JP7350877B2 - 端末、基地局、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおける端末に関連するものである。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「NR」という。)の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術及びネットワークアーキテクチャの検討が行われている(例えば非特許文献1)。
3GPP TS 38.300 V15.6.0 (2019-06) 3GPP TS 38.321 V15.6.0 (2019-06)
NRでもLTEと同様のランダムアクセス手順が規定されている(非特許文献2)。更に、NRでは、低遅延化、消費電力削減等のために、2ステップで実行されるランダムアクセス手順(2ステップRACHと呼ぶ)の検討が行われている。
2ステップRACHでは、第1のステップにおいて、ユーザ端末はpreambleリソースとPUSCHリソースでMsgAを送信することが想定されている。また、MsgAのうちのデータ送信(PUSCH送信)について、周波数ホッピングを適用することが検討されている。
しかし、MsgAのPUSCH送信について、適切に周波数ホッピングを行うための具体的な技術は提案されていない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ランダムアクセス手順におけるPUSCH送信の周波数ホッピングを適切に実行することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、ランダムアクセス手順の中の周波数ホッピングを適用したPUSCH送信における第1ホップと第2ホップとの間のギャップ長を取得する制御部と、
前記第1ホップでPUSCH送信を行った後、前記ギャップ長の後に、前記第2ホップでPUSCH送信を行う送信部と
を備える端末が提供される。
開示の技術によれば、ランダムアクセス手順におけるPUSCH送信の周波数ホッピングを適切に実行することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 4ステップRACHを示す図である。 2ステップRACHを示す図である。 基本的な動作例を示す図である。 MsgA POの決定方法の例を説明するための図である。 MsgA POの周波数ホッピングの例を示す図である。 MsgA POと、通常のPUSCHリソースが配置された例を示す図である。 MsgA POと、通常のPUSCHリソースが配置された例を示す図である。 実施例1-1を説明するための図である。 実施例1-2を説明するための図である。 実施例1-2を説明するための図である。 実施例1-3を説明するための図である。 実施例1-4を説明するための図である。 実施例1-5を説明するための図である。 実施例2を説明するための図である。 実施例3を説明するための図である。 実施例4を説明するための図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ端末20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10又はユーザ端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。例えば、本発明は、2ステップRACH以外のランダムアクセス手順にも適用することができる。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。当該既存技術は、例えば既存のNRあるいはLTEであるが、既存のNRあるいはLTEに限られない。
また、本明細書では、PUSCH、PDCCH、RRC、MAC、DCI等の既存のNRあるいはLTEの仕様書で使用されている用語を用いているが、本明細書で使用するチャネル名、プロトコル名、信号名、機能名等で表わされるものが別の名前で呼ばれてもよい。また、以下の説明において、「時間ドメイン」、「周波数ドメイン」をそれぞれ「時間領域」、「周波数領域」に置き換えてもよい。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置10及びユーザ端末20を含む。図1には、基地局装置10及びユーザ端末20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局装置10は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ端末20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDMシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。また、時間領域におけるTTI(Transmission Time Interval)がスロットであってもよいし、TTIがサブフレームであってもよい。
基地局装置10は、同期信号及びシステム情報等をユーザ端末20に送信する。同期信号は、例えば、NR-PSS及びNR-SSSである。システム情報は、例えば、NR-PBCHあるいはPDSCHにて送信され、ブロードキャスト情報ともいう。図1に示されるように、基地局装置10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータをユーザ端末20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータをユーザ端末20から受信する。なお、ここでは、PUCCH、PDCCH等の制御チャネルで送信されるものを制御信号と呼び、PUSCH、PDSCH等の共有チャネルで送信されるものをデータと呼んでいるが、このような呼び方は一例である。
ユーザ端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図1に示されるように、ユーザ端末20は、DLで制御信号又はデータを基地局装置10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局装置10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。なお、ユーザ端末20をUEと呼び、基地局装置10をgNBと呼んでもよい。また、ユーザ端末20を「端末」と呼んでもよい。
図2は、DC(Dual connectivity)が実行される場合における無線通信システムの構成例を示す。図2に示すとおり、MN(Master Node)となる基地局装置10Aと、SN(Secondary Node)となる基地局装置10Bが備えられる。基地局装置10Aと基地局装置10Bはそれぞれコアネットワークに接続される。ユーザ端末20は基地局装置10Aと基地局装置10Bの両方と通信を行うことができる。
