JP7370260B2 - 広告情報提供システム、広告情報提供装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

広告情報提供システム、広告情報提供装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告情報を提供する広告情報提供システム、広告情報提供装置及びコンピュータプログラムに関する。
近年、ユーザの移動案内を行い、ユーザが所望の目的地に容易に到着できるようにした各種端末について提供されている。例えば、車両に搭載されたナビゲーション装置に加えて、近年は携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。
また、上記ナビゲーション装置等では、単にユーザの移動案内を行うだけではなく、ユーザにとって有益な他の情報をユーザに提供することも行われている。そして、このような情報の一例としてユーザが向かう目的地に該当する施設に関する広告情報がある。例えば特開2012-131065号公報には、ユーザが目的地を設定すると、設定された目的地までの経路とともに、目的地の広告情報を提供する技術について記載されている。
特開2002-131065号公報(第4-5頁)
ここで、特にショッピングモールやアウトレットモールなどの大規模な施設を目的地とする場合には、施設に入り口や駐車エリアが複数設けられているので、装置側ではユーザを誘導する入り口や駐車エリアを複数の候補から選択して上記移動案内を行う必要がある。従来では例えば施設の入り口に最も近い駐車エリアへ誘導する移動案内を行ったり、ユーザの進行方向に対応した駐車場へ誘導する移動案内を行う。
しかしながら、上記特許文献1のようにユーザが目的地へと移動する行程の中で目的地に該当する施設に関する広告情報を提供した場合には、その後にユーザを誘導する入り口や駐車エリアによって広告の効果が大きく異なると予想される。例えば、ユーザが駐車した駐車エリアやユーザが進入した入り口から大きく離れておりユーザが立ち寄る可能性の低い売り場にある商品の広告を行ったとしても、広告効果はあまり期待できない。一方でユーザが駐車した駐車エリアやユーザが進入した入り口の周辺にありユーザが立ち寄る可能性の高い売り場にある商品の広告を行えば、高い広告効果を期待できる。
従って、より効果的な広告を行う為には提供する広告情報の内容とその後にユーザを誘導する施設の入り口又は駐車エリアを対応させることが重要であるが、上記特許文献1では広告情報を提供した後のユーザの誘導については何ら考慮していなかった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、出力する広告情報の内容とその後にユーザを誘導する広告実施施設の入り口又は駐車エリアを対応させることによって、より効果的な広告情報の提供を行うことを可能にした広告情報提供システム、広告情報提供装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る広告情報提供システムは、ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する広告実施施設取得手段と、前記広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、前記広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する情報取得手段と、前記広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する広告情報選択手段と、ユーザに対して前記広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する広告情報出力手段と、前記商品関連情報を参照して前記広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する誘導手段と、を有する。
また、本発明に係る広告情報提供装置は、ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する広告実施施設取得手段と、前記広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、前記広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する情報取得手段と、前記広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する広告情報選択手段と、ユーザに対して前記広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する広告情報出力手段と、前記商品関連情報を参照して前記広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する誘導手段と、を有する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、ユーザへの広告情報の提供を行う為のコンピュータプログラムである。具体的には、コンピュータを、ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する広告実施施設取得手段と、前記広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、前記広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する情報取得手段と、前記広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する広告情報選択手段と、ユーザに対して前記広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する広告情報出力手段と、前記商品関連情報を参照して前記広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する誘導手段と、して機能させる。
前記構成を有する本発明に係る広告情報提供システム、広告情報提供装置及びコンピュータプログラムによれば、出力する広告情報の内容とその後にユーザを誘導する広告実施施設の入り口又は駐車エリアを対応させることによって、ユーザが広告を行った広告実施施設へ到達した後の行動を考慮した内容で広告情報を出力することが可能となる。その結果、より効果的な広告情報の提供を行うことが可能となる。
本実施形態に係る広告情報提供システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る広告情報提供システムの構成を示したブロック図である。 広告情報DBに記憶される広告情報の一例を示した図である。 店内動線の一例を示した図である。 商品関連情報DBに記憶される商品関連情報の一例を示した図である。 本実施形態に係る通信端末の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る広告情報提供処理プログラムのフローチャートである。 広告情報の出力情報について説明した図である。 広告情報の出力態様の一例を示した図である。 経路探索処理のサブ処理プログラムのフローチャートである。 クロスセルとアップセルとダウンセルを用いた広告情報の選択方法を説明した図である。
以下、本発明に係る広告情報提供システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る広告情報提供システム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る広告情報提供システム1を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る広告情報提供システム1は、広告情報提供センタ2が有する広告情報サーバ(広告情報提供装置)3と、広告対象となる広告対象施設4と、ユーザ5が所持する通信端末6と、を基本的に有する。また、広告情報サーバ3と通信端末6及び広告情報サーバ3と広告対象施設4は通信ネットワーク網7を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、通信端末6としては例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、車載器であるナビゲーション装置等がある。また、以下の説明ではユーザ5が車両に乗車している状態であることを前提とするが、車両以外の移動手段に乗車している状態であっても良いし、徒歩で移動している状態であっても良い。
