JP7362837B1 - 方法、情報処理装置およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが所望する単位で、通信料金の見積を取得する。【解決手段】プロセッサによって実行される方法であって、通信料金のユーザによる見積要求を取得するステップと、ユーザに対する個人認証が成功した場合に、見積要求に応じて算出された、通信料金の見積金額を取得するステップであって、見積金額は、ユーザにより指定された通信サービスの利用期間と、通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出されたものである、取得するステップと、を含む、方法。【選択図】図2

Description

本開示は、方法、情報処理装置、およびシステムに関する。特に、ユーザが所望する単位でユーザの端末装置での通信を可能にする方法、情報処理装置、およびシステムに関する。
近年、移動体通信キャリアの料金プランは多様化してきており、基本使用料金の中に、無料通話料金や、データ通信料金を含むものが主流となってきている。例えば、携帯電話機などの移動体端末においては、一ヶ月の基本使用料金は○○円で、その中に無料通話□□分と、データ通信量ΔΔG分を含む、などというものである。
また、ユーザの通話開始前に、所望の料金でどれくらいの時間、相手と通話可能であるかをユーザに通知することを可能とする技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002-009982号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、発呼の前に、通話限度額内での通話可能時間をユーザが把握できるものの、ユーザが所望する単位、例えば日単位でのデータ通信料金を事前に把握することはできない。また、特許文献1のシステムでは、ユーザは、ユーザが所望する単位で通信サービスの利用はできない。
本開示の目的の一つは、ユーザが所望する単位で、通信料金の見積金額を取得することにある。
本開示の他の目的の一つは、ユーザが所望する単位でユーザの端末装置に対し通信サービスの提供を可能にすることにある。
また、通信料金の支払いは、クレジットカードで指定した銀行口座から月単位で引き落としすることが一般的である。ユーザは、移動体通信キャリアが設定した料金プランごとに決められた料金を、クレジットカードなどを使用して月単位で支払っている。一方、ネットワーク化された現在における決済では、硬貨、紙幣及び小切手等の物理的通貨に代わって、通貨を電子的に表現したデジタル通貨による送金が一般的となっている。
本発明のさらなる目的の一つは、通信料金をデジタル通貨で決済することを可能にすることにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、プロセッサによって実行される方法であって、通信料金のユーザによる見積要求を取得するステップと、前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて算出された、通信料金の見積金額を取得するステップであって、前記見積金額は、前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間と、通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出されたものである、取得するステップと、を含む、方法を提供する。
本発明の他の態様は、プロセッサによって実行される方法であって、ユーザの識別子と、ユーザ認証情報と、通信料金の見積要求との入力を受け付ける第1の画面をディスプレイに表示させるステップと、通信サービスの利用期間と、通信容量との入力を受け付ける第2の画面をディスプレイに表示させるステップと、前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記利用期間と前記通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出された通信料金の見積金額を表示する第3の画面をディスプレイに表示させるステップと、を含む、方法を提供する。
本発明の他の態様は、指示を記憶する記憶部と、プロセッサとを備える情報処理装置であって、前記プロセッサは前記記憶部に記憶された指示を実行することにより、
通信料金のユーザによる見積要求を取得するステップと、
前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて算出された、通信料金の見積金額を取得するステップであって、前記見積金額は、前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間と、通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出されたものである、
を実行する、情報処理装置を提供する。
本発明の他の態様は、第1の指示を記憶する第1の記憶部と、第1のプロセッサとを備える第1の情報処理装置と、第2の指示を記憶する第2の記憶部と、第2のプロセッサとを備える第2の情報処理装置とを備えるシステムであって、
前記第1のプロセッサは前記第1の記憶部に記憶された第1の指示を実行することにより、
ユーザによる通信料金の見積要求を取得するステップと、
前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて見積金額を算出するステップと、
前記見積金額に基づいて前記ユーザに対する請求額を算出するステップと、
前記請求額が、デジタル通貨で決済されると、前記ユーザの識別子に関連付けられたプロファイルの有効化指示をゲートウェイサーバへ送信するステップと、を備えるステップ群を実行し、
前記第2のプロセッサは前記第2の記憶部に記憶された第2の指示を実行することにより、
前記プロファイルの有効化指示に基づいて、前記ゲートウェイサーバにおいて前記プロファイルが有効化されると、通信サービスの利用を開始するステップを実行する、システムを提供する。
本開示の一実施形態による、登録システムの構成を概念的に示した図である。 本開示の一実施形態による、提供システムの構成を概念的に示した図である。 本開示の一実施形態による、顧客管理サーバのハードウェア構成を例示する図である。 本開示の一実施形態による、端末装置、認証サーバ、および顧客管理サーバの機能的構成の例を示すブロック図である。 本開示の一実施形態による、ユーザ認証情報のデータベースの構成の一例を示した図である。 本開示の一実施形態による、ユーザ管理情報のデータベースの構成の一例を示した図である。 本開示の一実施形態による、受付情報のデータベースの構成の一例を示した図である。 本開示の一実施形態による、決済情報のデータベースの構成の一例を示した図である。 本開示の一実施形態による、見積要求を受け付けてから、端末装置における通信サービスの利用を可能にするまでの一連の手順を説明するフローチャートである。 本開示の一実施形態による、ID入力受付画面を例示する。 本開示の一実施形態による、見積要求の受付画面を例示する。 本開示の一実施形態による、見積金額等の表示画面を例示する。 本開示の一実施形態による、ユーザに対し支払いを促す画面を例示する。 本開示の一実施形態による、ユーザに対し払い戻しする画面を例示する。 本開示の一実施形態による、顧客管理サーバにおける処理手順を説明するためのフローチャートである。 本開示の一実施形態による、顧客管理サーバにおける処理手順を説明するためのフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の一実施形態は、以下のような構成を備える。
〔構成1〕
プロセッサによって実行される方法であって、
通信料金のユーザによる見積要求を取得するステップ(S4、S8)と、
前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて算出された、通信料金の見積金額を取得するステップ(S8、S14)であって、前記見積金額は、前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間と、通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出されたものである、取得するステップと、
を含む、方法。
〔構成2〕
