JP7367338B2 - 工作物把持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作物を把持する工作物把持装置に関する。
従来より、工作物を加工する加工ラインでは、工作物の搬送方向に沿って種々の加工装置が配置されている。工作物は、加工装置に搬入されると当該加工装置での加工が施されて搬出され、次の加工装置に搬入される。加工装置への工作物の搬入と、加工装置からの工作物の搬出には、ロボットが用いられ、当該ロボットには、工作物の把持と、把持した工作物の解放と、が可能な把持爪(いわゆるチャック)を備えた工作物把持装置が設けられている。
例えば、特許文献1には、把持爪を支持する基部に一方の電極を設け、把持爪に他方の電極を設け、当該電極を用いて、工作物を把持爪にて把持した際、工作物の外径を計測することができる計測機能付きチャック装置が記載されている。特許文献1に記載のチャック装置(工作物把持装置)は、工作物(ワーク)の外周に沿った仮想円に沿って配置された3つの把持爪(チャック用可動爪部)を有し、把持爪を仮想円の径方向内方に移動させて工作物を把持し、把持爪を仮想円の径方向外方に移動させて把持している工作物を解放している。
特開2010-240833号公報
例えば従来の加工ラインにおいて、工作物の外周を切削する加工装置が配置されている場合、当該加工装置に搬入された時点の工作物の外周形状が円錐台状であり、当該加工装置で加工されて搬出された時点の工作物の外周形状が円筒状となる場合がある。この場合、搬入の際には円錐台状の工作物の外周を把持爪にて把持し、搬出の際には円筒状の工作物の外周を把持爪にて把持しなければならない。
上記のような場合、把持爪の把持面を、円錐台状の工作物の外周面と面接触するように調整すると、円筒状の工作物の場合に把持面と工作物とが点接触(または線接触)となり、安定した把持ができない可能性がある。また把持爪の把持面を、円筒状の工作物の外周面と面接触するように調整すると、円錐台状の工作物の場合に把持面と工作物とが点接触(または線接触)となり、安定した把持ができない可能性がある。従ってこのような加工装置の場所では、円錐台状の工作物を把持する把持爪を備えた工作物把持装置と、円筒状の工作物を把持する把持爪を備えた工作物把持装置と、の双方をロボットの先端に設けたり、円錐台状の工作物を把持するロボットと、円筒状の工作物を把持するロボットと、の2機のロボットを配置させたりしている。
特許文献1に記載のチャック装置(工作物把持装置)では、把持爪は仮想円の径方向内方または径方向外方に移動するのみである。従って、円錐台状の工作物を円筒状の工作物に加工する加工装置への搬入と搬出を行うためには、円錐台状の工作物を把持する把持爪を備えたチャック装置と、円筒状の工作物を把持する把持爪を備えたチャック装置と、の双方をロボットの先端に設けるか、円錐台状の工作物を把持するロボットと、円筒状の工作物を把持するロボットと、の2機のロボットを配置させる必要がある。これでは、ロボットの構造が複雑になりロボットサイズを1サイズ大きくしたり、2機のロボットを配置する広いスペースが必要となったりするので、コストやレイアウト寸法上好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、外形が円錐台状の工作物と外形が円筒状の工作物のいずれの工作物であっても工作物の外周面と面接触して適切に把持することができる把持爪を有する工作物把持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明は、把持対象の工作物の外周に沿った仮想円の周方向に沿って配置された複数の爪ユニットと、それぞれの前記爪ユニットを前記仮想円の径方向外方あるいは径方向内方に同時に移動させる駆動装置と、前記爪ユニットに対して前記仮想円の接線方向に略平行な把持爪旋回軸線を有して前記把持爪旋回軸線回りに旋回可能となるように前記爪ユニットに支持され、前記仮想円の内径側に設けられた把持面にて前記工作物を把持する把持爪と、を有する、工作物把持装置である。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る工作物把持装置であって、前記爪ユニットには、把持爪姿勢維持機構が設けられており、前記把持爪姿勢維持機構は、変形と復元が可能な弾性部材を有しており、前記把持爪が前記工作物を把持していない場合では、復元した前記弾性部材によって、前記把持爪の前記把持爪旋回軸線回りの旋回位置を所定旋回位置に戻し、前記把持爪が前記工作物を把持している場合では、前記弾性部材が変形して、前記把持爪の前記把持面が接触している前記工作物の表面である工作物被把持面に沿って前記把持爪旋回軸線回りに前記把持爪が旋回することを許容する、工作物把持装置である。