ここで、広告情報サーバ3は、全国各地の広告対象となる施設である広告対象施設4に関する広告情報を広告情報DB8に記憶する。そして、広告情報サーバ3は通信ネットワーク網7を介してDBに記憶された広告情報を、通信端末6(ユーザ)に対して提供(配信)する。尚、広告情報サーバ3は広告対象施設毎に存在しても良いし、一のサーバが複数の広告対象施設に関する広告情報を配信するようにしても良い。
また、広告対象施設4は、本実施形態の広告情報提供システム1において広告対象となる施設である。施設のジャンルや規模については限定されないが、本実施形態では特に商品やサービスを顧客に対して有料で提供する施設とする。また、広告対象施設4は、施設毎に自らの施設におけるユーザ5の過去の購買履歴を示す購買データをユーザ毎に管理して購買履歴DB10に記憶する。そして、広告対象施設4は、広告情報サーバ3からの要求に応じて購買履歴DB10に格納された購買データを、通信ネットワーク網7を介して広告情報サーバ3に対して提供(配信)する。
また、広告対象施設4は、自らの施設の新たな広告情報を生成したり、広告情報の更新を行う場合には、必要な情報を広告情報サーバ3に対して配信し、広告情報サーバ3が備える広告情報DB8を更新する。尚、購買履歴DB10は広告対象施設4でなく広告情報サーバ3が有するようにしても良い。その場合には、広告情報提供システム1において広告対象施設4は必ずしも必要でない。
一方、通信端末6は、ユーザ5が所持し、ナビ機能を備えた情報端末が用いられ、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、車載器であるナビゲーション装置等が該当する。通信端末6がスマートフォン等のアプリケーションを実行可能な端末である場合には、アプリケーションの一つとしてナビゲーションアプリがインストールされている。ここで、ナビゲーションアプリは、通信端末6においてナビ機能を実行するアプリケーションである。
ここで、ナビ機能は、目的地までの推奨経路を探索したり、サーバから取得したりメモリに格納された地図データに基づいてユーザ5の現在位置周辺や任意のエリアの地図画像を所定の縮尺で表示したり、表示された地図画像中においてユーザ5の現在位置を表示したり、設定された案内経路に沿った移動案内を行ったり、目的地への移動に応じて上述した広告情報をユーザに提供する機能を有する。尚、上記ナビ機能の全てを通信端末6が備えている必要はなく、少なくとも案内経路に沿った移動案内を行う機能と広告情報をユーザに提供する機能とを有していれば本願発明を構成することが可能である。また、広告情報をユーザに提供する機能はナビゲーションアプリ以外の専用のアプリケーションで実施される機能、即ちナビ機能とは別の機能としても良い。
また、通信ネットワーク網7は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局は通信端末6との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網7の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にある通信端末6の通信を広告情報サーバ3との間で中継する役割を持つ。
そして、上記構成を有する広告情報提供システム1では、基本的な広告情報提供の流れとして広告情報サーバ3は、ユーザ5に操作に基づいて通信端末6において目的地が設定され目的地への移動が開始されると、目的地に該当する広告対象施設4の広告情報を該ユーザ5の通信端末6へと配信する。そして、配信された広告情報は通信端末6において出力され、ユーザに提供される。提供される広告情報は、広告対象となる広告対象施設4が選択しても良いし、ユーザ5の過去の購買履歴等のユーザ情報に基づいてユーザ毎に広告効果が高いと推測される広告情報を選択しても良い。詳細については後述する。
続いて、広告情報提供システム1における広告情報サーバ3の構成について図4を用いてより詳細に説明する。広告情報サーバ3は、図4に示すようにサーバ制御ECU11と、サーバ制御ECU11に接続された情報記録手段としての広告情報DB8と、商品関連情報DB12と、ユーザ情報DB13と、地図情報DB14と、サーバ側通信装置15とを備える。
サーバ制御ECU11(エレクトロニック・コントロール・ユニット)は、広告情報サーバ3の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の広告情報提供処理プログラム(図7)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。尚、サーバ制御ECU11は、後述の通信端末6のECUとともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、広告実施施設取得手段は、ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する。情報取得手段は、広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する。広告情報選択手段は、広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する。広告情報出力手段は、ユーザに対して広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する。誘導手段は、商品関連情報を参照して広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する。
また、広告情報DB8は、前述したように全国各地の広告対象となる施設である広告対象施設4に関する広告情報を格納した記憶手段である。広告情報としては、通信端末6において広告として出力される音声、画像、動画等のデータ(内容としては取り扱う商品の情報、イベントに関する情報、購入商品のサポートやアフターサービスの情報等)に加えて、広告対象施設4(広告主)を特定する為の情報(地図上の広告対象施設の位置座標、ジャンル、ID等)についても含む。更に広告情報には、広告情報毎に該広告情報により広告の対象となっている商品又はサービスを特定する情報について付加されている。
例えば図3は広告情報DB8に記憶される広告情報の一例を示した図である。図3に示す例では、広告対象施設4の一つである施設Aが提供する広告情報として、”2233”と”2234”と”2235”の3つの広告情報があり、”2233”は『商品A』の広告であり、”2234”は『商品B』の広告であり、”2235”は『商品C』の広告であることを示す。尚、通信端末6において広告を出力する形態としては様々な形態があるが、以下の実施例では広告として通信端末6において音声を出力する場合を例に挙げて説明する。
一方、商品関連情報DB12は、広告対象施設4が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、広告実施施設において広告の対象となる商品(又はサービス)を紐づけた商品関連情報を格納した記憶手段である。具体的には、複数の入り口又は駐車エリアを備える広告対象施設4について、入り口又は駐車エリア毎に該入り口又は駐車エリアから施設内に進入した場合に、その後にユーザが立ち寄る可能性の高い売り場の商品(又はサービス)を紐づけたものであり、店内動線に基づいて生成される。
ここで“店内動線”とは、施設内での顧客の一般的な動き(移動経路)を示すものであり、過去に施設を利用した顧客の購買履歴に基づいて統計的に算出される。また、店内動線は複数の入り口や駐車エリアがある施設については入り口毎及び駐車エリア毎に特定される。例えば、図4は3箇所の入り口及び駐車エリアを備える広告対象施設4の店内動線の一例を示した図である。図4に示すように第1駐車エリアにある入り口(座標x1、y1)から進入した顧客のその後の動きを示すのが店内動線Aであり、第2駐車エリアにある入り口(座標x2、y2)から進入した顧客のその後の動きを示すのが店内動線Bであり、第3駐車エリアにある入り口(座標x3、y3)から進入した顧客のその後の動きを示すのが店内動線Cである。