MNである基地局装置10Aにより提供されるセルグループをMCG(Master Cell Group)と呼び、SNである基地局装置10Bにより提供されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group)と呼ぶ。
本実施の形態における処理動作は、図1に示すシステム構成で実行されてもよいし、図2に示すシステム構成で実行されてもよいし、これら以外のシステム構成で実行されてもよい。
(ランダムアクセス手順について)
まず、図3を参照して、本実施の形態における無線通信システムにおいて実行され得る4ステップのランダムアクセス手順の例を説明する。なお、図3は、一例としてCBRA(Contention based Random Access、衝突型ランダムアクセス)について説明している。なお、後述する実施例1~4は、4ステップのランダムアクセス手順におけるPUSCH送信に適用してもよい。
NRでは、SS/PBCHブロック(SSBとも呼ぶ。同期信号ブロックあるいは同期信号と呼んでもよい。)を選択することによりランダムアクセス手順を実行することもできるし、CSI-RS(Channel State Information-Reference Signal)を選択することによりランダムアクセス手順を実行することもできる。
基地局装置10は、例えば、ビーム毎にSSB(又はCSI-RS)を送信し、ユーザ端末20は各ビームのSSB(又はCSI-RS)を監視する。ユーザ端末20は、複数のSSB(又はCSI-RS)のうち、受信電力が所定閾値よりも大きいSSB(又はCSI-RS)を選択し、選択したSSB(又はCSI-RS)に対応するPRACHリソース(RACH occasion)を用いてMessage1(Msg1(=RA preamble))を送信する(図3のS1)。以降、便宜上、RA preambleをpreambleと呼ぶ。また、RACH occasionをPRACH occasionと呼んでもよい。
基地局装置10は、preambleを検出すると、その応答であるMessage2(Msg2(=RAR))をユーザ端末20に送信する(S2)。Msg2を受信したユーザ端末20は、所定の情報を含むMessage3(Msg3)を基地局装置10に送信する(S3)。
Msg3を受信した基地局装置10は、Message4(Msg4)をユーザ端末20に送信する(S4)。ユーザ端末20は、上記の所定の情報がMsg4に含まれていることを確認すると、当該Msg4が、上記のMsg3に対応する自分宛てのMsg4であることを認識する(Contention resolution :OK)。
上記のランダムアクセス手順は、4ステップからなるので、これを4ステップRACHと呼ぶ。
次に、低遅延化、消費電力削減等のために、ステップ数を削減したランダムアクセス手順(2ステップRACH)を図4を参照して説明する。図4は、一例として、CBRA(Contention based Random Access、衝突型ランダムアクセス)を示しているが、CFRA(Contention Free Random Access、非衝突型ランダムアクセス)にも2ステップRACHを適用可能である。本実施の形態における技術は、CBRAとCFRAのどちらに適用してもよい。
S11において、ユーザ端末20は、preambleとデータを有するMessageA(MsgA)を基地局装置10に送信する。一例として、ユーザ端末20は、4ステップRACHでのPRACHリソース(RACH occasion)の選択と同様にしてPRACHリソースを選択して当該PRACHリソースでpreambleを送信するとともに、PRACHリソースに紐付られたPUSCHリソース(PUSCH occasionと呼ぶ)でデータを送信する。なお、ここでのpreambleとデータは、例えば、4ステップRACHでのMsg1とMsg3に相当する。
S12において、基地局装置10は、MessageB(MsgB)をユーザ端末20に送信する。MsgBのコンテンツは、例えば、4ステップRACHでのMsg2とMsg4に相当する。
上記のランダムアクセス手順は、2ステップからなるので、これを2ステップRACHと呼ぶ。2ステップRACHは、ステップ数を削減したランダムアクセス手順の例である。
2ステップRACHにおけるpreambleとPUSCHは少なくとも物理レイヤ観点では一体のものではないことが想定される。例えば離れた物理リソースであるpreambleリソースとPUSCHリソースでの送信メッセージを合わせてMsgAと呼ぶことが想定される。
つまり、1つのMsgA PUSCH occasionは1つのMsgA PUSCHリソースであり、1つのMsgA RACH occasionは1つのMsgA preambleリソースであることが想定される。なお、「1つのリソース」とは、1回の送信で使用するリソースを意味する。以下、MsgA PUSCH occasion、MsgA RACH occasionをそれぞれPUSCH occasion(略してPO)、RACH occasion(略してRO)と呼ぶ。
本実施の形態では、RACH occasionに関しては、RRCメッセージ(RACH config)により、ユーザ端末20への設定が行われる。一方、PUSCH occasionに関しては、例えば、PUSCH occasionとRACH occasionとの間に対応関係を定め、ユーザ端末20は、その対応関係によりPUSCH occasionを決定する。
PUSCH occasionとRACH occasionとの対応関係については、1対1、多対1、1対多、多対多のいずれでもよい。
遅延等を考慮すると、RACH occasionとPUSCH occasionは可能な限り時間ドメインで近い位置に配置することが望ましいが、近い位置に限定されるわけではない。
本実施の形態では、PUSCH occasionのリソース指定方法として、対応するRACH occasionからの相対位置により指定する。ただし、これは例であり、PUSCH occasionのリソースを絶対位置として指定することとしてもよい。
PUSCH occasionのリソース指定情報(上記相対位置を示す時間オフセット等)が、MsgA PUSCH configurationとして、基地局装置10からユーザ端末20に通知されてもよい。
(PUSCH occasionのリソース指定に関する動作例)
PUSCH occasionのリソース指定に関する動作例を図5を参照して説明する。
