基地局は、ユーザ機器(UE)と通信し得る(たとえば、無線リソース制御(RRC)手順を実行し得る)。通信の一部として、基地局は、ダウンリンク送信(たとえば、RRCシグナリング)を通じてUEを構成し得る。たとえば、基地局は、変調符号化方式(MCS)およびリソース割振り(たとえば、時間および周波数リソース)を用いてUEを構成し得る。基地局がUEのための構成を決定できるように、UEはUEの能力を特定して報告し得る。基地局は、選択肢の中でもとりわけ、UEごとまたはバンドオブバンドコンビネーション(BoBC)ごとのUE能力情報を受信し得る。いくつかの場合、UEの能力は、UEによってサポートされる変調方式の指示であり得る。たとえば、UEの能力は、ダウンリンク、またはアップリンク、または両方において、選択肢の中でもとりわけ、16QAM、64QAM、256QAM、もしくは1024QAM、またはこれらの組合せをUEがサポートすることを示し得る。
UEは、送信時間間隔(TTI)の間にトランスポートブロックを使用して、制御情報およびデータを通信し得る。制御情報およびデータは、変調方式および割り振られたリソースに従って基地局に通信され得る。たとえば、UEは、いくつかのリソースブロック(RB)を介して、かつ、構成情報に基づいて決定される変調方式(たとえば、256QAMまたは1024QAM)を使用して、制御情報およびデータを通信し得る。UEは、変調方式およびリソース割振りを示す構成情報を使用して、トランスポートブロックのサイズを決定し得る。
UEはソース位置にアクセスすることによってトランスポートブロックのサイズを決定してもよく、このソース位置は場合によってはルックアップテーブルであってもよく、またはそれを含んでもよい。ルックアップテーブルは、TBS固有ルックアップテーブルであり得る。UEは、たとえば構成情報の一部として、基地局からMCSインデックス(IMCS)を受信してもよく、ルックアップテーブルにおいてIMCSをTBSインデックス(ITBS)にマッピングしてもよい。UEは、ルックアップテーブル内のITBSおよびNPRBをマッピングすることによって、TBS値(すなわち、トランスポートブロックのサイズ)を特定し得る。NPRBは割り振られるRBの数に関し得る。いくつかの場合、UEはTBS値の追加の処理を開始し得る。たとえば、UEは、TTIの長さに依存する係数によってTBS値をスケーリングし得る。UEは次いで、スケーリングされたTBS値をルックアップテーブルの中のTBS値にマッピングし得る。
いくつかの場合、1つより多くの有効なTBS値(たとえば、1つより多くの可能なTBS値の選択肢)は、マッピングの結果として、ルックアップテーブルの中のスケーリングされたTBS値に対応し得る。この場合、UEは、有効なTBS値のうちのいずれをスケーリングされたTBS値に対して選択すべきかを決定しなければならないことがある。スケーリングされたTBS値をTBS値の選択肢(たとえば、ルックアップテーブルの中の)にマッピングするための効果的な協調を可能にするために、1つまたは複数のエントリ(たとえば、TBS値)は、本明細書で説明するように、UEの能力、基地局の能力(たとえば、これは、基地局が1つまたは複数の変調方式をサポートするかどうかを示す基地局とUEとの間のシグナリングに基づき得る)、および/または、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかに基づいて、追加または無視され得る。
最初に、本開示の態様がワイヤレス通信システムの文脈で説明される。TBS決定技法を実施するプロセスフローが次いで論じられる。本開示の態様はさらに、TTIのためのTBS決定に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照して説明される。
図1は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、Long Term Evolution(LTE)ネットワーク、LTE-Advanced(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNew Radio (NR)ネットワークであり得る。いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼性(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑度のデバイスとの通信をサポートし得る。
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、NodeB、eNodeB(eNB)、次世代NodeBもしくはgiga-NodeB(それらのうちのいずれもgNBと呼ばれることがある)、Home NodeB、Home eNodeB、またはいくつかの他の好適な用語を含むことがあり、あるいは当業者によってそのように呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、中継基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレッジエリア110と関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供することができ、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用することができる。ワイヤレス通信システム100において示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
基地局105のための地理的カバレッジエリア110は、地理的カバレッジエリア110の一部分のみを構成するセクタに分割されてもよく、セクタはそれぞれセルと関連付けられてもよい。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せのための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動している地理的カバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術と関連付けられる異なる地理的カバレッジエリア110は、重複することがあり、異なる技術と関連付けられる、重複する地理的カバレッジエリア110は、同じ基地局105によって、または異なる基地局105によってサポートされることがある。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレッジエリア110のためのカバレッジを提供する異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上での)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作する近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))と関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートすることがあり、異なるセルは、異なるタイプのデバイスのためのアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域Internet-of-Things (NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成され得る。いくつかの場合、「セル」という用語は、その上で論理エンティティが動作する地理的カバレッジエリア110(たとえば、セクタ)の一部分を指すことがある。
UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散していることがあり、各UE115は固定式または移動式であり得る。UE115はまた、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがあり、「デバイス」はユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどの個人用電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115は、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、Internet of Things (IoT)デバイス、Internet of Everything (IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すこともあり、これらは、家電機器、車両、メータなどの様々な物品において実装され得る。
MTCデバイスまたはIoTデバイスなどの、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであることがあり、機械間の自動化された通信を(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)可能にすることがある。M2M通信またはMTCは、人が介在することなく、デバイスが互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、センサまたはメータを組み込んで情報を測定または捕捉し、その情報を利用できる中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間にその情報を提示する、デバイスからの通信を含むことがある。いくつかのUE115は、情報を集めるか、または機械の自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候事象および地質学的事象の監視、船団の管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびに取引ベースのビジネスの課金を含む。
いくつかのUE115は、半二重通信などの、電力消費を低減する動作モード(たとえば、送信または受信を介した単方向通信をサポートするが、送信および受信を同時にはサポートしないモード)を利用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブな通信に関与していないとき、省電力「ディープスリープ」モードに入ること、または(たとえば、狭帯域通信に従って)限られた帯域幅にわたって動作することを含む。いくつかの場合、UE115は、重要な機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計されることがあり、ワイヤレス通信システム100はこれらの機能のために超高信頼性通信を提供するように構成されることがある。
いくつかの場合、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)プロトコルまたはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数が、基地局105の地理的カバレッジエリア110内にあり得る。そのようなグループの中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレッジエリア110の外にあるか、または別様に基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかのケースでは、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ内のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを使用することができる。いくつかの場合、基地局105が、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進する。他の場合には、D2D通信は、基地局105が関与することなくUE115間で行われる。
基地局105は、コアネットワーク130および互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通じて(たとえば、S1または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134上で(たとえば、X2または他のインターフェースを介して)、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで互いと通信し得る。
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、evolved packet core (EPC)であってよく、EPCは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含むことがある。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、それ自体がP-GWに接続され得るS-GWを通じて転送され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者のIPサービスに接続され得る。事業者のIPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスに対するアクセスを含み得る。
基地局105などのネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスネットワークエンティティなどの下位構成要素を含んでもよく、アクセスネットワークエンティティが、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であってもよい。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送受信ポイント(TRP)と呼ばれ得る、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通じて、UE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されることがあり、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)内に統合されることがある。
