JP7366852B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本開示の技術は、検査装置に関する。
従来、血液、体液、および糞便等の検体を自動的に検査する装置として、試薬が分注された反応容器に検体を加え、反応容器内の試薬と検体の間で生じた反応を光学的に測定する検査装置が知られている。このような検査装置においては、光学的測定が終了した反応容器内の混合液を吸引して排出するとともに、洗剤や洗浄水等の洗浄液を注入および吸引することで洗浄を行ない、反応容器を繰り返し利用している。
このため、検査装置は、排出対象の液体を反応容器から吸引する吸引ノズルおよび空になった反応容器内に洗浄液等の液体を注入する吐出ノズルを備える。吸引ノズルおよび吐出ノズルは、上下機構により、ノズル先端が反応容器の液体貯留部内に位置する下方位置と、ノズル先端が反応容器の液体貯留部内から退避した上方位置との間で、上下移動される(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2014-002099号公報 特開平08-062226号公報
吸引ノズルについて、このような検査装置では、複数の反応容器に対して同時並列的に洗浄を行うため、複数の吸引ノズルが設けられる。吸引ノズルに接続される吸引ポンプは、耐汚性およびメンテナンス性が良好であり、かつコストも低いことから、チューブポンプとすることが好ましい。
チューブポンプは、流体が通過するチューブと、チューブをしごくローラとを備えており、反応容器から吸引した廃液がチューブ内のみを通過し、ポンプの他の部分と接触しないため、耐汚性が良好である。また、チューブが汚染した際にチューブのみを簡単に交換可能であるため、メンテナンス性が良好である。また、チューブポンプは、上記のチューブおよびローラにより流体を吸引および吐出する簡単な構造であるため、コストも低い。ただし、チューブポンプは、ダイヤフラムポンプ等の他のポンプと比べて、吸引力が弱いという特性がある。
1つの吸引ポンプに複数の吸引ノズルを接続した場合、複数の反応容器の全てに液体が貯留した状態では各ノズルにかかる吸引抵抗が同程度になるため、全ての反応容器から液体を吸引することができる。しかしながら、複数の反応容器のうち一部の反応容器の液体が空になると、空の反応容器のノズルの吸引抵抗が低くなるため、空の反応容器のノズルに吸引ポンプの吸引力が集中してしまう。その結果、液体が残っている反応容器のノズルの吸引力が低下して、液体が残っている反応容器の液体を吸引できなくなるという吸引不良の問題が生じる。このような吸引不良の問題は、チューブポンプのように吸引力の低いポンプを用いた場合に顕著になる。
特許文献1および2に記載の検査装置では、いずれも、このような吸引不良の問題について、何も対策が取られていない。
本開示の技術は、複数の吸引ノズルを1つの吸引ポンプに接続し、複数の反応容器から同時並列的に吸引を行う場合に、一部の反応容器の液体が空になっても、液体が残っている反応容器の液体を吸引可能な検査装置を提供することを目的とする。
本開示の検査装置は、反応容器内の液体の吸引を行う吸引ノズルと、1つの基端部、および、基端部から分岐する複数の分岐配管部であり先端に吸引ノズルが接続される分岐配管部、を有する配管と、基端部に接続される吸引ポンプと、を備え、各分岐配管部および吸引ノズルの一部に、配管および吸引ノズルの全経路の内径の平均径よりも小さく、かつ分岐配管部および吸引ノズルの内径の中で最も小さい内径の細径部を有する。
吸引ポンプは、チューブポンプであることが好ましい。
吸引ポンプの吸引圧は、0MPaより大きく0.2MPa以下であることが好ましい。
分岐配管部の数は、3個から6個であることが好ましい。
配管の経路の内径の上限値は、0.2mm以上13mm以下であることが好ましい。
細径部の内径は、0.1mm以上2mm以下であることが好ましく、0.3mm以上0.7mm以下であることがより好ましい。
細径部の長さは、0mmより大きく150mm以下であることが好ましく、10mm以上30mm以下であることがより好ましい。
