JP7360782B2 - 情報端末装置 - Google Patents

情報端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7360782B2
JP7360782B2 JP2017227915A JP2017227915A JP7360782B2 JP 7360782 B2 JP7360782 B2 JP 7360782B2 JP 2017227915 A JP2017227915 A JP 2017227915A JP 2017227915 A JP2017227915 A JP 2017227915A JP 7360782 B2 JP7360782 B2 JP 7360782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information terminal
terminal device
switch
work
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017227915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019101459A (ja
Inventor
智也 水本
寛行 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amano Corp
Original Assignee
Amano Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amano Corp filed Critical Amano Corp
Priority to JP2017227915A priority Critical patent/JP7360782B2/ja
Publication of JP2019101459A publication Critical patent/JP2019101459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7360782B2 publication Critical patent/JP7360782B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、例えば、壁面に埋め込み設置される情報端末装置及びその設置方法に関する。
情報端末装置として、カード保有者の出勤や退勤を管理し、あるいは特別に管理された部屋等への入室を管理するために、建物や部屋のドアの近傍に設置される情報管理装置が知られている。この種の情報管理装置は、人の往来が多い場所においては通路の幅を狭めるような台座に載置されることは避けて、ドア近傍の壁面に埋め込み設置されることが多い。
例えば特許文献1には、カードリーダ全体の動作を制御する本体制御部と、送受信データの変復調を行う無線回路部と、これらを格納する筐体と、ICカードとの通信を行うための交流磁界を発生するループアンテナと、筐体を壁に取り付けるための取付け枠と、この取付け枠の前面を覆う化粧パネルと、この化粧パネルを取付け枠に固定するためのベースとを有し、ループアンテナが化粧パネルと一体的に構成された非接触ICカードリーダ装置が開示されている。
特開2007-141009号公報
例えば賃貸オフィス等において、従業員の出勤や退勤とともにドアのロック解除を制御するような情報端末装置を室外の所謂共用スペースにおける壁面に埋め込み設置する場合には、当該壁面を加工する必要がある。この場合、賃貸契約の解除後は、加工した壁面を加工前の元の状態に戻す原状回復工事が必要となるため、この種の情報端末装置の導入が躊躇われる要因になっている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、壁面への埋め込み設置が容易であり、取り外し後の壁面の原状回復作業も容易に行うことができる情報端末装置及びその設置方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報端末装置は、端末本体と、ベース部材とを具備する。
上記端末本体は、壁面に埋め込まれたスイッチボックス内の配線部材と電気的に接続可能に構成される。
上記ベース部材は、スイッチボックスに取り付け可能に構成され、上記端末本体を支持する。
上記ベース部材は、プレート部を含んでもよい。上記プレート部は、スイッチボックスに対向する第1の主面と、上記端末本体に対向する第2の主面と、上記第1の主面と上記第2の主面との間を貫通しスイッチボックス内の配線部材が挿通可能なベース開口部と、を有する。
上記端末本体は、スイッチボックス内の配線部材に電気的に接続される電気器具への給電及びその遮断を切り替えるリレー駆動部をさらに有してもよい。
