JP7349819B2 - パンツタイプ使い捨て着用物品 - Google Patents
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<第1の態様>
前身頃の少なくとも胴周り部を構成する前外装体、及び後身頃の少なくとも胴周り部を構成する後外装体と、
前記前外装体から前記後外装体にわたり取り付けられた、吸収体を含む内装体と、
前外装体の両側部と後外装体の両側部とがそれぞれ接合されたサイドシール部と、
ウエスト開口及び左右一対の脚開口とを備え、
前記前外装体及び前記後外装体は、前記サイドシール部及び前記吸収体を有する前後方向範囲に、幅方向中央部に設けられた非伸縮領域と、この非伸縮領域によって幅方向両側に分割されたウエスト下方伸縮領域とを有しており、
前記ウエスト下方伸縮領域はウエスト下方弾性部材を内蔵するとともに、前記ウエスト下方弾性部材とともに幅方向に収縮しており、かつ前記ウエスト下方弾性部材とともに幅方向に伸長可能であり、
前記内装体の両側部には、前記吸収体よりも側方に延び出たサイドフラップが、前記前外装体から前記後外装体まで前後方向に延びており、
前記サイドフラップは、前記前外装体と重なる部分から前記後外装体と重なる部分まで、前後方向に弾性伸縮するサイド伸縮領域を有しており、
前記サイド伸縮領域は、サイド弾性部材を内蔵するとともに、前記サイド弾性部材とともに前後方向に収縮しており、かつ前記サイド弾性部材とともに前後方向に伸長可能であり、
パンツタイプ使い捨て着用物品において;
前記前外装体及び前記後外装体のうち少なくとも一方の外装体では、
前記内装体を接合する内外接合部が、前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、左右の前記サイド伸縮領域にわたり設けられており、
前記ウエスト下方伸縮領域を有する前後方向の位置まで、前記サイド伸縮領域がウエスト開口側に延びており、かつ
前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、前記ウエスト下方伸縮領域における幅方向の内側の縁は、前記サイド伸縮領域よりも幅方向の外側に位置している、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨て着用物品。
本パンツタイプ使い捨て着用物品では、内外接合部を有する領域に、外装体のウエスト下方伸縮領域と内装体のサイド伸縮領域との重なり部分を有しないため、縦横両方向の収縮により形成される見栄えの悪い襞、及びそれによる肌触りの悪化やフィット性の低下が発生しない。さらに、このようにウエスト下方伸縮領域の範囲を、サイド伸縮領域を有する範囲で側方にずらす方が、サイド伸縮領域の範囲を前外装体及び後外装体の間に限定するよりも、フィット性及び横漏れ防止性に優れるため好ましい。
前記少なくとも一方の外装体における、前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲外では、前記ウエスト下方伸縮領域における幅方向の内側の縁は、前記サイド伸縮領域の幅方向の外側の縁よりも幅方向の内側に位置している、
第1の態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲外では、ウエスト下方伸縮領域の幅方向の内側の縁は、サイド伸縮領域の幅方向の外側の縁よりも幅方向の内側に位置していることにより、脚開口に沿う伸縮領域の連続性が高くなり、脚開口のフィット性がより一層良好となる。
前記少なくとも一方の外装体は後外装体を含む、
第1又は2の態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
前述のウエスト下方伸縮領域及びサイド伸縮領域の位置関係が後外装体に適用されると、着用者の臀部の膨らみに接する部分で、ウエスト下方伸縮領域の収縮が少なくなるため、臀部に対するフィット性が良好となり、内装体が臀部に食い込みにくくなる。
前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、幅方向における前記サイド伸縮領域と前記ウエスト下方伸縮領域との間隔は10mm以下である、
第1~3のいずれか1つの態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
サイド伸縮領域及びウエスト下方伸縮領域との間隔は狭いほど好ましく、上記範囲内であると脚開口に沿う伸縮領域の連続性が特に高くなり、脚開口のフィット性が特に好ましいものとなる。
<第5の態様>
前記サイドフラップの側縁部に前記サイド弾性部材を有しておらず、
前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、前記ウエスト下方伸縮領域は、前記サイドフラップの側縁部まで延びている、
第1~4のいずれか1つの態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
サイドフラップ部の側縁部(幅方向の外側の縁部)にサイド弾性部材を設けないことにより、サイドフラップの側縁部が着用者の脚にきつく当たりにくくなる。また、この場合に、ウエスト下方伸縮領域及びサイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、サイドフラップの側縁部までウエスト下方伸縮領域を延ばすことにより、脚開口に沿う伸縮領域の連続性が高くなるため好ましい。
前記サイド弾性部材は、幅方向に間隔を空けて複数本設けられた細長状の弾性部材であり、
前記内外接合部の側縁は、最も幅方向の外側に位置するサイド弾性部材よりも、幅方向の内側に位置している、
第1~5のいずれか1つの態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
サイド伸縮領域及びウエスト下方伸縮領域の連続性を重視するならば、内外接合部の側縁は、最も幅方向の外側に位置するサイド弾性部材よりも外側に位置していることが望ましい。しかし、本態様のように、内外接合部の側縁が、最も幅方向の外側に位置するサイド弾性部材よりも幅方向の内側に位置していると、サイド伸縮領域のうち少なくとも幅方向の外側の端部は外装体により支持されずに収縮しているため、着用者の脚に対するサイド伸縮領域の当たりがきつくなりにくい。