分岐配管部の内径は、1mm以上2mm以下であり、かつ、分岐配管部の長さは、1000mm以下であることが好ましい。分岐配管部の長さは、200mm以上400mm以下であることがより好ましい。
反応容器は、便潜血検査の検体溶液を貯留する容器としてもよい。
本開示の技術によれば、複数の吸引ノズルを1つの吸引ポンプに接続し、複数の反応容器から同時並列的に吸引を行う場合に、一部の反応容器の液体が空になっても、液体が残っている反応容器の液体を吸引可能な検査装置を提供することができる。
便潜血検査装置の外観図である。 検体容器の外観図であり、図2Aは容器本体とキャップを分離した状態を示す図、図2Bは容器本体にキャップを取り付けた状態を示す図をそれぞれ示す。 便潜血検査装置の概略構成図である。 反応槽および反応容器ユニットの説明図である。 測定部の概略構成図である。 ノズルユニットの斜視図である。 吐出ノズルおよび吸引ノズルの斜視図である。 吸引ノズルおよび吸引ポンプの構成図である。 従来の方式における吸引時の吸引ノズルの吸引力の状態を説明するための図であり、図9Aは吸引ノズルが挿入された全ての反応容器に液体が入っている状態、図9Bは1つの反応容器が空になった状態を示す。 吸引時の吸引ノズルの吸引力の状態を説明するための図であり、図10Aは吸引ノズルが挿入された全ての反応容器に液体が入っている状態、図10Bは1つの反応容器が空になった状態を示す。
[便潜血検査装置の構成]
以下、図面を参照して、本開示の一実施の形態である検査装置について、被検者の糞便中に血液が混ざっていないかを検査する便潜血検査装置を例に説明する。
図1に一例として示すように、便潜血検査装置1は、筐体100が下方部分のベース部101とベース部101の後方において上方に立ち上がる本体部102とを備えている。本体部102には、タッチパネル19が設けられている。タッチパネル19は、操作指示を入力するための操作画面および検査結果等を表示する表示部と、操作指示を入力する入力部として機能する。
ベース部101は、筐体100の前方に突き出している。検体容器22はベース部101にセットされる。ベース部101の上面は左右の2カ所がそれぞれ開閉可能な蓋になっており、蓋の内部には、後述する図3に示すように、検体容器設置部101aと検体容器取出部101bが設けられている。
図2に示すように、検体容器22は、検体である糞便を収容する容器本体23と、容器本体23に着脱自在に設けられたキャップ24と、を備える。容器本体23は、例えば透明または半透明である。検体容器22の内部には検体が懸濁される液体が収容されており、検体である糞便は液体内に分散された懸濁液の態様で収容される。
キャップ24には、検体である糞便を採取する採取棒24aが取り付けられている。被検者が検体を採取する際には、キャップ24を容器本体23から取り外し、採取棒24aの先端で検体である糞便の表面をなぞる等して糞便を採取棒24aに付着させる。そして、採取棒24aを容器本体23に挿入してキャップ24が閉じられる。検体容器22は、この状態で便潜血検査装置1にセットされる。
容器本体23の底面にはラミネートフィルム23aが貼付されている。便潜血検査装置1内においては、ラミネートフィルム23aを破断することにより、検体が採取される。
図3に示すように、便潜血検査装置1内には、試薬テーブル10と、反応槽11と、検体容器移送機構12と、測定部13と、洗浄機構14と、試薬分注機構15と、検体分注機構16と、制御部17と、解析部18とを備える。
検体容器22は、細長のラック21に複数個収容された状態で、検体容器設置部101aにセットされる。検体容器移送機構12は、検体容器設置部101a内に設けられており、検体容器22を収容する複数のラック21は、検体容器移送機構12上に設置される。検体容器移送機構12は、例えば、ラック21を押し出す押し出し部を有しており、複数のラック21を1つずつ矢印Aの方向に沿って移送する。ラック21は、検体容器移送機構12によって検体容器22の配列ピッチ分ずつ矢印Aの方向に移送される。ラック21の移送が停止するごとに、検体分注機構16によってラック21の検体容器22から検体溶液が吸引される。
