよい。
伝送線路60を伝送されてポートP1に入力された高周波信号は、2つのポートP3、P4から相互に90°の位相差をもって出力される。これにより、円偏波アンテナ素子51が、円偏波、例えば右旋円偏波を放射するように励振される。円偏波アンテナ素子51が右旋円偏波を受信すると、受信信号が合成されてポートP1から伝送線路60に出力される。伝送線路60がハイブリッド回路61のポートP2に接続された構成にすると、円偏波アンテナ素子51は左旋円偏波を放射し、左旋円偏波を受信可能になる。
図12Bは、第3実施例の変形例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子51及び伝送線路60の平面図である。本変形例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子51の平面視における形状は円形である。円形の、相互に直交する2本の半径の上にそれぞれ給電点52が設けられている。本変形例のように、円偏波アンテナ素子51の形状を円形にしてもよい。
次に、図13A及び図13Bを参照して、第3実施例の他の変形例によるアンテナモジュールについて説明する。
図13A及び図13Bは、それぞれ本変形例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子51及び伝送線路60の平面図である。図13Aに示した変形例では、円偏波アンテナ素子51が方形であり、図13Bに示した変形例では、円偏波アンテナ素子51が円形である。図12Aに示した第3実施例及び図12Bに示した第3実施例の変形例では、平面視においてハイブリッド回路61の幾何中心が円偏波アンテナ素子51の外側に配置されている。これに対して図13Aに示した変形例では、平面視においてハイブリッド回路61の幾何中心61Cが円偏波アンテナ素子51の内部に配置されている。このような配置とすることにより、省スペース化を図ることが可能になる。
方形の円偏波アンテナ素子51の一辺の電気長、及び円形の円偏波アンテナ素子51の直径の電気長は、円偏波アンテナ素子51の共振周波数に対応する波長の1/2にほぼ等しい。これに対してハイブリッド回路61を構成する4本の伝送線路の各々の電気長は、円偏波アンテナ素子51の共振周波数に対応する波長の1/4にほぼ等しい。このため、平面視においてハイブリッド回路61が円偏波アンテナ素子51に包含されるように配置することが可能である。ハイブリッド回路61が円偏波アンテナ素子51に包含されるように配置とすることにより、省スペース化をさらに進めることができる。
また、複数の円偏波アンテナ素子51でシーケンシャルアレーを構成する場合、図3に示したように円偏波アンテナ素子51は、ある一定の角度ずつ回転させた姿勢で配置される。図12Aに示したように、平面視においてハイブリッド回路61を円偏波アンテナ素子51の外側に配置する構成では、隣り合う2つの円偏波アンテナ素子51にそれぞれ接続されたハイブリッド回路61同士が、空間的に干渉してしまう場合がある。これに対して図13A及び図13Bに示した変形例では、平面視においてハイブリッド回路61の少なくとも一部が円偏波アンテナ素子51と重なっているため、ハイブリッド回路61同士の空間的な干渉が生じにくくなるという優れた効果が得られる。
次に、図14A及び図14Bを参照して、円偏波アンテナ素子51の好ましい形状について説明する。
図14Aは、円形の3個の円偏波アンテナ素子51を一列に配置した場合の円偏波アンテナ素子51の位置関係を示す図である。図14Bは、正方形の3個の円偏波アンテナ素子51を一列に配置した場合の円偏波アンテナ素子51の位置関係を示す図である。
図14A及び図14Bのいずれにおいても、最も左側の円偏波アンテナ素子51の基準方向53に対して、左から2番目及び3番目の円偏波アンテナ素子51の基準方向53は、それぞれ時計回りに45°及び90°回転している。
円偏波アンテナ素子51の形状が円形の場合(図14A)は、基準方向53の向きを変えても円偏波アンテナ素子51の外形の姿勢は変化しない。これに対して円偏波アンテナ素子51の形状が正方形である場合(図14B)は、基準方向53を45°回転させると、円偏波アンテナ素子51の外形の姿勢が変化する。例えば、図14Bに示した例では、中央の円偏波アンテナ素子51の1本の対角線が、3個の円偏波アンテナ素子51の配列方向に対して平行になる。