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る工作物把持装置であって、前記爪ユニットには、工作物押出機構が設けられており、前記工作物押出機構は、前記工作物を前記把持爪にて把持する前に前記仮想円の面に直交する仮想軸線の方向に沿って前記爪ユニットを前記工作物に押し付けた際に前記工作物とは反対の方向である被押込方向に押し込まれ、前記把持爪にて把持している前記工作物を解放した際に前記被押込方向とは反対の方向に前記工作物を押し出す、工作物把持装置である。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明~第3の発明のいずれか1つに係る工作物把持装置であって、それぞれの前記爪ユニットは、前記駆動装置によって前記仮想円の径方向外方あるいは径方向内方に移動する可動部と、前記可動部と固定部に挟まれるように配置されたアダプタと、前記可動部に対して前記アダプタを固定する前記固定部と、を有し、前記アダプタに前記把持爪が設けられている、工作物把持装置である。
次に、本発明の第5の発明は、上記第4の発明に係る工作物把持装置であって、前記アダプタには、アダプタ側基準面と、位置決め凹部と、が設けられており、前記可動部には、前記アダプタ側基準面と対向して接する可動部側基準面と、前記位置決め凹部に嵌合するボールプランジャと、が設けられており、前記固定部には、前記可動部に対して前記アダプタを押し付けて固定するアダプタ押付機構が設けられている、工作物把持装置である。
次に、本発明の第6の発明は、上記第5の発明に係る工作物把持装置であって、前記アダプタ押付機構は、偏心カムを有している、工作物把持装置である。
第1の発明によれば、把持爪は、爪ユニットに対して、仮想円の接線方向に平行な旋回軸線回りに旋回可能であるので、外形が円錐台状の工作物と外形が円筒状の工作物のいずれの工作物であっても工作物の外周面と面接触して適切に把持することができる把持爪を実現できる。
第2の発明によれば、工作物の把持直前において、旋回軸線回りに旋回可能とされた把持爪の方向が、重力等にて旋回限界位置となって適切な方向を向いていない場合や、複数の把持爪のそれぞれが異なる方向に旋回しているような場合を回避して、把持直前の把持爪の方向を、安定した方向(所定旋回位置の方向)に維持することができる。また工作物を把持している場合に弾性部材が変形して旋回した把持爪の方向を、工作物を解放した後では弾性部材の復元によって適切な方向に自動的に戻すことができる。そして、変形と復元が可能な弾性部材を用いることで、把持爪姿勢維持機構を、非常にシンプルな構造で実現することができる。
第3の発明によれば、工作物押出機構は、工作物を把持する際に工作物を押し出すための力を蓄えておき、把持している工作物を解放する際に蓄えていた力を用いて工作物を押し出す。これにより、把持している工作物を解放する際、加工装置に工作物を押し付け密着させることができる。
それぞれの爪ユニットを仮想円の径方向外方あるいは径方向内方に同時に移動させる移動距離は、駆動装置によって決まっており、かつ、あまり大きな距離ではない。従って、種々の径の工作物を加工ラインで加工する場合、把持対象の工作物の径に応じた把持爪に交換しなければならない場合がある。第4の発明によれば、可動部への把持爪(把持爪を有するアダプタ)の着脱が容易であるので、把持対象の工作物の径に応じて把持爪を交換する作業時間をより短縮化することができる。
第5の発明によれば、可動部に対してアダプタを位置決めする位置決め機構を、アダプタ側基準面と可動部側基準面、及び、位置決め凹部とボールプランジャにて、シンプルな構造で実現することができる。
第6の発明によれば、可動部に対して位置決めされたアダプタを固定するアダプタ押付機構を、偏心カムにて、シンプルな構造で実現することができる。
工作物の搬送方向に沿って複数の加工装置及びロボットが配置された加工ラインの例を説明する斜視図である。 ロボットの外観の例を説明する図である。 図2におけるIII方向から見た図であり、ロボットの先端に設けられた工作物把持装置の正面図である。 図3のIV方向から見た図であり、工作物把持装置の側面図である。 爪ユニットにおける可動部、固定部、アダプタ、把持爪の外観の例を説明する側面図である。 爪ユニットにおける可動部、固定部、アダプタの外観の例を説明する斜視図である。 図5においてVII方向から見た図である。 旋回軸線回りに旋回する把持爪と、把持爪の所定旋回位置と、変形と復元する弾性部材と、を説明する図である。 図8におけるIX-IX断面図である。 工作物把持装置にて工作物を把持する順序を説明する図であり、工作物を把持する前、かつ、工作物把持装置が工作物に接触する前の状態を説明する図である。 