検体分注機構16は、水平方向に延びるアーム16aと、アーム16aの先端部分に取り付けられノズル16bと、を備える。ノズル16bは、検体容器22から検体を吸引し、吸引した検体を反応槽11内の後述する反応容器30に分注する。アーム16aは、ノズル16bが、ラック21に収容された検体容器22と反応槽11とにアクセスできるように、水平面内を回動する。また、アーム16aは、ノズル16bを、検体容器22および反応容器30に対して挿抜するために上下方向にも移動可能である。
検体容器22は、ラミネートフィルム23aが上側になるようにラック21にセットされている。検体分注時に、検体分注機構16のノズル16bがラミネートフィルム23aを突き破り、容器本体23の内部に懸濁液の形態で収容された検体が吸引される。
検体容器移送機構12により、検体が分注された分注済みの検体容器22は、順次、検体容器取出部101bに移送される。
試薬分注機構15は、試薬テーブル10の試薬容器10aから試薬を反応容器30に分注する。試薬テーブル10は、複数の試薬容器10aを保持する。
試薬分注機構15は、アーム15aと、アーム15aの先端部分に取り付けられ、試薬を分注するノズル15bと、を備える。図3に示すように、アーム15aは、検体分注機構16と同様に、ノズル15bが、試薬テーブル10内の試薬容器10aと反応槽11とにアクセスできるように、水平面内を回動する。また、アーム15aは、検体分注機構16と同様に、ノズル15bを、試薬容器10aおよび反応容器30に対して挿抜するために上下方向にも移動可能である。
図4にも示すとおり、反応槽11は、複数の反応容器30が収容される槽であり、平面形状が円形である。反応槽11内において、複数の反応容器30は、周方向に沿って一定のピッチで配列される。本例においては、反応容器30は、ホルダ31に取り付けられており、反応容器30とホルダ31とが一体化した反応容器ユニット32の形態で反応槽11にセットされる。1つのホルダ31には複数個(本例では11個)の反応容器30が取り付けられており、反応槽11には、このような反応容器ユニット32が複数個(本例では5個)収容される。
反応槽11の周囲には、測定部13、洗浄機構14、試薬分注機構15、および検体分注機構16が配置されている。反応槽11は、不図示の駆動手段によって回転する。この回転により、反応槽11内において周方向に配列された各反応容器30を、測定部13、洗浄機構14、試薬分注機構15、および検体分注機構16のそれぞれの位置に搬送する。
反応容器30は、容量が数nL~数十μL程度の容器であり、測定部13から出射された測定光の80%以上を透過する透明素材、例えば、耐熱ガラスを含むガラス、または環状オレフィンやポリスチレン等の合成樹脂が使用される。反応容器30は、上面30aに開口30bを有し、液体を収容する水平断面が四角形の液体貯留部30cが形成された四角筒形状の容器である。
洗浄機構14は、測定が終了した反応容器30を洗浄する。洗浄機構14は、ノズルユニット40と、ノズルユニット40を昇降させる昇降機構60とを備えている。昇降機構60は、ノズルユニット40の上下方向の移動をガイドするレール、ノズルユニット40と当接することにより昇降させる回転カム、および回転カムを駆動するモータなどを備えている。
図5に示すように、測定部13は、反応容器30内において試薬と検体とが反応した液体を光学的に測定するための光学系であり、発光部13aと受光部13bとを備える。発光部13aから出射された測定光MLは、反応容器30の液体貯留部30c内の液体を透過し、受光部13bによって受光される。受光部13bは、受光した測定光MLの光量信号を制御部17へ出力する。
制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などによって構成され、図2に示すように、便潜血検査装置1の各部の動作を統括的に制御する。制御部17は、タッチパネル19から入力される検査開始指示に基づいて検査を実行する。
解析部18は、例えば、CPUなどによって構成され、発光部13aの出射光量と受光部13bが受光した光量に基づく反応容器30内の液体の吸光度に基づいて、検体中の血液の有無を解析する。