ワイヤレス通信システム100は、通常は300MHzから300GHzの範囲にある、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzの領域は、極超短波(UHF:ultra-high frequency)領域またはデシメートル帯域として知られているが、これは、波長の長さが、およそ1デシメートルから1メートルに及ぶからである。UHF波は、建物および環境特性によって遮蔽されることがあり、または方向転換されることがある。しかしながら、これらの波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの高周波(HF)部分または超高周波(VHF)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)と関連付けられ得る。
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られている、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域の中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容し得るデバイスによって機会主義的に使用され得る5GHz産業科学医療(ISM)帯域などの帯域を含む。
ワイヤレス通信システム100は、ミリメートル帯域としても知られている、(たとえば、30GHzから300GHzの)スペクトルの極高周波(EHF)領域においても動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートすることができ、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも、さらに小さいことがあり、より間隔が密であることがある。いくつかの場合、これは、UE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりもさらに大きい大気減衰を受け、到達距離がより短いことがある。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって利用されることがあり、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国ごとにまたは規制団体ごとに異なり得る。
いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、免許無線周波数スペクトル帯域と免許不要無線周波数スペクトル帯域の両方を利用することができる。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などの免許不要帯域において、License Assisted Access (LAA)、LTE Unlicensed (LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を利用し得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を利用し得る。いくつかの場合、免許不要帯域における動作は、免許帯域において動作するCCとともにCA構成に基づき得る(たとえば、LAA)。免許不要スペクトルでの動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。免許不要スペクトルでの複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
いくつかの例では、基地局105またはUE115は、複数のアンテナを装備することがあり、これらのアンテナは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を利用するために使用され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間である送信方式を使用することができ、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備し、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備する。MIMO通信は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を高めるためにマルチパス信号伝搬を利用することがあり、これは空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号が、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームと関連付けられるビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートと関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信とも呼ばれ得るビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)をシェーピングまたはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る、信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の配向で伝搬する信号が強め合う干渉を受け、他の信号が弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を結合することによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスと関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号に一定の振幅オフセットおよび位相オフセットを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々と関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向と関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向に複数回基地局105によって送信されることがあり、そのことは、信号が送信の異なる方向と関連付けられた種々のビームフォーミングの重みセットに従って送信されることを含み得る。異なるビーム方向への送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105またはUE115などの受信デバイスによって)特定するために使用され得る。特定の受信デバイスと関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、基地局105によって単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスと関連付けられた方向)に送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信と関連付けられたビーム方向は、異なるビーム方向に送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することができ、UE115は、それが最高の信号品質で、または別様に許容可能な信号品質で受信した信号の指示を、基地局105に報告することができる。これらの技法は基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号に関して説明されるが、UE115は、異なる方向に複数回信号を送信するために(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を特定するために)、または単一の方向に信号を送信するために(たとえば、データを受信デバイスに送信するために)同様の技法を利用し得る。
受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信ビームを試みることができる。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って、受信された信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って、受信された信号を処理することによって、複数の受信方向を試みることができ、それらのいずれもが、異なる受信ビームまたは受信方向に従った「聴取」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従った聴取に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従った聴取に基づいて、最高の信号強度、最高の信号対雑音比、または別様に、許容可能な信号品質を有すると判定されたビーム方向)に揃えられ得る。
いくつかの場合、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作をサポートし得るか、またはビームフォーミングを送信もしくは受信し得る、1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つもしくは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいて併置され得る。いくつかの場合、基地局105と関連付けられるアンテナまたはアンテナアレイは、異なる地理的位置に配置され得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMO動作またはビームフォーミング動作をサポートすることができる1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、いくつかの場合には、論理チャネルを介して通信するために、パケットのセグメント化および再アセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先処理、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を実行し得る。MACレイヤは、MACレイヤにおける再送信を行ってリンク効率を改善するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)も使用し得る。制御プレーンでは、RRCプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
いくつかの場合、UE115および基地局105は、データが受信に成功する可能性を高めるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125上で正しく受信される可能性を高める1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出、前方誤り訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、信号対雑音条件)の中でMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの場合、ワイヤレスデバイスが同一スロットHARQフィードバックをサポートすることがあり、同一スロットHARQフィードバックにおいて、デバイスは、特定のスロット中の前のシンボルにおいて受信されたデータに対するHARQフィードバックを、そのスロットにおいて提供し得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロットの中で、またはいくつかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを提供し得る。
LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒というサンプリング周期を基準とし得る、基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、10ミリ秒(ms)の時間長を各々が有する無線フレームに従って編成されることがあり、ここで、フレーム期間は、Tf=307,200 Tsとして表されることがある。無線フレームは、0から1023に及ぶシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9までの番号を付けられた10個のサブフレームを含んでもよく、各サブフレームは、1msの時間長を有し得る。サブフレームは、0.5msの時間長を各々が有する2つのスロットにさらに分割されてもよく、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに依存して)6つまたは7つの変調シンボル期間を含み得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は2048個のサンプリング期間を含み得る。いくつかの場合、サブフレームが、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位であってもよく、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位はサブフレームよりも短くてもよく、または(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストにおいて、またはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択されてもよい。
いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1個または複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割され得る。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最小単位であり得る。各シンボルは、たとえば、動作のサブキャリア間隔または周波数帯域に応じて、時間長が変わり得る。さらに、一部のワイヤレス通信システムは、UE115と基地局105との間の通信のために複数のスロットまたはミニスロットが一緒に集約されて使用される、スロットアグリゲーションを実装し得る。