円形の円偏波アンテナ素子51と正方形の円偏波アンテナ素子51との共振周波数が同一である場合、正方形の円偏波アンテナ素子51の一辺の長さが、円形の円偏波アンテナ素子51の直径とほぼ等しい。正方形の対角線は一つの辺より長いため、複数の円偏波アンテナ素子51の配列間隔を狭めると、1つの円偏波アンテナ素子51の一部が隣の円偏波アンテナ素子51に接触してしまう場合がある。
これに対して円偏波アンテナ素子51が円形である場合には、相互に隣り合う2つの円偏波アンテナ素子51の基準方向53を45°ずらしても、両者が接触することはない。複数の円偏波アンテナ素子51を、狭い間隔で配置する場合には、円偏波アンテナ素子51を円形にすることが好ましい。
[第4実施例]
次に、図15A及び図15Bを参照して第4実施例によるアンテナモジュールについて説明する。以下、第1実施例によるアンテナモジュール(図1、図2、図3)と共通の構成については説明を省略する。
図15A及び図15Bは、それぞれ第4実施例によるアンテナモジュールに用いられる円偏波アンテナ素子51の平面図である。第1実施例では、円偏波アンテナ素子51の各々に2つの給電点52(図3)から位相差を持つ高周波信号を供給することにより、円偏波発生させている。これに対して第4実施例では、円偏波アンテナ素子51として摂動素子を用いる。
図15Aに示した円偏波アンテナ素子51は、方形の素子の1本の対角線上に位置する2つの頂点を三角形状に切り落とした形状を有する。給電点52は、1つの辺の中点と、円偏波アンテナ素子51の中心とを結ぶ線分上に設けられている。
図15Bに示した円偏波アンテナ素子51は、円形の素子の1本の直径の両端に相当する箇所に切り込みを設けた形状を有する。給電点52は、切り込み箇所を両端とする直径に対して45°の角度をなす半径上に配置されている。
次に、第4実施例の優れた効果について説明する。
第4実施例では、円偏波アンテナ素子51の各々に設けられた給電点52が1個であるため、図12A等に示したハイブリッド回路61を経由することなく、給電を行うことができる。このため、伝送線路60の引き回しの自由度を高めることができる。
[第5実施例]
次に、図16を参照して第5実施例によるアンテナモジュールについて説明する。以下、第2実施例によるアンテナモジュール(図4、図5A、図5B)と共通の構成については説明を省略する。
図16は、第5実施例によるアンテナモジュールの複数の円偏波アンテナ素子51の配置を示す斜視図である。第1面57と第2面58とが、相互に垂直に交差している。複数のサブアレーアンテナ50のうち一部のサブアレーアンテナ50は、第1面57に沿って配置されており、残りのサブアレーアンテナ50は、第2面58に沿って配置されている。すなわち、一部のサブアレーアンテナ50の正面方向と、残りのサブアレーアンテナ50の正面方向とが、相互に異なっている。
次に、第5実施例の優れた効果について説明する。
第5実施例によるアンテナモジュールにより、広いカバレッジを得ることができる。また、第1面57の正面方向にメインビームを向けたい場合には、第1面57に沿って配置されたサブアレーアンテナ50を動作させ、第2面58に沿って配置されたサブアレーアンテナ50を動作させないようにすることにより、省電力化を図ることができる。同様に、第2面58の正面方向にメインビームを向けたい場合にも、省電力化を図ることが可能である。さらに、第1面57の正面方向及び第2面58の正面方向のいずれの方向にメインビームを向ける場合であっても、良好な軸比を得ることができる。
次に、第5実施例の変形例について説明する。
第5実施例では、第1面57と第2面58との2つの平面のそれぞれに沿うように複数のサブアレーアンテナ50を配置している。正面方向が異なる3つ以上の平面のそれぞれに沿うように、複数のサブアレーアンテナ50を配置してもよい。この構成により、カバレッジをさらに広くすることができる。また、メインビームの向く方向を、より細かく制御することができる。
[第6実施例]
次に、図17を参照して第6実施例によるアンテナモジュールについて説明する。以下、第2実施例によるアンテナモジュール(図4、図5A、図5B)と共通の構成については説明を省略する。
図17は第6実施例によるアンテナモジュールのブロック図である。第6実施例では、第2実施例のアンテナモジュールが備えている第2増幅器31(図4、図2)が省略されている。分配合成器27は、第1ポート27Aに入力された信号を、第2ポート27B、及び移相器28を介して複数のアンテナポート22に分配する。さらに、複数のアンテナポート22のそれぞれに入力され、移相器28を介して第2ポート27Bにまで伝達された信号を合成して第1ポート27Aから出力する。
次に、第6実施例の優れた効果について説明する。