図6に示すように、ノズルユニット40は、吐出ノズル44、吸引ノズル45、および乾燥ノズル46を備えており、これらはノズル保持部41によって保持されている。吐出ノズル44は、洗浄液等を注入する。吸引ノズル45は、反応容器30内の液体を吸引して排出する。乾燥ノズル46は、空気を噴射し、反応容器30内を乾燥させる。洗浄機構14は、吸引ノズル45によって反応容器30内から液体を排出した後、吐出ノズル44によって洗浄液等を反応容器30内に吐出する。そして、洗浄機構14は、注入した洗浄液を吸引ノズル45によって吸引する。洗浄機構14は洗浄液の注入と吸引という洗浄動作を複数回繰り返すことにより、反応容器30内を洗浄する。その後、洗浄機構14は、乾燥ノズル46から空気を噴射し、反応容器30内を乾燥させる。反応容器30は、洗浄機構14によって洗浄された後に、再利用される。
吐出ノズル44と吸引ノズル45は、それぞれ3本有り、ノズル保持部41には、1本の吐出ノズル44と1本の吸引ノズル45を1組としたノズルセットが、合計3組設けられている。乾燥ノズル46は、1本だけ設けられている。吐出ノズル44は、配管76を介して吐出ポンプ70に接続されている。吸引ノズル45は、配管80を介してチューブポンプ71に接続されている。乾燥ノズル46も、配管80を介してチューブポンプ71に接続されている。チューブポンプ71は、吸引ポンプおよび吐出ポンプの両方の機能を有している。チューブポンプ71は、吸引ノズル45による吸引を行う場合は吸引ポンプとして機能し、かつ、乾燥ノズル46による噴射を行う場合は吐出ポンプとして機能する。
吐出ノズル44および吸引ノズル45の1組のノズルセットは、1つの反応容器30に挿入される。乾燥ノズル46は、単独で1つの反応容器30に挿入される。3組のノズルセットと、1本の乾燥ノズル46は、反応槽11内における反応容器30の配列方向である円周方向の円弧状のラインに沿って配列されている。そのため、ノズルユニット40が下降すると、3組のノズルセットと、1本の乾燥ノズル46が、4つの反応容器30のそれぞれに向けて同時に下降する。そのため、ノズルユニット40が下降すると、3つの反応容器30には、それぞれノズルセットが1組ずつ挿入され、もう1つの4つ目の反応容器30には乾燥ノズル46が挿入される。なお、後述する図9などの図面においては、図面を簡略化するため、ノズルセットのうち吸引ノズル45のみが1つの反応容器に挿入された状態を示しており、吐出ノズル44の図示は省略している。
図7に示すように、1組の吐出ノズル44および吸引ノズル45は、スリーブ41aによって一体化されている。
吐出ノズル44は、全体として内部に流路が形成された管状部材であり、本体部44aと、本体部44aの基端側に取り付けられたジョイント44bと、を備える。吐出ノズル44のジョイント44bは、不図示の配管を介して不図示の吐出ポンプに接続されている。
吸引ノズル45も、全体として内部に流路が形成された管状部材であり、先端側から順に、絞り部45aと、絞り部45aと連通する本体部45bと、本体部45bの基端側に取り付けられたジョイント45cと、を備える。絞り部45aは、本体部45bに対して直径を絞った細径部である。吸引ノズル45のジョイント45cは、配管80を介してチューブポンプ71に接続されている。チューブポンプ71は、本開示の技術における吸引ポンプの一例である。
また、図6に示すように、乾燥ノズル46は、全体として内部に流路が形成された環状部材であり、本体部と、本体部の基端側に取り付けられたジョイントと、本体部の先端に取り付けられたノズルキャップ75と、を備える。ノズルキャップ75の先端には、空気吐出孔75a(図8参照)が形成されている。空気吐出孔75aは、本体部の流路よりも細径となっている。乾燥ノズル46のジョイントは、配管80を介してチューブポンプ71に接続されている。
1組の吐出ノズル44および吸引ノズル45が、1つの反応容器30に挿入される。乾燥ノズル46は、単独で1つの反応容器30に挿入される。そのため、ノズルユニット40が下方に移動した際に、4つの反応容器30に同時に各ノズルが挿入される。ノズルユニット40は、3つの反応容器30を同時に洗浄することが可能である。洗浄後の反応容器30は、反応槽11において乾燥ノズル46に対応する位置に順次搬送され、1つずつ乾燥される。