「キャリア」という用語は、通信リンク125を介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術に対する物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送することができる。キャリアは、事前に定義された周波数チャネル(たとえば、E-UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))と関連付けられることがあり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置されることがある。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクもしくはアップリンクであってよく、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)またはDFT-s-OFDMなどのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
キャリアの組織構造は、異なる無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)に対して異なり得る。たとえば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成されることがあり、それらの各々が、ユーザデータの復号をサポートするために、ユーザデータならびに制御情報またはシグナリングを含むことがある。キャリアはまた、専用の収集シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)と、そのキャリアに対する動作を協調させる制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成)では、キャリアはまた、収集シグナリング、または他のキャリアに対する動作を協調させる制御シグナリングを有し得る。
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、ダウンリンクチャネル上で、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネルにおいて送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅と関連付けられてもよく、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれ得る。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、各々のサービスされるUE115は、キャリア帯域幅のいくつかの部分またはすべてにわたって動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内の事前定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)と関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成され得る。
MCM技法を利用するシステムでは、リソース要素は1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの時間長)および1つのサブキャリアからなってもよく、シンボル期間およびサブキャリア間隔は反比例する。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、および変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなる。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースとは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤ)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用が、UE115との通信のためのデータレートをさらに高め得る。
ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅を介した通信をサポートするハードウェア構成を有してもよく、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介した通信をサポートするように構成可能であってもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、1より多くの異なるキャリア帯域幅と関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートすることができる基地局105および/またはUE115を含み得る。
ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある機能をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクCCおよび1つまたは複数のアップリンクCCを用いて構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアまたは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル時間長、より短いTTI時間長、または修正された制御チャネル構成を含む、1つまたは複数の特徴によって特徴付けられ得る。いくつかの場合、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または理想的でないバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成と関連付けられ得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者が、スペクトルを使用することを許可される場合)免許不要スペクトルまたは共有スペクトルにおいて使用するために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴付けられるeCCは、全キャリア帯域幅を監視することが可能でないか、またはさもなければ(たとえば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使用するように構成されるUE115によって利用され得る、1つまたは複数のセグメントを含み得る。
いくつかの場合、eCCは、他のCCのシンボル時間長と比較して縮小されたシンボル時間長の使用を含み得る、他のCCとは異なるシンボル時間長を利用し得る。より短いシンボル時間長は、隣接するサブキャリア間の間隔の増大と関連付けられ得る。eCCを利用する、UE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル時間長(たとえば、16.67マイクロ秒)で、(たとえば、20、40、60、80MHzなどの周波数チャネルまたはキャリア帯域幅による)広帯域信号を送信し得る。eCCの中のTTIは、1個または複数のシンボル期間からなり得る。いくつかの場合、TTI時間長(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。
NRシステムなどのワイヤレス通信システムは、とりわけ、免許スペクトル、共有スペクトル、および免許不要スペクトル帯域の任意の組合せを利用し得る。eCCシンボル時間長およびサブキャリア間隔の柔軟性によって、複数のスペクトルにわたるeCCの使用が可能になり得る。いくつかの例では、特にリソースの動的な(たとえば、周波数領域にわたる)垂直共有および(たとえば、時間領域にわたる)水平共有を通じて、NR共有スペクトルは、スペクトル利用率およびスペクトル効率を高め得る。
基地局105は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定し得る。基地局105は、変調方式に基づいて複数のTBS値を特定し、UEと通信するためのTTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を複数のTBS値のうちのあるTBS値にマッピングし得る。UE115は、UE115が変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。UE115は、UEが変調方式を用いて構成されるかどうかということに基づいて複数のTBS値を特定し、TTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を特定し得る。UE115は次いで、スケーリングされたTBS値を複数のTBS値のうちのTBS値にマッピングし得る。いくつかの場合、UE115は、基地局105および/またはUE115が変調方式をサポートしないこと、またはUE115が変調方式を用いて構成されないこと、またはこれらの組合せを決定したことに基づいて、TBSルックアップテーブルの中の変調方式と関連付けられるTBS値を無視し得る。UE115は、TTIの間に基地局105と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。
図2Aは、本開示の様々な態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするワイヤレス通信システム200の例を示す。ワイヤレス通信システム200はまた、通信を向上させ、ワイヤレス通信システム200におけるレイテンシを減らすように、効率的な方式でTBSマッピングを実行することをサポートし得る。いくつかの場合、ワイヤレス通信システム200におけるTBSマッピングは、ダウンリンク通信、またはアップリンク通信、または両方に対してサポートされ得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照して説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局205およびUE215を含み得る。ワイヤレス通信システム200は、4G LTEまたは5G NRなどの無線アクセス技術(RAT)に従って動作し得るが、本明細書で説明される技法は、任意のRATに、およびビームフォーミングされた送信をサポートする2つ以上の異なるRAT(たとえば、4G LTEおよび5G NR)を同時に使用し得るシステムに適用され得る。
基地局205は、UE215との通信手順(たとえば、セル取得手順、ランダムアクセス手順、RRC接続手順、RRC構成手順などのRRC手順)を実行し得る。基地局205は、指向性またはビームフォーミングされた送信に使用され得る、複数のアンテナを用いて構成され得る。通信手順の一部として、基地局205およびUE215は、通信のための双方向通信リンク220を確立し得る。基地局205はまた、通信手順の一部として、ダウンリンク送信(たとえば、RRCシグナリング)を通じてUE215を構成し得る。たとえば、基地局205は、MCSおよびリソース割振り(たとえば、時間および周波数リソース)を用いてUE215を構成し得る。MCSはまた、変調方式の例と本明細書で呼ばれることがあり、または変調方式の例であることがある。
基地局205がUE215のための構成を決定できるように、UE215はそのUEの能力を特定して報告し得る。いくつかの例では、基地局205は、UEごとまたはBoBCごとにUE能力報告を受信し得る。たとえば、UE215が単一の帯域(たとえば、周波数帯域)をサポートしている場合、UE215は、そのUEの能力を特定して基地局205に報告することができ、基地局205はそれを使用してUE215を構成することができる。代替的に、UE215がBoBC(たとえば、2つ以上の周波数帯域)をサポートする場合、UE215は、BoBCと関連付けられる各帯域に対するそのUEの能力を、別々にまたは同時に報告してもよい。
UEの能力は、UE215によってサポートされる変調方式の指示であり得る。たとえば、UEの能力は、16QAM、64QAM、256QAM、もしくは1024QAM、またはこれらの組合せをUE215がサポートすることを示し得る。いくつかの例では、UE能力報告(たとえば、UEごとの)は、特定のサポートされる変調方式(たとえば、256QAM)に対するものであってもよく、BoBCごとのUE能力報告は、別のサポートされる変調方式(たとえば、1024QAM)に対するものであってもよい。
いくつかの例では、基地局205は、報告されるUE能力に基づいて、変調方式およびリソース割振りを用いてUE215を構成し得る。基地局205は、双方向通信リンク220を介して、ダウンリンク送信において、変調方式およびリソース割振りを示す構成情報をUE215に送信し得る。たとえば、基地局205は、物理制御チャネル(PDCCH)上でダウンリンク制御情報(DCI)を送信し得る。いくつかの例では、基地局205は、ダウンリンクリソース割振り、アップリンク許可、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)応答、アップリンク電力制御コマンド、およびPDCCH上でメッセージ(たとえば、システム情報ブロック(SIB)など)をシグナリングするための共通スケジューリング割当てのために、UE固有のスケジューリング割当てを送信し得る。基地局205は、所与の送信時間間隔(TTI)または短縮TTI(sTTI)(たとえば、標準TTIより短いTTI)内の1つまたは複数のシンボルの間に構成情報を送信し得る。
TTIまたはsTTIは、基地局205がUE215に割り振り得るシステム帯域幅に対応し得る、リソースグリッドの一部であってもよい。リソースグリッドにおけるリソース要素は、1つのサブキャリアごとに1つのシンボルにまたがってもよい。各リソース要素は、2つ、4つ、または6つの物理チャネルビットを搬送してもよい。リソース要素は、リソースブロック(RB)へとグループ化されてもよく、それらの各々が180kHz(たとえば、12個のサブキャリア)にわたってもよい。基地局205は、RBの単位で各TTIまたはsTTI内のシンボルおよびサブキャリアをUE215に割り振ることによって、RBをUE215に割り振ってもよい。各TTIまたはsTTIは、ある数の変調シンボル期間(たとえば、0~14個のOFDMシンボル)および帯域幅内のある数のサブキャリアにわたってもよい。
UE215は、TTIの間にトランスポートブロック225を使用して、制御情報およびデータを基地局205に通信し得る。制御情報およびデータは、変調方式および割り振られたリソースに従って基地局205に通信され得る。たとえば、UE215は、いくつかのRBを介して、かつ、構成情報に基づいて決定され得る変調方式(たとえば、256QAM、1024QAM)を使用して、制御情報およびデータを通信し得る。UE215は、アップリンク通信上で基地局205と通信する前に、トランスポートブロック225のサイズを判定し得る。代替的に、基地局205は、ダウンリンク通信のためのUEの能力に基づいてトランスポートブロックのサイズを決定し得る。