前記利用期間は、連続的に、もしくは不連続的に指定可能である、構成1に記載の方法。
〔構成3〕
前記算出された見積金額と、前記ユーザのアカウント残高とに基づいて、前記通信サービスを利用する前記ユーザに対する請求額を算出するステップ(S10)をさらに備える、構成1に記載の方法。
〔構成4〕
前記請求額に基づいて、前記ユーザに対し、1.デジタル通貨での支払い要求を行うか、2.デジタル通貨での払い戻しを行うか、3.前記支払い要求も前記払い戻しも行わないかを判定するステップ(S106)をさらに備える、構成3に記載の方法。
〔構成5〕
前記請求額が、デジタル通貨で決済されると、前記ユーザの識別子に関連付けられたプロファイルの有効化指示あるいはプロファイルの変更指示を出力するステップ(S18、S120)と、をさらに備える、構成3に記載の方法。
〔構成6〕
前記ユーザによる前記通信サービスの利用が利用条件を満たさないと判定すると、前記ユーザの識別子に関連付けられたプロファイルの無効化指示を出力するステップ(S124)と、をさらに備える、構成5に記載の方法。
〔構成7〕
前記利用条件は、前記ユーザによる前記通信サービスの利用が、前記利用期間を超えておらず、かつ前記通信容量を超えていないことである、構成6に記載の方法。
〔構成8〕
前記利用条件は、前記ユーザによる前記通信サービスの利用が、前記利用期間内に通信できるユーザの端末装置(100)の上限数を超えていないことである、構成6に記載の方法。
〔構成9〕
前記見積金額に基づいて算出された請求額が、前記ユーザのデジタル通貨アカウントのチャージ残高にある場合に、前記請求額をデジタル通貨で決済するステップ(S16、S110)と、をさらに備える、構成1から7のいずれか1項に記載の方法。
〔構成10〕
前記見積金額に基づいて算出された請求額が、前記ユーザのデジタル通貨アカウントのチャージ残高にない場合に、デジタル通貨のチャージ要求を出力するステップと、をさらに備える、構成8に記載の方法。
〔構成11〕
前記デジタル通貨での決済の完了後に、前記見積要求に関連づけられた前記ユーザの識別子に関連づけられたプロファイルの有効化がなされたことに応じて、通信サービスの利用を開始するステップ(S22)と、をさらに備える、構成9に記載の方法。
〔構成12〕
プロセッサによって実行される方法であって、
ユーザの識別子と、ユーザ認証情報と、通信料金の見積要求との入力を受け付ける第1の画面(42)をディスプレイに表示させるステップ(S2)と、
通信サービスの利用期間と、通信容量との入力を受け付ける第2の画面(42)をディスプレイに表示させるステップ(S4)と、
前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記利用期間と前記通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出された通信料金の見積金額を表示する第3の画面(43)をディスプレイに表示させるステップ(S14)と、
を含む、方法。
〔構成13〕
前記見積金額と、前記ユーザの識別子に対応づけられるアカウント残高とから算出される請求額を表示する第4の画面(44)をディスプレイに表示させるステップ(S16)をさらに含む、構成12に記載の方法。
〔構成14〕
指示を記憶する記憶部と、プロセッサとを備える情報処理装置であって、前記プロセッサは前記記憶部に記憶された指示を実行することにより、
通信料金のユーザによる見積要求を取得するステップ(S4、S10)と、
前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて算出された、通信料金の見積金額を取得するステップ(S8、S14)であって、前記見積金額は、前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間と、通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出されたものである、
を実行する、情報処理装置。
〔構成15〕
第1の指示を記憶する第1の記憶部と、第1のプロセッサとを備える第1の情報処理装置(300)と、第2の指示を記憶する第2の記憶部と、第2のプロセッサとを備える第2の情報処理装置(100)とを備えるシステムであって、
前記第1のプロセッサは前記第1の記憶部に記憶された第1の指示を実行することにより、
ユーザによる通信料金の見積要求を取得するステップ(S8)と、
前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて見積金額を算出するステップ(S8)と、
前記見積金額に基づいて前記ユーザに対する請求額を算出するステップ(S10)と、
前記請求額が、デジタル通貨で決済されると、前記ユーザの識別子に関連付けられたプロファイルの有効化指示をゲートウェイサーバ(400)へ送信するステップ(S18)と、を備えるステップ群を実行し、
前記第2のプロセッサは前記第2の記憶部に記憶された第2の指示を実行することにより、
前記プロファイルの有効化指示に基づいて、前記ゲートウェイサーバ(400)において前記プロファイルが有効化されると、通信サービスの利用を開始するステップ(S22)を実行する、システム。
〔構成16〕
前記システムは、第3の指示を記憶する第3の記憶部と、第3のプロセッサとを備える第3の情報処理装置(200)と、をさらに備え、
前記第3のプロセッサは前記第3の記憶部に記憶された第3の指示を実行することにより、
前記ユーザの識別子とユーザ認証情報の組み合わせが正しいか否かを判定するステップ(S6)と、
前記ユーザの認証結果を、前記第2の情報処理装置(100)に送信するステップ(S12)と
を実行する、構成15に記載のシステム。
[本発明の実施形態の詳細]
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は以下の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が本開示に含まれることが意図される。以下の説明では、各図面において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を繰り返さない。
図1は、本開示の事前のユーザ登録をするための登録システム10の構成を概念的に示した図である。登録システム10は、情報処理装置である端末装置100を用いて、通信ネットワーク(不図示)を介して、端末装置100が取得したユーザ情報を、情報処理装置である認証サーバ200と、情報処理装置である顧客管理サーバ300に登録するシステムである。なお、端末装置100は、インターネット等のネットワークを介して外部機器である認証サーバ200と相互に通信してもよいし、無線LAN(Wi-Fi)、またはブルートゥース(登録商標)による近距離無線通信技術等を用いて、外部機器との通信をしてもよい。
本実施形態の登録システム10は、(1)登録システム10へのユーザ情報の登録依頼と共に、ユーザ情報が端末装置100から認証サーバ200に送信され、(2)認証サーバ200は、ユーザ情報に含まれるユーザ認証情報を登録する。また、認証サーバ200は、顧客管理サーバ300に対して、ユーザ情報の登録を依頼する。(3)顧客管理サーバ300は、ユーザの識別子(ID)ごとに、ユーザ情報を登録すると、認証サーバ200へユーザ情報の登録完了通知を送信する。(4)認証サーバ200は、端末装置100へ、ユーザ情報の登録完了通知を送信する。
ユーザ情報は、ユーザ毎に一意に決定されるユーザIDと、ユーザ認証情報とを含む。ユーザ情報はさらに、ユーザの名前、生年月日、ユーザ住所、電話番号、メールアドレス、運転免許証番号、ユーザが所持する端末装置100の識別情報に関する情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。ユーザIDは、マイナンバーカード番号であってもよい。
ユーザの認証情報は、ユーザIDに関連づけられるユーザ認証情報、例えばユーザが任意に指定したパスワードを含む。認証情報は、指紋認証情報、虹彩認証情報などのユーザの生体情報を含んでもよい。
登録システム10において、認証サーバ200および顧客管理サーバ300へユーザ情報の登録が完了すると、図2に示す提供システム20において、通信料金の見積もり処理等を行うことができる。