[吸引ノズルおよび吸引ポンプの構成]
図8に示すように、チューブポンプ71は、流体が通過するチューブ72と、チューブ72をしごくローラ73と、を備える。ローラ73は、メインローラ73aと、6つのサブローラ73bと、を備える。メインローラ73aと6つのサブローラ73bとは遊星歯車機構により連結されている。メインローラ73aには太陽歯車が形成されており、サブローラ73bには遊星歯車が形成されている。メインローラ73aの回転に合わせて、サブローラ73bが自転しつつ公転する。
チューブ72は、筐体に形成された側壁71aとサブローラ73bとに挟まれている。チューブポンプ71は、チューブ72をローラ73の回転によりしごくことにより、チューブ72の内部の流体を移動させる。チューブ72の一端は配管80に接続され、他端は廃液タンク74に接続される。
ローラ73を、チューブ72の廃液タンク74の接続側に回転させることにより、吸引ノズル45および乾燥ノズル46から流体を吸引することができる。また、ローラ73を、チューブ72の配管80の接続側に回転させることにより、吸引ノズル45および乾燥ノズル46から空気を吐出することができる。チューブポンプ71の吸引圧は、一例として、0.1MPaである。
3つの吸引ノズル45と、1つの乾燥ノズル46は、配管80を介して、チューブポンプ71に接続される。配管80は、基端側(すなわち、チューブポンプ71に接続される側)から順に、ジョイント81と、第1配管部82と、第1分岐ジョイント83と、2本の第2配管部84と、2つの第2分岐ジョイント85と、4本の第3配管部86と、を備える。
ジョイント81は、チューブポンプ71のチューブ72と、第1配管部82と、を接続するジョイントである。第1分岐ジョイント83は、第1配管部82と、2本の第2配管部84と、を接続する分岐ジョイントである。第2分岐ジョイント85は、第2配管部84と、2本の第3配管部86と、を接続する分岐ジョイントである。
4本の第3配管部86のうち、3本の第3配管部86の先端には、吸引ノズル45が接続されている。4本の第3配管部86のうち、残りの1本の第3配管部86の先端には、乾燥ノズル46が接続されている。
本開示の技術において「基端部」とは、配管80における全ての分岐が1本に集約される部分を意味する。本例では、第1分岐ジョイント83が、配管80の基端部の一例である。
また、本開示の技術において「分岐配管部」とは、基端部の一例である第1分岐ジョイント83から分岐する複数の分岐配管部であり、かつ、先端に吸引ノズル45が接続される分岐配管部をいう。配管80においては、先端に吸引ノズル45が接続された第3配管部86が分岐配管部の一例である。
また、本開示の技術において「配管」とは、吸引ノズル45と吸引ポンプ(本例ではチューブポンプ71)とを接続する配管を意味する。
便潜血検査装置1のチューブ72、配管80、および吸引ノズル45の各部の内径および長さを、表1に示す。
便潜血検査装置1は、各分岐配管部(本例では第3配管部86)および吸引ノズル45の一部に、配管80および吸引ノズル45の全経路の内径の平均径よりも小さく、かつ分岐配管部(本例では第3配管部86)および吸引ノズル45の内径の中で最も小さい内径の細径部を有する。
配管80および吸引ノズル45の全経路の内径の平均径は、表1に数値に基づいて計算すると、下記式の通り1.53mmである。
(2.38+2.38+1.59+0.82+0.5)/5=1.53
平均径1.53mmよりも小さく、かつ分岐配管部(本例では第3配管部86)および吸引ノズル45の内径の中で最も小さい内径は、吸引ノズル45の絞り部45aである。本例では、内径0.5mmの絞り部45aが細径部に該当する。
4本の第3配管部86のうち、1本の第3配管部86の先端には、乾燥ノズル46が接続されている。乾燥ノズル46の先端には、ノズルキャップ75が取り付けられている。ノズルキャップ75の空気吐出孔75aの内径は、絞り部45aと同じく0.5mmである。