例えば広告対象施設4において広告対象となる商品が商品A~Gである場合には、店内動線Aは商品Aの売り場、商品Bの売り場、商品Cの売り場の近くを夫々通過する。従って、図5に示すように商品関連情報として、第1駐車エリア及び入り口(座標x1、y1)には、商品Aと商品Bと商品Cが紐づけられることとなる。また、店内動線Bは商品Dの売り場、商品Cの売り場の近くを夫々通過する。従って、図5に示すように商品関連情報として、第2駐車エリア及び入り口(座標x2、y2)には、商品Cと商品Dが紐づけられることとなる。また、店内動線Cは商品Eの売り場、商品Fの売り場、商品Gの売り場の近くを夫々通過する。従って、図5に示すように商品関連情報として、第3駐車エリア及び入り口(座標x3、y3)には、商品Eと商品Fと商品Gが紐づけられることとなる。尚、商品関連情報は、商品ではなくサービス(例えば飲食提供)等を紐づけることも可能である。また、図5に示す例では“入り口”と“駐車エリア”の両方に広告対象となる商品が紐づけられているが、“入り口”のみ或いは“駐車エリア”のみに紐づけても良い。更に、“入り口”と“駐車エリア”に紐づけられる商品は、現時点で広告対象となっている商品だけではなく、広告対象となっていない商品を含めても良い。
また、商品関連情報DB12は広告情報DB8に格納される広告情報が変更されたタイミング等の任意のタイミングで適宜更新される。また、商品関連情報DB12に格納される商品関連情報は広告情報サーバ3が生成することとするが、広告対象施設4で生成し、広告情報サーバ3へと配信するようにしても良い。更に、商品関連情報DB12は広告情報DB8の一部に含めても良い。
一方、ユーザ情報DB13は、ユーザ毎にユーザをプロファイルしたプロファイルデータを記憶する記憶手段である。ここで、プロファイルデータは、例えばユーザのウェブの閲覧履歴、行動履歴(移動履歴、スケジュール)等を通信端末6から収集し、ユーザをプロファイルしたデータである。具体的には、ユーザの『性別』、『年代』、『家族構成』、『職業』、『興味のある事項』等をプロファイルする。そして、ユーザ情報DB13に記憶されたプロファイルデータは、ユーザの購買データともにユーザに対して提供する広告情報を上述の広告情報DB8から選択するのに用いられる。尚、ユーザ情報DB13には、プロファイルしたデータではなく、ユーザに直接入力された個人情報を記憶するようにしても良い。
また、地図情報DB14は、地図情報が記憶される記憶手段である。地図情報は、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されている。例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。
そして、サーバ制御ECU11は、通信端末6から経路探索要求を受信した場合には、上記地図情報DB14に格納された地図情報を用いて出発地から目的地までの経路探索を行う。具体的には、通信端末6において目的地が設定された場合に、通信端末6から広告情報サーバ3へと出発地や目的地等の経路探索に必要な情報が経路探索要求とともに送信される。そして経路探索要求を受信した広告情報サーバ3は、広告情報サーバ3の有する地図情報を用いて経路探索を行い、出発地から目的地までの推奨経路を特定する。その後、特定された推奨経路を要求元の通信端末6へと送信する。そして、通信端末6は受信した推奨経路を案内経路に設定し、案内経路に従って移動案内を行う。それによって、経路探索時点において通信端末6が有する地図情報が古いバージョンの地図情報であったり、通信端末6が地図情報自体を有さない場合であっても、広告情報サーバ3が有する最新バージョンの地図情報に基づいて適切な案内経路を設定することが可能となる。
但し、通信端末6が地図情報を有する場合には上記経路探索処理を広告情報サーバ3でなく通信端末6で行うことも可能である。また、上記経路探索処理は広告情報サーバ3ではなく、地図情報を備える他のサーバで行うようにしても良い。その場合には広告情報サーバ3において地図情報DB14は必ずしも必要でない。
更に、上記経路探索処理によって探索された推奨経路に従って通信端末6において案内経路(ユーザの今後の移動予定経路)が設定され、ユーザの目的地への移動が開始されると、サーバ制御ECU11は、目的地に該当する広告対象施設4の広告情報について通信端末6へと配信する。また、案内経路は入り口や駐車エリアを複数備えた大型の施設が目的地である場合には、ユーザによって提供される広告情報の内容に基づいて選択された入り口や駐車エリアへとユーザを誘導する経路となる。詳細については後述する。
一方、サーバ側通信装置15は情報の送受信対象となる通信端末6と通信ネットワーク網7を介して通信を行う為の通信装置である。また、通信端末6以外にインターネット網等に対する通信も可能である。
次に、ユーザ5が所有する通信端末6の概略構成について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係る通信端末6の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、以下では特に通信端末6がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
図6に示すように通信端末6はデータバスBUSに、CPU31と、通信端末6を所持するユーザ5に関するユーザ情報(ユーザID等)やウェブの閲覧履歴やユーザの移動履歴等が記憶されたメモリ32と、通信ネットワーク網7の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)33と、送受信回路部33において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部34と、マイクロホン35及びスピーカ36等とのインターフェイスである入出力部37と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ38と、タッチパネルやハードボタン等から構成される入力操作部39と、GPS40と、カメラ41とが接続されることにより構成されている。
ここで、通信端末6に内蔵されるCPU31は、メモリ32に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する通信端末6の制御手段であり、メモリ32とともに通信端末ECU42を構成する。また、通信端末ECU42の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ38に表示される。
また、メモリ32は通信端末6を所持するユーザ5に関するユーザ情報(ユーザID等)、ユーザによるウェブの閲覧履歴、GPS40で検出されたユーザの移動履歴、スケジュール情報等が記憶された記憶媒体である。また、後述の広告情報提供処理プログラム(図7)を含む各種アプリケーションプログラムについても記憶される。尚、メモリ32に記憶されたユーザによるウェブの閲覧履歴、ユーザの移動履歴、ユーザのスケジュール情報等については一定周期で広告情報サーバ3へと送信される。そして、広告情報サーバ3は送信された情報を用いてユーザのプロファイルを行う。また、メモリ32は、ハードディスク、メモリーカード等により構成しても良い。
また、スピーカ36は、通話の音声出力以外に、通信端末ECU42からの指示に基づいて案内経路(ユーザの移動予定経路)に沿った走行を案内する音声ガイダンスを出力する。特に本実施形態では後述のように広告情報サーバ3から取得した広告情報を出力する際にも用いられる。
また、ディスプレイ38は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、通信端末6にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面、ナビ画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。