上記端末本体は、情報読取部と、上記情報読取部から取得される入力情報に基づいて上記リレー駆動部を切り替えることが可能な制御部とをさらに有してもよい。
上記ベース部材は、化粧パネル部をさらに有してもよい。上記化粧パネル部は、上記プレート部に隣接して設けられ、上記端末本体の周囲に配置される。
上記化粧パネル部は、スイッチボックスに接続されるスイッチ本体が挿通可能なスイッチ開口部を有してもよい。
上記端末本体は、出退勤時刻を記録することが可能な就業管理機能を有する管理装置であってもよい。
本発明の一形態に係る情報端末装置の設置方法は、端末本体と、上記端末本体を支持するベース部材とを備えた情報端末装置の設置方法であって、
壁面に埋め込まれたスイッチボックスに上記ベース部材を固定し、
上記ベース部材に形成された開口部を介してスイッチボックス内の配線部材を端末本体に電気的に接続し、
上記端末本体を上記ベース部材に固定する。
以上述べたように、本発明によれば、壁面への埋め込み設置が容易であり、取り外し後の壁面の原状回復作業も容易に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報端末装置の設置状態を示す説明図である。 上記情報端末装置の電気ブロック図である。 上記情報端末装置の要部の分解斜視図である。 上記情報端末装置の壁面への設置方法を説明する要部の分解側面図である。 上記情報端末装置の画面表示の説明図である。 上記情報端末装置の典型的な動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る情報端末装置の壁面への設置状態を示す外観斜視図である。 上記情報端末装置の電気ブロック図である。 上記情報端末装置の要部の分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態は、本発明の好適な具体例であって、種々の好ましい技術を開示しているが、本発明の技術的範囲はこれらの態様に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る情報端末装置100の設置状態を示す説明図である。
本実施形態の情報端末装置100は、オフィス等の出入口のドア1の近傍の壁面2に設置されており、元々はその近傍用の照明装置3の切り替えスイッチの設置されていた場所に設置されている。壁面2には壁面開口2aが加工され、壁面2の内部には電灯配線4、LAN(Local Area Network)配線5、電源配線9等が通線されている。照明装置3は天井6に埋め込み設置されており、天井6には天井裏の配線メンテナンス作業等が可能なように点検口が開口していて、通常はその開口部を点検口扉7で塞いでいる。また天井裏にはルーター8などの機器が配置されている。
[情報端末装置の構成]
図2は、情報端末装置100の電気ブロック図である。図3は、情報端末装置100の要部の分解斜視図である。図4は、情報端末装置100の壁面への設置方法を説明する要部の分解側面図である。
情報端末装置100は、端末本体10と、端末本体10を支持するベース部材20とを備える(図3,4参照)。
本実施形態において端末本体10は、壁面2に埋め込まれたスイッチボックスSb内の電源配線9と電気的に接続可能に構成される。端末本体10は、後述するように、利用者の出退勤時刻を記録することが可能な就業管理機能を有する管理装置であり、所謂タイムレコーダである。
端末本体10は、操作入力部101及び表示部102を兼ねたタッチパネル103と、非接触カードリーダ/ライタ104と、これらが正面に配置された直方体形状の筐体115とを有する。
表示部102は、液晶素子及びバックライトを含むが、これに代えて有機EL(Electro Luminescence)素子等で構成されてもよい。表示部102は、現在時刻、打刻キー、照明操作のための各種キー等を表示する。
非接触カードリーダ/ライタ104は、情報読取部として機能し、利用者の保有する図示しない非接触カードから情報を読み取り、あるいは、当該非接触カードへ情報を書き込むことが可能に構成される。非接触カードリーダ/ライタ104に代えて又は加えて、磁気カードリーダ/ライタ、あるいは、指紋センサ等の生体情報読取部が採用されてもよい。
端末本体10はさらに、赤外線センサ105とスピーカ106とを有し、赤外線センサ105によって近隣への人の到来を感知し、スピーカ106で音声案内をすることが可能に構成される。赤外線センサ105は、図3に示すように筐体115の正面に配置され、スピーカ106は、筐体115の表面あるいは内部の適宜の位置に配置される。
端末本体10はさらに、通信部107、メモリ108、CPU(Central Processing Unit)109、電源部111、リレー駆動部112を有する。これらは筐体115の内部に配置され、インターフェイス110を介して電気的に接続される。