[作用効果]
本実施形態の便潜血検査装置1は、反応容器30内の液体の吸引を行う吸引ノズル45と、1つの基端部(本例では第1分岐ジョイント83)、および、基端部から分岐する複数の分岐配管部であり先端に吸引ノズル45が接続される分岐配管部(本例では第3配管部86)、を有する配管80と、基端部に接続される吸引ポンプ(本例ではチューブポンプ71)と、を備え、各分岐配管部および吸引ノズル45の一部に、配管および吸引ノズルの全経路の内径の平均径よりも小さく、かつ分岐配管部および吸引ノズルの内径の中で最も小さい内径の細径部(本例では絞り部45a)を有する。
この構成による効果を説明するために、まず細径部を設けない従来の方式について説明する。図9に示すように、従来の方式において、1つのチューブポンプ71に接続された3つの吸引ノズル145により、3つの反応容器30内の液体を同時並列的に吸引し(図9A参照)、1つの反応容器30内の液体が先に空になったとする(図9B参照)。図9中の各ノズルに重ねて表示した矢印の長さは、吸引力の大きさを示している。
液体が空になった反応容器30内の吸引ノズル145(図中、左から3番目)は、吸引する液体がなくなるため、吸引抵抗が下がり、吸引力が大きく向上する。逆に、液体が残っている反応容器30内の吸引ノズル145は、液体が空になった反応容器30内の吸引ノズル145の吸引力が大きく向上した分、吸引力が大きく低下する。そのため、液体が残っている反応容器30内の液体を吸引できなくなるという吸引不良の問題が生じる。
これに対し、図10に示すように、本実施形態の便潜血検査装置1は、細径部(図中、絞り部45a)を有しているため、細径部を設けない従来の方式と比較して、吸引ノズル45自体の吸引抵抗が高くなる。そのため、吸引ノズル45を液体が入っている反応容器30内に入れた際の吸引ノズル45の吸引力は、従来の方式と比較して、低くなる(図10A参照)。しかしながら、図10B中の左から3番目の吸引ノズル45のように、反応容器30内の液体が空になり、吸引する液体がなくなったとしても、吸引ノズル45自体の吸引抵抗が高いため、吸引抵抗の低下が抑制される(図10B参照)。
そのため、3つの反応容器30内の液体を同時並列的に吸引し、1つの反応容器30内の液体が先に空になったとしても、従来の方式と比較して、空になった反応容器30内の吸引ノズル45の吸引力が向上しなくなる。その結果、液体が残っている反応容器30内の吸引ノズル45の吸引力の低下を抑制できるため、一部の反応容器30の液体が空になっても、液体が残っている反応容器30の液体を吸引することができる。
なお、本実施形態の便潜血検査装置1では、1つのチューブポンプ71に、3つの吸引ノズル45と、1つの乾燥ノズル46とを接続している。この場合には、乾燥ノズル46に対しても、細径部と同様の働きをするノズルキャップ75を取り付けることにより、吸引不良が抑制される。
また、本実施形態の便潜血検査装置1は、吸引ポンプとして、チューブポンプ71を用いているため、チューブポンプ71以外のポンプを用いた場合と比較して、耐汚性およびメンテナンス性が良好であり、かつコストも下げることができる。
また、吸引ポンプの一例であるチューブポンプ71の吸引圧は0.1MPaであり、0MPaより大きく0.2MPa以下である。吸引圧が0.2MPa以下と弱い吸引ポンプの場合、分岐配管部および吸引ノズル45の一部に細径部を設けることによる吸引不良の抑制効果が顕著になる。また、吸引圧が0.2MPaを超える吸引ポンプはコストが高くなるため、吸引ポンプの吸引圧を0MPaより大きく0.2MPa以下にすることにより、低コスト化にも有利になる。
また、本実施形態の便潜血検査装置1は、分岐配管部の数が3つであり、3個から6個の間に収めている。分岐配管部の数が2個の場合、同時に2つの反応容器30にしか同時に洗浄を行うことができないため、洗浄効率が悪くなる。分岐配管部の数が7個以上の場合、吸引ポンプの吸引力が分散されすぎて、吸引不良が生じるおそれがある。以上のことから、分岐配管部の数は、3個から6個とすることにより、洗浄効率を維持したまま吸引不良の問題を解消することができる。