図2は、本開示の端末装置100に対し「通信料金の見積もり」、および「通信サービスの提供」を行う提供システム20の構成を概念的に示した図である。本実施形態に係る提供システム20は、端末装置100と、認証サーバ200と、顧客管理サーバ300と、情報処理装置であるゲートウェイサーバ(GW)400と、情報処理装置であるデジタル通貨サーバ500とが、互いにネットワーク(不図示)を介して接続されている。図2の端末装置100、認証サーバ200、顧客管理サーバ300はそれぞれ図1の端末装置100、認証サーバ200、顧客管理サーバ300に対応する。通信サービスは、データ通信サービスと音声通信サービスを含むことができる。以下の例では通信サービスは、データ通信サービスであるものとする。
本実施形態の提供システム20によると、(1)端末装置100は、ユーザが所望する単位に基づく通信料金の見積要求と、ユーザ認証情報とを、認証サーバ200に送信する。(2)認証サーバ200は、ユーザに対する個人認証を行う。また、認証サーバ200は、顧客管理サーバ300に対して、受信した見積要求を通知する。(3)顧客管理サーバ300は、見積要求に基づいて、見積金額を算出する。算出された見積金額は、認証サーバ200へ送信される。(4)端末装置100は、認証サーバ200から受信した見積金額を、認証結果と共にユーザに通知する。
本実施形態の提供システム20は、図2に示す(1)から(4)の処理により、ユーザの端末装置100の認証を行い、ユーザが所望する単位に基づいて通信料金の見積もりを行うことができる。
また、本実施の形態の提供システム20によると、(5)通信料金の見積金額に基づいて、端末装置100は、通信サービスの利用に必要な額をデジタル通貨で、顧客管理サーバ300に支払いする。顧客管理サーバ300は、デジタル通貨での支払処理を受け付けすると、デジタル通貨を法定通貨へ換金することができる。(6)顧客管理サーバ300は、デジタル通貨での支払いを受け付けし、デジタル通貨での決済が完了すると、決済完了通知を端末装置100へ送信する。(7)また、顧客管理サーバ300は、ゲートウェイサーバ400へ、見積要求に関連づけられたユーザ識別子に対応する加入者プロファイルの有効化指示を行う。(8)ゲートウェイサーバ400は、顧客管理サーバ300からの加入者プロファイルの有効化指示に基づいて、加入者プロファイルの有効化をする。その後、端末装置100は、加入者プロファイルが有効化されると、通信サービスの利用を開始することができる。
本実施形態の提供システム20は、図2に示す(5)から(8)の処理により、認証が成功したユーザの端末装置100へ通信サービスを提供することができる。
なお、本開示で取り扱う利用対象のデジタル通貨は、中央銀行などが電子的な形態で発行、管理する国家が裏付けを行っている通貨である。すなわち、デジタル通貨は、法定通貨との換金が保証される通貨であり、仮想通貨のような、貨幣や紙幣の発行主体がない通貨は含まない。デジタル通貨は、電子マネーなどを含むことができる。
本開示による提供システム20において、ユーザは、通信料金を、クレジットカード会社などを介さずに、デジタル通貨で決済を完了することができる。予め任意の金額のデジタル通貨を特定の記録媒体にチャージしておくプリペイド方式を利用することで、あるいは、デジタル通貨の口座に関連づけられる銀行口座から直接引き落としすることで、ユーザは支払いが必要な時にすぐに通信料金の支払いを行うことが可能となる。
また、本開示によると、移動体通信キャリア側で、通信サービス・メニューの開発や設定作業を行う必要はない。移動体通信キャリアは、ユーザにより指定された単位に基づいて端末装置100に対し通信サービスを提供することができる。
なお、提供システム20は、図2に示す(1)から(8)の一連の処理を1セッションとして管理することができる。例えば、端末装置100は、見積要求を認証サーバ200に送信したにもかかわらず、一定期間経過後も端末装置100が見積金額を受信できない場合、端末装置100は見積要求を認証サーバ200へ再送することができる。
端末装置100は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、移動通信端末等により構成される。端末装置100は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置や、ディスプレイなどの表示装置を備えており、ユーザが入力した情報を、認証サーバ200、顧客管理サーバ300、デジタル通貨サーバ500に送信することができる。また、端末装置100は、デジタル通貨を利用できる端末であり、顧客管理サーバ300や、デジタル通貨サーバ500との間でデジタル通貨に関する各種情報を送受信することができる。端末装置100のユーザは、ユーザが所望する単位で、通信キャリアが提供する各種通信サービスを利用することができる。
認証サーバ200は、端末装置100から受信したユーザの認証情報を登録する。また、認証サーバ200は、予め登録したユーザの認証情報に基づいて、端末装置100から受信したユーザ認証情報が正しいか否かを判定する。さらに、認証サーバ200は、端末装置100からの通信料金の見積要求を顧客管理サーバ300へ送信することや、顧客管理サーバ300で算出した通信料金の見積金額を、端末装置100へ送信することができる。
顧客管理サーバ300は、端末装置100からの見積要求に対して、見積金額を算出する。また、顧客管理サーバ300は、端末装置100との間でデジタル通貨の決済を行う。さらに、顧客管理サーバ300は、ユーザIDに関連付けられる加入者プロファイルの管理(有効化/無効化/変更)をする。顧客管理サーバ300は、端末装置100が通信料金の支払いを完了したとき、ゲートウェイサーバ400に対し、加入者プロファイルの有効化指示をすることができる。あるいは、顧客管理サーバ300は、端末装置100が通信サービスの利用条件を満たさないとき、ゲートウェイサーバ400に対し、加入者プロファイルの無効化指示をすることができる。
ゲートウェイサーバ400は、端末装置100が外部のインターネットに接続するためのゲートウェイとして機能する装置である。ネットワークが4Gの場合、ゲートウェイサーバ400は、パケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(packet data network gateway,P-GW)である。P-GWの主な機能には、端末装置100に基づくパケットフィルタリング機能、端末装置100のためのインターネット・プロトコル(internet protocol,IP)アドレス割り当て機能、サービスに基づくアップリンク及びダウンリンクレートの制御などがある。ネットワークが5Gの場合、ゲートウェイサーバ400は、UPF(User Plane Function)に相当するエンティティであり、4GネットワークアーキテクチャにおけるP-GWに関連する機能を含む。
デジタル通貨サーバ500は、デジタル通貨の発行者によって直接又は他の業者等を介して管理運用されており、デジタル通貨プラットフォームを構成する。デジタル通貨サーバ500は、デジタル通貨情報を管理し、使用されたデジタル通貨が有効な通貨であることの保証を行う。デジタル通貨サーバ500は、端末装置100からの所定額の払い出し要求に対し、デジタル通貨の払い出し処理を行い、また、端末装置100からのデジタル通貨のチャージ要求に対し、デジタル通貨残高へのデジタル通貨のチャージ処理を行う。
<顧客管理サーバ300のハードウェア構成>
図3は、本開示の一実施形態による、顧客管理サーバ300(図1及び図2)のハードウェア構成を例示する図である。なお、図3は、本開示の顧客管理サーバ300を特定の構成に限定するものではない。図3に示す様々な構成要素は、組み合わされるか細分化されるか、または省略されてもよく、追加の構成要素が、特定の必要性に従って追加されてもよい。
顧客管理サーバ300は図3に示すように、プロセッサ302と、メモリ304と、ストレージ306と、通信インターフェイス(IF)308とを備える。顧客管理サーバ300が備えるこれらの構成は、通信バス314によって互いに電気的に接続される。
プロセッサ302は、顧客管理サーバ300の全体の動作を制御する。プロセッサ302は、CPU(Central Processing Unit)、およびMPU(Micro Processing Unit)等のデバイスとして実現される。プロセッサ302は、後述するストレージ306からプログラムを読み出す。そして、プロセッサ302は、それぞれ、読み出したプログラムを、後述するメモリ304へ展開する。プロセッサ302は、展開したプログラムを実行する。一例として、プロセッサ302は、顧客管理サーバ300に与えられる信号に基づいて、あるいは、予め定められた条件が成立したことに基づいて、メモリ304に展開したプログラムに含まれる一連の命令を実行する。