S101において、基地局装置10はユーザ端末20に対して、1以上のRACH occasion(RACHリソースと呼んでもよい)を設定するためのRRCメッセージを送信する。当該RRCメッセージで、RACH occasionに対するPUSCH occasion(PUSCHリソースと呼んでもよい)の相対位置が設定されてもよいし、PUSCH occasionの絶対位置が設定されてもよい。RRCメッセージとは、SIB(System Information Block)等の報知情報(システム情報と呼んでもよい)も含む。PUSCH occasionに関する設定情報(上記相対位置等)をMsgA PUSCH configurationと呼んでもよい。
RACH occasionに対するPUSCH occasionの相対位置について、MsgA PUSCH configurationで基地局装置10からユーザ端末20に設定されてもよいし、仕様等で規定されていて、基地局装置10からユーザ端末20への設定を行わないこととしてもよい。相対位置が仕様等で定められているということは、ユーザ端末20が相対位置の情報をメモリ等の記憶手段に予め保持している(予め設定している)ということである。
S102において、ユーザ端末20は、例えば、複数のSSBのうち、受信電力が閾値より大きな1つのSSBを選択し、選択したSSBに対応するRACH occasionを決定する。決定したRACH occasionは、S101で設定された1以上のRACH occasionの中の1つである。
S103において、ユーザ端末20は、S102で特定したRACH occasionを用いてpreambleを送信し、RACH occasionからの相対位置(時間オフセット等)で特定されるPUSCH occasionを用いてデータ(例:Msg3)を基地局装置10に送信する。S104において、ユーザ端末20は基地局装置10からMsgBを受信する。
ここで、PUSCH occasionの時間ドメインリソースの位置の指定方法の一例を説明する。すなわち、ユーザ端末20がどのようにしてPUSCH occasionの時間ドメインリソースの位置を決定するかについての一例を説明する。
ユーザ端末20は、MsgAの送信に使用するPUSCH occasionの時間ドメインの位置を、当該PUSCH occasionに対応するRACH occasionの時間ドメインの位置(開始位置もしくは終了位置)からの相対位置に基づき決定する。
例えば、ユーザ端末20が、選択したSSBに対応するRACH occasionとしてRACH occasion#1を特定したとする。ユーザ端末20は、基地局装置10からなされた設定により、RACH occasion#1の時間ドメインリソースを知っている。
例えば、RACH occasion#1の開始位置がスロット#1のシンボル#0であるとし、MsgAの送信のためにRACH occasion#1とともに使用するPUSCH occasion#1の相対位置(開始位置)が、「RACH occasion#1の開始位置から2スロット後」であるとすると、ユーザ端末20は、スロット#3のシンボル#0から開始するリソースを、MsgAの送信のためにRACH occasion#1とともに使用するPUSCH occasion#1のリソースであると決定する。
前述したように、上述した相対位置を表す時間長(時間オフセットと呼んでもよい)は、ユーザ端末20に予め設定された値(つまり、仕様等で規定された値)であってもよいし、基地局装置10からユーザ端末20に対して設定された値であってもよい。この設定はRRCメッセージで行ってもよいし、MAC CEで行ってもよいし、DCIで行ってもよい。
PUSCH occasionの時間長、周波数位置、周波数長(帯域幅)についてはそれぞれ、ユーザ端末20に予め設定された値(つまり、仕様等で規定された値)であってもよいし、基地局装置10からユーザ端末20に対して設定された値であってもよい。また、PUSCH occasionの周波数位置に関し、時間位置と同様に、RACH occasionの周波数位置からの相対位置(周波数オフセット)で指定されてもよい。
図6を参照して、PUSCH occasion(PO)の決定に関するユーザ端末20の動作例を説明する。図6において、ROに対応するPOの時間ドメインの位置は、当該ROの開始位置から当該POの開始位置までの時間長として指定される。
例えば、ユーザ端末20が、SSBの受信電力に基づき、RO#0~#2の中からRO#2を選択したとすると、ユーザ端末20は、RO#2の開始位置からCで示す時間長だけ後に開始位置を持つリソースをPO#2のリソースとして決定する。なお、POが存在するスロットをMsgA PUSCH slotと呼ぶ。
図6の例では、RO#0~#2に対応するPO#0~#2それぞれについて、相対位置を表す時間長がA、B、Cとして別々に規定又は設定されている。ただし、これは一例である。PO#0~#2に共通の相対位置を表す時間長が規定又は設定されてもよい。
また、図6の例では、RO#0~#2に対応するPO#0~#2は、時間方向に重ならないように配置されるが、これは一例である。例えば、PO#0とPO#1が同じ時間長で同じ時間位置にあり、周波数位置が重ならずに配置されていてもよい。つまり、PO#0とPO#1がFDM(周波数分割多重)で多重されてもよい。この場合、PO#0とPO#1との間に周波数ギャップがない(つまり連続している)こととしてもよいし、PO#0とPO#1との間に周波数ギャップがあってもよい。
(周波数ホッピングについて)
MsgAにおけるPUSCH送信について、周波数ホッピングを適用することができる。より具体的には、「Intra-slot frequency hopping per PO for msgA is configurable using a per msgA configuration」として、MsgA PO毎に、Intra-slot frequency hoppingを設定可能とする。
図7は、ユーザ端末20が、周波数ホッピングを適用したMsgAのPUSCH送信を行う場合に使用するPUSCHリソース(MsgA PO)の配置を示している。
図7の例では、周波数ホッピングを適用する前のPUSCHリソース(例えば、図6に示したPO#0)の時間方向の長さを半分に分けてできた2つのPUSCHリソースの周波数位置をずらすことで周波数ホッピングを実現している。
本明細書では、分割してできた2つのPUSCHリソースの一方(早い時間位置にあるもの)を第1ホップ(1sthop)と呼び、他方を第2ホップ(2ndhop)と呼ぶことにする。
第1ホップと第2ホップ間の周波数の差分(周波数オフセット)は、例えば、基地局装置10からユーザ端末20に送信される設定情報(MsgA PUSCH configuration)により設定される。また、周波数オフセットが予め規定された値であってもよい。周波数オフセットは、PO毎(図6の例ではPO#0~PO#2)に設定又は規定されてもよいし、複数POに共通に設定又は規定されてもよい。