また、入力操作部39は、ディスプレイ38の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、通信端末ECU42は、タッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、本実施形態では、ユーザの目的地を入力する際にも操作される。尚、入力操作部39は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS40は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末6(即ちユーザ5)の現在位置及び現在日時を検出可能とする。また、GPS40以外にも通信端末6の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
また、カメラ41は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたカメラにより構成される小型の撮像装置であり、通信端末6の背面側に内蔵される。そして、専用のアプリケーションプログラムが起動された状態で、ユーザが入力操作部39を操作することによって周辺を撮像することが可能となる。尚、カメラ41で撮像された撮像画像は、メモリ32に格納される。
続いて、前記構成を有する広告情報提供システム1において、広告情報サーバ3及び通信端末6が実行する広告情報提供処理プログラムについて図7に基づき説明する。図7は本実施形態に係る広告情報提供処理プログラムのフローチャートである。ここで、広告情報提供処理プログラムは、通信端末6において広告情報をユーザに提供する為の所定のアプリケーションプログラム(例えばナビゲーションアプリ)が起動された後に実行され、ユーザの移動に伴ってユーザの目的地に該当する広告対象施設4の広告情報をユーザに提供するプログラムである。但し、通信端末6が車載器のナビゲーション装置である場合には、車両のACC電源(accessory power supply)がONされた後に実行する。尚、以下の図7及び図10にフローチャートで示されるプログラムは、広告情報サーバ3や通信端末6が備えているRAMやROMに記憶されており、CPU21或いはCPU31により実行される。
先ず、図7に基づいて通信端末6のCPU31が実行する広告情報提供処理プログラムについて説明する。ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU31は、目的地を入力する操作が行われたか否かを判定する。尚、目的地を入力する操作は、例えば登録地点の読出操作、施設の検索や選択操作に基づいて行われる。
そして、目的地を入力する操作が行われたと判定された場合(S1:YES)には、S2へと移行する。それに対して、目的地を入力する操作が行われていないと判定された場合(S1:NO)には、広告情報の提供を行うことなく当該広告情報提供処理プログラムを終了する。
S2においてCPU31は、出発地から目的地への経路の探索を要求する為の経路探索要求を広告情報サーバ3へと送信する。ここで、経路探索要求には、経路探索要求の送信元の通信端末6を特定する端末IDと、通信端末6を所持するユーザを識別するユーザIDと、経路探索の探索条件である出発地(例えばユーザの現在位置)と前記S1で設定された目的地とを特定する情報とが含まれている。尚、出発地は目的地と同様にユーザの入力操作に基づいて設定しても良い。
その後、S3においてCPU31は、経路探索要求に応じて広告情報サーバ3から送信された“探索経路情報”と“広告情報の出力情報”を夫々受信する。ここで、前記S3で受信する“探索経路情報”は、前記S2で送信した経路探索要求に基づいて広告情報サーバ3が有する地図情報を用いて探索した出発地から目的地までの推奨経路(以下、センタールートという)を特定する情報(例えばセンタールートに含まれるリンク列)である。一方、“広告情報の出力情報”は広告情報サーバ3によりセンタールートに対して設定される情報であり、センタールート(即ちユーザの今後の移動予定経路)に従ってユーザが移動する際において、出力対象となる広告情報の内容と広告情報を出力するタイミングを示す情報である。
以下に、“広告情報の出力情報”について具体例を挙げて説明する。図8に示すように“広告情報の出力情報”は、センタールート51に対して設定された広告情報を出力する区間(以下、広告出力対象区間という)と出力対象となる広告情報を特定する情報である。図8に示す例では区間52~54の3つの区間が広告出力対象区間となる。尚、広告出力対象区間は例えば広告出力対象区間に含まれるリンクIDや広告出力対象区間の始点や終点の座標によって特定される。また、広告出力対象区間には該区間で出力対象となる広告情報が紐づけられている。例えば、図8に示す例では、区間52をユーザが移動する際に『広告情報A』を出力し、区間53をユーザが移動する際に『広告情報B』を出力し、区間54をユーザが移動する際に『広告情報C』を出力することが設定されている。尚、広告出力対象区間に紐づけられる広告情報は、基本的に今回の移動の目的地に該当する広告対象施設4に関する広告情報であり、特に広告対象施設4に関する広告情報が複数ある場合には、広告主である広告対象施設4が提供する広告情報を選択しても良いし、ユーザ5の過去の購買履歴等のユーザ情報に基づいて広告効果が高いと推測される広告情報をユーザ毎に選択しても良い。詳細については後述する。
続いて、S4においてCPU31は、前記S3で受信したセンタールートを通信端末6においてユーザの移動案内を行う対象となる案内経路として設定する。設定された案内経路が今後のユーザの移動予定経路となる。その後は、案内経路に従った移動案内が行われる。尚、広告情報サーバ3からセンタールートを複数取得して、複数のセンタールートの内からユーザが選択したセンタールートを案内経路として設定しても良い。
続いて、S5においてCPU31は、GPS40等により検出したユーザの現在位置と前記S3で受信した“広告情報の出力情報”とに基づいて、広告情報をユーザに対して出力するタイミングを満たしたか否かを判定する。具体的には、“広告情報の出力情報”に含まれる広告出力対象区間の始点にユーザが到達した場合に、広告情報をユーザに対して出力するタイミングを満たしたと判定する。尚、広告情報を取得する為の通信時間などを考慮して、広告出力対象区間の始点よりも所定距離(例えば50m)手前側の地点にユーザが到達した場合に、広告情報をユーザに対して出力するタイミングを満たしたと判定しても良い。
そして、広告情報をユーザに対して出力するタイミングを満たしたと判定された場合(S5:YES)には、S6へと移行する。それに対して、広告情報をユーザに対して出力するタイミングを満たしていないと判定された場合(S5:NO)には、S9へと移行する。
S6においてCPU31は、広告情報を要求する為の広告情報要求を広告情報サーバ3へと送信する。ここで、広告情報要求には、広告情報要求の送信元の通信端末6を特定する端末IDと、要求対象となる広告情報(即ち出力タイミングを満たした広告情報)を識別する情報とが含まれている。尚、要求対象となる広告情報は、前記S3で受信した“広告情報の出力情報”に基づいて特定され、ユーザが到達した広告出力対象区間に紐づけられた広告情報である。但し、通信端末6側ではなく広告情報サーバ3側において出力タイミングを満たした広告情報を識別するようにしても良い。
その後、S7においてCPU31は、広告情報要求に応じて広告情報サーバ3から配信された広告情報を受信する。ここで、前記S7で受信する広告情報は、前記S6で送信した広告情報要求に基づいて広告情報サーバ3が有する広告情報DB8から抽出された広告情報であり、出力タイミングを満たした広告情報である。
続いてS8においてCPU31は、スピーカ36を用いて広告情報サーバ3から配信された広告情報を出力する。例えば、図9に示す例ではナビ機能によりユーザの移動案内が行われている状態での広告情報の出力例を示す。図9に示すようにディスプレイ38において移動案内画面55が表示されている状態で、提供タイミングになるとスピーカ36から広告情報の音声が出力される。尚、広告情報としては音声以外に動画や静止画をディスプレイ38に表示することにより行うことも可能であるが、移動案内中においてはできる限り移動案内を妨げない態様で出力するのが望ましい。尚、広告情報が出力されていない間においては、例えば音楽等をスピーカ36から出力するようにしても良い。