また、本実施形態の便潜血検査装置1は、配管の経路の内径の上限値が6.0mm(本例ではチューブ72の内径)であり、0.2mm以上13mm以下に収めている。配管の経路の内径の上限値が0.2mmを下回ると、吸引ノズル45の吸引力が低下しすぎて、吸引不良が生じるおそれがある。配管の経路の内径の上限値が13mmを上回ると、内径の大きさに見合う吸引ポンプを接続する必要があるため、装置の大型化および高コスト化を招いてしまう。そのため、配管の経路の内径の上限値を0.2mm以上13mm以下とすることにより、吸引ノズル45の吸引力を維持しつつ、装置の小型化および低コスト化に有利になる。
また、本実施形態の便潜血検査装置1は、細径部の内径が0.5mmであり、0.1mm以上2mm以下に収めている。細径部の内径が0.1mmを下回ると、吸引ノズル45の吸引力が低下しすぎて、吸引不良が生じるおそれがある。細径部の内径が2mmを上回ると、吸引ノズル45の吸引力を下げる効果が弱くなり、細径部を設ける効果が弱くなる。そのため、細径部の内径を0.1mm以上2mm以下とすることにより、効果的に吸引不良の問題を解消することができる。なお、細径部の内径を0.3mm以上0.7mm以下とすれば、より良好な特性とすることができる。
また、本実施形態の便潜血検査装置1は、細径部の長さが25mmであり、0mmより大きく150mm以下に収めている。細径部の長さが150mmを上回ると、吸引ノズル45の吸引力が低下しすぎて、吸引不良が生じるおそれがある。そのため、細径部の長さを0mmより大きく150mm以下とすることにより、効果的に吸引不良の問題を解消することができる。なお、細径部の長さを10mm以上30mm以下とすれば、より良好な特性とすることができる。
また、本実施形態の便潜血検査装置1は、分岐配管部の内径が1.59mmであり、1mm以上2mm以下に収めている。かつ、分岐配管部の長さが280mmであり、1000mm以下に収めている。分岐配管部の内径および長さを上記の範囲に収めることにより、分岐配管部にも適切な吸引抵抗を発生させることができるため、細径部のみで吸引抵抗を調整する場合と比較して、効果的に吸引不良の問題を解消することができる。なお、分岐配管部の長さを200mm以上400mm以下とすれば、より良好な特性とすることができる。
また、反応容器30は、便潜血検査の検体溶液を貯留する容器である。これにより、便潜血検査を行う便潜血検査装置1に適用することが可能となる。
「変形例」
本開示の技術は、上述の実施形態と種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、吸引ポンプは、チューブポンプ71以外に、例えばダイヤフラムポンプ等、他の種類のポンプを用いてもよい。
また、上記実施形態では、吸引ポンプと吐出ポンプの両方の機能を有する1つのチューブポンプに、複数の吸引ノズル45と乾燥ノズル46とをまとめて接続していたが、吸引ノズル45と乾燥ノズル46とをそれぞれ異なるポンプに接続してもよい。
また、ノズルユニット40に、乾燥ノズル46を設けずに、吐出ノズル44および吸引ノズル45のみを設けてもよい。
また、吸引ポンプとしてチューブポンプ71を用いた場合には、チューブポンプ71のチューブ72も配管80の一部とみなして、配管80および吸引ノズル45の全経路の内径の平均径を算出する際に、チューブ72を含めて全経路の内径の平均径を算出してもよい。
また、上記実施形態では、吸引ノズル45の先端に細径部を設けたが、分岐配管部および吸引ノズル45の一部であれば、どこに設けてもよい。
以上に示した記載内容および図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、および効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、および効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容および図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容および図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