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示例では長方形である。内装体200は、図3~図5に示されるように、身体側となるトップシート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えているものであり、吸収機能を担う本体部である。符号40は、トップシート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、トップシート30と吸収要素50との間に設けられた中間シートを示しており、符号60は、内装体200の両脇に***物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側部から装着者の脚周りに接するように延び出た起き上がりギャザー60を示している。
トップシート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
トップシート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体56へ移行させて吸収体56による吸収性能を高めるとともに、吸収した液の吸収体56からの逆戻り現象を防止するためのものである。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。液不透過性シート11には、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。この他にも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができるが、後述するカバー不織布13とのホットメルト接着剤を介した接着時に十分な接着強度を得るため、樹脂フィルムを用いるのが望ましい。
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は省略することもできる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100~300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30~120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1~16dtex、好ましくは1~10dtex、さらに好ましくは1~5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5~75個、好ましくは10~50個、さらに好ましくは15~50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の使い捨ておむつに使用されるものをそのまま使用でき、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下のものが望ましく、また、180μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5~40g/m2、特に10~30g/m2のものが望ましい。
起き上がりギャザー60は、内装体200の側部から起き上がる起き上がり部分68を有しており、この起き上がり部分68が、装着者の鼠径部から脚周りを経て臀部までの範囲に接して横漏れを防止するものである。図示例の起き上がりギャザー60は、付け根側部分60Bが幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側部分60Aが幅方向外側に向かって斜めに起立するものであるが、これに限定されるものではなく、全体として幅方向中央側に起立するもの等、適宜の変更が可能である。
内装体200の両側部には、吸収体56の側方に延び出たサイドフラップ70が設けられており、各サイドフラップ70は、その側縁に沿って前後方向LDに続く中空部80を有していると好ましい。また、各サイドフラップ70は、一本又は複数本の細長状のサイド弾性部材73が前後方向LDに沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられたサイド伸縮領域SGを有している。この結果、サイド弾性部材73の収縮により、サイドフラップ70における中空部80を含む部分が前後方向LDに収縮して、多数の襞が前後方向LDに並んだサイドギャザーが形成される。ここで、サイドフラップ70における中空部80を含む部分にサイドギャザーが形成されると、図6に示すように、サイドギャザーの襞は中空部80が大きく膨らむことにより形成され、大きく柔らか(つまりクッション性に富む)なものとなる。したがって、この大きく柔らかな襞により、股間部の側部の肌触りが良好となる(ふっくら、ふわふわしたものとなる)。
外装体12F,12Bは、前身頃Fの少なくとも胴周り部を構成する部分である長方形の前外装体12Fと、後身頃Bの少なくとも胴周り部を構成する部分である長方形の後外装体12Bとからなり、前外装体12F及び後外装体12Bは股間側で連続しておらず、前後方向LDに離間されたものとなっている(外装二分割タイプ)。この前後方向の離間距離は例えば全長Yの40~60%程度とすることができる。図示例では、前外装体12F及び後外装体12Bの下縁は幅方向WDに沿う直線状となっているが、前外装体12F及び後外装体12Bの少なくとも一方の下縁が脚周りに沿うような曲線状となっていてもよい。
内装体200の外装体12F,12Bに対する固定は、ヒートシール、超音波シールのような素材溶着による接合手段や、ホットメルト接着剤により行うことができる。図示例では、内装体200の裏面、つまりこの場合は液不透過性シート11の裏面及び起き上がりギャザー60の付根部分65に塗布されたホットメルト接着剤を介して外装体12F,12Bの内面に対して固定されている。この内装体200と外装体12F,12Bとを固定する内外接合部201,202は、図13及び図14に示すように、両者が重なる領域のほぼ全体に設けることができ、例えば内装体200の幅方向両端部を除いた部分に設けることもできる。
外装二分割タイプのパンツタイプ使い捨ておむつでは、前外装体12F及び後外装体12Bとの間に内装体200が露出するため、内装体200の裏面に液不透過性シート11が露出しないように、内装体200の裏面には、前外装体12Fと内装体200との間から、後外装体12Bと内装体200との間にわたるカバー不織布13を備えていることが好ましい。カバー不織布13の内面及び外面は、それぞれ対向面にホットメルト接着剤を介して接着することができる。カバー不織布13に用いる不織布は、例えば外装体12F,12Bの素材と同様のものを適宜選択することができる。