メモリ304は主記憶装置である。メモリ304は、プログラムおよびデータを一時的に保存する。メモリ304は、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置として実現される。一例として、メモリ304は、プロセッサ302が後述するストレージ306から読み出したプログラムおよび各種データを一時的に記憶することにより、プロセッサ302に作業領域を提供する。メモリ304には、少なくともオペレーティングシステムが格納されている。オペレーティングシステムは、顧客管理サーバ300の全体的な動作を制御するためのコンピュータプログラムである。
ストレージ306は補助記憶装置である。ストレージ306は、プログラムおよびデータを永続的に保持する。ストレージ306は、例えば、ROM(Read-Only Memory)、ハードディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置のみの装置、およびRAM(Random Access Memory)等の揮発性記録装置のみの装置、およびその両方を備える記録装置として実現される。ストレージ306には、例えば、他のコンピュータ等との通信を実現するためのプログラム等が格納される。
通信IF308は、所定の通信プロトコルに従って顧客管理サーバ300と通信可能な各種装置との間で各種データの送受信を制御する。通信IF308は、各種装置(端末装置100、認証サーバ200、ゲートウェイサーバ400など)との間の無線/有線ネットワーク上での通信をサポートする。
なお、端末装置100、認証サーバ200、ゲートウェイサーバ400、およびデジタル通貨サーバ500のハードウェア構成は基本的に顧客管理サーバ300と同様であるので、これらの説明は省略する。
図4は、本開示の一実施形態による、図1の登録システム10および、図2の提供システム20を構成する端末装置100、認証サーバ200、および顧客管理サーバ300の機能的構成の例を示すブロック図である。
<端末装置100の機能的構成>
端末装置100は、ユーザからの入力操作を受け付ける機能と、認証サーバ200、顧客管理サーバ300との情報の送受信をする機能と、アプリケーションの実行により各種処理を進行する機能とを備える。端末装置100は、主たる構成要素として、制御部130と、記憶部150とを備える。制御部130は、端末装置100に与えられる信号に基づいて、あるいは、予め定められた条件が成立したことに基づいて、記憶部150に格納されている各種アプリケーションに含まれる一連の命令を実行する。端末装置100は、プロセッサ、メモリ、ストレージ、および通信IFの協働によって、制御部130および記憶部150として機能する。
制御部130は、プログラム(不図示)の記述に応じて、操作受付部131、取得/送信部132、進行部133として機能する。制御部330は、実行されるアプリケーション(AP)の性質に応じて、図示しないその他の機能ブロックとしても機能することができる。
操作受付部131は、端末装置100のディスプレイ(不図示)に表示される各種アプリケーション画面に応じて入力される、ユーザの操作入力を受け付けする。操作受付部131は、ユーザによる認証情報等の入力を受け付ける。認証情報がパスワードの場合、端末装置100の物理ボタン、キーボード、あるいはタッチパネルなどにより入力される。認証情報が指紋認証情報の場合、端末装置100の指紋読み取りセンサにより入力される。
取得/送信部132は、ユーザによる入力を、認証サーバ200に送信する、あるいは、認証サーバ200から認証結果を受信する。また、取得/送信部132は、顧客管理サーバ300が算出した通信料金の見積金額など各種データを、認証サーバ200を介して取得する。
進行部133は、記憶部150に格納されているアプリケーションが起動されると、このアプリケーションに決められた手順に従って、端末装置100のディスプレイにユーザへの通知画面の表示等の各種処理を進行する。アプリケーションは、見積提示アプリケーション151を含む。この見積提示アプリケーション151の詳細は、後述する。
<認証サーバ200の機能的構成>
認証サーバ200は、ユーザ認証情報を登録する機能と、端末装置100から取得したユーザ認証情報に基づいて、対象となるユーザを個人認証する機能とを備える。認証サーバ200は、主たる構成要素として、制御部230と、記憶部250とを備える。制御部230は、制御部230に与えられる信号に基づいて、あるいは、予め定められた条件が成立したことに基づいて、記憶部250に格納されているアプリに含まれる一連の命令を実行する。認証サーバ200は、プロセッサ、メモリ、ストレージ、および通信IFの協働によって、制御部230および記憶部250として機能する。
制御部230は、プログラム(不図示)の記述に応じて、登録部231と、認証部232として機能する。制御部230は、実行されるアプリケーション(AP)の性質に応じて、図示しないその他の機能ブロックとしても機能することができる。
登録部231は、端末装置100から取得したユーザ情報のうち、ユーザ認証情報を記憶部250に格納する。
認証部232は、端末装置100から取得した、ユーザ認証情報(例えば、パスワード)が、記憶部250に格納されているユーザ認証情報のデータベース251の情報と比較して、正しいか否かを判定する。ユーザ認証情報が正しい場合に、つまり個人認証が成功した場合に、認証部232は、認証結果を、端末装置100へ送信する。
<顧客管理サーバ300の機能的構成>
顧客管理サーバ300は、通信料金の見積もり行う機能と、通信料金の請求額を算出する機能と、ユーザの加入者プロファイルを管理する機能とを備える。また、顧客管理サーバ300は、端末装置100との間のデジタル通貨の移転の管理をする機能や、デジタル通貨サーバ500に対しデジタル通貨を現金へ変換要求する機能を備えることができる。顧客管理サーバ300は、主たる構成要素として、制御部330と、記憶部350とを備える。制御部330は、顧客管理サーバ300に与えられる信号に基づいて、あるいは、予め定められた条件が成立したことに基づいて、記憶部350に格納されているアプリに含まれる一連の命令を実行する。顧客管理サーバ300は、プロセッサ、メモリ、ストレージ、および通信IFの協働によって、制御部330および記憶部350として機能する。
制御部330は、プログラム(不図示)の記述に応じて、見積部331、請求部332、あるいはプロファイル管理部333として機能する。制御部330は、実行されるアプリケーション(AP)の性質に応じて、図示しないその他の機能ブロックとしても機能することができる。
見積部331は、ユーザが所望する単位、具体的にはユーザにより指定された利用期間とデータ通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて、通信料金の見積金額を算出する。見積部331は、算出した見積金額を決済情報のデータベース353に格納する。
請求部332は、ユーザに対する通信料金の請求額を算出する。また、請求部332は、ユーザIDに関連付けられた、過去に支払い済みの金額のアカウント残額を確認し、ユーザに対し、支払い請求をするか、払い戻しをするか、あるいは払い戻しも支払いも不要であるかを判定することができる。例えば、請求部332は、ユーザにより指定された利用期間と通信容量とに基づいて算出された見積金額が、アカウント残高よりも多い場合、ユーザIDに対応するアカウントにデジタル通貨で払い戻しをする。
プロファイル管理部333は、加入者プロファイルの有効化指示、無効化指示、変更指示を、ゲートウェイサーバ400へ送信する。
例えば、プロファイル管理部333は、算出された請求額がデジタル通貨で支払われたことを確認すると、加入者プロファイルの有効化指示をゲートウェイサーバ400に送信する。また、プロファイル管理部333は、受付情報のデータベース352を参照して、端末装置100が通信サービスの利用条件を満たさないと判定すると、ユーザIDに対応する加入者プロファイルの無効化指示をゲートウェイサーバ400に送信することができる。
(各装置の記憶部が格納するデータ)
