JP7360812B2 - シート支持装置およびシート支持方法 - Google Patents
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Description
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
なお、本実施形態の場合、シート支持手段10は、被着体WKを介して接着シート基材ABを支持する構成となっている。
支持テーブル12の上面には、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段(保持手段)によって吸着保持が可能とされた内側支持面12Aと、当該内側支持面12Aの外周に凹溝12Bを隔てて形成された外側支持面12Cとが形成されている。なお、凹溝12Bは、上方から見下した平面視において円環形状とされている。
当接部材21は、外周面が当接部21Aとされた平面視円環形状の部材からなり、当該当接部21Aに形成された第1当接面21A1と第2当接面21A2とで複数の当接面が形成され、凹溝12B内に配置されている。
当接検知手段22は、導体22Aを介して第1当接面21A1と導通し、導体22Bを介して第2当接面21A2と導通し、導体22Cを介して切断刃CMと導通することで、第1、第2当接面21A1、21A2と切断刃CMとの電気的な導通を検知する電気導通センサとなっている。
なお、本実施形態では、移動手段40は、切断刃CMが取り付けられたブラケットBRを先端アーム41Aで支持し、静止しているシート支持手段10に対して切断刃CMを移動させ、接着シート基材ABを切断して接着シートASを形成する構成となっている。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EA1に対し、当該シート貼付装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSをセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、シート貼付手段30が回動モータ35Aを駆動し、原反RSを繰り出して図1(A)中実線で示すように、先頭の接着シート基材ABの繰出方向先端部が剥離板33の剥離縁33Aで所定長さ剥離されると、回動モータ35Aの駆動を停止する。
当接部21Aは、図1(D)に示すように、凹溝のない支持テーブル12の外壁12Dに設けられていてもよいし、同図および図1(I)に示すように、3つ以上の当接面21A1、21A2、21A3、21A4・・・が形成されていてもよいし、図1(E)に示すように、平面視円環形状でない凹溝12B内や、図1(F)に示すように、平面視円環形状でない支持テーブル12の外壁12Dに設けられていてもよいし、図1(G)に示すように、平面視環状の複数のスリットにおける内側支持面12A側のそれぞれの内側面によって複数の当接面21A1、21A2が形成されていてもよいし、図1(H)に示すように、スロープ状の当接面21ASを備えていてもよいし、図1(I)に示すように、様々な平面形状を備えた当接面21A1、21A2、21A3、21A4が形成されていてもよいし、複数の当接面21A1、21A2・・・とスロープ状の当接面21ASとの両方を備えていてもよい。
当接検知手段22は、カメラや投影機等の撮像手段や、光学センサや超音波センサ等の各種センサの他、圧力センサ、音感知センサ、振動感知センサ等、当接部21Aと切断刃CMとの当接を検知可能なものであれば何でもよいし、本発明のシート支持装置EAやシート貼付装置EA1に備わっていてもよいし、備わっていなくてもよい。
接着シート基材ABは、剥離シートRLが仮着されていなくてもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよい。
10…シート支持手段
20…切断補助手段
21A…当接部
21A1…第1当接面
21A2…第2当接面
21AS…スロープ状の当接面
22…当接検知手段
AB…接着シート基材
AS…接着シート
CM…切断刃(切断部材)
CM1…貫通部
Claims (5)
- 接着シート基材と切断部材とを相対移動させ、当該接着シート基材を切断して所定形状の接着シートを形成する際、当該接着シート基材を支持するシート支持装置において、
前記接着シート基材を支持するシート支持手段と、
前記接着シート基材を貫通した前記切断部材の貫通部を支持し、前記接着シート基材と切断部材との相対移動の際、当該切断部材の動向の補助を行う切断補助手段とを備え、
前記切断補助手段は、複数種の前記接着シートの形状に対応して前記貫通部が当接する当接部を備えており、
前記当接部は、複数の当接面を有しており、かつ、前記貫通部が当接する位置が複数種の前記接着シートに対応して異なるように、前記複数の当接面が前記切断部材の貫通方向へ階段状に連なって形成されていることを特徴とするシート支持装置。 - 接着シート基材と切断部材とを相対移動させ、当該接着シート基材を切断して所定形状の接着シートを形成する際、当該接着シート基材を支持するシート支持装置において、
前記接着シート基材を支持するシート支持手段と、
前記接着シート基材を貫通した前記切断部材の貫通部を支持し、前記接着シート基材と切断部材との相対移動の際、当該切断部材の動向の補助を行う切断補助手段とを備え、
前記切断補助手段は、複数種の前記接着シートの形状に対応して前記貫通部が当接する当接部を備えており、
前記当接部は、前記貫通部が当接する位置が複数種の前記接着シートに対応して異なるように、前記切断部材の貫通方向に対して傾斜したスロープ状の当接面を有していることを特徴とするシート支持装置。 - 前記切断補助手段は、前記当接部と前記切断部材との当接を検知可能な当接検知手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート支持装置。
- 接着シート基材と切断部材とを相対移動させ、当該接着シート基材を切断して所定形状の接着シートを形成する際、当該接着シート基材を支持するシート支持方法において、
前記接着シート基材を支持するシート支持工程と、
前記接着シート基材を貫通した前記切断部材の貫通部を切断補助手段で支持し、前記接着シート基材と切断部材との相対移動の際、当該切断部材の動向の補助を行う切断補助工程とを実施し、
前記切断補助工程では、複数種の前記接着シートの形状に対応した当接部に前記貫通部を当接させるため、複数の当接面を有し、かつ、前記貫通部が当接する位置が複数種の前記接着シートに対応して異なるように、前記複数の当接面が前記切断部材の貫通方向へ階段状に連なって形成された前記当接部を用いることを特徴とするシート支持方法。 - 接着シート基材と切断部材とを相対移動させ、当該接着シート基材を切断して所定形状の接着シートを形成する際、当該接着シート基材を支持するシート支持方法において、
前記接着シート基材を支持するシート支持工程と、
前記接着シート基材を貫通した前記切断部材の貫通部を切断補助手段で支持し、前記接着シート基材と切断部材との相対移動の際、当該切断部材の動向の補助を行う切断補助工程とを実施し、
前記切断補助工程では、複数種の前記接着シートの形状に対応した当接部に前記貫通部を当接させるため、前記貫通部が当接する位置が複数種の前記接着シートに対応して異なるように、前記切断部材の貫通方向に対して傾斜したスロープ状の当接面を有した前記当接部を用いることを特徴とするシート支持方法。
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