通信部107は、LAN配線4に接続されたルーター8を介して外部の機器類と情報通信を行うことができる。メモリ108はROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのストレージデバイスである。
CPU109は、メモリ108に予め記録されたプログラムを実行することで、端末本体10の各部の動作を制御する制御部として機能する。例えば、CPU109は、後述するように、非接触カードリーダ/ライタ104から読み出された入力情報(カード情報)に基づいて、カード保有者が最初の出勤者あるいは最後の退勤者である等の所定の条件を満たす場合に、リレー駆動部112を切り替えることが可能に構成される。
電源部111は、電源配線9を介して商用電源に接続される。電源部111は、商用交流電源を直流電源に変換する。
リレー駆動部112は、スイッチボックスSb内の配線部材を介して電気的に接続される電気器具への給電及びその遮断を切り替えるスイッチ部として機能する。本実施形態においてリレー駆動部112は、後述するように、CPU109からの指令を受けて、電灯配線4を介して接続される照明装置3の点灯及び消灯を切り替えることが可能に構成される。端末本体10の背面は、リレー駆動部112の少なくとも一部が突出しているが、それ以外は概ねフラットに構成されている(図4参照)。
ベース部材20は、図3及び図4に示すように、端末本体10の背面を支持し、スイッチボックスSbに取り付け可能に構成される。
スイッチボックスSbとしては、典型的には、既設のものが利用される。すなわち、スイッチボックスSbは、照明装置3の点灯及び消灯を切り替えるスイッチ部品を取り付けるためにあらかじめ壁面2の内部に埋め込まれたものである。したがって、新たにスイッチボックスSbに相当する部材を壁面2に埋め込む必要がないため、壁面2の加工が不要となる。
ベース部材20は、端末本体10よりも幅狭で端末本体10と同等の長さのプレート部21と、プレート部21の一端(図3,4において下端)に正面方向に向けて立上げ形成された台座部22とを有し、全体的に概ねL字型に形成される。ベース部材20は、例えば、金属材料あるいはプラスチック材料で構成される。ベース部材20が板状に形成されるため、情報端末装置100の薄型化が図られ、これにより情報端末装置100の壁面2からの突出量を抑えることができる。
プレート部21は、スイッチボックスSbに対向する第1の主面211と、端末本体10の背面に対向する第2の主面212と、第1の主面211と第2の主面212との間を貫通するベース開口部21aとを有する。
ベース開口部21aは、プレート部21の中央部のやや上方寄りに形成された矩形の貫通孔で構成されるが、形状はこれに限られず、円形、楕円形その他の形状であってもよい。ベース開口部21aの大きさも特に限定されず、端末本体10の背面から突出するリレー駆動部112やスイッチボックス内の各種配線部材(電灯配線4、LAN配線5、電源配線9)が挿通可能な大きさに形成される。
プレート部21にはさらに、ベース部材20をスイッチボックスSbに固定するためのネジ部材N1が挿通される複数の挿通孔h1が設けられている。ネジ挿通孔h1は、スイッチボックスSbの開口端部の上部及び下部にそれぞれ設けられたネジ孔Sh1にそれぞれ対向する位置に形成され、本実施形態では、ベース開口部21aを挟んで上下方向に対向する位置にそれぞれ設けられている。
台座部22は、端末本体10の下端部を支持することが可能に構成される。台座部22の適宜の位置には、端末本体10を台座部22に固定するネジ部材N2が挿通される挿通孔h2が設けられている。
図示せずとも、端末本体10の背面上部には、プレート部21の上端部に係合可能な適宜の形状のフック部が設けられる。これにより端末本体10をベース部材20へ安定に固定することができる。上記フック部は、プレート部21の第2の主面212側に設けられてもよい。さらに、ネジ部材N2には、通常のプラスネジでなく、特殊ドライバーでのみ回旋可能な特殊ネジが採用されてもよい。これにより、容易に端末本体10を壁面から取り外すことができなくなる。
情報端末装置100の設置手順としては、壁面2に埋め込まれたスイッチボックスSbにベース部材20を固定し、ベース開口部21aを介してスイッチボックスSb内の各種配線部材(電灯配線4、LAN配線5、電源配線9)を端末本体10に電気的に接続する。そして、端末本体10をベース部材20に固定することで、情報端末装置100が壁面2に設置される。
ベース部材20は、壁面開口部2aを被覆できる大きさのものであれば特に限定されず、本実施形態では壁面開口部2aよりも垂直方向に長手の板材で構成される。これにより、壁面開口部2aの大きさに依存せずに、所望とする大きさの端末本体10を壁面2へ設置することができる。