第6実施例においても第2実施例と同様に、一部のセグメント20のみを動作させる場合でも、十分な軸比を確保することができる。このため、省電力動作と軸比の改善とを両立させることができる。
[第7実施例]
次に、第7実施例によるアンテナ駆動方法について説明する。
図5A及び図5Bに示した第2実施例においては、8個の第1増幅器24が、30個の円偏波アンテナ素子51を動作させるように構成されている。また、8個の第1増幅器24のいずれの1つも、30個の円偏波アンテナ素子51のうち3個または4個の円偏波アンテナ素子51を動作させるように構成されている。
第7実施例では、第1増幅器24の個数は8個に限定されず、円偏波アンテナ素子51の個数も30個に限定されない。さらに、1つのシーケンシャルアレーを構成する円偏波アンテナ素子51の個数も、3個または4個に限定されない。例えば、複数の第1増幅器24でM個の円偏波アンテナ素子51を動作させる構成を採用し、複数の第1増幅器24のいずれの1つも、M個の円偏波アンテナ素子51のうち複数の円偏波アンテナ素子51を動作させるように構成されている。ここで、Mは4以上の整数である。M個の円偏波アンテナ素子51は、複数のシーケンシャルアレーを構成している。
M個より少ないm個の円偏波アンテナ素子51を選択して、選択した円偏波アンテナ素子51を動作させる際に、以下の2つの条件を満たすようにM個の円偏波アンテナ素子51からm個の円偏波アンテナ素子51を選択する。第1条件は、選択されるm個の円偏波アンテナ素子51が1つまたは複数のシーケンシャルアレーを構成するというものである。第2条件は、m個の円偏波アンテナ素子51を動作させるのに必要な第1増幅器24の個数が最も少なくなるというものである。
次に、第7実施例の優れた効果について説明する。
1つのシーケンシャルアレーを構成する複数の円偏波アンテナ素子51のうち一部のみを動作させると、軸比改善の十分な効果が得られない。第7実施例では、選択したm個の円偏波アンテナ素子51が1つまたは複数のシーケンシャルアレーを構成しているため、軸比改善の十分な効果を得ることができる。また、必要な第1増幅器24の個数が最も少なくなるようにm個の円偏波アンテナ素子51を選択しているため、消費電力を抑制することができる。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
20 セグメント
21 入出力ポート
22 アンテナポート
23 送受信切替スイッチ
24 第1増幅器
24L 第1ローノイズアンプ
24P 第1パワーアンプ
26 送受信切替スイッチ
27 分配合成器
27A 第1ポート
27B 第2ポート
28 移相器
29 可変減衰器
30 送受信切替スイッチ
31 第2増幅器
31L 第2ローノイズアンプ
31P 第2パワーアンプ
33 送受信切替スイッチ
35 制御回路
50 サブアレーアンテナ
51 円偏波アンテナ素子
52 給電点
53 円偏波アンテナ素子の基準方向
55 基板
57 第1面
58 第2面
60 伝送線路
61 ハイブリッド回路
61C ハイブリッド回路の幾何中心
80 信号ポート
81 分配合成器

Claims (11)

  1. それぞれが1つの入出力ポートと複数のアンテナポートとを持ち高周波信号の増幅を行う複数のセグメントと、
    それぞれが複数の円偏波アンテナ素子を含む複数のサブアレーアンテナと
    を備え、
    前記複数の円偏波アンテナ素子は、それぞれ前記複数のアンテナポートのいずれかに接続されており、
    前記複数のサブアレーアンテナの各々に含まれる前記複数の円偏波アンテナ素子は、サブアレーアンテナごとにシーケンシャルアレーを構成しており、
    前記複数のセグメントの各々は、
    第1ポートに入力された信号を前記複数のアンテナポートに分配し、前記複数のアンテナポートのそれぞれに入力された信号を合成して前記第1ポートから出力する分配合成器と、
    前記複数のアンテナポートのそれぞれと前記分配合成器との間に接続された移相器と、
    前記入出力ポートと前記第1ポートとの間に接続された第1増幅器と
    を含み、
    前記複数のサブアレーアンテナのいずれの一つのサブアレーアンテナにおいても、一つのサブアレーアンテナに含まれる前記複数の円偏波アンテナ素子がそれぞれ接続された前記複数のアンテナポートは、一つのセグメントに含まれており、
    前記複数の円偏波アンテナ素子の各々は、2つの給電点を有しており、