図10に示す状態から、工作物把持装置が工作物に押し付けられた状態を説明する図である。 図11に示す状態から、工作物把持装置が工作物を把持した状態を説明する図である。 図12に示す状態から、工作物把持装置が工作物を解放した状態を説明する図である。 外形が円錐台状の工作物を把持した状態の例を説明する図である。 外形が円筒状の工作物を把持した状態の例を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。なお、図中にX軸、Y軸、Z軸が記載されている場合、各軸は互いに直交しており、Z軸方向は鉛直上方に向かう方向を示し、X軸方向とY軸方向は水平方向を示している。
●[加工ラインの例(図1)]
図1は、工作物を加工する加工ライン1の例を示している。加工ライン1には、搬送装置C1、C2、加工装置S1、S2、自走式のロボットR等が配置されている。加工装置S1、S2は、前後方向に移動するコラム90と、コラム90に対して上下方向に移動する主軸頭91と、工作物が取り付けられて鉛直軸線回りに旋回して左右方向に移動する工作物テーブル92と、を備えている。工作物テーブル92は、工作物を内径把持もしくは外径把持する図略のチャック装置を備えている。
搬送装置C1にて工作物位置W1に搬送されてきた工作物は、ロボットRによって把持されて、加工装置S1の工作物テーブル92のチャック装置にて工作物位置W2に内径把持される。例えば工作物位置W1、W2の工作物は、鋳物であり、抜き勾配が形成されており、外形が円錐台状とされている。
工作物が工作物位置W2に内径把持されると、加工装置S1の工作物テーブル92が鉛直軸線回りに180[°]旋回して工作物がコラム90の側とされ、コラム90が前方向に移動し、主軸頭91が上下方向に移動し、工作物テーブル92が左右方向に移動することによって、工作物の外周の切削加工が行なわれる。工作物の切削加工が終了すると、コラム90が後方に移動し、工作物テーブル92が鉛直軸線回りに180[°]旋回して工作物がロボットRの側となる。
例えば加工装置S1は、工作物の外周を切削する加工装置であり、円錐台状の工作物の外周を切削して円筒状にする。この場合、ロボットRは、工作物位置W1から工作物位置W2へと工作物を把持して搬送する場合では、円錐台状の外形の工作物を把持し、工作物位置W2から工作物位置W3へと工作物を把持して搬送する場合では、円筒状の外形の工作物を把持することになる。
工作物位置W2に載置された外形が円筒状の工作物は、ロボットRによって把持されて、加工装置S2の工作物位置W3へと搬送される。加工装置S2の工作物位置W3へ搬送された工作物は、加工装置S2の工作物テーブル92のチャック装置によって外径把持される。工作物が工作物位置W3に外径把持されると、加工装置S2の工作物テーブル92が鉛直軸線回りに180[°]旋回して工作物がコラム90の側とされ、コラム90が前方向に移動し、主軸頭91が上下方向に移動し、工作物テーブル92が左右方向に移動することによって、工作物の内周の切削加工が行なわれる。工作物の切削加工が終了すると、コラム90が後方に移動し、工作物テーブル92が鉛直軸線回りに180[°]旋回して工作物がロボットRの側となる。加工後の工作物は加工装置S2の工作物位置W3に配置されている。加工装置S2にて加工されて工作物位置W3に配置された工作物は、ロボットRによって把持されて、搬送装置C2の工作物位置W4に載置される。
例えば加工装置S2は、円筒状の工作物の内壁面を加工する加工装置である。この場合、ロボットRは、工作物位置W2から工作物位置W3へと工作物を把持して搬送する場合では、円筒状の外形の工作物を把持し、工作物位置W3から工作物位置W4へと工作物を把持して搬送する場合も、円筒状の外形の工作物を把持することになる。
本実施の形態にて説明する工作物把持装置70は、上記の例におけるロボットRの先端に取り付けられており、外形が円錐台状の工作物、外形が円筒状の工作物、のいずれの工作物であっても、工作物の外周面と面接触して工作物を適切に把持できる把持爪を有している。
●[ロボットRの外観(図2)]
次に図2を用いて、ロボットRの外観等について説明する。ロボットRは、左右方向に自走する6軸のロボットである。ロボットRは、案内部T1(図1参照)、支持部10、ベース部11、第1アーム部21、第2アーム部22、第3アーム部23、第1手首部24、第2手首部25、工作物把持装置70等を有している。
案内部T1(図1参照)は、加工装置S1、S2(図1参照)の前面の床面において、左右方向に延びるように立設されている。支持部10は、案内部T1(図1参照)に左右方向に移動可能に案内支持され、案内部T1の図略のラックに噛み合うピニオンと、ピニオンを回転駆動するサーボモータを有している。