また、図4は、端末装置100の記憶部150に格納されるデータの例、認証サーバ200の記憶部250に格納されるデータの例、顧客管理サーバ300の記憶部350に格納されるデータの例を示す。記憶部150、250、350は、実行されるアプリケーション(AP)の性質に応じて、図示しないその他のデータを格納することができる。
端末装置100の記憶部150は、ユーザが所望する単位で、通信料金の見積金額を提示することができる見積提示アプリケーション151(以下、「見積提示アプリ」という。)を格納する。見積提示アプリ151は、認証サーバ200へ、ユーザ認証情報を送信する機能と、ユーザが所望する通信サービスの利用単位の見積要求の入力を受け付けし、この見積要求を認証サーバ200へ送信する機能と、ユーザの所望する単位に基づいて算出された通信料金の見積金額を端末装置100のディスプレイに表示する機能等を有することができる。
認証サーバ200の記憶部250は、ユーザ認証情報のデータベース251を格納する。図5は、認証サーバ200が記憶するユーザ認証情報のデータベース251の構成の一例を示した図である。ユーザ認証情報のデータベース251は、図5に示すように、ユーザを一意に識別するユーザIDと、ユーザID毎のユーザの認証情報等の項目から構成される。認証情報は、ユーザが任意に設定するパスワード、ユーザの顔認証情報、指紋認証情報、虹彩認証情報のうち少なくとも1つを備えることができる。以下では、ユーザ認証情報は、ユーザが指定したパスワードであるとする。これらの項目は、登録システム10(図1)において、ユーザによる登録申込みごとに生成され、新たなユーザ登録申込みを受け付けると、認証サーバ200によりユーザ認証情報のデータベース251に追加される。
図4に戻り、顧客管理サーバ300の記憶部350は、ユーザ管理情報のデータベース351と、受付情報のデータベース352と、決済情報のデータベース353とを格納する。
図6は、顧客管理サーバ300が記憶するユーザ管理情報のデータベース351(図4)の構成の一例を示した図である。ユーザ管理情報のデータベース351は、図6に示すように、ユーザID毎に加入者プロファイルを格納する。加入者プロファイルはユーザID毎の、ユーザ住所、電話番号、メールアドレス、ユーザが任意に設定するパスワード、および運転免許証番号等の項目から構成されている。
図7は、顧客管理サーバ300が記憶する受付情報のデータベース352(図4)の構成の一例を示した図である。受付情報のデータベース352は、図7示すように、複数のユーザからの見積要求の受付番号順に、受付日時、ユーザID、ユーザが指定した利用時間および通信容量等の項目から構成されている。
図8は、顧客管理サーバ300が記憶する決済情報のデータベース353(図4)の構成の一例を示した図である。図8に示すように、決済情報のデータベース353は、ユーザID毎に作成され、1つのユーザIDに対する、デジタル通貨での決済情報等の履歴を記録することができる。図8の例では、ユーザID:00001に関連付けられる全ての決済情報の履歴が記録される。ユーザID:00001による見積要求の受付順に、算出した見積金額、ユーザIDに対応するユーザアカウントに関連付けられるアカウント残高、見積金額及びアカウントの残額に基づいて算出される請求額、並びに決済ステータス等の項目が関連付けられる。顧客管理サーバ300は、決済情報のデータベース353を用いて、ユーザIDに対応するアカウントのアカウント残額、見積金額、および請求額等を管理することができる。
「見積金額」は、入力された利用期間と通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて算出される。見積金額の算出の詳細は後述する。
「アカウント残高」は、ユーザIDに対応するユーザアカウントに関連付けられており、見積要求を受付したときにアカウントに残っている残額である。「アカウント残高」は、ユーザが過去に通信サービス利用のために支払った金額があるときは、過去に支払った金額から利用済み分に対応する金額を減算した残りの金額となる。図8の例では、受付番号00001のアカウントの残額は「0」円である。ユーザID00001が初めて通信サービスの利用を開始するとき、ユーザIDに対応するアカウントの残額は「0」円である。一方、見積要求を受付したときに、過去に支払った支払金額の一部がアカウントに残額として残っていることもある。例えば、「アカウント残高」は、過去に契約した通信サービスの利用期間を超えていないとき、あるいは通信容量を使い果たしていないときなどに、アカウントに残る。図8の例では、受付番号00005のアカウントの残額は「800」円である。
「請求額」は、顧客管理サーバ300が、端末装置100に対して請求する額であり、アカウント残高と、見積金額とに基づいて定められる。アカウント残高が「0」のときは、見積金額がそのまま請求額となる。アカウントに残高があるときは、見積金額からアカウント残高を減算した残りが請求額となる。請求額が正のときは、不足分がユーザに対して支払い請求され、請求額が負のときは、過払い分がユーザに対して払戻しされる。
「決済ステータス」は、端末装置100と顧客管理サーバ300との間でデジタル通貨の決済が実行されたか否かのステータスを示す。顧客管理サーバ300が端末装置100へ支払い請求し、端末装置100によって請求額分の支払いがデジタル通貨でなされたことを確認すると、決済ステータスは「未」から「済」へ変更される。
図9は、提供システム20において、端末装置100からの見積要求を受け付けてから、端末装置100における通信サービスの利用を可能にするまでの一連の手順を説明するフローチャート900である。本実施形態においては、見積金額がアカウント残高よりも大きく、ユーザの端末装置100から顧客管理サーバ300へデジタル通貨での支払いが発生する場合を説明する。
まず、ステップS2において、端末装置100(操作受付部131)は、ユーザによる端末装置100に対する見積提示アプリ151(図4)の立ち上げ操作を受け付ける。
見積提示アプリ151が立ち上がると、端末装置100(進行部133)は、ステップS4において、第1画面であるID入力受付画面41を端末装置100のディスプレイに表示させる。図10AはID入力受付画面41を例示する。ID入力受付画面41は、ユーザによる、ユーザIDとパスワードの入力項目を表示する。端末装置100(操作受付部131)は、図10Aに示すID入力受付画面41を介して、ユーザによる、ユーザIDとパスワードの入力を受け付けることができる。
また、ステップS4において、端末装置100(操作受付部131)は、図10Aに示すID入力受付画面41を介して、ユーザによる、「見積に進む」アイコンの選択入力を受け付ける。次に、端末装置100(進行部133)は、第2の画面である見積要求の受付画面42を端末装置100のディスプレイに表示させる。図10Bは見積要求の受付画面42を例示する。見積要求の受付画面42は、ユーザが所望する単位(例えば、データ通信サービスの利用期間とデータ通信容量)の入力項目を表示する。端末装置100(操作受付部131)は、図10Bに示す見積要求の受付画面42を介して、ユーザによる、通信サービスの利用を希望する利用期間と通信容量の入力を受け付けることができる。
利用期間は、年単位、月単位、週単位、日単位、時分単位など、ユーザが指定する所望の時間単位で任意に指定することができる。また、利用期間は、連続的に、もしくは不連続的に指定可能である。通信容量は、ギガ単位、メガ単位など、ユーザが所望するデータ通信容量単位で任意に指定することができる。ステップS4において入力されたこれらのデータ(ユーザID、パスワード、利用期間、通信容量)は、認証サーバ200に送信される(図2の(1))。
図9に戻り、ステップS6において、認証サーバ200(認証部232)は、ユーザ認証情報のデータベース251に登録されている、ユーザIDとパスワードの組み合わせと、ステップS4において入力されたユーザIDとパスワードの組み合わせとを比較する。認証サーバ200(認証部232)は、入力されたユーザIDとパスワードの組み合わせが正しいと判定した場合、つまりユーザの個人認証が成功した場合に、顧客管理サーバ300サーバへ、見積要求と、ユーザIDと共に、ステップS4にて取得した利用期間と、通信容量とを送信する(図2の(2))。次に、処理はステップS8に進む。
なお、ステップS6において、入力されたユーザ認証情報が、記憶している認証情報と整合しない場合には、ステップS8に進まずに、認証サーバ200は、認証が失敗したことを示す認証結果を端末装置100へ送信してもよい。