    前記複数のアンテナポートの各々は、ハイブリッド回路を介して円偏波アンテナ素子の2つの給電点に接続されており、前記複数の円偏波アンテナ素子は、放射される円偏波の旋回方向が前記複数のサブアレーアンテナにわたって同一になるように、前記ハイブリッド回路によって励振されるアンテナモジュール。
  2. さらに、前記複数のアンテナポートのそれぞれと前記分配合成器との間に接続された第2増幅器を備えた請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. それぞれが1つの入出力ポートと複数のアンテナポートとを持ち高周波信号の増幅を行う複数のセグメントと、
    それぞれが複数の円偏波アンテナ素子を含む複数のサブアレーアンテナと
    を備え、
    前記複数の円偏波アンテナ素子は、それぞれ前記複数のアンテナポートのいずれかに接続されており、
    前記複数のサブアレーアンテナの各々に含まれる前記複数の円偏波アンテナ素子は、サブアレーアンテナごとにシーケンシャルアレーを構成しており、
    前記複数のセグメントの各々は、
    第1ポートに入力された信号を前記複数のアンテナポートに分配し、前記複数のアンテナポートのそれぞれに入力された信号を合成して前記第1ポートから出力する分配合成器と、
    前記入出力ポートと前記第1ポートとの間に接続された第1増幅器と
    を含み、
    前記複数のサブアレーアンテナのいずれの一つのサブアレーアンテナにおいても、一つのサブアレーアンテナに含まれる前記複数の円偏波アンテナ素子がそれぞれ接続された前記複数のアンテナポートは、一つのセグメントに含まれており、
    前記複数のサブアレーアンテナのいずれの一つのサブアレーアンテナにおいても、一つのサブアレーアンテナに含まれるすべての円偏波アンテナ素子の幾何中心を、円偏波アンテナ素子の個数より1本少ない本数の線分で、かつ線分の合計の長さが最短になるように接続したとき、複数の線分の各々の長さが、円偏波アンテナ素子の共振周波数に相当する自由空間波長以下であるアンテナモジュール。
  4. 前記すべての円偏波アンテナ素子の幾何中心を、円偏波アンテナ素子の個数より1本少ない本数の線分で、かつ線分の合計の長さが最短になるように接続したとき、複数の線分の各々の長さが、円偏波アンテナ素子の共振周波数に相当する自由空間波長以下である請求項3に記載のアンテナモジュール。
  5. 前記複数の円偏波アンテナ素子の各々と、前記ハイブリッド回路とは、平面視において重なっている請求項1または2に記載のアンテナモジュール。
  6. 前記複数の円偏波アンテナ素子の各々の平面視における形状が円形である請求項に記載のアンテナモジュール。
  7. 前記複数の円偏波アンテナ素子の各々は摂動素子である請求項に記載のアンテナモジュール。
  8. 前記複数のサブアレーアンテナのうち一部のサブアレーアンテナが向く方向と、他の少なくとも一部のサブアレーアンテナが向く方向とが異なっている請求項1乃至7のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  9. 前記複数のサブアレーアンテナには、シーケンシャルアレーを構成する円偏波アンテナ素子の個数が異なるものが混在している請求項1乃至8のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  10. 前記複数のサブアレーアンテナに含まれる前記複数の円偏波アンテナ素子の主偏波は、同一の偏波である請求項1乃至9のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  11. 複数の第1増幅器でM個の円偏波アンテナ素子を動作させる構成を持つアンテナモジュールにおいて、M個よりも少ないm個の円偏波アンテナ素子を選択して動作させるアンテナ駆動方法であって、
    前記複数の第1増幅器のいずれの1つも、前記M個の円偏波アンテナ素子のうち複数の円偏波アンテナ素子を動作させるように構成されており、
    前記M個の円偏波アンテナ素子は、複数のシーケンシャルアレーを構成しており、
    選択されるm個の円偏波アンテナ素子が1つまたは複数のシーケンシャルアレーを構成する条件と、m個の円偏波アンテナ素子を動作させるのに必要な前記第1増幅器の個数が最も少なくなる条件とを満たすように、前記M個の円偏波アンテナ素子からm個の円偏波アンテナ素子を選択し、選択したm個の円偏波アンテナ素子を動作させるアンテナ駆動方法。
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