ベース部11は、支持部10に対して鉛直方向のロボット旋回軸線J1回りに旋回するようになっている。そしてベース部11の先端部には、ベース部11に対してロボット旋回軸線J1に直交する方向と平行なロボット旋回軸線J2回りに旋回可能となるように第1アーム部21の一方端が接続されている。そして第1アーム部21の他方端には、第1アーム部21に対してロボット旋回軸線J2に平行なロボット旋回軸線J3回りに旋回可能となるように第2アーム部22の一方端が接続されている。
第2アーム部22の他方端には、第2アーム部22に対してロボット旋回軸線J3に直交する方向と平行なロボット旋回軸線J4回りに旋回可能となるように第3アーム部23の一方端が接続されている。そして第3アーム部23の他方端には、第3アーム部23に対してロボット旋回軸線J4に直交する方向と平行なロボット旋回軸線J5回りに旋回可能となるように第1手首部24の一方端が接続されている。
第1手首部24の他方端には、第1手首部24に対してロボット旋回軸線J5に直交する把持装置旋回軸線J6回りに旋回可能となるように第2手首部25の一方端が接続されている。そして第2手首部25の他方端の側には、工作物把持装置70が設けられている。なお、図2では、各アーム部等をそれぞれのロボット旋回軸線回り、把持装置旋回軸線回りに旋回させる旋回モータ等の記載を省略している。
工作物把持装置70は、複数の爪ユニット72と、駆動装置71と、それぞれの爪ユニット72に設けられて工作物を把持する把持爪73と、を有している。
●[工作物把持装置70の外観(図3、図4)]
次に図3及び図4を用いて、工作物把持装置70の外観等について説明する。図3に示すように、爪ユニット72は、第2手首部25の外周面に設けられており、把持対象の工作物の外周に沿った仮想円V1の周方向に沿って等間隔で配置されている。なお、本実施の形態の説明では、3つの爪ユニット72を有する工作物把持装置70にて説明する。
駆動装置71は、第2手首部25の一端に取り付けられており、圧縮エア等によって駆動されるシリンダ71Aと、3つの爪ユニット72をスライドさせる3つのスライダ71Bとを有する。シリンダ71Aのピストンの動きは、カム機構により3つのスライダ71Bに伝達されるように構成されている。そして3つのスライダ71Bにそれぞれの爪ユニット72が取り付けられ、駆動装置71は、それぞれの爪ユニット72を仮想円V1の径方向外方あるいは径方向内方に同時に移動させる。
それぞれの把持爪73は、それぞれの爪ユニット72に対して仮想円V1の接線方向に略平行な把持爪旋回軸線JU1~JU3を有して、把持爪旋回軸線JU1~JU3回りに旋回可能となるように、それぞれの爪ユニット72に支持されている。そして、それぞれの把持爪73は、仮想円V1の内径側に設けられた把持面73Mにて工作物Wを把持可能である(図4参照)。
それぞれの爪ユニット72は、図3及び図4に示すように、可動部74、アダプタ75、固定部76を有している。以降では、図3において把持爪旋回軸線JU1を有する爪ユニット72の詳細を説明し、把持爪旋回軸線JU2、JU3を有する爪ユニットは同様であるので説明を省略する。
●[可動部74、アダプタ75、固定部76の構造(図4~図9)]
可動部74は、図5に示すように、駆動装置71によって仮想円V1(図3参照)の径方向外方(図5中のF3方向)あるいは径方向内方(図5中のF2方向)に移動する。また可動部74には、図5及び図6に示すように、固定部76が設けられる。
可動部74には、図5及び図6に示すように、アダプタ75のアダプタアーム部75Fを挿通するための挿通空間74Sが形成されている。また図4~図6に示すように、アダプタアーム部75Fを挿通空間74Sに挿通した際に、可動部74においてアダプタアーム部75Fのアダプタ側基準面75Mと対向して接する位置には、可動部側基準面74Mが形成されている。また図4~図6に示すように、アダプタアーム部75Fを挿通空間74Sに挿通した際に、可動部74においてアダプタアーム部75Fに形成された位置決め凹部75Pと対向する位置には、挿通空間74S内に突出してアダプタアーム部75Fの側に付勢されたボールプランジャ74Pが設けられている。可動部側基準面74Mとアダプタ側基準面75Mにて、可動部74に対するアダプタ75の位置を位置決めする位置決め機構M3が構成されており、位置決め凹部75Pと当該位置決め凹部75Pに嵌合するボールプランジャ74Pにて、可動部74に対するアダプタ75の位置を位置決めする位置決め機構M4が構成されている。