ステップS8において、顧客管理サーバ300(見積部331)は、見積要求を取得すると、認証サーバ200から取得した利用期間と、通信容量と、ユーザIDとを、受付番号、受付日時とともに受付順に受付情報のデータベース352に格納する。
また、ステップS8において、顧客管理サーバ300(見積部331)は、認証サーバ200から取得した利用期間と、通信容量とに基づいて、通信料金の見積金額を算出する。顧客管理サーバ300(見積部331)は、ユーザID毎に作成された決済情報のデータベース353に、算出した見積金額を格納する。見積金額は、例えば、以下の式で算出される。
見積金額=通信容量×利用期間×単位時間料金
ここで、通信容量と、利用期間は、ステップS4において取得した通信容量と利用期間である。単位時間料金は、通信キャリア側で予め定められている。一例では、1時間で1Mbps使用した場合の単位時間料金を1円とすると、ユーザにより入力された通信容量は1Gbps、利用時間は24時間のとき、見積金額は、1000Mbps(1Gbps)×24時間×1円=24円となる。
次に、ステップS10において、顧客管理サーバ300(請求部332)は、ユーザIDに対応する決済情報のデータベース353のデータベースを参照して、アカウント残高を取得する。顧客管理サーバ300(請求部332)は、見積金額と、アカウント残高とに基づいて、見積金額からアカウント残高を減算した残りを、請求額として算出し、決済情報のデータベース353に格納する。次に、顧客管理サーバ300(請求部332)は、見積金額と、アカウント残高と、請求額とのうち少なくとも1つを、認証サーバ200へ送信する(図2の(3))。
次に、ステップS12において、認証サーバ200は、ユーザの認証結果と、顧客管理サーバ300より取得した見積金額と、アカウント残高と、請求額とのうち少なくとも1つを、端末装置100へ送信する(図2の(4))。
ステップS14において、端末装置100(進行部133)は、見積金額等を受信すると、図10Cに示す、第3画面である見積金額等を表示する画面43を端末装置100のディスプレイに表示させる。画面43は、少なくとも、ステップS8にて算出された通信料金の見積金額を表示する。端末装置100は、画面43に表示させる情報を異ならせてもよい。
見積金額に相当する金額が、アカウント残高にある場合、端末装置100は、見積金額と、ユーザIDに関連付けられるアカウント残高とを表示してもよい。一方、見積金額に相当する金額が、アカウント残高にないと判定された場合、見積金額と、アカウント残額に加えて、請求額とを画面43に表示してもよい。図10Cの例では、画面43には、見積金額2,500円、アカウント残高1,700円であり、不足額(請求額)800円が表示される。
以下の例では、見積金額に相当する金額が、アカウント残高になく、不足している場合を説明する。
画面43(図10C)において「次へ」ボタンが選択されると、ステップS16に進む。ステップS16において、端末装置100(進行部133)は、図10Dに示すユーザに対し支払いを促す第4の画面である画面44を表示する。画面44は、ユーザに対する請求額を表示する。
また、ステップS16において、端末装置100(操作受付部131)は、画面44において支払い承認の選択を受け付ける。端末装置100(進行部133)は、デジタル通貨サーバ500にアクセスし、デジタル通貨サーバ500が管理するユーザのデジタル通貨のチャージ残高を確認する。ユーザは、端末装置100を利用して、請求額に相当する金額をデジタル通貨で支払いする(図2の(5))。
請求額に相当する金額がチャージ残高にある場合、端末装置100(進行部133)は、デジタル通貨のチャージ残高から請求額をデジタル通貨で顧客管理サーバ300へ支払うことができる。
一方、端末装置100(進行部133)は、請求額に相当する額が、デジタル通貨サーバ500が管理するユーザのデジタル通貨のチャージ残高にない場合に、デジタル通貨サーバ500へデジタル通貨のチャージ要求を出力する。デジタル通貨サーバ500は、端末装置100からデジタル通貨のチャージ要求を取得すると、このチャージ要求に基づいて端末装置100のデジタル通貨アカウントにデジタル通貨の発行処理を行うことができる。端末装置100(進行部133)は、デジタル通貨がチャージされたことを確認すると、デジタル通貨のチャージ残高からデジタル通貨で請求額を顧客管理サーバ300へ支払いをする。
デジタル通貨サーバ500は、デジタル通貨を利用するユーザ毎(デジタル通貨アカウント毎)に、デジタル通貨の利用履歴、購入履歴を記録する。デジタル通貨は、ユーザが登録した銀行口座から直接発行してもよいし、デジタル通貨の入金サービスを提供する専用端末から発行してもよい。デジタル通貨が購入されると、デジタル通貨サーバ500は、デジタル通貨を利用するユーザのデジタル通貨アカウントに、デジタル通貨の購入履歴を関連付ける。
次に、ステップS18において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部333)は、端末装置100から、デジタル通貨での支払いを確認すると、つまり、ユーザのデジタル通貨アカウントにチャージされているデジタル通貨が顧客管理サーバ300へ移転したことを確認すると、ユーザIDに関連付けられるプロファイルの有効化指示をゲートウェイサーバ400へ送信する(図2の(7))。
ステップS20において、ゲートウェイサーバ400は、顧客管理サーバ300によるプロファイルの有効化指示に基づいて、ユーザIDに対応するプロファイルを有効化する。
プロファイルが有効化されると、ステップS22において、端末装置100は、ステップS4にて見積要求した所望の単位での通信サービスを利用することができる。
なお、画面42(図10B)、画面43(図10C)および画面44(図10D)にて、「キャンセル」が選択されると、見積要求の受付画面42に戻り、改めて異なる利用期間と通信容量の入力を受け付けるようにしてもよい。
また、図9に示す処理は例示的なものにすぎず、処理は追加、変更されてもよい。図9の例では、ステップS4において、見積要求を受け付けてから、ステップS6においてユーザの個人認証を行っているが、ユーザの個人認証が成功した後に、見積要求を受付してもよい。また、ステップS4においてユーザにより入力された通信サービスの利用期間と通信容量は、ユーザの個人認証が成功した場合には、認証サーバ200を介さずに、顧客管理サーバ300へ直接送信されてもよい。
図9の例では、見積金額がアカウント残高よりも大きく、ユーザから顧客管理サーバ300へ支払いが発生する場合、つまり請求額が「正」の場合を説明した。しかしながら、見積金額がアカウント残高以下の場合もある。見積金額からアカウント残高を減算して得られる請求額が「負」の場合、顧客管理サーバ300はユーザに対し払戻する必要がある。請求額が「0」の場合、ユーザは支払いも払戻も不要である。
以下では、図11を参照して、請求額が「正」、「負」、「0」となる場合の、顧客管理サーバ300における処理の手順を説明する。
図11は、見積金額を算出してから、プロファイル管理するまでの顧客管理サーバ300における処理手順を説明するためのフローチャート1100である。
まず、ステップS102において、顧客管理サーバ300(見積部331)は、ユーザにより指定された利用期間と通信容量とのうち少なくとも一方に基づいて、通信料金の見積金額を算出する(図9のステップS8に対応する)。また、見積部331は、ユーザにより指定された利用期間と通信容量とを受付情報のデータベース352(図7)に記録する。
ステップS104において、顧客管理サーバ300(請求部332)は、ユーザIDに対応するアカウント残高を取得し、見積金額からアカウント残高を減算して得られる請求額を算出する(図9のステップS10に対応する)。
ステップS106において、顧客管理サーバ300(請求部332)は、求められた請求額から、1.「支払い請求」をするか、2.「払い戻し」するか、あるいは3.「払い戻しも支払いも不要である」のいずれであるかを判定する。具体的には、請求部332は、見積金額から残額を減算した請求額が正のとき1.「支払い請求」、請求額が負のとき2.「払い戻し」、請求額が「0」のとき3.「払い戻しも支払いも不要である」と判定する。
ステップS106において、請求部332は1.「支払い請求」であると判定すると、ステップS108において、請求部332は、見積金額と、(正の)請求額と、アカウント残高とを、認証サーバ200を介して端末装置100へ送信する。