図7の例では、ユーザ端末20は、第1ホップでPUSCH送信を行い、時間を空けずに第2ホップでPUSCH送信を行う。つまり、第1ホップと第2ホップとの間に時間のギャップが存在しない。
MsgAのPUSCH送信以外の上り送信(2ステップRACHと関係のないPUSCH,PUCCH等)は、基本的にTA(タイミングアドバンス)の値に応じて早いタイミングで送信がなされる。
一方、MsgAは、伝搬遅延の情報が無い状態でユーザ端末20から送信されることが想定されるため、MsgAのPUSCH送信は、例えばTA=0として行われることが考えられる。なお、TA=0とする場合でも、規定されたTA offsetの値のみ送信タイミングを早めてもよい。
そのため、MsgAのPUSCH送信とその他の上り送信で送信タイミングがずれることになる。図8に示すように、MsgAのPUSCH送信とその他の上り送信で送信タイミングがずれても、これらの周波数位置が異なれば干渉が生じないが、図9に示すように、周波数位置に重なりがある場合には、干渉が生じる。特に、周波数ホッピングを適用した場合にユーザ端末間の干渉等が発生する可能性が高くなる。
なお、TAに起因して干渉が生じることは、周波数ホッピングを適用した場合にユーザ端末間の干渉が生じることの一例である。周波数ホッピングを適用することでMsgAのPUSCHリソースが存在する周波数範囲が広くなることから、TAに起因する干渉以外の干渉も生じる可能性が生じる。
以下、第1ホップと第2ホップとの間に時間のギャップのない周波数ホッピングで生じ得るユーザ端末間の干渉の可能性を低減させ、2ステップRACHにおけるPUSCH送信の周波数ホッピングを適切に実行することを可能とする技術について、実施例1~4を用いて説明する。以下の実施例1~4は、矛盾が生じない限り、任意に組み合わせて実施することが可能である。
(実施例1)
実施例1では、MsgAのPUSCH送信に周波数ホッピングを適用する場合に、第1ホップと第2ホップとの間に時間のギャップを設けるようにする。なお、以降、「ギャップ」は時間のギャップを意味する。第1ホップと第2ホップとの間にギャップを設けることで、ギャップを設けない場合に対して、第1ホップ又は第2ホップの時間位置をずらすことができ、他のPUSCH送信等との干渉を防止することを実現できる。以下、より詳細な例として、実施例1-1~実施例1-5を説明する。
<実施例1-1>
図10は、実施例1-1において、ユーザ端末20が、周波数ホッピングを適用してMsgAのPUSCH送信を行う場合におけるMsgA POのリソースの配置を示している。図10に示すように、第1ホップと第2ホップとの間にギャップが存在する。なお、"MsgA PO"をPOと呼んでもよい。
図10の周波数ホッピングを適用したMsgAのPUSCH送信を行うために、例えば、ユーザ端末20には、図5のS101のRRCメッセージで送信される設定情報により、POの開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、時間長、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、及びギャップを示す時間オフセットが設定される。なお、MsgA POの開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、時間長、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、ギャップを示す時間オフセットのうちのいずれか1つ又は複数は、基地局装置10から設定されるのではなく、仕様等に規定されていて、予めユーザ端末20に設定されていてもよい。
ユーザ端末20は、上記設定情報等に基づいて、あるPOでMsgAのPUSCH送信を行う際に、図10に示すように、周波数ホッピングを適用して第1ホップでPUSCH送信を行い、ギャップを空けて、第2ホップでPUSCH送信を行う。ここでは、第1ホップと第2ホップはそれぞれ、通常の(周波数ホッピングを適用しない場合の)POの時間長の半分の時間長を有している。
ギャップを示す時間オフセットは、第1ホップの終了時間位置と第2ホップの開始時間位置との間の時間長である。ただし、これに限定されない。例えば、ギャップを示す時間オフセットが、第1ホップの開始時間位置と第2ホップの開始時間位置との間の時間長であってもよい。ユーザ端末20は、上記時間オフセットに基づいて、実際の送信で使用する第1ホップと第2ホップとの間のギャップの長さを取得(計算)し、送信時における第1ホップと第2ホップとの間隔として使用する。
また、ユーザ端末20がギャップを適用するにあたり、第1ホップの開始時間位置を、周波数ホッピングを適用しない場合のPOの開始時間位置とし、第2ホップをギャップ分だけ後にずらすこととしてもよいし、第2ホップの終了時間位置を、周波数ホッピングを適用しない場合のPOの終了時間位置とし、第1ホップをギャップ分だけ前にずらすこととしてもよい。これらのどちらを適用するかが、基地局装置10からユーザ端末20に指示されてもよい。
<実施例1-2>
次に、実施例1-2を説明する。実施例1-2は、実施例1-1と比べて、ギャップの指定方法が異なる。それ以外は実施例1-1と同じである。
実施例1-2では、MsgA PUSCH slotの終了時間位置(基準時間位置の例)、あるいは、後続のMsgA POの開始時間位置(基準時間位置の例)に基づいて、第2ホップの時間位置を指定(あるいは規定)することで、結果的に第1ホップと第2ホップとの間にギャップを形成することとしている。
図11は、実施例1-1の「ギャップを示す時間オフセット」に代えて、MsgA PUSCH slotの終了時間位置と第2ホップの終了時間位置との間の時間長(シンボル数)が設定又は規定される場合の例を示している。この場合、MsgA POの開始時間位置、及びMsgA POの時間長に基づき、適切なギャップができるようにXの値が定められている。ユーザ端末20は、MsgA POの開始時間位置、MsgA POの時間長、Xの値等に基づいて、実際の送信で使用する第1ホップと第2ホップとの間のギャップの長さを取得(計算)し、送信に使用する。
図11の例において、Xの値が0であってもよい。すなわち、MsgA PUSCH slotの終了時間位置と第2ホップの終了時間位置とが同一であってもよい。
図12は、実施例1-1の「ギャップを示す時間オフセット」に代えて、後続のMsgA PO(図13の例ではPO#2)の開始時間位置と第2ホップの終了時間位置との間の時間長(シンボル数)が設定又は規定される場合の例を示している。この場合、MsgA PO#1の開始時間位置、及びMsgA PO#1の時間長に基づき、適切なギャップができるようにXの値が定められる。
図12の例において、Xの値が0であってもよい。すなわち、後続のMsgA PO(図12の例ではPO#2)の開始時間位置と第2ホップの終了時間位置とが同一であってもよい。なお、後続のPOに関して、例えば、図6に示すPO#0であれば、その後続のPOはPO#1である。