また図6に示すように、可動部74に設けられる固定部76の位置に対してアダプタアーム部75Fの側には、挿通空間74Sに挿通されたアダプタアーム部75Fを固定部76の側に露出させる押付開口部74Kが開口されている。そして押付開口部74Kの近傍には、偏心カム76Aのカム軸を挿通するためのカム軸穴74Hが形成されている。固定部76は、図6に示すように偏心カム76Aと押付部材76Bを有しており、図6に示す押付部材76Bの長穴には、偏心カム76Aのカム軸が挿通され、当該カム軸は可動部74のカム軸穴74Hに挿通されてナット76Cにて固定され、図5に示すように固定部76が配置される。カム軸穴74Hに固定部76(偏心カム76Aと押付部材76B)が配置されると、押付部材76Bは、図6に示す押付開口部74Kに配置される。
アダプタ75のアダプタアーム部75Fは、図5及び図6に示す挿通空間74Sに挿通されると、図4に示すように、固定部76と可動部74に挟まれた状態となる。そして上述したように、アダプタアーム部75Fは、図5及び図6に示すアダプタ側基準面75Mと可動部側基準面74M、位置決め凹部75Pとボールプランジャ74P、によって可動部74に対する位置が位置決めされる(図4参照)。偏心カム76Aは偏心しているので、図4に示した状態から偏心カム76Aを時計回り方向に回転させていくと、偏心カム76Aは押付部材76Bをアダプタアーム部75Fに押し付けていき、アダプタアーム部75Fを可動部74に強固に固定する。このように、カム軸穴74Hに取り付けられたカム軸76Aと押付部材76Bにてアダプタ押付機構M5が構成されている。

また、図4及び図5に示すように、アダプタアーム部75Fには、押出付勢部材75A、押出支持部材75B、押出部材75Cを有する工作物押出機構M2が設けられている。押出部材75Cは、押出支持部材75Bによって、把持装置旋回軸線J6(図3に示すように仮想円V1の面に直交する仮想軸線に相当)に沿う方向に往復移動可能に支持されている(案内されている)。また押出部材75Cは、把持装置旋回軸線J6に沿って把持爪73に近づく方向へと、弾性部材等によって付勢された押出付勢部材75Aによって付勢されている。この付勢によって、工作物を把持していない場合では、押出部材75Cとアダプタアーム部75Fとの間には、図5に示すように、隙間ΔHが形成されている。
図7は、図5における把持爪73の周囲をVII方向から見た図である。また図8は、図5における把持爪73の周囲の拡大図であり、図9は、図8におけるIX-IX断面図である。図5及び図7~図9に示すように、アダプタアーム部75Fには、把持爪支持部75Eが固定されており、把持爪支持部75Eに対して把持爪73は、把持爪旋回軸線JU1回りに旋回可能となるように支持されている。把持爪73は、把持する工作物と対向する側に、工作物の外周面と面接触する把持面73Mを有している。把持面73Mは、図3に示すように、仮想円V1の径に対応する円弧形状とされている。また把持爪73における把持面73Mとは反対の側には、凹状とされた被支持凹部73Aが形成されている。図5及び図7~図9に示すように、被支持凹部73Aには弾性部材75Dが挿通されている。そして図7及び図9に示すように、弾性部材75Dは、把持爪支持部75Eに対して姿勢が可変となるように支持されている。そして弾性部材75Dは、図9に示すように、つば75DAにて抜けることが防止されている。
弾性部材75Dは、変形と復元が可能な弾性体で形成されており、図7に示すように、姿勢も可変とされている。このため、弾性部材75Dは、例えば、外力が印加されていない状態(工作物を把持していない状態)では、図5、図7、図9に示す位置及び形状が維持され、把持爪旋回軸線JU1回りに旋回可能に支持された把持爪73を、図5に示す所定旋回位置に維持する。また図8において実線にて示す把持爪73が所定旋回位置であり、例えば外形が円筒面の工作物に対して把持面73Mが面接触するように所定旋回位置が設定されている。つまり、把持面73Mが、把持装置旋回軸線J6(図3に示す仮想円V1の面に直交する仮想軸線)と平行となるように所定旋回位置が設定されている。把持爪73は、図8において二点鎖線にて示すように、把持爪旋回軸線JU1回りに、実線にて示す所定旋回位置から、時計回り方向及び反時計回り方向に、旋回角度θで旋回可能である。この把持爪73の旋回によって、工作物の外形が円錐台状であっても、円筒状であっても、工作物の外形に沿って把持爪73が旋回できるので、把持爪73の把持面73Mを、工作物の外周面に面接触させることができる。
●[工作物把持装置70にて、外形が円錐台状の工作物を把持する様子と、把持した工作物を解放した様子(図10~図13)]
以上に説明した構造を有する工作物把持装置70を用いて、外形が円錐台状の工作物を把持する様子と、当該工作物を解放する様子について、図10~図13を用いて説明する。