1 便潜血検査装置
10 試薬テーブル
10a 試薬容器
11 反応槽
11a 固定ピン
12 検体容器移送機構
12a 検体容器載置部
12b 検体容器取出部
13 測定部
13a 発光部
13b 受光部
14 洗浄機構
15 試薬分注機構
15a アーム
15b ノズル
16 検体分注機構
16a アーム
16b ノズル
17 制御部
18 解析部
19 タッチパネル
21 ラック
22 検体容器
23 容器本体
23a ラミネートフィルム
24 キャップ
24a 採取棒
30 反応容器
30a 上面
30b 開口
30c 液体貯留部
31 ホルダ
32 反応容器ユニット
40 ノズルユニット
41 ノズル保持部
41a スリーブ
44 吐出ノズル
44a 本体部
44b ジョイント
45 吸引ノズル
45a 絞り部
45b 本体部
45c ジョイント
46 乾燥ノズル
60 昇降機構
70 吐出ポンプ
71 チューブポンプ
71a 側壁
72 チューブ
73 ローラ
73a メインローラ
73b サブローラ
74 廃液タンク
75 ノズルキャップ
75a 空気吐出孔
76 配管
80 配管
81 ジョイント
82 第1配管部
83 第1分岐ジョイント
84 第2配管部
85 第2分岐ジョイント
86 第3配管部
100 筐体
101 ベース部
101a 検体容器設置部
101b 検体容器取出部
102 本体部
145 吸引ノズル
ML 測定光

Claims (12)

  1. 反応容器内の液体の吸引を行う吸引ノズルと、
    1つの基端部、および、前記基端部から分岐する複数の分岐配管部であり先端に前記吸引ノズルが接続される分岐配管部、を有する配管と、
    前記基端部に接続される吸引ポンプと、を備え、
    各前記分岐配管部および前記吸引ノズルの一部に、前記配管および前記吸引ノズルの全経路の内径の平均径よりも小さく、かつ前記分岐配管部および前記吸引ノズルの内径の中で最も小さい内径の細径部が、10mm以上30mm以下の長さで形成されている
    検査装置。
  2. 前記細径部は、前記吸引ノズルの先端部に形成されている
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記吸引ポンプは、チューブポンプである
    請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記吸引ポンプの吸引圧は、0MPaより大きく0.1MPa以下である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 前記分岐配管部の数は、3個から6個である
    請求項1からのいずれか1項に記載の検査装置。
  6. 前記配管の経路の内径の上限値は、0.2mm以上13mm以下である
    請求項1からのいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 前記細径部の内径は、0.1mm以上2mm以下である
    請求項1からのいずれか1項に記載の検査装置。
  8. 前記細径部の内径は、0.3mm以上0.7mm以下である
    請求項項に記載の検査装置。
  9. 前記細径部の長さは、0mmより大きく150mm以下である
    請求項1からのいずれか1項に記載の検査装置。
  10. 前記分岐配管部の内径は、1mm以上2mm以下であり、
    かつ、前記分岐配管部の長さは、1000mm以下である
    請求項1から9のいずれか1項に記載の検査装置。
  11. 前記分岐配管部の長さは、200mm以上400mm以下である
    請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記反応容器は、便潜血検査の検体溶液を貯留する容器である
    請求項1から11のいずれか1項に記載の検査装置。
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