UE215は、基地局205から受信された、変調方式およびリソース割振りを示す構成情報を使用して、トランスポートブロック225のサイズを決定し得る。いくつかの場合、UE215は、少なくともソースを参照することによってトランスポートブロックのサイズを決定し得る(ソースは場合によってはルックアップテーブルあってもよく、またはそれを含んでもよい)。ルックアップテーブルは、TBS固有のルックアップテーブルであってもよく、これは、UE215のローカルメモリに記憶されてもよく、またはリモートメモリ(たとえば、リモートデータベース)から取り出されてもよい。いくつかの場合、基地局205は、複数のルックアップテーブルを用いてUE215を構成し得る。
図2Bは、本開示の様々な態様による、TTIのためのTBS決定をサポートする、ソース情報の例であり得るテーブル245の例を示す。UE215は、たとえば構成情報の一部として、基地局205からMCSインデックス(IMCS)を受信し、ルックアップテーブルにおいてIMCSをTBSインデックス(ITBS)にマッピングしてもよい。続いて、UE215は、別のルックアップテーブル内のITBSおよびNPRBをマッピングすることによって、ルックアップテーブルの中のTBS値(すなわち、トランスポートブロックのサイズ)を特定し得る。NPRBは割り振られるRBの数に関する。たとえば、UE215は、ITBS250およびNPRB255をマッピングすることによって、テーブル245の中のあるTBS値を特定し得る。UE215は、テーブル245の中の特定されたTBS値に基づいて、トランスポートブロック225をあるサイズ(たとえば、長さ)に設定し得る。結果として、UE215は、TTIの間に基地局205に、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック225を使用して制御情報およびデータを通信し得る。
いくつかの例では、ルックアップテーブルはある変調方式に固有であり得る。たとえば、第1のルックアップテーブルは64QAMに対応してもよく、第2のルックアップテーブルは256QAMに対応してもよく、第3のルックアップテーブルは1024QAMに対応してもよい。追加または代替として、ルックアップテーブルは、変調方式の組合せ、たとえば256QAMおよび1024QAMに対応してもよい。それにより、単一のルックアップテーブルが、複数の変調方式(たとえば、少なくとも256QAMおよび1024QAM)に対応するTBS値を有することが可能である。
いくつかの場合、UE215はTBS値に追加の処理を適用し得る。たとえば、UE215がsTTIの間に基地局205と通信している場合、UE215は、sTTIの長さに依存する係数によってTBS値をスケーリングし得る。UE215は次いで、スケーリングされたTBS値をルックアップテーブルの中のあるTBS値にマッピングし得る。たとえば、UE215は、テーブル245の中のスケーリングされたTBS値をマッピングすることによってTBS値を特定し得る。いくつかの場合、スケーリングされたTBS値をマッピングすることは、NPRBが特定の範囲内にあること(たとえば、1≦NPRB ≦55、1≦NPRB≦36、1≦NPRB≦27)、またはスケーリングされたTBS値がUE215によってマッピングされている空間レイヤの数、または両方に基づき得る。たとえば、UE215は、スケーリングされたTBS値がUE215によってマッピングされている空間レイヤの数と、NPRBが特定の範囲内にあることとに基づいて、複数のルックアップテーブルからあるルックアップテーブルを選択し得る。UE215は、スケーリングされたTBS値を選択されたルックアップテーブルの中のあるTBS値にマッピングし得る。
いくつかの場合、1つより多くの有効なTBS値は、マッピングの結果として、選択されたルックアップテーブルの中のスケーリングされたTBS値に対応し得る。この場合、UE215は、有効なTBS値(たとえば、TBS値の選択肢)のいずれをスケーリングされたTBS値に対して選択すべきかを判定しなければならないことがある。一例では、UE215は、有効なTBS値のうちの他のTBS値と比較してより大きいTBS値を有効なTBS値から選択し得る。しかしながら、この技法は、TBS決定においてあまり効果的ではない手法であることがある。したがって、基地局205およびUE215は、基地局との通信のためにルックアップテーブルにおいてTBS値をマッピングすることのより効率的な協調を実行することが可能であり得る。
本明細書の説明される技法によれば、ソース(たとえば、ルックアップテーブル)の中の1つまたは複数のエントリ(たとえば、TBS値)は、UEの能力、および/またはUE215が変調方式をサポートするように構成されるかどうかに基づいて、追加または無視され得る。UE215もしくは基地局205、または両方が、両方のダウンリンク通信、またはアップリンク通信、またはそれらの両方のためのTBSを決定するとき、ソース(たとえば、ルックアップテーブル)の中の1つまたは複数のエントリ(たとえば、TBS値)を追加または無視し得る。たとえば、ルックアップテーブルは、256QAMおよび1024QAMに対応するTBS値を有し得る。UEの能力、および/またはUE215が変調方式(たとえば、256QAMおよび/または1024QAM)をサポートするように構成されるかどうかに基づいて、ルックアップテーブルの中のTBS値が追加または無視され得る。
ある場合には、UE215は変調方式をサポートしないことがある。たとえば、UE215は、256QAMおよび/または1024QAMをサポートしないことがある。UE215は、UEの能力に基づいてUE215がこれらの変調方式をサポートしないと判定し得る。いくつかの場合、サポートされない変調方式と関連付けられるTBS値は、ルックアップテーブルから無視され得る。たとえば、UE215は、ITBSおよびNPRBに基づいてTBS値をマッピングしてテーブル245の中のTBS値のスケーリングされたバージョンをマッピングするとき、TBS値260を無視し得る。
UE215は、UE215によってサポートされる変調方式に対応する、ルックアップテーブルの中の複数のTBS値を特定し得る。したがって、UE215は、複数のTBS値を特定し、サポートされる変調方式と関連付けられる複数のTBS値のうちのあるTBS値にマッピングし得る。いくつかの例では、UE215が1024QAMをサポートする場合、UE215は256QAMもサポートし得る。
UE215は、いくつかの場合、変調方式をサポートすることがあり、変調方式をサポートするように基地局205によって構成されることがある。たとえば、UE215は、256QAMをサポートすることがあり、256QAMをサポートするように構成されることがある。この場合、サポートされ構成された変調方式と関連付けられるTBS値は、ITBSおよびNPRBに基づくTBS値と、TBS値のスケーリングされたバージョンとの両方をマッピングするための、ルックアップテーブルの一部であり得る。代替的に、UE215は、変調方式をサポートするが、変調方式をサポートするように基地局205によって構成されないことがある。たとえば、UE215は、256QAMをサポートするが、256QAMをサポートするように構成されないことがある。これらの例では、変調方式と関連付けられるTBS値は、ITBSおよびNPRBに基づいてTBS値をマッピングするとき、ルックアップテーブルから無視され得る。あるTBS値にマッピングした後、UE215はそのTBS値をスケーリングし得る。続いて、スケーリングされたTBS値をルックアップテーブルの中のあるTBS値にマッピングするとき、UE215はまた、変調方式と関連付けられるTBS値を無視し得る。代替的に、UE215は、スケーリングされたTBS値をマッピングするとき、基地局の能力に基づいて、これらのTBS値を含めると決定し得る。
基地局205は、基地局の能力を示す信号をUE215に送信し得る。基地局の能力は、UE215がその変調方式を用いて構成されないとき、基地局205がUE215によってサポートされる変調方式をサポートするかどうかを示し得る。基地局205は、1つまたは複数の方法(たとえば、RRCシグナリング)を介して、UE固有のシグナリングを介して、システム情報ブロック(SIB)において、もしくはDCIにおいて、またはこれらの組合せで、基地局の能力をシグナリングし得る。いくつかの場合、このシグナリングは、すでに実行されている他のシグナリングに追加するものであってもよく、または現在のシグナリングの手順と慣習に含められてもよい。基地局の能力をシグナリングすることによって、UE215は、基地局205によってサポートされる変調方式を認識し得るので、ルックアップテーブルの中のTBS値を適切に扱うことができる。たとえば、基地局205がUE215の変調方式をサポートするとUE215が判定する場合、UE215は、スケーリングされたTBS値をマッピングするとき、変調方式と関連付けられるTBS値を考慮し得る。それ以外の場合、UE215は、変調方式と関連付けられるTBS値を無視し得る。
いくつかの場合、UE215は、UE215が変調方式をサポートすることを特定し、UE215がBoBCに対して変調方式を用いて構成されるかどうかを判定し得る。たとえば、UE215は、UE215がBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域において1024QAMをサポートすることを特定し、UE215が1024QAMをサポートするようにも構成されると判定し得る。UE215がBoBCにおいて変調方式をサポートし、それを用いて構成される場合、その変調方式と関連付けられるTBS値は、ITBSおよびNPRBに基づくTBS値と、その少なくとも1つの帯域のためのTBS値のスケーリングされたバージョンとの両方をマッピングするための、ルックアップテーブルの一部であり得る。
BoBCの他の帯域、または第2のBoBCに対して、UE215は、ITBSおよびNPRBに基づいて他の帯域のためのTBS値をマッピングするとき、変調方式と関連付けられるTBS値を無視してもよく、それはたとえば、UE215が他の帯域または第2のBoBCにおいて変調方式をサポートしないことがあるからである。UE215は、マッピングされたTBS値をスケーリングし得る。いくつかの場合、UE215は、他の帯域または第2のBoBCのためのスケーリングされたTBS値をマッピングするとき、ルックアップテーブルからの変調方式と関連付けられるTBSを、サポートするか、または無視するかのいずれかであり得る。
たとえば、第1のBoBCは第1の帯域および第2の帯域を含むことがあり、第2のBoBCは第3の帯域および第4の帯域を含むことがある。UE215は、UE215が第1の帯域に対して1024QAMをサポートしそれを用いて構成されるが、第2の帯域もしくは第2のBoBC、または両方に対して1024QAMをサポートしないことを、特定して決定し得る。第1の帯域に対して1024QAMをサポートし、それを用いて構成されることに基づいて、UE215は、ITBSおよびNPRBに基づくTBS値と、TBS値のスケーリングされたバージョンとの両方をマッピングするとき、1024QAMと関連付けられるTBS値をサポートし得る。しかしながら、第2の帯域または第2のBoBCに対して、UE215は、ITBSおよびNPRBに基づいてTBS値をマッピングするとき、1024QAMと関連付けられるTBS値を無視し得る。UE215は次いで、マッピングされたTBS値をスケーリングし、スケーリングされたTBS値をルックアップテーブルの中のあるTBS値にマッピングし得る。UE215は、第2の帯域もしくは第2のBoBC、または両方に対して、ルックアップテーブルの中のスケーリングされたTBS値をマッピングするとき、1024と関連付けられるTBS値をサポートするか、またはサポートしないかのいずれかを選ぶことができ、それは、UE215が第1の帯域において1024QAMをサポートするからである。すなわち、UE215は、1024QAMのためのTBS値をすでに知っているので、スケーリングされたTBS値をマッピングするとき、これらのTBS値を含めるためのどのような追加の処理も必要としないことがある。
いくつかの場合、UE215は、UE215が変調方式をサポートすることを特定し、UE215がBoBCにおいて変調方式を用いて構成されないと判定し得る。たとえば、UE215は、UE215がBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域において1024QAMをサポートするが、1024QAMをサポートするように構成されないと判定し得る。UE215がBoBCにおいて変調方式をサポートするが、それを用いて構成されない場合、UE215は、ITBSおよびNPRBに基づいてルックアップテーブルの中のTBS値をマッピングするとき、変調方式と関連付けられるTBS値を無視し得る。
UE215は、マッピングされたTBS値をスケーリングし得る。スケーリングされたTBS値をマッピングするために、UE215は、ルックアップテーブル内のスケーリングされたTBS値をマッピングするとき、変調方式に対応するTBS値を含めること、または無視することを決定し得る。ある例では、UE215は、BoBCのいずれか1つの帯域が変調方式をサポートするように構成されないことに基づいて、変調方式に対応するTBS値を無視し得る。たとえば、第1の帯域は変調方式をサポートするように構成されることがあるが、第2の帯域は変調方式をサポートするように構成されないことがある。この例では、第2の帯域が構成されないので、UE215は、ルックアップテーブル内のスケーリングされたTBS値をマッピングするとき、変調方式に対応するTBS値を無視する。代替的に、UE215は、基地局205が変調方式をサポートするかどうかを基地局の能力が示すことに基づいて、変調方式に対応するTBS値を含め得る。
UE215は、BoBCにおいて基地局205と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。ルックアップテーブルの中のTBS値をマッピングすることのより効率的な協調をもたらすことによって、通信が向上し、ワイヤレス通信システム200におけるレイテンシが減る。