図10~図13は、図1において工作物位置W1に載置されている外形が円錐台状の工作物Wを、ロボットRの工作物把持装置70にて把持して、工作物位置W2まで搬送して工作物位置W2にて工作物Wを解放した場合の様子を示している。
図10は、工作物位置W1に載置されている工作物Wに対して、工作物把持装置70を接近させた状態であって、工作物把持装置70が工作物Wに接触する前の状態を示している。この状態では、可動部74は、径方向外方(図13に示すF3の方向)に移動されている。また、工作物把持装置70が工作物Wに接触していないので、押出部材75Cは、押出付勢部材75Aによって工作物Wの方向に付勢されており、押出部材75Cとアダプタアーム部75Fとの間には隙間ΔHが形成されている。また把持爪73も工作物Wに接触していないので、所定旋回位置に保持されている。なお、この場合の所定旋回位置は、外形が円筒状の工作物の外周面に対して、把持爪73の把持面73Mが平行となる旋回位置であり、把持面73Mが把持装置旋回軸線J6(図3に示す仮想円V1の面に直交する仮想軸線に相当)と平行となる旋回位置に設定されている。なお、図10の状態は、工作物Wの外周面と把持面73Mとの間には隙間ΔRが形成されている例を示している。
図11は、図10に示した状態から、把持装置旋回軸線J6に沿って工作物把持装置70を工作物Wの方向(図11中のF1の方向)に移動させ、工作物把持装置70を工作物Wに押し付けた状態を示している。この状態では、押出部材75C(及び押出付勢部材75Aと押出支持部材75B)が工作物Wによって工作物Wとは反対の側(F1の方向とは反対の側)に押し込まれ、図10に示す隙間ΔHが無くなる。この場合、押出部材75C(及び押出付勢部材75Aと押出支持部材75B)を工作物Wの反対の側に押し込んだ力は、押出付勢部材75Aに蓄えられている。図11に示すように、工作物Wを把持爪73にて把持する前に、仮想円V1(図3参照)の面に直交する仮想軸線(把持装置旋回軸線J6)の方向に沿って爪ユニット72を工作物Wに押し付けた際に、工作物Wとは反対の方向である被押込方向(図11に示すF1とは反対の方向)に、押出付勢部材75A、押出支持部材75B、押出部材75C(すなわち、工作物押出機構)が押し込まれる。
図12は、図11に示した状態から、駆動装置71にて可動部74を径方向内方(図12中のF2の方向)に移動させ、工作物Wを把持爪73にて把持した状態を示している。この状態では、押出付勢部材75A、押出支持部材75B、押出部材75Cは、押し込まれた状態が維持され、把持爪73の把持面73Mが、工作物Wの外周面と面接触している。また工作物Wの外形が円錐台状であるので、把持爪73は、角度θ1で傾斜した工作物Wの外周面と把持面73Mとが面接触するように、把持爪旋回軸線JU1回りに自動的に旋回する。把持爪73が旋回すると、弾性部材75Dは、被支持凹部73Aによって変形され、姿勢も変化する。この図12に示した把持状態にて、工作物Wは、図1に示す工作物位置W1から工作物位置W2へと搬送される。
図13は、図12に示した状態から、駆動装置71にて可動部74を径方向外方(図13に示すF3の方向)に移動させて、把持爪73を工作物Wから離間させ、工作物Wを解放した状態を示している。この状態では、把持爪73と工作物Wとの間には、図11と同様の隙間ΔRが形成されている。工作物Wを解放したときには、押出付勢部材75Aに蓄えられていた力が開放され、押出部材75Cが工作物Wを爪ユニット72から離間する方向(被押込方向とは反対の方向)に押し出す。また、変形及び姿勢が変えられていた弾性部材75Dが、変形から復元するとともに姿勢が戻り、把持爪73を所定旋回位置へと自動的に旋回させる。
●[外形が円錐台状の工作物を把持した状態(図14)と、外形が円筒状の工作物を把持した状態(図15)]
図15は、外形が円筒状の工作物Wを把持している状態の例を示している。例えば図1において、ロボットRが、工作物位置W3の工作物を、工作物位置W4へと搬送する際の工作物の把持状態を示している。外形が円筒状の工作物Wを把持した場合、把持爪73の所定旋回位置(把持装置旋回軸線J6と把持面73Mとが平行となる旋回位置)からの旋回の角度θ2はほとんどゼロである。従って、弾性部材75Dは変形せず、姿勢も変化しない。つまり、工作物Wを把持しているときも、工作物Wを解放したときも、把持爪73の旋回位置は、所定旋回位置に維持される。
図14は、図12における把持爪73の周囲の拡大図であり、外形が円錐台状の工作物Wを把持している状態の例を示している。外形が円錐台状の工作物Wを把持した場合、把持爪73は、工作物Wの外周面の傾斜の角度θ1に沿って、所定旋回位置(把持装置旋回軸線J6と把持面73Mとが平行となる旋回位置)から自動的に角度θ1で旋回し、把持面73Mが工作物Wの外周面に面接触する。このとき、弾性部材75Dは被支持凹部73Aによって変形され、姿勢も変化する。