本実施形態において、台座部22を除くベース部材20の各部は、端末本体10の周囲から外方へ突出しない大きさに形成される。これにより、情報端末装置100を壁面2へ設置した状態において、ベース部材20の外部への露出を防ぐことができる。また、端末本体10の背面に、ベース部材20の厚みを吸収する凹部116(図3参照)を設けることで、壁面2からの端末本体10の突出量を最小限に抑えることが可能となる。
図4に示すように、情報端末装置100の壁面2への取り付け状態では、リレー駆動部112の突出部は、ベース開口部21aを通してスイッチボックスSbの内部に収容される。スイッチボックスSb内には、上側の配管Sc1から電灯配線4とLAN配線5が引き回され、下側の配管Sc2からは電源配線9が引き回されている。端末本体10をベース部材20に取付ける前に、これらの配線を端末本体10の背面部に接続しておき、前述の通り端末本体10をスイッチボックスSbに固定されたベース部材20に取付けることで、情報端末装置100を壁面2に密着させて設置することができる。なお、電源配線9は、上側の配管Sc1から引き回されてもよい。
図5は、情報端末装置100の画面表示の説明図である。
本実施形態の情報端末装置100は、上述のように、利用者の出勤、退勤等を管理する就業管理装置、即ちタイムレコーダとして構成される。表示部102には、現在時刻が表示され、表示部102下端に沿って、左から「出」、「外」、「戻」及び「退」の4つの打刻キー101aが並設され、図では「出」のみ反転表示されている。これは現在時刻が通常シフト勤務での出勤時間帯に該当するので、デフォルト設定で「出」の打刻キー101aが押下されたと同じ状態となっている。
なお、「出」は出勤、「外」は外出、「戻」は外出からの戻り、「退」は退勤の際に選択するキーであり、押下すると表示が反転して、その打刻モードに設定される。また、右上には照明キー101bが表示され、その下に設定キー101cが表示されている。これらは、通常はいずれも反転表示はされていない。設定キー101cは、就業管理端末装置としての設定を変更する画面に移行するためのキーである。照明キー101bについては後述する。
[情報端末装置の動作]
図6は、情報端末装置100の典型的な動作を説明するフローチャートである。以下の各処理では、CPU109が主体となって端末本体10の各部の動作を制御する。
ステップS1で、赤外線センサ105によって常に人体検知の有無を監視し、検知しなければNOを繰り返し、検知した場合は、YESとなってステップS2に移行し、表示部102のバックライトが点灯する。ステップS3で、操作入力部101(タッチパネル103)への操作入力の有無を監視する。
例えば、前述の「出」、「外」等の打刻キー101aが押下された場合は、ステップS4に移行して、押下された打刻モードに変更されて、ステップS3に戻る。打刻キー101aが押下されなければ、打刻モードは表示部102上で反転表示されたモードを維持している(図5の例では「出」)。
その状態で、非接触カードリーダ/ライタ104で利用者の保有するICカードを読み取ると、ステップS5がYESとなってステップS7に移行するが、読み取らない場合はNOとなってステップS6に移行して、人体検知がOFFかどうかを判断し、OFFでなければNOとなってステップS3からの動作を繰り返す。ステップS6で人体感知がOFFの場合には、YESとなってステップS14に移行して、バックライトを消灯し、処理が終了する。
ステップS7では、その時点での打刻モードに応じた打刻処理が実行される。打刻処理とは、利用者のICカードのメモリに記録されたIDを読み取って、ID毎の社員番号と紐付けて現在時刻のデータを情報端末装置100のメモリ108に記録し、さらに通信部107からLAN配線5を介して、図示しない外部のサーバ装置に当該データを送信することである。メモリ108に記録したデータはバックアップとして一定時間記録された後に順次消去される。なお、通信部107を持たないスタンドアローンの構成での利用に際しては、メモリ108に記録されたデータは別途管理者等による強制消去の操作が行われない限り、消去されない。
また、ステップS5でICカードが読み取りされず、ステップS6で人体検知がOFFでない状態で、ステップS3で前述の照明キー101bが押下された場合は、ステップS8に移行し、照明装置3のON(点灯)/OFF(消灯)の切り替え動作が実行される。照明装置3のON/OFFの切り替え動作はトグル動作であり、ON状態であればOFFに切り替えられ、OFF状態であればONに切り替えられる。切り替えが実行された後は、またステップS3に移行する。
ステップS7の打刻処理が終わるとステップS9に移行し、その時点の打刻モードが出勤であればステップS10に移行し、打刻モードが退勤の場合はステップS12に移行し、それ以外はAのルートを辿る。ステップS10では、最初の出勤者かどうかが判断される。最初の出勤者かどうかは、例えば、メモリ108に記録された利用者の出勤の打刻データが、日付が変わってから初めての打刻かどうかで判断できる。なお、日付切り替えの時間帯を設定し、例えば朝5時以後の出勤打刻を判断してもよい。また、退勤でない出勤者のデータが1であれば最初の出勤者と判断してもよい。