<実施例1-3>
次に、実施例1-3を説明する。例えば、MsgA PO#1に周波数ホッピングを適用することで、PO#1の第1ホップとPO#1の第2ホップが配置される場合において、図10等に示したように、第1ホップの時間的な後方、及び、第2ホップの時間的な前方に空きができる。この空きに2ステップRACHとは関係のないUL送信が行われる場合にMsgA PO#1との干渉が生じる可能性がある。
そこで、実施例1-3では、図13に示すように、MsgA PO#1とは異なるMsgA POであるMsgA PO#2を配置する。このような配置を行うことで、これらが配置されたリソースにおいて、他のUL送信が行われないようにすることができる。
より具体的に、例えば、PO#1の設定情報として、図13に示すPO#1の第1ホップ及び第2ホップの配置になるように、ユーザ端末20には、基地局装置10から、MsgA PO#1の開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、時間長、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、及びギャップを示す時間オフセットが設定される。前述したように、これらのうちのいずれか1つ又は複数は予め規定されたものであってもよい。
また、PO#2の設定情報として、図13に示すPO#2の第1ホップ及び第2ホップの配置になるように、ユーザ端末20には、基地局装置10から、MsgA PO#2の開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、時間長、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、及びギャップを示す時間オフセットが設定される。前述したように、これらのうちのいずれか1つ又は複数は予め規定されたものであってもよい。
ユーザ端末20は、例えば、PO#1でMsgAを送信する際に、上記設定情報等に従って、図13に示すPO#1の第1ホップと第2ホップを用いてMsgAのPUSCH送信を行う。
図13に例示するような2つのMsgA POの設定情報のセット、すなわち、PO#1の設定情報とPO#2の設定情報は1つの設定情報(MsgA PUSCH configuration)に含まれていてもよいし、別々であってもよい。つまり、別々の場合、PO#1の設定情報がconfig1、PO#2の設定情報がconfig2、などであってもよい。
また、2つのMsgA POは、前述したFDMされたMsgA POであってもよい。例えば、図6に示した例で、PO#0とPO#1がFDMで多重される場合において、これらに周波数ホッピングを適用すると、例えば、図13に示すような配置になる(図13は、PO#1とPO#2がFDMで多重される場合に相当)。
例えば、周波数ホッピング適用前のPO#0とPO#1がFDMで周波数が連続して配置される場合において、周波数ホッピングが適用される場合には、PO#0とPO#1は周波数で連続的に配置されるのではなく,ホッピングされる周波数位置に応じて配置される。
また、周波数ホッピング適用前のPO#0とPO#1がFDMで周波数が連続して配置される場合において、周波数ホッピングが適用される場合には、PO#0とPO#1は周波数が連続して配置されることとしてもよい。つまり、周波数が連続するように、ホッピングの周波数オフセットが設定(又は規定)されることとしてもよい。この連続配置が適用される場合、図13の例では、PO#2の第1ホップとPO#1の第1ホップが周波数方向に連続し、PO#1の第2ホップとPO#2の第2ホップが周波数方向に連続する。
<実施例1-4>
次に、実施例1-4を説明する。実施例1-4では、例えば図6のPO#0、PO#1に示したように、周波数ホッピング適用前のPOの配置が時間的に連続する場合を想定している。また、実施例1-4では、ギャップ付きの周波数ホッピングを適用する際に、ギャップ分だけ第2ホップを後にずらす例を想定している。以下では、PO#1とPO#2が時間的に連続である場合を想定する。
この場合、例えば、先行するPO#1にギャップ付きの周波数ホッピングを適用した場合、PO#1の第2ホップの終わりの一部が、PO#2の開始部分と重複することになる。このようにならないために、実施例1-4では、先行のPOの第1ホップと第2ホップとの間のギャップ長に応じて、後続のPOの開始位置を後方にずらす。後続のPOは、周波数ホッピングが適用されてもよいし、適用されなくてもよい。
また、PO間(例:PO#1とPO#2との間)にギャップが設定(あるいは規定)されてもよく、その場合、その設定されたギャップと、先行のPOの第1ホップと第2ホップ間のギャップとを加えた値に応じて、後続のPOの開始位置をずらしてもよい。なお、PO間のギャップは、周波数ホッピングを適用する場合には、適用されなくてもよい。
図14は、PO#1とPO#2のそれぞれに周波数ホッピングが適用された場合における、PO#2の開始時間位置をホップ間のギャップだけずらす場合の配置を示している。
より具体的な動作を説明する。例えば、ユーザ端末20には、図5のS101のRRCメッセージで送信される設定情報により、PO#1とPO#2のそれぞれについての開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、時間長、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、及びギャップを示す時間オフセットが設定される。なお、これらの情報のうちの1つ又は複数は、基地局装置10から設定されるのではなく、予め設定されていてもよい。また、上記に加えて、PO#1とPO#2との間のギャップが設定されてもよい。
例えば、ユーザ端末20が、PO#2でMsgAのPUSCH送信を行うとする。このとき、ユーザ端末20は、「設定(又は規定)されたPO#2の開始時間位置+PO#1におけるホップ間のギャップ」の時間位置を、PO#2の第1ホップの開始時間位置としてPO#2の第1ホップでPUSCH送信を行い、ギャップを空けて、PO#2の第2ホップでPUSCH送信を行う。
<実施例1-5>
次に、実施例1-5を説明する。実施例1-5でも、例えば図6に示したように、周波数ホッピング適用前のPOの配置が時間的に連続する場合を想定している。また、実施例1-5でも、ギャップ付きの周波数ホッピングを適用する際に、ギャップ分だけ第2ホップを後にずらす例を想定している。
実施例1-5では、POの配置が時間的に連続するための設定(あるいは規定)として、先行のPOの終了時間位置と後続のPOの開始時間位置が連続するという設定がユーザ端末20になされている。