尚、前記S1でユーザが目的地の入力操作を行った場合において、特にユーザが目的地までの移動案内を希望する場合には、目的地までの移動中においてナビ機能を実行して図9に示すような移動案内画面55が表示される。しかしながら、ユーザが目的地までの移動案内を希望しない場合については、基本的に移動案内画面55は表示されない。その場合においても広告情報の出力タイミングを満たした際には広告情報の音声を出力するようにしても良い。
その後、S9においてCPU31は、再探索(リルート)を行う条件を満たしたか否か判定する。具体的には、前記S4で設定された案内経路からユーザの現在位置が外れた場合、周辺の交通情報が大きく変化した場合等に再探索を行う。
そして、再探索を行う条件を満たしたと判定された場合(S9:YES)にはS2へと戻り、経路の再探索を行う。その結果、ユーザの移動予定経路が変更されるので、広告情報の出力タイミングについても変更されることとなる。それに対して、再探索を行う条件を満たしていないと判定された場合(S9:NO)には、S10へと移行する。
S10においてCPU31は、ユーザが目的地までの移動を終了したか否か、即ちユーザが目的地に到着したか否かを判定する。
そして、ユーザが目的地までの移動を終了した、即ちユーザが目的地に到着したと判定された場合(S10:YES)には、当該広告情報提供処理プログラムを終了する。それに対して、ユーザが目的地までの移動を継続している、即ちユーザが目的地に到着していないと判定された場合(S10:NO)には、S5へと戻る。
次に、広告情報サーバ3のCPU21が実行する広告情報提供処理プログラムについて説明する。尚、以下のS11~S13、S14~S16の各処理は、通信端末6からの対応する情報を受信したタイミングで開始され、夫々並行して実施される。従って、各ステップの実施順序は必ずしもステップ番号の小さい順に実施されるとは限らない。
先ず、S11においてCPU21は、通信端末6から送信される経路探索要求を受信する。尚、経路探索要求には、経路探索要求の送信元の通信端末6を特定する端末IDと、通信端末6を所持するユーザを識別するユーザIDと、経路探索の探索条件である出発地(例えばユーザの現在位置)と前記S1で設定された目的地とを特定する情報とが含まれている。
次に、S12においてCPU21は、後述の経路探索処理(図10)を実行する。ここで、経路探索処理は、前記S11で受信した経路探索要求に基づいて出発地から目的地までの経路探索処理を行い、出発地から目的地までの推奨経路(センタールート)を特定するとともに、センタールート(即ちユーザの今後の移動予定経路)に従ってユーザが移動する際において出力対象となる広告情報の内容と広告情報を出力するタイミングを示す“広告情報の出力情報”を生成する処理である。
続いて、S13においてCPU21は、前記S12で特定したセンタールートを特定する“探索経路情報(例えばセンタールートに含まれるリンク列)”と“広告情報の出力情報”を、経路探索要求の送信元の通信端末6に対して送信する。その結果、センタールートが通信端末6において案内経路に設定されることとなる。
その後、S14においてCPU21は、通信端末6から送信される広告情報要求を受信する。尚、広告情報要求には、広告情報要求の送信元の通信端末6を特定する端末IDと、要求対象となる広告情報(即ち出力タイミングを満たした広告情報)を識別する情報とが含まれている。
次に、S15においてCPU21は、前記S14で受信した広告情報要求に基づいて、広告情報要求の送信元の通信端末6が出力タイミングを満たした広告情報を、広告情報DB8から抽出する。尚、通信端末6が出力タイミングを満たした広告情報については、広告情報サーバ3から送信された“広告情報の出力情報”とユーザの現在位置に基づいて通信端末6によって特定されるが、広告情報サーバ3が通信端末6からユーザの現在位置を定期的に取得することとすれば広告情報サーバ3が特定することも可能である。
続いて、S16においてCPU21は、前記S15で抽出した広告情報を、広告情報要求の送信元の通信端末6に対して送信する。その結果、通信端末6において広告情報が出力されることとなる(図9)。
次に、前記S12において実行される経路探索処理のサブ処理について図10に基づき説明する。図10は経路探索処理のサブ処理プログラムのフローチャートである。
先ず、S21においてCPU21は、経路探索要求の送信元の通信端末6において広告を行う施設(以下、広告実施施設という)を特定する。ここで、本実施形態において広告実施施設は、通信端末6における今回の走行の目的地に該当する施設であって、且つ広告の対象となる広告対象施設4に該当する施設とする。
次に、S22においてCPU21は、経路探索要求の送信元の通信端末6において広告を行う対象となる商品(以下、広告対象商品)を決定する。尚、広告を行う対象となるのでは商品ではなくサービス(例えば飲食提供)でも良い。ここで、前記S22で決定される広告対象商品は、広告情報DB8に格納された広告情報の内、広告実施施設が現時点で提供する広告情報で広告の対象となっている商品の内から選択される。例えば、図3に示す広告情報が広告情報DB8に格納されている場合において、広告実施施設が施設Aである場合には、”2233”において広告の対象となっている『商品A』と、”2234”において広告の対象となっている『商品B』と、”2235”において広告の対象となっている『商品C』のいずれかから広告対象商品を選択する。尚、広告対象商品としては一の商品のみ選択しても良いし、複数の商品を選択しても良い。
また、前記S22における広告対象商品の選択は、広告主である広告実施施設の希望を尊重して選択しても良いし、ユーザの過去の購買履歴などのユーザ情報に基づいて広告効果が高いと推測される商品を選択しても良い。例えば、広告主である広告実施施設の希望を尊重して選択する場合には、予め広告情報DB8に格納される広告情報に対して広告主である広告実施施設が優先順位を設定する。そして、S22では前記S21で特定された広告実施施設が提供する広告情報の内、最も優先順位の高い広告情報で広告の対象となっている商品を広告対象商品として選択する。また、優先順位の高い順に所定数(例えば3つ)の広告情報で広告の対象となっている複数の商品を広告対象商品として選択しても良い。
一方、ユーザの過去の購買履歴などのユーザ情報に基づいて広告対象商品を選択する場合には例えば以下の方法により行う。先ず、CPU21は、広告実施施設に特定された広告対象施設4と通信を行い、該当する広告対象施設4の購買履歴DB10に、通信端末6のユーザに該当する購買履歴が存在するか否か判定する。尚、広告対象施設4の購買履歴DB10ではユーザIDに紐づけてユーザ毎の購買履歴を管理しており、特にユーザIDを広告情報サーバ3や通信端末6との間で共有するID(例えばOpenID(登録商標))とすることによって、通信端末6のユーザに該当する購買履歴があるか否かを判定可能となる。そして、該当の広告対象施設4の購買履歴DB10に、通信端末6のユーザに該当する購買履歴が存在する場合には、更にユーザ情報DB13を参照して通信端末6のユーザに該当するプロファイルデータを取得し、広告実施施設に特定された広告対象施設4におけるユーザの購買履歴とユーザのプロファイルデータに基づいて、“広告情報を要求したユーザが現在関心を持つ商品”、即ちユーザにとって広告効果が高いと推定される商品を選択する。
具体的には、特定された“ユーザが過去に購入した商品”を基準に以下のようにクロスセル、アップセル、ダウンセルを用い、ユーザにとって広告効果が高いと推定される広告情報を選択する。尚、ユーザの購買履歴やプロファイルデータ等を参照して“これからユーザが購入しようと考えている商品”が推定できる場合には、“ユーザが過去に購入した商品”ではなく“これからユーザが購入しようと考えている商品”を基準にすることも可能である。