ステップS10で最初の出勤者であればYESとなってステップS11に移行し、照明ONの動作を出力する。これは、照明OFFであればONだが、照明がONであればONが継続される。その後、図中Aのルートを辿る。
一方、ステップS9でその時点の打刻モードが退勤であれば、ステップS12で最後の退勤者かどうかが判断される。最後の退勤者かどうかは、例えば、メモリ108に記録された利用者の出勤の打刻データに総て退勤のステータスが記録されていることで判断される。
ステップS12で最後の退勤者であればYESとなってステップS13に移行し、N分後照明OFFのタイマーセットがされた後、図中Aのルートを辿る。N分は、1分から3分程度であればよい。なお、照明OFF動作の際に人体検知ONであれば照明OFFしない、というプログラムも有効である。若しくは、人体検知OFFからN分後に照明OFF、といったプログラムであれば、退勤した利用者がその周辺で某か落し物の捜索などをしている場合に、不意に照明がOFFとなってしまうことが防止できる。
以上のように、本実施形態においては、従来の壁面埋め込みスイッチの機能を情報端末装置100に代替させたうえで、さらに打刻状態との連携やタイマーセットや人体検知状態での動作変更など、従来は単なる照明スイッチと情報端末装置の機能が個々に実行されるだけであったものが、これらを連携させることでより利便性を向上させることができる。
さらに、情報端末装置100の壁面への設置や使用中止に際しての撤去作業も容易に行うことができるとともに、退去時等の壁面埋め込みスイッチの機能のみの運用への原状回復処理も容易に行うことができる。これにより、この種の情報端末装置100の導入あるいは利用の促進を図ることができる。なお、壁面埋め込みスイッチの機能は照明用途に限らず、例えば換気扇のON/OFFスイッチ、ブラインドの開閉スイッチ等であっても良い。
<第2の実施形態>
図7は、本発明の他の実施形態に係る情報端末装置200の壁面への設置状態を示す外観斜視図である。図8は、情報端末装置200の電気ブロック図である。図9は、情報端末装置200の要部の分解斜視図である。
以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
本実施形態の情報端末装置200は、第1の実施形態と同様に、壁面2に埋め込まれたスイッチボックスSb内の配線部材(電源配線9)と電気的に接続可能に構成された端末本体30と、スイッチボックスSbに取り付け可能に構成され、端末本体30を支持するベース部材40とを備える。
端末本体30は、図8に示すように、通信部が無線通信部207で構成されていることと、リレー駆動部を有していない点で、第1の実施形態と異なる。無線通信部207は、無線でルーター8(図1参照)と電気的に接続されている。
なお、端末本体30は、無線通信部207を有していないスタンドアローン型で構成されてもよい。
ベース部材40は、例えば、金属材料あるいはプラスチック材料で構成される。ベース部材40は、端末本体30よりも幅狭で、端末本体30及びスイッチボックスSbよりも縦長の板状部材であり、図9に示すように、プレート部41と、台座部42と、化粧パネル部43とを有する。第1の実施形態と同様に、プレート部41には、ベース開口部41aと、スイッチボックスSbとの固定用のネジの挿通孔h1が設けられ、台座部42には、端末本体30との固定用のネジの挿通孔h2が設けられる。
化粧パネル部43は、プレート部41の上端部に隣接して設けられる。化粧パネル部43には、スイッチ本体60が挿通可能なスイッチ開口部43aと、スイッチボックスSbとの固定用のネジの挿通孔h1が設けられる。化粧パネル部43は、プレート部41よりも厚く形成され、端末本体30への組付け時に、端末本体30の周囲(本実施形態では端末本体30の上部)に配置される。
スイッチ本体60は、典型的には、予め壁面に取り付けられていた既存のスイッチ部品であり、金属製の取付け枠50を介してスイッチボックスSbに接続される。スイッチ本体60は、スイッチボックスSb内の電灯配線4に接続され、照明装置3の点灯及び消灯を切り替え可能に構成される。
取付け枠50は、スイッチボックスSbとベース部材40との間に配置され、ベース部材40の挿通孔h1に各々整列するネジ挿通孔50hに挿通される複数のネジ部材N1(図4参照)を介してスイッチボックスSbに固定される。
取付け枠50には、上下3段のスイッチ本体のための取り付けスペースを形成する開口部50aが設けられている。スイッチ本体60は、そのうちの最も上部の取り付けスペースに装着されており、開口部50aの中央部及び下部は、ベース開口部41aと対向している。