つまり、外形が円錐台状の工作物Wを把持した場合、弾性部材75D(把持爪姿勢維持機構)は、被支持凹部73Aによって変形されて(姿勢も変化されて)、把持爪73の把持面73Mが接触している工作物の表面である工作物被把持面(外周面)に沿って把持爪旋回軸線JU1回りに把持爪73が旋回することを許容する。
そして、工作物Wを解放して把持爪73が工作物Wを把持していない場合では、変形から復元(姿勢も復元)した弾性部材75Dが、把持爪73の把持爪旋回軸線JU1回りの旋回位置を所定旋回位置(把持装置旋回軸線J6と把持面73Mとが平行となる旋回位置)へと自動的に戻す。
●[本願の効果]
以上に説明したように、本実施の形態にて説明した工作物把持装置70は、把持爪73が把持爪旋回軸線JU1回りに旋回可能とされているので、外形が円筒状の工作物、外形が円錐台状の工作物、のいずれであっても、工作物の外周面に把持面73Mを面接触させて、工作物を適切に把持することができる。
また、弾性部材75Dと被支持凹部73Aにて構成された把持爪姿勢維持機構M1を有することで、工作物を把持していない状態では、把持爪73の旋回位置を安定的に所定旋回位置に維持または復元し、工作物を把持した状態では、把持爪73の把持爪旋回軸線JU1(JU2、JU3)回りの旋回を適切に許容することができる。
また、押出付勢部材75A、押出支持部材75B、押出部材75Cにて構成された工作物押出機構M2を有することで、把持していた工作物を解放する際、加工装置に工作物を押し付けて密着させることができる。
また、アダプタ75のアダプタアーム部75Fのアダプタ側基準面75M及び位置決め凹部75Pと、可動部74の可動部側基準面74M及びボールプランジャ74Pと、にて構成される位置決め機構M3、M4を有することで、可動部74に対してアダプタ75を取り付けた際(または交換した際)の位置決めを、容易かつ短時間で行うことができる。さらに、位置決めしたアダプタ75を可動部74に強固に固定するために、偏心カム76Aと押付部材76Bにて構成されたアダプタ押付機構M5を有することで、偏心カム76Aを旋回させるだけで固定と解放が容易であるので、アダプタ75の取り付けまたは交換を、非常に容易に、かつ、短時間で行うことができる。
本発明の、工作物把持装置70は、本実施の形態で説明した構成、構造、形状、外観等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、把持爪姿勢維持機構M1(弾性部材75Dと被支持凹部73A)、工作物押出機構M2(押出付勢部材75Aと押出支持部材75Bと押出部材75C)、位置決め機構M3(可動部側基準面74Mとアダプタ側基準面75M)、位置決め機構M4(ボールプランジャ74Pと位置決め凹部75P)、アダプタ押付機構M5(偏心カム76Aと押付部材76B)等を省略してもよい。
また、把持爪姿勢維持機構M1(弾性部材75Dと被支持凹部73A)、工作物押出機構M2(押出付勢部材75Aと押出支持部材75Bと押出部材75C)、位置決め機構M3(可動部側基準面74Mとアダプタ側基準面75M)、位置決め機構M4(ボールプランジャ74Pと位置決め凹部75P)、アダプタ押付機構M5(偏心カム76Aと押付部材76B)の形状や構造、構成等は、本実施の形態にて説明した形状、構造、構成等に限定されるものではなく、種々の構造や構成等とすることができる。
本実施の形態の説明では、把持爪73の所定旋回位置を、把持面73Mが把持装置旋回軸線J6と平行となる位置とした例を説明したが、把持面73Mが把持装置旋回軸線J6に対して所定傾斜角度で傾斜する位置を所定旋回位置としてもよい。
1 加工ライン
10 支持部
11 ベース部
21 第1アーム部
22 第2アーム部
23 第3アーム部
24 第1手首部
25 第2手首部
70 工作物把持装置
71 駆動装置
71A シリンダ
71B スライダ
72 爪ユニット
73 把持爪
73A 被支持凹部(把持爪姿勢維持機構)
73M 把持面
74 可動部
74H カム軸穴
74K 押付開口部
74M 可動部側基準面(位置決め機構)
74P ボールプランジャ(位置決め機構)
74S 挿通空間
75 アダプタ
75A 押出付勢部材(工作物押出機構)
75B 押出支持部材(工作物押出機構)
75C 押出部材(工作物押出機構)
75D 弾性部材(把持爪姿勢維持機構)
75E 把持爪支持部
75F アダプタアーム部
75M アダプタ側基準面(位置決め機構)
75P 位置決め凹部(位置決め機構)
76 固定部
76A 偏心カム(アダプタ押付機構)
76B 押付部材(アダプタ押付機構)
C1、C2 搬送装置