つまり、先行のPOにギャップ付き周波数ホッピングがなされて、第2ホップの終了時間位置が、当初のPOの終了時間位置に対してギャップ分だけ後にずれた場合、そのずれた後の終了時間位置と後続のPOの開始時間位置は連続する。なお、後続のPOは周波数ホッピングが適用されてもよいし、適用されなくてもよい。
また、PO間(例:PO#1とPO#2との間)にギャップが設定(あるいは規定)されてもよく、その場合、その設定されたギャップ分だけ、後続のPOの開始位置がずらされる。
図15は、PO#1とPO#2のそれぞれに周波数ホッピングが適用された場合における、PO#2の開始時間位置を、PO#1の終了時間位置から、PO間のギャップだけずらす場合の配置を示している。もしもPO間のギャップが設定されていない場合、PO#1の第2ホップに対して時間的に連続してPO#2の第1ホップが配置される。
より具体的な動作を説明する。例えば、ユーザ端末20には、図5のS101のRRCメッセージで送信される設定情報により、「PO#1の開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、時間長、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、及びギャップを示す時間オフセット」、及び、「PO#2の開始位置はPO#1の終了位置と連続していること、PO#2の時間長、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、及びギャップを示す時間オフセット」、及び、「PO#1とPO#2との間のギャップを示す時間オフセット」が設定される。
なお、上記のうち、いずれか1つ又は複数は基地局装置10から設定されるのではなく、予め規定されていてもよい。
例えば、ユーザ端末20が、PO#2でMsgAのPUSCH送信を行うとする。このとき、ユーザ端末20は、PO#1でホップ間ギャップが適用された後のPO#1の終了時間位置(第2ホップの終了時間位置)に、PO間ギャップを加えた時間位置を、PO#2の第1ホップの開始時間位置としてPO#2の第1ホップでPUSCH送信を行い、ギャップを空けて、PO#2の第2ホップでPUSCH送信を行う。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。これまでに説明した例では、MsgAのPUSCH送信に周波数ホッピングを適用する際に、第1ホップの時間長と第2ホップの時間長は同じである。ただし、これは例であり、これまでに説明した例において、第1ホップの時間長と第2ホップの時間長は異なっていてもよい。
第1ホップの時間長と第2ホップの時間長が異なる例を実施例2として説明する。なお、実施例2において、ホップ間のギャップは設定されてもよいし、設定されなくてもよい。
図16は、あるPOにおいて、周波数ホッピングを適用する際に、第1ホップの時間長が第2ホップの時間長よりも短い例を示す。
より具体的な動作を説明する。例えば、ユーザ端末20には、図5のS101のRRCメッセージで送信される設定情報により、あるPOについての開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、第1ホップの時間長、第2ホップの時間長が設定される。なお、これらのうちの1つ又は複数は、基地局装置10から設定されるのではなく、予め規定されていて、ユーザ端末20に予め設定されていてもよい。また、上記に加えて、ホップ間のギャップが設定されてもよい。
第1ホップの時間長と第2ホップの時間長の設定(又は規定)方法に関しては、第1ホップの時間長と第2ホップの時間長がそれぞれ設定又は規定されてもよいし、PO全体の時間長と、PO全体の時間長に対する第1ホップ(又は第2ホップ)の時間長の割合が設定又は規定されてもよいし、その他の方法が使用されてもよい。
例えば、ユーザ端末20が、上記POでMsgAのPUSCH送信を行うとする。このとき、ユーザ端末20は、設定(又は規定)されたPOの開始時間位置を、POの第1ホップの開始時間位置としてPOの第1ホップで設定された時間長だけPUSCH送信を行い、POの第2ホップで設定された時間長だけPUSCH送信を行う。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3は、実施例1、2、4と組み合わせて実施されてもよいし、実施例1、2、4とは独立に実施されてもよい。ここでは、実施例1と組み合わせて実施されることを想定している。
前述したように、2ステップRACHにおいて、ユーザ端末20がMsgAを送信する段階では、ユーザ端末20は、伝搬遅延に基づいたTAの値を保持していないことが想定される。その場合、TA=0でMsgAのPUSCH送信を行うと、図9で示したような干渉が生じ得る。
そこで、実施例3では、図17のS201に示すように、MsgAのPUSCH送信に使用するTA値が基地局装置10からユーザ端末20に通知される。このTA値は0より大きく、例えば取り得る最大値(例:3846)である。このTA値は、図5のS101におけるRRCメッセージの設定情報に含まれていてもよい。
S202において、ユーザ端末20は、S201で受信したTA値を適用して、MsgAのPUSCH送信の送信タイミングを決定し、その送信タイミングでMsgAのPUSCH送信を行う。
なお、上記の例は、TA値が基地局装置10からユーザ端末20に通知される場合の例である。これに代えて、MsgAのPUSCH送信のためのTA値が規定されていて、ユーザ端末20に予め設定されていてもよい。
また、TA値として、MsgAのPUSCH送信において周波数ホッピングを適用する場合に使用するTA値が設定(又は規定)されてもよい。この場合、ユーザ端末20は、MsgAのPUSCH送信において周波数ホッピングを適用する場合に当該TA値を適用して、第1ホップと第2ホップによるPUSCH送信を行う。
また、TA値として、MsgAのPUSCH送信において周波数ホッピングを適用する場合に使用するTA値、及び、MsgAのPUSCH送信において周波数ホッピングを適用しない場合に使用するTA値が設定(又は規定)されてもよい。
なお、周波数ホッピング適用時に、TA値として最大値(あるいは、最大値ではないが大きな値)が使用される場合、ユーザ端末20は、伝搬遅延分よりも大きく前出しして第1ホップ及び第2ホップを送信することになるが、第1ホップの開始時間位置を調整することで、第1ホップの実際の開始時間位置をTA値分よりも後にできるので、例えば、図9にような事象が生じることを適切に回避できる。第2ホップに関しては、ギャップを適用することで、実際の開始時間位置を後にずらすことができる。
(実施例4)
次に、実施例4を説明する。実施例4は、実施例1と組み合わせて実施される。ただし、実施例1と組み合わせることは一例であり、更に、実施例2、3と組み合わせられてもよい。