ここで、図11に示すように横軸に商品の種類、縦軸にグレード(価格帯)を規定したグラフにおいて、“ユーザが過去に購入した商品”又は“これからユーザが購入しようと考えている商品”を基準にして同じグレードで異なる種類の商品を選択することを『クロスセル』という。尚、クロスセルによる商品の選択ではユーザが現時点でどの種類の商品に関心を持っているかについて購買履歴とプロファイルデータを用いることによって推定して選択するのが望ましい。また、“ユーザが過去に購入した商品”又は“これからユーザが購入しようと考えている商品”を基準にして同じ種類でよりグレードの高い商品を選択することを『アップセル』という。更に、“ユーザが過去に購入した商品”又は“これからユーザが購入しようと考えている商品”を基準にして同じ種類でよりグレードの低い商品を選択することを『ダウンセル』という。尚、クロスセルとアップセルとダウンセルのいずれを用いるかについては、ユーザの購買履歴とユーザのプロファイルデータを用いて決定する。例えば、購買履歴とプロファイルデータに基づいてユーザがより前回購入した商品よりも高額な商品を望んでいると推定できる場合にはアップセルに該当する商品を広告対象商品に選択する。一方、それ以外の場合にはクロスセルに該当する商品を広告対象商品に選択する。更にクロスセルを用いる場合にはユーザが現時点でどの種類の商品に関心を持っているかについて購買履歴とプロファイルデータを用いることによって推定する。尚、ダウンセルについては基本的に行わないが、例えばクロスセルとアップセルのみでは広告効果が十分に発揮されていないと判定した場合には、ユーザがよりグレードの低い商品を探していると推定し、ダウンセルに該当する商品を広告対象商品に選択しても良い。
一方、広告実施施設に該当する広告対象施設4の購買履歴DB10に、通信端末6のユーザに該当する購買履歴が存在しない場合には、CPU21は、ユーザのプロファイルデータに基づいて、“広告情報を要求したユーザが現在関心を持つ商品”を推定する。例えばプロファイルデータにおいて特定されたユーザの“性別”、“年代”、“家族構成”、“職業”と一致する他のユーザが一般的によく購入する商品を統計データ等から導出し、“広告情報を要求したユーザが現在関心を持つ商品”として推定する。或いはプロファイルデータにおいて特定されたユーザの“興味のある事項”に該当する商品を“広告情報を要求したユーザが現在関心を持つ商品”に推定する。推定された“広告情報を要求したユーザが現在関心を持つ商品”を広告対象商品とする。
次に、S23においてCPU21は、前記S22で決定された広告対象商品に対応する広告実施施設の入り口及び駐車エリアを特定する。尚、“広告対象商品に対応する広告実施施設の入り口及び駐車エリア”とは、具体的には広告対象商品の広告効果を高くするためにユーザを誘導すべき入り口及び駐車エリアであり、特定される入り口及び駐車エリアから施設内に進入したユーザが広告対象商品の売り場に立ち寄る可能性が高いことを示す。商品と入り口及び駐車エリアとの対応関係については店内動線等を考慮して、商品関連情報DB12に格納された商品関連情報(図5)において予め特定されている。尚、前記S23では基本的にユーザが車両で移動している場合には駐車エリアを特定し、ユーザが車両以外の移動手段で移動している場合には入り口を特定する。
尚、前記S23においてCPU21は、広告対象商品が複数ある場合には、複数の広告対象商品の内、いずれか一の広告対象商品を選択して、選択された一の広告対象商品に対応する広告実施施設の入り口及び駐車エリアを特定する。広告対象商品の選択には、例えば広告主である広告実施施設が最も広告を重視する商品を選択しても良いし、ユーザ情報等から推定された最もユーザが関心のある商品を選択しても良い。
続いて、S24においてCPU21は、前記S23で特定された入り口又は駐車エリアがユーザにとって適当な入り口又は駐車エリアであるか否かを判定する。例えば、広告実施施設が備える駐車場について、駐車エリア毎の混雑状況を取得し、前記S23で特定された駐車エリアが空き状態にある場合或いは前記S23で特定された入り口に対応する駐車エリアが空き状態にある場合には、ユーザにとって適当な駐車エリア又は入り口であると判定する。一方、混雑状態や満車状態である場合にはユーザにとって適当な駐車エリア又は入り口でないと判定する。或いは、広告実施施設に対するユーザの進行方向を取得し、広告実施施設に対するユーザの進行方向側に位置する入り口又は駐車エリアについてはユーザにとって適当な入り口又は駐車エリアであると判定し、ユーザの進行方向側に位置しない(例えば反対側にある)入り口又は駐車エリアについてはユーザにとって適当な入り口又は駐車エリアでないと判定する。尚、現時点では広告実施施設までの経路が探索されていないので、広告実施施設に対するユーザの相対位置に基づいて、広告実施施設に対するユーザの進行方向を特定するのが望ましい。また、広告実施施設までの経路を探索してユーザの進行方向を特定しても良い。
そして、前記S23で特定された入り口又は駐車エリアがユーザにとって適当な入り口又は駐車エリアであると判定された場合(S24:YES)には、S25へと移行する。それに対して、前記S23で特定された入り口又は駐車エリアがユーザにとって適当な入り口又は駐車エリアでないと判定された場合(S24:NO)には、S22へと移行する。その場合には、広告対象商品を他の商品へと変更してS23以降の処理を再度実行する。但し、前記S23で特定された入り口又は駐車エリアがユーザにとって適当な入り口又は駐車エリアでないと判定された場合であっても、例えば広告実施施設に関する広告情報が一のみしかない、即ち広告対象商品の候補となる商品が他にない場合については、S25へと移行する。
その結果、例えば広告実施施設に関する広告情報が複数ある場合には、空いている駐車エリア又は空いている駐車エリアに対応する入り口に紐づけられた商品を対象とした広告情報を優先的に提供対象として選択することが可能となる。同じく広告実施施設に対するユーザの進行方向に対応する入り口又は駐車エリアに紐づけられた商品を対象とした広告情報を優先的に提供対象として選択することが可能となる。その結果、広告効果に加えてユーザの利便性についても考慮して提供する広告情報を選択することが可能となる。
続いて、S25においてCPU21は、広告情報DB8に格納された広告情報の内、広告実施施設に関する広告情報であって、前記S22で決定された広告対象商品の広告情報を、ユーザに提供する対象となる広告情報として抽出する。但し、上記条件を満たす全ての広告情報をユーザに提供する対象となる広告情報として抽出する必要は無く、特に該当する広告情報が多い場合には所定数上限(例えば最大5つ)として抽出するのが望ましい。
続いて、S26においてCPU21は、前記S11で受信した経路探索要求と、広告情報サーバ3が有する地図情報とを用いて、出発地から目的地までの経路探索処理を行い、出発地から目的地までの推奨経路(センタールート)を特定する。センタールートの探索には例えば公知のダイクストラ法を用い、コスト値の合計が最小となる経路をセンタールートとする。また、経路探索の条件として特に前記S24で特定された入り口又は駐車エリアへと最終的に誘導する経路を探索する。尚、基本的にユーザが車両で移動している場合には前記S24で特定された駐車エリアへと誘導する経路がセンタールートとして特定され、ユーザが車両以外の移動手段で移動している場合には前記S24で特定された入り口へと誘導する経路がセンタールートとして特定される。その結果、その後にセンタールートを案内経路として設定した通信端末6では、目的地までの移動行程において出力された広告情報により広告の対象となった広告対象商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへと、ユーザを誘導することとなる(S4)。
その後、S27においてCPU21は、前記S25で抽出された広告情報と前記S26で探索されたセンタールートの内容に基づいて“広告情報の出力情報”を生成する。そして、その後のS13において前記S26で特定したセンタールートを特定する“探索経路情報(例えばセンタールートに含まれるリンク列)”とともに“広告情報の出力情報”を、経路探索要求の送信元の通信端末6に対して送信する。