図3は、本開示の様々な態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするプロセスフロー300の例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー300は、ワイヤレス通信システム100および200の態様を実装し得る。基地局305およびUE315は、図1および図2を参照して説明された対応するデバイスの例であり得る。
プロセスフロー300の以下の説明では、基地局305とUE315との間の動作は、示される例示的な順序とは異なる順序で送信されることがあり、または、基地局305およびUE315によって実行される動作は、異なる順序でもしくは異なる時間に実行されることがある。いくつかの動作がプロセスフロー300からなくされることもあり、または他の動作がプロセスフロー300に追加されることがある。
いくつかの例では、プロセスフロー300は、基地局305がUE315との接続を確立する(たとえば、セル取得手順、ランダムアクセス手順、RRC接続手順、RRC構成手順を実行する)ことから開始してもよい。
320において、基地局305は、構成情報をUE315に送信してもよい。たとえば、基地局305は、UE315へのリソースをスケジューリングして割り振り、構成情報においてリソースおよび変調方式(たとえば、256QAM、1024QAM)を示し得る。
325において、基地局305はまた、任意選択で、基地局の能力をUE315に送信してもよい。基地局の能力は、基地局305によってサポートされる変調方式を示し得る。基地局305は、1つまたは複数の方法(たとえば、RRCシグナリング)を介して、UE固有のシグナリングを介して、SIBにおいて、もしくはDCIにおいて、またはこれらの組合せで、基地局の能力をシグナリングし得る。いくつかの場合、このシグナリングは、すでに実行されている他のシグナリングに追加するものであってもよく、または現在のシグナリングの手順と慣習に含められてもよい。たとえば、基地局305は、(320において)基地局の能力を構成情報の一部として送信し得る。基地局の能力をシグナリングすることによって、UE315は、基地局305によってサポートされる変調方式を認識し得るので、ルックアップテーブルの中のTBS値を適切に扱うことができる。たとえば、UE315は、256QAMをすでにサポートしていることがあるが、通信のために256QAMを使用して256QAMに対応する複数のTBS値のうちの少なくとも1つのTBS値にTBS値をマッピングする前に、256QAMを用いて基地局305により構成されるのを待たなければならないことがある。
330において、UE315は、UE315が変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。たとえば、構成情報に基づいて、UE315は、変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。たとえば、UE315は、256QAMまたは1024QAMが構成情報においてシグナリングされたかどうかを特定し得る。
335において、UE315は複数のTBS値を特定し得る。いくつかの場合、複数のTBS値は、UE315が変調方式を用いて構成されるかどうかを判定することに基づき得る。たとえば、UE315は、サポートされる変調方式(たとえば、256QAMおよび/または1024QAM)に対応する、ルックアップテーブルの中のTBS値を特定し得る。
340において、UE315はスケーリングされたTBS値を特定し得る。たとえば、UE315は、IMCSに基づいてITBSを特定し、ITBSおよびTTIのためのNRBSの割振りに基づいてTBS値を特定し得る。UE315は、TTIの長さに基づく係数によってTBS値をスケーリングし得る。
345において、UE315は、スケーリングされたTBS値を複数のTBS値のうちのあるTBS値にマッピングし得る。ある例では、UE315は、UEの能力、および/またはUE315が変調方式をサポートするように構成されるかどうかに基づいて、ルックアップテーブルの中の1つまたは複数のエントリ(たとえば、TBS値)を追加または無視し得る。UE315は、両方のダウンリンク通信、またはアップリンク通信、またはそれらの両方のためのTBSを決定するとき、ルックアップテーブルの中の1つまたは複数のエントリ(たとえば、TBS値)を追加または無視し得る。たとえば、ルックアップテーブルは、256QAMおよび1024QAMに対応するTBS値を有し得る。UEの能力、および/またはUE315が変調方式(たとえば、256QAMおよび/または1024QAM)をサポートするように構成されるかどうかに基づいて、ルックアップテーブルの中のTBS値が追加または無視され得る。
350において、UE315は、TTIの間に基地局305と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。
図4は、本開示の様々な態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするプロセスフロー400の例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー400は、ワイヤレス通信システム100および200の態様を実装し得る。基地局405およびUE415は、図1および図2を参照して説明された対応するデバイスの例であり得る。
プロセスフロー400の以下の説明では、基地局405とUE415との間の動作は、示される例示的な順序とは異なる順序で送信されることがあり、または、基地局405およびUE415によって実行される動作は、異なる順序でもしくは異なる時間に実行されることがある。いくつかの動作がプロセスフロー400から外されることもあり、または他の動作がプロセスフロー400に追加されることがある。
いくつかの例では、プロセスフロー400は、基地局405がUE415との接続を確立する(たとえば、セル収集手順、ランダムアクセス手順、RRC接続手順、RRC構成手順を実行する)ことから開始してもよい。
420において、基地局405は、構成情報をUE415に送信してもよい。たとえば、基地局405は、UE415へのリソースをスケジューリングして割り振り、構成情報においてリソースおよび変調方式を示し得る。
425において、基地局405はまた、任意選択で、基地局の能力をUE415に送信してもよい。基地局の能力は、基地局405によってサポートされる変調方式を示し得る。基地局405は、たとえば、1つまたは複数の方法のRRCシグナリングを介して、UE固有のシグナリングを介して、SIBにおいて、もしくはDCIにおいて、またはこれらの組合せで、基地局の能力をシグナリングし得る。いくつかの場合、このシグナリングは、すでに実行されている他のシグナリングに追加するものであってもよく、または現在のシグナリングの手順と慣習に含められてもよい。たとえば、基地局の能力は構成情報において提供され得る。
430において、UE415は、UE415がBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域においてある変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。BoBCは複数の異なる帯域(たとえば、周波数帯域)を含み得る。各帯域は、1つまたは複数のCCを有し得る。たとえば、第1の帯域はCCの第1のセットを有することがあり、第2の帯域はCCの第2のセットを有することがある。UE415は、第1の帯域と第2の帯域の両方のダウンリンクを用いて基地局405によってスケジューリングされ得る。したがって、UE415は、BoBCと関連付けられる各帯域に対して、別々にまたは組み合わせてのいずれかで、そのUEの能力を基地局405に報告し得る。
いくつかの例では、UE415は、構成情報を受信し、構成情報に基づいて変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。ある例では、UE415は、UEの能力に基づいてUE415が1024QAMをサポートすることを特定し得る。UE415はまた、構成情報に基づいて少なくとも1つのBoBCに対してUE415が1024QAMを用いて構成されることを判定し得る。
435において、UE415は複数のTBS値を特定し得る。いくつかの場合、複数のTBS値は、UE415が少なくとも1つのBoBCにおいて変調方式を用いて構成されるかどうかを判定することに基づき得る。たとえば、UE415が少なくとも1つのBoBCにおいて変調方式をサポートし、それを用いて構成される場合、変調方式と関連付けられるTBS値は、ITBSおよびNPRBに基づくTBS値と、TBS値のスケーリングされたバージョンとの両方をマッピングするための、ルックアップテーブルの一部であり得る。
いくつかの例では、UE415は、第1の帯域が1024QAMをサポートするが、第2の帯域が1024QAMをサポートしないことを示し得る。したがって、第1の帯域のCCの第1のセットは、1024QAMを用いてダウンリンクにおいてスケジューリングされ得る。第1の帯域に対して、UE415がITBSおよびNRBSの割振りを使用してルックアップテーブルの中のあるTBS値にマッピングし、TBS値の後続のスケーリングされたバージョンをマッピングするとき、UE415は、ルックアップテーブルの中の1024QAMに対応するTBS値を含め得る。しかしながら、第2の帯域に対する場合、UE415がITBSおよびNRBSの割振りを使用してルックアップテーブルの中のあるTBS値にマッピングするとき、UE415は、ルックアップテーブルの中の1024QAMに対応するTBS値を無視し得る。
別の例では、UE415は、UE415がBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域において変調方式をサポートしないことを特定し得る。たとえば、UE415は、UE415がBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域に対して1024QAMをサポートしないが、第2のBoBCに対して1024QAMをサポートすることを特定し得る。第2のBoBCに対して、UE415がITBSおよびNRBSの割振りを使用してルックアップテーブルの中のあるTBS値にマッピングするとき、UE415は、ルックアップテーブルの中の1024QAMに対応するTBS値を無視し得る。
440において、UE415はスケーリングされたTBS値を特定し得る。445において、UE415は、スケーリングされたTBS値を複数のTBS値のうちのあるTBS値にマッピングし得る。一例では、UE415が1024QAMをサポートするとき、UE415は、TBS値のスケーリングされたバージョンをマッピングするとき、1024QAMに対応するTBS値を含み得る。代替的に、UE415がBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域に対して1024QAMをサポートしないとき、UE415は、スケーリングされたTBS値をマッピングするとき、ルックアップテーブルの中の1024QAMに対応するTBS値を含めるべきか、または無視すべきかを決めることが可能であり得る。たとえば、UE415は、BoBCの第1の帯域に対して1024QAMをサポートすることがあるが、BoBCの第2の帯域、または第2のBoBCに対して1024QAMをサポートしないことがある。この例では、UE415は、第2の帯域または第2のBoBCのためのTBS値のスケーリングされたバージョンをマッピングするとき、1024QAMに対応するTBS値を含めるかどうかを判定することができ、それは、UE415が1024QAMのためのTBS値を第1の帯域のために使用したので、それらをすでに認識している可能性があるからである。したがって、UE415は、1024QAMをサポートしない帯域に対してルックアップテーブルの中のスケーリングされたTBS値をマッピングするとき、1024QAMのためのTBS値を使用することができる。
代替的に、UE415は、第1のBoBCに対して1024QAMをサポートしないことがあるが、第2のBoBCに対して1024QAMをサポートすることがある。同様に、UE415は、第1のBoBCのためのTBS値のスケーリングされたバージョンをマッピングするとき、1024QAMに対応するTBS値を含めるかどうかを判定することができ、それは、UE415が1024QAMに対応するTBS値を第2のBoBCに対してサポートするので、それらの値を認識している可能性があるからである。
450において、UE415は、基地局405と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。
図5は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするデバイス505のブロック図500を示す。デバイス505は、本明細書で説明されるようなUE115の態様の例であり得る。デバイス505は、受信機510、UE通信マネージャ515、および送信機520を含み得る。デバイス505は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
受信機510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびTTIのためのTBS決定に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素に受け渡され得る。受信機510は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。受信機510は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
UE通信マネージャ515は、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し、UEが変調方式を用いて構成されるかどうかに基づいてTBS値のセットを特定し、TTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を特定し、スケーリングされた値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし、TTIの間に基地局と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。UE通信マネージャ515は、本明細書で説明されるUE通信マネージャ810の態様の例であり得る。