図2~図4、図11、図13及び図14に示すように、前外装体12F及び後外装体12Bにおいて、内装体200を接合する内外接合部201,202が、サイド伸縮領域SGを有する前後方向LDの範囲では、左右のサイド伸縮領域SGにわたり設けられており、ウエスト下方伸縮領域A3を有する前後方向LDの位置まで、サイド伸縮領域SGがウエスト開口WO側に延びており、かつウエスト下方伸縮領域A3及びサイド伸縮領域SGを有する前後方向LDの範囲A4では、ウエスト下方伸縮領域A3における幅方向WDの内側の縁は、サイド伸縮領域SGよりも幅方向WDの外側に位置していると好ましい。このように、内外接合部201,202を有する領域に、外装体12F,12Bのウエスト下方伸縮領域A3と内装体200のサイド伸縮領域SGとの重なり部分を有しない構造となっていると、縦横両方向の収縮により形成される見栄えの悪い襞、及びそれによる肌触りの悪化やフィット性の低下が発生しない。さらに、このようにウエスト下方伸縮領域A3の範囲を、サイド伸縮領域SGを有する範囲で側方にずらす方が、サイド伸縮領域SGの範囲を前外装体12F及び後外装体12Bの間に限定するよりも、フィット性及び横漏れ防止性に優れるため好ましい。
上記説明における不織布としては、部位や目的に応じて公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となったものを含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となった撥水性繊維を含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
Claims (4)
- 前身頃の少なくとも胴周り部を構成する前外装体、及び後身頃の少なくとも胴周り部を構成する後外装体と、
前記前外装体から前記後外装体にわたり取り付けられた、吸収体を含む内装体と、
前外装体の両側部と後外装体の両側部とがそれぞれ接合されたサイドシール部と、
ウエスト開口及び左右一対の脚開口とを備え、
前記前外装体及び前記後外装体は、前記サイドシール部及び前記吸収体を有する前後方向範囲に、幅方向中央部に設けられた非伸縮領域と、この非伸縮領域によって幅方向両側に分割されたウエスト下方伸縮領域とを有しており、
前記ウエスト下方伸縮領域はウエスト下方弾性部材を内蔵するとともに、前記ウエスト下方弾性部材とともに幅方向に収縮しており、かつ前記ウエスト下方弾性部材とともに幅方向に伸長可能であり、
前記内装体の両側部には、前記吸収体よりも側方に延び出たサイドフラップが、前記前外装体から前記後外装体まで前後方向に延びており、
前記サイドフラップは、前記前外装体と重なる部分から前記後外装体と重なる部分まで、前後方向に弾性伸縮するサイド伸縮領域を有しており、
前記サイド伸縮領域は、幅方向に間隔を空けて複数本設けられた細長状のサイド弾性部材を内蔵するとともに、前記サイド弾性部材とともに前後方向に収縮しており、かつ前記サイド弾性部材とともに前後方向に伸長可能である、
パンツタイプ使い捨て着用物品において;
前記前外装体及び前記後外装体のうち少なくとも一方の外装体では、
前記内装体を接合する内外接合部が、前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、左右の前記サイド伸縮領域にわたり設けられており、
前記ウエスト下方伸縮領域を有する前後方向の位置まで、前記サイド伸縮領域がウエスト開口側に延びており、かつ
前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、前記ウエスト下方伸縮領域における幅方向の内側の縁は、前記サイド伸縮領域よりも幅方向の外側に位置しており、
最も幅方向の外側に位置する前記サイド弾性部材は、前記サイドフラップの側縁から幅方向の内側に離間しており、
前記内外接合部の側縁は、前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、最も幅方向の外側に位置する前記サイド弾性部材と前記サイドフラップの側縁との間に位置しているとともに、
前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、幅方向における前記サイド伸縮領域と前記ウエスト下方伸縮領域との間隔は10mm以下であり、
前記サイドフラップは、二層重なった状態のシート層が前記サイドフラップの表側から前記サイドフラップの側縁で折り返されて前記サイドフラップの裏側に至るように延びてなる二重の折り返しシート層を有しており、
外部に位置する前記折り返しシート層のうち折り位置を境として表側の部分と、内部に位置する前記折り返しシート層のうち折り位置を境として表側の部分との間に、前記サイド弾性部材が固定されており、
内部に位置する前記折り返しシート層のうち折り位置を境として表側の部分と、その裏側に隣接する部材とが接合されていないことにより、前記サイドフラップに中空部が形成されており、
前記中空部は、前記サイドフラップの側縁から、最も幅方向の中央側に位置する前記サイド弾性部材よりも幅方向の中央側にわたる幅で、前記内装体の前後方向の全体にわたり前後方向に続いている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨て着用物品。 - 前記ウエスト下方伸縮領域及び前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲では、前記ウエスト下方伸縮領域は、最も幅方向の外側に位置する前記サイド弾性部材と前記サイドフラップの側縁との間まで延びており、
前記ウエスト下方弾性部材は、前後方向に3~8mmの間隔を空けて5~30本設けられており、
前記ウエスト下方伸縮領域における前記サイド伸縮領域を有する前後方向の範囲外では、前記ウエスト下方弾性部材の全てが、最も幅方向の内側に位置する前記サイド弾性部材よりも幅方向の内側まで延びている、
請求項1記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。 - 前記少なくとも一方の外装体は後外装体を含む、
請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。 - 前記内外接合部の幅方向中央側の縁が、前記ウエスト開口側から股間側に向かうにつれて、段階的又は連続的に、幅方向の外側に位置するように延びている、
請求項1~3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。
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