実施例4では、MsgAのPUSCH送信時に、ユーザ端末20がvalid(有効)なTA値を保持している場合にのみ、MsgAのPUSCH送信に周波数ホッピングを適用する。ユーザ端末20は、第1ホップと第2ホップの送信時に、当該TA値を適用する。
具体的な動作を図18のフローチャートを参照して説明する。例えば、ユーザ端末20には、図5のS101のRRCメッセージで送信される設定情報により、あるPOについての開始位置(例:対応するROからの時間オフセット)、周波数位置、周波数ホッピングの周波数オフセット、ギャップを示す時間オフセット、POの時間長等が設定される。なお、これらのうちの1つ又は複数は、基地局装置10から設定されるのではなく、予め規定されていて、ユーザ端末20に予め設定されていてもよい。
例えば、ユーザ端末20が、上記POでMsgAのPUSCH送信を行うとする。このとき、ユーザ端末20は、図18のS301において、有効なTAを保持しているかどうかを判断する。
有効なTAを保持していることの判断方法は特定の方法に限定されない。例えば、TA timer(Time Alignment timer)が満了していない場合に、有効なTAを保持していると判断してもよい。また、ユーザ端末20が測定する基地局装置10からの信号の受信電力(RSRP)の値が閾値以上であれば、有効なTAを保持していると判断してもよい。また、ユーザ端末20が測定する基地局装置10からの信号の受信電力(RSRP)の値について一定期間の変化量が閾値以下であれば、有効なTAを保持していると判断してもよい。
S301の判定結果がYesであれば、S302に進み、ユーザ端末20は、周波数ホッピングを適用してMsgAのPUSCH送信を行う。S301の判定結果がNoであれば、S303に進み、ユーザ端末20は、周波数ホッピングを適用しないでMsgAのPUSCH送信を行う。
以上、実施例1~4で説明した技術により、ランダムアクセス手順におけるPUSCH送信の周波数ホッピングを適切に実行することを可能とする技術が提供される。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置10及びユーザ端末20の機能構成例を説明する。基地局装置10及びユーザ端末20は上述した実施例1~4を実施する機能を含む。ただし、基地局装置10及びユーザ端末20はそれぞれ、実施例1~4のうちのいずれかの実施例の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局装置10>
図19は、基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。図19に示されるように、基地局装置10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図19に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。送信部110と受信部120とを通信部と呼んでもよい。
送信部110は、ユーザ端末20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ端末20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ端末20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号、DLデータ等を送信する機能を有する。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ端末20に送信する各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。設定情報の内容は、例えば、ランダムアクセス手順のために用いるpreambleリソース、PUSCHリソース、RAR window長等である。実施例1~4で説明した設定情報(MsgA PUSCH configuration等)は設定部130から読み出され、送信部110によりユーザ端末20に通知される。
制御部140は、例えば、リソース割り当て、基地局装置10全体の制御等を行う。なお、制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。また、送信部110、受信部120をそれぞれ送信機、受信機と呼んでもよい。
<ユーザ端末20>
図20は、ユーザ端末20の機能構成の一例を示す図である。図20に示されるように、ユーザ端末20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図20に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。送信部210と受信部220とを通信部と呼んでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。
設定部230は、受信部220により基地局装置10から受信した各種の設定情報を記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、実施例1~4で説明した設定情報、ランダムアクセス手順のために用いるpreambleリソース、PUSCHリソース、RAR window長等である。
制御部240は、実施例1~4で説明した制御等を行う。例えば、制御部240は、設定情報(ギャップに相当する時間オフセット、MsgA POスロットの終了位置からの時間オフセット等)から、第1ホップと第2ホップの間の空ける時間(ギャップ長)を取得し、送信部210が当該ギャップ長だけ第1ホップと第2ホップの間を空けて送信を行う。上記「取得」は、設定部230に記憶されている設定情報を取得することであってもよいし、設定情報を取得することに加えて、必要な計算をすることを含んでもよい。
なお、制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。また、送信部210、受信部220をそれぞれ送信機、受信機と呼んでもよい。
ユーザ端末20としての端末は、少なくとも、例えば下記の各項に記載された端末として構成される。
(第1項)
ランダムアクセス手順の中の周波数ホッピングを適用したPUSCH送信における第1ホップと第2ホップとの間のギャップ長を取得する制御部と、
前記第1ホップでPUSCH送信を行った後、前記ギャップ長の後に、前記第2ホップでPUSCH送信を行う送信部と
を備える端末。
(第2項)
前記ギャップ長を示す時間オフセットを基地局装置から受信する、又は、前記第2ホップについての基準時間位置からの相対時間位置を基地局装置から受信する受信部を更に備え、
前記制御部は、前記時間オフセット、又は、前記相対時間位置に基づいて、前記ギャップ長を取得する
第1項に記載の端末。
(第3項)
前記送信部は、先行するPUSCH送信の第2ホップの終了時間位置から連続して、後続である前記第1ホップの送信を開始する、又は、先行するPUSCH送信の第2ホップの終了時間位置から、ギャップを空けて、後続である前記第1ホップの送信を開始する