UE通信マネージャ515またはその下位構成要素は、ハードウェアで実装されてもよく、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)であってもよく、またはこれらの任意の組合せで実装されてもよい。プロセッサにより実行されるコードで実装される場合、UE通信マネージャ515またはその様々な下位構成要素の機能は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、個別のゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または、本開示で説明される機能を実行するように設計されるそれらの任意の組合せによって実行され得る。
UE通信マネージャ515またはその下位構成要素は、機能の部分が1つまたは複数の物理構成要素によって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所において物理的に位置し得る。いくつかの例では、UE通信マネージャ515またはその下位構成要素は、本開示の様々な態様による別個のおよび異なる構成要素であり得る。いくつかの例では、UE通信マネージャ515またはその下位構成要素は、限定はされないが、入出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
送信機520は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュールの中の受信機510と併置され得る。たとえば、送信機520は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。送信機520は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図6は、本開示の態様による、TTIのためのTBS判定をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明されたようなデバイス505またはUE115の態様の例であり得る。デバイス605は、受信機610、UE通信マネージャ615、および送信機645を含み得る。デバイス605は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびTTIのためのTBS決定に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に受け渡され得る。受信機610は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
UE通信マネージャ615は、本明細書で説明されるようなUE通信マネージャ515の態様の例であり得る。UE通信マネージャ615は、構成構成要素620、TBS構成要素625、スケーリング構成要素630、マッピング構成要素635、および通信構成要素640を含み得る。通信マネージャ615は、本明細書で説明されるUE通信マネージャ810の態様の例であり得る。
構成構成要素620は、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。TBS構成要素625は、UEが変調方式を用いて構成されるかどうかに基づいてTBS値のセットを特定し得る。スケーリング構成要素630は、TTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を特定し得る。マッピング構成要素635は、スケーリングされたTBS値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。通信構成要素640は、TTIの間に基地局と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。
送信機645は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機645は、トランシーバモジュールの中の受信機610と併置され得る。たとえば、送信機645は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。送信機645は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図7は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするUE通信マネージャ705のブロック図700を示す。UE通信マネージャ705は、本明細書で説明される、UE通信マネージャ515、UE通信マネージャ615、またはUE通信マネージャ810の態様の例であり得る。UE通信マネージャ705は、構成構成要素710、TBS構成要素715、スケーリング構成要素720、マッピング構成要素725、通信構成要素730、および能力構成要素735を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
構成構成要素710は、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。いくつかの例では、構成構成要素710は、受信された構成情報に基づいて、UEが変調方式を用いて構成されないと判定し得る。いくつかの例では、構成構成要素710は、受信された構成情報に基づいて、UEが変調方式を用いて構成されると判定し得る。いくつかの例では、構成構成要素710は、UEがBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域において変調方式を用いて構成されるかどうかを判定し得る。いくつかの例では、構成構成要素710は、その少なくとも1つの帯域またはBoBCと関連付けられる別の帯域においてUEが変調方式を用いて構成されないと判定し得る。構成構成要素710は、UEがBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域において変調方式を用いて構成されると判定し、BoBCと関連付けられる少なくとも別の帯域において、または別のBoBCに対して、またはその両方に対して、UEが変調方式を用いて構成されないと判定し得る。構成構成要素710は、UEがBoBCに対して変調方式を用いて構成されないと判定し、UEが第2のBoBCに対して変調方式を用いて構成されると判定し得る。
TBS構成要素715は、UEが変調方式を用いて構成されるかどうかに基づいてTBS値のセットを特定し得る。いくつかの例では、TBS構成要素715は、MCSインデックスに基づいてTBSインデックスを特定し得る。TBS構成要素715は、TBSインデックスおよびTTIのためのRBの割振りに基づいて、TBSルックアップテーブルの中のあるTBS値を特定し得る。いくつかの例では、TBS構成要素715は、基地局が変調方式をサポートしないと判定したことに基づいて、TBSルックアップテーブルの中の変調方式と関連付けられるTBS値を無視し得る。いくつかの例では、TBS構成要素715は、UEが変調方式を用いて構成されないと判定したことに基づいて、変調方式と関連付けられる1つまたは複数のTBS値を無視し得る。
いくつかの例では、TBS構成要素715は、UEが変調方式を用いて構成されると判定したことに基づいてTBS値のセットを特定し得る。いくつかの例では、TBS構成要素715は、その少なくとも1つの帯域またはBoBCと関連付けられる別の帯域においてUEが変調方式を用いて構成されないことに基づいて、TBSルックアップテーブルの中のTBS値を特定することができ、TBS値を特定することはさらに、BoBCと関連付けられる変調方式に対応するTBS値を無視することを含む。TBS構成要素715は、BoBCと関連付けられる少なくとも1つの別の帯域に対して、または別のBoBCに対して、または両方に対して、BoBCと関連付けられる少なくとも別の帯域において、または別のBoBCに対して、UEが変調方式を用いて構成されないことに基づいて、TBSルックアップテーブルの中のTBS値を特定することができ、TBS値を特定することはさらに、BoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域と関連付けられる変調方式に対応するTBS値を無視することを含む。
TBS構成要素715は、BoBCに対して、UEがBoBCに対して変調方式を用いて構成されないと判定したことと、UEが第2のBoBCに対して変調方式を用いて構成されると判定したこととに少なくとも部分的に基づいて、TBSルックアップテーブルの中のTBS値を特定することができ、BoBCに対してTBS値を特定することはさらに、第2のBoBCによってサポートされる変調方式に対応するTBS値を含めることを含む。
スケーリング構成要素720は、TTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を特定し得る。いくつかの例では、スケーリング構成要素720は、TTIの長さに基づく係数によってTBS値をスケーリングしてもよく、スケーリングされたTBS値はこのスケーリングに基づく。いくつかの例では、スケーリング構成要素720は、係数によってTBS値をスケーリングしてもよく、スケーリングされたTBS値をTBS値のセットのうちのそのTBS値にマッピングすることは、BoBCに対する変調方式に基づく。いくつかの例では、スケーリング構成要素720は、帯域と関連付けられるTBS値をスケーリングし得る。スケーリング構成要素720は、BoBCと関連付けられる少なくとも別の帯域と関連付けられる、または別のBoBCに対する、または両方に対するTBS値をスケーリングし得る。スケーリング構成要素720は、BoBCと関連付けられるTBS値をスケーリングし得る。
マッピング構成要素725は、スケーリングされたTBS値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。いくつかの例では、マッピング構成要素725は、スケーリングされたTBS値を、TBSルックアップテーブルの中のTBS値のセットのうちのそのTBS値にマッピングし得る。いくつかの例では、マッピング構成要素725は、帯域と関連付けられるスケーリングされたTBS値をTBSルックアップテーブルの中のTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングしてもよく、TBSルックアップテーブルは、BoBCと関連付けられる変調方式に対応するTBS値を含む。
マッピング構成要素725は、BoBCと関連付けられる少なくとも別の帯域と関連付けられる、または別のBoBCに対する、または両方に対する、スケーリングされたTBS値を、TBSルックアップテーブルの中の複数のTBS値のうちのあるTBS値にマッピングしてもよく、TBSルックアップテーブルは、BoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域と関連付けられる変調方式に対応するTBS値を含む。マッピング構成要素725は、BoBCと関連付けられる少なくとも別の帯域と関連付けられる、または別のBoBCに対する、または両方に対する、スケーリングされたTBS値を、TBSルックアップテーブルの中の複数のTBS値のうちのあるTBS値にマッピングしてもよく、TBSルックアップテーブルは、BoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域と関連付けられる変調方式に対応するTBS値を無視する。マッピング構成要素725は、BoBCと関連付けられるスケーリングされたTBS値をTBSルックアップテーブルの中の複数のTBS値のうちのあるTBS値にマッピングしてもよく、TBSルックアップテーブルは、第2のBoBCと関連付けられる変調方式に対応するTBS値を含み、または含まない。
通信構成要素730は、TTIの間に基地局と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。能力構成要素735は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定することができ、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定することは、UEの能力に基づく。いくつかの例では、能力構成要素735は、基地局から、変調方式をサポートするための基地局の能力を示す信号を受信し得る。いくつかの例では、能力構成要素735は、その信号に基づいて、基地局が変調方式をサポートするかどうかを判定し得る。
図8は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書で説明されるようなデバイス505、デバイス605、もしくはUE115の構成要素の例であり得るか、またはその構成要素を含み得る。デバイス805は、UE通信マネージャ810と、I/Oコントローラ815と、トランシーバ820と、アンテナ825と、メモリ830と、プロセッサ840とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス845)を介して電子的に通信していることがある。
UE通信マネージャ810は、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し、UEが変調方式を用いて構成されるかどうかに基づいてTBS値のセットを特定し、TTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を特定し、スケーリングされた値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし、TTIの間に基地局と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。
I/Oコントローラ815は、デバイス805のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ815はまた、デバイス805に統合されていない周辺装置を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ815は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ815は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ815は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表し、またはそれと対話し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ815は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合、ユーザは、I/Oコントローラ815を介して、またはI/Oコントローラ815によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス805と対話し得る。