例えば、ユーザによる通信サービスの利用が初めてのとき、アカウント残高は「0円」であり、見積金額の全額が請求額となる。図8の受付番号00001においては、残額は「0円」であるので、見積金額とアカウント残高との差額は「800円」となり、見積金額の全額が請求額となる。他の例では、未利用の期間あるいはデータ通信容量に相当するアカウント残高があっても、ユーザが通信サービスの利用途中に、利用条件の変更をした結果、新たな見積金額がアカウント残高よりも多くなってしまったときは、ユーザに見積金額とアカウント残高との差額を請求額として追加で請求される。図8の受付番号00007においては、見積金額は「600円」、未利用のアカウント残額は「300円」であるので、見積金額とアカウント残高との差額の「300円」が請求額となる。
図11に戻り、ステップS110において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部333)は、端末装置100によるデジタル通貨での支払いを確認すると、決済情報のデータベース353(図8)において、決済ステータスを「未」から「済」に変更する。
ステップS120において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部333)は、決済情報のデータベース353において、決済ステータスが「済」であることを確認する。プロファイル管理部333は、決済ステータスが「済」となったユーザIDに対応する加入者プロファイルを有効化する。
一方、ステップS106において、顧客管理サーバ300(請求部332)が2.「払い戻し」であると判定すると、ステップS112に進む。ステップS112において、請求部332は、見積金額と、(負の)請求額と、アカウント残高とを、認証サーバ200を介して端末装置100へ送信する。
例えば、ユーザが通信サービスの利用途中に、利用条件の変更や、通信サービスの解約を希望することがある。このような場合、通信サービスの利用開始時に支払った通信料金に対応する利用期間や通信容量をユーザは使い切っていない。本開示によると、過去に支払った金額のうち、未利用の期間あるいは通信容量に相当する金額の一部又は全てを、払い戻しすることができる。一例では、アカウント残高が、見積金額より多いときには、ユーザに「2.払い戻し」する。図8の受付番号00005においては、残額は800円、見積金額550円であり、差額は「-250」円であるので、差額250円(請求額は-250円)分が、ユーザに払い戻しされる。
図10Eは第5の画面であるユーザに対する払い戻し画面45を例示する。払い戻し画面45は、ユーザに対する払い戻し額を表示する。端末装置100(操作受付部131)は、図10Eに示す払い戻し画面45を介して、ユーザによる、払い戻し処理の承認の入力を受け付けることができる。
図11に戻り、ステップS114において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部333)は、端末装置100から払い戻し処理の承認を受信する。プロファイル管理部333は、デジタル通貨で、ユーザIDに対応するデジタル通貨サーバ500のユーザアカウントへ請求額の払い戻し処理を行う。プロファイル管理部333は、デジタル通貨での払い戻しが行われたことを確認すると、決済情報のデータベース353(図8)において、決済ステータスを「未」から「済」に変更する。
一方、ステップS106において、請求部332が3.「払い戻しも支払いも不要である」であると判定すると、ステップS116において、請求部332は、見積金額とともに、追加の決済が不要である旨の通知を端末装置100へ送信する。
ユーザが通信サービスを既に利用しており、過去に支払い済みの金額から利用額を減算した残額が、見積金額と同額であれば、ユーザに「3.支払い請求も払い戻しもしない」。図8の受付番号00015においては、残額は600円であり、見積金額600円であるので、支払い請求も払い戻しもする必要がなく、請求額は0円となる。
図11に戻り、ステップS118において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部333)は、端末装置100から決済不要通知に対する承認を受信すると、決済情報のデータベース353(図8)において、決済ステータスを「未」から「済」に変更する。
次に、ステップS120において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部333)は、決済情報のデータベース353(図8)の決済ステータスが「済」であることを確認すると、ユーザにより指定された利用期間と通信容量とに基づいて、加入者プロファイルの有効化あるいは変更指示をする(図9のステップS20に対応する)。顧客管理サーバ300は、端末装置100の固有識別子であるIMEI(International Mobile Equipment Identifier)を利用して、1つのユーザIDに複数の端末装置100を割り当てることが可能である。1つのユーザIDに対し、決済ステータスが「済」となった複数の端末装置100があるときは、顧客管理サーバ300はこれらの複数の端末装置100に対応する加入者プロファイルを有効化あるいは変更をすることができる。また、顧客管理サーバ300は、1つのユーザIDに対して、通信サービスを利用できる端末装置100の上限数を定めることができる。
次に、ステップS122において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部333)は、端末装置100の通信サービスの利用状況を監視し、端末装置100が通信サービスの利用条件を満たすか否か判定する。利用条件を満たすとき、加入者プロファイルの状態は変更されず、端末装置100は、通信サービスの利用を継続することができる。利用条件は、端末装置100による通信サービスの利用が、ユーザにより指定された利用期間を超えておらず、かつユーザにより指定された通信容量を超えていないことである。また、利用条件は、ユーザにより指定された利用期間内に、通信サービスを利用できるユーザの端末装置100の上限数を超えていないことである。プロファイル管理部333は、ユーザが通信容量を超えてしまうとき、あるいは利用可能な利用期間を超えてしまうとき、あるいは利用期間内に利用できるユーザの端末装置100の上限数を超えてしまうときの少なくとも1つを満たすとき、ステップS124に進む。
ステップS124において、プロファイル管理部333は、ユーザIDに対応する加入者プロファイルの無効化指示をゲートウェイサーバ400へ送信する。プロファイル管理部333は、1つのユーザIDに対して、利用条件を満たさない端末装置100が複数あるときは、これら全ての端末装置100に対応する加入者プロファイルの無効化指示をゲートウェイサーバ400へ送信することができる。
なお、本実施形態では、ステップS124の加入者プロファイルを無効化するかの判断を顧客管理サーバ300で行う例を説明した。しかし、加入者プロファイルを無効化するかの判断は、ゲートウェイサーバ400で行ってもよい。例えば、ゲートウェイサーバ400は、端末装置100が利用するデータ通信容量が、支払い済みの利用可能なデータ通信容量を超えると、端末装置100に対して、加入者プロファイルを無効化してもよい。
図12は、既に契約している通信サービスを解約するときの顧客管理サーバ300における処理手順を説明するためのフローチャート1200である。
処理に先立ち、図10Aに示すID入力受付画面41において、ユーザによる「解約に進む」アイコンが選択されているものとする。解約に進むアイコンが選択されると、ユーザID、パスワードと共に、解約要求が、認証サーバ200に送信される。認証サーバ200はユーザIDとパスワードの組み合わせが正しいと判定すると、顧客管理サーバ300へユーザIDと共に、解約要求を送信する。
ステップS202において、顧客管理サーバ300は、認証サーバ200からユーザIDと、解約要求とを受信する。
ステップS204において、顧客管理サーバ300(請求部332)は、決済情報のデータベース353を参照して、ユーザIDに対応するアカウント残高を取得し、端末装置100へアカウント残高を払い戻し金額として送信する。