そして、電源配線9をスイッチボックスSbから引き出し、取付け枠50の開口部50a及びベース開口部41aを通して端末本体30の背面に接続したうえで、端末本体30をベース部材40に装着すれば、図7の状態となる。スイッチ本体60のスイッチハンドルは、化粧パネル部43の前面に突出し、スイッチを操作することが可能となる。なお、例示のスイッチハンドルはピアノハンドルタイプであるが、ワイドハンドルタイプであってもよい。
以上のように本実施形態によれば、従来の壁面埋め込み型スイッチの機能はそのままに、情報端末装置200をスイッチ本体60の取り付のための壁面開口部2aに装着することができる。
また本実施形態によれば、スイッチ本体60のための電灯配線4の配管ルートを用いて電源配線9の通線作業を容易に引き出すことができるので、配線工事も容易となる。この場合、端末本体30は既存の形状、電気構成のままであるため、ベース部材40のみ化粧パネル部43を一体化した構成であればよい。
化粧パネル部43は端末本体30の筐体115に一体的に形成したり、化粧パネル部のみ単独で端末本体あるいはベース部材に取り付けたりしてもよい。いずれにせよ、本実施形態の構成であれば、従来の情報端末装置を変更することなく、容易に壁面埋め込みスイッチとの併設が可能となる。なお、壁面埋め込みスイッチは、1つのみでなく、2連スイッチであっても、3段目の開口スペースのみから、情報端末装置の電源配線を引き出してもよい。
[変形例]
以上の実施形態では、情報端末装置は、利用者の就業管理をおこなうタイムレコーダとして構成されたが、これに限られず、例えばドアロック制御用のアクセス端末や、他のリモコン端末であってもよい。この場合においても、上述と同様に壁面設置を容易におこなうことができる。
また、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報端末装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の技術は、出退勤管理、入室管理のための情報端末装置のほか、壁面に取り付けて利用される遠隔操作端末等、あらゆる端末装置にも利用できる。
2…壁面
3…照明装置
4…電灯配線
5…LAN配線
9…電源配線
10,30…端末本体
20,40…ベース部材
21,41…プレート部
21a,41a…ベース開口部
22,42…台座部
43…化粧パネル部
43a…スイッチ開口部
60…スイッチ本体
100,200…情報端末装置
101…操作入力部
102…表示部
104…非接触カードリーダ/ライタ
105…赤外線センサ
107…通信部
112…リレー駆動部
115…筐体
207…無線通信部
Sb…スイッチボックス

Claims (8)

  1. 壁面に埋め込まれたスイッチボックス内の配線部材と電気的に接続され、前記配線部材とさらに電気的に接続される電気器具への給電及びその遮断を切り替えるリレー駆動部を有する端末本体と、
    前記スイッチボックスに取り付け可能に構成され、前記端末本体を支持するベース部材と
    を具備する情報端末装置において、
    前記端末本体は、情報読取部と操作入力部と制御部とを備え、
    前記制御部は、前記情報読取部から取得される入力情報に基づいた処理を実行するとともに、前記リレー駆動部を制御することで、最初の出勤者である場合は給電し、最後の退勤者である場合は遮断する第1の機能と、前記操作入力部に含まれるキーの押下により前記情報読取部からの前記入力情報の有無に依らず前記リレー駆動部による前記電気器具への給電及びその遮断を切り替える処理のみを実行する第2の機能とを有する
    情報端末装置。
  2. 請求項1に記載の情報端末装置であって、
    前記電気器具は、照明装置、換気扇、またはブラインドであり、
    前記第1の機能は、前記照明装置の点灯、または消灯を切り替えることが可能なスイッチの機能、前記換気扇の駆動、または停止を切り替えることが可能なスイッチの機能、または前記ブラインドの開閉を切り替えることが可能なスイッチの機能を代替することが可能である
    情報端末装置。
  3. 請求項1に記載の情報端末装置であって、さらに、
    現在時刻に基づいて、少なくとも出勤及び退勤を含む打刻モードを表示可能な表示部を有し、
    前記制御部は、最初の出勤者又は最後の退勤者かを判定する第3の機能を有し、前記表示部に前記打刻モードが出勤と表示され、かつ、前記第3の機能により前記最初の出勤者と判定された場合に給電し、前記表示部に前記打刻モードが退勤と表示され、かつ、前記第3の機能により前記最後の退勤者と判定された場合に遮断する
    情報端末装置。
  4. 請求項3に記載の情報端末装置であって、