トランシーバ820は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ820は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ820はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ825を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ825を有し得る。
メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ830は、実行されると、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード835を記憶することができる。いくつかの場合、メモリ830は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラム可能論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ840の中に統合され得る。プロセッサ840は、デバイス805に様々な機能(たとえば、TTIのためのTBS決定をサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
コード835は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実施するための命令を含み得る。コード835は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、コード835は、プロセッサ840によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させることができる。
図9は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするデバイス905のブロック図900を示す。デバイス905は、本明細書で説明された基地局105の態様の例であり得る。デバイス905は、受信機910、基地局通信マネージャ915、および送信機920を含み得る。デバイス905は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびTTIのためのTBS判定に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス905の他の構成要素に受け渡され得る。受信機910は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
基地局通信マネージャ915は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定し、変調方式に基づいてTBS値のセットを特定し、UEと通信するためのTTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし、TTIの間にUEと、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。基地局通信マネージャ915は、本明細書で説明される基地局通信マネージャ1210の態様の例であり得る。
基地局通信マネージャ915またはその下位構成要素は、ハードウェアで実装されてもよく、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)であってもよく、またはこれらの任意の組合せで実装されてもよい。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、基地局通信マネージャ915またはその下位構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明される機能を実行するように設計されるそれらの任意の組合せによって実行され得る。
基地局通信マネージャ915またはその下位構成要素は、機能の部分が1つまたは複数の物理構成要素によって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所において物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ915またはその下位構成要素は、本開示の様々な態様による別個のおよび異なる構成要素であり得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ915またはその下位構成要素は、限定はされないが、入出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
送信機920は、デバイス905の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュールの中の受信機910と併置され得る。たとえば、送信機920は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図10は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明されたようなデバイス905または基地局115の態様の例であり得る。デバイス1005は、受信機1010、基地局通信マネージャ1015、および送信機1040を含み得る。デバイス1005は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびTTIのためのTBS決定に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に受け渡され得る。受信機1010は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
基地局通信マネージャ1015は、本明細書で説明されるような基地局通信マネージャ915の態様の例であり得る。基地局通信マネージャ1015は、能力構成要素1020、TBS構成要素1025、マッピング構成要素1030、および通信構成要素1035を含み得る。基地局通信マネージャ1015は、本明細書で説明される基地局通信マネージャ1210の態様の例であり得る。
能力構成要素1020は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定し得る。TBS構成要素1025は、変調方式に基づいてTBS値のセットを特定し得る。マッピング構成要素1030は、UEと通信するためのTTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を、TBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。通信構成要素1035は、TTIの間にUEと、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。
送信機1040は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1040は、トランシーバモジュールの中の受信機1010と併置され得る。たとえば、送信機1040は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。送信機1040は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図11は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートする基地局通信マネージャ1105のブロック図1100を示す。基地局通信マネージャ1105は、本明細書で説明される、基地局通信マネージャ915、基地局通信マネージャ1015、または基地局通信マネージャ1210の態様の例であり得る。基地局通信マネージャ1105は、能力構成要素1110、TBS構成要素1115、マッピング構成要素1120、通信構成要素1125、構成構成要素1130、および変調構成要素1135を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
能力構成要素1110は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定し得る。いくつかの例では、能力構成要素1110は、UEに、変調方式をサポートするための基地局の能力を示す信号を送信し得る。いくつかの例では、能力構成要素1110は、基地局の能力に基づいて変調方式を特定し得る。
TBS構成要素1115は、変調方式に基づいてTBS値のセットを特定し得る。マッピング構成要素1120は、UEと通信するためのTTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を、TBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。通信構成要素1125は、TTIの間にUEと、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。構成構成要素1130は、UEに、変調方式のための構成情報を送信したことに基づいて、変調方式を用いてUEを構成することができ、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信することは、変調方式を用いてUEを構成したことに基づく。
変調構成要素1135は、変調方式に基づいて、MCSインデックスおよびUEのためのRBの割振りを決定し得る。いくつかの例では、変調構成要素1135は、トランスポートブロックを使用して、MCSインデックスおよびRBの割振りをUEに送信することができ、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信することは、トランスポートブロックを使用してMCSインデックスおよびRBの割振りをUEに送信することに基づく。
図12は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書で説明されるようなデバイス905、デバイス1005、もしくは基地局105の構成要素の例であり得るか、またはその構成要素を含み得る。デバイス1205は、基地局通信マネージャ1210と、ネットワーク通信マネージャ1215と、トランシーバ1220と、アンテナ1225と、メモリ1230と、プロセッサ1240と、局間通信マネージャ1245とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して電子的に通信していることがある。
基地局通信マネージャ1210は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定し、変調方式に基づいてTBS値のセットを特定し、UEと通信するためのTTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし、TTIの間にUEと、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。
ネットワーク通信マネージャ1215は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1215は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
トランシーバ1220は、上述のように1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信してもよい。たとえば、トランシーバ1220は、ワイヤレストランシーバを表してもよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信してもよい。トランシーバ1220はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1225を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ1225を有し得る。
メモリ1230は、RAM、ROM、またはこれらの組合せを含み得る。メモリ1230は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1240)によって実行されると、デバイスに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読コード1235を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ1230は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラム可能論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの場合、メモリコントローラは、プロセッサ1240に統合され得る。プロセッサ1240は、デバイス1205に様々な機能(たとえば、TTIのためのTBS決定をサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1230)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
コード1235は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実施するための命令を含み得る。コード1235は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、コード1235は、プロセッサ1240によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させることができる。
図13は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明されるような、UE115またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5~図8を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