ここで、前記S27で生成される“広告情報の出力情報”は、図8に示すようにセンタールート51に対して出力対象となる広告情報の内容と設定された広告情報を出力する区間である広告出力対象区間を特定する情報である。図8に示す例では区間52~54の3つの区間が広告出力対象区間となる。広告出力対象区間は、例えばセンタールート51においてユーザの運転操作の負荷が小さい区間(例えば道なりに走行する区間)や、広告効果が高いと予想される区間(例えば走行開始直後や目的地に接近したタイミング)が選択される。尚、広告出力対象区間は例えば広告出力対象区間に含まれるリンクIDや広告出力対象区間の始点や終点の座標によって特定される。また、広告出力対象区間には該区間で出力対象となる広告情報が紐づけられている。
その後、“広告情報の出力情報”を受信した通信端末6では、受信した“広告情報の出力情報”とユーザの現在位置に基づいて広告情報の出力タイミングを満たしたか否か判定され、出力タイミングを満たしたと判定された場合には広告情報が出力される。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る広告情報提供システム1、広告情報サーバ3及び広告情報サーバ3で実行されるコンピュータプログラムでは、ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得し(S21)、広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う商品を選択し(S22)、広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、広告実施施設において広告対象となる商品が紐づけられた入り口又は駐車場を選択し(S23)、広告情報を出力するとともに出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する(S4、S8)ので、出力する広告情報の内容とその後にユーザを誘導する広告実施施設の入り口又は駐車エリアを対応させることによって、ユーザが広告を行った広告実施施設へ到達した後の行動を考慮した内容で広告情報を出力することが可能となる。その結果、より効果的な広告情報の提供を行うことが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、ユーザ情報DB13や購買履歴DB10を単独のユーザ単位で管理しているが、例えばユーザを家族単位(グループ単位)で管理しても良い。例えば、家族単位での購買履歴や家族に関するプロファイルデータに基づいて、当該家族が関心を持つ商品に関する広告情報を出力することが可能である。
また、商品関連情報DB12に格納される商品関連情報についてはユーザ毎に生成しても良い。その場合には、店内動線をユーザの購買履歴等に基づいてユーザ毎に特定し、特定された店内動線を用いてユーザ毎の商品関連情報を生成するようにする。
また、本実施形態では、ユーザの目的地の入力操作に基づいて今回の移動におけるユーザの目的地を設定しているが、ユーザの過去の行動履歴等に基づいてユーザの目的地を推測して設定しても良い。例えば、過去に同じ曜日の同じ時間帯にユーザが頻繁に同一の施設を訪れている場合には、今回の移動の目的地についても同施設であると推測できる。また、夕方以降にショッピングモール等の自宅以外の施設から移動を開始する場合には自宅を目的地と推測することも可能である。
また、本実施形態では、ユーザが車両に乗車している状態であることを前提とするが、車両以外の移動手段に乗車している状態であっても良いし、徒歩で移動している状態であっても良い。尚、前記S26ではユーザの移動手段の種類に応じた基準で探索コストの算出を行うようにする。例えば、ユーザが徒歩で移動している状態では、歩道があるリンクについては移動する際のユーザの負荷が小さいので探索コストを低く算出し、歩道のないリンクについては移動する際のユーザの負荷が大きいので探索コストを高く算出する。
また、本実施形態では、通信端末6が広告情報の出力タイミングを満たしたと判定した場合に、その都度出力対象となる広告情報を広告情報サーバ3から取得しているが、通信端末6が“探索経路情報”や“広告情報の出力情報”を取得する際(S3)に、今回の走行で出力する予定の全ての広告情報を予め広告情報サーバ3から取得しておくようにしても良い。
また、本実施形態では、通信端末6をスマートフォンに適用した例について説明したが、広告情報を表示する機能を有していれば他の種類の通信端末に対して適用することも可能である。例えば携帯電話機、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等に適用することが可能である。また、ナビゲーション装置以外に適用する場合には、ユーザが車で移動する以外の状況、例えば徒歩で移動する状況においても実施可能である。
また、本実施形態では、S12の経路探索処理及びS15の広告情報の抽出に関する処理を広告情報サーバ3が行う構成としているが、通信端末6が行っても良い。一方で、本実施形態では、“広告情報の出力情報”とユーザの現在位置に基づいて広告情報の出力タイミングを満たしたか否かを判定する処理(S5)を通信端末6が行う構成としているが、ユーザの現在位置を通信端末6から広告情報サーバ3が定期的に取得することによって広告情報サーバ3が行うことも可能である。即ち、本発明の広告情報提供装置は広告情報サーバ3であっても良いし、通信端末6であっても良い。
また、本発明に係る広告情報提供システムを具体化した実施例について上記に説明したが、広告情報提供システムは以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
ユーザ(5)の目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する広告実施施設取得手段(21)と、前記広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、前記広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する情報取得手段(21)と、前記広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する広告情報選択手段(21)と、ユーザに対して前記広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する広告情報出力手段(21)と、前記商品関連情報を参照して前記広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する誘導手段(21)と、を有する。
上記構成を有する広告情報提供システムによれば、出力する広告情報の内容とその後にユーザを誘導する広告実施施設の入り口又は駐車エリアを対応させることによって、ユーザが広告を行った広告実施施設へ到達した後の行動を考慮した内容で広告情報を出力することが可能となる。その結果、より効果的な広告情報の提供を行うことが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記広告実施施設が備える入り口毎又は駐車エリア毎に、該入り口又は駐車エリアから施設内に進入した顧客が移動する経路を予測した店内動線を取得し、前記商品関連情報は、前記店内動線に基づいて前記広告実施施設が備える入り口又は駐車エリアと前記商品を紐づけた情報である。
上記構成を有する広告情報提供システムによれば、広告実施施設が備える入り口毎又は駐車エリア毎の顧客の移動予測を示した店内動線を用いることによって、出力された広告情報によって広告対象となった商品の売り場へとユーザを導くための最適な入り口毎又は駐車エリアを正確に選択し、ユーザを誘導することが可能となる。その結果、より効果的な広告情報の提供を行うことが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記広告実施施設におけるユーザの購買履歴を示す購買データを取得する購買データ取得手段(21)を有し、前記広告情報選択手段(21)は、前記広告実施施設に関する広告情報の内から前記購買データに基づいて広告情報を選択する。
上記構成を有する広告情報提供システムによれば、ユーザの過去の購買履歴を参照することによって、現在のユーザが関心を持つ商品に関する広告情報、即ち広告効果が高い広告情報を選択して提供できる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記広告情報選択手段(21)は、過去にユーザ(5)が購入した商品又はこれからユーザが購入しようと考えている商品から推測される現在のユーザが関心を持つ商品を対象とした広告情報を選択する。