    前記第3の機能は、前記入力情報が取得された入力時刻が日付の切り替えに基づく時間帯以降の場合、前記最初の出勤者と判定することと、前記入力情報に紐づけられる利用者を除く他の前記利用者が総て退勤している場合、前記利用者を前記最後の退勤者と判定することとを含む
    情報端末装置。
  5. 請求項1に記載の情報端末装置であって、
    前記ベース部材は、前記スイッチボックスに取り付け可能に構成されるプレート部と、前記プレート部の一端に設けられ前記端末本体の下端を支持する台座部とを有する
    情報端末装置。
  6. 請求項5に記載の情報端末装置であって、
    前記プレート部は、前記スイッチボックスに対向する第1の主面と、前記端末本体に対向する第2の主面と、前記第1の主面と前記第2の主面との間を貫通し前記スイッチボックス内の前記配線部材が挿通可能なベース開口部と、を有する
    情報端末装置。
  7. 請求項6に記載の情報端末装置であって、
    前記ベース部材は、前記プレート部に隣接して設けられ前記端末本体の周囲に配置される化粧パネル部をさらに有する
    情報端末装置。
  8. 請求項7に記載の情報端末装置であって、
    前記化粧パネル部は、前記スイッチボックスに接続されるスイッチ本体が挿通可能なスイッチ開口部を有する
    情報端末装置。
JP2017227915A 2017-11-28 2017-11-28 情報端末装置 Active JP7360782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017227915A JP7360782B2 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 情報端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017227915A JP7360782B2 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 情報端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019101459A JP2019101459A (ja) 2019-06-24
JP7360782B2 true JP7360782B2 (ja) 2023-10-13

Family

ID=66973598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017227915A Active JP7360782B2 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 情報端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7360782B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3213706B2 (ja) 1999-06-16 2001-10-02 ダイムラークライスラー・アクチエンゲゼルシヤフト 車両衝撃検出用センサ装置
JP4259794B2 (ja) 2001-12-07 2009-04-30 日本カーリット株式会社 固体電解コンデンサの製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54155086U (ja) * 1978-04-19 1979-10-27
JPS58149841U (ja) * 1982-03-31 1983-10-07 東芝ライテック株式会社 取付装置
JPH03213706A (ja) * 1990-01-16 1991-09-19 Hitachi Maxell Ltd カード読取装置の取付構造
JPH0535949A (ja) * 1991-01-23 1993-02-12 Mitsubishi Electric Corp 出退勤管理システム
JPH0535952A (ja) * 1991-01-31 1993-02-12 Alpha:Kk 入退室管理装置
JPH04259794A (ja) * 1991-02-08 1992-09-16 Mitsubishi Electric Corp 入退室管理システム
JPH1166178A (ja) * 1997-08-25 1999-03-09 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk 建物管理装置
JP5792651B2 (ja) * 2012-02-03 2015-10-14 株式会社 アトリエ・天工人 電子情報表示装置、操作用ハンドル、化粧プレート、配線装置、および負荷制御システム