第1項又は第2項に記載の端末。
(第4項)
前記第1ホップの時間長と前記第2ホップの時間長は同一時間長ではない
第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載の端末。
(第5項)
前記送信部は、基地局装置から通知されたTA値、又は、前記端末に予め設定されたTA値を適用して、前記第1ホップ及び前記第2ホップでPUSCH送信を行う
第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載の端末。
(第6項)
前記制御部は、前記端末が有効なTA値を保持しているか否かを判定し、前記端末が有効なTA値を保持していると判定した場合にのみ、前記ランダムアクセス手順において、周波数ホッピングを適用したPUSCH送信を行うことを決定する
第1項ないし第5項のうちいずれか1項に記載の端末。
第1項~第6項のいずれによっても、ランダムアクセス手順におけるPUSCH送信の周波数ホッピングを適切に実行することを可能とする技術が提供される。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図19及び図20)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)あるいは送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局装置10、ユーザ端末20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図21は、本開示の一実施の形態に係る基地局装置10及びユーザ端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置10及びユーザ端末20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局装置10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置10及びユーザ端末20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図19に示した基地局装置10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図20に示したユーザ端末20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局装置10及びユーザ端末20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置10及びユーザ端末20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ端末20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ端末20との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置10及び基地局装置10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ端末(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局装置は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局装置及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局装置10が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局装置で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局装置が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末20に対して、無線リソース(各ユーザ端末20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa,an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、本開示において、SSブロック又はCSI-RSは、同期信号又は参照信号の一例である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 ユーザ端末
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (5)

  1. 2ステップのランダムアクセス手順において周波数ホッピングを適用したPUSCH送信の第1ホップと第2ホップとの間における、時間方向の期間を示す設定情報を、ダウンリンクで受信する受信部と、
    前記期間を前記設定情報に基づいて決定する制御部と、を備える、
    端末。
  2. 前記制御部は、前記周波数ホッピングを適用した複数のPUSCH機会のうち、先行するPUSCH送信の第2ホップの終了時間位置から、後続のPUSCH送信の第1ホップの送信までの間の時間方向の期間を、前記設定情報に基づいて決定する、
    請求項1に記載の端末。
  3. 2ステップのランダムアクセス手順において周波数ホッピングを適用したPUSCH送信の第1ホップと第2ホップとの間における、時間方向の期間を示す設定情報を、端末に送信する送信部と、
    前記期間を前記設定情報に基づいて決定する制御部と、
    を備える、
    基地局。
  4. 2ステップのランダムアクセス手順において周波数ホッピングを適用したPUSCH送信の第1ホップと第2ホップとの間における、時間方向の期間を示す設定情報を、ダウンリンクで受信するステップと、
    前記期間を前記設定情報に基づいて決定するステップと、
    を備える、
    端末が実行する通信方法。
  5. 基地局と端末とを備える通信システムであって、
    前記基地局は、
    2ステップのランダムアクセス手順において周波数ホッピングを適用したPUSCH送信の第1ホップと第2ホップとの間における、時間方向の期間を示す設定情報を、端末に送信する送信部と、
    前記期間を前記設定情報に基づいて決定する制御部と、
    を備え、
    前記端末は、
    前記期間を示す前記設定情報を前記基地局から受信する受信部と、
    前記期間を前記設定情報に基づいて決定する制御部と、
    を備える、
    通信システム。
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