上記構成を有する広告情報提供システムによれば、ユーザの過去の購買履歴やこれからユーザが購入しようと考えている商品を基準に推測することによって、現在のユーザが関心を持つ商品に関する広告情報、即ち広告効果が高い広告情報を選択して提供できる。
また、第5構成は以下のとおりである。
前記広告情報選択手段は、過去にユーザが購入した商品又はこれからユーザが購入しようと考えている商品と同じ種類のグレードが異なる商品、或いは過去にユーザが購入した商品と同じグレードで種類が異なる商品を対象とした広告情報を選択する。
上記構成を有する広告情報提供システムによれば、ユーザの過去の購買履歴やこれからユーザが購入しようと考えている商品を基準にして、グレードや種別を変更して現在のユーザが関心を持つ商品を推測するので、現在のユーザが関心を持つ商品に関する広告情報、即ち広告効果が高い広告情報を正確に選択して提供することが可能となる。
また、第6構成は以下のとおりである。
前記広告実施施設が備える駐車場について、駐車エリア毎の混雑状況を取得する混雑状況取得手段(21)を有し、前記広告情報選択手段(21)は、前記広告実施施設に関する広告情報が複数ある場合に、空いている駐車エリア又は空いている駐車エリアに対応する入り口に紐づけられた商品を対象とした広告情報を優先的に選択する。
上記構成を有する広告情報提供システムによれば、駐車エリアの混雑状況を考慮して、ユーザを誘導するのに適した駐車エリア又は入り口へと誘導するとともに、提供する広告情報も誘導する駐車エリア又は入り口に対応した内容とすることによって、広告効果に加えてユーザの利便性についても考慮して提供する広告情報を選択することが可能となる。
また、第7構成は以下のとおりである。
前記広告実施施設に対するユーザ(5)の進行方向を取得する進行方向取得手段(21)を有し、前記広告情報選択手段(21)は、前記広告実施施設に関する広告情報が複数ある場合に、前記広告実施施設に対するユーザの進行方向に対応する入り口又は駐車エリアに紐づけられた商品を対象とした広告情報を優先的に選択する。
上記構成を有する広告情報提供システムによれば、広告実施施設に対するユーザの進行方向を考慮して、ユーザを誘導するのに適した駐車エリア又は入り口へと誘導するとともに、提供する広告情報も誘導する駐車エリア又は入り口に対応した内容とすることによって、広告効果に加えてユーザの利便性についても考慮して提供する広告情報を選択することが可能となる。
1 広告情報提供システム
2 広告情報提供センタ
3 広告情報サーバ
4 広告対象施設
5 ユーザ
6 通信端末
8 広告情報DB
10 購買履歴DB
11 サーバ制御ECU
12 商品関連情報DB
13 ユーザ情報DB
14 地図情報DB
21 CPU
22 RAM
23 ROM
51 センタールート
52~54 広告出力対象区間
55 移動案内画面

Claims (9)

  1. ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する広告実施施設取得手段と、
    前記広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、前記広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する情報取得手段と、
    前記広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する広告情報選択手段と、
    ユーザに対して前記広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する広告情報出力手段と、
    前記商品関連情報を参照して前記広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する誘導手段と、を有する広告情報提供システム。
  2. 前記広告実施施設が備える入り口毎又は駐車エリア毎に、該入り口又は駐車エリアから施設内に進入した顧客が移動する経路を予測した店内動線を取得し、
    前記商品関連情報は、前記店内動線に基づいて前記広告実施施設が備える入り口又は駐車エリアと前記商品を紐づけた情報である請求項1に記載の広告情報提供システム。
  3. 前記広告実施施設におけるユーザの購買履歴を示す購買データを取得する購買データ取得手段を有し、
    前記広告情報選択手段は、前記広告実施施設に関する広告情報の内から前記購買データに基づいて広告情報を選択する請求項1又は請求項2に記載の広告情報提供システム。
  4. 前記広告情報選択手段は、過去にユーザが購入した商品又はこれからユーザが購入しようと考えている商品から推測される現在のユーザが関心を持つ商品を対象とした広告情報を選択する請求項3に記載の広告情報提供システム。
  5. 前記広告情報選択手段は、過去にユーザが購入した商品又はこれからユーザが購入しようと考えている商品と同じ種類のグレードが異なる商品、或いは過去にユーザが購入した商品と同じグレードで種類が異なる商品を対象とした広告情報を選択する請求項4に記載の広告情報提供システム。
  6. 前記広告実施施設が備える駐車場について、駐車エリア毎の混雑状況を取得する混雑状況取得手段を有し、
    前記広告情報選択手段は、前記広告実施施設に関する広告情報が複数ある場合に、空いている駐車エリア又は空いている駐車エリアに対応する入り口に紐づけられた商品を対象とした広告情報を優先的に選択する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の広告情報提供システム。
  7. 前記広告実施施設に対するユーザの進行方向を取得する進行方向取得手段を有し、
    前記広告情報選択手段は、前記広告実施施設に関する広告情報が複数ある場合に、前記広告実施施設に対するユーザの進行方向に対応する入り口又は駐車エリアに紐づけられた商品を対象とした広告情報を優先的に選択する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の広告情報提供システム。
  8. ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する広告実施施設取得手段と、
    前記広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、前記広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する情報取得手段と、
    前記広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する広告情報選択手段と、
    ユーザに対して前記広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する広告情報出力手段と、
    前記商品関連情報を参照して前記広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する誘導手段と、を有する広告情報提供装置。
  9. コンピュータを、
    ユーザの目的地に該当する施設を広告実施施設として取得する広告実施施設取得手段と、
    前記広告実施施設が備える入り口又は駐車場を区分した駐車エリアに対して、前記広告実施施設において広告対象となる商品を紐づけた商品関連情報を取得する情報取得手段と、
    前記広告実施施設に関する広告情報の内から広告を行う広告情報を選択する広告情報選択手段と、
    ユーザに対して前記広告情報選択手段により選択された広告情報を出力する広告情報出力手段と、
    前記商品関連情報を参照して前記広告情報出力手段により出力された広告情報により広告の対象となった商品に紐づけられた入り口又は駐車エリアへとユーザを誘導する誘導手段と、
    して機能させるためのコンピュータプログラム。
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