JP6825934B2 (ja) * 2016-03-03 2021-02-03 ホーチキ株式会社 カードリーダー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3213706B2 (ja) 1999-06-16 2001-10-02 ダイムラークライスラー・アクチエンゲゼルシヤフト 車両衝撃検出用センサ装置
JP4259794B2 (ja) 2001-12-07 2009-04-30 日本カーリット株式会社 固体電解コンデンサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019101459A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8724331B2 (en) Intelligent wall-mounted switch module
US9146041B2 (en) Battery compartment for an HVAC controller
US6731200B2 (en) System for indicating the status of a hotel or similar room
US9978547B1 (en) Battery powered keypad assembly
AU2005214452A1 (en) Enhanced automated key selection system
CN113268024A (zh) 一种智能教室监管***和方法
TW201710872A (zh) 開關、機器控制方法、程式
US20180283100A1 (en) Retractable privacy system and method
JP7360782B2 (ja) 情報端末装置
US10379665B1 (en) Control panel assembly
JP4173808B2 (ja) 動作モードを切り替え可能な遠隔制御装置の改善
JP2005176009A (ja) 家庭内情報システム
US11941973B2 (en) Doorbell mounting and activation apparatus and method
ES2330983A1 (es) Dispositivo electrico de mando de un sistema de gestion domotica.
JP6453823B2 (ja) 平面スイッチ
US20110277946A1 (en) Method for locating a control unit for controlling an actuator for operating a window covering element
US5554833A (en) Magnetic switch tripping system
TWM542228U (zh) 可增加功能的觸控開關
ES2826564T3 (es) Control para iluminación de edificios y otras instalaciones técnicas domésticas
JP5748337B2 (ja) 盗難監視システム付き床頭台
US20120133481A1 (en) Modular Control and Indicating Panel, Its Use and a Method of Controlling Building Alarm Systems
JP6688524B1 (ja) ドア装置
CN213987631U (zh) 一种具有访客管理的蓝牙门禁控制器
JP2011164933A (ja) 入退室管理装置
JP2001154591A (ja) 電光表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211025

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20211025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220817

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220817

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220825

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220830

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20221021

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7360782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150