1305において、UEは、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。1305の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたような構成構成要素によって実行され得る。
1310において、UEは、UEが変調方式を用いて構成されるかどうかに基づいてTBS値のセットを特定し得る。1310の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたようなTBS構成要素によって実行され得る。
1315において、UEは、TTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を特定し得る。1315の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたようなスケーリング構成要素によって実行され得る。
1320において、UEは、スケーリングされたTBS値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。1320の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1320の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたようなマッピング構成要素によって実行され得る。
1325において、UEは、TTIの間に基地局と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。1325の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1325の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたような通信構成要素によって実行され得る。
図14は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されるような、UE115またはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図5~図8を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
1405において、UEは、UEが変調方式をサポートするように構成されるかどうかを判定し得る。1405の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたような構成構成要素によって実行され得る。
1410において、UEは、UEがBoBCと関連付けられる少なくとも1つの帯域において変調方式を用いて構成されるかどうかを判定し得る。1410の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたような構成構成要素によって実行され得る。
1415において、UEは、UEが少なくとも1つの帯域において変調方式を用いて構成されるかどうかに基づいてTBS値のセットを特定し得る。1415の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたようなTBS構成要素によって実行され得る。
1420において、UEは、TTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を特定し得る。1420の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたようなスケーリング構成要素によって実行され得る。
1425において、UEは、スケーリングされたTBS値をTBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。1425の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1425の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたようなマッピング構成要素によって実行され得る。
1430において、UEは、TTIの間に基地局と、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。1430の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1430の動作の態様は、図5~図8を参照して説明されたような通信構成要素によって実行され得る。
図15は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されたような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1500の動作は、図9~図12を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
1505において、基地局は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定し得る。1505の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたような能力構成要素によって実行され得る。
1510において、基地局は、変調方式に基づいてTBS値のセットを特定し得る。1510の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたようなTBS構成要素によって実行され得る。
1515において、基地局は、UEと通信するためのTTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を、TBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。1515の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたようなマッピング構成要素によって実行され得る。
1520において、基地局は、TTIの間にUEと、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。1520の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたような通信構成要素によって実行され得る。
図16は、本開示の態様による、TTIのためのTBS決定をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明されたような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1600の動作は、図9~図12を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
1605において、基地局は、変調方式をサポートするためのUEの能力を特定し得る。1605の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたような能力構成要素によって実行され得る。
1610において、基地局は、変調方式に基づいてTBS値のセットを特定し得る。1610の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたようなTBS構成要素によって実行され得る。
1615において、基地局は、UEと通信するためのTTIの長さに基づくスケーリングされたTBS値を、TBS値のセットのうちのあるTBS値にマッピングし得る。1615の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたようなマッピング構成要素によって実行され得る。
1620において、基地局は、TTIの間にUEと、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信し得る。1620の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたような通信構成要素によって実行され得る。
1625において、基地局は、UEに、変調方式をサポートするための基地局の能力を示す信号を送信することができ、マッピングされたTBS値に対応するサイズを有するトランスポートブロック上でデータを通信することは、信号を送信することに基づく。1625の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1625の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたような能力構成要素によって実行され得る。
上で説明された方法は可能な実装形態を説明すること、動作およびステップは再構成され、または別様に修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access (UTRA)などの無線技術を実装してもよく、CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000 Releaseは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれ得る。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data (HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA (WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications (GSM)などの無線技術を実装し得る。
OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、Evolved UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunications System (UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が、例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が、説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明される技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRの適用例以外に適用可能である。
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局105と関連付けられることがあり、スモールセルは、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、免許、免許不要など)周波数帯域において動作することがある。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にすることができる。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅内のユーザのためのUE115など)による制限付きアクセスを提供することができる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートすることができ、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信もサポートすることができる。
本明細書で説明されたワイヤレス通信システム100またはシステムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は、同様のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、時間的にほぼ揃えられることがある。非同期動作の場合、基地局105は、異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、時間的に揃えられないことがある。本明細書で説明された技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実施する特徴はまた、異なる物理的位置において機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され、また汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続が、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlue-rayディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で始まる項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、包括的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すものと解釈されるべきではない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてよい。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるべきである。
添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュおよび同様の構成要素の間を区別する第2のラベルを付することによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちのいずれにも適用可能である。
添付の図面に関連して本明細書に記載する説明は、例示的な構成を説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すものではない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明する技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしで実践されてもよい。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最大限の範囲を与えられるべきである。