J1~J5 ロボット旋回軸線
J6 把持装置旋回軸線(仮想軸線)
JU1、JU2、JU3 把持爪旋回軸線
M1 把持爪姿勢維持機構
M2 工作物押出機構
M3 位置決め機構
M4 位置決め機構
M5 アダプタ押付機構
R ロボット
S1、S2 加工装置
V1 仮想円
W 工作物
W1~W4 工作物位置
ΔH、ΔR 隙間

Claims (5)

  1. 把持対象の工作物の外周に沿った仮想円の周方向に沿って配置された複数の爪ユニットと、
    それぞれの前記爪ユニットを前記仮想円の径方向外方あるいは径方向内方に同時に移動させる駆動装置と、
    前記爪ユニットに対して前記仮想円の接線方向に略平行な把持爪旋回軸線を有して前記把持爪旋回軸線回りに旋回可能となるように前記爪ユニットに支持され、前記仮想円の内径側に設けられた把持面にて前記工作物を把持する把持爪と、
    を有し、
    前記爪ユニットには、把持爪姿勢維持機構が設けられており、
    前記把持爪姿勢維持機構は、
    変形と復元が可能な弾性部材を有しており、
    前記把持爪が前記工作物を把持していない場合では、復元した前記弾性部材によって、前記把持爪の前記把持爪旋回軸線回りの旋回位置を所定旋回位置に戻し、
    前記把持爪が前記工作物を把持している場合では、前記弾性部材が変形して、前記把持爪の前記把持面が接触している前記工作物の表面である工作物被把持面に沿って前記把持爪旋回軸線回りに前記把持爪が旋回することを許容し、
    前記爪ユニットには、工作物押出機構が設けられており、
    前記工作物押出機構は、
    前記工作物を前記把持爪にて把持する前に前記仮想円の面に直交する仮想軸線の方向に沿って前記爪ユニットを前記工作物に押し付けた際に前記工作物とは反対の方向である被押込方向に押し込まれ、
    前記把持爪にて把持している前記工作物を解放した際に前記被押込方向とは反対の方向に前記工作物を押し出す、
    工作物把持装置。
  2. 把持対象の工作物の外周に沿った仮想円の周方向に沿って配置された複数の爪ユニットと、
    それぞれの前記爪ユニットを前記仮想円の径方向外方あるいは径方向内方に同時に移動させる駆動装置と、
    前記爪ユニットに対して前記仮想円の接線方向に略平行な把持爪旋回軸線を有して前記把持爪旋回軸線回りに旋回可能となるように前記爪ユニットに支持され、前記仮想円の内径側に設けられた把持面にて前記工作物を把持する把持爪と、
    を有し、
    前記爪ユニットには、把持爪姿勢維持機構が設けられており、
    前記把持爪姿勢維持機構は、
    変形と復元が可能な弾性部材を有しており、
    前記把持爪が前記工作物を把持していない場合では、復元した前記弾性部材によって、前記把持爪の前記把持爪旋回軸線回りの旋回位置を所定旋回位置に戻し、
    前記把持爪が前記工作物を把持している場合では、前記弾性部材が変形して、前記把持爪の前記把持面が接触している前記工作物の表面である工作物被把持面に沿って前記把持爪旋回軸線回りに前記把持爪が旋回することを許容し、
    それぞれの前記爪ユニットは、
    前記駆動装置によって前記仮想円の径方向外方あるいは径方向内方に移動する可動部と、
    前記可動部と固定部に挟まれるように配置されたアダプタと、
    前記可動部に対して前記アダプタを固定する前記固定部と、
    を有し、
    前記アダプタに前記把持爪が設けられている、
    工作物把持装置。
  3. 請求項1に記載の工作物把持装置であって、
    それぞれの前記爪ユニットは、
    前記駆動装置によって前記仮想円の径方向外方あるいは径方向内方に移動する可動部と、
    前記可動部と固定部に挟まれるように配置されたアダプタと、
    前記可動部に対して前記アダプタを固定する前記固定部と、
    を有し、
    前記アダプタに前記把持爪が設けられている、
    工作物把持装置。
  4. 請求項2または3に記載の工作物把持装置であって、
    前記アダプタには、
    アダプタ側基準面と、位置決め凹部と、が設けられており、
    前記可動部には、
    前記アダプタ側基準面と対向して接する可動部側基準面と、前記位置決め凹部に嵌合するボールプランジャと、が設けられており、
    前記固定部には、
    前記可動部に対して前記アダプタを押し付けて固定するアダプタ押付機構が設けられている、
    工作物把持装置。
  5. 請求項4に記載の工作物把持装置であって、
    前記アダプタ押付機構は、偏心カムを有している、
    工作物把持装置。
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