ステップS206において、顧客管理サーバ300(請求部332)は、端末装置100からの払い戻し承認を受信すると、端末装置100へデジタル通貨でアカウント残高を払い出しする。また、顧客管理サーバ300は、デジタル通貨での払い戻しを完了すると、決済情報のデータベース353(図8)において、決済ステータスを「未」から「済」に変更する。
ステップS208において、顧客管理サーバ300(プロファイル管理部)は、ユーザIDに対応する加入者プロファイルの無効化指示をゲートウェイサーバ400へ送信する。
[変形例1]
ユーザが指定可能な通信サービスの単位は、通信サービスの利用期間と、通信容量に限られない。ユーザが指定可能な通信サービスの単位は、通信サービスの利用期間と、通信容量に加えて、無料通話時間を含んでもよい。無料通話時間は、連続的に、もしくは不連続的に指定可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10 :登録システム
20 :提供システム
100 :端末装置
151 :見積提示アプリケーション
200 :認証サーバ
251 :ユーザ認証情報データベース
300 :顧客管理サーバ
351 :ユーザ管理情報データベース
352 :受付情報データベース
353 :決済情報データベース
400 :ゲートウェイサーバ
500 :デジタル通貨サーバ

Claims (16)

  1. プロセッサによって実行される方法であって、
    通信料金のユーザによる見積要求、並びに前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間、および通信容量のうち少なくとも一方を取得するステップと
    前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて算出された、通信料金の見積金額を取得するステップであって、前記見積金額は、前記通信サービスの利用期間と、前記通信容量とのうち前記少なくとも一方に基づいて算出されたものである、取得するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記利用期間は、連続的に、もしくは不連続的に指定可能である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記算出された見積金額と、前記ユーザのアカウント残高とに基づいて、前記通信サービスを利用する前記ユーザに対する請求額を算出するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記請求額に基づいて、前記ユーザに対し、1.デジタル通貨での支払い要求を行うか、2.デジタル通貨での払い戻しを行うか、3.前記支払い要求も前記払い戻しも行わないかを判定するステップをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記請求額が、デジタル通貨で決済されると、前記ユーザの識別子に関連付けられたプロファイルの有効化指示あるいはプロファイルの変更指示を出力するステップと、をさらに備える、請求項3に記載の方法。
  6. 前記ユーザによる前記通信サービスの利用が利用条件を満たさないと判定すると、前記ユーザの識別子に関連付けられたプロファイルの無効化指示を出力するステップと、をさらに備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記利用条件は、前記ユーザによる前記通信サービスの利用が、前記利用期間を超えておらず、かつ前記通信容量を超えていないことである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記利用条件は、前記ユーザによる前記通信サービスの利用が、前記利用期間内に通信できるユーザの端末装置の上限数を超えていないことである、請求項6に記載の方法。
  9. 前記見積金額に基づいて算出された請求額が、前記ユーザのデジタル通貨アカウントのチャージ残高にある場合に、前記請求額をデジタル通貨で決済するステップと、をさらに備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記見積金額に基づいて算出された請求額が、前記ユーザのデジタル通貨アカウントのチャージ残高にない場合に、デジタル通貨のチャージ要求を出力するステップと、をさらに備える、請求項8に記載の方法。
  11. 前記デジタル通貨での決済の完了後に、前記見積要求に関連づけられた前記ユーザの識別子に関連づけられたプロファイルの有効化がなされたことに応じて、通信サービスの利用を開始するステップと、をさらに備える、請求項9に記載の方法。
  12. プロセッサによって実行される方法であって、
    ユーザの識別子と、ユーザ認証情報と、通信料金の見積要求との入力を受け付ける第1の画面をディスプレイに表示させるステップと、
    前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間と、通信容量とのうち少なくとも一方の入力を受け付ける第2の画面をディスプレイに表示させるステップと、
    前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記利用期間と前記通信容量とのうち前記少なくとも一方に基づいて算出された通信料金の見積金額を表示する第3の画面をディスプレイに表示させるステップと、
    を含む、方法。
  13. 前記見積金額と、前記ユーザの識別子に対応づけられるアカウント残高とから算出される請求額を表示する第4の画面をディスプレイに表示させるステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 指示を記憶する記憶部と、プロセッサとを備える情報処理装置であって、前記プロセッサは前記記憶部に記憶された指示を実行することにより、
    通信料金のユーザによる見積要求、並びに前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間、および通信容量とのうち少なくとも一方を取得するステップと、
    前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて算出された、通信料金の見積金額を取得するステップであって、前記見積金額は、前記通信サービスの利用期間と、前記通信容量とのうち前記少なくとも一方に基づいて算出されたものである、ステップと
    を実行する、情報処理装置。
  15. 第1の指示を記憶する第1の記憶部と、第1のプロセッサとを備える第1の情報処理装置と、第2の指示を記憶する第2の記憶部と、第2のプロセッサとを備える第2の情報処理装置とを備えるシステムであって、
    前記第1のプロセッサは前記第1の記憶部に記憶された第1の指示を実行することにより、
    ユーザによる通信料金の見積要求、並びに前記ユーザにより指定された通信サービスの利用期間、および通信容量とのうち少なくとも一方を取得するステップと、
    前記ユーザに対する個人認証が成功した場合に、前記見積要求に応じて見積金額を算出するステップであって、前記見積金額は、前記通信サービスの利用期間と、前記通信容量とのうち前記少なくとも一方に基づいて算出される、ステップと、
    前記見積金額に基づいて前記ユーザに対する請求額を算出するステップと、
    前記請求額が、デジタル通貨で決済されると、前記ユーザの識別子に関連付けられたプロファイルの有効化指示をゲートウェイサーバへ送信するステップと、を備えるステップ群を実行し、
    前記第2のプロセッサは前記第2の記憶部に記憶された第2の指示を実行することにより、
    前記プロファイルの有効化指示に基づいて、前記ゲートウェイサーバにおいて前記プロファイルが有効化されると、通信サービスの利用を開始するステップを実行する、システム。
  16. 前記システムは、第3の指示を記憶する第3の記憶部と、第3のプロセッサとを備える第3の情報処理装置と、をさらに備え、
    前記第3のプロセッサは前記第3の記憶部に記憶された第3の指示を実行することにより、
    前記ユーザの識別子とユーザ認証情報の組み合わせが正しいか否かを判定するステップと、
    前記ユーザの認証結果を、前記第2の情報処理装置に送信するステップと
    を実行する、請求項15に記載のシステム。
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